2008.04.05 Saturday
自転車と歩道
少し前の新聞の投書にこんなものがありました。
投稿者は71歳の女性で、「歩道の段差」についての苦情です。
彼女は電動補助式の自転車を愛用している。
そこで車道の端を通行しているのだが、狭い道なので車を避けて乗り入れようと歩道に向きを変えた。
ところが歩道との間には段差があって、転倒してしまったというのです。
歩道と車道との間にある段差は、自転車の通行に不便なので、改善して欲しい旨を、以前にもこの新聞に投稿していたと、彼女は嘆く。
それなのにいっこうに改善されなかったために今回の不幸が起きてしまった、という訴えを綴った投書でした。
かいつまんで話すとこんな内容になります。
事故は幸いに軽度の怪我で済んだそうだが、ご不幸についてはお悔やみ申し上げたい。
さて、この投書には二つの疑問点があると思うのだがどうでしょうか。
まず、道路についてのクレームは新聞社にではなく、直接それを管理する市役所あたりに持っていくべきではないかと思います。
しかもそれが市民の安全に関わる重大なことであれば、なおさらのことでしょう。
どうしても必要であれば、町内の署名を集めて、陳情するなども有効な手段でしょうか。
ところで、以前は歩道を自転車が通行するのは当然でしたが、今では事情が変わってきました。
余りにも自転車が横暴になりすぎて、歩道から閉め出すところも多くなっているようなのです。
市内では「自転車通行禁止」という看板の立った歩道もよく見かけます。
そんな状態では、自転車がたやすく歩道に入れるような工事は、なかなか進まないのかもしれません。
二つ目は、この電動補助自転車というもの、結構危ないものです。
なるほど便利ではありますが、ちゃんと制御できないと、手に余ることになります。
それでなくても判断力の低下しているお年寄りには、注意が必要な乗り物です。
お年寄りといっては失礼かもしれませんが、彼女の場合操作に問題はなかったのでしょうか。
自転車とはいえ、結構なスピードが出るものですから、運転は難しいものがあります。
こう書きますとお年寄りを差別しているように聞こえますが、お年寄りの自転車運転は実に危ない場合があります。
便利になったことが新たな危険を呼ぶ、ということは文明社会では注意すべき事項でしょう。
私も自転車をよく使います。
そして、歩道の段差にも苦労しながら走っています。
そしてこれが苦痛になってきたら潔く引退しようかと、勝手に思っています。
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Comments
はじめまして、いつも読ませていただいてます。
今回のお話と同じような話を父から聞いたことがあります。
父の知人の“自宅の前の道路がいかにひどい状況か”という投書が地元紙に掲載されたところ、役所の人間がすっ飛んで来たそうです。
役所には新聞をチェックする係りでもあるんでしょうか?
Comments
>しの さん
コメントありがとうございます。
よほど有名な方の投書だったんでしょうね。
そういえば以前新聞に投書をした時に、見知らぬ方から賛同のお手紙をいただいて、どうして分かったんだろうかと、驚いたことがありました。
プライバシーというのも、結構いいかげんなものです。
Comments
それは新聞社が住所を教えてしまったということですよね。怖いですね・・・
Comments
見知らぬ人からの突然の手紙はどっきりします。
幸いに、共感と賛同の内容でしたので、安堵しました。
でも、必ずしもそうとは限りませんからね。
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