2006.08.31 Thursday
伝丸@二杯目
SBS通りの「伝丸」今月は2杯目になる。
前回の訪問で「みそラーメン」を堪能したが、今回は醤油味にチャレンジした。
というのも、前回いただいた「餃子無料券」につられて、裏を返しに行ったという次第。
さて、30度を超える暑い日。
しかも夏休みの最終日というわけで、店内はがらがら。
11時30分頃に着きましたが、先客はなんと一人だけ。
食べ終わって出るときまで、新客はなし。
つまり私が出ていったので、お客はいなくなったというわけだ。
いくら平日とはいえ、これは寂しい。
このSBS通りも様々な店が増え、競争が激しいのではないだろうか。
選択肢が多いのはけっこうな事だが、ちょっと心配な気もする。
さて、例によってラーメンにサービスの「小ライス」それに無料券の餃子
(5コで200円相当)が付く。
餃子は小ぶりだが、サイドメニューとしては適当な量だろう。
スープを一口「たまり醤油味」はけっこうショッパイ。
具はメンマにチャーシュー一枚と海苔。
麺は細麺で、スープに良く絡む。
ということはもう少し薄味でも良いように思うのだが、どうかなあ。
スープは熱い。
この暑いのに、それを凌駕するがごとくに熱いスープだ。
脂っ気は少なく、割とあっさりしている。
麺を啜り、口直しに白飯を一口食べる。
ラーメンライスでは、ライスは脇役。
口中をさっぱりさせるためのものだから、決して餃子と共に食べてはいけない。
おきまりの「スライスガーリック」もたっぷりと入れて、ワシワシ喰う。
これで600円だから、チョットしたサービスランチ顔負けのコストパフォーマンスだ。
食べ終わってお会計をすると、またサービス券をくれた。
これは果てしのないサービス券の無限ループに入ってしまったか!
2006.08.30 Wednesday
スターシップ
スターシップ「starship」はシスコのロックバンドである。
私の机の横には「starship'86」の色紙が飾ってあるのだ。
これはスターシップが1986年に初来日したとき、中野サンプラザまで聞きに行ったとき求めたもの(もちろん印刷)なのです。
コンサートにはアメリカ人の若者達がけっこう来ていて、共通の趣味というかメンバーについて、語り合ったのがなつかしい。
最近の消息は、不勉強にして知らないが、かつては良く聞いていた。
スタートしたバンド名が「ジェファーソンエアプレイン」
60年代の「サイケデリックサウンド」の旗手といわれたバンドだ。
「somebody to love」を初めて聞いたときはのけぞったものだった。
それ以来の大ファンで、もちろんレコード(古いね)は全て保存している。
行く度かメンバー変更をして、スターシップになった。
全米ナンバーワンヒット「ジェーン」からスタイルが変わってきたようだが、私が好きなのは古いスタイルのスターシップだ。
ちなみに携帯の着メロは「We built this city」を使っている。
ロックも良いが、昔風のホワイトブルースっぽい曲も好きで、「パパジョンクリーチ」が入っていた時の一枚は、とても気に入っている。
ボーカルのグレース・スリックはいささか狂気的な瞳をした美女だったが、今でも健在なのだろうか。
たまに無性に聞きたくなるナンバーである。
あのコンサートからもう20年も経ってしまったか。
年は取りたくないなあ。
2006.08.29 Tuesday
人生相談「ニッポン人の悩み」
人生相談「ニッポン人の悩み」
池田知加著
時々ラジオで「テレフォン人生相談」というヤツを聞く。
いやいや人間の悩みというものは尽きないもので、様々な悩みが出てくる。
比較的安心なのは、弁護士関係の悩みで、法律的にどうなのか、割と予想の付く回答になることが多い。
回答者にも個性があり
「ああこの人ならこういう答えだろうな」と思うとたいてい当たってる。
しかし人間関係の悩みについては千変万化、あっと驚くような回答が出てくる事もある。
それが面白くてちょくちょく聞いてしまう。
さて、日本における「人生相談」のルーツと、その変化を熱かったのが本書である。
人生相談は明治末から大正初期に掛けてはじまったそうで、相談内容や回答は時代により大幅に変わってきた。
これは時代による道徳観、社会の見る目の変化により、当然のことだろうか。
著者はその分析と比較を行い「ニッポン人」の変化に焦点を合わせてゆく。
ちなみに最近の回答では
「決めるのはあなた自身です」
というパターンが多くなったのだそうだ。
昔と違って、人生観や価値観が個人個人によって異なること。
絶対的な基準が無くなっていることの現れであるとも言っている。
日頃相談を受けることも多いので(笑)参考になる一冊である。
2006.08.28 Monday
駒形どぜう2
担当のお姉さんはよく見ていて、直ぐにお代わりのどぜうを持ってきてくれる。
一人前を入れた鍋を空鍋の上にかざし、するっとずらすと、中身のどぜうのみが下に移る。
何とも鮮やかな手つきだ。
さっそくネギを大盛りにして、煮えるのを待つ。
こんな具合で、次々にお代わりをこなして、瞬く間に4皿を完食した。
いやあ実に旨いなあ!
柔らかくて骨っぽさは全くない。
味付けは江戸前風味の甘塩っぱあじだが、それほど濃くはない。
「柳川をお持ちしますが、ご飯はどうされますか」
「後でお願いします」
次に登場したのは「柳川鍋」だ。
一人一鍋の専用なべにグツグツと煮えている出来たての柳川。
どじょうを開いてささがきゴボウと煮、卵でとじた有名な一品だ。
日本酒(銘柄は伏見のふり袖)にビール(スーパードライ)を追加して、柳川に挑戦する。
うーん、ゴボウが合いますな。
先ほどの「どぜう鍋」に比べてかなりソフトな味わいです。
さらりと平らげると、最後はシメにご飯と「どぜう汁」の登場だ。
いや、お新香もちゃんとした量が付いてくる。
嬉しいね。
思慮の浅い面々はおかずとなる物を何も残していないので、お新香は強い援軍になるのだった。
「どぜう汁」これがまた美味しいんですね。
どぜうを具にした、味噌汁なんですが、味噌は甘口の白みそ。
大ぶりのご飯茶碗にたっぷりのご飯を、お新香と味噌汁でかき込んでゆく。
何かシンプルだけど、日本人の御飯だなあ。
最後にお茶を出していただいて。フルコースは無事終了。
サービス料込みで、一人あたり6千円弱の料金でしたが、十分に満足した一行は無事帰路に就いたのでした。
2006.08.27 Sunday
第13問
一人のインディアンが市役所にやってきた。
「どんなご用ですか」
「名前を変えたいんだがね」
何でも、名前が長すぎて、仲間が覚えられないんだとか。
それでは不便なので、短い名前に改名したいとのこと。
「で、どんな名前なんでしょうか」
「トレイン・ホイッスル てんだがね」
「ではどんな名前に変えますか?」
「ポー」
今週の問題(今回はなぞなぞではなく、豆知識です)
夏の植物「ヘチマ」ですが、元々は「糸瓜(いとうり)」と呼んでいたそうです。
では何故これが「ヘチマ」になったんでしょうか?
前回の答え
3以上ですから4と5です。4か5。シカゴ。
2006.08.26 Saturday
しゃぶ禅 静岡店
「しゃぶ禅」
「たまにはしゃぶしゃぶが食べたい!」
と、家族から強硬な意見が出たので、久しぶりに「しゃぶ禅」へ」行く。
階段を上り、ビルの二階へ。
そう言えばこの店もかなり長いなあ。
かれこれ二十年ぐらいは経っているのだろうか。
でき始めの頃は珍しくて、かつ自分も若かったので
ちょくちょく出かけたものだが、最近ご無沙汰している。
キープしていたボトルが見つからなくて、新品を一本入れてくれた新米のボーイさん、今頃は出世しているのだろうか、懐かしいものがある。
どちらかというと「しゃぶしゃぶ」よりも「すき焼き」が好みで
「すき焼きの食べ放題」で頼むことが多かった。
今は「すき焼き」はやっていないようだが、リクエストすれば応じてくれるのだろうか。
さて、家族四人で「しゃぶしゃぶ食べ、飲み放題」4000円のコースにする。
「飲み放題」といっても、未成年者はいるし、女性はいるしで大してお得ではないが、まあ仕方ないか。
受付でしばらく待たされた後、席に案内される。
四人掛けのゆったりとした席だ。
午後7時半のかき入れ時だが、3分ぐらいの入り。
パラパラとお客が入っている。
まずは瓶ビールで乾杯。
大きな重いお皿に、薄ーく敷き詰められた牛肉を持ち上げて食す。
野菜も順次投入するが、白菜の切りがデカい。
息子は早くも「ご飯」の注文だ。
「日本酒」を追加して、ちびちびと始める。
さすがに肉には限界がある。
昔むかし「食べ放題」という言葉は、とても魅力があったが、今では殆どその効力を無くしている。
さすがに若者はよく食べるが、なんかもう血が騒がないなあ。
肉は非常に薄く切られていて、そのため食べやすい。
この薄く切る技術というものが、しゃぶしゃぶを支えているのだろう。
本来しゃぶしゃぶに適さない、脂っ気のない堅い部位でも、切り方によって旨く食べられるのだ。
食べ放題のリミットは2時間だが、さすがに1時間で飽きてきた。
シメの「きしめん」が作られていく。
昔はけっこう楽しみにしていたものだが、もう食べる気はしない。
だし汁だけお持ち帰りできないかなあ、などと下らぬ事を考えながら、店を後にするのであった
2006.08.25 Friday
冥王星が消えた
太陽系の惑星が3つ増えるという話が出てから数日。
何時の間にか見直されて、こんどは逆に1つ減少になってしまった。
仲間が増えると喜んだのもつかの間、惑星は8人兄弟に組み替えられることになってしまった。
元々冥王星自体に、惑星としての資質があるのかどうなのか、昔年の議論に終止符が打たれたわけだ。
惑星として分類するという境い目を少し引き上げたというのが、現実的な意味だろう。
観測技術の進歩もあり、そうしないと惑星がどんどん増えてしまう可能性があるからだ。
しかしそれにしてもあっけない幕切れだった。
とにかく長年親しんだ「水金地火木土天海冥」が変わってしまうのだからねえ。
これから出版業界も大変だろうな。
教える方も気を付けなければ。
ちなみに、占星術には「冥王星」は使わないため、「今日の星占い」には影響しないということです。
2006.08.24 Thursday
駒形どぜう
駒形どぜう
本来泥鰌は夏の食べ物である。
夏の暑い盛りに、安くスタミナを付けようと、好まれたのがドジョウだとか。
惜しいことに現在では「ドジョウ料理」を出す店は非常に少ない。
かつて静岡にも専門店があったが、いつの間にか無くなってしまったようだ。
魚屋の店先に、どじょうが出してあった時代もあったのだが、さすがに今では見かけない。
元々鮮度が重要なものなので、ある程度の需要が無くては、継続できないのだろう。
しかもいつの間にか高級料理になってしまった。
さて、たまにはドジョウを食べてみようと言うので、メンバー4人は一路浅草へと向かう。
やって来ましたのは、老舗の「駒形どぜう」
見るからにどっしりとした店構えだ。
店の前には縁台が出してあり、席待ちなのか待ち合わせなのか、佇んでいる客がいる。
予約を入れて置いたので、下足番にその旨を告げると、2階に案内された。
一階は入れ込みの大広間で、この雰囲気も捨てがたいが、2階の個室へと向かう。
4人掛けのテーブルが2台並んだ内の一つに席を取る。
テーブルにはお通し(300円)として、ジュンサイの小鉢と鶏ロールのスライスが2切れ。
早速の注文は、「瓶ビール(中)」(600円)2本。
ここは老舗らしく生ビールは置いていないようだ。
メニューから「どぜう定食」(3750円)を4人前とする。
さっそくビールでカンパイ。
渇いた喉に染み渡るビールが旨い。
店員はアルバイトの女子大生風。
接客はぎこちないが、威張ったオバチャンよりはましか。
テーブルの中央に、小さめの七輪を置き、横には山盛りのネギ。
上に乗せた小さめの鉄鍋には、本日の主役どぜう様が横たわっている。
「どじょうは煮てありますので、ネギをのせて、暖まったら召し上がってください」
どさりとネギを乗せ、山椒と七味を振り掛けて暫し待つ。
ここのどぜうの下ごしらえですが、まず生きたドジョウにお酒をかけて、ドジョウの臭みを取ると共に骨を柔らかくする。
次に酔っ払ったドジョウを甘味噌仕立ての味噌汁に入れて煮込む。
鍋に入れるどぜうは、すでに骨まで柔らかく煮込まれているのですね。
そのため、温めるだけで頭からシッポまで丸ごと抵抗無く食べられるというわけなのです。
煮えばなに四人の箸がさっと集まり、あっという間に鍋は空になる。
(続く)
2006.08.23 Wednesday
えぞ菊@御徒町支店
えぞ菊@御徒町支店
サッポロ味噌ラーメンで有名な、高田馬場「えぞ菊」本店。
何時も行列が絶えることがないので有名だ。
御徒町JRガード下に支店ができた。
こちらは入りやすいとのことで、 さっそくの訪問だ。
狭い店内は、L字形のカウンターのみ10席ほど。
注文は「みそラーメン」750円にする。
友人は「塩ラーメン」700円にメンマ大盛り100円だ。
まず麺をまとめて投入し、茹で上げる。
その傍らでは、挽肉を炒め、モヤシを投入。さらにスープをくわえて鍋をふるう。
狭い厨房に料理人は三人。しっかりと役割分担がなされている。
一人は注文の受け取りと配膳、お会計などの接客、合間には餃子の仕込み。
二人目は、たぶん一番の下っ端だろう。
丼の準備をして、タレの準備や盛りつけの手伝いなど。
合間には洗い物をするのだろうか。
最後がメインの料理人。
常にせわしなく鍋をふるう。
同時に三四人前ずつ作っているようだ。
丼にスープを注ぎ、麺を入れる、最後にどかんとモヤシをのせてトッピングだ。
「おまちどうさま」
中央にモヤシがてんこ盛りだ。
麺は太麺の縮れ麺で、濃いめのスープに合っている。
具は大盛りのモヤシに、十分な量のメンマ、大きなチャーシュー一枚にワカメ。
なんと言ってもスープが良い。
コクのある味噌味で、複雑な味わいだ。
モヤシの量が多い。
一般のものよりもかなり太めのモヤシで、食べ応えがある。
暑い中、ふうふう良いながら食べ進める。
メンマもしっかりと味付けされており、適度の歯応えで美味しい。
友人はメンマ好きなので大盛りにしたのだが、さすがに食べきれなかった(笑)
山手線の線路下なので、電車が通るたびにゴゴッーと店が揺れる。
これもなかなかの風情だと、前向きに考える。
途中で卓上の豆板醤や、おろしニンニクを入れてみたが、味噌の味はそれに負けない。
さすがに秘伝の味噌である。
一説によると、従業員でさえも作り方を知らないとか。
いやはや、こくありボリュームありでお腹一杯の一品でした。
2006.08.20 Sunday
第12問
今週は仕事が多く入って、ドタバタしています。
更新が遅れるか、休みになることが多いと思いますので、
期待しないで下さいね。
今週のなぞなぞ
「アメリカ」の大都市です。
ランキングを付けると「5本の指」に入ります。
でも「ベスト3」には入っていないんだそうです。
この都市の名前はなんでしょうか?
前回の答え
「ウルトラマン」の勝ち。
勝負はジャンケンでした。
飛んでいるときの手を比べて下さい。
「スーパーマン」は「グー」で飛んでいます。
「ウルトラマン」は「パー」です。
2006.08.19 Saturday
「関係の空気」「場の空気」
「関係の空気」「場の空気」
冷泉彰彦 著
山本七平市の名著「空気の研究」が発表されてから30年。
日本人を取り巻く環境は大きく変化したかに見える。
しかし著者によればこの、日本人特有の体質は未だに日本を席巻しているのだという。
本書では日本語に焦点を当て、「空気」の形成と日本語についての議論をしている。
著者は米国在住で、大学講師をしている。
日本語学校でも主任を務めているそうだ。
米国人に日本語を教えていく課程で、日本人の「空気」に対する感性に気付いたのだという。
日本にいる日本人には見えない「空気」の特性を、外地にいる彼ははっきりと見切ることが出来る。
なるほど私たちは「空気」というものを大事にしており、これに逆らうことは非常に難しい。
しかしだからといってなんなんだろうね?
分かったようでいて分からない、不思議な本である。
2006.08.17 Thursday
信華園@中田本町
信華園
駿河区中田本町にある老舗の中華料理店である。
昔ながらの美味しいラーメンを求めて、お昼に出かけた。
正午の店内はまあまあの入り。
ほとんどが中年男性のサラリーマン風で、近くの会社からランチを食べに来たものだろうか。
カウンターに腰掛け、「ラーメン」530円を注文する。
壁にはランチ定食が大きく書かれており、これが看板なのかもしれない。
向かって右手のカウンターに座っていたサラリーマン二人が、仲間の登場でざわざわと移動。
ちょうど私の後ろ側のテーブル席に移っていった。
それが皆、大声でうるさいことこの上ない。
厨房では男性の料理人と女性が一人。
ラーメンは女性の担当のようだ。
4,5品をまとめて、丼を準備し、タレと味の素を一すくいし、ネギを入れる。
スープの寸胴をかき回して、注ぎわける。
麺はまとめて鍋に投入。
あれっ後から一玉追加したよ。
大丈夫かな。
男性は中華鍋で具を調理している。
麺を丼に入れ、上にあんかけの具を乗せて、「海老そば」完成。
同様に上に別茹でしたワンタンをのせて「ワンタンメン」完成。
いずれも同じラーメンがベースになっているようだ。
そうこうしていると、ようやくラーメンが完成した。
こちらはカウンター越しに手渡される。
スープはあっさりしていて、ごく普通の中華味だ。
具は大ぶりの叉焼一枚とメンマにノリとナルト。
残念なのは麺が伸び気味な点か。
ごく一般的な細麺の縮れ麺なので、その点は注意が必要だと感じる。
懐かしい昔ながらのラーメンでした。
2006.08.16 Wednesday
味守香(みるか)
味守香(みるか)@新間
終戦記念日の15日、久々の「味守香」訪問です。
お盆休みのまっただ中、正午の駐車所は車で一杯。
幸いに空いていた場所に車を突っ込み、店に入る。
50人ほども入れる店はまさに満席だ。
かろうじて空いていた、座卓に席を取る。
すぐ後に入店した家族連れは、なんと入り口で空席待ち。
ジャストなタイミングだったか。
店員さんがおしぼりとお冷やを持ってきてくれる。
注文はもちろん「タンタンメン」650円
ここに来たらやっぱりこれだね。
店内は非常に賑やかで、生ビールが良く出ている。
あちこちでがやがやと大騒ぎしている。
おそらく95%は地元の家族連れだろう。
やけに老人が多いのが、目に付く。
たまの盆休み、お昼の支度も面倒だからちょっとここまで、といった具合か。
こちらから見ると料理人は二人だけのようだ。
配膳は女性が二人と、明らかにバイトと分かる男子高校生が二人。
ハラハラするほどに覚束ない手つきで、料理を運んでいる。
そのせいもあるのだろうがとにかく遅い。
結局30分ほど待って「タンタンメン」が出てきた。
オレンジ色のスープに挽肉と青菜というおなじみのスタイル。
辛さはそれほどでもなく、、普通に飲めるスープだ。
麺は細麺で、スープに良く絡む。
ものの5分でぺろっと完食、美味しいなあ。
この店はとにかく品質の割りに値段が安い。
町中ではこの値段ではとても出せないだろう。
安くて美味しい本格中華、いやはや繁盛するはずだ。
こんどは新作の「スーラータンメン」を狙っていくぞ。
2006.08.15 Tuesday
小泉首相靖国参拝す
今日8月15日、敗戦から61年目だ。
テレビのニュースで報道されているように、小泉総理大臣が「靖国参拝」を実行した。
時々小雨の混じる天気は、今後の国際事情を暗示するのか。
9月の退陣を控えて、首相はさっぱりとした気分だったに違いない。
昨年私自身も靖国神社を参拝した。
戦争の悲惨さについては、あらためて述べることも不必要と思うが
戦争で亡くなられた英霊に対して、我々は敬意を払うべきだと思う。
その面での靖国参拝は、日本国の内閣総理大臣として、当然だと感じる。
A級戦犯に対する意見は色々あるが、当時の日本が置かれた国際情勢などを鑑みるに、一握りの悪者だけのせいにしてはいけないのではないか。
日本はこの「負の遺産」を捨て去って、未来に向かわなくてはならない。
そのためには、はっきりと自己主張すべきであり、首相の決断は素晴らしいものだと考える。
後継が内定した(ような)安部さんにも断固とした対応を期待したい。
2006.08.14 Monday
伝丸@SBS通り店
「伝丸」@SBS通り店
壱鵠堂 伝丸 と言うらしい。
全国展開をしているチェーン店である。
日曜の11時半ごろ尋ねていったが、けっこう空いていた。
夏場はラーメン店苦労するかな。
「お一人ですか」と聞かれて、カウンター席に案内される。
お客のほとんどが家族やグループで、それぞれのテーブル席に案内されている。
その中でただ一人、外れたカウンター席にじっと座る。
注文はやはりお勧めの「伝丸みそラーメン」650円にする。
「ライス無料ですがどういたしますか」
「お願いします」
ちゃんと聞いてくれるのは親切である。
通常初めての店では「醤油ラーメン」を食すのだが、一押しらしいので今回はこれにしよう。
店員はてきぱきとしているし、活気もあるようだ。
配膳の女性が二人に、調理場は男性が二人、現在は4人で広い店内をまかなっている。
待つことも余り無く、ラーメンが出てきた。
七味を探すが、どうもペースト状の唐辛子が壺に入っているようだ。
辛さの加減が分からないので、少しだけ入れようと探るが、さじのようなものが使いにくく取りにくい。
おや、ニンニクチップがある。
どうせ休みだし、たまには入れてみるかと思い、二杯三杯ドサッと入れる。
スープでふやけたところを麺と共に食べると、なかなか良いもんだ。
麺の具はチャーシュー一枚に多めのメンマとモヤシだ。
スープは濃厚なみそ味で、やや甘めか。
麺はウェーブのある太麺で、噛み応えがある。
スープが濃いめなので、間にほおばるライスが新鮮だ。
これで口の中をさっぱりさせると、また麺が美味しく頂けるのだ。
いつの間にかするするっと完食。
お勘定をすると、餃子の無料券をくれた。
しかし有効期間が8月末とはちょっと短い、難しいかな。
静岡もチェーン店が多くなったが、どれもなかなか良い店で、これは既存の店が苦労しそうだな。
2006.08.13 Sunday
第11問
「一を聞いて十を知る」のは大天才で
「一を聞いて一を知る」だけでも天才。
私のような凡人は「十を聞いて一を知る」といったところでしょうか。
最近人の言うことに聞く耳持たない輩が多くて、聞き疲れます。
さて、本日の問題
ウルトラマンとスーパーマンが勝負をしました。
どちらが勝ったでしょうか?
(なんで勝負したかがヒントです)
先週の答え 「茶レンジャー」です。
2006.08.12 Saturday
炭酸水
最近の晩酌は「焼酎のタンサン割り」
シンプルなんだけれど、気に入っている。
問題は「タンサン」が無いこと。
ずっと前はガラス瓶入りの炭酸水をまとめて買ってきたものだ。
今では500ミリリットルのペットボトル入りが出てきて
ちょうど使い切りぐらいの分量。
近くのスーパーで買ってきては利用していた。
ところが最近になってもっと安いヤツが出てきた。
「ショップ99」で1リットル入りが99円という安さ。
これだと間違いなく一日では飲みきれない。
安いもんだけど、ま、何せ原料は水だからね。
2006.08.11 Friday
ゆうひ屋@赤羽
赤羽駅で考えた。
(そう言えば、近くにラーメン屋があったな)
5時前だが、曇り空に夕日の影が浮かぶ(ような気がする)
夕日、夕日、そうだ「ゆうひ屋」があった。
駅すぐそばを探すと、難なく店を発見した。
さっそく店に飛び込む。
「いらっしゃいませ」
カウンターのみの小さな店で、他にお客は一人切り。
店員は茶髪のオネエサン一人。
まあちょうど暇な時間帯だからね。
「塩ラーメン」600円を注文する。
手際よくぱぱっとラーメンが出来上がった。
塩独特の透き通ったスープに、ストレートの細麺が浮かぶ。
具はチャーシュー、メンマ、貝割れに岩のりが珍しい。
ほんのりと柚の香りが食欲をそそる。
つるつるっと一気にいけてしまった。
ほろ酔いかげんで電車に乗る。
後は帰りを急ぐばかりだ。
と、次の駅は「大宮」
あれ、逆方向に走ってるよ。
困った電車だ。
終点「南浦和」に着く。
慌てて逆方向の東京行きに乗車する。
さあ、帰ろうか。
2006.08.10 Thursday
不運のすすめ
「不運のすすめ」
米長邦雄 著
日本将棋連盟会長 米長邦雄氏の新著である。
将棋界は今「名人戦問題」で大騒動になっている。
ファンの一人としては、何とか円満に解決して欲しいと、祈るばかりであるが、どうなんだろうかね。
この本にもその内部事情がちらほらと書いてあるのだが、米長氏独特の言い回しで、適度にぼかしてある。
まだ進行中だと言うことで、結論が出てからの発言に注目したい。
さて、本書であるが、かつての名著「運を育てる」から一貫しての思想が述べられている。
「不運は幸運と表裏一体の関係にある」
から始まり、不運に出会ったときにどう対応するべきなのか、どう考えるのかが、蕩々と述べられている。
人間とは弱い生き物である。
突然自分に降りかかった不幸。
この不幸を嘆くのではなく、どう対処するかが大切であると、氏は述べる。
不幸に対してきちんと対応したとき、それは幸運の始まりになるのだ。
だから不幸を嘆かず、不幸に向かって進め。
前著と重複する箇所もあるが、興味深く一気に読んでしまった。
氏を知る人も、知らない人も、座費呼んでいただきたい一冊である。
2006.08.09 Wednesday
OK横丁の決闘
「いこい」を後にして赤羽駅方面に戻る。
駅横にある小さな通り、名付けて「OK横丁」
目指す店は「八起」(やおき)、この横丁を代表する老舗だ。
店の開店は何と3時。
さすがに4時前の店内、お客の姿はまばらだ。
中央の広い調理場を囲むようにカウンター席が20はあるだろうか。
適当な場所に腰を下ろして一息つく。
ここでようやく座って飲めるのだ。
店員は全員男性で、8,9人はいる。
今の客付きでは余る人数だが、満員になるとギリギリなんだろうか。
みな、仕込みに余念がない。
手際よく作業をこなしていくのは気持ちが良い。
「チューハイとレバ刺し」
「すいません、レバ刺しはまだ出来てません」
「じゃ、チャーメンお願いします」
チューハイ(340円)は大きめのタンブラーに入っているものだが、量は「いこい」と同じぐらいか。
当店名物の「チャーメン」(370円)だが、麺とは関係ないない。
モヤシとにらに豚挽肉を入れた炒め物で、卵も入っているようだ。
何でも炒めた姿が麺に似ているからだとか。
名物だけあり、あちらこちらで注文がある。
チューハイをお代わりする。
メニューには「朝鮮漬け」(180円)とあるのも懐かしい名前だ。
「レバ刺し出せますけど、いかがですか」
「あ、お願いします」
(ちゃんと覚えていたんだ)
何となく嬉しくなる一瞬。ではお酒も追加するか。
最後の仕上げに瓶ビールを頼む。
出されたレバ差しは、ニンニク醤油でいただくことにする。
噛みしめると、口の中にレバーの甘い香りが広がる。
なるほど切られたばかりの新鮮なレバーだ。
まだ他にも試したいつまみはあるが、少し飲み過ぎたようだ。
暑い中を歩いた影響が、ジワジワとやってきた。
(まあ、今日はこれぐらいで勘弁してやるか)
「お勘定お願いします」
「2330円です」
店を後にすると、もう夕暮れだった。
(夕暮れ、夕日、そうだゆうひ屋だ)
2006.08.08 Tuesday
ディープ赤羽真昼の決闘 その1
ディープ赤羽真昼の決闘
なんやかんやで渋谷駅を出たのが2時40分ごろ。
ここから赤羽に行く最短経路はと、色々思案するも田舎者には分かるはずもなく、取りあえず山手線に乗る。
たいした考えもなく新宿で下車、湘南何とかという最近出来たらしい列車に乗り換える。
路線図というのは、便利なようで分かりにくい。
自分が不勉強なせいだが、駅員さんに尋ねるのもみっともないしなあ。
紆余曲折しながらも何とか赤羽に到着したのは3時10分。
この時間に開いている居酒屋がごろごろしてるというのが凄い。
本日最初の一杯は「いこい」で始めよう。
入り口を入ると、いつもながらのだみ声親父が迎えてくれる。
先客は7,8人ほど。広いカウンターにばらけて立っている。
「チューハイとまぐろ」
財布から千円札を取り出して、カウンターに置く。
親父は慣れた手つきで中ジョッキに氷を入れ、焼酎を注ぎタンサンで割る。
薄切りのレモンを一切れ入れて出来上がり。
ショーケースから小皿に乗った「まぐろ刺身」を取り出して横に並べ、お札を取ってお釣りの硬貨を置く。
ここはキャッシュオンデリバリー。
一回ごとの明朗会計なのだ。
チューハイが一杯180円、まぐろ刺身は110円という破格の「いこい価格」
目の前にはお釣りの710円が無造作に置かれている。
これはそのまま置いておき、お帰りの時にしまうという寸法。
どれだけ飲んだか一目で分かるし、トラブルもなくて良いね。
チューハイはやや少な目だが、文句は言えない。
回りの客は、瓶ビール(大)380円やウーロン割り、日本酒など好みも様々だ。
ほとんどが一人客で、入れ替わり立ち替わりと出入りがある。
20代の若者もいるが、大半は中年から老人にかけての客層だ。
まずはチューハイをごくりと一口、旨い。
まぐろ刺身に醤油を掛けワサビを混ぜて一口。
ツマにはちゃんと大根の千切りが付いている、感動の一品だ。
喉の渇きもあり、すぐにジョッキは空になる。
「チューハイお代わりと煮込み」
肉豆腐も旨そうだが、定番の煮込みで締めるか。
温かものは目の前の鍋に入ってグツグツと煮えているのを小皿に掬って出される。
「はい、お待ち」
ジャラジャラっと小銭を取り、お釣りは420円に化けた。
親父の計算力もたいしたもんだ。
入り口前の二人客が口論を始めた。
太めと眼鏡の若者で二十五ぐらいだろうか、次第に大声になる。
その内の眼鏡が親父に「煮込み豆腐」の追加注文をした。
とたんに親父はきっぱりとひと言
「もうやめたほうがいいよ」
店内が緊張する一瞬。
「もうやめたほうがいい」
きっぱりと言い切る親父。
二人は顔を見合わせて、何かもごもご言っていたようだったが、あっさりと退散した。
こんな時に前金制は良いものだ。
壁には「酔っ払ったお客はお断り」と張り出してある。
(そろそろ次の店に行くか)
カウンターの小銭を財布にしまい、店を後にする。
「どうもごちそうさま」
店を出ると赤羽の太陽はまだ元気で輝いていた。
2006.08.07 Monday
パチスロ三昧
昨日の日曜日は、何年ぶりかのパチスロ三昧。
朝9時から始めて、5時半までひたすら打ち続けてしまった。
「パチスロ」というヤツも、ここ数年はほとんどやっていなかったのだが
最近よく打つようになった。
何故かというと、面白い機種が出たからだ。
その名はなんと「ロードオブザリング」
「指輪物語」以来の大ファンとして
これはもう打つしかないでしょう。
フロドやアラゴルン、ガンダルフやレゴラスを見るだけでわくわくするね。
あ、アルウェンを忘れていた。
ところが一つ欠点がある。
マイナーな機種らしくて、置いてある店がほとんど無い。
そこで家から一番近い「ABC寿町店」までせっせと自転車を漕ぐ。
しかもその店には2台だけしかない。
ということは朝一番にいかないと、打てないかもしれないと言うことだ。
せっかく自転車飛ばしたのに、打てないのはバカバカしいから
朝一でいくことになる。
我ながらあほくさいのだが、大ファンなので我慢しよう。
「パチスロ」というと、色んな技術が必要なのだが
この台は何も考えなくてもよい。
全面液晶で、適当にボタンを押していると、いつの間にか図柄が揃って
コインがぞろぞろ出てくる。
さらに面白いのが、けっこう遊べるという点。
運がいいようで、ちょくちょく勝つから止められまへんなあ。
昨日はビギナーズラックというヤツで、3箱も出てしまった。
来週の日曜日もまた行ってやろうかと、楽しみにしている。
ホントにあほやなァ。
2006.08.06 Sunday
第10問
「機動戦隊ゴレンジャー」
アカレンジャー、アオレンジャー、など色の付いた名前のヒーローたち。
何故か「ミドレンジャー」だけ一部省略されているのが可哀相。
舌噛みそうだからかな?
ところで、レギュラーの後ろには、出番を狙っている「予備レンジャー」軍団がいるのをご存知ですか。
その中での最有力候補は何色か当ててください。
前回の答え
「神田」です
アルファベット2文字は
「K」and「A」
2006.08.05 Saturday
レバーフライ@ひさご家阿部
「有明」を後にして、徒歩で月島方面に向かう。
メトロで行くのが普通だが、まあ一駅間だし、腹ごなしにのんびりと歩き出した。
しかし、歩いてみた分かった。静岡と違い、地図が大きいのだ。
当然歩く距離も長くなる。
曇り空とは言え、真夏の東京は暑い。
越中島を越えて相生橋を渡る。
大きな橋の下を隅田川が流れて行く。
川の向こう側には高層ビルが林立している。
いかにも高級そうな雰囲気だ。
橋を渡って月島にたどり着く。
右側には焼き豚で有名な「肉のたかさご」に行列が見える。
テイクアウトのお弁当をやっているようで、なかなかの人気だ。
次の目的地は「ひさご家阿部」
ここの「レバーフライ」を目指して、過去二回来たのだがいずれも振られてしまったのだ。
一回目は情報が古く、店が移転していて、場所が分からなかった。
二回目は何と臨時休業中でだめ。
今回は三回目だし、何としても見つけなくては。
と思い必死に探すのだが、な、無い。
おかしい、かつてあった場所に見つからないのだ。
(確かこの辺だったが)と一軒の家を見ると、そこには張り紙が。
「移転しました」
(うわー、まただよ)
今度こそ絶対に見つけてやる。
幸いにして場所はすぐ近くのようだ。
急がないと営業時間(午後1時まで)を過ぎてしまう。
焦って探すので、何回かそばを通り過ぎた末に、やっと発見。
「レバーフライ1本(130円)下さい」
「レバーフライ」とは薄く切ったレバーの一片に串を刺し軽めのコロモを付けたフライ。
大きさは10センチ角ぐらいで、厚さは8ミリぐらいと薄い。
店頭ではソースに漬けて小皿に乗せたものを渡される。
ハフハフとかぶりつくと、レバーの香りが口に広がる。
独特の舌触りで、ソースの味も合っている。
暑くなければお持ち帰りするところだが、さすがに断念する。
さあ、いよいよ赤羽だ。
2006.08.04 Friday
「有明」@富岡
「おまちどうさま」
カウンター越しに出されたラーメンは、非常に美しいものだ。
白磁のすっきりとした器にはどろっとした感じのスープに佇む麺が霞んでいる。
乳白色に輝くスープに浮かんだ具は、ローストされた鶏肉が二切れ。
薬味として中央に小さく紅葉おろしが天盛りにされている。
スープはどろっとしたトロミがあるが、あっさりしている。
これは鶏から出たトロミではない。
何と炊いた米を溶かし込んで作られているのだという。
したがって「天下一品」のどろどろのスープとは全く違うタイプだ。
スープを一口啜ると、ひと味違った「鶏白湯」の うまみが広がる。
非常に淡泊な味わいで、脂っ気、コラーゲンの粘り気などはほとんど感じられない。
麺は細麺のストレートで、素麺のようにするっといける。
鶏肉は軽めの味付けで、適度な歯応えを残す。
物足りないぐらいだがコレがちょうどいいのだろう。
あっという間に麺を完食。
だが、これで終わりではない。
最後の楽しみが「洗い飯」
これを全部丼にぶち込み、やや味が薄いので、ポン酢をたらす。
ついでにすり胡麻も少し掛けて、味の加減を見ながらレンゲで掬う。
これはまさに「鶏雑炊」そのものだ。
ダシの風味がじんわりと浸みてくる。
ラーメン屋でライスを丼にぶち込むのは、気恥ずかしいが、ここでは安心して出来る。
レンゲで、ざっぱざっぱと掬って豪快に食べるのは気持ちが良いものだ。
客はすべて若い男性一人客で、サラリーマン風がいないのも不思議だった。
職人風の店員は愛想が無く、静かな店内なので、人気という面ではイマイチなのだろうが
中身には十分満足しました。
「ごちそうさま」
2006.08.03 Thursday
東京へ その3
なんやかんやでようやく東京駅に着いた。
三人組ともお別れ。気分良くホームに降りる。
地下をとぼとぼと歩き、大手町の駅に行く。
東西線に乗車して、目指す目的地はメトロ「門前仲町」駅だ。
地下鉄の駅を降りて、富岡八幡宮へと向かう。
平日なのにけっこうな賑わいだ。
番地を頼りに周辺を探す。
確かこの辺だがと、当たりを付けた近くにやっと見つけた一軒。
路地から細い通路が入り口へと続いている。
その店構えはいかにも高級風な佇まいだ。
気後れしそうな気持ちを抑えて、「有明」の扉を開ける。
「いらっしゃいませ」
むむっ、何と趣のある店内。
それもその筈、ここ「有明」は創業30年の鶏料理専門店なのだ。
その専門店が昼時だけ限定50食で提供しているのが「軍鶏水炊きらーめん」だ。
広い店内に先客は何と一人だけ。
気を利かせて、カウンターの一番端に座る。
もちろんこれしかやっていないので、「ラーメン」(700円)とだけ告げる。
トッピングとして煮卵100円にも引かれるが、取りあえずラーメンだけにしておこう。
「洗い飯、付けますか」
折り返してこう聞かれた。
「はい、お願いします」
これは無料なのだが、知らない人は誤解するよなあ。
何せ高級店だもの、別料金払わされると思って、パスするのが普通だ。
案の定、後から来た客は勢いに押されて
「い、良いです」と断っていたが、後で後悔しただろうね。
「洗い飯」は熱湯でぬめりを取った白飯で、小さめのご飯茶わんに一杯分だ。
まずはお冷やと「洗い飯」だけ先に出される。
2006.08.02 Wednesday
証言の心理学
「証言の心理学」
高木光太郎 著
「記憶を信じる、記憶を疑う」というサブタイトルが付く。
心理学者である著者が述べることは、「記憶の危うさ」である。
「あやうさ」という読みも難しいか(笑)
刑事事件における目撃者の証言。
犯罪者の取り調べで作られる調書の証言。
実験による証言の検証など、私たちの記憶や証言というものがどの程度の性格さなのかと言うことを述べている。
なるほど人間の記憶というものは、不確かなものだと感じた。
特に一度なされた証言に対しての認識が次第に強固になっていく事は恐ろしい結果をもたらす。
人間はビデオテープではないということを、はっきりと自覚すべきであろう。
また、人間とはお互いに認め合う存在であることも、証言に影響する。
逆に言うと、意外に証言とはアテにならない物だということなのだろう。
聞き取る側の先入観や思い込みが聴取者に与える影響は非常に大きい。
ましてや年少者であれば、誘導には乗りやすい。
その中での真実を求めて、正解のない世界へと研究は続いていく。
それにしても裁判の証言台には乗りたくないものだと、つくづく思った。
2006.08.01 Tuesday
東京へ その2
湯河原の駅で乗り込んできたのが、じいさんばあさん小学生の三人連れ。
他に一杯空いている席はあろうが、何とまあこちらに来たよ。
前の席には男の小学生とばあさん、隣席にはじいさんが腰を下ろす。
まずは荷物の整理。
ガサゴソガサゴソ、ガサゴソとうるさいことこの上なし。
続いてじいさんカバンから何か取り出して、もぞもぞとやっている。
アームカバーだ。
確かに冷房は利き過ぎのようで、肌寒いくらいだ。
ここはしっかりしてるな。しかしよう持って来るもんだね。
またしばらくすると代わりばんこにトイレへと向かう。
じいさんはドアの上にある線路図が気になるようで、近くに行ってはじっと見つめている。
話が耳に入る。孫は小学四年生か。
えっ、東京駅で昼食にしようかだって。
これは終点までご同乗かよ。
「お寿司を食べようかね」
「こないだ100円のウニ食べたら、オエッとなったよ」
「オエッとなったんだよ」
同じ話を何度も繰り返して説明している。
(ガキが喰うんじゃない)
隣のじいさん、年寄りによくあるが、何でも強調するクセがある。
そのたびに身振り手振りの大盤振る舞いだ。
目の前にしわくちゃの手が、あちこち飛び回るのだからイライラする。
よっぽど叩き落としてやろうかとも思ったが、オトナだから我慢しよう。
「海の家で若い女の態度が悪かったので、睨んでやった」
「顔がおぞいのは、態度も悪いもんだ」
(あんたこそ、行動に注意しなさいね)
多摩川のホームレスの小屋を指さして、孫に諭す。
「一生懸命勉強しないと、あんなホームレスになっちゃうよ」
(好きでなってるやつばかりじゃ無いだろうが)
ああ、早く東京に着かないものか。
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