2009.04.30 Thursday
九蓮宝燈
九蓮宝燈
もうかなり昔に購入した麻雀のソフト。
ウィンドウズ９５でも動いていた物ですから歴史は長いです。
たまの暇つぶしに遊んでいますが、こいつがなかなか強いのね。
そういえば人間相手の麻雀も、向こう何年か打っていません。
機械にこてんぱんにやられて、弄ばれています。
しかしたまには勝つこともあって、今日は会心の上がり。
私の長いジャン歴をもってしても成し遂げられなかった、「九蓮宝燈 」ですが、あっさりと上がってしまいました。
さっそく厄払いに、パチンコやさんで散財したのは言うまでもありません。
2009.04.29 Wednesday
味勝＠籠上
味勝＠籠上
旧静岡市内、未踏のお店を探すシリーズです。
このところ看板倒れの「静岡ラーメン放浪記」ですが、たまにはラーメン店の情報をお送りいたします。
県道井川湖御幸線を静岡市街地方面から下ってゆきますと、通り沿いのお店が見えてきました。
看板には「ラーメン・お好み焼」と書いてあります。
これがお店の二枚看板なんでしょうか、面白い取り合わせですね。
お店の外にはメニューが書かれていますが、草を刈らないとよく見えませんよ。
「味自慢ラーメン５５０円」
トップに書かれているのは自信があるせいなのか、さっそく中に入ってみます。
「いらっしゃいませ」
午後１時に近い時間ですが、お店には先客がお二人いました。
これは食堂と言うよりも、居酒屋の造りですね。
入り口左手が調理場で、前には鉄板が引いてあります。
ここでもう一つの味自慢お好み焼きを作るんでしょうね。
その前に４名ほどのカウンターと、テーブル席が３組ほどの小さなお店です。
先客はカウンターにビールを飲んでいる男性が一人と、テーブル席には若い男性が一人です。
この若い方はどうやらテイクアウトの出来上がりを待っているようで、その後お持ち帰りになっていました。
このお店、夜は居酒屋としての営業が半分のようで、昼間の時間はラーメンや定食を手がけているようです。
メニューを見ましたが、なかなか品数が多いんですね 。
「ベッタラ焼」というのが気になります。
「ラーメン下さい」
「醤油で良いですか」
「はい」
暇つぶしに年季の入ったテレビを見ながら、出来上がりを待ちます。
５０ぐらいのご夫婦が経営されているようですが、なかなか愛想は好いです。
「お待ちどうさまです」
出てきましたラーメンです。
実は正直なところ、あまり期待をしてはいませんでした。
だって、専門店でもないし、名前もあまり聞きません。
ところがスープを一口飲んでまずビックリ。
「熱い」
マクドナルドのコーヒーなら、絶対に無理だというこの熱さ。
これだけで三割り増しの高評価です。
そして肝心の味ですが、これがまた良いんですね。
しっかりと煮込まれた豚骨風のダシがきちんと出ています。
一般の中華やさんとはひと味も二味も違いますね。
なるほどこいつは自慢するはずだ。
麺は私好みの細麺ストレートで、これまた嬉しくなります。
具には、チャーシュー１枚（これは平凡）、薄い味付けのメンマ、キクラゲ、モヤシ、海苔です。
これらの具も程良い感じで麺が進みます。
それにしてもスープは秀逸で、「和歌山ラーメン」の豚骨醤油を彷彿とさせる味わいですね。
喉ごしの好い細麺に、スープがよく馴染みます。
この一杯にすっかり満足しました。
すんなりと完食してお勘定を済ませます。
「ごちそうさまです」
今回は嬉しい意味で期待を裏切られました。
2009.04.28 Tuesday
最低の人間
最低の人間とは
草�� 剛さんの事件も一段落したようなので、触れてみたいと思います。
例によってへそ曲がりなので、おさまったころに書くんですね。
ともかく事件をおこした本人が一番悪いわけでして、これはいくら非難されても仕方がない。
しかし、言い方にもその方の人格が出てくるようで
「最低の人間だ。絶対許さない！」
というのはいかがなものかと思いました。
こんな方に許してもらってもなあ・・・。
さすがに本人も言い過ぎだと分かったようで
「人間は人間を評価できない。私も反省して、『最低最悪の行為』と言い換えさせて頂きたい」
こう反省いたしました。
ごもっともです。
大臣の下には抗議や非難の電話やメールが殺到したようですが、この内容も酷いものです。
非難する相手よりも低級な文句で罵っているんでは、同じ穴のムジナ以下です。
私がインターネットをいまいち信頼できないのもこの点です。
表面的な字句だけをあげつらって、感情的に動いている。
そこには相手に分かってもらおうという基本的な配慮が欠けています。
匿名で自分の言いたいことだけ書き込んで、ああスッキリした、ではサヨウナラ。
これでは叩かれた方はたまりません。
それにしてもマスコミは騒ぎすぎたと感じたのは、私だけではないと思います。
いくら人気者とはいえ、ニュースで長々と取り上げるほどの物なのかなあ。
私もお酒好きなので、泥酔いしたことは数え切れません。
学生時代なんぞは毎日泥酔でしたから、何も言えないです。
それでも記憶が無くなるほど飲むのは、最近では少なくなってきました。
（無くなったと言えないところが寂しい）
皆さんも程良くお酒をいただきましょうね。
くれぐれも最低の人間にはおなりにならぬよう、ご注意申し上げます。
2009.04.27 Monday
マキアートな日々
マキアートな日々
純粋であることは美しいが、純粋であり続けることは難しい。
端正な顔立ちの中にあるたった一つのホクロを、欠点と感じる人もいれば、チャームポイントだと見る人もいます。
世の中には完全無欠という人間はおりません。
いや、たぶんいないんじゃないかなと思います。
でも、この少しばかりの欠点が人間を魅力的に見せることもあります。
そこがまた、機械と違う人間の良さなのかもしれませんね。
「朱に交われば赤くなる」とは申しますが、赤くならない程度に交わることも大切ですし、交わっても赤くならないのが君子たるものとも言えます。
ちょっとしたアクセントで、凡庸な人生が一気に変身することもあり、新しい境地が開けることもありそうですね。
スパイスの探求が大航海時代の扉を開いた例えもありますし、新しいもの未知のものへの好奇心は、常に人類を進歩させてきました。
そんなわけで、役に立つもの立たないものいろいろありますが、このブログなどもそのたぐいでして、毎度ばかばかしいお話を書いております。
まあ、適当に聞き流してくだされば幸いです。
さて、最近気になっていたのが、「マキアート」という言葉です。
調べてみますと、こんな意味だそうです。
キャラメル・マキアートはカフェラテをキャラメル味のシロップで味付けした飲み物である。
スターバックスのキャラメル・マキアートは、ヨーロッパのいわゆる「マッキアート」（イタリア語で「染みのついた」の意で、エスプレッソにスプーン一杯のミルクを加えたもの）ではなく、カフェラテに「バニラシロップ」を加え、さらに上から「キャラメルシロップ」を回しかけた飲み物である。
フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』より引用
我が人生も、マキアートな日々が続いております。
2009.04.25 Saturday
東京ひとりめし
東京ひとりめし
ミーツ・リージョナル別冊です。
またも、釣られて購入してしまいました。
いやあ改めて感じましたが、さすがは大東京、まさに星の数ほどお店がありますね。
どれもみな美味しそうで、見ていて飽きません。
とはいうものの、まず実際に利用する機会はあまり無いでしょうが、やっぱり気になります。
年に１０回ほど行く東京旅行では、お昼はラーメン専門ですがたまには浮気しても良いかなと思わせるお店がごろごろありました。
ランチが２人前食えるほどの胃袋が欲しいと、つくづく思いますね。
それでも、居酒屋さんや、バーなどが出ていて、こちらは使えそうです。
そして数ある記事の中でも気になるのが、飲んべえの大竹聡さん（「酒とつまみ」編集長）が案内するコーナーです。
題して「イケナイ昼酒」がたまりません。
昼酒の飲めるお店はとっても貴重（まあ私にとってです）な存在ですから１軒でもキープしておきたいんです。
それに、スタートが早ければその分沢山飲めますしね。
今回の記事で、新しい昼酒のお店を発見いたしました。
そろそろ夏の予定を立てて置かなくちゃ。
2009.04.24 Friday
きじ亭＠辛えつけ麺
きじ亭＠辛えつけ麺
今日のランチはお久しぶりの「きじ亭」です。
お昼もはや過ぎて、１時半のお店に飛び込みました。
通りには小さな立て看板が出されていて、「ラーメン本」の宣伝もしているようです。
「こんにちは」
引き戸を開けて中に入ります。
椅子で休憩していたご主人が急いで中に入ります。
どうもちょうどお客さんが途切れていた時間のようで、ただいま貸し切りですね。
Ｌ字形のカウンターのみのお店で、７，８人のキャパですから、狭いです。
そのまん中に座って、セルフサービスの麦茶を注ぎます。
今日は、レギュラーの「つけ麺（７００円）」と、気になっていた「辛えつけ麺（９００円）」を注文します。
「カレー味ですけど良いですか」
「ええ」
いつものように律儀にタイマーを使っての麺茹でに掛かります。
時間を掛けてゆっくりと茹で上げた麺を水に晒して締め、盛りつけます。
「辛えつけ麺です」
カウンター越しに丼が出てきました。
お馴染みの三角の丼です。
盛り付けの具は、普通のつけ麺と同じですね。
独特の太麺に、にんじん、ほうれん草、葱、焼き豚に鳥かまぼこ、そして海苔が乗っています。
ということは違っているのは付け汁だけということになりますね。
２００円アップの付け汁に期待して麺を投入します。
カレーの味がまず最初に漂ってきます。
ほどほどに辛くていい感じです。
しかし味は良いんですが、魚粉でしょうか、汁の中にざらざらとした粉が混じっていて、これが食感を非常に悪くしています。
あえてこうしているのかもしれませんが、私の好みではありませんね。
とはいえ、噛み応えのある麺はさすがに美味しいです。
このあたりは好みの問題になりますから、気にしないでいただきたいのですが、正直な感想です。
それにしても、やはり気になるのがこのざらざら感で、惜しいなあ。
食べ終わってお約束の「スープ割り」も楽しみます。
次回はやっぱり普通のつけ麺でいきたいですね。
2009.04.23 Thursday
レッド・クリフ パート２
レッドクリフ・パート２
お待ちかねの「レッド･クリフ後編（パート２）」を、ついに見てきました。
字幕と吹き替え版がありましたが、ここはやっぱり字幕ですね。
たどり着いたのは静岡オリオン座、午前１０時４５分の開演です。
さすがに平日とあって少ないですが、お客さんはぼちぼち入っています。
この映画館は席もゆったりとしていて、見やすくいい環境ですね。
照明が落ちてフィルムが回りますが、まずは宣伝。
いつも感じることですが、この宣伝と予告編が長い。
面白いことは面白いんですがもう少し絞っていただければねえ。
飽きかげんのところにようやく始まりました。
まずは前編のあらすじから。
（うむ、なるほどなるほど）
わずか半年前なのにもう忘れ掛かっているのが、悲しいです。
今回もお馴染みのエピソードが満載で、見せますねえ。
ただ、いくら演出とはいえ、サッカーの場面は不自然だと思いましたが、まあいいか。
それに前編と同じく戦闘のシーンがこれでもかと続くのは、私の好みではありませんでした。
まあ眼を瞑ってれば良いんですけどね。
相変わらず、小喬（リン・チーリン）さんは綺麗ですねえ。
今回は重要な役割も果たしていて、露出度は低いですが、演技で見せます。
そして最後がどうなるのかも期待していましたが、あの終わり方は少し期待外れ。
孔明と周瑜が袂を分かつ場面、ハッピーエンドの映画だからこうなるのか。
まあ、三国志演義ではなく「レッド・クリフ」ですから、仕方ありませんか。
さて、話変わって「風林火山」です。
この映画の中で、小喬と周瑜が語っていました。
甲州武田軍の旗頭にあることで有名な文句です。
「其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如く、侵略すること火の如く、動かざること山の如し」
これは、孫子第七編の「軍争篇」に書かれているもので、映画中の二人はその兵法書を読んでいたんですね。
単なる美女ではなく、兵法にも熟達しているんですから、曹操が敗退したのも仕方がありませんね。
2009.04.22 Wednesday
鬼太郎秘話
鬼太郎秘話
お馴染み「ゲゲゲの鬼太郎」です。
先日ラジオを聞いていたら、鬼太郎の話題が出てきました。
その時に、「目玉オヤジ」はなぜ目玉なんだ？という話になり、あれこれ話していましたが結論が出ないままに終了しました。
さてテレビアニメで有名になった「ゲゲゲの鬼太郎」ですが、そのデビューは「貸本」だったそうです。
そして、「週刊少年マガジン」に連載されてからは、大人気となります。
原作では、「墓場の鬼太郎」としてスタートしましたが、さすがに子供向けで「墓場」はまずいだろうと、「ゲゲゲの鬼太郎」になりました。
少年マガジンに連載されていた頃は毎回楽しみに読んでいたものです。
昭和４０年８月から不定期に掲載されていましたが、もう４０年も前なんですね。
さて、話は戻ってその「目玉オヤジ」です。
はたして真相はどうなのか、気になる方もいらっしゃるかと思い
本棚の裏から、こんな物を引っ張り出してきました。
「ゲゲゲの鬼太郎」第１巻 水木しげる作 中央公論社
鬼太郎の誕生は昭和４１年３月、マンガ雑誌「ガロ」に発表されたものです。
ただしこのお話は以前貸本向けに書かれていた物を書き直したそうで、初出作とは細かいところが微妙に違っているかもしれないそうです。
では、「目玉オヤジ」誕生の場面をご覧下さい。
2009.04.21 Tuesday
携帯かよ
携帯かよ
先日とあるビルの３階にて。
ここはＴ通りという、通りに面しています。
これはナイショですが、このあたりはだいぶガラが悪い。
広くもない道を暴走族風のバイクが、大きな音を立てて常に走っています。
時にはカーステレオをガンガンかけた派手なワゴン車が徘徊していたりもします。
通り沿いですからそんな騒音がバックミュージックになって、耳も慣れてしまいますね。
そんなある日、机に向かっていると、なにやら怒鳴り声が聞こえる。
多少とはいえ、防音効果のある厚いガラス窓を通して聞こえてきますから、相当のものです。
ということは、どうやらビルの真下でやっているようです。
なにやらまた始まったのかと苦笑い。
しかしそれが３０秒、１分 と続くとさすがに気になってきます。
トラブルが高じて、人騒がせな事件に発展しないとも限りません。
君子危うきに近づかず、とはいえ覗いてみたくなるのが心情。
見つからないようにそっと、窓から顔を出して道路を見ます。
そこには３０から４０ぐらいの男性が一人、怒鳴りながら携帯を使っていました。
あの携帯を掛けているポーズというのもおかしなものですね。
きょろきょろと辺りを見回しながら、少し歩いては立ち止まり、また引き返して怒鳴り続けています。
通りの騒音が大きいので、それに併せて声も大きくなるんでしょうか。
一つ通りを外して、静かなところに行けばゆっくり話せるのにねえ。
通り過ぎる人もまた、煙たそうに避けてゆきます。
「負の連鎖」というものもまたこのような物かもしれません。
些細なことがきっかけで、どんどんマイナスに向かってしまう。
公共施設で自分の出したゴミはお持ち帰り下さい、というのは定着してきましたが。
きれいだった公園に、面倒だからと誰かがたった一つのゴミを置く。
それがきっかけで、いつの間にかゴミの山が出来てしまうことになります。
以前書きました「割れ窓理論」とは多少異なりますが、知らず知らずのうちに環境を悪化させていることに気づかねばなりません。
それにしても、外で使う携帯の声はなかなか聞き取りにくいものです。
私もそんなときは大声になるんだろうかと、ひとしきり反省いたしました。
2009.04.20 Monday
来々軒＠桜木
来々軒＠桜木
日曜日のお昼、今日は久しぶりのお店を尋ねてみたいと思います。
駒形通りを二つばかり外れたあたり、真っ昼間とはいえさすがに人影は無く静かな住宅街です。
通りの角に、洗いさらした白いのれんが目に飛び込んできました。
見るからに古風な昔風のお店です。
さっそく中に入ってみましょう。
「いらっしゃいませ」
Ｌ字形のカウンターばかり７席ほどの小さなお店です。
そのお店に先客は二人。
少し離れて、右の隅に席を取ります。
左端のおじいさんは瓶ビールをちびちびやっています。
まん中の男性はどうやら業務用麺の配達で来たようです。
このあたりは路上駐車でも全く問題ないようで、暇つぶしに話し込んでいるんでしょうか。
「ラーメン（４５０円）お願いします」
「はい、ラーメンね」
厨房にはおばちゃんとおじちゃんの二人、これもよいお年ですね。
典型的な昔ながらの中華屋さんという感じです。
コップに水道水を汲み入れて、お冷やが出てきました。
暇つぶしにメニューを見ますが、どれも皆お安い値段になっています。
景気も悪いし、お店の経営も大変でしょうね。
「おまちどうさまです」
カウンター越しにラーメンが出てきました。
何とも昔懐かしい佇まいです。
めんは細麺の縮れ麺でスープは醤油の強い感じです。
具は何とチャーシューが３枚、メンマにナルトも２枚付けてくれました。
さっそくコショーを掛けていただきます。
これはさっぱりとした味わいです。
何と言っても今どき４５０円というお値段ですから、これだけで十分です。
はじめは少ないかと思いましたが、量も私には十分で、満足できました。
ビールを飲んでいるおじいさんは、２本目が空きそうになって。
「今日はもう寝ちゃおうかなあ」
なんてのんびりしたことをつぶやいています。
おばちゃんが
「今寝たら夜中に目が覚めちゃうよ」
笑ってたしなめていますが、のどかですねえ。
仕事が終わったら、調理場の蛍光灯は消してしまうし、まあ面白いお店です。
「ごちそうさまです」
お代を払って、お店を後にします。
昭和の雰囲気がそのまま残っている、不思議なラーメン屋さんでした。
2009.04.18 Saturday
勝負のこころ
勝負のこころ
大山康晴 著
将棋の、故大山康晴１５世名人が昭和５１年に書き上げたものです。
今回文庫本として新しく出版されました。
おぼろげな記憶によりますと確か出版当時も読んだのではないかと思います。
その時の大山名人の年齢は５３歳です。
さすがに時代を築き上げた大名人で、私にはおよびもつかない珠玉の名言がちりばめられています。
その中から幾つかをご紹介してみましょう。
「助からないと思っても助かっている」
終盤で形勢が悪く、つい弱気が出て、あきらめようとした時です。
「助からない」という弱気を吹っ飛ばして、「助かっている」と思い直したとたんに、好手が見えてくる。
これは凡人には難しいもんです。
「棒ほど望めば針ほど叶う」
これは大山名人の師匠である、木見八段が弟子たちを前にしてよく言っていたそうです。
芸の道という物は厳しく、自己満足し安心したとたんに進歩が止まってしまうと言います。
「教えることは学ぶこと」
将棋の指導は、勉強と違って、弟子の手を取って教えることは少ないそうです。
すべては自分で学び取れ、という突き放した指導方法です。
弟子を厳しく指導することは、それ以前に自分に厳しくなることだと、大山名人は言っています。
別の言い方をすれば、自分が無心になって相手と同じ気持ちになること。
自分が無心にならなければ、とうてい相手を納得させることはできないのですね。
「いつでも出直しの道はある」
これこそ６０歳を過ぎても現役バリバリの活躍をし、生涯Ａ級棋士として輝いた大山名人ならではの名言です。
すべてのタイトルを失い、どん底になってもめげずに復活した闘志。
一度や二度の失敗でくじけてはいけない。
栄光が大きければ大きいほど、奈落の底も深いんですが、大丈夫。
大山名人の不屈の闘志はやはりすごいものです。
2009.04.17 Friday
台湾即席麺２
台湾即席麺２
お土産に買ってきた台湾製即席ラーメンのご紹介です。
一つは「王子麺」
見るからに子供向けのラーメンといった感じです。
もう一つが「科学麺」
どこが科学なんだと思われるでしょうが、裏面に一口豆知識が印刷してあります。
何種類かあるようで、その一つには、流れ星というのはこんなモンなんだよと子供向けに解説してありました。
袋を開けますと日本と同じような乾麺が入っています。
添付の粉末スープとともに、丼に入れます。
お湯を注いで３分、ラーメンの完成です。
味はかなりあっさりとしています。
食べ比べてみると、日本のインスタントラーメンの方が本格的ですね。
まあ、即席麺の元祖は日本ですから、当たり前といえばそうですが。
台湾では屋台が発達しているので、わざわざ作るよりもそこで買った方が早いんでしょうね。
さらには美味しいし温かい。
やっぱりインスタントは日本に限るか。
2009.04.16 Thursday
三十六計
三十六計
南朝宋（そう）の時代の将軍 、檀道済（たんどうさい）は三十六計の計略を使い大活躍しました。
その中でも特に、逃げるのを得意としていたそうです。
この故事に基づいて、十七世紀半ば頃に編纂されたのが「三十六計」という兵法書です。
なお、正確な著者は分かっていないそうです。
その中には現代に通ずる部分もあるように思います。
今日はその中でも有名な戦略を一つご紹介します。
計略の中の、第三十五計に上げられているのが、ご存じ「連環の計」です。
將多く兵衆ければ、以て敵すべからず。
其れをして自ら累れしめ、以て其の勢いを殺ぐ。
師に在りて中す、吉なり、天寵を承くるなり。
敵の将兵が多いときは、まともに敵対してはならない。
敵を自ら疲れさせ、その勢いをそぐようにする。
軍中に在って適切な計謀を使うのは吉であり、其れは天の寵愛を受けることができる。
実はこの計は「三国志演義」での「赤壁の戦い」で使われたといいます。
現在放映中の「レッドクリフ・パート２」でのクライマックスですね。
呉、蜀連合軍の、命を受けた軍師「龐統（ほうとう）」が、偽って近づいた曹操にある策を進言します。
それは水軍に不慣れな戦士の船酔い対策として、また嵐への対策として、船同士を鎖でつなげるというもの。
しかしそれは大きな罠でして、動けなくなった船団は奇襲の焼き討ちにあって、大敗北します。
しかし船を鎖で繋ぐので「連環」というのかというと、本来はそうではないんですね。
魏の軍勢は不慣れな水上戦で困惑していました。
そこに急遽船を鎖で繋ぐ作業が加わり、さらに兵は疲弊します。
そんなところに焼き討ちの奇襲を掛けられては、大敗走も致し方ないところです。
単独の計略で十分な効果が得られないとき、第一次、第二次、第三次と、次々に計謀を繰り出してゆきます。
すると敵は次第に消耗し、そこには仲間割れも生じてきます。
その隙につけ込んで勝利を得ることが、「連環の計」の本質なんですね。
2009.04.15 Wednesday
たこ八＠開店前から
たこ八＠開店前から
月曜日、久しぶりに早めのたこ八到着です。
どうも最近のたこ八は混みすぎていて、入るのに勇気がいりますね。
さてただいまの時刻は７時を少し過ぎたあたり、まさに混み合う時間帯です。
はたして今日は大丈夫かな。
「こんちわ」
ガラスの引き戸を開けると、やっぱり今日も混み合っています。
見回しますと、右隅に縮こまって飲んでいるジンちゃんを発見。
オカアサンが隣の女性二人組に
「すいませんねこの方のツレなんで、入れてあげてください」
頼んでくれたので、席が空きました。
「どうもすいませんねえ」
これ幸いとわずかに空いた隣り席に滑り込みます。
ジンちゃんとお久しぶりのご挨拶をします。
カウンターまん中の席では、大先輩が大声でご歓談中。
そのせいかこちらの会話がなかなか聞き取れない状態ですね。
ジンちゃんは最近禁煙に取り組んだそうで、「電子たばこ」を盛んに吹かしています。
どうもお酒に弱くなったそうで、ビール１本でもう十分だといいます。
今まではここでビール２本をやっつけて、帰りにコンビニでお酒をお土産にし、お家で飲み直すのが定番でしたが、最近はそのままぐっすりとか。
「お互い年は取りたくないねえ」
まあ、たとえビール１杯でも、こうしてたこ八さんでグラスを酌み交わせるのは幸せですね。
ジンちゃんと、故障したビデオの話をしていると
「こんばんは」
そこへこれもお久しぶりの、美人人妻Ｒさんが登場です。
こちらはギュウ詰めなので左手の空いた席に入ります。
さて、私のビールが１本空くかという時分に左隣の女性がお帰りコールです。
同時に奥の席も空いたので、ジンちゃんと共にＲチャンの隣へと席の移動をします。
そういえばＲチャンも禁煙するはずなのに、今日はスパスパやっていますね。
「最近は行く店が多いから、お酒セーブしてるの」
なんでも４時ぐらいまではいけちゃうといいますから、若いなあ。
Rチャンはなんと「レッド・クリフ２」をもう見てきたんだといいます。
「えーっ、もう観たの、素早いねえ」
「初日に行ったんだけど、午後の時間帯はあまり混んでいなかったわ」
「さすが！大女優」
映画の中の、諸葛孔明の戦略について、話が弾みます。
ここでオカアサンのぼやきが出ます。
聞き返すと、先ほどの女性のお客さん。
年齢は６０から７０ぐらいでしょうか、二人連れで、たまに来るんだそうです。
「それがねえ、４時１０分に来たのよ」
たこ八の開店は５時ですから、それまでまだ一時間弱あります。
そののれんも出ていない暗いお店の中に、二人すうっと入ってきたといいます。
「足が疲れて歩けないから、入らせてくれって」
お店に入れた以上、放って置くわけにも行かず、お酒や串の注文にも応じます。
どうも一人の方は足が悪いらしくて、お酒もあまり飲まなかったとか。
でもこちらは開店前の仕込みの時間帯ですから、割合に忙しいんですね。
しかも今日はお休み明けの月曜日ですから、余計手間が掛かる。
お豆腐屋さんを始めとして、色々な配達物も届けられる曜日です。
それを入り口前の席にデンと座って動いてくれないから、やりにくい。
混み合ってきてからもずっと動かなかったそうです。
なるほどそれで私の時に声が掛かったわけですか。
それにしても変わったお客さんですねえ。
お帰りになったのが８時過ぎですから丸々４時間飲み食いしていたということになります。
まあ売り上げには協力しているわけですから、私よりは上客ということになりますね。
それからも四方山話に花が咲き、楽しい時間が過ぎてゆきます。
弱くなったはずのジンちゃんもビールを２本空けて、少しは調子が戻ったかな。
来週のお約束をして、お店を後にしました。
2009.04.14 Tuesday
４月度例会
４月度例会
そろそろネタ切れの時分に登場する、例会報告です。
本日は社長が出張中で、うんちくが聞けませんが、美味しいワインのプレゼントでした。
白の冷え具合もいいですね。
料理も盛り沢山で、私には食べ切れません。
こちらは珍しく「モースーロー」です。
久しぶりですが、いいお味ですね。
春巻きは揚げたて熱々です。
近ごろはどうも写真を撮るのを忘れやすく、ここまでであとは飲む方に集中です。
さて、さんざん飲んだ後のシメは、「第二美濃屋」さん特製の「スープ炒飯」です。
最近メニューに加わったといいますが、サラサラ行けて美味しいですね。
会の途中でサプライズゲスト。
市会議員さんが当選のご挨拶でした。
「皆さんのお声をお聞きしたい」
ということで、あれこれ討議しました。
まあ所詮酔っぱらいの戯言ですが、多少のご参考にはなったでしょうかねえ。
皆さんお疲れさま。
2009.04.13 Monday
へびつかい座の男
へびつかい座の男
突然ですが、「へびつかい座」という星座をご存じでしょうか。
星座の由来はこうです。
アポロンが、うっかり者（あるいは、うそつき）のカラスの告げ口を本気にし、誤って自らの恋人コロニスを射殺した。
そのとき腹にいた赤ん坊は、ケイロンに育てられ、立派な医師アスクレピオスになった。
蛇を持っているのは、蛇によって薬草の効用を知ったアスクレピオスが自分のシンボルにしたからだという。
また、アスクレピオスが蛇毒を薬に使ったからだともいう。
アスクレピオスはアルゴー号にも乗船し、名医として名高かったが、ついには死者をも蘇らせることができるようになり、冥神ハデスの怒りを買ったため、大神ゼウスの雷によって打ち殺された。
その後、医師としての功績が称えられ星座（へびつかい座）となった。へび座はかつてはへびつかい座の一部だったが、プトレマイオスが独立させた。
（ウィキペディアより抜粋）
私が最近気になっているのがこの「へびつかい座」です。
新しい星占いでは、１３番目の星座として仲間入りしている場合もあるとか。
「蛇遣い」というから、コブラに踊りを踊らせるのかと思っていた方、違いますよ。
私の大好きなギリシャ神話に登場する、お医者さんです。
なお、１３星座占いでは生まれた日の区分が、従来の占星術と大きく異なっています。
ちなみにこの「へびつかい座」は１１月３０日から１２月１７日までに生まれた方です
そういえば最近星空を見上げるということがほとんどありません。
空も暗くなってきていて、星も見えにくい状態ですから仕方ないのでしょうか。
いや、その前に自分の視力が低下してきたせいかな。
夜空に見えるのは金星か木星ぐらいですから、星座の観察などは無理ですね。
「満天の星空」
そんな言葉が懐かしく思い出されます。
2009.04.11 Saturday
お客の断り方
先日とあるお店でのお話。
雑誌で拝見して面白そうだったので、予約もせず初めて尋ねてみました。
ところがちょうど混み合う時分だったんでしょうか、受付に誰もいない。
しばらく待っていると、ようやく通りかかった店員さんに
「予約してありますか？」
と聞かれました。
「いや、してありませんが」
そう答えたら
「すいません、いま満席ですので」
すげなく断られてしまいました。
こういう時の対応で、お店の印象が大きく分かれますね。
では、模範解答はといいますと
まずは必ず責任者が出てくること。
バイトの店員さんに断らせてはいけません。
そして
「いまは満員ですが、３０分ほどお待ちいただければお席の用意が出来ます」
「今日は予約が一杯ですので、１時間は掛かるかと思います」
正直に現状を伝えること。
さらに
「平日のこの時間帯はいつも混雑します」
「土曜日や、開店すぐでしたら比較的空いております」
など、何時でも混んでいるのではないことや、予約客限定のお店ではないことなど、情報を話してくれればさらに結構。
欲を言えば
「次回はこれを出してくだされば、お詫びに割引させていただきます」
そういってクーポンを差し出す。
まあこれは出来すぎの感もありますが、どうでしょうか。
断られても、そんなお店なら再来訪は確実ですね。
不景気の中、接客応対はきちんとしておきたいものです。
2009.04.10 Friday
誠らあめん＠瀬名
誠らあめん＠瀬名
「三度目の正直」という言葉が真実であるならば、神は私を裏切ることはないだろう。
確かフロイトがそんな言葉を言っていたように思う。
（もちろんウソです）
今回ついに三回目の訪問となる「誠らあめん」です。
期待を胸に自転車をこいで向かったものの、前二回は見事に休業で食べられませんでした。
さて、今回はどうかなと、一抹の不安を胸に瀬名方面へと向かいます。
何しろ自宅から片道３０分は掛かりますから、外れた時のショックは大きいのですね。
常葉学園大学へ曲がる交差点を過ぎ、しばらく進みますと目立つ黄色い看板が目に飛び込んできました。
嬉しいことに今日は無事営業されているようです。
看板には、「日替わりランチ500えん」の文字。
今日のランチはといいますと、ラーメンプラス半チャーハンで、これが何と５００円だそうです。
「限定３０食」とは書いてありますが、まだお昼前ですから大丈夫でしょうか。
さっそく中に入ります。
「いらっしゃいませ」
体格の良い男性三人が出迎えてくれます。
店内は４人掛けのテーブル座卓が３組に、テーブル椅子席が１脚。
左手の調理場を囲むカウンターが１０席ほどという、割合に広いお店です。
先客はテーブル席に４人グループと、カウンターに３人ほどで、割合に空いていました。
カウンターの左端に座ります。
お冷やを持ってきてくれますが、もちろん注文はランチですね。
メニューを見ますと、ラーメンの通常価格は何と６００円なんです。
ランチですから具は変わるんでしょうが、それにしても安いランチセットです。
能書きによりますと、当店自慢のスープなんだそうですが、期待が持てますね。
なお、このお店は沼津に本店があるそうです。
お店のお客さんは偶然なのか「肉体労働系」の若い男性ばかりです。
それがゾロゾロとワゴン車でやって来ます。
「ビールは生ある？」
「ラーメン大盛りにしてよ」
何のかんのと注文が飛びまくっていました。
さてセットのチャーハンですが、嬉しいことに作り置きではなく、注文ごとに作っていました。
私のチャーハンも一人分だけしっかり鍋を振るっていますね。
「おまちどうさま」
ランチが出てきました。
とても５００円とは思えませんね。
まずはラーメンをいただきます。
あっさりとした醤油味のスープに、具はメンマ、ナルト、薄めのチャーシュー１枚にノリです。
麺は細麺のストレートで、まあこれは平凡ですか。
自慢だけあってなかなかこくのあるスープですね。
あっさりしていて、これは私の好みです。
続いてはチャーハンです。
さすがに具には肉類の存在が感じられませんが、刻んだナルトが代役を務めています。
どちらかというとしっとり系で、食べやすいですね。
量もそこそこあって、ランチとしては十分なボリュームです。
チャーハンの脂を、ラーメンのスープで流し込み、また麺を啜ります。
ライスも良いけれど、やはりチャーハンはそれなりの満足感が得られますね。
昼過ぎのお店にはお客さんが次々と入ってきますが、皆が「ランチ」を注文しますから、これで経営は大丈夫なんでしょうか。
気にはなりますが不景気のさなか、庶民の味方と言える大サービスですね。
大満足ですべて美味しくいただきました。
「ごちそうさまです」
これは３回も来たかいがありました。
「学生は夜でもランチあり」というのも素晴らしいですね。
不況の中、これからも頑張っていただきたいお店です。
2009.04.09 Thursday
金本選手の缶コーヒー
金本アニキの缶コーヒー
我がタイガースは開幕から４試合でなんとか２勝２敗の五分。
とはいうものの昨日は危なかった。
新装なった甲子園球場のこけら落としとあってか、最初から気合いの入ったプレイが続出。
何と１回の表から、ホームでのクロスプレイをめぐって、広島のブラウン監督が退場という、波乱含みの展開でした。
それでも我がタイガースは１回から先制点を奪い、さらには追加点も取るという理想の展開です。
ところが、絶好調で開幕から無敗のカープも、５回表に栗原のツーランで同点に追いつきます。
しかし、ここで我がタイガースは６回裏に何とノーヒットで１点勝ち越すという幸運に恵まれ、残り３回なら自慢のリリーフ陣でいけるかと思いきやこれが大誤算。
久保から替わったウィリアムス、藤田がぼかすかと打たれて火だるま。
何と悪夢の７失点という、最悪の事態になります。
ああ、もうここで勝負あった。
恥ずかしながら、私も諦めました。
普通ならここで大勢は決して、そのまま敗戦処理となるんですが、まあ驚いた。
７回裏に１点、８回裏にも２点と返して行きます。
それでも９回を迎えて、まだ３点差。
広島は押さえの永川が出てきてはもう万事休すかと思いきや、奇跡が起こりましたね。
ヒットをつなげて粘りなんとか１点を返しますが、ついにツーアウトになります。
しかしそのツーアウト１，２塁からまずは鳥谷がタイムリーで１点差。
同じくツーアウト１，２塁として、頼れるアニキ、金本まで回ってきます。
まあここまで来ただけでも素晴らしいんですが、頼れる男はそこで結果を出してしまうところがすごいですね。
アニキ、ライト線を破るサヨナラ２点タイムリーツーベースです。
１１対１０でタイガースの劇的勝利。
いやあ、こんなん、作ろうと思っても作れませんよ。
興奮さめやらぬ中、近所の１００均に行きますと、「金本選手のコーヒー」を発見しました。
これも何かの縁とばかりに買い占めてきました。
まだまだシーズンが始まったばかりですが、こういういい試合を続けてくれたら、ファンはたまりませんね。
今日も缶コーヒー片手に応援するぞー。
ここまでが先日（８日）の日記ですが、快挙は続くものです。
昨夜のナイトゲームで、金本選手がまたも大爆発。
３打席連続のホームラン７打点というから、すごいものです。
これも「カーネル効果」なんでしょうか？
また缶コーヒーを買ってこなくっちゃね。
2009.04.08 Wednesday
古典酒場 ６
古典酒場 ＶＯＬ６
東京酔笑酒場
このシリーズも早いものでもう６冊目になりました。
東京周辺の居酒屋を特集したガイド本ですね。
今回のテーマは「山手線沿線のお店」特集です。
まずは巻頭最初の特集が、「山手線一周飲み歩き」ですから頼もしい。
山手線の駅２９駅を １５時間かけて飲み歩くという企画で、これはもう体力勝負ですね。
さらには飲み歩いたのが本誌編集長の女性で、カメラマンを引き連れての独り飲みといいますから驚きます。
さすがに最後は撃沈したそうですが、見事、酒飲みの鑑ですね。
この山手線沿線のお店というのは、尋ねやすく飲み回るのには最適な企画です。
しかも昼間から開いているお店もあって、参考になりました。
まだまだ知らない居酒屋さんがたくさんあります。
さて私にはもう一つの特集の方が気になりました。
それは「新・東京三大煮込み」探訪というものです。
ご存じ「東京三大煮込み」とは、月島の「岸田屋」さん、森下の「山利喜」さん、北千住の「大はし」さんですね。
いずれもさすがは名物という絶品の煮込みですが、これに続く煮込みを集めてくれました。
煮込み大好きの私としては、これは見捨ててはおられません。
取り上げられているお店の中で、気になるお店が数軒ありました。
次回の東京訪問では、ぜひとも挑戦すべく計画を練っていきたいと思います。
「はしご酒ツアー」というのも挑戦しては見たいんですが、さすがに独りでは無理でしょうね。
2009.04.07 Tuesday
桜満開
桜が満開
今年は桜の花が長持ちして、入学式にも十分間に合いました。
近くの公園まで桜を見物に、ぶらぶら歩いてゆきました。
近所の我が母校では、後輩たちの入学式に備えて準備中です。
本当に桜が満開で、綺麗な姿を見せてくれています。
少し歩いて公園にたどり着きました。
ここも桜が満開で、強い風が吹くたびに花びらが舞い散ります。
やはり春は桜ですね。
ここには赤紫色の花が満開です。
何という花なのか名前は分かりませんが、綺麗ですね。
花粉もどうやら一段落したようで、朝の散歩も再開することにしました。
桜が散ると、いよいよ本格的に暖かくなりますね。
そろそろ夏日も近いのかな。
2009.04.06 Monday
東京で見つけたお店
東京で見かけた面白そうなお店
まずは門前仲町あたりで見かけた居酒屋さんです。
最近はこんな「昭和レトロ」のお店がブームだそうですね。
懐かしい看板も貴重になってきています。
「日本再生酒場」
確か新宿あたりにもありましたから、チェーン店になっているのでしょうかね。
よく見ると、一部はなんちゃってレトロのもようです。
次は高円寺で見つけたお店。
「焼とん四文屋」
ここは一度入ってみたいと思いました。
飲み歩きをしていて感じるんですが、やはり東京は人が多いです。
いろんな人間がいて、色々な商売が成り立つ。
だから様々な形態の飲み屋さんが営業していらっしゃいます。
高級店から始まって、私なぞのお気に入りである最下級店まで、それぞれの棲み分けがなされているわけです。
次に、意外に思われるかもしれませんが、東京のお店は閉鎖的ではないことです。
地元に密着した老舗のお店でも、新入り者を歓迎してくれます。
このあたり、静岡のお店ですと、常連が幅を利かせて威張りくさっている。
「俺はこの店の常連なんだ」と席を譲ることもなくデンと座って大将相手に自慢話。
苦笑いしながらも、それを許しているご主人。
その店の個性なのかもしれませんが、私は嫌いです。
以前入った新装開店のお店でのことです。
開店をお祝いしてか、ご友人と見られる数人の方が、席の端に座っていました。
お店の中にはお祝いの花束が飾ってあります。
その友人さん、暇なんでしょうか、料理を食べるでもなく、しきりに喋っていました。
手伝いでもするのかと思っていると、何もしません。
（心配だから見守ってやる）ような感じですか。
はたまた時間つぶしに来ているのか。
それはいいんですが、ご主人の調理中にあれこれ話しかけるのはよろしくないです。
聞いているとどうやら友人さんの方が腕前が良さそうです。
調理のやり方について、なんやかんやとアドバイスをしています。
それを目にしているお客、つまり私の方は気分がいいものではありません。
たまにラーメン店でも、ご主人がバイト君をきつくしかりつけたりする場面に出会いますが、それと同じですね。
裏舞台は見せないが華。
私がそうそうに立ち去ったのは言うまでもありません。
2009.04.04 Saturday
地獄辣椒麺
台湾で購入した「即席麺」です。
暗号を解読しながら、調理をしてみます。
品名：大乾麺 地獄辣椒麺
「地獄」というネーミングに多少ビビります。
裏面には調理方法が記載されています。
食用方法：１取出調味料・將麺身放入碗中。
２將沸騰開水沖入碗中麺身・蓋上碗蓋。
３折開湯料包置入？一碗中備用・待３分鐘後・將湯倒入放置湯料的碗中・即成美味鮮湯。
４將其他油包折開置入乾麺裡拌勺・即成濃郁可口的大乾麺。
推測するに、汁なしのタンタンメンのようです。
封を開けると乾麺に調味料が二袋、液状のタレが一つ入っています。
まず丼に入れてお湯を注ぎ、待つこと３分。
お湯だけをお茶碗に移します。
残った麺に液体のソースを掛けて出来上がり。
トッピングの粉末唐辛子を掛けていただきます。
そして、このお湯に添付の調味料を入れると、スープになるという優れものです。
スープと麺が同時に食べられるという物はあまりありませんから、これはいいですねえ。
さて肝心のお味はといいますと、なかなかいけます。
「地獄」とはいうものの、まあ通常の辛さで収まっていましたから、大丈夫ですね。
スープはぬるくなっていたこともあり、平凡でした。
鍋で茹でればなかなか美味しそうになりそうだと思います。
個性のある即席麺でした。
2009.04.03 Friday
桃翠茶寮＠日の出町
桃翠茶寮＠日の出町
このお店、以前鷹匠町にありまして、その時には何回か通った記憶があります。
しかし手狭になったのかここ日の出町にお引っ越ししました。
移転されて以後はご無沙汰していましたが、なかなかの評判と聞いています。
本日のランチは、この「桃翠茶寮」さんにやって来ました。
平日の開店は１１時３０分。
１０分ほど遅れてお店に着きましたが、すでに１０人ほどが入店されています。
お店は５人掛けの丸テーブルが６脚にカウンター式の長いテーブルが１０席という、割合に広い造りですね。
カウンターの一番端に案内されます。
メニューには、ラーメンやタンタンメンなどもありましたが、他の皆さんはほとんど「ランチ」を注文していました。
私はというと「タンタンメン」の予定でしたが、メニューを見ますと本日の限定「麺ランチ」がありました。
そこには、「酸辣湯麺」（コショウ入り辛し麺）に小ライス、デザート、小鉢で９４５円と書いてあります。
限定品に弱い私、ついこちらを選んでしまいました。
お店の壁には、陳健一さんとご主人の肩を並べた写真が飾ってあります。
ここのご主人は陳さんの元で修行した経験があるそうです。
うーん、そうなると「麻婆豆腐」も捨てがたいかなあ。
お店には次々とお客さんが入ってきます。
厨房で鍋を振るうのは、ご主人ただ一人で、４、５人の女性が手伝いをしています。
それにしてもお一人だけで大量の注文をこなしてゆく姿は見事の一言です。
お客さんはほとんどがサラリーマンの男性です。
それも４人、５人とグループで来る常連さんのようですね。
すぐに小鉢が出てきました。
これはお酢の利いた、糸コンニャクとキュウリの和え物ですね。
そして待つこと１５分あまりでセットが出てきました。
まずはメインの「酸辣湯麺」です。
たかがランチと馬鹿にしていましたが、脱帽です。
これだけで立派な一品料理、十分です。
麺の上に、ハム、タケノコ、干し椎茸、溶き卵の入った餡がたっぷりと掛けられています。
その上にはおしゃれにみじん切りの長ネギも乗っていますね。
味付けはもちろん酸っぱく辛いお馴染みの味ですが、基本となるスープが良いです。
一口箸で運びますが、これは熱々ですね。
あんかけですから、ことさらに熱さが強調されます。
当然口の中を火傷しました。
麺は中細の平打ちで、これも申し分なし。
食べ進むと、だんだんに汗が噴き出してきます。
口直しと熱冷ましにライスを頬張ります。
これはとにかくスープが秀逸です。
一般には申し訳程度に具を乗せた「酸辣湯麺」が多いですが、これは贅沢に具が満載ですね。
熱いせいで、なかなか麺が無くなりません。
辛みも利いていて、滲む汗を拭き拭き、なんとか食べきりました。
ほっと一息ついて、デザートの杏仁豆腐をいただきます。
これが冷たくて、適度な甘さで、嬉しいものです。
すっかり満足したランチでした。
千円札でお会計をします。
「ありがとうございました」
やっぱり次は麻婆豆腐かなあ。
2009.04.02 Thursday
たこ八＠観光バスでやって来た
たこ八＠観光バスでやって来た
先日のたこ八にて。
珍しくオカアサンがぷんぷんしている。
聞いてみると、「静岡おでん」も有名になったそうで、バスツアーのお客さんが来たんだとか。
「お客さんが増えたんで、良いことじゃないの？」
ところが、話を聞いてみると、何ともおかしいお客さんたちでした。
それは観光バスでやって来た団体さんで、規律正しく４人ずつのグループになっているそうです。
年齢は６０から７０代の男女で、わざわざ静岡市内を見に来るんですから、近くの方ではないんでしょうね。
バスを青葉交番の近くに止めて、そこからゾロゾロとお客さんが降りてくる。
時間は午後５時過ぎという、おでん街の口開けでお客さんも少ない頃。
そこからおでんマップを片手に「静岡おでん」を探し歩きます。
ここ「たこ八」さんにもそのおこぼれが二組、合計８人が入ってきました。
開店早々からほぼ満員の入りですから、これは縁起がいい。
しかし問題はここから。
見物が目的ですし、お年寄りで食欲もないから、おでんはあまり食べないんですね。
あれこれと品定めをしながら、おでんの批評をします。
一人がおでんを二串ほどつまむだけで、お酒も飲まず、さっぱり商売にならない。
サービスのウーロン茶を飲みながら、世間話が弾んでいたといいます。
まあ、お客さんですから文句はありませんが、その一見のお客さんたちがあれこれ意見を言うからオカアサンがカチンと来る。
詳しくは書きませんが
「何でモツを入れないんだ」
というようなことをしつこく聞かれたそうです。
もちろん「たこ八」のおでんに入っているのは、「牛スジ」のみです。
「静岡おでん」といっても豚のモツをメインにしているお店もありますし、それはお店の個性ですね。
しかしここ「たこ八」さんでは、何が名物かと言うと、誰もが語るその「牛スジ」です。
仕入れから下ごしらえまで、丁寧に手間暇掛けて作っています。
そしてオカアサンも一番こだわっているのがこの牛スジなんであります。
この道一筋で５０年やっている「たこ八」さんの、表看板に意見されては、オカアサンの機嫌も悪くなるはずですな。
さて団体さんが喋っているうちに６時も近くなり、そろそろお客さんが詰めかける時刻です。
今、のれん越しに中を見たお客さんは、満員かと素通りしてしまうかもしれませんね。
やきもきしていると、ようやく団体さんが重い腰を上げたそうです。
まあ、バスの駐車時間にも限度がありますから、たぶん１時間というスケジュールだったんでしょうか。
逆に言うと時間つぶしだったのかもしれませんが。
そこで８人まとめてのお会計は、何と２千円。
お一人頭２５０円というのは記録じゃないでしょうか。
「あとで聞いたら、あちこちのお店にもそんな団体客が入ってたってさ」
おでんやさんといっても色々な形態がありますから、これが駄菓子屋さんならいいんでしょうが、居酒屋さんでは少し辛い物がありますね。
「大丈夫、そのお客さんたちが、また沢山お客さん連れて来てくれますよ」
とは言っても、同様にお店の売り上げに協力していない駄客としては、耳が痛いお話でした。
次回は２０本ぐらい食べますからご勘弁を。
2009.04.01 Wednesday
台湾で見かけたもの 完結編
台湾で見かけたもの 完結編
台北の空港では、色々面白いポスターが貼ってありました。
漢字なので、何となく雰囲気が分かります。
まずはこれです。
「たばこは体に悪いよ！」
というような意味なんでしょうか。
次です。
「生食は危ないよ！」
でしょうかね。
これは予防注射でしょうか。
そして前回の答えはこれです。
なるほどね！
意味深なイラストですが
「保険は大切だよ」
らしいです。
そして最後に、行ってらっしゃい！
追加は、台湾のトイレです。
横にあるゴミ箱は、「使用後の紙入れ」です。
トイレには「手洗い励行」の掲示があります。
台湾の歩行者用信号。
青は渡って良いサインで、残り時間がデジタルで表示されます。
以上長らくお疲れさまでした。
