2008.04.26 Saturday
物も言い様で
物も言いよで
ラジオで流れていたのですが、新幹線が遅れた時の話。
長らく待たされた乗客に、車内アナウンスが響く。
「列車の遅れが2時間未満の場合は、特急券の払い戻しは出来ません」
これに乗客が怒った。
規則だから仕方がないのだが、言い方が悪い。
「列車の遅れが2時間以上の場合は、特急券を払い戻しいたします」
普通にこれで良い。
ことさらに「出来ない」を強調するから角が立つ。
それでなくても待たされてイライラしているから、しゃくに障るのだ。
この例にとどまらず、日本語は同じ内容でもいろんな言い方がある。
穏やかな言い方もあればぶっきらぼうなのもあり、無神経な場合も多い。
そこにたまたま気分の悪い相手が絡むと、トラブルが起きてしまう。
電車の中で、大股広げて余裕座りのアンチャン。
こいつに席を詰めてもらうことにしても、言い様がある。
「すいません、もう少しだけ詰めて頂けますか」
「どうも申し訳ありません」
これならまあ、どうにかしてくれるだろう。
それを
「何をデカい面して、威ばっとんじゃい!」
「ぼさーっとしとらんで、早よ詰めんかい、このボケっ」
これでは喧嘩を売っているのと同じになる。
肩が触れた触れないで言い合いになるのも、そんな一言から始まる場合が多いようだ。
考えてみると、このネットでの書き込みも、同じ物があることに気が付きました。
本人に悪気が無くても、見方によって解釈が変わってくることがあります。
不特定多数が見る可能性のあるものだからして、注意しなくてはいけないですね。
少なくとも他人やお店の悪口は書かないぐらいのマナーは必要なんだろうとおもいます。
そう言う私も時々悪口を書きますが、それは本人に言ったことを書きます。
直接本人に言うのが筋であって、言えないからネットで書くというのは、マナー違反でしょう。
もちろん個人名を書いたりするのは、言語道断ですね。
「悪かったら消去します」
「消去したからこれで終わり」
これでは書かれたほうはたまらない。
最近の学生たちに流行している「ブロフ」でのトラブルというのも、ここら辺にあるのかもしれません。
殴った方はとうに忘れていても、殴られた方は一生覚えている。
そんなことは結構ありそうです。

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Comments
いつも興味深い文章、日常の参考にさせていただいております。
日本では特に「○○してあげた」的表現を嫌う風潮が強くて、たとえば「お茶を入れました」と言うより「お茶が入りました」と言ったほうが相手に受け入れやすくなるように、能動的表現を避けたほうがコミュニケーションがうまくゆくらしいです。
今回の電気がまさんの文章も、日本的な表現の紹介だと思いました。しかし、最近の大学生などは直接的表現で相手を傷つける者が多いみたいです。そのくせ学年末試験で合格すると「単位を取った」と能動的なことを言い、不合格だと「落とされた」と自然発生的な発想を持つ傾向があります。
Comments
>Yoshibei さん
> そのくせ学年末試験で合格すると「単位を取った」と能>動的なことを言い、不合格だと「落とされた」と自然発生>的な発想を持つ傾向があります。
思わず笑っちゃいました。
本人は当たり前の事として使っているんですが、よく考えてみると可笑しいんですね。
私も日本語の勉強に励まなくては!
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