2008.12.04 Thursday
ひとり呑み
ひとり呑み 大衆酒場の楽しみ
浜田信郎 著
図書館でこの本を発見した時は感動しました。
ついに「居酒屋文化」もメジャーになったんですね。
著者の浜田さんは、「居酒屋礼賛」というブログで有名な方です。
フツーの(でもないか)サラリーマンなのに、飲み歩いたお店の数は、ウン千軒ですから凄い。
それをまとめたブログは充実していて、私も大変なお世話になっています。
何しろ東京の居酒屋を網羅した、壮大なデータベースなんですから素晴らしいです。
さらには単なる訪問記だけではなく、お店の料金やメニューなども詳しく載っていて、まあ居酒屋ファンのバイブルのようなブログです。
その浜田さんが、最近は出版業界にも進出されてきました。
最新の1冊がこれで、今回はお酒に関するコラムもぎっしりと詰められています。
その中からご参考になりそうな部分を、抜き書きしてみます。
これはお酒の酔いに関するお話しです。
お酒の作用は生物の進化とは逆の順に、脳の外側のもっとも人間らしい部分から効いてくるんだそうです。
脳は、外側から大脳小脳、脳幹とあって、外へ行くほど生物として進化した部分です。
まず最初は、大脳のなかでも外側にあたる、新皮質という部分が麻痺します。
この部署は知性や理性を司る部分です。
その内側の大脳旧皮質が、感情などを司っていますので、理性や知性が麻痺してきますと、だんだんと感情的な面が表に出てきます。
たいていの場合はお酒による開放感(発揚作用)ともあいまって、楽しく愉快になっていきます。
この程度の酔いが、いわゆる、ほろ酔い状態です。
酔いが進むにつれて、理性や知性による抑制がますます弱まってきます。
さらに酔いが進んで、旧皮質まで麻痺してくると、感情のコントロールまで効かなくなります。
笑いが止まらなくなったり、やたらと怒ったり、泣き出したりと動物化してくるんですね。
もっと酔いが進んで小脳まで麻痺してくると、運動神経のコントロールができなくなります。
ろれつが回らない。千鳥足になるなどが典型的な現象です。
吐き気がやってくるのもこのあたりだそうです。
いわゆる酩酊状態ですね。
そしてさらに内側にある、海馬までやってくると、ここは記憶の中枢ですから、記憶が無くなるそうです。
ブラックアウトになってしまう、この段階が泥酔状態というわけです。
さて、その麻痺がさらに進むと、最終的には脳幹が麻痺してきます。
ここは呼吸の中枢なので、昏睡状態にいたり、運が悪いとそのまま死に至るそうです。
くれぐれもそうはならないように、ほろ酔い状態で帰るのが一番ですね。
自分のペースというものを覚えておくと、楽しいお酒が飲めるんではないかと思います。
(私が言うと説得力がないですかね)
この本を参考にして、今度はどこのお店に行こうか、嬉しい悩みが湧いてきました。

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Comments
何だか、よく分からないけど、飲み過ぎはいけないってことだね。 気をつけなさいよ、電気がま。
それでは、また……
Comments
>町屋庵さん
>飲み過ぎはいけないってことだね。
>飲み過ぎはいけないってことだね。
>飲み過ぎはいけないってことだね。
分かっちゃいるけど止められない。
それが人間の、人間たる所以でして。
飲み過ぎてくだを巻くと、皆さんに嫌われるからお酒はほどほどにねって、暖かいアドバイスありがとうございました。
Comments
昨日一昨日と懇親会があって、飲みすぎで体が今日もだるいっす...(ーー;)
やっぱ、ほろ酔い程度がいいですね。
と、いつも悔やんでます。 (^_^)v
Comments
>ジンちゃん
いやいや、ジンちゃんの上品な飲みっぷりは、「たこ八」でも評判ですよ。
飲んで騒がず、酔いても乱れず。
これに慢心することなく、お互い「酒品」に磨きをかけましょう。
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