2006.09.30 Saturday
「君が代」訴訟
昨日の静岡新聞を読んで仰天した。
投書欄なんであるが、まあ世の中、色んな人がいるもんだ。
内容は「君が代訴訟の判決」を支持するもので、この人は君が代否定派。
「君が代と日の丸は何の根拠もない」として批判をしている。
明治維新以来、100年以上も国民に親しまれているものに、何の根拠もないというのは不思議な気がするが、まあソレも個人の意見。
私が疑問に思うのは、この人が「84歳 無職」であること。
84年生きてきて、「君が代反対、国旗を替えろ」と長らく活動してきたのだろうか。
実際の裁判に関係している方なのかもしれない。
まあ、それならそれなりに納得できる気がする。
しかし、文面からするとただただ不満を述べているようだけのだ。
ところで、自分は対象外なのだろうか。
84歳。立派な年である。
もちろん戦争も体験してきているはずだ。
「君が代反対」で長年活躍してきた人ならまあ仕方ないが、どうなんだろうか。
自分たちが長年認めてきた責任については、何も考えないのだろうか。
「勝ち馬に乗る」という言葉がある。
自分が絶対的な正義の時、正義の立場に立って相手を非難するのは、気持ちが良いものだ。
あたかも自分が全能者になったような気がする。
非難されない立場というのは実に快適であるが、責任のない意見というのも情けない気がする。
今回の判決を良く読めば分かることだが、決して「君が代」や「日の丸」を否定した判決ではない。
更には、偏った判決だが、まだ1審である。
このたぐいの裁判は、逆転が付き物で、再審がどうなるのかは予想できない。
さすがに新聞へ投稿する気はしないが、黙っているのも腹が立つので、自己満足ながらこちらに書いてみた。
あ、決して老人を非難するということではありませんので。
2006.09.29 Friday
小泉純一郎論
ニヒリズムの宰相
小泉純一郎論
御厨 貴 著
小泉首相の5年も終了し、無事安倍さんにバトンタッチした。
この際あらためて小泉サンを検証してみようという本だ。
まず、なんと言っても小泉サンの特徴は「高支持率」だ。
就任から退陣まで、空前の高支持率で突っ走った。
このような例は、今までの日本の総理大臣には無かった。
とはいえ「支持率」というものも、近年になって重要視されてきたものなので、マスコミの影響も大きくなってきたと言うことだろう。
小泉サンにはキーワードが多い。
「聖域無き構造改革」「ワンフレーズ・ポリティクス」「サプライズ」などなど。
それが全部詰まっている「小泉劇場」なのだ。
信条とするのは(新庄じゃないぞ)
説得しない、調整しない、妥協しない、と言う「三無主義」
まさに奇人変人のニヒリスト首相だ。
今までの政治家がなしえなかった決断をスパッと行ったことは、国民の絶大な支持を得た。
いい加減なようだが芯はぶれないと言う、分かりやすさが政治に関する興味を起こし、若者が政治に関心を持つようになった。
この本を読んでゆくと、つくづく歴史とは結果論なのだと言うことが分かる。
真実の正義などと言うものはなく、後から付けた理屈、勝利者の勝手な理由付けが「正義」になるのだ。
小泉サンは間違いなく政治を変えた。
さて、これが10年、20年後にどのような評価をされるのか。
日本の歴史の歩みと共に、検証してみたい。
未来に向かって日本の政治はどのように変化していくのだろうか。
2006.09.28 Thursday
十番@中野坂上
庶民の味
何の変哲もない町の片隅。
ふと目に止まって入った小さな店。
そこで頼んだ一杯のラーメン。
これが思いがけなく旨かった時など、大金脈を掘り当てたような気分になり、思わずガッツポーズをしてしまう私は、やっぱりどこかおかしいのでしょうか。
これは10年ほど前、無名の小店「十番」を尋ねた時の話です。
地下鉄「中野坂上」駅より5分。大通り沿いにある小さな店に入る。
いちおう中華料理店ですが、とにかく狭い。
二間ほどの入り口に続いて左側がカウンターで 、右には良くある四本足の丸イスが10脚ほど。
これで全部なんだから、良く商売が成り立つもんだと感心してしまう。
しかも驚くことに、床はコンクリートの打ちっ放し。
なおかつ所々はがれていて、でこぼこになっているのです。
当然イスの足を旨く案配しないと、ガクガクになってしまうのですから、食べる方も大変です。
先客が麺を啜っている店内は、奥の席だけが空いている。
そこでイスを寄せてもらい、背中をかき分けて一番奥の席に着く。
店内はかなり大目に見ても、清潔とは言えない感じで、一番奥の洗面台には、食べ終わりの皿が投げ入れてあったりする。
床は真っ黒だし、ゴキブリの二三匹散歩していても不思議ではない。
何となく不安な気持ちを隠しながら、
「ラーメン」
と、ひと言。
安いものを頼むのだから、待たせてはいけない。
一見の店であれこれ迷うような奴は、将来大物にはなれないぞ。
あれこれ迷った末に、
「やっぱりラーメンでいいや」
なんて頼む輩は、シナチクの二三本少なくなるのを、覚悟しておくように。
さて、メニューには定番のラーメンや餃子、野菜炒め定食など、ごく普通の中華料理店という感じです。
そして待つこと数分、ラーメン登場です。
やや小ぶりな、丸みのあるどんぶり。
具はチャーシュー一枚と、シナチク、刻みネギに、アクセントとして貝割れ菜が数本。
ごく普通の面構えです。
例によってコショーを振り掛け、まずスープを一口。
余談ですが、スープを一口味わってから、コショーを入れるのが正しい、と言う人がいますね。
スープ本来の味を確認して、その上で香辛料を入れるべき、と言うのがその理由だそうです。
私自身は、殆ど最初から入れてしまいます。
理由は、ありません。
長年染み付いた習慣でしょうか。
目玉焼きに醤油を掛けるか、ソースを掛けるかの違いで、本人の好みで良いのだと思います。
さて、スープですが、これが絶品。
今更ながら、外見に惑わされてはいけない事を実感してしまいました。
コクがあり、しつこくはなく、熱い、見事なスープです。
麺は中太の縮れ麺で、腰もしっかりしている。
具は少ないが、なんと言ってもラーメンは麺とスープ。
しかも今時(平成6年でした)ラーメン一杯390円なのです。
本日二杯目のラーメンなのですが、あっという間に空になってしまいました。
こういう店は何時までも続けていただきたいものだと、つくづく思いました。
追記 残念ながらその後、お店は閉店されました。
2006.09.27 Wednesday
孫悟空@葵区
孫悟空@葵町
かつては新通小学校そばにあった店。
葵町に移転してから10年ほどだろうか。
ひっそりとした住宅街の通り沿いにある、老舗中華料理店だ。
看板は餃子らしく、色々と宣伝がされている。
日曜の正午前、人通りもまばらなところを進み、目当ての店にたどり着いた。
予想通り一番目の御入店。
店はカウンターとテーブル席というおきまりの構造で、カウンターの真ん中に座る。
数多いメニューの中から、「はなまるグルメ」に出ていた「タンメン」750円を注文する。
実は店の中にも、「はなまるグルメ」の試供品本が置いてあった。
けっこう意識しているに違いない。
メニューには店主の顔がイラストで描かれている。
あれっ、眼鏡の形がちょっと違うような。
手伝いの女性は奥さんだろうか、出前の注文を連絡している。
お冷やの代わりに冷やしたお茶が出てくるのは、ちょっと嬉しい。
待つ間もなく出てきた「タンメン」は大ぶりの丼で食べやすい。
味のベースになるスープは、鶏ガラと豚骨のあっさりしたもの。
麺は独特の細麺で、けっこうしっかりとしている。
これにおなじみの豚肉に野菜の炒めを乗せて完成。
野菜はキャベツに玉ねぎ、シメジが入っているのが珍しい。
これが、けっこうな量なのだ。
野菜不足の方にはうれしい、野菜のてんこ盛りだ。
ここで、故谷岡ヤスジし直伝の「タンメン」の食し方を一つ紹介しよう。
と言っても簡単で、ラー油にお酢をたっぷりと加えるだけ。
ラーメンにお酢というのは不思議な気がするが、これ、けっこう合います。
欲を言うと、ラー油はもうちょっと辛目が良いな。
食べていると新客が入ってきた。
60過ぎの男性で、どうも常連らしい。
「何にしますか」
「ビールくれ」
日曜のお昼はやっぱりビールからですかね。
2006.09.26 Tuesday
新製品登場
「たこ八」に新製品が登場しました。
その名も「芋ケン」
芋焼酎です。
さっそく一本試してみました。
芋の香りがかなり強いです。
飲み方はロックか水割り、いや「お湯割り」でいただくのが一番かな。
数量に限定あり。
評判が悪いようなら、即中止の意向です。
静岡のおでん街ではたぶんここだけの、期間限定商品。
お好きな方はぜひお試しを!
2006.09.25 Monday
弱い若者たち
板書していると、突然「バタン」という音。
振り向くと、一人の女生徒が床に崩れてゆくところだった。
慌てて机をどけ、床に横たえる。
意識はあるようだが、どうしたらよいのか分からない。
急いで事務の方に連絡すると、幸いに救命のプロがいた。
まあこんな時に男は役に立たない。
てきぱきと支持をする先生(女性)を頼るばかりだ。
こんな時に一番大切なのは、落ち着いた行動なのだと分かっているのだが、とても実践できないのが、情けないね。
幸いにして大事に至らず、1時間ほどの休養で回復した。
彼女は朝食抜きだという。
血圧は低く、時々ふらつくことがあるとか。
食生活の大切さ、きちんとした生活習慣ができていない事の危険性、今の若者が抱えている問題の、ほんの一部が見えた気がする。
2006.09.24 Sunday
オヤジとは何か?
詩人の上村多恵子氏が、以前産経新聞に寄せたコラムがある。
なるほどなあと感服したので、切り抜いて取って置いたのだが、一部を紹介したい。
内容は「オヤジ」についてである。
オヤジの悲しい特性の第一は、物事をすぐに、ソンかトクかというモードで考えてしまうことではないか。
ソンかトクかはお金のことだけではない。
時間や情熱のかけ方においてもだ。
そして第二にすぐ、値ぶみしたがる。
原価計算してしまって、何となく分かった気になる。
ゆえに値切る。
第三にガンコ。
保守的なのだ。
過去に成功体験があるだけに新しいコトに対して臆病になる。
マイナス面やリスキーな面にばかりとらわれて、「何でも反対」してしまう。
そのクセ、愛情だけは濃くて、家族や社員を「守ろう」という本能が先立ち過ぎる。
しかし、不器用さゆえ、うとまれる。
第四に説教好き。
人生、それなりに生きてきているから、一家言も二家言もある。
聞いてほしいのだ。
ちなみにオバタリアンの特性は、自分のスタンスからのみ物事を考えて、相手のスタンスや背景に目がいかない。
第二に、正義がお好き。
それも自分から見た正義で、相手のソレなどおかまいなし。
第三に被害者意識が強く、何かと世の中で自分ばかりが、ワリを食っていると勝手に思いこむ。
第四に羞恥心がない。
こわいものなしで「来るなら来い」と、どこかで居直る。
ゆえに図々しい。
いま引き出して読み直してみると、自分も立派な「オヤジ」になったんだなあとつくづく思いますね。
2006.09.23 Saturday
唐子
中華飯店「唐子」
静岡市駿河区富士見台にある中華飯店。
本日のランチはここに決めて、チャリンコで出発。
田んぼの外れ、けっこう辺鄙なところにある。
11時半ごろに到着したが、ここでも一番乗りであった。
店員は男性二人。慌てたようにお冷やとおしぼりを持ってくる。
メニューを暫し見たが、何か物足りないので、定番の「ラーメン」を注文する。
メニューはかなり豊富だ。
夕方からは一杯飲む客で賑わうのだろうか。
さて、出てきましたラーメンは、こじんまりとした丼に定番の具だ。
厚めのチャーシューにメンマとノリ、麺は珍しい中太ストレート。
これは面白い選択だ。
スープはごく普通の醤油味で、出汁がほのかに香る。
柔らかめのメンマはなかなか良い味付けだ。
あっさりと食べ終えてしまった。
やはりこの麺は具のたっぷりした麺でこそ生きる。
さっぱりとした味の「素ラーメン」では難しいと感じた。
2006.09.22 Friday
磁力とは何か
鉄は磁石にくっつきます。
これは「磁性」によるものだというのは、誰でも知っていますね。
でも、何故くっつくのかというと難しいものがあります。
同じ金属でも、アルミニウムや銅は磁石に引きつけられません。
鉄原子の他にはニッケル、コバルト位です。
これは鉄原子の電子軌道が持つ、特殊な性質によるものです。
鉄の針を磁石でこすると、磁石になることは良く知られています。
この磁力は無くすことができます。
たとえば高温に熱すると磁力が消えてしまいます。
あるいは石に叩き付けても磁力は消えてしまいます。
何故かというと、鉄の原子は一つ一つが小さな磁石になっているからです。
しかし全体としてみると、向きがバラバラになっているので、磁石としては働きません。
そこでこの向きを揃えてやる必要があるのです。
これを「着磁」といいます。
外部からの力によって原子の磁石の向きを揃えてやると、全体が磁石になるのですね。
ところで、「水」は磁石に対して面白い性質を持っています。
「反磁性」と言い、磁力に対して反発するのです。
これはホンの小さな力なのですが、水に強力な磁石を近づけるとそれを避けるように動きます。
水は磁石が嫌いなんですね。
2006.09.21 Thursday
心理ゲーム
かつて流行した「心理ゲーム」
本当に心理学的な根拠があるのかどうかは不明だが、妙に納得してしまうのが面白い。
日本人は値踏みをして安心する傾向があるから、合っているのかな。
まあ、「血液型占い」なんてのも日本独特なものだし、日本人は占い好きということですか。
その中でも、もっともらしいのを一つ
牛、猿、ライオン、馬、羊が
のった船が難破しました。
あなたは、どの動物を助けますか?
解説
優先的に救った動物が、その人が結婚してから大事にするものを表しています。
それぞれの動物の持つ意味はというと
牛・・・セックス
猿・・・子供
ライオン・・・プライド
馬・・・仕事
羊・・・モラル
果たして当たっているでしょうか?
2006.09.20 Wednesday
満月@赤羽
最近は、創作ラ−メンを出す店 けっこうありますが、目先だけ変えても定着せず、なかなかに長続きしないようです。
更に定番となるには、よっぽどの創意工夫が必要でしょう。
以前レポ−トした「牛乳ラ−メン」も10年後に何店残っているのか、微妙ですね。
よく見かけるのは、店名を冠した「○○麺」ですが、意外と代わり映えしないような気がします。
日本中でこの店でしか食べられないラ−メン、今回はこれを食してきました。
場所は東京赤羽、駅を降りてスズラン通りを歩くこと8分。
路地を一つ入った所にある老舗の店「手打ちラ−メン満月」にたどり着きました。
お昼時の店内は、活気に満ちています。
(店員のおばあちゃん二人の生きがいいんです)
早速カウンタ−に座り「ベ−コンラ−メン 830円」を注文する。
そう、これこそこの「満月」でしか味わえないオリジナルメニュ-なんです。昭和61年の資料によると、店主の長女(当時中3)が発案したとか。
20年近く続くというのはたいしたもんだね。
しかし お味の方はいかがなものか。
壁には「昼定食 ラ−メン+カレ− 650円」
お、安い!みんなこれを頼んでるようだ。しかし私はこれ。
意外に早く「ベ−コンラ−メン」登場。
麺は平打ちの中太縮れ麺で、歯応えがあり旨い。
その上に掛かるのは、白菜玉葱キクラゲを炒めて、ベ−コンを入れ、あんかけにしたもの。
味付けは塩味ですっきり透明なス−プです。
脂っ気が無いのは当節はやりのヘルシ−を先取りしたものか。
まず熱い。冬に食すラ−メンとしては文句なしだ。
あんかけなので手打ちの平麺に良く絡む。ス−プがまた良い。
最近は脂で保ってるようなのがありますが、基本は出汁だね。
あっさり塩味だがコクがある、良いス−プだ。
汗だくになりながら、完食しました。
「ベーコンラーメン」ありそうでない、良い味だしてます。
(以前訪問した時のものです)
2006.09.19 Tuesday
象と冷蔵庫
かつて使い古した問題なのだが、まだ知らない方もおられると思うので、暇つぶしに考えてください。
問題
動物の象を冷蔵庫に入れる事にしました。
(ここで「象」というのは一般的な生きている象です)
そのために必要な作業が3つあります。
それを順番に、正確に言って下さい。
回答
1.冷蔵庫のドアを開ける。
2.象を中に入れる。
3.ドアを閉める。
いかがでしたか?
10秒以上真剣に考えられた方は、立派な頭脳の持ち主です。
考えることすら放棄してしまった方。
あなたは情報化社会に流されてはいませんか。
2006.09.18 Monday
酒菜料理和風屋 たんと
静岡市紺屋町、パチンコ屋さんが並ぶとおりの向かい側、ビルの2階にある居酒屋だ。
コンセプトは「女性の方にくつろいでいただける店づくり」出そうな。
そんなしゃれた店に中年の男が4人も雁首揃えて出かけたんだから、場違いも甚だしいか。
日曜日の6時半、町中はほどほどの賑わい。
階段を上って2階の店に入る。
「いらっしゃいませ」
店は建てに長い造りで、入り口近くが料理場とカウンター、奥の方が椅子席だ。
なんと先客は無し。一番乗りで、一番奥の4人掛けテーブルに案内される。
まずは生ビール(グラス)で乾杯。
中ジョッキよりも少し小さいぐらいのグラスだ。
メニューをざっと見るが、やはり女性向けの店らしく、酒関係は高めの価格設定。
瓶ビールは置いていないとのことだ。
料理はいずれもけっこう凝った作りだ。
「イワシの梅じそ天ぷら」は非常に可愛い。
味も良いのだが、男性には少ない量だ。
「梅わさび冷や奴」は、なんだかなあというミスマッチ。
糸コンニャクをぺぺロンチーニ風にしたものは面白いアイデアだが、所詮コンニャクはコンニャク。
懲りずに「そばのぺぺロンチーニ」も頼んでみたが、これはこれで良かった。
色々と注文して、四人で分けて食べたのだが、一人分にするとホンの一口になってしまうのが悲しい。
かろうじて「豚軟骨のプルプル煮込み」というのが食べ応えあり。
ただ、味付けが濃すぎるというかショッパイ。
あ、「ぶりカマ塩焼き」は大きかったですな。
日本酒は「一ノ蔵」をぬる燗でいただいたが、これは満足。
もうすっかり馴染みになってしまった「まぐろのカルパッチョ」はおとなしすぎる。
「馬刺し」に至っては、分けるのが悲しくなった。
いやいや店が悪いんじゃないんです。
場違いなオヤジ4人組が迷い込んだことが諸悪の原因。
それにしても3時間ほどは滞在したのに、他のお客は二組ほど。
場所のせいかもしれないが、寂しい感じだ。
最後に「大根のシャキシャキサラダ」
何が悲しくて、大根をこんなにしたんだ。
これを食べてグレない奴は「おじさん」じゃないぞ!
2006.09.17 Sunday
鹿島屋@二杯目
昨日は久しぶりに「鹿島屋」で友人と残念会。
約束の時間より5分ほど早く着いたが、予約してあるので迷わず入店。
すでに来ていた友人と挨拶を交わす。
席は一階店奥の座席で、靴を脱いで上がる。
掘り炬燵風になっているので足を伸ばしてくつろげるのは嬉しい。
間もなく残りのメンバーも揃い、生ビールで乾杯。
本日の突き出しはワカサギのからあげ南蛮漬け。
メニューが新しくなっている。
それをじっとながめていると、おおっあった。
懐かしき「イワシつみれ団子汁」が復活しているではないか。
さっそくこれを注文する。
ついでに「きんめの煮付け」
これもいいなあ。
久しぶりのご対面となる「イワシつみれ団子汁」は大ぶりのお椀にイワシのつみれ団子が4個。
それが旨いダシのお吸い物風に仕立てられている。
後は生海苔と三つ葉だ。
イワシ団子はもっちりとした感じで、骨っぽさは感じられない。
何時もと変わらぬ丁寧な仕事だ。
ここでぬる燗の日本酒に変える。
ここの酒も甘からず辛からずでいいあんばいなのだ。
飲み手を良く心得る店主はおちょこではなくガラスのコップを出してくれた。
日本酒をグイッと空けた後に、お吸い物のダシが心地よく吸い込まれる。
さっぱりとした口中に、またフレッシュな日本酒が入る。
これを交互に繰り返してゆくと、何杯でも飲めてしまう気がする。
色んな酒の肴があるが、やはり一番は「お吸い物」だ。
豪勢な具は要らない、出汁の利いた汁さえあればいいのだ。
続いて「きんめの煮付け」登場。
けっこう甘口だ。
しかし、砂糖の甘さではなくみりんの甘さなので、しつこさはない。
新鮮な魚を醤油と酒とみりんで煮付ける。
昔ながらのお総菜の味だ。
これもいいなあ。
身をせせり、小骨を取り分けてゆくとけっこうな箸の運動になる。
淡泊な身はそれほど煮込まれていないところが良い。
こりこりとした目玉も久しぶりの珍味だ。
家庭なら残りのアラに白湯を差して、もう一品のつまみにするところだが、ここではちょっと行儀が悪いので、断念する。
何本かお酒をお代わりして、さりげなく「お新香盛り合わせ」が出てきた。
思わず友人と顔を見合わせる。
まだ一時間とちょっと。
まあ今日はスタートが遅いからこんなもんか。
最近はお酒のほうもおとなしくなったので、そろそろ潮時なのかもしれない。
このお新香もきりっと冷えており、口直しには最適だ。
お勘定を済ませ、ほろ酔い気分で次の店に向かうのであった。
2006.09.16 Saturday
あかつき屋@二杯目
昨夜はウラを返しに「あかつき屋」でラーメン。
今回はラーメンこってり味にサービスで味玉。
午後10時過ぎの店内は前回と同様で、ぼちぼちの入り。
店員さんも同じ人で、接客も慣れたようでてきぱきとしている。
いつもながら目つきがいいのは好感が持てる。
きりっと引き締まった目で作られるラーメンは、いかにも旨そうに感じられる。
この雰囲気を何時までも持ち続けていただきたいものだ。
「こってりラーメン」が登場する。
麺と具は「あっさりラーメン」と同じで、スープだけが違っているようだ。
「こってり味」というからは脂ぎっているかと思ったが、脂っ気は少ない。
特徴は上に茶色っぽい「香味油」が掛かっている点だ。
うーんわざわざ「こってり」と銘打つわりには、こってりしていない(笑)。
塩ラーメンとトンコツラーメンぐらいの差を期待していたのに、見事にスカされる。
これなら無理に二つ作らなくても、あっさりだけで良いんじゃないのかな。
店主はこの「香味油」が気に入っているようだが、人それぞれだしね。
とろりとした味玉は良い出来で、なかなか気に入った。
「あっさり」か「こってり」かと聞かれたら、きっぱりと「あっさり」をお勧めする。
次回はお腹を空かせて「つけめん」でも試してみるとするか。
2006.09.15 Friday
味覚の話の続き
人間が味覚を感じるのは、なんと言っても「舌」です。
この「舌」には「味蕾」という器官があって、そこの味覚細胞により味を検知します。
この味蕾細胞は舌だけではなく、上あごや咽喉、喉頭などにもあるそうです。
服部氏の専門学校で生徒に対して「テイスティング」のテストをしているのですが、なるほどと思わせる結果が出ています。
20年ほど前と比較してみると、味の濃度を高くしないと味を察知出来ない人が、明らかに増えているそうです。
氏によると、味覚の65%が舌で感じ、残り35%のうち、上顎で10%喉が25%なのだそうです。
また、「香り」は非常に重要なファクターで、香りがしないと味は20%しか分からないのだそうです。
さらに視覚も大切であり、「味覚」は人間の五感を全て使って感じるものだとまとめていました。
最近の食生活は非常に寂しくなっているのが現状だと思います。
特に子供達や若者達はかなり偏重したものがあります。
決して「ファストフード」が悪いわけではありませんが、「ちゃんとした味」を次の世代に伝えてゆくというのもまた、私たちの使命ではないでしょうか。
2006.09.14 Thursday
味覚を磨く
服部幸應氏の文で、こんなものがあった。
テレビの番組で、女性のタレントさんに「麻婆豆腐」を作ってもらうコンテストを行った。
腕自慢の女性がそれぞれの麻婆豆腐を作り、審査員が試食した。
その中に一人だけ実に本格派の物を作った女性がいた。
どこが違うかというと、使っている調味料が違うのだという。
実は本格的な麻婆豆腐は、メインの調味料として豆板醤とテンメンジャンを使って作るのだそうだ。
さらに辛みも四川の山椒(ホワジャオ)を使っていたのだそうな。
そのほかにも実に家庭的で美味しい「麻婆豆腐」を作った女性がいたが、どうしても本物の味にはかなわない。
話を聞くと、彼女は味覚のセンスが良く、本格的な麻婆豆腐を食べ多経験があり、かつ自分でも良く作るのだそうだ。
その時審査委員をしていた「大物お笑いタレント」(たぶんタモリさんだね)が感心してこう言った。
「自分は本物の麻婆豆腐が好きで、よく食べにいくのでやはり本格派のものが旨い。」
「本物を知る前だったら、こちらの家庭的な方が旨く感じただろう。」
なるほど食通は違いますな。
味覚のセンスというものは、天性のものもあるだろうが、やはり自分で磨かねば育たないものだ。
服部氏は数え切れないほどの味覚を体験しながら、センスを磨いているのだという。
そのセンスを磨きながら、かたわらでは自分で料理を作り、弟子や生徒を教えるのだからさすがに大物ですね。
さて自分自身に当てはめて考えると、まだまだラーメンに対しての思い入れは少ないように思う。
食べた数だけはかなりになったが、内容はまだまだだ。
センスを磨くには旨いものを喰うのが一番だというが、ここんとこさぼっているからなあ(笑)
2006.09.13 Wednesday
チェーンが切れた
愛用の自転車だが、どうも異音がする。
ペダルを回していると、時々がりっとかむようなかんじだ。
忙しいのでそのままにしておいたが、決意してカバーを開けた。
何とチェーンの一コマが欠けているではないか。
片側が割れ、半分だけで廻っている状態だ。
ホームセンターでパーツを買って直そうとも思ったが、さすがに工具がない。
仕方なく近所の自転車屋さんに向かう。
修理内容を説明すると
「カバーが付いていて大がかりになるので、高く付く」
とのこと、ここまで来て修理しないわけにもいかず、泣く泣く依頼する。
待つこと10分ほどで、無事に終了した。
チェーンの一コマを換えて料金は2500円。
技術料としてはそんなもんなんだろうが、このチャリンコは特売で買ったもの。
確か1万円はしなかったはずだ。
小さなチェーン一個が四分の一の値段かと思うと、思わずトホホである。
そう言えば以前パンクしたときも2500円ほどかかった。
まさに「安物買いの何とやら」であろうか。
かといって使い捨てというのもイヤだしなあ。
最近放置自転車が多いのも何となく分かる気がする。
修理代が高いので、無理に乗りつぶしてしまい、そのまま捨てる人が多いんだろう。
おかげさまで快調になった愛車で、今日も突っ走るぞお。
2006.09.12 Tuesday
コロンブスの水分子
気体分子は運動エネルギーを持っているので、十分な時間があれば均一に混合する。
例えば、水素は最も軽い気体だが、軽いからといってどんどん上空へ登っていき上空にたまるということはない。
以前温泉地で「硫化水素」による中毒事故がおきたが、これは発生源があるためであり、冬場の気候で風が起こらなかった事にもよる。
液体である水は水素結合を持つために、気体に比べて遙かに混じりにくい。
しかし、十分な時間があれば均一に混合する。
かつてコロンブスが航海中に、コップ一杯の水を大西洋上にあけた。
これが今ではもうすっかり世界中の水分子と混じり合っているとする。
いま、水道の蛇口をひねり、コップ一杯の水を汲んだ。
その中を調べると、元々コロンブスのコップにあった水分子は250個くらい含まれていることになる。
2006.09.11 Monday
百日紅
百日紅(さるすべり)の花がきれいに咲いている。
この花はかなり長持ちするので、それが百日の由来らしい。
街路樹としてそこかしこに植えてあるが、中には白い花を付けるものもある。
間近でじっくりと観察すると、けっこう面白い形をしている。
3ヶ月間も咲きっぱなしと言う、なかなかに頑張っている花なのだ。
遅れましたが、先週の「なぞなぞ」の回答です。
東急東横線の終点は「渋谷」です。
しぶや、しんぶんや、新聞屋、あ!「新聞屋」だ。
2006.09.09 Saturday
あかつき屋
静岡市葵区両替町に新規出店したラーメン店。
開店は8月8日で、ちょうど1ヶ月後の入店となる。
行こう行こうと思っているうちに、昼間の営業を一時中止してしまったので遅くなってしまったのだ。
夕食を抜いて、今回ようやく探訪することが出来たのだ。
夜8時前の店内は先客が4人ほどで、割と空いていた。
入り口左手の券売機で、「あっさりラーメン」650円を購入。
カウンターに陣取る。
店主は割と若く、細めの体型だ。
手伝いは若者が一人。
もう一人女性が居たが、これもそうだろうか。
ホームページでも書かれているように、研究熱心な店主のようだ。
テーブルにも「ラーメン誕生秘話」なるものが置かれている。
私自身の感覚では、「秘話」は自分の心にしまっておくものだと思うが、まあ美味しければ文句はない。
さて、「あっさりらーめん」が出てきた。
スープは脂気が無くあっさりとした魚介系。
麺は細麺で、具にチャーシュー、メンマ、青菜、ノリ。
サービス券で「味玉」を入れてもらった。
スープを一口いただく。
なかなかに美味しい。
確かめながら3口も飲んでしまった。
細麺に良く絡んで、するするっといける薄口だ。
チャーシューも大ぶりで、それなりに旨い。
全般に良くできているのではないだろうか。
この通りは、ラーメン店が多く、直ぐ先は「はんなり亭」だ。
比較してどうのこうのというわけではないが、健闘を期待したい。
次回は「こってり」をいただいて見るつもりだが、こちらにも期待が持てそうだ。
2006.09.08 Friday
困ったお客
以前聞いた話だが、タクシーの運転手さんに「困ったお客さんは」と聞いた話がある。
ベテランの運転手さんだと、色んな変わったお客に遭遇するそうだ。
歓迎されない客としては、うるさい客、酔っぱらい、車内でいちゃつく、などがありそうだ。
その中で第二位はズバリ「酔って寝てしまった女性客」
下手に起こすことも出来ず、身元を確かめるのも誤解されそうで怖い。
これは何となく分かる気がする。
では、ダントツの第一位は何か?
これは言われてみれば当然の話だが「タクシー強盗」
盲点をつかれましたね。
自分の命にかかわることだから、一番イヤな客と言うことになる。
考えてみると、常に敵に後ろを向けているわけだから、危険なことこの上ない。
ひと気のない場所で急に
「運転手さんここで停めてくれ」
なんて言われたら、心臓バクバクものですな。
皆様タクシーにご乗車するときはお気を付けて下さい。
2006.09.07 Thursday
コンビニおでん
昨夜は仕事が早めに終わり、例によって「たこ八」へ。
暖簾を覗くと、おおっ満席だ。
いや、端から二番目が一つ空いている。
ところが一番端に鎮座ましましているお方は!
まずい、すでに出来上がったS氏だ。
少し迷った後、しばらく時間つぶしをすることにした。
ところがどうも空が怪しい。
何となくイヤな予感がしたのでここは潔く諦めることにした。
帰りに何かつまみを買って家で飲むか。
と、思い付いたのが「コンビニおでん」だ。
今なら七〇円均一だというのをやっているはずだ。
さっそく六品をとってもらい、汁もたっぷり入れてもらう。
侘びしいようだが、おつゆはけっこう良いつまみになるのだ。
感心するのが「シラタキ」だ。
これを初めて見たときはのけぞった。
コンニャクの輪っかでシラタキを留めてあるんだからね。
「たこ八」のオカアサンが神業的な手さばきでコンニャクをまとめていくのも凄いが、コイツもなかなかやるもんだ。
もう一つ嬉しいのは、袋入りのカラシがけっこう利くことだ。
(お主なかなかやるなっ!)といった具合に辛いのだ。
「静岡おでん」にはない「はんぺん」は売り切れだったが、けっこう乙なものである。
夜遅くまでやっているし、世の中便利なもんだ。
おでんを手みやげに家に着いたら、とたんに土砂降りだ。
やっぱり普段の心がけがいいせいだな、とガッツポーズを決める。
2006.09.06 Wednesday
ラーメン 横浜屋
横浜屋@草薙店
静岡市内に「横浜屋」は3軒。
大手チェーン店でないのれん分けの店としては、健闘していると言えよう。
今回はその中の総大将「草薙店」に突入した。
もっとも「草薙店」というのは適当ではなく、「横浜屋」と呼ぶのが正しいのだろう。
飲み会での帰り道、シメに一杯ともつれ込んだ。
入り口右手の券売機で食券を購入する。
迷わず「ラーメン」(600円)を選択。
店はけっこう広く、ゆったりとした造りだ。
程なくラーメンが登場する。
おなじみの「横浜トンコツ」だ。
噛み応えのある太麺に負けないトンコツしょうゆのこってりスープ。
具は大ぶりのチャーシュー一枚に、青菜と海苔。
おなじみの出で立ちは食欲を誘う。
本当は飲んだ後だから、あっさり系が良いのだが、まあたまにはこんなのもありかな。
意外とあっさり間食してしまったが、友人は「チャーシュー麺」に「ノリ」のトッピングと豪勢だ。
これもぺろっと平らげてしまうのは、スープが良いからだろうか。
夜でも意外と賑わっているのは、草薙駅前という立地条件もあるが、しっかりとした仕事をしている証なのだ。
個性派の一店として、これからも頑張っていただきたいと思う。
2006.09.05 Tuesday
わたみん家@呉服町店
「和民」が静岡に進出してから数年。
その勢いはとどまるところを知らず、どんどん増殖している。
名前は違うが「坐・和民」「居食屋・和民」「わたみん家」グループは増えている。
その中で「わたみん家」が未訪問。
昨日は初めて出かけてきました。
開店の5時を過ぎて暫し、5時半の入店はどうも一番乗りらしく、店内は空いていた。
ボックス席に案内され、生ビールで乾杯。
突き出し(一人250円はちょっと高いか)は、ざく切りのキャベツの固まりに塩コンブ。
手でちぎってバリバリと食べる。
「炭火焼きダイニング」と銘打ってあるので、焼き物を注文する。
「焼きガキ」(1個240円)
小さな七厘に炭がおこしてあり、金網が乗っている。
ここに自分で乗せていくのだ。
火力は弱いので、グツグツ煮るというわけには行かず、軽く温める程度で食するようだ。
「スルメイカ」(390円)これも七厘で焙って食べるのだが、切り方が下手だ。
新婚のサザエさんがタクワンを切ったみたいで、ぞろぞろとくっついている。
仕方なく箸でちぎると、わ、汁が飛んだ。
「アボガド女王様」(390円)アボガドとまぐろのサラダ風。
これが意外と美味しかった。最近はやりの小じゃれたつまみか。
「刺身盛り合わせ」(790円)皿が大きい。
クラッシュドアイスを贅沢に引いた上には、まぐろ、イカ、サーモン、焙りしめさば、それぞれちょこんと乗っている。
なんか寂しい面もちだ。
「牛スジ煮込み」(340円)甘めの味付けで酒飲みには向かない。牛肉よりも豆腐が多いのが残念。
飲み物を「ホッピー」(340円)に変更。
「寿司馬刺」(290円)は格安だと思うが、さすがに寿司ロボット製のようで、エッジの立った寿司だ。
まあ、三カンでこの値段だから仕方ないか。
「寿司ネギトロ」(同)のほうが寿司としては旨い。
最後は「燗酒二合」(440円は安い)で仕上げるとする。
焼き鳥関係は一本から注文でき、リーズナブルな値段だ。
「とり皮」「ぼんちり」(各70円)に「鶏レバー」「カシラ」(90円)「豚肉チーズ巻き」「小僧玉三郎」(150円)を追加する。
「小僧玉三郎」はつくねの串」で、卵の黄身を付けて食する。
つくねの串は、なんと割り箸だ。
お腹一杯食べて、料金は税込み5722円。
サービス券をもらったから、また行こうかなあ。
2006.09.04 Monday
蜂が来た
窓を開けていると、たまに色んなものが飛び込んでくる。
以前鳩が飛び込んできて、大騒ぎしたことがあった。
先日のこと。
半分ほど開けた窓から、アシナガバチが一匹迷い込んできた。
何せ相手は蜂である。
むやみに追い払うわけにはいかない。
出来れば穏やかにお引き取り願いたいと、窓を全開にした。
しかしなかなか出ていかない。
餌になりそうなものも無いのに、あちこち飛び回っている。
まあそのうち出ていくだろうと、窓を開けたまま外出したのが大間違い。
2時間ほどして帰ってくると、驚いた。
蜂が仲間を連れてきたらしい。
5,6匹が窓のあたりを飛び回っている。
慌てて取りあえず窓を閉めた。
窓の外には何匹か飛んでいたが、諦めて逃げていったようだ。
問題は部屋の中にいる連中だ。
無駄な殺生はしたくないが、背に腹は代えられない。
電気蚊取り器があったので、それを点けて近くに置く。
蜂も蚊も似たようなもんだから、落ちてこないかと期待したが、あまり効き目はないようだ。
しかし何となく動きが鈍くなったように思えたので、勝負に出た。
「フマキラー」のスプレーでねらい打ちにするのだ。
そっと後ろから近づいて、一気に発射。
ヒットアンドアウェイで、ものかげに隠れる。
あっけなく蜂は落ちた。
やはり蚊取り器が効いたのか、しめしめ。
スナイパーは次々と作戦を成功させていくのだった。
何せ蜂さんと共存するのは難しい。
恨みはないけどご免ね!
それにしてもこれで済んで良かった。
援軍が来ていたら手に負えなかったかもしれない。
皆さんも蜂さんにはお気を付け下さいね。
2006.09.03 Sunday
第14問
日曜日が忙しくて、場つなぎ的に始めたなぞなぞ。
余裕が出来ましたので今回を持ちまして、一時中断いたします。
(つまり持ちネタが尽きたということです)
傑作はまだまだあるんですが、公開が憚られるものばかりでして。
不満の方は個人的にリクエスト下さい。
最終回の問題
東急東横線は、東京と横浜を繋ぐ私鉄です。
ある人物が、東横線の終点で電車を降りました。
この人物の職業を当てて下さい。
前回の答え
ヘチマは「糸瓜」(いとうり)と呼ばれていました。
これがなまって「ト瓜」(とうり)です。
誰か洒落者が、「と」は「いろはにほへとちり・・・」では
「へ」と「ち」の間にある。
という大発見をしました。
そこで「へ と ち の間」 「へち間」「ヘチマ」と呼んだら ばかうけ。
それで「ヘチマ」が通り名になったというわけです。
2006.09.02 Saturday
離別と邂逅
昨日は送別会、というわけでJRに乗って久々に草薙駅まで行くことになった。
朝からの雨もようやく止み、工事中の地下道をくぐり抜ける。
地下道に若い娘のしゃべり声がこだまする。
声も大きいが内容も酷い。
最近の娘は・・・などと、オジサン特有の愚痴をこぼしながら歩く。
180円の切符を買って、改札を抜けホームで列車を待つ。
「よう!」
突然声を掛けられた。
S氏である。
同期の集まりでたまに顔を会わせていたが、ここしばらく会っていない。
思いがけない場所での邂逅である。
そう言えば富士川に引っ越しをしたので、静岡まで通勤の毎日だとか。
草薙まで旅の道連れが出来た。
旅行以外で列車に乗ることはほとんど無いのに、たまたま乗るとこんな出会いがある。
たぶん初めて降りる草薙の駅。
直ぐ近くの居酒屋で送別会が始まった。
しばらくして気付いた。
送別会の主役も同じSさんだった。
なんという偶然なのか。
人生もまた、別離と邂逅の繰り返し、なのかもしれない。
2006.09.01 Friday
ハンバーガーを待つ3分間の値段
「ハンバーガーを待つ3分間の値段」 斉藤由多加 著
ゲームクリエーター斉藤氏のエッセイである。
読みやすく、内容は新鮮で、久しぶりの感動本にであった。
日常に疑問を感じ、何故なんだろうと分析する能力。
彼は非常に高いものを持っている。
逆に言えばこの発想力があるから、素晴らしいゲームが作れるのだろう。
その中で、「待ち時間」に触れているくだりが面白い、というか感心してしまった。
客を待たせるときに、単に「お待ち下さい」ではサービスになっていない。
「10分間お待ち下さい」と、時間の概念を入れて設定するのが正しい。
そうすれば、その間の時間を有効に使えるから。
あるいは別の選択も可能になる。
大切なのは待たせる理由ではなく、時間のほうだとは、いかにもゲームクリエーターらしいと思った。
それ以外にも、ゲームに必要だとされる「マニュアル」について
(確かにそうだよな)
と頷いてしまう発想が出ていた。
これを読んで自分の固い頭が多少でも柔らかくなっただろうか。
とても参考になる一冊で、ぜひお勧めしたい。
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