2008.10.06 Monday
玉乃光酒蔵@八重洲
玉乃光酒蔵@八重洲
さて、東京ともしばしのお別れということで名残は惜しいが、最後のお店を回ることにしました。
ここは便が良いです。
何と言っても東京駅のすぐそば、八重洲地下街の一角にあるんですね。
ここなら電車の待ち合わせに軽く一杯と、気軽に楽しめますね。
とはいうもののこのお店の開業は古く、はや40年の歴史を持つんだそうです。
夕暮れ時にお店に入りますと、すっきりとした造りで、これはささっと飲むには一番ですね。
まだ早い時間とあって、お店は2分ほどの入りでゆったりとしています。
4人掛けと2人掛けのテーブル席がきちんと並んでいて、かなり広い店内には座敷席もあります。
その片隅に陣取り、お目当ての「みぞれ酒(950円)」を2本いただきます。
さっそくのお通しは、イカのマヨネーズ和えで、酒飲み好みの一品ですね。
ここ「玉乃光酒蔵(たまのひかりさかぐら)」は京都伏見の酒元直営店で、はや40年の歴史を持つといいます。
そういえばお店の雰囲気というか風格も、何となく趣があるように感じられてきますね。
さて、お目当ての「霙酒(みぞれしゅ)」がやって来ました。
これは紙パックに入った、300ミリリットルの純米吟醸玉乃光です。
しかし面白いのは、これをガラスのデキャンタにそそぐと、さあっと凍ってきてミゾレ状態になります。
店員さんが素早くて、注ぐ前の写真は撮りそびれましたが、これが注いだあとのものです。
白く濁っているのは、決して濁り酒なんではなく、普通のお酒がシャーベット状になったものです。
ですからこれをお猪口に注ぐと、次第に透明に変わってきます。
どうしてこうなるのかといいますと、いわゆる「過冷却」という現象ですね。
このお酒を特殊な冷蔵庫で、ゆっくりとマイナス15度ぐらいまで冷却します。
その時に注意するのは衝撃を与えないことです。
氷点下以下ではお酒も凍りますが、その時に結晶の中心となる核が必要になります。
まあ何でもきっかけが無いといけないんですね。
それを作らせないように注意して温度を徐々に下げてゆきますと、マイナス15度でも凍らないままになります。
これを「過冷却状態」と言います。
この状態のお酒を、デキャンタに注ぐと、衝撃によって結晶の核が生じ、一気に結晶化して氷になるわけです。
その時に凝固熱が生じますから、温度も上がって、飲みやすくなります。
目の前で繰り広げられる科学ショーは実に面白いですね。
つまみには「カツ煮」をいただきましたが、甘辛く煮込まれたカツはけっこうボリュームがあり、料理の腕も確かなものだと感じました。
どうも皆さんお昼のカレーにやられたようで、この日はお酒が進みませんね。
と言ってもまだ5時半で、いつもならこれから飲み始める時間ですから、仕方ないんですがね。
みぞれ酒を堪能して、「玉乃光酒蔵」を後にしました。
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