2009.08.31 Monday
政権交代
政権交代
いやはや予想でも大優勢とありましたから当然なんでしょうが、それにしても凄い民主党の大圧勝でした。
今回ばかりは、「政治が変わる」という期待があり国民がそれを行動に移したと言うことなんでしょう。
４年前の小泉郵政改革が、まるで幻のような自民の大惨敗。
結果論ではありますが、自民党が解散を引き延ばしすぎたのが、影の敗因でしょうか。
その間に民主党のパワーがどんどん蓄積されていった感があります。
今後ははたして官僚体制が変わってゆくのか、予算の確保は出来るのかといった、民主党のマニュフェストの実行力をしっかり見て行かなくてはいけないですね。
期待半分不安半分と言うところですが、ぜひとも国民の期待に答えた改革をやっていただきたいものだと思います。
ミンミンと、夏の終わりの大合唱
2009.08.29 Saturday
クリスピー・クリーム・ドーナツ
クリスピークリームドーナッツ
さて、下北沢から無事渋谷まで戻ってきました。
帰りの運賃が３０円安かったのはラッキーでしたが、心は晴れませんね。
渋谷の駅を出て、ここでお土産を探します。
かつて何回もチャレンジしてことごとく跳ね返された、「クリスピークリームドーナッツ」です。
新宿のお店では、過去何回もいったのですがそのたびごとに２時間以上という長い行列にはじき返されました。
実はこのドーナッツ店、景気が良いのかお店を何店も出しているそうです。
その中でも一番行列が少ないそうなのがここ渋谷のお店なんです。
せっかく渋谷まで来ましたからダメ元で行ってみたいと思います。
ところが、またしてもお店が見つかりません。
同じ渋谷でも京王線のあたりはあまり馴染みがないんですね。
そこでうろうろしていると、スタスタとビルの警備員さんが近づいて来ました。
（しまった、不審者と思われたか）
「もしもし」
「は、はい」
「なにかお探しでしょうか？」
「じつはこのお店を・・・」
良かった、怪しまれたわけではなかったんですね。
プリントアウトした地図を片手に、うろうろと歩いていれば田舎者だというのは一目瞭然です。
「えーと、これは・・・」
警備員さんも少しとまどった様子でしたが、親切に教えてくれました。
こういう大都会の片隅で受けた親切は、心に良く染みます。
「この角をこう曲がって」
何となく今の場所が分かりました。
「どうもありがとうございました」
深々と頭を下げてお礼を言います。
恥ずかしさと嬉しさが半々の気分ですが、もちろん嬉しいが先に立ちます。
そして言われた通りに通りを曲がって進んで行くと、馴染みの道玄坂の通りに突き当たりました。
ここまで来ればあとはかつて知ったる庭の如し。
お店はすぐに見つかりました。
私の前を、カートを引いた若いお姉ちゃん３人組が行きます。
お店を見ますと、どうも行列は無いようでラッキーです。
さっそく３人組の後に付きます。
「ご試食をどうぞ」
待っていると、ドーナツを一つサービスでくれました。
これは一つ１６０円のやつでしょうか。
繁盛店だけあって、なかなか太っ腹です。
これだけ貰って帰ろうかとも思いましたが、それじゃあ男が廃ります。
サービスにほだされてつい余分に買ってしまいましたが、これこそお店の思うつぼですね。
大行列も覚悟していましたが、拍子抜けしました。
これならまた行っても良いなあ。
家に帰って色々と食べ比べをしていただきます。
といっても甘いものが苦手な私は、ひとかけらずつほどですが、それにしても甘いです。
アメリカンは甘いモンが大好きなんだなあと、つくづく感じますね。
2009.08.28 Friday
�δ癲�下北沢
�δ癲�下北沢
２週間ぶりの東京訪問です。
今日は下北沢にある、「�δ癲廚気鵑鯔�ねてきました。
このお店も東京では老舗として有名です。
何しろ開業から４０年といいますから長いものです。
例のタネ本「ベストオブザラーメン」にも取り上げられていますから、昔から有名だったんですね。
最近では当たり前になりましたが、例によって、あれこれと道に迷いました。
だって、この「下北沢」の町は、京王井の頭線と小田急線に挟まれていて、地図が読みにくいんですよ。
まずはお馴染み「湘南新宿ライン」の特別快速で渋谷まで行きます。
そこから京王井の頭線に乗って、下北沢で下車します。
この時に、最初のミス。
乗車券を自動券売機で買うんですが、１５０円の切符を買いました。
この時は何にも思わなかったんですが、帰りの切符を買うときに実は１２０円であることが判明。
たった３０円ではありますが、無駄に使ったと思うと悔しいです。
表示が悪いのか私が見間違ったのか、たぶん後者の方でしょうが、こんな時にスイカが羨ましいと思いますね。
さて、そんなわけで駅周辺をぐるりと一回りして目指すお店を見つけました。
途中のお店では行列をしているラーメン店もあり、意外に人気のお店が多いんだなと感じました。
ようやく看板が見えてきました。
「味で勝負」
これは意気込みが感じられますね。
暖簾の端には、「世界で三番目に旨い」と不思議な文句が書いてあります。
この意味はと申しますと。
まあ、これはあとでお知らせしますね。
さっそくお店にはいることにしましょう。
「いらっしゃいませ」
ただいま１１時５０分ほどですが、カウンターはほぼ満員のご盛況です。
入り口左手に厨房があり、ずらりと並んだコンロの前で４人の料理人が鍋を振るっています。
これを囲むＬ字形のカウンターが１５名ほどと、右手には２人掛けと４人掛けのテーブル席が４組あります。
ちょうど空いている、正面左側一番端の席に座ります。
右側の壁にはずらりと短冊に書かれたメニューが張り出されていますが、どれも古びていて風格があります。
私のあとからもお客さんが続々と入ってきます。
団体さんは２階席へと案内されるようです。
メニューには、「お子さまラーメン４００円」から「ラーメン５００円」「江戸っ子ラーメン６５０円」と豊富ですが、看板の「江戸っ子ラーメン」をお願いします。
厨房で調理をするのは５０代ぐらいのご主人に若い３人という男性の料理人たちで、皆さんてきぱきとしていて気持ちが良いですね。
お運びのオネエサンはお一人で、あちこちと忙しそうに丼を運んでいます。
さて、そのうちの一つが出来上がりました。
ちょうど私の右手にあるテーブルで、一人待っている労務者風のオジサンです。
道路工事の作業員でしょうか、ヘルメットを小脇に置いています。
そのオジサンの注文が凄いです。
まずはタンメンの大盛り、それにライスも大盛りです。
オジサンはタンメンにラー油をバリバリと回し掛けて、これでも足りないとおろしニンニクまでどっさり入れました。
それをオカズにしながら大盛りのライスをゆっくりと食べてゆきます。
私と同じぐらいの年なのに、凄い食欲ですねえ。
お客さんは地元の方が多いようです。
もちろん女性もいますが、場所柄か若者とネクタイを締めたサラリーマンは見かけませんでした。
「おまちどうさまです」
カウンターの前から、注文した「江戸っ子ラーメン」が出てきました。
丼は大きめの平たいものです。
具はチャーシュー１枚に、三角のノリにほうれん草、そして名物のキムチです。
キムチは細切りにしてあって食べやすいです。
麺は細麺のストレートで、適度のコシがあります。
スープはきわめてあっさりしていて、脂の量もわずかですね。
一口いただきますが、これはスルスルいけますね。
何と言っても特製のキムチが良いです。
適度の酸っぱさで、食べやすく良いアクセントになっています。
「キムチラーメン」というのは良くありますが、大体はキムチが出しゃばっている感じです。
このラーメンは程良く調和しているので、食べやすいですね。
思いの外早く食べ終わってしまいました。
これは飽きない美味しさですね。
このあたりに長く続けられている秘訣があるように感じます。
さて、最後になりましたが、世界で３番目の謎です。
店頭のディスプレイにその答えがありました。
１番うまいもの
あなたのオフクロの味
２番目は
おやじのスネの味
３番目は
�δ發離愁个量�
３番目の美味しい味を十分に味合わせていただきました。
2009.08.27 Thursday
太源＠静岡店
太源＠中田本町
以前あった「伝丸」さんが改名して「太源」さんになりました。
同じ系統のチェーン店らしいんですが、どこがどう変わったのか？
さっそく確かめに出かけてきました。
正午少し前の月曜日、お店に着くと外観はほとんど変わっていませんね。
正式名称は「味の太源」でしょうか。
お店に入りますとまずは元気のいいオバチャン（失礼、オネエサン）が出迎えてくれます。
「いらっしゃいませ、何名様ですか？」
「一人です」
「では、こちらのお好きな席にどうぞ」
カウンターを示してくれたので、コの字形カウンターの一番端に席を取ります。
すかさずお冷やが出て
「ご注文が決まりましたら、このボタンを押してください」
メニューを見て悩みましたが、やはり看板メニューらしい「太源醤油ラーメン（７５０円）」を注文しました。
ちなみに普通の醤油ラーメンは６００円でした。
その違いは具が多いかどうかのようです。
季節ものの「わさびとろろざるらーめん」なんて言うのもあります。
ちょうどきりがよかったんでしょうか、お客さんが次々と入ってくるようになりました。
これを女性二人で切り盛りしていて、なかなか忙しそうです。
他の店でも感じましたが、活気の良いオバチャン（失礼オネエサン）たちは気持ちが良いですね。
これが若いお兄ちゃんたちだと、掛け声ばっかりうるさくてイライラすることさえ有ります。
１２時になるともう一人女性が増えて、３人体制になりました。
見ていると作業が分担されているわけでもなく、忙しくなるとお互いに補いながらこなしてゆきます。
このあたりの連携はとても良く、作業の熟練度が素晴らしいことが分かります。
働くオネエサン（今度は間違えません）たちの美しい汗を拝見させていただきました。
「おまちどうさまです」
どんと出てきたのが「太源醤油ラーメン」です。
これはとにかく具だくさんですね。
大きなチャーシューが１枚に、メンマ、ワカメ、コーン、鮭フレーク、ノリ、ネギ、煮玉子半分、よく見えませんが野菜炒めも乗っています。
スープは「醤油」のはずなのに白濁しています。
いわゆる豚骨醤油のような感じですね。
なかなかこってりとしたスープです。
合わせる麺は、中太の縮れ麺で札幌ラーメンに独特のやつですね。
歯応えがかなりあって、これは麺を食べたという満足感が残りますね。
なお、ランチタイムは小ライスが無料で付いてきます。
さらに、私は頼みませんでしたが、サイドメニューで「餃子」がなんと１００円です。
これはかなりお得と言えますね。
普通のラーメンに餃子とサービスのライスで７００円のランチはリーズナブルだと思います。
テーブルには調味料やガーリックチップなどが置いてあって、入れ放題です。
あっという間にこれだけ食べてしまいました。
この乳白色のスープを見ますと、とても「醤油ラーメン」とは思えませんね。
ただ、細かい具が多いので、それを食べるのには苦労します。
特に鮭フレークは沈んでしまうと見つけにくいです。
食べ終わってお会計をします。
これもてきぱきとしていて気持ちが良いですね。
チェーン店としては十分合格だと思います。
次は「ざるラーメン」の餃子付きライスというのもありかな。
2009.08.26 Wednesday
たこ八＠美女に囲まれ
たこ八＠美女に囲まれ
さて、先週は体調不良でお休みしていた「たこ八」さんです。
ようやく体力も復活して、月曜の夜におじゃましてきました。
「こんばんは」
いつものように暖簾をくぐりますと、ただいまの時間はお馴染みさんばかりですね。
どこに座ろうか迷っていると、ギバちゃんが
「もう帰るからここに座わりなよ」
と席を移動してくれました。
そこで、美人人妻のＲチャンの横に入れてもらいます。
ギバちゃんは中国帰りで、今日は奥方とご同伴だそうです。
なぜかＲチャンのむこうに奥さんがいますが、それで良いのかな？
オカアサンから
「また東京に遊びに行ってるんだと思ったよ」
そういわれましたがご存じの通りで、休んでいただけです。
「東京は今週の水曜日に行く予定ですね」
あれこれ世間話に花が咲きます。
ギバちゃんは早くもお会計をして、帰るばかりと思いきや、それからが長いです。
まあ今日は空いていますから良いですが、奥さんと二人で飲み過ぎたのかな。
お支払いから３０分ほどしてようやく重たい腰を上げましたが、いつの間にかお客さんは３人になっていました。
私と、右手にＲチャン、そして奥にはよく見かける女性の一人客がいらっしゃいます。
つまり「両手に花」状態で、たこ八としてはかなり珍しいシチュエーションです。
といっても私がモテているわけではないんで、どうってことはありませんがね。
酒場で女性の一人客は珍しいんですが、ここたこ八ではよく見かけます。
それだけ安心して入れるお店だと言うことなんでしょうね。
３人きりのたこ八で、会話が弾みます。
あ、オカアサンもいれると店内の男女の比は３対１か。
これはなかなか貴重な瞬間ですね。
と、にやけているうちに、若いお兄ちゃんたちのグループが入ってきて、ハーレム状態はあっという間に終わってしまいましたが。
美女に囲まれてこれで厄落としも出来たような気がします。
来週はもう９月か。
季節の変わり目がそろそろ近づいているたこ八でした。
2009.08.25 Tuesday
熊本ラーメン「黒亭」
熊本ラーメン 「黒亭」
友人からお土産をいただきました。
しかも私の大好物、そう「ラーメン」なんです。
もちろんインスタントではない、本家の作品です。
熊本ラーメン専門店「黒亭」。
５０余年の歴史と伝統を持つ老舗の味で、本店は熊本県熊本市二本木にあるそうです。
もちろん私は行ったことはありません。
したがって未体験のラーメンということになります。
これで熊本ラーメン伝統の味を体験できますね。
さっそく料理人に作っていただきました。
麺は半生麺で、そのせいかコシがあって美味しいですね。
スープは豚骨で、こくがあります。
何でも豚の頭だけを煮込んでダシを取ったとか。
そして何と言ってもこの特徴が、「マー油」です。
真っ黒な特製焦がしニンニク油が別添えで付いていました。
これが独特の風味で、熊本らしさを出してくれます。
あり合わせの具材ですが、なかなか豪華になりました。
やはりインスタント麺とはひと味もふた味も違う、専門店のラーメンですね。
家庭で簡単に本場の味が味わえるのは、うれしいものです。
一気に完食です。
どうもごちそうさまでした。
2009.08.24 Monday
ナカミヤ＠一人快気祝い
ナカミヤ＠一人快気祝い
いやあ先週は参りました。
やはり遊びすぎてはいけません。
お盆休みでのんびりしすぎてしまい、休養明けの仕事が立て込んでいたことなども影響して、体調を崩しました。
月曜日の朝からあれこれと運動させられたのが響いて、強烈な下痢に遭遇しました。
その夜は寝るどころじゃなかったですね。
翌日火曜日、すぐにかかりつけのお医者さんに行き、お薬をいただいてきましたが、回復には４日かかりました。
当然とは言え、４日間も禁酒してしまいました。
その時に新しい発見をしたんですが、まあ当たり前のことです。
下痢をすると体重が減ります。
逆算すると何キログラムの×××が体内に入っているかが分かることになりますね。
私の場合、普段の体重よりも３キログラム減量しました。
これが多いのか少ないのか。
専門ではないので分かりませんが、有るところには有るもんですね。
お医者さんの話では、体内の善悪玉細菌がそろって総退陣されたため、それを補うのにはしばらくかかるんだそうです。
幸いにして下痢と胃痛だけで済みましたが、しばらくは力が入りませんでした。
授業中普段は絶対に座らないんですが、今回はへとへとで腰掛けての講義になってしまいました。
間が悪いことにこんな時に限って忙しくなります。
さて、禁酒すれば健康になるのかというと、全くそうでもないんですね。
適度の飲酒は健康にいいんですから、断酒は不健康への道です。
でもおかげさまでなんとか回復して、健康でお酒が飲めるようになりました。
そこでお祝いとして、今日はナカミヤさんで、「一人快気祝い」としゃれ込みました。
土曜日の７時過ぎ、繁華街は人通りも多く盛況のもようです。
お馴染みの白いチョウチンを見つけて、ナカミヤさんに入ります。
「いらっしゃいませ」
今日は繁盛されているようで、先客はテーブル席にひと組とカウンター左端にカップルがひと組です。
じゃまにならないように、カウンター右端に席を取ります。
「ホッピーを氷無しで」
最初の１杯ですからぐいっと行きたいです。
渇いた喉に染み込むホッピーの旨さ。
やはり健康が第一ですね。
つまみはこのところこれ一本槍の「刺し盛り」です。
全く芸がないですが、これだけは食べておきたいのと、これでお腹一杯になってしまうことの両方から、定番化してしまいました。
ここでは毎回この写真を撮るんですが、ほとんど変わらない安定した盛り付けです。
ご主人に９月の連休期間のお話を聞きましたが、やはりレバーの入りは細いそうです。
実は連休期間に団体で乗り込もうかともくろんでいたんですが、これは無理かな。
それにしても何で祝日をまとめるんだろうかね。
お店には新規のお客さんが続々と入ってきます。
ご主人があれこれと説明をしているのを耳にしながら、お代わりは日本酒にします。
今日はアルバイトの女の子も一人増えて、３人体制。
良い店が繁盛しているのは嬉しいものです。
それにしてもカップルのお客さんが多いですね。
何しろ今日は快気祝いですから飲み過ぎてはいけません。
３０分ほどで２杯を切り上げてお勘定です。
本調子ならここからもう２軒ほど回りたいところですが、潔く帰宅しましょうか。
「ごちそうさま」
生ぬるい風の中を、のんびりと歩いて帰路につきます。
2009.08.22 Saturday
陶冶
今朝のＮＨＫニュースで、「常用漢字」の話をしていました。
日常使う漢字の目安とされる「常用漢字」に、来年から追加される予定の１９１文字を正しく読めるか、ＮＨＫ放送文化研究所が高校生を対象に調査したところ、正解率の平均は７割程度にとどまることがわかりました。
（ＮＨＫニュースより）
その中で、キャスターが「これは読めますか？」とパネルに出されたのがこの漢字です。
進捗
領袖
陶冶
これらは高校生に対しての調査で、正解率は３パーセントにも満たなかったそうです。
恥ずかしながら３番目の漢字の意味が分かりませんでした。
そんな時に限って、家人がどんな意味かを聞いてくる。
（自分で辞書引きなさい）
そうも言えずに、はっきりと
「うーん、分からん！」
そう、夫婦間で隠し事はしません。
「にすい」に台という漢字は、昔大先輩にその漢字のある苗字のかたがいらっしゃって、記憶していましたが、意味までは分かりませんでした。
さっそく辞書を引いてみました。
陶冶
とうや
名）スル
(1)陶器を作ることと、鋳物を作ること。
(2)生まれついた性質や才能を鍛えて練り上げること。
「人格を―する」「吾人の性情を瞬刻に―して/草枕（漱石）」
さっそく使ってみようかな。
2009.08.20 Thursday
倒れてしまいたい時もある
倒れてしまいたいときもある
人間だから、時には疲れ切ってしまうこともあります。
まず右足を踏み出して、次に左足を踏み出す。
そんな単純なことが次第に辛くなってくるときがあります。
かといって、足を踏み出すのを止めるわけにも行かない。
そんな時にふと、（もう倒れてしまおうか）と思うときがあります。
このまま倒れてしまったらどんなに楽なんだろうか。
ふと脳裏を横切る思いに、首を振ってまた歩き続ける。
そんな繰り返しで、人生を歩んで行きます。
先日の地震で本棚が倒れました。
古いファイルや保存した資料などが散乱しています。
本人が頑張っているのに、なんてやつなんでしょうか。
いまだに片づける気力が湧いてきません。
今日は気力のないブログ更新でした。
実は現在体調不良で、珍しく３日間も禁酒しています。
なんとか週末までには復活したいと思っていますが、ブログの更新はしばらくお休みさせていただきますので悪しからず。
2009.08.19 Wednesday
あさひ＠二杯目
あさひ＠２杯目
お盆休み最後の日曜日。
実は今日から仕事始めになります。
長いお休みの後のお仕事で、いつも以上にくたびれました。
そこで仕事の帰りに一杯引っかけようとお店を探します。
まずは「ナカミヤ」さんに行きますが、今日はお休みのようで断念。
そこで思い浮かんだのが「あさひ」さんです。
ここもかれこれ１年ぶりになりますが、たまに行きたくなるお店です。
何より日曜営業というのが嬉しいですね。
５時半のお店に入りますが、まあ大盛況ですね。
家族連れが多いようで、若い方から年輩の方まで、ぎっしりと詰まっています。
そこで、運良くカウンターの席が二つ空きました。
カウンターは皆さん一人客のようで、常連さんばかりですね。
さっそく腰を掛けて瓶ビールをいただきます。
「サッポロ、キリン？」
「キリンをお願いします」
カウンターですとメニューが見えないところが困りますね。
つまみを何にしようか迷っていると、お兄さんが伝票を出してくれてここに書いてくださいという説明です。
こういう気配りが嬉しいですね。
目の前の調理場では、めまぐるしくフライを揚げたりヤキトリを焼いたりしています。
後から後から注文が入って、てんてこ舞いの忙しさです。
調理担当はご主人とお兄さんの二人。
後は年輩のオバチャンが数人でお運びをしています。
どこかともなく、手元がおぼつかないような気もするのですが、無事回っているので、これが熟練の技なんでしょうか。
さて、ここに来たら必ず頼みたいのが、「にんにくだれの焼きトン」です。
このタレは他では味わえないので、毎回楽しみにしているんです。
さっそく注文を書いて渡すと、まずご主人は、冷蔵庫から焼きトンを取り出して大皿に乗せます。
それをオーブンで３０秒ほど温めます。
そうしてから焼き台に乗せて焼き上げるわけなんですが、面白い焼き方ですね。
ここの肉は厚くて大きいので、普通の焼き方では仲間で上手く焼けないからなんでしょうか。
焼き上がったところで、秘伝の「ニンニクだれ」にどぶんと浸けて出来上がりです。
「おまちどうさま」
これが注文した、ナンコツ、カシラ、タンです。
普通のお店の焼き鳥の２倍はあるというボリュームです。
その上に掛かっているのが、生のニンニクをおろして作った「ニンニクだれ」です。
さっそくかぶりつくと、ニンニクの強烈な風味が口中に広がります。
後はどうなるのか不安ですが、まあ良いか。
当然ビール１本で収まるはずもなく、もう１本を追加します。
やはりこの焼きトンはビールに合うかなあ。
このお店開店は４時なんですが、現在６時過ぎまで大混雑です。
おでんも美味しいんですが、焼きトンでお腹一杯になってしまうので、めったにたのめません。
さてそろそろおいとましましょうか。
「１７２０円です」
喧噪ざわめくお店をあとに、のんびりと家路を帰ります。
2009.08.18 Tuesday
緑青について
緑青について
「ろくしょう」と読みます。
金属の「銅」にできる「錆」の一つです。
銅を長く置いておくと空気中の二酸化炭素および酸素、水によってこんな錆を生じます。
反応式はこうです。
2Cu + O2 + CO2 + H2O → CuCO3・Cu(OH)2
塩基性炭酸銅 CuCO3・Cu(OH)2
これが緑青色のさびの正式名称です。
さて、この「緑青」は昔から有名でして、神社の屋根などによく見られます。
私のよく行く「静岡浅間神社」でも本殿をはじめとする建物の屋根が、「銅葺き」なので、そこに綺麗な緑色の緑青が生じています。
この「緑青」は鉄さびとは違って、安定したさびなので、表面はさびますがそれが内部に進むことがありません。
したがって、銅葺きの屋根は長持ちするわけでして、高級な建物とか神社などには昔からよく使われています。
また、「十円硬貨」にもこの「緑青」が生じることがあります。
十円硬貨は青銅という銅と錫および亜鉛の合金です。
銅よりも固いんですが、長く置いておくと表面にこの「緑青」を生じます。
古い十円硬貨に緑っぽいものが付いているのをご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
さて、ここからが本題です。
実はこの「緑青」、私は「毒物」だと思っていました。
高校時代にそう教わった記憶があり、古い参考書などにもそのように書かれています。
もちろん学生にも「毒性があるから注意するんだよ」と教えておりました。
しかし気になって調べてみると、驚いたことに今では「無毒」というのが一般的なんですね。
動物実験の結果によりますと、「毒性」は無いと言うことなんです。
今から２５年ほど前に当時の厚生省から、毒性は無いという見解が発表されたそうです。
人間古い記憶だけでは生きて行けないということを痛感いたしました。
これからも気を付けなくてはいけませんね。
それにしてもなぜ毒性がずうっと言われ続けていたのか。
不思議ですね。
2009.08.17 Monday
風風ラーメン＠八幡
風風ラーメン＠静岡南店
全国チェーンのラーメン店です。
以前繁華街にお店がありましたが、いつの間にか撤退してしまいました。
調べてみますと、現在の営業は静岡市内ではここだけになっているようです。
お店は、カネボウ通りの通り沿いにあって、「ジャンボエンチョー」の隣と言えば分かりやすいでしょうか。
江川町の通りにあったお店は何回か行きましたが、このお店は初めての訪問です。
チェーン店だからといって馬鹿にしてはいけません。
下手な一般店より明らかに安く美味しいチェーン店も、今ではかなりありますからね。
さて、カネボウ通りを進んで目指すお店に着きました。
時間は１２時４０分ほど。
お店は半分ほどの入りで、割合に賑わっているようです。
「いらっしゃいませ」
明るいオバチャンの声が響きます。
さっそくカウンターに座って、メニューを見ます。
実は「辛辛麺」というものがあって、それに釣られたんですが、よく見ると「油そば」系統のものでした。
私は汁無しの麺はあまり好きではないので、急遽予定変更することにします。
とんこつラーメンが看板のようですが、変化球で「醤油ラーメン（６３０円）」をコールしました。
他には「応援ラーメン（４８０円）」という安いメニューがありましたが、どう違うんでしょうか。
店員さんは皆さんそれなりのお年を召したオバチャンで、なかなか活気があります。
これが若いお兄ちゃんの店員ですと掛け声がわざとらしいんですが、さすがはオバチャンで心がこもっているような感じがします。
その中でも真っ先に声を掛けているのが、たぶん店長さんなんでしょうね。
「おまちどうさまです」
正面から醤油ラーメンが出てきました。
出てくるまでに３分ほどという速さです。
さすがはチェーン店ですね。
まずはコショーを振って、心静かに割り箸を割ります。
具は、チャーシューが２枚にメンマとノリというオーソドックスなものです。
スープは驚くほど熱いです。
これだけでも作りたてだと言うことが分かりますが、味もしっかりしていて正直驚きました。
麺は細麺でコシのある透明な縮れ麺。
歯ごたえも良いし、スープに良く合っています。
いやあこれなら満足です。
以前食べた同じチェーンのお店とは全く違う熱いスープに、やはりチェーン店でもピンキリだと言うことを痛感しました。
これなら次回は別のメニューであれこれ試してみたいですね。
お会計をして、お店を後にします。
2009.08.15 Saturday
ダバ インディア＠八重洲
ダバ インディア＠八重洲
さて本日のディナーは、「南インド料理」の「ダバ インディア」さんです。
場所は東京、ＪＲ東京駅を八重洲口で降り、徒歩でお店を探します。
いつもながらあちこちと放浪しますが、ともかく無事到着です。
お店の開店は午後５時ですが現在１５分ほど前ですから、まだドアは閉じたままですね。
お店の前の飾りは、ガネーシャでしょうか。
メニューも張ってあります。
今回は５時からの予約を取ってあり、コースの「ダバ・パーティー」を人数分頼んでありますから大丈夫ですが、少しばかり早く着きすぎたようです。
そこであたりをうろうろしていますと、お店の方が気配を察してドアを開けてくださいました。
まだ１０分ほど時間がありますが、ありがたくお店に入らせていただきます。
まずはお飲物で、これはビール派とラッシー派に分かれました。
そろったところで乾杯です。
まずは「ババド」に
「マサラドーサとサンバルカレー」
薄いクレープ状の生地で具がくるんであります。
見た目もかわいいし、前菜としてこれからの期待を盛り上げてくれます。
お行儀良く、手づかみでわしわしといただきます。
薬味があれこれありましたが、面倒なので全部付けちゃいました。
まあどれもみな美味しいんで、ノープロブレムです。
「タンドリーチキン２種」
この盛り方が変わっていましたね。
総勢９人で伺ったんですが、このお皿は３人分です。
次に出てきたのは二人分で、これが３皿でした。
インドの人は数字に強いと聞きましたが、計算がユニークなんでしょうか。
レモンを搾っていただきましたが、悪くない味付けで、それほどインドらしさはなかったのがやや不満ですか。
「チーズクルチャ」
三人前で、ちゃんと三等分に切り分けてあります。
糸を引くチーズの風味が良く、もっちりしていてなかなかのものでした。
このあたりで「インドワイン」の赤をいただきます。
ところがテイスティングもなく、いきなりグラスに注いだもので持ってきました。
インドでは細かいことは気にしないんですね。
ワイン屋の社長が怒り出さないかと冷や冷やしました。
「海老と魚のシャクティマサラ」
海老は一人あたり１尾です。
お魚は白身のようでしたがなにかは分かりません。
一見チリソースのように見えますが、もちろん違います。
「マトンカレー メティの香り」
「シェフのチキンカレー」
「野菜カレー」
写真で見るとどれがどれなのか全く分かりません。
どれもかなり辛いです。でもまた美味しい。
後を引く辛さで食欲も進みますね。
「ナン」
これが美味しいです。
やはり本場のシェフが焼くナンは違いますね。
一人前ずつ切り分けてあり、これも親切です。
薄く、もっちりとした生地でこれだけでも十分に美味しいですね。
これにカレーを漬けて食べると、何枚でもいけそうです。
もちろん追加は何枚でもオーケーで、嬉しいサービスです。
「バスマティライス」
綺麗な真っ白いライスです。
ぱらぱらとしていて、カレーに良く合いますね。
さすがに手づかみでは食べませんでしたが、インディアンそのものです。
ジャポニカ米とは全く違う、カレーにぴったりのライスです。
これがまた風味があって美味しいライスでした。
「グリーンサラダ」
ドレッシングが掛かっています。
これはごく普通の、シンプルなサラダでした。
「デザートのインド風アイスクリーム」
固いです。
スプーンで削り取るようにして食べます。
そうしているとなにやら固いかけらを発見。
緑色のかけらでしたが、店員に告げると
「ピスタチオです」とあっさり答えました。
「こんな固いモンは入れたらいかんよ、気を付けなさいね」
「すいません」
ま、気を付けていただければ良いんです。
ガラスかと思いました。
実は途中でアクシデントがありました。
ボーイさんがお皿を片づける時に誤ってワイングラスを倒してしまったんです。
グラスが割れて、赤ワインが飛び散りました。
真っ先に店長らしき方が飛んできて、片づけをします。
「お召し物は大丈夫でしたか？」
幸いに被害はテーブルの上だけでした。
もちろん料理は代えてくれましたが、そんな伏線があったわけです。
それにしても年は取りたくないもので、皆さんほぼ満腹状態です。
量的にそれほど多くはないと思いますが、料理がだいぶ残ってしまったのは申し訳ないですね。
今度来るときは十分にお腹を空かせて行かなくてはいけませんね。
美味しいインド料理に大満足のご一行でした。
2009.08.14 Friday
ナカミヤ＠逆コースで
ナカミヤ＠今日は逆コース
さて、静岡地震もなんとかこなして、落ち着きを取り戻してきた静岡市内です。
水曜日の夜といえばやっぱり「たこ八」さんへ顔を出さなくてはいけません。
まさか大丈夫だとは思いますが、念のため確認をしておきたい気持ちももちろんあります。
６時半という満員必至の時間帯ですが、お盆でもあり空いているんではないかという甘い期待を胸に、たこ八の暖簾をくぐります。
わあ、何と今日も満員です。
ちょうど目の前の席にはＫちゃんが後輩を連れて座っています。
何と席を詰めて私を入れて下さると言います。
「どうもすいませんねえ」
ありがたくお言葉に甘えて座ります。
隣には名カメラマンＡさんが、今日もつぶやきながらグラスを傾けていました。
さすがに地震のあった昨晩は、お客さんも少なくこの時間帯もガラガラだったそうです。
今日は家で軽く飲んでから来たので、ビールはやめてショーチューからいただきます。
ここでも地震の話題で持ちきりです。
さっそくオカアサンに様子を聞きますと
「大丈夫、全く被害はなかったよ」
頼もしい答えが返ってきました。
でも建て直す前の、古い造りだったら危なかったかもしれませんね。
やっぱり青葉横丁も地震対策をして正解だったようです。
なるほど備えあれば憂いなしということですか。
さて、今日のお客さんでは、たこ八は初めてと思われるオバチャンの３人組がまた賑やかです。
面白いことにオバチャンは、おしなべてみなさん図々しいんですね。
酔いも回っているようで、お隣にいるもちろん初対面のお客さんに、盛んに話しかけています。
これはこれでほほえましいことではありますが、ご年輩とはいえ女性ですからそれなりの慎みは持って欲しいですな。
（と、Ａさんがつぶやいておりました）
後から来たお客さんに対しても、勝手に席を詰める指示まで出してオカアサンをやきもきさせます。
実は常連さんなので、座りたい位置が決まっているんですね。
人によっては隣り合わせになりたく無いという、犬猿の仲の常連さんもいらっしゃいますから、ほどほどの世話焼きがよろしいようです。
とはいえまずは和やかな雰囲気で、満員のたこ八を切り上げて次に進みます。
（これは以前いただいた、「ミョウガの天ぷら」です）
なんやかんやで１時間ほど過ごしたたこ八を出て、向かった先はもちろん「ナカミヤ」さんです。
いつもはこの逆の経路の時が多いんですが、今日は珍しく後回しになりました。
「こんにちは」
ラッキーにもカウンターが空いています。
例によって端の席に座って、ホッピーと刺し盛りをお願いします。
お盆ですから大丈夫かと思いましたが、ちゃんと配達されてくれたそうです。
「今日のレバーは良いですよ」
ご主人が気合いを込めて盛ってくれました。
相変わらずの勇姿ですねえ。
しかし毎回毎回このワンパターンで、我ながら芸がないですね。
ご主人に地震の被害を聞きますと、ここもたいしたことはなかったそうです。
お酒の瓶がたくさんありますから心配でしたが、全く大丈夫と言うことで安心しました。
最上段にあるショーチューの一升瓶は、びくともしなかったんだそうです。
今日は暇なようで、いつもより余計にお話をさせていただきましたが、これは私が酔っていたせいでしょうか。
ホッピーのナカをお代わりして、今日はここまで。
地震被害の調査を終えて、無事帰宅したのでありました。
2009.08.13 Thursday
プルーカフェ＠銀座
プルーカフェ＠銀座
店名からしてあれっと思った方もいらっしゃるかと思います。
なんせ、「銀座」で「カフェ」ですから、何でラーメンが関係あるんでしょうか。
いえいえ、そこで間違いなくラーメンを食べてきました。
しかもとびきり美味しいやつです。
激しい雨の降る中、有楽町の駅から徒歩でお店を目指します。
なんとかたどり着いたのは正午をしばらく過ぎた時間で、これは混んでいるかなと危惧するも、雨天のせいか空いていました。
とにかく９名の団体さんなので、それを告げるとテーブルをくっつけて席を作ってくれました。
このあたりはなかなか慣れていますね。
注文は一人ずつ前払いでおこないます。
ランチメニューは、ロコモコ、山形水ラーメン、山形ラーメンなどのセットが色々とあります。
私はその中から、「山形水ラーメンセット（９００円）」アイスコーヒー付きをお願いしました。
まずはアイスコーヒーです。
量もたっぷりで、美味しいコーヒーでした。
ここはランチを食べ終わっても、のんびりと過ごしているお客さんが多く、その分だけ単価が高いのかもしれません。
お店は広く、３０人ぐらいは入れると思います。
今日は女性の二人連れが多く、なぜか喫煙者が目立ちました。
なお、お冷やはレモン果汁が入っていて、さっぱりとしたものでした。
しばらく待つと、順番にラーメンが出てきます。
これは私の注文した「山形水ラーメン」です。
いわゆる冷やしラーメンで、面白いのはスープにはお酢を使っていないことです。
普通のラーメンをそのまま冷たくしたものだと思えばよろしい。
山形地方には昔からこの「冷やし中華」ではない「冷やしラーメン」があるんだと聞きます。
静岡でも、「冷やしラーメン」を出してくれるお店がありますが、これほど本格的なものは無いでしょうね。
具は、チャーシュー１枚にメンマと半分の味玉、中央に三つ葉が飾ってあります。
その下にある茶色いものは具ではなく、スープを凍らせたというかシャーベット状にしたものです。
これが入っているので、食べ終わるまでずっと冷たいままでいただけます。
まずはスープを一口。
鰹ダシが利いています。
完全なる魚介系のダシですね。
このタイプのラーメンは久々に食べましたが、こんなに美味しいとは思いませんでした。
これはまさに夏のラーメンです。
凍ったスープもなかなか溶けず、本当に最後まで冷たいままいただけました。
麺は細麺ですが、かなりのコシがあります。
冷麺に近い感じもしますね。
そういえば「盛岡冷麺」という有名なやつがありましたが、その影響でも受けているのかな。
こちらは友人のいただいた温かいラーメンです。
スープも具もほとんど同じものですね。
こちらも美味しいと評判でした。
なにしろカフェですから、食べ終わったあとものんびりとくつろぐことが出来ます。
銀座のど真ん中で、優雅なランチタイムを過ごせるんですから、これはありがたいですね。
2009.08.12 Wednesday
断章取義
断章取義
だんしょうしゅぎ
忘れたころにやってくる、ご存じ四字熟語シリーズです。
といっても、この前に書いたのは何だったのかも忘れましたが。
この熟語の意味は、他人の文章や談話の一部を、全体の主旨から切り離して勝手な引用の仕方をすることです。
その由来は、「左伝」のこんな話から来ています。
春秋時代、斉の宰相慶封の子慶舎は、父が政務をないがしろにしているのをいいことに、父にもまさる横暴なふるまいが多かった。
国外に逃亡していた一族の、廬蒲葵（ろほき）を呼び返して臣下に加え、自分の娘を妻として与えた。
古代中国では、血族内の婚姻は近親結婚と見なして許さぬ定めだったが、慶舎も廬蒲葵もこの社会道徳を無視してはばからなかった。
慶舎の家の者がこのことを廬蒲葵になじると、彼は平然としてこう答えた。
「慶舎どのが気にしたいものを、何でこちらが気にすることがある。『詩経』から詩を引用するときにも、章を断ち切るのは普通じゃないか。わしも欲しいところだけを取るのだ。一族だのなんだのと、わしの知ったところか」
（当時諸国間の外交交渉や、使節をもてなすレセプションの場で、めいめいが『詩経』の一節を引用したり歌ったりして、自説の論拠とし自分の心境の比喩とする習慣が、広く行われていたという）
その後まもなく、慶氏の横暴に対する周囲の反感がつのってくると、廬蒲葵は率先して反乱に加わり、慶舎を刺し殺したといいます。
引用：「四字熟語集」奥平卓 和田武司 著 より
自分に都合の良い部分だけを切り取って使うというのは、昔からよくあったことなんでしょうか。
最近ではビデオが発達していますから、発言の一部やセンセーショナルなフレーズだけが強調されて報道されることがあります。
前後のつながりからすればたいした意味ではないのに、その部分だけを見たり聞いたりすると、全く別の印象を受ける場合があります。
これから選挙が始まりますが、揚げ足取りというか、重箱の隅を突っついて攻撃する手法はもう止めて欲しいですね。
きちんと政策で勝負して欲しいと思うのは私だけではないと思います。
「良いとこ取り」で万事旨く行くほど世の中甘くはないでしょうがねえ。
2009.08.11 Tuesday
地震に驚く
地震に驚く
今日は早朝の激しい地震でした。
午前５時７分、何とこの時間には目が覚めていました。
といっても布団の中にはいたんですけども。
急にぐらぐらっと来て、あららと思っていたらドカンと来ましたね。
こうなると人間情けないもので、テーブルの下に潜り込んで収まるのを待つしかない。
しかしそれにしても激しい揺れで驚きました。
揺れが収まってから、家人の無事を確認して、テレビを付けます。
「震度６弱」
まずこの文字にビックリ。
あとから、静岡市葵区は震度５強と分かり、少し安心しましたが、久しぶりの大揺れでした。
家の被害はというと、戸棚から転げ落ちて食器が幾つか割れたことや、古くなっていた吊り戸棚が落ちたぐらいで、軽度の被害で済みました。
しかし事務所の被害は甚大でした。
まず、正面の壁が傷んで破片が落下。
シャッターがずれて支柱が外れる。
まあこのぐらいはたいしたことはないんですが、中に入ってみて仰天、大きな本棚が見事に倒壊していました。
あたりに散乱する書籍の山。
これを機会に不要物は整理しなくちゃいけませんね。
古いエアコンのパネルが壊れて落下。
これもあたりに危険物が無くてそれは不幸中の幸いでした。
何よりパソコンに被害が無くて良かった。
本棚がもう少し近かったら直撃を受けていたところでした。
今から後かたづけをする予定ですが、これは整理整頓をしなさいという天の啓示なのかもしれません。
あちこちいろんなところが少しづつずれているのが分かります。
それにしても地震は恐ろしいですね。
いまだに余震があると、どきっとします。
人的被害が少ないことをお祈り申し上げます。
2009.08.10 Monday
アタック２５ 完結編
続いては、ボタンの押し方や答え方を練習します。
マイクの位置を調整して確認テストです。
一人ずつボタンを押して回答し、パネルの場所をコールする練習です。
私はというと、最初に
「もう少し声を大きく」
と注意されてしまいました。
やはりテレビですから明るくはっきりと、答えなくてはいけません。
そこで受けをねらって、次のコールでは
「３６番！」
「あ、それはないか！」
ややウケでした。
やっぱり今日はいまいちかなあ。
次に番組の最初にアップになる時の視線の位置をカメラの方向にするよう指示があります。
もちろんケイタイの電源は切るように指示がありました。
まずはパネルの取り方の練習です。
ゲーム途中のパネルが表示されて、各色の方が答えてはパネルの位置をコールする練習です。
赤の方から順番に一問ずつ答えて、自分の思った場所を言います。
実際に簡単な問題が読まれて、それに一人だけが回答する形式です。
しょっぱなの方は緊張したのか答えが出ませんでした。
もちろん分からなくてもかまわないんですが、緊張しますね。
正しい場所を答えると良いんですが、明らかに違う場所ですと丁寧に解説してくれます。
それにしてもこれは難しいですね。
私の番をなんとかクリアして４人全員が終わりました。
さて、そこから連続してのリハーサルです。
オープニングの顔の問題から、ビジュアルクイズを実際に続けてゆきます。
後で見るとこれは先週の問題そのものでした。
最初は「笑福亭鶴瓶さん」で、まったく分かりませんでした。
緑の方が好調で、どんどんと回答してゆきます。
結局私は一問も答えられず、これには不安を残しましたね。
練習が終わり、息つく間もなくすぐに本番の開始です。
このあたりはかえって間をおかない方がいいのでしょうね。
秒読みが始まって、緊張が高まってくるのが感じられます。
どんどんと番組は進行して行き、ついに目玉の「アタックチャンス」になりました。
とはいえこのあたりから手が伸びない、さっぱりな私。
でも、最後の最後にようやく答えられて一息つきました。
実はこの収録中に、中断が３回もありました。
これはオフリミットですので、残念ながら書けません。
中断の時は、児玉さんが全員にキャンデーを配ってくれます。
「これでもなめて、リラックスしてくださいね」
優しい言葉まで掛けてくださいました。
さらには皆さんが退屈しないようにとあれこれお話までしてくださいました。
重鎮なのに腰は低いし穏やかで、さすがですね。
さて、めでたくトップを取ることが出来て、「地中海クルーズ・ペア１０日間の旅」に挑戦です。
カメラの位置が変わり、専用のモニターが設置されます。
もしも正解したときにはと、花束を受け取る練習も万全に済ませて、さあスタート。
結果は見ての通りで、まあここまでが精一杯ですね。
児玉さんに慰められて終了でした。
終了後は応援団がそろって順番に記念撮影です。
残念ながら時間の都合で、カメラは一組に一台だけ。
さらにポーズも二点だけでしたが、これは仕方がないですね。
記念にサインをいただけますが、これも出演者一人に一点だけということです。
私はちゃっかりと、児玉さんの著書を持ってゆきました。
終わってから出演者全員で、まずはメイク室に戻ります。
ここでお化粧を落としてさっぱりします。
思いの外厚塗りだったことに気が付きます。
控え室に戻って、賞品と記念品を渡されます。
紙袋に入った、「交通費」は一人分の実費です。
さらに、「参加手当」が一袋に、「賞金」でした。
それぞれ領収書に自分の名前と住所を書き、係りの方に渡します。
これで手続きはすべて終了、ロビーに行きお別れをします。
多少の差こそあれ、皆さんパネルを獲得していますので、まあ和やかな雰囲気でした。
一人で独占していたら、冷たい視線が飛んでいたのかもしれませんが、最後まで良い雰囲気でした。
ところで、肝心な勉強の成果といいますと、結果的には全くダメでした。
政治経済や時事、文学などあれこれと勉強しましたが、全く出来ませんでした。
学習効果があったのは「沢松和子さん」だけです。
「石原裕次郎さん」にいたっては全くの逆効果で、冷や汗をかきました。
人間普段の心がけが大事だと言うことが身に染みて分かりましたね。
ロビーで応援団に再会して、ようやくほっとしたことを覚えています。
今日は楽しい一日を過ごせました。
皆さんありがとうございました。
2009.08.08 Saturday
県立大学学食
県立大学学食
今週は静岡県立大学でのお仕事です。
せっかくここまで来たんですから、「学生食堂」でラーメンでもいただいてみましょうか。
さすがにここまで自転車を漕ぐのは大変ですからね。
いつもながら、この急な坂を上ってくる学生さんにご同情申し上げます。
さて、ここには食堂が二つあるんですがそのうちの上にある方にやって来ました。
普通のランチはカフェテラス方式で、あと会計ですが麺類は先に食券を買います。
サンプルを見て品定めをしますと、何とラーメンが２５０円でした。
チャーシュー麺でも３４０円ですから激安ですね。
もちろんそれなりのお味でしょうが、さすがに学食です。
でも、傍らに目をやりますとこんなメニューがありました。
日替わりラーメンで、「塩バターラーメン」３４０円です。
この機会を逃したらいつになるか分かりませんから、当然これにしました。
さっそく食券を購入して、麺コーナーに向かいます。
券を差し出して出来上がりを待ちます。
調理担当のおばちゃんがマニュアル通りにあれこれと乗せて作ってくれます。
「はいどうぞ」
トレイにそれを受け取り、その場でコショーを掛けて席まで持ってゆきます。
お待たせの塩バターラーメンはこんな風貌でした。
具は、茹でたモヤシにワカメとコーンで、少しバターが乗っています。
肉系統の姿が全く見えないところは悲しいですが、このお値段ですから仕方がないですね。
スープは温めですが、意外にダシは出ていました。
麺は普通の中太麺ストレートです。
スープはあっさりとしていて、悪くはないですね。
何のかんのであっさりと食べきってしまいました。
このお値段でしたら十分美味しいのではないかと思います。
コストパフォーマンスでいうと、同じ値段でしたら具だくさんのチャーシュー麺に軍配が上がりそうですが、未食なので断定は出来ません。
明日からはお弁当なのでお楽しみは来年までお預けしておきたいと思います。
2009.08.07 Friday
ナカミヤ＠黒ホッピーで
ナカミヤで黒ホッピー
さて、珍しく今月は２回目のナカミヤさんです。
だいたい月イチペースでしたが、３１日ぎりぎりで月２になりました。
「こんにちは」
今日は８時過ぎという遅めの時間ですが、割合に空いていて良かった。
いつものようにご主人が迎えてくれます。
先客は、カウンターにお一人とテーブル席に４人ほど。
このテーブル席の方が賑やかでした。
年輩の男性一人に、女性が３人という組み合わせで、特に男性がハイテンションです。
まあ、気持ちは分かりますがね。
「ホッピー下さい」
「氷は入れますか？」
「今日は無しでお願いします」
「いつも白でしたね」
「そうだ、たまには黒でいきましょうか」
思いがけずこんな言葉が口から出てきました。
自分でも意外ですが、たまには心境に変化を付けたいんですね。
さっそく出てきたホッピーですが、本日の１杯目ですから、薄目に作ってぐうっといただきます。
ちびちびやるのも良いですが、一気に流し込むのもまた良いですねえ。
つまみは相変わらずの１本勝負で、「盛り合わせ」です。
これも期待通りのうまさで満足です。
ご主人と色々お話しさせていただきますが、最近はいろんなお客さんが来るそうです。
写真を撮ったりするので、ブログに乗せる人はすぐ分かるんだそうです。
ただ、あれこれしつこく聞く方もおられて、たまにはカチンと来ることもあるとか。
また、このお店は本質的には「居酒屋」です。
ご飯ものはありませんので、そのつもりで来て欲しいそうです。
もちろんお酒を召し上がらない方はかまいませんが、教育上子供はどうかなと思います。
「子供を連れてきて、何が悪い！」
とお考えの方もいらっしゃるかとは思いますが、居酒屋は本来大人の社交場です。
じっと我慢が出来るぐらいの年齢になるまで、待ってあげたほうが良いかと思います。
ご主人は、なんと「古典酒場」のバックナンバーを全部揃えて研究されているといいます。
これは力強いテキストですね。
また新しいメニューが増えるんではないかと、期待できそうです。
なおお盆休みは無いそうですが、仕入れの状態で分からないともおっしゃっていました。
８月の訪問はいつになるかな。
薄めのホッピーはすぐに空いてしまい、お代わりをします。
これも新しい黒で追加でした。
うーんたまには黒ホッピーも良いなあ。
今日はハイテンションの男性にかき回されましたが、美味しかったからま、いいか。
「ごちそうさま」
予定通りに２杯で仕上げて、「たこ八」に向かうのでした。
2009.08.06 Thursday
大山＠富士
大山＠富士
今日は久しぶりに富士までやって来ました。
最近東部はご無沙汰しているので、前から気になっていたこのお店を目指します。
富士駅を出て、本町通りを下ってゆきます。
商店街はシャッターが降りていて、うら寂しい限りです。
この町も空洞化が言われて長いですが、皆さん苦労されているようですね。
駅前の大型チェーン居酒屋だけが賑わっている感じです。
さて、ここから徒歩でお店を目指しますが、さすがに遠いですねえ。
何と片道３０分も掛かってしまいました。
地図だとすぐそこに見えるんだけどなあ。
幸いに曇り空で、汗もかくことなくたどり着けましたが、帰りが悩みです。
お店は駐車場も広く、典型的な郊外店ですね。
ただいま５時１２分ですから、開店すぐという状態です。
早速お店に入りますと
「すいません食券を買ってください」
入り口すぐ左手の券売機で食券を購入します。
ここは初めてとなる「駿河塩そば（８００円）」にしましょうか。
なんでも海老の風味がすばらしいという話ですが、どうでしょうか。
正面が厨房とカウンターで、左手奥にはテーブル席がいくつかあります。
先客は若い男性が一人、おいしそうにラーメンをすすっています。
店員のおばちゃんが元気よく、入ってくるお客さんもなじみのせいかお話が弾みます。
食券を差し出すと
「スープは冷たいものも出来ますが？」
「温かいものでお願いします」
「ニンニクをお入れしますか？」
「お願いします」
セルフサービスのお冷やをくんで、出来上がりを待ちます。
お店の壁には昔の駄菓子屋さんにあったおもちゃなどが飾られています。
これも面白いですが、なにかラーメンと関係があるのかないのか。
まあ、待っている間退屈しないからいいでしょうね。
「おまちどうさまです」
ラーメンが出てきました。
透き通った綺麗なスープに海老らしき面影がちらほらと見えます。
さっそくスープをいただきますと、強い海老の風味が口の中に広がります。
なるほど、これは海老のラーメンです。
具は美味しいチャーシュー１枚に薄味のメンマとノリに水菜、あしらいは白髪ネギです。
麺は細麺のストレートで、のど越しもさわやかです。
非常にあっさりとしていて、海老が好きな人にはたまらないスープですね。
これならニンニクは入れない方が良かったです。
スープも熱々で、最後まで美味しくいただけました。
美味しいスープを残してゆくのが惜しいぐらいの出来でした。
「ごちそうさまです」
満足してお店をあとにしました。
富士駅への帰り道で、こんなお店を発見しました。
なにか気になる風貌ですね。
次回はここに来てみようかな。
2009.08.05 Wednesday
たち木＠新橋
たち木＠新橋
都合により、中略。
南千住の駅に向かって歩きます。
「大坪屋」さんが空いているかなと思って覗きますが、まだ準備中のようで明かりが点いていません。
ここは潔く諦めて電車に乗ります。
そこで急遽思いついたのは、銀座の「ささもと」さんです。
上野で山手線に乗り換え、有楽町まで行きます。
だいたい酔いが回ってからの予定変更は失敗する例が多いんですが、はたして今回はどうなのか。
地図を片手にお店を探しますが、小雨の中でなかなか見つかりません。
そして何とかみつけたお店を見てみれば。
無情にも「開店は６時」のお知らせです。
雨の中をあと５０分も待つのはなかなか難しいですから、またしても予定を変更します。
別の言葉では「行き当たりばったり」とも言いますがね。
そこでまたまた駅に戻って新橋まで行きます。
このあたり、よくぞ迷子にならなかったものです。
当然新橋でもお店が見つからず、あちこちと彷徨した末に見つけたのがこのお店です。
まあ分かってしまえば分かりやすい場所だったんですけどね。
本日の３軒目はここ新橋の「たち木」さんに入ります。
お店は細長いカウンターに奥のテーブル席という、立ち飲みのお店です。
先客はサラリーマン風の若い男性陣で、３グループぐらい５、６人でしたか。
席を詰めて一番手前のあたりに着きます。
「チューハイお願いします」
ここは立ち飲みのお店ですが、お勘定は最後に払うシステムです。
さて焼き物は何にしましょうか。
壁のメニューから見繕って
「キモ焼きと、イカダお願いします」
「イカダはネギだけどいいの？」
「あそうか、じゃあ、くりから焼きとキモ焼きでお願いします」
そう、勘違いして鰻の短冊にしたものと思っていました。
初心者だと分かっていて、親切に聞き返してくれる。
これは嬉しい心遣いです。
居酒屋のご主人だと、威張りくさっていて妙に初心者に素っ気ない方もいますが、このお店は違いました。
やはり長く繁盛するお店は、ご主人の人柄もよろしいようです。
目の前の焼き台で、注文の鰻が焼かれているのを見ながら、グラスを傾けます。
さすがに流れるような手さばきで、串が焼かれてゆきます。
ご主人と手伝いのオネエサンの二人で営業されているようです。
「おまちどうさまです」
小皿に乗って出てきました串ですが、綺麗な鰻ですね。
キモ焼きはもちろん鰻の内臓。
くりから焼きは鰻の身を折り曲げながら串に刺して焼いたものです。
さっそく山椒を掛けていただきます。
こういうしっかりとした味のつまみはお酒が進みますね。
お客さんの和やかな談笑で、ゆっくりと時が流れてゆきます。
またたくまにチューハイが空き、お代わりをします。
追加の串は、カブト焼きにつくねをお願いしました。
鰻以外のものもなかなか美味しいですね。
無口なご主人ですが、存在感があります。
立っているだけで様になる方はなかなかいませんからね。
この雰囲気だけでここに来たかいがあったというものです。
「ごちそうさまでした」
「１８６０円になります」
名残は惜しいが電車に乗って帰路に着きましょう。
2009.08.04 Tuesday
丸千葉＠日本堤
丸千葉＠日本堤
さて、本日の１軒目です。
今日は山谷方面を回ってみようと言う目論見で、南千住の駅を降りました。
そのまま改札口に向かいますが、そこに駅員がいない。
見ると窓口に一人いて、なにやらお客さんの応対をしています。
仕方がないのでしばらく待ちますが、これが長いの何の。
５分ほど待ってついに諦めました。
あれ、そういえばこの前にもここ、南千住の駅に来たときに同じことがあったっけ。
あれから数年、全く改善されていないんですね。
仕方ないので、ピンポン音を立てている自動改札を無視して外へ出ました。
予想通り今回もまるで無視です。
こんなんで仕事になるのかねえ。
それともフリーパスなんでしょうか。
駅を出て、泪橋方面へと向かいます。
途中で変わった看板を発見。
そして泪橋の角には、まだセブンイレブンがありました。
さらに進んでゆきますとそこで何と救急車に遭遇しました。
昼間からなにやら救助しています。
しかし、その老人は運送をお断りしたもようで、つれなく救急車は去って行きました。
その場には横たわった老人と取り巻きに野次馬が数人。
こんなこと、ここでは日常茶飯事なんでしょうか。
「大林」さんはまだ開店前のようです。
「スナック・ボルガ」さんの割れたガラスが痛々しいです。
そしてなおも進んで行くと、目指す「丸千葉」さんの暖簾が見えてきました。
このお店は２時の開店だそうですが、現在７分ほど過ぎています。
さっそく中にはいることにしましょう。
「いらっしゃいませ」
正面に厨房、左手にはＵ字形のカウンターがあり右手は６人掛け２組のテーブル席になっています。
カウンターにも２０人ぐらいは座れる広いお店です。
先客は二人連れに、もう一人で合計３人です。
どちらも常連さんらしくすでに話が弾んでいます。
私はカウンターのちょうどまん中あたりに座ることにしました。
すぐにお兄さんが注文を取りに来てくれます。
「チューハイ（４００円）下さい」
さっそくきりっと透き通ったチューハイが出されます。
常連さんは皆さんボトルをキープしていて、好みのもので割っているようです。
「レバ刺し（５００円）お願いします」
「ショウガかニンニクか、どうしますか」
「ニンニク醤油で」
出てきましたレバ刺しは牛です。
これもまた新鮮で美味しいですね。
噛みしめると甘さが口中にじんわりと広がってきます。
そこに本日の１杯目のチューハイを流し込むと、これがまた美味しい。
チューハイは濃いめですが、これはサービスしてくれたんでしょうか。
それにしても後から後からお客さんが入ってきて、いい賑わいですねえ。
お店のお兄さんが素晴らしいです。
お客さんとそつのない会話を交わしてかつ、注文の品への手配りは忘れず。
しかも声は通るし、愛想は好いしで言うことありませんね。
あとからお友達が来るのか、「予約席」のプレートも置いてあります。
とにかくお客さん同士の仲も良く、和気あいあいとした良い雰囲気です。
お酒が空いたので、順序が逆ですが瓶ビールをお願いします。
「サッポロ、アサヒ、キリン？」
「キリンで」
銘柄を選んでくれる心配りが嬉しいです。
つまみは珍しいので「ハタハタ（３５０円）」をお願いしました。
こちらを囓りながらグラスを傾けます。
３時を回ってまたまたお客さんが増えてきました。
それにしてもこのお兄さん、たった一人で２０人ほどの注文を完全にこなしています。
これは凄いとしか言いようがありませんね。
それはいいんですがさすがにお勘定のタイミングがつかめません。
ようやく間を選んで帰路に着きます。
「１８３０円です」
「どうもごちそうさま」
まだまだ明るい帰り道をのんびり進みます。
2009.08.03 Monday
まる玉＠両国
まる玉＠両国
本日のラーメン探訪は、両国までやって来ました。
ちょうど大相撲夏場所が終了した次の月曜日です。
といっても、巡業は名古屋ですからこちらとは関係ないんですがね。
ところで、行きの東海道線で面白いアナウンスがありました。
場所は忘れましたが、確か戸塚のあたりではなかったかと思います。
電車がホームに止まると
「業務連絡、お客様のご案内をしております」
こんな放送が聞こえてきました。
珍しいので記憶していたら、不思議なことに次の駅でも同じアナウンスがありました。
めったに聞かないフレーズでしたので妙に気になりました。
帰ってから調べてみると、どうも車いすなどの補助をされるために発車が遅れるという意味らしいです。
私はどこかで痴漢でも捕まったのかと邪推してしまいました。
こんなところに人柄が出てしまいますね。
話は戻って、ＪＲ総武線を両国で下車、徒歩でお店を探します。
今回はあっさりとお店を見つけられました。
ちょうど角地にあるお店には、行列が７人並んでいます。
ただいま１１時５０分。
開店の１１時３０分からちょうど１巡するあたりでしょうか。
列の最後に並んで順番を待ちます。
幸いに曇り空で雨もなく、１５分ほどでお店に入ることが出来ました
８席ほどのカウンターにテーブル席が一つという狭いお店です。
私はちょうどカウンターの端席に案内されました。
「ご注文は」
「まる玉ラーメン（６５０円）お願いします」
このお店のラーメンはまる玉ラーメン１本だけで、これに様々なトッピングをするというシステムです。
替え玉も出来るようですが、当然私には無理ですね。
陶器のコップでお冷やを出してくれました。
厨房にご主人の男性と、配膳は女性がお一人。
種類が少ないので、これで十分回ってゆくんでしょうね。
「おまちどうさまです」
待つほどもなくラーメンが出てきました。
これは綺麗なラーメンですね。
白く濁った「鶏パイタンスープ」に味付けは塩のみです。
麺は細麺のストレート、具は薄めのチャーシュー１枚に珍しい「アオサ」です。
あとはネギが乗っているだけというあっさりとしたラーメンです。
まずはスープを一口いただきます。
鶏のダシが良く出ていて、美味しいですね。
具材のアオサが、意外に美味しくてビックリしました。
普段からアオサなぞめったに食べませんからどうだろうかとも思っていましたが、これはいけますね。
コラーゲンの舌に巻き付くしつこさを見事に中和してくれます。
なるほどこのスープにはぴったりですね。
ただし私にはこの麺が合いませんでした。
これは個人的な好みですからどうしようもないですが、茹でかげんがもちゃもちゃしていてどうも違和感があります。
たまたまだったのかもしれませんがそこが気になりました。
「ごちそうさまです」
お店を出るとまだ行列は続いていて、やはり１０人ほどは並んでいました。
帰り道で見つけた力士像です。
千代の富士の手形も押してありました。
2009.08.01 Saturday
アタック２５ その２ いよいよ本番
６月２５日
いよいよ本番です。
大阪福島の朝日テレビ本社に１２時集合です。
ところが焦ってタクシーでそちらに向かったため、何と指定時間より大幅に早く１１時３０分に到着してしまいました。
ビルの前に立っている警備員さんに
「アタック２５の収録に出るものですが」
「では受付に行ってください」
「付き添いがいるんですが」
「出演者しか入れません」
「応援の方は、１時３０分に集合してください」
残念ながら、ここで応援団とはお別れです。
私一人で本社のビルに入ります。
受付で用件を告げると、名前を確認されて、ゲスト用のタグをいただきました。
ここで１２時に担当者が来るまで待っていて欲しいとのことです。
局内の警戒はかなり厳しく、警備員が何人も立っています。
ちなみにトイレに行くときは、カードを機械にかざして透明なゲートを開けて通過します。
１０分ほどして、どうも参加者らしい方が、一人また一人と入ってきました。
１２時を少し回ったころ、ようやく係りの方がいらっしゃいました。
やはりロビーに集まっていた３人が今日の参加者のようです。
ゲートをくぐり、エレベーターで２階に向かいます。
まずは控え室で、ここに大きな荷物を置きます。
私は軽装なので、そのまま手提げ鞄を持ちますが、大きな旅行鞄を持った方もいらっしゃいました。
お話をさせていただくと、今回の出場者は男女２人ずつです。
年齢は私が最高で、もう一人の男性は５３歳、女性はお二人とも５０歳になったばかりだそうです。
千葉、岡山、宮城と私が静岡でさすが全国各地から選んでいます。
まずは化粧室に入って、テレビ写りを考えてのメイクです。
女性はもちろん、男性陣もしっかり化粧をします。
まずは電気髭剃りで、影が出来ないように念を入れます。
ヘアスタイルを整えて、厚くファンデーションを塗って、眉を描きます。
といってもこんな顔ですから、１０分もかかりません。
男性二人が先に済んで、外で女性陣を待ちますが、こちらはさすがに時間がかかりました。
次に向かった部屋で、番組進行のレクチャーを受けます。
まず最初に小さな紙を渡されて、そこに自分の職業と番組冒頭でするキャッチフレーズを記入します。
悩んだ末、ラーメンを入れることにしました。
続いてはパネルの取り方から、クイズへの答え方などの説明。
これをかなり長くやりましたが、後から考えると回答者を落ち着かせるためなんでしょうね。
考えてみますと、この説明をする方も毎回毎回同じ文句を繰り返すわけですから、大変といえば大変です。
今日は一日で二組の録画撮りをするんですが、当然ディレクターは違っています。
ここではオフレコの話しもあり、残念ながらコメントできません。
出演者間の紹介などは全くなく、お互いに自己紹介で済ませます。
話を聞いているうちにあっという間に時間が過ぎて、さあ本番です。
ディレクターさんに先導されて、スタジオへと向かいます。
会場にはすでに応援団がスタンバイしていました。
こういう中で見慣れた顔を拝見するのは心が落ち着きます。
とは言っても、後ろの席ですから座った後では見られないんですね。
それぞれ自分の回答者席に座ります。
椅子の高さを調整して、マイクにボタンの確認。
場面では見えませんが前のテーブルには各自のモニターがあって、そこにパネルの状態が表示されます。
そこには４色の枚数と、現在自分が何枚取っているのかが表示されていて、参考になります。
このあたりで、児玉清さんがご登場されました。
相変わらずクールで、存在感のある方ですねえ。
生で見られただけでもここに来たかいがありました。
そこでまずは全員そろって、記念写真の撮影です。
終了して、席に戻ります。
