2009.04.16 Thursday
三十六計
三十六計
南朝宋(そう)の時代の将軍 、檀道済(たんどうさい)は三十六計の計略を使い大活躍しました。
その中でも特に、逃げるのを得意としていたそうです。
この故事に基づいて、十七世紀半ば頃に編纂されたのが「三十六計」という兵法書です。
なお、正確な著者は分かっていないそうです。
その中には現代に通ずる部分もあるように思います。
今日はその中でも有名な戦略を一つご紹介します。
計略の中の、第三十五計に上げられているのが、ご存じ「連環の計」です。
將多く兵衆ければ、以て敵すべからず。
其れをして自ら累れしめ、以て其の勢いを殺ぐ。
師に在りて中す、吉なり、天寵を承くるなり。
敵の将兵が多いときは、まともに敵対してはならない。
敵を自ら疲れさせ、その勢いをそぐようにする。
軍中に在って適切な計謀を使うのは吉であり、其れは天の寵愛を受けることができる。
実はこの計は「三国志演義」での「赤壁の戦い」で使われたといいます。
現在放映中の「レッドクリフ・パート2」でのクライマックスですね。
呉、蜀連合軍の、命を受けた軍師「龐統(ほうとう)」が、偽って近づいた曹操にある策を進言します。
それは水軍に不慣れな戦士の船酔い対策として、また嵐への対策として、船同士を鎖でつなげるというもの。
しかしそれは大きな罠でして、動けなくなった船団は奇襲の焼き討ちにあって、大敗北します。
しかし船を鎖で繋ぐので「連環」というのかというと、本来はそうではないんですね。
魏の軍勢は不慣れな水上戦で困惑していました。
そこに急遽船を鎖で繋ぐ作業が加わり、さらに兵は疲弊します。
そんなところに焼き討ちの奇襲を掛けられては、大敗走も致し方ないところです。
単独の計略で十分な効果が得られないとき、第一次、第二次、第三次と、次々に計謀を繰り出してゆきます。
すると敵は次第に消耗し、そこには仲間割れも生じてきます。
その隙につけ込んで勝利を得ることが、「連環の計」の本質なんですね。

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Comments
こんにちは。
土曜日にナカミヤさんに行ってきました。
風邪をひいていて味がよくわからなかったのですが、友達はおいしいおいしいと言っていました。
妹が好きそうなお店なんで、今度一緒に行ってきます^^
はやく風邪をなおさなければ・・・・・
Comments
>Uka さん
体調が悪いと、味覚も狂ってきますから、美味しい物も十分味わえなくなってつまらないですよね。
ラーメンの味なども、不思議に変わってきます。
やっぱり健康が第一ですね。
お体を大切になされて、早くご回復されることをお祈りいたします。
次回のナカミヤさんは絶品の味になりますように。
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