静岡ラーメン放浪記

まる玉＠両国

　本日のラーメン探訪は、両国までやって来ました。
ちょうど大相撲夏場所が終了した次の月曜日です。
といっても、巡業は名古屋ですからこちらとは関係ないんですがね。

　ところで、行きの東海道線で面白いアナウンスがありました。
場所は忘れましたが、確か戸塚のあたりではなかったかと思います。
電車がホームに止まると
「業務連絡、お客様のご案内をしております」
こんな放送が聞こえてきました。

　珍しいので記憶していたら、不思議なことに次の駅でも同じアナウンスがありました。
めったに聞かないフレーズでしたので妙に気になりました。
帰ってから調べてみると、どうも車いすなどの補助をされるために発車が遅れるという意味らしいです。

　私はどこかで痴漢でも捕まったのかと邪推してしまいました。
こんなところに人柄が出てしまいますね。

　話は戻って、ＪＲ総武線を両国で下車、徒歩でお店を探します。
今回はあっさりとお店を見つけられました。
ちょうど角地にあるお店には、行列が７人並んでいます。

　ただいま１１時５０分。
開店の１１時３０分からちょうど１巡するあたりでしょうか。
列の最後に並んで順番を待ちます。

　幸いに曇り空で雨もなく、１５分ほどでお店に入ることが出来ました
８席ほどのカウンターにテーブル席が一つという狭いお店です。
私はちょうどカウンターの端席に案内されました。
「ご注文は」
「まる玉ラーメン（６５０円）お願いします」

　このお店のラーメンはまる玉ラーメン１本だけで、これに様々なトッピングをするというシステムです。
替え玉も出来るようですが、当然私には無理ですね。
陶器のコップでお冷やを出してくれました。
厨房にご主人の男性と、配膳は女性がお一人。
種類が少ないので、これで十分回ってゆくんでしょうね。

　「おまちどうさまです」
待つほどもなくラーメンが出てきました。
これは綺麗なラーメンですね。
白く濁った「鶏パイタンスープ」に味付けは塩のみです。
麺は細麺のストレート、具は薄めのチャーシュー１枚に珍しい「アオサ」です。
あとはネギが乗っているだけというあっさりとしたラーメンです。

　まずはスープを一口いただきます。
鶏のダシが良く出ていて、美味しいですね。
具材のアオサが、意外に美味しくてビックリしました。
普段からアオサなぞめったに食べませんからどうだろうかとも思っていましたが、これはいけますね。
コラーゲンの舌に巻き付くしつこさを見事に中和してくれます。
なるほどこのスープにはぴったりですね。

　ただし私にはこの麺が合いませんでした。
これは個人的な好みですからどうしようもないですが、茹でかげんがもちゃもちゃしていてどうも違和感があります。
たまたまだったのかもしれませんがそこが気になりました。

　「ごちそうさまです」
お店を出るとまだ行列は続いていて、やはり１０人ほどは並んでいました。

　帰り道で見つけた力士像です。

千代の富士の手形も押してありました。