2007.05.31 Thursday
水心子
水心子
「道路整備の予定があり、近々閉店しますよ」
そう言いながら、いまだにしぶとく営業している「水心子」である。
(そう言えば遅くまで営業しているはずだ)
そこで本日のシメは、ここの名物「つけめん」をいってみることにした。
入り口をくぐると先客は一人だけで、退屈そうに出来上がりを待っている。
入り口の正面が調理場で、そこを囲んでコの字型にカウンターと、中央にも島状の席がある。
変則的な構造をした10席ばかりの小店で、雑然としている。
相変わらず床は汚れているが、まあこれがここの持ち味。
ぶっきらぼうな店主に「つけめん」(600円)とだけ告げて席に着く。
気が付いて、セルフサービスのお冷やを汲みに行く。
「××です」
先客の注文が出来てきたようだ。
呼ばれたお客は、中央の調理場とのさかいに行き、トレイに乗った丼を受け取る。
ここでは全部セルフサービスなのだ。
もちろん食べ終えた丼もオヤジに返すのがお決まりなのだ。
オヤジは奥の調理場から出ることはない。
したがって店内はべたっとした感じになっている。
ふと思ったのは
(この店で食い逃げするヤツがいたら、簡単に成功するな)
今度オヤジが暇だったら聞いてみようか。
さて、麺を茹で終えたオヤジは冷蔵庫からスーパーで売っている袋入りのモヤシを出す。
それをビリビリッと破ると、いきなり鍋で炒め出した。
さらには茹でた麺も入れてひと炒め、これを平皿に盛って出来上がり。
付けだれを入れた器と合わせて「つけめん」が完成だ。
「つけめんです」
トレイに乗った二つの皿を受け取る。
ちょっと変わったつけめんだが、味はなかなかの物です。
麺は細麺で軽くウェーブが掛かっている。
これとモヤシを合わせて箸で持ち上げ、付けダレに絡ませる。
味付けは複雑で、なんでも「四川風味噌だれ」なんだそうな。
残念ながら、具の確認を忘れたので、はっきりとは言えないが、たぶんチャーシューぐらいは入っていたような気がする。
まさに「ここでしか食べられない味」ですね。
「ごちそうさま」
中央に向かって、オヤジに器を返し、お会計をする。
まだまだ立ち退きまでは時間があるようだが、頑張ってもらいたい店です。
2007.05.30 Wednesday
ごちそうマルシェ
ごちそうマルシェ
この店、正確には「うまいもんや ごちそう380マルシェ ペガサート店」となる。
長い名前だ。
2軒目は中心街まで行くのも面倒だというわけで、ペガサート地下にあるこの店に。
面白いことに、この店は「全品380円(税込み399円)という均一料金制になっている。
これが高いのか安いのか?
ぜひとも実地検分しなくては。
使命に燃える酔っぱらい両名は、肩怒らせて店に突入するのだった。
店はなかなかにしゃれた造りで、注文を取る店員は若い女性のみ。
天井も高く、開放的な広い店だが、客は疎らだ。
先ほどのお店もそうだったが、まだまだ景気回復への道は遠いのか。
テーブル席に案内されて、まずは「生ビール」と「ます酒」で乾杯。
嬉しいことに、ここにも「磯自慢」が置いてある。
マスに置かれた小さなグラスの上に、女性店員が一升瓶からトクトクと注いでくれます。
(けっこう重いので)
「おいおい、大丈夫かいな」
本心は
(こぼすんじゃないぞ、もったいないからな)
(でも、枡の中は満タンにしてね)
中途半端なところで、止まってしまった。
お代わりをすると、その度にこれが繰り返されるので、心臓に悪い。
お金持ちらしく、ちょっと残したままで注いでもらうという暴挙に出たが、当たり前のように気にもしてくれませんでした。
つまみには「枝豆」に「とろ馬刺し」
馬刺がこのお値段とは嬉しい。
「茄子きゅうり浅漬け」は静岡らしく、上に「おかか」が掛かっている。
HPのクーポンで「オススメ料理☆1皿サービス♪」とあったので、期待して待っていると、出てきたのは熱々のクリームコロッケでした。
ここでも一人3杯づつを片付けて、お会計は3590円(10円未満は切り捨て)。
後で気が付いたが「握り寿司盛合わせ」があったんだ。
最後のシメにつまんでおけば良かった。
同じ値段なんだから、コストパフォーマンスの高い物だけ頼みゃいいのに、貧乏性は抜けませんね。
まあ今日はこれぐらいで勘弁してやるか。
2007.05.29 Tuesday
居酒屋一番鶏
居酒屋 一番鶏 @鷹匠町
新静岡センター直ぐ近くにある居酒屋。
確か7年ほど前に行ったことがあるが、久しぶりの訪問になる。
「いらっしゃいませ」
午後5時半の入店はこの店の一番乗りだ。
奥に長い造りの店はカウンターに向かいのテーブル席、奥には広めの座敷席がある。
端の席に着き、まずは「中生ビール」で乾杯。
テーブルにはメニューを書いた紙が敷かれている。
壁にも一面にお品書きが張られていて、居酒屋らしさを出している。
これを見ながらつまみの手配を考える。
入り口上にあるテレビのニュースでは、大臣の自殺を報道している。
ZARDの転落死もあり、今日は厄災の多い一日だった。
「もつ煮お願いします」
「すいません、今日は無いんです」
「じゃ、レバ刺しを」
「それも切れていまして」
おいおい、張り出して書いてある「店長のお薦め」がふたつともハナから品切れかい。
お通しの「枝豆」(280円)が出てきた。
それではと、「はんぺんフライ」(390円)に「とんそく」(520円)を注文する。
この「とんそく」が、じっくり焼かれていて旨かった。
単純な塩の味付けがすっきりしていてよろしい。
手づかみにしてかぶりつくと、ねっとりとしたゼラチン質のうまみが、口中に広がる。
骨に残った小さな肉片までも残らずこそげ落としたい衝動に駆られる。
酔っぱらいに野生が戻ってきた瞬間だ。
2杯目は冷酒にして「磯自慢」をいただく。
一合升にグラスを置き、溢れるようにして酒を注ぐ。
最近はこういう注ぎ方をする店が多いが、私としては普通に出してくれた方がよい。
だって、飲みにくいし、枡の中にこぼれた酒を飲むのもわびしいもの。
つまみの追加で、「揚げなんこつ」(390円)に、焼き鳥を「レバー、鶏皮、すなぎも」各2本づつ(1本80円)
焼き鳥はこの店の看板らしく、良心的な価格で嬉しい。
各自もう1杯ずつお代わりをして
「もう1軒行くか」
1時間半ほどの居酒屋タイムは二人で6080円。
クーポンが利くので嬉しい千円引きとなり、外に出ると。
「おや、雨だ」
泉水の涙雨かなあ。
2007.05.28 Monday
左見右見
左見右見 四字熟語
別役実 著
まず読み方である。
もちろん「さみうみ」ではありません。
本書にはふりがなが振ってありますが、日常余り使わないし、難しい読みですね。
「ともこうみ」と読みます。
意味は「あちこち見ること、周囲に気配りすること」ぐらいでしょうか。
本書では別役さんが、「四字熟語」を一つ取り上げ、あれこれと文句を付けています。
かなりのこじつけもあって、一つのテーマで話を続けるのは大変なんだなあと感じてしまうのは、ひねくれてるせいかな。
ところで話は全く関係ないんですが、この本は静岡市立図書館で借りてきました。
本には「06,01」とスタンプが押してあるので、2006年1月に入庫したものでしょう。
まだ新しくきちんとしているのですが、目次を見るとがっくり。
謹厳実直・・・14 天地無用・・・59 などと書いてあるところに鉛筆で「○」とか「∨」などの印が書いてある。
おそらく自分が読んだ時に付けたんだろうが、マナーが悪い。
ここから先は想像なので、そのつもりで読んでいただきたい。
最近いや結構前から図書館の本に同じ類の落書きが目立つのだ。
それは鉛筆書きで、短い棒のようなものだ。
ページの下部にちょこちょこっと書いてある。
この印が書いてある本はかなりの数になると思う。
本当に想像なので、間違っているかも知れないが、こんな気がする。
たぶんご老人で、余り眼が良くはない。
疲れるので、ちょくちょく休みながら読書をするのだろう。
そこで、どこまで読んだかを鉛筆で書き込んでゆく。
まあ、栞の代わりに書き込んでいるということなんだろうか。
本の種類は随筆系統の物に多いので、良く目にする事になる。
図書館のほうではいちいちチェックは出来ないとは思うが、何とかならないのかなあ。
2007.05.25 Friday
石の華
石の華
静岡市葵区昭府町にある中華店。
この店も久しぶりの訪問になる。
冬場であれば名物の「牛乳ラーメン」でも行こうかというところだが、さすがに期間限定品、5月も末で休止中。
醤油ラーメン(450円)のつもりだったが、気が向いて「石の華ラーメン」(550円)を注文。
これは初めての注文だが、店の名前を付けてあるのだから、自信作なんだろう。
正午前のお店は、他に誰もいず、のんびりとカウンター中央に座る。
お冷やはセルフサービスらしいので、入り口近くまで取りに行くが、クーラーの出が悪く、チョロチョロと時間がかかる。
文句は言いませんが、お客が少ない時なんかは、出してくれても良いような気がする。
そう言えばこの店のご店主は、「たこ八」によく見えたSさんの知り合いとか。
「俺の名前を出しゃあ、ギョウザの一皿もサービスしてくれるよ」
と何時も言ってましたが、とても怖くて言えません。
このセリフを言って、もし出てきたとしても食べづらいし。
かといって「ああそうですか」と軽くあしらわれた日にゃ、どう取り繕っていくか。
ま、それほどギョウザが食べたいわけではないので、良いんですがね。
ちなみに、私がお店を紹介する時には、必ず前金でお店に渡しておきます。
今時「オレの顔でサービスしてやってくれ」なんて××ザまがいのことは言えませんからね。
どうぞご安心の上、サービスを受けて下さい。
さて、カウンターに「石の華ラーメン」が出された。
これは一言でいうと、「キムチラーメン」と言うことかな。
醤油ラーメンにチャーシュー一枚、ワカメ、ノリ、和えたネギ、そして多めのキムチが乗っている。
キムチは浅漬け風で、それほど酸っぱくない。
スープはあっさりとした醤油味の定番品だ。
合わせる麺は細麺で、ウェーブがかかっている。
キムチから出る適度の辛味が、アクセントになって飽きずに食べ進められる。
一気に食べ終わってしまった。
店を後にすると、直ぐ近くには「偏軒」があるし、「マクドナルド」や「スマル亭」も近所だ。
そうしてみるとけっこうな激戦区なのかも知れない。
私以外にお客がいなかったということが、少し気になったが、頑張っていただきたいお店である。
2007.05.24 Thursday
たこ八は回る
昨夜、仕事を終えていつものようにたこ八の暖簾をくぐると
「おおっ来たあ」
突然の歓声でお出迎えだ。
店はほぼ満員で、端の指定席には久しぶりの常連「町屋庵」さん。
「そろそろ博士が来る頃だと噂してたんだよ」
いつの間にか博士になってる。
毎度のことだが、本当に調子が良い男だ。
その隣には、若い男女のペアが2組。
更に横にはJINチャンが静かに飲んでいたので、その隣に入れてもらう。
もう一方の端には元お嬢さんが3人組で、独自の盛り上がりをしている。
いつものように瓶ビールでJINちゃんと乾杯。
「今日は飲み過ぎちゃった」
JINちゃんの前にある空瓶は3本。
それでツマミに食べたおでんの串が1本だから、私以上に儲からない客だ。
さて、男女のペア2組だが、共に30くらいでたこ八は新参者という。
一組は京都の出にて、最近静岡市内に越してきた新婚のカップル。
もう一組はと言うと、なんとわざわざ吉祥寺から来た若い夫婦だった。
話では半年ほど前に初めて静岡に来て、この「たこ八」に入った。
そこで常連さんと仲良くなって、居酒屋気分を満喫したのお二人は大感激。
そこで今回は車に乗って一泊旅行と、たこ八を目指してきたのだという。
相変わらず調子の良い「町屋庵」さんを
「高田純次によく似てる渋いオジサン」
などと持ち上げているが、なんて事はない、似ているのはいい加減なところだけだ。
まあたこ八には遠方からのお客さんが多いので、常連さんはみな承知。
「静岡おでん」の初心者さんに、手取り足取り教えてあげるのだ。
「午後5時の開店と聞いていたので、旦那のほうが一番乗りは恥ずかしいからと、時間を潰してきた」
「30分過ぎに来たら、もう満員でオカアサンが空けてくれたのでやっと入れた」
「入れなかったらあんたのせいだと、喧嘩になる寸前だった」
ふむふむ、なんせ開店前から入っている客もあるしね。
「これみんなで食べてね」
なんとオカアサンから「生桜えびのかき揚げ」がサービスで出された。
揚げたての熱々を味塩付けていただくと、あちこちでうなり声が
「ん、旨い」
常連さんだけの時は良くあるが、一見さんが多い時には珍しい光景だ。
わざわざ吉祥寺からウラを返しに来てくれたお二人に感謝の一品だ。
ついでにキャベツの漬物も
「これ食べてみな」
そう言えば先日はシンチャンお土産のチーズ「カチョカバロ」をワガママにも網焼きしてもらって食べた。
なんかメニュー以外の物をよくつまんでいるような気がする。
さて、話は尽きないがそろそろ定量だ。
「どうもごちそうさま」
いつもどうりにお勘定をして、たこ八を後にしたのでした。
2007.05.23 Wednesday
旺@昭和町
旺
静岡市葵区は昭和町のあたりか、深夜営業専門の店だが、長続きしている店だ。
居酒屋が立ち並ぶ通りの端に、こじんまりと営業している。
一杯やった帰りに覗いてみると、何かわけありがちな女性が一人で「支那そば」を啜っていたりしている。
この店は開放的な造りで、通りから店内がよく見えるのだ。
大繁盛というわけでもないが、それなりにお客は入っているのだろう。
今回は久しぶりに、夕飯抜きで飲んだため、ちょっと空いた小腹を満たそうと入店した。
「いらっしゃいませ」
午後9時半という店内は、暇そうにテレビを見ていた店主一人。
まだ宵の口で、客足は少ないのだろう。
カウンターの真ん中に座り、「支那そば」(650円)を注文する。
メニューの種類は少ない。
他には3,4品目ほどで、後はお酒におつまみのたぐいだ。
さっそく麺を準備する店主の二の腕には、なにやら怪しげなタトウーが見え隠れする。
笑顔が可愛いが、この男ただ者では無いな。
「おまちどうさま」
カウンター越しに出されたラーメンは、至ってシンプルな一品だ。
スープは透き通った醤油味で、脂っ気は少ない。
しかしきちんとダシは出ていて、優しい味わいだ。
具はチャーシュー一枚にメンマ、ノリ、ナルトという支那そばトリオが勢揃い。
なんと言っても麺が秀逸だ。
極細麺のストレートで、素麺のようにするするっと入って行く。
やっぱり飲んだ後のシメは、あっさり系が良いなあ。
結局他にお客は来なかったけれど、まあこの味なら大丈夫でしょう。
「ごちそうさまでした」
千客万来を願いながら暖簾を後にしたのでした。
2007.05.22 Tuesday
和民にて
和民にて
先日家族で「居酒屋和民」青葉通り店に行った。
たまには家族でのんびりと、というか一杯やれるので選んだわけだ。
店内は相変わらずの混雑で、料理の出もけっこう時間がかかる。
居酒屋の良いところは、料理というかつまみが間を置いて出てくるため、飽きないことだ。
各自色々に好きな物を注文して、少しずつ分けて食べる。
普段なら決して口にしないようなものでも、ちょっとだけ食べてみるか、となる。
「生ラムのジンギスカン」(499円)が出てきた。
「写真と全然違う」
まあ良くあることで、信じる方が悪いのさ。
ただ、どうもバイトくんが作ったようで、焦げまくりなのはいけませんな。
「出汁巻き玉子」(299円)は好評でした。
こちらのほうが作るの難しいはずなんだが、綺麗に作ってあります。
「自家製カニクリームコロッケ」1個(299円)が出てきました。
ひとくち食べた娘が
「どうもおかしい」
と言うのです。
確かに、クリームらしき感じはないし、カニも入っていない。
「ポテトコロッケと変わりないじゃん」
どうやら「自家製じゃがいもコロッケ」(199円)と間違えたようです。
こういう時の対応が難しい。
(ま、どうせこんなもんだろう)と我慢してしまうのも、それなりの対応。
(こいつは一言ガツンと言ってやらなくては)と怒鳴りまくるのはどうかな。
「責任者出てこい!」
「お前ら客をなめてるんと違うんかいな」
まあ、コロッケ一つで怒鳴りまくられたんでは、お店もたまりません。
取りあえず、半分は残しておき、中身を確認。
沢山いる店員の中でも、出来るだけキャリアの多そうな、落ち着いたヤツを選んで。
「すいません、これ注文したカニクリームコロッケと違うようなんですけれど」
断面の見えたコロッケで、確認させると。
「どうも申し訳ありません、直ぐに交換いたします」
この残し方も問題で、ほんの一箸ではもったいないし、ひとかけらしか残さないでは、品性を疑われる。
さすがはベテランくん、マニュアル通りにきちんと対応してくれました。
大急ぎで出てきた「カニクリームコロッケ」はちゃんとカニの身がぎっしり入っていました。
まあ、外見だけでは分からないので、間違えるのも仕方がないか。
どうもごちそうさまでした。
2007.05.21 Monday
バーミヤン@七間町店
バーミヤン@七間町店
いわゆる中華ファミリーレストランである。
静岡は七間町のど真ん中に出店してからしばらく経つが、今回初めての入店になる。
午後1時半という半端な時間だが、お店の入りは良い。
入り口に席待ちのボードがあったが、今は混雑時ではないので、席は自分で適当に選んで良いようだ。
お冷やと紙おしぼりはセルフサービスで各自持って行くシステム。
半分ほどの席が埋まっていて、ほとんどが高校生から中年までの女性だった。
2人掛けと4人掛けのテーブル席で、オープンテラスになっている席もあるが、そこに人影はない。
ソフトドリンクバーが税込み157円となっており、食事を終えて、のんびりとお茶という使い方が多いようだ。
メニューを見ると、ランチの定食もあるが、ここは麺類にしてみる。
麺の種類は余り無く、安めの「バーミヤンラーメン」にも気が向いたが、
「肉野菜タンメン」(603円)に「小肉みそ丼セット」(150円)を付けて、クーポンでギョウザ(105円)も注文する。
お盆に乗ってタンメンのセットが出てきた。
タンメンは本格的な造りではなく、茹でた肉野菜を具として乗せた物だ。
スープはあっさりとした塩味で、生姜が利いている。
麺は中細めんで、普通のラーメンといった感じ。
「肉みそ丼」が期待外れで、「小ライスの、肉みそ乗せ」
決して「丼」とは言えない状態なのだ。
ギョウザに関しては、けっこういけました。
このサービス価格なので、もう満足でしょう。
「ラー油」が一回分ずつパックになっているのは環境に悪そうだが、お店としてはこのほうが得なのか。
お値段安めで、ロケーションもなかなか良いので、飲んだ後にのんびりお食事、なんて時は穴場なのかな。
2007.05.18 Friday
ゲゲゲの鬼太郎
ゲゲゲの鬼太郎
今話題の「ゲゲゲの鬼太郎実写版」を見てきました。
まあ、アニメだったら行かないんでしょうが、「実写版」ということですから、やっぱり気になったわけです。
さて映画の出来ですが、まず鬼太郎役のウエンツ瑛士を始め、配役が面白い。
中でも「猫娘」の田中麗奈さんがなかなか良い出来でした。
エンディングで妖怪連中が揃って、妖怪ダンスを踊るんですが、綺麗に揃っていて見せること見せること。
ストーリーよりも、これが一番良かったような気が?
他には、「ろくろっ首」がYOUさんというのも、けっこうなはまり役。
それにしても、ろくろっ首がお立ち台で踊る姿は、これでしか拝めませんな。
その旦那が、西田敏行扮する(顔だけの出演というのも凄い)「輪入道」で、ほんわかしてます。
別格は小雪さんで、とても妖怪とは言えないほどの美しさは、少しズルいんじゃないか。
大泉洋の「ネズミ男」はいまいち、ずる賢さが出ていずに、食い足りない。
寛平ちゃんの「子泣きじじい」は、ノーメイクといっても通用するぐらいで、本人そのものなのが笑える。
最後にちょびっと出てくる、谷啓さんだが、これは妖怪じゃなくて本人そのもの。
そう言えば、中村獅童もかなり素顔に近い感じで、大物は素顔というお約束なのか。
子供も見るという観点からか、全体に穏やかな造りで、アダルトには物足りない面もあるが、そこは鬼太郎、我慢しましょう。
それにしても、「ゲゲゲの鬼太郎」恐るべし。
実は「墓場鬼太郎」時代からのファンですが、これだけ長生きしているキャラも珍しいですね。
懐かしくなって、本棚の「ゲゲゲの鬼太郎愛蔵版」をめくってみました。
「週刊少年マガジン」での連載は、昭和40年から。
妖怪のキャラクターも、かなり変わってきているようです。
2007.05.17 Thursday
ナルトのうんちく
ナルトのうんちく
言うまでもなく、ナルトは練り製品。焼津を中心に静岡県が主な産地です。
さて、何故「ナルト」がラーメンの具になったのか?
これには諸説あります。
有力なのは、日本そばの具として定着していたものを流用した説。
また、模様が丼などにある雷文(渦巻き模様)に似ている説。
単なる彩りだという説、などもありますが、みな推察の域を出ないようです。
本題は、「ナルトの向きはどちら向きが正しいか?」についてです。
結論から言いますと、「の」の向きが正しい。
説明には、地学の知識が必要です。
まず、台風を考えてください。台風の渦は反時計回りです。
台風は低気圧ですから、周りの高気圧から中心部に向けて、大気が移動してきます。
それだけですと渦にならないのですが、これに「コリオリの力」と呼ばれる力が働いています。
これは地球が自転しているために起こる、見かけ上の力です。
電車が加速や減速をするとき、足下の空き缶が転がり出すのに似た原理です。
この力は、北半球では「運動方向の右向き」に働きます。
したがって、気圧の差とコリオリの力の合力によって、渦を巻くのです。
ちなみに、南半球では、力が逆に働き、「e」の字型に時計回りの渦になります。
ラーメンの誕生は、間違いなく北半球ですから、「反時計回り」に吸い込まれる渦
文字でいうと「の」の字型が正しいというゆえんです。
しかし、疑問に感じた方も多いと思いますが、明らかにナルトの由来は「鳴門のうず潮」です。
うず潮は海流の乱れによる渦。
これは果たして、反時計回りなのか、というと、必ずしもそうではありません。
台風と比べ、規模が小さいので、ほとんどランダムに発生すると考えられます。
渦の寿命は短く、コリオリの力の効果も少ないためです。
余談ですが、排水口に出来る渦も、同じくランダムです。
ということは、どちらでも良いと言えるのじゃないかって?
それはそうですが、でも、日本人ならやはり、「e」じゃなくて「の」でしょう。
ついでに、現在の状況はというと「静岡激うまラーメン」で調べたところ
「の」が6店、「e」が9店、「無し」が158店でした。別の資料で見ると昭和の終わりごろ
東京の店では、「の」が4店「e」が5店、「無し」が82店
ナルトを使っている店は、一割ほど。
寂しいですね。
2007.05.16 Wednesday
日本国憲法を考える
憲法改正に関する国民投票法が、国会を通過し成立した。
色々な受け止め方があるかと思うが、改正する道を開いたことは良かったのではないだろうか。
一部の方がお題目のように唱えている、「戦争への道を開いた」というのは、それにあたらないだろう。
少なくとも日本人の過半数が望むことであれば、憲法の改正は必要なのではないのか。
戦争をしたいという人がそんなに多いとはとても考えられないし、日本人はそんなに愚かでもないと思う。
手元にある「新しい歴史教科書」では、日本国憲法について、このように記述している。
戦後60年、問題がある物は変えてゆくのが人類の進歩を作った。
いつまでも旧態依然とした保守思想では、世界に取り残されるばかりである。
「新しい歴史教科書」より抜粋
日本憲法
GHQが憲法改正を求めたので、日本政府は漢方改正試案を作ったが、GHQは満足しなかった。
日本側では、戦前、軍から弾圧を受けた憲法学者美濃部達吉をはじめとして、日本の軍国主義の原因は憲法にはなく、また、それまでの憲法でも民主化が可能だとの意見が強く、政府もそれに多少の修正をほどこせばよいと考えていたのである。
これに対し、1946(昭和21)年2月、GHQはみずから作成した憲法草案を日本政府に示して憲法改正を強く迫った。
政府はGHQが示した憲法草案の内容に衝撃を受けたが、それを拒否した場合、天皇の地位や占領下の日本へのよりきびしい事態が予想された。
そこで、GHQの草案に元づいて政府は憲法案をつくり、帝国議会の審議をへて、1946年11月3日、日本国憲法が公布された(施行は1947年5月3日)
2007.05.15 Tuesday
一升瓶を抱えて
先日「ヴィノス・やまざき」の社長に伺ったら、
「ウチで磯自慢扱ってるよ」
しかもピンキリで数種類あるとか。
実は近くの酒屋を何軒か探したのだが、見つからなかったので、これはラッキー。
本日さっそく行って来ました。
中でも一番安いヤツを一本購入。
(だって沢山飲みたいんだもの)
一升瓶を大事に抱えて、ご帰宅しました。
そう言えば、お酒を一升瓶で買うのは、本当に久しぶりだ。
普段飲む酒は紙パックの場合が多くなった。
軽いし、飲んだ後の処分も楽なので、一升瓶は貰い物ぐらいしかお目にかかれない。
しかも、一升瓶はずっしりと重い。
これを自転車でお持ち帰りするのは、かなり注意が必要だ。
気に入ったら今度は車で行ってまとめ買いですな。
まずはしばらくの幸せが毎晩楽しめそうだ。
2007.05.14 Monday
昨夜のワンタン
昨夜は第二美濃屋で例会。
恒例の差し入れワインは4本。
いずれもけっこうなお味でした。
中でもこの1本は珍しいヤツなんだそうですが、失礼なことにどれか忘れてしまいました。
これだったかな?
シメで、久々に「ワンタン」を頂きましたが、よく考えてみると、お腹にもたれないので、シメとしては最適ですな。
「ラーメンの旨いお店」は話題になるけれど
「ワンタンの旨い店」ってのは余り聞きませんね。
どなたか「ここのワンタンは美味いぞ」
と、教えて下さる方いませんかね。
2007.05.11 Friday
アメリカインディアンの教え
アメリカインディアンの教え
加藤諦三 著
本棚を整理していたらこんな本が目に付いた。
子供が小さな時には、参考にさせていただいたものだ。
子育てに対する11の金言が書かれている。
懐かしかったので、その中からいくつかを抜き出してみる。
子供たちはこうして生き方を学びます
批判ばかり受けて育った子は
非難ばかりします
心が寛大な人の中で育った子は
がまん強くなります
敵意にみちた中で育った子は
だれとでも戦います
ねたみを受けて育った子は
いつも悪いことをしている
ような気持ちになります
この教えは ドロシー・ロー・ノルト 氏の原文によるが、彼女について詳しいことは分からないのだそうだ。
つくづく子育ては難しいものです。
2007.05.10 Thursday
泥沼の中で
泥沼は続く。
まさか開幕1ヶ月で終戦を迎えるとは思いもせなんだ。
余りにも打てなすぎる。
藤川も2インニング目は気力が持たなかったのだろう。
1点取るのに必死な打線では、そのうち捕まるのは目に見えている。
無理を承知のつぎはぎ継投。
やっとこさ漕ぎ着けた最終回で、かき回されての逆転とは。
まさに、今シーズンを代表した試合です。
昨日を持ちまして「試合結果速報メール」解約しました。
もう新聞も見ないぞ。
あー腹が立つ。
2007.05.09 Wednesday
松浦家@清水区
松浦家@清水区
最近の運動不足を解消しようと、再び清水までサイクリング。
今日は天気予報では「夏日」になるとか。
何とか涼しいうちに任務を果たさねばと、こぎ出すペダルに力が加わる。
南幹線を順調に上り、有度の坂に差しかかった。
ここはやっぱりキツいが、何とか登頂完了。
その登り切ったあたりに、目指す「松浦家」があった。
この近くには3軒のラーメン店が軒を並べている。
更に近くには「月さむ」もあって、なかなかの激戦区だ。
おや、直ぐ隣にあった「夜来香」が閉店している。
横目で見ながら、松浦家の店に入る。
まずは入り口右手の券売機で「ラーメン」(650円)を購入。
「中学生以上は一人一品以上でお願いします」
何か不思議な張り紙があるが、トラブルでもあったのだろうか。
11時半の店内は、カウンターのみの造りで、先客が一名のみ。
一番奥の席に陣取り食券を渡す。
まずはお冷やを、セルフサービスで席まで運ぶ。
目の前には
「食べ終えた食器(コップ)は上に出してください」と書いてある。
色々と注文の多いラーメン店なのである。
「おまちどうさま」
正面から丼が出される。
これは見事なトンコツ醤油だ。
脂ぎってどろりとした、茶色味を帯びた乳白色のスープ。
具は大ぶりのノリが3枚に、青みは高菜漬け、小ぶりのチャーシューが一枚。
このチャーシュはもう少し大きくして欲しいものだ。
麺は極太縮れ麺で、噛み応えのあるしっかりした麺だ。
食べ進んで行くと、意外にもノリが良くマッチしている。
スープの脂っこさがノリで中和されるようで、良いアクセントになるのだ。
このスープは白飯にも合うような気がしてきた。
ランチタイムサービスで「小ライス」あたりを付けてくれたら、嬉しいんだがなあ。
一気呵成に完食しました。
「ごちそうさま」
ご指示通りに、丼を下げると
「ありがとうございました」
ご主人の元気な声が返ってきました。
(結局本日は23度止まりでした)
2007.05.08 Tuesday
人類はどのように進化したか
人類はどのように進化したか
内田亮子著
生物学的な見方をすれば、本能は学習を必要としないようです。
遺伝子は、生物が環境の条件に対して反応できる発達や行動の選択肢を、決めているといいます。
興味のある実験結果が報告されています。
ネズミが、甘い味のする食べ物や飲み物を、初めて口にした後に吐き気をもよおした場合、そのネズミは以後その食べ物を拒絶するようになります。
しかし、同じように見える実験でも
甘い物を飲んだ後に、足に痛みを感じるような電気ショックを与えた場合は、異なる結果となります。
面白いことに、この場合、ネズミは飲み物を拒否することはないのです。
この実験結果は、生物が自然界に存在する関連性に対しては簡単に学習できるが、自然界で可能性の低い関係では、学習が難しい、ということを示しています。
つまり「食べ物」と「吐き気」や、「独特の音」と「皮膚への痛み」という、日常の生活に大きく関係する結びつきに対しては速やかに学習して、拒絶するのですが、
通常は関連しない関係である、「食べ物」と「皮膚への痛み」あるいは「音」と「吐き気」については学習が難しいのです。
これは何を意味するのかというと、遺伝子によってそれらの関係が決められているのだということです。
生物が生き続けてゆくためには、様々な危険をくぐり抜けてゆかねばなりません。
そのためにより危険性の強い物を回避できるように、遺伝子の情報が伝えられてゆくのです。
逆に言うと、生き続けることが出来た遺伝子のみが、子孫を残すことが出来ると言えます。
単純なことの中に、人類の長いそして過酷な歴史が隠れています。
2007.05.07 Monday
出生比率
男女の出生比率
男女の出生比率、どのくらいだと思いますか。
世界中での一般的な統計結果に寄りますと、男子と女子の出生比率は、104〜106対100だそうです。
男子のほうが生命力が弱く、成人する頃にはほぼ同じ割合になるんだそうですね。
興味深い(かどうかわかりませんが)データーがあります。
中国で2000年に産まれた男子と女子の比は、116.7対100だということです。
ちなみに10年前では、111対100だったのです。
男子の産まれる割合が明らかに高くなっています。
この傾向は「第2子以降」になると更に強くなるのです。
中国政府による「一人っ子政策」はこんな所にも影響を及ぼしているのですね。
胎児の性別が分かるというのも、新しい悲劇をもたらしている事になります。
つくづく日本は平和な国なんだなあと思いますね。
なお、生物学的に言うと、子供の性別も親の繁殖戦略に影響を与えるそうです。
ある仮設によると、子供の性別によって子育て投資及び親が得る繁殖価値が異なる状況では、
自然選択により、親は繁殖価値の高い方の性に、より投資するということです。
まあ人間ほどは積極的に行うわけではありませんが、自然に調整が行われるのです。
ちなみにこの「男尊女卑」の傾向はアジアの諸国で強く、韓国なども男子の比率が高い国です。
2007.05.05 Saturday
氷を溶かす
ブレイク・ジ・アイス
会話がとぎれた時の緊張感という物は、なかなかに恐ろしいものです。
かなり親しい間柄なら良いのですが、つきあい始めて間もない二人であるとか、友人の知り合いで、出会って二回目の先輩、などという時には困ってしまいます。
こういう時にフランス人は
「天使が通った」
などと気の利いたことを呟くんだそうですが、日本人には似合わないですな。
どうも日本人というのは本質的に、会話がへたくそなように思います。
まあ、私が言うのも可笑しいのですが、会話の訓練が乏しいんでしょうね。
はやりの英会話よりも日本語の会話術あたりを、学校で教えて欲しいものです。
かといって全く自分勝手に話し続けるのも問題ですが、さてどうするか。
会話がとぎれて、気まずい沈黙が続き、氷が張ったままになる。
その氷を溶かすのが
Break the Ice
ちょっとした気の利いたジョーク、なんてのが良いんですが、これは相手によって使い分けなくてはいけないですね。
特に下ネタ関係は要注意です。
経験上ですが裏目に出て、一気に気まずくなることすらあります。
多人数の時はクイズもよろしいんですが、割と役に立つのが「ウンチク」です。
気を付けるのは威張らないこと。
「秘すればこそ花」
さりげなく語ってこそ、相手も興味を持ってくれるのです。
このブログでしばしば書いているウンチクも、こうやって集めたものです。
よろしかったら勝手に使ってください。
そういえば昔は居酒屋に行く時にも注意して、必ず一ネタ持って出かけたものです。
しかし最近は静かに飲むのが好きになり、自分で氷を張っています。
氷河期が来たのかな。
さて、良くできた物語がありますので、考えてみてください。
「海亀のスープ」
水夫が港のレストランに入りました。
メニューを見ると「海がめのスープ」があります。
水夫はそれを頼みました。
スープがきます。
ひとくち口に含むと、水夫は席を立ち、レストランを出ていきました。
翌日自殺した水夫の死体が発見されました。
さて、何があったのでしょう。
水夫はなぜ自殺してしまったのでしょうか。
「おしゃべり用心理ゲーム」 著バキラハウス より
2007.05.04 Friday
市々ラーメン
市々ラーメン
静岡市泉町に店を構える、ラーメン専門店。
その売り物は、名付けて「九州和風ラーメン」なのだそうだ。
今回ほんとうに久しぶりの訪問となった。
12時半過ぎの入店。
入り口を入ると、左手には厨房とカウンター、右手に4人掛けのテーブル席という良くある造りだ。
先客はOL風の女性二人組が、テーブルに向かい合っている。
カウンター一番奥の席に座り、メニューを見る。
年輩の女性が「いらっしゃいませ」とお冷やを出してくれた。
「市々ラーメン」(530円)にするつもりだったが、思い直して「かき揚げ天丼セット」(780円)に変更する。
面白いのは「お子さまラーメン」(500円)
大人のラーメンと変わりない値段だ。
ライスが230円なのに、「小ライス」が200円と、これもよく分からない設定だ。
待っていると、続いて入ってきた若い男性客が、同じかき揚げ天丼セットを頼んだ。
うーん、しかたがないんだが、間が悪い。
案の定一緒にされてしまった。
ここはすべて注文があってから天ぷらを揚げるので、時間がかかる。
厨房は年輩の男性が二人で、あれこれと準備をしている。
「お待ちどうさまです」
出されてきた「かき揚げ天丼セット」を見て、思い出した。
そうだった、ここのセット物はラーメンがハーフなんだった。
「かき揚げ丼」はやや小さめの丼だが、かき揚げが一枚乗っていて、ボリュームがある。
野菜のかき揚げに甘めの天つゆが掛けられていて、サクサクとさっぱりしている。
ラーメンは「和風とんこつ」というほどにはトンコツの匂いはせず、かなりあっさり目だ。
具にはメンマチャーシューカマボコにノリといった感じ。
変わっているのはテーブルに置かれた「粒胡椒」
傍らに小型のすり鉢があり、そこで潰して使うようだ。
さっそく10粒ほどを入れて、試してみると、やはり挽きたては香りが断然ちがう。
「九州」という感じがしないスープには、色々と和風の出汁が入っているようだ。
麺は中細だが、残念なことに伸び気味だ。
途中で気が付いたのだが、確か前回食べた時にも
(次は普通のラーメンを食べるべきだな)と、思ったのだった。
そう思いながら次回も「かき揚げ丼セット」に釣られてしまうんだろうか。
2007.05.03 Thursday
フジメン@鷹匠店
フジメン鷹匠店
フジメンといえば、ローカルながら静岡では有名店の一つである。
かつてはラーメンの麺といえば、普通の中華料理屋さんの細い縮れ麺が常識だった。
それに対して、馴染みの薄いストレートの太麺を持ってきたのは、たぶんこの「フジメン」が静岡市で初めてではなかったか。
時期的には「札幌ラーメン」がメジャーになった頃だったと記憶する。
今では店舗も3つに増え、いずれも繁盛しているようだ。
そこでよく考えてみると、地下街の店やペガサートの店はちょくちょく行くのだが、「鷹匠町」の店にはまだ行ったことがなかった。
もちろん同族の店だからして、同じメニューなんだろうが、いちおう確認のため訪問することにした。
さて、小雨に煙る平日の11時半。
裏通りにある静かな住宅街の一角に、店の看板が見えた。
入り口の横には自動券売機だ。
ここはオーソドックスに「駿河醤油ラーメン」(620円)を選ぶ。
店に入ると全面に曲線を描くカウンター席で、先客のカップルが一組のみ。
ちょうど真ん中に座り、女性の店員に食券を渡す。
奥から調理人が出てきて、鍋にスープを取り、醤油のタレを入れる。
この店で感心するのは、必ず一人分ずつのスープを鍋に取り、火に掛けることだ。
したがって出されるラーメンのスープは熱々である。
いつもながらこれは嬉しい一手間だ。
麺は自動で茹でられるので、時間が経つとブザーが鳴り、ザルが上がってくる。
中村屋のような湯切りはしない、自然湯切りということになる。
麺を丼に入れて、その上からスープを張る。
具は、メンマにチャーシュー、ノリに半分の半熟煮玉子。
カウンター越しに出された丼を受け取り、お決まりの胡椒を振る。
スープを一口啜ると、魚介系の出汁が強く感じられる。
今では広く認知された魚介系だが、昔は少なかったものだ。
静岡ではフジメンがこの開祖だったような気がするが、どうだろうか。
歯応えのある太麺もまた良い。
脂っ気はほとんど無い、出汁の利いた美味いスープに良く絡む。
気持ち濃いめの味付けなので、太麺が良いのだろうか。
いつもながらの老舗の味、充分堪能いたしました。
2007.05.02 Wednesday
珍龍本店
珍龍本店
先日水道町の「珍龍支店」に出かけた時
(そう言えば珍龍本店にもご無沙汰しているなあ)と思った。
最近では「湯麺」かなり長く食べていないような気がする。
昔はけっこう湯麺を食べた物だったが、とんと忘れたままだ。
かつて中華料理が高級品だった頃には、中華飯店のメニューはまず「ラーメン」次に「タンメン」が定番だった。
あの昔ながらの湯麺、今では古い店しか扱っていないし、無い店がほとんどだ。
そこで思い付いて、飲んだ帰り道に「珍龍本店」へ寄ってみることにした。
時は夜中の9時半ごろ、さすがに店内はお客でごった返している。
懐かしいオネエサンが出迎えてくれた。
あれこれと話ながら、入り口で食券を買う。
まずはギョウザと野菜炒めをツマミに、瓶ビールで乾杯。
休日の喧噪が渦巻いている。
いつもながら活気のある店内だ。
久々に食べる珍龍のギョウザだが、相変わらずいい味出してます。
野菜炒めも普通の野菜なのに、シャキシャキとしていて美味しい。
やっぱり本物の料理人が、火力のある厨房で作ったそれは、シロウト料理とは一味も二味もちがう。
歓談する事30分ほど。
かつて元気な時分なら、シメに「湯麺1丁行くか」となるのだが、いかんせん飲み過ぎた。
まあ健康面での問題もあるので、今回はこの辺で切り上げるとしよう。
残念なことに、またまたのご無沙汰になってしまった。
この店は夜しかやっていないので、どうしても一杯飲んだ帰り道になってしまう。
こんな事では当分湯麺には辿り着けないのかも知れない。
2007.05.01 Tuesday
居酒屋たぬき
居酒屋たぬき
昨夜は旧友と待ち合わせて、昭和町の「居酒屋たぬき」を探索した。
名前は前から知っていたのですが、恥ずかしながら、この店たぶん初めてです。
ちょうどゴールデンウィークの幕開けということもあって、町中の人通りも多い。
お店の開店は5時。
待ち合わせ時間の5時20分に店に着くと、友人二人は早くも2杯目のグラスを空けている真っ最中。
入り口から見て右側が10席ほどのカウンター。
左手と正面奥が座敷のテーブル席になっていて、40人ぐらいは入れそうな広い店だ。
二階にも席があって、友人の話では、けっこう入っているという。
二人は開店前に着いてしまったのだが、宴会客が詰めかけていて、早くに開店したのだとか。
いやはやなかなかに繁盛している店だ。
二人に負けじとまずは中生ビールで追加の乾杯。
突き出しの小皿は3分された角皿で、しゃれた口取りが3品鎮座している。
これは気が利いてるなあ。
友人の頼んだつまみ、「イカの丸焼き」がイカわた風味でイケることこのうえない。
カツオも一切れご相伴に預かった。
メニューの「本日のお勧め」に「牛レバー刺し」を発見。
これはもう頼むしかないでしょう。
「タレはにんにく、生姜、ゴマ油、どれにしましょ」
明日は休日なので、迷わず「ニンニク」で行きましょう。
たちまちに空く生ビール。
次はどうかとメニューを見ると、おや「磯自慢」があるじゃないですか。
これは嬉しいなあ。
しかし、「冷酒」と書いてあるが、なにかまうものか。
「磯自慢の冷酒を、温めの燗で一本お願いします」
こんなに美味い酒を冷やで飲んでは罰が当たる。
最近は日本酒を冷やで飲むのが一般化しているが、そりゃ物による。
大吟醸の最高級品ならともかく、日本酒という物は、燗を付けて飲むのが大人のたしなみだ。
ぬる燗の「磯自慢」をお猪口に注ぎ、口先からこう迎えに行く。
いやあ、何時もながらの美味い酒だ。
つまみの追加で「焼きそば」に「ホルモン焼き」を頼む。
焼きそばは、上品でちょっとボリューム不足か。
「ホルモン焼き」は普通の「シロ」でした。
お酒もまた追加して1時間半ほどで終了。
クーポンでの一割引きを使って、一人あたり3千円弱という良心的なお会計でした。
これはぜひ裏を返しに行かなくては。
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