2015.05.25 Monday
たこ八@臨時休業の謎
たこ八@臨時休業の謎
良かった、灯りが点いてる。
22日の金曜日、今夜はBSで「おんな酒場放浪記」たこ八編の放映日です。
先日の夜のたこ八さんは臨時休業でしたから心配になってやって来ました。
さっそく中に入りましょう。
「こんばんは」
オカアサンの顔を見て一安心です。
「水曜日はどうしたの?」
「お葬式でね」
浜松でご親戚の葬儀に出席されたということでした。
出棺は午前中だったそうですが、仕込みの都合もあってお休みされたそうです。
たまにこういう事がありますから、常連仲間はやきもきします。
今日も何人かが心配して駆け付けたということでした。
150522_2111~0001 posted by (C)電気がま
私は一安心してビールで乾杯です。
ここで先客のお二人がお会計でした。
変わった風貌の方だなあと思っていたら、「コップのふち子さん(?)」の関係だとか。
たこ八さんにもお土産を置いていってくれたそうです。
150522_2113~0001 posted by (C)電気がま
オカアサンから出てきたのは、お客さんのお土産でいただいたというお寿司のお裾分けです。
それこそ何十年ぶりかであったお客さんが盛ってきてくれた手作りのお寿司でした。
たこ八さんは歴史が古いですから、20年通っている私もまだまだひよこです。
150522_2118~0001 posted by (C)電気がま
おつまみにはやはり、「豆腐」が一番です。
飾りっ気のない普通の豆腐ですが、これが良いつまみになるんですね。
今夜は青葉通りでイベントがあり、街中は賑わっています。
その流れで、青葉横丁も潤っている様子です。
しかしそのイベントが9時で終了してからは静かになってきました。
お客さんも私だけになって、のんびりとしてきます。
おかげでオカアサンとたっぷりお話しできましたが、ともかく無事で良かったですね。
何せ御年八十?歳ですから、心配になります。
150522_2127~0001 posted by (C)電気がま
前回も書きましたが、今月は何と今日が初めてのたこ八さん訪問です。
三度目の正直で無事入れることが出来ました。
安心してお店を後にしました。
どうもごちそうさまでした。
2015.05.04 Monday
たこ八@おんな酒場放浪記
たこ八@おんな酒場放浪記
少し前に書いたばかりですが、今回もたこ八さんのお話です。
今夜は仕事終わりの午後9時過ぎで、定番の時刻ですからたこ八さんは空いていました。
先客は若い男性3人連れで、どうも初めての来店のようです。
私は毎度お馴染みの瓶ビールで一人乾杯です。
150427_2119~0001 posted by (C)電気がま
そこに出てきたのは「太刀魚」でした。
オカアサン自家製で、醤油ダレで焼いたものです。
素朴で良いつまみになりました。
実はこの日の午後5時からたこ八さんでテレビ番組の収録があって、それが気になっていたわけです。
番組の名前は「おんな酒場放浪記」です。
私も仕事がなければ駆け付けたわけですが、残念ながらいけませんでした。
それでも録画には常連さんがお二人ほど待機してくれたそうでした。
飲み手の女性は、オカアサンのお話からすると倉本康子さんのようでした。
赤い洋服で、なかなか美しかったと言うことです。
ビールにショーチューを1本づつ飲んで、収録は30分ほどだったという事でした。
どんな内容だったのか気になりますね。
150428_0717~0001 posted by (C)電気がま
常連さんもしっかりテレビに映ったそうで、まずは一安心でした。
収録に立ち会った方には記念品が配られたと言うことでしたが、私にもお裾分けが廻ってきました。
オカアサンどうもありがとうございます。
150427_2122~0002 posted by (C)電気がま
さて、お店にあった切り抜きはつい先日の「中日新聞」でした。
その一面に大きく出ているのは、「静岡おでん」の記事です。
そしておでん屋さんはもちろん「たこ八」さんですね。
これもしばらく前に取材に来たそうです。
150427_2124~0001 posted by (C)電気がま
150427_2123~0001 posted by (C)電気がま
150427_2123~0002 posted by (C)電気がま
たこ八さんの紹介とともに大先輩のSさんが名前入りで書かれていました。
よくマスコミに出るお店ですが、連続するというのは珍しいことです。
皆さんもし興味がおありでしたら、4月25日付けの夕刊をご覧下さい。
三人グループと入れ替わって入ってきたのはこれも若い男性で同じく三人組でした。
今日は一見さんが多い日です。
中のお一人が静岡おでんを気に入ったようで、けっこう沢山食べてくれるのでオカアサンの機嫌も良くなりました。
たこ八さんで気に入られるコツは、おでんを沢山食べる事にあります。
そう言う私は今回も「お豆腐」一つだけで済ませてしまいますから、お手本にはなりません。
そうそう、BSの放送日を書くのを忘れていました。
この日は録画でも良いですからぜひ見て置いて下さい。
5月22日金曜日の夜11時半からだそうです。
「おんな酒場放浪記」
よろしくお願いいたします。
さて、今週はたこ八さんが6日からの開店です。
たまには一番乗りで行ってみようかな。
2015.04.28 Tuesday
たこ八@静寂一変
たこ八@静寂一変
このところ東京遠征が続いたのでお久しぶりのたこ八日記です。
最近は週一ペースで通っていますが、大分写真も貯まってきましたので、これもまとめてみました。
今日は早い時間で午後7時にたこ八さんに着きました。
のれんを開けてみると、これはなかなか混んでいますね。
そこにOちゃんの顔を見つけて、横に行こうかと思ったら前のお客さんに
「ここが空いてるよ」
反対側の席を案内されました。
せっかく詰めてくれたのを、むげに断るわけにも行かず、こちらにしました。
しかしこのお客さんはかなり出来上がっていますね。
私から見て右側に当たる席で、男女4人のグループです。
たこ八さんは初めてのようですが、すっかりくつろいでいらっしゃる様子でした。
まあお店が賑やかなのはよいことです。
左側には70だという男性の一人客で、こちらも数年ぶりにらっしゃったそうです。
というのは手持ち無沙汰なのかしきりに話しかけてきます。
とはいえ私はまだまだシラフですから話は噛み合いません。
そのうちにまた新規でお二人が入店されて来て、ほぼ満席になりました。
150422_1901~0001 posted by (C)電気がま
オカアサンから出てきたのは「イワシ」でした。
醤油漬けにしたもので、今日はこれがお勧めだそうです。
ほどほどの味で、これはお酒が進むなあ。
30分ほど経過してその4人グループがお帰りになりました。
それを機会に席を移って、Oちゃんとお話しが出来る状態になりました。
ここのところ水曜日の早い時間によく来るので、毎回Oちゃんとはご対面していますね。
すると一気に波が引いたようなもので、お客さんが少なくなってきました。
また30分ほどすると私たち二人だけで、静かなたこ八さんになってしまいました。
これはまたうって変わって、落ち着いた気分です。
人の波というものは分からないものですね。
おかげでOちゃんとは色々とお話しが出来ました。
またそのうちに東京にでも行こうかという話で盛り上がりました。
しかし最後は私たち二人ともお会計で、たこ八さんはすっかり空になってしまいました。
オカアサンが一人で手持ち無沙汰な様子でしたが、これでお店を後にします。
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さて、おまけです。
まずは定番の「レンコン串焼き」
150311_1747~0001 posted by (C)電気がま
次は「ウドの天ぷら」
150311_1815~0001 posted by (C)電気がま
そして「ナンコツ」は歯が丈夫になります。
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見事な大きさの「シイタケ」
これはお酒をかけて醤油味で焼いてくれます。
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白菜のお新香です。
これは自家製ではなく市販のものでした。
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こちらは少し前にいただいたオカアサン手作りの小イワシ醤油漬け。
先週はまだまだ赤ちゃんでした。
150415_1906~0001 posted by (C)電気がま
そして暖かくなってくると欲しくなるのが「豆腐」です。
これから美味しくなってきますね。
来週末からはいよいよ浜松祭りの季節です。
浜松は今一年で一番忙しい時分ですね。
お知らせ
ゴールデンウィーク中の「たこ八」さんですが
5月は3日から5日までお休みです。
営業は5月6日水曜日からですのでお間違えのなきよう、ご注意下さい。
2015.03.06 Friday
たこ八@道連れ誕生
たこ八@道連れ誕生
「こんばんは」
今夜もまた仕事終わりのたこ八さんです。
お客さんは3人だけで、落ち着いた雰囲気のお店でした。
私は最近の指定席になっている右端に座ります。
150302_2115~0001 posted by (C)電気がま
お決まりコースの瓶ビールで乾杯していると、さっそくオカアサンからこんなものが出てきました。
これはふきのとうの天ぷらですね。
今シーズン初めていただきますが、それほどほろ苦くはなくて食べやすいです。
まあ、苦みがあっても天ぷらにするとかなり緩和されますからそのせいでしょう。
「もう春ですねえ」
お店も暇なのでオカアサンとの会話も弾みます。
中央の席の若い男女お二人は、女性の方がたこ八デビューなようで、珍しそうにあれこれ食べていました。
私はふきのとうでビール1本持ちました。
150302_2140~0001 posted by (C)電気がま
ショーチューに代えて飲み進めていると今度は「鮭の塩焼き」です。
これはオカアサンが仕入れてきたもので、生鮭に塩が振られています。
昔はしょっぱい塩じゃけがおかずの定番でしたが、最近は塩も軽くなってきて食べやすいです。
そこへ入ってきたのは以前私のブログで話題が盛り上がったSさんです。
席は離れていますが軽く会釈して会話もスムーズです。
そのうちに若い二人連れは帰ってしまい、お客さんも二人だけになりました。
「今夜はこれくらいかねえ」
オカアサンもすっかり落ち着いた雰囲気のたこ八で、終了モードがただよいます。
「今週はまた東京に行くんですよ」
「良いですねえ私も行きたいなあ」
「うーん、来週の水曜日にも行くんで良かったらどうですか?」
そんな話をしていると、何とかその次の水曜日なら行けるんじゃないかという話になってきました。
私も一人よりは二人の方が安心なので、これは大歓迎です。
そこで急遽2回目の東京ツアーを第2水曜日から第3水曜日に変更しました。
まさかたこ八さんでツアーの道連れができるとは思いませんでしたが、嬉しいものですね。
こういうところで友人ができるというのもまた面白いものです。
さっそくどこに行こうか思案中ですが、リクエストによって今回は「立ち飲みや」さんを中心に回ってみたいと思います。
その後は居酒屋さんの話題で盛り上がって、たこ八さんの夜は更けていきました。
さて、「第2回東京ツアー」にはまだ2週間弱ありますので、まだまだ参加者募集中です。
興味のある方、よろしければお問い合わせ下さい。
できれば地図に強い方とお知り合いになりたいですが、彷徨うのもまた楽しいものです。
150216_2204~0001 posted by (C)電気がま
最後は今回もおまけで、「焼きシイタケ」です。
焼けたお醤油が香ばしくて大好きな一品です。
次回は今期最初の東京ツアーです。
2015.02.19 Thursday
たこ八@火事見舞いで
たこ八@火事見舞いで
記事が寂しくなると頻繁に登場する「たこ八」訪問記です。
今までたこ八さんはに行くのは毎週月曜日というのが定番でしたが、このところ月曜日に雨降りや不都合があって水曜日に行くことが増えました。
しかも今日は休日ですから早い時間です。
「こんばんは」
お店は賑わっていて心配でしたが、何とか「美人人妻」のRチャンを発見して一安心です。
何とか席を空けていただき、座ることができました。
早い時間のたこ八さんは満員になることが多く、たまには入れなかったりします。
そうかと思うとぴたりと暇になったこともありますから、客商売は大変ですね。
今夜もお決まりの瓶ビールで一人乾杯です。
Rチャンも何とか復活されたようで、最近は回数も増えてきたようです。
お客さんが入れ替わって、そこへ入ってきたのはS先輩。
話し相手ができたとお隣の席にご案内します。
開口一番オカアサンに
「火事は大丈夫だった?」
オカアサンは何の事か分からずに目を白黒させています。
あれこれと会話が交わされてようやく訳が分かりました。
実はこの日の午前に火事があって、場所もオカアサンの家の近所だったということです。
ところが幸いにオカアサンは外出していてそのままお店に来たので、全く気が付かなかったということでした。
S先輩の自宅は現場からかなり離れた場所ですが、風向きの関係なのか焦げた匂いがはっきりと感じられたそうです。
もちろん私は全く知りませんでした。
先輩は火事見舞いついでに顔を出したということですが、これはアテになりません。
それにしても今日は祝日にもかかわらず混んでいます。
祝日のたこ八さんは空いていることが多いんですが、今夜はずっと満席の状態が続いています。
そこにオカアサンから差し入れです。
150211_1919~0001 posted by (C)電気がま
こちらは市販品ですが餃子です。
オカアサンの地元の浜松市は「餃子消費量日本一」を奪回したそうですから、そのお祝いかもしれません。
一人1個ずつ分けていただきます。
お客さんが多いのでオカアサンも揚げ物や焼き物で大忙しです。
この働きぶりはとても八十うん歳には見えません。
いつ見ても大したものだなあと思います。
このぶんではまだまだたこ八さんに通えます。
150204_1735~0001(2) posted by (C)電気がま
今回もたまっている写真のおまけです。
まずはおでんの「ジャガイモ」です。
中までしっかり味が染み込んでいて、ホクホクですね。
これにお味噌を掛けていただくのが定番です。
150204_1754~0001(2) posted by (C)電気がま
次はおまけの沢庵でした。
家では全く食べないんですが居酒屋さんですと良いつまみです。
150204_1813~0001(2) posted by (C)電気がま
そしてイワシです。
オカアサンの手作りで、醤油で煮たものです。
これは骨まで丸ごと食べられて、栄養にもなりそうです。
お客さんはすっかり根っ子が生えてしまったようで、誰も帰りません。
初めて会ったお客さん同士でもお話しが弾んでいます。
私はそろそろ時間が来たので、いつもの通りにお会計をしました。
来週もこれると良いなあ。
ごちそうさまでした。
2015.01.31 Saturday
たこ八@ウドの天ぷら
たこ八@うどの天ぷら
150128_1745~0001 posted by (C)電気がま
「五月庵」さんを出て、のんびりとたこ八さんを目指します。
時間はまだまだ午後6時前で、少しは日が長くなった気がします。
「たこ八」さんですが、6時前に入店するのは久しぶりですね。
「オッと危ない」
入ろうとした瞬間にお店の引き戸が開きました。
ちょうどアラチャンが出ていくところでしたが、今日は早い幕仕舞いですね。
お店は半分ほどの入りで、いつもの端席に座ります。
「寒くなったねえ」
今朝の寒波が話題になります。
そのせいか客足も鈍く、お店も空いてきました。
そこで
150128_1758~0001 posted by (C)電気がま
「これ珍しいものだけどどう」
出てきたのは、ウドやシイタケをかき揚げにしたものでした。
ウドを煮るつもりだったものが、時間が無くて天麩羅に変更したそうです。
さっそくお醤油を掛けていただきますが、ほんのり苦いウドはまだまだ春の訪れが遠いことを予感させます。
「これ美味しいねえ」
「良かったありがとう」
いつの間にかお客さんは私だけになってしまい、オカアサンとのお話が弾みます。
人質問題は一体どうなるのか、それも気になりますが、勝手な論争をしている無責任な方々に矛先が向かいます。
150128_1802~0001 posted by (C)電気がま
こちらは囓りかけで失礼しました。
「浜松の白ハンペン」です。
はんぺんともカマボコとも違う、面白い練り製品ですね。
150128_1837~0001 posted by (C)電気がま
そして、私の定番は「焼きレンコン」です。
単にレンコンを焼いただけなのに、どうしてこんなに美味しいんでしょうか。
これ一つで、ビールが1本飲めます。
いや、実際に今夜はこの二品だけでした。
すると珍しく、美人人妻のRちゃんが入ってきました。
何と今年初めてですね。
体調も良いようで安心しました。
そこへ帰ったはずのアラチャンが再来店です。
この人も暇ですねえ。
いや、私が人のことは言えませんが。
今夜は二軒目だということもあって、いつもよりも長居になってしまいました。
1時間半ほども楽しんでお会計でした。
Rちゃんまたお会いしましょうね。
150112_1956~0001 posted by (C)電気がま
こちらはおまけの写真です。
シシトウ焼きで、さっぱりとした一串。
150119_2136~0001 posted by (C)電気がま
これを焼きレンコンに乗せ、皿におでんの味噌までかけた一皿です。
こういう創作料理も何となく風情があるでしょう。
どうもごちそうさまでした。
2015.01.13 Tuesday
たこ八@新年もよろしく
たこ八@新年もよろしく
150107_2114~0001 posted by (C)電気がま
「こんばんは」
今年初めてのたこ八さんです。
仕事終わりの午後9時10分、私にとっては定刻ですね。
今夜のたこ八さんは新年らしく混んでいました。
それでも7人ほどですから十分入れます。
お客さんの中に常連さんを見つけ、お隣を空けていただきました。
大先輩のSさんとシンチャンです。
オカアサンの話ではちょうど、忘年会に出ていたYちゃんがお帰りになったところだということでした。
定年を前にして、まだまだ忙しそうです。
今日はお隣のシンチャンが珍しくお酒を飲んでいます。
たこ八さんでは珍しい、ノンアルコールのお客さんです。
しかし今夜は新年ということで、芋ショーチューのお湯割りをいただいていました。
しかしこれがまた薄い。
1箱の芋ケンで4杯ぐらいは飲んでましたね。
その後で、「青リンゴ」を二本飲んでいましたから、やはりノンアルコラーでした。
さて、席の後ろには大きな写真が飾ってありました。
これは年末にたこ八さんに来た、井上康生さんとオカアサンのツーショットです。
こちらのお店は時々有名人が来ますから、気を付けていないといけません。
私もある時、「吉田類」さんが突然入ってきて驚いた事がありました。
150107_2114~0002 posted by (C)電気がま
オカアサンは張り切ってフライを揚げています。
そこで揚げたて熱々を1本いただきます。
これは珍しい、「チクワフライ」でした。
たまにいただくとモッチリとした食感が良いですね。
ビールが空いてこちらも定番の、「むぎコーン」です。
ここ数年、私の飲むものは全く同じコースになっています。
まずはキリンの瓶ビール、続いてむぎコーンの烏龍茶割りを2箱で終了です。
おつまみはといいますと、おでんかフライまたは焼き物を2本か3本。
たまには不憫に思ったおオカアサンから何かサービスが出てきます。
それでだいたい1時間から1時間10分です。
もう長い間の習慣になっているんで、これからも変わらないでしょうね。
たまにはお話しが弾むこともありますが、追加をすることはなくこれで切り上げます。
気が短いせいか長っ尻は嫌いです。
ですから売り上げには非協力的だとも言えますが、その分は回数でカバーするようにしています。
まあ、こういうお客さんも居酒屋には必要でしょうか。
141226_2120~0001 posted by (C)電気がま
今回も定刻でお酒を飲み干し、無事お店を後にしました。
おまけの写真は、オカアサンがサービスで出してくれた、「鶏の唐揚げ」です。
もちろんメニューにはありませんが、たまには良いものです。
141226_2136~0001 posted by (C)電気がま
そして焼き物は、「豚タン」です。
最近あまり焼き物を注文していませんが、かつては定番でした。
まだまだ元気なオカアサンで、とても8?歳には見えません。
(レディーですからナイショでした)
今年もますます頑張ってくださいね。
ごちそうさまでした。
2014.12.13 Saturday
たこ八@不思議なコンビ
たこ八@不思議なコンビ
「こんばんは」
今夜も仕事終わりのたこ八さんです。
すると珍しい人影が目に入りました。
「あ、お久しぶり」
カウンターに見覚えのある顔です。
お一人は、美人人妻のRチャン。
その隣には若いSちゃんでした。
女性お一人で赤提灯に来るというのは珍しいですが、たこ八さんではけっこうよく見かけます。
その中でも一番頻度が高いのがRチャンですが、しばらく休養されていました。
もう一人のSちゃんはむらがあって、私は半年ぶりぐらいでしょうか。
久しぶりに出会ったらしく、女性二人で世間話に花が咲いています。
休養の後で無事「たこ八復活」を果たしたRチャンは、このところ毎週ご来店されているということで安心しました。
実は月曜日に二回ほど来ていて待っていただいたそうでしたが、たまたま私が欠席していて会えませんでした。
今夜が三度目の正直となったわけです。
再会を祝って瓶ビールで乾杯です。
お店には他にお客さんがひと組で、ほぼ身内状態でした。
そのお客さんも帰られて、店内は男性が私一人というハーレム状態になりました。
まあ、オカアサンと二人だけということもよくありますので慣れてはいます。
しかし今日のSちゃんはよくしゃべりますね。
ショーチューもかなり進んでいて、呂律も怪しい状態でした。
実は家が近いと言うことが分かって、閉店された「草深」や「大山」などの話題で盛り上がりました。
すぐ近くのインド料理店の情報を仕入れてきましたから、今度行ってみようと思います。
さて、ここ数年は「たこ八」メンバーの忘年会をお休みしていましたが、今年は特別に開催されるという連絡が回ってきました。
かつての常連さんもだんだん年を取るにしたがって少なくなり、集まりにくくなってきましたし、体調を崩された方もいらっしゃいます。
それでも出来る間に集まろうと、Oちゃんが骨を折ってくれたそうです。
久しぶりの全員集合でどうなるのか楽しみですね。
ところで今日は美味しそうなレバーがあったのでこれを注文しました。
Rチャンも乗っかって、二本の塩焼きです。
たこ八さんでは人の注文に乗るのがマナーで、これもオカアサンの手間を省こうという事ですね。
141208_2136~0001 posted by (C)電気がま
固まりから切り分けた新鮮なレバーは、ひときわ美味しかったですね。
それにしてもRチャンは以前と変わらずしっかり飲んでいて驚きました。
今年もあとわずか、あと何回来れるか分かりませんが、忘年会も楽しみにしておきます。
141117_2121~0001 posted by (C)電気がま
こちらは以前いただいた、ポテトの素揚げです。
軽い塩味で美味しいですね。
会話が弾んであっという間の1時間でした。
私は定量で終わりですが、女性お二人はまだまだ飲み続ける様子でした。
「ごちそうさま」
軽く会釈をしてお店を後にします。
2014.11.08 Saturday
たこ八@帰ってきた年金
たこ八@返ってきた年金
「こんばんは」
いつものたこ八さんです。
するとお客さんはおらず、客席の機械でお茶を粉末にしているオカアサンと目が合いました。
これがホントのお茶を引いている状態でしょうか。
ちょうど切りが良かったようで、オカアサンはカウンターの中に戻りました。
お客さんのピークも過ぎたようで、今夜は一対一のたこ八さんでした。
まずは定番の瓶ビールで一人乾杯です。
141015_1859~0001 posted by (C)電気がま
「大道芸はどうでした?」
「雨でダメだね、最後の月曜日だけまあまあだったよ」
静岡では恒例の大道芸フェスティバルがありましたが、雨降りが多くてさんざんでした。
飲食街もその影響を受けたようですね。
141105_2111~0001 posted by (C)電気がま
「これ食べてみて」
出てきたのは大根でした。
赤く色づいていてきれいですね。
こちらを肴にビールが進みます。
141105_2114~0001 posted by (C)電気がま
今日は久しぶりに「お豆腐」をいただいてみました。
ちょうど半丁の豆腐に葱と茗荷の薬味が掛かっています。
これに花がつおを掛け、醤油でいただきます。
うーん、秋の冷や奴も格別ですね。
今夜二人だけなのでお話しが弾みます。
そしてひょんな事から年金の話になりました。
何と60年以上前の年金が返ってきたお話しです。
オカアサンは少女時代にたった4ヶ月ほどですが、浜松の工場で働いたことがあったそうです。
しかし色々と事情があって、たった4ヶ月で退職してしまったそうです。
それでもその時の厚生年金がしっかりと記録に残っていたんです。
ある日見知らぬ方から電話が掛かってきて、その確認です。
オカアサンはすっかり忘れていて、しかも旧姓ですからよく分からなかったそうです。
それから急遽手続きをして、驚いたことに消えていた年金が全部支給されたということでした。
「月に100円だよ」
でも60数年前の事ですから、かなりのものでしょうか。
10数年分でも1万円を少し超えるぐらいだったそうですが、驚きましたね。
「消えた年金」で話題になったずさんな年金の処理ですが、こういう事もあるんですね。
まことに日本人というものは几帳面な民族だということでしょうか。
何となく心温まるお話しでした。
私も年金を楽しみにしたいですね。
141105_2131~0001 posted by (C)電気がま
「セレベスが煮えてるよ」
おでんの鍋から出てきたのは、里芋のようですが、これまた巨大です。
よく煮えていてこれはうまい。
お芋のおでんもまた良いものですね。
141105_2131~0002 posted by (C)電気がま
結局最後までお客さんは来ず、1時間以上もオカアサンとお話しで終わりました。
通りにもバイトさんの客引きが多かったし、客足は少ないようでした。
今夜はこれでお会計です。
141015_1922~0001 posted by (C)電気がま
おまけのおつまみです。
まずはレバー塩焼き。
レバーがあると毎日でも食べたくなります。
141020_1916~0001 posted by (C)電気がま
こちらは珍しい、浜松の「白ハンペン」です。
焼いて醤油を掛けたものですが、こういう面白いはんぺんもあります。
同じ名前でも地方性が感じられて興味深いものですね。
2014.10.02 Thursday
たこ八@大根登場
たこ八@大根登場
気分を取り直してのたこ八さんです。
「こんばんは」
今日は空いていて、先客は何か曰くありげな年輩の男性と外人女性のカップルというお二人だけ。
私は入り口右端の席に座ります。
例によって本日初めてのビールで一人乾杯です。
まだまだ季節は日本酒よりもビールですね。
オカアサンから、Rちゃんの嬉しいお話をお聞きしました。
お孫さんのためにもまだまだ頑張っていただきたいですね。
そこへやって来たのは、珍しく一人きりでのご来店のYちゃんでした。
今日は息抜きに一人で来たようですが、これはお久しぶりでした。
結構な勢いでおでんをパクついています。
相変わらず、ひと言多い上司のおかげで困っているようですが、ここでは仕事のお話しはしません。
居酒屋さんに仕事の愚痴を持ってくるような、下手な人物ではないんですね。
あれこれと世間話に花が咲きます。
すると、Yちゃんがおでんの鍋から不思議なものを取り上げました。
よく見るとこれは大根ですね。
「オカアサン、大根始めたの?」
「うん、ちょっと涼しくなったから」
140929_1906~0001 posted by (C)電気がま
これは見逃せませんから、すかさずの注文です。
お皿に乗って登場した大根は良い具合に煮えていますね。
実は静岡おでんに大根は入らないんですが、たこ八さんでは冬場だけ入れてくれています。
もちろんおでんの串は刺さらないので自己申告ということになります。
140929_1906~0002 posted by (C)電気がま
味の浸みた大根にたこ八自家製のお味噌を乗せてハフハフいいながらかぶりつきます。
今期初めての大根のおでんが美味しくないはずがありません。
今日はラッキーだなあ。
今夜は二軒目なのでお酒のペースもゆっくり目ですが、お客さんも少ないままなのでのんびりできます。
Yちゃんは速いペースでサクサク飲んであっという間にお会計でした。
まだまだストレス解消には至らないようですが、あと半年頑張ってね。
140919_1715~0001 posted by (C)電気がま
おまけの写真です。
まずは、「サツマイモのフライ」です。
甘くて、なかなか良いつまみになります。
フライに何を掛けるかは人によって好きずきがありますが、私はもちろんソースですね。
140919_1716~0001 posted by (C)電気がま
もう一串はお魚の塩焼きでした。
あれ、魚の名前は忘れてしまいました。
今日はいつもより長めの滞在でしたが、1時間少しでお会計です。
どうもごちそうさまでした。
さて、帰り道で衝撃の事実を発見しました。
これについては次回に報告致します。
2014.09.19 Friday
たこ八@李香蘭さんを偲ぶ
たこ八@李香蘭さんを偲ぶ
「こんばんは」
先週は来れなかったので久しぶりに顔を出しますたこ八さんです。
今日は先客が三人で、いずれも常連さんでした。
今日もお決まりのキリンで乾杯して、のんびりとくつろぎます。
高校野球の話題で盛り上がりましたが、賑やかな大先輩がお帰りになると同時にKちゃんも帰ってしまい、お客さんは私一人だけになってしまいました。
140915_1847~0001 posted by (C)電気がま
今日のひと皿は、「ナンコツ」です。
席がショーケースの前だったのでうまく見つけました。
これ1串で歯がかなり丈夫になります。
私一人になったので、効き過ぎのクーラーを切ってもらいます。
もうすっかり秋になりました。
そこへ入ってきたのは、若い男女のカップルです。
東京から来たということで、「静岡おでん」を食べに入ったということです。
ところがドリンクの注文が烏龍茶でした。
せめてお一人ぐらいはお酒を飲んでもらいたいところですが、たまには飲めない方もいらっしゃいます。
140915_1918~0001 posted by (C)電気がま
さて、こちらはほとんど食べてから気が付いて撮したものですが、オカアサンからサービスで出てきた「釜揚げしらす」です。
もちろん若いお二人にも同じものが出ています。
しらすはこういうしっとりとしたタイプが好みですね。
このお二人ですが、あれこれとオカアサンに聞いたり説明をしてもらったりで、おでんとフライを二人合わせて5本ほど食べていました。
新幹線の時間があるということで20分ほどでお会計。
「500円です」
二人で500円のお会計というのも久しぶりに見ました。
あまりの安さに驚いていましたが、居酒屋さんですからもう少しは注文して欲しかったところです。
たこ八さんでは原則お茶や烏龍茶はサービスですからこれは正味おでんだけのお値段です。
まあ、いつもおでんを食べない私が言うのはおこがましいですね。
さて、またもや私一人だけになってしまいましたがそのおかげでとんでもない昔話をうかがうことが出来ました。
それはつい先日お亡くなりになった、山口淑子さん、いや李香蘭さんについてのエピソードでした。
オカアサンは子供時代を中国大陸で過ごされたんですが、戦争も激しくなってきた昭和18年頃のお話しです。
日本人の居住区に慰問に来た一団、それが当時飛ぶ鳥を落とすほどの勢いがあった「李香蘭」さんの慰問団だったんです。
彼女は当然歌も歌ってくれたそうで、満場大喜びだったということです。
私も長くたこ八さんに通っていますが、このお話は初めてうかがいました。
たこ八のオカアサンと「李香蘭」こと山口淑子さんにこんなつながりがあったとはびっくりしました。
あらためて歴史の重みを感じましたね。
140915_1914~0001 posted by (C)電気がま
もうひと皿のサービスは、「いかとオクラあえ」でした。
カツブシを掛けて混ぜながらいただきます。
これもお酒が進むなあ。
ああ、またおでんを食べ損ないました。
結局私は1時間でおでん1本というお粗末さですから、若い方の悪口は言えないという見本になってしまいました。
今夜は祝日なのでお客さんも少なく、静かなたこ八さんでした。
謹んで山口淑子さんのご冥福をお祈り致します。
2014.09.08 Monday
たこ八@たこ八殺人事件?
たこ八@たこ八殺人事件?
「こんばんは」
雨の月曜日、止み間を狙ってたこ八さんに向かいましたが、途中からしとしとと雨が振ってきて、それを逃げるようにたどり着きました。
お客さんは3人だけで、のんびりとしていますね。
140901_1821~0001 posted by (C)電気がま
「キリンが冷えていないけど、モルツでも良い?」
たこ八さんではいつもキリンですが、今日は初めてのモルツです。
こういう事もあるんですね。
暇だと見えてオカアサンが今日の一大事を話してくれました。
聞いてみますとこれはえらいことです。
今日は危うく殺されそうになったということです。
いつものように、仕込みのために家を出たオカアサン。
あいにくの小雨が降り出したのですが、ゆっくりと自転車でたこ八さん方面に向かいます。
駅南の細い通りを走っていると、後ろから大きなエンジン音が聞こえてくる。
初めはバスかと思ったが、ここはバスは走らない。
それでも端に避けてやり過ごそうとしました。
さすがに交通ルールを守りますからけっして歩道に逃げようとはしません。
そこへ幅寄せしてくる車。
横を見ると、何とシンチャンの青い×××でした。
シンチャンは左ハンドルなので、左のドアから顔を出して挨拶して去っていきました。
これにはオカアサンも肝を冷やしたというか、心臓が止まりそうになったそうです。
冗談とはいえ一つ間違えば、危うく事故になりかねないところでした。
何しろ御年八十をはるかに越える方ですから、気を付けなくちゃあいけません。
ともかく事故にならなくて良かった良かった。
オカアサンはよほど憤慨されたようで、この日は来る常連さん全てにこのお話をされてうっぷん晴らしをしていました。
そんな時に噂のシンチャンが顔を出したりすれば、最高なんですが、残念なことに今日はまだ顔を見せてくれません。
すると雨足も激しくなってきて、いよいよ本降りです。
最近はたこ八さんの常連さんも体調を崩しておられる方が増えてきてしまって、寂しいことです。
お休みの皆さん、早く良くなってまた顔を出してくださいね。
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さて、写真もたまってきたのでまとめておきます。
まずは、「イカ焼き」です。
焼きたてが一番ですね。
140714_1916~0001 posted by (C)電気がま
次はお馴染みの焼きレンコンです。
お醤油を垂らして、チビチビといただきます。
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たまにはお新香も出てきます。
野菜も美味しいですね。
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シシトウ焼きです。
これはシシトウの中に味噌を詰めてあります。
家ではめったに食べませんが、ここで食べると間違いなく美味しいです。
140811_2134~0001 posted by (C)電気がま
ある日はこんなものも出てきました。
「焼きナス」です。
忙しい時は無理ですが、お客さんが私一人だったので、暇つぶしに作って下さいました。
出来たてホカホカは絶品ですね。
久しぶりのたこ八便りですが、これからは暇になるのでまた通う日日も増えそうです。
どうもごちそうさまでした。
2014.07.03 Thursday
たこ八@謎の写真
たこ八@謎の写真
「こんばんは」
今夜もまたのたこ八さんです。
今日は空いていて先客はお一人だけ。
それも大先輩のSさんでした。
さっそくご挨拶をして、いつもの瓶ビールで乾杯です。
お店は三人だけなので、いつもよりも会話が弾みます。
ひょんな事から鯖江の話になりました。
オカアサンがまだ若かった頃、福井県の鯖江市にいた時の体験談です。
詳しくは忘れましたが、あるお店で働いていて、お風呂を沸かそうとしていました。
ところがごうごうという不思議な音がしてどうも気味が悪い。
何かおかしいと御主人を呼ぶと、これは一大事だということになった。
「地震の前触れではないか」
という事で慌てて棚の荷物を下ろしたりしてそれに備えると、すぐに地震が発生して大騒ぎとなったそうです。
地震の前触れを体験したという不思議なお話でした。
「そんなこともあるんですねえ」
Sさんと二人で顔を見合わせました。
お客さんが少ないとこういうお話も聞けるので面白いです。
さて、そんなこんなでお店の中を見回すと、変わったものを見つけました。
「オカアサンこれ何?」
「アラチャンが撮ってくれたの」
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これは面白そうです。
近づいてじっくり見ると、これは写真を加工したもののようです。
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たこ八さんの中からオカアサンを撮したものにレトロ風な仕上げがされています。
さすがは写真のプロで、立派な芸術作品です。
これは良い記念になりますね。
もっと目立つように飾っておけばいいと思いましたね。
140630_2120~0001 posted by (C)電気がま
皆さんもぜひご確認下さい。
本日のおまけは、「ハラモの塩焼き」です。
サービスで大根おろしも添えられています。
さっぱりしていて美味しかったです。
140616_2118~0001 posted by (C)電気がま
今夜も定量で無事お店を後にしました。
どうもごちそうさまでした。
2014.06.12 Thursday
たこ八@鮎の塩焼き
たこ八@鮎の塩焼き
「こんばんは」
今夜も時間通りのたこ八通いですが、客席にいたのはオカアサンでした。
ちょうどお客さんがすっかり帰って、後片づけをしている真っ最中でした。
今夜は珍しく私一人で貸し切りです。
と思っていたらすぐにTチャンがやってきて、賑やかになりました。
まずはビールで乾杯です。
するとオカアサンが、何かを焼いています。
「まだ小さいからすぐ焼けるよ」
炭火で塩焼きにした小振りの鮎でした。
これは良い時にきました。
140609_2117~0001 posted by (C)電気がま
どうやら日曜日に天竜川で釣った鮎だそうです。
天竜川の鮎釣りは、「餌釣り」ですね。
餌はシラスが定番だといいます。
今シーズン初めての鮎はほろ苦い味がしました。
相変わらずTチャンはビールのペースが速いです。
今日は暑かったですから冷えたビールは最高ですね。
するとそこに珍しいお客さんが団体で入ってきました。
Yチャンが部下を連れての2次会です。
相変わらず忙しいようですが、「たこ八」さんに来れるようなら大丈夫です。
ひとしきり静岡おでんの講釈をして、上機嫌です。
懐かしいお話しもしたいですがあいにく席が真反対で、声が届きません。
するとオカアサンからおまけが出てきました。
140609_2128~0001 posted by (C)電気がま
こちらは鮎のフライです。
これなら丸ごとバリバリ食べられますね。
これぐらいで私には十分です。
140609_2144~0001 posted by (C)電気がま
さらにはもう1本魚のフライまで出てきました。
名前は何だったか忘れてしまいましたが、美味しかったです。
お客さんが増えるとオカアサンも張り切って支度をするので、見ているこちらも元気になりますね。
今夜はTちゃんのペースに合わせてしまい、少し早く飲み過ぎましたが、定量でお会計です。
おまけの写真は確かサヨリだったと思いますが、こちらは塩焼きでした。
Yチャン頑張ってね。
どうもごちそうさまでした。
140602_2120~0001 posted by (C)電気がま
2014.05.16 Friday
たこ八@焼き蚕豆
たこ八@焼き蚕豆
今日は久しぶりに早い時間のたこ八です。
いつものように引き戸を開けると、そこにはずらりと常連さんが並んでいました。
挨拶をしてその間に入れていただきます。
隣のOちゃんの話によりますと、少し前までは大混雑で、ようやく空いてきたと言うことでした。
我ながら良いタイミングだったようです。
オカアサンのタイミングが悪く、少し遅れての一人乾杯です。
140514_1912~0001 posted by (C)電気がま
生ビールも良いけれど、瓶ビールは安定感がありますね。
そこに入ってきたのは初めてのお客さん二人連れです。
何でも今夜は二回目だそうです。
30分ほど前に覗いてみたら満員で入れず、他のお店に寄ってから出直してきたということでした。
お目当ての静岡おでんを数本食べて、ものの20分ほどでお帰りになりましたが、大満足の様子でした。
Oちゃんが
「江戸時代から継ぎ足したおでんのダシだよ」
と言ったら、本気で感激していました。
140514_1926~0001 posted by (C)電気がま
私は珍しく、そのダシで煮込んだ牛スジです。
何しろたこ八の名物ですから、美味しくないはずがありません。
たまには牛スジを食べなくては。
140514_1939~0001 posted by (C)電気がま
そして、このところ定番になっている「焼きレンコン」です。
塩焼きにしたレンコンに醤油を一たらししていただくと、最高につまみになります。
あっという間にビールは空になって、ショーチューに代えます。
140514_2001~0001 posted by (C)電気がま
お母さんがサービスで出してくれたのは、「たくわん」です。
いつの間にか常連さんだけになっていて、S先輩もやって来ました。
店内は和やかな雰囲気になっています。
140514_2002~0001 posted by (C)電気がま
もう一皿もサービスのらっきょうです。
程良い辛さでお酒が進みますね。
今シーズン初でいただきました。
そこへやって来たのは、「美人人妻」のRチャンです。
消費税の値上げが祟って、最近はお仕事が暇だとこぼしていらっしゃいました。
今日はたこ八の常連さんが勢揃いといった感じになりましたが、珍しいことです。
皆さん全て一人客で、たぶんここでなければ出会わないでしょう。
140514_2030~0001 posted by (C)電気がま
「一人1個ずつ食べてね」
オカアサンから嬉しいサービスが出てきました。
おお、焼き蚕豆ですね。
これは嬉しいです。
140514_2031~0001 posted by (C)電気がま
厚い皮を剥くと、そこから爽やかな緑の豆が顔を出しました。
少し塩を掛けていただきましたが、新鮮な青臭さがまた良いものです。
これは美味いなあ。
140514_2033~0001 posted by (C)電気がま
茹でた蚕豆も良いですが、焼いてもまた良し。
しかも炭火で焼いていますから最高ですね。
皆さん大喜びで食べていました
しかし蚕豆は皮が巨大なのにお豆は小さいですねえ。
何となくもったいない気持ちがしましたが、まあどうでも良いか。
お話しが弾んで、今夜はいつもよりも長居をしてしまいました。
私は一足先にお店を後にします。
みなさんお元気で。
2014.05.02 Friday
たこ八@いもこーん
たこ八@いもこーん
例によって9時9分のたこ八さんです。
のれん越しにお店の中をうかがうと、今日はなかなか混んでいます。
それでも座れないほどではなく、カウンターのまん中あたりに入らせていただきます。
定番の麒麟ラガーでまずは乾杯。
今日は珍しく揚げ物をいただきました。
「グリーンアスパラの天ぷら」です。
揚げたてはホクホクしていて美味しいですね。
140428_2112~0001 posted by (C)電気がま
お隣さんは今日初めての入店だそうですが、すっかり場に馴染んでいます。
実はテレビ関係の方だそうですが、明るくて良いですね。
連休の真っ最中だけあって、たこ八さんにもテレビの取材があったそうですが、放送日は聞き忘れました。
さてビールが終わってこちらも定番のショーチュー烏龍茶割りですが、そこで変わったものに気が付きました。
たこ八さんではショーチューには二種類あって、私はいつも黄色の「むぎコーン」です。
もう一つは赤いパッケージで、「芋ケン」という名前でしたが、それが変わっていました。
140428_2212~0001 posted by (C)電気がま
これです。
「いもこーん」
「芋ケン」が芋だけだったのに、こちらは芋と麦のブレンド焼酎になっていて飲みやすそうです。
アルコール濃度も20パーセントですから身体に優しいですね。
オカアサンに聞くと、4月から変わったそうです。
私はまだ飲んでいませんがそのうちに試してみようかと思います。
以前のものよりは飲みやすいようですが、何しろ芋です。
さて、気になる連休中のたこ八さんですが、今年は5月3,4日のみお休みだそうです。
その後は5日の月曜日から平常営業ということですので、普段行けない方はチャンスですよ。
私は月曜日の早い時間に行ってみるつもりです。
140324_2120~0001 posted by (C)電気がま
おまけはだいぶ古くなってしまった写真です。
まずは「ふきのとう」です。
3月に撮ったものですね。
140409_1834~0001 posted by (C)電気がま
こちらはオカアサン手作りのイワシ煮です。
濃いめの味付けでお酒が進みますね。
今夜も笑い声の絶えないたこ八さんでした。
ごちそうさま。
2014.03.21 Friday
たこ八@春近し
たこ八@春近し
「こんばんは」
いつもの9時9分、には少し遅れましたが、定番のたこ八さんです。
まあ、遅れたと言ってもほんの数分という義理堅い私です。
すると今夜はTちゃん夫妻がお目見えでした。
さっそくご挨拶してビールを空けます。
遅い時間のたこ八さんですが、今日は珍しく混んでいます。
こちらのお店では全てをオカアサンがお一人でこなしていますから、忙しい時のお手伝いは常連さんの役割ですね。
普段家庭ではお片づけなど手伝わない方も、このお店では積極的に手を動かします。
席の譲り合いはもちろん、空き瓶の片づけや辛子の器を回したりするのも、自然に手がでます。
140317_2117~0001 posted by (C)電気がま
「これよかったら食べてみて」
オカアサンから回ってきたのはノビルでした。
自ら取ってきた物だということで、いかにも素朴な味わいでした。
春の息吹が感じられて、これは良いです。
するとまたグループのお客さんが入ってきて席の移動です。
Tちゃん夫婦も、右に寄ったり左に寄ったりと、お客さんが入るたびに場所を変えています。
たこ八さんは長いベンチ状のイスなので、そんな時にスライドするのが楽なんですね。
140317_2142~0001 posted by (C)電気がま
おつまみにはTちゃんの注文に便乗して、「カシラ」をいただきました。
久しぶりにいただいたカシラ塩焼きは、ジューシーで美味しかったです。
たまには注文しなくてはいけませんね。
そこへ賑やかなKちゃんの一行が入ってきました。
またまた移動してこれでほぼ満員状態です。
お客さんの人数が増えるとオカアサンの機嫌も良くなってくるので、こちらも嬉しい限りです。
注文を受けてフライが続々と揚がっていきます。
「宇津井健さんが無くなって寂しいねえ」
そんな話題も振られますが、健さんよりも年輩のオカアサンがバリバリ働いているのを見ると、頭が下がります。
これからもますますお元気で頑張ってください。
さて、こちらはKちゃんと居酒屋談義です。
話題の、「怪獣酒場」のお話しをしたら、Kちゃんも知っていたのでびっくりしました。
これは行ってみなくちゃいけません。
そういえばオカアサンが心配していた高校入試の件も無事合格したそうで、ほっと一安心です。
気が付けばだいぶ暖かくなりましたし、もう春はすぐそこです。
今年の桜はまだかなあ。
ほろ酔いかげんでお店を後にしました。
140224_2130~0001 posted by (C)電気がま
おまけの解説です。
まずは「大根なます」
オカアサンの自家製で、今回はかなり甘口でした。
140224_2130~0002 posted by (C)電気がま
糸コンニャクのおでん。
私はコンニャクよりもこちらのほうが好みです。
140224_2202~0001 posted by (C)電気がま
なぜかポテトフライです。
揚げ物苦手な私ですが、時々無性に食べたくなります。
これとソースとの相性は抜群です。
2014.02.21 Friday
たこ八@半月ぶり
たこ八@半月ぶり
ようやく長い学内講座が終わり、一息つきました。
とはいえまだ後半も別口が控えているんですが、後は何とかなるでしょう。
幸いにして今日は夜のお仕事がありません。
久しぶりにたこ八さんです。
このところ毎週1回のたこ八さんですが、先週と今週は行くことができませんでした。
というのも体調不良で、なるべく早く帰りたかったからですね。
たこ八さんにこれほど長い間顔を出さなかったのは、本当に久しぶりです。
「こんばんは」
お店は半分ほどの入りで、ふと見るとYちゃんがいますね。
これはずいぶんお久しぶりですから、お隣に座ってしまいます。
最近は出世をしたようで、たこ八さんにもなかなか来られないそうです。
140219_1827~0001 posted by (C)電気がま
まずは定番の瓶ビールで乾杯です。
久しぶりに飲むキリンはうまいですね。
オカアサンにご無沙汰していたお詫びをすると、ちゃんと分かっていました。
ブログで読んだ方が知らせてくれたそうでして、かえってご心配をお掛けしたようです。
140219_1834~0001 posted by (C)電気がま
今夜はさっぱりしたものが欲しくて、冷や奴です。
刻み茗荷にカツブシで、さらには練りカラシまで添えていただきます。
奴の薬味に練りカラシって言うのもまた乙なものです。
Yちゃんに近況を聞きますと、親方のご機嫌伺いで気を遣うそうです。
テレビと現状は、やっぱり違うようですね。
「たまには命の洗濯においでよ」
それにはたこ八さんが一番です。
先日はお仕事で台湾に出張したようですが、みなさんが親切で気分が良かったと喜んでいました。
私も5年前に行った時感激しましたが、台湾の方はみなさん親切でしたね。
機会があったらまた行ってみたい国です。
すると、お店にはスギチャンやTちゃんも入ってきて、珍しく常連さんが揃いました。
考えてみると最近私は仕事終わりでしか来ていないので、みなさんにはなかなかお会いできないんですね。
そうかたまには早い時間に顔を出すことにしなくては。
140203_2113~0001 posted by (C)電気がま
そういえばこちらが前回の時のものです。
ちょうど節分でしたからオカアサンが、太巻きを半分分けてくれました。
太巻きをつまみのビールというのも、また面白かったですが、お腹はパンパンでした。
顔なじみが揃ってお店は和やかな雰囲気になりました。
お店全体で会話が弾むというのも良いもんです。
久しぶりにもう少し飲みたくなりましたが、今日は病み上がりですからもう充分です。
1時間ほどでお店を後にして、今夜はおとなしくそのまま帰宅しました。
どうもごちそうさまでした。
2014.01.31 Friday
たこ八@貸し切りで
たこ八@貸し切りで
「こんばんは」
仕事終わりの午後9時過ぎ、いつものようにたこ八さんの引き戸を開けますが、どうも様子が変です。
「あ、いらっしゃい」
珍しいことに、お客さんはおらず、オカアサンがカウンターをお掃除しています。
「今日はみんな早めに帰ったよ」
常連さんたちはすでに退散してしまい、のんびりした状態でした。
私はいつもの端席に座って、瓶ビールで一人乾杯です。
140127_2110~0001 posted by (C)電気がま
「こんなもの作ったから食べてみて」
オカアサンからいただいたのは、「芋がら」でした。
甘辛に煮付けてありますが、これは懐かしい味ですね。
これだけでビールが1本飲めます。
先週はオカアサンは忙しく、浜松に帰らなかったそうです。
たまには遊びに出かけたらと言いますと、なんやかんやで仕事があって、結局は潰れてしまうとのことでした。
もう80をはるかに過ぎたお年ですが、元気で嬉しくなります。
狭いお店ですが今夜はオカアサンと二人だけなので、のんびりと世間話をします。
たまにはこういう貸し切り状態もいいもんですね。
昔の常連さんのお話が出てきて、懐かしさもひとしおです。
元気だというお話を聞くと、心がなごみます。
140127_2119~0001 posted by (C)電気がま
たまにはおでんもと、大根を出してもらいました。
静岡おでんに大根はあまり見かけませんが、味の浸みた大根は絶品です。
今日は青のりを掛けていただきました。
ウーロン割りに代えて、グラスを重ねます。
それにしても今日は暇ですね。
まだまだ景気は芳しくないようです。
そこでようやく客さんが入ってきました。
若い男性の二人連れで、お酒は熱燗の選択でした。
この熱燗をうまそうに飲み干しています。
これはなかなか良い飲みっぷりですね。
貸し切り状態は解消されましたが、まだまだお話しは続きます。
そういえば最近は常連さんとなかなかお合いできませんね。
たまには別の時間に行ってみようかな。
あっという間に1時間が過ぎて、定番のお会計です。
最後に今回もおつまみ写真のおまけです。
140113_1840~0001 posted by (C)電気がま
こちらは、「シシトウ」ですが一手間掛かっています。
中に赤味噌を詰めて焼き上げたものです。
オカアサンが暇な時に作ってくれますが、なかなかいけますね。
131127_1855~0001 posted by (C)電気がま
「タン塩焼き」です。
かつてはこればっかり食べていた時もありましたが、最近はご無沙汰しています。
この写真も去年ですね。
131202_2122~0001 posted by (C)電気がま
お行儀が悪いですが、卵もいただきます。
私はこれに味噌だれを付けていただくのが好みです。
もちろんカツオブシも掛けてしまいます。
外に出ると、底冷えのする寒さでした。
まだまだ春には一山二山ありますね。
2013.11.25 Monday
たこ八@超満員で
たこ八@超満員で
「こんばんは」
いつも通りに仕事帰りのたこ八さんです。
ところが引き戸を開けてビックリ、これは満員です。
するとオカアサンが
「大丈夫だよそこ詰めてあげて」
嬉しいことに声を掛けてくださいました。
席を詰めていただきカウンターの角の場所に座り込むことができました。
「今晩は、お久しぶり」
左隣はなんと「美人人妻」のRチャンです。
今夜も相変わらずお美しいですね。
いつものように瓶ビールで一人乾杯ですが、この時間で満席は珍しいですね。
カウンターの右端から、年輩のご夫婦と別に若い新規のカップル。
間に私とRチャンを挟み、左手には30がらみの男性サラリーマンが2人、奥には中年の男性サラリーマン三人組です。
たこ八さんに定員はありませんが、ギリギリ詰めて12人入ります。
今日は11人ですからまだぎゅうぎゅうとは言えません。
おでんや焼き物もよく出ていくので、オカアサンも機嫌がいいですね。
その中でも一番人気は、「サツマイモのフライ」でした。
旬のサツマイモらしく、Rチャンも二本食べてしまったようです。
Rチャンによりますと、普段はつまみを食べないアラチャンも珍しく二本いただいたそうです。
それなのに私が手を出した時にはもう無くなっていました。
それならとこれもよくいただく、「焼きレンコン」で復讐です。
この歯応えが最高ですね。
さて、先ほどから気になっていることがありました。
それは左隣のサラリーマンです。
どこかの二次会でやって来たようですが、これはかなり酔っぱらっていますね。
しかもつまみは全く注文せずにショーチューだけを追加しています。
吸っているタバコを振り回すので、すこぶる危ないです。
終いには注意したRチャンにまで矛先を向けていきました。
決して絡むお酒ではないんですが、これはどうも危なさそうです。
それでもしばらく我慢していましたが、30分ほどしてオカアサンがついに切れました。
「だいぶお酔いの様子ですからそろそろお勘定をお願いします」
ぴしっとひと言。
実は奥にいらっしゃるお客さんの連れが、席が空くのを待っているようでした。
狭いお店ですから混み合ってきたら譲り合うのがお決まりです。
何とかお帰りになって、お店も静かになりました。
といっても待っていたお客さんが入ってきましたから混雑は変わりません。
結局追加でお客さんが入り、今度は12名になってしまいました。
こうなると身動きができない状態です。
これは良かったような悪かったような。
満員のまま時間はそろそろ10時です。
それではとRチャンもお帰りです。
いつもはこれからはしご酒というのが定番だそうですが、珍しく今日はそのまま帰宅。
今度はカラオケでも行こうと意見が一致しました。
それでもまだお店は混んだままですから、私も後に続くことにしました。
いつもよりは早い時間ですが、みなさんごゆっくりどうぞ。
おまけはたまった写真です。
イカ焼き
130923_1845~0001 posted by (C)電気がま
ブドウも少々
130923_1934~0001 posted by (C)電気がま
グリーンアスパラ
130930_2118~0001 posted by (C)電気がま
ギンナンも美味しいですね。
131009_1930~0001 posted by (C)電気がま
お土産のお裾分け
131009_1931~0001 posted by (C)電気がま
シシトウ焼き
131009_2007~0001 posted by (C)電気がま
ごちそうさまでした。
2013.09.21 Saturday
たこ八@台風一過
たこ八@台風一過
「こんばんは」
「やあ、ちょうどよかったね」
台風一過のたこ八さんでこんな声がかかりました。
今日は祝日ですから6時にお邪魔したんですが、お店は空いていて先客はいずれも常連の三人さんだけでした。
ところがちょっと前までは満員で座れない位の混みようだったそうです。
「新幹線が遅れて、時間つぶしのお客さんが団体で入ってね」
そういえば先程まで私は「SBSラジオ」を聞いていたんですが、そこでラジオに出ていた劇団員の皆さんらしいです。
遅れた新幹線待ちで、ついでに「静岡おでん」を食べようと寄り道したようです。
大人数でしかも荷物があるので、お店は貸し切り状態になりました。
中に入れなかった常連さんのお一人は外で立ち飲みして待ったそうです。
その団体さんがお帰りになって、すぐに私が来たということです。
これはちょうどいいタイミングでした。
空いた椅子にのんびりと腰をかけて、いつもの瓶ビールで乾杯です。
「お豆腐ください」
「ごめんなさい、今日は品切れです」
台風の影響でしょうか、休日でもあって今日はまったく品物が入ってきていないようです。
こんな日もたまにはあります。
今日はおでんとフライでのんびりと過ごします。
ところがどうしたことか、私が入ってからお客さんがさっぱりと途切れてしまいました。
これは貧乏神に変身してしまったようです。
やはり台風明けですからお客さんも早く帰りたいんでしょう。
常連さんもひとりふたりと帰っていって、お店には私ともう一人だけという状態になってしまいました。
今日のお客さんは高校の大先輩で、普段はほとんどお話ししませんが、この状態では他にお相手がいません。
縁合って、珍しいお話をいくつか聞かせていただきました。
世の中色々なことがありますね。
「むぎコーン」までお呼ばれしてしまい、予定をはるかに越える長居でした。
いつもは小一時間の滞在ですが、今日は2時間も過ごしてしまいました。
これでもお支払いはいつも通りですから悪いお客です。
二軒目も諦めて今日はそのまま家路に帰りました。
どうもごちそうさまでした。
130823_2146~0001 posted by (C)電気がま
おつまみのおまけは「軟骨塩焼き」です。
運がいいとこんな豚軟骨に出会えますが、最近はなかなかないです。
これ一串でかなり歯が丈夫になる気がします。
筋肉トレーニングには一番ですね。
130719_2027~0001 posted by (C)電気がま
こちらは「いわしのてんぷら」です。
最近はめったに食べていませんが、たこ八さんの名物のひとつです。
一人ですと多すぎるので、グループで来たとき専用です。
130814_1821~0001 posted by (C)電気がま
こちらは定番の、「まぐろ串焼き」です。
これもあっさりしていておいしいつまみです。
130904_1806~0001 posted by (C)電気がま
そして、「新ショウガのてんぷら」です。
笹がきにして掻き揚げにしたものですが、さっぱりしていておいしいです。
すっかり涼しくなってようやく秋が来ましたね。
2013.07.19 Friday
たこ八@珍しく
たこ八@珍しく
「こんばんは」
いつも通りにたこ八さんの暖簾をめくりますが、何と今日は満員です。
(あれ、困ったな)
するとちょうど目があったオカアサンが
「そこ詰めてあげて」
ちょうど常連さんの、Oちゃんにアラチャンが端席です。
そこを詰めていただき何とか座ることができました。
それにしても今日は凄い混雑です。
たこ八さんの定員はきつく詰めて12人ですが、今日はまさにそれでした。
まあ常連さんですとそこに無理をしてもう一人入れてしまいますが、これで完全満席となります。
狭い席を分け合ってグラスを傾けるというのも、赤提灯の楽しさですから良いものです。
例によってキリンで乾杯です。
今日は珍しくアラチャンがホッピーですね。
やはりこの暑さ続きでは炭酸が欲しくなるものです。
数ヶ月ぶりになる、Oちゃんともあれこれお話しをします。
130716_1842~0001 posted by (C)電気がま
「焼けたよ」
そこに出てきたのはマグロ焼きです。
ごく普通のマグロの切り身に醤油で付け焼きにしたものですが、素朴で美味しいつまみです。
私はあまりつまみをいただきませんからこれぐらいがちょうど良いかな。
最近はほとんど仕事終わりの訪問になっていますので、早い時間のたこ八さんは久しぶりです。
いつもの遅い時間は空いていますが、やはりこの時間は賑わっていますね。
久しぶりに懐かしい気分です。
Oちゃんが、例によって電話をかけ出しました。
お相手は美人人妻のRチャン。
最近はお仕事が忙しいので、たこ八さんにはあまり顔を出さないとのことです。
あいにく不在で、留守電を吹き込んでいます。
また人をサカナにしていますが、私も久しぶりですからこれは良いでしょう。
ドリンクはショーチューのウーロン割りに代えて、つまみは冷や奴です。
肝心のたこ八さんですが、お土産を注文するお客さんもいて、なかなか席は空きません。
それでも一組グループ客が帰って、ゆったりしてきました。
そこに仕事終わりのRチャンがやってきました。
何といっても紅一点ですから場がなごみますね。
今年も東京に行こうかというお話しになって、あれこれと盛り上がります。
しかし去年は暑かったですね。
今年の計画はあれこれ意見が出てなかなかまとまりません。
結局きりのいいところでまた相談することになりました。
私は時間が来てお先に失礼することになりました。
今日は久しぶりに常連さんが揃って、楽しい時間を過ごすことができました。
たまには早く来なくちゃいけませんね。
どうもご馳走さまでした。
130624_2115~0001 posted by (C)電気がま
130701_2116~0001 posted by (C)電気がま
最後におまけです。
同じく焼き魚が多いですが、日によって品物が変わります。
130624_2208~0001 posted by (C)電気がま
こちらは大根の酢の物。
お酢で健康。
今日もお酒が進みますね。
2013.06.07 Friday
たこ八@謎の鞄
たこ八@謎の鞄
「こんばんは」
先週の金曜日に続いてのたこ八さんです。
5月はどうも巡り合わせが悪く、三週連続して月曜日に来れませんでした。
というのも日曜日に飲み過ぎてしまい、月曜日が臨時の休肝日になるパターンが多かったからです。
最近はお酒を飲むのも少し控えている、小心者の私です。
そんなわけでたこ八さんにも2週間ぶりとなってしまいましたから、行ける時に行っておきましょう。
今日は常連のS先輩がいらっしゃっていて、そのお隣に腰掛けます。
まずはビールで喉を潤します。
やはり仕事終わりの一杯は美味しいですね。
130603_2122~0001 posted by (C)電気がま
「これ食べて」
オカアサンから甘夏が出てききました。
ビールのお供に甘夏というのも乙なものです。
意外に酸っぱさも控えめで美味しかったです。
S先輩と久しぶりにお話しします。
今日は宴会の帰りらしく、酔いも回っていていつもよりも滑らかな口調です。
横浜でお仕事があって、その帰りに寄る良いお店は無いかいという話になりました。
「新幹線の中では飲まないんですか?」
「缶ビールを1本飲むね」
「後はお家に直行ですか?」
「いや、ここに寄って帰るだけ」
「じゃあそれで良いんじゃないですか」
なにか、相談のされ甲斐がないお話でした。
130603_2134~0001 posted by (C)電気がま
「アジのフライが出来たよ」
久しぶりに揚げ物をいただきます。
揚げ立てのサクサクはやはり一番ですね。
飲み過ぎたせいか、S先輩はビール1本でお帰りでした。
「あれ忘れ物じゃないの?」
奥の席に鞄が置いてあることに気が付きました。
「いや、どうもそうじゃあないみたいなの」
オカアサンの口から意外な言葉が出てきました。
先週の土曜日に、初めて入ってきたという中年の男性一人客。
ビールとおでんを数本、一人黙って飲んでいたそうですが、いつの間にか断りもなくすうっとお店の外に出ていった。
「電話でもするのかと思っていたんだけど」
まあ荷物が置いてありますから、帰って来るものだと気にもとめなかったんですが、これがそのまま戻ってこない。
結局閉店までそれっきりだったそうです。
これははたして故意なのか事故なのか。
荷物の中を調べることはしないオカアサンですが、お客さんにいわれて立ち会いのもとで開けてみたそうです。
「で、中身は?」
「競輪の新聞が入ってただけ」
「そりゃあ怪しいな」
連絡があるかもしれないので、そのまま取ってあるそうです。
そんな目で見ると、やはりありきたりの安物のバッグに見えました。
「長く商売やっているけど、こういうお客さんは初めてだよ」
オカアサンもぼやいていました。
踏み倒されたお勘定は千数百円ですが、何とも後味が悪いお話でした。
帰ってくると良いんですが、困ったもんだ。
いろんな人がいるんですねえ。
結局今夜も定番で帰宅しました。
何となく月曜日の方が落ち着くのは気のせいでしょうか。
どうもごちそうさまでした。
130531_2113~0001 posted by (C)電気がま
本日のおまけは、「大根なます」です。
お袋の味で、良いですねえ。
130531_2123~0001 posted by (C)電気がま
夏場の定番は冷や奴。
最近はこれ一皿だけという場合がほとんどですから、おでんを食べる間がありません。
2013.05.17 Friday
たこ八@賑やかに
たこ八@賑やかに
今日は水曜日、早い時間のたこ八です。
じつは他に予定していたお店があったんですが、お店の前に行きますとまだ閉まったままでした。
これで二週連続で振られました。
間違いなく「日曜定休」と書いてはあるんですが、連続でお休みとはおかしいものです。
仕方がないので二軒目に予定していたたこ八さんから先に回ることに決めます。
ひょっとしたら開店が遅れているのかもしれませんから、あとでもう一度寄ることにしましょう。
まだ日も暮れていなく早い時間の繁華街は、人も少なくのんびりとしています。
「こんばんは」
たこ八さんに入りますと、半分ほどの入りでゆったりしていました。
入り口すぐには賑やかそうなおばちゃん2人組がいましたので、私は一番奥の席に座ります。
あとで考えればこれが大正解でした。
130515_1838~0001 posted by (C)電気がま
例によって瓶ビールで乾杯です。
しばらくすると、オバチャンの声がしだいに大きくなってきました。
もう一組の男性客が初心者のため、説明しながらヒートアップしていきます。
とばっちりはオカアサンにも飛んできて、苦笑いすることしきりです。
私はといえば、今日は珍しくおでんの鍋に入っていた、「油揚げ」をいただいています。
これがまた面白いネタでして、ごく普通の油揚げを折り畳んで串に刺しただけのものです。
それを自慢の出汁で煮込むだけのおでんですが、まだ早い時間なので味は薄口でした。
たまにはこういう変化球も美味しいものです。
相手に疲れて奥に戻ってきたオカアサンとしばらくお話です。
浜松は凧まつりが終わって、静かになったようですね。
すっかり力が抜けてしまった方も多いんだそうです。
私はもう30年ほどお祭を見ていませんから、様子もすっかり忘れてしまいました。
そうこうするうちにお客さんが増えてきました。
やはり早い時間は混み合いますね。
私が来てから30分ほどでほぼ満席になってきました。
空いているのは一番奥の椅子席だけという、見事なアベノミクス効果です。
いよいよ景気回復か!
「悪いけど、ホッピー出して」
オカアサンからお願いです。
私の座っている席は、ちょうど冷蔵ケースの前で、後ろを向くとドアが開けられます。
普段はオカアサンが奥から出てきて、自分で瓶を出すんですが、忙しい時は常連さんがお手伝いします。
今日はちょうど私が座っていましたから好都合でした。
「一本で良い?」
「二本出しておこうか」
ついでですから二本まとめて渡します。
今日は暑かったせいかホッピーの売れ行きが良いようです。
しかしたこ八さんのホッピーは濃いですから、注意が必要ですよ。
そういえば私は最近ほとんどホッピーをいただいていませんね。
たまには飲んでみようかな。
後で来たお客さんもこれまたホッピーで、私はまたまた出番でした。
回りで飲んでいるとつられちゃうんでしょうね。
ホッピーは冷えていて美味しそうでした。
130506_1751~0001 posted by (C)電気がま
今日の一品は、「ネギマ」です。
こちらは豚肉をネギと串に刺したもので、味付けは塩胡椒です。
脂が出るんで、焼き台から炎が上がります。
たまには真っ黒けになるのもご愛敬です。
私は豚肉よりもネギが好きです。
さて、混み合ってきた時には席を譲るのが居酒屋さんの定法です。
私もそろそろ小一時間ですからお暇しましょうか。
お会計をして、もう1軒のお店を目指します。
空いていると良いんだがなァ。
2013.05.03 Friday
たこ八@臨時休業
たこ八@臨時休業
「こんばんは」
今夜はほどよく混んでいるたこ八さんです。
奥の席でMちゃんを発見、さっそく隣に座ります。
今日はホッピーの空き瓶が三本で、いつもよりも飲んでいますね。
私は例によって瓶ビールでスタートです。
怪我をしていて、しばらくお休みしていたMちゃんですが、かげんはだいぶ良くなったようです。
本当はお酒を控えた方が良いんですが、まあ仕方ないか。
130501_2119~0001 posted by (C)電気がま
今日のおつまみは冷や奴です。
これから暖かくなると、私はもっぱらこれですね。
とはいえこの一皿でほぼおつまみは終了してしまうんで、お店にとっては困った客です。
せっかく「静岡おでん」の老舗にいるのに、おでんをいただかない野暮なお客です。
そこへ入ってきた若い一人客の男性、どうやら静岡おでんは初めてのようで、あれこれと聞いています。
お隣の方が親切に教えていますが、どうも落ち着かない様子でした。
棚にある、「酒場放浪記」を取り出してせっかちにめくっています。
結局20分ほどでお会計をしていましたが、急いでいたんでしょうか。
慌ただしさが消えて、お店は和やかな雰囲気になりました。
オカアサンと、「浜松まつり」のお話をします。
今年は、ミッキーマウスが来ることもあって、例年以上に賑やかになりそうです。
さて、その浜松まつりの関係で、今年もたこ八さんは臨時休業です。
本日、5月3日から、5月5日までお休みで、来週の5月6日月曜日からの営業になるそうです。
週末にご予定の方はお気を付け下さい。
お客さんがそろそろ少なくなっていき、Mちゃんもお帰りです。
結局最後は私一人になってしまいました。
これも最近多いパターンですね。
オカアサンのお話では、ゴールデンウィークの間はお客さんは少な目だそうです。
そういえば今日も町中は人通りが少なかったですね。
結局そのまま、時間が来てお会計です。
まあ、お店が早く終わるのは、オカアサンの健康にはいいですから良しとしましょう。
今日もごちそうさまでした。
130410_1853~0001 posted by (C)電気がま
本日のおまけは、「焼きレンコン」にポテトの素揚げです。
年々あっさりしたものが好みになっていますね。
2013.04.06 Saturday
たこ八@静岡おでん?
たこ八@静岡おでん?
「こんばんは」
毎度お馴染み仕事帰りのたこ八訪問です。
4月に入って静岡まつりも間近で、今日は賑わっているたこ八さんです。
今夜はちょうど空いていた一番右端の席に座ります。
いつものようにキリンのラガーでスタートです。
実は、3月の後半あたりはたこ八さんも客足が鈍くてのんびりしていました。
だいたい私がお店に来るのは午後9時10分ほどなんですが、その後急にお客さんが少なくなることが続いていました。
(何だか貧乏神みたいだなあ)
気にはしていたわけなんですね。
そんな具合でお客さんが私一人になることが何回かありました。
まあその分のんびりとオカアサンとお話が出来ましたんですが。
こういう静かな酒もまた良いものです。
さて、毎年この静岡まつりの時期は賑わうんですが、一見のお客さんが多いのも特徴です。
今ではすっかり定番になった、「静岡おでん」ですが、まだまだ知らないお客さんが多いのも事実です。
そんな初心者のお客さんにあれこれ教えてあげるのもまた楽しい時間です。
130403_2122~0002 posted by (C)電気がま
本日最初のつまみは、「焼き魚」です。
最近はおでんよりもこちらの方が定番になっています。
こういうあっさりしたものが好みになってきました。
この串1本で、ビールひと瓶持ちますから、経済的です。
130403_2144~0001 posted by (C)電気がま
ショーチューに代えて、先ほどから気になっていた葉ショウガをいただきました。
もうこんな時期ですね。
この葉ショウガは、切り揃えたものがカップに刺した状態で置いてあります。
お客さんはこれを勝手に取って食べるシステムです。
傍らに味噌が添えてありますが、おでんの鍋にある、「味噌だれ」を付けて食べても美味しいです。
お会計はどうするのかといいますと、おでんと同じシステムです。
食べ終わって残った、「ショウガの茎」を数えて計算します。
ですから茎まで全部食べてはいけません。
まあ食べる人はいないでしょうが。
葉ショウガは、春爛漫を感じさせる味でした。
お隣に腰を下ろしたのは、お久しぶりにご対面した阪神ファンの友人です。
我がチームの今シーズンについて、熱く語り合いますが、はたしてどうなる事やら。
ともかく5月ぐらいまでは5割を確保してもらいたいものです。
今シーズンはもう少し長く楽しみたいと、お互いの意見が一致しました。
オカアサンから珍しく愚痴が聞かれました。
あるお客さんに、「フワは無いのか」と聞かれたそうです。
どこでどう聞いたのか、静岡おでんの名物はフワだと思いこんでいたそうです。
もちろんたこ八さんのおでんにはフワは入っていませんし、もともと静岡おでんの具には無いものです。
豚の肺臓であるフワは「静岡競輪場」など、ほんの一部のおでん屋さんだけに入っている具でして、静岡ではかなりマイナーですね。
私自身も、おでんにフワが入っているお店は、普通の居酒屋さんではあまり知りません。
それなのに、入っていないからもぐりだ、とでもいうような感じで言われては、オカアサンでなくても気分を害します。
さて、今お隣に座ったお客さんも初心者のようですが、こちらは腰が低い方で安心しました。
色々と教わっていて、のんびりと静岡おでんを楽しんでいらっしゃいました。
ひょうんなところから会話が弾むというのも、一期一会の出会いです。
おでん談義に花が咲き、たこ八さんも賑やかになってきました。
130225_2119~0001 posted by (C)電気がま
最後はおまけです。
何とまあ見事なシイタケでしょうか。
まるで亀の甲羅のようです。
これは肉厚で美味しかったですね。
お話が弾んでいつもよりも少し長居になりましたが、ほろ酔い気分でたこ八さんをあとにします。
ごちそうさまでした。
2013.02.22 Friday
たこ八@お大尽
たこ八@お大尽
「こんばんは」
雨降りや祝日などがあって先週行けなかったため、2週間ぶりのたこ八さんです。
すると今日は珍しい方がお一人。
何と今年二回目だという、かつての常連さん「町屋庵」さんでした。
袖擂り合うも他生の縁、まずはお隣に席を取ります。
嬉しいことにビールを注いで下さいました。
あれこれと四方山話に花が咲きます。
最近では蕎麦打ちも飽きたようで、大人しくしている町屋庵さんです。
130220_1823~0001 posted by (C)電気がま
「これどうかな?」
お母さんが出してくれたのは、「たらの芽」でした。
まだまだ寒いですが、確実に春が近づいてきています。
ほろ苦いたらの芽は、良いおつまみになりますね。
さて、町屋庵さんのお話では、今日は開店前から飲んでいるということです。
私が来る少し前にお帰りになったお客さんの話題になりました。
何でも凄いお大尽だったそうです。
というのは、お勘定の時です。
「一万円札で、お釣りはいらないって」
残念ながら何人分かは聞き漏らしましたが、せいぜい二三人でしょう。
たこ八さんでいくら飲んでも小一時間でしたら一人2千円はいきませんから、かなりのチップです。
開店早々のお客さんとしては、景気も付くし嬉しいものです。
まあ、私はといいますと、金額よりも回数で勝負しましょう。
そうこうするうちに、お客さんが入ってきて満席になります。
急にお店が狭くなってきましたが、今日のお客さんはみなさんマナーがよくて気持ちが良いです。
大声は出さないし、長居もしない。
適度にお客さんが入れ替わっていくのは面白いものです。
そういいながら今日は少し長居をしている私です。
すると珍しいことに、美人人妻のRちゃんもご出勤です。
こちらもお久しぶりなのでご挨拶を交わします。
相変わらず良い食べっぷりで、巨大な「レンコンフライ」にかぶりついていました。
それにしても今日のレンコンは大きいです。
なお、たこ八さんでは、気取って「ハス」というと怒られます。
「ハスは花、これは根っ子だから蓮根だよ」
こう見えてオカアサンはきっちりしているんですね。
みなさんお気を付け下さい。
もうすぐ4月、転勤の季節です。
たこ八の常連さんでも、静岡から他県に転勤になって帰って行く方がいらっしゃいます。
出会いあり、別れありで、また一年が繰り返されていくんでしょうか。
そういえばかつての大常連、「麻ちゃん」も今年は定年だそうです。
思い出をお酒に流してみな成長していくんだなあと、いささか感傷にふけっていますが、「町屋庵」さんだけは場違いに明るいですね。
ともかく今日は懐かしいお話が出来て楽しかったです。
130204_2152~0001 posted by (C)電気がま
おまけの一皿は、「ちくわぶ」です。
もともと静岡おでんには無いものですが、たまたま入れてみたら美味しかったとのことで、例外的に入っているjことがあります。
めったに見かけませんが、あったら大当たり。
130128_2120~0001 posted by (C)電気がま
もう一串は、「太刀魚のフライ」です。
魚介類は生では出せませんから、焼き物かフライになります。
淡泊な太刀魚は、サクサクしていて美味しいものです。
花粉症も何とか一段落。
仕事も一息つきました。
いよいよ来週からは旅行の準備です。
あ、その前に確定申告か。
2013.01.25 Friday
たこ八@大酒豪
たこ八@大酒豪
「こんばんは」
今年4回目のたこ八さんです。
まあ毎週足を運んでいるんですが、記事にするのは今年初めてになります。
お店に入ってびっくり、今日は何と満席です。
入り口すぐのところが空いていましたが、お皿があって後で連れが来るんだそうです。
困っているとオカアサンが声を掛けてくれ、何とか詰めていただき座ることができました。
一番奥のコーナーにはにこやかなお顔のコロちゃんに、来たばかりのMさんです。
ともに巨漢ですから私は肩身が狭いですね。
「ラガーが切れたんで、一番で良いかい?」
「いいです」
私の定番はキリンラガーですが、一番搾りも大好きです。
出てきたビール瓶のボトルが良い感じだったので記念に撮しておきました。
130121_2112~0001 posted by (C)電気がま
入り口付近のお客さんはサラリーマンのグループで、何軒か回った後の流れのようです。
行き別れとなった仲間と連絡を取っているらしく、しきりに出たり入ったりして賑やかでした。
でも寒いんで、扉は早く閉めて欲しいですね。
130121_2122~0001 posted by (C)電気がま
本日のおつまみは、便乗して注文した「シロ」です。
今日のシロは脂が乗っていて良い感じでした。
珍しいメンバーで会話が進みます。
そこで驚いたのは、コロちゃんの酒豪ぶりです。
先週は飲みまくって、1週間で何と30軒の居酒屋さんを回ったそうです。
たこ八さんでの飲みっぷりも良いですが、これには驚きました。
私は頑張ってもせいぜい1週間では10軒でしょう。
コロちゃん、最近は健康のために糖分を控えているそうですが、それでも凄いものです。
話は変わって、「清見そば」さんの話になりました。
「あそこのカレーは美味しいんだ」
「そういえば、カレーライスと、カレー丼があるのを知ってる?」
「丼が違うだけでしょ」
「いや、カレー丼は出汁が入っているんで甘口になるんだ」
それは知らなかったです。
そば屋のカレーが美味しいのは常識ですが、二種類のカレーを使い分けているとは知りませんでした。
最近ではほとんどラーメン小ご飯ですから、カレー物は食べていませんでした。
今度はぜひ挑戦してみたいと思います。
私はもちろんカレー丼ですね。
「オカアサン、大根煮えてる?」
「最高の出来だよ」
出してくれたのがこれです。
たこ八特製の味噌だれを掛けていただきます。
130121_2138~0001 posted by (C)電気がま
そういえばどこかのテレビ番組でおでんの人気アンケートをしたら、ダントツの一番がこの大根でした。
静岡おでんには大根はあまり入らないんですが、冬場は美味しいですね。
ついでに削り節も掛けていただきます。
130121_2142~0001 posted by (C)電気がま
ほんわかと湯気が立ち上る大根のおでんは最高の味でした。
団体が帰って、お店も静かになりました。
ところがあいにく雨が降り出しました。
傘を用意しておいて正解でしたが、帰り道が遠くなりそうです。
少し早めですが今日はこれでお暇しましょうか。
121219_1920~0001 posted by (C)電気がま
つまみシリーズです。
まずはお魚の焼き物。
醤油で付け焼きしてあります。
シンプルで美味しいですね。
130109_2006~0001 posted by (C)電気がま
こちらはたまに出物があるとすぐに注文してしまう、「ナンコツ」です。
ガリガリと噛み砕く豪快さはクセになりますね。
130114_1835~0001 posted by (C)電気がま
そして私には珍しい焼き物です。
「アジの干物」
たまにはこんなつまみも楽しいですね。
たぶん何年かぶりでいただいたと思います。
どうもごちそうさまでした。
2012.12.13 Thursday
たこ八@しんみりと
たこ八@しんみりと
「こんばんは」
たこ八さんの暖簾をくぐります。
今日はお店に入っていきなりびっくりしました。
いつもは奥に陣取っているオカアサンが、客席にいるじゃないですか。
「ちょうどお客さんが帰ったんで片づけしていたの」
他にお客さんは居ず、お店にはラジオの音だけが大きく聞こえています。
とりあえずコートを脱いで椅子に腰掛けます。
開口一番
「今日は寒いねえ」
最近では珍しく、お客さんの通りが鈍いですね。
「今日は寒いんで、お湯割りばっかり出てね」
それでも私は瓶ビールです。
オカアサンが焼いてくれたのは、「ネギ」でした。
浜松の東側では、砂地のためネギがよく採れるんだとか。
そういえば昔そんな話を聞いたことがありました。
あ、しまった、写真を取り忘れました。
せっかく出てきたネギなのに、これは残念。
今日は寒いので換気扇を切ってありますから、お店はポカポカです。
それでやけにラジオの音が大きく聞こえるんですね。
気になるのかオカアサンはボリュームを調整してくれました。
もう一品サービスで、「干し芋」が出てきました。
これは丸い干し芋で、ねっとりした歯応えは珍しいものでした。
干し芋でビールというのも、面白いですなあ。
ビールを飲み干していつものウーロン割りです。
何もいただかないというのも申し訳ないので、シイタケを焼いてもらいました。
ちゃんとお酒にお醤油で焼いてくれたものです。
こういう素朴なつまみが一番ですね。
それにしても今日は静かです。
121210_2146~0001 posted by (C)電気がま
オカアサンに年末年始の予定をお聞きします。
12月は29日土曜日までの営業、来年1月は4日金曜日から始めるとのことでした。
今年も例年と同じですね。
今日は最後まで他にお客さんが来ず、1時間も独占してしまいました。
最近はお店の閉店が早くなったようで、営業面では心配ですが、オカアサンの健康面を考えればこちらのほうが良いですね。
121126_2118~0001 posted by (C)電気がま
おまけは、先月いただいた、「生しらすのかき揚げ」です。
ネギとシラスのバランスが絶妙ですね。
それにしても、客足が鈍いのはボーナスが出て懐が暖かくなったからでしょうか。
横丁の他のお店もさっぱりでしたから、寂しいものです。
例によって、ショーチュー二杯で今夜も無事終了です。
今日はこれで閉店でしょうね。
どうもごちそうさまでした。
2012.11.15 Thursday
たこ八@常連集合で
たこ八@常連集合で
「こんばんは」
季節外れのポカポカ陽気に浮かれ気分で、お馴染みたこ八さんの暖簾をくぐります。
「お久しぶり」
あれ、今日は珍しいメンバーですね。
最近はなかなか常連さんと出会うことがありませんが、今日は勢揃いしています。
まずは手前の席にシンチャン。
これがさらに珍しいことには芋焼酎をお湯割りで飲んでいます。
シンチャンといえばドリンクの定番は、「青リンゴ」でして、いつもはノンアルコールでおでんや焼き物をパクパク食べています。
ところが今日はどうしたことか、最初からアルコールですね。
もうお一方は、「美人人妻」のRチャンですが、最近慶事がありまして、通称が変わるもようです。
まあおめでたいことではありますが、怒られそうなのでしばらくは大人しくいつも通りにしておきます。
そして最後に、S先輩でした。
これだけ顔なじみがそろうと、場も和やかになってきます。
Rチャンは今日もまた睡眠不足な様子で、お酒が進みません。
ほとんど寝ていないという状態でも、お酒だけは欠かさないそうです。
今日もまだまだ宵の口で、このあともはしご酒の予定とは恐れ入りました。
121112_2123~0001 posted by (C)電気がま
オカアサンが変わったものを出してくれました。
これは、油揚げを刻んで、再び揚げたものです。
焼いた油揚げは良くありますが、揚げてしまったものは初めてです。
これに刻み生姜と青ネギを散らしてあります。
さっそく冷や奴のタレを掛けていただきます。
これは何だか複雑な味でした。
私がつまみを食べないものですから、なんとかしてお腹に入れてしまおうと虎視眈々と狙ってきました。
毎度毎度申し訳ないですね。
もちろんこれはサービスです。
回りの常連さんにも一通り行き渡りました。
こういう時に顔なじみだけですと奪い合いになりませんから、ゆっくりいただけますね。
すぐにビールが空き、いつもどうりにショーチューウーロン茶割りにシフトです。
そこでシンチャンが注文した、「冷やしトマト」が美味しそうで、私もいただくことにしました。
これはRチャンもお召し上がりで、先ほどから気になっていたものです。
121112_2159~0001 posted by (C)電気がま
冷蔵庫から取り出したトマトを切っただけのものですが、ここにオリーブオイルをかけて、さらに味塩をぱらり。
いや、このトマトめっぽう甘いです。
最近のトマトは甘くなってますねえ。
年を取るとこういう体に良さそうなつまみが嬉しくなります。
まあ酒飲みの自己弁護ですね。
そこへ入ってきたのは若いカップルでした。
どうも初めてのようで緊張していましたが、すぐにとけこんで会話が弾みます。
どうやら「静岡選抜」のメンバーらしいですが、詳細は不明でした。
2人で一通り食べてすうっとお会計するところは、なかなか良い飲みっぷりでした。
お勘定はお二人で30分1200円なり。
ショーチューを1箱飲み終えたシンチャンは、何とそこから青リンゴにチェンジです。
ノンアルコールからお酒へということは良くありますが、この逆はまた珍しいですね。
セルフサービスで冷えた青リンゴを出してきて、氷を入れたグラスに注いでぐぐっと飲み干しています。
こういう飲み方をするのはたこ八広しといえどもシンチャンだけです。
午後10時をすぎると、通りも静かになってきて、お店の中ものんびりムードです。
今日は会話が弾んでいつもよりも少しばかり長居をしてしまいました。
お会計をして満腹状態のシンチャンと一緒にお店を後にします。
どうもごちそうさまでした。
2012.11.08 Thursday
たこ八@桜えび
たこ八@桜えび
「こんばんは」
今日も毎度お馴染みの「たこ八」通いです。
先客は2人連れが二組でちょうどまん中あたりが空いていました。
そこに腰を下ろすと、すかさずオカアサンがビールを出してくれます。
まずは仕事終わりの1杯。
いつもながらキリンの苦みが心地よいです。
「大道芸も終わって、静かになりましたね」
「今年はそれほど賑やかじゃなかったよ」
以前は金曜日によくきていたので、かなり混雑したことを思い出しました。
最近は酒飲みも減ったんでしょうか。
さてどうもオカアサンの機嫌が悪そうだと思っていたら、その原因が分かりました。
入り口近くのお二人ですね。
他のお店でしこたま飲んだ後のご来店のようですが、瓶ビールが1本だけでほとんどお酒が進みません。
つまみも全く無しで、おしゃべりに夢中です。
私もおつまみはほとんどいただきませんから、似たようなもんですがお酒だけは飲みますよ。
ここは明朗会計ですから、お酒1杯だけの注文でしたら何時間いてもそのお値段で済みますが、やはりまずいでしょう。
そんな対策のためにいわゆる、「お通し」が出てきたのかもしれません。
いやこれはいいかげんな推測でした。
まあこの時間はお客さんも少ないですからいいでしょう。
そこでオカアサンが見せてくれたのは、「手配書」ではなく、「表彰」のお知らせでした。
いや、オカアサンではなく、Oちゃんのもので、どうも市から表彰されたそうです。
いやはや酒飲むだけではなく、ちゃんと仕事もされているんだ。
Oちゃんおめでとうございます。
そこへ現れたのはマサちゃんで、今日はずいぶん遅いですね。
席に着くやいなや、いつも通りの大盛りホッピーです。
冷蔵ケースから自分で飲む分のホッピーを出してくるのが、さすがの常連です。
今日はことさらショーチューの盛りが多そうですね。
121105_2120~0001 posted by (C)電気がま
オカアサンが作ってくれたのはこれです。
取れたて新桜えびのかき揚げ。
味塩でいただきますが、やはり初物は美味しいですね。
そういえば今シーズンは初めてでした。
こちらも定番のショーチューに切り替えて、のんびりと過ごします。
体内時計が同調しているようで、毎回ほとんど変わらないペースで飲み進みます。
習慣というものも恐ろしいものですね。
瓶ビール1本にショーチュー二杯で1時間10分ほど。
別段考えているわけではないんですが、ほぼ同じ時間に飲み終わります。
最近はたこ八さん通いも月曜日だけのことが多くなってきました。
このたこ八シリーズもお久しぶりですね。
この機会に古くなった写真をアップしておきます。
121024_1912~0001 posted by (C)電気がま
こちらはぼけていますが、油揚げです。
たまにこんなものが出てくると驚きますね。
冷や奴のタレでいただきました。
さっぱりしていて良かったですね。
120827_2117~0001 posted by (C)電気がま
焼き物で、グリーンアスパラです。
8月の写真ですから、ずいぶんご無沙汰しています。
野菜ものは大歓迎ですが、あまり出会わないのが難点です。
120716_1758~0001 posted by (C)電気がま
さらに遡って、何と7月のものでした。
シイタケとピーマンの焼き物です。
ずいぶん長い間取っておきました。
逆に考えるとたこ八編もそれだけ書かなかったということですが、平凡が一番です。
飲み終わってお会計ですが、先刻のお二人はまだまだお話の真っ最中でした。
お冠のオカアサンを残してお店を後にします。
今日もごちそうさまでした。
2012.07.12 Thursday
たこ八@のれんの秘密
たこ八@のれんの秘密
takohatinoren posted by (C)電気がま
「こんばんは」
例によって仕事終わりのたこ八巡りです。
今日は中央に賑やかな団体さん、右端にひとりぽつんとS先輩です。
左側に目を移すと、珍しく美人人妻のRチャンが寂しそうな顔で飲んでいました。
もちろん私は間違いなく左側へと向かいます。
(先輩、ごめんなさい)
120704_1835~0001 posted by (C)電気がま
定番の瓶ビールで、お久しぶりのご挨拶です。
どうも最近のRチャンはお仕事が忙しいようで、たこ八さんは久しぶりだそうです。
先月の台風で被害が多く、逆にお仕事が多くなったと嘆いていました。
だったらお酒を控えれば良いんですが、そうもいかないのが辛いところだとか。
まあ私にはよく分からない理由です。
120709_2113~0001 posted by (C)電気がま
「これどうぞ」
お母さんが出してくれたのは、「アジフライ」でした。
これは珍しい。
揚げ立て熱々にソースを掛けてかぶりつきます。
私はあまり揚げ物はいただきませんが、こういうケースであれば別です。
うん、これはうまい。
Rチャンやはり体調がよくないようで、7時から来ているわりにはお酒が少ないですね。
「最近眠れなくてお薬に頼っているの」
「え、アルコールと一緒はダメですよ」
キツく注意しておきましたが、大丈夫かなあ。
団体さんが帰るとお皿を片づけている、まめな後ろ姿でした。
たこ八さんでは常連さんはオカアサンの手が届かない場所の片づけを手伝うことが暗黙の了解になっています。
狭いお店ですし、わざわざカウンターの中から出てくるのは大変ですから自発的に行われているマナーみたいなものです。
そのあたりはあうんの呼吸でして、気心が知れた間柄ですから遠慮もいりません。
Rチャンはいつものようにお会計で、お釣りは受け取らずにお店を出ます。
いつもながらスタイルがなかなかカッコいいです。
そのままお帰りになれば健康的ですが、じつはもう一軒行く予定があるそうです。
お店は私とオカアサンの2人だけになりました。
今日は気になっていたのれんについて、聞いてみました。
こののれんって、何年ぐらいもつと思いますか?
今たこ八さんに掛かっているのれんは、すでに10年以上は経っているそうです。
よく見ると小さな穴がいくつか空いています。
これはもちろんタバコの火が着いたあとです。
くわえタバコで出ていこうとする、アホなお客さんがいたんですね。
江戸時代の居酒屋さんではのれんはハエ避けに使われたとか、汚れた手を拭くのに使われたとか、色々な説がありますね。
毎回くぐるのれんですが、さまざまな人生が染み込んでいるのかもしれません。
なるほど色々と知らなかったことがありました。
120702_2120~0001 posted by (C)電気がま
さて、今回もおまけです。
まずはお魚。
炭火の直焼きですから、間違いない味です。
おでんも食べなきゃいけないですが、つい後回しになってしまいます。
120702_2203~0001 posted by (C)電気がま
こちらはもちろん大好物の、「ナンコツ」です。
まだまだ私の歯は大丈夫ですが、これがキツくなったら長いことはないでしょうね。
いやいや、縁起でもない。
今日も定量でお会計です。
来週は浜松通いで出席回数が減りますが、皆さんお元気で。
2012.06.30 Saturday
たこ八@ポスターに
たこ八@ポスターに
「こんばんは」
今日は仕事も早く終わって、午後7時のたこ八さんです。
珍しく空いていて、ちょうどアラチャンが帰る時でした。
あとに残るのはお二人だけで、私は右手の指定席に座ります。
いつもの通りに瓶ビールでスタートです。
オカアサンが暇そうにしているので、話しかけたいのは山々ですが、今日はメンバーが悪い。
先客のお一人が、I先輩なので、火を付けないようにしなくてはいけません。
話が始まると止まらない方ですから、一人静かに文庫本でも読みましょう。
居酒屋での過ごし方にも色々ありますが、私はよく本を読んで過ごします。
一人静かに読書しながらグラスを傾けるのもまた良いものです。
いや、もちろんさしあたりの無い会話は交わしますが。
120627_1905~0001 posted by (C)電気がま
「これ食べて」
オカアサンから、生シラスの差し入れです。
お客さんが少ないとこういう特典も出てきます。
薬味無しでも新鮮なしらすは美味しいですね。
6月もあとわずかなので、今日は「レバ刺し」の食べ納めにと、ナカミヤさんに行く予定だったんですが、もう予約していないお客さんは食べられないそうです。
残念ながらレバ刺しはこれで終了になりました。
あとは東京で、闇に紛れてひっそりといただくだけです。
120627_1914~0001 posted by (C)電気がま
そこで、その代わりとはいいませんが、「レバー塩焼き」をお願いしました。
「塩でいいね」
もちろんそうしてもらいました。
焼くぶんには全く問題ないですからこれからもいただけます。
うーん、レバーは焼いても美味しいなあ。
120627_1925~0001 posted by (C)電気がま
続いて出していただいたものはなんと、「塩じゃけ」でした。
たこ八さんでお魚がいただけるのは珍しいことですが、今日は運が良かったわけです。
ミニ香取くんがそばにやってきたのかもしれません。
今日はこれでもう他には何もいりません。
この塩気をつまみにチビチビやりながら、お酒が進みます。
120627_1952~0001 posted by (C)電気がま
さて、今日はポスターをご紹介します。
これはしばらく前からたこ八さんに貼ってあるもので、もちろんここだけにしかありません。
お店に来たらぜひご覧下さい。
ポスターは最高ですが、たこ八さんではハイボールを注文する方はほとんどいらっしゃらないのが残念なところですね。
かくいう私もまだ未体験です。
120620_1812~0001 posted by (C)電気がま
今日のおまけは、「ナンコツ」です。
まだまだ歯は丈夫ですからガリガリいけます。
これってワイルドだろう。
120618_2113~0001 posted by (C)電気がま
もう一皿は、「イワシ」です。
良いものが入るとオカアサンが仕込みをして、これが並びます。
売れ行きも良いのであっという間に売り切れてしまいますが、この日は間に合いました。
炭火で焼いたお魚は美味しいですねえ。
120627_2029~0001 posted by (C)電気がま
さて、帰り道で「ラーメン新店」を探ってみました。
どうやら「すぎ多」さんという名前のようです。
今日は関係者限定のレセプションだそうです。
場所は、「イタ麺」のあったところです。
120627_2029~0002 posted by (C)電気がま
開店にはもう少し時間がありますが、どんなお店か期待したいと思います。
でも、最近出てくるお店はみんな豚骨ラーメンばかりですから、私にはいまいちです。
それほど流行っているんでしょうか。
2012.06.15 Friday
たこ八@たまにはしんみりと
たこ八@たまにはしんみりと
「こんばんは」
いつも通りの定刻、9時9分のたこ八到着です。
今日は珍しいことに先客はお一人だけで、しかもそれが常連の、Oちゃんでした。
なぜか静かな彼の、角を挟んでお隣に席を取ります。
月曜日はほぼ満席でしたが、今日はスッキリしていますね。
お久しぶりのOちゃんは他で飲んできたようで、一杯目のホッピーをのんびりといただいています。
顔も真っ赤で、これはかなり回っています。
しかし珍しいことにお客さんのいないせいか今日はわりに静かで、口数も少ないです。
120613_2114~0001 posted by (C)電気がま
「これどうぞ」
オカアサンが出してくれたのは蕗の煮物です。
ほろ苦い蕗は良いアテになりますね。
オカアサンを含めてお店は三人だけなので、お店は静かな雰囲気です。
Oちゃんの話では先日、「東京スカイツリー」を見物に行ってきたそうです。
それが往復の新幹線指定席代と入場券がセットになっているツアーで、一万うん千円という交通費とそれほど変わらない値段だったとか。
今は大混雑のスカイツリーですから、当日券を求めてもなかなか入れないところが、前売り券の効果で行列もせずすんなりとと入場できたと言います。
すぐにエレベーターで展望台へ行きましたが、さらに上に昇るにはもう千円かかる。
しかも大混雑で3時間待ちだと聞かされたそうです。
ところが暇つぶしにあたりをぶらぶらしていたら1時間ほどで空いてきて、なんとか最上階まで上れたんだそうです。
たまたま運が良かったのか分かりませんが、目的を達成して大満足でした。
ただ、エレベーターのスピードが速すぎて体が追いつかず、多少めまいがしたらしいですが。
そうかスカイツリーに上るだけだったら、そういうツアーも良さそうですね。
ただしスカイツリーの中にある食堂関係のお店は、すべて予約しないと入れないということで大混雑していました。
そこでしかたなく食事はツリーを出てすぐ近くの食堂でいただいたんだそうです。
食堂の御主人のお話によりますと、スカイツリーが出来てもそれほどお客さんが増えたわけでもないということです。
どうも繁盛しているのは一部の業種だけという気もします。
Oちゃん、その後の東京では例によってお酒を飲み過ぎてしまい、帰りの新幹線に乗り遅れてしまったといいます。
こんな場合は指定券が使えないものですが、不思議なことに後続の電車に無事乗せてもらえたそうです。
いわゆる弾力的運用というものでしょうが、JRも気を利かせてくれます。
話を聞いて私も行きたくなりました。
お客さんがもう一人来て、都合3人になりました。
その方も静かな方なので、今日のたこ八さんはしんみりとしています。
こういう雰囲気もまた良いものです。
120613_2136~0001 posted by (C)電気がま
つまみには、シロをタレで焼いてもらいました。
たまにはこんなものも良いです。
困った客で最近はおでんをめったに食べてませんが、まあいいか。
酔翁の意は酒に在らず、山水の間に在るなり。
酔うた翁の考えは、なにも酒にのみ求めているのではない。
ほかに山水の景色に意をひかれているのである。
酔翁亭記より
今回はちょっと洒落てみました。
2012.06.04 Monday
たこ八@最近は
たこ八@最近は
「こんばんは」
いつもながらの「たこ八」詣でです。
今日はお仕事が早く終わったので、7時過ぎという早い時間に訪れることができました。
しかしお店に入った瞬間にいやな予感が。
じつは最近「たこ八」さんではどうも運が悪いんです
どちらかというと私は一人静かに飲む方が好きなタイプですが、他のお客さんはひとさまざまです。
ある日は、大声で有名な「I さん」の独演会に出くわしてしまい、帰り際には耳が痛くなっていました。
一番離れたところに席を取ったのですが、それでもダメなぐらいですから凄まじかったです。
まあこれは騒がしいところに入ってきた私が悪いですから、諦めます。
そして前回は珍しく静かでして、ほっとして、オカアサンと話も弾みました。
ところがすぐあとからやって来たお客さんが、私の隣に座るやもの凄い勢いで自慢話の連発でした。
運の悪いことに、先客のお一人と息があってしまって、話が盛り上がったようです。
これも諦めるしかないですが、問題は声だけではなかったわけです。
このお方のクセでしょうか、会話を交わすたびに体を大きく揺するんですね。
するとそのたびに座っている椅子がぐらぐら揺れます。
たこ八さんは長椅子なので、すぐ横に座っている私もぐらぐら揺れるというわけです。
不幸中の幸いは、30分ほどで相方の先客さんが席を立ったことです。
これで揺れは収まりましたが、危うく船酔いするところでした。
居酒屋でアルコールよりも強い酔っぱらい現象は初めてです。
さて今日はといいますと先客は男性の2人組が、それそれ二組です。
その中のお二人が議論の真っ最中でした。
私は当然それを避けて一番端に座ります。
するとすぐに常連の、Mちゃんが入ってきました。
「こっちこっち」
これ幸いと間に入れてブロックです。
ようやく私の運も上向いてきました。
するとお母さんが出してくれたのはこれ。
120528_2113~0001 posted by (C)電気がま
なんと生シラスでした。
もちろんサービスですが、これは嬉しいです。
さらには今日のお客さんはそれほど大声でもなく、これなら大丈夫です。
すると幸運は続くもので、美人人妻のRチャンまでやって来ました。
いよいよこれは本物です。
あとでドリームジャンボでも買ってこようかと思いました。
常連さんが4人そろって乾杯です。
最近のRチャンのお気に入りは、「ノンアルコールビール」です。
冷蔵庫に専用の小瓶がキープしてあって、1杯目はそれを氷で割っていただく。
のどが潤ってきたあたりで、そこにショーチューを入れて飲むそうです。
私にはよく分からない飲み方ですが、理由は瓶ビールだと量が多いからでしょうかね。
120530_2000~0001 posted by (C)電気がま
Rチャンが冷蔵ケースのナンコツを見つけて、オカアサンに一人1本ずつ焼いてもらいます。
ナンコツは骨だけではなく回りに付いた身がまた美味しいんですね。
歯も丈夫になるし、ナンコツはいいところだらけです。
今日は他にも珍しいことがありました。
先客のお一人が、「ホッピー」のお代わりをオカアサンに差し出したところ、「もう売り切れです」と断られていました。
たこ八さんでは酔っぱらいすぎているお客さんは、お酒の追加を断られる時があります。
もちろん客商売ですからそんなことはめったにありませんが、今日はそのめったにないものを見ることができました。
実はオカアサンが大嫌いな類のお話があります。
それは、「体験していない戦争関連のお話」です。
いうまでもなくたこ八のオカアサンは戦争体験者です。
満州で血の滲むような凄まじい体験をして帰国した苦労人ですが、普段そんなことはおくびにも出しません。
さまざまな苦労や、悲惨な光景を目にして生きてきた方です。
それなのにお客さんの中には、明らかに戦中世代ではないのに、自分が経験してきたように話をされる方がいます
オカアサンはそんな話が大嫌いで、明らかに機嫌が悪くなります。
その変わり様は見ているこちらがハラハラするぐらいですが、酔っぱらいはなかなか気が付かないんですね。
今日もその手のお客さんだったようですが、もちろん穏やかにお帰りになりました。
お酒を飲んでの憂さ晴らしもいいですが、やはりほどほどが一番ですね。
120530_1921~0001 posted by (C)電気がま
「はいどうぞ」
オカアサンが常連メンバーに焼いてくれたのは、魚の糀漬けでした。
腹が立った時には何か焼くというのは、人類共通の習慣でもありますから、思わずかぶりつきました。
今日はなかなかにラッキーだったと言えます。
賑やかなお客さんはまだ飲んでいますが、私はいつも通りに定量でお店を後にしました。
120516_1850~0001 posted by (C)電気がま
今回もおまけです。
まずは、「こしあぶら」です。
しばらく前でしたが、これが最後になりました。
120514_2148~0001 posted by (C)電気がま
そして、「桜えび」のかき揚げです。
この時は私一人だったので暇つぶしに作ってくれました。
一口サイズのかき揚げが、また美味しいんですね。
120528_2131~0001 posted by (C)電気がま
最後は大好物のレバーです。
生も良いけれど焼いてもまたよし。
こんな美味しいものがなぜ禁止されてしまうんでしょうかねえ。
2012.05.04 Friday
たこ八@こしあぶらで
たこ八@こしあぶらで
「かぶら屋」さんを出て「たこ八」さんに向かいます。
じつはたこ八さんに開店早々から向かうのは久しぶりです。
ほとんどが、仕事終わりの午後9時9分でして、早く行く時でも6時は過ぎていますから、珍しいんですね。
今日は祝日でもありますから、座れないと言うことはないでしょうが大丈夫かな。
「こんばんは」
まだ明るい時間帯ですが、先客は三人でした。
私は少し離れた奥側に席を取ります。
120430_1725~0001 posted by (C)電気がま
とりあえず本日初となるビールで乾杯です。
すると向かいのご夫婦から嬉しい声が掛かりました。
「いつもブログ楽しみに毎日見てますよ」
「ありがとうございます」
褒めて育つよい子なので、皆さんどんどん褒めてくださいね。
応援のコメントは大歓迎ですので、よろしくお願いいたします。
「はいどうぞ」
するとオカアサンがこんなものをお皿に乗せてくれました。
(こ、これは!)
120430_1725~0002 posted by (C)電気がま
なんとお久しぶりの「こしあぶら」です。
毎年この時期になると、オカアサンが浜松の秘密の場所から取ってきてくれるんですが、運が良くないと巡り会えません。
私はというと、二年に一回ぐらいの割合で当たりますが、念のためブログを調べてみましたが、去年はダメだったようです。
味塩をぱらりと振りかけていただきますが、これは春の味ですね。
こしあぶらがいただけただけでも今日来たかいがありました。
オカアサンに大感謝です。
さっぱりしたものが欲しくなって、「冷や奴」を頼んでみましたが連休で届いていないということでした。
たこ八さんの冷や奴は、特製のお豆腐で大好物なんですが、こちらは残念でした。
120430_1736~0001 posted by (C)電気がま
すると代わりに、こちらがでてきました。
この蕨もオカアサンのお手製です。
今日は山菜づくしになりましたね。
今日はやはり休日ということでサラリーマンのお客さんがほとんどいません。
しばらくするとメンバーは全員が常連さんになってしまいました。
まあこれはこれで落ち着きますからいいことです。
皆さん集まって和気あいあいとお話が盛り上がります。
私もいつもより回りが早い気がしますが、これは二軒目のせいでしょう。
それでもいつもと同じ定量でお店を後にします。
今日は晩ご飯がまだなので、最後のシメをやろうという算段なんですね。
どうもごちそうさまでした。
2012.04.27 Friday
たこ八@今日は引き日
たこ八@今日は引き日
昼間は雨の月曜日。
心がけの良いせいか、夜にはしっかりと上がって、いつもどうりのたこ八さん通いです。
静岡市街の繁華街を通りますが、それにしても今日はひと気がないです。
それでいやでも目に付くのが客引き。
シダックスのスクエアには例によって風俗店の客引きが出てぶつかりそうになりますが、これ以外にもあちこちに立っています。
今日は客足が鈍いのでしょうか、お店で待っていてももったいないのでバイトくんたちが駆り出されるんでしょう。
居酒屋さんの制服を着た若い男性が、一生懸命チラシを配っています。
新装開店なら良くありますが、チェーン店ではもうこういう体勢が標準なんでしょうか。
それにしても今日は多く出ていて、普通の通行人よりも多いぐらいです。
なんとかやり過ごして無事たこ八さんに着きました。
「青葉横丁」は半分が完全に壊されていて、そこにはぽっかりと黒い空間が空いていました。
無造作に掛けられたブルーシートが、ようやくやってきた春の恵みを遮断しているかのようにも見えます。
横丁の半分ほどが休業ですから、やはり寂しいものです。
「こんばんは」
たこ八さんののれんをくぐると、おやびっくりでした。
なんと客先にいるのはオカアサンです。
しかも他にお客さんはいらっしゃいません。
「いや、お客さんもいないんでお茶を挽いていたの」
オカアサンはそそくさとカウンターの中に戻ります。
ここ「たこ八」さんの名物は、「お茶割り」です。
これはショーチューを、粉末にしたお茶の粉と、冷水で割ったものです。
人気があって、常連さんの中でもこれ一本の方が多くいらっしゃいます。
たしか10年ほど前に、常連さんの誰かがお茶の粉を持ってきて作ったのが始まりだと思いますが、今では定番です。
そのお茶の粉ですが、これは抹茶ではありません。
抹茶では苦くなってしまい、飲みにくいんですね。
そこで、飲用のお茶の葉を機械で挽いて作ります。
もちろんざらざらでは舌触りが悪いですから、細かく挽くことが求められます。
たこ八さんでは息子さんのつてから専用の機器を購入していて、それを使って仕込んでいます。
これがデリケートな機械なので、少しずつしか作れないんですね。
それを暇な時に仕込んで置いたというのが、今日の真相です。
それにしても今日はお客さんが少ないですね。
「通りの客引き」
「お茶の葉を挽き」
「お客も引き」
今日はまさに引き尽くしです。
そういえば、「お茶を引く」という言葉もありました。
気を取り直して今日も瓶ビールで乾杯です。
するとオカアサンが、なにやら天ぷらを揚げてくださいました。
「これ食べてみて」
120423_2122~0001 posted by (C)電気がま
なんと、「しらすのかき揚げ」でした。
おまけでタケノコが入ったものも揚げてくださいました。
一人だけですとこういう時もありますから、ラッキーです。
するとお店の前を自転車を引いた2人連れが通り過ぎます。
どうもその自転車を奥の工事現場前に置いたようです。
そしてお客さんはたこ八さんに入ってきました。
すぐにオカアサンが注意します。
たこ八さんの奥にもお店はありますから、そこに置いてはいけないんですね。
お客さんは中年男性と、若い女性という曰くありげなペアですが、初めてのお客さんではありません。
お店も賑やかになって私も一安心です。
ところが数分後でした。
お店のドアが開いて、お隣のお店の御主人が声を掛けます。
「タコちゃん、困るよ」
オカアサンが懸命に取り繕います。
なんとお客さん、隣のお店に掛かるところに停めちゃったんですね。
そりゃあまずいでしょう。
慌てて外の通りまで移動です。
狭い横丁ですし、毎日顔を合わせるお隣さんですから、無用のトラブルは避けるにこしたことはありません。
まあ無事に収まって良かったです。
その後、なんとかお客さんも入ってきて、いつもの賑やかさが回復しました。
ゴールデンウィーク前のこんな時期は客足も鈍い時期なんでしょうか。
なお、連休中のたこ八さんですが、3日4日と連休して5日は営業されるとのことです。
今日もごちそうさまでした。
2012.04.21 Saturday
たこ八@教え子と
たこ八@教え子と
「こんばんは」
今日も仕事帰りのたこ八さんです。
4月に入って、例の東京ツアーが重なったこともあり、たこ八さん通いは週一になっています。
私は雨降りの日には行きませんから、その分も少なくなってしまうんですね。
するとたこ八で待っていたのは、Yくんでした。
簡単に言うと彼は昔の教え子でして、長くご無沙汰していましたがひょんなきっかけからたまにはこちらに顔を出すようになりました。
今日は来たばかりのようです。
さっそく隣に座って懐かしい思い出話に花が咲きます。
居酒屋さんの楽しみ方にも色々ありますが、やはりこういう利害関係のないお話が一番です。
好みにもよりますが、自慢話などは聞きたくもないし、もちろんしてはいけません。
今年はカレンダーの都合もあってか、静岡まつりはあまり盛り上がらなかったようでした。
いや、これは「廿日会祭」のお話です。
私が東京であたふたしている時、静岡も「爆弾低気圧」が大暴れしていたようでして、浅間神社の境内に出ている露店さんたちは大被害を受けていたようです。
おかげで最終日を待たずして撤退するお店もあり、賑わいもそこそこだったといいます。
去年に比べればまだ良いでしょうが、自然の猛威には勝てませんね。
Yくんは若いせいかよく食べまくるんで圧倒されます。
最近はお酒が弱くなったそうで、こちらはショーチュー1杯だけでした。
そういえば先日は締めの1杯に付き合いましたが、今日はさすがに無理ですね。
120326_2125~0001 posted by (C)電気がま
話は変わって、たまった写真の紹介です。
まずはイワシの一夜干しです。
軽く醤油につけて干したものを炭火で炙ってくれます。
もちろんサービスですから1匹だけです。
120416_2112~0001 posted by (C)電気がま
次は、蕗です。
こちらはもちろんオカアサンの手造りです。
私なんぞはこれだけで二三杯は飲めてしまうんで、ますますつまみが少なくなります。
120404_2115~0001 posted by (C)電気がま
ある日はこんなものまで出てきました。
新タマネギとツナを合わせたものです。
浜松は新タマネギの名産地でもあります。
取れたての新鮮なタマネギはほとんど辛味がありません。
これは良いつまみになるなあ。
120418_1929~0001 posted by (C)電気がま
こちらはまさかの生しらすです。
ちょうど常連さんばかりがそろった時でしたが、皆さんに一口ずつのサービスでした。
たこ八さんで生ものをいただくことはめったにありませんから、これは運が良かったですね。
「連休はどうするんですか」
オカアサンに聞くと、まだ決めていないようです。
去年は浜松まつりが中止で残念でしたが今年は無事復活して準備も万端だそうです。
ただしオカアサンとしては、長くいても落ち着かないので、出来れば早く静岡に帰ってきたいそうです。
そこで問題になるのはおでんのダシで、きちんと管理しておかないと日持ちしませんから、長くは休めないということです。
今年は4連休なので最後の土曜日をどうしようか決めかねているそうでした。
すべてお一人でこなしているんで、あれこれと大変ですね。
なお、現在たこ八さんの入っている、「青葉横丁」は半分が工事中です。
おかげで人の通りも少なくなっているようですので、皆さんぜひともご来店下さいませ。
2012.03.28 Wednesday
たこ八@春近し
たこ八@春近し
毎度お馴染みたこ八です。
相変わらず週に二回のペースで通っていますが、どうしたわけか記事は1ヶ月のご無沙汰でした。
常連の方にも時々注意されますが、それほどの目新しいこともなく過ぎていきます。
今までは割合に暇でして、早い時間に出かけたこともありましたが、いよいよシーズンインで忙しくなりました。
しばらくは定時の、「9時9分」で落ち着きそうです。
「こんばんは」
暖簾をくぐると今日は常連さんばかりです。
「遅いじゃあないか」
だいぶ飲んだくれた声が聞こえてきました。
その主は、Oちゃんで、今日もホッピーを三本空けて上機嫌です。
「早く来ないから酔っぱらっちゃったよ」
まあ彼に会わせて来るわけではありませんから、これは仕方がありません。
今日も元気で大騒ぎしていたようですが、すでにお勘定を済ませていて、帰宅間際という状態でした。
いやいや君子危うきに近寄らずです。
しばらくもめていましたが今日は、Oちゃんおとなしくお帰りになりました。
今日は美人人妻のRチャンもいらして、場が華やいでいますね。
例によって、瓶ビールで一人乾杯です。
最近ではキリンのラガーが多いですね。
120229_1813~0001 posted by (C)電気がま
そこへお母さんが出してくれたのはこれです。
120321_2119~0001 posted by (C)電気がま
なんと珍しいことに太刀魚の塩焼きでした。
これは嬉しい。
少し塩が利いていましたが、炭火でじっくりと焼いた太刀魚は良いつまみになります。
申し訳ないことにこれだけで他のつまみはいらないぐらいでした。
また売り上げに協力しないお客でしたが、まあご勘弁下さい。
「いよいよ暖かくなりますね」
お店の中では春を待ちかねた会話が始まります。
今年は静岡まつりも再開されますし、オカアサンの地元浜松もお祭りで賑わうでしょう。
たこ八名物の、「牡蠣」も先日で終了しました。
こちらでは牡蠣は春分の日までの取り扱いです。
今日は珍しく色々な方とお話が出来ました。
よく見かける常連さんですが、あまり会話をしなかった方が何人かいらっしゃいます。
話の流れでそんな方と色々とお話し出来るのも居酒屋の楽しみです。
たこ八さんは一人客が多いんでそんな場面が良くあります。
そのお一人は私のブログをよく見てくださるそうですが、最近たこ八の記事が少ないとお叱りを受けました。
あれこれありすぎて、すっかり忘れてしまったりするんですね。
これからは注意しますのでご了承下さい。
ジンちゃんも無事退院されたそうで、元気な姿を見せてくれるのも間近でしょうか。
120323_1500~0001 posted by (C)電気がま
そこで、前回「アメ横」で購入してきた「揚げにんにく」をプレゼントです。
単純に丸ごとのにんにくを揚げたもので、カリカリしていて良いつまみになります。
これ、食べてもにおわないんですが、何しろ量が多いんです。
買ったは良いがとても一人では食べ切れませんから、こちらに持ってきました。
Rチャンは、「とても食べられないわ」といいながらごっそりゲットしていました。
これで朝までは大丈夫でしょう。
さて、おまけですが、しばらく撮りだめたおつまみの数々です。
120305_2120~0001 posted by (C)電気がま
こちらは、「ふきのとう」です。
ほろ苦い味が春を感じさせますね。
120305_2205~0001 posted by (C)電気がま
串を外した糸コンニャク。
オカアサンの糸コンニャク巻きは伝説の秘技でして、国宝級の素晴らしさですが、お見せ出来ないのが残念です。
120314_1811~0001 posted by (C)電気がま
こちらはおでんには珍しい、「新タケノコ」です。
もちろん新物ですが、この時期だけしか食べられないんですね。
運が良ければこんな物に出会うことが出来ます。
なお、現時点であるかどうかは保証出来ませんので、ご注意下さい。
120319_1906~0001 posted by (C)電気がま
大好物のレバー塩焼きです。
この日はかなり大ぶりに切ってくれました。
こちらでいただく時は、塩焼きにカラシを付けて食べることが多いです。
今日も定量でたこ八さんを後にします。
いつもごちそうさまです。
2012.02.22 Wednesday
たこ八@今日は静かに
たこ八@今日は静かに
ナカミヤさんを出て、そのままたこ八さんに向かいます。
月曜日に行くのはなんと3週間ぶりです。
顔を出さないでいると、影で何を言われるか分かりませんから、これからはしっかり通います。
いや、これは冗談です。
「こんばんは」
今夜は意外に空いています。
隣にはアラチャンが出来上がった顔でもう締めの体勢です。
なんでもこれから撮影があるそうで、立派なカメラを携えていますが、大丈夫なのかな。
とりあえずお隣に座ります。
「寒いですねえ」
「寒いけど、ビールだね」
もちろんここもワンパターンの、「キリンラガー」で一人乾杯です。
120220_1822~0001 posted by (C)電気がま
黙っていても同じものが出てきますから気を遣わなくて良いんですね。
オカアサンに、今年は梅が伸びなくて飾れないとお詫びをします。
毎年この時期にお店を飾らせていただいたんですが、昨年切りすぎてしまいました。
入り口の脇にはたこ八さんの写真が綺麗に飾ってあります。
確か先週はなかったですから、今日が初めてかな。
「たこ八」さんはこの青葉横丁でも最古参ですし、静岡おでんの代表店ですから、マスコミでも数多く取り上げられています。
そのせいで新しいお客さんも多く、そのたびに丁寧に説明をしてくれるのが聞いていても面白いですね。
ご年輩のお客さんに多いんですが、中にはひねくれたお客さんもいて、会話が噛み合わなかったりします。
オカアサンは正直者なので、そうなると急に商売気が無くなってしまい、聞いているこちらがハラハラする時もあります。
初めて入った居酒屋さんで、自慢話をするようなお客さんにはなりたくないものですが、お酒が入ると気が大きくなるんでしょうね。
大体のことは笑って済ませられますが、おでんのウンチクだけはしないほうがよろしいです。
120220_1837~0001 posted by (C)電気がま
今日のつまみには珍しく、「ナンコツ」を焼いてもらいました。
たまに入るものですから見つけた時は必ず注文します。
がりがりとかぶりつくナンコツはまた格別の味わいです。
しかし最近は看板のおでんをいただいてませんね。
120220_1844~0001 posted by (C)電気がま
ビール瓶が空になって、いつもの烏龍茶割りです。
麦コーンを二本出してスタンバイします。
この半分ぐらいを注いで、烏龍茶で割るのが定番です。
もう10年以上こんなパターンで飲んでいますね。
昔は三本四本と追加したこともありましたが、いつの間にか飲む数まで統一されてきました。
こうなったら意地でもこのまま続けたいと思います。
いや、とくに意味はありませんが。
今日はお店も静かで、私もほとんど喋りませんから、粛々と時間が過ぎてゆきます。
ブログで書いたせいでもないんでしょうが、典型的な「一人飲み」ですね。
こういう無為な時間を過ごすのもいいものです。
水曜日から忙しくなるんで、しっかり休養しておきましょう。
「ごちそうさま」
結局いつもと同じで1時間半ほどの滞在でした。
このまま家に帰ればいい男なんですが、やっぱり寄ってしまいました。
2012.02.11 Saturday
たこ八@またもや
たこ八@またもや
今週月曜日は雨降りで「たこ八」さんに行けませんでした。
したがって今日水曜日が初めてになります。
いつものように仕事が終わって、そのままたこ八さんに向かいますが、ふと携帯を見るとそこには電話の通知がありました。
もちろん仕事中なので出られなかったわけですが、相手の名前を見て頷きました。
なんと、先週の月曜日にも掛かってきた、Oちゃんでした。
どうもクセになったきたようで参ったなあ。
この男一人で寂しい時に誰彼かまわず呼び出すクセがあります。
電話をもらっても行けない時は行けませんから、仕方がないんですが、私が先週すぐに行ったので、回路が繋がってしまったのかな。
「こんばんは」
今日はなかなか混んでいます。
そこに赤ら顔のOちゃんがゴキゲンです。
見るとお隣にはうら若き女性がお一人。
年齢は20代前半ですから、たこ八さんには珍しいです。
後でお聞きすると、東京から休暇で静岡に遊びに来たそうです。
今日はホテルも予約してあって、のんびりとたこ八さんで飲みまくる予定だとか。
もちろんここは初めてですが、たまたま隣に座ったのが災難でした。
いやいや、後で分かった話では、Oちゃんが自ら隣の席に移動したそうです。
私に振られてもめげずに、獲物を探す所など、さすがです。
120208_2110~0001 posted by (C)電気がま
「これどうぞ」
オカアサンがまたもお酒を出してくださいました。
珍しいことに2週連続して日本酒が出てきました。
なんと、Oちゃんからのプレゼントでした。
わざわざ「女泣かせ」を持ってきたと言います。
皆さんにお分けしていると言うことですが、続く時は続くものですね。
寒くなってきたところなので、これは好都合です。
さっそくキュウッと飲み干して体を温めます。
しかしOちゃん、私を呼びだしておきながら、彼女を占領してご歓談の盛り上がりでした。
まあそれは放っておいて私は一人静かにグラスを傾けましょうか。
120208_2122~0001 posted by (C)電気がま
今日のおつまみは、「豆腐」です。
冬でも良いですねえ。
刻んだ茗荷がやけに美味しいです。
120208_2130~0001 posted by (C)電気がま
そこにオカアサンが出してくれたのは、「太刀魚」の天ぷらでした。
これは珍しいです。
たこ八さんにはメニューがありませんが、太刀魚が出てくるのは年に1回ぐらいでしょうか。
まあ、今日は運が良かったと思いましょう。
軽く醤油を掛けていただきますが、熱々の揚げ立ては最高でした。
そんなわけでいつもよりも遙かに盛り上がったたこ八さんでした。
またもや、Oちゃんパワーに圧倒された水曜日でした。
ああ、馬鹿馬鹿しいから帰ろうっと。
120130_1827~0001 posted by (C)電気がま
おまけの写真ですが、「マグロ焼き」です。
醤油味がいいですね。
最近は魚関係などあっさりしたつまみが美味しく感じられます。
120130_1913~0001 posted by (C)電気がま
珍しいところで、「タン塩焼き」です。
昔は大好物で、毎週食べていましたが、最近はめったに注文しません。
なぜかたこ八さんでは食が細くなります。
ようやく暖かくなり始めて、来月は三月です。
といえば、「青春18切符」です。
去年はそれどころではありませんでしたから、今年はじっくり計画を立てなければ。
スタートは3月4日の日曜日に行く予定です。
この場を借りて同行者を募集しますので、ご希望の方はぜひどうぞ。
2012.01.28 Saturday
たこ八@開運大吉
たこ八@開運大吉
お久しぶりのたこ八便りです。
今週はたこ八さんに二回おじゃましましたが、月曜日はこの日の三軒目でもあって、あまり記憶がありません。
それにも懲りず水曜日のお話です。
「こんばんは」
今日は仕事終わりの9時9分。
ようやく本来の時間に訪問出来ました。
「おや、今日は遅いねえ」
ところが席がほぼ満席です。
しかし運良く、美人人妻のRチャンが隅っこの席にいたので、そこを詰めていただきました。
よく見るとたこ八さんには珍しく同じ団体さんのようです。
右端席に私とRチャン、左側の席一列に7人がずらりと座っています。
明らかに1軒目ではなく宴会の流れで来たお客さんだと分かります。
かなり声が高いですが、貸し切り状態ですから気にならないんでしょう。
まあ遅い時間ですから良いです。
Rチャンにお久しぶりのご挨拶をして、いつもの瓶ビールから入ります。
やはり仕事終わりの一杯は格別です。
しばらくすると、オカアサンが串を出してくれました。
120125_2116~0001 posted by (C)電気がま
これはマグロの醤油焼きですね。
たこ八さんでは気まぐれにあれこれと出してくれますので、運が良いとこういう時もあります。
Rチャンは、「アジの干物」を焼いてもらっていました。
これも炭火でじっくり焼きますから美味しいんですね。
さて、新しいもの好きなRチャンに月曜日のお話をします。
もちろん、「三ツ星マート」さんであれこれあった話です。
すると驚いたことに、同じ月曜日に行ったんだと話してくれました。
時間帯は午後9時頃ですから私とは3時間ほど後になります。
Rチャンは若いせいか、機械に強いのでペン入力もすぐに慣れたそうです。
「でもなぜ月曜日に行ったの?」
「土曜日のテレビでやってたので気になったから」
「あれ、オレと同じだ」
じつは私も土曜日のお昼に放送していた同じテレビ番組を見て、行こうと思った口でした。
二人顔を見合わせて大笑いです。
さすがは静岡人で、テレビに弱いですね。
危うく鉢合わせするところでした。
その、「三ツ星マート」さんの話題で盛り上がります。
Rチャンによりますと、料理は割合に良かったとのことでしたが、一つ大きな問題があったそうです。
それは
「お通しが出てこないのに伝票にはしっかりと付いていた」
ということです。
「帰りに言おうかと思ったんだけれど、面倒なのでやめておいた」
そこはレディーですから慎みがありますが、私なら絶対に難癖付けていたでしょう。
まあよく考えてみると、文句付けても出てきたものがあれでは、帰って興ざめですか。
このあたりはイマイチサービスが徹底していないのでしょうね。
Rチャンはお気に召さなかったようで、もう気が済んだと言っていましたが、私はまだ気になっています。
「縁起物のお酒があるから飲んでみて」
オカアサンがサービスしてくださいました。
一升瓶を見ますと、「沢の鶴」の祝い酒仕様でしょうか、豪華に金箔まで入っています。
これをコップになみなみと注いでくださいました。
もちろんサービスですから申し訳ないんですが、そこは図々しくいただいてしまいました。
120125_2126~0001 posted by (C)電気がま
多少甘口ですが、いいお酒ですね。
これで今年も開運大吉間違いなしです。
少し遅れたお年玉でしょうか。
これはごちそうさまでした。
120123_2038~0001 posted by (C)電気がま
そんなわけでいつもよりも1杯多くいただいたせいか滞在時間も15分ほど長くなりました。
しばらくは月曜日は早い時間、水曜日は9時9分という変則勤務になりそうですが、他の居酒屋巡りもやってみたいし、悩みますね。
120118_1926~0001 posted by (C)電気がま
おまけの二皿です。
一つは、「レバー塩焼き」
レバーが出ているとつい注文したくなります。
出来れば生が良いですが、ここではいただけませんから半生ぐらいの焼きにしていただきます。
120111_1922~0001 posted by (C)電気がま
もう一つは、「イカ焼き」で、これは定番です。
たまには、Rチャンみたいにおでんの串を何十本も並べてみたいものですが、間違いなくもう無理ですね。
今日はほろ酔いでの帰宅でした。
2012.01.12 Thursday
たこ八@新春飲み初め
2012年飲み初め
takohatinoren posted by (C)電気がま
今回から平成24年度分になります。
今年の飲み初めは、(自宅ではなく外での飲み初めです)やはり「たこ八」さんから始まりました。
今年も1月4日から営業開始のたこ八さん、はなからまずまずの入りでした。
ちょうどアラチャンがいたのでその隣に席を取ります。
まずはオカアサンに新年の挨拶をして、いつも通りに瓶ビールで乾杯です。
今年も相変わらずのワンパターンになりそうです。
やはり年始とあって、サラリーマンさんの姿はなく、お店の雰囲気もまったりとしています。
じつは友人からいただいたお土産のからすみを少しばかりですがお裾分けに持ってきました。
ほんの気持ちですがまあ縁起物ですからよろしくお願いいたします。
オカアサンからは、「大根なます」がサービスされました。
これをいただくと今年も正月が来たんだなあという気持ちが湧いてきます。
今年は平和な一年になると良いですね。
例によって、定量のお酒で1時間ほどの滞在、今年の第1回目は終了です。
「どうもごちそうさまでした」
のんびりとたこ八さんをあとにして、ついでに、「ナカミヤ」さんにも顔を出しておきます。
「こんばんは」
ナカミヤさんもお客さんは少なく、のんびりとしていました。
こちらもいつものカウンター端席に座って、新年のご挨拶です。
暮れには忘年会でお世話になりました。
さて、ナカミヤさんと言えば、今年は気になる一年です。
「レバ刺し騒動」がどういう決着を見るのか、予断を許さない一年になるのでしょうか。
何とか継続出来れば良いんですが、こればかりは分かりません。
120104_1928~0001 posted by (C)電気がま
こちらのスタートはホッピーです。
新年初ホッピーということになります。
ビールも良いけどホッピーも良いですねえ。
もちろんまだ市場が動いていませんから生ものはありません。
そこで選んだつまみは、「ハチノス煮込み」です。
生ものが無いときにはこちらが気に入っています。
じっくりと煮込まれたハチノスは独特の風味で美味しいですねえ。
120104_1938~0001 posted by (C)電気がま
「成人の日にはまた東京で居酒屋巡りするんですよ」
「あ、ちょうど空いているんでご一緒させてください」
話がまとまって、途中参加ということになりました。
(結局、急な事情で参加はされませんでしたが、またお誘いします)
こんな風に何気なく話がまとまっていくというのも、面白いものです。
ホッピーを空けて、次は、「下町ハイボール」をいただきました。
こちらもそれで定量です。
そういえば最近新しいお店の開拓をしていませんね。
新しく出来たあのお店も気になるし、来月あたり久しぶりにオフ会でもしようかな。
そんなわけで今年の初飲みは無事終了です。
次回からは恒例の、「新春飲んだくれツアー」その顛末をご披露いたしますのでよろしくご期待下さい。
2011.12.19 Monday
たこ八@年末年始は
たこ八@年末年始は
「こんばんは」
今日も相変わらずのたこ八さん通いです。
入り口前に車いすがあったので分かりましたが、今日は時々お見かけする車いすのお兄さんがいらっしゃいました。
静岡に来ると必ず立ち寄るそうですが、今日ものんびりとたこ八さんを楽しんでいらっしゃる様子でした。
しかしお店ではそれ以外の方が賑やかでした。
60代後半ぐらいの5人グループは高校の同級生だということですが、昔話に話が弾んでいました。
混み合っていませんから良いですが、席を広く占拠しているのでお客さんは入りにくいですね。
私は一番奥のエクストラステージに向かいます。
ここは椅子が高く不安定なので混んでいるときしか座る人はいませんが、詰めてくれる期待は持てないですし、騒音からも逃れられますからここはじっと我慢です。
喧噪をよそに、まずはいつもの瓶ビールで乾杯です。
オカアサンの調子がイマイチなのはお客さんのそのせいで、お兄さんが怪我でもしないかとハラハラしているんですね。
美味しそうにストローでドリンクを飲んでいますが、何かあってはいけないと思うと、気が気ではないそうです。
さらにはこの賑やかさですから、それに輪を掛けて気が落ち着きません。
さて、オカアサンに色々とお聞きすると、ジンちゃんは移った病院でリハビリの最中だそうです。
クリスマスまでには帰りたいと、本人も頑張っているそうですが、まだまだ復帰には時間が掛かりそうです。
ところで年末年始の「たこ八」ですが、年末はこのお兄さんが予約をしたと言うことで、30日までの営業です。
また、来年は1月4日水曜日から営業されるとのことでした。
私の右隣には若い男性の一人客がいますが、それがちょうど賑やかグループの男性に引っかかったようで、話し相手にされています。
適当に相槌を打っていたのが裏目に出たもので、携帯の写真を見せたり、色々と自慢話を語っていました。
お仲間同士で盛り上がっているのに、不思議な方です。
私はやっぱりこの席で良かった。
今日は日が悪かったようで、早く来たのに誰も常連さんに出会わず、寂しい限りです。
今年はあと何回来れるか分かりませんが、年を取るにしたがって一年が短くなって行きますね。
111207_2116~0001 posted by (C)電気がま
ところで今日のひと品は、「シイタケ焼き」です。
オカアサンの後ろにちょこんと座っているシイタケを見つけてお願いしました。
だって、シイタゲられているんで可哀想だったんです。
炭火でじっくりと焼いて、お酒とお醤油で味付けしてくれました。
これがまた美味いんだなあ。
111207_2133~0001 posted by (C)電気がま
そして冬場のおでんと言えば、「大根」です。
普通静岡おでんに大根は入りませんが、たこ八さんではこれも定番です。
じっくりと煮えた大根に、特製の味噌だれを掛け、ダシ粉も乗せていただきます。
熱々ホクホクの大根ですから、これは間違いないです。
一日の疲れも吹っ飛びますね。
そんなわけで小一時間経過です。
まだまだテンションの下がらないお店を後にしました。
今日は冷え込みそうだなあ。
2011.11.25 Friday
たこ八@忘年会前の
たこ八@忘年会前の
「こんばんは」
今日は久しぶりに、月曜日のたこ八です。
というのも毎週月曜日は浜松で仕事なので、その帰りに飲む場合が多く、たこ八さんには寄らない日がほとんどでした。
しかしもう11月も下旬でして、次の日曜日はたこ八さんの忘年会です。
そのうち合わせや調整もありますから、顔を出しておく必要があります。
今日も、Oちゃんがゴキゲンで飲んでいました。
珍しく今日は正装ですね。
日ごろの行いが良く表彰されたそうです。
美人人妻のRチャンがそっと新聞の切り抜きを見せてくれました。
おお、これは素晴らしいです。
そのせいか今日は非常に大人しいです。
このまま性格も表彰されると最高ですが、少し拍子抜けです。
私は相変わらずの定番ビールです。
さて、忘年会の詰めですが、今年はどうも日の回りが悪いせいか、出席出来ない方が続出でした。
例年ですと20人近くの出席ですが、今年は何と9人。
まあ色々とありましたから仕方がない部分もあります。
一年間を反省してお酒が飲めるだけでも幸せ者ですから、文句を言ってはばちが当たります。
ようやく冬将軍がやってきて、今日は冷え込みました。
それなのに若いRチャンは半袖で頑張っています。
私は逆に今日ベストを出しましたから、その若さを少しでも分けていただきたいものです。
忘年会の開始時刻で食い違いがありましたが、多数決で6時開始に決まりました。
ともかくこれで一安心です。
そこへやって来たのが先輩の、「OMさん」
ちょうどいいから一人増やしてしまおうと声を掛けますと、Rチャンの色気に誘惑されたのか、快く参加していただけることになりました。
これで切りよく10人、何とか格好は付きそうになりました。
いやあ誘って見るものです。
オカアサンから見せていただいたのは、静岡新聞社から新しく出された雑誌で、「静岡の居酒屋」特集です。
もちろんこの「たこ八」さんも出ているんですが、その写真にはジンちゃんの元気な姿がチャンと写っていました。
これは偶然ですが、早くまた復帰してくれることをみんなで祈っています。
病院も替わって、今はリハビリの真っ最中だということですが、頑張ってくださいね。
今日はおまけで、写真のあれこれです。
111029_1957~0001 posted by (C)電気がま
まずは新しくなった「たこ八」さんの赤提灯です。
以前のものと微妙に違うことに気が付かれたでしょうか。
次はおつまみのあれこれ。
111103_1923~0001 posted by (C)電気がま
名物の、「鰯の天ぷら」
揚げ立て熱々に塩か醤油でいただきます。
これは複数で来たときのつまみですね。
大勢で分け合って、サクッと素早く食べきってしまうのが一番です。
カリッとした鰯は最高です。
111103_1949~0001 posted by (C)電気がま
「レンコン塩焼き」
何の変哲もない焼いただけのレンコンがどんなに美味しいことか。
この良さが分かればあなたも酒通です。
111116_1904~0001 posted by (C)電気がま
「ちくわぶのおでん」
前にも書きましたが、静岡おでんで「ちくわぶ」が食べられるのはここだけです。
たこ八さんは静岡おでん一番の老舗ですが、こういう冒険も快くやって下さるところが嬉しいんですね。
他では絶対に食べられないでしょうね。
今夜もごちそうさまでした。
2011.10.28 Friday
たこ八@忘年会は
たこ八@忘年会は
takohatinoren posted by (C)電気がま
お久しぶりのたこ八便りです。
仕事が終わって、いつもの時間にたどり着いたのはお馴染みの赤提灯です。
いや、少し前にお馴染みの赤提灯が新しいものに変わっていました。
そのいきさつはまたの機会に。
「こんばんは」
お店を覗くと声が掛かります。
「あ、ちょっと待ってて」
お店はほぼ満席ですが、ちょうどお勘定を済ませたお客さんが出ていくところでした。
これはいいタイミングです。
しばらく待って席に座ると、そこがまた「美人人妻」Rチャンのお隣でした。
こいつは縁起がいいなあ。
「お久しぶりね」
軽く会釈してご挨拶です。
今日は珍しくスカートをはいているようですが、寒くなったのに大丈夫かな。
何でも体調が悪いらしく、お医者さんからお酒は控えるようにキツく言われているんと話していました。
しかし、いつものように飲み始めると止まらないようで、帰宅するのが4時過ぎになっちゃうとか。
おいおい、だいじょうぶかい。
今日のつまみは冷や奴です。
「静岡おでん」の名店でもあるこの「たこ八」さんですが、常連さんの中でもおでん率が低いこの私です。
でも、ここの冷や奴、かなり美味しいんですよ。
オカアサンが、コロちゃんの差し入れだという、「かぼす」を出してくれました。
本人自ら(かな)のもぎたてのやつだといいます。
これをショーチューの水割りに入れて飲むと、爽やかな酸味が口中に広がります。
でも、私の場合は、「烏龍茶割り」ですが。
たこ八さん関係で最近のトピックスは、何と言ってもジンちゃんの入院でした。
お家で倒れて、そのまま救急車で運ばれたという顛末。
幸いにも一命はとりとめて、ただ今リハビリ中です。
何とか回復してお酒が飲めるようになって欲しいと、みんなで祈っています。
オカアサンを始め、顔なじみが何人もお見舞いにいっていますが、本人も寂しがっていました。
「忘年会の前にみんなでお見舞いしようか」
長期戦になったらそんなことも考えていますが、はたしてどうなるのか。
そこへやって来たのは、Oちゃんです。
挨拶をしてまっしぐらに奥のトイレに駆け込みました。
相変わらず忙しい方ですね。
まだお見舞いにいっていないということで、一人では気恥ずかしいのか相棒を募っています。
それでは土曜日あたりに行きましょうか。
相談がまとまり、Rチャンと合わせた三人で待ち合わせ場所を決めます。
気持ちは分かるんですね。
よほど親しいひとでもないと、一対一でのお見舞いは気遣いが難しいですから。
私ももう一度お話ししたくなりました。
今年の忘年会はいつもよりも一週間早く、11月の末に行うことになりました。
幹事は復活した、某Mさん(伏せ字にする必要もないか)です。
参加される方はお早めにご連絡下さい。
今回もまとまりがない文でしたが、斯くしてたこ八の夜は更けてゆきます。
2011.07.30 Saturday
たこ八@いよいよ自主規制
たこ八@いよいよ自主規制
「勇」さんを出て、まだ明るい町中を「たこ八」さんまで歩きます。
何しろこの時間ですから、もちろん一軒で終わるというわけがありません。
ところでたこ八シリーズもしばらくご無沙汰していますね。
写真も貯まってきましたので、とりあえず時代遅れにならないうちにご紹介します。
「こんばんは」
暖簾をくぐると珍しいことにお客さんはアラチャンただ一人でした。
最近は雨模様なので、人の出が悪いんでしょうか。
「Oチャンから電話があって、帰れないでいるんだ」
早い時間から飲んでいるアラチャンなので、もう帰る時分ですが、携帯で引き留めを食ったようです。
それにしてもたこ八さんに来る前に話し相手をキープしておくとは、大したものです。
110720_1821~0001 posted by (C)電気がま
私はお決まりの「キリンラガー」で一人乾杯です。
最近は「冷や奴」あたりをいただくことが多いですが、今日は二軒目ですからほとんど食べる気持ちがありません。
本日の串ものは、「ゲソ塩焼き」に、「まぐろ漬け焼き」です。
ひと囓りした後で行儀が悪いですね。
110727_1825~0001 posted by (C)電気がま
8月にはアラチャンの個展があるようで、いろいろお話をうかがいます。
やはり本業には力が入るようで頼もしいです。
そうこうしていると、お店にOチャンが入ってきました。
今日はこちらが先行しているのでいつもと違う噛み合い具合でした。
ようやく場が賑やかになってきました。
私はというと、いつもと同じメニューで終了でした。
考えてみると、一人で行く時はたこ八さんでは一年中ほぼ同じメニューで同じお支払いです。
すでに生活習慣の一部になっているのかもしれません。
滞在時間もほとんど変わらず、一時間半です。
さすがに今日は二軒目ですから少し伸びてしまいましたが、まあ話も弾みましたから。
ところで、今月の中旬にたこ八さんに回ってきたのがこの回覧です。
110713_2136~0001 posted by (C)電気がま
もちろんたこ八さんでは「レバ刺し」を初めとする生ものは取り扱っていませんが、いよいよ来たかという感じだったことを覚えています。
自主規制によって、これから食べられなくなるものが増えていくことでしょう。
安全や健康面を考えるとやむを得ないことなんでしょうが、これは正直残念ですね。
来週の東京遠征ではどれだけ食べられるでしょうか。
110720_1829~0001 posted by (C)電気がま
写真変わって、こちらは「シシトウ味噌焼き」です。
ヒマな時はこんな注文も気軽に通ります。
シシトウはたまに大当たりがあるのでドキドキしますね。
今日もなんやかんやで賑やかなたこ八さんでした。
8月は水曜日に旅行が続き、たこ八さんに行けなくなるので、出席率が落ちてしまいます。
その分の穴埋めも考えないと行けないかなあ。
なお、来週は仕事とその合間の旅行でブログの更新が遅れますのでご了承下さい。
2011.07.14 Thursday
たこ八@夏みかんの思い出
たこ八@夏みかんの思い出
週の始まり月曜日のたこ八さんです。
お馴染みの時間に暖簾をくぐりますと、今日は常連さんばかりでまったりとした雰囲気でした。
余裕を持って端の席に座り、相変わらずの瓶ビールで乾杯です。
最近はキリンの、「一番搾り」が定番になっていて、黙っていてもこれを抜いてくれます。
土曜日曜と仕事がたて込んでいたので、今日は少しのんびりした気分です。
今日のつまみは「冷や奴」にしました。
やはり夏の定番はこれですね。
だんだんとあっさりしたつまみが好みになってきます。
するとそこに入ってきたのは、昔の教え子で、最近よく顔を出すようになったYくん。
剣道を教えてきた帰りだそうで、若いだけに体も丈夫ですから、おでんや揚げ物をバリバリと食べてくれます。
私の代わりにたこ八さんの売り上げアップを果たしてくれました。
しかし、ねぎま二本に串カツ二本は大したものです。
でも、揚げ立ての串カツで指を火傷し損なったのはナイショですね。
110711_2135~0001 posted by (C)電気がま
「これ食べてみて」
お母さんが剥いてくれたのは、どうも「駿河エレガント」のようです。
私は果物に詳しくないんですが、確かそんな名前でした。
これを囲んで、夏みかん談義で盛り上がります。
110711_2135~0002 posted by (C)電気がま
「昔の夏みかんは酸っぱかったねえ」
ものがなかった時代はそれでも喜んで食べていました。
「そういえば、塩をかけて食べてたっけ」
「いや、重曹を付けるんだ」
重曹(炭酸水素ナトリウム)で酸味を中和して食べたこともありました。
そうするとシュワッとした感覚が面白くて、美味しかったように記憶しています。
もちろんこのいただいた夏みかん(いや駿河エレガント)は甘くて、酸っぱさもほどほどで食べやすいものでした。
「夏みかんの酸っぱいのはビタミンCが沢山入っているから」
「いえ、それはクエン酸ですね」
「疲労回復にはクエン酸が効くそうですよ」
酔っぱらいの談義は尽きません。
そういえば夏みかんなんて最近では見かけることもなくなりました。
いや、たまにご近所の木になっているのは見ますが、食べることはありません。
昔は当たり前だったものがだんだんに変わってゆくんですね。
ほろ苦い夏みかんは昭和の香りがほのかにしました。
110629_1913~0001 posted by (C)電気がま
おまけは、「ナンコツ塩焼き」です。
たまに見かけると思わずいただいてしまいます。
これ一本で、顎が三倍丈夫になります。
110627_2130~0001 posted by (C)電気がま
そして、こちらは里芋の天ぷらです。
オカアサンの気まぐれでいろいろ出てくるので、機会があったらお試し下さい。
これもまた渋いひと品でした。
そんなわけで今夜もたこ八の夜は過ぎてゆきます。
2011.06.29 Wednesday
たこ八@今年のトウモロコシ
たこ八@今年のトウモロコシ
「こんばんは」
ナカミヤさんを出て、その足でたこ八さんに向かいます。
今日は水曜日、たこ八さんにトウモロコシが届く日です。
毎年この時期になると、常連のジンちゃんが手回しをして取れたての「鈴木さんちのトウモロコシ」をサービスしてくれます。
そのご相伴に預かれるのも恒例のお楽しみですからこの機会を逃せるわけがありません。
お店に着くと、偶然にもその送り主であるジンちゃんがお店の前にいます。
ちょうどお帰りになるお客さんを待っていたところだとか。
それでは一緒に入りましょうか。
110622_1837~0001 posted by (C)電気がま
例によって、瓶ビールで乾杯です。
今日も蒸し暑いので、あまりおでんの売れ行きは良くないようですね。
私もこの日は結局、葉ショウガを二本いただいただけでした。
と言うのも、トウモロコシが美味しいんですね。
まず一つ。
オカアサンが朝取りのトウモロコシの皮を剥いで、炭火でじっくりと焼き上げ、そこに醤油を掛けてはもうひと炙りして出来上がりです。
それを4、5本の輪切りにして出してくれますが、固いらしくて切るのにかなり苦労している様子でした。
これを何本も焼いてくれるんですから、手間がかかりますね。
110622_1847~0001 posted by (C)電気がま
炭焼きのトウモロコシは、甘く香ばしい、見事な美味しさでした。
この味には毎年唸らされます。
ジンちゃんどうもごちそうさまでした。
この後も何度かに分けてトウモロコシは焼かれ、私も合わせて1本になるぐらいいただきました。
オカアサンもお疲れさまでした。
なお、このトウモロコシは29日も届けられるそうです。
もちろん私も行きますよ。
2011.06.23 Thursday
たこ八@郷土研究部
たこ八@郷土研究部
さて今週もたこ八さん通いです。
月曜日は朝から雨が降っていて、これは行けないのかなと思っていましたが、不思議なことに夜には止んでいました。
これは天の助けですから、もちろんお店の暖簾をくぐってきました。
今日もなかなかの混み具合ですが、友人と一緒のSさんがいらして、その横に座らせていただきます。
たこ八さんは一人客の割合が多く、団体客はなじみませんが、今日も二人客は二組だけでそれ以外は全て一人客です。
お店が狭いせいもありますが、やはり一人でも気楽に入れる雰囲気が良いんですね。
いつものようにビールをいただこうと思っていると、オカアサンがそれよりも早くこんな資料を見せてくださいました。
110620_2109~0001 posted by (C)電気がま
「静岡おでん」に関する調査
これは静岡高校の郷土研究部が市内のお店に繰り込んで調査をし、その結果をまとめたものだそうです。
たこ八さんにも調査の依頼が来て、そのお礼にまとめたものを送ってきたということでした。
これは後で時間がある時にじっくり見たいものです。
でもとりあえず汚れないようにお返ししておきました。
最近は高校生にも、「B級グルメ」ブームがきたのかな。
地元のことをいろいろ考えることは良いことだと思います。
110620_2120~0001 posted by (C)電気がま
目の前にあったレバーが気になって、思わずタレ焼きで頼みました。
連続のレバタレ攻勢です。
するとS先輩から、「鰯の天ぷら」が差し入れです。
どうもごちそうさまです。
実は最近座骨神経痛がでてきて、どうも体調が良くありません。
それならお酒も控えればいいのにというご忠告もあるでしょうが、実は痛み止めでもあります。
とにかく寝ている時に痛むので、これはいけませんね。
そんな愚痴をこぼしていると、いつもよりも元気なS先輩が絶好調でした。
何しろこの郷土研究部の大先輩ですから、意気上がることこの上ありません。
「いよーっ大先輩」
そう言うと
「いやあそんな大それたもんじゃないよ」
「じゃあ、小先輩」
「小はないだろうが」
「中を取って、中の上先輩でどうですか?」
「鰻丼かよ!」
S先輩と、オカアサンの間で議論になっているのが、懐メロの歌手です。
両方とも自分が正しいと言い合っているんですが、古い話でして周りにいる人みんな知らないんで、応援のしようがありません。
違うといっても名前がでてこないので、これはどうしようもないんですね。
後で調べてみましたが、「僕は泣いちっち」を歌っているのは、守屋浩さんでした。
まあ、すっかり忘れているでしょうが。
110615_1732~0001 posted by (C)電気がま
今日のおまけは、「長いも酢」です。
この酸っぱさがお酒を進ませます。
夏場はさっぱりしたものがよろしいようです。
110615_1744~0001 posted by (C)電気がま
次は鰯のみりん干し。
並べてみると大したものを食べていないのが分かって恥ずかしいですが、その分飲んでますから良いか。
どうもごちそうさまでした。
2011.06.15 Wednesday
たこ八@タレもまた良し
小龍飽のおたこ八@タレもまた良し
「こんばんは」
今夜もいつもどうりのたこ八通いです。
先客は6人でまずまずの混み具合。
私は空いていた入り口すぐの角に座ります。
一番奥には、S先輩、お隣はOさんです。
「この間はお世話になりました」
先月お店で無理に席を作っていただいたお礼をします。
Oさんは仕事終わりの一杯で、のんびりとアイフォンをいじっていらっしゃいます。
お仕事の都合なのか食事は一日二回だそうですが、慣れればどうってことはないということです。
そのOさんが先導して、話は女性のいるお店のあれこれに飛びました。
私はほとんど行かないので分かりませんが、思わず唸ってしまうぐらいにお詳しいですねえ。
お店のシステムから、アルバイトの女性の時給までしっかり調べていますから、やっぱり蛇の道は蛇です。
でも、お店を紹介するのに、「アルバイトサロンみたいなもんだよ」には爆笑でした。
さすがは古いです。
左隣の、Kちゃんが注文した、「レバータレ焼き」が美味しそうなので、思わず注文してしまいました。
だっていかにも美味しそうに食べるんですから、これは釣られます。
すると隣のOさんも便乗して注文、そしてお隣のS先輩もさらに便乗です。
一気に大量の注文が入ってオカアサンも大忙しです。
しかも今回の注文は、「タレ焼き」です。
たこ八さんでは、デフォルトが「塩焼き」でして何も言わなければこれが出てきます。
お客さんはほとんどがこれで、「タレ焼き」はめったに見かけません。
私も、「シロタレ焼き」ぐらいしかいただいたことがないので、レバーは楽しみですね。
110613_2121~0001 posted by (C)電気がま
「はいどうぞ」
焼きたてのレバーをいただきます。
七味でも振ろうかと身構えていると、Kちゃんが持参のチューブ入りワサビを渡してくれました。
「これが、タレには抜群に合うんだよ」
さっそく付けていただきました。
なるほどこんな食べ方も有りですね。
いつもは塩焼きでいただくレバーですが、タレ焼きも有りかな。
タレの焦げる匂いがつい食欲を刺激するんですね。
いやあ美味しかったです。
110608_2116~0001 posted by (C)電気がま
こちらは先日いただいた、「小鮎の唐揚げ」です。
かすかにほろ苦い鮎は、もう夏が近いことを教えてくれました。
今年は暑い夏になりそうですが、このレバーさえあれば何とか乗り切れそうです。
どうもごちそうさまでした。
2011.06.06 Monday
たこ八@今夜は花盛り
たこ八@今夜は花盛り
今年は梅雨入りが早く、静岡県も五月からの梅雨入りです。
雨が降りますと居酒屋さんへの足も遠ざかりますから、ご商売も受難の時期になりますね。
今日はいつも通りに仕事終わりからのたこ八です。
「こんばんは」
おや、今日は珍しく常連さんがそろっています。
アラチャンに、ジンちゃん、美人人妻のRチャンは珍しく暖かそうな格好をしています。
私は、S先輩の隣に座ります。
いつも通りに瓶ビールで乾杯。
皆さんに児玉さんのお悔やみを色々頂きました。
そんなわけであれこれと四方山話に花が咲きます。
そういえば最近はあまり常連さんが集まらず寂しかったですが、まあ大した話があるわけでもありません。
110530_2110~0001 posted by (C)電気がま
オカアサンから、ジンちゃんのお土産という餃子を揚げていただきました。
揚げ餃子も久しぶりにいただくと美味しいです。
110530_2111~0001 posted by (C)電気がま
そこでオカアサンから素敵なものを見せていただきました。
なんとバラの花束ですね。
綺麗なバラが今を盛りと咲き誇っています。
花があると殺風景な雰囲気が華やかに変化します。
ほんのりと香りさえ感じられて良いものです。
バラの花束を眺めながら、ビールのグラスを傾けるのもまた一興です。
110530_2127~0001 posted by (C)電気がま
「ゴボウを煮たから食べてみて」
こんなものも出てきました。
今日はいつもよりもかなりサービスがいいです。
やはり常連さんばかりなのでオカアサンものんびりしているせいでしょうね。
するとそこで事件が発生です。
私の左隣のS先輩が、突然鼻血を出して大騒ぎです。
ティッシュを出して拭っていますが、鼻に詰めてしばらく放っておけばなんでもないものを、酔っぱらっているせいで、すぐ抜いてしまいます。
あげくのはてには拭き取ろうとするので、それはなかなか止まらないはずです。
脇からは野次馬が、ああでも無いこうでも無いと大騒ぎするので余計混乱してしまいます。
ようやく収まったかなと思っているとすぐにちょっかいを出すので、いつまでも鼻血が止まらないままです。
回りはおもしろがっていますがこちらは気が気ではありません。
それでも10分ほど経つと、出る血も尽きたようでようやく収まりました。
やれやれ良かった。
110530_2146~0001 posted by (C)電気がま
そこでまたもやお裾分けです。
綺麗なプチトマトで、ほどよい甘さでした。
お酒のつまみならお塩をかけたいところですが、これはそのままのほうが美味しいようです。
梅雨時はそんなわけでたこ八さんも欠席することが多くなりますが今日は久しぶりに大笑いして、皆さん満足された様子でした。
あれこれと、「花盛り」のたこ八さん。
今日は赤いものに縁があったようでした。
どうもごちそうさまでした。
2011.05.19 Thursday
たこ八@異変が
たこ八@異変が
今日は久しぶりに午前中でお仕事が終了、早い時間からのたこ八さんです。
「こんばんは」
6時過ぎですから混んでいるかと思いましたが、意外にも空いていて先客は三人だけでした。
それでも人混みを避けて、空いている方の席に座ります。
110516_1817~0001 posted by (C)電気がま
いつも通りにキリンビールで乾杯です。
年を取るごとにものぐさになっていくのが分かっていて、最近の「たこ八」さんでは常にワンパターンの飲み方になっています。
最初は黙っていてもこの瓶ビールが出てきます。
銘柄はキリンか、一番搾りです。
特に好きだと言うこともありませんが、何となくなじみますね。
ビールの苦みが美味しくなったらもう酒飲みも一人前です。
最初はペースが速くて、大体15分ほどで大瓶が空きます。
それからは、「むぎコーン」の烏龍茶割りに移ります。
氷とグラスを出してもらい、100ミリリットルのショーチューを二箱いただきます。
こちらはのんびりペースになって、大体一時間ぐらい。
合わせて1時間半弱の居酒屋タイムになります。
その間につまみはといいますと、おでんか焼き物を二串か三串です。
毎回毎回この調子ですから、ほとんど売り上げには協力しないお客さんです。
まあ回数来てますから我慢してください。
お店では顔なじみの常連さん以外とは、あまり会話もしません。
そう、意外に人見知りなんです。
110516_1817~0002 posted by (C)電気がま
今日は珍しく「塩らっきょう」が目に付いたので、これを二かけらほどいただきます。
そういえばこれも旬でしょうか。
この物足りなさがまた良いものです。
110516_1829~0001 posted by (C)電気がま
先に来ていた三人のお客さんがそれぞれ帰っていきました。
それぞれ別々の一人客でして、それが賑やかに会話していました。
最後には私一人になってしまいましたが、これは珍しいです。
10時過ぎとか、雨降りというのならそういうこともありますが、この時間にお客さんが途絶えてしまうというのは不思議ですね。
オカアサンの話によると、このお客さんは三人とも開店前から入っているお客さんだといいます。
たこ八さんの開店は午後5時ですが、その前から仕込みや準備でお店は空いています。
そこへのぞき込んでくるお客さんは、ダメだとも言えずお酒を飲み始めてしまうんですね。
一人座ってしまうともう断り切れませんから、続いて入ってくる。
結局早めの開店になってしまうんですが、どうも落ち着かないようです。
いつもは満員のたこ八さんですが、時としてこういう静かな場合もあります。
ところで本日の一串目は、「焼きレンコン」を作ってもらいました。
塩胡椒で焼いたものですが、これに醤油を掛け、香ばしいところをチビチビいただきます。
フライも良いけれど焼きレンコンもまた大好きな食べ方です。
110516_1835~0001 posted by (C)電気がま
節電の話から、オカアサンの思い出話が広がります。
「昔は明かりにカーバイドを使っていたもんだよ」
「そういえば昔は露店は皆アセチレンランプでしたね」
「あれがやり方によっては上手く付かなくて、苦労したものさ」
「そんなもんでしたか」
「屋台を引いてた時で、それでも二三年で電気がひかれたんで助かったけどね」
カーバイドは水と反応してアセチレンガスを発生します。
それを燃やして照明に使ったのがアセチレンランプでした。
使い方にもいろいろと慣れが必要だったそうです。
今では「アセチレンランプ」なんて見ることはできませんが、かつては貴重な灯りだったんですね。
一人でのんびりしていると、ジンちゃんが入ってきました。
右隣に席を移動して、あれこれとたわいのない会話をします。
そういえばカラオケに行く約束も延期されたままでしたが、なかなかスケジュールが合わないようで、当分は無理かな。
まぐろの醤油焼きが出てきて今日はここまで。
また串二本でした。
若者三人連れのお客さんが入ってきたのを機会にお会計です。
今日はまだ早いのでもう一軒回ってみようかな。
ご馳走さまでした。
2011.05.11 Wednesday
たこ八@ご苦労様です
たこ八@ご苦労様です
「こんばんは」
今日もお決まり、仕事終わりでのたこ八さんです。
引き戸を開けてお店に入りますと、珍しく常連さんで賑わっていますね。
どこに座ろうか悩みましたが、やはり美女の隣がよろしいようで、しっかりとRチャンの隣に回りました。
すると一番奥にいらっしゃる方はお久しぶりのKさんではないですか。
「お疲れさまでした」
連休中に東北までボランティアに出かけ、帰ってきたばかりだといいます。
体調も万全では無いというのに、ご苦労様でした。
せっかくの機会ですのであれこれとお話を聞かせていただきます。
一週間というのも長いもので、奉仕活動の間はテレビや新聞などをあまり見なかったために、Kさん最近のニュースは全く分からなかったそうです。
静岡に帰ってきて初めてユッケ騒動や原発停止という騒ぎを知ったというほどお仕事に集中していらしたんですね。
なるほどと思うようなお話を聞かせていただきましたが、その中で一つだけ気になったお話を書きます。
それは奉仕活動中に被災地で見かけた光景だそうですが、明らかに「見物客」と思われる若者が何組か見かけられたというお話です。
ボランティアの方々は、バンや中型バスで泥だらけになったままあちこちと移動しますが、明らかに場違いなピカピカの高級車が走っている。
車を止めてあたりを見物している男女のグループ。
中にはピースサインで記念撮影までしている輩も見かけたそうです。
私もうわさには聞きましたが、実際にいるんだということに驚きました。
ほんの一握りの方々なんでしょうが、寂しいものですね。
現地での被災の状況も、場所によって大きく異なっていて、やはり被害の酷いのは海岸地域だということでした。
仙台の市内などは全く被害がないようにも見えたそうですから、運命とは分からないものです。
110509_2113~0001 posted by (C)電気がま
「蕗を煮てみたけどどうかな」
しんみりしているとオカアサンが小鉢を出してくれました。
ほろ苦い蕗の味は、もう夏が近いことを感じさせます。
110509_2131~0001 posted by (C)電気がま
今日はナンコツがあったのでこれを焼いていただきました。
顎が疲れますが、食べられる幸せもじっくりと味わえます。
傍らではシンチャンが珍しく「芋ケン」を飲んで赤い顔をしていました。
平和なたこ八さんで飲めるというのは、やはり幸せなことです。
2011.04.23 Saturday
たこ八@九州から
たこ八@九州から
先日たこ八さんに行った時のことです。
オカアサンがこんな小雑誌を見せてくださいました。
110411_1845~0001 posted by (C)電気がま
「DREAM3776」
これはFDAの機内雑誌だそうです。
FDAの機内などで配られるフリーペーパーで、各地の名物などが紹介されています。
中を見てみますと、そこにはしっかりと「たこ八」さんが載っていました。
110411_1844~0001 posted by (C)電気がま
オカアサンの話では半年ほども前に、あれこれ取材と写真を撮っていったそうですが、掲載については全く案内が無く、忘れていたとのことでした。
それが突然お便りと共に掲載された雑誌が送られてきたといいます。
まあ上手く書かれていますからお店としては文句はありません。
そしてこういう効果というのも面白いもので、実際に九州から静岡にやってきた人がこの本を見てたこ八さんまで来たそうです。
世の中インターネットの時代ですが、こういう紙媒体もバカには出来ません。
そのお客さんはたこ八さんで、静岡おでんを満喫してお帰りになったそうですが、この本がなかったらまず出会うことはなかったでしょう。
まあ、わざわざおでんを食べに来たというわけではないでしょうが、いくらかの楽しみにはなったはずです。
逆に静岡人の私もこの本に掲載されている九州名物を見て、行きたくなるかもしれません。
遠く離れてはいますがいいPRになると思います。
今年は浜松まつりが中止で、何とも寂しいです。
オカアサンも毎年浜松まつりの時期だけは息子さんの家に帰ってくつろぐそうですが、お祭りがないと手持ち無沙汰になるでしょうね。
さりげなく出してくれた胡麻和えにもなぜか哀愁が込められていました。
110420_1917~0001 posted by (C)電気がま
2011.04.14 Thursday
たこ八@地震当日は
たこ八@地震当日は
今晩も相変わらずのたこ八通いです。
震災から遠く離れた静岡でもその影響は強く、居酒屋さんも寂しくなっているそうです。
たこ八さんの並びの「青葉横丁」でも最近は人通りが減少してきていて、お店によっては閑古鳥が鳴く状態でした。
たこ八さんも影響はあるそうですが、他のお店に比べたらまだまだお客さんの入りはしっかりしています。
「こんばんは」
今日は定刻の9時9分、まあそこそこの入りです。
奥に珍しくSGチャンがいたので、隣におじゃまします。
いつも通りに瓶ビールで乾杯した後です。
「地震の時どうでした?」
最近の会話は大体ここから始まります。
すると意外な返事が返ってきました。
実は、SGチャン地震当日は出張で東京にいたそうです。
しかも奇遇なことに、ジンちゃんとも一緒だったというからまた偶然とは面白いものです。
そんなところで地震が発生しました。
会場の揺れもかなり激しく、大騒ぎになったそうですが、とりあえず現場での被害はほとんど無く済みました。
直後ではこれほど酷いとは思わなかったそうですが、催しは中止になって即座に帰る手配になります。
SGチャンは素早く帰りのバスを待つ乗り場に並びました。
このあたりは一人と団体で行動が変わったんですが、ジンちゃんは結局バスに乗れないでそのまま東京でお泊まりをする羽目になったそうです。
まずは素早い行動が明暗を分けました。
バスもかなりの混雑だったそうですが、行列にくたびれて諦めるお客さんも多くあったそうで、SGチャンは1時間ほどで乗り込むことが出来ました。
そこから浜松町までは行けましたが、すでに山手線は動かず、そこから先はどうすることも出来ません。
仕方ないので、SGチャンは開き直って居酒屋でやけ酒を飲み始めました。
しかしそこが運の良いところで、絶えず駅の様子を見張っていたといいます。
するとどういうわけか、目の前の線路を新幹線が走っているではないですか。
他の路線は全面停止でしたが、新幹線だけは生き残っていたわけです。
そこで慌ててお会計をすると同時に、東京駅まで走り出しました。
とにかく間に合わなかったらそれでお終いですから、気が急いたことでしょう。
幸運にも無事新幹線に乗ることができ、そのまま静岡駅まで帰ることができました。
いかにもラッキーですが、やはり普段から鍛えているかたは違います。
トラブルの時にどう対処するのか。
なかなか思うようにはいきませんが、最善を尽くせば先が見えてくるものですね。
今日は少し見直しました。
なお取り残されたジンちゃんですが、幸いにも避難場所として開放されたカフェで泊まることができたそうです。
とはいえベッドではなく寒い中を普通の椅子に座って一晩過ごしたといいますから大変でした。
それでもコーヒーは飲み放題で、晩ご飯も無料、朝食はバイキングだったとか。
なんとか翌日になり、動いているメトロで東京駅近くまで移動し、新幹線で帰宅したそうです。
皆さんご苦労様でした。
110404_2129~0001 posted by (C)電気がま
今日の一皿は、「ナンコツ」です。
歯が丈夫になりますね。
2011.03.18 Friday
たこ八@落ち着きます
たこ八@落ち着きます
(3月7日のお話です)
そんなわけで、結局いつものたこ八さん通いです。
私もビール半分にお酒二杯だけですから、まだまだ飲み足りません。
ただ問題は席が空いているかどうかですが、今日は幸運にも大丈夫でした。
ちょうど直前に団体さんがお帰りになった後だそうです。
110307_2011~0001 posted by (C)電気がま
空いた席に三人並んで座ります。
まずはビールで乾杯のやり直しです。
たこ八さんは開店から7時ぐらいまでが目茶混みで、それを過ぎるとのんびりできるようになります。
お客さんは一人客とグループとがありますが、この時間に団体で入られるのが一番辛いですね。
一人客は割合にさっぱりしていてきりが付けばすぐに席を譲ってくれるんですが、団体客はどうしても長っ尻になります。
書き入れ時に満員で、終わってしまうとそれっきりというパターンが、一番がっかりだそうですが、そこは商売ですから仕方がないですね。
110307_2057~0001 posted by (C)電気がま
おつまみは、さっぱりとした冷や奴に、ネギマをそれぞれいただきました。
お隣は常連の美人人妻、Rチャンです。
最近体調が回復した様子で、たこ八さんの出席率もかなり高くなっています。
早い時間から、かなり遅くまでですから元気ですねえ。
結局三人でビールを三本開け空けて、おでんを数本つまんでお勘定です。
1時間半の滞在は、一人あたり千円と少し。
いつもの事ながら安いなあ。
お客さんも静かで会話も弾んで、ゆったりとしたシメが出来ました。
やっぱりここが落ち着きます。
最近記事にする機会がないので、撮りだめした写真を載せておきます。
日にちはバラバラでして、もちろん一日にはこんなに食べられません。
110216_1909~0001 posted by (C)電気がま
まずは、たこ八の表看板である、牛スジのおでんです。
継ぎ足し継ぎ足しで五十数年というダシの元は、この牛スジですね。
110223_2039~0001 posted by (C)電気がま
110228_2000~0001 posted by (C)電気がま
次は、気まぐれで登場する、「油揚げ」です。
こんな変わったおでんもたまには見つけられることがあります。
これはあまり煮込まない方が美味しいです。
110223_2038~0001 posted by (C)電気がま
こちらはサービスで、野菜の天ぷらです。
たこ八さんはこの手のサービス品は完全無料です。
その見分け方は、「串があるかないか」ですから、分かりやすいですね。
110223_1958~0001 posted by (C)電気がま
こちらは私の好物の一つ、ジャガイモのおでんです。
これに甘味噌と削り節を掛けていただくのが定番です。
110228_1908~0001 posted by (C)電気がま
運が良いとこんなものも出てきたりします。
ワカメはあまり食べませんが、意外に美味しかったりします。
この日は結局家でもまた飲み直してしまいましたが、変なお酒でしたね。
まあ、人生色々あります。
追記
震災前に書いておいた記事はここまでです。
気力が湧いてきたら、またまとめることにします。
今期の遠征は全て中止にします。
2011.02.12 Saturday
たこ八@梅もほころぶ
たこ八@梅もほころぶ
「こんばんは」
今日はいつもよりも早い時間のたこ八訪問です。
さすがに早い時間は混んでいて、お店の奥から暖簾をかき分けてみますとほぼ満員でした。
ところが間がいいというかちょうどお二人のお客さんがお会計をするところでした。
外でしばらく待ちますと、そのお客さんが出てきたので入れ違いに中に入ります。
今日は空いている向かって一番右端の席に座ります。
一人客ですからどこでもいいんですが、後から来られるお客さんのためにもなるべく端の席に座ることにしています。
開口一番オカアサンが
「梅が咲いたわよ」
嬉しそうに教えてくれました。
110209_1931~0001 posted by (C)電気がま
実は十日ほど前に持ってきた我が家の梅の一枝がほころんで、白い小花が咲き始めたというんですね。
このところの暖かさでようやく遅咲きの梅も開花を始めたらしいです。
でも、我が家の庭の梅はまだまだつぼみが堅く、咲く気は微塵も見せていません。
面白いもので、たこ八さんに持ってくるとすぐに花が開きます。
このお店は暖かさが違うんですね。
いつものように麒麟の大瓶から飲み始めますが、今日もお店は賑やかです。
するとすぐに二人組のお客さんが来て、またまた満席になりました。
席がおでんの鍋からは遠いので、しばらくじっとしているとオカアサンがジンちゃんのお土産だというシュウマイを揚げて出してくれました。
今日はまだおでんを一串も食べていないので、申し訳ないですがありがたくいただきました。
しばらくしてまたお客さんの出入りがあり、アラチャンやOちゃんそして風邪がまだ治らないのにお酒だけは全開だという美人人妻のRチャンもやって来ました。
ちょうどお店の反対側の列は、いつの間にか常連さんで埋まってきました。
久しぶりに賑やかな雰囲気になってきました。
110209_1927~0001 posted by (C)電気がま
追加の差し入れで、ロースハムも出てきました。
今日は差し入れの方が多いんで、おでんはあまり食べられませんね。
そこで、「レンコン塩焼き」でもいただきましょうか。
110209_1929~0001 posted by (C)電気がま
普通に焼いただけですが、こういうつまみは大好きです。
上から醤油をさっと掛けていただきますが、これだけでお酒が何杯も飲めそうな勢いです。
110207_2140~0001 posted by (C)電気がま
おまけは別の日に出していただいた金目鯛の干物でして、お客さんが少ない時はこんなものに巡り会える時もあります。
皆さんがそろったので今日は名残惜しいですが、あいにく定量になってしまったので潔くお暇することにします。
私の場合たこ八さんでの時間は大体1時間少しで、ほとんどが瓶ビールを1本にショーチューを二杯です。
もう何年も前からこの飲み方が身に付いてしまって、これを飲み終わるとそのまま帰ります。
飲み足りない分は家に帰ってから飲んだり、もう一軒回ったりしますが、最近は夜更かしはしませんからずいぶん品行方正になったものです。
「どうもごちそうさまでした」
来週にはもう梅も満開でしょうか。
少し風も弱まった青葉通りに出て行きます。
2011.01.29 Saturday
たこ八@今日のくさデカ
たこ八@今日のくさデカ
先週は風邪で外出もままならず、出かけるのをお休みしていた「たこ八」さんですが、何とか回復したので、2週間ぶりにお店の暖簾をくぐりました。
今日はお久しぶりの「9時15分の男」が復活です。
「こんばんは」
今日は珍しくシンチャンがいました。
相変わらずのハイペースでパクパクおでんを食べています。
さっそく隣に座らせていただくことにしましょうか。
オカアサンに先週来れなかったわけを説明します。
今年は寒かったせいか常連さんもトラブルの人が多いようで、天下無敵のRちゃんも珍しく風邪でダウンしているそうです。
今日は旅行帰りのコロちゃんが、「エボダイの干物」をプレゼントしてくれました。
それをオカアサンが炭火で焼いてくれます。
もちろん混み合っている時はダメですが、空いていて常連ですとこんなわがままも聞いてくれますからいいものです。
シンチャンと二人でしっかりと分け合いました。
やはり地物はいいですねえ。
101222_2102~0001 posted by (C)電気がま
たこ八では頼まないと出てこないメニューもいろいろありますが、これは「焼きシイタケです。
醤油の焦げた匂いが香ばしくて美味しいです。
たこ八さんの特徴として、メニューがないことがありますが、そういうお店ですから文句が出ても仕方がありません。
最初はとまどいますが、慣れてくればそれはそれで心地よいものです。
110112_1953~0001 posted by (C)電気がま
次は、以前のものですが、お客さんの持ってきてくれたお土産で、「イカスミ花林糖」です。
手すきになるとこんなものも出てくることがあります。
あまり甘くないので、私にも大丈夫です。
110105_1837~0001 posted by (C)電気がま
つまみも食べずに黙っていると、オカアサンがさりげなくまぐろを焼いてくれたりします。
もちろんべつに頼んではいないんですが、気を遣っていただけるうちが花ですから、喜んでいただきます。
普通の醤油焼きですが、炭火で焼くとひと味違いますね。
さて、いよいよ本日(1月29日土曜日静岡地区、テレビ静岡6時半から)放送の「くさデカ」で、たこ八さんが紹介されます。
お相手は、「トータルテンボス」さんでして、録画の話を聞きますとオカアサンにも鋭いツッコミがなされたそうです。
うまく編集されるんでしょうが、このあたりはどうなのか楽しみです。
おひまな方はぜひご覧下さい。
2010.12.18 Saturday
たこ八@くさデカ再び
たこ八@くさデカ再び
月曜は大雨で来られなかったたこ八さん。
今日は今週初めての入店です。
いつものように青葉横丁に向かって歩いていると、目に止まります。
奥にそれを止めて、こちらに戻って来るその姿は、あれジンちゃんじゃないですか。
何とも珍しく今日は二人そろっての入店です。
お店にはいるとオカアサンが驚いていました。
常連さんの先客は、Oチャンにアラチャンで、私たちはその隣に座ります。
なにやら奥の方で賑やかなお客さんがいらっしゃいますが、すぐにお帰りになりました。
Oチャンの話では、何と三時に来たお客さんだと言います。
もちろんたこ八さんの開店は5時ですから、三時ではオカアサンも仕込みの真っ最中。
そこでお酒だけ飲んで開店待ちをして、待ちきれずにいったんお家に帰ってお風呂まで浴びて出直して来たとか。
そのせいかかなり酔いが回っていらっしゃるようで、足下がふらついています。
ともかく無事にお帰りになったので、一安心しました。
例によって瓶ビールで始めますが、ジンちゃんは「芋ケン」ですね。
「寒くて、とてもビールは飲めないよ」
わりと厚着をするタイプで、オカアサンいわく、「暑がりの寒がり」という典型です。
さて、オカアサンの話によると、今日開店前の早い時間に「くさデカ」の取材があったそうです。
「たこ八」さんがこの番組に出るのも二回目で、目印の「くさデカ看板」も二枚目が置いてありました。
「それで、いつ放送されるの?」
「来月(1月)の29日だって言ってたね」
これは楽しみです。
今回はカメラマンがうるさかったそうで、何度も撮り直して時間が掛かったそうです。
おでんのネタを出して並べたりと、いろいろ苦労をしての撮影だったのですが、放映されるともちろんそこは編集されているんでしょう。
取材のタレントはどうも「トータルテンボス」さんらしいですが、面白い話があるのでひと言。
そのどちらかが、オカアサンのしわしわ(失礼)の手で巻き取られるシラタキを見て、「どちらがシラタキか分からない」と申したそうです。
それには思わず一同爆笑してしまいました。
テレビ放映を見られる時にはぜひご期待下さい。
12月の初めに忘年会があったわけですが、ご両人ともそれから初めてのご来店だそうです。
その忘年会で出た、「ハブ酒」が効き過ぎたんだとか。
私もそうでしたが、アレはすごかったですから仕方がないです。
皆さんハブにはご注意ご注意。
今日は珍しく客足が鈍いようで、8時を過ぎるとすっかり暇になりました。
ボーナスも出たというのに、なかなか景気も回復しないですね。
結局9時前にはOチャンと私だけになってしまいました。
今日はそのままおとなしく家路につきます。
いよいよ本格的な冬の到来で、寒くなりますね。
たこ八さんも今年中にあと何回行けるかなあ。
来年1月29日の「くさデカ」放送をお見逃しなく!
2010.12.01 Wednesday
たこ八@メニューいろいろ
たこ八@メニューいろいろ
今日も仕事終わりのたこ八です。
濃紺の暖簾をくぐると、奥から聞き慣れた声が掛かりました。
見ると、珍しく一人で飲んでいるOチャンです。
席も空いているので、私は奥の隣席に座ります。
「帰ろうと思ったけど、×ちゃんが来るからと待っていたよ」
聞けば今日は6時前から飲んでいて、話し相手のジンちゃんやアラチャンもとっくに帰ってしまったとか。
わざわざ待っていてくれたとは嬉しい限りですが、だいぶお酒も回っている様子です。
例によって瓶ビールの一口を空けると、Oちゃん今日は気分があまり良くないとこぼします。
何でも先ほどまでいたお客さんの暴言で、お店の雰囲気が悪かったんだとか。
聞けばそのお客さんも良く顔を出す方でして、私も何度かお会いしているので想像は付きます。
今日も詰まらない話で、お客さんを笑わせるつもりだったんでしょうが、気分の悪い人には腹立たしく感じられます。
この酒場での話題というのも難しいですね。
完全に気心の知れた友人同士ならば安心ですが、全くの見知り合いや二三回見かけたあたりが難しい。
話しかけられた時に無視するというのも角が立ちますからそれなりに受け答えするのは当然です。
もちろん興味のある話題でしたら、大歓迎で話も弾みますが、いつもそうとは限りません。
私が一番嫌いなのは、「自慢話」のたぐいで、これは完全に無視します。
そういうお前がしているじゃないかという声にはただ謝るばかりですが、しないようには心がけています。
他人のうわさ話や悪口も嫌いですね。
もちろん良い話なら良いですが、大体は逆の方向へ転びます。
飲み過ぎて同じ話を何度もするようになったらこれは危険信号ですから、なるべく近寄らないようにします。
いろいろな立場の方がいらしゃいますから、正論であっても慎んだ方が良いというのは酒場の鉄則です。
お酒に酔っての口論やケンカなどは最悪ですから、それなりに慎まなくてはいけません。
暴言の主もつい口が滑ってしまい、後に引けなくなったんでしょうが、まあ酒でのことですから後を引かずに流しておくのが一番です。
ところでたこ八さんの常連にもいろいろいらっしゃいますが、初心者への対応もさまざまです。
手取り足取りの解説で面倒を見る方や、全く無視する方、私はどちらかというと不親切な部類です。
その真逆が、隣にいるOチャンです。
とにかく良く喋るし口も悪い。
それでも人から恨まれないのが人徳というところでしょうか。
まあ根はいい方ですから、皆さん笑って応談していらっしゃいます。
そのOチャンが
「最近オレは丸くなった」
と自画自賛しています。
確かにこの数年は大人しくなって、落ち着いてきましたが本人も自覚しているんですかね。
何しろ昔のOチャンは、初対面のお客さんをお前扱いで怒鳴るは、頭をバシバシ叩くはで、見ているこちらがドキドキするほどですから、進歩したものです。
それ以外にもあれこれ内輪話で夜が更けてゆきました。
さて、今日もたこ八のメニューをご紹介します。
まずはおでんの「昆布」です。
一時中断していましたが、最近復活しました。
実は私の好物の一つでもあります。
難点はちょうどほどよく煮えた具合のものになかなか巡り会わないことです。
次は、Oチャンの「カキの塩焼き」です。
私はカキは苦手なんで食べませんが、ほとんどの常連さんはこれが大好物です。
そして冬場限定の種は、大根です。
中まで良く煮えた大根は、やはり良いもんですねえ。
大きいのでこれ一つでお腹がふくれてしまいます。
最後に変わったものをお見せしましょう。
これは何と「ところてん」です。
どうも常連の、シンチャンとRチャンお気に入りのメニューらしいです。
もちろん頼めば出してもらえます。
入れ物がグラスというのがまた面白いですが、よく頼むよなあ。
2010.11.18 Thursday
たこ八@おKちゃん怒る
たこ八@おKちゃん怒る
今日は仕事終わりでのたこ八訪問です。
いつものようにたこ八さんの暖簾をくぐると、おや空いていますね。
入り口すぐの角席にS先輩、その右手にはおKちゃん、左手には美人人妻のRちゃんと、まさに両手に花状態です。
そそくさとご挨拶を済ませ、少し離れた奥の席に向かいます。
今日は常連さんだけの状態なので気が置けない仲間ということで話も弾みますね。
私は例によって瓶ビールです。
やはり仕事終わりのビールは格別ですね。
貸し切り状態とあってか、珍しくおKちゃんがおかんむりです。
何でも昼間シンチャンに会ったんだそうで、その時の話です。
車で通りかかったおKちゃん、道路の反対側を歩いているシンチャンを目ざとく見つけて、声を掛けます。
ところがなかなか気が付かないので、ちょうど信号待ちで止まったのを機会に、窓全開でシンチャンの名前を呼んだそうです。
手まで振られてはシンチャンもさすがに気が付いてこちらを見ました。
それは良いんですがその時の態度が気にくわなかったようで。
「こっち見て、素っ気なくプイよ」
いかにも、(なあんだおKちゃんかぁ)
と言う表情で近づきもしなかったのを、悔しそうに訴えていました。
その表情があまりにも面白いため一同大爆笑です。
まあシンチャンにも嗜好の自由がありますからこれは致し方ないですが、それほど怒らなくてもいいと思うのは皆さん同じです。
「そんなこと言うとシンチャンが来るよ」
そう言って脅かしますが、さすがにこの日は来ませんでした。
なだめ役は、亀の甲より年の功でS先輩です。
オカアサンにビールを1本追加してもらって、それをもう帰ると言い出したおKちゃんにサービスします。
「酔わせてどうするつもりなのよ」
「おKちゃん気を付けないとダメだよ、下心があるんだから」
回りはおもしろがって勝手に邪推しています。
もちろんS先輩は紳士ですから、そんな気持ちは毛頭ありませんのでご安心下さい。
「全く失礼しちゃうわ、窓まで開けて挨拶したのに」
うーん私だったらどうしたかなあと考えたら背筋が寒くなりました。
くわばらくわばら。
S先輩にビールを2、3杯プレゼントされて、おKちゃんはようやく機嫌を直したようです。
スッキリとした顔で帰って行きました。
「たこ八」さんは今日も何とか平和で終わったようです。
本日の一串は、「レバー塩焼き」です。
何気なく焼かれたレバーですが、これが美味しいんだなあ。
どうもごちそうさまでした。
2010.11.09 Tuesday
たこ八@そろそろ忘年会
たこ八@そろそろ忘年会
さて「ちんどん」さんの次はと、久しぶりに「ナカミヤ」さんを覗いてみましたが、早い時間なのにカウンター席はほぼ満員でした。
ここで軽く一杯という心づもりでしたが、踵を返して「たこ八」さんに向かいます。
考えてみれば、「刺身盛り合わせ」もすでにいただいていますから、また次にしましょうか。
「こんばんは」
たこ八さんも結構な賑わいでしたが、奥の常連席が空いていたのでそこに詰めていただきます。
今日は休日なのに珍しくジンちゃんもいらっしゃいます。
そういえば久しぶりですね。
例によって瓶ビールで一人乾杯です。
最近はキリンのラガーがお気に入りです。
サービスで葉唐辛子が出てきました。
これもオカアサンの自家製です。
いかにも酒飲み好みのアテです。
さて、今年も忘年会のシーズンがやってきました。
たこ八のメンバーでは、ここ十数年は例年オカアサンを囲んで忘年会をやることになっています。
それが12月の第一日曜日というのも近年の定番です。
今年はジンちゃんが幹事をやってくれるんだそうで、いつもになく意気込んでいる様子。
あれこれと打ち合わせをします。
今日の一品はお気に入りの「タン塩焼き」にたまたま出てきた「インゲンの天ぷら」でした。
たこ八さんではほとんどつまみはいただきませんから、こんなもんで本日は終了です。
何とも売り上げに非協力的な駄客三昧ですが、アルコールはちゃんといただいていますからね。
話は変わりますが、立ち飲みのお店やカウンターだけのお店で、「後から来るから」と場所を確保するのはマナー違反です。
「でもすぐ来ますから」
というなら、その人数分のお酒につまみを注文して並べておけばよろしい。
狭いお店ですから一度チャンスを逃してしまうと、売り上げに響きます。
グループにはそれにふさわしい大きさのお店があるはずですから、そちらに行けばよろしい。
大いばりで席を大きく占領するなどもってのほかです。
一人二人なら満員に近くても詰め合って座れます。
譲り合って楽しくお酒をたしなむのが居酒屋さんのマナーですね。
高歌放吟身振り手振りは回りの迷惑、悪酔いの前兆です。
こちらはおまけで、国産のししゃもだそうです。
結局たこ八さんでいつも通りの本数を楽しみ、早めにお店を出ました。
実はもう一軒行こうと思っているんです。
2010.10.15 Friday
たこ八@今日は二次会
たこ八@今日は二次会
「焼酎飲み放題」の「ちょり」さんを出て、タクシーで向かった先は「たこ八」さんです。
今日は祝日の月曜日ですが、はたして席は空いているでしょうか。
タクシーは昭和通りを駅方面から進んでいくので、どう曲がるのかと思っていたら、何と直前をUターンして到着でした。
これは凄いタクシーだなあ。
お店に着きますと、大丈夫ガラ空きでした。
普通の平日だったらまず満員の時間帯ですが、祝祭日はねらい目ですね。
安心してゆったりと座ります。
オカアサンに聞きますと、お休みの日は大体こんなもんだということでした。
やはりお客さんはサラリーマンさんが多いんでしょうね。
とりあえず瓶ビールで乾杯します。
今日はたこ八が初めてという方が多いので、あれこれとレクチャーします。
慣れてしまえばどうってことはないのですが、最初は皆さんとまどいます。
何しろここはメニューがありませんから、注文にもいろいろと悩むんですね。
今日はオカアサンも暇そうなので、いろいろと教えていただきます。
まずはここに来たらこれをいただかなければならないという、「牛スジのおでん」ですね。
じっくりと煮込まれた牛スジは、ほろほろと崩れてゆきます。
次は、季節もので「カキの串焼き」をお勧めしました。
これ、私は食べないんですが、食べた方は皆さん喜ばれます。
炭火で焼いたカキはさぞかし美味しかったことでしょう。
人数が多い時には定番の「鰯天ぷら」です。
揚げ物が苦手な私ですが、これは大好物です。
こちらもたこ八さんでは外せない名物メニューですね。
私はあっさりと、「イカの串焼き」です。
こちらもよくいただくんですが、ゲソも美味しいですね。
皆さんはおでんやフライものをあれこれ品定めしているようです。
ビールが空いて、つぎはというと結局焼酎に戻ります。
さっきまであれほど飲んでいましたが、場所が変わればノープロブレムです。
そこでたこ八流の「緑茶割り」の作り方を指導します。
まずはグラスに氷を入れてもらいます。
そこにパック入りの焼酎「むぎコーン」を三分の一ほど入れ、たこ八特製の「粉末緑茶」をサジに1杯入れて良くかき回します。
かき回すには割り箸で大丈夫です。
ほぼ溶けてきたら、冷水を注いで出来上がりです。
この「緑茶割り」は最近では「静岡割り」とも言われていますが、実はここ「たこ八」さんで最初に流行した飲み方なんです。
もう十年ほど前だと思いますが、常連さんの一人がはじめたというのがきっかけで、ついにはお店で緑茶の粉末を用意するほどの大流行にまでなりました。
今では、お客さんの半分ぐらいがこの飲み方をしています。
言ってみればここは、「元祖静岡割りの店」と称して良いかもしれません。
そう言う私は「ウーロン割り」専門なんですけどね。
皆さん珍しそうに緑茶割りをいただいていました。
あっさり系のつまみとして、「お新香」です。
キュウリと大根は定番ですね。
一時は私たちだけになってしまいましたが、また別のお客さんが入ってきてお店も賑やかになりました。
皆さんお店の雰囲気を楽しんでいらっしゃいます。
そんなこんなで小一時間ほどたこ八さんにおじゃましてしまいましたが、さあそろそろ時間ですか。
おまけです。
こちらは、「ワカメ素麺」だそうです。
オカアサンがお店で見つけて珍しいので買ってきたとか。
もちろんサービスでして、私は初めていただきました。
つまみとしては微妙なところでした。
こちらはよくいただく一串です。
炭火で炙ったシイタケは、少しお醤油を掛けると美味しくなります。
まだまだ暑いですが、秋の味覚ですね。
2010.09.23 Thursday
たこ八@番外編
たこ八@番外編
さて9月に入ってのたこ八訪問です。
今月はきちんと毎週月水に顔を出していますが、暑さのせいかお客さんの入りも普段より少なく、そのせいでのんびりと過ごせますね。
お客さんも常連さんが主ですから、気を遣わなくて済みます。
そんなわけで取り立てて記事にすることもありませんので、たまった写真の整理をすることにします。
たこ八さんで珍しい物に出会うと、反射的にカメラを作動させてしまいます。
つい記念に残そうと思ってしまうんですね。
まあ大した物ではありませんが(失礼)中には面白そうな物もあります。
全てがいつでもあるとは限りませんからご注意下さい。
まずは、「タクワン」です。
ここ「たこ八」さんでは「お新香」というメニュー(書いてはありません)がありますが、気が向くとタクワンも出してくれます。
私は二枚もあれば十分です。
これはいつでもありますが、「レンコン焼き」です。
輪切りにしたレンコンを塩胡椒で焼いたものです。
実は私の隠れ好物で、お客さんが少ない時などによく頼んだりします。
一つだけというのも気が引けますから、誰かの注文に便乗するのが一番です。
カリッと焼き上がったレンコンの素朴な味わいがお酒に良く合います。
「茗荷の天ぷら」です。
たこ八の揚げ物は、定番の物もありますが、オカアサンの気分次第でいろいろな変化球が出てきます。
そんな時は見逃さないのが通と言うものです。
今日はふと見るとこんな天ぷらがありました。
揚げ立てホクホクの茗荷はその香りが何とも言えません。
軽く塩を振っていただきましたが、こういう軽い天ぷらはいいですね。
お客さんのお土産がそのまま出てきたりする時もあります。
これは「鮎のフライ」です。
もちろんメニューにもありませんから、よほどの幸運でないとありつけません。
こちらはソースを掛けていただきました。
小骨が多いですが、落ち鮎を味わえるのも限られた期間だけですから貴重です。
なおこれはサービスですからお値段はありません。
こちらは定番商品の厚揚げです。
この厚揚げも私の好物で、味の浸みた物からあっさり目の物まで、いいお酒のアテになりますね。
私は、お味噌をかけていただくことが多いんです。
カラシも大切なお供です。
こちらは珍しく串に刺さっていない軟骨です。
ナンコツには二種類あって、串にさせる方はそれで焼きますが、いわゆる大ナンコツは串に通りにくいため、網で焼いてくれます。
ただしめったに出てこないため見つけられたらラッキーですね。
味付けは塩コショーでシンプルにゴリゴリ感を味わいます。
一日一皿のおつまみ紹介でした。
2010.09.06 Monday
たこ八@お久しぶりに
たこ八@お久しぶりに
最近「たこ八」さんの記事が少ないというお叱りを受けましたので、お久しぶりのたこ八日記です。
私のたこ八詣では通常週二回で、都合で一回や三回になるときもあります。
ところがこの夏場はそれ以外の居酒屋探訪が多かったため、週一のペースに近いものでした。
実は例の事件以来休肝日も増やしているため、飲み歩く回数も減っています。
したがって特に変わったことがなければ記事に書きませんから、たこ八さんは平和そのものだったわけですね。
それでもだいぶご無沙汰していることになりましたから、今回はつまみの写真を中心にまとめてみました。
前にも書きましたが、「たこ八」さんでは私はほとんどつまみをいただかないので、まず代わり映えしません。
これは「タン塩焼き」です。
夏場はおでんをいただくよりも串物を食べる方が多くなります。
そういえば近ごろはフライ関係はめったに手が伸びません。
このタンに、溶きがらしをたっぷり付けていただくのが一番です。
あまり芸がないですが、気に入っているつまみで、二回に一回はこれです。
オカアサンがサービスで「アボカド」を出してくれました。
どうやって食べたらいいのか悩みますが、レモン汁がかかっていますので、軽く塩を振っていただきました。
ワサビ醤油というのもありそうですが、ここにはワサビはないのでできません。
カツオブシと醤油を振りかけて、というのもあり得ますね。
アボカドって、不思議に美味しいですね。
今日は隣に「美人人妻」のRチャンがいるので、色々なおまけが出てきます。
私だけの時には、おまけはめったに出てきませんから、これはもう人柄の問題です。
そのおこぼれにおあずかりしながら、せっせとショーチューの紙パックをつぶしているきょうこのごろです。
キャベツのお新香です。
もちろん自家製で、ほどよい漬かり加減ですね。
これも隣同士で分け合っていただきますが、こういう何でもない一皿が一番お酒にふさわしい気がします。
無ければ無いなりにお酒が進みますが、あるとまたそれなりにピッチが進みます。
ある時は「ギンナン」が出てきました。
もちろん最初は沢山ありましたが、私に回ってきた時はこんなもんです。
年の数だけ食べてみたいですねえ。
でもこの物足りない感じがたまらなく良いです。
初物は縁起がいいですからね。
時にはクッキーが出てきたりもします。
甘い物は苦手な私ですが、このあたりなら甘すぎず、良いつまみ代わりになります。
今日も串は2本だけなのに、それ以外の物をたっぷりといただいてしまいました。
どうもごちそうさまでした。
2010.07.31 Saturday
たこ八@樹根さん乱入
たこ八@樹根さん乱入
週のまん中水曜日、先週は東京旅行で行けなかった「たこ八」さんに出かけます。
今日は6時過ぎの早い時間ですから混んでいそうな予感がしますが、さてどうかな。
たこ八さんの前に行きますとちょうど5名の団体さんが入りかかる途中でした。
これで満席かと慌てましたが、運良く一席空いていて、端に座ることが出来ました。
一度にお客さんが大量入店で、オカアサンも大忙しです。
そのあおりを食って一番最初にいたはずの、Sさんのホッピーが一番最後に回されてしまいました。
今日は暑いので、ホッピーも氷を入れて飲む方が多いようですね。
まずは瓶ビールで乾杯し、今日のおつまみは「お豆腐」です。
おでんが名物のたこ八さんですが、私はこの「冷や奴」も大好きです。
特注で取り寄せているお豆腐を丸ごと1個、私の場合は多いので半丁にしてもらいますが、お皿に載せます。
そこに刻んだアサツキと生姜を添えて出来上がりというシンプルなものです。
おでんに掛けるダシ粉と「冷や奴のタレ」でいただきますが、夏のおつまみとしてこれに勝るものはありませんね。
今日も元気でビールが旨い。
今日はすっかり常連ムードで、S先輩、Oちゃん、美人人妻のRチャンに、影の薄いジンちゃんまで勢揃いしています。
こんなアットホームな雰囲気がたこ八さんの持ち味ですね。
あっという間にいつもの定量を過ぎてしまいましたが、今日はもう1本行きますか。
調子に乗って、3箱目のショーチューに手を伸ばします。
これは以前いただいた、「野菜の天ぷら」です。
たまにはこんなものも出てきます。
気のあった仲間と楽しむお酒は何ものにも替えられないですね。
そこへ入ってきたのが初めて見る二人連れです。
若い男性を引き連れている貫禄のあるお姿。
はて、どこかで見たような気がしますが、お店の中がざわつきます。
(ひょっとして、樹根さん?)
大胆にもジンちゃんが尋ねてくれたので、事実が判明しました。
そう、SBSラジオでは土曜日の午後から「満開ラジオ樹根爛漫」を放送していらっしゃる、「樹根(じゅね)」さんでした。
私は初めて、「生樹根」さんを拝見しました。
いやあこんな場所でお会いできるとは夢にも思いませんでした。
偶然だなあ。
有名人だからと言って、あれこれちょっかいを出さないのが、たこ八常連さんの大人なところ・・・。
だと思っていると、携帯を出してなにやらお願いしている男が一人いました。
これこれ、いくら芸能人だとはいえプライベートで来ているんだからほどほどにしなさいね。
樹根さんはノンアルコールでおでんを楽しんでいらっしゃいました。
ラジオで拝見するのとは雰囲気が違って、物静かな方ですね。
まあ、一日中ハイテンションでは体が持ちませんから当たり前なんでしょう。
私も昔はSBSラジオの常連でしたから
「電気がまですが分かりますでしょうか?」
とお尋ねしたところ、覚えてくれていて感激しました。
ついでに記念写真を撮っていただきましたが、Oチャンに撮らせたのが敗因でした。
ダメだこりゃ。
今日は偶然長くいたおかげで嬉しいハプニングに出会えました。
もし途中で帰っていたら後で悔しい思いをしたでしょうね。
おかげで予定の時間を40分ほども超過してしまいましたが、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
私は途中でお店を後にしましたが、今日は思いがけない時間を過ごすことが出来て良かったです。
皆さんお休みなさい。
2010.07.05 Monday
たこ八@今年も
たこ八@今年も
今日はジンちゃんから大集合が掛かって、早めのたこ八入りです。
午後6時過ぎという、私にとってはかなり早い時間にお店の暖簾をくぐりました。
書き入れ時ですが意外にお店は空いていて、なにやら怪しい雰囲気を感じました。
お客さんは4人ですが、いずれも一人客のご様子で、以前お見かけした方もいらっしゃいます。
私はとりあえず一番右端の席に座ります。
ところでなぜ様子が違うのかと言いますと、オカアサンの第一声です。
「いらっしゃいませ」と言う一声がいつもよりトーンが高い気がしました。
普段は黙ってビールを出してくれるんですが、今日に限って
「ビールで良いですか?」
と聞かれ、一瞬耳を疑いました。
「はい、お願いします」
傍らではお客さんのお二人があれこれ激論しています。
どうも私の左隣のお客さんが飲み過ぎているご様子です。
まだ早い時間なんですが、話が支離滅裂でしかもしつこくなっています。
悪いことにその席が「たこ八」さんのちょうど真っ正面なんですね。
お店に入ろうと覗いたら、真ん前に酔っぱらいのオヤジが怒鳴り散らしている。
これではお客さんは敬遠してしまいます。
なるほどオカアサンの機嫌が悪いのもむべなるかな。
そこでこんな時に常連さんである私はどうしたらよいかといいますと
すいません黙っています。
私の経験からするとこんな時に注意するのはかえって逆効果です。
事によっては火に油を注ぐ結果になります。
こちらが最後までしらふなら良いですが、アルコールが入っていて、まずそういう冷静な判断は無理ですね。
そんなわけで、居酒屋でのトラブルには無視するのが一番良いと思っています。
何かネットでの不届き者対策と似ていますね。
そのお客さんはしばらく騒いでいましたが、何とかお帰りになりました。
40分ほど暴れていたそうですが、注文はコップ酒を1杯におでんを一串。
しかもそれは囓りかけたままでお皿の上に置いてあります。
お勘定は500円でした。
まあ時にはこんな出来事もあります。
「トウモロコシが焼けたよ」
お母さんが一切れ出してくれました。
毎年この時期になるとジンちゃんが持ってきて、いや取り寄せてくれる、朝取りのトウモロコシです。
取れたてで新鮮なトウモロコシそれだけでも美味しいのに、それを「たこ八」の炭火でじっくりこんがりと焼いて、さらには醤油を付けて焦がし焼きに仕上げる。
これがまた美味いの何のです。
もちろん全てロハですから涙がこぼれそうです。
いやあこれは美味しいですねえ。
ジンちゃんありがとう。
オカアサンはトラブルの間カリカリしていて、トウモロコシの皮をバリバリと剥いていたそうです。
「おかげさまで、剥き過ぎちゃったよ」
笑って見せてくれましたが、その分お客さんの楽しみも増えたというものです。
このトウモロコシは常連さん専用というわけではなく、この日お店に入ってきたお客さん全員に振る舞われたというのは言うまでもありません。
皆さん喜んでいらっしゃいました。
オカアサンから「お新香」のサービスです。
手づかみでお皿に載せてくれました。
今日のつまみはゼロ円で済みそうですが、それでは申し訳ないですから、「タン塩焼き」を2本いただきました。
今日はお客さんの入れ替わりがいつもより激しいような気がします。
そしていつの間にかお店は満員になって、ジンちゃん、よっちゃんもずらり勢揃いです。
お店に入りきれずに前で待っているお客さんも出てきました。
待ち客が出るのはおでん街では珍しいことです。
私も後のお客さんに席を譲る事にしましょうか。
美味しいトウモロコシで大満足のたこ八でした。
ジンちゃんサンキュー。
2010.07.01 Thursday
たこ八@オードリーが
たこ八@オードリーが
今日も相変わらずの「たこ八」通いです。
いつものように9時9分、見慣れたお店の暖簾をくぐります。
今日のメンバーは皆さん顔見知りの方ばかりでした。
オカアサンにご挨拶をして、相変わらずの瓶ビールで乾杯です。
そういえばたこ八さんではつまみの写真が少ないようですので、いくつか写真をご紹介します。
と言っても別段変わった物などはなく、普通の串物ですが、少しは参考になるでしょうか。
私の場合1回で瓶ビール1本に、ショーチュー2杯が定番です。
ショーチューはウーロン茶で割るわけですが、ここ数年はずっとこのワンパターンですね。
つまみは大体おでんか焼き物で、平均3本です。
たまには「冷や奴」をいただくこともありますが、お母さんがサービスで何か出してくれる時は、それだけしか食べないこともあります。
実はすでに夕ご飯は済ませているので、健康面からもあまり食べないようにしているわけです。
まずは、「ゲソ塩焼き」です。
イカのゲソをシンプルに塩胡椒で焼いたものです。
一口囓ってありますので、ご了承下さい。
イカは、胴体の塩焼きもあり、どちらかというとそちらをいただくことが多いですね。
次も一口囓ったあとの「ポテトフライ」です。
フライには絶対にソースをつけます。
ごく普通のソースですがこれがまた良く合うんですね。
ジャガイモはおでんでいただくことが多いですが、たまにはフライにも手が伸びます。
厚揚げのおでんにお味噌をつけていただくのは定番です。
傍らにある塩らっきょうは、オカアサンの手作りで、もちろんサービスです。
こんなんでチビチビやっていると、あっという間にお酒が空になります。
今日あげた以外では、「タン塩焼き」をいただくことが多いですね。
考えてみると侘びしいレパートリーですが、まあお酒があれば文句は言いません。
不思議なことに、私はたこ八名物の「牛スジ」はたまにしか食べないんですね。
すると壁にいつもと違う物を発見しました。
長年見慣れた「オードリー」の額が、別の物に変わっています。
オカアサンに聞くと、今日から替えたんだそうです。
お店の開店からずっと飾ってあった「オードリー」でしたが、ついに引退して二代目がその代わりをつとめることになりました。
何か寂しいですが、今回のオードリーもすぐにお店の看板になるんでしょうね。
お店の奥には「ガクアジサイ」も飾ってありました。
もうすっかり夏ですが、お店は冷房がガンガン利いていて寒いくらいです。
今月末には、ジンちゃんのトウモロコシも出番だそうですから楽しみです。
さて、そろそろお暇しますか。
2010.05.27 Thursday
たこ八@小娘変身
たこ八@小娘変身
先週は水曜日が大雨でパス。
今日も一時は激しく振っていましたから心配していましたが無事雨が止み、1週間ぶりのたこ八通いです。
「こんばんは」
いつものように暖簾をくぐりますと、今日はジンちゃんと「小娘Rチャン」にアラちゃん3人きりでした。
さすがに雨降りですから客足も伸びないようで、飲み屋さんは辛いものですね。
お隣に座らせていただいてビールを空けます。
珍しく遅くまで残っているジンちゃんですが今日は宴会の帰りだそうで、食べ過ぎたらしく全くお酒とつまみが進まないようすです。
ショーチュー1杯で2時間もねばっていますが、これは常連さんでなければ外に放り出されていますね。
それにしても明朗会計のたこ八ですが、大丈夫かなあ。
そうそうにRチャンからのクレームで、「小娘」はダメだとのことです。
私としては良い名前だと思いましたが、本人からでは仕方がない。
名付け親の町屋庵さんも平身低頭で大謝りだと言いますから、全面撤退しましょう。
やはり「美人人妻」が適当でしょうかね。
その美人人妻さんが今日もDVDをごっそり借りてきたそうです。
「100円なのよ、ひゃくえん」
ただいまセール中でお安く借りられるんだそうです。
そこで2時間もののDVDを6枚も借りてきて、これから見るんだとか。
見出すと2、3本は続けて見ちゃうそうですから、今夜は徹夜ですね。
よく体が持つものです。
ふと見るとオカアサンが天ぷら鍋に火を入れています。
「これ何か分かる?」
差し出した木の若芽です。
「こしあぶらですか?」
何でも昨日浜松で採集してきたものだと、採り方を説明してくれました。
こしあぶらは俗称「酒屋の娘」とも呼ばれる、山菜の王様、いや女王様です。
毎年この時期になるとオカアサンはこの芽を探しに行くそうです。
そういえば一昨年もいただきましたが、うまくタイミングが合わないとダメですから運が良かったですね。
もう時期が遅いですから芽も開いてしまい、堅いところは食べられませんが、これは嬉しいサービスです。
揚げ立て熱々のこしあぶらの天ぷらです。
一人に一つづつですが、もちろんサービスですよ。
お客さんが少ないとこういう幸運にありつけることもままありますから楽しいですね。
さっそく塩を振っていただきますが、ほろ苦い特有の味はまさに春の訪れですね。
これは美味しいなあ。
今日は「小娘」が「酒屋の娘」に変身しました。
突然ジンちゃんの携帯が鳴ります。
なにやら深刻なお話の様子。
周りでは相手は誰かという推測が飛び交います。
予想に反して、相手はマリちゃんで、帰りにリンゴジュースと煙草を買ってきてくれと言うダメ出しでした。
それなら何も疚しいことはありません。
私の方はいつものスタイルで同じ時間を過ごし、お会計をします。
Rチャンは「寝酒」用に「麦コーン」をお持ち帰りしていらっしゃいましたが、きっと朝までDVD三昧なんでしょうね。
「どうもごちそうさまでした」
春と言うよりも初夏の味覚に送られた「たこ八」でした。
2010.05.19 Wednesday
たこ八@常連ばかりで
たこ八@常連ばかりで
お久しぶりのたこ八便りです。
お決まり通りに毎週二回のたこ八通いをしてはいますが、特に書くような出来事はなくのんびりと過ごしておりますのでお休みしていました。
とはいえネタが無くなってきますと、こちらの出番が回ってきます。
たまには他のお店も回ってくれとの声もありますが、ただいま仕事は全開中でですからとても無理なんですね。
今日は久しぶりに7時からのたこ八入りです。
(この時間だから混んでいるかな)
そう思って暖簾の間から中を覗くと、おや見慣れたお二人がいらっしゃいました。
席も空いていますので、さっそく隣りに入れていただきます。
そのお二人というのは、いつもながら貧乏神が取り憑いたように浮かない顔をしているジンちゃんと、美人人妻のRチャンですね。
Rチャンは明日仕事があるそうで、今日は軽めの調整だとか。
最近は珍しく「レモンハイ」で飲んでいます。
といってもたこ八にはそういうメニューはなく、レモンハイ用の炭酸飲料があるだけです。
これを1本いただいて、自分でショーチューを割って作るんですね。
最近はこれが定番になっているんだとか。
もう少し暑くなるとビールにシフトするという季節屋ですね。
「でも、今日はあんまり進んでいませんね」
「あは、さっき『ウコンの力』一本飲んじゃったからね」
体調がいまいちなので、お酒の前にグイッとやっておいたそうです。
そこまでして飲まなくてもいいのに、何と見上げた、酒飲み根性です。
今日は常連さんが集まる星回りだったらしく、「ホッピーさん」も顔を出しました。
そして最後になんと「町屋庵」さんまで入ってきた。
お店に入ると、いきなり取り出したレジ袋に畳んだ背広を突っ込みます。
臭いが写るのを防ぐんだそうですが、上着だけやって本人に付いたものは気にならないと言うのも不思議です。
まあ気分の問題なんでしょうが、無駄なところに神経を使うのが「町屋庵」さんらしいといえばそうです。
町屋庵さん、最近は色々と手作りをやっているらしく、こだわり自慢を吹いています。
「今度旨い焼き豚を食わせてやるぜ!」
そう大言壮語していましたが、大丈夫でしょうか。
島田の二代目にならないことをお祈りいたします。
今回のエポックはRチャンの通称が変わったことです。
「いつまでも美人人妻じゃあな」
「そういえばもう成人式だから、これを機会に名前を変えようか」
そこで決定したのが、「小娘」です。
次回以降は「小娘Rチャン」ということでよろしくお願いいたします。
なおクレームはいっさい受け付けませんのでご勘弁を。
今日はメンバーが揃ったので私もいつもより余計に飲んでいます。
飲み終わったショーチューのパックは折り畳んでビールのコップにまとめておきます。
こうしておくとオカアサンのお勘定も分かりやすいし片づけも楽なんですね。
常連さんはみんなこうしているんで、これを見ると常連度が分かりますよ。
最近小娘さんのお気に入りは、天ぷらプラス「冷や奴のタレ」なんだそうです。
フライや天ぷらに付けるものと言えば、定番はソースで、たこ八には二種類のソースがあります。
和風好みの方は醤油も好まれますし、通ぶって塩で食べるのもまた良いです。
そこで最近出てきたのが、「冷や奴のタレ」です。
これは「冷や奴」を頼むと出してくれるものですが、わざわざそれを掛けていただくというんですね。
もちろん常連わがままナンバーワンの食いしん坊シンチャンが開発したとか。
小娘Rチャンも流行に敏感ですね。
なんやかんやで2時間半経ちました。
残ったのは皆さん常連さんばかりなので、オカアサンもリラックスモードです。
私はといえばもう定量を超えていますからそろそろ山岡さんですね。
名残は惜しいですがお勘定をしてたこ八さんを後にします。
皆さんお疲れさま。
今日は楽しいお酒でした。
2010.04.21 Wednesday
たこ八@昔日の
たこ八@昔日の
いつもながらのたこ八です。
このところ雨の日以外は週二回のペースで通っていますが、ブログに書くのはお久しぶりです。
まあ個人の日記ではないので、話題性がない日は触れないんですが、ネタが無くなってくるとそうも行かなくなります。
これが毎日外食している人ですと、写真とって乗せるだけでページが埋まるんで羨ましい。
いやいや決してそんなこと言っちゃあいけません。
反省反省。
例によって9時9分にお店の暖簾をくぐります。
今日はO先輩に美人人妻のRチャンがお出迎えしてくれました。
さっそくRチャンの隣に席を取ります。
「今日はみんな帰っちゃったよ」
先週の水曜日は皆さん勢揃いで賑やかだったんですね。
珍しく「町屋庵」さんもいたんですが、あまり面白くなかったんで書きませんでした。
最近Rチャンは暇らしく、「たこ八」さんに通い詰めているんだとか。
先週は5日来たそうで、土曜日は5時から11時まで飲み続けという豪遊。
よく体が持つねえ。
あれ面白いものを持ってますね。
では一つ拝見させていただきましょうか。
今どき珍しいマッチです。
どこかの居酒屋さんでいただいたそうですが、逆に新鮮に感じられるのが不思議です。
これ、なかなか良いデザインだと思いませんか。
そういえば昔はお店の宣伝で名前入りのマッチを置いてあるところが多かったですね。
デザインも色々で鮮やかなものがありました。
コレクションして部屋に並べていた時代もあったんですね。
下宿の壁にずらりとマッチの箱を並べて喜んでいた友人もいたような気がします。
あのころは喫煙率も今より多かったですし、マッチの需要もありました。
今では煙草も吸わなくなりましたし、何よりも百円ライターがありますからマッチなどはめったに見かけませんね。
マッチで優雅に煙草の火を付けるRチャン。
なかなかサマになっているのがいいねえ。
ここでお客さんの登場です。
といっても「お持ち帰り」の方ですね。
面白いことに「たこ八」さんには他のお店から「おでん」の発注があります。
お店に来たお客さんが、「たこ八でおでん買ってきてくれ」と頼むんでしょうかね。
それを言葉通りに買いに来るお店の人も凄いですが、にこやかに包んでいるオカアサンも凄いです。
今日のご注文は「おでん、フライ合わせて3千円」です。
入れ物がないので包装に苦労しましたが、大きな袋に二つの獲物を抱えてお客さんは無事お帰りになりました。
おかげでおでんの鍋が半分カラになりましたね。
今日は遅くまでお客さんが詰めかけて賑やかなたこ八ですが、たまには寂しい時もあります。
いつぞやは1時間ほど私一人だけで、オカアサンとのんびりお話をしていた時さえありましたから、客商売は大変ですね。
Rチャンには「毎日来て売り上げに協力してあげてね」とハッパを掛けてあげましたが、相変わらずつまみも食べない私ですから説得力がありません。
いつも通りに一時間余り。
定量でめでたくお店を後にするのでした。
2010.03.26 Friday
たこ八@類さんから
たこ八@類さんから
さて、「2時間飲み放題」でだいぶアルコールを摂取しましたから、少し落ち着いて飲みましょうか。
そんなわけで向かったのはもちろん、「たこ八」さんです。
「こんばんは」
いつものように引き戸を開けてお店に入りますが、さすがに今日は祝日とあって空いています。
お休みなので常連さんも寄らず、のんびりとした雰囲気ですね。
席に座って、まずはビールで乾杯します。
カキのシーズンもそろそろ終わりだそうで、残念ながらカキは食べられませんでしたが、代わりに鰯の天ぷらですね。
私はさっぱりと、「冷やしトマト」です。
こんなつまみが飲兵衛には好まれるんですが、無駄だと思っても栄養補給したいという意識がどこかにあるんですね。
それならお酒の量を控えれば良いだけのことなんですが、それができないと言うジレンマに合わせてこんなつまみが出てくるわけです。
シジミのみそ汁なんてのもこのたぐいですね。
これはたまたま写真に撮った、ある物のフライですね。
鰹節が掛かってるところが不可思議だったんで、思わず撮ってしまいました。
まあ、食べ方は人好きずきですからかまいません。
フライ物の食べ方も人様ざまで面白いですね。
大多数は据え付けのソースのバットにじゃぶんと付けていただきますが、醤油で召し上がるかたもいます。
面白いのは、「味噌だれ」で食べる方です。
おでんに付ける物を借用して食べるんですが、ここでしかできない食べ方です。
同じ揚げ物でも「天ぷら系」ですと醤油がほとんどです。
でも私なんかは、「シシトウの天ぷら」にソースを掛けていただいたりします。
「鰯の天ぷら」にソースを掛ける方もたまにいますしね。
少し上品に、塩で食べる方もいますが、居酒屋には似合いませんね。
ところで、オカアサンがこんな物を見せてくれました。
ご存じ「吉田類」さんの新刊本だそうです。
何でも 類さんがそのうちにまた「たこ八」さんに登場するかもしれないと言うことです。
「その時にはよろしくお願いしますね」
と、ご挨拶代わりに送ってきたとか。
実に義理堅い方ですね。
また類さんに会えるかと思うとドキドキしますが、これは運任せです。
仕事の無い日だと良いんですが、楽しみだなあ。
2010.03.12 Friday
たこ八@お宝発見
たこ八@お宝発見
先週の水曜日は東京行きで行けなかった「たこ八」さんです。
実は東京から帰りの電車に乗っている時、私の携帯に電話が入りました。
もちろん車内ですから出ることはできません。
後で見てみると留守電が入っていました。
掛けてきたのはたこ八さんにいた、Oちゃんでして
「今たこ八です。待っているので大至急来てください」
喜んで駆け付けたいところではありますが、列車の進みは遅く静岡駅に着くのは10時過ぎですから、まず無理ですね。
返事を返そうにも列車の中ですからできません。
結局そのままでしたが、はたしてどうなったのか気になります。
「こんばんは」
今日は冷え込んでいることもあって、お客さんの入りはボチボチですね。
入り口近くには二十歳ぐらいの若い男性3人組がちょうど入ってきたところのようでした。
このグループは「静岡おでん」は初めてのようで、興味半分で入ってきたようです。
珍しいことに、三人ともお酒を飲まずウーロン茶でおでんを食べていました。
しかも若いせいかかなりのハイペースで食べています。
オカアサンにご無沙汰の挨拶をすると、水曜日の件を話してくれました。
Oちゃんは、Rチャンにも呼び出しを掛けたそうですが、結局期待外れで寂しく帰っていったということです。
まあ人生思い通りに行かないことも間々あります。
そんな話をオカアサンからお聞きしながら、ビールのグラスを傾けていると、珍しいものを見せていただきました。
オカアサンのお話によると、大陸から帰ってきた「1円銀貨」なんだそうです。
手に持たせていただくと、ずっしりと重いですね。
明治時代のものですからもう100年の歴史があります。
銀貨をサカナに、オカアサンと話が弾みます。
すぐにジンちゃんが入ってきましたが、今日はどうも元気がない様子です。
風邪気味なのか、精神的なものかは不明ですが、とりあえず慰めておきましょうか。
続いて、美人人妻のRチャンも入ってきたので水曜日の話をお聞きします。
「Oちゃんから電話が掛かってきたけど、他のお店にいて来られなかったの」
振られたOちゃんは、それでも未練去りがたく9時過ぎまで待っていたそうですが、残念でした。
次はおつき合いするからね。
今日は月曜日なのでお店も暇ですね。
オカアサンも手持ち無沙汰なようで、色々と変わったつまみを出してくれます。
これは山芋の醤油漬けです。
酒飲みにはこういうはっきりした味がいいですね。
ジンちゃんの携帯が鳴って、どうやらメールが入った様子です。
「シンチャンから」
「たこ八空いているかって」
お店の確認を常連さんにしてもらうというのも、彼らしいです。
いやはやいろんなお客さんがいるもんです。
今日は珍しく話がまとまって、ジンちゃんを慰めようとたこ八さんの後でカラオケに繰り込むことになりました。
実はそこで不思議な偶然がありました。
何年ぶりかでたまたま、「何も言えなくて・・・夏」を歌ったんですが、翌日に例の事件でボーカルが逮捕されたんですね。
偶然とはいえ複雑な思いがします。
薬物は絶対にいけません。
2010.02.12 Friday
たこ八@巨大みきのくち
たこ八@巨大みきのくち
さて今週二回目のたこ八通いです。
いつものように9時9分あたりにお店の扉をくぐります。
「こんばんは」
今日はにわか雨が降ったせいか、お客さんも少ないようですが、奥の方から声がありました。
「あれ、1分遅刻だぞ」
ただいまの時間は9時10分で、「9時9分の男」ではないというご指摘ですが、私ゃあ時計じゃないんですから 無理です。
「すいませんね、今度は早めに来て時間までのれんの前で待ってるから」
ジンちゃんとOちゃんがたこ八の掛け時計を眺めながら、カウントダウンしていたといいますから、まことにお目出度い二人です。
さて、本日のメインはこれです。
実は月曜日にたこ八さんに来た時に見つけたものですが、たこ八のちょうどまん中の壁と天井の間にこんな額が飾られていました。
驚くほど大きな額で、そこに入っているのは巨大な「みきのくち」です。
以前紹介した「みきのくち」も大きめのものでしたが、これは遙かに大きく立派なものです。
いわゆる「大工の棟梁」であるOちゃんが、これも腕利きのお兄さんと協力して作り上げた逸品です。
先週末に「青葉イベント広場」で「みきのくち」の展示会をしたそうで、その作品を額に作り上げて、ここたこ八に飾ってあります。
最初は壁に掛ける予定でしたが、お客さんが引っかけては危ないと天井まで釣り上げ、かつ安全面を考えてガラスでなくアクリル板を使ったという気の入れようです。
それにしても見事なものですね。
たこ八に来られたら皆さんもぜひご覧下さい。
「たこ八さんへ」という文字は、木を切り抜いて作ってあります。
また、「目指せ!!88周年」というのは、語呂が良いからそう書いただけだそうです。
さすがにオカアサンが元気でも、お客さんの方が88年は持ちませんから。
Oちゃんに色々とウンチクを伺います。
まず、この「おみきぐち」の材料は、「檜葉(ひば)」だそうです。
檜葉は建築材料、内装材として広く使われていて、虫に強く腐りにくいという特長があります。
また、独特の良い香りがするといいますが、もちろん額の中では分かりません。
平泉の中尊寺が檜葉を使った代表的な建築物だそうです。
この巨大な「みきのくち」を作るには、時間も掛かりかなり苦労したといいますが、それだけに素晴らしいものです。
編み込む本数も縁起を担いで七本五本三本となっています。
木を削る厚さなどもあれこれ工夫があるといいますが、他にも見所があります。
色々とウンチクを聞かせてくれたOちゃんですが、あることに気が付きました。
そういえば昔は見知らぬお客さん相手にでも
「お前は馬鹿か!」
そんな罵詈雑言を飛ばしまくっていたOちゃんですが、最近見違えるようにおとなしくなっています。
何か心境の変化でもあったのか聞いてみますと。
「いやあ、最近人に迷惑を掛けちゃあいけないと思って、人に絡まないことにしたんだ」
何と、真顔でそう打ち明けてくれました。
おいおい、二十歳そこそこの若造ならともかく、もう還暦に近いおっさんの言う言葉かいな。
反省するのは良いけれど、それが遅すぎ。
久しぶりに大笑いをしました。
たこ八の平和が長く続きますように。
2010.02.06 Saturday
たこ八@今日は節分
たこ八@今日は節分
「こんばんは」
今日は今週初めてのたこ八です。
月曜日に雨が降ったので来られませんでしたから 、今日は寒さをこらえてのれんをくぐります。
「おや9時9分の男が2分早く来たぞ、看板に偽りありだな!」
時計が付いているわけじゃあありませんから、多少の誤差はご勘弁下さい。
次は時間になるまで外で待っていなきゃいけなくなります。
今日は常連さんで賑わっていますね。
珍しくオスミちゃんも座っています。
「久しぶりだねえ」
オスミちゃんは常連さんの中では数少ない妙齢のご婦人です。
たこ八さんは女性の一人客というのも多いんですが、このあたりが屋台時代からの伝統なんでしょうね。
隣り席にいるお馴染みRチャンと仲良くおしゃべりしています。
今日もお美しいRチャンですが、今日は年の離れた妹さんとの四方山話で嬉しそうですね。
私はジンちゃんの隣りに座らせていただきます。
このところ寒波が来ていて、今日もまた寒いですねえ。
するとオカアサンがプレゼントをくれました。
なんと「恵方巻き」ですね。
そういえば皆さんの前にも置いてありました。
今日は節分ということで、お客さんに嬉しい贈り物というわけです。
これはありがたくいただきましょう。
そこに入ってきたのはS先輩。
他に席も空いていますが、やっぱり女性のそばが良いようです。
こういう時に何の遠慮もなくすうっと座れるのが人徳なんでしょうが、私にはまだまだ出来ません。
早く先輩の域に達したいもんです。
そこでおでんの鍋の中に不思議なものを発見しました。
隠しておこうと箸で汁の中に押し込んでいると、S先輩に発見されてしまいました。
仕方ないのでお皿に取ってしまいます。
串を外すとこんなものです。
さて、これが何かといいますと、まずおでんの具には似つかわしくもないものなんですね。
実は「油揚げ」でした。
お客さんの要望があって、たまに入れるんだそうです。
ごく普通の肉厚の油揚げをそのまま串で折り畳んでおでんの具にした、それだけのものです。
いうならばおでんの汁で油揚げを煮込んだものですね。
ダシの染み込んだ汁ですから、これが美味しくないはずがないです。
でも、こんな掟破りのおでんが食べられるのはここだけでしょうね。
もちろんめったに見かけることはありませんのでご了承下さい。
後1週間ぐらいが寒さのピークだそうです。
皆さんご健康に注意されてくださいね。
2010.01.30 Saturday
たこ八@みきのくち
たこ八@みきのくち
今週も相変わらずのたこ八通いです。
月曜日は珍しく常連さんが大集合しての大賑わい。
私としては珍しく3時間ほども居座ってしまいました。
総勢9人ほどで、皆さん一人客です。
示し合わせたわけでもないんですが、これだけ揃うとは壮観でした。
さて、今日は水曜日。
またしても早い時間にたこ八さんを覗きます。
すると奥で手招きするOちゃんを発見、さっそくそばに行きます。
この男、一人飲みで寂しいとすぐに友達を呼び寄せる悪い癖があります。
そのせいで彼に携帯の番号を知られている友人は夕方になると戦々恐々としているらしいんですが、今日もすでに呼び出しているようです。
「あ、すぐジンちゃんが来るからここ座ってね」
すでに座る配置まで仕切っています。
ただいま6時半ほどですが、Oちゃんが来てまだ間もないようす。
それなのにジンちゃんには5時半ごろに電話を掛けていると言いますから、抜かりはない。
「そうだ、Rチャンも呼んでやるか」
とうとう私をサカナにして、Rチャンまで呼び出しました。
「これ食べてみて」
オカアサンが出してくれたのは、こんなものです。
さて、なんだと思いますか?
最初は私も分かりませんでした。
半分かじって、なるほど。
これは茹でた里芋の皮を剥き、衣を付けて天ぷらに揚げたやつですね。
そして「たこ八」特製の、おでんの味噌を付けてあります。
里芋にお味噌ですから合わないわけがありません。
オカアサンもたまに面白いことをしてくれますね。
しばらくしてジンちゃん、さらにはRチャンも登場、そろったところで乾杯です。
さて、そこでOちゃんの真面目なお話がありました。
皆さんまずはこちらをご覧下さい。
これ、なんだと思いますか?
「たこ八」に行かれたことのある方は見たことがあるかと思います。
お店の奥にある冷蔵ケースの上に飾ってあるものです。
その名称は「みきのくち」といいます。
材料は木の薄い板を削って、しかもそれに切り込みを入れて組み合わせて作ってあります。
接着剤などはいっさい使ってありません。
まさに熟練の職人技が作り上げた工芸品です。
何でも神棚にお供えする飾りで、「御神酒」の徳利の上に飾るところから、「みきのくち」と呼ばれるそうです。
古くから受け継がれている飾りなんだそうですが、最近ではすっかり見かけなくなりました。
もちろん私も知りませんでした。
そんな伝統の工芸品が最近見直されるようになってきたといいます。
職人さんの手のぬくもりが感じられる伝統の飾りですが、色々と新しいデザインも考えているといいます。
「たこ八」で飲んでいる時は、ただのたちが悪い「酔っぱらい親父」ですが、Oちゃんはちゃんと仕事をしているんだなあ。
ほんのちょっぴり見直しました。
「みきのくち」
機会があったらぜひ見てやってください。
2010.01.22 Friday
たこ八@春の予感
たこ八@春の予感
「来たよー」
いつものようにたこ八さんののれんをくぐると、オカアサンの声が出迎えてくれました。
先客は4名、9時過ぎのたこ八はのんびりムードが漂います。
「今、あんたのうわさしてたばっかりだよ」
私が仕事終わりでたこ八に来る場合は、ほとんどこの時間になりますから、そろそろ来るんじゃないかと話題になるんですね。
「八時半の男」宮田征典じゃなくて、「9時9分の男」それが私です。
今日は珍しく、美人人妻のRちゃんがいらっしゃいます。
もう春も近いという、二の腕むき出しという元気な出で立ちですね。
その隣にはホッピーさんも珍しく遅い時間に飲んでいますね。
私は一番端の特等席に座らせていただきます。
そういえばRちゃんとは今年初めてでしょうか。
「お久しぶり、しばらく来ていなかったから」
どうやら体調不良で自重していたもようです。
たしかに今日は温かい一日でしたが、それにしても半袖でご来店とは若いなあ。
「Rサン若いからねえ」
オカアサンも笑っています。
コートが見あたらないので、この格好で来たのかと驚きましたが、コートはしっかりとビニール袋にしまってありました。
なるほどマッチャンシステムですね。
今日は開店前の4時半からお客さんが来てしまい、今まで忙しかったんだそうです。
最近は早い時間帯が特に混み合っていて、座れない時も良くありますからねえ。
いつものように瓶ビールで乾杯です。
最近のお気に入りはキリンの一番搾りで、年を取るとこの苦みが旨さになってくるんですね。
おや、Rちゃんの私を見る目がいつもより潤んでいる感じです。
何か心配事でもあるのかな。
「どうしたの?何かやつれた感じだけど、相談に乗ろうか?」
「あ、今日は睡眠不足なのよ」
なるほどそりゃあそうでしょうね。
お互い若くないんですから飲み過ぎと睡眠不足には気を付けましょうね。
その時いきなり入り口の引き戸を開けて入ってきたお客さんが一人。
アレはO木くんですね。
なにやら袋に入れた物をオカアサンに渡すと、そのまま帰ってしまいました。
オカアサンは見たとたんにわかったようで
「こりゃあ、蕗の薹だ」
何と嬉しいプレゼントの到来です。
たこ八ではたまに常連さんがあれこれ持ってきてくれることがあり、運がよろしいとそのご相伴にあずかる時があります。
さっそくいくつかを天ぷらに揚げて私たちに出してくれました。
これはもちろんサービスです。
さっそく塩を振っていただきましょうか。
今年はじめていただく蕗の薹の天ぷらは、ほろ苦くてまだまだ遠い春の香りがはっきり分かりました。
これは風流なつまみですね。
ただいまはお客さんも少ないので蕗の薹はかなり残っていて、オカアサンはこれで「蕗味噌」を作るんだそうです。
「焦げないように作るのが難しいんだよ」
私はたぶん無理でしょうが、特製の蕗味噌が食べられる幸運な方が羨ましいですね。
O木くんの粋なプレゼントに皆さん感謝しました。
ホッピーさんも帰り、Rちゃんはまだ飲み足りないようで、次のお店に行くということで、こちらもお会計です。
結局最後に残されたのは私一人になりました。
最近は遅くから来るお客さんが少ないそうですが、これも景気の関係でしょうか。
かつて常連さんの全盛時代は、10時ぐらいから満席になって夜遅くまで賑わったものですが、今では早く仕舞う場合が多くなったそうです。
まあその方が健康的ではありますね。
そろそろ私も定量の運びになってお暇をします。
「ごちそうさまでした」
春の余韻を残しながらお店を後にしました。
いやあまだ温かいなあ。
2009.12.25 Friday
たこ八@今年最後か
たこ八@今年も暮れて
いよいよ今年も残り後わずかになりました。
恒例のたこ八通いですが、あれこれあって今日が今年最後にもなりかねません。
まあ一期一会を大切にということですね。
たまにはたこ八周辺の写真も撮ってみましょう。
「青葉横丁」
「立ち並ぶおでん街」
そこを通っていつものようにたこ八さんに入ります。
「こんばんは」
おや、今日は珍しく空いていますね。
お客さんは3人だけです。
いちばん奥の席に座っているのはシンチャンです。
今日は珍しく「芋ケン」を飲んでいますね。
軽く会釈をして隣の席に座ります。
まずはビールで乾杯。
本日のおつまみは「レンコンの塩焼き」です。
こういう注文はシンチャンしかやらないので、それに便乗して私もいただきます。
輪切りにしたレンコンに塩胡椒を振って、炭火でじんわりと焼き上げた一品です。
熱々を手にしてガブリ。
かじりかけで失礼しましたが、こんな素朴なつまみが良いんですね。
たこ八にはメニューがありませんから、めったに頼む方はいませんが、皆さんもぜひどうぞ。
それにしても先ほどから中央の席のオジサンが賑やかです。
その餌食になっているのが「ミスターホッピー」氏で、無口な彼が一生懸命受け答えしていますね。
それでも精根尽き果てたのか、とうとう帰ってしまいました。
まあ、他にお客さんはというと私たちだけですから、騒がしいのはかまいません。
オカアサンはその酔っぱらいの大声にずっとつきあってくれています。
後で聞いたんですが、何でもそのオジサン辛いことがあってその愚痴をこぼしに来たようです。
「あの人も大変だったんだよ」
すいません、少しぐらいうるさくても我慢します。
オジサンは良い気分で帰って行きました。
それなら相槌の一つも返してあげればよかったなあ。
最近は他人に厳しい自分がいて、反省させられました。
さてシンチャンのお話は、新しく開店した喫茶店でのエピソードです。
そのお店は「コーヒー注文のお方は2杯目半額」のサービスをしているんです。
友人と彼はいつも「コーヒーセット」を注文していました。
これはコーヒーにちょっとしたケーキが付いているもので、多少割安です。
そこで2杯目のコーヒーをお代わりすると、当然のように半額でした。
2杯のコーヒーを、友人と二人でお話をしながらゆっくり楽しんでいたそうです。
そんなコーヒータイムが数回続きました。
ある日同じように店員さんにお代わりのサービスを告げると
「すいません、それはコーヒー単品だけのサービスで、セットには付きません」
「店長がそう言っていますので」
あっさりと断られてしまったと言います。
では、今までサービスしてくれたのはなんなんだったのか。
納得がいかないままお店を後にしたそうですが、なんだかなあ。
「もう二度と行かないぞ」
そんなことを言っていましたが、そのお店もお客さんが減ってきているんだとか。
ほんの少しの違いなんで、大目に見てあげればいいのに。
まあシンチャンも偏屈だからこの勝負どちらが悪いとも言えませんが、客商売は難しいですね。
シンチャンは「芋ケン」1箱で終了して、後はいつも通りの「青リンゴ」です。
もちろんノンアルコールで、これをグイッとおいしそうに飲みます。
ホントに変わってますね。
携帯が鳴って、シンチャンの友人が来るという連絡。
お酒も飲み終わって、青リンゴでお新香を食べるシンチャンはまさにたこ八の名物ですなあ。
「ごちそうさま」
そろそろ時間になりました。
次に来るのは来年かな。
暖簾を後にすると冷たい北風がコートの襟をすぼめさせました。
お知らせ
「たこ八」さんは今年は12月30日まで営業されます。
来年度は1月4日月曜日からの営業ですのでお間違えなく。
2009.12.09 Wednesday
たこ八@ペラモデル登場
たこ八@ペラモデル登場
「こんばんは」
仕事が終わり、いつものようにたこ八さんの暖簾をくぐると、明るい笑顔でオカアサンが出迎えてくれます。
週の始まりは月曜日、お店の中には見慣れた顔が二人ですね。
併せて4人のお客さんはいずれもひとり客で、和やかに談笑されています。
ここたこ八は団体客よりもひとり客の割合が多く、そこが落ち着いた感じになります。
何度か顔を合わせるうちに顔なじみになって会話が弾む、そんなキャッチボールはお酒の合いの手に最適です。
さっそくお仲間に加わらせていただきます。
実は昨日の日曜日が「たこ八」忘年会で、遅くまで盛り上がりました。
昨日の今日ということで、本日は常連さんはそろってご休憩になったそうです。
いや、ただ一人「ミスターホッピー」氏だけが元気にご来店されたようでした。
まずはオカアサンにお土産をお渡しします。
これは自作の「ペラモデル」です。
いや「プラモデル」ではありません。
自由にポーズを作ることができます。
もしもたこ八さんでお見かけしたら、マスコットとしてぜひかわいがってやってください。
そうこうしているといきなりどこかで見かけた3人組が入ってきました。
どうやら「歩く胃袋」がおでんの匂いに釣られてやって来たようです。
ここ「たこ八」さんには全くお酒を飲まない方もやって来ます。
もちろん名物のおでんが目当てなんですが、面白いですね。
その代表が今日も来ているシンチャンで、お酒の代わりに飲むのが「青リンゴ」です。
これは300ミリリットルほどの小瓶に入った炭酸飲料で、甘くはありません。
普通はこれでショーチューを割っていただくんですが、シンチャンはこれをそのまま飲みます。
氷を入れたグラスに注ぎ、まるでチューハイでも飲んでいるという感じでおでんの友にゴクゴクといただいています。
知らない人はなんの違和感も感じないと思いますが、不思議ですね。
調子のいい時はそれを2本も飲んだりするんで感心します。
たこ八の「青リンゴ」の半分以上はシンチャンによる売り上げだと思います。
それにしてもシラフで酔っぱらいと対等に議論するシンチャン、「たこ八三奇人」のひとりとして永遠に語り継がれるだろうなあ。
友人たちとお話をしているとあっという間に時間が過ぎてゆきます。
今日も瓶ビール一本に、ショーチュー二杯で定量です。
のんびりと1時間15分ほどでクールダウンは完了、すたこらと家路についたのでした。
2009.11.18 Wednesday
たこ八家族に@たこ八
たこ八@たこ八家族に
さて月曜日のたこ八です。
先週は定番の水曜日に雨が降って行けなかったので、1週間ぶりになります。
いつものようにお店を覗くと、相変わらず混んでいますが奥に空きがあるもようですね。
すると
「おう、×ちゃん久しぶり」
傍らから声が掛かりました。
珍しいことにOチャンが背広を着て飲んでいます。
空き席のある奥へ行きかけたんですが、それではと無理に詰めていただいて隣りに座ります。
色々と話をしますが、今日は東京で表彰式があってその帰りだそうです。
「そうか、たまには良いこともするんだ」
「ガハハ」
相変わらずの下ネタで喜んでいます。
そのOチャン、例の困った癖であちこちに電話を掛けて呼び出しです。
ジンちゃんに二回、Rチャンにも掛けて呼び出したそうで、これもはた迷惑な話ですが本人はちっとも気にしていない。
そういえば今日は妙にきちんとしていて、嬉しそうですね。
ビールが半分ほど空いた時分にジンちゃんがやってきました。
狭いところをさらに詰めていただきますが、このあたりがたこ八のフレキシブルなところで、和やかな雰囲気です。
お客さんも心得ていて、待ち客が出るとすうっと立ち上がってお勘定をする。
そんな光景が自然に受け継がれてゆくのも屋台時代からの伝統でしょうか。
ジンちゃん今日は懐具合が寂しいとのことで、はなから「芋ケン」をロックでやっています。
最近は仕事が忙しいそうで、今日も残業。
居残りで上司と打ち合わせをしていたところに、Oチャンからの呼び出しが来たそうです。
慌てて席を外して応対したものの、しばらくするとまた来た。
これが潮時とばかりに会社を出たといいます。
働き過ぎても体に悪いし、息抜きにちょうど良かったのかもしれません。
そのジンちゃんが差し出したのが、新しい「たこ八家族」です。
これはたこ八のお客さんを写真に撮って張り合わせたもので、たびたび更新しています。
そこに新しいメンバーが加わったと自慢します。
「これ、阿部サダヲさんと監督の水田さん」
実は先週の水曜日にお忍びでたこ八に来たんだとか。
その場面に偶然居合わせたのがジンちゃん。
さっそく写真に納めたんだそうです。
それをしっかり「たこ八家族」に入れてきたんですね。
この「たこ八家族」の写真は「たこ八」のお店に飾ってありますので、皆さんぜひご覧下さい。
見慣れた顔から、最近見ない顔まで、たこ八の常連さんがずらりと顔を並べています。
ただ最近は写真が多くなりすぎて見つけるのに苦労しますがね。
「こんばんは」
遅れてもうひとり、Rチャンがやってきました。
何でもぎっくり腰で治療中だそうですが、お酒だけは別物と誘い出されてやって来たようです。
ちょうど一組のお客さんがお帰りになって、ゆったりしてきました。
そこで良い機会なので、皆さんに忘年会のご連絡をします。
このところオカアサンを囲んで忘年会をやるのが恒例になってきましたが、今年も去年と同じ要領で開催です。
お客さんの方は、お通夜帰りのアラチャンにシンチャンまでやって来て、これ幸いと忘年会に登録しました。
これで10人を超えたから大丈夫かな。
今日はいつもより余計に飲んでしまいましたが、話も弾んでなかなか楽しいお酒でした。
でも「阿部サダヲ」さん、居たんなら水曜日に行けば良かったなあ。
残念!
2009.11.06 Friday
たこ八@大道芸で大騒ぎ
たこ八@大道芸で大騒ぎ
静岡市内は11月の名物「大道芸ワールドカップ」で大賑わいでした。
このイベントもすっかり定着したようで、町中はもの凄い人波になっています。
遠くから近くから、大道芸を見ようと駆けつけてくるんですね。
さて、私はというと人混みが大嫌いな田舎者ですから、ここ数年は見物にさえも出かけません。
せっかく地元が盛り上がっているのに、もったいないですね。
その連休の谷間の月曜日、相変わらずのたこ八通いです。
いつもよりも早めの6時半、お馴染みの暖簾をくぐります。
「こんばんは」
いやあやっぱり満員ですね。
どうしようかと迷っていると、気を利かせてくださったのか、一組のお客さんがお帰りのコールです。
これは助かった。
「どうもすいませんね」
外でしばらく待って、入れ替わりに中に入ります。
空いたところに座って、お決まりの瓶ビールで一人乾杯です。
なるほど大道芸の真っ最中らしく、今日のお客さんは初見の方が多いようです。
入り口近くには車いすで来られた方がいて、楽しそうに他のお客さんとお酒を楽しんでいます。
それとなくオカアサンにお聞きすると、長椅子に座ってもらうのにかなり苦労をしたといいます。
ここたこ八は、丸イスではなく昔風のベンチ形の長椅子ですから、回り込むのが大変なんですね。
それにしても私が帰る時までいらっしゃいましたから、お酒が強い方なんですね。
ちょうど混雑する時間帯なので、お客さんが次々と暖簾を覗きます。
たまにお帰りになる方が出ていくとすぐに席が埋まるという状態です。
そんな出入りはありますが、最後まで満員でした。
オカアサンに大道芸の影響はとお聞きしますと、まあまあだったといいます。
でも子供さんを連れたお客には困るんだそうです。
いや、子供が嫌いなんではありません。
「お客さんがちゃんと面倒を見ていてくれればいいんだけど、飲むのに夢中でね」
「目を離したスキに子供が怪我でもしやしないかと、心配でしょうがないよ」
醤油の瓶を倒すぐらいならいいんですが、おでんの鍋に手を出して火傷したり、割れたコップで手でも切ったりしたら大変ですからね。
最近の若いご夫婦は、昔と違って子供の世話をあんまり焼かないんだそうです。
揚げたてのフライを掴んでも火傷しますから、これも心配だ。
しばらくすると、美人人妻のRチャンにS先輩も駆けつけてきました。
一人っきりで肩身が狭かったので、大歓迎です。
おや、お皿が新しくなりましたね。
たこ八お奨めの一品「牡蠣の塩焼き」です。
これは人気メニューで、必ずいただくファンが多い品物でもあります。
ただし、私のものではなくS先輩のお皿です。
大道芸の期間は、時間つぶしに入ってくるお客さんもいて、オカアサンの調子が狂うんだといいます。
3人連れで入ってきてウーロン茶でおでんを数本つまんで1時間の雑談三昧。
締めてお勘定が千円以下では駄菓子屋みたいなものですからため息も出ます。
やはり休日よりは平日の方がいいんだそうで、客商売も難しいですね。
例によってあれこれと酒飲み話を交わして、定刻には暖簾を後にするのでした。
おまけ
その前の訪問の時、たこ八で常連さんからいただいた「アンパンマン焼き」に「キティちゃん焼き」です。
完全なパクリですが、いいんでしょうかねえ。
中にはチョコクリームが注入されていました。
2009.10.19 Monday
たこ八@アケビで一杯
たこ八@アケビで一杯
さて本日の2軒目はもちろんたこ八さんです。
今日は大丈夫かな。
お店を覗くと、相変わらずの満員ですが、無理を言っていちばん奥に滑り込みました。
今日はこちらでビールをいただくことになりました。
隣のお客さんはかなり酔っていて、ご機嫌ですねえ。
聞けば久しぶりのたこ八なんだそうで、しきりに懐かしがっていました。
最近お久しぶりというお客さんが良く入ってきます。
大体が遠くに行っていたというわけではなく、病気や体調不良で来られなかったといいます。
お年を召された方が多く、
(今日は調子が良いから久しぶりにたこ八でも行ってみようか)
そんな思いでくり出されたんでしょう。
そんな方ですから久しぶりに飲むお酒で、酔っぱらってしまう方が多いんですね。
健康で末永くお酒を楽しめますことをお祈りします。
オジサンに私のおしぼりを分捕られてしまいましたが、こんなモンでよろしかったらいつでも差し上げます。
今日は常連さんもいなく、一人静かにお酒を楽しみます。
お客の引きが早く、しばらくすると半分ほどの人数になりました。
するとオカアサンがこんな物を見せてくれます。
「これ、中身だけ食べてみて」
差し出されたのはこれです。
これは懐かしいアケビですね。
子供の頃に食べたような記憶がありますが、物心ついてからはどうでしょうか。
さっそく中の実をいただきます。
ほんのりと甘いんですが、いかんせん種が多すぎですね。
あまり食べられるところがありませんが、実は種よりも本体が大事なんですね。
食べ終わった後の皮をお母さんにお返しします。
するとこんな風になって帰ってきました。
これが「アケビの天ぷら」です。
ほろ苦くて、独特の風味があります。
初めていただきましたが、これはなかなか美味しいですね。
不勉強で、皮に値打ちがあるとは知りませんでした。
珍しい一品に感謝しながらお酒をいただきますが、結局今日は顔なじみの方も来ないようで、いよいよ最後の目的地に行きましょう。
今日のメインは、幻のラーメン店です。
はたしてやっているのかな。
2009.10.13 Tuesday
たこ八@ワールドワイド
たこ八@ワールドワイド
今日は仕事休みの金曜日、夕暮れの街角を横目にして目指す「たこ八」に向かいます。
ただいまの時間は6時20分。
時間帯からして混み合っているのは当然ですが、まずは暖簾越しに中を覗きます。
あれ、やっぱり満員です。
こんな時に知った顔ぶれがいれば良いんですが、残念なことに今日は見かけません。
仕方ないので、「ナカミヤ」さんを覗いてみることにしましょうか。
そこから通りを越えて約1分、ナカミヤさんはすぐ近くです。
すると目の前を歩いてゆく一組のカップル。
何となくいやな予感がしました。
二人は話しながら、そのまますうっとナカミヤさんに入ってゆきます。
窓越しに中を見ると今日もナカミヤさんは大繁盛のようで、カウンターには空きが二つ三つ。
せっかく空いていたそこにお二人はすっぽり入ってしまいました。
一人客でテーブルというのも寂しいものですから、ここは潔く撤退しましょうか。
実はここのところ3回連続でナカミヤさんに振られています。
次は早めか遅めでないとダメかな。
仕方なく時間をつぶして、もと来た道を引き返します。
そこで再びたこ八さんを覗きますが、やっぱり満員のようですね。
オカアサンにご挨拶だけして、もう一回り時間つぶしてきますと、お店をあとにします。
すると
「○○さん、ちょっと、入れるよ」
お客さんに頼んで席を詰めていただきました。
なんだか申し訳ないなあ。
そのあとで尋ねてきたお客さんに、何人かお断りを言っていましたから、何か悪い感じですがここはありがたく座らせていただきました。
いつものように瓶ビールで乾杯です。
しばらくして、何人目かのお客さんがのれんをかき上げます。
「こんばんは」
これは2週間ぶりの町屋庵さんですね。
あたりを見てとまどっていましたが、ちょうどお二人がお帰りのコールで、無事座れることが出来ました。
相変わらず、上着をレジ袋に詰め込んで、アリバイ工作には余念がない男です。
さて、今日のお客さんに珍しいカップルがいらっしゃいました。
日本人の女性とアメリカ人の男性が、仲良くコップ酒を飲んでいます。
それとなくお話を伺うとビバリーヒルズに住んでいて、一年に数回日本に来るんだそうです。
その時にはここ「たこ八」に寄るのが定番らしく、もう何回目かのご来店です。
スリムなご主人は大の日本食好みで、あちらでも奥さんの作る日本食を食べていらっしゃるそうです。
面白いのは家庭菜園を作っていて、日本の野菜もいくつか栽培して、それを食べているんですね。
そこで話題になったのが、「シシトウ」です。
「シシトウにはどうして辛いのと辛くないのがあるんですか?」
「そう、見かけでは分からないですね、人間と同じ」
「見た目可愛くても食べてみたら大違いだ」
腹黒い男に限って、なかなか綺麗な言葉を使います。
しかし答えになっていないですな。
何でも植えたシシトウが、どれもみなめちゃくちゃ辛いんだそうです。
それこそ切っただけで目にツンと来るほどとか。
同じものでも植えた場所や気候で品質が変わるんでしょうか。
これは不思議なことですね。
シシトウ以外には「茗荷」も植えていて、これは食べられるまでに3年ほど掛かったと言いますから、本格的な農園ですね。
話題は弾み、そばとうどんがでてきました。
「うどんはなんとか出来ますが、そばは難しいですね」
こんな台詞を聞いて黙っていられなくなったのが、「藤枝の蕎麦天狗」ご存じ町屋庵さんです。
それからはうんちくが出ること出ること。
挙げ句の果てには、鞄から上質の蕎麦粉を取り出して解説まで始めるしまつです。
この男本当に仕事の帰りなんだろうかねえ。
おかげで彼女はなんとか蕎麦打ちの秘訣を会得できたもようでした。
ご主人は日本酒の大ファンで、銘柄も沢山ご存じでビックリしました。
夫婦そろって、冷や酒をコップでグイグイやっつけています。
こちらの方がよっぽど日本人らしいです。
アメリカに帰る時には、日本米を何10キロに味噌などの調味料、果ては静岡名産の桜エビにシラスまで、しっかりお土産に持ってゆくと言いますから、日本びいきも頭が下がります。
「美味しい日本酒ならやっぱり磯自慢は外せないよ」
「じゃあ、明日買ってみますね」
「お店ならそこのヴィノス山崎さんでね」
場所まで教えておきましたから、間違いないでしょう。
今度会う時にはそのご感想を楽しみにしておきます。
2009.09.08 Tuesday
たこ八@名古屋からのお客人
たこ八@名古屋から
さて今週2回目のたこ八です。
いつもどうり仕事が終わってから、9時過ぎの入店となりました。
今日は空いているかな。
「こんばんは」
おや、今日はなかなかの混み具合ですね。
さらっとお店の中を見回すと、奥にS大先輩がいらっしゃいます。
さっそくご挨拶をすると、今日は息子さん(もちろん20過ぎですよ)お二人を連れて飲みに来たとか。
息子たちと酌み交わすお酒は、さぞ美味しいことでしょう。
私も早くああなりたいものですね。
入り口近くにシンチャンがいたので、その隣りに滑り込みます。
例によって瓶ビールで一人乾杯。
仕事終わりのビールはやっぱり美味しいですねえ。
つまみはシンチャンに便乗して「冷や奴半分」をいただきます。
意外と知られていないんですが、ここのお豆腐は隠れた名物なんですね。
もちろんお店にはメニューがありませんから、自分で発見しないと注文できないところが難点ですね。
一人のお客さんが大声で解説しています。
「だから、ハスじゃなくて、レンコンなんだよ」
どうやら「レンコンフライ」を「ハスのフライ」と言った別のお客さんに注文を付けているようです。
この「ハス・レンコン問答」はたこ八では有名で、常連さんはみな「レンコン」と言います。
初心者の方には、お母さんも優しく教えてくれます。
「ハスは花で、食べるのは根っ子の蓮根」
正しくは地下茎ですが、まあそんなことはどうでもよろしい。
ただ、このお客さんだいぶ聞こし召していらっしゃるようで、とにかくしつこい。
さらには大きな声で、同じ話題を何度も繰り返す、いわゆる酔っぱらい状態ですね。
さすがにオカアサンもあきれて、後半は相手にしませんでしたが、まあもめなくて良かったです。
シンチャンと「青春18切符」の話で盛り上がります。
先月末に、金券ショップで「2回分を6千円」で購入したとか。
最後になると金券やさんもボッタクリますなあ。
まあ、期限切れになってしまうと丸損なので、その保証もあるんでしょうね。
すると隣のお客さんが話しかけてきます。
初めて見る方なんですが、もうこの「たこ八」には何回か通ってきているとか。
どうやら私の拙いブログを見て「たこ八」に来てくれたそうです。
これは嬉しいですね。
私の方がお礼を申し上げたいぐらいです。
お話を聞くと名古屋の方で、静岡に出張になった時に回るお店をネットで探していて見つけたんだそうです。
世の中どこでどう繋がってくるのか、面白いものですね。
あれこれとお話をしますが、やはり気になるのが名古屋の情報です。
最近は名古屋に出かけることはほとんど無いんですが、たまには名古屋遠征も行きたいと思っています。
そこで名古屋のお店あれこれを色々と教えていただきました。
なるほどこれは参考になりますね。
やはり地元の方に聞くのが一番です。
でも、静岡に居酒屋は星の数ほどあるのに、わざわざこの「たこ八」を選んでくださったとは、嬉しいですね。
そのせいか帰りにマクドで安売りのビッグマックを二つ、お土産に購入してしまいました。
最近ますますメタボ気味になってきましたなあ。
2009.08.26 Wednesday
たこ八@美女に囲まれ
たこ八@美女に囲まれ
さて、先週は体調不良でお休みしていた「たこ八」さんです。
ようやく体力も復活して、月曜の夜におじゃましてきました。
「こんばんは」
いつものように暖簾をくぐりますと、ただいまの時間はお馴染みさんばかりですね。
どこに座ろうか迷っていると、ギバちゃんが
「もう帰るからここに座わりなよ」
と席を移動してくれました。
そこで、美人人妻のRチャンの横に入れてもらいます。
ギバちゃんは中国帰りで、今日は奥方とご同伴だそうです。
なぜかRチャンのむこうに奥さんがいますが、それで良いのかな?
オカアサンから
「また東京に遊びに行ってるんだと思ったよ」
そういわれましたがご存じの通りで、休んでいただけです。
「東京は今週の水曜日に行く予定ですね」
あれこれ世間話に花が咲きます。
ギバちゃんは早くもお会計をして、帰るばかりと思いきや、それからが長いです。
まあ今日は空いていますから良いですが、奥さんと二人で飲み過ぎたのかな。
お支払いから30分ほどしてようやく重たい腰を上げましたが、いつの間にかお客さんは3人になっていました。
私と、右手にRチャン、そして奥にはよく見かける女性の一人客がいらっしゃいます。
つまり「両手に花」状態で、たこ八としてはかなり珍しいシチュエーションです。
といっても私がモテているわけではないんで、どうってことはありませんがね。
酒場で女性の一人客は珍しいんですが、ここたこ八ではよく見かけます。
それだけ安心して入れるお店だと言うことなんでしょうね。
3人きりのたこ八で、会話が弾みます。
あ、オカアサンもいれると店内の男女の比は3対1か。
これはなかなか貴重な瞬間ですね。
と、にやけているうちに、若いお兄ちゃんたちのグループが入ってきて、ハーレム状態はあっという間に終わってしまいましたが。
美女に囲まれてこれで厄落としも出来たような気がします。
来週はもう9月か。
季節の変わり目がそろそろ近づいているたこ八でした。
2009.07.09 Thursday
たこ八@ご報告
たこ八@ご報告
今日は仕事お休みの水曜日、久しぶりに夕食前のお酒をいただきます。
まずは今月初めてとなる「ナカミヤ」さんです。
最近は、月いちペースでローテーションが定着した感がありますね。
「こんばんは」
5時40分頃の口開けに入店しましたが、先客は無し。
バイトの女性が一人でお留守番です。
どうやらご主人は忘れ物を調達しに出ているとのこと。
「みましたよ」
「お恥ずかしい」
ホッピーを今日は氷無しで頼みます。
すうっと飲みたいときは、薄め(といっても標準ですが)に作っておくのがよろしい。
普段は濃いめに作って、ナカをお代わりするのが好きなんで、氷を入れて貰います。
氷を入れるホッピーは邪道だという方もおられますが、まあこれは人それぞれです。
ご主人が戻られるまで、期待の刺し参盛りはお預けです。
写真は先月のものです。
ご主人も戻られて、ご報告をします。
他にお客さんも入ってきて、忙しくなりました。
私はというと、お酒のお代わりに「下町ハイボール」をいただいて、今日は終了です。
ここでウォーミングアップは終了。
お会計をしてたこ八に向かいましょうか。
さて、たこ八に入ると、珍しいことに端席に杉チャンがいました。
「やあ、お久しぶり」
半年ぶりぐらいかなあ、相変わらず仕事が忙しいんですね。
奥の方からは
「おーい、待ってたぞ」
この大声はやっぱり 、Oチャンでした。
となりにはジンちゃんも待機しています。
実はメールで、「今日たこ八に行くからね」
と、連絡されていたのでした。
危ないので、席は杉チャンの隣にしますが、相変わらずうるさいなあ。
ところが杉チャンはこの後で用事があるそうで、早くもお帰りです。
仕方なくグラスを持って、席を移動します。
今日は団体客が無い分だけゆったりとしています。
たこ八は6時あたりが鬼門でして、サラリーマンの団体が入ると、かなり混み合います。
Oチャンとジンちゃんに、クイズのご報告と、裏話をあれこれお話します。
ジンちゃんがお祝いのお酒を出してくれました。
この「持ち込みあり」というのも、たこ八の太っ腹なところです。
もちろん持ち込み料など、はなっから取る気はありません。
でも、常連さんでないとダメですので、ご注意下さい。
ちなみに、私はいっさいしたことはありませんが、鮎を持ってきて「焼いてくれ」という方もおられます。
これは先月のもので、6月最後の空豆です。
焼き空豆も乙なものですね。
今日は軽く2杯で切り上げます。
皆さん応援ありがとうございました。
2009.06.22 Monday
たこ八@たまにはのんびり
たこ八@たまにはのんびり
少し前ですが、6月10日水曜日のたこ八です。
早い時間帯に到着しましたが、珍しく席が空いていてのんびりと座れました。
最近の「たこ八」は爆発的に混み合うことがあって驚きます。
後から来たシンチャンの話では、先週の土曜日の夜10時過ぎという時間帯に来たところ、何と「立ち飲み」まで出現していて、お店に入れなかったそうです。
それはたまたま団体客が入って来てお仲間さんが集まり、体格のいい方たちばかりだったせいもありますが、その時間帯で立ち飲みとは驚きます。
そういえば一昔前は常連さんも元気で、10時11時は当たり前のように満席だった時代もありました。
開店の5時から座り込んで、終電まで居続ける方もいらっしゃったような気がしますね。
それに比べると今は淡泊なお客さんが多くなって、ちょっぴり寂しい気もします。
さて、例によってカウンターの端に座ってちびちびとやります。
出たばかりのPHPが良いつまみになります。
雑誌をアテにグラスを傾けるのもまた風流。
ところがすぐに団体さんが御入店で、いつも通りの満席です。
不思議に、席が空いているときほど団体客が入るんで、面白いですね。
こんな時には端の席ですと移動することもなくて、気が楽です。
お酒の方もビールからウーロン割りに代えて、ゆっくりとグラスの氷を見ながらくつろぎます。
幸いにも今日の団体さんはそれほどうるさい方々ではなく、ほっとします。
団体さんも、ここが1軒目ですとまだ静かですが、どこかで飲んで2軒目というのが一番騒がしいと思います。
オカアサンと当たり障りのない会話を少しばかり交わして、時を過ごします。
いつも通りの本数で、いつも通りの酔い心地。
変わりのない日常の繰り返しというものもまた、ほどよい幸福感を与えてくれます。
「ごちそうさま」
今日は大人しく帰ることにしましょうか。
2009.05.14 Thursday
たこ八@モデルデビュー
たこ八@オカアサンのモデルデビュー
週の初めは月曜日、先週はお休みだったので2週間ぶりのたこ八通いです。
「こんばんは」
9時過ぎとあって空いています。
おや、いちばん奥には美人人妻のRチャンが、いつもよりキラキラしています。
その隣には町屋庵さん。
これもお久しぶりですね。
色々と話が弾みます。
遅い時間帯は何となく常連さんだけのメンバーになりますね。
お店の中もくつろいだ雰囲気で、のんびりと時間が通過してゆきます。
するとオカアサンが面白いものを見せてくれました。
何と、本のモデルになったんだそうです。
傍らから大判の本を差し出して
「この本に載ったから見てみて」
またグルメ関係の本だと思ったら、全然違うまじめな本でした。
「実践と理論から学ぶ 高齢者福祉」
何か喋ってくれといわれたけど、それは断ったそうです。
「へえ、すごいもんだね」
そして中をぱらぱらとめくってゆくと。
ありました。
「いやあなかなかサマになっていますねえ」
オカアサン、まだまだ現役モデルで、大活躍です。
これからも頑張ってくださいね。
2009.04.15 Wednesday
たこ八@開店前から
たこ八@開店前から
月曜日、久しぶりに早めのたこ八到着です。
どうも最近のたこ八は混みすぎていて、入るのに勇気がいりますね。
さてただいまの時刻は7時を少し過ぎたあたり、まさに混み合う時間帯です。
はたして今日は大丈夫かな。
「こんちわ」
ガラスの引き戸を開けると、やっぱり今日も混み合っています。
見回しますと、右隅に縮こまって飲んでいるジンちゃんを発見。
オカアサンが隣の女性二人組に
「すいませんねこの方のツレなんで、入れてあげてください」
頼んでくれたので、席が空きました。
「どうもすいませんねえ」
これ幸いとわずかに空いた隣り席に滑り込みます。
ジンちゃんとお久しぶりのご挨拶をします。
カウンターまん中の席では、大先輩が大声でご歓談中。
そのせいかこちらの会話がなかなか聞き取れない状態ですね。
ジンちゃんは最近禁煙に取り組んだそうで、「電子たばこ」を盛んに吹かしています。
どうもお酒に弱くなったそうで、ビール1本でもう十分だといいます。
今まではここでビール2本をやっつけて、帰りにコンビニでお酒をお土産にし、お家で飲み直すのが定番でしたが、最近はそのままぐっすりとか。
「お互い年は取りたくないねえ」
まあ、たとえビール1杯でも、こうしてたこ八さんでグラスを酌み交わせるのは幸せですね。
ジンちゃんと、故障したビデオの話をしていると
「こんばんは」
そこへこれもお久しぶりの、美人人妻Rさんが登場です。
こちらはギュウ詰めなので左手の空いた席に入ります。
さて、私のビールが1本空くかという時分に左隣の女性がお帰りコールです。
同時に奥の席も空いたので、ジンちゃんと共にRチャンの隣へと席の移動をします。
そういえばRチャンも禁煙するはずなのに、今日はスパスパやっていますね。
「最近は行く店が多いから、お酒セーブしてるの」
なんでも4時ぐらいまではいけちゃうといいますから、若いなあ。
Rチャンはなんと「レッド・クリフ2」をもう見てきたんだといいます。
「えーっ、もう観たの、素早いねえ」
「初日に行ったんだけど、午後の時間帯はあまり混んでいなかったわ」
「さすが!大女優」
映画の中の、諸葛孔明の戦略について、話が弾みます。
ここでオカアサンのぼやきが出ます。
聞き返すと、先ほどの女性のお客さん。
年齢は60から70ぐらいでしょうか、二人連れで、たまに来るんだそうです。
「それがねえ、4時10分に来たのよ」
たこ八の開店は5時ですから、それまでまだ一時間弱あります。
そののれんも出ていない暗いお店の中に、二人すうっと入ってきたといいます。
「足が疲れて歩けないから、入らせてくれって」
お店に入れた以上、放って置くわけにも行かず、お酒や串の注文にも応じます。
どうも一人の方は足が悪いらしくて、お酒もあまり飲まなかったとか。
でもこちらは開店前の仕込みの時間帯ですから、割合に忙しいんですね。
しかも今日はお休み明けの月曜日ですから、余計手間が掛かる。
お豆腐屋さんを始めとして、色々な配達物も届けられる曜日です。
それを入り口前の席にデンと座って動いてくれないから、やりにくい。
混み合ってきてからもずっと動かなかったそうです。
なるほどそれで私の時に声が掛かったわけですか。
それにしても変わったお客さんですねえ。
お帰りになったのが8時過ぎですから丸々4時間飲み食いしていたということになります。
まあ売り上げには協力しているわけですから、私よりは上客ということになりますね。
それからも四方山話に花が咲き、楽しい時間が過ぎてゆきます。
弱くなったはずのジンちゃんもビールを2本空けて、少しは調子が戻ったかな。
来週のお約束をして、お店を後にしました。
2009.04.02 Thursday
たこ八@観光バスでやって来た
たこ八@観光バスでやって来た
先日のたこ八にて。
珍しくオカアサンがぷんぷんしている。
聞いてみると、「静岡おでん」も有名になったそうで、バスツアーのお客さんが来たんだとか。
「お客さんが増えたんで、良いことじゃないの?」
ところが、話を聞いてみると、何ともおかしいお客さんたちでした。
それは観光バスでやって来た団体さんで、規律正しく4人ずつのグループになっているそうです。
年齢は60から70代の男女で、わざわざ静岡市内を見に来るんですから、近くの方ではないんでしょうね。
バスを青葉交番の近くに止めて、そこからゾロゾロとお客さんが降りてくる。
時間は午後5時過ぎという、おでん街の口開けでお客さんも少ない頃。
そこからおでんマップを片手に「静岡おでん」を探し歩きます。
ここ「たこ八」さんにもそのおこぼれが二組、合計8人が入ってきました。
開店早々からほぼ満員の入りですから、これは縁起がいい。
しかし問題はここから。
見物が目的ですし、お年寄りで食欲もないから、おでんはあまり食べないんですね。
あれこれと品定めをしながら、おでんの批評をします。
一人がおでんを二串ほどつまむだけで、お酒も飲まず、さっぱり商売にならない。
サービスのウーロン茶を飲みながら、世間話が弾んでいたといいます。
まあ、お客さんですから文句はありませんが、その一見のお客さんたちがあれこれ意見を言うからオカアサンがカチンと来る。
詳しくは書きませんが
「何でモツを入れないんだ」
というようなことをしつこく聞かれたそうです。
もちろん「たこ八」のおでんに入っているのは、「牛スジ」のみです。
「静岡おでん」といっても豚のモツをメインにしているお店もありますし、それはお店の個性ですね。
しかしここ「たこ八」さんでは、何が名物かと言うと、誰もが語るその「牛スジ」です。
仕入れから下ごしらえまで、丁寧に手間暇掛けて作っています。
そしてオカアサンも一番こだわっているのがこの牛スジなんであります。
この道一筋で50年やっている「たこ八」さんの、表看板に意見されては、オカアサンの機嫌も悪くなるはずですな。
さて団体さんが喋っているうちに6時も近くなり、そろそろお客さんが詰めかける時刻です。
今、のれん越しに中を見たお客さんは、満員かと素通りしてしまうかもしれませんね。
やきもきしていると、ようやく団体さんが重い腰を上げたそうです。
まあ、バスの駐車時間にも限度がありますから、たぶん1時間というスケジュールだったんでしょうか。
逆に言うと時間つぶしだったのかもしれませんが。
そこで8人まとめてのお会計は、何と2千円。
お一人頭250円というのは記録じゃないでしょうか。
「あとで聞いたら、あちこちのお店にもそんな団体客が入ってたってさ」
おでんやさんといっても色々な形態がありますから、これが駄菓子屋さんならいいんでしょうが、居酒屋さんでは少し辛い物がありますね。
「大丈夫、そのお客さんたちが、また沢山お客さん連れて来てくれますよ」
とは言っても、同様にお店の売り上げに協力していない駄客としては、耳が痛いお話でした。
次回は20本ぐらい食べますからご勘弁を。
2009.02.12 Thursday
たこ八@ナカミヤ経由で
ナカミヤ@今年2回目
さて、そろそろ花粉も飛び始めてきて、つらい季節になりました。
それにもめげずのたこ八通い、週の初めは月曜日です。
例によって6時半過ぎにお店ののれんをかき上げますと、あれ満員です。
(仕方ない、時間つぶしてまた来るか)
オカアサンに軽く会釈して、外へ出ます。
その足で向かったのはつい先週出かけたばかりの、「ナカミヤ」さんです。
一度行き始めると癖になるんですねえ。
お店に着いて中を覗くと、先客は女性二人組に男性一人でした。
ご主人に挨拶して、カウンターの端に座ります。
「ホッピーお願いします」
早い時間なので今日はご主人一人だけのようです。
まずは濃いめのホッピーでのどを潤します。
「レバ刺しお願いします」
さすがにまだたこ八が控えているので、つまみは押さえておきます。
やってきたレバ差しはいつもながらの美しい切り口ですね。
ここでご主人から嬉しい一言が。
「ホッピーのジョッキを頼んであります」
何でもホッピー好きのお客さんがけっこういて、リクエストされたとか。
これは「3冷」の美味しいやつがここでも楽しめるようになりそうですね。
早く来ないかなあ。
テーブル席の女性はこのお店は初めてらしく、色々と興味深そうに聞いています。
その後から入ってきたのも若い女性二人組で、お店が賑やかになりました。
女性客が増えてゆくのは嬉しいですね。
「ナカお願いします」
今日もホッピーは「ナカ2、ソト1」のペースですね。
というかグラスが小さいので、どうしてもそうなってしまうんです。
正式のホッピージョッキになれば、1対1でゴクゴクいけそうです。
40分ほどが過ぎて、そろそろたこ八も空いてきたでしょうか。
ナカミヤを切り上げてたこ八に向かいます。
といってもすぐ近くですから1分も掛かりません。
「こんばんは」
予想通りすっかり空いていて、4人ほどになっています。
どうも最近は6時台に大混雑して、その後はぱったりというケースが多いですね。
常連の「美人人妻」Rチャンがお見えになっていたので、図々しくもお隣に座らせていただきます。
「さっきは、後を追いかけて行ったんだよ」
何と満員でお店を去って行く私に、わざわざ席を詰めてくれて、後を追いかけて行ったお客さんがそこにいらしたんですね。
「すぐに追いかけたんですが、もういなくてね」
「すいません、それと気が付かなくて」
そこまでしてくれたとは、冷や汗三斗、恐縮です。
やっぱり顔を出しちゃいけないなあ、反省反省。
今日は2軒目なので、ビールはパスして初めからショーチューです。
つまみに揚げたての「なす天ぷら」で、これも美味しいなあ。
先週来た変わったお客さんの話題になります。
60過ぎの方で、詳しくは書きませんが、悲しい話をされて、酒を飲みながら泣いていました。
周りのお客さんも、オカアサン交えてもらい泣きです。
「なぜそんな悲しい話をわざわざしたんだろうかねえ」
「話せば話すほど辛くなるのに」
「寂しかったのかなあ」
「寂しかったんだろうねえ」
一同沈黙です。
さて、今日は2軒目なので、早めにお開きとしておきます。
「これお土産」
オカアサンがくれたのは、ミカンのようでミカンじゃない。
不思議な果物でした。
2009.02.04 Wednesday
たこ八@満員御礼が
たこ八@満員御礼から
今日は2月最初のたこ八通いです。
6時半にたこ八に到着して、のれん越しに中を覗きますと、何と超満員です。
こんな時でもオカアサンに会釈すれば何とか席を作ってくれるんですが、今日は急ぎの用もなく、ガツガツと急くこともありません。
(しばらくしたら空くかもしれないな)
だいたいこの時間は会社帰りのサラリーマンにはゴールデンタイムですから、どこも混み合うんですね。
お腹も空いていないので腹ごなしもかねて10分ほどあたりを散歩します。
色々と気になるお店などを調査してたこ八に戻ります。
もう一度のれん越しに中を見ますが、皮肉にもさっきと変わりませんね。
いや、それどころか一人増えてる。
こんなに混んでいるのに無理して入るなんて、気の利かないやつだなあと見ると、あれ町屋庵さんだ。
これ以上混みますと完全に満員になるので、仕方なくのれんをくぐります。
「こんばんは」
狭い中をさらに詰めていただいて、町屋庵さんの隣に座ります。
おや、最近はお酒に代えたんですね。
右手にはこれもお久しぶりの「Kちゃん」です。
それにしても今日は混んでいます。
何人もお客さんが入り口から覗きますが、皆入れずに肩を落として帰ります。
これは無理に入っておいて良かったなあ。
奥に入っているグループは常連の「Iさん」が先導してきたらしく、盛んにたこ八の解説をしています。
こうして新しいお客さんが増えてゆくわけです。
満員ですがほとんどが顔なじみのお客さんなので、のんびりとしたムードでくつろげます。
しばらくしてジンちゃんが登場。
運のいいことにちょうど席が空いたばかりで、すんなりと入れました。
今日は私服ですね。
検査があって、お昼ご飯が遅かったので、あまり食べられないとこぼしています。
不思議なのはこの後で、ぴたりと客足が止まってしまいました。
Iさんの団体がお帰りになって、いつの間にか私たち3人だけになってしまいました。
これは前半の大混雑が嘘のようですね。
平均して回ってゆけば良いんですが、客商売という物はこれだから大変ですね。
かといって入れなかったお客さんが待ってくれるというわけでもありません。
「これ、縁起物だから」
オカアサンから「福豆」をいただきました。
帰ったら鬼にぶつけてやろうっと。
嬉しいことに、町屋庵さんからも頂き物があり、ジンちゃんには写真と、大収穫でした。
おまけはシンチャンから送ってもらった富士山の写真です。
いつ見ても富士山はいいですねえ。
2009.01.08 Thursday
たこ八@新年初たこ
たこ八@新春初たこ
1月5日月曜日、今年初めてのたこ八です。
例年4日から営業するたこ八さんですが、今年は曜日の都合で5日が初日になりました。
今日はいつもより早めに、6時過ぎの入店ですが、先客はすでに5人です。
その5人がほぼ均等に分かれて座っているんですが、こんな時にどこに座るかで運命が分かれますね。
混んでいるときには当然空いている席に座りますが、空いている時にはどうするのがベストか?
私の場合、たこ八でガラ空きの時には必ず隅に座ります。
では初見の店ではどうかといいますと、この場合は中央あたりに座ります。
かなりの居酒屋さんでは、常連さんの指定席みたいな席があって、それが端の場合が多いんですね。
後からやってきた常連さんに冷たい目で見られないように、どこにでも移動できる中央部を目指すわけなんです。
そして今日のようにほぼ半分ほどの入りの時はどうするかといいますと、なるべく空き場所を大きくするように座ります。
これはグループ客が入ってきたときに、座りやすいようにするためと、外から見て空き場所が分かるようにするためです。
のれん越しにお店の中をチラ見するお客さんがけっこういます。
そのときに空席が目に止まれば入りやすいですね。
そこで今日も中央の席を空けて、左端から3人目の席に入りました。
オカアサンに新年のご挨拶をして、まずはビールで一人乾杯です。
「これでも食べてて」
新年のサービスで、シラスを出してくれました。
ありがたくいただきます。
今日はまだ常連さんは来ていないようです。
右端は、だいぶ酔っぱらった感じの夫婦者で、何回かお見かけしたことがあります。
私のすぐ右手には、いつでもホッピーのお馴染みさんですが、この方は無口なので話しかけることもなく静かに飲んでいます。
左手の端席には60がらみのサラリーマン二人組で、これもちょくちょくお見かけする方ですね。
ちらりと見るとショーチューの箱が6つも空いています。
開店早々からとしても、いいペースですね。
そのせいか、酔いも回っているようで、かなりの大声で盛り上がっています。
しかしいけないのは、二人なのにお皿が4枚あることです。
二人の席の間を広く開けて、そこに空のお皿をおいてキープしています。
これは「後から来るんだからね」というメッセージですが、2、3分ならともかく、明らかなマナー違反です。
お馴染みさんなのでオカアサンも黙認していますが、そろそろ混み合ってくる時間です。
案の定、4人連れのサラリーマンが入ってきました。
席を詰めて中央に入れます。
そろそろ普通に座っても程々の混み具合なんですが、この二人が広くスペースを取っているため、キツくなります。
そこで
「すいませんちょっと詰めてくださいね」
強引に一つだけ左に移動してしまいます。
お二人も肩身が狭くなった様子で、しきりに携帯を掛けて後続部隊の到着を催促しています。
さて、オカアサンがなにやら焼いているなと思っていたら。
「はい、これ」
出てきたのはマグロの照り焼きです。
しょうゆ味で、香ばしく焼かれています。
照り焼きでもなく、単に焼いたマグロですが、いい味わいです。
今日はなんだか「ミルクワンタン」みたいな感じになってきました。
結局7時少し前になって、ようやく奥のキープ組が来ました。
お帰りになったお客さんがいて、席を元に戻して飲み直します。
幸いにも満席でお断りするということはありませんでしたので、結果オーライですか。
今日は常連さんが誰もいなく、おかげで静かに飲めました。
お勘定をして、新春初のたこ八を後にしたのでした。
2008.12.31 Wednesday
たこ八@超満員
たこ八@超満員
さて月曜日は今年最後のたこ八通いです。
自転車に乗って向かう途中、携帯が鳴ります。
開けてみればジンちゃんからのメッセージで「みんな待ってるよ」とのお言葉です。
これは急がないと席が無くなるかと、ペダルを踏む足に力がこもります。
たこ八の引き戸を開けると、何と満員ですね。
右手端にはOちゃんが息子さんと飲んでいます。
久しぶりに帰ってきた息子さんを、無理矢理たこ八に連れてきたようですが、本人は
「こいつが来たいと言ってたから連れてきたんだ」
嬉しそうにぼやいています。
奥にはたこ八に咲いた一輪の花、美人人妻のRちゃんが真っ赤なドレスで歓迎してくれます。
「Rちゃん今日は真っ赤なドレスが一段と映えるねえ」
「あら、お上手ね」
「たこ八で赤が似合うのは、Rちゃんと『芋ケン』ぐらいのもんだね」
一気に機嫌が悪くなりました(すいません)。
隣には池ちゃんで、次に控えるのがジンちゃんです。
早速席を詰めてもらって、その隣に座ります。
「スギチャンからカレンダー預かっているよ」
恒例のカレンダーが今年もやってきました。
スギチャン今年もありがとう。
それにしても今日は混んでいますね。
こんな状態なのに、飲んでいるお客さんが後から後からお友達を呼び寄せるので、これはたまりません。
みなさんお仕事も終わったせいか、腰が重たいんですね。
今年ももう最後なので、せっかく来てくれたお客さんを断るわけにも行かず、オカアサンは大弱りです。
満員でお断りしたお客さんが、もう一度、そしてまたもう一度と顔を出すので、ついには席を詰めて対応します。
そこへやってきた常連のシンチャンも入るのはあきらめて、おでんのお持ち帰りで済ませています。
ここたこ八の定員は12人ほどで、これが精一杯です。
しかし詰めれば入るもので、もう一人入れて13人というのが私が知るかぎりでの最高人数です。
ところが今日はもう13人で一杯。
それでも詰めかけるお客さんを入れるため、何と15人になってしまいました。
これは最高人数の更新です。
長椅子もぎゅうぎゅう詰めですがほとんどが常連さんなので、誰も文句は言いません。
それにしても凄いなあ。
ジンちゃんも写真を撮りまくって、来年のポスターに備えています。
そこへやってきたのがO木くん。
いくら何でもこれでは詰められませんね。
名残は惜しいですが、そろそろおいとましますか。
「ここへ入ってよ」
お勘定をして、席を空けます。
「一番後に来て、一番早く帰るなよ」
そういう声を後目に、今年最後のたこ八を後にするのでした。
今年最後の更新になります。
皆さん一年間ありがとうございました。
新年は3日お休みして、更新は4日以後からとなります。
皆さん良いお年を!
2008.12.25 Thursday
暮れのたこ八
月曜日のたこ八です。
今日は久しぶりに夜の仕事帰りで、9時過ぎにたこ八に到着しました。
「こんばんわ」
今日は程々の混み具合で、十分座れます。
例によっていちばん右端の席に向かい、鞄を置きます。
ちょうど右端と左端の席だけが、鞄を置けるので落ち着くんですね。
そうでないときは壁のハンガーに吊しておくんですが、お客さんが通るときのじゃまになるのでやはり気になります。
「藤枝も○○ちゃんも帰ったよ」
オカアサンから伝言です。
このところ月曜日はずっと7時前に入っていたので、期待を裏切ってしまったようですね。
水曜日はクリスマスイブだから来れないし、もう来週の月曜日でおしまいかな。
そこに入ってきた30代の男女カップル。
男性は何回か来たことがあるようですが、連れの女性は初めてのようです。
どうやら「面白いお店だろう」とたこ八を見せにやってきたんですね。
あれこれうんちくを語っていますが、女性の方はと言うと、それほど興味を示してもいない感じですね。
この辺りは実に人さまざまでして、男性は期待外れなおももちです。
まあ、すべての女性がおでん好きとは限りませんから、仕方ありませんね。
のんびりといつものようにビールのグラスを傾けていると。
「これ食べてみて」
お母さんが出してくれたのは、なんと油揚げの揚げ物。
油揚げを千切りにしてまた油で揚げちゃったという、変わったつまみです。
これにお醤油を掛けていただきますが、カリカリしていて面白いものですね。
さらにはおまけで「白菜の漬け物」まで出してくれました。
おかげで今日はおでんを食べるチャンスがありませんね。
どうも最近は、串の数が少なくて、ますます駄客になりつつあります。
それでも、ショーチューをお代わりして、おでんのジャガイモをつまみます。
メイクウィーンのねっとりとした舌触りが何ともいえませんね。
煮込み具合もちょうどよくて、お酒が進みます。
すると、今日は何とおまけの多い日なのか、「ハム」まで出てきました。
もちろんすべてサービスなんですが、お酒3杯におでん1本では情けないなあ。
今日はお世話になりっぱなしの、「たこ八」でした。
どうもごちそうさまでした。
なお、今年の「たこ八」の営業は12月30日までです。
と言うことは、私は29日の月曜日が最後になりますね。
今度は早めに行きますので、○○さん待っていてくださいね。
2008.12.05 Friday
たこ八@50年ぶりの客
たこ八@50年ぶりの客
寒さが少しばかり和らいだ水曜日、例によってたこ八です。
9時過ぎにお店に着いて、外からのれん越しに中をうかがいますと、よかった程良い混み具合です。
しかしちょうど入り口左手の角席に座る人影は、あの人だ。
躊躇しましたが、一呼吸置いてお店の引き戸を開けます。
「こんばんは」
振り返ったのは、Oちゃんです。
「おお、久しぶり、ここ座れよ」
隣には大先輩のSさん、改めスーサン(今日から改名します)で、こちらもけっこう回っている感じですね。
例によって爆走しているOちゃん、隣に座っている二十歳そこそこの女性二人組に向かって、盛んに話し掛けます。
「可愛いねえ」
の連発で、気を引こうとしますが、今日がたこ八初めてという二人は、相手にしてくれません。
こちらにおはちが回ってこないうちにと、スーサンの方に向きます。
今日は映画は無く、会合の帰りだそうです。
「6時にOちゃんから呼び出されたけど、行けなくて、終わってから来たんだ」
と言うことは、Oちゃんもう3時間以上飲み続けているわけですか。
お嬢さん方もさすがに飽きたのか、お帰りになってしまいました。
さて、奥にいらしたお客さんも帰り、空いてきたたこ八ですが、そこにふらっと入ってきたお客さん。
入り口右端の席に向かうと
「これお土産」
いきなり「磯辺焼き」が6、7枚入った包みを、オカアサンに差し出しました。
「???」
オカアサンも面食らっていますが、とりあえずお土産を受け取ります。
席に座ったお客さんは70過ぎのおじいちゃんです。
「お飲物は何にしますか」
「だいぶ飲んできたから良いや。ウーロン茶くれ」
一同目が点になります。
オカアサンはそれでも愛想よく、グラスに氷とウーロン茶を入れて出します。
「久しぶりだなあ、覚えてるかい」
「さて、どちら様でしたか」
とぼけているのかオカアサンも返事を濁らせています。
「もう50年ぶりかな。昔は女将は美人でねえ」
オカアサンは笑って相づちを打っていますが、50年前といえばまだ屋台の時代で、「たこ八」もようやく開店した頃です。
「昔はよくおでんの串を誤魔化してねえ」
「それでもこの女将は、目をつぶってくれたんだ」
かなり酔っ払っているらしく、誰に言うともなく、独り言のようにつぶやいています。
このお客さん、おでんを食べるでもなく、時々ウーロン茶を口に含みながら、止めどなく喋っています。
言うことは同じことのくり返しで
「女将は昔、凄い美人だった」と
「おでんの串を誤魔化しても見逃してくれた」の二つだけ。
何とも不可思議なお客さんです。
15分も喋っていたでしょうか。
突然
「オレ帰るから、お勘定して」
「なにも食べてないからいりませんよ」
そりゃそうです。
ボッタクリバーなら、お通しとウーロン茶でウン千円ですが、ここは明朗会計のたこ八ですからね。
お客さんも気付いたらしく、バツが悪そうに千円札を差し出して
「お釣りはいらないよ」
「それは困ります」
「いいからいいから」
オカアサンは何か気が付いたらしく
「じゃあ、次に来る時までお預かりしておきますから」
お客さんはそれからも数分間、例の話を繰り返して、ようやくお帰りになりました。
そのおじいさんが帰った後、オカアサンから
「これ食べてよ」
先ほどの磯辺焼きを1枚いただきました。
「どうもすいません」
買ったばかりなのか、まだほのかに暖かい磯辺焼きです。
久しぶりにお餅を食べましたが、たまには美味しいものですね。
「さっきのお客さん、どんな人なの?」
お母さんの話を聞いてびっくり。
実は以前ちょっとした「飲み逃げ」行為をした人物だといいます。
「後で請求したんだけど、とぼけて払わなかったお客さんだよ」
そうか、酔っ払った弾みに、ふと昔の出来事を思い出して、罪滅ぼしにやってきたんだろうか。
「よっぽど気になっていたんだろうねえ」
50年ぶりのお客さんは、不思議な空気を残して闇に消えてゆきました。
「まさか、幽霊じゃないでしょうね?」
「まさかね」
まだ飲んでいるOチャンを後目に、「たこ八」を後にするのでした。
2008.11.28 Friday
たこ八が満員で
今日は水曜日。
お仕事もお休みなので、久しぶりに「はやタコ」しましょうか。
注) 「はやタコ」とは、いつもよりも早めにたこ八に行くことです。
と、勢い込んでたこ八の前に着いたのが、6時半です。
のれん越しに中を覗くと、これは参った、不安が的中して超満員です。
お客さんの中に知り合いでもいれば、無理して入れてもらうんですが、あいにく誰もいません。
もちろん詰めてもらえば一人や二人は入れますが、それでは間が悪い。
ここはしばらく時間つぶしでもしようと、引き返します。
その足で向かったのは、やっぱり「ナカミヤ」さんですね。
30分ぐらい軽く引っかけるには絶好のお店です。
何時も通りの白いちょうちんを横目にお店に入りますと、先客はカウンターにお一人のみで、のんびりとしています。
その右端に席を取って
「ホッピーに刺し盛り」
ついこの間食べたばかりというのに、早くも禁断症状が出始めてきたところなんですね。
いつものお通しで、「レバーペースト」をつまみに、ホッピーが半分空きます。
ここのホッピーは濃度が濃くなってしまうので、回りが早いんですが、いつも効いてきてから気が付きます。
さっそく出てきました「刺し三盛り」相変わらず豪華ですねえ。
おや、今日は変わったものが付いています。
マスターに聞くと、前のお客さんが「レバー焙り」を注文したので、そのおこぼれを入れてくれたとのこと。
うーん、これは嬉しいなあ。
焙ったレバーもまた良いものです。
これは当然運が良くないと巡り会えませんので、御注意下さい。
タン刺しも、相変わらずいい味出してます。
ものの10分でグラスが空き、ナカを追加します。
先客の中年サラリーマン氏は、どうもホッピーが気になるようで、マスターにあれこれ質問しています。
マスターはさすがにお酒に詳しく、受け答えも正確で、思わず頷いてしまいました。
7時前になって、アルバイトの女性が出てきました。
なるほど、今日は水曜日の方ですね。
なごりは惜しいですが、たこ八にも顔を出さなくてはいけないので、今日は2杯でお終いです。
「ごちそうさま」
30分の「ナカミヤタイム」でした。
さて、そろそろ空いてくる頃だと、たこ八ののれんを上げてのぞき込みます。
おや、右端の白髪頭に何か見覚えが?
さっそく席を一つづつ詰めていただいて、お隣に滑り込みました。
オカアサンに挨拶して
「今日はショーチューから行きます」
いつもは瓶ビールを1本いただいてから、ショーチューに入るんですが、今日はお腹が一杯なので、ビールはパスです。
町屋庵さんから、あれこれと蕎麦のウンチクをお聞かせいただきました。
しかし、これだけ褒めたんだから、きっと良いことがあるんだろうと期待しています。
そうこうしていると今度はジンちゃんが登場です。
「スイマセンねえ」
またも一つ詰めていただきます。
こうしてジワジワと領土を拡大してゆく、恐怖のたこ八常連軍団です。
それからはいつも通りで、S先輩にX兄、美人人妻のRちゃんまで参戦してきました。
話は尽きず、おかげで「箱」も3つ目に突入です。
今日はいつもより余計に回ってしまいました。
こうしてたこ八の夜は更けてゆきます。
2008.11.07 Friday
たこ八@ムカゴの季節
たこ八@ムカゴの季節
さて1週間ぶりのたこ八です。
いつものように「青葉横丁」の角を曲がろうとすると、角のお店「三河屋」さんに照明が入っています。
通りすがりに覗いてみますと、テレビカメラが入っていて、どうやら撮影の真っ最中ですね。
「B級グルメ」でメジャーでデビューした「静岡おでん」ですが、最近はテレビでの出演も全国規模になっていて、放映も多いですね。
こういう時は邪魔にならないようにするのが、酒場を愛する人のマナーです。
後で聞いたところによりますと、どうやら「赤井英和」さんが見えていたようです。
それならそれで、もうちょっと見ておけば良かったと、反省するのが凡人の悲しさです。
「こんばんは」
暖簾をくぐりますと、おや珍しい、ジンちゃんと町屋庵さんが肩を並べて仲良く歓談中でした。
「珍しいねえ」
実は今日のブログの書き込みを見て、9時まで時間延長で待っていてくれたそうです。
ちょうどお帰りになる途中のYネエさんと入れ替わりに隣の席に座ります。
彼女ともお久しぶりですが、今日は軽いご挨拶だけですね。
「今日は1本多いんだ」
ジンちゃんの定量はビール2本。
これがなぜ定量なのかは、健康とお財布の両面の理由によります。
本日の3本目は、ジンちゃんファンからの差し入れだそうです。
奇特なお方のおかげによって、ジンちゃんと出会うことができました。
○○さんに大感謝。
今度は私にも差し入れしてくださいね。
三人でさっそく忘年会の打ち合わせ。
と言っても、日にちも場所も決まっていて、後はメンバーの招集だけです。
お店の場所だけ確認して、打ち合わせは無事終了です。
どうもジンちゃんは他に気になる人がいて、それを待っていたそうなんですが、これはまた別のお話。
「こんなの食べるかい」
オカアサンが、素揚げにしたムカゴを出してくれました。
「わあ、なつかしいなあ」
季節を感じさせるおつまみですね。
(たこ八では時々こんな無料のサービスがあります)
この「珠芽(ムカゴ)」は、ヤマノイモの側芽が多肉化したもので、ヤマノイモのつるから葉っぱの出ている付け根のあたりにできます。
難しい言葉では「栄養生殖」と言って、無性生殖の一つの形です。
このムカゴが地面に落ち、芽を出して新しい個体を伸ばしてゆきます。
ヤマノイモはこんな形で子孫を増やしているんですね。
軽く塩を振っていただきますと、ほくほくとしてほんのりとした苦みがあります。
これはお酒が進みますねえ。
そう言えばもう11月、秋も深まってきました。
それを見ていた町屋庵さんが、よせばいいのにライバル心を出して
「おー、立派なムカゴだ、オレのには負けるがな」
「ムカゴと張り合ってどうすんだよ」
「ムカゴを侮辱するな」
「唐揚げにして食べてしまうぞ」
店内大爆笑でした。
(一部誇張した表現がありますが、展開上ご理解下さい)
そうこうしていると、今日は常連が集中する日らしく、O川くんや、シンチャンもやってきました。
さらには、「水曜日の男」S大先輩もお出ましです。
このお方毎週水曜日は、「男性半額デー」なのでお仕事の後で必ず映画を見に行くんですね。
その帰りにここたこ八に寄るという、黄金のコースを彷徨している風流人なんです。
でも、最近は年がら年中半額のお年になられて、水曜でなくてもよろしいんですが、そこは長年の習慣でやっぱり水曜日は映画の日だそうです。
「Sさん、今日は何を見たんですか?」
「レッドクリフだよ」
「私も昨日見たばっかりです」
映画の内容についてあれこれ、感想を話し合います。
いつもながら勉強になりますね。
そんなこんなで今日は予定をオーバーした時間まで過ごしてしまいました。
「ごちそうさま」
帰り道に「三河屋」さんを見ると、椅子を上げてあって、すっかり片づけの真っ最中でした。
2008.10.18 Saturday
たこ八@珍しい面々
たこ八@珍しい面々
さて、話題に詰まると登場する「たこ八」シリーズですが、今週は月曜日が祝日で、水曜日だけの訪問です。
今回も早めの訪問で、7時過ぎにはたこ八に到着しました。
いつものようにのれんをかき上げて中を覗きますと、あれ、珍しい顔が。
何と入り口すぐ左手に、ジンちゃんがいるじゃないですか。
「こんばんは」
その隣には、同級生のOくんもいて、最近はすっかり常連並みになったようです。
「久しぶりだねえ」
聞けばジンちゃん、どうも体調が悪くてここ1ヶ月ほどはたこ八をご無沙汰していたそうです。
「それで会わなかったんだ」
体調が悪いので、たこ八にも行かず、仕事ばっかりしていたとか。
「そんなことしてると体壊すよ」
さりげなく慰めるのは、やはり私の人間ができているからでしょうか(もちろんウソです)。
忙しいはずの仕事の合間に改正した「たこ八家族」の最新版をお店に張りに来たといいます。
ついでに1枚いただきましたが、これだけ人数が多くなるともう、誰がどこにいるのか全く分かりませんね。
たこ八にお出での方は、ぜひこの集合写真を見てやって下さい。
「俺も入れてくれよ」
さっそく、Oくんもカメラに収まっていますが、仲間入りするのはいつになるかな。
久しぶりにわいわいやっておりますと。
「よう」
なにやら怪しい影が飛び込んできました。
皆さん声を合わせて
「ま、ま・・・・・」
「ははは、待たせたねえ」
そう、財界の黒幕、たこ八の大御所、またの名を「うっかり××兵衛」という「町屋庵」さんの登場です。
「いやあ、本当にお久しぶり、元気だった?」
最近は常連さんもなかなか集合することが少なく、今日は久しぶりの揃い踏みです。
「そう言えばそろそろ忘年会の時期だねえ」
そんな話題も出ました。
今年も頼りになる幹事が、きちんと手配してくれるそうで、嬉しいなあ。
そうこうしていると、「三夢」さんまでやって来た。
彼はお酒が飲めないので、おでんと焼き物をパクついている。
ここたこ八は、お酒を飲まないお客さんもけっこう来ていて、ウーロン茶を相手におでんを楽しんでいるんですね。
まあ「静岡おでん」というものが駄菓子屋さんの起源らしいですから、別にアルコール抜きでもかまわないわけなんです。
今日は団体のお客さんが多くて、けっこう混み合ってきました。
混雑してきたら譲り合うのが酒場のマナー。
名残は惜しいけれどもそろそろおいとましましょうか。
ジンちゃんが完全復帰したということで、しばらくは賑やかになりそうです。
そう言えば来月は大道芸か。
2008.07.26 Saturday
たこ八がお休みで
「たこ八」がお休みで
さて、今週の水曜日だったんですが、仕事を終えていつものように「たこ八」に向かいます。
見慣れた青葉横丁を入って行きお馴染み「たこ八」に向かいますが、
あれっ、お店が閉まっています。
(おかしいなあ)
慌ててお店の前に行き、確認しますが、貼り紙のたぐいは何にもありません。
何と臨時休業です。
たこ八が連絡もなくお休みするのは、滅多にないことなので、不安が心をよぎります。
そこで今日は気になっていた「ナカミヤ」にリベンジを決めたのです。
この前の日曜日、「この日だけレバ刺しお休み」という不運に出会ってから、来る日のために汗を流した甲斐があるというものです。
さて、ナカミヤさんはすぐ近く。
すぐにお店に着きましたが、今日は先客が二組います。
カウンター右手に男女の3人と、テーブルに男性二人組。
それを避けて、一番左端のカウンターに座ります。
マスターに、にやりと目配せをして
「ホッピーを」
更に続けて
「あ、レバ刺しあるかな?」
低くクールにつぶやきます。
「もちろんございますとも」
「お主も悪よのう」
どうも手伝いの女性が不慣れのようで、ホッピーの出が遅れていますが、すぐ慣れるでしょうね。
「レバ刺しです」
これはゴマ油と塩でいただくタイプですね。
うん、久しぶりにいただきますが、旨いなあ。
しかし、このカウンターのお客さんが騒がしくてかないません。
年輩の男性二人に、女性ひとりという組み合わせで、あたり憚らず大声で話しています。
時折立ち上がっては身振り手振りで、自慢話をしているのが聞こえてきます。
動作が伴うようになると、酔っぱらいの注意信号です。
いや、これは危険信号に近い感じでしょうね。
すぐ右隣だし、これはたまらんなぁ。
実は悲願の「煮込み完全制覇」に向けて、今日も二つほどやっつけていこうと思っていたのですが、これではいけません。
それでも「ナカ」をお代わりしてホッピー2杯を飲み干しましたが、これで限度です。
「お勘定」
20分ほどの滞在でした。
この店は早い時間だけにしたようがいいかな。
なお、たこ八は木曜日から営業しておりますので、ご安心下さい。
2008.07.09 Wednesday
たこ八@朝もぎトウモロコシ
たこ八@朝もぎトウモロコシ
さて、夏と言えばトウモロコシのシーズンです。
今年も恒例のトウモロコシが、たこ八にやってきました。
といってもトウモロコシに足はない。
常連のジンちゃんが、皆さんにお裾分けしてくれるわけでして、同席した人は幸運にあずかれるんですね。
今日は月曜日、幸いにお仕事はもう終えてしまい、気分良くたこ八に向かいます。
6時半の入店は、先客一人と珍しく空いています。
左端の外れに座って、まずはビールで乾杯します。
お目当てのトウモロコシは、先に宅急便で届いていて、お店の奥に箱があります。
20分ほど遅れて、ジンちゃんが登場。
「よ、お久しぶり」
すれ違いが多かった二人ですが、めでたく七夕の夜に出会えました。
さっそくお待ちかねのトウモロコシをオカアサンに焼いてもらいます。
朝もぎのとれたてトウモロコシは新鮮そのもの。
生でもかじれるんですが、これをたこ八の炭火でこんがりと焼きます。
しょうゆを垂らし掛けて、もう一焼き。
香ばしい香りがお店に立ちこめます。
「はい、おまちどうさま」
焼いたものを3本に分けて出してくれます。
(写真は囓りかけでスイマセン)
ジンちゃんのお土産はまだあって、こちらは「生ハム」といっていましたが、嘘で普通のハムです。
牛肉嫌いのマリちゃんがもらったという、ハンバーグまで持ってきました。
炭火ではこれは焼けないので、衣を付けてメンチカツになります。
今日は幸いに常連の方ばかりなので、ワガママのし放題ですが、お裾分けに預かるこちらは大幸運ですね。
「こんばんは」
あれ、雨模様なのに織姫さんまでやって来た。
Rチャンにお会いするのも、お久しぶりですね。
この間はメールまでいただきましたが、清水遠征の時で、ご無礼いたしました。
追加でまたトウモロコシが焼き上がります。
お店の方もだんだんに混みいってきました。
もちろん他のお客さんにも、お裾分けが回ります。
今年は後何回食べられるかなあ。
ジンちゃんごちそうさまでした。
2008.07.03 Thursday
たこ八@オカアサンは見た
たこ八@オカアサンは見た
さても相変わらずのたこ八です。
今日は月曜の8時という、いつもよりも少し早いご入店です。
のれんをくぐると、おや珍しいジンちゃんだ。
「ごめん、今日は調子が悪いんで帰るよ」
寂しくご挨拶だけしてお別れです。
お客は残されたS先輩と二人だけになってしまい、静かに乾杯します。
さてさて、本日はオカアサンが大活躍の日です。
まずは捕物帖から。
朝の10時頃、静岡の駅南商店街を自転車で進むオカアサン。
信号待ちで止まっていると、どこからともなくパトカーのサイレンの音が響く。
おやっと思ってあたりを見ると、一台の車が猛スピードで走ってきた。
軽トラックのようだと言いますから、秋葉原の事件もかくやのごとしという緊急事態です。
信号無視したその車がすーっと止まるや、男が飛び出してきた。
「エンジン掛けたまんまで、すっ飛んでいったんだよ」
そこで車を乗り捨てて、人混みの方に走り去って行ったんだという。
「なにやら赤い箱のようなものを大事そうに持って、走ってった」
そこに遅れてパトカーが到着。
巡査が慌てて男の後を追いかけるが、時すでに遅し、追いつくはずがない。
「新聞には載らなかったけど、事件なのかネエ」
これは裏に大きなシンジケートの密売組織があるに違いない。(想像ですけどね)
それにしても巻き込まれて事故など起こったら大変だった。
まあ、何事もなくてひと安心です。
次の事件は、遠く離れた浜松で起きる。
新しくできた市営の入浴場、いわゆる銭湯にオカアサンの家族で出かけた。
そこでの料金支払い時に、一寸したトラブルが発生。
規定では「60歳以上は半額」なんだそうだ。
ところがオカアサン、その証明になる物を持ってこなかった。
「そりゃ、50歳代に若く見られたせいじゃないの」
「そうだよ、若くて万々歳さ」
係の方に抗議しようと思ったが、息子さんに必死で止められたと言います。
何とも杓子定規だが、お役所がする仕事というのはこんなもんなのかねえ。
オカアサンに向かって「誰が見ても明らかに60歳以上です」とは口が裂けても言えませんが。
そこでS先輩が口を挟んだ。
「オレなんか、映画館の割引で、証明書なんか出したこと無いよ」
そう、静岡市内の映画館では、60歳以上の方は半額になるのです。
先輩は今年めでたく還暦を迎えて、この特権をフルに活用していらっしゃるのでした。
「でも、私なんか毎回証明書を出すように言われますよ」
私が使うのは、夫婦の片方が50歳以上の場合の割引です。
妻と一緒に映画に行く時はこの割引を活用するのですが、いつも必ず免許証を出せと言われます。
「Sさんは顔パスで良いなあ」
「ん、ははは」
S先輩、少し複雑な顔で考えていますが、嬉しいような嬉しくないような。
今度映画館に行った時に「あ、忘れた」といったら、やっぱり割り引いてくれないんだろうかな。
はっきりしなければいけないところと、曖昧でも良いところ。
線引きの区別というものは難しいものですね。
2008.06.20 Friday
たこ八@時事放談
たこ八@時事放談
水曜日のたこ八は仕事終わりの午後9時過ぎ。
どうも景気の後退局面は明らからしく、たこ八も空いている状態です。
「こんばんは」
先客は3名で、見慣れた顔のOくんに、離れて女性の二人連れという取りあわせだ。
さっそく隣に座って、ビールで乾杯。
彼ともしばらくぶりでお会いする。
まずはお子さんの誕生をお祝いする。
「子供が生まれて忙しいので、ご無沙汰していました」
明るい話題は良いもんですねえ。
二人連れも帰ってしまい、たこ八は二人で貸し切り状態になる。
「今日はジンちゃんと、Sさんがよろしくって言ってたよ」
さすがに皆さんお帰りが早いようです。
「これ遊びで作ったんだけど、食べてみて」
オカアサンが「水菜の一夜漬け」を出してくれる。
ほんのりとコンブのだしが利いていて、あっさりと美味しい。
「うん、いいね」
「こういう食べ方もあるんだ」
お客が少ないとこういう特典もある。
Oくんとたまには堅い話題であれこれと話す。
例の宮崎死刑囚の話だ。
「だいたい法務大臣が死刑を宣告出来なくて、どうするのか」
以前、「思想的な信念だから」という不可思議な理由で、就任中の死刑を許可しなかった大臣がいた。
大臣が自分の職務に私情を挟んでどうするんだ。
「そういう大臣は、テレビのキムタクみたいに罷免させればいいのに」
まあれはドラマですから上手く行くが、そうだったら気持ちが良いだろう。
「だから鳩山大臣は見直しましたよ」
今国民にアンケートを採れば、間違いなく過半数が支持するんだろうと思う。
「ホームページを開いて応援メールを送ってあげたいぐらいです」
その言葉、酔いが醒めても忘れないようにね。
死刑という制度がある限りそれを行使してゆくのは当然であり、大臣の責務も大きい。
「文句があるのならきちんと、死刑廃止の議論をすべきですよ」
いつも馬鹿話ばかりしているが、こんなまじめな話で意見が合うとは驚いた。
「死刑制度は必要であり、犯罪の抑止に大きな効果があるはずです」
近年は精神障害を理由にして、死刑を回避するというのが定番になっていて、腹立たしい限りだ。
「もともと殺人をするのは、ある種の精神異常でしょう」
「殺人犯人の反省とか更正、社会復帰を望む被害者がどのぐらいいるんでしょうか?」
普通の犯罪と殺人事件とは、明らかに区別を持って取り扱うべきなのだと感じる。
珍しくまじめな話になったが、若い彼がきちんとした考えで、安心する。
「これも揚げてみたけどどう?」
オカアサンが、じゃが芋の素揚げを出してくれる。
スライスした、少し厚めのフライドポテトです。
塩を振って熱々をほくほくといただく。
やはり揚げ立ては、最高ですね。
今日はメニューに無いものばかりつまんでいる、変なお客だ。
Oくんへのお願いを一言。
「お子さんを大切にお育てくださいね」
年寄りは一言多いから、嫌われるわけだ。
でも正直に、自分の気持ちを伝えておこう。
そうこうしているうちに、たこ八は初めてという若い女性二人連れが入ってきた。
難しい議論はこれで終了して、彼女たちにたこ八のマナーを教えてあげる事にする。
誰も時代の流れには逆らうことはできない。
でも流されまいと、片意地を張ってみることも、時には必要なのだろう。
自分が立っている場所が、どんな場所なのか。
そしてどこへ進もうとしているのか。
自らを正確に見ることは、なかなか難しいことですね。
2008.06.17 Tuesday
たこ八@今日は珍しく
たこ八@今日は珍しく
今週も早めの訪問になった、月曜日のたこ八です。
今日は青葉横丁入り口の三河屋さんが連休で、通りも少し寂しい感じです。
「三平」さんの後に開店したお店を覗いてみますと、明るくて気持ちの良さそうな感じですね。
とは言いながらも向かうのはもちろんたこ八ですが。
さて、引き戸を開けてお店に入りますと、おや珍しい。
町屋庵さんにジンちゃん、お二人が並んでいらっしゃる。
「よ、久しぶり」
オカアサンに促されて、二人の間に割り込ませていただきます。
他には二人客のみで、こちらも常連さん。
久しぶりに見知った顔ばかりのたこ八になりました。
あれこれと世間話をしながら、再会を祝って乾杯を重ねます。
今日は空いているのかと思っていたら、いつの間にかお客も入って、ほぼ満席のご盛況です。
「こんばんは」
そこにいらしたのは、なんと美人人妻のRチャン。
さっそく席を詰めて入れてあげます。
ジンちゃんが
「今日は落ち付いた格好だね」
そういえば普段と違って、お肌の露出度が少ないような。
まあ、今までが出しすぎだという話もあり、それはそれでけっこうなことです。
「最近忙しくて、なかなか来られないの」
お仕事が忙しいことは良いことですからね。
ジンちゃんが一生懸命メールを打っている。
それにしても時間が掛かるのは、年齢のせいなのか。
そのうちに突然電話が掛かってきてあたふたと外に出てゆく。
「すまん、これから一仕事だ」
何とこれから職場へ逆戻りだという。
せっかくくつろいで飲んでいるというのに、上司からの呼び出しらしい。
何とも宮仕えは辛いものだねえ。
前後して、たこ八では有名人の一人、O氏が入ってきた。
「こっちが空いてるよ」
一つ席を詰めて、町屋庵さんは特等席にお引っ越しする。
弟さんも大変な役目になってしまい、兄貴としては気がもめるところらしい。
「今度東京ドームまで応援に行くつもりだ」
試合の見物とどう違うんだろうかね。
O氏の飲み物は「角の水割り」一本きり。
オカアサンも黙ってボトルを出してゆく。
グラスに3杯ほどを流し込み、ひとしきりおでんをつまんでいる。
当たり障りの無い会話を楽しんで、混み合ってきたと思うとスパッとお会計をする。
もちろんお釣りは受け取らない。
さすがに通人の飲み方ですね。
ぐだぐだと安酒を飲んでいる誰かさんとは大違いだ。
(あ、これは私のことですので、誤解無きように)
あれこれと話は尽きないが、今日は少し飲み過ぎたようだ。
「ごちそうさま」
再会を約して紺地ののれんを後にする。
2008.06.12 Thursday
たこ八@赤い侵入者
たこ八@赤い侵入者
最近は全くと言っていいほど常連さんに会わないたこ八です。
まあこれには理由がありまして、私の仕事の時間が30分ほど遅くなったことにもよります。
そうするとたこ八に到着するのが9時過ぎとなってしまうため、仕事帰りのお客さんはもうお帰りの場合が多くなるわけですね。
さて、今日はどうかなと暖簾をくぐると、おや珍しい。
ちょうど真ん前の角には、今来たばかりというシンチャン。
その隣りにKさん、あれ右隣にはSGさんまでいる。
さっそく間に入れていただきます。
「お久しぶり」
色々と話は尽きないが、シンチャンの奇妙な体験談をご紹介しましょう。
例によって温泉旅行帰りで疲労困憊していたシンチャン。
自宅件店舗のトイレでボケーッとしていた。
「すると目の前を、赤い物体が」
「トイレの中にか?」
「そう、それはもう鮮やかな赤色なんだ」
足元を通り過ぎる奇妙な生物が出現したのだという。
「何だと思う?」
はて何だろうか。
「ゴキブリじゃないよ」
みな無言でいると
「何と沢ガニが歩いているんだ」
おいおい、どうしてこんな都会のしかも部屋の中に、蟹が出てくるんだ。
街中だし、近くに水辺があるわけでもない。
「どうしてそんなところに出てきたんだろうかねえ」
「雌の沢ガニで、シンチャンにウインクしてたんじゃないの?」
実に不思議な話だ。
「そこでどうしたの」
せっかくだから唐揚げにして食べちゃった、んではなくて、わざわざ沢まで逃がしに行ったという。
何と心の優しいシンチャンじゃないですか。
「大きくなって帰って来いよ」
「親子兄弟みな引き連れて、戻ってくるんだよ」
外野はまた余分なことをいう。
それにしても不思議な事件だ。
ひょっとしたら、都会の地下に秘密の通路がひっそりと続いているのかもしれない。
沢ガニに好かれた男、シンチャンに栄光あれ!
2008.05.30 Friday
たこ八@オカアサンの涙
たこ八@オカアサンの涙
水曜日のたこ八。
例によって9時過ぎにお店に入る。
「こんばんは」
この時間は程良い混み具合で、右手にはサラリーマンの3人連れ、左手角には年輩のオバサン二人組だ。
奥のトイレ前が空いているので、そちらに進むが、オカアサンの返事がない。
何かかがみ込んで仕事の最中らしく、そのまま奥に進む。
上着を壁にかけている時にようやくこちらに気づいた。
「あ、いらっしゃい」
「今日はジンちゃんは来ないし、町屋庵さんは帰っちゃったよ」
さっそく瓶ビールを出してくれる。
月曜日と違って今日は静かに飲めそうだ。
一人飲みの良いところは、黙っていられること。
アルコールが作ってくれる清純な世界を旅するには、心のしじまが一番の友人になってくれる。
幸いに今日のお客さんは、たしなみのある方ばかりで心地よい。
ぼんやりと幽玄の旅をすることにしようか。
「生姜食べるかい」
「ああ、うれしいなあ、少しだけいただきます」
味噌を付けて、口に運ぶ葉生姜の爽快さが、来たるべき夏を予感させる。
焼き物も一通り出て、オカアサンも手持ち無沙汰な様子だ。
しかし何となく元気のない感じがする。
「今日はお葬式に行って来てね」
聞けばここ「たこ八」の常連さんで、私も何度かお会いしたことのある方だ。
初めてたこ八に来たのは十代の頃だというから、年季が入っている。
「まだ60なのにねえ」
詳しくは分からないが、これも過労死の一つなんだろうか。
「30時間もたっていたんだって」
痴呆症の母親を看病しながらの二人暮らしで、発見が遅れたようだ。
「新聞も入れたままで、電気も付けっぱなしでおかしいと」
近所の方が尋ねてきて分かったんだという。
母親の隣で冷たくなっていて
「寂しいもんだねえ」
妻も子供もなく、最期を見取る人もいなかった生涯を終えたことになる。
「そういえば、仲間と撮った写真に、その人だけいなかったことがあってね」
それは単なる偶然だったのか。
「何故写らなかったんだろうかね」
「不思議ですね」
残された母親は、離れて暮らす姉二人が引き取るのだそうだ。
家建物は処分して、後に残るものは何も無くなるのだという。
「悲しいねえ」
「悲しいですね」
今日はいつもより深くお酒が染みこんでゆく。
2008.05.28 Wednesday
たこ八@大暴走
たこ八@OKちゃん大暴走
さて、今週は早仕舞で6時半過ぎに「たこ八」到着です。
月曜日のこの時間、混んでいるかなあと暖簾を覗くと、あれ空いている。
何とこの時間帯だというのに、先客は二人だけ。
「よ、お久しぶり」
何とその二人は、OKちゃんにSGちゃん。
珍しいもんで、おそらく今年初めてじゃないだろうかね。
これは運が良いような悪いような(笑)。
他に客はおらず、二人の隣に座ります。
まずはキリンで乾杯。
うん、今日のビールはいつもになく冷え冷えで、喉越しの1杯が美味いこと美味いこと。
いつもながら、OKちゃんのテンションが高い。
オカアサンも笑いっぱなしで、呆れるやら怒るやら。
あれ、これ褒めていないなあ。
OKちゃんの口の悪いのは、ここたこ八では有名なので、常連さんはもうあきらめていて、問題ないのですが、新客さんは違う。
それなのに顔なじみと同じ調子で悪態を付くから、周囲はひやびくものだ。
まあ心根の悪いヤツではないんですが、口が悪い。
だれかれ構わず捕まえては、ワンフレーズの
「こいつは馬鹿だねー」
を連発している。
後から来た老年の二人連れは、毒気を抜かれて大人しく飲んでいます。
次には常連の一人客が、これは静かに奥の席に行きます。
そして、コロちゃんをはじめ4人が入店して、あっという間に満員になってしまいました。
SGちゃんは仕事が忙しくて、飲みに来る暇もないとか。
「忙しいうちが花だよ」
と慰めにもならない声をかけておきます。
あれこれと話題が出るのですが、盛り上がりかけたところに、OKちゃんがしゃしゃり出てくる。
そのせいか今日はお客さんの回転が速い。
皆さん1時間ぐらいで、そそくさと帰ってしまいます。
まあ、お店にとってはこれで良いのかも知れませんね。
おや、コロちゃんもお帰りだそうです。
相変わらず良く飲み、よく食べて、串も山盛り。
これは「たこ八」一番の上客ですね。
お母さんの出してくれた葉生姜なんか、ものの10分で完売しましたから。
ここでようやくジンちゃんが到着。
「遅いじゃない」
人が遅く来る時は早く帰って、早く来た時には遅く来るんだから。
なんてタイミングの悪いヤツなんでしょうかね。
いろいろと積もる話もあるんですが、間にOKちゃんがいてはそれは叶わぬ夢。
相も変わらず暴走を続けています。
SGちゃんも呆れて帰り、ビール4本目に突入したOKちゃん。
「そうだ町屋庵を呼ぼう」
携帯を取りだして、町屋庵さんを呼び出します。
町屋庵さんは電話には出たものの、まだ仕事中で、とても出ては来られないという。
私も無理矢理電話に出されるが、うるさくて、さっぱり分かりませんでした。
(町屋庵さん、ご迷惑おかけしました)
私もそろそろ定量を過ぎたので、これを機に失礼しますか。
「ジンちゃんまた会おうね」
早く帰って、キムタクでも見るか。
2008.05.23 Friday
たこ八にて
今日は水曜日。
仕事を終え、毎度お馴染みたこ八に向かいます。
今週の月曜日は、雨がひどくてご無沙汰しているので、水曜日は欠席出来ませんね。
引き戸を開けて覗くと、おや、一杯ですね。
入り口付近は、7人ほどの若者の団体客がずらっと占領していて、オカアサンは慌ただしく準備をしている。
忙しいせいかちっともこちらに気づいてくれない。
常連さんもいないので、どうしようかと思案投げ首の私。
仕方なく待つこと20秒ほどして。
「おや、いらっしゃい」
ようやく気づいてくれたが、さて座る場所はどうしようか。
「奥が空いてるよ」
一番奥の角、混み合ってきた時の専用席に転がり込んだ。
隣にはサラリーマンの二人連れが座っていて、少しばかり詰めてもらう。
「ジンちゃんがよろしくって言ってたよ」
「もう顔も忘れたなあ」
「Mちゃんが、金曜日に来たよ」
「まだ生きてたのかい」
「Yさんが、今度合おうって」
「偉くなると、愛想も良くなるねえ」
いかんいかん、今日は初めからお怒りモードだ。
「人に優しく、自分に厳しく」
あわてて自らに言い聞かせる。
お馴染みのキリン一番搾りで一人乾杯。
うーん、いつもに増してこの苦みが、人生の機微を感じさせるなあ。
オカアサンが焼いてくれた「鮪の付け焼き」に舌鼓を打つ。
「こんばんわ」
おや、S先輩がやってきた。
どうも足取りがおぼつかないようだが、尋ねると
「今日は3時から飲んでるんだ」
お子さん関係で、一仕事を済ませ、一息ついたところだという。
「ご苦労様でした」
ねぎらいながら、合わせて乾杯する。
さて、どうもオカアサンの機嫌が悪い。
その理由ははっきりしていて、売り上げが伸びないのだ。
大体たこ八はサービスが良すぎるきらいがある。
高いお通しはもちろん無いし、紙パックの烏龍茶は無料で飲み放題。
静岡割りのお茶も、梅割りの梅干しだって、料金は取らないのがきまりです。
そこが良心的なんですが、それを知らないお客もいるから困ります。
かく言う私も、売り上げに協力しない、下客なんですが、目安として1時間に千円以上はと心がけています。
ここで隣の二人組がおあいそ。
「千二百円です」
これではオカアサンの顔が渋くなるのも無理はない。
若者7人組も、お酒は飲まないは、おでんは食べないはで、ただうるさく喋っているだけ。
たぶんどこかでしこたま呑んできたのだろうが、喫茶店代わりにされてはお店はたまりませんね。
「こんちは」
おや珍しい、SGさんだ。
最近見かけないと思ったら、お酒を飲む気がしなかったんだという。
なんでもお酒を飲むのは、今日が今月初めてだという。
どうりで世界も平和だったわけだ。
何時も通りにガガーっと凄い勢いで飲んで、あっさり帰っていった。
「こんにちは、久しぶり」
遅れて、シンチャンがやってきた。
いつもながらのすさまじい食べっぷりで、ようやくオカアサンが愁眉を開く。
この辺りで時間は1時間半の経過。
そろそろおいとまの時間ですね。
「月曜は早めに来るよ」
言い残してたこ八を後にしました。
2008.05.01 Thursday
たこ八@謎の漢詩
昨夜のたこ八。
暖簾をくぐって中に入ると、おや珍しい美人人妻のRちゃんが一人で飲んでます。
さっそくお隣に鎮座させていただきます。
「今さっきジンちゃんが帰ったとこだよ」
相変わらず素早い男だ。
お久しぶりのご歓談にお酒もはずみます。
隣に座っているカップルは、なんと新婚3日目だとか。
大先輩のRちゃんは、一生懸命に夫婦生活のレクチャーをしている。
それは良いけど、結構生々しいもんですな。
私、私は黙って聞いてます。
早帰りのジンちゃんも、あれこれと心構えを指導していたとのことだが、これは教師が悪いね。
さて、たこ八の壁に不思議な物が。
なにやら漢字が並んでいる。
作者は、「川知庵」という人物らしいが、どこかで聞いたような名前だ。
気になる方はぜひ現物を調査していただきたい。
「これお土産に持ってって」
オカアサンがアルミホイルと箱を差し出す。
お土産をホイルに包んでしっかり持って帰りました。
そのお土産とは、これです。
なんだか懐かしい味だなあ。
ごちそうさまでした。
2008.04.22 Tuesday
たこ八@酒屋の娘
さて、毎度おなじみ月曜日のたこ八です。
いつもの時刻にのれんをかき上げて、お店に入りますと、先客は2名のみ。
「今日は暖かかかったねえ」
おしぼりを出してくれるオカアサンにそう言うと
「おかげで、客足はさっぱりよ」
まあ、陽気とは関係ないようにも思いますが。
例によってビールを一杯グイッと流し込む。
(うん、仕事の後の一杯はウマいなあ)
陽気が暖かいので、よく冷えたビールがこれまた美味しいんですね。
「これどう?」
オカアサンが何ものかを揚げていて、そのまま差し出す。
「え、これは!」
なんと、「酒屋の娘」じゃないですか。
「これも頂き物なんだけど、少しお裾分け」
「うわー、これ食べるのは10年ぶりぐらいだなあ」
何とも珍しいものに出会ったものだ。
正式な名前は、「こしあぶら」
毎年この時期にしか味わえない、貴重な山菜というか木の芽ですね。
私自身も、どんな木なのか知らないぐらいで、まさに珍味です。
さっそくお塩をぱらっと振り掛けていただきます。
うーんこのほろ苦さがたまりませんねえ。
まさかこれが食べられるとは思いませんでした。
いやあ実に美味い。
オカアサンに大感謝です。
さて、隣のお客さんの話が面白いので、思わず聞き返してしまいました。
若いサラリーマンの二人連れで、何回めかのご来店。
もの凄い体験をしてきたという。
「東名を走行中に、後輪がパンクして」
もの凄い音がして突然タイヤがパンク。
当然ハンドルを取られる。
「必死でしがみつきました」
「これが急カーブとか、トンネルの中だったら、駄目でしたね」
なんとか無事路肩に止めることが出来た。
「タイヤがバラバラで、中のワイヤーがごそっと飛び出てました」
後輪だったからまだ良かった、前輪なら間違いなくあの世行きだ。
「車を止めて、会社に連絡したらこう言うんですよ」
「自分でタイヤを交換して帰って来いって」
なんとまた恐ろしい会社なんだろうね。
さすがに高速道路上で、素人がそんな作業を出来るわけもなく、JAFを呼んだのだという。
「1時間待ちましたが、その間怖くてたまりませんでした」
そうそう、二次災害と言うこともありますから。
「ホントに無事で良かったですね」
ビール2本ほどで帰っていったが、世の中色んなことがあるものですね。
2008.04.16 Wednesday
たこ八でタラの芽
たこ八@タラの芽
毎度おなじみのたこ八です。
仕事終わりの午後9時過ぎにたこ八に辿り着きました。
私の顔を見るや、オカアサンが
「ジンちゃんがよろしくって言ってたよ」
「最近早いなあ」
今日は珍しく空いていて、Kちゃんと友人の二人組だけ。
「真ん中に座りなよ」
いつものクセでつい端へ行きたがる私に、優しくオカアサンが勧めてくれる。
例によって瓶ビールをチビチビとやっていると
「こんばんわ」
珍しく作業着姿のS先輩がやってきた。
オカアサンが
「あれ、今日は作業着だね」
「え、今日は月曜日だよ」
会話が噛み合わない。
どうも、「さぎょうぎ」と「かようび」を聞き間違えたようだ。
「明日は大変なんだ」
なんでもお嬢さんの彼がご挨拶に来るとか。
「どんな格好して迎えようかな」
「そりゃ紋付き袴に決まってるよ」
「そんなの持ってないって」
「花見行列で使ったヤツを借りてくりゃ良いだろう」
今年も大御所花見行列に参加した先輩。
さすがに落馬はしなかったようですが、足が痛かったとこぼす。
「道路がでこぼこなので、草鞋で歩くと痛くてたまらん」
「年寄りなんだから我慢しなさい」
後輩なのにいいかげんなことを言う私。
オカアサンが、なにやら天ぷらを揚げてくれる。
「はい、どうぞ」
差し出してくれるのはなんと「タラの芽」じゃないですか。
「これどうしたの?」
どうやら知り合いが持ってきてくれたという。
今年はじめていただくタラの芽は、大きくてほろ苦い味わい。
自然の中に感じる生命の息吹が、じんわりと春の訪れを告げてくれます。
「おいしいねえ」
思わず3つもいただいてしまいました。
お礼に「たこ八メモ」を4枚進呈しました。
なんのことはない、磁石シートにたこ八の写真をプリントしたものですね。
あちこちにたこ八があって、面白いものです。
春満開のたこ八でした。
2008.02.27 Wednesday
たこ八@常連ばかり
たこ八@常連ばかり
週の初めは月曜日。
今日は少しばかり出遅れて、午後9時過ぎにたこ八に着きました。
入り口ののれん越しに中を覗くと、相変わらず満員のご盛況です。
おや、目の前にお馴染みの「町屋庵」さんだ。
さっそく詰めてもらって、隣に座ります。
おもむろに辺りを見ますと、ジンちゃんがいる。
「何でそっち行くんだよ、素っ気ないなあ」
見るとその左隣にはSジイさんがおとなしく座っている。
これは今年初めてかな。
「お久しぶりですね」
軽くご挨拶する。
(マシンガンが爆発しないように)
天に祈りを捧げるが、後ほど流れ弾に当たることになるとは、思いもしませんでした。
「こんにちは」
一つ置いた左隣から声を掛けるのは
「あれ、おスミちゃん」
お久しぶり、といっても今年はすでに2回目になる。
「おスミは、失恋するとたこ八に来るんだよな」
町屋庵さんがそう言ってからかうと、あまり否定しなかったのは何故かな。
ジンちゃんは飲み会の帰りに寄ったそうで、ビールをチビチビとやっている。
おスミちゃんと私の間には中年の男性で、知り合いなのかと思って遠慮していたら、何と初対面だという。
歓談しているうちに半時ほど経った。
この時間になるとたこ八にいるお客は常連ばかりで、最近は珍しいなあ。
あれ、一番奥にいた「シンチャンもどき」さんが、寂しそうに帰っていく。
遠慮せずに話せばよいのに、けっこう気が小さいのかもしれない。
その辺りは本物のシンチャンとは大違いか。
ジンちゃんも、町屋庵さんもご帰宅になって、お店には4人が残された。
おスミちゃんは隣の男性と仲良く話しているので、当然残されたSジイさんは私の方に向かうことになる。
そしてやはり危惧していた通りの展開になってしまった。
パチンコの話になると、もう止まらない。
いいかげんに相づちを打っていたが、10時半を過ぎたので、私もそろそろ定量だ。
火を付けたままで申し訳ないが、後はよろしくとお店を後にする。
そう言えば最近は常連さんも出席率が悪いので、なかなか集合しないんですね。
皆さんもぜひ「たこ八家族」になって下さいね。
2008.02.21 Thursday
たこ八@不粋な乱入者
たこ八@不粋な乱入者
水曜日、定番のたこ八詣でです。
7時半過ぎにお店に着きますと、今日もほぼ満員でした。
空き席は一番奥か右端のみで、常連客は「二千円札夫婦」のみ。
軽く会釈をして、右端の席に座ります。
例によって瓶ビールで一人乾杯。
今日は混雑しています。
一組のお客さんが帰ると、すぐに代わりが入ってきます。
このお店は詰めても12人が満席で、無理すると13人座れますが、今日はずっと10人以下になりません。
それほど混んでいるのに、気が付かないのか、知らんぷりか、奥の中年男性二人客はどすんと構えたまま。
奥にはもう一席空きがあって、一つ移動してあげれば、ゆったり座れるんですが。
後から隣りに入った女性二人連れが窮屈そうにしていました。
この親子らしき二人は埼玉から「静岡おでん」を求めてやってきたそうです。
「場所が分からなくて、交番に電話を掛けて聞きました」
うーん、便利な世の中になりましたね。
今日は珍しくジンちゃんが早帰り。
お家にはマリちゃんの「手作りチャーハン」が待っているとか。
「まさか中国製じゃないよね」
「大丈夫、ジンちゃん鍛えてあるから」
入り口を開けた酔客が
「3人ぐらい入れる?」
ギリギリの混みようだったので、気を利かせた二人連れが、すかさず
「ここ、お勘定してください」
さすがに粋な計らいです。
お互い譲り合ってお酒を飲む。
この酒場精神を大切にしたいものですね。
しかし、しかし、片づけが済んだというのに、新客は入ってこない。
(なんだい冷やかしか)
マナーの悪いヤツもいるものです。
さて、この事件から少し置いて落ちついた頃、突然にそれがやってきました。
いきなり入り口からテレビカメラが入ってきたのです。
レポーターらしき若者が、オカアサンにマイクを突きつけて
「俺たちにゃ、と言えば?」
(何だこいつらは)
オカアサンもわけが分からず、とまどっています。
一瞬の空白があって、何となく分かってきました。
どうも、「学生服のヤマダ」に付いてのレポートらしい。
静岡では伝説になっている、「学生服のヤマダ」のコマーシャル。
このフレーズがどこまで浸透しているのかというレポートなんだろう。
ちょうどすぐ右にいた私に、訴えるような目つきでマイクを向けた。
それなりにおざなりな答えを返しておく。
お店の中は完全に白けている。
場の不機嫌さに気づいたのか、カメラはそそくさと逃げ帰っていった。
それにしても失礼だ。
街角でインタービューするにしても、いちおう了解は取るだろう。
ここは営業中のお店である。
堅苦しいことを言えば、営業妨害にもなる。
あらかじめお話しをしてから、取材するのが常識だ。
ハプニングを期待したのかもしれないが、そんなに甘いものではない。
「良いとこ取り」で番組を作ろうとする意図が見え見えで侘びしい。
たこ八の帰りに見ると、まだ他の店を回っていたが、これもまた往来の迷惑だ。
テレビといえば、誰でもみんな嬉しがる、とでも思っているのかな。
2008.02.14 Thursday
たこ八@つまみは焼売
たこ八@つまみはシュウマイ
さて水曜日の夜は定番の「たこ八」巡礼。
仕事を終えていそいそとたこ八に向かいます。
(きょうはどうかな)
のれん越しにうかがうと、今日もほぼ満員の入りです。
ぐるりと見渡すと一番奥の指定席に、町屋庵さんを発見。
隣にはジンちゃんまでいる(あ、「まで」は余分でした)。
隣のお客さんに頼んで席を空けてもらう。
この譲り合う気持ちが居酒屋の真骨頂なんですね。
席に着くやいなや、ジンちゃんに
「これ食べて」
なにやらお皿に乗ったつまみを渡される。
持ち込みのシュウマイで、そのままと、衣を付けて揚げたものの2種類ある。
何でもお誕生日祝いにいただいたシュウマイを持ち込んで、オカアサンに調理してもらったんだとか。
本来居酒屋では持ち込みは御法度なんですが、たまにわがままな客がいて、こういう事をする。
「しょうがないなあ」
と言いながらも袖の下をありがたくいただく。
まるで越後屋とお代官様の関係だね。
あれ、お肉がたっぷりでなかなかいけるじゃないか。
3人で歓談しながら、飲み始めます。
さてお客は入れ替わり、こちらの3人と、反対側に2人で、だいぶ空いてきた。
そこへ
「7人入れますか?」
若い男性の団体が顔を突っ込んできた。
これを受けて、ジンちゃんが
「入れるよ」
(おまえは店員かい)
合計12人はここたこ八の定量です。
見かねた中年夫婦の2人客が
「こちらお勘定してください」
ああ、追い出したみたいで申し訳ないですね。
すかさずジンちゃんが席を立ち、後かたづけの手伝いをする。
若者が
「すいません」
と恐縮しているので
「大丈夫、この人店員だから」
「ああそうでしたか」
いくら何でも背広を着た店員はいないだろう。
7人並んで席に座るが、もうどこかで呑んできたようで、けっこう賑やかだ。
奥で町屋庵さんが渋い顔をしている。
よっぽどおだてて注意してもらおうかと思ったが、彼も最近は知恵が付いてきたので、断念する。
私も大人になったものだ。
「あ、8時だ、もう帰らなくちゃ」
ジンちゃんがしおらしいことを言う。
どうやら、道に迷ったマリちゃんが家で待っているんだとか。
この素晴らしき夫婦に幸あれと祈る。
(と言いながらも、30分引き留めてしまいました)
なんやかんやで、今日もたこ八の時間は過ぎてゆくのでした。
2008.01.30 Wednesday
たこ八@サプライズの続き
たこ八@サプライズの続き
小雨の中の月曜日、今日も足繁くたこ八に通う。
暖簾越しに中をうかがうと今日も満員のご盛況だ。
「こんばんは」
引き戸を開けて挨拶すると
「おう」
手を挙げている男がいる。
一番右端の席に、同級生のU氏がいた。
久しぶりに積もる話でもしたいところだが、あいにく席は満員。
同業者とのご来店らしいので、間に割り込むのも気が引けるところだ。
左側にはジンちゃんに、珍しくベテラン看護婦のKさんもいらしている。
かろうじて一番左の奥に空席があったので、そこに入れてもらう。
「Kさんお久しぶりですね」
「最近はご無沙汰してるの」
「あまり顔を見せないと、忘れられちゃうよ」
さて、先週の水曜日に早く帰ってしまい、「竹脇無我」さんと会えなかったジンちゃん。
悔しがらせてやろうと、その話をする。
「先週竹脇無我さんが来たんだよ」
「あ、知ってるよ」
「会えなくて残念だったねえ」
あれ、全然悔しそうじゃない。
ジンちゃんがオカアサンに目配せして、写真をプリントした紙を出す。
そこには何と、無我さんとオカアサンのツーショット、さらにはジンちゃんと肩を組んだ写真まであるではないか。
「な、何だこれ」
ジンちゃんが得意そうに鼻を動かして語るには。
静岡で公演のあった無我さんたちの劇団、水曜日に続いて何と翌日の木曜日にも「たこ八」に来たんだという。
そこに居合わせたのがジンちゃん。
水曜日にはあまり喋らなかった無我さんも、2回目の木曜日にはすっかり打ち解けて、冗談まで飛び出すほどだったという。
ここで訂正を一つ
前回のブログで「追っかけのオバサン」などと失礼なことを書いてしまいましたが、あの女性二人は劇団の俳優さんでした。
この場を借りて、お詫びと訂正をさせていただきます。
その日の無我さんはかなり機嫌が良かったらしく、他の団員が帰ってしまったのに一人残って飲んでいたそうだ。
さすがのジンちゃんも付き合いきれずにお先に失礼したとか。
それならそうと連絡してくれれば良かったのに、何と友達甲斐のないヤツだ。
それにしてもツーショットの写真は羨ましい限りだなあ。
何でも、2年ほど前にも団員さんが「たこ八」に来たことがあり、そこから無我さんを連れて来ることになったとか。
「おでん街の他の店も行ったけれど、ここが一番落ち付くって」
なるほどそれで二晩連続となったわけか。
無我さんは静岡市での公演を終えて、今週は浜松公演。
何年先かは分からないが、次の公演には絶対に会いに行きたいもんです。
サプライズ つもりのこちらが サプライズ
写真を追加しました
2008.01.25 Friday
たこ八@サプライズゲスト2
たこ八@サプライズゲスト 続編
それは突然に起こった。
「こんばんは」
お店の引き戸を開けて入ってきたのは4人のお客。
まずは60過ぎのオバチャン2人連れ。
空いていた一番奥に席を取る。
さて続いての入店は男性二人連れで、私とそのオバチャンたちの間に座った。
私から見て右後ろ側に入り口があり、私の後ろを通って入ってきたので、その顔は分からない。
しかし、何か場の雰囲気が変わったのを感じた。
見ると常連の皆が、何か顔を見合わせている。
意を決してオカアサンが尋ねた。
「竹脇無我さんですか?」
「無我さんですよね」
隣の中年男性が答えた。
「ええ、そうです」
雰囲気からしてどうやら、マネージャーさんのようだ。
先に入ってきたおばちゃん二人組は、追っかけのファンなんだろうか、ちらちら見ながらおとなしくしている。
何と私の一つ置いて隣りにあの、竹脇無我さんがいらっしゃるのだ。
マネージャーの注文は「ビール」
それを二つのコップに注いで、飲み始めた。
無我さんは「むぎコーン」を見て、なにやら不思議そうにしている。
「これはショーチューなんですよ」
お節介に説明すると
「ほう、面白いねえ」
一つ手にとって開けようとするが、上手く開かない。
そこで見かねたマネージャー(たぶん)が、代わってふたを開ける。
「どうやって飲みますか」
「ロックで」
「静岡のお茶割りも美味しいですよ」
マネージャーさんが
「この人はロックしか飲まないんです」
氷を入れたグラスに注ぎ、ゆっくりと飲み始めた。
飲みかけのビールはマネージャーさんがそのまま受け取っていた。
店内のみんなが無我さんの一挙一動に注目しているのが分かる。
たまらず私もちらちらと盗み見する。
服装もお洒落だし、何よりグラスを傾ける仕草がカッコいい。
(これは渋いなあ)
思わず見とれてしまった。
こんな時、並の店だとあれこれ詮索するのが常だが、さすがにたこ八の常連は大人ですね。
皆さん緊張しながらも、普段通りに会話をしながら飲んでいる。
オカアサンも、聞かれない限り、無理に話を振ったりしないのがたこ八流儀だ。
いやあ、ほんの10分遅かったために、こんなハプニングに出会うとは。
無我さんは、たこ八名物の静岡おでんを美味しそうに頬張っています。
見かけと同じで、無口な方のようです。
それにしてもRチャンは見とれすぎですね。
まあ私が嫉妬しても勝てるわけないのですが、ホントに男前だなあ。
追加分のショーチューも飲み干してしまい、そろそろ本当の定量になりそうだ。
「ごちそうさま」
なごりは惜しいが、一足先に帰ることにします。
入り口で振り返ると、無我さんも笑顔で会釈してくれました。
2008.01.24 Thursday
たこ八@サプライズゲスト
たこ八@サプライズゲスト
昨夜のたこ八。
何時も通りに午後7時半過ぎの入店。
今日は空いていて、先客は3人だけ。
おや、Kチャンがいる。
さっそく隣りに席を取った。
昨年暮れに入院してから、ずいぶんご無沙汰していたが、もう元気になったらしい。
「退院祝いに飲みに来た」
今日は珍しく「角瓶」の水割りで飲んでいる。
「記念にボトル入れました」
実はたこ八では、常連さんだけにボトルキープのサービスがある。
但し棚が狭いので、あくまでも常連さんだけですからね。
それにしてもスゴイ回復力だ。
さすがに今日はがぶ飲みは慎んでいるようだが、この様子では完全回復も間近か。
まずは目出度し目出度しとお祝いを述べておく。
おや、美人人妻のRチャンが颯爽と登場。
Kチャンと私の間に座ったのは、両手に男性を従えようと言う魂胆なのか。
こちらは相変わらず体調不良で「せいせいしない」とのことだが、まあお酒が飲めるのは幸せですね。
途端に二人連れのお客が相次いで入店し、お店はほぼ満席になる。
「なんだか福の神が連れてきたみたいだね」
(それは私の事だよね)
私の隣に座った若いカップルは、お酒を飲まずおでんとフライを、烏龍茶でいただいている。
聞けば初めてではないらしく、食べ方もちゃんと心得ているようだ。
Kチャンのご一行が帰り、S先輩とシンチャンが入ってきた。
「Sさん、最近は早いですね」
「近頃見る映画が無くてね」
Sさんはサービスデイの水曜日を利用して、映画鑑賞がお決まりだが、最近はそうでもないようだ。
いつの間にか奥のお客さんが帰り、お店の中は常連の4人だけになってしまった。
私の方も定量の3杯を終えてそろそろお帰りの時刻だが、話が弾んでしまい、今日は追加でもう1杯行きますか。
新しい「むぎコーン」を取り、グラスに注ぐ。
今思えば、その時に何時も通りの酒量で帰れば、何もなかったのだ。
しかしたった1杯を追加したために、この後思いがけないサプライズが私を待ち受けていたのだった。
それは突然に起こった。
「こんばんは」
お店の引き戸を開けて入ってきたのは4人連れの客。
続く
2008.01.18 Friday
たこ八@千客万来
たこ八@珍客万来
今週は月曜が休日で、私としては休養日。
したがって今日水曜日が初めてのたこ八になる。
例によって午後7時半過ぎに入店します。
わあ、今日も満員ですね。
見たところ常連さんもいないし、どうしようかなと思いながら、入り口の戸を引く。
あれ、すぐ前にいるのはS先輩じゃないですか。
これはめっけものと、ご挨拶する。
「そこ丸イスに座りなよ」
ちょうどカウンターの角にある場所には、予備の丸イスがあって混雑時には出番がやってくるのだ。
そこで、角に放ってある丸イスを引きずり出して入れてもらった。
左手にはグループ客が固まっていて、詰めれば座れるのだが、まあ空くまで待ちましょう。
「いつもと違って、早いですね」
「今日は集まりがあってね」
しばらく飲んでいると、ジンちゃんがやって来た。
右隣のグループが気を利かせてお会計。
「どうもすいませんね」
互いに詰め合って座るのが、居酒屋の良いところだ。
後を追うように左側のグループもお帰りになり、店は急に静かになった。
そこへシンチャンがやってきたが、今日はどうも様子が違う。
珍しく、夕飯を食べてからやってきたようで、おでんがはずまない。
それでも「レモンサワー」のノンアルコールで酒場の雰囲気を楽しんでいる。
しかし、お酒も飲まないで、良く場が持つものだ。
お酒を飲まない常連は、後にも先にもシンチャンただ一人だろうね。
そこへ入ってきたのが、うら若き女性の一人客。
「こんばんわ、お久しぶり」
「あれっ、オスミちゃんじゃないか」
「珍しいね、どうしたの、元気かい」
2年ぶりぐらいで来店したのは、推定年齢20代のオスミちゃん。
さっそく隣り席に座る。
再開を祝して、ビールで乾杯。
あれこれと身の上話で盛り上がる。
今日の傑作は何と言っても、S先輩の下ネタ話。
もう還暦に近いというのにますます元気なSさんは、酔っ払って寝床に入ったある夜。
久々に眠っている奥さんのお尻を撫でたんだそうな。
「いやあ久しぶりに触ったんで、感触を忘れていてね」
「撫でていて、けっこう可愛いもんだと思ったんだ」
「でも、意外と小ちゃくなっていて、女房も苦労したんだなあと、思わず涙が出てきた」
「そうそう、奥さん苦労が絶えないからねえ」
「大事にしなきゃダメだよ」
そしたら気が付いた奥さんが、寝返りを打って
「あんた、そこは膝小僧だよ」
全員大爆笑。
ああ平和な夫婦だなあ。
2008.01.11 Friday
2008年たこ八初め
たこ八初め
今年の「たこ八初め」は1月7日。
天候の悪い中を顔見せに出かけました。
珍しく空いていて、それはいいのだけれども、常連さんは姿を見せない。
お一人元気なお客さんがいて、賑やかだったので、そこそこにおとなしく退散しました。
さて、2回目となる今日は、さすがに大入りです。
暖簾越しに中をうかがうと、ちょうど良い具合に、ジンちゃんの姿が見えた。
おや、お隣には美人人妻のRチャンもいる。
さっそく詰めてもらって、その間に入る。
ご両人とも、今年初めてのたこ八だそうで、まずは新年のご挨拶から行きますか。
Rチャンは暮れから風邪が治らなくて、せいせいしないという。
おや目が真っ赤ですね。
お体を大切にと、取りあえず声をかけておく。
相変わらずの食欲で、細身の体に似合わず、おでんをパクついている。
「オカアサン、じゃが芋取って」
おでんのじゃがいもは下に埋まっていて、シロウトが探すのは難しい。
そこで、オカアサンに取ってもらうのが定番である。
それがなかなか見つからず、すくい上げたのが大根だった。
「あ、それで良いから取って」
オカアサンが無理な体勢からすくい上げた大根は、ちょろっと箸をかすめて落下し見事に分解。
名人でもたまには筆を誤る時があります。
「これはサービスだよ」
と、串を付けないで提供される。
苦労しながら、良く煮えたじゃが芋が見つかり、Rチャンに渡される。
「私、おでんは若め(あまり煮えていないもの)が好きなの」
いやいや奥さん、このじゃが芋なんか、お肌がピチピチですぜ。
そこで若めの「しのだ巻き」を
「はい、モコミチ一丁」
と渡してあげたら、意外と喜んでいました。
ジンちゃんが「たこ八家族」の最新版を作ってきたという。
これはたこ八名物になっている、常連さんの写真をまとめたものだ。
A4版の中には100人ほどの写真が所狭しと並べられている。
その中には例の「あさひテレビ」での写真も入れてくれたという。
「何で写真取ってくれなかったんだよ」
ジンちゃんは、山口キャスターとのツーショットを逃したことを、まだ悔やんでいるのだ。
「フリップ持って、アップになったから良いじゃないか」
嬉しそうに自慢するのは、少し減量したとか。
そういえば暮れには、ベルトがキツくてあまり飲めないとこぼしていたが、すっきりしてきた。
「どうして減らしたの?」
「食べる量を減らしただけ」
年末に奥さんのマリちゃんが体調を崩して、その看病で大変だったとこぼす。
「まあ、結果としては大正解か」
減量と言っても以前の体重に戻っただけだから、目出度いとは言えないか。
「そういえば町屋庵さん、最近見かけないねえ」
「またさすらいの旅に出たのかしら」
「思えば憎めないヤツだったなあ」
あれやこれやで、「たこ八」の夜は更けてゆきます。
2007.12.06 Thursday
たこ八酎ハイ大作戦
たこ八@酎ハイにチャレンジ
意外と実行力のあるワタシ。
昨日思い付いた「たこ八でマイ酎ハイを飲んでみよう」、というわがまま企画をさっそく実行に移すことになった。
まずは、コンビニでペットボトル入りの炭酸水を1本購入する。
それをバッグにそっと忍ばせて、たこ八に向かう。
まあ、別に隠す必要はないんですね。
7時半のたこ八はただいま満席。
暖簾の間からそっと覗くと、オカアサンと目があった。
おあつらえ向きにジンちゃんがいたので、その隣を指差す。
すると隣のお客さんが察してくれて
「今帰りますから」
お二人さんがお会計でちょうど席が空き、ジンちゃんの隣に座る。
今日も家からの出陣らしく、ラフな出で立ちだ。
さっそくカバンから用意の「炭酸水」を出して、オカアサンに渡し、冷やしておいてもらう。
まずはお決まりのビールで乾杯。
ジンちゃんに元気がない。
実は先日のTV出演のあと、レポーターの山口さんとツーショットで私の写真を撮ってくれた。
それを「たこ八家族」に2枚も入れてくれて、それはそれで嬉しい限りなのだが。
肝心の自分の写真は撮っていないのだという。
「それならその時言ってくれれば取ってやったのに」
「黙ってても、察してくれなきゃダメだ」
可哀相にすねている。
その影響もあって忘年会でも写真を撮りっぱぐれたらしい。
おや、今日は旨そうなレバーがある。
「レバー塩で2本焼いて下さい」
ジンちゃんは今日も調子がいまいちで、あまり飲めないと言う。
先日の忘年会も日本酒の飲み過ぎで、次の日が苦しかったとか。
お互い節制しなくちゃね。
さて、ビールが空いたのでかねて準備の「酎ハイ作戦」を決行する。
オカアサンにたのんで、「ホッピー用のグラス」を出してもらう。
これに氷を入れてもらい、いつものショーチューを半分ほど入れる。
そこにペットボトルから炭酸水を注ぎ入れれば、「炭酸割り」の出来上がり。
(レモン、レモンがない)
しまった、レモンを忘れた。
周到な準備をしたつもりが、思わぬところにほころびが生じたようだ。
まあ仕方がないと、これでいきます。
一気にゴクゴクと流し込むと、シンプルでいけますねえ。
たこ八50年の歴史の中で、今初めての「酎ハイ」が誕生したのである。
エヘン。
なんという空前絶後、威風堂々たる「炭酸割り」の勇姿であろうか。
とはいえ、ありきたりの酎ハイなんですがね。
こんなわけで、作戦は無事大成功のうちに終了したのでありました。
これ、なかなか良いのでまたやってみようかな。
2007.12.05 Wednesday
今日もたこ八
昨晩のたこ八。
例によって7時少し前にたこ八に到着する。
今日は常連客は無しで、その分オカアサンとお話しできそうだ。
入り口すぐの角の席に座る。
左手には二十歳ぐらいの女の子が二人。
ウーロン茶でおでんを食べている。
ビールを注いで、まずは一人で乾杯。
「昨日は無事に帰った?」
「Oちゃんと1軒だけ付き合って、おとなしく帰った」
実はきのうは「たこ八」の忘年会。
常連の皆さん勢揃いで盛り上がったのですが、それについては差し障りがありまして、自主規制いたします。
隣の先客は70がらみのご老人で、誰というのでもなくしきりに話し掛ける。
「串カツ2本揚げて、日本人だから2本ね」
あまり見かけない顔だが、まあ たちが悪い方では無さそうだ。
オカアサンがお酒の燗を付けているのを見て
「その道具なんて言うの」
「これはチロリ、分からなきゃ燗付けでいいの」
「ああ、チロリか、覚えておこう、チロリチロリと」
しばらくすると、また
「あの燗付けるヤツなんて言うんだっけ」
オカアサンももてあまし気味になってきた。
女性二人がお会計。
「別々にしてください」
「えー、500円と600円です」
お酒を飲まないとこんな金額になってしまうので、あまり儲かりませんね。
でも最近若いお客さんが増えてきました。
隣のご老人は、なぜか陽気で、酔いのせいか声高になってくる。
「カキのフライを2本揚げて、日本人だから2本」
また言ってる。
こういう時に話の相づちを打つかどうかは、なかなかに難しい。
私の場合冷たいヤツだと言われるかもしれませんが、まず話には加わりません。
そう、以前痛い目にあったことがあって、それに懲りているからです。
「君子危うきに近寄らず」
これに限りますね。
まあ、憂さ晴らしに来ているわけでもないので、話し相手がいない時は、黙って呑みます。
おっと、隣は居眠りをはじめてしまった。
「お客さん大丈夫」心配してオカアサンが声をかける。
たまにひっくり返る客がいるので、経営者としては気になってしょうがない。
ショーチュー2杯ぐらいなのでそれほど深酒というわけでも無いのに、体調が悪いのかな。
そこでも薄情な私は気配りしません。
まあ倒れてきた時の準備ぐらいはしてますが、こちらも同じお客ですから。
新しく入ってきた年輩の女性客が「ホットウーロン茶」を所望。
これはありがたくない注文で、オカアサンも苦笑い。
たこ八では「ウーロン茶」は1リットル入りの紙パックに入っています。
これは「サービス」で「タダ」なんです。
カウンターに置いてあるのを、お客が勝手に使って良いのです。
ほとんどのお客が冷たいまま使うんですが、たまにこういう人もいるのね。
何がまずいかというと、温める道具がない。
そこで「チロリ」に入れて温めるんですが、これは元々お酒のためのもの。
香りが付いてしまわないように、その度ごとによく洗わなければならない。
その手間もかかるので、出来ればアイスで使ってくださいね。
ちなみに私は「アイス」専門です。
そうだ、今度は「タンサン」を持ち込んで、「たこ八」初の「酎ハイ」作ってみようかな。
ふふふ、良いこと思い付いた。
2007.11.20 Tuesday
たこ八にテレビが乱入
たこ八にテレビが乱入
昨夜のたこ八。
例によって7時少し前にお店に入る。
いつものようにお店は賑やかな雰囲気だ。
入り口右手に顔なじみのご夫婦、左手のご一群はかなりきこしめされているご様子だ。
ふと前を見ると、あれジンちゃんだ。
いつものような背広姿ではなく、くたびれたジャージで寂しく飲んでいる。
ちょうど角の辺りで、席を詰めてもらって隣に座る。
何でも今日は用事で会社を早退、用事が済み、わざわざたこ八まで「たこ八家族」の最新版を届けに来たのだという。
浮かない顔をしているので尋ねると
「今日はビール1本だけ」
何でも給料日前で、お小遣いが乏しいとか。
「まあそういわずにもう少し付き合えよ」
その一言が新たな悲劇を呼ぶことになるとは、その時は思っていませんでした。
どれもこれもみんな私が悪いんです。
さて、奥に控える3人組が実にうるさい。
あとで自ら名乗ったので分かったが、「某テレビ局」の関係者なんだという。
大声で会話し、素っ頓狂な笑い声を上げる。
オカアサンもあきれ返っている。
そこへ二十歳ぐらいの女性二人が入ってきた。
私の隣が空いたので、そこに座る。
「これで、迷惑3人組も少しは大人しくなるか」
皆さん考えることは同じですね。
しかし期待に反してその騒々しさは度を増すばかりだ。
女性二人組は、横浜から来たそうで「静岡おでん」を初めて食べるのだという。
こんな時優しい常連客ならあれこれ世話を焼くのだが、すまん、私は優しくない。
それでも少しは指導して、あれこれ流儀を解説していると、突然ソレがやってきた。
「すいません、あさひテレビです」
オカアサンに聞くと、前もって取材の要請を受けていたんだと。
それならそれと言ってくれれば、周到に準備していたのに。
今更一発ギャグの練習しても間に合わないか。
何でも新人のレポーターが入ってきて、あれこれ話を聞くとか。
おかげで、二人の女の子は端の席に寄せられてしまった。
お店の奥にカメラが入り、入り口に向かってレンズを向ける。
レポーターはまだ静岡に来て日が浅いそうで、色々と下調べをしている。
岡山出身だったか、かなりの美人で、何と私の隣に座るんだという。
と言うことは反対側がジンちゃんで、おやじ二人に挟まれるというシチュエーションだ。
いよいよ撮影が始まる。
「ごめんくださーい」
引き戸を開けてレポーターのお姉さんが入ってくる。
打ち合わせどおりに私の隣に座り、早速「静岡おでん」の試食になる。
そこでアクシデント発生。
何と看板の「黒はんぺん」が売り切れ状態で見つからないのだ。
焦るオカアサンがとまどいながらも一串発見。
あれこれと解説を挟みながら、おでんにかぶりつくレポーター。
いやあ、なかなか見事な食べっぷりです。
そこでカットが入る。
どうも短い単位での編集をするようだ。
カメラが離れたので、「ダシ粉」は「カツオブシ」じゃないことを指摘しておく。
何とお節介なオヤジなのだろうか。
テイク2は牛スジと黒はんぺんの2本を取って食べることになったようだ。
調子に乗っておやじ二人はあれこれとウンチクを語るが、たぶん放送ではカットだろうね。
またカットが入る。
あれこれと変更をしては撮影。
ふと外を見ると、あれ、「町屋庵」さんだ。
可哀相に撮影があるので中に入れず、寒空で震えている。
「あの哀れなオヤジを中に入れてやってくだせえ、おねげえしますだ」
「ふふふ、そちもけなげなヤツじゃのう」
お代官様、いやディレクター様のお許しが出て、町屋庵無事お店に入る。
撮影はなおも続き、最後にクイズを出すのだという。
そこでジンちゃんにスポットライトが当たった。
何と問題のパネルを胸の前に持ち、レポーターに出題するという重大な役目をすることになったのだ。
ああ、しかしこんなオヤジ面をテレビで放映して良いのか。
ジンちゃん嬉しそうに
「さて、静岡名物黒はんぺんの原材料は何でしょうか?」
「イワシ」
「大当たり」
最後のツメでパネルの回答欄の紙をめくって示すのだが、すっかり忘れてしまい、取り直し。
「まあ人生良くあることだよ」
すっかり落ち込んでいるジンちゃんを優しく慰める。
2回目はちゃんと取れて、めでたく撮影終了。
そのあとでもオカアサンに色々と取材していたので、本番ではあれこれと編集するんだろう。
撮影陣が去って、店は静かになる。
いやまだ3人組がいた。
おかげで女性二人客はこそこそと帰っていった。
静岡に悪い印象を持たなければいいがと、後ろ姿に思いを投げる。
さて、その放送ですが、11月22日の「とびっきり静岡」で午後4時からの放送になるということです。
お暇なかたは、ぜひ見てお笑い下さい。
2007.11.14 Wednesday
オバチャンパワーに脱帽@たこ八
おばさんパワーに脱帽@たこ八
いつもの月曜日、今月から月曜は夜の講義が無くなったので、速い出足の訪問になった。
早い時間の6時半過ぎにたこ八の暖簾をくぐる。
今日もほぼ満員の入りで、奥の方に僅かな空きがある。
馴染みの客はというと、アラちゃんがいた。
久しぶりのご挨拶をすると、ちょうど右隣のお客さんが
「私すぐ帰るから、ここにどうぞ」
気を遣って、席を空けてくれた。
「どうもすいません」
さっそくそこに座るが、アラちゃんの元気がない。
実はすぐにその原因が分かるのだが、座った時点では気が付くのは無理と言うものだ。
何時も通りにビールで乾杯。
アラちゃんの左隣が騒がしい。
ちらっとそちらを見やると、中年いや60はとうに過ぎたと思われるおばさん3人組だ。
かなり出来上がっているようで、声のデカいことデカいこと。
ろれつの回らない会話が続く。
(そうか、アラちゃんこれに付き合ってたわけか)
どうも初めての来店のようで、あれこれわがままを言っては困らせている。
「お愛想して」
あれ、もうお帰りですか。
ぐったりしたアラちゃんは、私を見捨ててお帰りになってしまった。
「空いたからこっちへ行こうよ」
オバサンの集団がこちら側に攻めてきた。
「ここだと揚げ物が取りにくいからねえ」
私のすぐ左まで腰を寄せてきた。
それなら全員が移動すればよいのに、反対側の方は動かないから、席を広く取ることになる。
狭い店なんだから譲り合わなくちゃね。
揚げ立てのフライの串を掴んで
「熱い!」
それさっきもアラちゃんが注意してたのに。
注文もあれこれわがままで、オカアサンも機嫌が悪くなる。
色々と教えてもやりたいが、「触らぬ神に祟りなし」という言葉を思い出した。
ここは静かに一人グラスを傾けるに限る。
さて、ここで正しい注文の仕方をレクチャーしよう。
「目を見て注文すること」
これに尽きますね。
オカアサンは一人であれこれこなしているので、混雑している時はかなり忙しい。
そこで何かを頼む時は、必ず顔を見て話すことが大切だ。
顔が見えないと言うことは何か仕事をしているということ。
様子を見て一息ついた時に頼めば、快く応じてくれるのだ。
いわゆる「アイコンタクト」というヤツで、注文が通るようになれば、もう大常連です。
声を掛けて向いてもらうんではなくて、向こうが見てくれるのを待つぐらいのゆとりを持ちたいものですね。
そこへ、美人人妻のRさん登場。
これは風除けに最適だと、拝み倒して、左隣に座っていただく。
オバチャン軍団は詰めるわけでもなく、ゆったり座ったまま。
Rさんには悪いが、これでしばらくは落ち着ける。
「ジンちゃん遅いわねえ」
そんな噂をしていると、期待通りにジンちゃんが入ってきた。
いつものようにとぼけた顔で、仕事疲れか元気がない。
こちらは右隣に詰めてもらう。
何度も書くが、左のオバチャンたちは決して詰めようとはしないのだ。
男同士肩をすぼめて、小さくなって飲んでいると、忘年会の話題になった。
残念ながらコロちゃんは入院するので、さすがに出られないとのこと。
早く治って、又元気な顔を見せてもらいたいものだ。
ようやくオバチャン軍団が帰って行き、店は静けさを取り戻した。
今日はいつもより酔い方が鈍い。
オバチャンパワーに毒気を抜かれてしまったせいか。
いやはや女性の酔っぱらいもまた、たいしたもんですわ。
2007.11.09 Friday
足の短い@たこ八
昨夜のたこ八。
11月とはいえまだ暖かい風の中、いつものようにたこ八の暖簾をくぐる。
今日は夜のお仕事がないので、6時半過ぎの入店になった。
お店は珍しく七分ほどの入りで、見なれた顔はない。
どこに座ろうか迷ったが、一番手前の角に決める。
右手には神奈川から来たというカップルで、お酒は飲まず、ウーロン茶でおでんをバクバク食べている。
左手にはサラリーマン風の3人連れ、奥に2人連れという配置だ。
オカアサンがシンチャンから預かったという週刊誌の切り抜きを渡してくれる。
「ラーメンの旨いお店」だというが、よく見ると二〇〇七年四月の記事だ。
どこで仕入れてきたのか、まあ参考にさせていただこう。
それではとシンチャンにメールを入れてみる。
「今たこ八にいるから、早くおいで」
すぐに返事が返ってくる。
「あと20分で店を閉めてたこ八に向かいます、待っててね」
どうやら閉店時間を早めさせてしまったようだ。
3人連れが帰り、一つ置いてとなりに一人客が入ってきた。
どうも見たことのある顔だが、はっきりと覚えてはいない。
と、その客が話し掛けてくる。
「その美男子のお兄さん無視しないでよ」
「はあ」
どうやら向こうは知っているようだが、こちらの記憶がない。
遅れて馴染みのOちゃんが入ってきた。
ちょうど二人の間に座ったので、これ幸いと彼と話を交わす。
先客はあれこれ話し掛けてくるが、知らない物は仕方がないので、曖昧に返事を返すだけにしておく。
こんな時につきあいで話を合わせる手もあるが、私は酒席で気を遣うような聖人ではないので、ご免なさいね。
オカアサンがシンチャンから「生ホルモン」を渡されていて、これを焼いてくれるという。
いつもながらホントにわがままな客だ。
たこ八で持ち込み品を料理してもらうのは、シンチャンぐらいのもんだろう。
また携帯が鳴る
「今テレビで天気予報をしてます。明日は晴れ」
いちいちメールするなよ。
ホントに暇なヤツだ。
また鳴った。
「今歩いてたこ八に向かっています」
それから来店までなんと10分も掛かったので、「足の短いシンチャン」が定説になるのも間近だろう。
さて、特注品の「生ホルモン」だが、たこ八にはフライパンは無い。
それをどうやって焼くのかというと、アルミホイルでくるんで焼き台に乗せるのだ。
「出来たから食べてみて」
ホイルを開けると、いい香りが漂ってくる。
ホルモンだけではなく、オカアサンの心遣いでネギも混ぜてあるのが、芸の細かいところだ。
残念ながらシンチャンが到着するまで、待っておこう。
神奈川の二人連れがお帰りで、お会計をする。
慣れていないのか、「串なし」の申告忘れをしているようだ。
解説すると、ここたこ八のお会計は「おでんの串」で行うのだ。
串の数によって料金を計算するので、串の付いていないもの、玉子大根じゃがいも厚揚げなどはその度に申告するのがお決まりだ。
オカアサンにその旨を告げると、ちゃんと空串を渡してくれますので、お気を付け下さい。
さて、足の短いシンチャンがようやくたどり着いた。
そこで「生ホルモン」を開ける。
しかし、ここで生ホルモンを食べるとは思わなかった。
新規の2人客が入ってくる。
60歳ぐらいの、サラリーマンも役職についた感じで、初めてのようだ。
「インターネットで調べたんだよ」
とプリントアウトした記事を見せて、大声で読んでいるが、最近この手の客が多いなあ。
嬉しいのは良いが、場の雰囲気を壊さないようにしていただきたい。
お店を褒めているつもりなんだろうが、オカアサンはあまりこういうのは好きではないのだ。
気に入られようとして、お店にヨイショするお客がいるが、あまり気分の良いものではない。
出来ればお酒は静かにたしなみたいものだ。
さて、2皿目の「生ホルモン」が出てきた。
何と今度はおまけに「カキ」が入って煮込まれている。
これもサービスでオカアサンが入れてくれたものだ。
生牡蠣を、焼肉のタレ味で焼いた一品だが、あいにく私はカキがダメなので、シンチャン専用になる。
こんなの作ってもらうなんて反則だぞ。
今日は水曜日なので、そろそろ映画を見終えたSさんが入ってくる時刻になる。
残念ながら、私の方は定量になったので、今日はこれまで。
映画の話はまた後日にいたしましょうか。
あれやこれやで今夜もほろ酔い加減のたこ八でした。
2007.10.24 Wednesday
昨夜のたこ八にて
昨夜のたこ八。
仕事を終えて、いつものように「たこ八」の暖簾をくぐると、あれっ空いている。
9時だというのに、お客さんは二人きり。
その内の一人常連のKちゃんに挨拶すると
「誰か来るまで待っていた」とのことで、早々のご帰還。
「珍しいこともあるもんだね」とまずはご挨拶。
どうも入り口の2軒が休業で明かりを消しているため、客足が悪いとか。
カウンターのど真ん中に座り、いつものようにビールのグラスを傾ける。
オカアサンから今度テレビで全国放送のアポがあったと聞く。
大がかりな取材になるそうで
「ご近所に迷惑だから、5時までに終わるように言ってあるの」
有名なタレントさんが、何人かわざわざやってくるそうだが、決まると良いな。
そのまま20分ほども、貸し切り状態で飲んでいただろうか。
いつものように入り口の戸は開けたままで、外の様子がよく分かる。
店の前を車いすを押した40歳ぐらいの女性が通った。
ちらちらっと店の中を覗いている。
通り過ぎて行ったが、しばらくしてまた戻ってきた。
そして、車いすお店の前に停めると、女性が中に入ってきた。
お客さんだからそれはよいのだけれど、この女性飲み過ぎているのか、言葉がよく分からない。
オカアサンにも分かるはずが無く、困惑している。
取りあえず「芋ケン」の紙パックを取り、グラスに空けようとしたが、予想どおりにこぼす。
「お茶割り」にして、まず1口のみ、グラスを外の車いすに渡す。
車いすに座っているのは、70がらみの男性で、小ぎれいな出で立ちだが、こちらも言語不明瞭。
何かぶつぶつとつぶやいているのだが、全く分からない。
女性は老人に向かってなにやら叱っているような口調で、話している。
老人も口答えをあれこれしているようだが、会話は噛み合わない。
それでも渡された「お茶割り焼酎」のグラスを手に持ち、こぼしながら飲んでいる。
「そのタコ美味しそうだね」
「これはいかのゲソ」
「じゃ、それ取って」
これもおじいさんに一口喰わせている。
話す内容からして、親子というわけではないらしいが、不思議な組み合わせである。
女性は、誰に向かってでもなく、色々と独り言をつぶやいているが、もちろん相づちを打てるわけはなく、無視して飲み続ける。
それはいいが、車いすは店の入り口に横付けで、これでは他のお客さんが入ってこれない。
もちろんおでんを食べるわけでもないので、店としては非常に困った状態だ。
ようやく「揚げ物」を何本かお持ち帰りに包んで、お会計になった。
女性はグラスに半分ほど残った焼酎を、一気に飲み干して席を立った。
千円ほどのお支払いは、老人の財布から払っている。
何とか送り出して
「やれやれ」
オカアサンと顔を見合わせる。
この女性は前に来たことがあるらしいが、車いすは初めてだそうな。
「バリアフリー」とはいうものの、ここはおでん横丁。
車いすで入るにはちょっと無理があるなあ。
と、話していると外で「ガチャン」とガラスの割れる音がした。
どうやら別の店でトラブルを起こしたらしい。
私もこの店に長く通っているが、こんなお客さんは初めて見ました。
介護する人がお酒飲んじゃいけませんね。
2007.08.11 Saturday
今日は「金たこ」
昨夜は久しぶりの「金たこ」(金曜日にたこ八に行くこと)。
まあこんな事を省略しても意味無いんですが。
今日は朝からの連続勤務で、ようやく最後の仕事が終わり、クールダウンにたこ八へ。
町中に行くと、呉服町のあたりは「夜店市」で大にぎわいだ。
浴衣姿の若い娘さんを始め、家族連れなどでごった返している。
それを避けるため通り一つ外して自転車を走らせると、こちらは意外と空いている。
どうやら賑やかなのはメインストリートだけで、飲屋街はいつもと変わらぬ人通りだ。
たこ八に辿り着き、暖簾の外から窺うと、今日は案外に空いている。
「こんばんは」
中にはいると、おや。
笑顔で迎えてくれたのは、美人人妻のRさんじゃないですか。
「あれっ、もう元気になったの?」
「まだまだだけど、歩けるようになったから」
(おいおい、もうお酒飲んで良いのかいな)
詳細は略すが、1ヶ月前に事故にあって、10日も入院していたという。
話を聞くとまだ鎖骨は折れたままで、状態を見ているのだとか。
当然自転車にも乗れず、今日は歩いて個々まで来たのだと言うが。
「自宅で安静にしてなきゃ、いけないんじゃないの」
「お酒が私を呼んでいるのよ」
うーん、さすがは酒豪だなあ。
おや、いつの間にか髪もショートカットにしていて、イメージが変わった。
事故で傷めた頭がまだ時々痛むのだと言うが、まさに「西施捧心」
美女は翳りを持っていると、またより美しく見えます。
いやあ美人の隣に座れて幸せだなあ。
「不思議なのよ」
彼女が今診察していただいている病院の医師が、私と1字違いの異姓同名なんだという。
「それで何度も言い間違えてしまうのね」
(産婦人科で無くて良かったな)
「こんばんは」
珍しく遅い時間にSGさんが入ってきた。
何となく元気がない。
今日も暑い中、浜松まで行って来て、一仕事済ませた後だという。
先日オカアサンに聞いた話でも、仕事疲れで飲みながらダウン寸前だったとか。
今日は珍しく一言も喋らない。
よっぽど話し掛けようかとも思ったが、焼けぼっくいに火がついてはと、思いとどまる。
今日は珍しく、ビールの後にホッピーをやっつけていた。
騒がしいのも迷惑だが、静かなのも心配だ。
「頑張りすぎると体に悪いよ」
取りあえず一言だけ掛けておく。
Rさんは年内は仕事をお休みするとのこと。
「早く全快祝いをやりましょうね」
約束を交わしつつ、店を後にしました。
お酒もほどほどにして、早く良くなってね!
2007.06.28 Thursday
炭焼き玉蜀黍
炭焼き玉蜀黍
助さん(注 役名です)からメールをもらい、今日は「玉蜀黍の日」
例によって8時半に仕事を終え、いそいそと「たこ八」に向かう。
入り口の暖簾を透き上げて見ると、何と今夜は超満員。
いつもは10人で満員の店内に、十二、三人は詰め込んでいる。
ちょうど真ん中には、美人人妻のレイチャンが
「あーらお久しぶり」
でも入れてくれないのね。
隣で鼻の下を伸ばしているのが、町屋庵さん。
今日も絶好調で滑りまくった話をしている。
一番奥には本日の玉蜀黍のスポンサー「ご老公」(これも役名です)のジンちゃんが鎮座ましましている。
「詰めるからこっちおいでよ」
やはり気が利くのはシンチャンで、椅子を避けて居場所を作ってくれた。
「失礼します」
居並ぶお客さんの後をずずいっと通り抜けて、一番奥の席に進む。
このトイレ前のささやかな空間が「常連の溜まり場」なのだ。
普段は物置と化している場所を、あれこれと片付けると、あら不思議2人分のスペースが生まれる。
(当然トイレは使えなくなりますが)
前には何もないので、グラスの置き場所もないという不便な状態だが、そこはまた常連仲間。
互いに譲り合って、楽しく飲みかつ語り合うのだ。
席に着くなり、町屋庵と後輩にジンちゃんが両側から話し掛けてくる。
(あのね、聖徳太子じゃないんだから一人づつにしてくれよ)
ひとしきりご挨拶を済ませて、いつもながらの瓶ビールで渇いた喉を潤す。
うーん、今日の一杯はことさらに旨い。
「はいどうぞ」
出た出た、朝取りの玉蜀黍を、炭火の直焼きして醤油を掛け、更に焙った逸品だ。
一本を4分割して食べやすくしてある。
さっそくその一つを取り、むしゃぶりつく。
(うまい!)
「今年のはちょっと違っていて、どうのこうの」
ジンちゃんが解説してくれたが、全く忘れました。
そう、話を忘れるほど美味い、産地直送の玉蜀黍だ。
家では塩ゆでして食べるのが常だが、炭火焼きとは贅沢な食べ方である。
ほんのりと焦げた香りが香ばしく、柔らかで甘い。
この焼きかげんも絶妙だなあ。
いやあジンちゃん、、ごちそうさまでした。
「玉蜀黍も美味いけど、トマトも美味いんだよなあ」
なんて罰当たりなことを言っている輩もおりますが、たまにはあんたも持ってきなさいって。
(自分に返ってきそうなので、以下自粛します)
後半、泥酔客の乱入もあり、ごたごたしましたが、皆さんお疲れさまでした。
2007.05.24 Thursday
たこ八は回る
昨夜、仕事を終えていつものようにたこ八の暖簾をくぐると
「おおっ来たあ」
突然の歓声でお出迎えだ。
店はほぼ満員で、端の指定席には久しぶりの常連「町屋庵」さん。
「そろそろ博士が来る頃だと噂してたんだよ」
いつの間にか博士になってる。
毎度のことだが、本当に調子が良い男だ。
その隣には、若い男女のペアが2組。
更に横にはJINチャンが静かに飲んでいたので、その隣に入れてもらう。
もう一方の端には元お嬢さんが3人組で、独自の盛り上がりをしている。
いつものように瓶ビールでJINちゃんと乾杯。
「今日は飲み過ぎちゃった」
JINちゃんの前にある空瓶は3本。
それでツマミに食べたおでんの串が1本だから、私以上に儲からない客だ。
さて、男女のペア2組だが、共に30くらいでたこ八は新参者という。
一組は京都の出にて、最近静岡市内に越してきた新婚のカップル。
もう一組はと言うと、なんとわざわざ吉祥寺から来た若い夫婦だった。
話では半年ほど前に初めて静岡に来て、この「たこ八」に入った。
そこで常連さんと仲良くなって、居酒屋気分を満喫したのお二人は大感激。
そこで今回は車に乗って一泊旅行と、たこ八を目指してきたのだという。
相変わらず調子の良い「町屋庵」さんを
「高田純次によく似てる渋いオジサン」
などと持ち上げているが、なんて事はない、似ているのはいい加減なところだけだ。
まあたこ八には遠方からのお客さんが多いので、常連さんはみな承知。
「静岡おでん」の初心者さんに、手取り足取り教えてあげるのだ。
「午後5時の開店と聞いていたので、旦那のほうが一番乗りは恥ずかしいからと、時間を潰してきた」
「30分過ぎに来たら、もう満員でオカアサンが空けてくれたのでやっと入れた」
「入れなかったらあんたのせいだと、喧嘩になる寸前だった」
ふむふむ、なんせ開店前から入っている客もあるしね。
「これみんなで食べてね」
なんとオカアサンから「生桜えびのかき揚げ」がサービスで出された。
揚げたての熱々を味塩付けていただくと、あちこちでうなり声が
「ん、旨い」
常連さんだけの時は良くあるが、一見さんが多い時には珍しい光景だ。
わざわざ吉祥寺からウラを返しに来てくれたお二人に感謝の一品だ。
ついでにキャベツの漬物も
「これ食べてみな」
そう言えば先日はシンチャンお土産のチーズ「カチョカバロ」をワガママにも網焼きしてもらって食べた。
なんかメニュー以外の物をよくつまんでいるような気がする。
さて、話は尽きないがそろそろ定量だ。
「どうもごちそうさま」
いつもどうりにお勘定をして、たこ八を後にしたのでした。
2007.01.30 Tuesday
今日は5時たこ
今日は5時たこ
「たこ八」の開店時刻は午後5時。
青葉横丁には十数店の居酒屋が並んでいるが、5時に開店するのは少ない。
だいたいが10分から30分ほど遅れて、ぼちぼちと暖簾を出し、赤ちょうちんに明かりを点す。
しかし、その中でも「たこ八」だけは5時きっかりに開店する。
いや、正確に言うと5時前からお客が入っていることが多い。
開店を待ちきれないお客が、オカアサンの仕込み中に入ってきてしまうのだ。
今日は仕事休みなので、珍しく早めの入店と決め、5時15分頃にたどり着いた。
やはり明かりのついている店は半分ほど。
客の姿はほとんど無い。
ところが、「たこ八」の引き戸を開けて驚いた。
なんと開店直後だというのに満員。
12人がギリギリの処に10人が楽しくご歓談中。
驚いて見渡すと一番奥の指定席に、いた!「町屋庵」さんだ。
隣には、「ロッテの株主」Wさんが座っている。
無理を言って、詰めてもらう。
こういうところが常連の図々しさだ。
そう言えば今年は初めてのお目見えになるので、お互いの健康を祈って乾杯する。
やがて、呼び出されたらしく「Oちゃん」が登場。
これもまた久しぶりだ。
もう満席に近いので、町屋庵さんは端の椅子に移動して席を作る。
入り口近くの一見さん客、男女若者3人連れがお帰り。
面白いのは3人とも別勘定で、とのご要望だ。
これから車で東京に帰るのだという。
もちろん運転手はお酒を飲んでいませんでしたので、念のため。
入れ替わりに、Wさんが呼び寄せた妙齢の女性客がお二人登場。
この店は始めてのようで、まあ良く食べる食べる。
Wさんが「レバー焼き」と言ったのが、伝わらなかったらしく「ネギマ」が2本焼けてきた。
「あれっ、違うよ」というと
「ならオレがもらうよ」と、Oちゃんが串を横取りする。
「うまいっ、これは19の娘の味だ」
と、訳のわからないことを言ってはしゃぐので、訂正する。
「Oちゃん、間違いだね。それは19より5歳若いぜ」
「へえ、なんでやねん」
「19より5つ若い14だ」
「14つまり、ジューシーだってえの」
「参りました」
Wさんがバッグの中からお土産の「蕗の薹」に「生椎茸」などを取り出してきた。
これをオカアサンに渡し、フライにしてもらう。
今年初めての「蕗の薹」のフライはほろ苦くて、絶妙の味でした。
今日は少し飲み過ぎたかなあ。
2007.01.06 Saturday
初「たこ八」
初「たこ八」
昨日は今年初めての「たこ八」詣で。
仕事帰りの午後8時40分、たどり着いた「たこ八」は相変わらずの賑わいだ。
入り口近くにOちゃんがいたが、
ちょうど隅の指定席が空いたので、奥へと潜り込む。
いつもながら黙って瓶ビールとコップを出してくれるオカアサン。
本日は平成19年度の口開け
「今年もよろしくお願いします」
と恒例の挨拶を交わす。
「Mちゃんはもう帰ったよ」
(最近帰りが早いなあ)
と、引き戸を開けて、珍しい顔が入ってきた。
T多さんが二人連れで久しぶりの顔見せだ。
綺麗なオネーチャンのいる店で、きこしめしてきたらしく、かなり出来上がっている。
相方はお土産におでんを10本お持ち帰りだ。
一通り喋り尽くした後、ショーチュー一杯で帰っていった。
次に登場したのはSじいだ。
正月なのでエンジンの掛かりが悪いようで、得意のマシンガントークは、影を潜めている。
どうやら仕事は順調なようで、お正月は良いお酒を楽しんだ様子だ。
今年は良い年になりますように。
オカアサンの動作がぎこちない。
どうやら暮れに火傷をしたとのこと、なかなか直りきらないので、医者に行っているらしい。
こんな時は手の掛からないおでん主体で、のんびり酒を進める。
入り口で暖簾を掻き揚げる見慣れた顔、Sちゃんだ。
「今そこでT多サンに会ったよ」
「声掛けたけど、気が付かなかったみたい」
隣に座るやいなや、いつもの調子でおでんをパクつく。
相変わらずの欠食児童ぶりだ。
持ってきたレモン(にしては色がオレンジ)を見せ
「これはオレンジだよ」と言い、オカアサンに切って貰う。
それを一切れ食べたオカアサン
「す、酸っぱい」
見事なSちゃんの初ダマシだ。
おこぼれを一切れ頂いたが、間違いなくレモンでしたね。
これを名物の「イワシ天ぷら」に掛けて食べると、これはまた最高な美味でした。
そうこうしているうちに定量になった。
「ごちそうさま」
こうして、新年初たこ八は無事終了したのでした。
2006.10.31 Tuesday
浅井槇平氏と出会う
淺井槇平氏と出会う
昨夜9時頃のこと。
仕事を終え、例によって青葉横丁の「たこ八」でクールダウンしようと、暖簾をくぐる。
何となく店内が落ち着かない雰囲気だ。
常連のシンチャン、Oちゃん、Rさんが並んで座っているので、隣に行こうかと思っていると。
「今そこが出るから」
というので、帰るお客さんをしばし待つ。
L字型のカウンターの短辺に常連の3人組。
長辺の角に見知らぬ男性一人。
その隣にいた2人連れが席を立つ。
一人客に「どうもすいません」といいながら、詰めてもらい、角の席に座る。
オカアサンが
「有名な人だよ」と言うのだが、いつもの冗談だろうと、とぼけていた。
そのままいつものように飲み始めたのだが、何かおかしい。
場が緊張しているのが何となく分かるのだ。
さりげなく隣の人物の顔を窺うと
(あ、浅井慎平さんだ)
あの有名な写真家ではないか。
そうとは知らずに、デカい顔して席を譲らせたワタシ。
慎平さんは特に話し掛けるわけでもなく、常連の会話に相づちを打っている。
まあ有名人なんだから、あまり騒がれるのは好まないんだろうと、勝手に思い
シンチャンとクラゲの話題で盛り上がる。
例によってOちゃんはガハガハと失礼なことを叫んでいるが、気にしているのか
いつもよりも常識的になっているのが可笑しい。
浅井さんはコップ酒を飲みながら、冷や奴に「静岡おでん」をつまんでいた。
何でも、放送の番組に出るため、今日は静岡泊まりなのだとか。
お勘定を済ませて「タクシーを拾う」と言ったら
親切にもOちゃんが青葉通りまで案内していった。
しかし、浅井さんしっかりと場の雰囲気にとけ込んでいたなあ。
2006.09.26 Tuesday
新製品登場
「たこ八」に新製品が登場しました。
その名も「芋ケン」
芋焼酎です。
さっそく一本試してみました。
芋の香りがかなり強いです。
飲み方はロックか水割り、いや「お湯割り」でいただくのが一番かな。
数量に限定あり。
評判が悪いようなら、即中止の意向です。
静岡のおでん街ではたぶんここだけの、期間限定商品。
お好きな方はぜひお試しを!
2006.05.23 Tuesday
運の悪い日は
昨夜の「たこ八」
普段は静かな居酒屋だが、時として大荒れになることもある。
暖簾をくぐると、意外と空いていて、先客は四人。
三人連れのグループと、一人客。
これがかなり出来上がっている。
大声であれこれと回りに話し掛ける。
三人客の内のリーダー格がけっこう相づちを打つので、止まらない。
酒飲みがこんなことを言うのもなんだが
「酔っぱらいは大嫌いです」
そっと離れた端っこに席を取る。
ようやく常連さんが二人ほど来て、和やかに話し始める。
何か変な感覚が。う、おかしい。
いつもと違って、全く酔わないのだ。
神経が高ぶっているせいなのかなあ。損した。
泥酔客が帰り、ようやく静かになった。
あとは常連客のみで、いい雰囲気だ。
おや、急に酔いが回ってきたような。
いつもよりペースが速かったか。
しかし平和は長く続かず、突然に新客が乱入。
かなりきこしめしている様子で、あろう事か常連グループのど真ん中に腰を下ろす。
ぶつぶつと警察の悪口をがなり続ける。
オカアサンがたしなめても、とんじゃかない。
まあ、警察関係のお客さんが帰ったあとで良かった。
せっかくの酔いも再び冷め掛かってしまい、隣のSさんと目配せをしながら
「お愛想」(この言い方は正しくないですが、慣例でして)
二人苦笑いをしながら、暖簾を背に分かれたのでした。
まあ、運の悪い日もありますね。
2006.04.28 Friday
たこ八完全マニュアル4
飲食編 3
焼き物他
「焼き物」の代表は季節現地の「カキ塩焼き」
冬場限定なので、もしやっていたら、頼んでみよう。
ガラスケースの中にある」串物は全て焼き物。
豚肉では、ねぎま、ハツ、タン、カシラ、レバー、シロ、軟骨など。
いずれも塩とタレが選べる。
それ以外には、イカ焼き、ゲソ焼き、常連だけの「まぐろ焼き」に「イワシ焼き」などもある。
野菜関係では、ネギ、シシトウ、シイタケ、焼きレンコンも乙な味だ。
常連のS氏が専門に頼むのは「ジャガイモ焼き+マヨネーズ」
「厚揚げ焼き」も出来るが、初心者は「人の注文に便乗」するのが一番。
何か変わった物を頼む人がいたら、迷わず乗るべし。
夏場のお勧めはやっぱり「豆腐」が一番だ。
注文は一丁でも半分でも良い。
普通は醤油をかけるが、常連でうるさい人には特製のタレを出してくれる。
但し、初心者が要求しては駄目。便乗が一番だ。
その他では「お新香」「冷やしトマト」が定番。
春には「葉生姜」が出ているときがある。これも自由にとって良し。
但し残った茎が串代わりになるので、残しておくこと。
おでんの鍋にある「味噌だれ」を漬けて食べるのが「たこ八」流だ。
ショーチューに入れる梅干しは無料。頼めば入れものごと渡してくれる。
「レモン」は有料。スライスしてくれる。
運がいいと、オカアサン手作りのお総菜が回ってくる場合もある。
そんな時はお礼を言いながら、少しづつ取り分け、隣に回そう。
2006.04.22 Saturday
たこ八完全マニュアル3
飲食編2
揚げ物
たこ八の二枚目の看板は「イワシ天ぷら」だ。
新鮮なイワシを開いて天ぷらにしたもの。
注文すると、四角い更に山盛りで出される。
この揚げたてに醤油を回し掛け、好みで黒七味を利かせると最高だ。
やっぱり天ぷらは揚げたてが一番。
一人では多すぎるという場合、「半分」の注文も出来るが、これは常連になってからのお楽しみ。
はんぺんフライやレンコンフライも捨てがたい味だ。
揚げ物類はオカアサンがまとめて揚げる。
揚げた物はカウンター中央のバットに、まとめて置かれるので、そこから好きな物を取って良い。
たまに何か分からない物があるが、これはチャンス。
遠慮しないで聞いてみると良い。本日のスペシャルメニューかも。
とは言え、揚げ物はやはり揚げたて。
揚げ物をやっている時はオカアサンに大注目。
予約がない串が置かれたら、すかさず手を伸ばそう。
但し、串は思いの外熱いので、おしぼりで持つなどしないと火傷をします。
冷めてしまった物は、頼めばもう一度揚げたり、軽くあぶったりしてもらうことが出来る。
二度揚げは油物をしている時だけ、と言おう気配りも忘れずに。
たまに「アジフライ」など串のない揚げ物もある。
これは「シッポ」を残しておくこと。これが串の代わりになるのだ。
串の付いていない掻き揚げ類はサービス。
但し、皆さんに公平に回るよう注意すること。
当然ながら「ソースの二度漬け」は厳禁。
変わったメニューでは、「ネギマ」を揚げた「串カツ」、「油揚げ」に具を入れて素揚げにした「フクロ」などもあるが、初心者は単独で注文しない方が無難。
他人の注文に分譲してしまうのが一番良い。
メニューを覚えるのも居酒屋の楽しみの一つだ。
最後に、「レンコン」をお上品に「ハス」というとひどく怒られるので注意。
2006.04.21 Friday
たこ八完全マニュアル2
飲食編 1
たこ八の名物は、まず「静岡おでん」
最近有名になってきた静岡おでんだが、「静岡おでん」と言っても様々。
ここのおでんは「たこ八」スタイルなので、他と比較しないこと。
まず、取り方は「勝手に取る」
鍋の中から適当なものを選び、自分の皿に取って良い。
好みによって、「味噌だれ」や「削り節」「青のり」などを掛ける。
「カラシ」はカウンターのどこかにあるので、聞けば取ってくれる。
お会計は「串の数」で行うので、食べ終わった串はまとめておくこと。
串の無い具(卵、大根、厚揚げ、ジャガイモ)を取ったときは自己申告して、その分の串をもらうのがルール。
串の無いものなど、具によっては探しにくいものがある。
そんな時はオカアサンに言って取ってもらえばよい。
取り箸でがしがしかき回した挙げ句、何も取らない行為は、ひどく嫌われる。
お勧め一番手は、なんと言っても「牛すじ」
入れたばかりの堅めも良し。煮込んでぷるぷるになったものも良し。
肉が抜けにくいように、先端は堅めのタンが刺さっているのだ。
二番手は「黒はんぺん」やっぱり静岡の表看板だ。
角柱状の「厚揚げ」も歴史は浅いが、人気を得ている。
「糸コンニャク」は全部手巻きで作っているのだが、きれいに巻く技はさすがに年期がこもっている。
「ちくわぶ」も最近登場した。何でもラジオで中村こずえが離していたのがルーツとか。
「大根」「竹の子」など期間限定の串も外せない。
2006.04.20 Thursday
たこ八 成分解析
今流行の「成分解析」
「たこ八」版を作ってみました。
いささかマニアックだったかな。
興味のある方は、下記まで。
http://seibun.nosv.org/maker.php/denkigama/
2006.04.19 Wednesday
たこ八完全マニュアル1
初級編
まず入り口の引き戸を開け、挨拶をします。
オカアサンと目があい、返事が返ってきたら、入店可です。
たまに忙しくて、こちらを見ないときがあります。
常連は良いですが、新参者は、状態を確認してから入ること。
席は空いているところに座る。まずはお皿とおしぼりが出されます。
ここで最初の注文。
「なんになさいますか」と聞かれてから頼む方が無難。
瓶ビール、酒、ホッピー、ショーチュー、梅酒、ウイスキーがあります。
ソフトドリンクは、ウーロン茶、青リンゴ、お茶。
「生ビール」はありません。
これを言うとかなり機嫌が悪くなります。たこ八では禁句です。
ビールは銘柄を指定することが出来ますが、
初心者は、言わない方が良いでしょう。
シューチューを頼むと、なんで割るか聞いてくれます。
ここでは、カウンターにある「麦コーン」の100mlパックを勝手に取り
自分で割って作るのがルールです。
水、お湯割り(梅干しは無料)、ロック、ウーロン茶割り、お茶割り、レモンハイ(300mlの瓶入り)などが出来ます。
常連の中には、自分で勝手に持ち込む人もいますが、まねしない方が良いです。
お茶割りは、この店独特の割り方です。
氷を入れたグラスにシューチューを三分の一ほど、ここに粉末のお茶を匙に2杯ほど入れます。
(お茶はカウンターに置いてあります)
割り箸で良くかき回して、そこに水(ウイスキーの空瓶で出してくれます)を注ぎ、かき混ぜて出来上がりです。
氷が少なくなったら追加してもらいましょう。水も同じです。
注意するのは、この店が一人だけで賄われていると言うこと。
必ずオカアサンの目を見て、注文すること。
忙しそうなときは待つこと。自分勝手に行動しないことが大切です。
2006.04.17 Monday
たこ八入門 その1
「たこ八」入門 その1
静岡市は葵区青葉横丁に「たこ八」という居酒屋がある。
初心者にはなかなか入りにくい店だ。
この店の紹介と、楽しみ方を書いてみた。
初めて行かれる方は、ぜひご一読いただきたい。
1.場所 横丁を市役所側から入って、右側四軒目の赤いちょうちんが目印。
2.店内 L字型のカウンターのみで、詰めれば13人まで入れる。椅子は木製の長いすで、懐かしい形。
3.メニュー 店内にはメニューや料金表はない。これが初心者には辛いところか。段々になれてくると、様々な裏メニューが分かってくるのだ。
4.料金 かなり安い。名物のおでんは一本100円程度。お会計は串の本数で行う。ウーロン茶は無料。但し、それ相当の飲食をすること。
5.マナー 原則として、一人客の店である。多くても三人まで。大人数の来店は迷惑。「後から来るので」という席の確保は厳禁。
6.営業 午後5時開店、11時ごろ閉店。但し客の状態によって12時過ぎまで営業する場合もある。日曜日は休み。祝祭日は営業するが、ゴールデンウイークと年末年始は休み。
次回からは、詳しい内容を。
2006.04.09 Sunday
たこ八は大繁盛
金曜日の午後8時40分、最近の繁華街は静かだね。
青葉横丁もお客はまばら。
通りを入り、「たこ八」の引き戸を開けると
「来たー」の合唱だ。
見ると、満員の店奥には「吉野家の旦那」が待っている。
「いや、久しぶり」
隣にいるのは「八兵衛」さん。相変わらずの指定席で、ご機嫌だ。
狭いところを詰めてもらい、「人妻Rさん」の横に入れてもらう。
おや、隣は「ご隠居」まだ体調は不十分だとかで、おとなしいね。
更に隣は「素浪人」今日は珍しく、焼酎を飲んでる。
まずはビールで乾杯。
聞けば「旦那」の娘さんは無事卒業、就職も済み、研修中だそうな。
「おめでとう」のひと言で、また乾杯だ。
「八兵衛」さんが持参の「イカの塩辛」を皆さんに回覧、私もご相伴に預かる。
今日は普段以上の大繁盛で、ひっきりなしに客が入ってくる。
オカアサンも断るのに大忙しだ。
そこへガラッと開けて入ってきたのは「助さん」
「今日はフルメンバーで、いいなあ」
と言いながら、宴会のパシリで、おでんを買いに来たという。
あの年で最年少とは、かわいそうな気もするが、律儀だなあ。
二千円分のおでんを抱えて、残念そうに帰っていった。
またまた入ってきたのは、「旦那」の先輩で、女子大生を二人連れてきた。
隅席に二人をいれて、自分は「旦那」の隣に入り込む。
この時点で店内13人。完全に満員だ。
話を交わすと、高校の先輩であることが判明。世の中狭いなあ。
困ったのは隣のお嬢さんで、反対側を向くたびに、ポニーテールがこちらに当たる。
大分酔いが回っているようで、バシバシと来るから、たまらん。
またも常連の来訪。もう無理だというのに、入ってくる。
仕方ないそろそろお愛想願おうか。
今日はいつもにも増して賑やかな「たこ八」でした。
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