2010.07.31 Saturday
たこ八@樹根さん乱入
たこ八@樹根さん乱入
週のまん中水曜日、先週は東京旅行で行けなかった「たこ八」さんに出かけます。
今日は6時過ぎの早い時間ですから混んでいそうな予感がしますが、さてどうかな。
たこ八さんの前に行きますとちょうど5名の団体さんが入りかかる途中でした。
これで満席かと慌てましたが、運良く一席空いていて、端に座ることが出来ました。
一度にお客さんが大量入店で、オカアサンも大忙しです。
そのあおりを食って一番最初にいたはずの、Sさんのホッピーが一番最後に回されてしまいました。
今日は暑いので、ホッピーも氷を入れて飲む方が多いようですね。
まずは瓶ビールで乾杯し、今日のおつまみは「お豆腐」です。
おでんが名物のたこ八さんですが、私はこの「冷や奴」も大好きです。
特注で取り寄せているお豆腐を丸ごと1個、私の場合は多いので半丁にしてもらいますが、お皿に載せます。
そこに刻んだアサツキと生姜を添えて出来上がりというシンプルなものです。
おでんに掛けるダシ粉と「冷や奴のタレ」でいただきますが、夏のおつまみとしてこれに勝るものはありませんね。
今日も元気でビールが旨い。
今日はすっかり常連ムードで、S先輩、Oちゃん、美人人妻のRチャンに、影の薄いジンちゃんまで勢揃いしています。
こんなアットホームな雰囲気がたこ八さんの持ち味ですね。
あっという間にいつもの定量を過ぎてしまいましたが、今日はもう1本行きますか。
調子に乗って、3箱目のショーチューに手を伸ばします。
これは以前いただいた、「野菜の天ぷら」です。
たまにはこんなものも出てきます。
気のあった仲間と楽しむお酒は何ものにも替えられないですね。
そこへ入ってきたのが初めて見る二人連れです。
若い男性を引き連れている貫禄のあるお姿。
はて、どこかで見たような気がしますが、お店の中がざわつきます。
(ひょっとして、樹根さん?)
大胆にもジンちゃんが尋ねてくれたので、事実が判明しました。
そう、SBSラジオでは土曜日の午後から「満開ラジオ樹根爛漫」を放送していらっしゃる、「樹根(じゅね)」さんでした。
私は初めて、「生樹根」さんを拝見しました。
いやあこんな場所でお会いできるとは夢にも思いませんでした。
偶然だなあ。
有名人だからと言って、あれこれちょっかいを出さないのが、たこ八常連さんの大人なところ・・・。
だと思っていると、携帯を出してなにやらお願いしている男が一人いました。
これこれ、いくら芸能人だとはいえプライベートで来ているんだからほどほどにしなさいね。
樹根さんはノンアルコールでおでんを楽しんでいらっしゃいました。
ラジオで拝見するのとは雰囲気が違って、物静かな方ですね。
まあ、一日中ハイテンションでは体が持ちませんから当たり前なんでしょう。
私も昔はSBSラジオの常連でしたから
「電気がまですが分かりますでしょうか?」
とお尋ねしたところ、覚えてくれていて感激しました。
ついでに記念写真を撮っていただきましたが、Oチャンに撮らせたのが敗因でした。
ダメだこりゃ。
今日は偶然長くいたおかげで嬉しいハプニングに出会えました。
もし途中で帰っていたら後で悔しい思いをしたでしょうね。
おかげで予定の時間を40分ほども超過してしまいましたが、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
私は途中でお店を後にしましたが、今日は思いがけない時間を過ごすことが出来て良かったです。
皆さんお休みなさい。
2010.07.30 Friday
アザラシのひげじまん
アザラシのひげじまん
椎名誠 著
またもやお馴染み、椎名誠さんの最新刊です。
これも図書館で予約して借りることが出来ました。
それにしても図書館は素晴らしいシステムで、予約したその日に入荷の電話が来ました。
もちろんすぐに借り出しに向かいました。
本書に書かれている中から、椎名さんお勧めの「男の料理」を一つご紹介します。
名付けて、「キャベツの丸かじり鍋」です。
30リットルぐらい入る寸胴鍋を用意します。
スーパーで買ってきたのは1個百円の春キャベツを6個。
外側の皮を一枚だけはいで、軽く芯だけ取り除いてどんどん鍋に入れる。
適当に切ったベーコン300グラムをそこにばらまき、塩をぱらり。
ほんの少し水を入れて、後は蓋を取らないようにしてじっくり蒸すと出来上がりです。
キャベツの甘みと塩のミックスがシンプルで、ベーコンが微妙な旨味を作ってくれるという「キャベツの丸かじり鍋」です。
なお、家庭ではキャベツ1個を半分に割ってベーコンをそれぞれのキャベツの隙間に入れ、塩を振りかけて蒸せばいいそうです。
簡単だし、作ってみたい気はしますが、こういうワイルドな料理は大勢で食べたいですね。
キャンプ料理で椎名さんが良く作るのは、「天ぷら」が簡単で美味しいと勧めています。割と簡単に出来て、しかも揚げ立て熱々はめっぽう美味しい。
なんでも揚げてしまえば大ご馳走なんですね。
そして極めつけは蕎麦です。
名付けて「死に辛ラー油がらみ」
椎名さんはこう書いています。
茹だった蕎麦を冷水にさらし、たっぷりのラー油にたっぷりの刻み葱を混ぜて、これで蕎麦を食う。
これは初めての人は最初みんなおじけづくけれど、一口食ったらもう止められない。
嘘だと思ったらやってみるといい。
まずかったらおれが謝る。
謝られてみたい気もしますが、本当に美味しいのか食べてみたいですね。
今回も絶好調の椎名さんでした。
2010.07.29 Thursday
伊駄天@半額で
伊駄天@半額で
友人から嬉しいチケットをいただきました。
なんと「ラーメン半額」チケットです。
いずれも一度以上訪問した有名店ですが、こういう機会がないとつい新店に回ってしまいますから、渡りに船です。
その中からさっそく、「伊駄天」さんに行くことにしました。
ランチタイムの12時少し過ぎ、お店の前に行列はありませんでしたが、券売機の前で悩んでいる若い男女がいました。
私は外で待ちますが、暑い中で待たされるのは疲れますね。
まあほんの数分ですから大したことはありませんが。
券売機で「チケット用」のボタンがないか探しますが、見つかりません。
店員さんに聞くと、現金でお願いしますとのことでした。
カウンターに座ってチケットと現金400円を渡します。
「濃厚魚介味玉らー麺800円」が半額になっています。
ただし、券売機にはこのメニューはないのが面白いです。
店員さんは調理専門の店長さんが一人に、スタッフ3人です。
女性一人は裏方と洗い物、男性がサブで配膳の手配、もう一人の女性は接客というふうに別れています。
忙しいですが、チームワークが取れているようで、てきぱきと動いているのは気持ちが良いですね。
店長さんは麺を茹でるのに6つほどのタイマーを使っていて、それぞれ茹で時間を調整しています。
これは麺に太麺と中太麺があるので茹で時間が違うんでしょう。
太麺は8分、中太麺は3分か4分だったと思います。
デポの場所に対応したタイマーを設定しては、それぞれフル稼働させていました。
時間を見守るのも大変ですね。
普通のラーメンは茹でた後で湯切りをして盛りつけますが、つけ麺は奥に回して水で締めます。
ラーメン作成はほとんどが店長一人でやっているので、見ていて大変そうですが、二人でやるとかえって手間が掛かるんでしょうか。
セルフサービスのお冷やを飲みながら出来上がりを待ちます。
「おまちどうさまです」
正面からステンレスのお盆に乗ってラーメンが出てきました。
これはなかなか綺麗なラーメンですね。
具には、厚めのチャーシューが一枚に味玉が1個分、タケノコにノリ三つ葉と並んでいます。
麺は中太の平打ち麺ストレートです。
この麺は腰があって、のど越しがいい麺ですね。
もちろん伊駄天さんですから、看板のスープは絶品です。
魚介の風味が表に出た和風の醤油味で、じんわりと美味しいですね。
脂っ気は少なく、飲み口があっさりしています。
しっかりと熱いのも当然ですが評価を上げています。
箸はプラスティックで、割り箸を使わないところにもちょっとした主張がありますね。
このお店は店員さんのサーブが良くできています。
席の手配から配膳まで、気持ちよく流れていくので待っていてもイライラすることがありません。
コミュニケーションが取れていることも好循環に通じるんでしょうね。
いくら忙しいからといって、店員さんが厨房でイライラしていたりすると3割がた味が落ちますからね。
いつもながらに美味しいスープで、つい飲み干してしまうところでした。
「どうもごちそうさま」
満足してまだ満員のお店を後にしました。
2010.07.28 Wednesday
ナカミヤ@ホッピー三昧
ナカミヤ@ホッピー三昧
今日は友人と二人で久しぶりのナカミヤさんです。
今日は週末の土曜日で、「安倍川花火大会」の当日ですから、町中は浴衣姿の若い女の子が目に付きます。
そういえば去年も花火大会の日にはここナカミヤさんにいましたね。
どうやら毎年の恒例になりそうな塩梅です。
まずは氷無しのホッピーで乾杯です。
本日の1杯目ですから薄めに作ってグイッと行きます。
お馴染みのレバーペーストも美味しいですね。
今日のナカミヤさんはほぼ満員で、カウンターも埋まり、かろうじて一つ空いたテーブル席に座りました。
面白いことに相変わらず初めてとみえるお客さんが多く、色々と質問しているのが分かります。
すぐに友人も来て再度乾杯です。
満員の中一人でテーブルを占領しているのは肩身が狭いですからほっと一息つきました。
つまみの一番手はもちろん「刺し盛り」です。
毎回これを楽しみに来るようなもんですから、外せませんね。
一人ですとこの1品で終了してしまいますが、今日は助けがいますから他にもあれこれと注文できそうです。
久しぶりの新鮮なレバ刺しはいつも通りの良い出来でした。
ここは「ゴマ油」よりも「醤油だれ」の方が良いように思います。
さる理由があってニンニクを出してくれないのが玉に瑕ですが、まあこれは仕方ないでしょう。
もちろん煮込みもいただきます。
思い出してみますと、ここで煮込みを食べるのが久しぶりだと言うことに気が付きました。
これは少し反省です。
ルックスも良いし、もちろん味も保証できます。
花火大会の真っ盛りで、外からはドンドンという賑やかな音が聞こえてきます。
これは「レバカツ」です。
ソースと芥子を付けていただきます。
どうしても他では食べられないものを注文してしまいますね。
新鮮なレバーですから美味しいのは当たり前です。
とうとうナカミヤさんは満員になってしまい、来たお客さんをお断りしているほどです。
詰めれば入れないことはないですが、料理が手一杯ですから無理をしないんですね。
このあたりはご主人しっかりしています。
ホッピーをお代わりして、今度は氷を入れてもらいます。
スターターが終わってからはゆっくりと濃いめのホッピーが良いように思います。
ホッピーの正式な飲み方はいわゆる「3冷」と言うもので、ショーチュー、ホッピー、グラス、いずれもキンキンに冷やして作り、氷は入れないものです。
でま、まあそれにとらわれなくても良いわけでして、私は氷を入れて飲む場合も多いですね。
もちろん濃いめに作ったので、「ナカ」をお代わりして残りもいただきました。
気分次第でアルコールの濃淡を自分で調整できるのも良いところです。
肝心の煮込みは他のものもいただいたようです。
ナカミヤさんは種類が多いんで、どれがどれなのか分かりませんが、煮込みであることは間違いないです。
結局今日は最後までホッピーで終わりました。
この後でシメのラーメンとも考えましたが、去年の苦い経験がありましたので、このまま静かに帰ります。
今日も大満足のナカミヤさんでした。
毎度ごちそうさま。
2010.07.27 Tuesday
エシレ・メゾンデュブール@東京
エシレ・メゾンデュブール@東京
東京のお土産でこんなものを買ってきました。
場所は千代田区丸の内で、東京駅から徒歩で10分ぐらいです。
まあこれは私の場合でして、地理に明るい方ならもう少し早いかもしれません。
以前行ったことのある立ち飲み居酒屋「赤垣屋」さんの近くです。
このお店はフランスで有名な発酵バター「エシレ」の専門店で、そのエシレを使った商品を取り扱っています。
もちろんこのくそ暑いのに「バターのお持ち帰り」は無理に決まっています。
うわさでは「クロワッサン」が絶品だという話でしたので、それがお目当てでしたが、限定品らしく姿も形もありませんでした。
どうやら午前中に行かなくてはダメらしいです。
そこで、手ぶらで帰るのもシャクだとばかり、小さなお土産を購入しました。
もちろん予算も少ないですから一番安いやつです。
小さなくせに、洒落た箱に入っています。
詰め合わせギフトボックス5個入り、1785円でした。
何と言ってもおフランスのお土産ですから鼻が高いです。
さっそく帰ってきて、箱を開けて自慢すると、入っていたのは「マドレーヌ」でした。
何か少し高いような気もしますが、フランスですから当たり前です。
負け惜しみではなく、美味しいマドレーヌでした。
私はスイーツが全くダメなので分かりませんが、絶対に美味しいに決まっています。
いやあ、安い買い物でした。(涙)
2010.07.26 Monday
江戸政@日本橋
江戸政@日本橋
さて、本日二件目の居酒屋さんは再び東方面に戻ります。
今日は広い東京をあちこちと移動しましたが、暑い時はさすがに苦しいですね。
雑色から蒲田に戻り、京浜東北線で秋葉原、そこから浅草橋まで行きます。
途中下車してお買い物をしましたが、それは次の機会に回して、浅草橋です。
目指すお店の名前は「江戸政」さんです。
ここも老舗の居酒屋さんで、立ち飲みです。
ただ、私の設定が悪いんですが、またもや駅から時間が掛かりますね。
今日は暑い中を恐ろしく歩きましたが、ペットボトルを飲みながら熱中症防止対策です。
ビールを飲んだ後に水を飲むとは思いませんでしたが、ビールの歩き飲みまでは気が回りません。
それにしても汗がだらだらと止まりませんね。
おかげでトイレには全く世話になりませんでした。
川端には屋形船がつながれています。
こんなので夕涼みなんて風流が出来れば最高ですが、今後の課題にしておきましょう。
ほどなくお店にたどり着きましたが、まだ開店まで間があります。
しばらく近所のコンビニで時間つぶしをして、再び訪れます。
今度はのれんが掛かっていて大丈夫のもようです。
引き戸を開けてお店に入ります。
「こんにちは」
正面が焼き場で、それを囲むカウンターだけという造りです。
先客は3名で、中年の男女が右隅の席に立っていました。
私は左の端席に立ってメニューを見ます。
「お飲物は」
「瓶ビール(中450円)をお願いします」
面白いことに、ここは飲み物だけは現金払いなんですね。
千円札を出して前に置きますと、お釣りの550円を返してくれました。
とりあえずそれはカウンターに置いておきます。
店員の若い男性は、すでに焼き物を始めていて、焼き台の上にはずらりと串が並んでします。
たぶん先客さんが大量に注文したんだろうなと思って。
「つくねをお願いします」
「生ですね?」
「はいよろしく」
壁に貼りだしてあるメニューには、色々と焼き物の名前が書かれていて、それは一串170円になっています。
「くりから」というのが200円で少し高いようですが、これは鰻かな。
後から入ってきたサラリーマン風の男性は「かぶと」を2本注文していました。
若大将は、冷蔵庫から鶏肉の固まりを取り出して丸め、皿に二つ団子状にしたものを置くと、そこに焼き鳥のタレをかけます。
「はいどうぞ」
なるほどこれがうわさに高い「生つくね」ですね。
間違いなくホンマものの生です。
脇にはワサビを溶いた器が置いてあって、そこからワサビを少し付けて、つくねをいただきます。
これはねっとりとした舌触りで美味しいですねえ。
鶏の生つくねは初めていただきましたが、タルタルステーキ以上の美味です。
これはお酒が進みそうです。
なお日本酒は冷酒が550円のようです。
すると意外なことが起こりました。
焼き台で焼かれている焼き鳥は、全て1種類ずつお皿に載せられて分けられているんです。
(これはひょっとしたら)
思った通りで、ひとそろいが私の前にもやってきました。
ここでは何も言わなければ、お勧めのワンセットがお決まりで出てくるんですね。
これは余計なものを頼まなくて良かったなあ。
串が4本に、ピーマンの肉詰めが二つというボリューム満点のお皿です。
味付けは全てタレですが、このタレが甘辛で実に良く合っていますね。
奥さんらしい女性が手伝いに出てきて、こちらも焼き台に色々と乗せています。
セットメニュー以外は別で注文するシステムのようです。
先ほど生で出してくれた「つくね」をハンバーグ状に手で伸ばして、そのまま焼き網に乗せます。
焼き上がりをダボンとタレの容器に入れて味を付けます。
そのままお皿に載せて出来上がり。
これが焼いたつくねでしょうね。
生も美味しかったけれどこちらも良さそうです。
奥から小学生らしい男の子が、ちょこちょこと顔を出します。
そのたびに女性があれこれと指示していますが、可愛い盛りですね。
こういうアットホームな雰囲気も下町らしくて程良いものです。
こういう若い方が経営していらっしゃれば、お店も安定です。
チビチビ飲んでいましたが、ビールをお代わりします。
何しろ中瓶ですからすぐに空いてしまいますね。
実はもう一軒回ろうかなとも思いましたが、この暑さでは途中で行き倒れにならないとも限りませんから、あえなく断念です。
さらには歩き回ったせいか、酔いの回り具合も早い感じです。
このあたりが一人飲みの辛いところで、最後までセルフサービスですから、自己責任で行かなくてはいけません。
思いがけないセットメニューでお腹もふくれましたから、今日はおとなしく帰ることにしました。
お会計はつまみだけで、1360円でした。
一串170円が8本分ですから、生つくねが2本分、ピーマン肉詰めも同じ勘定のようです。
こちらも明瞭会計ですね。
まだ暑い中を浅草橋の駅まで戻り、電車に乗って一安心です。
今日は予定よりも大幅に少ない探訪になりましたが、この暑さではやむを得ません。
さあ、帰りの電車にのりますか。
わあ、満員だ。
2010.07.24 Saturday
三平@雑色
三平@雑色
さて本日の居酒屋探訪1軒目はかなりの長旅になります。
現在いる北千住は東京都の東も端に近いあたりですが、目的地は反対側にある西の外れです。
そこでしばらくの電車旅ですが、まずは上野に戻り、京浜東北線で蒲田に行きます。
長い距離といっても電車ですから暑さは大丈夫です。
しかし問題はその後で、まずはJR蒲田駅から、京浜急行の蒲田駅まで炎天下を歩きます。
これが本日は猛暑日で暑いさなかですから大変なものです。
たかが500メートルぐらいとバカにしていると、とんでもない事にかなり大回りをしてしまったようです。
そしてそこから京急の電車に乗ってすぐ次の駅「雑色」(ぞうしき)まで進みます。
雑色の駅を出て、地図を片手にお店を探しますが、ここでも15分ほど歩き回りました。
それにしても今日は暑いです。
「猛暑日」というのはハッタリではないですね。
間違いなく東京は静岡よりも暑いです。
荷物になるかと思いましたが、ペットボトルを持参して良かったとつくづく感じました。
汗を拭き拭き、それでもようやくお店にたどり着きました。
これがうわさの名店もつ焼き「三平」さんです。
開店は午後2時ちょうどでして、現在午後2時20分ですが、お店はもう満員で大盛況ですね。
「すいません一人ですが」
何とかカウンターのまん中に入れていただきました。
すぐに暖かいおしぼりを出してくれました。
「ご注文は」
「生ビール大(800円)と、アブラタレを2本お願いします」
突き出しはキュウリです。
この何の変哲もないキュウリが意外に美味しくて驚きます。
お店は正面が焼き台で、その裏が調理場になっています。
それを囲んでカウンターがあり、左手にはオープンテラスのテーブル席、右手には小上がりの席がそれぞれあります。
平日の昼というのにお客さんで一杯ですが、客層は普通の居酒屋さんと全然違います。
左手のテーブル席にいるのは、小さな子どもさんを連れた女性の団体客です。
きっと近所のお知り合いなんでしょうが、子どもさんたちと一緒に昼間から焼き鳥やビールを楽しんでいます。
こういう明るい雰囲気は楽しいですね。
それと比較して、カウンター席にいるのは全て一人客の男性のみです。
年齢はさまざまで、若い方もいれば年輩の方もいらっしゃいます。
皆さんそれぞれ夢中でビールや焼き鳥を楽しんでいますね。
「おまちどうさまです」
いやあ久しぶりに見ました、1リットルの生ビールジョッキです。
昔はビヤガーデンで飲むと言ったらこれでしたが、最近の居酒屋さんではめったに見かけなくなりました。
もちろん片手では持てませんから、両手で挟み込むようにしていただきます。
夏の暑い盛りをかなり歩いてここまで来ましたから、この一杯は実に旨いです。
一気に三分の一ほども飲み干してしまいましたが、大ジョッキですからまだまだ十分にあります。
こんなに美味しい生ビールは久しぶりに味わいました。
隣のお客さんは冷やの日本酒をチビチビといただいていましたが、やはり夏らしく生ビールを飲んでいるお客さんが多いようです。
焼き台の親父さんが「アブラたれ」を持ってきてくれました。
次から次へと注文が入るので、焼き台は休まる暇がありません。
焼き鳥関係は全て1本90円というお安い値段ですから、皆さんバンバンと注文をコールしています。
それにしてもあちこちから声が掛かる注文を一人でどんどんこなしてゆくこの親父さん、プロとはいえ凄い集中力と職人技です。
このアブラタレは豚の頭のところらしいですが、よく分かりません。
じんわりとジューシーな脂の風味が香ばしくてあっという間に食べ終わってしまいました。
さすがにお店の看板商品です。
続いては、「レバ生(1本90円)」を2本いただきます。
この「生」というのは、串に刺さったままのものをそのまま焼かずにネギをかけて出してくれます。
薬味は、生姜かニンニクかと聞いてくれますので、私はニンニクでお願いしました。
上から醤油を掛けていただきますが、新鮮なレバーが口の中で溶けてゆきます。
こういう食べ方も良いものですね。
家族連れが一組来店しました。
子供も合わせて男女5人連れで、小上がりが一杯になりました。
その乗ってきた車はといいますと、そのまま路上駐車ですね。
小さなお子さんがもつ焼きの注文を楽しげに告げているところを見ると、かなりの常連さんなんでしょうか。
もちろんハンドルキーパーさんはノンアルコールでしょうが、東京でもこんなのどかな場所があるんですね。
何と15分もせずにジョッキは空っぽになりましたから、2杯目を注文しましょう。
それはこのお店の名物、「レガッタ(480円)」です。
「レガッタ下さい」
「オールド?ニッカ?」
「オールドで」
このレガッタというのは、「ウイスキーのウーロン茶割り」です。
ポッキーが1本刺してあるところも面白いですね。
グイッと「レガッタ」をいただきますが、なかなか飲みやすくていいお酒です。
このドリンクも人気のようで、かなりのお客さんが注文していました。
ところでもう一皿つまみを頼みましょうか。
本当は焼き物をいただくつもりでしたが、何しろ焼き台は目の回るような忙しさです。
左隣の若いお兄さんは、常連らしく次々とテンポ良く注文をしています。
よく食べるし、お持ち帰りまで予約しています。
上手く店員さんの間を見計らって注文出来ればもう名人ですが、こればかりはなかなか難しいですね。
私のような新参者では、とても焼き物は無理ですから、「ガツ生」をお願いしました。
生ものは、後ろの調理場で作ってくれるので、何しろ早いし確実に注文が通ります。
店員さんも私が初心者だと見切って、丁寧に味付けをしてくれます。
まずはお酢をたっぷりと回し掛け、次は醤油を掛けます。
サービスで青のりまで掛けてくださいました。
お好みでと言われた芥子も端に付けてあります。
これをかき混ぜていただきますが、これがまた美味いのなんの。
お酢の利いた「ガツ生」は真夏にふさわしいつまみですね。
お客さんも入れ替わって入りますが、女性や子供連れはテラス席がいいようで、そこも最後まで賑わっていました。
逆に男性は一人客が多く、ほとんど無口でカウンター席で飲んでいました。
上手く住み分けされているというのが面白いですがこれもこのお店の伝統なんでしょうね。
食べ終えた串は「串入れ」にまとめておき、最後にこれでお会計をします。
人心地が付いたところで、名残惜しいですが次を目指すことにしました。
「お会計をお願いします」
串を数えて1720円でした。
わずか40分ほどの滞在でしたが、十分に満足しました。
こういうお店はいつまでも頑張っていただきたいですね。
「ごちそうさまでした」
さあ、これからまた東へと戻ります。
それにしても暑いですねえ。
2010.07.23 Friday
西新井ラーメン@西新井
西新井駅ラーメン@西新井
さて本日お目当てのラーメン屋さんに振られて、それではどうしようかと思案投げ首のお粗末。
何しろこの炎天下ですから、歩いて駅まで帰るのも一苦労です。
いっそのことラーメンを諦めて、「八ッ手屋」さんで天丼でも食って帰ろうかという誘惑に袖を引かれます。
いやいやここはやっぱりラーメンです。
そこで急遽目標を変えてとりあえず神田駅まで戻ります。
山手線で上野駅に向かい、そこで常磐線に乗り換え、さらに北千住まで進みます。
ここまでだいぶ時間が掛かってしまいましたが、駅から歩かなくても行けるラーメン屋さんがあることに気付いたわけなんですね。
何しろこの炎天下ですからもうラーメンやさん探しに歩くのはこりごりです。
ただし、北千住駅でJRを降りて、「東武伊勢崎線」に乗り換えなくてはなりません。
160円の切符を買って、電車に乗ります。
そこから10分ほどで列車が着いたのは「西新井駅」です。
しかし電車は降りましたが、改札には向かいません。
何とこの駅のホームにあるラーメン屋さんが本日の目標なんです。
さっそく場所を探しますが、目で見るよりも早く美味しそうな匂いが流れてきますからすぐに分かりました。
降りた同じホームの中央あたりに見つけたのは何の変哲もない駅の立ち食いラーメン屋さんです。
ただいま12時50分あたりですが、お客さんは満員で皆さん美味しそうにラーメンをいただいていらっしゃいます。
では私もさっそく券売機で食券を買いましょう。
正面右端に自動券売機があってそこで商品を選びます。
普通のラーメンがなんと400円。
夏限定らしい「和風ざるラーメン(400円)」や味噌ラーメンにチャーシュー麺なども並んでいます。
面白いのは、「大盛り」が50円増しですが、それは食券ではなくそれに50円玉を添えて注文するシステムになっていることです。
この「大盛り」を選ぶお客さんは多く、半数程度が50円玉を追加していました。
私の隣の常連らしいオバチャンも、「ざるラーメン」を大盛りで頼んでいらっしゃいました。
私はもちろん普通のラーメンです。
店員さんはオバチャンとおじちゃんがお一人ずつで、おじちゃんは麺を茹でて盛りつける専用です。
常に新しい麺を茹でていて、かなり繁盛しているんですね。
オバチャンは券売機に目を光らせていて、お客さんが前に行くたびにその準備をしていました。
食券を渡して、一番右端のカウンターに席を取ります。
ちゃんとお冷やを出してくれるんでありがたいですね。
おじちゃんがじっくりと麺を茹で始めました。
普通と大盛りとでは丼の種類が違っていて、それで区別しているようですね。
「はいどうぞ」
カウンター正面からお待ちかねのラーメンが出てきました。
おおこれはなかなか良い盛り付けです。
具には、大ぶりのチャーシューが一枚で、これがジューシーで美味しかったですね。
今どき400円ですから期待していなかったんですが、この豪華さには脱帽です。
普通のラーメン屋さんでも寂しいチャーシューが多いんですが、このボリュームと味も結構なものでした。
さらには、たっぷりのワカメにナルトが一切れ。
しっかりとした味付けのメンマまでどっさりと入っています。
とても立ち食いのラーメンとは思えないボリュームです。
まずはスープを一口いただきます。
これはかなり熱いスープです。
いつも書くことですが、スープは熱々が一番です。
こればかりはいくら暑い夏だと言っても、譲れませんね。
麺は並打ちの縮れ麺で、とても立ち食いとは思えないほどの腰です。
つるつるしこしこの麺で、茹でかげんもなかなか良いですね。
前にあるコショーを振っていただきましたが、スープもしっかりしています。
もちろん業務用のスープでしょうが、下手な自家製スープよりもよほどしっかりしています。
あっさりとしていて、それでいて後を引く味ですね。
400円でこのボリュームと味、これは大人気も頷けます。
見ているとほとんどが常連さんで、年輩の方が多いようでした。
このラーメン1杯で十分お腹がふくれますし、たった50円のアップで大盛りにすれば満腹間違いなしです。
近くにあればぜひともひいきにしたい立ち食いラーメンですね。
さて、はるばる電車代を使ってこの駅まで来ましたが、他に用事はありませんのでそのまま帰りの電車に乗って北千住まで戻ります。
ひょっとしたら帰りの電車賃も払わなくてはいけないのかと思って、北千住の駅で駅員さんに事情をお話ししますと、片道だけで良いとのことでした。
ラッキーにも160円得をしました。
駅構内の立ち食いラーメン、チープですがわざわざ電車賃を払ってでも食べに行く価値はあります。
本日のラーメンはこの1杯だけですから、けっこう交通費がかかっています。
静岡からこれだけを食べに行くのは私ぐらいのものでしょうが、暑さを忘れさせるほどの美味しいラーメンでした。
おばちゃんおじちゃん、ごちそうさま。
2010.07.22 Thursday
トンプー菜麺@神田
トンプー菜麺@神田
さて、ようやく今期一回目の東京遠征から帰ってきました。
今日は色々と忙しくて、書き込む暇がありませんでしたがとりあえず最初のご報告です。
いつものように午前8時7分静岡駅発の、JR普通列車熱海行きに乗り込みます。
最近はほとんどこの列車を利用しての遠征ですね。
時間がちょうど良いのと、接続も便利なので愛用しています。
今日はまだ夏休み前と言うこともあって、列車は混み合っています。
冷房が程良く利いていて、列車の中は快適です。
多かった乗客も草薙駅でだいぶ減ったので、ゆったりと腰掛けることが出来ました。
混み具合は終点熱海駅までほぼこの具合でして、快適な旅でした。
終点の熱海駅に着き、ここから東京行きに乗り換えです。
4人掛けのボックス席に座りますが、今日はどうも相方に恵まれませんでした。
初めに座ったのは70過ぎのご老人で、他に空いているんですがなぜだか私のすぐ横に座ってきました。
4人掛けの前2席は無人で、知り合いでもないのに隣り合って腰掛けています。
べつに不満はありませんが、何かおかしな気分です。
列車は平塚を過ぎて、このあたりから混み合ってきます。
隣のご老人は下車しましたが、その後に座ってきたのも同じぐらいのご老人でした。
類は友を呼ぶのたとえではありませんが、今日はお年寄りに好かれる巡り合わせですか。
しかし今度の方はせっかちでした。
隣ですから見えませんが、手を組み合わせて、パチパチならしたり揉んだり伸ばしたりとせわしなく動きます。
おまけにぶつぶつとつぶやいては、腕の体操を繰り返します。
前に座っている青年二人は無視して知らん振りしていますが、どうも隣でむずむずされると落ち着きませんね。
何かのおまじないでしょうか、都合30分ほども飽きることなく繰り返していました。
まあ、運の悪いこともあります。
そんなこんなで無事11時30分には東京駅に着きました。
そこから神田に行き、本日のラーメン屋を目指します。
しかしホームに降りると暑いですねえ。
この日(昨日21日)は東京で35度を超える猛暑日でしたから、これはらたまりません。
神田駅を出て、徒歩でお店に向かいますが、照り返しが強烈で、汗がだらだら噴き出してきます。
地図を片手に、何とかお店の近くにたどり着きました。
そして目指すお店「トンプー菜麺」さんを発見しましたが、何とまだ営業しておりません。
看板には、11時30分から営業と書いてありますが、本日は臨時休業でしょうか。
この暑いさなかですから、前で待つわけにも行かず、涙を飲んで撤退です。
どうもこのお店営業が不定期らしく、たまには遅れて開店することもあるそうです。
それにしても参りました。
重い足取りで帰り道を進みますが、暑さが何倍にも増して応えます。
さて、予備はどうしましょうか。
最近どうもラーメン運が悪いようです。
2010.07.20 Tuesday
静岡カンカン酒場@南町
静岡カンカン酒場@南町
駅南にある新規開店した居酒屋さんです。
前を通りかかるたびに気になっていましたが、本日ようやく出かけてきました。
今日は祝日ですが、お店は年中無休での営業でして、午後5時から12時過ぎまで開いているそうです。
例によって「たこ八」さんで一通り過ごした後、のんびりとこちらに向かいます。
夜の闇に大きく浮かぶ白い提灯が傍目からもよく分かります。
駅南の通り沿いですから、場所も良いですね。
さっそく入ってみましょう。
「いらっしゃいませ」
おや、期待に反してお店は静かです。
ただいま午後7時半という書き入れ時ですが、先客はサラリーマン風の一組だけでした。
入って右手が調理場で、そこを囲むカウンターが10席ほど、さらには反対側に4人掛けのテーブル席がずらりと並んでいます。
また、小上がりもあってグループでの宴会も出来るようです。
全部合わせて40名ぐらいのキャパはありそうですが、今日は祝日とあって空いていますね。
もちろん私は一番端のカウンター席に座ります。
まずはクーポンを出して、「5円ハイボール」をいただきます。
ちゃんとした普通のハイボールですが、サービスで5円ですからこれをいただかないわけにはいきません。
このお店の看板商品はハイボールなんですね。
待つほどもなくあっという間にハイボールが出てきました。
ジョッキも専用のもので、炭酸がシュワシュワ跳ねるスッキリしたハイボールでした。
使うウイスキーはもちろん「角」ですね。
ただし業務用ですから、お馴染みのガラスの瓶ではなく、2.7リットルぐらいのペットボトルですが、中身は変わらないはずです。
つまみは「イカ刺し(380円)」にしました。
お値段も安めのつまみが色々とあって目移りしますが、元々食べない方なのでこれぐらいで十分ですね。
イカは大好物ですから、とろっとしたお刺身にグラスが進みます。
それにしても暇ですねえ。
そのせいもあって、店長さんとあれこれお話をしますが、サラリーマンさんが多いので祝日はダメなんだそうです。
忘れていましたが、最初に出てきたのが「お通し(200円)」でした。
お皿に盛った「柿の種」ですね。
無料なら仕方がないですが、代金を取るのならもう少し気の利いた物にした方が良いでしょう。
結局私は最後まで一粒も手を出しませんでしたが、もったいなかったかな。
お通しというものは、一番最初にお客さんに出すお皿ですから、ある程度の気品が必要になります。
ハイボールと一緒にこんなチケットが置いてありました。
「白洲 森香るハイボール」が特別価格の1杯200円でいただけるそうです。
ではさっそく試してみましょうか。
出てきたグラスはいかにも上品ですね。
ミントの葉っぱが涼やかに浮かんでいます。
上品で美味しいですが、私には薄すぎました。
氷が入っていますから、早く飲まないとますます薄くなってしまいます。
先に入っていたグループ客がお帰りになって、お店の中は私一人になってしまいました。
広いお店にただ一人というのも何となく寂しいものですが、大丈夫かなあ。
ここで小休止してトイレに向かいます。
するとこんな神社(?)を発見しました。
なにやら書いてありましたが、詳細はすっかり忘れました。
お祈りすると何か良いことがあるんでしょうね。
とりあえず世界人類の平和を祈っておきました。
仕上げにもう1杯ハイボールをいただきました。
この「檄旨ハイボール」は1杯目と同じものですが、正規の値段で280円になります。
相変わらず一人だけで寂しいものがありますが、全般的ににお値段は安いですから安心して飲める居酒屋さんとしてお勧めですね。
今日は十分満足しましたのでこれでお開きにします。
「ごちそうさまでした」
明朗会計は1065円でした。
ちょい飲みに使える便利な居酒屋さんですね。
駅南でちょっと遠いですが、夜遅くまでやっているのでまた行ってみたいと思います。
2010.07.20 Tuesday
量子重力理論とは何か
量子重力理論とはなにか
竹内薫 著
「量子重力理論」とはなんだい?
そう聞かれてもわけが分からない方が大半だと思います。
もちろん私も分かりませんでした。
しかし分からないと言うのもシャクですから、この本で勉強してみました。
著者は、「猫好き科学作家」という竹内薫さんです。
ブルーバックスではすでに何冊か出していらして、評判も良いそうです。
どんな本かと言いますと
「ホーキング 虚時間の宇宙」
「超ひも理論とはなにか」
「ベンローズのねじれた四次元」
「場」とはなんだろう
などを書かれていますから、大体分かりますね。
ところですいません、私はまだ一冊も読んでおりません。
こっそりと告白しますが、ワタシ実は物理は苦手科目なんです。
まあ英語よりはまだましですが、理系の3科目、物理、化学、数学で比較しますと、トップが化学で、少し置いて数学、遙か彼方に物理という感じですね。
そんなわけで遅ればせながら、機会があると勉強しなくてはイケナイという強迫観念にとらわれてしまいます。
ところでこういう難しい本を読む時のこつを少しお教えいたしましょう。
それは、「分からなくても良い」ということです。
几帳面に全て理解してから次に進もうとすると、まず挫折します。
私の経験から言いますと、分からないところは飛ばした方が良いです。
とりあえず全部読んでみて、興味がわきそうな場所を繰り返して読むのが一番です。
何しろ受験勉強ではなく、自分のために読むんですから、決して全てを理解する必要はありません。
極論ですが、「分かった気になれればいい」と思います。
「理解する」という結果よりも、「理解しようとした」という過程の方が人生には重要ですから。
いや決して頭の悪さを弁護しているわけではありませんが、気楽に読めばいいと言うことです。
今回ちょっとだけ理解できたのは、「相対論」の一部。
時間と空間と速度は、絶対不変の量ではない事がおぼろげながら分かってきました。
「アインシュタインの相対性理論」は中学生の時に興味を持って、初めて読んだ記憶があります。
もちろん普通の中学生に分かるはずもなく、学生時代にも読んで挫折。
成人してからも何回か読みましたが、何の進歩もない有様で、今回こそ影らしき物が分かるところまで来た感じです。
「量子論」については予想通りにほとんど分かりません。
かろうじて、量子とはデジタル的なものだと理解できましたが、はたして合っているのやら。
でも、難しい本を読むのは楽しいです。
何しろ忍耐力が養われますからね。
そんなわけで、今回もちっちゃな事は気にしないでさらっと読みました。
やむを得ないですが数式が多いので、初心者には辛いですね。
少しだけしゃべりのネタが増えたと、前向きに考えているワタシです。
2010.07.19 Monday
とんとん@横内
とんとん@横内
かつて静岡では一世を風靡したお店です。
このお店の本店が川辺町にあって、夕方から深夜まで大繁盛していました。
餃子とラーメンが二枚看板で、一杯飲んだ後のシメや仕上げにとよく使われていました。
赤い豚が二匹並んだ看板が目立って、支店もたくさん出来たほどです。
しかし時は流れて現在ですが本店は閉店し、残るは支店だけになりました。
その一つがここ「横内店」です。
しかしこのお店は以前の本店と同じで午後5時ぐらいからの営業でして、ランチタイム主体の私としては敷居が高かったわけです。
たしか以前訪ねたのはもう10年ほども前になるかと思いますが、やはり一杯飲んだ後のシメでした。
お店は賑わっていて、小学生ぐらいのお子さんがけなげに店の手伝いをしていたのが記憶にあります。
もうかなり大きくなっているはずですが、さてお店に入りましょうか。
時刻は平日の10時半ほど。
場所は北街道沿いで、静かな通りに明るい看板が目立ちます。
入り口の引き戸を開けて中に入ります。
「いらっしゃいませ」
広いお店で正面右側が調理場になっています。
それを囲むカウンターが長く続き、左手はテーブル席になっています。
先客は若い女性がお一人で、徳利に入れた紹興酒をゆっくりと飲んでいます。
漫画を読みながらゆったりと時間を過ごしている感じですね。
ご主人が紙おしぼりとお冷やを持ってきてくれたので、注文を告げます。
「ラーメン(630円)」下さい。
メニューはあれこれと沢山あって、定食も充実していますね。
目の前では若い店員さんが豪快に鍋を振るっています。
美味しそうな匂いが流れてきて、気になります。
ひょっとしてあのときの子どもさんかな。
おにいちゃんは料理を完成して奥から出てきました。
これがあの女性の料理なのかなと思っていましたが、奥のカウンターにそのまま座ってそれを食べ始めました。
どうやらまかないらしいですね。
美味しそうに肉たっぷりでデラックス版の中華丼をかき込んでいました。
私のラーメンはご主人が作ってくれたようです。
ちゃんと脇から運んでくれました。
「おまちどうさまです」
これは懐かしいラーメンですね。
具にはチャーシュー一枚に、メンマ、モヤシです。
麺は細麺の縮れ麺ですね。
スープはあっさりとした醤油味で、昔懐かしい味ですね。
昔の豚豚のラーメンもこんな感じだったかな。
これは胡椒が必需品ですね。
昔と変わらない懐かしい味わいのラーメンでした。
今では24時間営業のコンビニが近くにありますから、そうでもないですが、一昔前はこのあたりまで来るとなかなか夜遅くまで開いているお店がありませんでしたから、賑わったんでしょう。
便利になって来ると逆に廃れてしまうものも出て来るんですね。
あっさりとしたラーメンはすんなりとお腹に消えてゆきました。
「ごちそうさまです」
まだお酒を飲んでいる女性を一人残して、静かな通りに出てゆきます。
2010.07.17 Saturday
夏の青春18切符
夏の青春18切符
いよいよ待ちに待った季節が来ました。
来る7月20日から「青春18切符」のシーズンに入ります。
さっそく事前購入しておきましたが、実はその帰り道に事故に遭ったんですね。
危うく無駄になるところでしたが、良かった良かった。
今回は5回の遠征を予定していますが、そのうち3回はすでにメンバーも決まっていまして、残すところあと2回いや追加でもう少し行くかもしれません。
現在一人旅を予定しているのは
7月21日水曜日と
8月22日日曜日
8月23日月曜日
などですが、はたして何回いけるかな。
スケジュールの合う方がいらしたらご一緒しませんか?
もしよろしければ個人的にご連絡下さい。
大体のスケジュールは、午前8時にJR静岡駅を出て、横浜東京方面です。
帰りは10時ごろになります。
素敵な居酒屋さんが沢山ありますので、どう回ろうかとプランを練っています。
2010.07.16 Friday
海外では当たり前
海外では当たり前
よく見かける「陳腐な表現」があります。
一見正統らしく見えますが、よく考えるとおかしい言い回しですね。
中には明らかに誤魔化しているような物もありますから、注意が必要です。
その中でいまだに見かけるのがこの「外国では当たり前」という文句です。
だから間違い無しと言いたいんでしょうが、それが真実かどうかはかなりの眉唾物です。
まあ拡大した「秘密の県民ショー」みたいなものですから、その国で常識だったとしてもそれが日本で正しいのかは別問題ですね。
よくそれを持ち出す人に限って、正確には知らなかったりしますから一種の飾り文句なんでしょう。
雑誌なんかでも、「アメリカで大ブーム」とか、「○○ではもう常識」と持ち上げている場合があります。
そういう物を見るたびに私はいにしえの「アメリカンクラッカー」を思い出します。
アメリカ人はこんなので遊ぶわけがないですが、日本では大流行しました。
インターネットのグルメサイトでもなかなか面白い表現があります。
気になるお店を検索すると、評論家まがいのコメントがたくさんヒットします。
このあたりをあまり強調すると私自身にも返ってきますからほどほどにしますが、表現は難しいですね。
最近読んで面白いなと思ったのは、こんな表現です。
「○○一美味しい本格ピザのお店」
この人、いったいピザのお店を何軒知っているんだろうかと不思議に思いました。
年齢は20代の女性です。
まあ、私と同じでたくさん食べ歩きしたからといって、物の味が分かるかというのは断言できませんが、あまりにも軽いですね。
そうかというとこんな決めつけもあります。
「あれこれ言うよりもこのお店の料理を食べてみればすぐ分かる」
いや、食べられないから調べているんですね。
「東京で大人気の、○○で修行した」
というお店も、何となく胡散臭く思えます。
修行したと言ってもピンキリですから、腕のいいシェフに自ら教えを受けたならいいですが、ことによるとお皿を洗っただけかもしれません。
意見が合わずにお店を退職、というのは聞こえが良いですが、腕が伸びずに首になったと言う見方も出来ます。
物の味を知るのは舌ですから、食べて感じなくては行けません。
頭で食べるようになっては、正しい味覚は育たないように思えます。
もちろん全てがいけないわけではなく、適度の調味料として大切になる時もありますが、やはりメインは食べて感じる味です。
プロではないんですから、無理に飾ることはなく単純に「美味しい」だけでもいいと思います。
殊の外にサービスを強調する方もいらっしゃいますが、良い時はともかく悪かったことをネットで大きく書くのはどうかと思います。
接客の不満はその時に直接言うべきで、それでも拒否された時だけ書いても良いかと思います。
お店のためを思えば、黙っていて影でバッサリやるよりもきちんと口頭で伝えるべきですね。
その時の状況によって、やむを得ない場合というのもありますから、一概にお店を責めるのはいけません。
ところで居酒屋さんでは良くあることですが、常連客ばかりに丁寧にするお店があります。
そんな時一見のお客さんは勝手が分かるまではおとなしくしているのが常識で、初心者にも優しいお店というのはなかなかありません。
居酒屋さんの場合は、時間を共有するという事になりますから、お互い気配りが大切ですね。
私のよく行く「たこ八」さんは生ビールは置いてありません。
それなのに開口一番「生二つ」と注文し
「瓶ビールしかないんですが」
と言われて
「今どき生ビールを置いていないのは残念」
などと書かれても、目指すお店が違います。
東京に比べますとたしかに静岡のお店は閉鎖的なものが多いです。
でも一回だけ来て、いいところだけ全部体験しようと言うのは、かなり虫の良い話ですね。
そういう私もかつて東京のさる有名な居酒屋さんで、追い出されたことがあります。
でもその話はブログには書きません。
またローカルルールを勉強して、再挑戦してみようと思っていますので、その時に入れてもらえたら書いてみたいと考えています。
今回もまとまりのない話ですが、これも事故の後遺症だと思ってご勘弁下さい。
何せ自転車は怖いし、車はなお怖いですから。
2010.07.15 Thursday
交通事故
交通事故
生まれて初めて、「救急車」で運ばれました。
これまで、付き添いで救急車に乗ったことはありますが、まさか自分が運ばれるとは思ってもいませんでした。
場所はT字路の交差点で、自転車で歩道から横断歩道を渡る途中に真横から左折するタクシーにぶつけられました。
幸いにスピードが出ていなかったため、衝撃も少なく軽い打撲で済みましたが、ぶつかる時はこんなもんでしょうね。
タクシーには乗客がいて、若い女性でしたが、その方がすぐに携帯で救急車を呼んでくださいました。
たまたまバイクで通りかかった女性も、近寄ってきて
「大丈夫ですか?一部始終を見ていたのでちゃんと証言します」
そう頼もしく言ってくれて、警察が来るまでずっと待っていてくださいました。
何の面識もない他人なのに、世の中には親切な人が多いんだなあと、あらためて感じました。
タクシーに乗っていた女性は、急いでいたんでしょうが代わりのタクシーにも乗らずに私が運ばれるまで付き添っていてくださいました。
こちらこそ迷惑を掛けたのに、何も言わずに労ってくれて、頭が下がりました。
たまたま小学校の近くだったので、通り過ぎる下校途中の小学生が
「だいじょうぶですか?」
何人も声を掛けてくれました。
かなり恥ずかしかったですが、こうなってはどうしようもありませんから
「大丈夫です」と小声で言うだけです。
すぐに救急車が来て、担架に乗せられてあえなく病院へ。
救急隊員の方は非常に親切でした。
大した怪我ではないのに基本からきちんと対応してくれて、万が一にも備えてくれました。
何しろ冷静なので、こちらも落ち着きます。
病院に運ばれて、採血され、レントゲンやらエコーやらを取られて一段落。
万が一の点滴も兼ねたらしい管を手首に通されて、それは不自由でした。
幸いに何も異常はなく、無事帰還できましたが、不幸中の幸いですね。
次の日、病院での再検査の結果は、「全治2週間の打撲」とのことで、安心しました。
壊れた自転車は購入してからまだひと月の新車です。
タクシー会社で新しい物に買い換えてくださるそうですが、それなら買い換える前の古い自転車でぶつかれば良かったと考える不届き者の私です。
しばらくは車に対する恐怖心が消えないと思いますから、自転車の運転も慎重になりますね。
皆さんも交通事故にご注意下さいませ。
2010.07.14 Wednesday
22年7月度例会
例会22年7月
お馴染みの例会です。
今日は私が一番乗りでした。
一人ですと何となく落ち着きませんが、とりあえず生ビールで一人乾杯です。
このところにわか雨が良く降りますが、馬鹿にしていると急に雨足が早くなったりしますから落ち着きませんね。
テレビでは本来始まっているはずの大相撲中継がなく、少し寂しい気分です。
最初のおつまみは「生野菜と生ハム」ですね。
シンプルに塩だけでいただきます。
美濃屋さんご自慢の餃子です。
大きめなのでこのぐらいで十分ですね。
だんだんにメンバーが集まってきて、旅行帰りの方からはお土産が届きます。
上海帰りの社長からは「紹興酒」です。
蓋を開ける時にコルクを折ってしまう事件が発生し、あわててコルク抜きを使います。
さすがは中国製で、見えないところに手を抜いています。
味はまあこんなものですね。
ワールドカップも終わりましたが、南アフリカ産のワインはたんまりと仕入れたらしく、本日の口開けもそれです。
なかなか美味しいんですね。
次は大皿で、キクラゲと卵の炒め物。
適度な塩味で、お箸が止まりません。
白ワインの二本目です。
焼きビーフンです。
私はこれだけでお腹がふくれてしまいますが、バクバク食べている方もいらっしゃいます。
例会ではどうも食べ過ぎてしまうんで困りますね。
ここでお土産の「笹カマボコ」が出てきました。
何も付けずそのままいただきますが、これもあっという間になくなってしまいました。
「酢豚」です。
豚肉が大きいんで嬉しいですね。
家庭で作るとどうしても貧相になりますが、さすがにプロですから火力も強く大ぶりの具がいいですね。
ワインは赤に変わります。
もう1本あった気がしましたが、撮し忘れたようです。
この赤が意外にいけました。
酢豚でワインも乙なものです。
まあ「マリアージュ」なんて言う陳腐な表現はやめておきましょう。
シメのご飯です。
私はもう入りませんのでだいぶ残してしまいました。
その代わりにデザートをいただきましょう。
中国土産のお菓子。
今年初めてのスイカをいただきました。
といっても一切れだけですが、たまにはいいかな。
そしてここで珍しい物をいただきました。
それがこれですが、さて何でしょうか?
ご年輩の方には分かると思いますが、若い方はたぶんご存じないでしょうね。
私が小さい時には両親がよく食べていました。
夏の味覚でして、良く冷やしていただいたものです。
その名前は「まくわうり」です。
最近ではほとんど見かけませんが、懐かしいですねえ。
スプーンですくって美味しくいただきました。
いやあごちそうさまでした。
2010.07.13 Tuesday
岩井屋@ハヤシカツ丼
岩井屋@ハヤシカツ丼
今回は「ラーメン放浪記」ではなく「カツ丼放浪記」です。
でも、普通のカツ丼ではありませんよ。
静岡市内では唯一無二、このお店でしか味わえないという、「ハヤシカツ丼」です。
小雨がぱらぱらと振ってきたお昼前。
この天候では遠出はたぶん無理ですから、近場で「ラーメン放浪」をしようと思ってお店を探します。
私の家の近くでラーメンの美味しいお店といえば、ここ「岩井屋」さんです。
れっきとしたお蕎麦屋さんですが、ここのラーメンが美味しいんですね。
雨がぱらぱらと降ってきて、これは大変と素早くお店に入ります。
このお店は出前も多いんですが、バイクの配達人がひっきりなしに出入りしています。
お店は半分ほどの入りで、混んでいる時は二階も満席になりますが、まだ大丈夫でした。
4人掛けのテーブル席に一人で座ります。
すぐに、「お冷や」と「お茶」が出てきます。
この両方というのも、珍しいですね。
お店にはいる時はラーメンと思っていたんですが、急に気が変わって。
「ハヤシカツ丼(800円)お願いします」
つい、口走ってしまいました。
久しぶりにこの「ハヤシカツ丼」が食べたくなってしまったんです。
だって、このお店でしか食べられないんですから仕方がないでしょう。
お店はだんだんに混み出してきて、私の席も相席になりました。
お客さんはほとんどが常連の様子で、「セットもの」の注文が多いようです。
ここのセットは量が多いんで、私にはたぶん無理ですね。
日本蕎麦も美味しいんですが、「かけ」が何と400円ですから、今どき嬉しい低価格です。
のんびり待っていますと、すぐにやってきました、「ハヤシカツ丼」です。
丼に揚げ立てのカツがずしんと乗っていて、そこに掛けられているのが名物の「ハヤシ」です。
カツの下にはシャキシャキのキャベツが敷かれていて、パセリとレモンが添えられています。
傍らのお新香にも手を抜いていないのが嬉しいところですね。
大根にタクワンキュウリ、飾り切りされた人参もいい塩梅で漬かっています。
お新香の美味しいお店に外れ店なしというのは定番ですが、まさにそれそのものです。
添えられたスプーンも、最後に役立ちますね。
セット物にはお味噌汁が付いていますが、本日の具は、ナメコに豆腐でした。
「ナメコのお味噌汁」を見ると気のせいかワンランクアップした感じになります。
出汁も利いていて美味しいお味噌汁でした。
このように脇役がしっかりしていると、主役も安心して活躍できます。
さて、まずはカツを一切れ取り上げて口に運びます。
初めはお箸がご飯に届かないので、とりあえずカツだけいただきます。
カツはもちろん揚げ立ての熱々で、程良く入った脂が口の中にじんわりと広がります。
カツを掘り出した後の隙間から、ハヤシのルーに隠れたご飯をいただきます。
味付けはそれほど濃くないので、サラサラと箸が進みますね。
本来はゆっくりと味わっていただくんですが、どうもアドレナリンが出過ぎたようで急ぎ箸になってしまいます。
口直しにお新香をはさみながら、ガツを征服してゆきます。
ハヤシのルーに浸ったキャベツも意外に美味しいですね。
カツは見ての通りでガッツリ量がありますから、食べ応えがあります。
なにより、「ハヤシ味」というのがいいです。
今どき「ハヤシライス」でもなかなか食べられませんから、久しぶりに出会った懐かしい味です。
体には良くないんでしょうが、ほんの数分でしっかり空にしてしまいました。
いやあ久しぶりに食べましたが、相変わらず美味しいですね。
仕上げにお茶をグウッと飲み干してお会計です。
「どうもごちそうさまでした」
お腹一杯大満足のランチでした。
2010.07.12 Monday
だんまや水産2
だんまや水産@後編
まあわざわざ二回に分けることもないんですが、ネタも少ないことですのでご了承下さいませ。
続いて出てきたのは懐かしい「鯖の味噌煮」です。
これがまた丸々半身の鯖でして、ふっくらとしたお姿は神々しいばかりです。
上品に生姜までお乗せになって、シワ一つない身を横たえています。
こういう上品な鯖の味噌煮はなかなかお目にかかれませんから、感激します。
身も柔らかく、薄めの味付けで美味しかったです。
こういうのは日本酒にぴったり合いますね。
とはいえお酒は特製酎ハイをいただきました。
独特の味付けで、ドライな酎ハイは一口で気に入りました。
お酒と交互に行くのも悪くありません。
次は「イカの丸焼き」です。
惜しげもなく1匹丸ごとですね。
ボリュームがあって嬉しいですが、食べ放題ですからそれはあまり関係ないんですね。
普段は少ないつまみでお酒ばっかり飲んでいますから、その反動で何でも頼んでしまうんですね。
まあたまにはこんな贅沢もいいでしょう。
変わったもので、「ハタハタ焼き」です。
静岡ではめったに食べられませんから、メニューで見つけてすぐに頼みました。
こちらは日本酒向けですが、脂がのっていて良い感じですね。
こういう飲兵衛好みの肴が置いてある居酒屋さんは間違いないです。
お酒はやっぱり日本酒に戻りました。
二回目のお代わりなので、大徳利になっています。
向こうもめんどくさくなったのでしょうか。
この時点で70分経過ですから、ペースも落ちていません。
まだまだ行けますね。
冷や奴です。
シンプルで口中がさっぱりします。
食べ放題なのでどうしても派手な方向に行きがちですが、もちろん豆腐は大好物です。
このあたりからさっぱりしたものが連続します。
まずはキュウリのお新香。
漬け物類は後半で頼りになります。
そういえば、「鹿島屋」さんでもシメはお新香でしたが、一皿はないと落ち着かないんでしょうね。
先ほど食べ足りなかったので私一人独占で「鯨ベーコン」を追加しちゃいました。
普通のお店ならブーイングが出るでしょうが、食べ放題ですからノープロブレムです。
3切れとはいえ、これをじっくりいただけるのは嬉しいことですね。
時間があればまだ二皿ぐらい食べられそうですが、そろそろ時間が迫ってきました。
ナスの浅漬けです。
みずみずしいナスもまた漬け物の王様です。
和辛子でピリッといただきます。
このあたりでいよいよラストオーダーの時間になりました。
ではシメの「炭水化物」メニューをいただくことにしましょうか。
まずは「3種類のチーズのピザ」です。
当たり前ですが、これが一人前です。
けっして六人分ではありませんので、お間違えなく。
チーズがたっぷり使ってあって、いい風味でした。
タバスコをたっぷり掛けていただきます。
節操なく特製酎ハイをラストオーダーです。
日本酒も少し残っているので、これで十分乗り切れますね。
つまみはなくてもいいですが、お酒が切れては大事件になります。
「鉄火巻き」に「ネギトロ巻き」です。
食べ放題でお寿司もいただけるのは、高評価ですね。
いずれも一人前ずつですが、分け合っていただきました。
最初から幾皿か注文しておくのも良いですね。
そして「握り5点盛り」です。
まあ普通のにぎり寿司ですが、シメにいただくのはまた格別です。
取り立ててネタが立派なわけでもありませんが、何となく頬がゆるみます。
量も物足りないぐらいがちょうどいいです。
いやあ、只より安い物はありません。
制限時間は2時間ですが、それですぐに追い出されるというわけではなく、それからもしばらくのんびりと残りのお酒をいただきました。
お腹はふくれるし、お酒もじゅうぶんいただいて、これで3千円は嬉しいサービスでした。
お客さんもサラリーマン風の方が多かったですから、じわじわと評判になってきているようです。
結局3人合わせて食べたつまみが19品ですから、一人6品ほどになります。
普段は絶対にこれほど注文しません。
欲が絡むと人間理性が失われていく見本のようなものですな。
「ごちそうさまでした」
店員さんのサービスも良く、満足してお店を出ます。
これはレピートしなくては。
2010.07.10 Saturday
だんまや水産@静岡店
だんまや水産@静岡店
今日は顔なじみ3人での飲み会。
私は初めて入るお店ですが、大ヒットでしたのでご報告します、
場所は静岡市葵区の「だんまや水産」さんです。
曰く付きのビルの2階にあって、よく見ないと入り口が分かりにくいですが、まあ迷うことはないでしょう。
この「だんまや水産」さん、いわゆる全国チェーン店ですが、ここ静岡店にはサービス企画があるといいます。
入り口で予約の件を告げるとすぐに席に案内されます。
平日の6時ですが、席はかなり埋まっていて、繁盛している様子が伝わりますね。
そのサービス企画がこれです。
「オーダーバイキングで飲み放題」
お値段がお一人3000円という、何とも嬉しい企画ですね。
さてどんなメニューが出てくるのか、胸がわくわくします。
店員さんは皆さん若い方ばかりで、お店も活気があります。
ざっとメニューに目を通しますが、いやいや豪華な品名が勢揃いしていますから、楽しみです。
まずはファーストドリンクに、つまみを注文します。
初回は一人2品までという制限がありますが、お皿を全て空にしなければ次が頼めないと言うわけではなく、スムーズに注文が通ります。
メニューから、「刺身5点盛り」を二つ、「焼き物5点盛り」を二つ、枝豆にサラダを頼みました。
まずは生中で乾杯です。
サッポロの生は珍しいですが、養老チェーンですからビールはサッポロなんでしょうね。
枝豆はごく普通です。
これがあるとビールがスムーズに進みます。
すぐに出てくるのもまた嬉しいところです。
さて、「刺身5点盛り」もちろん一人前でして、同じ物が二つ出てきました。
決して豪華ではありませんが、普通の居酒屋さんならこれで千円取ってもおかしくないぐらいのボリュームですね。
お魚好きな方なら、これだけ追加しても十分楽しめそうです。
友人のお話では、前回来た時にはもっとボリュームがあったといいます。
普段の私ならこの一皿で一時間持ちますね。
サラダも見た目以上に豪華ですね。
上に「温玉」が乗っていて、これを崩してサラダに混ぜていただきます。
野菜も取らなければ健康に悪いですから、とりあえず補給しておきましょう。
生ビールはすぐに飲み干して、お代わりはもちろん日本酒を「ぬる燗」でいただきます。
お酒は普通の物ですが、もちろん悪くありません。
徳利に二本出てきました。
焼き物5本盛り合わせです。
つくね、ねぎま、手羽先、ベーコントマト、ネギという組み合わせで、つくね以外は塩焼きです。
つくねは大好物ですが、このつくねもナンコツがコリコリとしていて美味しいですね。
色々な種類が楽しめるので、大勢で分け合って食べるのがいいかと思います。
そしてこんなものもあったので、もちろん頼んでみます。
それは「鯨ベーコン」ですね。
しかしこの一皿だけは何とも寂しい。
あしらいにネギの千切りを従えた「鯨ベーコン」様ですが、このお皿に薄いスライスがが3枚だけでした。
他のお皿と比べて明らかに違うこのボリュームは、「鯨ベーコン」が高級化したという証拠なんでしょうか。
じっくりと噛みしめていただきますが、久しぶりの鯨ベーコンは美味しいですね。
通常はこれで一皿いくらなんでしょうかね。
それにしても不思議ですね。
次は「ホルモン炒め」です。
シロを味噌味で野菜と炒めてありますが、関西風のテッチャン風な味付けです。
こちらもお酒が進む一品ですね。
このあたりで入店から40分過ぎました。
2時間の飲み食べ放題ですが、ラストオーダーは30分前ですから、ちょうど半分ほど経過したことになります。
今回はドリンクを抑えてゆっくり食べようという算段ですから、まだまだ大丈夫です。
そんなわけで長くなったので後半に続きます。
2010.07.09 Friday
酒場放浪記2
酒場放浪記 2
吉田類 著
先日「たこ八」さんに行ったところ、オカアサンからこんな本を手渡されました。
ご存じ「酒場詩人」の吉田類さんが、新書を送って下さったそうです。
BSでも大評判で、何回も再放送されているシリーズを再収録して書き下ろした本です。
帯にも書いてありますが
夜の帳が降りる頃
闇に浮かぶ灯り求めて
今日も放浪
ご存じ「酒場放浪記」第二巻です。
BSで放映されたお店を、類さんが再び取材に回って書き下ろしています。
文章にするためにわざわざまたお店に来るんですね。
静岡市では「多可能」さんも書いてありました。
その42ページをめくってみます。
たこ八さんのお店の写真と、メニューがあれこれと載っていて賑やかですね。
カメラマンさんもさぞかしお忙しかったでしょう。
なかなか良いアングルですね。
オカアサンのアップです。
暖簾の前の類さん。
いつもきちんとしていらっしゃいますし、お酒が入っても全く乱れないんです。
かといって場の雰囲気を乱すこともなく、お話も面白い。
まさに酒飲みの鑑と言えます。
そして類さんと言えば最後の一句です。
たこ八さんの回に作られた物はこれ。
闇黒の
鍋客を寄す
夏めきて
正直余りよく分かりませんが、雰囲気は良く出ているような。
たこ八で類さんを囲んであれこれと盛り上がったことを話題にして、お酒が進みます。
あのときの、Sジイさんの名言。
「二度と来るですよ」
は今だに語り継がれています。
今日のおつまみは「奴」だけ。
いつの間にか炭火で焼いた「ベーコン」が出て来ました。
そろそろ梅雨も明けてくれないかなあ。
2010.07.08 Thursday
目玉オヤジ
目玉オヤジ
我がパソコンに新しいメンバーが加わりました。
「青の目玉オヤジ」です。
その正体はといいますと、「ウェブカメラ」です。
これで画像が相手に送れます。
「百聞は一見に如かず」とは良く言ったもので、言葉ではなかなか分かりにくいこともこのカメラを使えばよく分かります。
特に数式を説明する時は役に立ちますね。
パソコンの環境もだんだんと進歩してきて、ほぼ無料でテレビ電話が使えるとは思いもよりませんでしたが、いやはや大した物です。
それにしてもこの風貌、まさか真似をしたというわけではないでしょうがよく似ています。
安定性も良く、意外に使い勝手が良いです。
今日も目玉オヤジに見つめられながら、会話を交わしております。
2010.07.07 Wednesday
アマゾン源流生活
アマゾン源流生活
高野 潤 著
著者は1947年新潟生まれの写真家。
73年に初めて南米に向かって以来毎年ペルーやボリビアなどのアンデスやアマゾン地方を歩き続ける。
たくさんの著書を出していらっしゃいます。
ではなぜ著者はアマゾンを旅するのか?
もちろん写真も撮るんでしょうが、一番の理由はアマゾンが好きだからだそうです。
アマゾンに魅せられたという彼は、その身の危険も省みず現地人のクルーと共にアマゾン川の支流を旅します。
読んでみると、この旅はとんでもない過酷な旅です。
とても普通の日本人には無理ですね。
いたるところに危険が潜んでいます。
その中から幾つかあげてみましょう。
まずは毒ヘビです。
著者の旅は、「カノア」と呼ばれる現地の木をくり抜いて作ったボートにエンジンを積んだ船で進みます。
これでアマゾンの支流をさかのぼってゆくわけです。
昼間に川をさかのぼって、キャンプする繰り返しですね。
そんなわけですから毒ヘビにも遭遇します。
見つけたら追っ払うのではなく必ず殺すことが必要だそうです。
いつまた襲われるか分かりませんから、近くにいるのは非常に危険です。
木の棒で首根っこを押さえ、頭をたたきつぶすのが正しいやり方だそうで、決してナイフで切ったりしてはいけないといいます。
次は、「蚊」です。
何だ蚊ぐらい、と馬鹿にしてはいけません。
ここはアマゾンです。
筆者が遭遇した蚊は「サンクード・デ・サチャバカ」という種類で、厚い皮膚を持つサチャバカ(野生の牛、バク)を狙う蚊だそうです。
衣類の上からもブスブスと針を刺してきます。
これは痛くてたまりません。
たたきつぶそうとする手がそれに追いつかないぐらいの激しさで襲ってきます。
何とか逃げ延びましたが、30カ所以上を刺され、皮膚はボコボコに腫れ上がったそうです。
夕方からの蚊が収まれば、昼間はブヨです。
こちらも容赦はしません。
悪いことには刺された後がとんでもなくかゆいんだそうです。
昆虫に弱い方は、アマゾンには行けないでしょう。
その次は「ダニ」です。
何しろ生命力が違いますから食いつく力も強いですし、いったん噛みつかれるとそれを取り去るのにも手間が掛かるんだそうです。
そしてさらに困ることは、蚊などと同じく病原菌を媒介する可能性が高いことです。
食いついた部分が穴となって化膿するだけではなく、その傷口に他の虫が卵を産み付けるということもあります。
著者もこの虫にやられました。
背中に出来た腫れがどんどん大きくなってしまい、現地の専門医に治療を頼みます。
その方法は、手のひらに吹き付けたタバコのヤニを腫れ上がった患部に塗りつけて、それから薬用テープを貼り付けるというもの。
ニコチンで幼虫を痛めつけ、傷口の穴をふさいで窒息させる方法です。
翌日、著者の皮膚からは、1センチ大の無数の毛を生やした白くてしわの多い幼虫が飛び出してきたそうです。
私は絶対に経験したくないものですね。
アマゾンでは「蟻」もまたレベルが違います。
急に首が焼け付くような痛みに襲われる。
その時すでに一帯がマヒナと呼ばれる赤い色をした極小の小さな蟻の生息地であることを知ります。
刺された痛みが収まるまで半日以上が必要なほどだそうです。
3センチ近くにもなるイスラと呼ばれる毒を持つ黒アリも危ないそうです。
さらにはハキリアリという何でもかみ切って運んでしまう大集団のアリなど、これは逃げるしかないですね。
毒グモ、タランチュラも時々出てくるそうです。
何しろ毒を持っている生物は油断できませんから困ったものです。
もちろん毒ヘビが一番恐ろしいんですが、その蛇よけに利くという物が書いてありました。
それは何と「ニンニク」なんだそうです。
ニンニクをつぶしてそのニオイを体に付けておくと蛇が近づいて来ないそうですから皆さんお試し下さい。
こういう本を読みますと、なんて日本は安全で平和な場所なんだろうとあらためて感じますね。
私はとても冒険者にはなれません。
2010.07.06 Tuesday
ブブゼラブラゼル
ブブゼラ・ブラゼル
いよいよサッカーワールドカップも佳境に入ってきました。
前評判の高かった、ブラジルやアルゼンチンが敗退してしまいましたが、これからはたしてどうなるのか楽しみです。
ベスト4にヨーロッパ組が3カ国というのも意外でしたが、どの試合も紙一重の攻防でハラハラドキドキさせます。
しかし今大会の特徴と言えば、やはり民族楽器の「ブブゼラ」でしょう。
私には雑音としか聞こえませんが、競技場全体に響き渡るあの音は凄まじいですね。
ブブゼラにかき消されて、監督の声や選手同士の掛け声も聞き取れないと言いますから、純粋にゲームを楽しみたい方には迷惑なんでしょうが、そこは国民性が違います。
幸いにして私の周辺ではそんな「ブブゼラ」を吹きまくっている方はいらっしゃいませんが、そのうちJリーグの試合なんかで吹きまくるファンが出ないともかぎりません。
人間の耳には便利な耐性があって、聞き続けていると騒音は感じにくくなりますから大丈夫ですが、テレビのニュースなどで耳にするとやはりうるさいですね。
さて、私にとっては「ブブゼラ」よりも大事なのが「ブラゼル」選手です。
我がタイガースの助っ人として昨シーズンから大活躍。
今年もホームランを増産していて、現時点ではホームランランキング第一位です。
先日のジャイアンツ戦でも大活躍して、惜しくも3連勝は逃しましたが、良いところで一発を飛ばしてくれました。
我がタイガースは、ここのところエンジンが掛かり始めてきたようで、何とか巨人に食らいついていますね。
薄い選手層ですからこれからの夏場で、甲子園球場を追われた時にどうなるかが心配ですが、そこそこ頑張ってほしいものです。
とにかく課題は先発投手で、能見岩田が欠けた穴はいっこうに埋まりません。
そんな中で安藤が何とか復帰しましたが、さてその後はどうなるのか気がもめます。
甲子園球場で「ブラゼルの応援で、ブブゼラを吹く」なんて言うイベントがあったら面白いんですが、やはりうるさいから却下されるでしょうね。
ちょうどシーズン半分の試合を終えて貯金9。
首位巨人と3ゲーム差は立派な成績です。
道上さんに負けずに
「ガンバレガンバレ タイガース」
2010.07.05 Monday
たこ八@今年も
たこ八@今年も
今日はジンちゃんから大集合が掛かって、早めのたこ八入りです。
午後6時過ぎという、私にとってはかなり早い時間にお店の暖簾をくぐりました。
書き入れ時ですが意外にお店は空いていて、なにやら怪しい雰囲気を感じました。
お客さんは4人ですが、いずれも一人客のご様子で、以前お見かけした方もいらっしゃいます。
私はとりあえず一番右端の席に座ります。
ところでなぜ様子が違うのかと言いますと、オカアサンの第一声です。
「いらっしゃいませ」と言う一声がいつもよりトーンが高い気がしました。
普段は黙ってビールを出してくれるんですが、今日に限って
「ビールで良いですか?」
と聞かれ、一瞬耳を疑いました。
「はい、お願いします」
傍らではお客さんのお二人があれこれ激論しています。
どうも私の左隣のお客さんが飲み過ぎているご様子です。
まだ早い時間なんですが、話が支離滅裂でしかもしつこくなっています。
悪いことにその席が「たこ八」さんのちょうど真っ正面なんですね。
お店に入ろうと覗いたら、真ん前に酔っぱらいのオヤジが怒鳴り散らしている。
これではお客さんは敬遠してしまいます。
なるほどオカアサンの機嫌が悪いのもむべなるかな。
そこでこんな時に常連さんである私はどうしたらよいかといいますと
すいません黙っています。
私の経験からするとこんな時に注意するのはかえって逆効果です。
事によっては火に油を注ぐ結果になります。
こちらが最後までしらふなら良いですが、アルコールが入っていて、まずそういう冷静な判断は無理ですね。
そんなわけで、居酒屋でのトラブルには無視するのが一番良いと思っています。
何かネットでの不届き者対策と似ていますね。
そのお客さんはしばらく騒いでいましたが、何とかお帰りになりました。
40分ほど暴れていたそうですが、注文はコップ酒を1杯におでんを一串。
しかもそれは囓りかけたままでお皿の上に置いてあります。
お勘定は500円でした。
まあ時にはこんな出来事もあります。
「トウモロコシが焼けたよ」
お母さんが一切れ出してくれました。
毎年この時期になるとジンちゃんが持ってきて、いや取り寄せてくれる、朝取りのトウモロコシです。
取れたてで新鮮なトウモロコシそれだけでも美味しいのに、それを「たこ八」の炭火でじっくりこんがりと焼いて、さらには醤油を付けて焦がし焼きに仕上げる。
これがまた美味いの何のです。
もちろん全てロハですから涙がこぼれそうです。
いやあこれは美味しいですねえ。
ジンちゃんありがとう。
オカアサンはトラブルの間カリカリしていて、トウモロコシの皮をバリバリと剥いていたそうです。
「おかげさまで、剥き過ぎちゃったよ」
笑って見せてくれましたが、その分お客さんの楽しみも増えたというものです。
このトウモロコシは常連さん専用というわけではなく、この日お店に入ってきたお客さん全員に振る舞われたというのは言うまでもありません。
皆さん喜んでいらっしゃいました。
オカアサンから「お新香」のサービスです。
手づかみでお皿に載せてくれました。
今日のつまみはゼロ円で済みそうですが、それでは申し訳ないですから、「タン塩焼き」を2本いただきました。
今日はお客さんの入れ替わりがいつもより激しいような気がします。
そしていつの間にかお店は満員になって、ジンちゃん、よっちゃんもずらり勢揃いです。
お店に入りきれずに前で待っているお客さんも出てきました。
待ち客が出るのはおでん街では珍しいことです。
私も後のお客さんに席を譲る事にしましょうか。
美味しいトウモロコシで大満足のたこ八でした。
ジンちゃんサンキュー。
2010.07.03 Saturday
雨は君の上だけに降るのではない
雨は君の上だけに降るのではない
そんなことぐらい重々分かっているんですが、それにしても良く降りますなあ。
もちろんこの警句の意味する雨は、梅雨の雨とは違いますが、雨降りは人を憂鬱にさせます。
最近気になるのは日本語。
いよいよ私もお年のせいか、耳が聞こえにくくなってきたんではないかと心配しています。
それは、「NHK」のニュースでサッカーワールドカップのテーマ?、になっている歌です。
「なんやかんや、づびづばー、ずいやーずいやあ、タマシイレボルーション」
(ファンの方がいらっしゃったらごめんなさい)
どうしても最後以外は何と言っているのか聞き取れません。
それもようやくタイトルから聞き取ったぐらいです。
いや、べつに知りたいわけでもありませんので、お教え下さらなくてもけっこうですが、毎回首をひねりながら聞き流しています。
形を変えた「モスキート音」みたいなもので、年寄りには聞こえにくくなるのかもしれません。
いや単に私の耳が悪いだけですか。
結局ワールドカップが終わるまで謎は解明されないでしょうね。
昨日はこんな事もありました。
例によってストレス解消に「100均」ショップに行きます。
そこであれこれと役にも立たないがらくたをカゴに入れてレジに。
今日は不思議に時間が掛かりますが、私の番になったらあっという間です。
店員さんがささっと品物を数えて
「5個、525円です」
千円札を出して、お釣りを受け取り、袋に入れようとしてはたと気付きました。
(4個だ)
あわててそのまま引き返します。
その店員さん、びくりともせずに
「少しお待ち下さい」
品物を数え直そうともしないで、あっさりと間違いを認めました。
まあぼんやりとしていた私も悪いんですが、普通の袋菓子ばかりですから、数え間違えますかね。
思い出してみると、前のお客さんもなにやらやり直していましたが、新人さんでしょうか。
レジを打ち直して返金してくれましたが、気が付かなければそのままですし、なんだかなあ。
2010.07.02 Friday
ぜろ亭@鳥坂
ぜろ亭@鳥坂
サッカーワールドカップも日本の試合が終了して少し落ち着きました。
それにしても夜遅くの試合は翌日に響きますね。
今日は久しぶりのラーメン店巡りに遠出をしました。
雨が降れば煩わしいし、晴れれば晴れたで暑苦しい。
まあ人間という物は身勝手なものです。
今日は新しくなったママチャリで北街道を下って行きます。
場所は旧清水市ですから、私としてはかなり頑張って走りました。
瀬名を過ぎて、T学園大学へと曲がる角も過ぎ、さらにどんどんと進んで行きます。
普段大学に行くのには車を使うのに、それよりも遠いところでラーメン食べるには自転車で行くという大いなる矛盾ですが、困ったものです。
さらに進んでいきますと、まだ入ったことのないお店を一つ発見しました。
これは候補に入れておかなくては。
そして「一元」さんを越えてすぐのところにお店を見つけました。
これが本日のお目当て「ぜろ亭」さんです。
ただいま11時23分ですから、家から30分ほど掛かりました。
とにかく暑いですから、早くお店に入りましょう。
お店には先客はいらっしゃいませんでした。
カウンターにテーブル席という、普通の造りですね。
メニューはかなり多く、居酒屋メニューもたくさん出ていました。
さっそくお冷やとおしぼりを出してくれます。
「しょうゆラーメン(550円)おねがいします」
餃子が有名なようですが、初回は当然ラーメンです。
カウンターの端席でのんびりと出来上がりを待ちます。
チャーシューは注文を受けてから切り出してますね。
メニューでは「ジャンボ餃子」や「ぜろ亭ラーメン」が気になりましたが、色々なセットがあって目移りします。
「おまちどうさまでした」
正面からラーメンが出てきました。
これは透き通ったスープのしょうゆラーメンですね。
具には、チャーシュー1枚にメンマ、ナルト、ノリ、ワカメです。
麺は手打ちだそうで、透明の中細縮れ麺です。
腰のあるタイプでスープが良く絡みますね。
スープは表面に薄く脂の層が広がっていますが、あっさりとした出汁の醤油味でした。
これは飽きの来ない味です。
丼はすり鉢で、内側には溝が切ってありますから、大根おろしも作れそうな塩梅ですが、これは好きずきです。
手打ちだという麺が程良い感じの腰で気に入りました。
コッテリも良いですが、夏場はやっぱりあっさり系に軍配を上げたいです。
後から来た若い青年は悩んだあげく「レバニラ炒め定食」を注文していました。
私ももうウン十年若かったらそうしていたでしょうね。
そういえば最近レバニラを食べていないなあ。
そんなことを考えながらあっさりと食べ終わりました。
「どうもごちそうさまでした」
外に出るとこれまた暑さが厳しく身に染みます。
さあ、自転車を漕ぐか。
2010.07.01 Thursday
たこ八@オードリーが
たこ八@オードリーが
今日も相変わらずの「たこ八」通いです。
いつものように9時9分、見慣れたお店の暖簾をくぐります。
今日のメンバーは皆さん顔見知りの方ばかりでした。
オカアサンにご挨拶をして、相変わらずの瓶ビールで乾杯です。
そういえばたこ八さんではつまみの写真が少ないようですので、いくつか写真をご紹介します。
と言っても別段変わった物などはなく、普通の串物ですが、少しは参考になるでしょうか。
私の場合1回で瓶ビール1本に、ショーチュー2杯が定番です。
ショーチューはウーロン茶で割るわけですが、ここ数年はずっとこのワンパターンですね。
つまみは大体おでんか焼き物で、平均3本です。
たまには「冷や奴」をいただくこともありますが、お母さんがサービスで何か出してくれる時は、それだけしか食べないこともあります。
実はすでに夕ご飯は済ませているので、健康面からもあまり食べないようにしているわけです。
まずは、「ゲソ塩焼き」です。
イカのゲソをシンプルに塩胡椒で焼いたものです。
一口囓ってありますので、ご了承下さい。
イカは、胴体の塩焼きもあり、どちらかというとそちらをいただくことが多いですね。
次も一口囓ったあとの「ポテトフライ」です。
フライには絶対にソースをつけます。
ごく普通のソースですがこれがまた良く合うんですね。
ジャガイモはおでんでいただくことが多いですが、たまにはフライにも手が伸びます。
厚揚げのおでんにお味噌をつけていただくのは定番です。
傍らにある塩らっきょうは、オカアサンの手作りで、もちろんサービスです。
こんなんでチビチビやっていると、あっという間にお酒が空になります。
今日あげた以外では、「タン塩焼き」をいただくことが多いですね。
考えてみると侘びしいレパートリーですが、まあお酒があれば文句は言いません。
不思議なことに、私はたこ八名物の「牛スジ」はたまにしか食べないんですね。
すると壁にいつもと違う物を発見しました。
長年見慣れた「オードリー」の額が、別の物に変わっています。
オカアサンに聞くと、今日から替えたんだそうです。
お店の開店からずっと飾ってあった「オードリー」でしたが、ついに引退して二代目がその代わりをつとめることになりました。
何か寂しいですが、今回のオードリーもすぐにお店の看板になるんでしょうね。
お店の奥には「ガクアジサイ」も飾ってありました。
もうすっかり夏ですが、お店は冷房がガンガン利いていて寒いくらいです。
今月末には、ジンちゃんのトウモロコシも出番だそうですから楽しみです。
さて、そろそろお暇しますか。
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