2009.02.28 Saturday
鼎泰豊@台北
台湾旅行記
鼎泰豊で小籠包
さて本日の昼食は期待のお店「鼎泰豊」です。
何としてもこのお店だけは外せないと思っていましたが、幸いにもツアーに入っていました。
ガイドさんに案内されて、お店にたどり着いたのは12時20分ほど。
時々小雨がぱらつきますが、傘がいるほどではありません。
待ち時間が電光掲示されていて、ただいま7分とあります。
お店の前にはすでに10名ほどの行列が出来ていますが、手慣れたガイドさんで、何とか5分ほどの待ち時間で席に案内されます。
お客さんはほとんどが観光客のようです。
あちこちから日本語が聞こえてきて、まるで日本にいるかのようです。
テーブルにはちゃんと日本語で「おいしい召し上がり方」が書いてあります。
薬味の針ショウガには店員さんが勝手に醤油を掛けてくれました。
「お飲物は?」
そう聞かれるとやっぱりビールをコールしてしまいます。
やってきました「台湾ビール」です。
ビールのお値段は120元にサービス料10パーセントで132元(356円)になります。
まずは前菜です。
モヤシ、昆布、あとは分かりませんが、色々と入っていてしょうゆ味になっています。
意外に量が多く、二人では持てあまし気味です。
順番は適当らしく、最初に「卵チャーハン」が出てきました。
味付けはあっさりとした塩味で、さすが本場の味、美味しいです。
次には「辛い酸っぱいスープ」です。
中に入っているのは豆腐と、「カモの血を固めたもの」だという説があります。
お味の方はと言いますと、適度に酸っぱく、辛さは控えめでした。
しかしこれも量が多く、半分以上は残してしまいました。
それにしても料理が後から後から、ずんずんと出てきます。
あとで伺った話では、ここ鼎泰豊では「食事時間は35分」なんだそうです。
そうでもしないとお客をさばききれないので、バリバリ持ってくるんですね。
空いたお皿はすぐに下げられてしまいますし、蒸篭もどんどん重ねて行きます。
そんな中で、常連客らしいグループは堂々とのんびりお食事をしていましたが、私たち旅行者はそういうわけには行きません。
さて、いよいよ本番の天心です。
一種類づつ、大きな蒸篭に乗って運ばれてきます。
まず最初は餃子で、ニラ餃子のようです。
2番手は豚肉の詰まった餃子です。
(正式な名称は分かりませんので、違っているかもしれません)
そしていよいよお待ちかねの「小籠包」登場です。
熱々の小籠包をお箸でつまみ、やけどをしないように注意してお口に運びます。
期待していたほどスープは多くなく、問題なく食べられました。
何と言っても皮が美味しいですね。
お熱いうちに食べなくてはと、箸を急がせますが、これってお店のもくろみ通りですね。
まだまだ出てきます。
これは見ての通りで、エビシュウマイですね。
後ろでは店員が蒸篭を下げるチャンスをねらって待機しています。
もう一つ出てきたのは、おや中が黒いぞ。
何とデザート代わりの「アンコ入り」でした。
どれも美味しい点心で、十分満足しました。
予想どうりに、約30分で食べ終えてお店を出る頃には、何と50人ほどの長い行列が続いています。
待ち時間の掲示は17分に延びていました。
これはこれは、本当に凄い人気なんですねえ。
路上駐車してあるワゴン車に乗り込み、午後の観光に向かいます。
2009.02.27 Friday
忠烈祠・故宮博物院
台湾旅行記4
忠烈祠・故宮博物院
まず初めにやってきたのは、「忠烈祠」です。
ここは日本の統治時代には「護国神社」があったところだそうです。
その後、国民党政権時代に「忠烈祠」となりました。
辛亥革命や日中戦争で命を落とした軍人たちの英霊が祀られています。
立っているのは本物の衛兵さんで、ぴくりとも動きません。
ここの名物は、衛兵の交代式で、ちょうど今からスタートするところです。
行進が始まると見物客がそろって追いかけます。
銃剣をぶつけての演技に皆さん見とれていました。
次に向かったのが、「故宮博物院」
台北旅行では絶対に外せない場所です。
ここは撮影禁止なので、写真はありません。
今日はガイドさんが付いての入館ですが、実は次の日にもまた出かけました。
フリーの方がのんびりと好きな物を見られますから、いいんですね。
二日目は「士林」の駅から、タクシーで行きました。
タクシーの運転手さんは、片言の日本語でも通じます。
まあ、行き先だけ告げれば良いんで、たいしたことはありません。
昔訪ねた某国と違って、ぼられることもなく、すべてメーター通りの良心的な営業でした。
入場券です。
料金は160元(432円)でした。
パンフレットは、「日本語」「中国語」「韓国語」と色別に分かれていて、その色を見るとお国が分かります。
見たところ中国人が多かったようです。
それにしても中国の方は声が大きくて、博物院なのにものすごい喧噪でした。
イヤーフォンの解説も、ボリュームを上げないといけません。
日本ではちょうど旅行の前の週の土曜日の「世界不思議発見」で、
たまたまこの展示物が紹介されていたので、興味深く見学できました。
有名な「白菜」や「肉石」もしっかり見てきました。
帰る時にタクシーを拾おうと手を挙げたら、その運転手さんが女性で
「私は予約が入っていて、お客さんを待っているから、別のタクシーを紹介してあげます」
と言って、後続のタクシーを探してくれました。
(実際は中国語で、そんな感じの会話です)
すばらしいですね。
こんな風な気配りがあれば、お客さんは安心して任せられます。
なお、タクシーの運賃は、行きが125元、帰りが安くて115元でしたから、日本の半分以下です。
見学を終えて、本日の昼食は期待のお店です。
2009.02.26 Thursday
台湾で見つけた不思議なもの
台湾旅行記3
台湾で見つけた不思議なものを紹介します。
第1弾はこれ
映画の宣伝ポスターです。
何という映画か分かりますでしょうか?
「マダガスカル2」らしいです。
さすがにこれは分かるでしょう。
そう、ご存じ「崖の上のポニョ」
台湾だとこんなになるんですね。
次は、地下鉄の車内や構内にあったポスターです。
台湾でも携帯電話は広く使われています。
ここに書かれている携帯使用時のエチケット、なかなか良いです。
「軽声細語」
「長話短説」
「簡訊傳送」
それにしても、漢字を探すだけで時間が掛かりますね。
しかし日本でもこれ、通じる物がありますね。
台北の駅にあったのがこれです。
台湾ではブームなのか?
不思議です。
次は自動販売機。
町中にはあまり見かけませんでした。
地下道とか、施設の中だけに限定されているのかもしれません。
お馴染みの「コカコーラ」とその下は「芬達」でたぶん「ファンタ」ですね。
さて問題です。
それでは「アクエリアス」は台湾ではどう書くのでしょうか?
答えはこれ。
なるほどねえ。
さて、台湾経済も不景気で重大な局面を迎えているようです。
今年の経済成長率はマイナス2.97%
こりゃ大変なんだなあと思って、下を見ると。
去年第4期で最悪なのは日本じゃないですか。
しかも今年の経済成長率は下方修正したし。
台湾でも、日本経済が気になります。
2009.02.25 Wednesday
台湾旅行記2 無事到着
台湾旅行記2
台湾到着
さて、お昼の食事を終えましたが、まだ出発時間には間があるため、セントレアの中をあちこちと見て回ります。
初めて来たセントレアですが、なかなか広い施設ですね。
飛行機に乗る人だけではなく、ここに遊びに来た人も多いようで、けっこう混んでいます。
色々なお店があって、飽きない・・・とはいうものの、さすがに待ち時間が長すぎました。
それに買い物をすると帰りまで持ってゆかなくてはいけませんから、買うにも買えませんね。
この「見るだけ」という規制はけっこう辛いものがあります。
これはシンボルキャラクターらしい、「なぞの旅人フー」さん。
うろうろしていると、カモを見つけたアメックスのオネエサンが寄ってきてカードを差し出します。
「これを捲ってみてください」
「当たりが出たら記念品を差し上げます」
捲ってみるとめでたく大当たりでした。
(まあ当然、全部が当たりでしょうが)
ブースに呼ばれて、景品のボールペンをいただきました。
「いま、アメックスカードのキャンペーンをやっています」
「あ、カードならトランプが出来るほど持ってますから(ウソ)」
さっさと逃げ出します。
それでも時間が余るので、カードつながりで「プレミアムラウンジ」に行きます。
そういえばせっかくカードを持っているんですから、これぐらい使わせていただかないともったいないですね。
とは言っても、初めてこのサービスを利用するんですけどね。
中に入って、無料のドリンクをいただきますが、どうしてもビールに手が伸びてしまいますね。
小袋に入ったおつまみは取り放題なんですが、それを良いことにごそっと紙袋に放り込んでゆく方もいらっしゃいました。
(もちろん私じゃないですよ)
週刊誌や、新聞をながめて、時間をつぶしますが、新聞にはこんな記事が出ていました。
「中部空港逆風に失速」
この不景気で、どこも経営が大変なんですねえ。
ようやく時間になり、出国手続きをすることになります。
久しぶりの作業ですが、特に問題があるはずもなく、無事搭乗待ちになります。
傍らにある両替所のレートは、「円から元」が3.19、逆が2.19になっています。
かなりの差があるんですね。
30分前になって、いよいよ搭乗です。
後は運を天に任せるだけ。
飛行機は順調に離陸し、台北に向かって飛び立ちました。
高度は4万4千フィートですから、約13キロメートルで、成層圏を進んでいることになります。
ちょうどジェット気流に逆らってゆくことになるので、行きの方が時間が掛かります。
航行の時速は、最大が720キロメートル毎時ほどで、3時間半のフライトです。
出発後1時間ほどで、早めの機内食が出ました。
「ライス・オア・パスタ?」
ライスはチャーハンらしき物にハンバーグが乗っていて、中華風のアンが掛かっていました。
パスタは鶏肉の細切りが乗っていて、クリームソースが掛かっています。
あとはリンゴとオレンジというフルーツの盛り合わせに、お約束の「パイナップルケーキ」です。
ここでも調子に乗って、白ワインを2杯いただきました。
気圧が変わると酔いやすいと聞きましたが、どうしたものか、あまり酔いませんでしたね。
途中で一度だけ、気流の具合が悪くて揺れましたが、時間通りに無事台北に着陸です。
入国手続きも無事済ませて、出口に行き出迎えの方を探します。
出迎えは40代の男性で、もちろん現地の方です。
一緒に外に出ると、何とそこに横付けされて7人乗りのワゴン車が待っていました。
台湾は右側通行で、何か不思議な気がしますが、自分が運転するわけではないので安心ですね。
高速道路を飛ばして、40分ほどでホテルに到着しました。
日本との時差は1時間。
現地時間でただいま午後8時過ぎですが、日本以上に賑わっています。
これから街中に繰り出そうかな。
2009.02.24 Tuesday
豆天狗@セントレア
豆天狗@セントレア
さて本日の昼食はといいますと、せっかくセントレアまで来たんですから、やっぱりラーメンですね。
構内には何軒かの麺店がありますが、ここには2軒のラーメン店が隣り合って並んでいます。
1軒が「豆天狗」さんそして隣が「昭和」さんです。
その中から、「飛騨高山ラーメン」で有名な「豆天狗」さんを選びました。
ちょうどお昼時とあって混み合っていますが、それでも行列が出来るほどでもなく6分ほどの入りでしょうか。
店頭の垂れ幕には「昭和24年創業」と書いてあって、これは期待できそうです。
まずは入り口右手にある券売機で食券を買います。
これがお客さんには分かりにくいらしく、しきりに店員さんが
「まずは食券をお願いします」
と連呼していました。
オーソドックスな「高山中華そば(700円)」を選びます。
この券売機はごく普通のタイプですから千円札だけしか使えず
そこに五千円札を何度もつっこんでは返されて、とまどっている方もいらっしゃいました。
ひと品購入するたびに、おつりをジャラジャラと落として、また入れ直す面倒さ。
お年寄りにはこの手の機械は鬼門ですね。
さて、お店に入って、指示された席に着きます。
さっそく青いTシャツの店員さんがお冷やを持ってきてくれます。
中では出発前のお祝いとばかりに、ビールで祝杯を上げているグループもいらっしゃいます。
傍らにはお土産用のラーメンがうず高く積まれていて、これも人気なんでしょうか。
営業時間も9時から21時までと早くて長いのは便利ですね。
お店はテーブル席のみで、30人ぐらいは十分入れるほどの広さです。
「おまちどうさまです」
出てきましたラーメンは、ぷーんと魚介の香りが漂います。
鰹節のダシが良く出ている、しょうゆ味のラーメンです。
具にはチャーシュー1枚にメンマで刻みネギがあしらわれています。
麺は細麺のストレートで、適度な腰があり、噛みごたえも良いものです。
添えられた黒いレンゲがおしゃれですね。
食べ進んで行きますと、やっぱりこのラーメンはスープが決め手ですね。
十分にダシの利いた美味しいスープで、お箸が進みます。
さすがにスープまでは飲み干せませんでしたが、十分満足しました。
美味しい高山ラーメン、ごちそうさまでした。
2009.02.23 Monday
台湾旅行記1
台湾旅行記1
最大のトラブル
さて今日からしばらくの間、台湾旅行のあれこれを書いて行きたいと思います。
まずは空港までの道のりですが、新幹線、自家用車、バスとあって、どれが良いか悩みました。
もちろん一番安いのはバスで、これが手間もいらないで便利なんですが、何しろ本数が少ないです。
一日に、片道3本だけの営業ですから、寂しいですね。
検討の結果、行きはバス、帰りは新幹線ということになりました。
朝8時40分発「中部国際空港行き」の到着を待ちます。
乗り場は「新静岡センター」
静岡人にはお馴染みの「センター」も1月一杯で閉店し、明かりは消えて、解体を待つばかりの寂しい姿を晒しています。
ちょうどラッシュ時で、ひっきりなしにバスが流れてゆきますが、こちらは乗車場の外れ。
この乗り場に待つのは私たち二人だけです。
出発直前にもう一人来て、ここでは結局3人が乗り込みました。
切符が前売りですから安心ですが、席は自由席になっています。
清水駅発の便で、静岡駅を経由してきますから、そこで乗車する人が多いんでしょうか。
乗り込みますとそれでもバスは7分ほどの混み具合で、少し安心しました。
さて、静岡インターに入って東名高速を進んで行くバスですが、ここで信じられないようなアクシデントが発生しました。
旅行を終わって振り返ってみると、実はこの事故が一番危険だったことに気が付きます。
途中のインターなどで、乗客を拾いバスは順調に進んで行きます。
そして時間は9時を少し過ぎ、日本坂パーキングエリア近くでの出来事です。
突然、「ガタガタン」と車体が大きく揺れました。
「×××・・・」
運転手さんがなにやら叫んで、バスは路肩に寄せて急停車します。
ほかにも停車している乗用車があって、中の一台はどうもパンクしているようです。
「2メートルほどの角材をはねました」
どうやら路上に落下物があったようです。
そういえば少し前に作業車が出ていて、「落下物注意」の掲示があったのを覚えています。
しかしそこからは少し離れていたので、もう関係ないのかと思っていました。
「前の車がはねたので、避け切れませんでした」
運転手さんは無線で本部に連絡を取っています。
私たちは余裕がありますが、飛行機の時間が気になる方は心配でしょうね。
しばらくタイヤ周りをチェックしていましたが、問題ないようで、5分ほどで出発します。
しかし東名高速での路線上停車というのは、あまり良いもんではありませんね。
さて、そのバスですが、どうもトラブルがあるようです。
道路の状態によって車体がバウンドすると、「ギギギイッー」という怪音が響くんです。
9時50分になり、バスは最初で最後の途中休憩地、「遠州豊田」サービスエリアに入ります。
その駐車エリアにバスを入れる時です、「ガリガリガリ」と、ものすごい音がしました。
休憩で外に出て行く乗客を後目に、運転手さんは工具を取り出して、整備に走ります。
バスの前に回ってよく見ますと、右前方のバンパーがずれていました。
(写真は、修理して元に戻した状態ですが、傷が付いています)
そして異音の原因は右の前輪でした。
これもよく見えませんが、タイヤの前に着いている「泥よけ板」が衝突の衝撃で曲がっていました。
これがタイヤに接触して、異音が発生したんですね。
もしもこれがもう少しひどく曲がっていたらと思うと、ぞっとしました。
ほかにクルーがいるよしもなく、運転手さんは一人で黙々と修理をしています。
おかげで休憩の予定時間を少しオーバーしましたが、こればかりはしかたがありません。
ちなみに、最終の時刻はちゃんと予定どうりでしたから、そこはしっかりしています。
旅行最初からトラブりましたが、とりあえずセントレアに無事到着しました。
2009.02.21 Saturday
丑年をやめて
丑年をやめて
「どうも今年を『丑年』から別の名前にするそうだぜ」
「そんな馬鹿な、去年は子年、今年は丑年だから、次は寅年と決まっているじゃないか」
「いや、景気がますます悪いんで、やむを得ず変えるみたいなんだ」
「へえ、じゃあ何どしになるんだね」
「それが、『リス年』だってさ」
「ほんとかいな、でも、どうしてリスなんだね?」
「そりゃあ決まってるだろう」
「ネー、リス、トラ・・・」
予告:来週からは「台湾日記」をスタートします。
いろいろありすぎて、なかなかまとまりませんが、順次アップするつもりですのでよろしく。
2009.02.20 Friday
帰国しました
無事帰国しました。
台湾はそれほど暑いというわけでもなく、20度から25度の気温で、過ごしやすかったです。
天候は晴れもあり、曇りもあって、さらには土砂降りと、バリュエーションを楽しみました。
道中のお話はこれから順次アップしてゆきます。
お腹を壊すこともなく、トラブルもほとんどありませんでした。
ただ、最大の関門は何と意外なところにあったのですが、詳しくは次回からの台湾旅行記をお楽しみ下さい。
旅行中は「花粉」に悩まされることが無く、さわやかな日々でしたが、今朝からはもう元の木阿弥になりました。
雨の静岡で寒さに震えています。
以上とりあえずご報告まで。
2009.02.15 Sunday
お知らせ
お知らせ
明日16日から旅行に出かけますので、その間ブログの更新をお休みいたします。
無事帰国できましたら、またご報告いたします。
コメントへの返事もその間は出来ませんので、ご了承下さい。
しばらくの間、花粉症からは解放されそうです。
では皆様お元気で。
2009.02.14 Saturday
東京煮込み横丁評判記
東京煮込み横丁評判記
坂崎重盛 著
表題に「煮込み」とあったら、これはもう買うしかありません。
たまたま見た週刊朝日、嵐山光三郎さんのコラムにちらっとこの名前が出ていたので、さっそくネットで検索すると、「品切れ」でした。
仕方なく予約を入れておき、2週間ほどして何とか手に入れることが出来ましたが、そんなに売れているんですねえ。
この著者である坂崎さんは1942年の生まれですから、御年66歳。
いやあ元気です。
私も見習わなくちゃいけませんね。
本書は、月刊「遊歩人」に2006年11月から08年11月まで連載された「ステッキ先生の煮込み横丁逍遙」を加筆修正して編集したものだそうです。
東京各地の煮込みが美味しい居酒屋に通い、これをつまみに酒を酌み交わす。
私から見ればまるで天国のようなお仕事です。
毎回、1軒ではなく数軒のお店を回って、記事にされています。
私が良く知っているお店もあれば、初めて聞いた名前もあります。
簡単な地図も付いていて、これは役に立ちそうですね。
私もこの本を片手に、煮込み横丁逍遙の道に精進したいと思います。
さて、本書の最後の章に、「類さんシゲモリが選んだ煮込みの店ベスト10」が挙げられていますので、ご参考までに書いておきます。
ちなみに「類さん」とは、酒場詩人の「吉田 類」さんのことです。
「平澤かまぼこ」 王子
「西口やきとん」 浅草橋
「さくま」 浅草
「亀田」 町屋
「加賀廣」 神保町
「大坂屋」 門前仲町
「げんき」 月島
「河本」 木場
「やっちゃん」 新井薬師
「正ちゃん」 浅草
まだ未踏のお店が6店もあります。
これはまた楽しみが増えました。
さっそく3月発売の青春18切符で予定に入れておきましょうか。
2009.02.13 Friday
カンティネッタ・アドルノ@両替町
カンティネッタ・アドルノ@両替町
友人と二人で、久しぶりにアドルノさんに出かけました。
このお店、じつは過去に色々といわくのあるお店なんです。
といってもかなり昔で、このお店がまだパチンコやさんの隣にあった頃のお話です。
今日行った友人と二人で、このお店を目指してたどり着くも何と「休業日」でアウト。
その数週間後、きちんと定休日を外して、6時というまだ暇であろう時間にお店に行くと、「予約で一杯」で断られる。
それにも懲りずに、また数週間後に出向き、ようやく三顧の礼で入店できたお店でした。
思えば昔は我慢強かったなあ。
もちろん今日は予約を入れてありますから安心です。
6時5分前にお店の前に行きますと、友人が待っています。
お店は6時開店でして、まだ入れてはくれないんだとか。
二人そろったので、ようやくお店のドアが開き、いちばん奥の席に案内されます。
女性の給仕人がていねいに説明してくれます。
説明がていねいなのは、好感が持てますね。
まずはハウスワインの白をボトルで頼みます。
コースもあるようですが、胃袋と相談して今日はアラカルトにしておきましょう。
まずは「コペルト(お通し)」
グリッシーニ、トマト、パルミジャーノという盛り合わせ。
美味しくてワインの合いの手には十分ですが、お一人700円(税別・以下同じ)で合計1400円と思うと複雑です。
ワインで乾杯。
給仕さんが注いでくれるのに、ついグラスを差し出してしまうのは、やはり田舎者です。
でも、さすがに「ルネッサーンス」なんて叫ぶことはありませんでした。
アンティパスト盛り合わせ。
これはお値打ちです。(1200円)
あれこれと色々楽しめて、しかも美味しい。
ワインが進みますね。
お勧めの「高級なアンチョビ」を使ったサラダ。
(詳しい名前は忘れました)
これも美味しいです。
いろんな野菜が食べられて、健康ポイントアップ。
ここで、もう1本赤ワインをいただきます。
ワインは安くて、それなりの美味しさでした。
これだけで満腹に近いのは、小食の二人ですね。
メインは「オーソ・ブッコ」(2200円)
これはかなりの量があります。
二人でシェアしても食べきれない。
付け合わせのマッシュポテトが、山盛りです。
じつはこの後でパスタでも頼もうかと相談していましたが、とても無理ですね。
友人はデザートです。
アイスクリームも美味しそうですが、
「料理残すとも、酒残すな」がモットーですから、デザートは任せてワインを片づけます。
今日はこれまで。
それにしても食べられなくなったもんだと、二人で苦笑いです。
アドルノさん、料理残してごめんね。
2009.02.12 Thursday
たこ八@ナカミヤ経由で
ナカミヤ@今年2回目
さて、そろそろ花粉も飛び始めてきて、つらい季節になりました。
それにもめげずのたこ八通い、週の初めは月曜日です。
例によって6時半過ぎにお店ののれんをかき上げますと、あれ満員です。
(仕方ない、時間つぶしてまた来るか)
オカアサンに軽く会釈して、外へ出ます。
その足で向かったのはつい先週出かけたばかりの、「ナカミヤ」さんです。
一度行き始めると癖になるんですねえ。
お店に着いて中を覗くと、先客は女性二人組に男性一人でした。
ご主人に挨拶して、カウンターの端に座ります。
「ホッピーお願いします」
早い時間なので今日はご主人一人だけのようです。
まずは濃いめのホッピーでのどを潤します。
「レバ刺しお願いします」
さすがにまだたこ八が控えているので、つまみは押さえておきます。
やってきたレバ差しはいつもながらの美しい切り口ですね。
ここでご主人から嬉しい一言が。
「ホッピーのジョッキを頼んであります」
何でもホッピー好きのお客さんがけっこういて、リクエストされたとか。
これは「3冷」の美味しいやつがここでも楽しめるようになりそうですね。
早く来ないかなあ。
テーブル席の女性はこのお店は初めてらしく、色々と興味深そうに聞いています。
その後から入ってきたのも若い女性二人組で、お店が賑やかになりました。
女性客が増えてゆくのは嬉しいですね。
「ナカお願いします」
今日もホッピーは「ナカ2、ソト1」のペースですね。
というかグラスが小さいので、どうしてもそうなってしまうんです。
正式のホッピージョッキになれば、1対1でゴクゴクいけそうです。
40分ほどが過ぎて、そろそろたこ八も空いてきたでしょうか。
ナカミヤを切り上げてたこ八に向かいます。
といってもすぐ近くですから1分も掛かりません。
「こんばんは」
予想通りすっかり空いていて、4人ほどになっています。
どうも最近は6時台に大混雑して、その後はぱったりというケースが多いですね。
常連の「美人人妻」Rチャンがお見えになっていたので、図々しくもお隣に座らせていただきます。
「さっきは、後を追いかけて行ったんだよ」
何と満員でお店を去って行く私に、わざわざ席を詰めてくれて、後を追いかけて行ったお客さんがそこにいらしたんですね。
「すぐに追いかけたんですが、もういなくてね」
「すいません、それと気が付かなくて」
そこまでしてくれたとは、冷や汗三斗、恐縮です。
やっぱり顔を出しちゃいけないなあ、反省反省。
今日は2軒目なので、ビールはパスして初めからショーチューです。
つまみに揚げたての「なす天ぷら」で、これも美味しいなあ。
先週来た変わったお客さんの話題になります。
60過ぎの方で、詳しくは書きませんが、悲しい話をされて、酒を飲みながら泣いていました。
周りのお客さんも、オカアサン交えてもらい泣きです。
「なぜそんな悲しい話をわざわざしたんだろうかねえ」
「話せば話すほど辛くなるのに」
「寂しかったのかなあ」
「寂しかったんだろうねえ」
一同沈黙です。
さて、今日は2軒目なので、早めにお開きとしておきます。
「これお土産」
オカアサンがくれたのは、ミカンのようでミカンじゃない。
不思議な果物でした。
2009.02.11 Wednesday
第二美濃屋@カレーラーメン
カレーラーメン@第二美濃屋
日曜日はお馴染み葵区馬場町にある「第二美濃屋」さんに集まり、今年二回目の例会です。
まずはおでんから始まって、珍しく串カツです。
揚げ物がだんだんと苦しくなる年齢になりましたが、皆さん食欲旺盛ですね。
本日のワインは赤白併せて4本。
いずれも美味しい、良いワインですね。
たまには裏側も撮ってみましょうか。
TVで「神の雫」が評判になっていて、ドラマに出てきたワインはヴィノス山崎さんでも売れているようです。
今度は話題のやつを1本お願いしますね。
ワインのうんちくは毎回社長がレクチャーしてくれるんですが、酔っぱらっていてすぐ忘れてしまいます。
懲りない大酒のみですね。
あれこれと続いた後は、八宝菜も出てきて満腹です。
でもやっぱり最後の締め。
今回はスペシャルで「カレーラーメン」を作ってくれました。
もちろん通常のメニューにはありませんから、ご注意下さい。
小盛りで良かったのに、これは間違いなく通常サイズです。
大きな牛肉がごろごろ入っています。
これはメタボ街道まっしぐらかなあ。
2009.02.10 Tuesday
アタック25後編
後編
さて、いよいよ試験本番です。
アンケート用紙が回収されて、次に問題用紙が配られます。
裏返しになったまま、開始のコールを待ちます。
「始め」
用紙を表に返して、受験番号と名前を書きますが、緊張していて手が震えているのが分かります。
そういえばこんな風に試験を受けるのは、何十年ぶりでしょうかね。
最初の一問、二問と順調に答えていって、三問目に書き間違えた。
慌てて消しゴムで擦る、書き直すもまた書き間違えて、緊張してるなあ。
浮かんでこないのは飛ばして、半分終了して7割ほどの出来。
もう少し出来るのかと思っていましたがやはり難しいです。
続いて右側に進むと、最初の問題は「去年のM−1グランプリの覇者は?」
英語の綴りが思い浮かばず、カタカナで「ノンスタイル」と書く。
ところがここから一転して、次々と分からないものばかり出てきた。
後で解説してくださいましたが、左側が教養問題、右が最近の社会時事だそうです。
毎日、欠かさず新聞読んでいるのに、全然覚えていない自分が情けない。
右半分だけですと半分しかできません。
焦れば焦るほど思い出せなくて、時間ばかりが過ぎてゆきます。
「止めー」
あっという間に8分経過で、試験終了です。
終わった感想は
(だめだこりゃ)
併せて6割がやっとという有様です。
参加者は会場でそのまま結果の発表を待ちます。
2時25分には採点が終了すると言うところを、5分オーバーして2時30分。
「結果を発表します」
40数名の中から10人が2次予選通過。
続いてこの場所で面接をし、結果は郵送で通知するといいます。
もちろん落選者にははがきは来ませんし、合格しても必ず出場できるとは限りません。
「○○番の××さん」
一人ずつ名前を呼んでゆきます。
緊張する一瞬ですが、当然私の名前が呼ばれるはずもなく、さあ帰ろうかとコートをはおったその時。
「34番、××さん」
(ホンマかいな?)
今日は皆さんの出来が悪かったようで、かろうじて滑り込みました。
両隣の若いお二人は残念でした。
通過者だけ残って、まずは二人組になって顔写真を撮ります。
そして席を組み替えて、3次試験の面接に移行しました。
集団面接で、受験番号順に前の方から順番に聞いてゆきます。
この面接時間が結構長いです。
次の試験開始が3時なので、間に合うのか心配になりますが、一人ずつていねいに質問してゆきます。
私は受験番号が一番大きいので、最後ということになります。
前の方の応対を聞くと、皆さんかなり勉強していることが分かります。
それに比べると、冷やかし半分の自分は大反省ですね。
面接官の適度な突っ込みを交えて、粛々と進んで行きますが、もう3時を過ぎてしまいました。
私の前の方になり、ここで試験管が時計をちらりと見ます。
(あれ、時間が過ぎてる)
そう思ったのか否か、急に面接が早くなりました。
今まで余分な突っ込みをしていたのに、軽めで終了です。
そして私の番。
「試験が出来なかったので諦めていましたが、面接に出していただき、ありがとうございます」
「私に感謝されても困りますよ」
ここぞとばかりにアピール・・・出来るはずもなく、さらりと終了。
「合格された方にははがきが届きますので、よろしく」
なかなか面白い経験でした。
今日から「アタック25」毎週見て研究するぞ!
2009.02.09 Monday
アタック25
アタック25
お馴染みのクイズ番組「アタック25」です。
これは内緒ですが、最近はあまり見ていませんでした。
ある時にたまたま思いついて、ネットで検索してみると、出演者を募集していました。
そこで気軽に応募したんですが、それはすっかり忘れていたあたりのある日。
1月27日付消印ではがきが来ました。
2月7日土曜日に予選会があるという通知です。
場所は1時30分からで、近くの東町の静岡朝日テレビでと書いてあります。
これは面白そうだと、仕事をキャンセルして受けることにしました。(ナイショです)
集合時間の15分ほど前にビルの1階待合室に行きます。
もう数十人が集まっていました。
皆さん若い方ばかりです。
定刻になると、係りの方がやってきて3階の試験会場に移動します。
大型のエレベーターで行きますが、のんびりしていたので最後の方になりました。
会場は会議室で、長テーブルに3人掛けの3列になっています。
テーブルには受験番号が張ってあり、順番に座りますが、私の受験番号は34番でした。
全部で40数名です。
はがきをもらっても来れない人がいるでしょうから、百枚ぐらい出したのかな。
今日は3時からの試験もあるようで、間違えて入ってきた方が送り返されていました。
あらためて周りを見回しますと、平均年齢はかなり低いです。
右隣の女性は二十歳そこそこ、左手の男性は平成の生まれだそうです。
この部屋の最年長は、たぶん私ですね。
担当の男性があれこれと説明をしてくれます。
「アタック25」は大阪のABC放送で本番の収録を行うこと。
収録するのは毎週木曜日なので、木曜日に都合が付かない方はダメだといいます。
初めに、配られたアンケート用紙にあれこれ記入します。
これは後で気が付いたんですが、この用紙で面接や選考をするので、アピールポイントをバンバン書いておけば良かったなあ。
男性はさすが大阪人でして、トークも上手く、緊張をほぐしてくれます。
ここで、審査についての説明があります。
まず応募してきた方から抽選で何名かにはがきを出します。
試験日は選べないので、都合の合わない方は自動的に失格です。
次の2次試験は今から始まる筆記試験で、30問を8分で行います。
すべて記述式で、漢字で書けなくてもよろしい。
ただし人名などは確定できるものとすること。
ここですぐに採点をして、上位の人だけ次のステップに進みます。
その3次試験は面接で、ここまでで終了になります。
最終結果ははがきで連絡ですが、落ちた人には届かないそうです。
さらに、そのはがきが届いても、有効期限は1年間だけです。
番組構成の都合により、出演できないことも数多くあるとか。
電話があるまで、じっと待つことになると言いました。
じつは今日は予選会で、もう一度ぐらい最終選考があるのかなと思っていましたが、これだけなんですね。
それなら少しは勉強しておくんだった。
まあ、付け焼き刃で勉強したからといって、得点が伸びるとも思えませんが。
「今回が初めての人」
半分ぐらいが挙手しました。
中には以前出場した方もおられます。
「二十年前に一度出ました」
感想をあれこれ言っていますが、この人私より十歳は若いな。
「参加記念品です」
「アタック25」と書かれたシャーボをいただきました。
もうこれで元は十分取ったかな。
続く
2009.02.07 Saturday
惜福(せきふく)
惜福
このあいだ見たテレビの番組で、ある国の家族生活をレポートしていました。
非常に貧しい国ですが、取材したその一家は大変に明るく、家族がそろって暮らせることにみな幸せを感じていました。
子供たちも生き生きとしていて、家庭の中で自分が出来る仕事を一生懸命に手伝っていました。
日本の子供たちと違って、一人部屋はないし、テレビもない。
携帯なんて夢のまた夢で、衣服もみすぼらしい。
でもその目はきらきらと輝いていました。
それを見ていると、幸せについて考えさせられました。
幸せを測る物差しは、人間一人一人がみんな持っています。
それぞれがその物差しで、幸せか不幸かを測ってみるんですが、その目盛りの大きさはひとさまざまです。
同じくらいの給料で、同じ団地に住み、同じような家族構成で、昇進も同じ。
でもそれぞれの「幸福度」は正反対だったりします。
困ったことに、世間や他人の言葉によって、目盛りが大きく変わってしまうようなこともあるようです。
今まで幸せに暮らしていたのに、ほんの些細なことからそれが不幸せな生活だったと見えてしまうことは、さらに不幸な出来事です。
考えてみますと同じような暮らし向きをしていても、それが幸せだと思う人、不幸だと感じる人がいるのは不思議なことです。
単なる「気の持ちよう」では片づけられないものがありますね。
隣の芝生は青く見えるとよく言いますが、本当に青いのかもしれませんし、実際は写真だけなのかも分かりません。
「ささやかな幸せ」のささやかさにも大きな違いがあります。
現状の不幸せを何とかしようと、努力して巨大な富を手に入れた方もいらっしゃいますし、安易な道に走って人生を棒に振る犯罪者もいます。
生物学的にいいますと、生物の生きる目的は2つだけ。
まず 生き残ること(生存競争に勝つこと)。
次に 子孫を残すこと(遺伝子を伝えること)です。
これができた個体は、もう役割を終えたので、死んでしまってもかまわない。
ですから「カマキリのオス」は最高に幸せなんでしょうか。
人間のような、社会生活をする生物では、これに加えて「社会を守る」という要素が加わります。
現状の社会を守り、子孫の社会も守るために、なかなか死ねません。
とはいえこれもまた場合によりけりで、年寄りが出しゃばっているのはいけませんがね。
歌の歌詞じゃないけれど、何でもないようなことが本当の幸せなのかもしれません。
「ため息を一つつくたびに、幸せが一つ逃げてゆく」
そんな言葉もありました。
私の敬愛する、日本将棋連盟会長の米長邦雄さんから、「惜福」という言葉を教わりました。
これは言葉通り、「福を惜しむ」ということです。
自分に訪れた幸福のすべてを享受してしまわずに、後に残しておくことですね。
言い換えれば、幸せは程々に楽しむというような意味でしょうか。
(少し違っているかもしれませんが)
私の好きな言葉です。
2009.02.06 Friday
ナカミヤ@今年初
ナカミヤ@今年初
さて、早いものでもう2月です。
そろそろ禁断症状が出てきました。
今日はいつものように「たこ八」さんへ向かい、いつものように定量で帰路に着きます。
まだ8時過ぎと時間も早いので、家で飲み直すつもりなんですね。
そこでつまみ代わりとお土産を兼ねて、「マクドナルド」に入りました。
テレビでコマーシャルをやっている、何とかチキンでも買っていこうというわけです。
ところがあいにくと混み合っています。
列には3人並んでいて、その後ろに付きました。
しかしレジが怪しいんです。
どうも新人らしい人が打っていて、それをベテランの店員さんがあれこれ教えています。
何も込み入っている時に教えなくても良いように思えますが、これがシステムなんでしょうか。
ほんの1分ぐらいなんですが、じっと待っています。
そして、さらに待っている時に突然、禁断症状がやってきました。
「レバ刺し喰いたい!」
わき出してきた気持ちを抑えることはできず、ドアを蹴飛ばして外に出ます。
今来た道をそのまま引き返して、一路「ナカミヤ」さんに向かいますと、良かったやっていました。
入り口から中を覗くと、いやあ今日は混んでいますね。
幸いにもカウンターの端席が空いていて、そこに座ります。
「ホッピー下さい」
考えてみますと、「ナカミヤ」さんから「たこ八」行きというのは何回かありますが、その逆は初めてですね。
「少しお待ち下さいね」
お馴染みの女性が答えてくれます。
今ちょうど団体さんの注文が入って、その後になるんでしょうか。
こういう一言が場を和ませます。
といってもさほど時間が掛かるわけではなく、すんなりとホッピーが出てきました。
突き出しのレバーペーストもいつもながら良い味わいです。
さっそく初めは濃いめに作っていただきます。
「今日は刺身ありますか」
「もちろん」
「じゃ、お願いします」
ちょっと迷いましたが、レバ刺しだけでは物足りないと、お得な盛り合わせにしました。
カウンター越しに刺身を引くご主人の気配が感じられます。
こういう
(お、今俺のを作ってんだなあ)
という感じは、わくわくさせるものがありますね。
じりじりと待っていると、来ました来ました。
いやあ、ほれぼれとする勇姿ですねえ。
白いお皿に、レバ、ハツ、タンが綺麗に盛られています。
さっそくレバを取り上げて、ゴマ油と塩でいただきます。
このコクと独特の咀嚼感がたまりませんね。
タンはタレにショウガでいただきます。
噛みごたえが良く、上質な脂が口の中にじんわりと広がります。
じつは「たこ八」でも、串焼きのタンを2本いただいてきたばかりなんですが、生も良いですねえ。
グラスはすぐに空になってしまいます。
「ナカ、お代わり下さい」
こういう肉系統には、濃いめのホッピーが良く合います。
ナカミヤさんも繁盛して来たようで、嬉しいですね。
美味しいものを、安く出してくれるお店は大切にしたいものです。
いつの間にかお皿は空になっています。
「どうもごちそうさま」
40分ほどの滞在でしたが、すっかり禁断症状は止み、満足してお店を後にしました。
2009.02.05 Thursday
かいこう@大谷
かいこう@大谷
じつはこのお店、以前人宿町にあったことを記憶しています。
そして、その当時に何回か行ったことがあります。
しかし10年以上前に大谷へと移転して、それからは行ったことがありません。
ということは「旧静岡市内未訪問のお店」シリーズですね。
例によって、ママチャリで大谷街道をひたすら下ってゆきます。
「さかなや食堂」を越え、「あんと」も過ぎて、ひたすら走りますがなかなか距離がありますね。
ようやくお店の前にたどり着いたのは、1時過ぎでした。
黄色い看板が目立つお店に入ります。
「いらっしゃいませ」
この時間ですからお客さんは3人組の男性のみで、テーブル席にのんびりと座っていました。
入り口右正面が調理場で、そこをL字形にカウンターが囲んでいます。
左手はテーブル席が並んでいます。
目立つのは壁にずらりと並んだ短冊です。
「5玉、○○さん、」そして肩書きが書かれています。
これはどうも「替え玉」の記録のようです。
看板は「チャンポン」と「博多ラーメン」ですから、替え玉(100円)は当然です。
男性は5玉から、女性と小学生は3玉から張り出されているようですが、詳しくは分かりません。
かなり年季の入った短冊もあって、お店の歴史を感じさせますね。
さて当初は壁にも書かれている「名物 ねぶかラーメン(600円)」を注文するつもりでしたが、気が変わって「ラーメンセット(650円)をコールしました。
これが後の災いになることなど、この時は考えもしませんでした。
「ラーメンは博多で良いですか?」
「はい」
セットのラーメンは醤油か博多味かでたのめるようです。
この「ラーメンセット」は「ラーメン」プラス「餃子3個」プラス「小ライス」ですからお値打ちですね。
ただし、欲に目がくらんで、胃袋の大きさを忘れていました。
「おまちどうさまです」
まずはラーメン、続いてライスです。
「博多ラーメン」とはいうものの、豚骨臭さは全くありません。
あっさりとしていて、塩ラーメンというほうが近いようにも思えます。
スープは白濁してはいず、ダシの出具合はいまいちという感じですか。
味付けはややしょっぱめでもあります。
具は、薄目のチャーシュー1枚、メンマノリ、ゆで卵半分と、紅ショウガが乗っていて賑やかです。
彩りにゴマがかかっているのも博多風でしょうか。
麺は細麺ストレートで、やや堅めの茹で加減は好みです。
ラーメンを食べているとセットの餃子が出てきました。
この餃子はなかなか美味しかったです。
こちらをおかずにしてご飯をいただきますが、やはりおかずが不足しますね。
こんな時はラーメンのスープを頼りにして、ライスを食べるんですが、これには醤油ラーメンのスープが合うなあ。
思った以上のボリュームにかなり苦戦しましたが、やっとの事で食べ終わりました。
このボリュームで650円はお安いですね。
さて、お勘定をお願いします。
「このクーポン券使えますか?」
かねて用意の「はなまるクーポン」を出しますと、奥さんは困ったような顔で、ご主人に合図します。
「すいません、セットには使えないそうです」
(ええっ、そうなのか)
まあこのセットなら650円でも安いぐらいですからしかたありません。
でも、券には「ラーメン以外のサイドメニューには使えません」とあるだけです。
今まで、いろんなお店で使いましたが、断られたのは初めてです。
もちろんサービスセットでもラーメン付きの物は全部割引してくれました。
お店によって対応が違うというのは、どうなのかなあ。
(やっぱり「ねぶかラーメン」だったか!)
と、少しばかり後悔しながらお店を後にするのでした。
2009.02.04 Wednesday
たこ八@満員御礼が
たこ八@満員御礼から
今日は2月最初のたこ八通いです。
6時半にたこ八に到着して、のれん越しに中を覗きますと、何と超満員です。
こんな時でもオカアサンに会釈すれば何とか席を作ってくれるんですが、今日は急ぎの用もなく、ガツガツと急くこともありません。
(しばらくしたら空くかもしれないな)
だいたいこの時間は会社帰りのサラリーマンにはゴールデンタイムですから、どこも混み合うんですね。
お腹も空いていないので腹ごなしもかねて10分ほどあたりを散歩します。
色々と気になるお店などを調査してたこ八に戻ります。
もう一度のれん越しに中を見ますが、皮肉にもさっきと変わりませんね。
いや、それどころか一人増えてる。
こんなに混んでいるのに無理して入るなんて、気の利かないやつだなあと見ると、あれ町屋庵さんだ。
これ以上混みますと完全に満員になるので、仕方なくのれんをくぐります。
「こんばんは」
狭い中をさらに詰めていただいて、町屋庵さんの隣に座ります。
おや、最近はお酒に代えたんですね。
右手にはこれもお久しぶりの「Kちゃん」です。
それにしても今日は混んでいます。
何人もお客さんが入り口から覗きますが、皆入れずに肩を落として帰ります。
これは無理に入っておいて良かったなあ。
奥に入っているグループは常連の「Iさん」が先導してきたらしく、盛んにたこ八の解説をしています。
こうして新しいお客さんが増えてゆくわけです。
満員ですがほとんどが顔なじみのお客さんなので、のんびりとしたムードでくつろげます。
しばらくしてジンちゃんが登場。
運のいいことにちょうど席が空いたばかりで、すんなりと入れました。
今日は私服ですね。
検査があって、お昼ご飯が遅かったので、あまり食べられないとこぼしています。
不思議なのはこの後で、ぴたりと客足が止まってしまいました。
Iさんの団体がお帰りになって、いつの間にか私たち3人だけになってしまいました。
これは前半の大混雑が嘘のようですね。
平均して回ってゆけば良いんですが、客商売という物はこれだから大変ですね。
かといって入れなかったお客さんが待ってくれるというわけでもありません。
「これ、縁起物だから」
オカアサンから「福豆」をいただきました。
帰ったら鬼にぶつけてやろうっと。
嬉しいことに、町屋庵さんからも頂き物があり、ジンちゃんには写真と、大収穫でした。
おまけはシンチャンから送ってもらった富士山の写真です。
いつ見ても富士山はいいですねえ。
2009.02.03 Tuesday
来勝軒@用宗
来勝軒@用宗
日曜日のランチタイムに、ドライブがてら用宗まで出かけてみました。
さすがに自転車では帰り道がつらいので、このあたりが限界でしょうか。
お店はすぐに見つかりましたが、駐車場の表示が分かりにくく、1周よけいに回ってしまいました。
まあ、私の看板の見間違いなんですけれどね。
駐車場はお店の真ん前で、広く取ってあり、すんなりと入ることができました。
大きな一戸建ての建物で、いかにも高級そうです。
さっそく中に入りますと、アルバイトの若い女性が席に案内してくれます。
まだ開店から20分ほどで、お客さんは男性の一人客が二人だけです。
ゆったりとした4人掛けのテーブル席に着き、メニューを見ます。
ずらりと本格的な中華料理が並んでいて、これは期待が持てそうです。
季節限定の「牡蠣ラーメン」や「鰊ラーメン」なんていうのもあり、迷いますが、その中から「辛口四川柳麺」と「広東麺」を注文しました。
すぐにお冷やとおしぼりを持ってきてくれます。
お箸はエコを考えたプラスティックのものですね。
最初は空いているなあと思っていたら、後から後からお客さんが入ってきます。
休日らしくすべてが家族連れで、これは人気のあるお店なんですね。
席も広いのでのんびりとランチを楽しむには最適なお店といえます。
まずは四川柳麺が出てきました。
豆板醤が入った辛口のスープに炒めた野菜がたっぷりと乗っています。
天盛りになった白髪ネギがシャキッとしていて、美味しいです。
野菜はモヤシニラ白菜キクラゲタマネギにネギ、そして豚コマです。
この野菜炒めが絶妙の火加減です。
クタッとしていず、さりとて生ではない。
これは美味しいですね。
麺は私好みの細麺ストレートです。
細麺といってもかなり細いものですから、極細麺といっておきましょうか。
これと野菜炒めが絶妙にマッチしています。
辛さはさほどではないですが、このコンビネーションは良いですねえ。
欲を言えばスープにいまいち重量感がないぐらいでしょうか。
それを割り引いても美味しいラーメンでした。
こちらは相方の注文した「広東麺」です。
具にエビや豚コマなどが沢山入ったしょうゆ味のあんかけになっています。
スープはこちらの方が美味しかったです。
どちらもていねいに作られていることが分かり、上品な一品になっています。
スープも熱々で申し分なし。
次は別のラーメンを食べてみようと、期待の持てるお店でした。
2009.02.02 Monday
めざせ イグ・ノーベル賞
めざせイグ・ノーベル賞
傾向と対策
久我 羅内 著
さて、イグ・ノーベル賞とは何ものか?
この賞の創設者は、マーク・エイブラハムズ氏といいます。
彼は元々は雑誌の編集者で「ユーモア科学研究ジャーナル」という雑誌を発行しています。
この賞の創設は1991年です。
イグ・ノーベルとは「ignoble(下品な、くだらない)」とノーベル賞を掛け合わせた造語で、名前からしてばかばかしいものです。
この賞をもらうことによって、受賞者にはどのような特典があるかというと、ほとんどありません。
まず、賞金は無しです。
授賞式に参加する交通費も受賞者もちで、授賞式は毎年10月初旬にハーバード大学のサンダースシアターで行われます。
唯一もらえるのが、賞状と賞品ですが、これがただものではないんですね。
たとえばカラオケの発明で平和賞を受賞した、井上大佑さんがいただいた賞品は、賞状と、メダルと、謎の紙パックだといいます。
これがどんなメダルかというと、スーパーで売っているアルミの鍋にマジックでサインが入ったものだそうです。
さて、いただいた謎の紙パックを開けると、何と中は空っぽ。
実はその中にはハーバード大学のキャンパスの空気が入っているんだそうです。
そういわれてみますと何となく納得してしまうから不思議ですね。
さて、こんなイグ・ノーベル賞ですが、世界中から毎年何千ものノミネートがあるそうです。
受賞者は、イグ・ノーベル賞委員会によって選出されます。
ただしこの委員会のメンバーが、どこに何人いるのかということは、謎になっています。
次に、この賞にノミネートする資格ですが、博士号も修士号も何の肩書きもいらないということです。
もちろん老若男女の区別や国境もありません。
ノミネートの条件はただ一つ、実在する人物だということだけです。
さらには受賞の対象となる何らかの実績があること。
そして本賞の公式基準はたったこれだけです。
イグ・ノーベル賞は「人を笑わせ、そして考えさせた」研究、「真似ができない、またするべきではない」業績に対して与えられる。
ただし「非公式基準」もあって、これは
イグ・ノーベル賞を受賞する業績は、目を見張るほど馬鹿げているか、刺激的でなければならない。
この基準は、誰にでもできそうでまた、意外に難しいのかもしれません。
ところで同賞は2007年までに170ほどの受賞者が出ていますが、その中には日本人が12人います。その中からいく人かをあげてみます。
1992年 医学賞 資生堂研究所の神田不二宏さんほか5名
「足の臭いの原因となる混合物の解明」
1995年 心理学賞 渡辺茂さんほか2名
「ピカソの作品とモネの作品を識別できるように鳩を訓練した功績」
1997年 経済学賞 横井昭宏、舞田あきさん
「たまごっち」を発明し、数百万もの人たちにバーチャル・ペットを飼育させた功績。
1999年 化学賞 牧野武さん
「夫の下着に吹き付けて、精液の跡を発見できる、浮気検出スプレー『Sチェック』を開発」
2005年 栄養学賞 ドクター中松さん
「34年間、自分の食事を撮影し、食物が脳の働きや体調に与える影響を分析」
どうでしょうか?
何となくできそうでもあり、難しそうでもある。
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