2008.04.19 Saturday
静岡新聞はエライ
昨日4月18日付の静岡新聞朝刊、第一面を見て驚いた。
尊敬する将棋棋士九段の広津久雄さんが亡くなられた事についての「大自在」というコラムである。
その中の一行にこう書いてあった。
つい「指し方程度は知っています」と口を滑らせたところ、にこにこ顔で将棋盤を持ち出し、素人相手に「打ってみよう」と言われたときの驚きは忘れもしない。分け隔てのない人だった。穏やかだが、豪放磊落(らいらく)でもあった
自然に見えて、明らかな間違いがある。
通ぶって言うんではないが、どこが間違いか分かるでしょうか。
実は、「打つ」のは囲碁のことであって
将棋は「指す」と言います。
素人ではそこら辺の使い分けは曖昧で、間違えたとしても仕方がない。
しかし大棋士である広津先生がそう言うことは絶対に無い事です。
そこでお節介にも新聞社に指摘のメールを送りました。
昔なら電話や葉書で送るのですが、便利になったものですね。
(しかしまあ、なんとお節介な読者でしょうか)
それを送信したのが8時39分です。
そして返事が来たのが、なんと9時24分。
お詫びの上訂正する旨が、丁寧に書かれていました。
誤りをあらためるにやぶさかでない、しかも迅速。
マスコミとはこういうものであるべきだと、感心しましたね。
それと共にウェブ上の記事も訂正されていました。
比較していただければよく分かると思います。
話は替わりますが、イージス艦の事故も、その後の速やかな対応が望まれました。
それを隠そう、誤魔化そうとするからおかしくなる。
防衛省にも、見習っていただきたい対応です。
過ちて改めざる、是を過ちと謂う。
論語の一節を思い出しました。

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Comments
広津先生の訃報は私も新聞で知りました。
私、昔は奨励会入門を目指す将棋少年でした(誇張しすぎです…)。
夏休みに静岡松坂屋?あたりで大会があったので参加していました。会場で広津先生がいろいろ解説してくれるのをふむふむと聞いていました。
大人になってからは指さなくなった将棋ですが、今晩は久しぶりに駒に触れてみたくなりました。
先生のご冥福をお祈りします。
Comments
>スガピーさん
スガピーさんも将棋少年でしたか。
将棋をする子供、昔は多かったんですが、テレビゲームに押されて激減しましたね。
松坂屋の将棋大会とはお懐かしい。
私も将棋ファンで、実力は高校時代がピークでした。
高校生の時に、奨励会時代の(たぶん)青野先生と駒落ちで指していただいたことがあります。
母校に「将棋同好会」を設立したのが、唯一の成果でした。
そう言えばもう何年も将棋を指していませんね。
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