2010.04.30 Friday
ナカミヤ@遅い時間に
ナカミヤ@遅い時間で
週の始まり月曜日、仕事帰りにたこ八さんに向かいます。
時間は九時過ぎですから、いつもは空いている時間帯なんですね。
まずはのれんをかき上げてお店の中を覗きます。
いやあ驚きました、超満員なんですね。
常連さんではシンチャンの顔が見えましたが、何か落ち着かない感じですね。
どうも団体さんが入っているような感じですね。
この時間で満員というのも久しぶりです。
そんな時に無理を言って入り込むのは不粋な常連モドキです。
ただでさえ混んでいる中に大きな顔をして入り込むのはいけませんね。
「混み過ぎてきたからじゃあ帰るか」
なんて気でも使われた日には、肩身が狭くなります。
ここは素直に山岡さんで行きましょう。
あ、「てっしゅう」ですよ。
そこで久しぶりに目指すのは「ナカミヤ」さんです。
そういえば最近モツ切れしていたことに気が付きました。
さっそくお店に向かいます。
いつもは早い時間帯に行くんですが、この時間は久しぶりになります。
混んでいるかなとお店を覗いてみますが、空いているようで一安心です。
中に入りますと先客は男女のひと組だけで拍子抜けしました。
カウンターの端席に座ってご主人にご挨拶します。
「ホッピー下さい」
「氷は入れますか」
「氷無しでお願いします」
ホッピーをサクッと一気に飲みたい時は薄めで作ります。
その時の気分で濃さを調節できるのもホッピーの良いところですね。
じっくり飲みたい時は濃いめに作ってナカをお代わりするのが常ですが、今日はスターターですから薄め(というか標準)で行きましょう。
お決まりのレバーペーストが出てきました。
喉が渇いていたせいか一気に半ほども飲んでしまいます。
つまみは定番の「刺し盛り」です。
最近こればっかりで能がないなあ。
一人だとこのひと品で足りてしまうんで、進歩がないままです。
連休になったら食べられないですから、今日はちょうどいい時期なのかもしれません。
それにしても相変わらずの新鮮さで、旨いです。
ご主人とお話をすると面白いことを教えてくれました。
まずはインターネットの「食べログ」で表彰されたと言います。
ネットでの人気が高かったということですが、いきなりその話が来てご主人は面食らったと言います。
何しろネットは絶対に見ないそうですから、その気持ちは分かりますね。
ネットのうわさはピンキリですから、健康のためにも見ない方がよろしいです。
もう一つは、初めてうかがいましたがお客さんの事です。
このお店は分類で言いますと、「食堂」ではなく「居酒屋」ですね。
それなのに「初めてのお客さん」が圧倒的に多いんだといいます。
繁華街からは一本外れていますから、ふらっと入ってくるお客さんは少ないでしょう。
ということは何らかの評判を聞いて来られる方が大部分ですね。
それだけ評判が良いという証拠でもあります。
土曜日などは大混雑で、入れないお客さんをお断りすることも多いそうです。
しかしそのうち8割方は初めての方だとか。
「居酒屋さんなのに不思議ですね」
「私もそう思いますよ」
まあ繁盛しているから良いんでしょうか。
それにしても常連客があまりいないというのは寂しいものですから、好評を書いた皆さんはぜひ裏を返していただきたいものです。
お酒のお代わりは日本酒にしました。
適度なぬる燗で、一献目はお嬢様がお酌のサービスでした。
これは初めてで、感激ですね。
いつもより数倍お酒が美味しくなりました。
今日は暇なようで、お客さんもお一人追加しただけです。
こんな時もあるんですね。
「モツ切れ」も無事解消しましたので、そろそろおいとましましょうか。
遅くなったので、今日はたこ八さんはお休みにしておきます。
たまには軽めのお酒もいいかな。
外に出るとなにやら雨が降ってきそうな気配でした。
早くスカッと晴れないかなあ。
2010.04.29 Thursday
どうするんだい
どうするんだい
庭に生えていた「青ジソ」です。
冬場になって枯れてしまうのかと思っていたら、意外に根性があって年を越しました。
2月あたりまではなんとか生き延びていましたが、そこに今年の寒波です。
ついに命運は尽き、あえなく枯れてしまいました。
すっかり枯れて茶色い姿を見せていたシソの枝ですが、なにやら緑色の葉っぱが出てきました。
あれ、それにしてもたくましい生命力だなあと近づいて見ますと。
これは葉っぱじゃなくて芋虫さんですね。
しかも二匹います。
ところがよじ登っている生命線は枯れていますから食べる場所はもはや無いはずです。
こういう場合芋虫くんの将来はどうなるんでしょうか。
同じ枝に代わりの物が付いていればそこまで移動するのも出来そうですが、このシソにはもはや一枚も葉は残っていません。
お引っ越しというのも考えられますが、はたしてどこに行くのか。
それより前にどうしてここまで成長できたのかも不思議です。
何度か見ましたが同じところにじっとしているだけです。
「どうするんだい」
思わず問いかけてしまいました。
2010.04.28 Wednesday
醍醐味@上川原
醍醐味@上川原
最近は雨降りばかりで外に出かけることもはばかられるぐらいです。
もちろん車で行けばかまわないんですが、私のラーメン行脚は自転車専門ですから仕方がありませんね。
今日は安倍川の向こうに美味しい中華やさんがあると聞いて訪ねてみました。
お店の開店時間ちょうどの11時半に無事到着です。
おやお店の前で煙草を吸っている女性を発見しました。
これでは写真が取りにくいんで、しばらく時間待ちをします。
後で気が付きましたが、どうもお客さんのようで、入ったらお店の中にいらっしゃいました。
お店はランチタイム禁煙なので、料理が出来上がるまで外で待っていたんでしょうね。
お店にはもちろんその女性お一人だけでした。
カウンターにテーブル席という普通の造りですが、夜は居酒屋風の営業になるんでしょうか、お酒を飲む雰囲気が感じられます。
いやけっして確認したわけではないんですが、酒飲みの直感が想像させるんですね。
メニューにはランチのセットが色々あります。
その中から選んだのは、「黒ごまタンタンメン(800円)」です。
せっかくここまで来たんですから、こういう特徴のある麺をいただかなくてはいけません。
お店はご夫婦でやられていて、なかなか息が合っていますね。
後から来られた年輩の男性は、ランチ定食をご飯少な目にしてビールを頼まれていました。
ランチにビールという誘惑にも駆られますが、これでは飲酒運転になるんでいけません。
待つほどもなく出てきました、「黒ごまタンタンメン」です。
おお、まさに真っ黒です。
黒ごまのペーストをふんだんに使っていますね。
具に乗せた挽肉もたっぷりで、これは食べ応えがあります。
なお添えられたサジはレンゲではなく穴あきのスプーンで、スープに沈んだ具をすくい取ることが出来ます。
これは親切で良いですね。
ではスープはどうするのかといいますと、もちろんテーブルにはレンゲが置いてあるのでそれを使うことになります。
名付けて二刀流です。
いやもちろん両手で同時に使うわけではないですからお間違えなきよう。
麺を持ち上げてみるとこんな感じになります。
やや腰が強めの縮れ麺です。
色が黒っぽく見えるのはもちろん黒ごまのせいだと思いますが、意外に元々黒かったのかもしれません。
欲を言えばもう少しスープが熱ければ満点ですが、火傷してもいけませんからね。
スープには黒ごまのペーストがたっぷりと使われていて、一部は溶けきれないほどです。
胡麻が好きな人にはたまらないでしょうね。
普通のタンタンメンと違って辛みは全くなく、「黒ごま麺」でも良いぐらいでした。
スープが少なくなって行くと丼に黒ごまの後が残るので、その濃さが分かると思います。
無事完食です。
濃厚な黒ごまを十分に味わい尽くしました。
郊外に名店あり。
2010.04.27 Tuesday
ニノ・ぺぺローネ@鷹匠町
ニノ・ペペローネ@鷹匠町
たまにはイタリアンをと、久しぶりにこのお店を尋ねてみました。
街角で気軽に食べられるイタリアン料理のお店、「ニノ・ペペローネ」さんです。
場所は北街道の通り沿いで水落交番のはす向かいですから割合に交通量の多いところです。
お店の前に飾ってある、イタリア国旗とご主人似の看板が目印ですね。
夜の部の開店は午後6時。
さっそく開店間もないお店に入ります。
先客はすでに二組で、テーブルに三人連れのご家族、カウンターにカップルがひと組です。
いずれも常連さんのようで、もう注文は済んでいる感じでした。
どこに座るか迷いましたが、空いているテーブルにしました。
おしぼりにお冷やが出されて、メニューを眺めます。
今日はせっかくだからアラカルトであれこれ頼もうと思いめぐらせますが、美味しそうなものがあれこれとあって、なかなか決まりません。
なんとか決めて奥さんに合図をします。
このお店はご夫婦でやられていて、ご主人は調理専門、奥さんはサーブと役割分担されています。
ところが開店直後とあって、ちょうど注文が集中していたらしく、なかなかこちらまで回ってきませんでした。
まあ急ぐわけでもないので、のんびりと5分ほど待ちました。
まずはすぐに出てきたスパークリングワインで乾杯します。
ハーフサイズぐらいがちょうど飲みきりで適量ですね。
前菜が来るまでにほとんどなくなりましたが、これは早く酔えるので酒飲みには嬉しいスターターです。
15分ほどして、前菜のひと皿目です。
生ハムのサラダですが、もう取り分けた後なので少なくなっています。
適度な塩加減がいいですね。
あまり凝りすぎていないシンプルなサラダです。
二皿目は大好物のトリッパをいただきました。
メニューにあるとつい頼んでしまいます。
よく煮込まれていて柔らかなトリッパはトマトソースが似合いますね。
これは濃いめのお酒が合いそうです。
というわけで「ハウスワイン」の赤をデカンタでいただきました。
これも軽めで飲みやすいワインです。
注文が一通り済んだようで、この後はすらすらと料理が出てきます。
パスタは、ウニと小エビのクリームソースをいただきました。
キャビアが飾られていて、豪華なひと皿です。
これもソースが美味しいんですが、しまったパンを頼んでおくところでした。
そうすればトリッパのソースも根こそぎいただけましたね。
メインはステーキをいただきました。
ガストではないのでお皿からはみ出しはしませんが、この大きさは嬉しいです。
付け合わせのポテトが熱々で、火傷をしそうになりましたが、これは私が悪いんです。
デザートの盛り合わせです。
もちろん私のじゃありませんのでお間違えなく。
色々とちりばめられていて美味しかったそうです。
足りなかったら後で追加しようと算段していましたが、これで十分でした。
お会計は二人で1万円ほどとお手頃。
このお店ももはや老舗と言えるでしょう。
気楽に楽しめるイタリアンのお店として、これからも長く頑張っていただきたいですね。
2010.04.26 Monday
ホームレス中学生
ホームレス中学生
田村 裕 著
大ヒットしたタレント本です。
2007年の出版ですからもう3年前ですね。
薄い本ですし、読みやすいので一気に読み切りました。
内容についてはテレビドラマでも確かやっていて、何となく覚えていました。
当時の田村さん、中学生ながらかなりの生命力で、感心しました。
それにしても田村少年は当時中学生ですから、ほんの十数年前の事ですね。
多少の脚色はあるんでしょうが、普通の中学生がいきなりの路上生活ですから驚きます。
学校のない夏休みとはいえ、たくましく生活を続ける田村さんは底抜けに明るいので救われますね。
困った人を助けるという人情のありがたさがじんわりと感じられていて、あまり技巧的でないところがすがすがしく思われます。
人情地に落ちた感じのある昨今ですが、まだまだ捨てたもんではないです。
しかし「貧乏話」というのはいつでも受けますね。
下を見るとほっとするんでしょうか。
私も学生時代は苦しい生活でしたが、さすがにご飯が食べられないほどではなかったです。
当時一番安かったのが我が学生食堂でした。
下宿は「賄い付き」でしたが、帰りが不定期だったのでそのうち外食になりました。
朝飯はもちろん学食の「朝定食」ですね。
何しろ安い。
ご飯とおかずにみそ汁で100円しないほどでしたから、昔は物価が安かったです。
空腹で丼1杯でも食べ足りない時には、友人から半分飯を分けてもらいました。
半分納豆が掛かったやつを奪い取って食べてたんですから、困った貧乏学生です。
それでも田村少年のように、草を食べたことはなかったし、ましてや段ボールは見向きもしなかった。
まあ住む部屋があるんですから比較にはなりませんが、中学生でよく頑張ったものです。
野宿というのも一度しかしたことがありませんが、いくら夏でも大変なものです。
それを数週間も続けたというんですから凄まじい。
それでも自分を捨てた父親に恨みさえしないのは立派だと思います。
今どきのひ弱な子どもならきっとすぐに泣きつくんでしょうが、田村少年は弱音を吐かず、助けも求めない。
気楽すぎると言えばそうですが、出来るもんじゃないです。
とにかく前編に感謝の気持ちとバイタリティが溢れていて明るく読めます。
やはりベストセラーになったのも当然ですね。
後は本業の漫才でもう一山当てるのが次の目標でしょうね。
2010.04.24 Saturday
抽象から具象へ
抽象から具象へ
言葉というものは便利なものですが、隠れている不便さもあります。
この世に存在するすべてのものは、それ一つしかないという独立的なものですが、それを言葉にしますとある意味で曖昧になります。
つまり言葉にした時点で独立性が無くなるということになります。
たとえば机の上に一個のリンゴがあるとします。
どう考えてもこれと同じリンゴは二つとないはずですが、これをリンゴと表記した瞬間にその独自性が失われます。
単なる名詞としてのリンゴになってしまうわけですし、決して同じリンゴになるとは限らないわけですね。
もちろんそれを限定する修飾詞を付けて細かく定義することは出来ますが、必ず限界があります。
もちろんそこまで完全に定義する必要はないわけですから、会話での言葉は単にリンゴでかまわないわけですし、普段は問題なく使っているわけです。
さて、言語の優れた特性はその抽象性にあると思いますが、もちろん万能ではありません。
言葉という抽象的な手段を使っている限り乗り越えられない壁が必ず出てきます。
同じ世界を共有している同士ですと、会話にはほとんど齟齬がありませんが、異なる環境になりますと言葉の定義から変わってきます。
「アバター」みたいなもんですな。
思い出してみれば、私のイメージにあるリンゴは真っ赤で小さくて酸っぱいというものなんですが、これは極端でしょうかね。
現代のリンゴは甘く柔らかでジューシー、蜜もたっぷり入っています。
同じ言葉を使っていても個人によって意味が違うなら、会話もすれ違いが多くなってしまいますね。
普段の会話ならそれもまたほのかなスパイスとして楽しめますが、やはり出来るならば正確に使わなければいけません。
物事が好都合に進んでいる時は、この抽象的な部分がすべてよい方向に取られてゆきます。
スポーツ界のヒーローが何気なくもらした何でもないひと言が曲解されて大名言になったという例も沢山あるぐらいです。
善意で解釈すると思わぬダイヤモンドが転がっていたりするんですね。
でも、落ち目になってからの抽象論は実にみっともない。
それが誰かは言わぬが花ですが、しっかりして欲しいものですね。
数学の問題が抽象的でわかりにくい時はまず具体的に考えることを教えています。
一般的には把握できなくても、具体的な場合を取り上げれば分かってくるものもあります。
この具象を結びつけて全体像を作るというのが分かりやすい手筋です。
身近なものを手本にして遙か彼方のものを推理する。
人間というものは生来そんな生き方をして文化を創ってきたような気がします。
実は科学というものもその延長上にあるんですね。
今回もとりとめのない文になってしまいましたが、これも陽気のせいです。
雨も飽きたですね。
2010.04.23 Friday
コズミックブルース
コズミックブルース
私の最高のお気に入りです。
ジャニスの曲はすべてレコードで所持していますが、この曲が一番だと思います。
でも長い間レコードをダビングしたCDでしか聞けなかった曲でした。
(レコードプレーヤーがないんですね)
そのCDも友人に長いこと頼み込んでやっていただいたものでした。
レコードは掛けすぎたために傷が付いていて、ノイズがあるしろものです。
それでも飽きなく何度も聞いた名曲ですね。
ところが気が付いてみると最近ではユーチューブで簡単に聞けるんです。
さらには初めて見る映像なども付いていて、全く飽きませんね。
こういう時にネットのすばらしさを実感します。
ジャニスジョップリンが亡くなってからもう40年が経ちましたが、当時の懐かし映像は感動の連続です。
いつかはコズミックブルースを唄いたいというのが私の夢ですが、さすがにこんなカラオケはないでしょう。
ジャニスを知らない方も多いかと思いますが、ぜひ一度聞いてみてください。
特に後半のシャウトは絶品です。
2010.04.22 Thursday
求めるものと受け入れるもの
求めるものと受け入れるもの
(また雨か)
どうも最近憂鬱ですね。
降り続く雨は人の心まで湿らせてしまいます。
特に今年の春は雨が多いような気がします。
最近のニュースも陰惨なものが目立ちますね。
先日は30歳の引きこもり男性が家族を殺傷するという事件が起きました。
このブログでは悲惨な事件を取り上げることはめったにありませんが、今回は書いてみることにします。
なぜかと言いますと不満をぶつける場所がないからです。
犯人の男性は15年間の引きこもり生活だといいます。
その間一生懸命かばってきたご両親の苦労はいくべきものか、察するにあまりあります。
いつかは立ち直ってくれる、いや普通の暮らしが出来るだろうと辛抱してきた結果ですから、言葉がありません。
トラブルの原因はネットによる借金で、これはもちろん本人の責任ですし、ご両親に何の落ち度もない。
与えられることに慣れきってしまった少年の悲劇なのかもしれません。
彼がネットに依存していたというのはよく分かる気がします。
なぜならネットでの会話は相手に合わせなくても良いからです。
気分が悪ければ逃げ出せばいいから、他人の気持ちは考えなくてもいい。
だから引きこもりになることもなく、表面上の会話が出来ます。
ただ人間同士の会話では陰に隠れた部分が重要になっていることもあります。
同じ言葉を使っていても話す相手によって全く違った意味になることがあります。
それが現実とネットの違いです。
生身の人間との会話が出来ないのにネットでは大丈夫というのは、会話の質が違うからでこれは会話とは本質的に異なるものです。
ネットを解約された腹いせに事件を起こしたと伝えられていますが、不思議なほどに単純な理由です。
彼にとって世界と繋がっているのは仮想世界のネットではなく、現実社会の家族だったはずですが、恨みをそちらに向けてしまった。
書いていてますます暗くなりそうですが、はたしてどんな解決策があるのか全く見えてこないところが恐ろしいです。
ありきたりの言葉しか出ませんが、ご家族が早く回復されて立ち直れますことを切にお祈りいたします。
2010.04.21 Wednesday
たこ八@昔日の
たこ八@昔日の
いつもながらのたこ八です。
このところ雨の日以外は週二回のペースで通っていますが、ブログに書くのはお久しぶりです。
まあ個人の日記ではないので、話題性がない日は触れないんですが、ネタが無くなってくるとそうも行かなくなります。
これが毎日外食している人ですと、写真とって乗せるだけでページが埋まるんで羨ましい。
いやいや決してそんなこと言っちゃあいけません。
反省反省。
例によって9時9分にお店の暖簾をくぐります。
今日はO先輩に美人人妻のRチャンがお出迎えしてくれました。
さっそくRチャンの隣に席を取ります。
「今日はみんな帰っちゃったよ」
先週の水曜日は皆さん勢揃いで賑やかだったんですね。
珍しく「町屋庵」さんもいたんですが、あまり面白くなかったんで書きませんでした。
最近Rチャンは暇らしく、「たこ八」さんに通い詰めているんだとか。
先週は5日来たそうで、土曜日は5時から11時まで飲み続けという豪遊。
よく体が持つねえ。
あれ面白いものを持ってますね。
では一つ拝見させていただきましょうか。
今どき珍しいマッチです。
どこかの居酒屋さんでいただいたそうですが、逆に新鮮に感じられるのが不思議です。
これ、なかなか良いデザインだと思いませんか。
そういえば昔はお店の宣伝で名前入りのマッチを置いてあるところが多かったですね。
デザインも色々で鮮やかなものがありました。
コレクションして部屋に並べていた時代もあったんですね。
下宿の壁にずらりとマッチの箱を並べて喜んでいた友人もいたような気がします。
あのころは喫煙率も今より多かったですし、マッチの需要もありました。
今では煙草も吸わなくなりましたし、何よりも百円ライターがありますからマッチなどはめったに見かけませんね。
マッチで優雅に煙草の火を付けるRチャン。
なかなかサマになっているのがいいねえ。
ここでお客さんの登場です。
といっても「お持ち帰り」の方ですね。
面白いことに「たこ八」さんには他のお店から「おでん」の発注があります。
お店に来たお客さんが、「たこ八でおでん買ってきてくれ」と頼むんでしょうかね。
それを言葉通りに買いに来るお店の人も凄いですが、にこやかに包んでいるオカアサンも凄いです。
今日のご注文は「おでん、フライ合わせて3千円」です。
入れ物がないので包装に苦労しましたが、大きな袋に二つの獲物を抱えてお客さんは無事お帰りになりました。
おかげでおでんの鍋が半分カラになりましたね。
今日は遅くまでお客さんが詰めかけて賑やかなたこ八ですが、たまには寂しい時もあります。
いつぞやは1時間ほど私一人だけで、オカアサンとのんびりお話をしていた時さえありましたから、客商売は大変ですね。
Rチャンには「毎日来て売り上げに協力してあげてね」とハッパを掛けてあげましたが、相変わらずつまみも食べない私ですから説得力がありません。
いつも通りに一時間余り。
定量でめでたくお店を後にするのでした。
2010.04.20 Tuesday
予想は外れる
予想は外れる
世の中手回しがよすぎてもうまくいかないことがあります。
見込み違いというのはよくありますが、思いが深いほど外れた時のショックが大きくなりますね。
この話は以前書いたことがあるかもしれませんが、自転車に傘を付けてあります。
もちろん雨が降った時に使うものですが、傘差し運転は交通違反ですからもちろんしませんよ。
ちゃんとホルダーがあってそこに取り付けて使うんです。
ところが世の中には悪者が多いようで、たこ八の横に止めておいたスキに傘を取られてしまいました。
それが又買ったばかりの新品です。
たかが置き傘ですから安物で500円ぐらいですが、新品ですから腹が立ちます。
仕方がなく、しばらくは普段使っている傘を代用しておきました。
そうしたら何とひと月も経たないうちに同じ具合でまた盗まれてしまったんですね。
これではいたちごっこですから、私も考えました。
そこで家にある一番ボロい傘を使うことにしました。
(これなら取られても、捨てる手間が省けるだけで好都合だ)
そんな余裕をカマして、それから二年。
今だに同じ傘が刺さったままです。
本当にボロボロで骨も折れているし、雨漏りはするしで使いづらい事この上ない。
でももう替えられません。
だって替えたとたんに盗まれたら悔しいですからね。
早く完全にダメになってくれることを祈っていますが、最近なかなか使わないんですね。
同じようなことが、花粉防止の「ゴーグル」についてもあります。
この時期に自転車をよく使う私には、花粉よけのゴーグルは必需品です。
これもなかなか良いものがなくてずっと悩んでいました。
ドラッグストアにあるものはいかにも野暮ったくて掛け心地が悪いんですね。
それでも我慢して使っていたんですが、ある時東京で良いものを見つけました。
さっそくそれを購入して一安心。
お値段も千円ほどですから安いし、なかなか使いやすかったんです。
ところが幸運は長続きせず、なんと買って1週間も経たないうちに紛失してしまいました。
これはショックでしたね。
しばらくしてまた東京の同じお店で探しましたが、あえなく売り切れでした。
これはシーズンものですから、時季外れになると売っていないんですね。
それから幾歳日が過ぎました。
ある日のことですが、偶然同じゴーグルを渋谷の「東急ハンズ」で発見しました。
これ幸いとばかりに、こんどは同じものを二つ買ってしまいました。
どうせまたすぐに無くすんですから、前もって準備しておく。
なんて素晴らしい考えというか深謀遠慮なんでしょう。
転ばぬ先の杖。
備えあれば憂いなし。
これでいつ紛失しても安心できます。
ところがその後はご想像の通りです。
あれからまる3年が経ちましたが、今回に限って全く無くすということはありません。
引き出しの奥にしまってあるスペアは今でもほこりを被っています。
ものは頑丈に出来ていますから、壊れることもないでしょう。
しかしこれなら2倍の値段を払って、高級品を買っておくんでした。
世の中うまくいかないなあ。
2010.04.19 Monday
アニキお疲れさん
アニキお疲れさん
ニュースを聞いて驚きました。
プロ野球・阪神の金本知憲外野手(42)が18日の横浜戦(横浜)で先発メンバーから外れ、自身が持つ連続試合全イニング出場の記録が1492試合でストップした。
悪い悪いとは思っていましたが、やはりついに来る時が来ました。
怪我を押して出場する精神力には頭が下がりますが、金本も人間でして限界はあります。
無理な時には休養が必要ですね。
あと8試合で前人未踏の1500試合連続出場でしたが、これはやむを得ないです。
最下位の打率はともかく、守備で支障が出てくるようではもう限界でしょう。
真弓監督出はなく本人からの申し出でしょうが、よく決断しました。
無理をせずにじっくりと治療に専念していただきたいものです。
アニキお疲れさん。
完全復活の日をいつまでも待っています。
2010.04.17 Saturday
中華飯店松楽@大谷
中華飯店松楽@大谷
本日のラーメンは完敗でした。
いや、何もラーメンを食べて勝つも負けるも無いんですが、そんな言葉がふさわしい1杯でした。
例によってランチをいただきにと、ママチャリでこぎ出します。
最近の気候はどうも不安定でして、なかなかラーメン巡りに適した日和が無く困っていますね。
大谷街道をひたすら下ってゆきますと、色々な飲食店さんが見えてきます。
東名のガードの下をくぐってしばらく進みますと、すぐにお店を見つけました。
よかった営業中です。
実は場所は調べてありましたが定休日までは分からなかったので、一抹の不安が芽生えていたところでした。
真っ赤な暖簾がよく目立ちます。
さっそくお店に入りましょう。
「いらっしゃいませ」
入り口左手に調理場とそれを囲むカウンター、右手には4人掛けのテーブル席が3つほどあります。
お一人様はカウンターにと張り紙がありますね。
ただいま正午に15分ほど前ですが、先客は3人ほどですべてカウンターです。
私は一番奥の席に座ってセルフサービスでお冷やを持ってきます。
さて、何にしましょうか。
席にはメニューが無く、ちょうど後ろの壁に書かれているので苦労しながらそれを見回します。
ラーメンは何と400円ですね。
他にも気になるメニューがありましたが、お店の外にも貼ってあった「チャーハンセット」を注文しました。
なおお値段は650円ですが、学生なら学割で600円だそうです。
年輩の親父さんが手慣れた感じで中華鍋を振るっています。
「どすん」
なんと席に座って2分という速さです。
問答無用でチャーハンが出てきました。
(あれ、かなりのボリュームだな)
そこでもう一度メニューを確認して気が付きましたね。
「半チャンラーメン」のつもりで頼んだんですが、よく見ると「チャーハンセット」でした。
チャーハンアンドラーメンなんですね。
このチャーハンは間違いなく一人前のボリュームです。
これは完食出来るかどうか不安になりましたが、自分がまいた種ですから仕方がない。
レンゲですくって一口食べますが、おやこれはいけますね。
チャーハンはしっとりとしたタイプで、味付けは濃いめです。
チャーシューも程良く入っていて、これは美味しいなあ。
神田神保町の「さぶちゃん」のチャーハンによく似た感じのしっとり系で、食べやすいですね。
さらに2分もしないうちにセットのラーメンが出てきました。
あれ、具が無いです。
何と潔くラーメンに乗っている具は「ナルト」一切れだけですね。
一瞬忘れたのかとも思いましたが、初めてのお店では聞き返すわけにも行かず、そのまま食べることにしました。
後で同じセットを注文した方のラーメンを観察しましたが、やはりナルトだけでしたから、これが標準なんですね。
ラーメンはあっさりとした醤油味で、麺は普通の中細麺です。
スルスルと食べられる感じですが、このスープははっきりとした味で美味しいですね。
お客さんに若い人が多いせいか、味付けは濃いめになっているようです。
具が無いのは寂しいですが、この値段からして仕方がないでしょう。
しかし400円の単品のラーメンはさすがに具が入っているんでしょうか、気になるところです。
何のかんのといいながら8分ほどで無事完食できました。
それにしてもこのお店は「盛りが良い」です。
常連さんらしい学生に出てきた「野菜炒め定食」らしきもののお皿はまさに超大盛り状態でした。
このあたりの飲食店さんは大学生さんが相手なだけあって盛りが良いそうですが、さすがうわさ通りですね。
一人前のチャーハンと同じく一人前のラーメンでお腹はパンパンでした。
いやあ負けた負けた。
膨らんだお腹をさすりながら、自転車のペダルを漕ぐのでした。
2010.04.16 Friday
我が家の鳩○さん
我が家の鳩○さん
それは2週間ほど前のことです。
我が家の狭い庭に生えている最大の樹木、モミジです。
最大といっても1回の天井ぐらいの高さしかないごく普通のモミジです。
そのあたりをドバトのつがいが忙しそうに歩き回っていました。
くちばしには小枝の切れ端をくわえていますから、いやでも目立つんですね。
場所が我が家の玄関前ですから、いやでも目に付くんですが、先週の末に理由が分かりました。
いつの間にか枝の又になっているところに巣を作ったようです。
それがとても鳥の巣とは呼べないほどの侘びしいもので、これではホームレスでも逃げ出しそうな塩梅でした。
しかしそこに一匹の鳩、たぶんメスなんでしょうが、じっと座っています。
これはすでに卵でも産んだのか、どけて見るわけにもいきませんから静かに観察しています。
そこへ先週の土砂降りに寒波です。
モミジですから葉も少なく、雨よけにさえもならないぐらいです。
風はもちろん吹きっさらしですね。
そして今日も季節外れの冷たい雨の中ですが、いつものようにじっとしています。
鳩くん大丈夫かなと近づいてうかがいましたが、なんとかやっているようでした。
しかし1週間もこの場所でじっとしているとは凄いものです。
食べ物はいったいどうするのか不思議ですが、知らないところでオスが運んでくるんですかね。
私は勝手に「鳩山さん」と呼んでいますが、苦境に耐えて頑張っています。
アメリカの新聞にまで酷評されて八方塞がりな鳩山さん。
いくら国民の評判が悪くなったといっても、まだまだ捨てたもんじゃない。
じっと雛がかえるまでの辛抱ですな。
2010.04.15 Thursday
時歩@期待通りの
時歩@期待通りの
さて、今月の「ちょい飲み倶楽部」です。
あいにくの大雨でお足元の悪い中、総勢4人が参加しました。
私は一番遅れて到着したんですが、おや誰もいらっしゃいません。
おかしいなあとあたりを見回しますと、「フロマージュ・ミナミ」さんで早くもワインをやっつけています。
しまったこれは出遅れました。
それにしても激しい雨です。
これは近場に限りますね。
今回の目的地はここから歩いて数分のお店「時歩(じっぽ)」さんに決めました。
あの美味しい煮込みを皆さんにご紹介しようというわけですね。
雨なんで空いているかと思いましたが、先客がいらして私たちはテーブル席に向かいます。
まずは生ビールで乾杯しましょうか。
お通しの生キャベツです。
これを特製のニンニク味噌に付けていただきますが、美味しいですね。
上品にお箸でいただく方と、委細かまわずに素手で食べるもの、ひとさまざまですが良いつまみになりますね。
今年は天候のかげんで野菜が高いそうですが、こうなりますとキャベツといえども馬鹿にできません。
最初に出てきましたのは、「牛レバ刺し」です。
「ニンニク、ショウガ、ゴマ油どうしますか」
「ニンニクで」
大量に食べるわけではありませんから、もちろんニンニクです。
甘いレバーが口の中でとろけます。
ナカミヤさんの「レバ刺し」も美味しいですが、こちらの物も遜色ないです。
続いては、「鶏たたき」です。
柚胡椒にポン酢でいただきます。
こちらはあっさりとしていて美味しいです。
すぐにビールが空き、私の二杯目はホッピーをいただきました。
レモンはなくてもかまわないんですが、飾りなのか目印なのか。
焼き物も食べたいところですが、今回のメインは煮込みですからここでストップです。
例によってご主人が厳しい表情で煮込みを完成させてゆきますね。
さて、どうやら出来てきたようです。
こちらの煮込みには小と大がありますが、こちらは煮込みなべの小です。
もちろん人数分を注文しました。
経済的には大をいくつかいただいて全員で取り分ければ良いんですが、血みどろの争いになりかねません。
やはり一人ひと皿で心おきなくゆっくりといただきたいものです。
煮込みは豚のシロを味噌味のスープで煮込んだものですが、驚くほど柔らかいんですね。
七味唐辛子をバンバン振りかけていただきますが、とにかくこのスープが美味しい。
出来ればここに白いご飯をぶっこんで啜り込みたいぐらいですが、もちろんそれは出来ません。
シロ以外の具は絹ごし豆腐のみで、これもまたスープによく合っています。
全員無言で煮込みと格闘です。
私は「ナカ」をお代わりしてホッピーをいただきました。
この煮込みだけでホッピー三杯は行けますが、それではお店が困りますから色も付けなくてはね。
時歩さんの煮込みはまさに空前絶後、このお店でしか味わえないものですね。
静岡はもちろん、東京の居酒屋さんでもここまでの煮込みは無いぐらいの出来です。
皆さん期待どおりで満足されたと聞き、案内したかいがありました。
今日はこの雨ですから、お客さんも入ってこず、最後は私たちだけになりました。
今年の春は本当に変な天気が続きますね。
さあ、煮込みを味わい尽くして次はもちろん「たこ八」さんですね。
2010.04.14 Wednesday
辛そうで
辛そうで
世の中不思議な物がブームになる時代のようですね。
老舗の桃屋さんが出した
「辛そうで辛くない少し辛いラー油」
という商品が大のブームになっています。
それにしても長い名前ですが、インパクトはあります。
この商品、口コミからブームが始まり、今では全国的に大評判なんだそうです。
話のネタにとひと瓶購入したのは今年の初めでしたが、そのころにはまだある程度はお店に残っていました。
しかし恐ろしいもので、噂が広まってからは入荷してもすぐに品切れというお店が続出しているそうです。
桃屋さんでも生産が追いつかず、ネットショッピングでは現在品切れ状態になっています。
そうなると類似品が出回ってくるのは必定で、SB食品からもこんな物が出てきました。
「ぶっかけ!おかずラー油」
見たところ全くそっくりですし、中身も似たような感じです。
比較のためにこれも購入してみました。
味もよく似ていて、うまく作ってありますね。
気になるその中身は何だというと、固形成分が多いラー油です。
この固形物が面白くて売れたんですね。
中には細かく砕いたフライドガーリックがぎっしりと詰まっています。
肝心のラー油はといいますと色は真っ赤ですが辛さはさほどありません。
油も高価なゴマ油を抑えて、あっさりとした風味のナタネ油が主になっています。
これを小サジで掬ってご飯に掛けたりそばやうどんに入れたりしていただくんですが、ガーリックが香ばしくてなかなか美味しいんですね。
今日はかき揚げうどんに乗せて美味しくいただきました。
これはいいアクセントになって食欲が増進します。
もちろん辛くないと言ってもラー油はラー油ですから、うっかり喉に引っかけたりすると激しくむせますから注意が必要です。
「ラー油」といいますと今までは餃子のタレに使うぐらいで、他にはほとんど使わなかったんですが、これによって大きく消費量が伸びるんでしょうか。
ラー油をご飯のおかずにするという発想が上手く当たったということですが、お見事でした。
新商品という物はいたるところに転がっていますが、ヒットする物は少ないです。
桃屋さんの商品開発力は大した物ですね。
2010.04.13 Tuesday
4月度例会
例会22年4月
定刻の5時少し過ぎに到着しましたが、今月の例会は一番乗りでした。
しかも二番手がなかなか来ない。
たまに早く行くとこんな事にもなりますね。
しかも生ビールがちょうど切れてしまい、時間つなぎに瓶ビールでの一人乾杯でした。
まあ、私は瓶ビール派ですからいっこうにかまいません。
最初のおつまみは「ローストビーフ」です。
この少し足りないぐらいが程良いんですね。
待っていると、N先生がやって来てようやく話し相手ができました。
「最近調子はどうかい?」
言ってから気が付きましたが、お医者さんに聞く言葉じゃないか。
もうひと皿は「鶏レバー」です。
大きめの鶏レバーで甘辛く煮付けられていますね。
これはお酒が進むなあ。
五月雨式にメンバーが揃って、いつも通りにお酒を酌み交わします。
熱々の「もつ煮込み」です。
ニラがなかなか合っていてこういうのもありかな。
お姉さんから食べたい物のリクエストがあったので、「おから」を頼んでおきました。
何の変哲もない家庭料理ですが、好物なので来月が楽しみです。
「すき焼きのお汁で作ったおからって美味しいのよね」
「それじゃあすき焼きも作らないといけないから、大仕事ですね」
いえ、ごく普通のおからでけっこうです。
「硬焼きそば」は最近の定番ですね。
麺をポリポリやりながらお酒をいただくのもいいものです。
今日はほぼフルメンバーですからつまみの消化も早いです。
あ、お酢を掛けるのを忘れていました。
本日の1本目です。
おフランスの川の名前だとか。
社長が説明してくれたはずですが、すっかり忘れました。
少し甘口だったかな。
美濃屋さんに来たら餃子は外せませんね。
これを食べるとほっとします。
二本目の白です。
こちらの方が辛口で、私としては好みですね。
まあ単にシャルドネが好きなだけという気もしますが。
本日の特選です。
「阿倍の雫」というお酒で、この季節だけの限定品だとか。
なるほど美味しいお酒ですね。
こういう良いお酒は、味の分からない人に勧めるのはもったいないので、手酌でゴクゴクいきます。
失礼、実は隠して飲んでいました。
健康面を考えて、「野菜炒め」ですね。
中華屋さんでいただく野菜炒めはどうしてこんなに美味しいんでしょうね。
家庭で炒めるのとは全然違って野菜がシャキシャキしています。
健康が気になるならお酒を控えろと言う声が聞こえてきそうです。
1本目と同じラベルの赤ワインです。
軽めで野菜にも合いますね。
どんどん行きましょうか。
もう1本の赤です。
お金持ちのリチャードさんですが、これにあやかりたいものです。
そしてシメですが、わがままを聞いていただきました。
オネエサンは「冷やし中華」でもと準備してくださったんですが、私は聞かれれば素直に「ワンタン食べたい」と口走ってしまいますから仕方がない。
特製の「チャーシューワンタン麺」が出てきました。
さすがに二人で1杯という配分でしたが、不思議にラーメンなら入ってしまうんですね。
やっぱりワンタンは美味しいなあ。
そして最後の赤。
高級感のあるボトルです。
お腹も一杯で大満足でした。
そろそろお開きかなと思っていたら、最後にデザートが出てきました。
ビタミンビタミン。
結局別腹までいただいて今日の例会は無事終了でした。
皆さんお疲れさま。
2010.04.12 Monday
筋書きのないドラマ
筋書きのないドラマ
昨日は久しぶりに野球観戦です。
といってもテレビではなく、ネットでの観戦ですね。
「タイガースネット」でのライブ放送を途中から見ていました。
開幕ダッシュで今年はいけるかなと思わせておいて、中日巨人には手も足も出ない完敗。
結局去年と大差ない成績で終わりそうな予感が出てきました、我が虎軍団です。
試合展開はいきなりアニキの判定指し違いツーランで始まって、取ったり取られたりの大混戦でした。
いつもながら、シモちゃんののらりくらり投法でピンチの連続。
5回を3点で凌いだのは幸運以外の何ものでもありません。
それでもブラゼルが逆転のスリーランでとりあえず勝ち越し。
2点差ではまだまだ不安なところに、ドラマが始まりました。
野球の試合は数多く見てきていますが、こんな展開は初めて見ました。
ラッキーセブンの7回裏、タイガースの攻撃です。
なんとか追加点が欲しい我がタイガースですが、打順は悪く8番から。
まずは先頭打者の桜井がピッチャーゴロでワンアウト。
代打の桧山も同じピッチャーゴロでツーアウト。
お前らやる気あるんかいなと、画面の前でぼやきが出ます。
先頭に戻って、今日も絶好調の一番マートン。
今年の掘り出しモンはコイツだけやなと期待したのに、簡単にツーストライクを取られて追い込まれる。
苦し紛れに手を出した当たりは平凡なファーストゴロで万事休す。
と思いきや、一塁手のデントナがトンネルしてしまい、ツーアウトランナー一塁になります。
珍しいエラーですが、たまにはあることでこれは仕方がありません。
続く二番バッターの平野を迎えます。
平野は守備がためで交代した選手ですから期待はできませんが、そこはファンですからなんとかつないで欲しいと応援します。
ところが相手のピッチャーが絶好調で、パンパンパンと三球三振のていたらく。
その三球目を相手のキャッチャーがポロリとやったんで、平野は仕方なく(そう見えましたが)ファーストベースに走ります。
いわゆる「振り逃げ」というやつですが、そんなのが成功するはずもなく、キャッチャーからファーストに球が送られてアウト。
と思って見ていたら、信じられないことが起きるんですね。
キャッチャーが慌てたのかボールが低すぎて捕球できずにセーフです。
エラーで振り逃げ成功というのも初めて見たと思います。
ツーアウト1、2塁で三番鳥谷ですが、彼は最近不調でして今日もここまでノーヒット。
それでも粘りに粘ってフルカウントからフォアボールを選びました。
まあピッチャーとしては、この回は本来なら5アウトを取っているはずですから、気分が滅入るのも致し方ないところです。
逆に阪神ファンから見れば、まさに棚ぼたの展開で、しかも打順が回って来たのが「アニキ」こと金本選手ですから甲子園は盛り上がります。
今年は怪我もあって打率はまだ1割台という不振のアニキですが、こういう時には頼りになります。
「打つなら初球だな」
最後に予想した筋書きだけが当たりました。
ピッチャーが投げ込んだ初球を振り抜くと、ボールはライトに一直線。
2点タイムリーヒットで嬉しい駄目押し点になりました。
まさに筋書きのないドラマですね。
そのまま終了してタイガースの勝利で終わりました。
とはいえただいま勝率5割ですから威張れたものではありません。
次の巨人戦ではなんとか1勝して欲しいというのが偽らざる心情ですね。
頑張れ、タイガース。
2010.04.10 Saturday
シュリーレン
シュリーレン
急にこんな単語をあげても何のことだろうと思うでしょうが、ちょっとした科学現象のお話です。
シュリーレンとは日常よく見られる現象で、簡単に言いますと「かげろう」のようなものです。
透明なグラスに大きめの氷を入れてそこに水を注ぎますと、グラスの向こうにもやもやとした影が見えます。
じっと見ていると、もやもやはすぐに落ち着いて見えなくなってしまいます。
これは液体の密度の差によって見られる現象で、シュリーレン現象といいます。
光は媒体(ここでは水)の屈折率によって速度が変わり、曲げられます。
ここでは同じ水ですが、温度差によって密度が変化するために屈折率が変わります。
氷の表面では様々な温度差が生じていて、その場所ごとに光の曲げられぐあいが微妙に変化するため、もやもやとして見えるわけです。
普通はその温度差が少ないので、水が冷却されて温度差が無くなると共に現象は分かりにくくなります。
ビーカーで砂糖を溶かしたり、食塩を溶かしたりする時にもこの現象は観察できると思います。
気体でもこの現象は観察できます。
ガソリンスタンドで給油する時に給油口から立ち上るもやもやもこれで、蒸発したガソリンの気体が引き起こすシュリーレンです。
また真夏のアスファルト道路から立ち上るもやもやも、熱せられたアスファルトによって温められた空気によるシュリーレン現象で、これからよく見られるでしょうね。
私の最も身近にあるシュリーレンは、もちろんお酒のグラスですね。
ロックグラスに注いだウイスキーからこのシュリーレンが立ち上るのを見て、かすかな幸せを感じるのはいいものです。
これが見たくてまたお代わりをする。
何しろ注いだ時しか見られませんから、もう一杯飲むしかダメなんですね。
ついついお酒が進んでしまうのも、私の好奇心からです。
身の回りの科学現象を肴にしながら飲むお酒もまた良いものですね。
科学のお好きな皆さんもぜひお試し下さい。
2010.04.09 Friday
吉野家@牛丼戦争再開
吉野家@牛丼戦争再開
適正価格ってホントはどうなっているんだろうか?
物の値段がどう決まって行くのかにはきちんとしたシステムがありそうですが、たまにはわけの分からないこともあります。
価格競争の激しい「牛丼チェーン店」業界ですが、値下げ競争に乗らなかった吉野家さんでもいよいよ期間限定で値下げをしました。
1週間限定で、牛丼並盛りが110円引きの270円といいますから、凄いですね。
いったいどこまで安くなるんだろうかという勢いですが、この不況下ですから業界も大変なんでしょう。
しかも追随して他のチェーン店も再値下げをするとか。
まさに泥沼化しそうですが、本当に大丈夫なんですかね。
とはいえ安く食べられるのは大歓迎ですから、さっそく出かけてきました。
そういえば牛丼はお久しぶりです。
私の外食といえば間違いなくラーメンですから、他のメニューが加わることはめったにありません。
でもこんな機会に、たまには牛丼もいいものですね。
静岡は呉服町通りのお店に向かいますが、正面には大きく「270円」の文字が張り出されていますね。
ただいま平日の6時過ぎですが、三割ほどの入りでした。
いつもよりも混み合っているのかは分かりませんが、回転が速いんでこれなら十分でしょう。
席に座ると前にはメニューが置いてあります。
店員さんがお馴染みの大きな湯飲みでお茶を出してくれましたので、まずは注文をします。
しかしたぶんアドレナリンが出過ぎていたんでしょうが、慌てて「牛丼Aみそ汁セット(390円)」を頼んでしまいました。
よく見ると「コールスローみそ汁」のセットだったんですね。
吉野家でコールスローは初めて食べることになります。
目の前の席には60過ぎのオバチャンが牛丼つまみに燗酒を飲んでいます。
おお、こういうのもいいなあ。
今度は酒飲みで来ようか。
夜遅い時とか、日曜日なんかに飛び込むのはけっこういいかもしれませんね。
ところでオバチャンは何か不機嫌な様子で、店員を呼びつけています。
「お茶、熱いのと入れ替えて」
お酒を飲んだ後のシメに残りの牛丼をいただこうとしているんですね。
店員さんは笑顔を忘れずに応対していました。
お店の教育もきちんとしていて安心できますね。
お客さんはさまざまですがほとんどの方が牛丼とのセットで、皆さんすらすらと注文しています。
テイクアウトも出ているようで、270円なら最近高級化してきたマクドナルドよりも価値が高いでしょう。
さて、もちろんすぐに出てきました「Aセット」です。
今どき390円で晩ご飯が食べられるんですから、涙が出ますね。
ところがコールスローのふたが外れにくくて苦労しました。
下手にねじって中身をぶちまけたりしたら目も当てられませんから慎重になります。
ふたぐらい取っておいて欲しいと思うのはわがままでしょうか。
牛丼のアップです。
気のせいか肉の厚みがアップしたような感じでした。
これは切り方が昔と変わったからでしょうか、牛丼は久しぶりなのではっきり分かりません。
昔懐かしい味で、やっぱり牛丼は吉野家が一番です。
思えば学生時代は牛丼は高級品だったからなあ。
貧乏学生は懐の暖かい時にしか食べられませんでしたが、今ではラーメンより安いんだから時代は変わるものです。
みそ汁も意外にいけますね。
やはりこれがないと牛丼の値打ちが3割下がります。
コールスローは最近品薄状態が続くキャベツがたっぷり入っていて嬉しくなります。
刻んであればケンタッキーですね。
お馴染み紅ショウガもしっかり付けたし、もう悔いはありません。
難点をいえばどうしても早食いになってしまうことですが、それこそお店の思うつぼです。
仕上げのお茶をぐぐっと啜ってお会計です。
もちろんお茶のお代わりはいたしません。
吉野家さん頑張ってもらいたいものですね。
2010.04.08 Thursday
ゲゲゲの女房
ゲゲゲの女房
NHK朝の連続ドラマ 「ゲゲゲの女房」が好調のようです。
この朝ドラですが、長いこと見ていませんでした。
10年ぐらい前までは毎朝欠かさずに見ていたんですが、ある時を機会にぷっつりと止めてしまっていたんですね。
それがどのあたりか記憶にないんですが、「ふたりっ子」あたりがピークだったかと思います。
見続けている間は気になりますし、生活のベースにもなっていたんですが、一度見なくなってしまうと意外に気になりません。
全く見なくなってから数年経ち、存在すらも薄れてきた時に話題の作品がスタートしました。
そこで今回はスタートから欠かさずに見ています。
まあ、「ゲゲゲの鬼太郎」は大のファンですから、水木さんについても興味がありますし、期待もしています。
放送は今日で10回目になりましたが、まだそれほどの展開はなく、今後に期待しているといった状態ですね。
ところで朝ドラといえば一つ記憶に残っているのが、松嶋菜々子さん主演の「ひまわり」でした。
記憶が怪しいので私の思い違いかもしれませんが、こんなストーリーだったと思います。
主人公は大手飲食チェーン店の店長で、長年付き合って結婚も予定するほどの恋人がいる。
そこへ上位職への大抜擢があるが、同時に恋人は海外に転勤。
さて、愛を取るか仕事を取るかということで、菜々子ちゃんはあっさりと仕事を取る。
ところが弟の事件をきっかけに、あれほど悩んだ仕事を退職して弁護士の道に進んでしまうという波瀾万丈な展開でした。
それですんなりと弁護士試験にも受かってしまうんですから、あまりにも出来すぎた展開です。
恋人は恋人で、いつまでも何の文句も言わずに待っている。
物語としては面白いのかもしれませんが、限りなく現実性がない。
このあたりで朝ドラがつまらなくなりはじめました。
ドラマですから各自の好みもありますし、たぶんこんな感想なのは私だけでしょうけれどね。
さて、今回のドラマですが初回の視聴率は過去最低の出来だったそうです。
それがなんとか持ち直してきて、そろそろ上昇してくるのか、また下がるのか。
期待外れにならないことを祈りながら、しばらくは毎日見ることにしています。
早く水木さん出てこないかなあ。
2010.04.07 Wednesday
丸玄らぁめん@古庄
丸玄らぁめん@古庄
今年の春は変な天気でした。
寒かったり暑かったり、さらには長雨にたたられて外出もままならず、うじうじしていました。
しかし悪いことばかりでもなく、花粉症がかなり軽かったので助かりました。
私の場合収束が早いので、そろそろ安心して外出ができそうです。
そんなわけで今日はお久しぶりのラーメン放浪記です。
例によって自転車を飛ばして古庄までやって来ました。
ぽかぽか陽気で汗が出てきますね。
リサーチは十分で、難なくお店を見つけました。
ここが「丸玄らぁめん」さんです。
静かな住宅街の中にあるので、あまり目立ちませんね。
さっそく中にはいることにしましょう。
お店はカウンターばかりの10席ほどとこじんまりとしています。
中年の女性がご主人のようですね。
今は先客のラーメンを調理中です。
お客さんは私とその年輩のご老人お一人だけでした。
ご主人とあれこれと世間話をしていらっしゃいますから、馴染みのお客さんなんでしょうね。
お冷やはカウンターの後ろ側にありますからセルフサービスみたいです。
とりあえず自分で汲みに行きます。
メニューを見ますと意外にシンプルですね。
先客のラーメンが出終わった頃合いを見て、「らぁめん(500円)」をお願いしました。
お店の中は何となく雑然としています。
女将さんはさっそく調理に掛かりますが、冷蔵ケースのナルトを取り出して一切れスライスしていました。
注文のたびに一切れずつ切るのも珍しいですが、考えればこれが普通ですね。
メンマは煮込んだものが鍋に入っていて、そこから取り分けていました。
「おまちどうさま」
カウンターを大回りして、女将さん自ら運んできてくださいました。
おや、何か変わったものが乗っていますね。
具は、薄めのチャーシューが2枚に、ナルト、メンマ、ノリです。
そして刻み葱の上に鎮座ましましていますのは、干した桜エビが3匹です。
これはユニークな表情ですね。
何となく絵になっているところが微笑ましいです。
スープはあっさりとした醤油味で、透明な油が少し浮かんでいます。
この麺がなかなかよろしい。
珍しい中太の透明な麺で、かなりの腰があります。
特注品なのかあまり見かけない麺でしたが、歯応えがあって良い感じでした。
メンマも適度の薄味で美味しかったですが、桜エビはほとんど存在感がなかったですね。
まあ3匹ですからこれは彩りということで仕方がないでしょう。
でもほんの少しでも何となく嬉しくなるのが、ご主人のセンスなのかもしれません。
最後まで美味しくいただきました。
「ごちそうさまでした」
お勘定をして外に出ますと、暖かな春の日差しが降り注いでいて、はおり掛けた上着を手に戻しました。
もうすっかり春ですね。
2010.04.06 Tuesday
誰も傷つかない幸せ
誰も傷つかない幸せ
人を傷つけないようにするというのは基本的なマナーです。
みんな仲良く安全平和にというのは理想社会の原則ですが、あくまでも理想にすぎません。
当然ながら仲良くできない人も存在しますし、危険も生じてきます。
その出来ないところをどうやって折り合いを付けてゆくかというのが、課題になってきます。
日本人というものは昔から曖昧さに美学を感じる民族でして、はっきりと意見を述べることは避けられる事が多かったんですね。
口に出さずとも、「あうんの呼吸」で物事が進んでくれれば良し。
いわゆる根回しが大切で、「和を持って良しとなす」大らかさがもてはやされました。
しかしいつの間にか傷つけ合うことは極端に忌避され、とんでもない罪悪であると認識されるようになっていきます。
そのあまりに、教育に関してはおかしな事も目立ってきます。
運動会の徒競走で、全員が手をつないでゴールする、というのも極端な例でした。
「ビリになった子どもが傷つくから」
というのがその理由だそうですが、全くおかしいですね。
最近では改善されてきたようですが、一時期はかなりの学校で採用が検討されていたといいますから、情けない限りです。
私は「ビリになった子どもが傷つく」という発想そのものに唖然とします。
そんな時代が長く続いたせいか最近では、「傷つくことに弱い」人が増えているように思います。
人生の中で傷つく事は苦しいことだけれども、それによってまた鍛えられるということもあります。
病気になって免疫が作られる事と同じで、困難があって初めて克己心が形成されるんではないでしょうか。
子どものころから手厚くあるいは曖昧に保護されて育った若者たちは、初めて社会に出た時にその凶暴さに耐えられなくなるんでしょう。
傷つくことに耐えられなくなって一人こもってしまう。
あるいはそのストレスのはけ口を別のものへの攻撃によって紛らわすという悪循環が始まります。
最近の不幸な事件を見ますと、そんな影響がボチボチと出ているように感じますが、これは私の妄想でしょうか。
このブログは匿名ですが、読んでいただいている方はほとんど私と会ったことのある方だと思います。
ですからたまに脱線しても、「あいつがまたアホなこと書きやがって」と笑って許して下さるでしょう。
当然私も非常識なこととか、反社会的なことは絶対に書けません。
ところがインターネットでは匿名だということをいいことに、書きたい放題の日記もあります。
たまに「MIXI」のニュースを見ていると、その下に出ている日記が目に止まって、ごく不快になることが何回もありました。
「嫌なら見なきゃいいだろう」
というのは独善的な開き直りですが、これによって傷つく方もいらっしゃいます。
某掲示板もそのたぐいですがこれは見なければいいので気にはなりません。
変わったことを書いてみんなの注目を浴びたい、という気持ちは分かりますが、なんとかならないものかねえ。
2010.04.05 Monday
南極の科学
南極の科学
神沼克伊(かみぬま・かつただ)著
著者は1966年の第8次南極観測隊に参加、以降南極研究の第一人者として活躍された方です。
知っているようで知らない南極の様々な情報を分かりやすく解説していただけます。
私も初めて知ったことがたくさんありました。
この本には興味深い話がたくさん盛り込められていますが、その中から幾つかをご紹介いたします。
「南極の三大発見」という章がありました。
南極で発見された誰もが予想しなかったものとは何でしょうか。
まずは、「隕石」です。
隕石の多くは小惑星の一部で、地球の重力圏に入って来たものです。
大気圏に突入すると、大気との摩擦で高温になり、流れ星が見えます。
燃え尽きずに地上までたどり着くと隕石になりますが、貴重なものでなかなか見つけられません。
ところが南極には隕石がゴロゴロしているんだそうです。
まあゴロゴロは大げさですが、南極という氷の固まりの上に落下した隕石はその氷河の移動によって特定の場所に集まりやすいんだそうです。
そして氷の中にある石ですから発見もしやすいんですね。
したがって隕石の収集には非常に適した場所だといいます。
日本の南極観測隊は世界でも有数の隕石収集活動を続けており、現在では1万6千個以上の隕石を保有する世界一の「隕石保有国」になっているんですね。
細かいことはよく分かりませんが、とりあえず大したものです。
二番目は「オゾンホール」の発見です。
今でこそ有名になったオゾン層の破壊ですが、これが初めて観測されたのが南極でのことでした。
最初は機械の故障ではないかと発表を控えたこともあったといいますが、地球環境の問題にいち早くメスを入れたのがこの辺境の地だというのも面白いことです。
最後は「湖」です。
なんと、南極にも湖があるというんですね。
しかも大きさは琵琶湖の22倍といいますからかなり巨大なものです。
場所は南極はロシアのボストーク基地の真下です。
その場所は南緯78度といいますからもう極寒の地ですね。
ボストーク基地は平均気温マイナス55.5度、最低気温でマイナス89.2度という地球上の最低気温まで記録している場所です。
この基地は標高3498メートルという高い場所でして、その下には厚さ3800メートルの氷の層があります。
その下が大地なんですが、実はその下の海面下300から700メートルの深さに水の層が潜在しているといいます。
巨大な氷の下に眠る湖というのもまた神秘的なものですが、残念ながらまだ実物の観測はされていないそうです。
ちなみに、同じ極でも南極と北極では全く違っていて、陸地がある南極が桁違いに寒いんです。
一度行ってはみたいけれど、何せ寒がりだからなあ。
2010.04.03 Saturday
金に糸目を付けない
金に糸目を付けない
ラジオでこの言葉を聞き、ふと考えました。
はて「金に糸目を付けない」ってどんな意味だったか?
よく耳にはしますが、本当はどんな語源だったか覚えていません。
もちろんネットで調べればすぐです。
国語辞典を引けばいいんですが、最近ではネットの文字の方が見やすいんでもっぱらこちら頼みですね。
するとこんな事が分かりました。
金に糸目を付けない、の「糸目」とは凧の糸目なんだそうです。
糸目を付けていない凧は制御できないために風に任せて飛んでいってしまう。
そんな糸目の付いていない凧に引っかけて、制限無くお金を使うことを、「金に糸目を付けない」と言うようになったそうです。
ところで「糸目」というのも最近の若い方はご存じないでしょうね。
何しろ凧でさえ見かけませんし、洋風の「カイト」しか飛ばしたことのない方が多いのかもしれません。
昔は凧と言えば和凧のことで、昔の子どもたちは近所の駄菓子屋さんで買ってきたものでした。
静岡市では主に五角形の凧です。
平たい竹の骨が組み合わされていて、そこに紙を貼って絵が描かれていました。
主に武者絵だったと思います。
高級品は和紙を使っていたんでしょうが、私たちのような庶民のガキは普通の紙でしたね。
もちろん自分で糸を付けて調整するんですが、それが「糸目」ですね。
この糸目の付け方にも色々あるようですが、私たちの地区では三カ所に付けるのが一般的でした。
上部の左右に一つずつと中央のあたりで骨が重なっている場所に一つでした。
この長さを上手く調整して付けるんですがこのバランスがよくないと凧は揚がりません。
自分で上手く糸目が付けれれれば、ガキ仲間の中でも一人前ということですね。
省略して一カ所だけなんていうのもあったようです。
糸目と同時に上の部分の裏側にも糸を張ってそらせます。
さらには新聞紙を細長く切ってシッポを付けたりと、工夫は尽きません。
こんなのを裏の「×高校」のグラウンドで揚げていましたから、昔はのどかなもんでした。
高級品では「奴だこ」もありましたが高いので人気はなかったと記憶しています。
いや私が貧乏で買えなかったひがみかもしれません。
昔は凧を飛ばすにも色々と苦労がいったんですが、西洋式の「カイト」が出てきて一変しましたね。
あれは初めから糸目が付いていて、誰にでも簡単に揚がる。
しかもビニールですから丈夫で軽い。
いつの間にか昔風の凧は姿を消してしまいました。
今では飾りとして楽しむのがメインのようですが、寂しいですね。
この凧ですが、割合に簡単に作ることもできます。
高校時代にビニールと竹ひごで軽い凧をつくり、木綿の糸で校舎の屋上から飛ばしたら、驚くほど高く揚がってビックリしたことがあります。
糸に掛かる張力はかなり大きくなってきて、結局ぷつんと切れてお終いでした。
そりゃあ普通の木綿の糸ですから無理に決まっています。
糸目の切れた奴だこというのは浮気者の代名詞だそうです。
風に任せて、あっちへふらふらこっちへふらふら。
なんだかこのブログと同じようです。
はてさてどちらへ飛んでゆきますか。
2010.04.02 Friday
散歩の達人
散歩の達人
最近は本屋さんに行かなくなりました。
暇な時にぷらっと街角の本屋さんに目的もなく入る。
ぱらぱらっといろんな本を暇つぶしにめくったり見比べたり。
結局買わない時が多いんですが、たまに掘り出し物を見つけて大喜び。
「おおっ、こんな本があるんだ」
うれしい瞬間ですね。
「活字離れ」というのも話題になって久しいですが、出版業界も長い冬の時代を迎えているそうです。
長年続いた名門の雑誌が廃刊というニュースも良く耳にします。
私の場合はネットで取り寄せるようになってから、本屋さん巡りが少なくなったように思います。
かつては欲しい本があると本屋さんに出向いてまずは予約をします。
そのお取り寄せに何日か掛かって電話で連絡がある。
それからおもむろに出かけて購入するわけですから手数が掛かりました。
ところがネットですと注文も簡単で、入荷もメールで素早い。
さらには受け取りも近所のコンビニですから1分で行けます。
そんなわけで今回は久しぶりの本屋さんに出かけてきました。
そこで見つけたのがこの雑誌です。
「東京老舗」
というのに一目惚れです。
やっぱり雑誌はタイトルが命ですね。
老舗と言ってもいわゆる有名店ではなく、少しひねった路地裏の老舗が多く取り上げられています。
そんなところが「散歩の達人」さんらしいですね。
本誌の中に「東京ラーメンを辿る」というコーナーがありました。
しかし(たどる)と読むのに3秒掛かりました。
国語力も低下してるなあ。
そこに出ているお店5軒をご紹介します。
銀座の「満福」さん、千葉の「進来軒」さん、神保町の「さぶちゃん」さん、荻窪の「中華そば丸信」さん、渋谷の「喜楽」さんでした。
実は千葉の「進来軒」さん以外は訪問したことがあります。
(ちょっと自慢)
老舗のラーメン屋さんにも頑張っていただきたいものです。
本誌にはそれ以外にもあれこれと面白そうなお店、いや老舗名店がずらりと並んでいました。
でも私は18切符の今シーズンは行けないので、夏休みを待つしかないんですが、こんな本を見ながらあれこれと品定めをしています。
実は面白そうなラーメンを一つ発見しました。
さあどんな計画を立てようかな。
2010.04.01 Thursday
和民@当りと外れ
和民@当りと外れ
今日は久しぶりに和民で一人飲みです。
日曜日は営業されている居酒屋さんが少ないので、和民の利用率は高くなりますね。
「たこ八」さんと「ナカミヤ」さんがお休みの日はお店選びに苦労するんですが、レパートリーが少ないんですね。
和民の青葉通り店に入りましたが、実は一人で飲むのは初めてです。
以前は御幸町店ばかり通っていましたが、こちらはどうなのかな。
お店に入りますとすぐにでてきた店員さんは忙しいらしく
「すぐ来ますので少しお待ち下さい」
何かバタバタしているのかな。
1分ほど待たされましたが、これぐらいは仕方がないでしょう。
聞かれたので
「一人、禁煙席で」
とリクエストしました。
すると入り口すぐの4人掛け席に案内されました。
ここはカウンター型の席がないんですね。
御幸町のお店ですと、カウンタータイプの席があって、ひとりでもノンビリとくつろげるんですが、ここではテーブル席しかないので一人で独占です。
それはそれでゆったりしていいんですが、周りが騒がしいんで一長一短です。
まずは瓶ビールをいただきます。
一人乾杯でスタートします。
もちろんお通しはキャンセルです。
最初のつまみは「厚焼き明太マヨネーズ(523円)」です。
これは何回かいただいていて、気に入っているひと品です。
卵焼きの中には山芋やチーズが入っていて、これを明太マヨネーズに絡めていただきますが、ボリュームもあって美味しいですね。
今日はこれひと品で間に合いそうな気がしてきましたが、ふとメニューに目が行きました。
それは期間限定の特別料理です。
「まるごと!ヤリイカの姿盛り(628円)」
おおっこれは良いぞ、イカは大好物ですからつい注文してしまいました。
なんといっても「丸ごと」ですからさぞかしボリュームもあるんでしょう。
これは楽しみです。
持参の本を読みながら、のんびりとグラスを傾けますが、お店の中は意外に賑やかです。
かつて「御幸町店」で飲んでいた時は、早い時間でもありほとんどお客さんがいなかったんですが、こちらのお店は繁盛しているんでしょうか。
私は欲を言えば誰もいない方がいいんですが、そんな虫のいいことを考えても仕方がないですね。
そして出てきました、ヤリイカの姿盛りですが。
うーん、サンプルとえらく違いますね。
またやっちゃいました。
和民さんでお造りに期待する私が悪いんです。
そういえば以前もそんなことがあったような気がしますが、学習していないなあ。
ビールが空いたので、次は燗酒大をいただきます。
徳利が濡れているのはちゃんとお燗をつけているしるしですね。
私好みのぬる燗で美味しかったです。
卵焼きが大きすぎてお腹も膨れますね。
やはりこれはみんなで取り分けていただくつまみのようです。
ビール1本とお酒ダブルで50分。
落ち着いたところで、お店を後にしました。
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