2010.11.02 Tuesday
テトラパック
テトラパック
テトラパックはノーベルの母国、スウェーデンで生まれた大発明品です。
日本にも「日本テトラパック」という法人があるそうです。
ロール紙の下端を圧着し、そこに牛乳などの液体を注入します。
指定量に達するとこれを90度ねじった向きで下端が圧着されて完成です。
両端がカットされると四面体の商品が完成します。
この優れた点は、最小の包装材で最大限に近い容積が得られるということ。
さらには容器中に空気が入らないため衛生的で、まさにノーベル賞ものの包装システムだと当時絶賛されました。
このテトラパックが日本にお目見えしたのは1956年で、大阪で開かれた第3回国際見本市でした。
日本国内に広く普及したのは1960年代に学校給食に導入されたのが大きいそうです。
1966年に鳥取県で導入されたのを先駆けに、全国へ広がりました。
生産量がピークを迎えたのはさらに7年後の1979年で、13億個以上も生産されたそうです。
しかしその後は減少の一途をたどってゆきます。
2004年に日本酪農協同という会社が使わなくなって、日本からはほぼ姿を消したということです。
なぜ姿を消したのかといいますと、その原因はスーパーやコンビニでの「棚効率」なんだといいます。
現在の紙パックはほとんど全てが積載効率のいい「直方体」です。
しかも同じ200ミリリットル容器でも、より多くを並べることのできる「スリム型」が主流になっているそうです。
テトラパックでは積み重ねることができないので、並べにくいんですね。
自動販売機などでもあつかいにくいし、世の中良いことばかりではありません。
しかも紙パックと違って、ストローが必需品です。
使い終わればしょせんゴミになりますから、分別についても問題があるのかな。
そう言えばこのテトラパックを踏みつぶすと、パーンと大きな音が出るので、喜んで踏みつぶしていた時代もありました。
テトラパックの形を「正四面体」と言いますが、私たちの身の回りにはこの立体はめったに見つかりません。
人に説明するのには、図でも書かないと難しいんですが、このテトラパックが無くなってしまうと例えもできなくなってしまいますから、寂しいです。
懐かしのテトラパック。
どこかにないかなあ。
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ありますよ!
子供たちのコップ入れ、三角バッグとして使われています。
材料・20センチ×40センチのハギレ。
・20センチファスナー。
・綿ロープ10センチ。
布をひろげ、左右10センチおり、中央にファスナーを縫い、
裏返して、下を直線縫い、ファスナー上を持ち上げて、
綿ロープを輪にして中にはさみ、縦に直線縫い。10分で完成です。
お気に入りのハギレで、中のものが出し入れが楽です。
布がうすいと、見た目がただの袋にみえるかも。
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こんにちは。
先日、下川原の田子重で北海道物産展をやっていて
そこで売ってましたよ<三角パックの牛乳
残念ながら紙パックでなく、ポリの半透明でしたが。
いちご牛乳を買いましたが、乳っぽくってなかなか美味しかったです。
北海道展の時にはのぞいてみてくださいね。
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1229154.jpg
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懐かしい形ですねテトラパック。
お菓子の小袋にこの形状を見たことがありますが
飲料では最近そういえば見かけませんね。
>喜んで踏みつぶしていた時代もありました。
静かで冷静なお子様時代かと思っておりました(笑
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>ルルさん
なるほど、正四面体構造がそんなところにも生かされているんですか。
それを考えつかれた方はすばらしいですね。
しかも簡単に作れそうですし。
身の回りを探してみたら、「おつまみ」の乾きものにその形の小分けパックがありました。
まだまだ引退したわけではなさそうです。
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>? さん
申し訳ありませんが、コメントにはネームを入れていただくようお願いします。
私の貧弱なメモリーではどなたなのか想像もつきません。
北海道ではまだテトラパックが生き残っているんですね。
それとも特殊な商品なのでしょうか。
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>みぃみ* さん
我が幼少のみぎりは、「脱脂粉乳」の全盛時代でしたから、踏みつぶそうにも、そのものがありませんでした。
もちろん静かでおとなしく、素直で謙虚な少年時代を送っておりました。
それが高校生にもなりますと、周りは悪いやつばかりでして、純粋な少年もいつの間にか悪の道へと引き込まれてゆきます。
「ええい、ぐれてやるう」
世間の冷たい仕打ちに反抗して、一生懸命テトラパックを踏み潰すのでした。
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