2009.06.30 Tuesday
吉本大見本市
吉本大見本市
やっぱり大阪に来たらお笑いでしょうと、向かった先は「なんばグランド花月」です。
今日は月に一度の見本市。
ラッキーにもその日に行けたこのうれしさ、今日はしっかり楽しむぞ。
まずは入り口で受付のお姉さんにチケットの発券先を尋ねます。
去年ここに来たときは、機械にクレジットカードを入れると発券されたんですが、今回は違うようなので、プリントアウトした紙を差し出します。
去年と同じ発券機に案内されて
「決済は何ですか」
「カードですが」
「ではそれを差し込んでくださればすぐに発券できます」
(何だ、去年と同じだ)
それならその通りに書いて置いて欲しかったなあ。
無事にチケットが出てきて、そのままホールに向かいます。
席に座りますが、椅子が小さめでして、この辺りは映画館とは大違いです。
場内はほぼ満員の入りです。
中央の辺りに2列ほどの空席が目立ちますが、続々と人が入ってきます。
客層はやっぱり若い人が多く、二十歳ぐらいの女性が半分以上を占めていますね。
昼間と違って、夜の時間帯は若者が多いんでしょう。
待っているうちに時間になりました。
急に場内の照明が落ちて、バックのスクリーンに映像が映し出されます。
これも前衛的なもので、若い方向けなんでしょうか。
そして初っぱなに登場したのは「COWCOW」です。
1 COWCOW
場内割れんばかりの歓声で、人気があることをうかがわせます。
熱狂的なファンがいるらしく、叫び声が大きすぎて、持てあまし気味になります。
COWCOWのお客いじりもまたしつこく、席を探しに後から入ってきたお客さんをネタにしています。
この辺りはもっとあっさりとけりを付けて、本題で笑いを取って貰いたかったですね。
さらには、泣き出す子供がいて、それもいじるので余計に時間が長引きました。
実力はあるんだから、この辺りはしっかりして貰いたいです。
2 天竺鼠
大拍手の後で、どうもやりにくそうでした。
机と椅子を出してのコントです。
初めて見ましたが面白いネタでした。
3 くまだまさし
はっきり言ってネタはつまらないです。
しかし一生懸命さが伝わるので、お客さんの受けはなかなかよかったですね。
でも、あまり小道具ばかりに頼っていては、ブレイクは難しいとも思います。
4 スーパー・マラドーナ
5 ラフ・コントロール
ここで見習いというか、若手芸人が3分ほどのショートタイムでネタを披露します。
実力ではっきり分けられているところが、プロらしい厳しいところですね。
6 和牛
7 宮川たま子
声はでかいですが、ネタはさっぱりです。
まだまだ、修行が足りないかな。
8 GAG少年楽団
若手が終わってまた中堅どころが出てきました。
9 天津
エロ詩吟でお馴染みですが、漫才はまったく違います。
相方の向井くんがメインを取っていて、こちらのボケがなかなかうまいです。
やはり正統派の漫才の方が良いですね。
10 $10(テンダラーズ)
なるほど10番目だから、テンダラーズか。
11 たむらけんじ
お馴染みの獅子舞姿で登場です。
当然白いふんどし1丁の真っ裸で、胸にはマジックで落書きされています。
今日の出し物はパネル芸で、吉本のアンケートを拡大コピーしたもの。
はっきり言って面白くないです。
テレビならともかく、客席からは字が見えません。
しゃべりも怒鳴り散らしている感じが強く、センスが感じられない。
やる気もないように見えて、失望しました。
12 海原やすよともこ
本日のトリです。
さすがに上手い。
実は去年ここに来たときもトリが彼女たちでした。
それだけの実力者なんですね。
話も分かりやすいし、何よりパワフルです。
これですっかり満足しました。
番外
大阪のお客さんは賑やかな方が多いです。
私たちの席の後ろに、とにかくうるさい女性がおられました。
お気に入りの芸人がギャグを飛ばすと、ぎゃーっという悲鳴。
掛け声、声援、まあ叫ぶこと叫ぶこと。
後ろを振り向くのも気が引けたので、お顔は拝見できませんでしたが、20代から30代くらいかと思います。
前回は、お年寄りが多かったせいかそれほど感じませんでしたが、今回はすごかった。
やはり客層によって、舞台も変わるものなんですねえ。
2009.06.29 Monday
月光仮面@千日前
月光仮面@千日前
大阪遠征の初日は、ここ千日前までやって来ました。
昨年来たときには、さすがにもうしばらくは来れないだろうと思っていましたが、不思議な縁でまたこの地に立ちました。
難波の駅で地下鉄を降り、徒歩で目指すお店に向かいます。
ただいまの時間は午後6時20分ほどです。
事前の調査ではお店の開店時間は午後6時、そこから午前2時あたりまでの夜間営業のお店なんです。
このお店を初めて知ったのは、雑誌「dancyu」の1998年12月号で、それ以来ずっと気になっていましたが、ついに初訪問がかないました。
広い通りを進んで行くと、お店の看板が見えてきました。
近づいてお店を覗きますが、角のお店はなんとまだ開店していません。
これはおかしいなと、細い路地を奥へと進みます。
ひょっとして奥にお店があるのかと思ったわけですが、どうも飲み屋さん街だけのようです。
これは困ったとそこに佇んでいると、路地の奥から一人の男性が出てきました。
おもむろにシャッターを開けてお店の中に入って行きます。
真っ白いチョウチンをつり下げて、のれんを掛けます。
どうやらこれから開店のようです。
それにしても何というタイミングでしょうか、間に合ったのはラッキーでした。
「入っても良いですか?」
「はいどうぞ」
さっそくお店に入りますが、ここはカウンターだけで席も6席しかありません。
冷房を入れたのでガラスの引き戸をすべて閉めます。
正面にあるホワイトボードにメニューが書かれています。
その中から素直に、「しお(700円)」と「しょうゆ(700円)」をお願いします。
カウンターの端席に座ったので、そこから大通りがよく見えます。
ただいま6時半ですが、まだ外は明るいですね。
カウンターはシンプルで、お冷やもセルフサービスになっています。
お店の奥ではご主人が気合いを入れてラーメンを作ってくれています。
「おまちどうさまです」
程なくラーメンが出てきました。
まずは塩ラーメンです。
平たい独特の丼で、黒いお皿に載せられて、おしゃれなレンゲも付いています。
具は、炙ったチャーシュー1枚、薄味のメンマ、ナルト、ノリに温泉玉子。
そしてひときわ目を引くのが菊菜ですね。
ラーメンではあまり見かけませんが、このお店の特徴の一つだと思います。
こちらは相方の醤油ラーメンです。
たたずまいはまったく同じで、スープだけのバリュエーションですね。
では、いただきまーす。
麺は細麺で、適度のウェーブがかかっています。
腰は強くなく、すんなりと食べられます。
スープは非常に淡泊です。
あっさりとしていて、上品な和風ですね。
うなるほどのうまさではありませんが、これは後を引きます。
強烈な個性がないかわりに、じんわりと包み込む優しさがありますね。
具の炙りチャーシューがとても美味しいです。
丁寧に炙って、香ばしく味が付けてありますね。
菊菜も独特の風味で、くせがあるかと思いましたが、意外にいけます。
これは、「飲んだ後のシメ」としては最高のラーメンかもしれません。
それほど体に優しいスープです。
気が付いたらスープもほとんど残っていませんでした。
「ごちそうさま」
これはわざわざ来たかいがありました。
美味しいラーメンに感謝です。
2009.06.27 Saturday
パチンコで景品
パチンコで景品を取る
先日珍しい体験をしました。
なんと「パチンコやさんで、景品を取った」のです。
えっと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今どきのパチンコやさんは景品も充実しているんですね。
でも、パチンコをされるほとんどの方は、景品といえば「特殊景品」だと思います。
いわゆる「換金用の景品」ですね。
出玉をこの景品に換えて、しかるべき交換所にもって行くと、めでたく現金に換えてくれるというシステムです。
現状ではお客さんの9割9分までがこの「特殊景品」を利用していて、たばこ以外に景品を交換するお客さんはほとんどいません。
そこである日、意を決してこの試練にチャレンジしてみたわけです。
といっても、行きつけのパーラーはカードシステムですので、そのカードを見せるだけで交換できます。
どうせ換えるならかさばるものが良いと、100円のスナック菓子を5袋選びました。
これをカードと共に交換レジに出して受け取ります。
かさばる景品を手に、意気揚々と家に帰りました。
戦利品、といっても500円ですが、これを「特殊景品」に換算すると6割程度に値引きされてしまうのでちょっぴりお得なんですね。
思えば30年以上前、私の学生時代には「現金交換」をしないパチンコやさんもありました。
もちろんフィーバー台などもなく、すべてチューリップの台でして、2千発ぐらい出ると「打ち止め」になるのが普通でした。
それでも新台入れ替えの日などは大盤振る舞いで、打ち止め台が続出していました。
そんなとき運良く打ち止めになると、食料品などの景品をあれこれと選んで交換することになります。
大きな紙袋に2杯ほどの、ぎゅうぎゅう詰めに盛った景品の山を抱え、意気揚々と下宿に持って帰ったものでした。
その時には、普段は手が出ないコンビーフの缶詰なんかを、こっそり入れたりもしました。
それでもお金に換えたい人は、セブンスターなんかに交換して、それを知り合いのお店で買い取ってもらったりするんですが、のどかでしたね。
当時のパチンコといえば、ほんの小遣い程度の金額でのんびりと楽しむもので、勝っても負けてもそれほどの金額にはならなかったものです。
それが時代を経るに従って、ギャンブル性が高くなってゆきました。
酷いときには1日で何十万もの出入りがある状態になって、とても娯楽とは言えません。
そこでパチンコ店側も反省したのか、今では1円パチンコから4円までバリエーションが増えてきました。
数千円のお小遣いでのんびり遊んで、ささやかなお土産を貰って帰る。
何となく昔に返った気分です。
2009.06.26 Friday
無事帰宅
アタック25 本番の収録が終わりました。
昨日無事帰ってまいりました。
とにかく疲れたの一言です。
そして結果はというと、当然マナーとして放送前には書けませんので、悪しからず。
でもちょこっとだけ、思わせぶりに書いておきますが、
キーワードは
「涙」ですね。
これは番組を見た後で、誰でもはっきり分かります。(笑)
出演者の皆さんも皆さん優しい方ばかりで、楽しく収録することが出来ました。
それでも現場はハプニングばかりで、放送の現場というのは大変なんだなあとつくづく感じました。
皆さん応援ありがとうございました。
ともかく今日から新聞を飛ばし読みできるのが、唯一の救いです。
なんかぼうっとして、集中力のない状態ですが、今後ともよろしくお願いいたします。
2009.06.24 Wednesday
ローマの休日
ローマの休日
名作映画「ローマの休日」は、オードリー・ヘップバーンの代表作としても有名です。
ところで、この映画の原題は「Roman Holiday」です。
これを日本語に直訳したのが「ローマの休日」で、まあ当たり前といえば当たり前なんですが、面白い裏の意味があります。
実はこの「Roman Holiday」は英熟語になっているんですね。
昔々、ローマ帝国では暇を持てあました貴族たちが、休日の楽しみを求めていました。
そこで思いついたのが奴隷の戦士たちを、ライオンなどの猛獣と戦わせるという見せ物。
これは休日の楽しみに最適だと大流行しました。
コロッセウムなんかで、声振り上げて高みの見物をしていたんでしょうね。
とはいえ、現実に猛獣と戦う奴隷戦士の方としてはたまらないものがあります。
たかが主人の暇つぶしや気まぐれで、命をかけて戦う羽目になるんですから、大迷惑です。
応援する貴族にとっては楽しい休日でも、戦う奴隷にとっては残酷な命日ともなりかねませんからね。
この故事から、「Roman Holiday」には「他人を犠牲にして得る娯楽」という意味が出来たそうです。
オードリーの主演する映画でも、かわいい王女がお相手の新聞記者を振り回すもようがコミカルに描かれていますね。
もちろんお姫様には何の悪意もなく、ただ天真爛漫に振る舞っているだけですが、それを取り巻くものたちには大きな波紋が広がってゆく。
偶然にローマだったのかもしれませんが、面白いものです。
題名にはこんなシニカルな批評も含まれていたんでしょうか。
さて、そういう私はこれから1泊で「大阪の休日」を楽しみに出発します。
明日の天気は晴れか曇りか、はたまた涙雨か?
行ってきまーす。
2009.06.23 Tuesday
おにぎりの丸かじり
おにぎりの丸かじり
東海林さだお 著
お馴染み「丸かじりシリーズ」の最新刊(たぶん)です。
本当にお久しぶりで、たまたま図書館で見つけてすぐに借りてきました。
ご存じ「週刊朝日」連載中の人気エッセイです。
毎回毎回よくもネタが尽きないものだと感心させられますが、さすがに現在では内容がパターン化してきている感じは否めません。
擬人化したり、新しい食べ方を試みたり、新店に突入したりと、今回も丸かじりのあれこれが出てきます。
相変わらずの東海林節で、サラサラと読めますね。
このシリーズは食についてのエッセイでは日本を代表するものではないかと思います。
どうしたらこんな素晴らしい文章を書けるようになれるのかと、日々研鑽はしておりますが、なかなか足元にも及ばない今日この頃であります。
でも、この中に「ラーメン缶」が出ていて、そこの感想では少し褒めすぎのきらいがありました。
そうか、有名人になるとなかなか悪いことは書けないんだ。
その点では私のような巷間のブロガーは気楽で、良いもんですね。
もちろんあえて悪いことは書きませんが、大作家になると気配りも重要なんだなあと思いました。
2009.06.22 Monday
たこ八@たまにはのんびり
たこ八@たまにはのんびり
少し前ですが、6月10日水曜日のたこ八です。
早い時間帯に到着しましたが、珍しく席が空いていてのんびりと座れました。
最近の「たこ八」は爆発的に混み合うことがあって驚きます。
後から来たシンチャンの話では、先週の土曜日の夜10時過ぎという時間帯に来たところ、何と「立ち飲み」まで出現していて、お店に入れなかったそうです。
それはたまたま団体客が入って来てお仲間さんが集まり、体格のいい方たちばかりだったせいもありますが、その時間帯で立ち飲みとは驚きます。
そういえば一昔前は常連さんも元気で、10時11時は当たり前のように満席だった時代もありました。
開店の5時から座り込んで、終電まで居続ける方もいらっしゃったような気がしますね。
それに比べると今は淡泊なお客さんが多くなって、ちょっぴり寂しい気もします。
さて、例によってカウンターの端に座ってちびちびとやります。
出たばかりのPHPが良いつまみになります。
雑誌をアテにグラスを傾けるのもまた風流。
ところがすぐに団体さんが御入店で、いつも通りの満席です。
不思議に、席が空いているときほど団体客が入るんで、面白いですね。
こんな時には端の席ですと移動することもなくて、気が楽です。
お酒の方もビールからウーロン割りに代えて、ゆっくりとグラスの氷を見ながらくつろぎます。
幸いにも今日の団体さんはそれほどうるさい方々ではなく、ほっとします。
団体さんも、ここが1軒目ですとまだ静かですが、どこかで飲んで2軒目というのが一番騒がしいと思います。
オカアサンと当たり障りのない会話を少しばかり交わして、時を過ごします。
いつも通りの本数で、いつも通りの酔い心地。
変わりのない日常の繰り返しというものもまた、ほどよい幸福感を与えてくれます。
「ごちそうさま」
今日は大人しく帰ることにしましょうか。
2009.06.20 Saturday
矢吹@紺屋町
矢吹@紺屋町
静岡市の中心部に忽然と現れた、今風のしゃれたラーメン店。
開店から2ヶ月ほど経ち、落ち着いてきた頃合いを見ての訪問です。
場所は中島屋ホテルのすぐ裏手で、表通りからは一枚はずれた通りにありますから、割合に見つけにくいかな。
お店の外見はとてもラーメン店とは思えないような造りになっていて、のれんがなければフレンチと見間違うばかりですね。
この白い暖簾もなかなかセンスがいいです。
入り口前にあるお品書きを見ます。
豚骨醤油に魚介豚骨がメインのようですが、どうでしょうか。
まずは入り口すぐ横の自動券売機で食券を購入します。
ここは予定どうりに、「醤油豚骨らーめん(700円)」を選びます。
店員のお嬢さんが、早くも駆け寄ってきて
「お一人様ですか」
「よく分かったねえ」
とは言わずに、
「一人で悪かったな!」
とも、もちろん言いません。
「はいそうです」
「ではカウンターにどうぞ」
入り口を入って左手が厨房で、その前に7人ほどのカウンター、奥にはテーブル席が並んでいます 。
食券を渡して、席に着きます。
前に置かれたペッパーミルがラーメン店らしくないのも気に入りました。
店員さんはみんな頭にバンダナを巻いていて、きりっとしています。
こんな適度の緊張感が期待をそそりますね。
お客は私以外には奥のテーブルに若者4人組がいるだけで、手早くラーメンが出てきました。
「おまちどうさまです」
まずスープですが、どろっとした豚骨醤油で、濃厚ですね。
黒いマー油が浮かんでいて、独特の風味を添えています。
具にはチャーシューが1枚、メンマにノリ、水菜という出で立ちです。
麺は中太のストレートで、茹でかげんはちょうど良いと思いました。
もちろん途中であのペッパーミルを使いましたが、さすがに違和感がありますね。
さて、肝心のお味ですが、何となく心に響くものがありませんでした。
美味しいんですが、何か物足りない感じですね。
それが何かと聞かれると辛いんですが、困ったなあ。
あっさりと食べ終わってお店を後にします。
食券制ですと帰る時には楽ですね。
この大不況で、サラリーマンの財布も厳しいですから、ランチタイムにはサービスやセットものなど、工夫が必要かなあ。
でも、若い女性にとっては入りやすそうで、良いのかもしれません。
お店の雰囲気もいいので、今後に期待したいですね。
2009.06.18 Thursday
大人になりきれないこどもたち
大人になりきれないこどもたち
おとなは、だれでも、はじめはこどもだった。
しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。
「星の王子さま」で サン・テグジュペリが書き記した言葉です。
今の世の中、なんだか大人になり切れていない大人が多いようです。
はじめはこどもだった・・・ んでは無くて、最後までこどもなんでしょうか。
この「大人になりきれない」原因はどこにあるのかと考えてみますと、どうも「他人との関わり合いが上手くできない」ことにあるような気がします。
昔に比べて、今の若い世代は人間関係を作るのがうまくないように思えます。
おいおい、そう言うほどお前は上手なのか、と返されるとそれはその通りで、私も毎日苦労しております。
さて、その原因の一つはというと、私は携帯電話の普及だと思います。
しかも、その機能のうちのメールです。
日常の会話の代わりにメールを多用することが、逆にコミュニケーションを不足させているのではないかと思うんですね。
一見矛盾しているようにも思えますが、その理由はこうです。
実は会話という物は、まず相手を見ることから始まります。
そして相手の反応をうかがいながら言葉を選ぶ。
わずかなニュアンスの違いで、続く言葉が180度変わることもあるかもしれません。
しかしメールは違います。
自分の思ったことをそのままストレートに送ってしまう。
単なるつぶやきのようなものでも、問題なく送ってしまうんですね。
ここで困ることには、会話をしているかのように見える二人が、同じシチュエーションにいないということです。
同じ空気を共有していない関係という物は、すれ違いを生じやすいものです。
深刻な悩みで気分を沈降させているときに、何か面白いこと無いかいとメールされても、これは困ります。
本心ではいやだと思っていても、断ることも出来ず仕方なくつきあう。
いや、つきあわないと冷たいやつだと嫌われてしまうかもしれない。
これはこれでなかなかストレスがたまるんじゃないでしょうか。
もちろん私はそのようなメールを受けることはありませんが、若い方のブログでの日記やコメントを拝見すると、そんな気持ちを強くします。
さらに悪いことには、メールではその記録が何時までも残ります。
自分の悪口があったりするとどうしてもそれが胸につっかえてしまう。
些細なことから恨みがつのることもあると思います。
悪口はいやだが、反応がないのはもっといやだ。
そんな形式上だけのやりとりが多いのではないんでしょうか。
去年起きた秋葉原での悲惨な事件でも、他人とのコミュニケーションを作れない不幸な青年がその中心におりました。
最近では、人付き合いが苦手だという若者がかなり増えているような気がします。
しかし、考えてみますと誰でも最初は苦手だったんではないでしょうか。
他人と関わり合って、ぶつかって、ある時は賛同し、またあるときは非難をしながらも共有点を探してゆく。
それが人間同士の結びつきではないんでしょうか。
その一番大切なところから逃げ出してしまって、傷つくことのないメールで他人と関わり合おうとする。
しかし、実はそちらの方でもまた深く傷ついてしまうというこの矛盾。
ケータイという便利な文明がもたらした弊害、というものもまた表立ってきたように思えます。
何がよくて何が悪いのか。
便利さの裏側にある危険について、私たちは考えてゆかなくてはいけません。
2009.06.17 Wednesday
Cham@二番町
Cham@二番町
じつはこのお店、行くたびに振られて振られ続けました。
開店時刻は11時からとしっかり出ているんですが、その時間に行くと「今日は12時開店です」とお断りがある。
それが2回続いたので、今度は1時半過ぎに行くと「臨時休業」です。
さらにまた同じようなことがあって今回の訪問で5回目ですね。
まあ場所としては割合に近いので苦になりませんが、振られ続けても通うこの気持ち、お分かりになるでしょうか。
さて、そんな不安を胸に目指すお店に着きますと、幸運なことに本日は営業していました。
中華やさんとは思えないしゃれた造りのお店に入ります。
ん、なんか静かな雰囲気ですねえ。
細長い造りのお店で、右手に調理場があります。
そこに付けて5名ほどのカウンター、奥も変則になっていて、右側は壁と向かい合ったカウンター、左手には4人掛けのテーブル席が二組ほどです。
お店の方は一人だけです。
30代ぐらいの体格のよい男性が、ただいま調理中です。
何もお声がかからないので、とりあえずカウンターの一番端に座ります。
手持ちぶさたにメニューを見ますと、期間限定の文字が目を引きました。
それまでは、評判の「坦々麺」をいただこうと心づもりしていたんですが、気が変わりました。
他ではあまり見られない「冷たいラーメン(750円)」をいただきましょうか。
2分ほどして、先客の料理が出来たらしく、ご主人がそれを運んでゆきます。
その帰りにようやくおしぼりとお冷やを持ってきてくれました。
温かいおしぼりにミントの香りがほのかにします。
こういうサービスも悪くないですが、はっきり言って接客は十分ではありませんね。
お一人でやっておられるんでしょうか分かりませんが、混み合ってきたときにこの調子では新規のお客さんは面食らうでしょうね。
私は別に気にしませんが、静岡人は気が短いから、心配になります。
ランチコース予約制2500円というメニューもありましたが、人数が多くなったらどう対応するのかな。
お店には中年女性客が二人づつ二組、テーブルを囲んでおしゃべりに余念がありません。
女性にはこういうお店が人気なんでしょうか。
さて、お待ちかねの「冷たいラーメン」です。
「冷やしラーメン」ではなく、冷たいスープに氷で締めた麺が浮かんでいます。
具は、チャーシューが2枚にワカメとメンマで、胡麻が散らしてあります。
ネギは生ではなく、湯通しして冷やした物を使っています。
さすがのこれは生だときついからでしょうか。
まずはスープを一口。
あっさりとした醤油味で、酸っぱくはありません。
油は、何か分かりませんが植物性の軽めの油が使われています。
麺は細麺の縮れ麺で、予想通りかなりの腰がありました。
冷麺を思わせる歯ごたえで、心地よいです。
冷たいせいか、非常にあっさりと食べ終わってしまいました。
何か物足りない感じはしますが、食欲の落ちる夏場に入っては、こういうあっさりとしたランチは良い物なのかもしれません。
食べ終わってお会計をしようかと機会をうかがいますが、ご主人はまだ調理中で、きっかけがつかめません。
女性客の料理が完成して、それを運び、さらには料理の解説をあれこれと話していました。
アットホームな感じはいいんですが、やはりもう一人スタッフが欲しいところですね。
お会計を済ませて、生ぬるい風の吹く市街地に出ます。
今年の梅雨は長いのかなあ。
2009.06.16 Tuesday
頂き物に感謝
今日は最近いただいた物あれこれを。
「白い鯛焼き」
新しいお店が開店したと言うことで、さっそくお裾分けに預かりました。
かなりの行列で、作り置きをしないせいもあって、かなり待たされたとか。
皮がモチモチで、面白い食感です。
正直なところ鯛焼き自体があまり得意でないので、コメントは差し控えておきます。
「トウモロコシ」
朝取りで、大人気の新商品です。
地元の方でもなかなか買えないというのに、わざわざ持ってきていただいて申し訳ない気分です。
さっそく茹でてみると、これがまた美味いの何の。
スーパーで売っているものとは雲泥の差ですね。
単なるトウモロコシがこんなに甘く美味しいとは驚きでした。
「堂島ロール」
3月に初めて食べて、すっかり気に入りました。
いや、私より家人のほうが気に入ったもようでした。
まさか二度と食べられるはずはないと思っていたところに、嬉しいご訪問でした。
甘い物は苦手な私ですが、この上品な甘さは別格ですね。
遠方よりのご足労にも、感謝感謝です。
「つけラーメン」
例会のシメには夏らしく「つけラーメン」でした。
これもさっぱりして美味しかったです。
タレの具合もなかなかよかったですね。
2009.06.15 Monday
大人のB級グルメ
大人のB級グルメ
副題に「有名店から知る人ぞ知る名店まで、足で探した都内170店」とあります。
この本、左の片隅にある「路地裏酒場・横丁入門」にひかれました。
とはいえ私の食べ歩きでは2軒がせいぜいですから、あまり役には立ちませんね。
つくづく胃袋の大きい方が羨ましい今日この頃です。
カレー、カツ、ラーメンにオムライス、焼肉うどん、もつ、焼き鳥などなど。
あらゆるジャンルの「B級グルメ」が乗せられています。
お値段がリーズナブルで、貧乏人には嬉しいです。
その中でも気になったのが、「一本うどん」の「高田屋」さん。
長さ6メートル、重さ1.5キロ、茹で時間50分の一本うどん。
これは池波正太郎さんの時代小説「鬼平犯科帳」に登場した架空のお店が出していたという、幻のお江戸名物です。
このお店のご主人が遊び心で考案したところ大好評。
お店の看板メニューになったといいます。
これ一度食べてみたいものです。
ただし4名以上で、要予約、午後限定といいますからハードルは高いです。
静岡からツアーを組んで行ってみようかなあ。
東京遠征はほとんどラーメンですが、たまにはそれ以外の物も食べたいので、今回はあれこれと胸算用をしています。
とはいえ、訪問するのはまず1軒ですから、あれこれと目移りするのも仕方がないか。
夏が待ち遠しいなあ。
2009.06.13 Saturday
ドラッグストアにて
ドラッグストアにて
愛用のサプリメントが切れてきたので、街中のドラッグストアまで 買い出しに行きました。
従来はネットで購入していたんですが、6千円以上買わないと割引もないし、送料無料にもならない。
さらに悪いことには最近セキュリティが厳しくなってきました。
今年の初めごろまでは、カード番号の通知ぐらいで簡単に決済できたんですが、これがまたややこしくなった。
どうも一度認証させれば後はすんなり行くみたいなんですが、どうもエラーばかり出てきまして繋がりません。
この認証作業を先月末に一度やってみて、まあ苦労しました。
延々と2時間ああでも無いこうでも無いと入力を繰り返して、なんとか成功したんですが、これで懲りました。
まあ、セキュリティーがしっかりしているのは安心ですが、それにしてもなんとかならないもんでしょうかね。
(というより、本人に問題があるんですがね)
さて、久しぶりに行くドラッグストアは特売日だそうで、「大特価」のプレートがここかしこに張り出されていました。
いつもはあまり他の物は買わないんですが、つい手が伸びて一つだけ購入。
まあ625円だから良いか。
不思議なことに、普段は商品の値段などあまり記憶していないんですが、これは覚えていました。
お会計を済ませて、一万円札でお釣りを受けとります。
財布にレシートを入れようとしてふと、一番上にある値段が目に入りました。
それが667円。
(あれ、確か違ってたはずだが)
念のため商品の陳列場所に行き値段を確認すると、間違いなく高いようです。
書かれている値段表の下には旧価格の値段表があって、それが667円でした。
ということは、レジのデーターには「大特価」が修正されていなかったんでしょうか。
さっそくレジに出向いてクレームを言います。
「しばらくお待ち下さい」
店員さん、陳列場所に行ってその値札をじっと見ると、その横には薄く小さな文字で「××は除きます」と書いてあります。
そしてその横には同じタイプの商品で、色違いの品物が高い値段のままで置いてありました。
「お客さんのお買いになった商品は、こちらではないですね?」
一瞬どきっとしましたが、運良くそうではなくほっと一息。
(それまで全く気が付きませんでした)
でも、そんな見えにくい例外は、かなりのインチキだと思いますがねえ。
結局、責任者らしい方が出てきて無事差額を返却してくれました。
丁寧なお詫びもありませんでしたから、ありきたりのことなんでしょうか。
些細なことかもしれませんが、私が気が付かなければそのままでしょうね。
たまたま値段を覚えていて、それが先頭にあったから見つけただけですが、レジというのも信頼出来ないものです。
最近は値段を口頭で言うわけでもなく、金額の表示も見えませんから、間違っていても全然気が付かないことになります。
何かこれを区切りにレシートをじっくり見る癖が付きそうです。
2009.06.12 Friday
麺'S食堂粋蓮@焼津
麺‘S食堂 粋蓮
さて、寿酒店を後にしたご一行ですが、次のお店はどこにしましょうか。
「つかもと食堂さんなんか良いんじゃないの?」
「ダメダメ、とても食べられませんし、遠いです」
そこで、ぶらぶらと歩き始めたのですが、さてどんなお店でしょうか。
かすかに明かりが見えてきました。
なるほどここが噂に聞いた新店ですな。
お店の名前は「麺’S食堂 粋蓮」さんです。
つい最近オープンしたばかりですが、ラーメンマニアの間では評判がいいとか。
実はメンバーの中には、今日のお昼に食べたばかりだという方もいらっしゃいます。
昼夜連食でも食べたいほどの美味しさなんでしょうか、期待が持てますね。
しゃれた入り口はラーメン屋と言うよりも、フランス料理店という感じです。
さっそくドアを開けて中に入ります。
「また来ちゃったよ」
「いらっしゃいませ」
バックヤードにはお酒のボトルがずらりと並んでいて、夜はお酒がメインなんですね。
2軒目だというのに、次から次へと色々なおつまみを注文します。
これはなんとかサラダで、ボリュームがありますね。
お酒は「明るい農村」という芋焼酎をボトルで入れます。
芋はあんまり得意ではないんですが、コイツを水割りでいただきます。
次は鶏の唐揚げです。
もう箸が止まりません。
サラダを崩すとこんな感じになります。
パリパリの揚げ焼きそば(らしきもの)が入っていて、この感じが面白いですね。
こちらは鶏の蒸したものだったか、多分そうでしょうね。
麻婆豆腐もいただいちゃいました。
あまり辛くもなく、おつまみにはいい具合ですね。
結局1時間半ほど飲み続けてボトルも空け、最後のシメはラーメンと言うことになりました。
みなさん思い思いに注文をしますが、ただ一人2杯食べた猛者がいらっしゃいました。
私はダブルスープの醤油ラーメンをいただきましたが、どれがどの写真か全く分からなくなってしまいました。
味だけは覚えていますが、とても新店とは思えない上品かつ洗練されたラーメンですね。
一行全員大満足でお店を後にしました。
焼津駅までの道を軽やかに進んで行き、本日の焼津遠征は無事終了したのであります。
2009.06.11 Thursday
寿屋@焼津
寿屋@焼津
ご主人は60がらみの小粋な職人さん風で、奥には年輩の女性が野菜の 下ごしらえをしていました。
たぶんご家族で経営されているのかと思います。
それにしても、お店の中にはメニューも何にもない。
これはどうやって注文するんだろうか。
「お飲物は何になさいますか」
「えーと、何がありますか?」
「ビールにお酒・・・」
「生ビールを4杯お願いします」
大きめのジョッキで生ビールが登場しました。
これにまず感心しました。
正直期待はしていなかったんですが、どうしてどうして、きっちりと冷やされたジョッキにきめ細かな泡が立ち、見事な黄金色の液体が波打っています。
メニューは固定のものがないらしく、ホワイトボードに書かれたものをそのまま持ってきてくれました。
何とここにもお値段は書いてありません。一抹の不安を胸に肴の品定めをします。
まあ地元の方がご一緒ですから、いざとなったら人質に置いていきますか。
この中から、まずは蛸と鰹刺身を2人前づつ。
「鰹は皮をつけておきますか?」
「もちろんオーケーです」
なんたって皮のところが美味しいですからね。
太刀魚の塩焼きを4人前に、鰹のヘソみそ煮を2人前と、贅沢に注文します。
最初に出てきましたのは蛸の刺身で、柔らかく大きな切り身で美味しいですね。
小皿が二つ出てきて、ショウガとワサビが付いています。
もちろんショウガは鰹専用ですね。
続いて出てきた鰹刺身、ボリュームがありますね。
刺身のツマはタマネギのスライスで、焼津ではこれが定番になっています。
厚い切り身の鰹は、脂がのっていていやあ旨いの何の。
生ビールをあっという間に空けてお代わり。
各自2杯ずつ飲み干したところで、日本酒にシフトしましょう。
「日本酒はどんなのがありますか?」
「××に磯自慢が」
これは嬉しい、やっぱり地元焼津です。
「じゃあ、磯自慢を」
「少し高いですよ」
後から考えたら本当に高かったですが、これは当然ですね。
「太刀魚の塩焼き」はなかなか時間がかかります。
それもそのはず、七輪で炭火焼きしているんですね。
これは情緒があります。
炭火でじっくりと焼かれた太刀魚がやってきました。
これは大きい。
子が入っていて、これもまた楽しみです。
ほんのりとした塩味で、淡泊な上品さはやっぱり太刀魚ですね。
美味しい魚に磯自慢も3本空きました。
次には気になっていた「おでん」を注文しました。
このおでんですが、普通のものと違いますよ。
10本作ってくれましたが、さて、なんだと思いますか?
これは豚のほほ肉(だったと思います)を串に刺して煮込んだものです。
味付けは醤油味で、割合にあっさりとしています。
仕上げに青のりが掛けられているのが、おでんらしくもあります。
このタイプのおでんは初めて見ましたが、たぶんこのお店のオリジナルなんでしょうね。
一口くわえ取ると、ねっとりとした口当たりでこちらもいけますね。
こういうおでんもあるんだなあ。
お酒が無くなり、最後は瓶ビールを飲んでシメにしましょうか。
そして最後に来たのがご存じ「ヘソの味噌煮」です。
静岡地区では有名ですがご存じない方のために補足いたします。
「ヘソ」とは鰹の心臓のことです。
特に焼津地区では鰹がよく捕れるため、この「ヘソ」も広く食べられています。
おでんの具にしたり、フライにしたりと、様々ですが、生臭みを取る意味でも味噌煮が合っていますね。
適度の歯ごたえで、これも乙なものです。
何と言っても地元の名産ですからこの味にかなうものはありません。
「サービスです」
太刀魚の細いのが混ざっていたからと、「血合いの煮物」を出してくれました。
中骨の周りに付いた身を箸でほじって食べます。
割り箸ではほじりにくいでしょうと、串まで出してくれました。
昔はこういうお総菜をよく食べたものです。
今ではほとんど見かけませんね。
これも懐かしい味です。
そんなわけで2時間ほどの滞在でしたが焼津の雰囲気を十分に堪能しました。
お会計は一人6千円弱でしたが、磯自慢とこのボリュームですからね。
明かりに見送られて、お店を後にしました。
よし、もう1軒行くぞ。
2009.06.10 Wednesday
ディープ焼津を行く
ディープな町焼津を行く
今日は焼津にすごいお店があるという噂を聞きつけて、はるばると遠征にやってきました。
ご案内してくださるのは、地元のスガピーさんで、どんなお店かは行ってからのお楽しみということです。
静岡から焼津駅はJR東海道線で3駅。
といっても間にある安倍川や用宗はすぐ近くですから、時間にして14分ほどです。
運賃も230円ですからほんのご近所という感じですね。
でも私自身この駅で降りたことは珍しく、たぶん3年ぶりほどでしょうか。
約束の時間よりも15分ほど早く駅に着いてしまい、暇つぶしに駅の周辺を探索します。
駅の南口に階段を下りると、「足湯」があります。
人通りも少ないですし、ここでのんびりするのも良いですね。
休日の夕方というわけか、ぶらぶらと足湯を楽しんでいる方が数人いらっしゃいました。
参加したい気もしますが、今日はご遠慮しておきます。
散策といってもこれだけなので、2分で終了です。
駅前の居酒屋さんもまだ空いていないのか、お休みなのか。
こじんまりとしたパチンコやさんも、あまり景気がいいとは言えない感じですね。
駅前の空いているベンチに腰を掛けて、メールをチェックしていると、突然でした。
「おい、どいてくれ」
何ものかが私の肩を叩いてこう言うんです。
思わず顔を上げると、見も知らぬオヤジが二人突っ立っています。
「ええ、なんですか?」
「どいてくれよ!」
訳も分からず、席を空けますと、なにやらぶつぶつ言いながらそこに二人が座ります。
「×××、○○○・・・」
どうも酔っぱらっているようで、ここで酒盛りの続きをやりたいんでしょうか、缶のチューハイを手にしていました。
あっけにとられてたたずんでいると、こちらにまたガンを飛ばしてきたので、君子危うきに近寄らず、さっさと退散しました。
地元だったら負け知らずのワタシですが、残念なことにここはアウェーです。
きっとこの方たちの指定席だったんですね。
親類縁者ならともかく、静岡から来た若造がでかい顔して座っていたら怒るのが当然、いやあ失礼いたしました。
さて、そんなこんなで待ち合わせ場所に全員集合し、お目当てのお店にと向かいます。
焼津の市街地はとても静かで、車通りも少なく、町並みにも落ち着きがありますね。
さて、いよいよお目当てのお店が見えてきました。
何とも古風な造りで、紺色のクラシカルなのれんが良い味を出しています。
お店の名は「寿屋酒店」です。
のれんには「寿酒店」と書いてありますが、どちらが正しいのかは分かりません。
さっそく中に入りましょう。
スガピーさんが予約をしてくれてあり、スムーズに奥へと向かいます。
入り口右手が調理場で、左手に広いテーブルを囲む片席の一等地にはもう先客がお二人グラスを酌み交わしております。
奥の小上がりに進み、そこの座卓に座ります。
割り箸を出してくれてあるので、ここが定位置だったんでしょうか。
お店の中は実に古風な造りで、これは昭和20年代の造りではないかと思います。
天井の電気配線がそれを物語っていますね。
この、碍子を使った配線なんぞ、久しぶりに拝見いたしました。
もう、レトロの固まりのようなお店です。
懐かしいボンボン時計の横にはお店の宣伝でしょうか。
なかなか味わいのある絵です。
さて、何をいただきましょうか。
といったところであまりにもディープなので、次回に続く
2009.06.09 Tuesday
スタートレック
スタートレック
話題の映画を見てきました。
いやあ期待を裏切らない面白さで、堪能しました。
やっぱり大画面と迫力の音響、映画館は良いものですね。
月曜の昼下がりとあって、相変わらず席は空いていて選び放題、周りに気兼ねなく見られるというのもまたいいものです。
時々妙にガサゴソ動くお客さんなどがいて、一度気になると画面に集中できなくなりますからね。
相変わらずの長い予告編が終わって、スタートレックの始まり始まり。
今回はまるで予備知識のないまま見たので、最初からビックリしました。
だって、いきなり「カーク船長」が誕生するんですからね。
実はこれ、主人公「ジェームズ・カーク」のお父さんだったというわけで、ここから物語がスタートします。
荒くれた少年青年時代を過ごしたカークが、父を知る上司の一言に目覚めて 「宇宙艦隊アカデミー」に入隊。
修行を続けて、船長候補にまでなります。
その「卒業試験?」で、クルーを指揮したカークが難関のシュミレーション試験に臨みます。
これはどうでもよいことですが、その試験の名前が「コバヤシマルテスト」
日本ってこんなところに出てくるんですかねえ。
誰も勝利したことのないそのテストに、カークは裏技で大勝利、ところが・・・。
まあ後のお話はぜひ映画館でお楽しみ下さい。
今回の主人公はカークとスポックで、二人の友情がどうして形成されてきたのかを、教えてくれます。
楽しいのは昔よく見たキャラクターが勢揃いしているということ。
ウフーラなんて、かなりのできですし、ほかの人物もよく似ているように思います。
でも、スポックはよく見ると怖いな。
難点を一つあげると、戦闘シーンでカークが宙づりになる場面が多すぎ。
これはかなり握力と背筋力を付けなきゃクリアできませんって。
でも、CGを駆使した宇宙場面は男の子のハートをがっちり掴みますね。
懐かしい「スタートレック」の世界がよみがえってきます。
やはり、映画は良いなあ。
2009.06.07 Sunday
お知らせ
お知らせ
「台湾のラーメン」
老王記牛肉麺大王@台湾
阿城切仔麺@台北
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2009.06.06 Saturday
四川萌芽@用宗
四川萌芽@用宗
お久しぶりのラーメン放浪記です。
今回の訪問は話題のお店、用宗の「四川萌芽」さんに決めました。
朝から降り続く雨、さすがに自転車でとはいかず、車でお店に向かいます。
場所は用宗の静岡銀行支店の裏手で、これは知らないと探すのに苦労しそうですね。
静銀の角を右に曲がり、裏通りの道を右折して進むとお店が見えてきました。
さっそくお店の前に車を止めます。
お店の開店は11時半と書いてありましたが、10分過ぎの今でものれんは奥にありました。
でも、戸が開いているので大丈夫と判断して、中に入ります。
「いらっしゃいませ」
ご夫婦らしいお二人がお出迎えしてくれます。
もちろん私たちが初客のようです。
5席ほどのカウンターに4人掛けのテーブル席が3組という造りで、奥には広い小上がりもあるようです。
端のテーブル席に座ると、まずはお冷やを出してくれました。
さっそくメニューを見ますと、品数は少ないようですが、比較的お安い価格になっていて嬉しいですね。
品揃えもなかなか個性的なものが多く、これは調理に自信がある現れなんでしょうか。
あれこれと食べてみたいところですが、今日はオーソドックスに、「元麺(ラーメン)550円」と、「四川風味味噌野菜ラーメン(600円)」に、「焼き餃子6コ(400円)」 をいただきます。
白磁の調味料入れや、お皿がしゃれていますね。
お店は夜のお客さんが多いようで、店名の入ったお酒のボトルがずらっと並んでいました。
こんなところで、美味い中華料理をつまみに、杯を傾けるのも良いものですね。
さて、出てきましたのは「ラーメン」です。
あっさりとした醤油味のスープで、八角が利いているのは、個性的ですね。
具には柔らかなチャーシューが3枚にモヤシとシンプルです。
麺は中細で、やや腰があり、食べやすいものです。
続いては、「四川風味味噌野菜ラーメン」です。
ラー油が浮いた辛いスープに、炒めた野菜がどっさりと乗っています。
キャベツにモヤシ、ニンジンキクラゲなど、盛り沢山で、豚挽肉もちらほらと見えますね。
スープは、辛みだけではないこくのあるスープで、特筆するのはしっかりと熱いことです。
熱くて辛いから、少し食べると汗が噴き出してきます。
良い味付けで、熱辛くても箸が止まりません。
でも、辛すぎるというほどではありませんので、特に苦手な方以外は大丈夫でしょう。
こういうラーメンを食べると、しっかり野菜の補給が完了したという気がしますね。
そして「焼き餃子」です。
一口噛み締めると中から肉汁がじわっとわき出してきます。
一般的なものよりも肉の含有量が多い餃子です。
味付けはこれも普通の餃子とは違うもので、中華の腸詰めに似た味わいです。
これも気に入りました。
後から来た常連らしいお二人は、メニューにない「タンメン」をご注文していらっしゃいましたが、こちらも美味そうでした。
量も十分ですし、お値段もリーズナブル、これは町中に欲しいお店ですね。
すっかり満足して外に出ると、深紅ののれんが鮮やかに雨に映えていました。
2009.06.05 Friday
どんな些細な
どんな些細なものにも真実はある 。
何かの弾みで脳裏に浮かんだ言葉です。
まあたいした意味はございません。
世の中には浮かんでは消えてゆく、様々な出来事があります。
表面上何でもないような些細な出来事。
でもその中には色々な意味があるのかもしれません。
とはいえそれが見えるか見えないかは、本人の資質の問題になります。
眼鏡が曇っているのか、ものがよく見えない。
丁寧にレンズを磨いても良くならない。
おかしいなと思って検査を受けたら肝心の本体が悪かった、というのは笑い話になりますが、気が付かない不幸な方もいらっしゃいます。
とかく人間は、自分自身のことはよく見えないものです。
他人の欠点はよく分かりますが、自分のそれはなかなか分かりません。
わからないどころか逆に好きだったりしますから始末に負えないですね。
こう書いている私自身でも、ときには客観的ではなかったと常々反省しております。
やはり一日引いて見る気持ちを、忘れてはいけませんね。
最近、さる理由によりインターネット関係でニュースをよく見ます。
泥縄でも、最近の事情を頭に入れておこうという、ささやかな目論見です。
そこでミクシィのニュースを見るんですが、その下に引用した日記が出ている。
大半は普通の感想で、単なる相槌ですからこれはいいでしょう。
もともとそんな目的で作られたものですから。
でも中には破壊的なものもあって、これは読みません。
だいたい似たような方がコメントしていますから、そういう趣味なんでしょうか。
何にでも文句をつけたり、汚い言葉を羅列したり。
ただただご自分のストレス発散の場所になっているような気がします。
これもインターネットという匿名性のなせる技なんですね。
もしもこれが自分の顔と素性が出てくるメディアでしたら、同じ言葉を書き込める人はほとんどいないでしょう。
顔が見えない、姿が分からないから好きなことが言えるというのは、一見素晴らしいことのようにも思えますが、実は悲しいことです。
いったん自分の口から発された言葉は、自らの意志に反して様々な反応を起こします。
その反応を見極めること無しに発言を続ければ、迷走してゆくことは避けられません。
対話をせずに自らの意見だけを単純にぶつけるだけ、あるいは感情を述べるだけではコミュニケーションはとれないことになります。
書き込みを見ると、明らかなコミュニケーション力の欠如が読みとれます。
このような殺伐としたものを目にするとこれからのインターネット社会はどうなってゆくのか、実に不安になりますね。
モニターやケイタイの画面としか会話が出来ない人間というのは、もう恐怖の対象でしかありません。
今回は暗いお話になってしまい、申し訳ありませんでした。
相変わらず忙しいですが、たまには気晴らしに食べ歩きでも行って来ます。
2009.06.02 Tuesday
長生きの秘訣
長生きの秘訣
綾小路きみまろのギャグでこんなのがありました。
おじいちゃん、
ちょっと聞きますけど、
長生きの秘訣は何ですか?
馬鹿野郎!!
息をするのを忘れないことだ!
確かに年を取るとぼけてきて、息するのも忘れてしまい、あえなくご臨終と言うことになってしまうんでしょうか。
何か身につまされるこのごろですね。
あれはいつのことだったか、夜中に寝ていたところ、前触れもなく突然急に苦しくなってきた。
誰かが胸の上に覆い被さってきているような感じの苦しさ。
恐怖心に駆られて、もうおしまいかと思った瞬間。
ようやく気が付いて危機を脱出。
(そうか、息をするの、忘れてた)
いや冗談ではありません。
最近では「睡眠時無呼吸症候群」と呼ばれる病気も広く認められてきていますし、報告例も多いようです。
それ以来、気をつけようと思って手のひらにでっかく
「苦しかったら、息をせよ」
自戒のために書いておきました。
でもよく考えたら、そんな緊急事態に手を開いてじっくり見ないだろうね。
やっぱり天井に張っておくか。
2009.06.01 Monday
クシゾー@伝馬町
クシゾー@伝馬町
今日の居酒屋探訪は、伝馬町の「クシゾー」さんにやってきました。
繁華街から少し離れた辺りにあるこのお店、静岡では珍しい「串揚げ」のお店です。
トレードマークは「象さん」で、看板にも大きく書かれています。
にっこり笑って
「ソースの2度漬けは禁止だゾー!」
と吠えています。
「いらっしゃいませ」
お店にはいると、これはほぼ満員のご盛況です。
今日は週末金曜日の午後九時ですから、お客さんも多いのかな。
入り口右手に調理場と、それに向かう8人ほどのカウンターがあります。
左手には4人掛けのテーブル席が4席ほどです。
全体的にスペースは狭く、テーブル席のお客さんが通るたびに背中がこすれます。
それにしても賑やかですね。
特に後ろの席の20代女性グループが盛り上がっているようで、盛んに嬌声を上げています。
一グループがうるさいと、皆それに釣られるようで、大声になり、こちらの会話もなかなか聞こえませんね。
ところで案内されたカウンターですが、「予約席」と書いた札が置いてありましたが、良いのかな。
お店のしきたりなのか、最後まで隣の席に置いてありました。
しかし、あれは何のためなのか不思議ですね。
さて、まずはエビスビールで乾杯です。
お仕事の後のビールは美味いなあ。
すぐに出てくるお通しはキャベツの浅漬け。(二人分です)
これが意外に美味しかったんです。
串揚げ屋さんだから生キャベツかと思ったら、そうではないんですね。
最初のおつまみは「マグロ刺身」に「枝豆」です。
マグロは分厚い切り身で、いい感じですね。
意外にも枝豆の出番が遅く、どうやら作り置きでなく茹で上げているもようです。
これもなかなか美味しかったですね。
張り紙によると今日は「サワー祭り」だそうで、通常は470円だというサワーが290円で飲めるサービスです。
そのお誘いに背くわけも出来なく、さっそくいただきましょう。
でも、なんだか変わったサワーが多いです。
これは「夕張メロンサワー」で確かにメロンの味がします。
私は「コラーゲントマト」という訳の分からないものにチャレンジ。
その結果は、敗北でした。
ところで、ここに来たらやっぱり看板メニューの「串揚げ」もいただかなくてはいけません。
そこで「肉5本セット」というものを頼んでみました。
すべて肉系統ですが、どれがどれなのか、外見からはもちろん分かりません。
専用のソースにどっぷりと浸けていただきます。
何しろ「二度漬け禁止」ですから、慎重に漬けなくてはいけません。
後ろで店員さんが目を光らせていると思うと、緊張に腕が振るえます。(ウソですよ)
衣がかりっと揚がっていてこれは美味しいですね。
特に甘辛のソースがいいです。
私はどろっとしたソースより、このさらっとしたソースのほうが好みです。
さらに何種類かサワーをいただきました。
結論ですが、どれも話題性は十分ですが、飲むにはどうかなあという感じですか。
というわけで、4杯目はホッピーにしました。
やはりこれを飲むと落ち着きますね。
追加のつまみは「鳥皮せんべい」
鳥皮を叩いて薄く広げ、カリカリに揚げたもの。
ほんとに薄く、パリパリです。
ピリ辛ホルモン炒め。
モヤシがシャキシャキで、美味しいですが、残念なことに味付けがショッパすぎたかな。
もう少しだけ薄味にしてくれれば、最高のつまみになると思います。
それでも足りずに最後の仕上げは、原点に返る「瓶ビール」。
なんやかんやで2時間じっくり飲み倒してしまったのであります。
若い店員さんの活気が良く、接客も申し分ありませんでした。
お会計は二人で7千円ほど。
どうも、ごちそうさまでした。
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