2010.09.30 Thursday
魚がし めし処のみ処@静岡駅前
魚がし めし処のみ処@静岡駅横
このお店の前を良く通るんですが、通る時はいつも営業時間外ですので気になっていました。
場所はいいんだか悪いんだか分からないですが、駅ビルのパルシェに入っていますから、とりあえず一等地だと思います。
名前の通り、「魚がし」グループさんが経営されているようです。
ランチタイムはオール500円の定食があってこちらも人気だそうですが、まだ実物を見ていませんので詳細は分かりません。
今回は土曜日の「居酒屋タイム」に出かけてきました。
まずは開店時間の5時に10分ほど前に着きましたので、外見をじっくりと観察します。
壁にはずらりとメニューが張り巡らされています。
居酒屋タイムは「全品300円」なんですね。
これはお財布に優しいお店のようです。
少し時間をつぶして、開店から5分たちました。
秋の日は釣瓶落としとは良く言ったもので、この間にあたりはすっかり暗くなっていますね。
ちょうどお店の中にオバチャンが一人いたので、入っても良いか聞いてみるとオーケーでした。
さあ入ってみますか。
お店は前にL字形のカウンターが8席ほどと、奥にはテーブル席があって意外に広いです。
もちろん私は入り口すぐ前のカウンター端の席に座ります。
オバチャンが黒いペンを持ってきて説明してくれます。
これは王子の「日高」さんと同じ「ペン入力」のシステムですね。
このペン先でメニューをチェックして注文するんですが、私はもう経験済みですから左うちわです。
でも親切なオバチャンはしっかり代わりに入力してくれました。
まずはドリンクで、「氷結レモンチューハイ」です。
見ると市販の缶チューハイをそのまま使っていました。
300円ですから文句はありませんし、かえって安心です。
一番搾りのジョッキに入って、レモンチューハイが出てきました。
さて、つまみですが、オバチャンがしきりに勧めるのは「刺身の三点盛り」です。
入力で「本日のお刺身」をクリックして数量を二にすると、三点盛りの合図だそうです。
つまり三皿が二つ分のお値段だから格安なんですね。
せっかくの親切ですから、もちろんそれを注文しました。
ペン入力にも慣れておかねばいけませんからね。
すると、ペン入力の信号を置け取ったオバチャンは、なにやら電話を掛けています。
どうやら刺身関係はすぐそばの「魚がし寿司」さんで作って持ってくるそうです。
これは期待が持てますね。
しばらくすると白い割烹着を着た若いお兄ちゃんがお皿を持ってきてくれました。
短い距離ですがちゃんとラップを掛けてあります。
それをオバチャンが持ってきてくれましたが、これはびっくりです。
この巨大な切り身を見てください。
鰹にハマチにもう一品はスズキだったか、これで一人前とは信じられません。
600円は安すぎで、もうこれだけで他のつまみはいりません。
特にこの鰹の身が厚いことといったら、たまりませんね。
こんなに分厚いお刺身は本当に久しぶりです。
それにしてもこの盛り具合のボリュームは、この間のお店の二人前を上回るぐらいですから、豪快そのものです。
さっそくワサビ醤油でいただきますが、これは美味しいなあ。
さてお店には他のお客さんもどんどん入ってきます。
カウンターに座ったのは顔なじみの常連さんらしく、オバチャンとも仲良くお話をしています。
男性一人に女性がお二人で、いずれも一人客ですね。
お店の中で持ち込んだトウモロコシを分けているのにはびっくりしましたが、それだけ馴染んでいるんでしょうか。
奥のテーブル席にもお客さんが立て込んできて、オバチャンがヘルプを呼びました。
すぐに駆け付けてきたのは、いかにも料理が上手そうな若いお兄さんです。
これも魚がし寿司さんから来ているんでしょうね。
手際よくテキパキとつまみをこしらえて、颯爽と帰って行きました。
まあ実に見事なものでした。
揚げ物などの簡単なつまみはこちらで作るようですが、ほとんどは既製品を切ったり揚げたりする程度で、お刺身とは大きな違いがあります。
ここへ来たら迷わずお刺身ですね。
さて、これも常連さんらしい年輩の男性が私の横のカウンター席に座りました。
顔なじみなんですから皆さんの隣に座ればいいのにとも思いましたが、まあそれはかまいません。
問題はその方の声がデカすぎることです。
まだお酒も進んでいないのに、実に大きな声で怒鳴りまくっています。
いや普通に話しているのかもしれませんが、私には怒鳴り声に聞こえました。
その大声が私の左耳を直撃します。
何かアタマが痛くなってきました。
もちろん私は初客ですから、常連さんに注文を付けることもできませんのでじっと絶えています。
とりあえずお酒のお代わりは、「ウーロンハイ」をペンでチェックします。
このウーロンハイは、缶ではなくこちらで作ったものでした。
生ビールも300円ですから、こちらも安めのお値段ですね。
すぐにウーロンハイも空いてしまいましたが、お刺身はまだ半分あまりも残っています。
何といっても量がもの凄いですから食べきれるわけがありません。
当然お酒をもう一杯といきたいところでしたが、止まらない大声攻撃には耐えられず、ここでお暇することにします。
そこでせっせとお刺身だけを口に放り込みます。
「お会計をお願いします」
ペンを渡さなくてもそのままでお会計できるシステムになっているようで、すぐにオバチャンが来てくれました。
「1200円です」
きっちりちょうどを渡すと、何か怪訝そうな顔で戻ってきました。
「これ50円玉ですけど」
「これは失礼しました」
百円玉と間違えてしまいました。
このお店明朗会計ですし何しろ安いです。
オバチャンも気に入りましたので、お刺身が食べたくなった時にはまた利用してみようかと思います。
人通りの少ない場所ですが、意外な穴場になりそうです。
でもいまいち飲み足りないなあ。
どうもごちそうさまでした。
2010.09.29 Wednesday
オフ会開催のお知らせ
オフ会開催のお知らせ
毎度「静岡ラーメン放浪記」ご愛読に感謝いたします。
このたび久しぶりに「オフ会」を開催することになりました。
場所は残念ながら「ラーメン屋」さんではなく「居酒屋」さんです。
これも看板に偽りありの証拠としてお許し下さい。
いつもブログにコメントをいただいている方、ご興味のある方誰でもけっこうです。
今回は「ショーチュー無料」という静岡では初めてのシズテムのお店で行いますから、こちらの方もお楽しみいただけるかと思います。
開催日時は、10月11日月曜日の祝日です。
開催時刻は、午後3時または午後5時としますが、皆様のご希望によって決めたいと思います。
時間に都合のある方はぜひご参加いただけるようお願いいたします。
会費は実費ですので、飲み食いしたぶんだけご用意下さい。
もちろん760円でも大丈夫です。
参加してくださる方はぜひ書き込みをお願いいたします。
または、私までメールあるいは直接ご連絡していただければ幸いです。
以下は「おじまる」さんによるお店の情報です。
お店の名前は「居酒屋ちょり」住所は駿河区有東2-11-18
TELは054-283-3822 です。
お休みは木曜日で、月〜水はPM3:00から金〜日はPM5:00からの開店です。
店内はカウンター5席くらいと8人くらいの座敷が一つ、あと二階に20人くらい入れるそうです。
焼酎無料ですが、最初に焼酎無料のエントリーシートに書き込みをして注文となります。
焼酎は芋・麦の二種類でロック・水割りは無料で、お茶割り等は100円です。
そして焼酎無料になるためには指定された料理を一人二品以上頼まなければなりません。
といっても指定された料理は380円からあるので極端な話760円で焼酎無料飲み放題になるんですかね?(まあそんな人はいないんでしょうけど)
まあ流れとしては生ビール(380円)を注文しつつ、エントリーシートに書き込みをして
めいめい二品料理を注文して、焼酎無料に突入といった感じでしょうか。
10杯くらい飲まれるかたはざらにいるという話でした(笑)
2010.09.28 Tuesday
紫禁城@鷹匠
紫禁城@鷹匠
本日の二軒目は、最初のお店から歩いて数分の場所にある「紫禁城」さんに行きました。
美味しい餃子が食べたくなったんですが、さて空いているかな。
時間は6時20分ほどで、まだ宵の口ですが、お店はかなり賑わっていました。
空いている席がいくつかあるんですが、全てに「予約席」の札が掛けてあって、うかつには座れません。
そこに進入した三人組はカウンターの一番端の席に案内されました。
それにしても繁盛されているお店らしく、ひっきりなしにお客さんが入ってきます。
しかし席は予約中、のはずが、札が外されてどんどん座ることができます。
何かよく分からないシステムのようで不思議ですね。
まずはお酒です。
もう二軒目ですから、いきなり紹興酒をボトルでいただくことにしました。
「瓶入り熟成8年以上」
そう書いてあるボトルですが、これはお店で詰め替えたものなのか、よく分かりません。
まあ美味しければそれでけっこうです。
これをロックでいただきます。
グラスは足つきでない方が飲みやすいですが、お店の方が出して下さったので文句は言いません。
これに氷を入れて、紹興酒を注ぎます。
思いっきり邪道的なルックスでして、とても酒飲みのやることとは思えませんが、郷に入らば郷に従うべしです。
とりあえず出てくるお通しはザーサイと落花生だったかな。
こういうのがほどよいですね。
「箸袋」です。
中国餃子専門店ですから、ここではもちろん餃子をいただくことにしました。
これはサラダみたいなものですね。
誰かが注文したのか、あるいはサービスなのか、記憶にありませんが意外にいけました。
焼き餃子です。
本場では水餃子がメインでしょうが、日本人には食べ慣れている焼き餃子が一番です。
皮がモチモチしていてまるで肉まんのようです。
こういうタイプの餃子はなかなかありませんね。
噛むと中からじわっと肉汁が出てきます。
もう一皿は「麻婆豆腐」です。
以前このお店に来た時に、隣の方が美味しそうに食べていたので気になっていた一品です。
ボリュームもありますから一人では食べきれないので、ちょうどいい機会だと注文してみました。
辛さはほどほどで、家庭的な味わいの麻婆豆腐でした。
あいかわらずお店は賑わっていて、こんな通り外れの場所なのに驚きます。
最近鷹匠町界隈はブームになっているんでしょうか。
新しいお店も増えてきて、賑わいが復活したようですね。
さて、せっかくですからもう一品二品いただく心づもりでしたが、友人に急用ができてしまいここで解散となりました。
もう一軒ぐらい開拓してみたいんですが、これは次の機会にしましょう。
お勘定は合わせて4千円ほどと、リーズナブルでした。
次は変わったメニューも試してみたいですね。
2010.09.27 Monday
話食の森@相生町
話食の森@相生町
今日は友人たちとの飲み会です。
日曜日とあってお店を選ぶにも制限がありますが、その中から友人が選んだのはこちらのお店です。
最近できたお店らしいですが、相生町にある、「話食の森」さんです。
もちろん全員が初めてとなるお店ですが、さてどうでしょうか。
入り口は分かりにくいです。
看板がなければ見過ごしてしまいそうなくらいで、細長い造りになっています。
さっそく中に入りましょう。
なお「生ビール100円」というのは平日だけですので、今日は使えませんでした。
入店したのは午後5時で、もちろん他にお客さんはいらっしゃいません。
なんと今日は7時から貸し切りでパーティーがあるため、時間に制限があるということです。
まあ、そんなに長居はしませんから十分でしょう。
そんなわけでカウンターに座ります。
まずは生ビールで乾杯です。
最初の一杯はこれに限りますね。
口取りです。
洒落てはいますが、どうも物足りません。
こういう、ポツンとした枝豆は中途半端な感じがします。
豆腐に揚げた桜エビを散らしたサラダです。
今回はこれが一番気に入りました。
豆腐と桜エビにゴマ油が良くマッチしています。
お刺身の盛り合わせで、二人前です。
店員さんがあれこれと品物を説明してくれますが、あれ、何かおかしいような。
そう、ワサビがありません。
店員さんにそう告げると、あわてて持ってきました。
ところでお店の大きさの割には店員さんが多いように感じましたが、たぶん今日はパーティーがあるからなんでしょう。
その店員さんが慣れていない様子で、料理を運ぶのもぎくしゃくしているように感じました。
まあ、たまたまこの日が特別だったんでしょう。
お酒のお代わりは、「剣菱」を常温と、ぬる燗で一つずついただきました。
次のつまみは、つくねですね。
三人で分けるつもりで店員さんに聞くと、一つでは少ないので二皿ではどうかと言われ、それに従いましたが、よく考えると何かおかしい気がします。
お皿も別でして、わざわざ二皿注文した意味がありません。
味は平凡で、私には「わたみん家」のつくねの方が好みですね。
ぬる燗をもう一杯お代わりして、次のお店に行くことにしました。
どうもごちそうさまでした。
2010.09.25 Saturday
どうなっとるんやい
どうなっとるんやい
本当に今年の秋はどうなっとるんやい。
9月22日の水曜日、静岡市は今年の最高気温で「猛暑日」とは驚きました。
夏ですから30度を超えたらまあ暑い。
33度となればかなりの暑さですが、今年はもう慣れましたからどうってことはない。
しかしこの時期にきて、36.3度の猛暑日まで伸びるとは思いもよりませんでした。
(それにしても今日は暑いなあ)
そう思っていましたが、あとからニュースを聞いて驚きました。
彼岸の中日を目前にしての猛暑日はたぶん初めてでしょうが、地球はいったいどうなってしまうのか不安になります。
この36.3度という気温は平年を9.9度も上回っていると言いますから、とにかく季節外れだということには間違いがありません。
そしてさらに驚くのが、今日24日の寒さです。
涼しいを通り越して寒いぐらいの気温ですから、開いた口が塞がりません。
秋雨前線が一気にやってきて、気温も20度以下に下がってしまいました。
たった一日で気温が20度近く変化したんでは、体調を壊す方も出てくるんでしょう。
皆さん健康には十分お気を付け下さい。
ところで佳境に入ってきたプロ野球も、ナゴヤドームでのサヨナラ負けですっかり熱が冷めました。
まだ可能性は残されるものの、どうやら大勢は決した様子です。
それにしてもナゴヤドームでなぜ勝てないのか。
いかんせん点が取れないんでは好投しているピッチャーに申し訳ないです。
猛虎打線も沈黙するとなかなか火がつきませんね。
気温の低下と一緒に熱気も冷めてしまいました。
本当に世の中どうなっとるんでしょうか。
ようやく最後に一矢報いましたが、時すでに遅しの感があります。
こうなったら異常気象ついでに、いっそ11連勝してみんかい!
2010.09.24 Friday
栄楽@高松
栄楽@高松
静岡市内の未訪店を捜すシリーズです。
今日は登呂遺跡のすぐ近く、高松中学校の前にある中華やさんにやってきました。
以前前を通りかかった時に気が付いて、マークしていたお店で、ようやく訪問がかないました。
日曜日の昼過ぎ、自転車を前に止めてお店に入ります。
カウンターにはビールで酒盛りをしているご近所らしいおじさんたち。
ワイワイと談笑していらっしゃいますが、それを横目に一番端の席に座ります。
年輩のご夫婦で経営されているらしく、調理場も上手くチームワークの取れた段取りの様子です。
さっそく冷水器からお冷やを出してくれます。
注文はシンプルに「ラーメン(450円)」です。
さあどんなラーメンが出てきますか。
桧山が逆転打を放ったスポーツ新聞をじっくり読みながら、出来上がりを待ちます。
「おまちどうさまです」
割り箸を添えたラーメンが出てきました。
具は四角に切ったもも肉のチャーシューが二枚、メンマにワカメです。
麺は細麺のストレートで、ごく普通の物です。
スープはあっさりとした醤油味ですが、ダシがほどよく出ていて悪くありません。
添えてくれた胡椒をかけてさっそくいただきます。
これは昔懐かしいラーメンですね。
ほんわかした昭和のノスタルジーがスープの間から湧いてきました。
面白いのはメンマで、かなり甘めの味付けでした。
こういう甘口のメンマは珍しいと思います。
ボリュームもちゃんとあって、これで450円ですからかなり頑張っているなと言う感じですね。
自転車でなければ私もビールを飲みたい気分でしたが、今回は仕方なくラーメンだけです。
昔はラーメンといえばこういう中華やさんがほとんどでしたが、今ではすっかり少なくなってしまいました。
経営されている方も高齢になって、だんだん少なくなりつつあります。
簡単なつまみにビールを頼んで、シメにあっさりとしたラーメン。
こういうお店が近くにあれば幸せでしょうね。
食べ終わってお会計です。
おじさんたちのグループはまだまだ宴会の真っ最中ですが、ラーメンを注文している方もいましたからそろそろ終盤でしょうか。
外に出るとまだまだ暑い日差しが照りつけていました。
2010.09.23 Thursday
たこ八@番外編
たこ八@番外編
さて9月に入ってのたこ八訪問です。
今月はきちんと毎週月水に顔を出していますが、暑さのせいかお客さんの入りも普段より少なく、そのせいでのんびりと過ごせますね。
お客さんも常連さんが主ですから、気を遣わなくて済みます。
そんなわけで取り立てて記事にすることもありませんので、たまった写真の整理をすることにします。
たこ八さんで珍しい物に出会うと、反射的にカメラを作動させてしまいます。
つい記念に残そうと思ってしまうんですね。
まあ大した物ではありませんが(失礼)中には面白そうな物もあります。
全てがいつでもあるとは限りませんからご注意下さい。
まずは、「タクワン」です。
ここ「たこ八」さんでは「お新香」というメニュー(書いてはありません)がありますが、気が向くとタクワンも出してくれます。
私は二枚もあれば十分です。
これはいつでもありますが、「レンコン焼き」です。
輪切りにしたレンコンを塩胡椒で焼いたものです。
実は私の隠れ好物で、お客さんが少ない時などによく頼んだりします。
一つだけというのも気が引けますから、誰かの注文に便乗するのが一番です。
カリッと焼き上がったレンコンの素朴な味わいがお酒に良く合います。
「茗荷の天ぷら」です。
たこ八の揚げ物は、定番の物もありますが、オカアサンの気分次第でいろいろな変化球が出てきます。
そんな時は見逃さないのが通と言うものです。
今日はふと見るとこんな天ぷらがありました。
揚げ立てホクホクの茗荷はその香りが何とも言えません。
軽く塩を振っていただきましたが、こういう軽い天ぷらはいいですね。
お客さんのお土産がそのまま出てきたりする時もあります。
これは「鮎のフライ」です。
もちろんメニューにもありませんから、よほどの幸運でないとありつけません。
こちらはソースを掛けていただきました。
小骨が多いですが、落ち鮎を味わえるのも限られた期間だけですから貴重です。
なおこれはサービスですからお値段はありません。
こちらは定番商品の厚揚げです。
この厚揚げも私の好物で、味の浸みた物からあっさり目の物まで、いいお酒のアテになりますね。
私は、お味噌をかけていただくことが多いんです。
カラシも大切なお供です。
こちらは珍しく串に刺さっていない軟骨です。
ナンコツには二種類あって、串にさせる方はそれで焼きますが、いわゆる大ナンコツは串に通りにくいため、網で焼いてくれます。
ただしめったに出てこないため見つけられたらラッキーですね。
味付けは塩コショーでシンプルにゴリゴリ感を味わいます。
一日一皿のおつまみ紹介でした。
2010.09.22 Wednesday
銀蔵@朝ラー2
銀蔵@朝ラー2
今日は日曜日、お久しぶりの「朝ラー」をいただくことにしました。
というのも、ランチの外食はいいんですが、朝ご飯の外食というのはめったにできません。
普段の朝食は必ず白いご飯にみそ汁と焼き魚ですから、外食でラーメンという概念すらないんですね。
今日は久しぶりにそんなチャンスを手にして、自転車で「銀蔵」さんに向かいます。
お店に着いたのは7時15分ほど。
心配でしたがチャンとのれんが出ていて一安心です。
さっそく中に入りましょう。
入り口のドアを開けるとカランカランとカウベルが鳴り響きます。
今回もご主人がお一人だけで仕込みの真っ最中でした。
先客はなく、私が一番乗りのようですね。
前回もそうでしたし、朝のお客さんは少ないようですが、仕込みをしながらという感じの営業ですから、別段問題はないようです。
お冷やを出してくれて、今回の注文は
「冷たいの(550円)を一つ」
このお店ではまだ冷やしを食べていませんでしたから、これが気になっていたのです。
ただしこれは普段の営業時間でも食べられるんですが、やはり朝ラーで食べてこそのラーメンですから。
お店は広く、隅のコーナーには漫画の単行本がずらりと並んでいます。
私は読みませんが若い方にはいい暇つぶしになりそうです。
一人ですからすぐに出てきました。
これが「冷やし」です。
ガラスの器が涼しげですね。
具には豚モモのチャーシューが4枚に、メンマとノリです。
麺は平打ちの中太麺ですが、意外に腰がありました。
冷たい麺でシコシコとした食感はのど越しも良く、なかなか良いものです。
この麺はかなり気に入りました。
スープは日本蕎麦を思わせる和風ダシです。
脂っ気はなく、少し酸っぱい味付けですが、適度の濃さでスープはしっかり飲めます。
「お好みでどうぞ」
置いてくれたのは、「練りワサビ」と「紅ショウガ」です。
和風味ですから、胡椒よりもワサビが合いますね。
少し溶かしてみましたが、なんだか蕎麦風味になりました。
紅ショウガは、まあ人好きずきですね。
朝ラーの本場である志太藤枝地区では、熱いラーメンと冷たいラーメンを二杯食べるのが普通だといいますが、小食の私が朝から二杯食べられるわけもなく、この一杯で十分お腹がふくれました。
「冷やしラーメン」ではない「冷たいラーメン」
これはなかなか良いです。
近くにあればもう少し気楽に通えそうですが、それが残念です。
静岡市ではまだまだ馴染みが薄い「朝ラー」ですが、定着に向けて頑張ってもらいたいですね。
2010.09.21 Tuesday
吉野家@牛鍋丼
吉野家@牛鍋丼
大好きだというわけでは無いんですが、たまに牛丼を無性に食いたくなる時があります。
私が学生時代の牛丼は、まだ高級品でしたが、今では安売り合戦の結果ハンバーガーと変わらない値段になりました。
格下だったラーメンとは遙かに差が付いてしまいましたが、逆に言えばお値打ちになったということです。
その牛丼草分けといえばやはり吉野家さんです。
長らく独占してきてはいましたが、今では安売り競争に押されて業績も伸びないんだとか。
株価も数年前に比較すると半値まで落ちています。
でも私にとって「牛丼」といえばやはり吉野家さんのイメージですね。
その吉野家さんが新メニューで、「牛鍋丼(280円)」を始めました。
牛丼の肉を減らしてシラタキと焼き豆腐を加えた丼ですね。
今までありそうでなかった発想はいいですし、100円安くなるのも嬉しいですが、はたしてどんな感じなのか気になりました。
そこでたまの晩餐に、(何か侘びしいですが)飛び込んでみました。
お店は空いていて、席が選び放題ですが、適当な場所に座ります。
長居するお客さんはまずいませんから、回転が速いんですね。
テイクアウトのお客さんが割合に多かったのが不思議でしたが、今日はイベントがあるからでしょうか。
さっそく注文をします。
「牛鍋丼(280円)にビール(400円)」
「並でよろしいですか」
「うん、並で、卵付けてください」
何しろ暑いので喉が渇きます。
吉野家さんでビールというのも乙なものですね。
すぐに牛鍋丼卵付きが出てきました。
こちらはお冷やが付いているんですね。
牛肉は全体の三分の一程度ですが、まあ悪くはありません。
さっそく七味を振りかけていただきます。
いやいや、ビールが先でした。
中瓶で400円ですから、ちょうどぴったりのビールで食前酒にはもってこいです。
ぐぐっと二杯ほどを立て続けにあおって、おもむろに牛鍋丼をかき込みます。
うーん懐かしいお味ですね。
当たり前ですが味付けは懐かしい「吉野家の牛丼」そのものです。
牛肉も意外に多く感じられますから、違和感はありません。
やはりシラタキが多いですが、ヘルシーだと考えれば時代に合っているのかも知れません。
お豆腐だって、健康的ですからね。
紅ショウガをまぶしたりしていただけば、気分は牛丼そのものです。
途中から生卵を混ぜて味の変化を楽しみますが、これも良い感じでした。
不思議なことに、ビールに良く合いました。
あこのアタマだけ頼んで、ビールで一杯やるというのもありですね。
落ち着かないのが欠点ですが、ちょいの間の居酒屋利用もできそうな気がします。
隅っこで本でも読んでいれば十分時間がつぶれますね。
のんびり牛鍋丼を食べていたら、突然急な連絡のメール。
すぐにお店を出なくてはいけなくなりました。
今日はついていないなあ。
あわてて丼の残りをかき込んでお会計です。
思ったよりも美味しい「牛鍋丼」で満足しましたが、次はじっくり味わいたいなあ。
ごちそうさまでした。
2010.09.20 Monday
9月度例会
22年9月度例会
相変わらずの例会報告です。
定刻を5分ほど過ぎての到着でしたが、今日は一番乗りです。
最近は「静岡時間」なのか、皆さんのんびりと出てきますね。
とりあえず一人でビールをいただきます。
口取りは野菜の煮物。
こういう家庭的な一皿が嬉しいです。
定番の餃子。
ボリュームがあるので、3個で十分です。
そうこうしているうちにメンバーも揃ってきて、いつものように会がスタートします。
今日はゲストが登場するようですね。
まずは麻婆茄子です。
独特の味付けが良いですね。
辛味を抑えて、トウチの風味が利いた美味しい麻婆茄子です。
本日一本目のワイン。
スクリューキャップで開けやすいです。
確かオーストラリヤ産だったような気がします。
もう一本。
はっきり味わいが違います。
こちらは焼きそばです。
これがまたワインに合います。
ビーフシチューです。
こうなると赤が欲しくなってきますね。
大きなジャガイモが嬉しいです。
そこで同じ銘柄の赤です。
こちらももう一本。
今日のワインはいずれも個性が強かったですね。
レバニラ炒めも出てきました。
とろみがあって食べやすいです。
最後のワインは甘口で、デザートワインかな。
こちらで仕上げでしょうか。
口直しにフルーツです。
さあこれで終了か。
と思ったら、久しぶりにワンタンが食べたくなって、無理に頼んじゃいました。
やっぱり飲んだ後はワンタンが一番ですね。
今日はこれにて一件落着。
2010.09.18 Saturday
猿騒動
猿騒動
静岡県東部で猿が大暴れしているというニュースが続きます。
それに影響されてか、静岡市でも猿が出没したと報道されて、今や他人事ではありませんね。
老人や女性とはいえ、まだ大人ならば良いですが、子供や乳幼児となると大事ですから注意しなくてはいけませんが、網戸を開けて入ってくるんでは困ります。
人を恐れないところを見ると、飼っていた猿ではないかという指摘があるようですが、早く解決して欲しいものですね。
ところでその「猿」についてのウンチクです。
猿のことを、俗に「エテ公」と呼びますが、それはなぜか。
調べてみますと、これは「忌み言葉」らしいです。
「猿」は「去る」に通じるので、これを嫌ってその代わりに反対の意味である「得手」(得るが変化したんだと思いますが、正確には分かりません)を当てたんだそうです。
そこに「公」という、親しみや軽蔑を込めた単語を加えたんだということです。
この、「公」という言葉も良し悪しで使われますね。
お猿さんを人に例えた言い方なんだと思います。
今の方はあまり使わないんでしょうが、昔は良く耳にしました。
さらに続けますと、猿について良く言われる言葉に
「猿は人よりも毛が三本足りない」という文句があります。
何気なく使っていますが、よく考えると「毛の少ない」のはどう見ても人間の方だと思われますね。
私なんぞはさらに少ない方ですから、猿に対して威張れたもんではありません。
体毛まで入れたら、人間がかなうわけはないでしょう。
そこで調べてみますとどうやら色々な伝説があるそうです。
もちろん例によって、その信憑性は不確かですからそこはお汲みおきください。
昔々のある時に、森の猿たちが集まって、神様にこうお頼みしたそうです。
「どうか私たちを人間にしてください」
しかし、神様はこう言って彼らの頼みを断りました。
「お前たちは人間よりも毛が三本少ないのでダメだ」
猿たちは納得せず、さらに神様に訊ねたと言います。
そこで神様はこう諭しました。
一本目の毛は、「なさけ」(情け)
二本目は、「みわけ」(見分け)
三本目は、「やりとけ」(やり遂げ)
お前たちにはそれがないから、人間にはなれないのだと。
こうしてみると、猿以下の人間もまだまだ多いようですね。
とはいえ、人騒がせなお猿くん、早く捕まって欲しいものです。
2010.09.17 Friday
喜多屋@三杯目
喜多屋@三杯目
さて赤羽最後のシメは、「喜多屋」さんに決めました。
赤羽で立ち飲みの名店といえばもちろん「いこい」さんですがあいにく今日は日曜日ですから「いこい」さんは正午までです。
そこでもう一つの立ち飲み会の雄、「喜多屋」さんにおじゃますることにしました。
この一角はキャバレー街で、色々と怪しげなお店もありますが、この喜多屋さんはもちろん健全なお店です。
さっそく中に入ろうとしますが、このお店入り口は二つあります。
中央を仕切って調理場があり左右にストレートのカウンターが向かい合う造りですから、途中で入れ替わることはできません。
ただいま右側のカウンターはほぼ満員で、左側はガラガラですが、扉に鍵がかかっています。
そこでお店の方に
「5人ですが入れますか」
そう聞くと左の扉を開けてく入れました。
ここは常連席なんでしょうか、
お店の方が外に出て仕込みの真っ最中でした。
ご主人の作っているのはどうも「ジャンボコロッケ(110円)」のようですね。
冷房の効いた室内に入り、めいめい注文を決めます。
このお店は何と言っても安いですから、好きな物を好きなだけいただけます。
こちら側には男女の顔見知りらしいペア客が一組だけでゆったりしていますが、反対側は一人客が主体でほぼ満員でした。
お勘定は後払いですから、その都度伝票に付けています。
私はまず「チューハイ(180円)」ですね。
氷を入れたジョッキにショーチューを注ぎ、栓を抜いた炭酸と一緒に出されます。
シンプルそのものが良いです。
この味付け無しストレートのチューハイは東京のスタンダードでしょうか。
「まぐろブツ(130円)」です。
もちろん小さいですが、お刺身が一皿130円とは涙がこぼれます。
ちゃんとツマに小皿まで付いていますから大した物です。
皆さんでのんびりと立ち飲みムードを味わいます。
「ジャンボコロッケが揚がったよー」
それではこちらでも一ついただきましょうか。
お一ついただきましたが、これはデカいですねえ。
これでも110円ぽっきりですから素晴らしいです。
でも皆さんこれで3軒目ですし、シメの雑炊から逆に回っていますからそれほどお酒は進みませんね。
ということはお店にとってはあまり良いお客さんとは言えないのかも知れません。
まあ日曜日ですからよそ者も進入してくるわけです。
「モツ煮込み(110円)」は定番ですね。
このシンプルさがたまりません。
「お店の写真はお断りしております」
ご主人から声がかかりました。
そうですね、写真を撮るポーズが目に付いたんでしょうが、レンズをお客さんの方に向けるのは御法度です。
皆さんご注意ご注意。
私はもう一杯チューハイをお代わりです。
スッキリしていて何杯でもいただけそうです。
この時点でまだ5時少し前ですが、今回は予定よりも少し早く切り上げることにしました。
この時間なら十分お土産まで購入できますから、安心です。
お会計をすると5人で2千5百円まで行きませんでした。
一人頭500円弱。
まあ安すぎですね。
売り上げに貢献しないで、すいませんでした。
40分ほどの滞在でしたが、深くお辞儀をしてお店に別れを告げたのでした。
バイバイ赤羽、また来ますよ。
2010.09.16 Thursday
丸健水産@二杯目
丸健水産@二杯目
赤羽の二軒目はまるます屋さんのすぐそばにある、「丸健水産」さんに向かいました。
何しろ歩いて1分とかからない場所ですから、今度は迷いません。
ここで「東京おでん」をいただこうというわけです。
といってもこちらは居酒屋さんではなく、おでんやさんですから席はありません。
ただいまの時間は三時半あたりで、通りはそれほど混んでいません。
お店に着きますと正面には大きな鍋が美味しそうな湯気を立てていて、そこにはおでんの種がずらりと並んでいます。
ここは練り物やさんですから、当然加工品が充実しています。
さっそく注文の列に並んで順番を待ちます。
赤いバンダナが素敵な若いご主人が、正確に注文をこなしてゆきます。
お客さんのさばきもしっかりしていて、さすがの貫禄ですね。
まずは先陣を切って私の注文です。
「チューハイ(250円)にハンペンとちくわぶ下さい」
「ハンペンはあとであがった時に渡しますから、他は良いですか」
「じゃ、がんもどきを追加で」
お皿に汁を張って、煮えたおでんをトングで乗せ、カラシを付けて出来上がりです。
「450円です」
現金と引き替えでこのお皿を受け取り、お店の横にあるテーブルに向かいます。
そこには若い男性が二人のんびりとおでんを食べていましたが。
「お兄さんたちそこ空けてあげてね」
ご主人よく見ているようで、二つあるテーブル席のうち半分を空けてくれました。
お店の奥にもあと二脚のテーブルがあって、そこには小さな子供を連れたファミリーが入っています。
親子でおでんというのも楽しそうですね。
テーブルにお皿を置いて缶チューハイを空けます。
もちろん立ち飲みですが、こういうオープンエアーの立ち飲みはあまり見かけませんから、通行人を横目で見ながらの昼酒は良い気分です。
混雑しているようですが回転が速く、大体一人一杯飲めば帰って行きますから、待たされることもありません。
「ハンペンの方どうぞ」
どうやらハンペンが出来上がったようです。
お皿を持ってご主人に渡すと、きちんと残り汁は捨て、熱々のお汁をたっぷり入れたあとでハンペンをのせてくれました。
これで110円を追加します。
静岡おでんには無い「白ハンペン」ですから、こういう機会がないと食べられませんからね。
そんなに好きでもないんですが、ちくわぶと一緒で、つい手が出てしまいます。
あっさりとした薄味のダシで、美味しいおでんですねえ。
まさに「静岡おでん」とは別次元のおでんです。
このお店ではテーブル席以外にも正面の横にあるカウンターで食べることができ、急ぎの方はそちらでお酒を片手におでんをつまんでいます。
中年のオバチャンがコップ酒をチビチビ飲んでいましたが、背中に大人の哀愁が感じられますね。
先ほどの親子連れがおでんの追加を見つくろっています。
小学校低学年ぐらいの子供はあれもこれも食べたそうですが、若いお父さんは嬉しそうにたしなめていました。
でも、そう言いながら全部お皿に取っている様子です。
あきらめ顔のお母さんの表情が面白かったですね。
何しろ敵がおでんですから、熱いですし、量も多い。
のんびりとお話をすることもかなわず、20分ぐらいでお開きになりました。
もちろん長居をするようなお店ではありませんからこれで十分です。
さあ、次に行きましょうか。
2010.09.15 Wednesday
まるます屋@赤羽
まるます屋@赤羽
恒例のラーメン屋さん巡りも無事終了して、居酒屋タイムに突入します。
まずは西武線で池袋まで戻ります。
さて、せっかく池袋まで来たんですから、ここは「ふくろ」さんで口開けをしましょうか。
色々と迷いながらも無事お店にたどり着きました。
しかし残念ながら満員です。
日曜日だから空いているんではないかというかすかな期待も虚しく、そのまま踵を返すことになりました。
さて、どうしましょうか。
このあたりは良く言えば流動的ですが、素直にいえば場当たり的ないいかげんさですね。
池袋駅に戻って、そこから王子駅まで向かいます。
先日行ったばかりの「平澤かまぼこ」さんに寄ってみようというわけなんですが、電車に乗ってみると気が変わりました。
埼京線は赤羽まで行くんですね。
それならこちらから最初に初めて戻ってきた方が分かりやすいです。
最初に予定していたコースは、王子、赤羽の立ち飲み、まるます屋さんでシメというものでしたが、何しろ大繁盛のまるます屋さんですからこちらから進んだ方が安全です。
赤羽の駅で降り、そのまままっすぐにめざす「まるます屋」さんに向かいます。
一階を覗きますと、もう満員でほとんど空席はありません。
そこでオバチャンに
「5人ですが空いてますか」
「二階で聞いてみて、よければ上がって」
さっそく階段を上がって行き係りのオバチャンにうかがいます。
二階も満員に近かったんですが、運のいいことにテーブルが一組だけ空いていました。
皆さん颯爽と繰り込みます。
靴を脱いで、下駄箱に入れ、一番手前のテーブル席に座ります。
二階は大広間になっていて、8人掛けのテーブル席が8脚ほど並んでいます。
ほとんどが地元のお客さんらしく、皆さん慣れた雰囲気ですね。
日曜日とあってか、家族連れや草野球の帰りといったグループがほとんどでした。
まあわざわざ静岡くんだりから昼酒を飲みにやってくるやつはいないよなあ。
まずは全員揃って、「生ビール大」で乾杯です。
つまみには各自が気に入った物を頼んであれこれと分け合います。
こんな時大勢だと色々なものが食べられますから嬉しいですね。
そしてもちろんメインの「スッポン鍋」をお願いしておきました。
ここから先はつまみのオンパレードになりますがご了承下さい。
「鯉の洗い」は酢みそでいただきます。
やはりここの名物ですから外すわけには行きませんね。
「鯨ベーコン」
だって私の大好物ですからごめんなさい。
「グリーンアスパラ」です。
こちらは「牛煮込み」です。
豆腐が大きめですね。
味は甘辛の江戸好みです。
「烏賊の山賊焼き」
これは作り置きかな。
「野菜サラダ」です。
健康のためにも野菜は必需品です。
ここでついにお目当ての「スッポン鍋」が出てきました。
まずは蓋を開けて皆さんにお披露目です。
すぐに蓋を閉じて、ガスコンロに点火、出来上がりを待ちます。
お酒はめいめい追加で、「ジャンボチューハイ」をいただきました。
大瓶のチューハイが出てきてそれを自分でジョッキに注ぎます。
これならいくらでも飲めますね。
でもまだまだお昼過ぎですから、みなさんのんびりとしたペースでした。
「カルシウム」というのは鰻の骨せんべいです。
静岡ではよく見かけますが、こちらでは珍しいんでしょう。
ひょっとしたら静岡から取り寄せているのかも知れません。
さあ、スッポン鍋が煮えてきました。
みんなで取り分けていただきますが、これがまた美味いのなんの。
真夏の鍋というのもまた良いものです。
スッポンの身も柔らかく、ぷるぷるとしたゼラチン質が美味しいですね。
ネギはきちんと焼き目が付けてあって、細かいところにも手を抜いていません。
シラタキはかなり細めでした。
鍋を囲んでわいわい談笑しながら、アルコールが進みます。
1階はぎゅうぎゅうの満員ですが、二階席はゆとりを持って入れているので、のんびりくつろげますね。
ここは団体で入ってもなかなか使えるお店だと新発見しました。
さて、まだまだ居酒屋巡りは続くのですがこのあたりで「中締め」をしておきましょうか。
仲居さんに頼んでお目当ての「雑炊」を作っていただきます。
「スープが足りないので追加しておきますね」
丼に大盛りのご飯と生卵が出てきて、これで雑炊を作ります。
煮えてきたところで火を落とし、卵を回し掛けて出来上がり。
彩りに余っていたパセリを散らしたのは、私のオリジナルです。
何となく美味しそうに見えませんか?
小鉢に取り分けていただきますが、あっさりとした味わい深い雑炊です。
スタートからまだ一時間半で、皆さんまだまだ飲み足りないようですが、とりあえずこちらは終了して次のお店に行きましょうか。
お会計はテーブルでしますが、これだけ飲んで食べてお一人約三千円でした。
まだまだ日は高いですから、次もゆっくり飲みましょうか。
2010.09.14 Tuesday
ラハメンヤマン@江古田
ラハメン ヤマン@江古田
今日はまたまたの団体旅行です。
一人旅も良いですが、何せ鈍行の旅ですから時間がかかります。
そんな時はやはりグループに限りますね。
静岡駅に集合した6人組が勢い込んで鈍行列車に乗りました。
とはいえ熱海駅までは我がテリトリーですから静かにしています。
いつも通りに東京行きに乗り換えて、さあスタートです。
旅のお供には缶ビール。
朝から飲むビールは最高の味です。
おつまみの差し入れもあって、皆さんのんびりとしています。
話していると三時間半はあっという間で、すぐに東京到着です。
乗り換えて池袋に進み、そこからは西武線で江古田まで行きます。
実はこの時点でどんなお店なのか全く知らないんです。
本日のナビゲーターが案内するお店へと、暑いさなかの道を歩いて行きます。
目指すお店を発見しました。
とてもラーメン屋さんとは思えない変わった造りですね。
前に翻っているのはジャマイカの国旗かな。
ただいまの時間は日曜日の12時半少し前です。
少し待ちましたが幸いに6人全員が座れました。
お店はカウンターのみの9席ですから、運が良かったですね。
「ラハメン ヤマン」
何語なのか分かりませんがとにかく変わったお店であることは間違いないようで、お店の中にはレゲエの音楽が流れていますし、店員さんはドレッドヘアーです。
いや、もちろん日本語が通じますし、日本人です。
まずはメニューを見ましょう。
意外にオーソドックスなメニューです。
ここでは「ラーメン」が「らはめん」なんですね。
注文はやはりその「らはめん(650円)」にしました。
色々と変わったメニューもあるようです。
お店の内装もお洒落ですし、現代的なラーメン屋さんなのでしょうか。
おやカウンターにに変わった物を発見しました。
これが有名な「デス」ですか。
うわさには聞きましたが、私はまだ使ったことがありません。
この機会に試してみようかな。
(激辛の香辛料です)
ラーメンは丁寧に作っているようで、かなり時間がかかりました。
麺も中太麺なので茹で上がりに時間がかかるんでしょう。
さてどんなラーメンが出てくるのかな。
「おまちどうさまです」
なんと正統派のきちんとした風貌です。
具には、大ぶりのチャーシューが一枚に、しっかりと味付けされたメンマ、青菜にノリです。
麺は中太のストレートで腰もあります。
スープが思いっきり和風でびっくりしました。
だってこのシチュエーションですから、豚骨ギトギトを想像しますね。
こくのある醤油味で、思いっきりのストレートでした。
このスープはいけますね。
すぐにコショーをいれましたが、これにも合いますね。
スルスル食べられる美味しいラーメンです。
さて、残りが三分の一ぐらいになって決断のチャンスタイムです。
例の「デスソース」を数滴垂らします。
正直なめてました。
ほんの少しですから大したことはないだろうと。
いや、凄いです。
一口二口目でガツンと来ましたね。
これは控えめでよかった。
汗がじんわりと噴き出してきました。
もちろん健康面もありますからスープを全部飲み干すことはありませんが、かなり来てますね。
もし皆さんがこの瓶に遭遇しましたら、ご注意下さいませ。
絶対になめたらいけませんよ。
それでもなんとか片づけてごちそうさまです。
印象に残る美味しいラーメンでした。
外で待っているのが二十歳ぐらいの若い男女7人ほどのグループです。
若い人に人気なのかも知れませんね。
暑い中をじっと待たされるのも大変でしょうが、団体で来るような広いお店ではないですね。
あ、私たちもそうでした。
炎天下で待つ時には帽子か日傘が必需品です。
「ごちそうさまです」
いやあ素敵なラーメンをいただきました。
2010.09.13 Monday
わたみん家@最後の
わたみん家@最後の
もうだいぶ昔のお話ですが、8月一杯の有効期限に押されて、最後の「わたみん家」クーポンを使ってきました。
セコイですが、一人飲みで千円の割引は貧乏人にとって最高のプレゼントです。
そのクーポンだってもともと自分が飲み食いしたぶんの割引ですから何の遠慮もいりません。
まあそんな弁解をしている私が情けないですが、日曜日の一人飲みには便利なんですね。
例によって開店の五時を少しばかり過ぎた時分にお店に着きます。
開店直後とあってお客さんはいませんでした。
店長さんに会釈して、いつもの指定席であるカウンターの角に勝手に座ります。
「瓶ビール下さい」
ここへ来たらまずは瓶ビールです。
いつものお通しです。
初めは美味しかったんですが、最近やけにこの塩っ辛さが気になります。
血圧が高いせいかな。
つまみは迷った末に、初めてとなる「鮮魚おまかせ盛合せ」をいただくことにしました。
定価税込み888円のところを割引で777円。
実にいいかげんな値段の設定ですね。
一人でいただくにはこれで十分です。
さて、出てきました盛り合わせですが、なかなかに豪華です。
飾りが多い気もしますが、まあこんなもんでしょうか。
今回はしっかりとワサビが付いています。
これだけで十分いけます。
やっぱり刺身は居酒屋のつまみとしては最高ですね。
すぐにビールを飲みきって、ホッピーに替えます。
このあたりも代わり映えしませんね。
ショーチューがボトルで入れられればそれで通すんですが、ここのボトル期限は一月ですから、まず無理です。
お店でもキープの管理が面倒なんでしょうね。
というわけでナカのお代わりです。
これできっちり飲みきりました。
濃いめが好きな方は、ナカ3つとか4つなんて行きますが、私は二つが限度だと思います。
ロックと変わりないホッピーではどうもねえ。
これで十分だったんですが、やはりお気に入りのつくねをいただいちゃいました。
あいかわらず旨いですねえ。
これお店の看板で行けそうですが、若い方にはウケないのかなあ。
これでなんとか指定料金の二千円をクリアです。
そうでないとサービス券が使えませんから、メニューの値段を見ていちいち計算しています。
うーん、渋い客です。
お代わりのホッピーもさらっと飲み干して終了です。
50分ほどの滞在時間は、計算通りの二千円少しで済み、無事お会計をします。
帰りに会員カードにスタンプを押してくれましたが、今度行くのはいつになるのかなあ。
「ごちそうさまでした」
2010.09.11 Saturday
古典酒場9
古典酒場9
サンエイムック さんの新刊です。
お馴染みのシリーズも、これで9冊目。
表紙のイメージを一新して、久しぶりの刊行となりました。
お値段は変わらない税込み980円で、構成もほぼ前回と同じ感じです。
東京の居酒屋さんは沢山ありますが、さすがにもう出尽くした感じがあって、マンネリ化は仕方がないですね。
かといって地方の居酒屋さんを入れても馴染みがない方にとっては退屈でしょうから、編集者としても頭が痛いところです。
さっそく読んで研究していますが、本巻ではどうも「提灯持ち」の記事が多いと感じられました。
まん中にドンと出ている漫画など、これでもかと持ち上げすぎると嫌味になります。
何か記事に勢いが無くなっていると思いました。
いわゆる「楽屋落ち」の記事が多いので、毎号読んでいる読者には分かっても一般的には分かりにくそうに思われます。
宣伝が多いのは仕方がないですが、本編との境目が分かりにくいので、チャンとした記事なのか、コマーシャルなのかが曖昧で、信憑性が損なわれている感は否めません。
このあたりが残念ですね。
編集者が、「お酒が飲めて楽しい」と思うのは良いですが、その気持ちが読者に伝わってこないといけません。
常連客には優しいけれど一見さんには厳しい、そんな雑誌に向かいつつあるような気がします。
いつの間にか中身の薄い雑誌になっているように感じましたが、そんな思いが杞憂に変わってくれればいいと次号に期待します。
私個人の希望では、一軒一軒スペースを割いた丁寧な紹介をしてもらいたいですね。
ページ数も半分ぐらいで十分ですから、テーマを絞って独自の切り口を見せて欲しいと思います。
素人がパラパラッとめくって、すくっと目に止まる。
そんな新鮮さのある記事が活性化を呼ぶと思います。
地方の読者は、本屋さんで実物が見れませんからネットで買うことになります。
ブランドの信用も期待外れが続くと無くなってしまいますから次作に注目してみたいと思います。
2010.09.10 Friday
牛太郎@二杯目
牛太郎@武蔵小山
さて、「晩杯屋」さんを出て、目的の「牛太郎」さんにと向かいます。
ただいまの時間は金曜日の午後3時5分ですから、お店の開店にはまだ50分ほどある計算になります。
それにしても気になるのが先ほどのご老人のひと言。
よもやと思ってお店にたどり着きますと、やはりすでに開店していました。
どうやら私の勘違いで、3時からの開店なんですね。
それは仕方がないんですが、驚くことに席はすでに満員で、空きを待っている方がお一人いらっしゃいます。
どうも常連さんらしいですが、そうなると新参者の私は店員さんに聞くわけにも行かず、その方の隣にじっと座って待つことになりました。
でも、スタートしたばかりですから、席が空くはずもなくここはじっと我慢の一手ですね。
このお店は冷房がありませんからかなり暑いですが、皆さん全く問題なく賑やかに飲み食いしています。
これならもう10分だけ早く出ていれば良かったと反省しても後の祭りです。
私の後から来たお客さんは、暖簾をかき分けてそのままお帰りになりましたから、これも分かっているんでしょう。
待つこと25分、ようやくお店の方から声がかかります。
「端でよろしければどうぞ」
ん!空いているんですか。
何と私の前で待っている方はご友人がいるのでその隣が空くまで待っているんですね。
これは一声掛けておけば良かった。
まあ適度の酔い覚ましにはなりましたから、これで良しとしましょうか。
時間つぶしにもなったのですからこれで十分です。
お店はU字形のカウンターのみで、中央が調理場です。
その一番左の端席に座ってようやく一息つきます。
ところでこのお店は何と言っても店員さんに尽きます。
年輩の男性が三人で切り盛りしていますが、メインはお二人です。
お客さんとのコミュニケーションが抜群で、お店の中に笑い声が絶えません。
それにしても週末とはいえ、真っ昼間から皆さんよく飲みますねえ。
いや、人のことは言えませんか。
まずは、「サワー(370円)」に「ガツ酢(110円)」と、「煮込み豆腐(280円)」をいただきます。
ここは煮込みが美味しいんですが、こちらは110円という激安価格です。
他にも「とんちゃん」という甘辛のモツ煮が110円でありますが、まだ煮込みが足りないのでもう少しかかるとお客さんに断っていました。
さっそくサワーが出てきました。
氷を入れたグラスにショーチューが入り、栓を抜いたハイサワーが添えられています。
これを注ぐと完成です。
ちょうどグラスに一杯分のレモンチューハイが完成します。
さてこのお店のカウンターには醤油差しはありますが、割り箸はありません。
ではどうするのかといいますと、割り箸は最初のつまみをいただく時にそのお皿に付けてくれます。
これをうっかり下に落としてしまうとどうなるのかは分かりませんが、たぶんまた出してくださると思います。
賑やかなお店で、お酒のピッチも早くお代わりが相次いでいます。
私の隣のおじいちゃんは、まだ開店から40分だというのにホッピーをお代わりで4杯目です。
これはかなり出来上がっていますね。
まだ陽も高いというのに大丈夫なんでしょうか。
ガツ酢が来たので、こちらも良くかき混ぜていただきます。
これも美味しいですが、なぜ前のお店と同じ物を頼むのか、今考えると能がないですね。
お客さんの注文を見ていると、「厚揚げ(200円)」というのがお値打ちだと感じました。
大きめの厚揚げを六等分してフライパンでこんがりと焼きます。
焼き上がった物に刻み葱をかけて、もう一度焼いたら出来上がりです。
何の変哲もないようですが、旨そうでしたね。
だいぶ時間がかかりましたが、注文の「煮込み豆腐」が出てきました。
何と一人用の鍋に山盛りです。
これは通常の煮込みにたっぷりの豆腐と白菜を入れて煮込んだものです。
このボリュームで280円ですから凄いです。
味付けは煮込みと同じですから、少し薄味になりますので、それは醤油で補います。
量が多すぎて、これは食べきれないぐらいですね。
焼き物は全て一本80円という安さです。
お客さんが「カシラ」と注文を入れると
「脂のあるほうがいいですか?」
なんて聞き返してくれますから良心的です。
変わった注文では、「ピーマンの生」なんて頼んでいる方がいらっしゃいました。
これに味噌を付けて食べるんだそうですが、常連さんでしょうね。
ようやく「トンチャン」が出来上がってきました。
前に注文された方にどんどんお皿が出されてゆきます。
私も頼みたいですが、お腹が一杯で入りませんね。
お酒のお代わりは「黒ホッピー」にしました。
このあたりも代わり映えしませんね。
お店は4時を過ぎるとだんだんに空いてきて、4時半ぐらいになると7割ほどの入りになりました。
開店直後が目茶混みなのに比べると、面白い感じがします。
ショーチューの「白波」をロックでという注文が入りました。
するとグラスを軽くゆすいで冷やし、それをきれいに拭いて再び氷を入れた物を使ってロックに作っていました。
居酒屋さんでも色々と丁寧な仕事をしてくれるのは素晴らしいです。
お客さんが次々と入れ替わりますが、お勘定は皆さん安いのにびっくりします。
ほとんどが千円台ですが、皆さんけっこう飲んでいますからねえ。
私もそろそろ時間になり、お勘定をします。
「1130円です」
座れるまで待ちましたから正味1時間と少しでしたが、お店の雰囲気を十分味あわせていただきました。
まだまだ明るいですが、これで居酒屋探訪は終了です。
次は同窓会ですので、レポートはありません。
会では飲み放題でしたが、もちろんほとんど飲めませんでした。
我ながら非効率的な一日でした。
ああ、反省。
2010.09.09 Thursday
晩杯屋@西小山
晩杯屋@武蔵小山
お店の名前は、「ばんぱいや」と読ませます。
失望の新宿駅を出て、山手線で目黒駅まで来ました。
そこから東急目黒線に乗り換えて、目的地の「武蔵小山」まで進みます。
まだまだ早い時間ですが、次のお店はこちらにあります。
武蔵小山の駅で降りますとなにやら声が聞こえてきました。
どうもすぐ近くにある高校の応援練習のようですが、若い声が私鉄の駅に響いてくるのは面白い光景です。
駅前にある焼き鳥のお店も気になりますが、ここはテイクアウト専門で、アルコールは持ち込み可ですがそこまでして食べたいとも思えません。
まずはもう一つのお店を確認して置いて、2軒目のお店に入ります。
駅のすぐ前ですからすぐに分かりました。
昼の12時から開店しているという立ち飲みのお店、「晩杯屋」さんです。
カウンターだけのL字形のお店で、定員は詰めて8名ほどになるでしょうか。
非常にコンパクトなお店ですが、隣接した隣に少し広い程度の二号店があります。
ただいまは開けていませんが、混んでくるとこちらにもお客さんが入るんでしょうか。
先客は三人で、私はL字の角に席を取ります。
「チューハイ(230円)と煮込み下さい」
「すいません夏場は煮込みはできないんですが」
とりあえずチューハイだけにしました。
今日は煮込みとは縁遠い日になりそうです。
ここはキャッシュオンデリバリーですから、お財布から千円札を出してカウンターに置くと、チューハイと引き替えにお釣りが返されました。
「レバホル(220円)」というのが面白そうなので、これを注文してみました。
さっそく油で何かを揚げています。
小皿に乗って出てきました。
これは味付けしたレバーのフライですね。
独特の味付けがされていて、このままで十分美味しいです。
キャベツにはソースを掛けていただきますが、これは良いつまみですね。
思わずチューハイが進みます。
店員さんは若い男女のお二人で、ただいま仕込みの真っ最中です。
いろんな素材がテキパキと調理や下準備をなされていくのが、見ていて面白いですね。
細ネギを細かくきざんでタッパーに詰めたり、長芋を摺り下ろしたり忙しそうです。
粉末の緑茶を空いたペットボトルに入れて水に溶かしているのは、「緑茶割り」の準備なんでしょうね。
壁には「おつまみをお一人300円以上お願いしております」と張り紙があります。
ということは、まだもう一品頼まなくてはいけませんね。
先客の若い学生らしい二人組は常連らしく、すっかりくつろいでいます。
騒がしくもなくなかなかに良い飲みっぷりでした。
そこで二品目は「ガツ酢(150円)」をいただきました。練りカラシと良く混ぜていただきます。
なお、メニューには「ガッツ酢」と書いてありました。
静岡ではあまり見かけないんですが東京ではわりとポピュラーな一品ですね。
酢が利いていて、美味しいですね。
そこで入ってきたおじいさんはこれも常連さんらしく、トマトハイ(290円)を注文していました。
しかしこれ1杯だけでお帰りですから、常連さんはつまみなしでも良いのでしょう。
「牛太郎に呼ばれて、時間つぶしだよ」
そういっていましたがその声にぴくりと反応しました。
なぜなら次のお店にと考えているのがその「牛太郎」さんなのです。
ただし、お店の開店は午後4時のはずですからまだ1時間以上ありますね。
ドリンクのお代わりは「ホッピー(350円)」で、「まぐろ山かけ(200円)」もいただきましょうか。
つまみはいずれも小振りですが、安いのであれこれいただけて楽しいです。
冷蔵庫は支店の方にあるらしく、裏の方から持ってきてくれました。
さっそくお醤油を掛けていただきます。
肉系統も良いけれど、やはりお魚関係は和みますね。
時間が余っているので、通常のペースよりもゆっくりと飲んでいますが、ようやく3時を過ぎました。
まだ一時間ほど余裕がありますが、先ほどの言葉が妙に引っかかってきて、早めにお店を出ることにしました。
こんな時に前払いは気楽でいいですね。
「どうもごちそうさまでした」
暑い日差しの中を次のお店に向かいます。
2010.09.08 Wednesday
やまと@新宿
やまと@新宿
さて、本日は少し目的が違っていまして、いつもの居酒屋探訪ではありません。
まあ結局は同じようなものですが、最後にイベントが控えているわけなんです。
どういうことかといいますと、大学の研究室の同窓会が久しぶりにあって、それに出席しなくてはいけないんですね。
早い話が、そのために来たということです。
ですからその前に飲み過ぎてはいけません。
かといって喫茶店でコーヒーを飲んで時間をつぶすというのも性に合いませんから、アルコールは摂取します。
でもいつもとは違って、それなりにのんびりと飲むことが求められているわけですね。
とはいえ新しいお店を探すというのも旅の楽しみですから、今回は新宿を歩いてみました。
新宿の駅を降りて、西口を進みます。
思い出横丁あたりには昼間から営業しているお店がいくつかあって、どれも気になります。
こちらにも食指が動きまして歩きながら覗いてみましたが、何となく乗り気がしなくて通り過ぎました。
思えばこの時あたりからツキにかげりが見えてきたような気がします。
初め予定していたお店に入れば良かったなあ。
今日は時間が余り気味になりそうなので、体力の消耗を避けてできるだけ立ち飲みよりも座り飲みのお店でいこうと、今来た道を引き返します。
通りの途中では、昔行ったことがあるラーメンの名店「満来」さんがあった場所に「ほりうち」さんというラーメン店が入っていました。
ほんのちょっと行ったところには、「満来」さんが暖簾を出していましたから、系列店なんでしょうか。
今日はもうラーメンの予定は終了していますから、これはまたの機会ですね。
その裏手あたりを進んで行きますと、気になる看板を発見しました。
人通りの少ない裏通りに面した24時間営業の居酒屋さんです。
「生ビール!ハイボール!180円」
これは行かなきゃいけないでしょう。
そのお店の名は「やまと」さんです。
前には暇そうな男性が二人ほどタバコを吹かしていましたが、お店とは関係ないようでした。
さっそく中に入りましょうか。
「いらっしゃいませ」
若い女性の店員さんが迎えてくれます。
「どちらにしますか」
これは広いお店ですね。
六人ほどがゆったり座れる長テーブルの席が9組ほどもあって、全部で7、80人ほどは入れそうです。
入り口すぐそばのテーブルを独り占めして座ります。
「チューハイ(380円)ともつ煮(420円)下さい」
あれ間違えました。
まあ生ビールは二杯目にしておきますか。
すぐにチューハイとお通し(300円)が出てきました。
お通しは切り干し大根などの煮物で、いかにもありきたりの煮物でした。
まあこれは場所代ですから仕方がないし、あまり期待してもいませんからかまいません。
お店の中は三組の先客で、昼からビールを囲んで顔を真っ赤にしているサラリーマンの三人組に、真夏だというのに名物らしい鍋を囲んでいる中年の自営業者らしき二人。
奥の片隅でひっそりと乾杯している訳ありそうなカップル一組が気になります。
あ、これは全て私の思い込みで、確認したわけではありませんから、ご承知下さい。
このお店は二階や三階もあって、かなりの人数でも大丈夫のようです。
団体で来た時には頼もしいお店ですね。
女性の店員さんは先ほどから一生懸命にお掃除の真っ最中です。
今の時間帯は暇なんでしょうね。
テーブルの下にはプラスチックのコンテナが置いてあって、そこに荷物を入れることができるようになっています。
これほどの大きなお店ですから、コートや荷物をまとめて置いたりするとトラブルのもとにもなり得ませんから、自己責任で管理するというシステムなんでしょう。
一つずつそれを取りだしては丁寧に掃除していました。
さて、問題なのはこの「もつ煮」です。
何と私の一番嫌いなタイプが出てきました。
なるほど確かに量は多く、たっぷりと入っています。
しかし野菜が多すぎますね。
大根に人参、コンニャクが入った、豚のシロの煮込みですが、大根も人参も固いこと固いこと。
もちろん食べられないほどのことはありませんが、見事に若い煮込みです。
スープは醤油味でして、味付けはまあまあですが、モツも煮込み方が足りません。
野菜が好きな方もいらっしゃいますから一概には言えませんが、煮込みとは本来モツを煮込んで煮込んで作られたものだと解釈しています。
固い大根を涙ながらに囓って、煮込みの未来を憂うのでした。
考えてみますとこのお店は24時間営業ですから、煮込みっぱなしではできないので、下ゆでした物に注文を受けてから温めるんでしょうね。
これがケチの付け初めでした。
「生ビール下さい」
気を取り直してサービスのビールを注文します。
これもすぐに出てきました。
しかし残念ながら美味しくありません。
このブログではかなりの数のお店を尋ねてきましたが、おそらく初めてお酒が美味しくないと書くはずです。
生ビールはサーバーの手入れが大切ですが、たぶん24時間営業で掃除をする暇がないんでしょう。
お店には失礼ですが、あえて書かさせていただきます。
久しぶりに外れの生ビールをいただきました。
お店には新客の団体さんが入ってきます。
二十歳あたりの若い男女の一団で三人グループは元気一杯でした。
あるいはほとんどが外人さんのパックバッカー風集団6人組が、物怖じすることもなく堂々と入ってきました。
店員さんも一人でてきぱきと注文をこなしています。
注文の入力は最近らしく電子手帳風のハンディタイプの機械で行っています。
シメの会計も簡単で便利なんでしょうね。
調理は奥のスペースで、男性二人の影が見えました。
裏通りの新宿らしく、お店の中は雑然としていて、無造作に冬物の上着が掛けられていたり、ボトルやコンロも投げやりのままです。
正面の水槽には生きたアジがスイスイと泳いでいて、頼めばこれをそのままお刺身にしてくれるようです。
しかしその水槽に書かれている張り紙にはこんな文句です。
「アジです。」
不思議だなあ。
ここでとんでもない勘違いに気が付きました。
目玉企画の「生ビールハイボール180円」というのをよく見てみますと、「月火水木と土日祝日」と書いてあります。
おい、なぜ今日の「金曜日」だけ無いんだい!
安さに釣られて入ってきた私が悪いんですが、生ビールは290円でした。
これでも安いんですが、どうも今日はついていないようですね。
お会計は明朗会計で1390円 です。
肩をがっくりと落としてお店を後にしました。
2010.09.07 Tuesday
トンプー菜麺@神田
トンプー菜麺@神田
この夏4回目の東京遠征です。
今日の目的地は、7月に行った時お店が開店していなくてそのまま引き返した「トンプー菜麺」さんです。
その時は神田駅から炎天下を歩いて行きましたが、ご主人さまから「お茶の水駅が近い」という教えをいただきましたので、今日はお茶の水駅からスタートです。
一度行ってますから、近くに来ればこっちのもの。
すぐにお店にたどり着きました。
お店の近くには看板が出ていますから、これは大丈夫でしょう。
なになに
「当分は 大丈夫です。」
なるほど大丈夫のようです。
しかしお店には人影が薄いです。
短い下り階段を下りてお店に入りますと、若い女性客がお一人だけでした。
「あ、マスター今出てますよ」
どうやら近くの自動販売機まで、ドリンクを買いに行ったようです。
まずは入り口左手にある小さな自動券売機で食券を買います。
「トンプー菜麺(500円)」ですね。
カウンター数席に小さめのテーブル席がいくつかというコンパクトなお店です。
先客の女性は入り口すぐ前の端にいますから私はその反対側の端に座りました。
お冷やはセルフサービスで、奥からグラスを取り卓上のプラスチックボトルに入ったお冷やを注ぎます。
すぐにマスターが帰ってきたので、食券を渡します。
目の前が調理場ですが、面白いことにガスは使っていないんですね。
麺を茹でるのは電気式の大釜のようで、それほどの高温は必要ないからでしょうか。
同時にスープと具を温めているのは、3台ほど並んだ電熱器です。
ガスのない料理店というのも珍しいので思わず見入ってしまいました。
まずは常連らしい女性に麺が出されます。
麺はまとめて作ることはせず、一人前ずつなんですね。
茹で加減はタイマーで計っているようでした。
「おまちどうさまです」
カウンター越しに出てきたのがこの、「トンプー菜麺」です。
なかなかにユニークなルックスですね。
具に乗っているのは、サンチュ(?)のような葉っぱに、赤パプリカ、モヤシ、オクラ、ネギです。
肉っ気は全くなく、実にヘルシーそのものです。
麺はビーフンです。
平打ちの、「ライスヌードル」と呼ぶのがふさわしいぐらいの麺ですね。
この独特の歯応えが良いです。
スープはナンプラーが利いているようですが、私にはよく分かりません。
もちろん普通のラーメンのスープとは全然違います。
昔タイの屋台でこんな感じの麺を食べたことがありますがこれはもっと繊細ですね。
スープにはやや辛味があって、そのせいか汗が出てきました。
しかしこれは心地よい辛さです。
食べ進んで行くと、やはりこの野菜が良いですね。
普段なかなか生の野菜は取れませんが、こういうスタイルにすればいくらでもいただけます。
スープも思いのほか奥深く、最後まで飽きることなく食べられました。
ボリュームも軽めでこれは女性に人気でしょうね。
美味しい「菜麺」で、あっという間に完食してしまいました。
特筆すべきは野菜が生っぽくないことですね。
青臭さも感じられず、サクサクと食べられました。
しかも薄味ですから、美容と健康には最適でしょうか。
面白い麺に出会って、思わず笑顔がこぼれます。
いやあ、来て良かったですね。
「ごちそうさまでした」
炎天下の街に出ると、汗がどっと噴き出してきました。
今日は喉が乾きそうですね。
2010.09.06 Monday
たこ八@お久しぶりに
たこ八@お久しぶりに
最近「たこ八」さんの記事が少ないというお叱りを受けましたので、お久しぶりのたこ八日記です。
私のたこ八詣では通常週二回で、都合で一回や三回になるときもあります。
ところがこの夏場はそれ以外の居酒屋探訪が多かったため、週一のペースに近いものでした。
実は例の事件以来休肝日も増やしているため、飲み歩く回数も減っています。
したがって特に変わったことがなければ記事に書きませんから、たこ八さんは平和そのものだったわけですね。
それでもだいぶご無沙汰していることになりましたから、今回はつまみの写真を中心にまとめてみました。
前にも書きましたが、「たこ八」さんでは私はほとんどつまみをいただかないので、まず代わり映えしません。
これは「タン塩焼き」です。
夏場はおでんをいただくよりも串物を食べる方が多くなります。
そういえば近ごろはフライ関係はめったに手が伸びません。
このタンに、溶きがらしをたっぷり付けていただくのが一番です。
あまり芸がないですが、気に入っているつまみで、二回に一回はこれです。
オカアサンがサービスで「アボカド」を出してくれました。
どうやって食べたらいいのか悩みますが、レモン汁がかかっていますので、軽く塩を振っていただきました。
ワサビ醤油というのもありそうですが、ここにはワサビはないのでできません。
カツオブシと醤油を振りかけて、というのもあり得ますね。
アボカドって、不思議に美味しいですね。
今日は隣に「美人人妻」のRチャンがいるので、色々なおまけが出てきます。
私だけの時には、おまけはめったに出てきませんから、これはもう人柄の問題です。
そのおこぼれにおあずかりしながら、せっせとショーチューの紙パックをつぶしているきょうこのごろです。
キャベツのお新香です。
もちろん自家製で、ほどよい漬かり加減ですね。
これも隣同士で分け合っていただきますが、こういう何でもない一皿が一番お酒にふさわしい気がします。
無ければ無いなりにお酒が進みますが、あるとまたそれなりにピッチが進みます。
ある時は「ギンナン」が出てきました。
もちろん最初は沢山ありましたが、私に回ってきた時はこんなもんです。
年の数だけ食べてみたいですねえ。
でもこの物足りない感じがたまらなく良いです。
初物は縁起がいいですからね。
時にはクッキーが出てきたりもします。
甘い物は苦手な私ですが、このあたりなら甘すぎず、良いつまみ代わりになります。
今日も串は2本だけなのに、それ以外の物をたっぷりといただいてしまいました。
どうもごちそうさまでした。
2010.09.04 Saturday
不法侵入者
不法侵入者
わが事務所はいくら暑くてもクーラーは使わないので、この夏は大変です。
窓を開け放って少しは風が通るようにしていますが、まさに焼け石に水状態です。
熱中症にならないように、水分補給はしっかりやっていますが、それにしても暑いですねえ。
さて、昨日の昼下がりです。
突然ガタガタッという音がしました。
何だろうかとあたりを見回すと、虫のような物が飛んでいます。
チョウチョや蜂、セミの類が進入してくるのはいつものことなので、またかなあと思っていましたが、どうも様子が違う。
そのうち
「チュンチュン」というさえずりが聞こえてきたからさあ大変。
部屋の中を小鳥が飛び回っています。
天井のコードに止まった模様を見ますと、どうやらメジロが迷い込んだようです。
もちろん捕まることなどできませんから、あらゆる窓を開け放って、早く出て行かないかと見守ります。
ところがコイツ、同じコースを巡回して行くだけで、全く出て行く気配すらない。
鳥の目には出口が分からないんでしょうかね。
仕方がないのでそのまま放っておきますが、気が付いた時にはまたバタバタと飛び回るといった繰り返しで、困惑してしまいます。
喉が渇くだろうから、水でも置いてやろうか。
いや、果物でも出口の近くに置いておけば気が付くのか。
それにしても困った。
結局どうすることもかなわず、そのまま見守っていましたが、ついに学習効果が出てきたようで、出口の窓を発見しました。
あんなに迷ったのに出て行く時は呆気なく、天空に消えて行きました。
心配掛けやがって。
人騒がせな真昼の侵入者でした。
2010.09.03 Friday
台風が一個
台風が一個
先日NHKのニュースで台風情報を見ていたところ、こんなコメントがありました。
「例年台風は○○個ほど発生し、そのうち三個ほどが日本に上陸する見込み」
確かこんな言葉だったと思います。
何か違和感がありますね。
台風は、一個二個で数えたんだったか。
まあ天下のNHKさんがいうんですから間違いはないでしょうが、正しくはどうなのか気になりました。
調べてみますとネットではどうもこれで正しいような感じですが、なかなか正確なところは分かりません。
もちろんインターネットは確かに便利ですが、信頼性に欠けるというのも事実です。
では、一個二個で無ければどう数えるのか?
そう聞かれても困りますね。
なぜ「個」に違和感があるのかと考えてみますと、私たちが普段「一個二個」と数える場合は対象が小さい場合が多いことに気付きます。
だから不自然なんでしょうか。
いやそういえば、「東京ドーム3個分の広さ」なんて表現もあったな。
やっぱりいいんじゃないか。
こんな時高島先生に質問できたら大助かりなんですが、それは無理でしょう。
不自然に感じられてもそれは慣れていないからで、別段問題はないのかも知れません。
日本語は難しいですね。
2010.09.02 Thursday
らーめん矢吹@半額
らーめん矢吹@二杯目
気が付けば「ラーメン半額クーポン」も残り期間あとわずかです。
使い残した最後の一枚を手に、繁華街の「らーめん矢吹」さんまでやって来ました。
相変わらずのお洒落なお店ですが、こういうセンスも今どきのお店では当たり前ですね。
さっそく中に入ります。
開店は11時で、まだ15分ほどしかたっていませんから、先客はお二人だけでした。
いちばん奥のテーブル席にいる若いカップルですが、ハイテンションらしく大きな声でおしゃべりしています。
さて、若い女性の店員さんにクーポンを見せますと
「お手数ですが、食券をお買い求め下さい」
と券売機まで案内されました。
そこで「塩つけ麺(800円)」の食券を購入します。
これを渡すと半額の400円がキャッシュバックされるというものでした。
お店によっていろんな扱いがあるんですね。
どうしてこうなるのかはさっぱり分かりませんが、色々と都合があるんでしょうか。
無人のカウンター一番端席に座ります。
まずはお冷やが出てきます。
奥のカップルが騒いでいると思ったら、何かこぼしたようでおしぼりをもらっていました。
目の前のペッパーミルもお洒落ですね。
ちょうど目の前が調理場なので、自分の注文したつけ麺がどう進行しているのかが良く分かります。
麺はしっかりとタイマーで計っていて、中太麺だというのが分かります。
茹で上がった麺をざるに上げてぬめりをとり、しっかりと水切りをします。
暇なので数えていたら13回も力を込めて切っていました。
多ければ良いというものではありませんが、これが自分に出される麺だと分かっていると、何となく嬉しい気分ですね。
「おまちどうさまです、塩つけ麺になります」
「付け汁は熱いですからお気を付け下さい」
ほどなくつけ麺がやってきました。
麺は「大盛り無料」というのにつけ込んで、大盛りにしていただきました。
中太麺の大盛りに、チャーシュー、メンマ、小松菜、ノリという具が乗っています。
800円はまあまあという値段ですが、半額の400円ですから嬉しいですね。
さっそく付け汁に入れていただきます。
なるほど、麺は冷たいですが、付け汁は熱々です。
麺は腰が強く、食べ応えのある麺です。
太麺も良いですが、これぐらいの太さの方が食べやすいと思います。
つけ汁は「塩」という看板ですが澄み切った塩ではなく「醤油を使っていない」ぐらいのイメージですね。
ダシの旨味も十分に感じられて、脂っ気も十分です。
正直つけ麺はあまり食べませんが、これは食べやすいです。
大盛りだというのにすんなり平らげてしまいました。
なお血圧の関係で、「スープ割り」はしませんでした。
満腹になってお店を後にしました。
「ラーメン半額シリーズ」もこれで完了です。
割合に評判も良いようですから、毎年の恒例で定着したら面白いかと思います。
でもお店は大丈夫なのかな。
2010.09.01 Wednesday
カネス酒場@一之江
カネス酒場@一之江
王子の駅で京浜東北線に乗り、さて乗換駅を考えます。
本日の最終目的地は、「一之江」です。
駅は都営地下鉄の新宿線ですから、その乗換駅を探せばいいわけですが、これが素人には分かりにくいです。
今考えると、御徒町あたりで乗り換えるのが一番でしょうが、その日はかなり酔っぱらっていたようで遠回りをしました。
何と秋葉原から総武線、錦糸町で乗り換えて本八幡まで行きました。
ここでようやく地下鉄に乗り換えです。
なぜかというとJRはタダだからですが、御徒町の方が遙かに早いし、お値段もほんのわずかの差でした。
本八幡から、都営地下鉄210円の切符です。
何とか「一之江」の駅に到着しました。
そこから目指す居酒屋さんに向かいますが、どうも方角が分かりません。
駅の周辺でうろうろしていると、見知らぬオジサン二人組が声を掛けてくれました。
「何捜してんの?」
「すいません、カネス酒場というお店なんですが」
「ああカネスなら、ここをまっすぐだ」
「ありがとうございます」
見知らぬ地で初めて知る人の情け。
しっかりと方角を定めて道を進みます。
もちろん10分ほどで無事たどり着きました。
ここが本日のメイン、「カネス酒場」さんです。
良い雰囲気ですね。
さっそく引き戸を開けて中に入ります。
正面奥が調理場で、中央に広いスペースがあって、それをカウンターが囲んでいます。
昔風の居酒屋さんですね。
先客は老年の男性がお一人だけでした。
中の椅子に腰を下ろしているのが、名物のおばあちゃんでしょうね。
さっそく「チューハイ(270円)」をいただきます。
慣れた手つきでさっとチューハイを作ってくれました。
まさにシンプルそのものです。
酔いもだいぶ回っていますが、思わぬ長旅になったため、冷たいチューハイが喉に快いです。
つまみは「煮込み(350円)」です。
醤油味で、良く煮込まれた豚のモツがたっぷり入っていますね。
一味唐辛子を振りかけていただきますが、今日はいろんな煮込みを食べましたね。
とにかくこのおばあちゃんがいいです。
まさに生きた化石、は失礼ですが、昭和の生き証人でして、御年90才を越えるといいますから頭が下がります。
このおばあちゃんを見るだけでも、ここに来たかいがあります。
チューハイはすぐに無くなって、お代わりに「ホッピー(350円)」をいただきます。
こちらは正統派の氷無しです。
のんびりと昭和の時間が過ぎてゆく雰囲気です。
他にお客さんは来ないし、まさに貸し切り気分です。
くつろぎすぎて眠ってしまいそうですが、まだまだやり残したことがありました。
「ラーメンお願いします」
ここではシメにラーメンをいただくのが定番なんです。
そのラーメンですが、ラーメン、ワンタン、ワンタンメンがオール400円という低価格で、大盛りでも500円です。
さてどんなラーメンが出てくるんでしょうか。
「おまちどうさまです」
これは何とも懐かしいルックスのラーメンですね。
思えば昔の支那そばはこんな感じだったと思います。
具にはチャーシュー一枚に、シナチクとナルトだけです。
麺は細めの中華麺で、スープは醤油の利いた懐かしい味です。
これは和みますね。
テーブルのコショーを振って伸びないうちにいただきます。
間違いなく思った通りの味です。
麺の量も適度で、シメの一杯としては十分ですね。
あっという間に食べ終わってしまいました。
他につまみをいただかなかったわけはこれがあったからですが、正解でしたね。
丼の「萬来軒」というのは何だろうかと思いましたが、今度聞いてみましょうか。
すっかり満腹になってお店を後にしました。
お年のこともありますが長く続けていただきたいお店ですね。
さて、帰り道を駅に着きますと、先ほど道を尋ねたお二人がまだベンチに座っていらっしゃいました。
さっそく駆け寄ってお礼を言います。
一之江のまちで人情の温かさを知った、旅の終わりでした。
さあ帰りましょうか。
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