2009.01.26 Monday
人間で良かった
人間で良かった
突然ですが、「人間に生まれて良かった」と思うことってありませんか?
最近生物学の本を読んでつくづくそう思いました。
地球上には様々な生き物がいますが、その生態を見ると実に不思議な生物がいます。
中でも悲惨なのが、「カマキリの雄」です。
そのオスカマキリは子孫を残すために、雌のフェロモンに誘われてふらふらと近づきます。
この時に気をつけないと、えさと間違えられてメスに食べられちゃうんですね。
正面から近づくとガブリとやられてひとたまりもない。
交尾をするのも命がけです。
こっそりと後ろから忍び寄って、めでたく目的を遂げることになります。
しかし悲惨なのはその後で、必死の思いで交尾をした後、精根尽きてふらふらになったオスは何とメスに襲われてあえなく食べられちゃうんです。
産卵を控えたメスの貴重な栄養源になり果てるというのも、オスの悲しい定めです。
その点人間は喰い殺されませんから、幸せなもんです。
え、じわじわ嬲り殺し(なぶりごろし)になっているって?
それはご愁傷様です。
チョウチンアンコウというのも不思議な生物です。
私たちが見かける成魚のチョウチンアンコウは、すべてメスなんだそうです。
じゃあ、オスはどこにいるのかというと、メスの腹部に小さな突起があります。
これがメスに寄生している、チョウチンアンコウのオスなんです。
真っ暗な深海で、これもメスのフェロモンに引き寄せられてきたオスアンコウは、自身の何十倍という大きさのメスに対してどうするのか。
なんとオスは引き寄せられてきたメスのお腹に噛みついて、そこに特殊な酵素を出します。
そうするとあら不思議、噛みついた口からオスの体はメスの体と融合してしまうんだそうです。
その後オスはこの状態のままで、メスとともに一生を終えます。
メスと融合したオスは、自分自身の体を次第に失ってゆき、最後にはメスの体外にぶら下がった精巣の袋と化してしまいます。
メスが産卵する時には、メスの出したホルモンによってこの精巣が放精をすることになります。
大きなメスは、オス1匹では物足りず、何匹ものオスを寄生させている場合もあるそうです。
こうなるとオスとは名ばかりで、単なる生殖の道具と言うところでしょうか。
比べてみますと人間のオスというのは実に恵まれた存在だと言うことがよーく分かります。
皆さん神様に感謝いたしましょう。
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Comments
「用済みのオスはいても邪魔なので処分する」
五月みどりの「かまきり夫人」を思い出しました(笑)
交尾後に食われるオスといえば、蜘蛛なんかもそうだったような…。
ああ、人間でよかった(笑)
Comments
>ゴリさん
「かまきり夫人」、懐かしいですねえ(爆)
人間の場合は、メスの後ろに怖いお兄ちゃんが隠れていて、しっかり食い尽くされたりしますね。
君子危うきに近づかないよう、お互い気をつけましょう。(笑)
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