2010.04.22 Thursday
求めるものと受け入れるもの
求めるものと受け入れるもの
(また雨か)
どうも最近憂鬱ですね。
降り続く雨は人の心まで湿らせてしまいます。
特に今年の春は雨が多いような気がします。
最近のニュースも陰惨なものが目立ちますね。
先日は30歳の引きこもり男性が家族を殺傷するという事件が起きました。
このブログでは悲惨な事件を取り上げることはめったにありませんが、今回は書いてみることにします。
なぜかと言いますと不満をぶつける場所がないからです。
犯人の男性は15年間の引きこもり生活だといいます。
その間一生懸命かばってきたご両親の苦労はいくべきものか、察するにあまりあります。
いつかは立ち直ってくれる、いや普通の暮らしが出来るだろうと辛抱してきた結果ですから、言葉がありません。
トラブルの原因はネットによる借金で、これはもちろん本人の責任ですし、ご両親に何の落ち度もない。
与えられることに慣れきってしまった少年の悲劇なのかもしれません。
彼がネットに依存していたというのはよく分かる気がします。
なぜならネットでの会話は相手に合わせなくても良いからです。
気分が悪ければ逃げ出せばいいから、他人の気持ちは考えなくてもいい。
だから引きこもりになることもなく、表面上の会話が出来ます。
ただ人間同士の会話では陰に隠れた部分が重要になっていることもあります。
同じ言葉を使っていても話す相手によって全く違った意味になることがあります。
それが現実とネットの違いです。
生身の人間との会話が出来ないのにネットでは大丈夫というのは、会話の質が違うからでこれは会話とは本質的に異なるものです。
ネットを解約された腹いせに事件を起こしたと伝えられていますが、不思議なほどに単純な理由です。
彼にとって世界と繋がっているのは仮想世界のネットではなく、現実社会の家族だったはずですが、恨みをそちらに向けてしまった。
書いていてますます暗くなりそうですが、はたしてどんな解決策があるのか全く見えてこないところが恐ろしいです。
ありきたりの言葉しか出ませんが、ご家族が早く回復されて立ち直れますことを切にお祈りいたします。
Trackback URL
http://denkigama.tblog.jp/trackback/247659
- ブログのお引っ越し (05/31)
- 弁慶@紺屋町 (05/30)
- ナカミヤ@さらばレバ刺し (05/29)
- レバ刺し禁止令 (05/28)
- らあめん花月嵐@中華そば竹食堂 (05/27)
- 豚龍@下島
⇒ 電気がま (11/30) - 豚龍@下島
⇒ いし (11/30) - 平成元年のベストテン その2
⇒ 電気がま (10/24) - 平成元年のベストテン その2
⇒ shake-jp (10/23) - 高揚@東中野
⇒ 電気がま (03/31) - 高揚@東中野
⇒ 原口 (03/31) - 天神屋には行かないぞ
⇒ 電気がま (08/10) - 天神屋には行かないぞ
⇒ ママ (08/09) - 三勝そば@川合
⇒ 電気がま (05/20) - 三勝そば@川合
⇒ 電気がま (05/20)
- ルミネtheよしもと@久しぶりで
⇒ https://www.newsbreak.com/news/3264401580966-chang-s-beach-maui-s-hidden-gem-featured-in-maui-now-gu (12/21) - 三好屋平和店@平和
⇒ 瀬名川通信 (03/05) - 駒形石ヶ谷@駒形通
⇒ 瀬名川通信 (01/17) - くさデカに第二美濃屋さんが登場
⇒ 瀬名川通信 (01/14) - みんみん@ワンタンメン
⇒ 瀬名川通信 (11/20) - 天下一@新伝馬
⇒ 瀬名川通信 (10/05) - 自転車はルールを守って
⇒ ごはんとさっかーとぐだぐだと (05/29) - 久松@瀬名川
⇒ 瀬名川通信 (03/07) - 紀尾井@宮ヶ崎町
⇒ 瀬名川通信 (02/01) - 清見そば本店@満員でも
⇒ Fat-Diary (01/18)
- May 2015 (27)
- April 2015 (27)
- March 2015 (26)
- February 2015 (24)
- January 2015 (25)
- December 2014 (27)
- November 2014 (26)
- October 2014 (27)
- September 2014 (27)
- August 2014 (31)
- July 2014 (28)
- June 2014 (26)
- May 2014 (27)
- April 2014 (26)
- March 2014 (26)
- February 2014 (23)
- January 2014 (26)
- December 2013 (27)
- November 2013 (28)
- October 2013 (27)
- September 2013 (27)
- August 2013 (28)
- July 2013 (27)
- June 2013 (24)
- May 2013 (27)
- April 2013 (27)
- March 2013 (26)
- February 2013 (24)
- January 2013 (24)
- December 2012 (27)
- November 2012 (26)
- October 2012 (27)
- September 2012 (25)
- August 2012 (27)
- July 2012 (26)
- June 2012 (26)
- May 2012 (29)
- April 2012 (25)
- March 2012 (27)
- February 2012 (23)
- January 2012 (24)
- December 2011 (27)
- November 2011 (26)
- October 2011 (26)
- September 2011 (26)
- August 2011 (27)
- July 2011 (26)
- June 2011 (26)
- May 2011 (27)
- April 2011 (26)
- March 2011 (14)
- February 2011 (24)
- January 2011 (24)
- December 2010 (27)
- November 2010 (26)
- October 2010 (27)
- September 2010 (26)
- August 2010 (26)
- July 2010 (27)
- June 2010 (26)
- May 2010 (26)
- April 2010 (26)
- March 2010 (27)
- February 2010 (24)
- January 2010 (24)
- December 2009 (27)
- November 2009 (25)
- October 2009 (27)
- September 2009 (26)
- August 2009 (25)
- July 2009 (28)
- June 2009 (22)
- May 2009 (20)
- April 2009 (26)
- March 2009 (26)
- February 2009 (21)
- January 2009 (25)
- December 2008 (26)
- November 2008 (25)
- October 2008 (28)
- September 2008 (26)
- August 2008 (24)
- July 2008 (27)
- June 2008 (25)
- May 2008 (27)
- April 2008 (26)
- March 2008 (23)
- February 2008 (23)
- January 2008 (23)
- December 2007 (23)
- November 2007 (24)
- October 2007 (27)
- September 2007 (21)
- August 2007 (24)
- July 2007 (24)
- June 2007 (25)
- May 2007 (24)
- April 2007 (27)
- March 2007 (27)
- February 2007 (28)
- January 2007 (28)
- December 2006 (27)
- November 2006 (29)
- October 2006 (30)
- September 2006 (29)
- August 2006 (28)
- July 2006 (30)
- June 2006 (29)
- May 2006 (30)
- April 2006 (25)
- March 2006 (11)
- December 2005 (1)
- November 2005 (3)
- October 2005 (3)
- September 2005 (6)
- August 2005 (4)
- July 2005 (4)
- June 2005 (4)
- May 2005 (5)
- April 2005 (4)
- March 2005 (5)
- February 2005 (4)
- January 2005 (2)
- December 2004 (4)
- November 2004 (5)
- August 2004 (1)
Comments
たぶん同じ街の住人として興味深くかつ愉しくいつも拝見しております。
お身内の多いブログなので門外漢がコメを残すことに躊躇していたのですが
強く共感しましたので突然で申し訳ありませんがひとこと残すことにしました。
手を伸ばせば簡単に恋ができ可愛いとアタマを撫でれば尻尾も振る だけど汚い足を持ち上げたら露骨に嫌な顔で追い払う それがバーチャルですよね
愉しいことばっかりじゃない おならもすればウンチもでるそういう全部を引き受ける人間関係が煩わしいのでしょうか
若者が恋をしなくなったと聞きます。
自分のテリトリーに自分の望むときに便利に利用できる恋(バーチャル)に慣れちゃった彼らには生身の人間はもう不必要なんでしょうか?
そういいながらも巷はまだ恋や愛の唄でいっぱいです。
そのことが明るい未来を暗示しているのか過去の郷愁を誘っているのかは
これからの彼らの生き方に委ねられるのかもしれませんね…
Comments
五体満足なのに就労せず父親の収入を管理し勝手に使い
ネット世界のみに身を置いていたのでしょうね。
実家の近所にも母親を奴隷のように使役し中学から不登校で
現在33歳という引きこもり男性がいますがもう救いようがない気がします。
過保護過ぎた母親が悪いと私は単純に思うのですがそう簡単に
原因はわからないですね。
そんな息子なのにいつかはお嫁さんが来るかもしれないからと家を建て替え子供部屋まで作り、就労するかもしれないからと
乗りもしない欲しい車を買い与えた母親はどこまでも愚かな気が
するのですがこれを取り締まる人などいませんから
日本中こんなニートはたくさんいるのでしょうね。
誰からも指図を受けないくせに他人にはやたら厳しく
組織(会社や友達のグループ等)に属した経験もないから
人とまともに付き合ったり会話が出来ないのだと思います。
電気がまさんのおっしゃる通り解決策が見えないのが恐ろしいと
ありますが本当にその通りですね。
ネットという闇の中の恐ろしい問題なのでしょうね。
Comments
↑すみません;;
名前入れるの忘れました。
コメント↑私です(*^_^*)
Comments
>cNo さん
いえいえ、コメントありがとうございます。
ご遠慮なさらずこれからもよろしくお願いいたします。
私は決してネットが悪いと問題視するわけではありませんが、あまりにも自由でありすぎることを憂う一人です。
「ゲーム感覚でやってしまった」
そんな活字を目にすると気が重くなります。
きれいな場所だけを見ていたいというのもいいですが、現実を避けていてはその先に未来が見えてこないのもまた事実だと思います。
私たちもしっかり教えて行かなくてはいけませんね。
Comments
>みぃみ*さん
「君はやれば出来る子なんだよ」
そんな励まし言葉が流行した時代もありました。
実際は、やってみなければ分からないんですが、安易に励ますのもまた逆効果になりかねません。
「創作」や「創造」で使われる「創」という漢字は私の好きな文字の一つですが、本来は「傷」や「傷を付ける」という意味だそうです。
新しいものを生み出すためには、何かを傷つけなくてはいけないのだと勝手に解釈していますが、こじつけでしょうかね。
成功体験の下に隠れた挫折の記憶が、人生をより奥深いものにしてゆく、というのは決して負け惜しみではないと思います。
Post a comment