静岡ラーメン放浪記

六甲おろしボールペン

　大の「トラキチ」仲間でもあります、「ゴリさん」からすてきなバースディプレゼントをいただきましたのでご紹介します。
届けていただいた包みを開けますと、中からこんなものが飛び出してきました。

「六甲おろしボールペン」です。

　これは何かと申しますと、話は長くなりますが、大阪のＡＢＣ朝日放送で平日の午前にやっている番組があります。
番組のタイトルは、「おはようパーソナリティ　道上洋三です」
メインキャスターの、道上洋三さんは筋金入りの「阪神タイガースファン」です。
番組のコーナーで、タイガースが勝った次の日は必ず「阪神タイガース劇場」という嬉しい話をしてくださるんですが、これがまた面白い。
上映回数は現在第１９回にまで伸びていますが、あと何回聞けるか楽しみです。

　私のような阪神ファンには夢のような番組で、毎日のように聞いています。
とは言っても大阪ですから生のラジオでは聴けず、ネットを通じて配信された録音ですが、それで十分です。
もちろん勝つ時ばかりではありませんが、そんな時の道場さんの傷心ぶりを聞くのもまた楽しみなんですね。
本当に無邪気そのもので阪神ファンを楽しんでいらっしゃる道上さんはファンの鑑ですね。

　さて、その番組ではタイガース勝利の試合の解説をして最後に道上さん自ら「六甲おろし」を歌うんです。
これが番組の名物になっていて、これが聞きたいばかりにチャンネルを合わせるという視聴者が沢山いらっしゃいます。
アシスタントの女性「エミちゃん」の少しばかり調子が外れた声がまた良い感じで、私も楽しみにしています。

　この番組から生まれた、一部阪神ファンだけにウケる流行語もあります。
一昨年までは「久保田劇場」
これは、リリーフエースの久保田投手が、ランナーを出しヒットを打たれながらも何とか抑える様を言い表したものですが、時に悲劇のカーテンが降りることもあります。
決して悪口でないところが道上さんの人徳でしょうか。

　現在流行しつつあるのは新井選手のニックネームです。
道上さんいわく
「犠牲フライの神様！」
これには笑っちゃいますが、本人は真剣らしいです。
新井さん頑張ってね。

　話は元に戻って、その番組の中でお便りが読まれるといただけるのがこの「六甲おろしボールペン」です。
もちろん私は現物を見たこともなく、幻の一品でした。
それがプレゼントされたんですから、まさに狂喜乱舞ですね。

　ボールペンには二つの秘密があります。
まずはこれ。
「道上洋三雄叫び！」

　ボールペンに付いているこの丸いボタン。
丸く道上さんのイラストが描かれています。
目が真っ赤に燃えているのがお分かりでしょうか。
このボタンを押すと、道上さんの雄叫びが響きます。
ボイスは３種類です。
「我らが国歌、六甲おろしだ」
「頑張れ頑張れタイガース、頑張れ頑張れタイガース」
「阪神タイガース優勝、バンザーイ」

　意外に大きな声で思わず驚きますが、何度聞いても良いもんです。
落ち込んでいる時などにはぴったりですね。
みなさんに聞かせてあげられないのが残念です。

　そしてもう一つの秘密が、ボールペンの胴体にある巻物です。
横に付いている金属のバーを引っ張ると、そこから巻物が出てきます。
そこに書かれた文字はもちろん、「我らが国歌、六甲おろし」の歌詞です。
これが三番まで書いてありますから、これで誰でも間違えずに歌うことが出来るというものです。

　もったいなくて字は書けませんが、もちろん普通のボールペンとして使うことも出来ます。
さっそく友人に見せて回りましたが、ユーモアのセンスが乏しい方ばかりで反応はいまいちでした。
まあそんな細かいことは気にしません。
交流戦はいまいち成績が伸びませんが、これからもタイガースの健闘を祈ります。
頑張れ頑張れタイガース！