2009.10.24 Saturday
わかりやすい方が
わかりやすい方がいいけれど 人生は分かりにくい
人生って何だろうと考え追い求めるものではなく、そのままに歩むことが人生。
あまり好きでない言葉に、「自分探しの旅」というやつがあります。
まあ、二十歳ぐらいの若者なら、そんなに文句はありません。
でも、いい年をした大人にこう真顔で言われると、思わず引いてしまいます。
そんなもん探して何になるのか。
たぶん見つからないだろうけれども、見つけたらどうするんだろうかと、不思議な気持ちになりますね。
逆に、見つけてしまうとその先の人生がつまらなくなってしまうということは無いのでしょうか。
見えないからこそ価値があるのであって、見えてしまえばそれはがらくたに変わってしまうのかもしれません。
人生とは恋人のようなものであって、ミステリアスな部分があるからこそ愛おしい。
いくら追いかけてもたどり着けない夜空の星と言っては大げさでしょうが、人間未来は分からなくても過去は分かります。
40年も50年も歩き続けていれば、そろそろ見えてくるものがあるはずです。
それは言葉に出来なくてもかまわないわけでして、もちろん確かめなくてもよろしい。
何も分かるものがすべて正しいとは限りませんし、分かろうとするのが良いとも限らない。
探すんではなく、確認するというのが当てはまっているような気がしますが、さてどうでしょうか。
僕の前に道はない、とおっしゃったのは高村光太郎さんですが、見えないようでいて本人には見えているんだと思います。
遠くかすかに見える光に導かれて、旅を続けてゆくのもまた一つの人生なんでしょう。
ちなみに「たびびと」は旅をする人
「たびにん」は、博徒、香具師など、渡り歩く人の意だそうです。
そういえば「人生旅の途中」という歌がありましたが、なかなか良い歌ですね。

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自分探しの旅?
古いですがディスカバリーインジャパンってCMありましたね
先の見えた自分には
冥途インジャパンですがね
人生先が見える歳になったらオモロないですね
自分はオモロイ゜おっさんやな〜と人から云われながら
テキトーに生きて行けたらな〜と思ってます。
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>なにわじんさん
楽天の監督をお辞めになる野村さんがこんなことを言っています。
財を残すは下
名を残すは中
人を残すは上
一つ付け加えて、
何も残さないのが特上!
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こんにちは。このところ、生きることに関してなかなか奥深いテーマが続き、大変参考になります。
80年代に、韓国で「人生は未完成」という曲がヒットしました。
「人生は未完成 書いている途中でやめる手紙 でも私たちは きれいに書いていかなければならない」
「人生は未完成 描いている途中でやめる絵 でも私たちは 美しく描かなければならない」
「人生は未完成 彫っている途中でやめる彫刻 でも私たちは きれいに彫らなければならない」
などと歌われています。この曲を歌った方は、その後この曲以上のヒット曲を出すことなく、今はどうなさっているのかわかりませんが、この曲は韓国のアチコチで今も聴くことができます。とある駅で、列車接近アナウンス音として使用されているのを聴いたこともあります。
大学生の頃にこの曲を初めて聴いて(もちろん、日本語訳を見ながらの話でしたが)、「たしかに、未完成だからこそ完成させようと頑張って生きてゆくんだよなぁ…」などと思ったものです。
が、当然のように現在も「未完成」のまま…いや、設計図の変更続きの人生なので、私はこれを「人生のサグラダ・ファミリア」(ないしは、「サグラダ・ファミリア的な人生)と呼ぶことにしました。
身の程知らず、甚だしい限りですが…。
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>Yoshibei さん
「人生は未完成」
天才と呼ばれる少年がいて、10代にしてすでに人生を完成させてしまったとしたら、その後の長い人生をどう過ごすのか。
これも辛いなあ。
完成された絵というものは余分な物が描かれていないので、良いのでしょうね。
将棋の駒組みで、最高の理想的な陣形を作ったのにまだ戦いが始まらない。
仕方なく手待ちに動かした駒が大悪手で、堅陣が一気に崩壊してしまう。
それなら何もしない方が良かったと後で後悔しても間に合わない。
そんな対局もよくあるそうです。
画竜点睛を欠くという例えもありますが、私などは「蛇足」を限りなく書き続けているような気がします。
まあ、蛇でなく百足を描いているんだと開き直ってしまいましょうか。
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