静岡ラーメン放浪記

アメリカ版大学生物学の教科書
第１巻細胞生物学

　Ｄ・サダヴァ他著

税別本体価格１３００円です。

　内容は、第１章細胞・生命の機能単位から始まります。
ちなみに第２巻は分子遺伝学、第３巻は分子生物学と３分冊になっています。
本書はＭＩＴを初めとするアメリカの各大学で採用されている世界基準の生物学の教科書です。
図書館で何気なく手にとって驚きました。
図解が多く、実に分かりやすい教科書です。

　恥ずかしながら生物は受験科目になかったので、ほとんど勉強していません。
高校生時代に一年ほどかじっただけですから知識はほとんどゼロです。
そこでこの本を手にしたのも何かの縁ですから、少し勉強してみることにしました。
そして読んでみると実に面白いんですね。
生物の基本単位である細胞の形成や仕組みに働きなど、さまざまなことが書かれていて飽きません。

　私の大学時代の教科書なんて、堅苦しくて分かりにくい無味乾燥なものばかりでしたから、まさに目から鱗の気分です。
こんな素晴らしい教科書で勉強できるなんて、アメリカの学生さんは幸せですね。
といっても唯一の難点は読むのに時間が掛かること。
テストがあるわけでもないので暗記はしませんが、乏しい理解力では文章の解読に手間取ります。
何しろ初めて目にする単語が多いですから、これは仕方がありません。
一ページに１５分ほど掛けて読んでいる時もありますから、はたしていつ読み終わる事やら。

　それでもこの本は久しぶりに出会った、価値のある本です。
１３００円は安いと感じますね。
愛蔵版にしたいので本屋さんに走らなくちゃね。