静岡ラーメン放浪記

運の悪い日は

　一昨日の日曜日です。
天気予報は曇り時々雨ですが、午前中は何とか持っていました。
私の場合市内の移動はほとんど自転車ですから、雨降りにはきわめて弱いんです。
今日は午後からの授業なので、何とか保って欲しいと思いつつ正午になります。

　幸いにもまだ雨は降り出しませんから、安心して定刻に家を出ます。
思えばこのあたりですでに緊張を欠いていたのかもしれません。
家から職場までは自転車で１０分ほどですから、雨具は必要ありません。

　家を出て５分ほどのあたりでぽつりぽつりと雨が降ってきました。
とはいえ夏の雨ですから、少しぐらい濡れても問題なく、ずんずん走って行きます。
そのまま進んで行き、職場まであと１分という繁華街の交差点にさしかかりました。

　するとどうでしょう、突然雨足が激しくなってきました。
正面の信号が青に変わって交差点をわたろうとするんですが、あいにく右折するバスが曲がりきれずに立ち往生しています。

　この交差点は少し行った左側に駐車場があって、そこに入る車が延々と渋滞しているという曰く付きの混雑場所なんです。
今日は祝日ですから、交差点の真ん前まで車が列をなしています。
それなのに割り込んだり、頭をムリに突っ込んだりするマナーの悪い車があって、大型のバスは曲がり切れません。

　私はムリに入ろうとすれば行けないことはなかったんですが、弱い自転車ですからムリをせずに信号を１回待ちました。
しかしこな判断が明暗を分けましたね。
わずか１分ほどの間に天候は急変して、それこそバケツをひっくり返したような土砂降りです。

　何とか交差点を通過してあとほんの２０メートルという地点にたどり着きましたが、そこで激しい風と打ち掛かる雨にギブアップ。
庇のある場所で少し待とうと自転車を止めて雨宿りです。
ところがそれがまた大誤算でした。
とんでもない猛烈な風で、庇はあっても防ぎきれずにびしょぬれです。

　そこに５分ほど待機しましたが、いっこうに止まないので少し弱まったぐらいで強行出発しました。
それなら無理しても行くべきでした。
いやあの交差点で捕まらなければ、わずか１分ですがほとんど濡れずに到着できたはずでした。
いやいや、余裕を見ていつもより５分早く家を出ていれば良かった。
反省は尽きませんが、運の悪い時はこんなもんでしょうね。

　さんざんな目に遭わせてくれた土砂降りでしたが、２０分もしたら弱くなり、２時間ですっかり止んでしまいました。
それにしても雨との相性は悪いようです。
前世は雨蛙かな。