静岡ラーメン放浪記

レッドクリフ・パート２

　お待ちかねの「レッド･クリフ後編（パート２）」を、ついに見てきました。
字幕と吹き替え版がありましたが、ここはやっぱり字幕ですね。　
たどり着いたのは静岡オリオン座、午前１０時４５分の開演です。
さすがに平日とあって少ないですが、お客さんはぼちぼち入っています。

　この映画館は席もゆったりとしていて、見やすくいい環境ですね。
照明が落ちてフィルムが回りますが、まずは宣伝。
いつも感じることですが、この宣伝と予告編が長い。
面白いことは面白いんですがもう少し絞っていただければねえ。

　飽きかげんのところにようやく始まりました。
まずは前編のあらすじから。
（うむ、なるほどなるほど）
わずか半年前なのにもう忘れ掛かっているのが、悲しいです。

　今回もお馴染みのエピソードが満載で、見せますねえ。
ただ、いくら演出とはいえ、サッカーの場面は不自然だと思いましたが、まあいいか。
それに前編と同じく戦闘のシーンがこれでもかと続くのは、私の好みではありませんでした。
まあ眼を瞑ってれば良いんですけどね。

　相変わらず、小喬（リン・チーリン）さんは綺麗ですねえ。
今回は重要な役割も果たしていて、露出度は低いですが、演技で見せます。
そして最後がどうなるのかも期待していましたが、あの終わり方は少し期待外れ。
孔明と周瑜が袂を分かつ場面、ハッピーエンドの映画だからこうなるのか。
まあ、三国志演義ではなく「レッド・クリフ」ですから、仕方ありませんか。

　さて、話変わって「風林火山」です。
この映画の中で、小喬と周瑜が語っていました。
甲州武田軍の旗頭にあることで有名な文句です。
「其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如く、侵略すること火の如く、動かざること山の如し」

　これは、孫子第七編の「軍争篇」に書かれているもので、映画中の二人はその兵法書を読んでいたんですね。
単なる美女ではなく、兵法にも熟達しているんですから、曹操が敗退したのも仕方がありませんね。