たこ八@お宝発見

  • 2010.03.12 Friday
  • 08:01

たこ八@お宝発見

 先週の水曜日は東京行きで行けなかった「たこ八」さんです。
実は東京から帰りの電車に乗っている時、私の携帯に電話が入りました。
もちろん車内ですから出ることはできません。
後で見てみると留守電が入っていました。

 掛けてきたのはたこ八さんにいた、Oちゃんでして
「今たこ八です。待っているので大至急来てください」
喜んで駆け付けたいところではありますが、列車の進みは遅く静岡駅に着くのは10時過ぎですから、まず無理ですね。
返事を返そうにも列車の中ですからできません。
結局そのままでしたが、はたしてどうなったのか気になります。

 「こんばんは」
今日は冷え込んでいることもあって、お客さんの入りはボチボチですね。
入り口近くには二十歳ぐらいの若い男性3人組がちょうど入ってきたところのようでした。
このグループは「静岡おでん」は初めてのようで、興味半分で入ってきたようです。
珍しいことに、三人ともお酒を飲まずウーロン茶でおでんを食べていました。
しかも若いせいかかなりのハイペースで食べています。

 オカアサンにご無沙汰の挨拶をすると、水曜日の件を話してくれました。
Oちゃんは、Rチャンにも呼び出しを掛けたそうですが、結局期待外れで寂しく帰っていったということです。
まあ人生思い通りに行かないことも間々あります。


 そんな話をオカアサンからお聞きしながら、ビールのグラスを傾けていると、珍しいものを見せていただきました。
オカアサンのお話によると、大陸から帰ってきた「1円銀貨」なんだそうです。
手に持たせていただくと、ずっしりと重いですね。
明治時代のものですからもう100年の歴史があります。
銀貨をサカナに、オカアサンと話が弾みます。

 すぐにジンちゃんが入ってきましたが、今日はどうも元気がない様子です。
風邪気味なのか、精神的なものかは不明ですが、とりあえず慰めておきましょうか。
続いて、美人人妻のRチャンも入ってきたので水曜日の話をお聞きします。
「Oちゃんから電話が掛かってきたけど、他のお店にいて来られなかったの」
振られたOちゃんは、それでも未練去りがたく9時過ぎまで待っていたそうですが、残念でした。
次はおつき合いするからね。

 今日は月曜日なのでお店も暇ですね。
オカアサンも手持ち無沙汰なようで、色々と変わったつまみを出してくれます。
これは山芋の醤油漬けです。
酒飲みにはこういうはっきりした味がいいですね。

 ジンちゃんの携帯が鳴って、どうやらメールが入った様子です。
「シンチャンから」
「たこ八空いているかって」
お店の確認を常連さんにしてもらうというのも、彼らしいです。
いやはやいろんなお客さんがいるもんです。

 今日は珍しく話がまとまって、ジンちゃんを慰めようとたこ八さんの後でカラオケに繰り込むことになりました。
実はそこで不思議な偶然がありました。
何年ぶりかでたまたま、「何も言えなくて・・・夏」を歌ったんですが、翌日に例の事件でボーカルが逮捕されたんですね。
偶然とはいえ複雑な思いがします。
薬物は絶対にいけません。

小林@シメのつけ麺

  • 2010.03.11 Thursday
  • 08:11

小林@つけめん

 さて、本日の居酒屋探訪はめでたく終了しました。
いつもならばこれですんなりと帰路につくんですが、今日は違います。
このお店「小林」さんには、串煮込みと並んでもう一つの名物があるんです。
2杯目のチューハイも残りわずかなので、そろそろそれを注文しましょう。

 「すいません、つけ麺(580円)お願いします」
そうですこのお店の裏看板はなんと「シメのつけ麺」なんですね。
もちろん今どき居酒屋さんでラーメンを出してくださるお店は珍しくありませんが、このつけ麺にはさらなる秘密があるんです。
期待を胸につけ麺の出来上がりを待ちます。

 「おまちどうさまです」
出てきましたつけ麺です。

 麺は茹で上がりを水でさらしてあり、水を張った丼で出されます。
麺は細麺の縮れ麺で、ほどよい腰があります。
でもそのあたりは同じようなつけ麺がいくらでも見られるでしょう。
しかしここのつけ麺には唯一無二という特長があります。
ラーメン界広しといえども、この「小林」さんのつけ麺の汁はユニークなんです。

 なんとこのラーメンの汁は、「煮込みの汁」が元になっているスープなんです。
もちろん煮込みの汁そのものではありませんが、たぶん半分以上は入っているんではないかと推察されます。
この美味しい煮込みの元になっている汁なんですから、つけ麺が大評判なのもむべなるかな。
さあどんな味か食べてみましょう。

 つけ汁にはチャーシューにメンマ、ノリが入っています。
このどろどろとしたスープは見るからにこってりしていますが、実際は脂っ気はなく不思議に奥深いこくがあります。
モツを煮込んでいる時に出た旨味がじんわりとスープにとけ込んでいるようです。
しかししつこさは微塵もありません。
つけ麺なのでスルスルと口に入って行きます。
なるほどこれは名物になるはずだなあ。

 量もほどよく、飲んだ後のシメとしてはぴったりです。
常連さんは皆さんこれをいただくという評判は間違いない事実でしょう。
サクサクッと完食して一息ついていますと。
「スープで割りましょうか?」
奥さんが声を掛けてくれました。
なんとここでは「スープ割り」もしていただけるんですね。
つけ麺だけではなく「ラーメン」もメニューにあるので、そのスープで付け汁を割ってくれるんです。

 喜んで器を差し出すと、すぐにスープ割りにしてくれました。
スープで割ると、煮込みの味がさらに引き立つような気がします。
つけ麺で少し冷えてきましたが、最後のスープ割りでお腹も暖まって大満足のフィニッシュです。

 モツ煮込みの汁でいただくつけ麺、いやあ美味しかったなあ。
なお、このつけ麺が大評判になってしまったため、最近では「つけ麺」だけを食べに来るお客さんがいらっしゃるそうです。
お店としてはやっぱり居酒屋さんですから、お酒と煮込みも合わせて楽しんでいただきたいというのが正直な思いでしょう。
美味しい「串煮込み」を堪能してからの「シメのつけ麺」でこそ美味しさもひときわ増すというものです。

 本日の東京ツアーはこれにて一件落着です。

小林@町屋

  • 2010.03.10 Wednesday
  • 07:55

小林@町屋

 さて、田町を出て山手線で日暮里の駅まで進みます。
ここから京成線に乗り換えて、目指すは「町屋」の駅です。
いつものことですが簡単な道のりの割には時間が掛かり、町屋駅に着いたのは4時半ぐらいでした。

 目指すお店の開店時刻は午後5時ですから、まだ間があります。
そこでかねてリサーチしておいたお店に向かうことにしました。
そのお店は「信八屋」さんといって、美味しいたこ焼きが食べられると評判なんだそうです。
さっそく地図を頼りにお店を探します。

 ところが運というものは悪いもので、なんとかたどり着いたお店は閉まっていました。

 シャッターに張り紙が一つあって、三月下旬までお休みといいますからがっかりです。
これも日ごろの行いが悪いせいだと諦めてお目当てのお店に戻ります。
ところが早く着こうとして道を一つ稼いだのが大間違いの元でした。
何といっても本日はすでに三軒回っていますから、思考回路も破綻をきたしています。
余裕で開店に間に合うはずが、すっかり遅刻してしまいました。

 それでも数分遅れでお店の前に着きました。
今日のシメは「小林」さんという老舗の居酒屋です。

 茄子紺の鮮やかな暖簾に、「もつ焼き」と書いてある通り、もつ焼きの名店として名高いお店です。
さっそく中にはいることにします。

 「いらしゃいませ」
30代ぐらいのご主人と奥さんが出迎えてくれました。
意外にも幕開けは空いていて、私が初客でした。
お店は入り口から入って右手が調理場、それを逆L字形に囲むカウンターです。
そのまん中当たりに座って、まずは「チューハイ(350円)」を」いただきます。

 すぐに出てきたチューハイはプレーンでほどよい濃さです。
そしてお目当ての「串煮込み(5本400円)」を注文します。
この串煮込みは、常連さんになると鍋から好きなものを取るそうですが、私は初心者ですからご主人にお任せですね。

 すぐに「串煮込み」が登場です。
串に刺されたままの煮込みというのは、東京でも珍しいもんですね。
私が食べたお店では、三ノ輪の「弁慶」さんと、門前仲町の「大阪屋」さんしか知りません。
何回も煮込んでいるので、竹串が黒く変わっているのが面白いです。
煮込みの部位は、ハチノス、シロ、ガツ、フワですね。
色々と食べ比べてみるのも楽しいものです。

 すると奥さんが「お通し(200円)」を出してくれました。
今日のお通しはなんとちらし寿司です。
胃袋に少し入れておけば悪酔いしないというおまじないの意味もあるんでしょうね。
一口サイズのちらし寿司は、もちろん今日が桃の節句という謎かけでもあります。
なかなか風流味のあるお店です。

 早い時間帯なのでお客さんは私だけということもあり、店内はリラックスモードです。
扉を開けてそこに入ってきたのは、小学校低学年の女の子でした。
しばらくすると上級生の女の子も帰ってきました。
後でご主人にお伺いしたところ、4人兄弟で一番下が待望のご長男だそうです。
小さな子どもさんがいる家は賑やかで良いものですね。

 チューハイのお代わりをして、のんびりと居酒屋の雰囲気を楽しみます。
そこへ入ってきたのは「焼き鳥お持ち帰り」のお客さんでした。
「焼き鳥、シロをタレで10本お願いします」
「はい、寒いから中で待っていてください」
焼き上がるまでの短期滞在客ですね。
ご主人が焼き鳥を焼く美味しそうな匂いがこちらに漂ってきます。

 私も便乗して焼き鳥をお願いしましょうか。
焼き鳥(5本450円)をタレでいただきます。
組み合わせはカシラ3レバ1タン1でお願いしました。
小振りですがちょうど良い焼きかげんでした。

 居酒屋部門はこれで終了ですが、今回は隠し球があります。
次回、あっと驚くラーメンをご紹介いたしますのでお楽しみに。

やまとや@田町

  • 2010.03.09 Tuesday
  • 07:58

やまとや@田町

 さて、池袋から山手線に乗って目指す駅は田町です。
昼酒天国の池袋ですが、いくら大都会東京とはいえ至る所にその系統のお店があるというわけではありません。
これが静岡ですと、繁華街でも昼からやっている居酒屋はほぼゼロです。
もちろん飲食店で昼間からビールを一杯、というお店はたくさんありますが、酒飲み専門というのは見かけたことがありません。

 そんなお店を求めて放浪してゆくわけですが、ここ田町の駅前にもそんな一店があります。
田町の駅を降りるとそのまん中に一台のワゴンが止められていて、移動販売が大盛況でした。
「鯛プチ」と書いてありますが、東京ではまだまだ鯛焼きが大ブームのようです。
何といっても場所が良いですから大行列も頷けますね。

 鯛焼きやさんを横目に見ながら数歩進むと目の前がお目当ての居酒屋さんです。
「やまとや」さんは午後3時の開店で、開店からまだ7分しか経っていません。
さっそく中に入りましょう。

 「いらっしゃいませ」
驚いたことに早くも5人ほどの客が入り席がそこそこ埋まっています。
開店直後からのご盛況は、場所が良いのかお店が良いのか、たぶん両方でしょうが大したものです。

 お店はかなり広く、正面が調理場でそこをU字形に囲んだカウンターがメインの立ち飲み席です。
それとは別に左手には小さな丸テーブルを10脚ほど配したスペースがあって、そこではグループでの立ち飲みが楽しめるようになっています。
そちらの壁には銭湯によく書いてあるような富士山のペンキ絵が大きく目を引きます。

 「お飲物は?」
「バイスサワー(300円)お願いします」
たまには変わったものを注文してみましょうか。
バイスサワーとは、ショーチューをバイス(シソ)風味のソーダで割ったものです。
甘みを抑えた飲み口はスッキリしていて良いものですね。
ほんのり紫色のバイスサワーは新鮮で美味しいです。
ここもキャッシュオンデリバリーで、銘々用のザルに千円札を乗せておくとそれを取ってお釣りの700円を置いてくれました。

 つまみには雑誌に出ていた「レバ刺し(400円)」を注文しましたが
「上レバーになります」
「軽く炙ったものですが、中はジューシーです」
何か生のままで出すには不都合でもあったのか、変更されていました。

 メニューを見ますが、立ち飲みにもかかわらず意外に高めのお値段になっています。
焼き鳥は1本150円からですから、へたをすると普通の居酒屋さんよりも割高ですね。
お客さんの中には外人さんもいらっしゃって、なるほど都会なんだと感じさせますね。
お店の飾りには、最近流行のレトロな看板が勢揃いです。
「ヱスビーカレー」「キリンビール」「最上醤油」「南海足袋」「金鳥」などなどで、これも外人さんには珍しいのかもしれません。

 「上レバーです」
出てきたのは串に刺したレバ刺しです。
表面だけ軽く炙って、ゴマ油に塩を振り刻み葱を散らしてあります。
一口いただきますと、半生のレバーの甘みが口の中に広がります。

 しかしこれは塩加減がきつすぎますね。
塩の利きすぎでして実に塩っぱいです。
まあそのおかげでいいつまみにはなりますが、レバーの持ち味が消えてしまいますね。
今回のお目当てはこの変わったレバ刺しだったんですが、どうも肩すかしだったようです。

 店員さんはそろいで黒の長袖Tシャツに手ぬぐいのずきんを被り、きりっとしていて気持ちが良いです。
天井には飾りでもあるんでしょうが、珍しい回転式の大型扇風機が付いています。
このレトロな雰囲気だけでも十分に良いつまみになるので退屈しません。

 バイスサワーが空いて、お代わりはプレーンの「チューハイ(280円)」にしました。
グラスにたっぷりと入っているのが嬉しいです。
これは少し濃いめに感じました。
お客さんもだんだんに増えてきて厨房は忙しくなってきています。
寒いせいかおでんの注文が多く、小皿に取ったおでんにカラシを一つずつ付けているのが面白いです。

 そこへ入ってきたサラリーマンらしき3人組ですが、
「後から来るから」とテーブル席の一角を占領してしまいました。
まだテーブル席はガラガラなんですが、これはマナー違反です。
立ち飲みですから席の確保は厳禁。
お互いに譲り合って和気あいあいと飲みたいものですね。
それにしてもまだ3時半ですが、早じまいの会社もあるようで羨ましいです。

 さっと入ってきて30分ぐらいでつまみをひと品とお酒を2杯。
そのまますうっと帰って行く。
そんな手慣れたお客さんも多いようで、お店の回転は良好です。
この不景気の世の中ですが、活気のある居酒屋さんは良いものですね。

 「ごちそうさま」
私も30分ほどの滞在にお別れを告げることにしました。

小島@池袋

  • 2010.03.08 Monday
  • 08:18

小島@池袋

 「帆立屋」さんを出て、池袋駅の反対側に回ります。
ほろ酔いかげんで田舎者の大都会見学としゃれ込みますが、本当に都会は人間が多いです。
チューハイよりも人混みに酔ってしまいそうなウブなオジサンです。
中には「ひざまくらみみかき」なんていうお店もありますが、君子危うきに近寄らずですね。

 しばらく進んで行くとこんな看板が目に付きました。
というか、このお店を目指して歩いてきたわけなんですが、番地だけで探すのは意外に手間取ります。
「ドリンクスタンド」日本語に訳せば「立ち飲み」 、いや「飲み立ち」ですかね。
お店の前にはベンチにテーブルまで出してあります。
きっと繁盛時分にはここまでお客さんが詰めかけるんでしょうね。
ただいまの時間は午後2時前ですから閑散期らしく、人の気配はありません。

 さっそく中に入りましょう。
「いらっしゃいませー」
出迎えてくれた店員さんは若い女性がお二人でした。
ここは細長いカウンターがメインのお店です。
先客は奥に中年の男性がお一人で、店員さんとお話をしながら飲んでいます。
私はカウンター席のまん中あたりに荷物を置きます。

 このお店は立ち飲みですが、テーブル席が一つだけあって、そこで座り飲みもできるようです。
私はカウンターに向かって立ち飲みですね。
「チューハイ(300円)下さい」
このお店はお酒もつまみも全品300円均一ということです。

 氷を入れたジョッキにショーチューを入れて、サーバーから炭酸を注いでチューハイの出来上がりです。
こちらは先ほどのお店とは違って、ちゃんとした中ジョッキですね。
これなら量もあるしのんびり飲めそうです。

 代金のお支払いは「キャッシュオンデリバリー」です。
カウンターに置いてある竹カゴに千円札を入れておくと、店員さんがそれを取って
「300円です」
お釣りの700円をカゴに返してくれます。
これならお財布の心配をすることもありませんが、気になる方はその都度お支払いしてもかまいません。

 壁には色々とつまみのメニューが書かれています。
あまり手の掛からないものがほとんどで、ここは調理をする場所がないんですね。
レンジでチンするか、オーブンで温めるというのが基本になります。
その中から健康面を考えて、「冷やしトマト(もちろん300円)」をいただきました。

 流石にこれは丸ごとというわけにはいかず、ちゃんと八つに切ってくれました。
「マヨネーズいりますか?」
「ああ、お願いします」
普段は使わないのにこう聞かれると頼んでしまうのが不思議です。
トマトは男らしく粗塩だ、なんて言っていた自分が恥ずかしいです。
これも品物と引き替えに笊から百円硬貨を三枚受け取っていきました。

 トマトをつまみにチューハイをいただきます。
メニューの観察をしますと、酒類はウイスキーから日本酒まで豊富で、さすがは酒屋さんですね。
その中でワインだけは500円と高めになっています。

 面白いのは缶詰のメニューが豊富なことです。
「鯖味噌煮」「鯖水煮」「コンビーフ」変わったものでは瓶詰めの「なめ茸」や、アルミの皿に入ったインスタントの「みそ煮込みうどん」もありました。
瓶詰めの「なめ茸」ひと瓶がそのまま出てくるのか、いいつまみにはなると思いますがね。
目の前には魚肉ソーセージもありますから、これで一杯やるお客さんも多いんでしょうか。
モツ煮、おでん、ホルモン焼き、というのはたぶんパックで温めるだけなんだと思いますが、これは次回のお楽しみです。

 お店のママと思われる女性は用事があるようで外に出て行ってしまいました。
後は若い女性が一人だけになりました。
ところがこの女性、いきなりオーブンでスルメを焼きはじめました。
あたりにスルメの焼ける臭いが充満してきます。
熱ち熱ちとスルメを取り出してしゃぶっています。
おやつ代わりなんでしょうが、微笑ましいところではあります。

 奥の先客さんは常連らしく、挨拶をして静かに帰っていきました。
入れ替わりに入ってきた中年のオジサンは、店員さんのファンらしく彼女にいきなりドリンクを奢っています。
鮮やかなブルーのドリンクで、お酒抜きのブルーハワイですかね。
店員さんはフィリピンの方らしく、片言の日本語ですがここでは十分通じますから問題ないです。

 暇つぶしに眺めているテレビでは、韓国ドラマの放映中です。
毎日見ているんでしょうか、女性はこのドラマのファンのようで、そのお客さんにあれこれ聞くんですが、オジサンは見たことがないらしく答えられるはずもありません。
その噛み合わない会話もまた良いつまみですね。

 ここでお酒のお代わりをいただきます。
今度は変わった物を飲んでみましょうか。
「カティーサークはソーダ割りに出来ますか?」
「はいできます」
「じゃあそれをお願いします」
立ち飲みでカティーが飲めるとは思いませんでしたね。

 「はいどうぞ」
同じく300円のお支払いです。
これで残りは100円玉一枚。
シングルですから薄めのハイボールですが、スッキリしていて美味しいですね。
これで仕上げてお店を後にしました。
好きな時にすんなり帰れるのが、立ち飲みの良さでもあります。

 さあ次は田町ですね。

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