静岡ラーメン放浪記

スガキヤ＠浜松ザザシティ店

　今年二回目の浜松訪問です。
お仕事の前にまずは腹ごしらえと、ラーメン屋さんを捜します。
ところが今日もあいにくの雨模様で、あまり遠くには行きたくありません。
そこで駅近くのザザシティを目指します。
ここには何軒かのラーメン店があったはずです。


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　まずは、「ももたろう」さんを発見しました。
初めてですからこちらにしようかと思って近づくと、残念ながらまだ開店前でした。
５時半の開店だそうですから、今回はパスです。
続いて、ビルの中に向かいます。
広いビルですが浜松では空洞化が進んでいるようで、お客さんの姿はまばらでした。

　そこで地下のフードコートに向かっていくと、懐かしいお店を発見しました。
これはチェーン店の、「スガキヤ」さんです。
まあお腹もそれほど空いていませんから、今日はここにしましょうか。
あれこれとメニューがありましたが、一番安い「ラーメン（２９０円）」にしました。
レシートと呼び出しブザーをもらって、席で待ちます。


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　ラーメンは、普通が２９０円で、肉入りというチャーシューが多いものや、かき玉の入ったものなどがありました。
セットものもあって面白そうです。

　セルフのお冷やを飲みながら待っているとすぐにブザーが鳴ります。
まあ、調理場で作っているのはただ一人の店員さんですから、席から見えるんですが。
窓口まで受け取りに行きます。
何となく学食気分です。


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　こちらがうわさの、「スガキヤラーメン」です。
まことにシンプルです。
極めて薄いチャーシューが一枚にぱらぱらとメンマ、ネギ少々といった風貌で、スッキリしています。
カウンターでコショーを掛けておきます。


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　何と言ってもこのラーメンの特徴はこれです。
スプーンにフォークが付いた、いやその逆でしょうか。
このスプーンはここ「スガキヤ」さんでしか見ることは出来ませんから貴重です。
じつはこのスプーンが使いたかっただけという話もあります。
これは懐かしいなあ。

　麺は細麺の縮れ麺で、可もなく不可もなし。
スープはスガキヤ独特のものです。
遠い昔、スガキヤさんの店舗ではお店ごとにスープを作っていたようで、その周辺には独特の匂いがしました。
テナントが入っているお店はデパートやスーパーみたいなものですが、そのお店の一角にはスガキヤがあるということがすぐに分かるぐらいでした。

　今ではそんなこともなく工場で一括生産しているんでしょうが、このスープの味は変わらないようです。
鶏ガラがメインらしいあっさりとした塩味で、決して美味いとは言い切れませんが、やさしい味ですね。
コッテリとしたラーメンとはひと味違う、安心できるスープです。

　何と言ってもこの値段ですから、学生さんたちには親しまれているんでしょうね。
たまに食べると懐かしくなる味です。
すぐにラーメンは完食してしまい、器を下げに行きます。
「ごちそうさまでした」

　まだ時間は早いので、そのあたりを回ってみますと、気になっていたラーメン店を見つけました。
大通り沿いで前は居酒屋さんだったような気がしますが、移り変わりは激しいですね。
ここもそのうちに寄ってみたいと思っています。


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