2008.11.27 Thursday
月光仮面
「月光仮面」と言っても、今どきの若い人たちにはちんぷんかんぷんでしょうが、私たちには懐かしいヒーローです。
今では一家に一台どころか、一人で2台も3台も持っているテレビですが、その創世記に大人気を博したテレビドラマの草分けでもあります。
まあ、もちろん白黒テレビだったんですね。
昔の少年達は、それを見てわくわくドキドキしていたんです。
悪人がのさばって、善良な市民が窮地に陥った時、さあヒーローの出番です。
その出で立ちはと言いますと、白い服に白いタイツ、白いマフラーと白覆面に白手袋、ブーツまで白という白づくめです。
眉間には三日月のマーク、そこに黒いサングラスを掛けて颯爽と登場するんです。
このドラマのテーマと言えば、はっきりとした「勧善懲悪」ですから、まことに分かり易いものです。
悪人は見るからに悪い顔をしているし、善人は優しい顔をしています。
正義が悪を懲らしめる、それが当然のことでありました。
ところで、これはあまり有名ではありませんが、月光仮面にはあるキャッチフレーズがありました。
それはどういうものかと言いますと
“憎むな、殺すな、許しましょう”
なんです。
意外に感じられるのかもしれませんが、さすがは月光仮面。
たとえ悪人といえども、決して殺しはしないんですね。
拳銃を持っている相手に対しては、打ち殺すんではなく、ピストルを狙って弾き飛ばす。
子供向けということもあったんでしょうが、流血のシーンなどは全く無かったように記憶しています。
月光仮面に比べて、今のドラマは簡単に人が殺されてゆくシーンが多いですね。
つい先日も、「カタキを取る」などと言う名目で、物騒な事件が起きました。
「憎しみ」や「怒り」がエネルギーとなって、進歩する方向に進んで行けばいいのですが、陰の方向に進んで行くと、悲惨な結果が待っています。
でも「殺すな」はともかく、「憎むな」は何とかできるでしょうが、「許す」のは難しいですね。
私なぞは、許す前に忘れるほうが早いんですが、それも一つの方便でしょうか。
憎しみや恨みの連鎖によって、長い紛争が生まれるのは歴史が証明しています。
こんな時、キリスト教では神に向かって「許しを請う」のですが、無神論者には無理ですね。
まだまだ月光仮面には、なれません。
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Comments
月光仮面、再放送で観た世代です。
懐かしいですね〜。
最近もスカパーで放映されていました。
大瀬康一主演でしたね。
許しましょう…これは難しいです。
この作品の作者だって死ぬまで森進一を許さなかったし…(笑)
Comments
こんばんは。
昭和33年に始まったので主人は生まれていますね。
ケーブルテレビで再放送をしているので主人が時々見ています。
仮面の忍者赤影やマグマ大使とかも懐かしいと言ってます。
私の世代は魔法使いサリーちゃんかな。
テクマクマヤコン♫
憎しみや怒りを抑えるというのはとても難しいです。
なかなか人間が丸くなりません。
反省ばかりの人生です私。
Comments
>ゴリさん
大人気の「月光仮面」でしたが、ヒーローの真似をして、高いところから飛び降りたりと、怪我をする子供が急増。
親や教育者からのクレームが相次いで、ついに放送は中止になってしまいます。
今見ればなんてことはない格闘シーンなんですが、創生期には斬新だったんですね。
森進一さんも、「おふくろさん」と再会できて、万感の思いでしょうか。
さすがに紅白では歌わないのかな?
Comments
>みぃみ*さん
ご主人様も風呂敷をマント代わりにして、飛び降りた仲間でしょうか。
まだテレビが珍しかった頃、「カラーテレビ」を見せてもらいたくて、ご近所のお金持ちのお家に、子供同士で押し掛けたりしました。
昔はそんなことが当たり前で、のどかな時代でした。
「テクマクマヤコン」
懐かしいですね。
「魔法使いサリーちゃん」の原作者は、「鉄人28号」の横山光輝さんで、少年達はやはり鉄人ファンでしたね。
>憎しみや怒りを抑えるというのはとても難しいです。
全てを抑えることはできませんね。
人間として、あるいは生物として当然の感情ですし、大切なものです。
矛盾しているようですが、自分なりにコントロールできれば、良いのではないかと思います。
人間生きている限り、どこかに悩みが出てきますもの。
「西施捧心」 悩んでいる姿が美しい方もおられますしね。
Comments
どうもです。
先日は楽しかったですね。
さて、タイトルを見て、大阪のラーメン店に行ったのかと思った自分はかなりひねくれているのかもしれません(笑)
さすがにこのヒーローはあまりテレビで見た記憶がないんです。レインボーマンはよく見ましたが。
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> actionscene さん
想像されたのは大阪のラーメン店「月光仮面」でしょうか。
さすがにお詳しいでね。
あっさりとした面持ちで、菊菜に温泉卵というトッピングだったかな。
大阪旅行の時に訪ねてみようかと思っていましたが、閉店(違っていたらご免なさい)されていて行けませんでした。
今度静岡にお越しの節はぜひお声を掛けてくいただきたいと思います。
歩くのは健康に良いですが、ほどほどが大切ですね。
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