2008.07.31 Thursday
ふじなみ@水道町
ふじなみ@水道町
静岡の未踏店、いや隠れた名店を尋ねるシリーズです。
この店はかなり見つけにくいです。
大通りには面していますが、あたりに住宅は少なく、看板も控えめですね。
いちおう「中華」とも書いてありますから、中華料理がメインだと思います。
今回は平日の12時少し前という時間帯に入店しました。
引き戸を開けてお店に入りますと、先客はお一人だけのようです。
入って正面奥が調理場で、そこに向かって5席ほどのカウンター、後はテーブル席が4つほどという造りです。
そしてお店の真ん中にあるのは何と「おでん」の鍋です。
さすが静岡、中華やさんといえどもおでんは欠かせません。
先客の老人は顔馴染みのお客さんらしく、昼間から瓶ビールをチビチビやっています。
つまみはやっぱりおでんなんでしょうね。
「いらっしゃいませ」
けっこう年輩のおばあちゃんが、お冷やを持ってきてくれます。
「チャーシュー麺(500円)お願いします」
メニューを見たら、何とラーメンが300円じゃないですか。
今のご時世にいくら何でも安すぎます。
迷いましたが、(ここでは)少し高めのチャーシュー麺にしておきます。
注文を受けて、調理場で取りかかるのは、ご主人らしい老年の方で、これはご夫婦での経営なんでしょうね。
後から入ってきた常連らしい男性は、ラーメンを注文して、おでんを4、5本つまんでいました。
おでんの値段を見て、また驚きました。
おでんは何と1本40円です。
これもまた安すぎるお値段ですね。
そうか、チャーシュー麺と、ラーメンプラスおでん5本が同じ値段なんですね。
これはこっちがお得だったか。
気を取り直して、ラーメンを待ちます。
「おまちどうさま」
さっそく出てきましたチャーシュー麺は、こじんまりとした丼にチャーシューが5切れ。
ごく普通のチャーシュー麺といった感じです。
他には、メンマにノリが乗っています。
コショーを掛けてまずスープをいただきます。
あっさりとした醤油味で、昔懐かしい味ですね。
麺は中細の良くある中華麺で、特徴はありません。
チャーシューはもも肉で、さっぱりとした味です。
全体的に飽きない味というか、毎日でも食べられそうな、美味しいラーメンです。
脂っ気が少ないので、若い人向けでは無いとも思いますが、地元の方に愛されているラーメンなんでしょうか。
「どうもごちそうさま」
500円を差し出してお店を後にします。
ご年輩ですので大変でしょうが、長く続けていただきたいお店ですね。
2008.07.30 Wednesday
時歩とナカミヤ
さて、吉祥寺から一旦静岡に戻ります。
時歩とナカミヤ
今日も今日とて、常盤町方面へと繰り出しました。
どうも最近こちら方面のお店周りが多いですね。
さて、久しぶりになりますが、今日は「時歩(じっぽ)」の名物「モツ煮込みなべ」が食べたくなりました。
何しろ日曜日でも5時からやっているという優良店ですから、これはもう決まりですね。
開店直後のお店に入りますと、もう先客が4人カウンターに陣取っています。
若者男女3人に年輩の男性ひとりという組み合わせです。
私は一番左端のカウンターに座って、メニューを軽く見ます。
このお店でも値上げの波は避けられないようでして、壁には「8月1日より値上げします」と貼り紙がありました。
ラッキー(?)にも値上げ前に食べられることが出来ました。
まずはホッピー(480円)をいただきます。
ここのはグラスが大きくて飲みやすいですね。
「モツ煮込みの小(380円)に、レバー(120円)をタレで2本」
まずは千切ったキャベツが出てきます、傍らの味噌状のタレを付けて食べろということか。
只なら嬉しいんですが、料金には含まれているようで、野菜嫌いの私にとってはあまり嬉しくないサービスです。
まあいわゆる「突き出し」のたぐいでしょうか。
ご主人が丁寧に鍋をかき回して、煮込みをよそってくれます。
さすがにこの店の大名物だけあって、先客は普通盛りを二つたのんでいました。
それを小鉢に分けて、美味しそうに食べています。
私もいただきましょうか。
いつもながら、良い味出しています。
このモツのかげんと、味付けはさすがに天下一品です。
入っている豆腐も、熱々で、いい感じですね。
これ一杯で、ホッピー3杯は軽く行けそうな感じですが、とりあえず「ナカ(200円)」をお代わりします。
続いてレバーも焼き上がってきました。
これはまあ平凡ですか。
やはり時歩はモツ煮込みにとどめを刺しますね。
あんまり美味しいんで煮込みの汁まで全部飲み干してしまいました。
今日は次もあるので、これだけでお愛想をしてもらいます。
「お勘定お願いします」
「1720円です」
次はナカミヤで「完全制覇」の第3章を目指すのです。
さて、時歩から歩いてほんの数秒で、「ナカミヤ」さんにたどり着きました。
何とここ1週間で3回目の訪問ということになります。
同じお店にこれほど足繁く通ったのは、たこ八以外では珍しいことですね。
「いらっしゃいませ」
うん、相変わらず先客は無しですが、このほうが嬉しいのは、もちろん前回の痛手があるからです。
カウンターの一番左端に座ります。
ご主人がメニューを出してくれますが、あれ、値段が変わったのかな?
詳しくは分かりませんが、メニューを入れ替えたようです。
まずは「下町ハイボール」と「カレー煮込み」をいただきます。
カレー煮込みは、豚のタンをカレー味で煮込んだものです。
ほんのりスパイシーで、タンのざらっとした味わいが後を引きますね。
さらっといただいて次のお酒は、日本酒をたのんでみました。
お決まりの「ぬる燗で」と言ったのに
「スイマセン少し熱くなりました」
って、ホントに熱いよ。
せめて持てるぐらいにして欲しいですが、どうもご主人はお酒に詳しくないようです。
「ソース味を」
「スイマセン、あまり出ないんで、休んでいます」
「では、クリーム味煮込みを」
これは牛スジをクリーム味で整えたもの。
掛けられているチーズが、以外とマッチングしています。
煮込みに対していろいろとご主人との意見交換です。
と言っても、私は「こうすればいいのに」と言うことはありません。
お客が口を出すようになったらお店はお終いですからね。
煮込みはこれで6品制覇ですから、もう頂上は近いぞ。
結局誰も来ないままに、お会計をしてお店をえます。
その後、近くを探したんですが、「金魚」見つけられませんでした。
お休みだったのかな。
2008.07.29 Tuesday
てっちゃん@吉祥寺
てっちゃん@吉祥寺
さて、勢い込んで向かった「いせや」で空振りに終わり、むなしく吉祥寺の駅に引き返します。
そこでの出来事なんですが、若い女性と、30代ぐらいの男が口げんかをしている。
どうも女性が路上喫煙していて、これを男性が注意したらしい。
タバコは消したんですが、その吸い殻を持って行けと、大声を上げている。
女性も放っておけばいいのに、あれこれ言い返すから、収まりがつかない。
そこへたまたま通り掛かったのか、腕章を付けた指導員が来ました。
男の矛先はこちらに向かって、
「何で注意しないんだ」
と、またしても大声で怒鳴りまくっています。
正義が自分にあると思うと、こうも偉くなれるんでしょうか。
まあそんなアホを見物していても仕方がないので、次のお店に向かいます。
次は駅から反対側にある、「てっちゃん」です。
「ハモニカ横丁」と言う通りにあるそうなんですが、なかなか見つかりません。
あれこれ彷徨った挙げ句、何とか発見しました。
お店は前面がオープンになっていて、正面に二つの焼き台、それを囲むカウンター席です。
右手奥には、テーブル席もありますが、今の時点では空いていて、奥のカウンターに座ります。
「ご注文は」
「ホッピーと、ガツ刺しお願いします」
「何本ですか」
「(少し考えて)2本で」
すぐに「ガツ刺し」が出てきましたが、これは焼く前の串に刺したガツに、そのままタレを掛けたものです。
ホッピーは氷を入れたグラスとタンブラーにショーチューが出されます。
自分で混ぜるスタイルですね。
タンブラーから受け皿に溢れるほどに、ショーチューが入っていますが、こぼれて入れにくいですね。
これでほっと一息付きました。
それにしても休日とはいえ、けっこう混み合ってきました。
吉祥寺の人は昼間っから焼き鳥で1杯がお好きなようで、お客さんが絶えません。
それもみな若い人や、家族連れで驚きます。
生ビールがよく出ていますが、係のお兄ちゃんの、注ぐ手際がなかなか良いです。
上手く泡を立たせて、きちんとこぼすべきはこぼして、ジョッキに注いでくれます。
ここでも焼き鳥は100円からの設定になっています。
次々と焼きの注文が出て、焼き手のお兄さんも大忙しです。
追加のつまみは、ここでも「煮込み」を選びました。
この煮込みは少し変わっていますね。
味がかなり薄めです。
上品でよろしいのですが、私にはもう少ししっかりした味が向いているでしょうか。
変わっているといえば、背脂風の脂も具になっています。
ショーチューのお代わり(ナカ)をいただきます。
このショーチューも、こまめに4合瓶に移して、氷で冷やしてくれてあります。
こういう気配りが飲んべえにはうれしいんですね。
それにしても若い人ばかりで驚きます。
街が違うとこうも客層が変わってくるのか、面白いですね。
そうこうしているうちにお店は満員になってきました。
ソロソロお暇しましょうか。
「お勘定お願いします」
「1470円(消費税外税)です」
「細かいのがありましたらお願いします」
お財布をひっくり返すと、全て小銭で支払いが出来、大いに感謝されました。
さて、まだ日は高いなあ。
2008.07.28 Monday
いせや@吉祥寺
いせや公園前店@吉祥寺
実はこのお店に行くのは今回が2回目になります。
何となく良い印象がなかったのですが、かなり昔のことですから、覚えていません。
JR中央線を吉祥寺の駅で下車し、井の頭公園方面へと向かいます。
地図は見なくても大まかな人の流れで方向が分かるので、その流れに沿って歩いてゆきます。
ものの5分ほどで目指すお店にたどり着きました。
正面右手にもうもうと煙を立てて、焼き台が並んでいます。
ここは焼き鳥(1本80円から)の店頭販売もやっていて、焼き上がりを待つお客さんが列をなしています。
右手に席があって、たくさんのお客さんが飲みかつ食いの真っ最中です。
まだ午後2時だというのに、満員の大盛況。
これは吉祥寺の名物でもあるのだとか。
さっそく席に着こうと、店員さんに
「あの、一人ですが」と聞くと
「ちょっと待ってください」
つれない返事です。
店内はかなりの混みようで、店員さんも大忙しのようですが、それにしても寂しい扱いですね。
仕方なく傍らで待っていると、後から来たお客さんが、どんどんと中に入っていきます。
案内される間もなく、勝手に席に着いてしまうのは常連客でしょうかね。
(それなら遠慮することはないな)
こちらも押しを強くして、気の弱そうなお兄さんに
「一人だけど」
「カウンターでよろしければどうぞ」
ちょうど一人分明いたカウンターに座ることが出来ました。
ここは焼き台の外れで、5席ほどが並んでいます。
「ご注文は?」
「瓶ビール(500円)にレバ刺し」
「うちはレバ刺し、やってません」
たまには意地悪も良いですね。
「じゃ、煮込み(330円)にしとくか」
右隣は中年のおじさんで、餃子をつまみに酎ハイを飲んでいます。
見るとこの餃子が大人気のようです。
さて、すぐに煮込みが到着しました。
混雑していても品物の出るのは早いですね。
葱がかけられた煮込みは、醤油味で、シロが主体です。
大根、ニンジン、コンニャクが入っていてボリュームもありますね。
値段もお手頃、つまみも良心的ですが、これは雰囲気が悪いです。
店員さんも忙しいのを全面に出して、注文取りも荒いし、品物を置く時も心配りがありません。
お酒と焼き鳥を追加する予定でしたが、もう充分ですか。
ビールが空いたので帰ることにします。
お会計は伝票を持って、会計口に持って行くシステムです。
「ごちそうさま」
30分の滞在は830円という、本日の初飲みでした。
2008.07.26 Saturday
たこ八がお休みで
「たこ八」がお休みで
さて、今週の水曜日だったんですが、仕事を終えていつものように「たこ八」に向かいます。
見慣れた青葉横丁を入って行きお馴染み「たこ八」に向かいますが、
あれっ、お店が閉まっています。
(おかしいなあ)
慌ててお店の前に行き、確認しますが、貼り紙のたぐいは何にもありません。
何と臨時休業です。
たこ八が連絡もなくお休みするのは、滅多にないことなので、不安が心をよぎります。
そこで今日は気になっていた「ナカミヤ」にリベンジを決めたのです。
この前の日曜日、「この日だけレバ刺しお休み」という不運に出会ってから、来る日のために汗を流した甲斐があるというものです。
さて、ナカミヤさんはすぐ近く。
すぐにお店に着きましたが、今日は先客が二組います。
カウンター右手に男女の3人と、テーブルに男性二人組。
それを避けて、一番左端のカウンターに座ります。
マスターに、にやりと目配せをして
「ホッピーを」
更に続けて
「あ、レバ刺しあるかな?」
低くクールにつぶやきます。
「もちろんございますとも」
「お主も悪よのう」
どうも手伝いの女性が不慣れのようで、ホッピーの出が遅れていますが、すぐ慣れるでしょうね。
「レバ刺しです」
これはゴマ油と塩でいただくタイプですね。
うん、久しぶりにいただきますが、旨いなあ。
しかし、このカウンターのお客さんが騒がしくてかないません。
年輩の男性二人に、女性ひとりという組み合わせで、あたり憚らず大声で話しています。
時折立ち上がっては身振り手振りで、自慢話をしているのが聞こえてきます。
動作が伴うようになると、酔っぱらいの注意信号です。
いや、これは危険信号に近い感じでしょうね。
すぐ右隣だし、これはたまらんなぁ。
実は悲願の「煮込み完全制覇」に向けて、今日も二つほどやっつけていこうと思っていたのですが、これではいけません。
それでも「ナカ」をお代わりしてホッピー2杯を飲み干しましたが、これで限度です。
「お勘定」
20分ほどの滞在でした。
この店は早い時間だけにしたようがいいかな。
なお、たこ八は木曜日から営業しておりますので、ご安心下さい。
2008.07.25 Friday
ラオシャン@本厚木
ラオシャン@本厚木
さて、本丸亭で美味しい塩ラーメンを満喫した後は、そこから本厚木駅まで向かいます。
そしてその途中にもう1軒、気になるお店があります。
実は前々から気になっていたお店で、近くに来たらぜひ寄ってみようとメモして置いた1軒なんです。
歩いていくとすぐにそれらしきお店を発見しました。
二階建ての造りの1階部分が店舗になっていて、赤い看板には「タンメン・餃子の店」と書いてあります。
同じく赤いのれんには白く染め抜かれた「ラオシャン」の文字です。
それにしても、年季が入ったお店のようですね。
開放された入り口からお店に入ります。
「いらっしゃいませ」
どうやら先客は年輩のおばあちゃんが一人だけのようです。
コの字型の大きなカウンターだけのお店で、中央が調理場になっています。
店員さんは、清潔な白い調理服を着た、若い太めの男性に、オバチャンの二人です。
どうやらこのオバチャンが名物のご主人なんでしょうか。
「タンメン(420円)お願いします」
かねて決めていた注文です。
ここ、「ラオシャン」のメニューはタンメンに餃子にライスのみ。
あとは、「大盛り」「ワカメ」「玉子」のトッピングだけといいますから潔いですね。
鍋に麺を入れる前に、蓋の上に麺を置いておき、温めておくように見えるのは、何か意味があるんでしょうか。
何とも不思議な作り方です。
丼にタレと酢のようなものを入れて、薬味の玉葱のみじん切りを加え、そこにスープを張ります。
茹で上がった麺をそこに泳がせて完成です。
「タンメンです」
うーんこれはまた個性的な面構えですね。
何しろ麺とスープと玉葱だけというシンプルさです。
まずはスープを一口いただきます。
あっさりとした塩味で、酢が入っています。
何の出汁なんだろうか、変わった味であることは確かです。
まさかただのお湯だけ、なんてことはないんでしょうがね。
「お好みでラー油を入れてください」
カウンターの上にある入れ物には、真っ赤なラー油がたっぷりと入っています。
そこからさじで一すくい、ラー油を入れて味を見ます。
これはこれで、かなり辛く面白い味になりました。
しかしけっこう利きますね。
「お客さん初めて来たの?」
おばちゃんに話し掛けられました。
「はい、初めてです」
「本でも読んで来たんかねえ」
「ま、そんなところで」
「メンが少し固めすぎたかねえ」
「いえ、こんなもんで良いですよ」
まあ、「少し固いんだけど」なんて言っても致し方ないことですしね。
麺は細麺のストレートです。
残念なことにこれが上手く茹だっていません。
ぬったりとした茹でかげんで、これはもう一工夫必要かな。
スープがシンプルなだけに、麺の出来がストレートに出てきますね。
薬味の玉葱はいい感じです。
まあ、具がこれしかないんで、その価値はかなり高くなりますが。
麺を食べ終えて、レンゲでスープをいただくと独特の滋味があります。
後から来た地元民らしいお兄さんは、「ワカメタンメン大盛り」を注文していました。
この店も冷房はなく、全てオープンの造りになっています。
何せこの暑さですから、客足も細いのは仕方がないでしょうかね。
「ごちそうさまでした」
お冷やを飲み干して、暑い帰り道を今度は本厚木の駅に向かいます。
2008.07.24 Thursday
本丸亭@本厚木
さて、夏の青春18切符、第1回目の東京旅行です。
いつも通りに8時6分発の普通列車、熱海行きに乗り込みました。
電車の中はというと、今日は祝日のせいか、いつもよりも混んでいます。
1番線に特急列車が止まっているのは、どうもダイヤの乱れがあったようです。
しかしこちらは急ぐ旅でもないので、全く気になりません。
熱海駅で乗り換えて、さてここからがいつもと違う乗り継ぎになります。
小田原で「湘南新宿ライン」の電車に乗り換えです。
新宿までですとこちらの方が早く着くんですね。
でも今日はちょっと変則で、茅ヶ崎で「相模線」に乗り換えです。
ここの線は本数が少なく、何と20分以上も待たされることになってしまいました。
せっかく乗り換えたというのに、これでは意味がありませんね。
面白いのは「半自動ドア」です。
発車前に閉まるのは自動ですが、降りる時にはボタンを押さないと、ドアが開かない。
これ、初めての人(私のような田舎者です)は面食らうだろうね。
JRの厚木駅で電車を降り、ここから徒歩で、目指すお店にと向かいます。
地図を頼りに歩いてゆきますが、意外と距離があります。
相模大橋を渡ってすぐのところに、週刊誌の記事をベタベタ張った、ラーメン店がありました。
(あれ、これだったかな)
マスコミにはけっこう出ているお店のようですが、よく見ると今回の目標とは違うのでパスです。
そこからもう少し下ってゆくと、ようやく目的のお店を発見しました。
今日のラーメン店は「本丸亭」です。
お店の前には車の案内をするんだろうと思われるおじさんが一人いて、違法駐車をしないよう気配りしています。
出遅れたので心配していましたが、行列は外に親子連れの3人だけでした。
その隣りに腰掛けて、順番を待ちます。
暑い中ですからこうやって座って待てるのはうれしいなあ。
15分ほどで順番が来てお店に入ります。
あれ、お店の中にも待つ席があるんですね。
ちょうど切りよく、そのままカウンターに座れました。
席はカウンターのみ10席ほどで、お店に冷房はありません。
幸いに風が通るせいか、暑すぎる気はしませんが、食べた後はどうかなあ。
お冷やを出してくれて、注文は「本丸塩らー麺(750円)」をお願いします。」
ここ「本丸亭」は塩ラーメンで有名なんですが、冷やしやしょうゆラーメンを頼む強者もいて、さすがラーメン、器は大きい。
ちょうど目の前でご主人がキビキビとラーメンを作っています。
白髪交じりの頭に赤いバンダナを締めて、作務衣のような仕事着をりりしく着こなしています。
こういう人に作ってもらうと、美味しいラーメンがひときわ輝きますね。
準備中に、まず丼にはお湯を張って温めてくれます。
麺の用意が出来るとお湯を捨てて、タレを入れ、そこにスープを張ります。
茹で上がった麺を入れて、具を盛りつけて完成です。
さすがの手捌きで、具の「海老ワンタン」を1個だけデポで別茹でしているところなんか、凄いこだわりがありますね。
「本丸塩ラーメンです」
後方から出されたそれは、実にビジュアル的に優れた逸品です。
まずはスープを一口。
なるほど塩ラーメンだけあって、あっさりとしていますが、実に奥深いスープです。
黄金色に輝くスープは、豚と魚介という二つの旨味が上手く合わさっています。
アクセントに少しコショーを振り掛けます。
麺は平打ちの透明な縮れ麺で、けっこうな腰があります。
この麺も個性的で、なかなかスープに合いますね。
脂っ気はほとんど無く、すっきりとしたスープにはこの麺が良いのかな。
さて、具ですが、これもまた個性的なメンバーが揃っています。
まずは2枚の巨大チャーシューです。
これは1杯ごとにご主人が固まりから切り出してくれるんですが、かなりの分厚さです。
これがまた柔らかで、実にいい味わいがあるんですね。
ボリュームも満点で、脂の美味しさが楽しめます。
青味は何と「春菊」ですか。
生の葉っぱがそのまま置かれていますが、すぐに熱でしんなりとしてきます。
青臭さは何ともなく、口直しには十分ですね。
そして1個だけぽつんと置かれた、「海老ワンタン」もボリュームがあります。
たった1個ですが、なかなかの存在感を発揮してくれますね。
私は塩ラーメンはあまり食べないんですが、ここのは良いです。
暑い中ですが、息つく間もなく食べ終わってしまいました。
後を引く、味わいの深いスープですね。
「ごちそうさま」
「ありがとうございます」
若い店員さんもこれまたキビキビしていて、活気があります。
絶品の塩ラーメン、美味しくいただきました。
2008.07.23 Wednesday
ナカミヤ@2杯目
ナカミヤ@2杯目
本日は日曜日、居酒屋関係はお休みのお店が多いところです。
このところ休日に暇になる場合が多く、今日は新店の開拓に出かけましょうか。
そこで自転車を飛ばして出かけたのは、西脇にある居酒屋「昭和」です。
かねてから気になっていたお店で、実は今回が3回目のチャレンジです。
その理由はといいますと、何しろ遠いんですね。
ラーメン食べるんなら多少遠くても平気ですが、居酒屋ではさすがに違います。
何しろ飲酒運転になってしまいますからね。
その時は、タクシーをたのんで、後ろに自転車を乗せていただくのですね。(いちおうそういうことになっています)
皆さん飲酒運転はやめましょう。
さて、苦労しながら「昭和」にたどり着きましたが、あれ、まだやっていません。
現在の時刻は5時30分。
平日の開店は5時と書いてあったんですが、休日は遅いんですね。
お店に明かりが点いているので、お休みではないんでしょうが、人気が無いです。
どうしようかと悩み、10分ほど待ちますが、どうも開店する様子がない。
こんな時に新規のお店は困りますね。
夕方とはいえ、暑さもまた厳しいですから、そうそう待つわけにも行きません。
仕方なくここは退却しましょうか。
後ろ髪を引かれる思いで、またも幻のお店になってしまいました。
帰り道をとぼとぼと進みます。
次に尋ねたお店はというと、「時歩」です。
それなら最初からここに行けば良かったなあ。
6時に近いお店を覗くと、おや、満員です。
お客さんは若い方ばかりで、盛り上がっている様子が伝わります。
こんな時に気の利いた店員さんがいたら、「すいませんねえ」の一言も掛けていただけるんですが、この店では無理かな。
ひとり客ですから無理して入れていただくことも出来るんですが、場の雰囲気に照らし合わせて、ここも諦めました。
というのももう一店、行きたいお店があったからです。
そのお店はというと、歩いて数秒という距離にある「ナカミヤ」です。
Oさんの情報によりますと、「日曜日を定休日にするらしい」ということで今日は諦めていたんですが、先ほど通り掛かったところ、ちゃんと明かりが点いていました。
さっそく中に入ります。
「いらっしゃいませ」
おや、先客は誰もいません。
「どこに座ろうかな」
「どこでも良いですよ」
カウンターの右端に座って、メニューを見ます。
「レバ刺し、お願いします」
「スイマセン、今日はやっていないんです」
何でも「日曜日だけ」やっていないんだというから、運が悪いなあ。
仕方なく「コブクロ酢」をつまみに、お馴染みホッピーをいただきます。
ここのホッピーはグラスが小さいのが玉に瑕ですね。
やっぱりホッピーはグラスで豪快にいきたいものです。
さてさて、お目当ての「煮込み」です。
ここは煮込み専門店と銘打つだけのことはあり、様々な煮込み(全て370円)が取りそろえてあるんですね。
「全品制覇」の野望を胸に秘め、今回も2品目を追加しておきましょう。
まずは「トマト味」で、これは「ハチノス」の煮込みです。
一口食べて、これは良いですねえ。
ハチノスの歯応えを殺さない程度の煮込みかげんで、味もイタリアン風で美味しい。
「今日はお仕事ですか?」
「ええ、そんなところで」
寡黙なご主人が話し掛けてくれましたが、曖昧に返事を返しておきます。
「ナカお代わりお願いします」
ホッピー用のショーチューをお代わりします。
「煮込みで、これは面白いっていうのあるかね?」
「では、キムチはどうでしょうか」
煮込み完全制覇に向けての第4弾は、「キムチ味」に決定しました。
これは軟骨の付いたあたりで、ごりごりとした歯応えが楽しめます。
味は少ししょっぱめですね。
初めはキムチの汁で煮込んだのですが、まるで駄目だったそうです。
そこで仕上げに味付けする形で安定したといいます。
残念ながらこれは私ごのみではないです。
仕上げのお酒は「下町ハイボール」をいただきましょう。
これもすっきりとした飲みごこちです。
それにしても、お客さんはまだ私一人だけです。
良い店なんですが、まだ名前が浸透していないんですね。
「ごちそうさま」
お会計は後のせの消費税が付いて、2310円でした。
これまでの結果、しょうゆ、みそ、トマト、キムチ。
未練を残して次回に続く。
2008.07.22 Tuesday
中国工場製造部長奮闘記
中国工場製造部長奮闘記 増補版
曹健 遠藤健治 共著
本書は2002年に第1冊を発行したものを、新しく増補した構成になっています。
当時日本の産業界に「中国ブーム」が訪れており、高いコスト競争力を手にしようと、中国に進出する企業が多かったそうです。
しかし、日本人と中国人の考え方には大きな隔たりがありました。
そのことが、中国に設立した工場に出向した日本人管理者を悩ませていたのです。
というのも、その部下である中国人作業員の管理には様々な問題があったからなのです。
その対応策として、本書は好評を博したのですが、それから数年が経過しました。
そしてこの状況はどう変化したのかというと、いまだに問題が続いているのだそうです。
本書には、中国の工場でどのような事件が起こり、どんな解決を見たのかの実例が書いてあります。
そこには恐ろしいほどの中国人パワーが溢れています。
日本では当たり前のことが全く正反対の意味で行われることも多いようです。
それはいまだに中国が発展し続けているという証拠にもなるのだと思います。
管理職とは、ただ威張ってふんぞり返っているだけと思っているあなた、苦労している方もいらっしゃるんですよ。
民族性とか社会性の違いと言ってしまえば、お終いですが、異なる文化を持つ者同士が強調してゆくということはなるほど難しいこと何だとあらためて感じました。
本書を読んで、特に中国の女性パワーに驚きました。
中国の女性はたくましいですね。
中国の労働者の考え方が何となく見えてきます。
それは戦後すぐの日本に、何となく似ているようにも思えます。
2008.07.20 Sunday
紅楼「七間町
紅楼@七間町
「中華家庭料理」と書いてありますが、場所が七間町の一等地ですから、高級感は否めません。
ランチも980円からという設定ですが、麺類がないのでご無沙汰していました。
ところが、ひょっと見ると変わった麺が書いてあります。
「魚のラーメン」
サッパリしているのにコクがある。
カルシウムビタミンがたっぷりで、夏バテ防止に最適です。
なるほどこれは珍しい。
さっそく階段を上ってお店に入ります。
「いらっしゃいませ」
女店員さんが席まで案内してくれます。
角地の二階にあるお店なので、大きなガラス越しに二方向に通りが見え、開放的な造りです。
席は全てテーブル席で、窓際の4人掛け席に座ります。
まずは冷たいおしぼりとお冷やが出てきます。
白い磁器製の箸置きにプラスティックの箸とスプーンがスタンバイされています。
注文を受けてまず出されるのは、前菜の野菜と春雨の甘酢合えにカップスープです。
前菜はイマイチで、これなら普通に、ザーサイとか野菜サラダの方が嬉しいですね。
冷蔵庫から出したばかりの冷たさは、第一印象を悪くします。
スープは卵とトマトにワカメが入っていて、なるほど中華家庭風という感じですね。
お客さんは女性客が多く、落ちついて上品な感じがします。
もちろんサラリーマン風の男性客もおりましたが、若い方は見かけませんでした。
さて、いよいよお待ちかねの「魚のラーメン」が出てきました。
このラーメンが乗っているのは、面白い形をした丼です。
このつまみは何のために付いているんだろうか。
全く不思議な丼です。
その隣にあるのが、コショー入れ。
お皿に乗って、レンゲまで従えています。
何とも不思議な光景ですね。
相棒がたのんだのは「ユーリンチー」で、ふかふかの衣が美味しかったといっていました。
左手にあるのは私の「魚のラーメン」にセットで付いている「ミニチャーハン」です。
レタスの入ったチャーハンで、味付けはきわめて薄味でした。
さて、「魚のラーメン」ですが、乳白色のスープに中細のストレート麺、そして葱というシンプルなもの。
ホントに他の具はありません。
係の方の話では、一切油を使っていないという、非常にあっさりとした滋味のあるスープです。
あっさりと薄塩味で、美味しいスープなのですが、いかんせんサッパリしすぎです。
何か、箸休めに濃いめの味のものが少し欲しい感じもしますね。
チャーシューは良いから、メンマの四五本も乗せてあれば味が引き立つのになあ。
しかしこのスープはなかなかのものですね。
オマケには水ぎょうざも二つ付いてきました。
これは味が付いています。
テーブルには調味料のたぐいは一切無く、濃いめの味が好きな方は、気になるかもしれません。
その点でも、ザーサイや漬物のたぐいが一品あればと思いました。
さて、食べ終わって、デザートが出てきます。
杏仁豆腐にジャスミン茶で、サッパリと口直しです。
これで980円のセットですから、値段的には十分でしょうね。
なお、ランチのご飯とスープはお代わり自由だということです。
私はこれだけで満腹でしたが、大食漢の方にはうれしいですね。
「ごちそうさま」
お会計をすると二人で1960円
5千円札を出すと。
「細かいお金があったらお願いします」
そこで、60円を追加して差し出すと、戸惑った表情です。
これは千円札を期待していたのかな。
「中華家庭料理」が作る、何とも変わったラーメンでした。
2008.07.19 Saturday
インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国
インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国
久しぶりにインディの新作を見てきました。
もちろん、免許証をちゃんと出して、割引を使いました。
平日の午前中という時間帯で、さすがに映画館はガラガラです。
終了時に数えてみたら、我々を含めて7人でした。
ちょっと冷房が効きすぎていて寒くなりましたが、これでは電気代だけでも採算割れという感じですね。
皆さんもっと映画を見ましょう。
さて、内容についてですが、さすがはインディ、期待を裏切らないアクションシーンの連続です。
あまりに凄いアクションの連続で、思わず「ほんまかいな?」とツッコミを入れたくなってしまう。
(ま、もちろん特撮ですが)
だいたいあんな、もの凄い高さの瀧から3回も落っこちて、そのまま舟に乗っているかいな。
2台の車にまたがって、何百メートルも走れるかってえの。
そうつぶやきながらも、手に汗握って画面に見入ってしまうんですから、情けない。
今回の目玉は何と言ってもインディ・ジュニアですか。
なかなかの二枚目で、これからファンも増えるんではないでしょうか。
ハリソン・フォードの体力にもさすがに限界が見えてきたようで、次作への伏線と見ているのは、私だけではないでしょうね。
それにしてもこのオッサン、とても60過ぎとは見えません。
どこまで続く、底なしの体力。
こっちの方が宇宙人にふさわしいぐらいです。
私にも希望が見えてきたような、そうでもないような。
あらすじは、初めの場面が分かり難くて、考えさせられましたが、これがアクション映画の特徴なのかもしれません。
しかし、インディは不死身ですね。
原爆にも耐える冒険家なんて滅多にいないと思いますね。
今回は、宇宙人からUFOまで登場してきて、まさに荒唐無稽の極みです。
科学的にいうと、トンデモ的な現象がぞろぞろ出てきますが、これもまたインディの面白さ。
迫力のあるシーンの連続で、息つく間もない2時間が過ぎました。
今回拝見した有楽座は、座席も広くてゆったりしており、実に見やすくてよかったですね。
いやあ、久しぶりの映画に大満足でした。
2008.07.18 Friday
竹島問題
竹島問題
韓国で竹島に対する抗議運動が続いているという。
静岡にいるとそんな影響は微塵もないのだが、韓国に関係している企業などは、成り行きを見守っているに違いない。
テレビの画面を見た感じでは、韓国の人というのは興奮しやすいというか、怒るのが好きな方々なんだろうか。
お決まりの、国旗に火を付けて燃やしたり、卵を投げつけたりする行為が、ニュースの画面を埋めていた。
その人の顔を見ると、怒りと言うよりまるで喜んでいるかのように見えたのは、私の目が悪かったせいだろうか。
結論から述べると、この領土問題は解決しない。
お互いに自分の領土だと主張しているものを、話し合いで解決するのは無理なことだ。
百年前なら戦争でと言う選択肢もあっただろうが、現代社会では不可能である。
残念ながら成り行きに任せて行くしかない事項なんですね。
とはいえ漁業権の問題もあるし、資源の面でも将来どうなるのかは分からない。
今回、日本が竹島を領土であると主張することに、韓国は猛抗議をしているわけですが、韓国の国内で竹島が自国の領土であると主張することに、日本は抗議をしたことはない。
お互いの立場を分かっていて、そこには触れないのですね。
「日本は怪しからん」
「まだ反省が足りない」
戦後60年をとうに過ぎたという時代に、まだ延々と恨みの思想が続いている。
かつて「歴史教科書」の時も、韓国は日本に大いなる抗議をした。
それに対応する韓国の教科書は、しっかりと日本の悪人ぶりを書いている。
歴史には史観があるし、どの国も自国を悪く書くことはない。
国を愛する心を持つと言うことは、民族の基本的な義務である。
ところが、世界で唯一自国を虐視しているのが日本の教科書だという。
そして、私はこれで教育された世代が育ってゆくことには、大いに不安を感じるひとりである。
平和というものは大切なものではあるが、逃げ回って、頭を下げて、守るものでもない。
今回、指導要綱にきちんと記されたことは、当然のことであって、他国の抗議には毅然とした姿勢で臨んでもらいたいと思う。
2008.07.17 Thursday
萬楽@下川原
萬楽@下川原
「はなまる」に出ていたので、気になっていたお店です。
思い付いて自転車を走らせましたが、けっこう遠いなあ。
まあ30分ほどですから、清水よりはまだ近いからいいか。
さて、お店の開店は11時30分。
その前に着いた時はまだ準備中で、しばらく開店を待ちます。
すぐに店員さんが出てきて準備完了、さっそく中に入ります。
お店はけっこう広い造りです。
4人掛けのテーブルが10脚ほども並んでいます。
この規模の広さというと、やっぱり地域一番店なんでしょうか。
窓際の席に座ると、さっそくお冷や(半分飲む)と冷えたおしぼりを出してくれます。
メニューはかなり豊富です。お酒のつまみや一品料理も充実しており、宴会などにも使われるのでしょう。
ガイドに出ていた「五目あんかけメン(683円)」を注文します。
ご主人は早くも鍋を振るっています。
早い出前でもあるのかと見ていると、店員さんが盛りつけたそれを運んできました。
出来上がったばかりで、湯気の立っているのを、入り口正面に置きます。
どうやら「本日のランチ(735円)」のサンプルのようです。
ここではランチメニューは実物で出しておくんですね。
なるほど、天津飯風に冷やしのそばが付いて、こいつは美味そうだ。
後から来たお客さんはみんなこれを注文していましたから、人気メニューなんでしょうね。
次はこれを食べてみなくてはね。
さて、もちろん一番乗りで、私が注文した五目あんかけメンが出てきました。
あんかけにした五目野菜炒めが乗ったラーメンです。
その具には、海老、豚肉、キクラゲ、タケノコ白菜ニンジンが入って、醤油味のあんかけになっています。
この少し甘めの味付けが、懐かしい感じです。
それに合わせる麺は、中華やさんには珍しい中太の麺です。
あんかけなので熱々です。
それをふうふういいながら食べてゆきます。
冷房の効いた店で、熱いものをふうふういいながら食べるのは、けっこうな暑気払いになりますね。
ようやく食べ終わって、一息付きました。
「ごちそうさま」
満腹してお店を後にするのでした。
2008.07.16 Wednesday
18きっぷの季節
今年もまた青春18切符の季節がやってきました。
ご存じのようにガソリン代は値上げの連続。
遠出をするならやっぱり公共交通機関ですね。
JRの太っ腹な企画も、値段据え置きのまま、もう十何年続いている。
とにかく私が切符を利用し始めてから、ずうっと同じ値段だから、ありがたい限りです。
いや同じどころか、割引になった時もあったぞ。
21日の祝日にまた東京へ出かけようと、1冊購入してきました。
今回切符を買うとなんだかいつもよりも枚数が多い。
よく見るとアンケートが付いていました。
でもこれって回収率低いんじゃないかと気になります。
引き替えに粗品あたりでもプレゼントすれば、回収率が上がるんですが、予算がないのかね。
さて、5回分でワンセットだから当然余りが出てしまいます。
それを金券ショップで調整というか買い取ってもらうんですね。
出始めの時は金券ショップもわりに良心的だったんですが、最近は強気になっています。
期限が後半になると、買い切りしか売らなくなるんですね。
売れ残れば丸損になってしまうんで、そこはしっかりしているんでしょうか。
だから後半になっての調整は非常に苦しい。
1回余るのはまだ良いが、1回足りない時が苦しくなります。
無駄を承知で、余分に買うしかないんですね。
今年は運悪く後半に集中して使う日程になってしまいました。
今のところ、かなり中途半端な予定になっています。
最悪2枚分の損失になりそうな予感がしますが、その時は藤枝にでも行きますか。
果たしてどんな具合になるのか、また頭を悩ませることになりますね。
2008.07.15 Tuesday
7月度例会
7月度例会は定刻どうりの開催になりました。
出席は8名。
今回のワインは4本。
但しこの中に1本だけ「甘ーい」デザートワインが混じっています。
さてそれはどれかな?
そこで大スクープです。
写真下方に見える、謎の物体は、一体何でしょうか?
今回も手抜きでスイマセン。
2008.07.14 Monday
天丼はまぐり鮨ぎょうざ
天丼はまぐり鮨ぎょうざ
池辺良 著
池辺さんといえば、これはもう映画界の大スターです。
そんな池辺良さんの、食についてのエッセイをまとめたものです。
お生まれは大正7年(1918年)といいますから、亡くなった私の父親よりも年上です。
当然、戦争体験もあって、5年間の兵役生活を体験されています。
大学出の池辺さんは、幹部候補生で中尉でもあったそうです。
部隊の小隊長として、ニューギニアで飢餓体験をされています。
この本に書かれた食べ物も、贅沢なものは少なく、下町の食べ物が多いんですね。
良さんのお父さんが、これも有名な画家なんですが、食にうるさい。
思えば昔の人は、けっこうワガママだったんですね。
とにかく親と子のけじめはしっかりしています。
「そば」の講ではこんな話がありました。
良さんのおやじさんは大のそば好きで、十日に1回はすぐ近所のそば屋に出前をさせていた。
「盛りが七つ、天ぷらそば二杯、薬味の葱は大盛り、そば湯は熱く、湯桶は一番大きい奴がいい」
ちなみに家族構成は、おやじ、おふくろ、兄弟二人に手伝いの女の子。
全員で五人なのにこの注文なのです。
おやじさんの説明はこうです。
「みんなにも天ぷらそばを食わせてやりたいが、豪勢な海老の天ぷらなんか、おまえたち子供には贅沢だと思っている」
「だから盛りを二つも喰わせてやるわけだ」
「本来、そばと言えば笊そばが一番ではあるが、海苔の如き高級なものは子供に味が分かろうはずもない」
「分からないものを食わせるのは無駄なこった」
「無駄ってえのは役に立たないことだ」
「役に立たぬことに目鯨を立てると、人間損をする」
「天ぷらそば二杯は、俺とお母さんの分だ」
「俺たちは大人で、お前達の親だから、天ぷらそばを食べてもいい」
「そばを食いたいと言っても、盛りだけでは、俺もお母さんも可哀相だ」
「そう思うだろう」
「盛りが、一つ余る勘定になるが、これは俺の分だ」
「お母さんにも食わしてやりたいが、お母さんは、そばを食うと頭が痛くなって、目を回すから食わせねぇんだ。無駄だからな」
実に見事な屁理屈である。
思えば昔の人は、面白いほどに理屈が好きだったなあ。
飽食の時代に生きる私たちは、大切なものを失ってしまったんじゃないだろうかと、また一つ不安になります。
このおやじさんは「おみおつけ」の講では、こう言っています。
「東京のおみおつけの実は、一品に限る」
「芋だの大根だの、なんだかんだとごてごて入れるのは田舎式で粋じゃねぇんだ」
「味噌も薄く溶いて、薄味にするのが文化の香りってもんだ」
これ、私も同感です。
妻は健康に良いという信念からか「具沢山のお味噌汁」を作ってくれますが、私はこの「文化の香り」を楽しみたいんですね。
それにしても池辺さん、芝居も上手かったが、エッセイもまた逸品ですね。
2008.07.12 Saturday
教員採用試験
とにかく腹が立つ
あんまり怒ってばかりいると、体に障るので控えようとは思っている。
それでも今回の事件には、とにかく腹が立った。
いま、問題になっている「大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件」です。
取り調べが進んで行くほどに、いろいろと不祥事が明かされてゆく。
いわゆる「カネ」と「コネ」で採用が決まって行くという、何とも情けないお話しだ。
現時点では、採用者の半分までが不正による合格者なんだとか。
自らの校長昇格に200万円の賄賂を送って、地位をせしめる教師。
子供を教師にするために金を送る、これも現役教師の親。
教師という職業はもっと高貴なものだと思っていたが、全く違うことにあらためて気づきました。
さて、今回の事件についての怒りは、まだ収まりません。
実は静岡市でも、教員の採用試験は、とてつもない高倍率なんです。
毎年受験をしているが、不合格続きで、将来を悲観している教員志望者が沢山いるのです。
それがみな、熱意のある若い人たちばかりです。
誰もが、一生懸命、必死で勉強して試験に臨みます。
その受験生たちを指導されている、ベテラン講師の方が、この時期にはいつも
「熱気があって、素晴らしい生徒なので、つい力が入りすぎる」
そう感心して言うほどです。
それでも試験の点数が足りずに、涙を呑む人が出てきます。
でも、公正な試験で不合格になったのなら、努力不足だと諦めることが出来ます。
そして次回に向けて自らを研鑽しようと、希望が持てるわけです。
そんな熱意のある教師の卵が、たくさんいるのです。
しかし、それが賄賂で決まるのだったら、何を頼ったらよいのか。
これでは「よい先生」など集まるはずがありません。
教職という仕事は、「正しいこと」を教える仕事です。
それが実践できない人間はまさに不適格者だと言えるんでしょう。
口利きをしたという議員も、同罪です。
きちんとした取り調べと、厳罰を望みたいのですが、結局はうやむやのうちに処理されてゆくのでしょうか。
何も出来ないということが、また頭に来ることなんですが、それにしても腹立たしいなあ。
2008.07.11 Friday
鈴鈴@山崎
鈴鈴@山崎
旧静岡市内、未踏の店を尋ねるシリーズの一店です。
静岡市方面から安西橋を越えて、すぐ右手にお店があります。
車で前を通り掛かることはよくありますが、今回が初めての入店となりました。
お店の前には11時30分の開店と書いてありますが、開店から10分ほど過ぎに入店しました。
「いらっしゃいませ」
お店は正面右手に5人ほどのカウンター、左手が小上がりの座席になっています。
先客は老人がひとりで、小上がりのど真ん中に半座りになっています。
さっそくカウンターの右端に座ります。
「何にしましょうか?」
接客のおばあちゃんがメニューを持ってきてくれますが、迷わず
「ラーメン(480円)お願いします」
手前の冷水器でお冷やを入れてくれます。
自家製のおしぼりも出してくれて、さらには
「よかったら見てください」
新聞と、スポーツ新聞まで差し出してくれます。
こういう気配りは嬉しいですねえ。
これでラーメンの味が3割はアップしますからね。
ご老人は手持ち無沙汰にタバコをスパスパやっていますが、狭い店の中でして、こちらに煙がなびいてくる。
注文を受けたご主人が、おもむろに麺を茹で始めます。
このお店もご夫婦でやっていらっしゃるのでしょうか。
よく見かける場末の中華料理店、そんな雰囲気です。
「おまちどうさま」
おばあちゃんがラーメンを出してくれます。
カウンターでも、きちんと運んできてくれるんですね。
さっそくコショーを掛けていただきます。
この「ラーメンにコショー」問題には様々な意見があるようですね。
いわく、「味も見ないでコショーを掛けるなんて、愚の骨頂だ」
「繊細なスープの味を殺すから、コショーは掛けない方がよい」
そう言う方もいらっしゃいます。
まあそこいらへんは好きずきですから、食べ方に文句は付けない方がよろしい。
その人が一番美味しいと思う食べ方で、いただけばいいんです。
SBSの國本さんには、偉そうに「ラーメンを美味しく食べる3つの作法」を講釈しましたが、あれは番組の受け狙いです(笑)
決して「何にでも掛ける男」ではありませんので、ご了承下さい。
さて、ラーメンですが、かなり良い出来のスープですね。
出汁がよく出ていて、心持ち甘めになっています。
平凡な中華のスープとは一味違っていて、後を引く旨さです。
メンは細めの縮れ麺で、具はチャーシューが2枚に、メンマ、ワカメ、ノリというもの。
このチャーシューがバラ肉で、上手く作ってあります。
ほどよい加減の歯応えで、肉の味もしっかりとしています。
これで480円ですから、大したものです。
あまり味について書かない私ですが、ここのラーメンには感心しました。
接客もよろしいし、ぜひお勧めしたいお店ですね。
メンの茹で具合も程良く、するするっと完食してしまいました。
お勘定をすると、気だてのよいおばあちゃんが
「お車でしたら、出口に段差がありますので、お気を付け下さい」
と、気配りをしてくれました。
こういう一言、満腹感と相まって、幸せな気分にさせてくれます。
「ごちそうさまでした」
気分良く、お店を後にしました。
2008.07.10 Thursday
自分だけなら
自分だけなら
傘の値打ちも下がったものです。
傘といっても現代ではビニールの傘が主流。
世界中でも日本が一番だそうです。
最近では100円ショップでごく当たり前に買ってくるし、安売りの傘も多い。
それにしたがって、傘を大事にしなくなってきました。
今、鉄道関係の忘れ物で一番多いのがこの傘だといいます。
忘れても、面倒なので取りに行かないことが増える原因のひとつでもあるんですね。
まあ高々500円ほどの傘を、交通費掛けて取りに行くのは馬鹿馬鹿しいということかも知れません。
JRなどでもそこを顧慮して、簡単に処分できるような管理にしているとか。
そういえば自転車の横にビニールがさを差している人が多いですが、これは静岡人だけだそうです。
実際に、東京あたりではほとんど見かけませんね。
さて、自分のよく行く場所に新しい傘置きがあります。
今までの傘置きの場所が狭かったので、それでは不便だろうと設置していただいたものです。
しかし、それで便利になったのかというと、そうはならず、今では全く前と変わりが無くなっているんですね。
その原因はというと、そこに差しっぱなしになっている傘が、どんどんと増えていったからです。
その増えた傘は忘れ物で置いてあるのか、いわゆる「置き傘」で用心に置くアホがいるのか。
自分ひとりぐらい良いだろうという気持ちが、どんどんと蓄積してゆき、社会を腐らせてゆきます。
その傘が今では8本に増殖していて、もう傘置きの役をはたしていない状態になってしまいました。
そこで、今ではみんなが持ってきた傘は、昔通りに不便な場所に置くことになってしまったのです。
公共で使う場所だというのに、自分ぐらい良いだろうと思うと、結局こうなってしまうのが落ちですね。
悪貨は良貨を駆逐するというのは、人間の習性なのかもしれません。
雨が降るたびに、その満員の傘置きを恨めしく思います。
2008.07.09 Wednesday
たこ八@朝もぎトウモロコシ
たこ八@朝もぎトウモロコシ
さて、夏と言えばトウモロコシのシーズンです。
今年も恒例のトウモロコシが、たこ八にやってきました。
といってもトウモロコシに足はない。
常連のジンちゃんが、皆さんにお裾分けしてくれるわけでして、同席した人は幸運にあずかれるんですね。
今日は月曜日、幸いにお仕事はもう終えてしまい、気分良くたこ八に向かいます。
6時半の入店は、先客一人と珍しく空いています。
左端の外れに座って、まずはビールで乾杯します。
お目当てのトウモロコシは、先に宅急便で届いていて、お店の奥に箱があります。
20分ほど遅れて、ジンちゃんが登場。
「よ、お久しぶり」
すれ違いが多かった二人ですが、めでたく七夕の夜に出会えました。
さっそくお待ちかねのトウモロコシをオカアサンに焼いてもらいます。
朝もぎのとれたてトウモロコシは新鮮そのもの。
生でもかじれるんですが、これをたこ八の炭火でこんがりと焼きます。
しょうゆを垂らし掛けて、もう一焼き。
香ばしい香りがお店に立ちこめます。
「はい、おまちどうさま」
焼いたものを3本に分けて出してくれます。
(写真は囓りかけでスイマセン)
ジンちゃんのお土産はまだあって、こちらは「生ハム」といっていましたが、嘘で普通のハムです。
牛肉嫌いのマリちゃんがもらったという、ハンバーグまで持ってきました。
炭火ではこれは焼けないので、衣を付けてメンチカツになります。
今日は幸いに常連の方ばかりなので、ワガママのし放題ですが、お裾分けに預かるこちらは大幸運ですね。
「こんばんは」
あれ、雨模様なのに織姫さんまでやって来た。
Rチャンにお会いするのも、お久しぶりですね。
この間はメールまでいただきましたが、清水遠征の時で、ご無礼いたしました。
追加でまたトウモロコシが焼き上がります。
お店の方もだんだんに混みいってきました。
もちろん他のお客さんにも、お裾分けが回ります。
今年は後何回食べられるかなあ。
ジンちゃんごちそうさまでした。
2008.07.08 Tuesday
八菜@パルコ店
八菜@静岡パルコ店
静岡パルコの7階に和食のブッフェがあるという。
たまにはそれも良いかと、先日の日曜日に出かけてみました。
夜の部の開始時間が17時からと書いてあったので、その時間少し前に到着しました。
さぞや開店前で行列でもしているかと思いや、あれ、もうお客さんが入っている。
店員さんにお聞きすると、昼の部が終了するのが5時で、そこから連続してディナータイムにはいるんだとか。
「まだ時間がありますので、ランチタイムの料金でも良いですよ」
それだと時間が1時間半だが、割安になるらしい。
まあ、のんびりとやりたいので、標準コースで行きます。
さっそく席に案内されますが、もう半分ほどは入っています。
すぐに満席になりましたから、繁盛しているんですね。
気になる料金は、ディナー大人が2時間で2100円。
これに飲み放題を付けると、1365円で、かなり良心的です。
しかし「食べ放題」といっても、もうバリバリと食べる年齢ではないので、普通の一人前ぐらいでしょうかね。
まずは生ビールで乾杯します。
ジョッキが小ジョッキぐらいで、普通のお店なら怒っちゃいますが、飲み放題ではノープロブレム。
生ビールだけはお店の人が注いでくれますが、それ以外の日本酒やワインなどは自分で注ぎに行くシステムでした。
一升瓶から徳利に自分で移し、電子レンジで燗付けをします。
この徳利は上が狭すぎて上手くつからないし、持ち手が熱くなりすぎます。
この辺りは酒飲みの特性を研究して欲しいものです。
一升瓶は重いし、酔っぱらいがこれを持ち上げるのは、危険な香りがします。
せめてサーバーの一人ぐらいは置いておきたいなあ。
料理はどれも小ぎれいで、しっかりしています。
バイキング形式だと、どうしても大雑把な造りになりますが、ここはしっかりしている。
どれもこれも一味工夫されていて、なかなか楽しめますね。
まずは天ぷらをいただきましたが、揚げて間もないようで、美味しくいただけます。
中でも人気なのは「にぎり鮨」で、小皿に2カンづつ乗っています。
お皿に載っているので、取りやすいし、見た目もよろしい。
もちろんご飯ものもあって、最後のシメも完璧です。
まあ、私は食べられませんでしたが、大食いの方は目移りするでしょうね。
しかし後で見てみると、安そうなものばかり選んで食べているように感じます。
このオクラと山芋の酢の物なんて、取りすぎですな。
健康面には良いけれど、間違いなく元は取れません。
あっという間に2時間が過ぎてお会計です。
カウンターに向かいますと、想定外の割引サービスがありました。
何と合計で3150円だそうです。
これならのんびり一人飲みでもいいかな。
2008.07.07 Monday
強い!強すぎる
強い!強すぎる
当ブログの右上を見ていただければお分かりの通り、大の阪神ファンです。
古いもので、応援を始めてから40年ほどになりますが、今年はどうしたんでしょうか。
最下位ぶっちぎりのベイスターズ相手に、大人げないというか、また勝っちゃいました。
しかもその勝ち方が凄い。
九回の表で、3点の差。
しかも敵のピッチャーは、抑えの切り札寺原です。
この回、ワンアウトから矢野が一塁に出ますが、次の赤星はぼてぼてのセカンドゴロで万事休す。
ダブルプレーで試合終了かと思ったら、赤星の足が速く、かろうじて併殺を免れた。
まあここらへんが、勝負を諦めない、今年のタイガースを象徴しているんですね。
とはいえ、3点差であと一人となった状態ではいくら熱狂的なファンといえども、まず諦めますね。
ところがところが、それからの信じられない展開が待っていました。
まずは関本がツーベースで1点。
続く新井も連続のツーベースで、何と1点差で頼れる金本アニキまで持ってきた。
(まあ、見せ場を作ったんだから、これで十分、よしよし)
そんな寛容な気持ちで見ているファンに、アニキがやってくれました。
寺原の2球目を、カキーン。
レフトスタンドに飛び込む逆転のツーランホームラン。
こんな展開、マンガでも無理でっせ。
その裏は当然のごとく球児が締めて、八対七で連勝を6に伸ばします。
それにしても強い、強すぎます。
野村監督時代を知る者として、まだ安心できないのが情けないですが、この強さは本物かな。
頑張れタイガース!
2008.07.05 Saturday
そんなんじゃ クチコミしないよ
そんなんじゃ クチコミしないよ。
河野 武 著
副題は「ネットだけでブームは作れない。新ネットマーケティング読本」
私もけっこう長く使ってはいますが、イマイチインターネットはよく分からない。
確かにいろんな可能性を持っていることは明らかだが、使い道が分からない。
そんなわけで、この本で勉強してみました。
著者はこう述べています。
(前書きより)
「なぜクチコミが起こるのか」という人間の行動心理メカニズムについて議論を重ねてきました。
そしてクチコミというものはしょせん結果に過ぎないということが分かりました。
話題になりやすい仕掛けを計算することはできますが、その先は神のみぞ知るりょういきなのです。
にもかかわらず、クチコミを起こせると豪語する代理店はたくさんいます。
どうかみなさん、騙されないでください。
むやみに危機感を煽り、あなた達を騙そうとする、名ばかりの有識者たちはどんどん湧いて出てきます。
そのバブルに乗っかり、皆さんから広告費を吸い上げる代理店も後を絶ちません。
「インターネットはすごい」「これからはネットクチコミだ」
そういう記事を見つけると、ぼくはいつも複雑な気持ちになります。
インターネットの可能性はぼくも信じているのに、彼らは何ひとつ分かっていないからです。
面白いもので、ある部分を隠してしまえば、どんなものでもバラ色に見えます。
でも大事なことは、その隠している部分なのです。
それはインターネットにしても、ネットクチコミにしても同じで、礼賛している人たちが隠している真実に目を向けなければなりません。
「インターネットは良くも悪くもそんなもの」という言葉が、この本の中にも登場します。
この本を読むことで、インターネットの「適正価値」をより多くの方に理解していただくことができれば、著者として何よりの喜びです。
確かに、言われているほどインターネットは万能ではない。
それは利用の仕方が悪いわけではなく、そこに原因があるせいに思えます。
私たちは便利である側面だけを見ているのかもしれません。
各自がきちんと自分の目で、見て考えて、行動しなければいけませんね。
2008.07.04 Friday
炭焼きレストランさわやか
炭焼きレストラン・さわやか@静岡インター店
実は先日話題にした、「秘密のケンミンSHOU」で、再び静岡県が出てきました。
そこでのマユツバ話が、静岡人なら誰でも知っているという、このレストランです。
何でも静岡県内だけのチェーン店で、静岡人は必ず食べにゆくといいます。
知らなかった私は静岡人ではないようです。
そんな田舎者ではいかん、普通の静岡人になりたいよー!
涙を拭いながら、今日は初めてのランチに「炭焼きレストラン・さわやか」に向かいました。
場所は東名静岡インターすぐ脇で、取り付け道路の沿いにあります。
駐車場はけっこう広くて、これなら止めるのも安心ですね。
正午前と合って、半分ほどの入りでしたが、帰る頃は待ちのお客さんが並んでいました。
さすがは、静岡人なら誰でも知っている、有名レストランです。
割りと広めのお店にはいると、ウエイトレスが席に案内してくれます。
「全店禁煙中です」
それはありがたいことですね。
なにか床がツルツルするのは、油が飛んでいるせいなんでしょうか。
名前だけあって、やはり料理のメインはハンバーグです。
メニューを見回しますが、ここはやっぱり一番人気の「ゲンコツハンバーグランチ」(税抜き880円)にしましょう。
お店の客層は圧倒的に若いサラリーマンの男性が多いです。
そして注文はと見ると、これもまた「ゲンコツハンバーグランチ」がほとんどです。
さすがにすごい人気ですね。
まずは、カップに入ったスープが出てきました。
ぬるめで、野菜が少々はいった薄味のコンソメスープです。
これを飲みながら出来上がりを待ちます。
さて、いよいよメインディッシュが出てきました。
ジュージューと音を立てて、ハンバーグが運ばれてきます。
テーブルの上にそれを置くと、店員さんがそれをナイフで半分に切り、切り口をプレートに押しつけてくれます。
プレートは熱々に焼かれているので、まだ赤い切り口は更にジュウジュウと音を立てます。
これは面白いパフォーマンスですね。
そこにソース(オニオンソースにしました)を掛けるので、これまた汁が跳ね上がります。
お客はそれを防ぐように、テーブルに敷かれた紙の端を手で持って、じっと収まるのを待ちます。
付け合わせの野菜は、フライドポテトにブロッコリー、ニンジンという三色のトリオです。
さてと、ハンバーグをおもむろに切り分けて、ライスと共にいただきます。
これはなかなかに噛みごたえのあるしっかりしたお肉ですね。
いわゆる100%ビーフというヤツです。
テーブルには中辛のハバネロが置いてありますが、出来ればマスタードが欲しいです。
250グラムというボリュームですから、どうしても途中で飽きてしまいます。
でも、肉好きにはたまらないボリュームでしょうね。
大丈夫かなとも思いましたが、何とか無事完食出来ました。
いやあなるほど静岡名物だけのことはある。
静岡人って、いいもん喰っているんだなあ、羨ましいぞ。
帰りにはレジで、お土産のキャンヂィーまでいただきました。
次は創業フェアーに行こうかな。
2008.07.03 Thursday
たこ八@オカアサンは見た
たこ八@オカアサンは見た
さても相変わらずのたこ八です。
今日は月曜の8時という、いつもよりも少し早いご入店です。
のれんをくぐると、おや珍しいジンちゃんだ。
「ごめん、今日は調子が悪いんで帰るよ」
寂しくご挨拶だけしてお別れです。
お客は残されたS先輩と二人だけになってしまい、静かに乾杯します。
さてさて、本日はオカアサンが大活躍の日です。
まずは捕物帖から。
朝の10時頃、静岡の駅南商店街を自転車で進むオカアサン。
信号待ちで止まっていると、どこからともなくパトカーのサイレンの音が響く。
おやっと思ってあたりを見ると、一台の車が猛スピードで走ってきた。
軽トラックのようだと言いますから、秋葉原の事件もかくやのごとしという緊急事態です。
信号無視したその車がすーっと止まるや、男が飛び出してきた。
「エンジン掛けたまんまで、すっ飛んでいったんだよ」
そこで車を乗り捨てて、人混みの方に走り去って行ったんだという。
「なにやら赤い箱のようなものを大事そうに持って、走ってった」
そこに遅れてパトカーが到着。
巡査が慌てて男の後を追いかけるが、時すでに遅し、追いつくはずがない。
「新聞には載らなかったけど、事件なのかネエ」
これは裏に大きなシンジケートの密売組織があるに違いない。(想像ですけどね)
それにしても巻き込まれて事故など起こったら大変だった。
まあ、何事もなくてひと安心です。
次の事件は、遠く離れた浜松で起きる。
新しくできた市営の入浴場、いわゆる銭湯にオカアサンの家族で出かけた。
そこでの料金支払い時に、一寸したトラブルが発生。
規定では「60歳以上は半額」なんだそうだ。
ところがオカアサン、その証明になる物を持ってこなかった。
「そりゃ、50歳代に若く見られたせいじゃないの」
「そうだよ、若くて万々歳さ」
係の方に抗議しようと思ったが、息子さんに必死で止められたと言います。
何とも杓子定規だが、お役所がする仕事というのはこんなもんなのかねえ。
オカアサンに向かって「誰が見ても明らかに60歳以上です」とは口が裂けても言えませんが。
そこでS先輩が口を挟んだ。
「オレなんか、映画館の割引で、証明書なんか出したこと無いよ」
そう、静岡市内の映画館では、60歳以上の方は半額になるのです。
先輩は今年めでたく還暦を迎えて、この特権をフルに活用していらっしゃるのでした。
「でも、私なんか毎回証明書を出すように言われますよ」
私が使うのは、夫婦の片方が50歳以上の場合の割引です。
妻と一緒に映画に行く時はこの割引を活用するのですが、いつも必ず免許証を出せと言われます。
「Sさんは顔パスで良いなあ」
「ん、ははは」
S先輩、少し複雑な顔で考えていますが、嬉しいような嬉しくないような。
今度映画館に行った時に「あ、忘れた」といったら、やっぱり割り引いてくれないんだろうかな。
はっきりしなければいけないところと、曖昧でも良いところ。
線引きの区別というものは難しいものですね。
2008.07.02 Wednesday
江南@常盤町
江南@火鍋
中華料理にも色々ありますが、お気に入りはやっぱり「四川料理」です。
辛い味付けでも有名ですが、その中に「火鍋」というヤツがあります。
簡単に言いますと、中華風の寄せ鍋でしょうか。
これについてはあんまり詳しくないので、間違っているかもしれません。
というのも、日本では最近になって流行してきたもので、私もほとんど初体験に近いのですね。
まあ、知らない物は知らないと、正直に申し上げたい。(なんか偉そうだなあ)
その起源については諸説あるようで、モンゴルあたりから伝わった料理のようです。
静岡市内にもいくつかこれを出してくれるお店がありますが、今日は「江南」さんに行きました。
あれ、四川料理じゃないと言うツッコミはさておき、上海帰りの料理人に命運を託すのでした。
実は本日、日曜日はこのお店の定休日ですが、特別に貸し切りでの営業です。
お店に入り、お馴染みの円形テーブルを囲みます。
まずは皆さん生ビールと、ウーロン茶で乾杯です。
中央にデンと置かれたのが、かの有名な「火鍋」です。
ステンレスの鍋に波形の仕切りがあって、2種類のスープが波打っています。
赤い方が、激辛のスープで、良く見えませんが、唐辛子がどっさり入っています。
白いのはごくまろやかなスープで、浮かんでいるのはトマトのようですね。
ここでトラブルです。
今日は定休日のせいか、それとも日常なのか、エアコンが効きません。
代わりにご主人が扇風機を持ってきてくれましたが、大陸的だなあ。
鍋が煮立ってきたところに具を入れます。
まずはマトンです。
丸く整形したものが、薄切りになっていますが、完全に冷凍されています。
未解凍なので、箸で摘んでもほぐれない。
仕方ないので固まりのまま鍋に投入します。
これが大陸的イベントの第2弾。
野菜類は、エノキダケ、ホウレン草、肉は牛肉に豚肉も全部一緒くたに入れます。
だんだんと煮えてきました。
お店の方が順番に具を持ってきてくれるんですが、その量がまた大陸的で、ただ単に皿に置いただけ。
乾いたまんまの春雨、肉だんごに殻付きの海老、イカは手が掛かっていました。
そして珍しいものもあります。
これは干した豆腐だそうです。
意外と歯応えがあって美味しかったですね。
何と、冷凍庫から出したばかりの「氷豆腐」です。
これを入れるとてきめんに鍋の温度が下がります。
遅れて、ギョウザも出てきました。
これも鍋に入れちゃうんですね。
味付けは薄めなので、胡麻だれを出してもらって補います。
それに辛い味の追加も出来ますが、これは評判が良くなかったようです。
ある程度食べ進んで、具が無くなると頃合いを見て追加を持ってきてくれます。
私は頃合いを見計らって、紹興酒に替えますが、意外にいけますね。
スープが少なくなってきたので、どうするかと思ったら、そこに新しいスープを上からドバドバと注ぎこみます。
これには辛いのも関係なしです。
お店の方も大雑把というか、まるで賄い料理のようですね。
大陸風味満載の「火鍋」をしっかりと堪能しました。
やっぱり鍋は大勢でいただくのが一番ですね。
2008.07.01 Tuesday
万豚記@ASTY
万豚記(ワンツーチィ)@ASTY
最近静岡駅に出来た、割合と評判の良い全国チェーン店です。
大雨の日曜日、傘を差して歩きたくないので、駅中でランチをすることになりました。
正午過ぎの店内はけっこうな混み具合です。
さすがに行列さえ無いものの、空席を探すのに苦労します。
幸いに、二人掛けのテーブル席を見つけて、そこに座ります。
見ると一人客が多く、やはり駅という環境のせいでしょうか、回転も速いように感じます。
この二人掛け向かい合わせのテーブルは狭く、ほとんどが一人客です。
二人になると4人掛けの席に案内されるようですね。
メニューを前にしてあれこれと悩みますが、結局「サンラータン麺(880円)」にしました。
隣のご夫婦は、ギョウザにチャーハンとかなりのお皿を並べていました。
私の席がちょうど調理場の前だったので、ちらちらと中が覗けます。
品物が出来上がると「チーン」とベルが鳴って、ウエイトレスさんが取りに行くようです。
右隣のオバサンはどうやら「おこげ」を食べている様子です。
これはかなりボリュームがありますね。
盛りには自信があるようで、隣の若い女性が注文した蟹玉風の料理も、けっこうな量です。
お冷やを飲みながら待っていると、ようやく品物が出てきました。
やはり混雑しているので、時間が掛かるのはやむを得ないですかね。
さて、お待ちかねの「サンラータン麺」です。
平打ちの太麺に、たっぷりと具沢山のスープが掛けられています
一目、かなり辛そうな感じです。
レンゲでスープを一口。
うわあ、辛い、それに酸っぱい。
これは本格派の、サンラータンですね。
具には、白菜の千切り、筍の千切り、エニキダケ、鶏肉、シイタケ、細く切った豆腐などで、玉子とじ風にしてあります。
このアンにはトロミがあり、かなり熱いのです。
ここで事件が発生。
作り方としては、茹でた麺を丼に入れて、そこに具沢山の餡を掛けるのでしょう。
その後で麺を捌いていただければ良いのですが、見栄えもあってそのまま出してくれるのです。
そこで時間が掛かってしまうと、麺が固まってしまいます。
今回もまさに固まる寸前で、なかなかほぐれません。
やむを得ず、プラスティック製の箸を駆使して、抵抗の多い中をいそいそと全体を混ぜます。
そうしないと後で固まりが残って最悪の事態になりそうな気がしました。
今回の唯一の難点がこれですね。
お店に対しては何とか改善していただきたいものです。
さて、スープと具、そして麺を、配分しつつ食べ進みます。
それにしてもけっこうな辛さです。
唐辛子以外に色々と香辛料が入っているようで、複雑な味ですね。
辛い、辛いけれども美味しい、でも辛い。
悩んでいるうちにわけが分からなくなってきます。
食べ終わった頃には汗だくになってしまいました。
久しぶりに辛くて美味しいラーメンでした。
さて、目の前の席には女性が一人座っていて、注文のラーメンが来ました。
何か手違いがあったようで、ウエイトレスがそれを持ち帰ってゆきました。
しばらくして、同じようなラーメンをまた持ってきましたが、何があったんだろうかね。
女性はそのラーメンに箸も付けず、ぼんやりと待っています。
3分ほどして、チャーハンのようなものが出てきました。
女性はこちらを食べ始めます。
(何で麺から食べないんだろう)
いぶかってそちらを見ていると、そこに知り合いらしい男性がやってきて、そそくさと前に座り、何事もなかったかのようにそのラーメンを食べはじめました。
(なるほどこいつを待っていたのか)
二人の間に何があったのか?
果たしてそこにはどんな人間ドラマが潜んでいるのか?
興味は尽きないが、そろそろ時間が来たようです。
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