2010.08.31 Tuesday
平澤かまぼこ@二杯目
平澤かまぼこ@二杯目
「日高」さんを出て、王子駅の反対側に回ります。
まだ三時過ぎですから少しぐらいは良いでしょう。
見覚えのある通りを進んで行くとすぐにお店にたどり着きました。
お店の前には美味しそうなおでんの鍋がグツグツと湯気を立てています。
ここが王子の名店「平澤かまぼこ」さんです。
「いらっしゃいませ」
ご主人であるオバチャンが迎えてくれます。
今日はアルバイトは若いお嬢さんですね。
このお店のアルバイトは(たぶん)大学生の口コミで回っているんでしょうか、若い方が多いようです。
「瓶ビール(550円)と煮込み(250円)下さい」
すぐにアルバイトの店員さんが瓶ビールの栓を抜きます。
「800円です」
うっかり忘れていましたがここはキャッシュオンデリバリーで、引き替えにお支払いをしなければいけません。
慌てて財布を取りだして渡します。
この「煮込み」ですが、こちらは珍しく牛スジの煮込みです。
時間帯がそうだったのか、やや固めでしたがもちろん固すぎるということはありません。
牛スジで250円というのも嬉しい値段ですね。
七味を振ってビールの合間にいただきます。
そろそろアルコールが回ってきた感じですね。
「はいサービス」
オバチャンがツボ漬けを出してくれました。
ここはいつでも口取りの小鉢を付けてくれます。
立ち飲みだというのに嬉しいサービスです。
ビールを飲みながら暫しくつろいでいると、バイクに乗って息子さんがやってきました。
ちょうど交代の時間がやってきたようです。
あいかわらずお元気なオバチャンとよく似て、この息子さんも笑顔が絶えません。
この明るい雰囲気がいいんですね。
お客さんは他にお一人だけで、今日はのんびりとした店内です。
そこへ入ってきたのは外国人のお客さんで、どうもおでんが珍しい様子です。
あれこれ悩んでいましたが、おでんを二三品テイクアウトしてお帰りでした。
ここは立ち飲みの方も多いですが、テイクアウトのお客さんもいらっしゃいます。
「サービスにこれもどうぞ」
息子さんが昆布のおでんを出してくれました。
お汁もたっぷり入れてくれました。
「このお汁が良いんですねえ」
「静岡おでんはお汁が飲めないんです」
などとおでん談義で色々と教えていただきます。
といっても専門家相手に込み入った話は出来ませんから、お話を伺う専門ですけれどね。
「お休みはないんですか」
「8月までは日曜休みです」
9月からは日曜も営業されるということでした。
これはもう一回うかがえるかもしれません。
お客さんが帰り、私一人だけになりました。
「これお土産です」
何とおまんじゅうまでいただきました。
立ち飲みのお店でお土産をいただくとは思いませんでしたね。
これはありがたくお持ち帰りしました。
しめしめこれでお土産代が浮いた。
やはりこの暑さですからおでんもあまり売れないのかもしれませんが、おかげでこちらはのんびりできました。
しかしおかげで予定の時間をオーバーです。
本日のメインエベントはかなりユニークなお店で、難点は交通の便が悪いことです。
時計を見るともうギリギリの時間です。
ご主人にお礼を言いながら、お店を後にしました。
さあどう乗り継いでいけばいいのか。
2010.08.30 Monday
日高@王子
立ち飲み日高@王子
「いこい」さんでチューハイ三杯を楽しんだ後、のんびりと赤羽の駅に戻ります。
赤羽には魅力的なお店がまだまだありますが、それはまたの日にして電車に乗りましょう。
京浜東北線で王子の駅まで戻ります。
王子の駅を降りて次の居酒屋さんを捜します。
ここにはなかなか面白い最先端の居酒屋さんがあるんですね。
駅の近くですぐに見つけられました。
ここが「立ち飲み 日高」さんです。
赤い提灯が賑やかで、居酒屋ムードは抜群ですね。
さっそく入りましょうか。
「いらっしゃいませ」
真っ赤なコスチュームの若い女性店員さんが出迎えてくれます。
ただいまの時間は2時45分ほどですから、暇な時間帯ですね。
もちろんお店は空いていて、適当に端のテーブル席に向かいますが、もちろん立ち飲みですから椅子はありません。
「はじめてですか?」
もちろん初めての入店だと伝えますと、ここのシステムを説明してくれました。
それがまあややこしい。(ように感じられます)
まずはこんなペン型の機械を渡されます。
まずはメニューから品物を選びます。
次にこのペンでそのメニューの場所をタッチします。
その次は、注文する数量をタッチし、入力という場所をタッチします。
これで完了だそうですが、初めての方には分かりにくそうですね。
私は面倒なので全部店員さんにやってもらいました。
注文の品が出来上がると店員さんが持ってきてくれます。
私のオーダーは、「チューハイ(260円)」に「煮込み(190円)」です。
お会計の時はこのペンをレジに出せば機械が計算をしてくれるという、何とも先進的なシステムですね。
ただ、酔っぱらってくるとうっかり間違えたりするトラブルがありそうで心配ですね。
常連さんは良いですが、年輩のお客さんは大変そうです。
私がいる時でも、お年を召したかんじの女性が一人で入ってきて、店員さんにあれこれ説明を受けていましたが、諦めたらしくすぐに帰ってしまいました。
まあ慣れれば良いんですがね。
チューハイがすぐにやってきました。
これはごく普通の物ですね。
いこいさんと比べると、何となくあか抜けて見えますが、味は同じです。
そして煮込みです。
豚のシロ、コンニャク、ゴボウなどを味噌仕立てに煮込んだもので、モツは柔らかく煮込まれています。
これもまた美味しい煮込みですね。
お客さんは一人客が多く、多くても二人連れぐらいです。
店員さんは注文を取るわけでもないので、割合に暇そうですが、ピークになったらどうなるのか気になりました。
自分で入力しないと品物が出てこないわけですから、そのぶん売り上げは伸びないような気もしますが、まあ成り立っているんでしょうね。
商品のサンプルもないので、選びにくいということもありそうです。
その点「いこい」さんなら目の前にある物を指差せばそれが出てきますから安心できます。
合理化されているようですが、私には今回でもう気が済んだということですね。
少し物足りない感じがしてきたので、ここは1杯で切り上げて、もう一軒寄って行くことに決めました。
何しろここは王子ですから、良いお店があるんです。
2010.08.28 Saturday
いこい@やっぱりここ
いこい@やっぱりここ
さて、二件目のお店はと考えますが、最初は王子を予定していました。
池袋から山手線で田端に向かいます。
そこから京浜東北線で北に進みますがここで気が変わりました。
そういえばすぐそこが赤羽です。
久しぶりに行ってみたいお店がありました。
電車はすぐに王子の駅に着きましたが、そのまま通り過ぎて赤羽まで行きます。
赤羽の駅を出て、すぐ前の裏通り、キャバレーの向かい側にあるのがこのお店です。
「立ち飲み いこい」さんです。
東京都内には沢山の立ち飲み居酒屋さんがありますが、その中でも一二を争うという名店です。
何しろこのお店、安いし朝八時から開店していますから、酒飲みには堪えられないですね。
お店はかなり広く、左側にU字形のカウンターと右手にはテーブル席です。
昼時はお客さんも少ないのでほとんどがカウンター周辺にいます。
それでも10人ほどが飲んでいますから、さすがは酒飲み天国赤羽ですね。
カウンターの中の店員さんに誘われて、左手奥の空き場所に席を取ります。
まだ七分ほどの入りですから余裕を持って飲めますね。
すぐ前にいる店員さんに注文を告げます。
「チューハイ(180円)と煮込み(110円)下さい」
ここではチューハイはあっという間に出てきます。
ジョッキに氷を入れて、そこにショーチューを注いだ状態の物が数本スタンバイされていて、注文があればそれにサーバーからタンサンを注いで出来上がりです。
それこそもの凄いスピードで出てきます。
煮込みは大鍋にグツグツと煮えていて、そこからひとすくいしてネギを散らせば出来上がりです。
お財布から千円札を出してカウンターに置いておきます。
ここはキャッシュオンデリバリーですから、勘定も素早いんですね。
チューハイと煮込みがカウンターに置かれ、お札が消えてお釣りの硬貨が替わりに置かれます。
この計算も生活の一部なんでしょうか、まさに流れるようです。
実はここの煮込みが美味しいんですね。
豚のシロを味噌味で煮込んだものですが、実にシンプルで、良いんです。
モツは柔らかく煮えていて、汁にはダシがたっぷり溶け出しています。
この煮込みが110円ですから、「東京三大煮込み」にも負けない絶品の煮込みだと言えます。
私はここの煮込みが一番好きですね。
ここの店員さんも毎回替わっていきますが、今日の方はもう熟練ですね。
カウンターにはこの店員さんと「大将」のお二人。
外で仕事をしているのが一人と、調理場には年輩の女性がお二人です。
この大将の威勢が良くて、お店も活気が溢れています。
「今日はカツオが美味しいよ!」
こう大将が唸ると、お客さんが一斉にそれを注文します。
ここはお刺身といえども赤羽価格ですから、110円や150円、180円といった激安価格で安心できます。
では、私もチューハイお代わりに、「ゲソわさ(110円)」です。
これも合わせて290円の激安セットですね。
カウンターの硬貨は420円になりました。
隣の年輩の紳士とあれこれお話をします。
全くの初見ですが、立ち飲みで隣り合うのも何かの縁、これが居酒屋の醍醐味でもあります
「ここの大将、築地ではかなりの顔らしいよ」
そんな情報も教えていただきました。
その先輩は黒ビールを美味しそうに飲んでいます。
大将はお客さんに聞かれて色々と説明しています。
その中でも面白かったのは、「舌切り」という隠語の解説です。
何だろうかと思ったら、「青柳」のことだったんですね。
勉強になりました。
そんなわけでお隣さんとの会話も弾んで、つい帰りそびれてもう一杯追加です。
チューハイのお代わりに、「おから(110円)」をいただきました。
このおからも東京らしいはっきりとした甘辛の味付けで、良いアテになります。
お客さんはみな静かに一人飲みを楽しんでいます。
酔っぱらいもいないし、みな席や醤油差しなどを譲り合っていて、良い雰囲気だなあ。
さて、少し飲み過ぎましたが、次のお店に向かうことにします。
「どうもごちそうさまでした」
外はまだまだ猛暑の真っ盛りです。
2010.08.27 Friday
大都会@池袋
大都会@池袋
目的のラーメンも無事食べられて、一安心。
これからのんびりと昼酒巡りに突入です。
まずは巣鴨の駅から池袋に戻ります。
池袋駅の北口を降りて、目当てのお店を探しますが、あれお休みかな。
諦めきれずにあたりを捜すと、通り過ぎた地下にお店がありました。
「居酒屋アンドそば 大都会」
これが本日1軒目の居酒屋さんです。
場所は駅のすぐそばですが、裏手にあたるためか人通りは少ないです。
さっそく階段を下ってお店に入ります。
地下一階に行きますと、そこは意外に込んでいます。
どうも会社の昼休みに来ているような中年のサラリーマンふうの団体が賑やかです。
お酒を飲んでいる風でもないので、喫茶店代わりに使っているのかも知れません。
それは良いんですが券売機の前にこの集団が占拠しているので、落ち着いて選べませんね。
このお店は全て自動券売機で食券を買うシステムになっています。
お店の中にこの券売機が4台ほどあって、さまざまなメニューが選べます。
まずは目に付いた、「酎ハイセットおつまみ付き400円」というのを選んでみました。
お店は中央が調理場で、それを丸く囲むようにカウンターが切れ切れに続きます。
その回りにも不規則にテーブル席が配置されていて、これは元からの居酒屋さんではない感じのお店ですね。
ただいま平日の真っ昼間ですが、あちこちにグループで飲んでいるお客さんがいます。
店員さんに食券を渡すと、すぐに酎ハイを出してくれました。
ショーチューの濃さも申し分ない、美味しい酎ハイですね。
本日のスターターとしては十分です。
お店はそれほど騒がしくもなく、落ち着いて飲めそうです。
すぐにおつまみの「まぐろ刺身」が出てきました。
冷蔵庫から出したばかりで冷たいですが、厚みも十分にあるお刺身ですね。
このセットで400円なら、何も言うことはありません。
さすがは大都会、素晴らしいです。
と思っていたら更に凄い物を発見しました。
「タイムサービス、生ビール150円、酎ハイ100円、おつまみ100円」
思わず目を見張りましたが、間違いなくこう書かれています。
これはもうたのむしかないでしょう。
そこで自動券売機の一つに向かって、チケットを捜しますが見つかりません。
店員のオジサンに聞くと、販売している券売機は中央の一つだけなんだそうです。
それに向かって200円で食券を二枚購入します。
なお、店員さんは男女二名づつで、いずれも年輩の方でした。
そのせいかお店は何となくゆったりとした雰囲気でしたね。
その食券を渡して、つまみは「いかフライ」でお願いしました。
あっという間に出てきた酎ハイはスタンダードの物より少し小さいですが、ノープロブレムです。
セルフサービスになっているので空き容器は返すという掲示が出ていますが、暇なせいか店員さんがちゃんと片づけてくれました。
この値段で利益が出るのか不思議ですが、色々な商売があるんですね。
いかフライは、油の準備が出来ていなかったようで、少し時間がかかりましたが、そのぶん揚げ立ての熱々です。
ソースを付けてかぶりつきますが、なかなかいけますね。
カウンターの片隅では、夜勤上がりと思える30代の女性が一人飲みで店員さん相手にくだを巻いています。
こんなところも大都会らしい風情ですね。
かというと正面ではいかつい顔をしたお兄さんが凄い勢いでドリンクのお代わりをしていて、怒ったような顔で飲み干していました。
これは目を合わせないようにしないといけません。
ともかくここは時間をつぶすには絶好の飲み屋ですね。
何しろ24時間営業ですからいつでも使えますし、駅のすぐそばで便もいいです。
喫茶店代わりにも使えますし、椅子がありますから休憩も出来る。
これから何回か使う機会が増えそうです。
さてまだまだ先は長いので今日はここまでにしておきます。
汗も引いたことですし、次のお店を目指しましょうか。
2010.08.26 Thursday
大沢食堂@千石
大沢食堂@千石
今期3回目の東京ラーメン巡りです。
さすがは大都会東京で、魅力的なラーメン店が沢山ありますが、一日一杯ですからなかなか全てを回るというわけにはいきません。
今回も猛暑の中、美味しいラーメン店を求めて、行って来ました。
最近はお馴染みとなった湘南新宿ラインを池袋で降ります。
山手線に乗り換えて巣鴨で下車、とげ抜き地蔵さんとは反対の方向に向かって歩きます。
途中は曇っていましたが、都内に着くとやはり猛暑です。
汗がどんどん出てきて、ハンカチもびっしょりになりそうですから水分の補給は必至ですね。
メトロ千石の駅を過ぎてしばらく行きますと、ようやくお目当てのお店がありました。
最近たまにあるんですが、せっかくたどり着いたら臨時休業とか、閉店などのトラブルが良くあります。
私のデーターがいいかげんなせいもありますが、今回は無事入店できそうです。
かなりの重量級のドアを開けて、お店に入りましょうか。
「いらっしゃいませ」
年輩の女性が迎えてくれます。
正面右手に調理場があり、それを囲むカウンターが4席ほど、後は2人掛けを主体にしたテーブル席です。
先客一組のカップルの他はは全て男性ばかりで、10人ほどです。
相席でないところが一つだけ空いていて、そこに案内されました。
まずはお冷やのコップだけが出されます。
テーブルには氷の入った水差さしが置いてあって、そこから飲みたい放題です。
さっそく注文を告げます。
「カレーラーメン中辛で」
「辛いですが良いですか」
「はい」
ここは何と言ってもカレーライスとカレーラーメンが名物です。
しかもかなりの辛さだといいますから、期待が持てますね。
さて、私の隣り席の若い男性二人組が食べているのは、どうも「カレーチャーハン」らしいです。
それがかなりの辛さらしく、二人でふうふういいながら格闘していました。
これは辛さに程度の差があるようには書いてなかったので、並辛なんでしょうが、噴き出る汗に驚きました。
お二人は、水をガンガン飲みながら炒飯を無事食べきりましたが、その後で噴き出る汗に苦労していました。
そこで役に立つのが、お店備え付けのペーパータオルです。
各席に置いてあって、これで汗の処理は万全ですね。
ここは若い方がガツンと食べるお店のようで、ラーメンやカレーよりも定食類が良く出ていました。
隣の方は「ホルモン炒め定食」のようでしたが、おかずが凄いボリュームで、小鉢も充実していて美味しそうでした。
それ以外には「肉豆腐定食」が売れ筋らしく、これも召しあがっている方が多かったです。
お客さんはどんどん入ってきて、私の後からの人はみな相席でした。
おばさんが
「すいませんが相席でお願いします」
しきりに恐縮して勧めていました。
こういう気配りは場の雰囲気を和やかにさせますね。
実は私の後に来たお客さんの、「カレーラーメン並辛」が先に出来てきたんですが、私の顔を見て
「すいませんね今作っていますから」
お断りを告げてくれました。
今どきの老舗店では威張っているような感じの接客が目立つこともありますが、ここは丁寧です。
そしてすぐに出てきたのは、「カレーラーメン中辛(750円)」です。
カレーライスとカレーラーメンは同じ値段で、並辛が700円、中辛750円、大辛800円、激辛850円と50円刻みになっています。
この「激辛」はとんでもなく辛くて、通常の人間では無理だといううわさです。
私はごく普通の人間ですから、中辛で十分ですね。
これは純粋種のカレーラーメンです。
麺にカレーをのせただけというタイプで、カレーの味がしっかりと味わえますね。
カレーには具がたっぷり入っていて、柔らかく煮込んだ豚肉の固まりがゴロゴロしています。
人参やタマネギなどの野菜もしっかり入っていて飽きませんね。
それにしてもスパイスが利いていて良い味わいです。
私は辛さには強いので、中辛でも大丈夫でしたが、このあたりが美味しく食べられる限界かもしれません。
さすがにスープまで完食とは行きませんでしたが、全て美味しくいただきました。
うーんこの辛さはクセになりそうです。
次はカレーライスの大辛か、カレーチャーハンを食べてみたいです。
なおランチタイムはカレーライスとカレーラーメンの中辛までは100円引きだそうです。
私ももちろんこの割引でお支払いは650円でした。
こういうコストパフォーマンスの高い食堂、近くにぜひ欲しいですねえ。
なおこのお店のご主人は、元キックボクシングの日本初代チャンピオンである大沢昇さんです。
入り口すぐ右手にモノクロの等身大写真がお客さんを出迎えてくれますので、ご挨拶をお忘れ無きように。
「どうもごちそうさまでした」
しかし問題なのはこの後でした。
帰り道で噴き出る汗が止まらず、さすがは中辛カレーだと思い知ったのでした。
夏バテ防止はやっぱりカレーですね。
2010.08.25 Wednesday
わたみん家@またまた
わたみん家@またまた
人生は代わり映えのしない糸車。
先日訪問したばかりだというのに、まともや「わたみん家」に行って来ました。
だって安いんだもん。
日曜日のサク飲みにはやっぱりここですね。
完全休養日の日曜ともあれば、早くから飲みたいのは山々。
5時を少し遅れた時間に突入しました。
受付には誰もいませんでしたが、そこは手慣れたもので店長さんにご挨拶していつものカウンター席に座ります。
お客さんは少ないようですが、ちょうど注文が集中したようで店員さんも忙しそうです。
まずはお馴染みの「瓶ビール」をいただきます。
ビールといえば何でも「生ビール」が一番だという方もいらっしゃいますが、生ビールは当たり外れがあるので、無難な瓶ビールですね。
いや、ここの生が外れだということではありませんので、悪しからず。
一気に飲み干してしまう時は生ビールにこしたことはありませんが、チビチビやるのには瓶ビールが一番です。
お通しのキャベツです。
生のキャベツにゴマ油をかけて塩昆布を掛けただけですが、最近は気に入っていますね。
コイツをつまみながらグラスを傾けます。
今日のお客さんも女性や若い方が多いですね。
幸いに皆さんお静かなんでくつろげます。
まあこんな早い時間から騒がれてはたまりませんが、家族連れの小さな子供さんがはしゃいでいるぐらいでした。
子供さんのうるさいのは、微笑ましいぐらいで全く気になりません。
「本日のおすすめ」のお刺身から、「鰹刺身」を選びました。
ここはさっぱりと生姜でいただきます。
ここのお刺身は生姜が定番なのかな。
鰹のお刺身には、和辛子という変化球もありますが、今日はそのまま生姜です。
この切り身が分厚くて嬉しいですね。
たまには変わった物をと、「鶏レバー串」をタレ焼きでお願いしました。
全くの思いつきで期待もしていなかったんですが、これが大当たりでした。
レバーが新鮮でぷりぷりしています。
焼き方も適度で、固すぎもせずにレバーの良さが味わえますね。
七味を掛けてかぶりつきますが、これで208円(税込み)ですから、努力していますね。
次からは定番が増えそうな気がします。
30分ほどでビールのお代わりです。
私のペースですと、大体ビール1本で20から30分ですから、ややスロースタートですか。
今日は珍しく食事前なので、つまみもゆっくり楽しめそうです。
もちろん定番の一番になっている「つくね玉三郎(208円)」もたのんであります。
しかしやっぱり料理が多いようで、少し後悔しました。
アルコールは良いんですが、つまみに関しては年々胃袋が小さくなりますね。
そんなわけで2杯目のビールには思った以上に時間がかかりました。
でもべつに急ぐわけではありませんので、かまいませんね。
ところで前回は、ビール、ビール、ホッピー、というローテーションで少し反省をしたんですが、今回はどうしたのかといいますと。
これです。
何だ結局同じですね。
やはり暑いんで、氷入りの物が欲しくなるのと、ホッピー好きなんですね。
チューハイがあれば良いんですが、レモンハイは甘いんでこちらになってしまいます。
これほど何回も来るんだったら、ショーチューのボトルを入れておけば良かったと、また後悔しました。
お会計はまたまたサービス券で千円引き。
それでもまだ余っていますから、8月の末までにもう一回行けるんですね。
次は何か工夫しなければね。
どうもごちそうさまでした。
2010.08.24 Tuesday
相棒@ノベライズ版
相棒
杉下右京、亀山薫がコンビを組んで活躍する刑事ドラマといえば、言わずと知れた「相棒」です。
はずかしながら本編はほとんど見ておりません。
実は夜にテレビを見るという習慣はとうについえておりまして、最近ではニュース番組以外ではめったにないんですね。
ではなぜこの「相棒」を知っているのかといいますと、再放送です。
東京の居酒屋さんに時々行きますが、時間は午後三時から五時あたりが多いです。
その時に必ずテレビドラマの再放送をしているわけですが、どういうわけかこの「相棒」を何回か見たことがあります。
それがつい面白くて長居してしまう羽目になります。
そんなわけで印象に残っているんですが、なかなか上手いドラマ作りでした。
だからといって静岡ではあまり見かけることはないので、すっかり忘れていたんですが、ある日図書館でこの本を見つけました。
ノベライズした文庫本が出ているんですね。
テレビドラマを小説風に書き下すんですからこれは面白い。
思わず取り上げて一冊借りてきましたが、読んでびっくりこれは良い出来です。
それからはシリーズを次々と借り出してきました。
今はシーズン五の下を読んでいます。
テレビでの放送はほとんど知らないんですが、探偵小説としても楽しめる一冊です。
テレビを見た方も、見ていない方もぜひご一読してみてください。
2010.08.23 Monday
北の麺蔵@半額で
北の麺蔵@半額
さて、「半額クーポン」の第3弾は、「北の麺蔵(きたのめんくら)」さんにやって来ました。
平日の正午前、今日は本当に暑いです。
こんなに暑い日のランチには、やっぱり熱々の味噌ラーメンが最適ですね。
自転車を飛ばしてお店にたどり着きました。
お店は中年のご夫婦で経営されているようで、コンビネーションもなかなか良いです。
一人ですので、カウンター席に案内されました。
カウンターが8席ほどにテーブル席もいくつかあるという、普通の造りです。
お客さんは8分ほど入っていて、カウンター席は一つしか空きがありませんでした。
まだ正午前ですがかなり混むんですね。
お冷やと紙おしぼりを出してくれます。
それにしても暑くて、汗が引きませんので、前を見ると団扇が置いてありました。
さっそくこちらを借用して扇ぎます。
注文はクーポン半額の「味噌ラーメン全部のせ」です。
正価1050円のところ、半額の530円になりますからお値打ちですね。
お店には掲示があって色々と割り引のセットがありました。
それほど待つこともなくラーメンが正面から出てきました。
全部入りと銘打つだけあって、あれこれと盛り沢山な具が入っています。
まずは大きめのチャーシューが4枚。
これは柔らかく煮られています。
メンマにワカメ、コーンにノリ、炒めたモヤシに、味玉1個分です。
私は醤油派ですから、味噌ラーメンはあまりいただきませんが、こくのある美味しいスープでした。
麺は腰の強い中太の縮れめんです。
北海道から直送しているというのが自慢で、なるほど小麦の味が香ります。
しかしそれにしても暑いです。
食べている最中から噴き出る汗が止まりません。
そういえばかつては一世風靡した「サッポロ味噌ラーメン」ですが、最近はあまり見かけませんね。
味噌味というのも、ほとんどのお店が業務用のスープを使ってこしらえている具合で、味噌専門というのは珍しくなりました。
静岡では珍しい味噌ラーメンの美味しいお店として、これからも頑張っていただきたいと思います。
汗を拭き拭き、帰りの自転車を漕ぎますが、耐えられなくなって途中で寄り道してしまいました。
2010.08.21 Saturday
わたみん家@割引で楽飲み
わたみん家@割引で楽飲み
週の始まり月曜日、今日は久しぶりによく働きました。
クールダウンはいつものたこ八さんでと青葉横丁に進みますが、まさかのお休みで出鼻をくじかれました。
そこで急遽予定を変更して、「わたみん家」さんに向かいます。
というのも、まだ手つかずにいた「割引チケット」の有効期限が近くなっているので、それを思い出したからです。
このチケットは利用金額1000円について一枚500円分の割引が効きます。
ほぼ半額になりますから、これを使わないわけにはいきませんね。
さっそく御幸町店に入ります。
ただいま午後9時20分ほどですが、お店はほどほどの入りです。
客層は若い方が多いようで、特に女性が目立ちました。
この時間ですとサラリーマンは少ないんでしょうね。
一人だと告げると空いているカウンター席に案内されました。
初めは入り口近くの端に座りましたが、どうも騒がしい声が聞こえてきたので、それを避けて反対側に移動します。
このお店もまたマナーの悪いお客さんが増えたようです。
甲高い笑い声と手拍子を打つ音が絶え間なく聞こえてきますが、このお店は広いので前回のようには気になりません。
さっそく瓶ビールを注文します。
ここでは他のドリンクに比べて瓶ビールが割安な気がするので、こちらをいただくことが多いですね。
何も言わないので、スーパードライが出てきましたが、私は銘柄にはこだわりません。
のんびりと一人乾杯です。
お通しのキャベツです。
今までお通しは断っていたんですが、このキャベツは意外に美味しかったので復活しました。
ざく切りのキャベツに塩昆布が乗っています。
この何でもないキャベツがけっこう美味しいんですね。
こういうお通しなら大歓迎です。
限定のつまみもあったので、「生ウニとスルメイカ」をえらんだら、ウニは売り切れだそうです。
そこで「スルメイカ刺身」に「つくね」を注文します。
このあたりは前回と全く同じです。
メニューを見てあれこれ悩むんですが結局は同じ物になるというのが情けないですね。
過去の日記を見てもほとんど同じオーダーですから、代わり映えがしません。
スルメイカ刺身が何となく豪華に見えます。
例によって薬味が生姜なんですね。
「すいません、ワサビ下さい」
これも前回と同じで、ワサビを追加注文です。
文句を言う人は少ないんでしょうか。
つくねの「玉三郎」です。
こんがり焼けたつくねに卵の黄身を絡ませていただきますが、ナンコツのこりこりした歯触りと、半生の焼き具合が絶妙で、あいかわらずお勧めできる一品です。
もちろんこれも私の定番ですね。
瓶ビールのお代わりです。
悩みましたが結局無難な線で落ち着きました。
喉が渇いているせいか15分で1本空きました。
ん、日本酒の方が良かったかな。
最近は鮮魚関係にも力を入れているようで、和民らしくなくお刺身のメニューが充実しています。
このカウンター席はほとんどお客がいないので、一人で占領してのんびり飲めますから気に入っています。
店員さんもしっかりしているので、安心して飲めるお店ですね。
3杯目はホッピーです。
先にこれを注文して、ナカのお代わりをするのがベストだったかも知れませんが、まあそんなもんでしょう。
このあたりが私の定量ですから、もうナカのお代わりはしません。
のんびり薄めに作って、最後のホッピーを飲み干しました。
お会計は席の後ろにあるカードを受付に渡して計算します。
締めて2400円の所、1000円のチケット割引で、1400円ほどになりました。
これは安いなあ。
「どうもごちそうさまでした」
2010.08.20 Friday
サザエさんはいくつ
サザエさんはいくつ
年を取ったなあと感じることが色々あります。
まず最初のステップが、高校生が年下になったあたりです。
これは高校卒業ですから、まだまだ若いです。
次はプロ野球の選手など、テレビに出てくる有名人が年下になった時ですね。
30を過ぎますとドンドン年下の選手が多くなってきます。
これぐらいになると、「大相撲の横綱」も年下です。
更に進むと今度は、「プロ野球の監督」さんが年下になります。
予想はしていましたが、もうこんな年になったんだという事実を突きつけられます。
その先を越えてしまうと、「総理大臣」までも年下になります。
もうすでに「オバマ大統領」さんは十分な年下ですが、日本の総理は菅さんですから、現在は追い抜かれずに済んでいます。
漫画の主人公でもそんな追い越され現象が出てきますね。
「クレヨンしんちゃん」なんかは、永遠の5歳児ですから、年の差は離れるばかりです。
そこで、私が生まれる前からある、漫画の「サザエさん」を調べてみました。
まずは主人公のフグ田サザエは24歳(原作では27才)
夫のマスオは28歳(原作では32才)
で息子のタラオは3歳という設定です。
そしてサザエさんの両親、磯野波平さんが54歳で妻の磯野フネさんは52歳(原作では48才)ということになっていました。
うーん、波平さんってまだ54才だったのか・・・。
自分も年を取ったものです。
2010.08.19 Thursday
坐・エビス@七間町
ザ・エビス@七間町
今日の飲み会は七間町の「座・EBISU」さんです。
メインがモツ鍋で、お酒は飲み放題、2時間3500円というコースを頼んでみました。
さて、どんな具合になりますか。
お店は混み合っているようで、人気のほどがうかがい知れます。
指定された席は3階のいちばん奥の座敷でした。
まずは履き物を脱いで席に向かいます。
廊下を中央にして左右に同じタイプの座敷が並んでいますが、そのいちばん奥の席でした。
席の仕切は素通しの薄い引き戸だけなので、前の席の様子がほんのり分かります。
問題は騒がしいことですね。
場所が狭く、天井も低いため、隣の声が筒抜けです。
壁もあまり良い材質ではないようで、声が反射するのかかなり響いてきます。
運の悪いことに今日は騒がしいグループが二組ほどいて、まあうるさいことこの上なく、私たちは普通の声では会話できないぐらいでした。
これはお店のせいではありませんが、最後までこんな状態でしたから、参りました。
まずは前菜の3点盛りです。
なかなか洒落ていますね。
味もしっかりしていて良いつまみになります。
ビールと言えば相棒は枝豆です。
これがゆでたてそのまんまで、とても良いお味でした。
枝豆はゆでたてに限りますね。
これがあれば他には何もいりません。
メインのモツ鍋です。
中身ですが、キャベツがたくさん入っていました。
モツは小さめですが、柔らかく食べやすいものでした。
一番なのはスープが美味しいことで、これがひときわ印象に残りました。
シメのチャンポン麺もあらかじめ用意されています。
最後はこれを投入して残さずいただきます。
さて、最初はエビスの生で乾杯です。
やっぱりエビスは格別な味わいですね。
これだけでも良かったんですが、あれこれ飲んでみたくなるのは人情と言うもの、お酒をいただいてみました。
すると驚いたことに「磯自慢」がありました。
もちろん普通の居酒屋さんで「磯自慢」が飲めるのは珍しくありませんが、「飲み放題」とあれば別です。
もちろん注文するのは磯自慢ですね。
これは常温で出してくれました。
さすがに暑いので定番のぬる燗は諦めました。
やっぱり磯自慢は美味しいですねえ。
鍋が出来上がる前に、もう1本お代わりです。
鍋が煮えてきて、皆さんでつつきます。
博多の元祖モツ鍋も制覇した一同ですが、評判も上々でした。
次のつまみは揚げナスの味噌かけです。
磯自慢さえあれば、つまみはあまりいりませんね。
これは何だったか?
記憶にありませんが、悪くはなかった気がします。
鍋の合いの手にあれこれつまみます。
こちらは冷や奴です。
こくのある豆腐で、「男前豆腐」みたいな濃い豆腐でした。
何かたとえがおかしい気もしますが、まあそんな舌触りです。
お酒も回ってきて、次はハイボールにしました。
博多でも、モツ鍋にはハイボールでしたからこのあたりは定番ですね。
なお、このお店ではドリンクのお代わりは、空いたグラスと交換になっています。
ほんまかいなと思っていましたが、店員さんもしっかりと確認していましたので、ご注意下さい。
90分経過でラストオーダーです。
結局6杯ほどもいただきましたから、これだけでもう充分です。
何と言っても磯自慢が素晴らしいです。
これで静かだったら静岡一ですが、残念でした。
それにしても最近の居酒屋さんは騒がしいお客さんが増えてきた感じでして、私には居づらい気持ちがします。
完全な個室なら良いですが、このオープンな部屋では困りますね。
最後に予定していたサービス券が使えなかったのも、少し残念でした。
どうもごちそうさまでした。
2010.08.18 Wednesday
みの家@森下
みの家@森下
さて本日のメインは、ちょうど二年前のリベンジになります、森下の「みの家」さんです。
というのは二年前の旅行でこちらにおじゃまする予定だったんですが、ちょうど「盆休み連休」に当たってしまい、お店がお休みだったという苦い経験があったんですね。
もちろん定休日は調べてあったんですが、お盆休みには頭が回らなかったんです。
今回はその経験を生かしてしっかりと予約を入れておきましたから、間違いありません。
都営地下鉄を森下の駅で下車し、徒歩でお店に向かいますがそこは一度来た道で迷うことはありません。
見慣れた看板を無事発見しました。
何とも貫禄のある風貌で、看板にも登録商標が書いてあります。
さっそく中に入りましょう。
入り口にはちゃんと下足番のオジサンが待機していています。
「予約した者ですが」
「お待ちしておりました、お履き物はそのままにしてけっこうです」
靴を脱いで上がりますと、席は大広間になっていて、二列に並んだテーブルが壮観です。
午後4時半とやや早いせいか先客はおらず、一番端の席に案内されました。
今日はコースで予約してありますので、飲み物だけ頼めば後は悩まず安心です。
さっそく瓶ビールを注文します。
最初に出てきたのは「生卵」
これは桜鍋を付けて食べるための小皿です。
続いて、馬刺のタレに突き出しです。
これはお酒を飲む飲まないにかかわらず、コースに入っています。
さっそく馬刺をいただきますが、各自に一皿ずつですから取り合いになることもなく、じっくりと味わえますね。
すぐにメインの桜鍋が出てきます。
二人前ずつ入った鍋がコンロに掛けられ、火が付けられます。
鍋の中には桜肉がたっぷりと入っていて、特製とタレと味噌が乗っています。
肉以外に入れる具は別になっていて、お麩、長ネギ、シラタキでワンセットになっています。
火が通ってきてからこれらを加えてゆきます。
また、それ以外にも焼き豆腐とエノキダケが別皿で付いていて、煮えてきてからこれも加えていただきます。
煮えてきたので、お肉を少しいただいてから具を投入です。
お酒を召し上がらないグループはご飯をもらってそのまま食事に移行しています。
このお鍋ですから白いご飯に良く合いそうですね。
特製の味噌味は江戸好みの甘辛ではっきりとした味付けです。
なるほどこれが伝統の味付けなんでしょう、肉も程良い堅さで美味しいですね。
なお、お新香もちゃんと一人前ずつ付いています。
なにか昔懐かしい味のするお新香でした。
お座敷は広いし、お客さんもあまりいなかったのでのんびりと過ごすことが出来ました。
鍋を囲んでみんなでわいわい言いながらくつろぎます。
昔の造りなので天井は高く、冷房もしっかりと効いていて快適でした。
たきおかさんでウォーミングアップしてきたのが程良い感じで、こちらではのんびりと飲めました。
3年越しのリベンジを果たせて、皆さん大満足です。
最後のお会計ですが、このお店ではテーブル席でお会計をします。
そんなところに昔ながらの伝統が感じられますね。
どうもごちそうさまでした。
2010.08.17 Tuesday
たきおか@二杯目
たきおか@二杯目
市ヶ谷の博物館を後にして、見事な下り坂を駅まで進みます。
下りだから良いものの、これは行きに使わなくて良かったと思わせるほどの急な坂でした。
東京は意外に坂道が多いんで疲れますね。
そこからJRを乗り継いで上野駅に出ます。
せっかくの見学ムードも暑さで吹っ飛んでしまい、喉がアルコールを欲しています。
上野駅からアメ横方面に向かい、お店を探します。
このあたりは昼間から営業されている居酒屋さんが多く、どこに入ろうか目移りします。
「肉の大山」さんを越え、「カドクラ」さんを横目にしていると、「一力」さんの若い店員さんが客の呼び込みをしています。
ここはまだ入ったことがないので、どうしようか気を引かれましたが、あまり長居をする気持ちはないのでスルーです。
とにかく許された時間は30分ほどですから、立ち飲みでサクサクといきたいです。
そこで今回は立ち飲みのお店としては古株にもなっている、「たきおか」さんに入りました。
「いらっしゃいませ」
「7人ですが」
「ではそちらにどうぞ」
ちょうど入り口すぐの右手に丸い樽のようなテーブルを二つ並べたスペースがあって、そこが空いています。
ここは一人客が多いんで、カウンターに通されることが多く、テーブル席はお客さんが少ないんですね。
さっそく皆さんめいめい勝手に注文します。
ここはキャッシュオンデリバリーですから、こういう時には都合がいいです。
しかも店員の若い女性は計算が速く、品物もすぐに出てきます。
先陣を切って、私が注文します。
「チューハイ(290円)にイカ刺し(180円)お願いします」
30秒もしないうちに持ってきてくれました。
千円札を渡すと、ポケットから取り出した硬貨を数えてお釣りを渡してくれます。
アルコールがダメな方は、「アルコール抜きのチューハイ」というのも作ってくれるので、面白いですね。
渇いた喉にチューハイが染み込んでゆきます。
そうかビールにすれば良かった。
ゴクゴク飲むんですからスタートはやっぱり生ビールでしたね。
「イカ刺し」は冷凍物で少しがっかりでしたが、こういうこともあります。
まだ平日の4時前ですが、お店はほぼ満員で賑わっていますね。
だからといって騒がしいわけではなく、のんびりとくつろげます。
それはほとんどが一人客で、しかも飲み方を心得ていらっしゃる。
決して飲みつぶれるようなお客さんはいませんし、皆さん静かです。
平均して二、三杯のお酒をいただいてつまみを食べ、三十分もかからずに退席してゆきますからお店の回転はすこぶるよろしいです。
安いお値段で出していても成り立つのは、そんな要因があるんですね。
私も十分ほどでグラスが空き、追加を注文します。
お店の看板商品の「煮込み(150円)」をお供に「レモンサワー(290円)」をいただきました。
普通チューハイは味の付いたものより安いんですが、このお店では同じ値段ですね。
これも驚くほどの速さで出てきました。
一味を掛けていただきますが、あいかわらずこの煮込みは美味しいですねえ。
豚のシロを味噌味で煮込んだもので、柔らかく味付けもお酒にぴったりです。
ご主人は、赤羽の「いこい」さんで修行したと思いましたが、それに勝るとも劣らない美味しい煮込みですね。
皆さんアルコール2杯あたりにそれぞれのつまみを楽しんでいますが、あっという間に時間が過ぎてゆきます。
ここから次の目的地まではすぐですが、念のために早めに出ましょうか。
そんなわけでたった二十数分の滞在でしたが、立ち飲み気分を満喫して次のお店に向かいます。
2010.08.16 Monday
お札と切手の博物館@市ヶ谷
お札と切手の博物館
さて、「松葉」さんを出て目白駅に帰りますが、さすがに暑いので足も進みません。
今年の夏はあの「所ジョージ」さんでさえ熱中症になったという凄まじいものですからお年寄りは注意しなくてはいけませんね。
そこで協議の結果、バスに乗って帰ることになりました。
バスは10分ぐらいの間隔で走っているのですぐに乗車できました。
私は東京でバスに乗るのも久しぶりなんですが、このバスは200円均一で料金は先払いになっていました。
これは循環バスで、初めは空いていましたが、常にお客さんが乗り込んできます。
平日の昼下がりでもかなり混んでいるんですね。
間もなく目白の駅に着きましたが、面倒だからこのまま新宿まで行こうという声が出て、更に30分ほどのバス旅行です。
青春18切符がありますから旅費は変わらないんですが、いったん腰掛けると動きたがらない悪い癖が出てしまったようです。
しかしここで瓢箪から駒が出ました。
何と次の目的地の「お札と切手の博物館」に近い場所を通るらしいんです。
それならわざわざJRに乗ることもないので、バスを途中下車してそちらに向かいます。
これで多少歩く距離が少なくなったのかもしれません。
しかし持ってきた地図が、「JR市ヶ谷駅」からの案内図で、目標がかなり省略されているので分かりにくいです。
大の大人が7人も雁首を揃えて、ああでもないこうでもないと地図を凝視します。
そんなわけでかなりの時間をロスしてしまいました。
まさに人間万事塞翁が馬です。
そんなわけで苦労はしましたが、無事市ヶ谷にある「お札と切手の博物館」にたどり着きました。
ここは独立行政法人が管理していますから当然ながら入場料はタダです。
税金を使って建て税金で経営される施設ですから、善良なる国民としては一度は見学しておかなくてはいけませんね。
まずは冷房の効いた室内に入り、一休みします。
それにしてもここは静かなところだと言えば聞こえは良いですが、歩いて来るには時間のかかる場所です。
ソファーでくつろぎ、冷水器で水分回復。
少し落ち着いてきました。
正面では立派な男性が3人も揃って、「すかしいりはがき」を作る手すき体験を指導しています。
面白そうなのでやってみました。
確かに丁寧に説明してくださり、小学生などには良い体験になるでしょうね。
ただ、いくら夏休みとはいえ昼間から3人体制で行うような価値のあるイベントなのかは疑問符が付く感じですね。
ゲスの勘ぐりですが、たぶん私よりも所得が多いんだろう方がのんびりと子供の相手をしているのはもったいないように思いました。
ここも仕分け対象にならないように戦々恐々としているんでしょうか。
さて、ここは警備員がしっかりと見張っています。
なぜかというと、記念切手や各国の紙幣など価値の高い展示品が多く飾られているからです。
そして写真を撮ることの出来る場所も限定されています。
その限定場所の一つがこれです。
「一億円 持てますか?」
何と一万円札で一億円分の札束を経験できるんです。
と言ってももちろん本物ではありませんが、同じ重さの模造品が置いてあります。
それをアクリルのケースの外から手を突っ込んで持ち上げるわけですが、もちろんやってみました。
いやあなかなか重いです。
日ごろキャッシュカードばかり使ってますから、一億と言っても大したこと無いとバカにしていましたが、これはずっしり重いですね。
(一部誇張した表現がありますのでご了承下さい)
展示場は二階建てで、世界各国の紙幣や切手が相当数ありますから、見ていても飽きませんね。
夏休みですが人も少なくて、ゆっくりと見学できました。
まだ行ったことのない方はぜひ見学してみてください。
しかしここまでに時間を使いすぎてしまいました。
予定ではもう一つ別の博物館を見学するつもりでしたが、スケジュールの余裕がありません。
そこで切り上げて、居酒屋に向かうことにしました。
さあ、酒だ!酒だ!
2010.08.14 Saturday
松葉@南長崎 後編
松葉@南長崎 後編
私の前にもラーメンがやってきました。
どうですこのラーメン。
何せここは東京です。
当たり前ですが、静岡のド田舎ではありません。
今どき静岡でもラーメン1杯480円という低価格のお店はめったに見かけませんが、ここは大都会東京。
それでもこのラーメンは1杯480円です。
いくら安いといっても、「安かろう寂しかろうまずかろう」ではつまりませんが、ここのラーメンは具もどっさりと入っています。
まずは大ぶりのチャーシューです。
このチャーシューが圧巻で、かなりの厚みがあって食べ応えも十分です。
チャーシューとは名ばかりで、ペラペラの薄いハムみたいなチャーシューが乗っているラーメンをたまに見かけますが、やはりこれが充実していると嬉しくなりますね。
ゆで卵が半分。
これはごく平凡なものです。
メンマもしっかり味付けされていますし、量も十分です。
ワカメは彩りですね。
麺は中太の縮れ麺で、そこそこの腰があって美味しいです。
スープは見ての通りの和風さっぱり醤油味。
昔懐かしいオールドタイプの中華麺、昭和を代表する支那そばといった感じですね。
もちろんコショーを掛けていただきますが、このコショー入れが昔懐かしいキャップの付いたもので、これを取り忘れるともちろん出てきません。
そういえば以前これも東京の初めて入ったラーメン屋さんで、もの凄く重いコショーの瓶に出会ったことがあります。
それを掛けていた時につい手が滑って。
見事コショーの瓶が丼に着水してしまいました。
その時は慌てました。
すぐに拾い上げて、事なきを得ましたが、お店の方には平謝りです。
それ以来コショーは慎重にあつかう癖が付きました。
もちろんそれ以後は大丈夫です。
友人の中にはラーメンだけでは物足りなくて、「小ライス(150円)」を追加している方もいました。
だから「トキワ荘ラーメンライス」にしなさいと言ったのに。
480円のラーメンはボリュームもあり、実に「ンマーイ」ラーメンでした。
これは「チャーシューつけ麺」です。
際だつのはチャーシューのボリュームです。
ラーメンに入っていたものでお分かりのように、厚切りのチャーシューですが、これがドカンと
5枚ほども入っています。
こちらもチャーシューが余るようで、ライスを追加していました。
そこへ後から入ってきたのは、小学生の男の子を連れた女性です。
会話からすると初めての来店らしく、どちらかが漫画のファンなんでしょうね。
「ンマーイ」ラーメンと餃子に大満足でした。
お店の中にはフリーペーパがあって、商店街の盛り上げをアピールしています。
そしてこの商店街の通りには「トキワ荘通り」という名前が付けられていました。
「トキワ荘」が町おこしにも一役買っているんですね。
そこで私たちも探索することにしました。
「ごちそうさまでした」
お店を後にして、通りのすぐ向かい側に行きます。
すぐ目の前に「トキワ荘跡 入り口」の看板がありました。
ただし建物本体は取り壊されていて、現在では他の建物が建っています。
ですから史跡というものもありませんし、この看板だけが唯一の印になっています。
なお、ご存じない方のために詳しく説明しますと
トキワ荘の上棟式は昭和27年で、その翌年に手塚治虫さんが入居しました。
それを期に、編集者からの紹介もあってたくさんの漫画家たちがこの木造アパートにやって来たんですね。
寺田ヒロオ、藤子不二雄、鈴木伸一、森安なおや、石森章太郎、赤塚不二夫、水野英子、よこたとくお、などなどです。
そのトキワ荘も、昭和57年に解体されて、今はこの看板ただ一つがその存在を示しています。
思えばもう50年、半世紀も前の出来事だったんですから、時代の流れは激しいものです。
それにしてもこの暑さですから、そろそろ次の目的地に行きましょうか。
2010.08.13 Friday
松葉@南長崎
松葉@南長崎
お馴染み「青春18切符」を使った、団体旅行です。
台風4号が九州地方を震撼させている時、静岡ののんびり集団はお気楽に東京まで小旅行です。
いつもの東海道線で熱海駅まで。
ここで東京行きに乗り換えます。
夏休みも中旬になり、お盆の季節とも相まって電車はいつもよりも混雑しています。
気のせいかいつもより2割増しぐらいは混んでいる感じですね。
お客さんはやはり旅行客が多いようでした。
今日の第一目的地は池袋方面なので、小田原駅で「湘南新宿ライン」に乗り換えます。
こちらも意外に混んでいて、4人掛けのボックス席は空いていませんでした。
そこで一人だけ座っているところに、3人組で座ります。
すると気まずくなったのか若いお嬢さんが席を譲ってくれました。
なんだか追い出したようで申し訳ないですね。
図々しいオジサン集団でした。
あれこれと四方山話をしていると、電車はあっという間に池袋に着きました。
ここで山手線に乗り換えて目白まで戻ります。
目白の駅から徒歩でお店を目指しますが、あいにくの炎天下でこれは厳しい行軍になりました。
この日、出発地の静岡では曇りで時々雨が降っていたようですが、東京では終日太陽が顔を出していました。
もちろん雨では困りますが、適度に曇っていればいいのにと願うのは旅人の常です。
目白通りを20分ほども黙々と歩いて、ようやくお目当てのお店を探し出しました。
こちらが、「松葉」さんです。
入り口の引き戸には漫画のコピーが貼ってあります。
これは「藤子不二雄」さんの名作「まんが道」にこのお店が書かれていたものです。
この近くに漫画家の聖地として知られる、「トキワ荘」というアパートがあり、このお店も贔屓にされていたそうです。
まんがの中で、「ンマーイ」とラーメンを啜っているのが藤子不二雄さんのお二人ですね。
これは一番の宣伝になります。
それにしても懐かしいメンバーが一杯登場しています。
さっそくお店にはいることにします。
「こんにちわー」
意外にもお店の中には先客はいらっしゃいませんでした。
正面がのれんの掛かった調理場で、それに面したカウンターにテーブル席という良くある造り。
席は20席ほどのこじんまりとしたお店です。
その正面にメニューがあり、色々と色紙が貼られています。
中でも一番目を引くのは、やっぱり「藤子不二雄A」さんのこの色紙です。
売れないまんが家時代は、さぞかしここのラーメンのお世話になったことでしょうか。
お店の中はクーラーがギンギンに利いていて、暑さに疲れた私たちを優しく迎えてくれます。
店員のオネエサンは中国風のなまりでお一人だけでした。
何でも今日は午後1時で閉店だそうです。
危ない危ない、ちょうど間に合って良かった。
注文が混乱してはいけませんから、とりあえずまとめます。
まずは飲酒グループの4人で、ビール大(580円)を二本。
つまみに餃子(400円)を2皿いただきます。
メインは、普通のラーメンが7人、「チャーシューつけ麺」というのが一人でした。
7人もいるんだからあれこれ頼めばいいのにと思うのは私一人でしょうか。
まずはすぐに出てきたビールで乾杯です。
炎天下を歩いてきましたから、この1杯は本当に旨いです。
これは生き返りますね。
なお、「トキワ荘ラーメンライス(680円)」というのは、ラーメンにライスとお新香が付いたセットだそうです。
普通のライスは200円、小ライスは150円でした。
最初に出てきたのは餃子ですね。
これに付けるタレは、卓上の「潮州ラー油」をたっぷり入れて作ります。
出来たて熱々の餃子は400円とは思えないほどの美味しさでした。
このお店なかなか実力があります。
一気の大量注文で苦労されていたようですが、全員のラーメンが出てきました。
団体客ですからまとめないといけませんし、作る方も苦労しますね。
品物が違えば遅れても良いですが、同じ注文で後回しになるともめるかもしれませんしね。
さあどんなラーメンが出てきたのか楽しみです。
後編に続く
2010.08.12 Thursday
彼女は大嫌い
彼女は大嫌い
敬愛する高島俊男さんの「お言葉ですが」シリーズを読んでいたら、こんなことが書いてありました。
明治時代に発生して、広がって、今に至るまで用いられ、定着している言葉についてです。
それは「です」と「彼女」で、高島先生も大嫌いな言葉だと書いておられました。
実は「彼女」(かのじょ)という言葉は明治時代に発生した新しい言葉なんですね。
これは私も知りませんでした、読んでなるほどとうなづきましたね。
「彼女」という言葉は、明治初めの「小学讀本」つまり小学校の国語教科書から生まれたものだそうです。
明治初期という時期は、やみくもに西洋を模倣した時期で、国語の教科書までアメリカの教科書を模倣して作りました。
そこで英語を翻訳する時に困ったといいます。
「he」や「she]を日本語にしなくてはならず、そこから「彼女」という言葉が出来たということです。
日本では古くから三人称は全て「かれ」で、男女両性を指していましたが、西洋では区別しています。
そこで三人称女性代名詞の訳語として開発されたのが「彼女(かのじょ)」でした。
ところでもともと「彼女」という言葉は存在していました。
しかしこれは「かのおんな」や「あのおんな」などと読まれていたそうです。
それが小学校とはいえ国語の教科書に記載されてからだんだんに広まってきました。
代名詞としての「かのじょ」は明治の中頃から徐々に使われるようになって、大正時代以降では広く一般に普及してきたそうです。
あらためて考えてみますと、日本語というものも絶えず変化しているんですね。
今ではごく自然に使われている「彼女」ですが、江戸時代には無かったというのが面白いです。
毎日毎年新しい言葉が生まれてきますが、なんだそんなものとバカにしているといつの間にか市民権を得て、百年後にはそれがトレンドになっているかもしれません。
それもまた時代が決めていくんでしょうね。
出来ることならば美しい言葉を次の世代に残したいものですが、こればかりは難しいです。
日本語の未来はどうなるんでしょうね。
2010.08.11 Wednesday
少しばかりのリグレットを
少しばかりのリグレットを
八月は1週おきにモードが替わります。
先週は朝からフル稼働でしたが、今週はすっかりお休みモード、いや休暇モードです。
決して丸々お休みというわけではないんですが、恒例の東京旅行もあり、飲みまくる日が続きますね。
実は先日の交通事故で早くも後遺症が発覚しました。
といっても事故には関係なく、救急処置での血液検査で判明したわけです。
肝機能の数値が悪い。
これまた変なところから旧悪が暴露されました。
去年の検診ではギリギリセーフでしたが、いよいよいけなくなったもようです。
泣く泣く再検査。
いや、本来の検査ですが、たぶん数値は悪いでしょう。
もしかすると「断酒宣告」が出るかもしれません。
軽ければしばらくの休肝指導で済むかもしれませんが、まさに藪から棒です
これが飲み納めにならなければ良いんですが、さてどうなるかなあ。
少なくとも休肝日を増やすぐらいは必要でしょうから、また一日飲めない日が増えることになります。
というわけで執行猶予中の身ながら、かすかな期待を胸に飲酒三昧を続けるという今週です。
少しばかりのリグレットを胸に
今日は一日東京行きです。
それでは行ってきます。
2010.08.10 Tuesday
8月度例会
8月度例会
今月の例会は同期会の都合もあって、30分遅くの開始です。
時間通りに着きましたが、すでに先客はお二人いて、賑やかに談笑していました。
まずは前菜の生ハムサラダ。
胡麻のドレッシングを掛けていただきます。
生ビールに茹で落花生。
暑さも吹っ飛びますねえ。
そうこうしているうちにメンバーも揃っていつもの雰囲気になりました。
今日は社長が仕事でお休みですが、律儀にもワインだけは送ってくれたそうです。
その中から白を二本。
ウンチクがないと何となく味の変化が分かりません。
ラベルを見て研究している方もいますが、語学の能力が低いんでは難しいです。
まあそれなりに美味しいワインでした。
定番の餃子です。
昔から食べ慣れた味で、何となく落ち着きますね。
今日最初の大皿は、「ゴーヤチャンプル」でした。
ドカンと豪快に盛りつけてありますね。
ゴーヤも大量に厚切りで入っていますが、意外に苦みは少なく、皆さん争って食べていました。
これで夏バテも解消できそうです。
こちらも大盛りの「酢豚」です。
豚肉も野菜も、みんな大切りで気持ちが良いです。
家庭で作るのとは全然違って、さすがにプロなんだなあと感じますね。
赤ワインも二本です。
よく見ると同じメーカーのものが二本ずつですね。
豚の生姜焼きです。
分厚い焼肉で、白飯が欲しくなります。
少ししょっぱめかな。
これ以外にもあれこれ出てきた記憶がありましたが、記録にあるのはここまででした。
確かシメは焼きそばだった気がしましたが、今日は半数の方が一次会を済ませた後なので、お酒は進まなかったですね。
東京行きの最終確認をして無事終了です。
次は水曜日に会いましょうね。
2010.08.09 Monday
ざるラーメン@県大食堂
ざるラーメン@県立大学
さて、久しぶりの学生食堂も3日目となりますとさすがに飽きてきます。
ランチ定食ならたくさん種類がありますが、どうしてもラーメン限定になるので、これは仕方がありません。
今日は県立大学の下の食堂です。
何気なくメニューを見ますと、変わったものが目に飛び込んできました。
「ざるラーメン、アジフライ付き(320円)」です。
これは面白そうです。
ところで今日は朝からえらいことになりました。
予定通りに余裕を持って大学に到着しましたが、正面の駐車場が一杯です。
ここはややこしいことに、いったん受付まで行って駐車カードをもらわないと本駐車所に入れないシステムになっています。
そのためにとりあえず正面のスペースに車を止めて置くわけですが、そこが満車で停められません。
いつもはガラガラなんですが、今日に限って目一杯停めてあります。
そういえば「オープンキャンパス」が始まったと聞きましたが、その影響なのかな。
迷いましたが仕方なく、とりあえず正規の場所ではない隅っこに停めて、駆け足で守衛さんの場所まで進みます。
あいかわらず愛想も素っ気もない受付を済ませて、無事カードをもらいます。
そして駐車場に向かうんですが、これがどこも満車です。
ぐるぐると無駄な往復を繰り返して、ようやく一番遠い場所に車を止められました。
スペースは狭いんですが仕方がありません。
停めた場所はかなり上の方なので、急いで本館に向かいます。
ところが、初めて止めた駐車場なので、いささか場所の感覚が狂っていたもようです。
中央に通ずると思っていたドアが開かなかったり、行き止まりだったりと、うまくいきません。
さらには近道をしようと校舎の中に入ったのが大間違いでした。
ここは建物全体が斜面に立っているので、いたるところで地下が二階に変わったりしていて、奇妙に入り組んでいるんですね。
そんな迷路を全くの素人が探検してゆくのですから、迷宮の餌食になるのもやむを得ません。
それでも数分頑張ってみましたが、諦めてもと来た道を戻ります。
大幅なタイムロスをしてしまいましたが結局大回りをして何とかたどり着きました。
もちろん遅刻でして、担当の方には平謝りです。
ところが偶然、マイクの調子が悪くその調整に時間がかかっていたので、私の遅刻タイムはうやむやになっていました。
何となくラッキーです。
そんなわけでスタートから大汗をかいた一日でしたから、温かいラーメンには食指が進まなかったのですね。
ここはさっぱりと、「ざるラーメン」で行きましょう。
食堂のオバチャンに告げると、すぐに出てきます。
ノリを掛けて出来上がりとは、凄いスピードメニューですね。
トレイを持って席に向かいます。
なるほどオープンキャンパスだけに高校生らしきグループがここかしこに見えますね。
麺はストレートの細麺で、あまりラーメンらしさはありません。
敢えて言えば腰のある冷や麦ぐらいの麺です。
これを付けていただく汁は、甘めでやや酢がきいています。
思ったよりも美味しいつゆでした。
具はメンマのみで、本当にあっさりしています。
それを補うのが「アジフライ」なんでしょう。
この取り合わせもユニークです。
ラーメン、アジフライ、刻みキャベツ。
ここでなくては出会えなかったでしょう。
アジフライにはたっぷりとソースを掛けていただきます。
失礼ながら期待はしていなかったんですが、これ意外といけますね。
和風のダシがなかなか麺に合っています。
当たり前ですがざる蕎麦と同じ具合で、スルスルと食べられます。
つけ麺とは違う滑らかな感覚も、このうっとおしい夏場には良いものです。
ほんの数分で完食です。
このあっけなさが寂しいですが、アジフライもいただいたし、とりあえず満足です。
今日で学食とはお別れですが、たまにはこんなランチも良いものですね。
どうもごちそうさまでした。
2010.08.07 Saturday
チャーシュー麺@県立大学学食上
チャーシュー麺@県立大学学食上
県立大学には食堂が二つあります。
実は他にもあるのかもしれませんが、少なくとも二つ存在しているのは事実です。
今日は上にある方の食堂に行って来ました。
下の食堂とどう違うのかというと、私にはよく分かりません。
ただ、ラーメンの値段で比べますと、下は280円ですが、上は250円と少しお安くなっています。
それ以外のものはどうなのかというと全く分かりませんが、上の方が学生食堂らしい感じです。
席も広く作ってあり、学生が多いように感じましたが、これも私の見た感じですから確かではありません。
こちらにもせっかく来たんですから違うものでも食べてみようと、奮発して「チャーシュー麺」を頼んでしまいました。
めったにチャーシュー麺なんか食べないんですが、何しろ安いんですからしかたがない。
食券を買いますと、これが340円です。
ただサンプルが無いのでどういうルックスなのかは出てきてからのお楽しみですね。
麺類のコーナーに行き、調理のオネエサンに食券を渡します。
ちょうど学生らしき若い女性と同じ注文になりました。
まずは彼女のラーメンが出てきましたが、意外にチャーシューは少なく、少しがっかりです。
まあこのぐらいは仕方がないか。
しかしこの女性、目一杯唐辛子を振りかけて、更にコショーまで大量投与しています。
ひょっとしてあちらの方かな。
間もなく私のチャーシュー麺が出てきて、席まで運びます。
そのチャーシュー麺ですが、こんな感じでした。
具は、メインのチャーシューが5枚ほどで、大きさはといいますと少し寂しいですが、まあ学食ですから文句は言えません。
ワカメに茹でたモヤシが乗っています。
味付けはされていませんので、水っぽいですね。
麺は細麺のストレートですが、茹で加減が少し甘いです。
お湯の温度が低いか、お湯が疲れているのか、このあたりは残念でした。
スープはあっさり系の醤油味で、もちろん業務用でしょうが、普通のラーメンスープです。
スープも若干温めで、火傷防止にはなりますが、惜しいですね。
同じ学食のラーメン2杯を比べてみましたが、値段を割り引いても下のラーメンが勝ると思いました。
本来が学生食堂ですから、注文するならやはりラーメンよりも定食がお値打ちでしょうね。
でも、昔懐かしい気分になりました。
どうもごちそうさまでした。
2010.08.06 Friday
山笑う
山笑う
「山笑う」というのはいわゆる俳句の季語です。
出典は「臥遊録」という書物の中だそうでして
春山は澹治(たんや)にして笑うが如く
夏山蒼翠(そうすい)にして滴(したた)るが如く
秋山明浄(めいじょう)にして粧(よそお)うが如く
冬山惨淡(さんたん)にして眠るが如し
から来ているそうです。
その意味は「春山の花咲き霞たなびき、明るく生気にあふれた姿」だということで、俳句の春の季語になっています。
まあ私は俳句など全く分かりませんから、完全な知ったかぶりです。
言葉だけ知っているというのもシャクですから調べてみました。
ところで最近、夏山での遭難事故が連発していますね。
もちろん不慮の事故がほとんどですが、中には自然に対する準備不足や対応の不備から引き起こしたものも見受けられます。
そういう私も若かりし頃に軽装備で富士山に登って青息吐息だったことを思い出します。
昔は体力があったものでした。
夏山だからと甘く見ていると、手痛いしっぺ返しを食らうことになりかねませんから、くれぐれも装備は十分に調えなくては行けません。
ところで事故にあった時の緊急救助といえばその代表は「ヘリコプター」ですが、これを過信してはいけません。
通常の飛行機に比べてヘリコプターはきわめて不安定な乗り物だと思います。
災害時には万能のように思われていますが、危険な飛行体であることに変わりはありません。
そのヘリコプターで最も重要な能力が、「ホバリング」です。
空中で静止できる能力、このために広い滑走路は不要ですし、狭い場所にも着陸できる。
大変に便利だと思われがちですが、そこに安全性が絡んでくるとまた別物になります。
決して安全に離着陸できるわけではないんです。
さまざまな鳥がいますが、その中で「ホバリング」が大得意という鳥は「ハチドリ」でしょう。
空中で鮮やかに停止して花の蜜を吸い集めています。
これとヘリコプターを比べるのも無謀なことですが、一番大きな違いは何でしょうか。
実は、「軽い」ということなんですね。
空を飛ぶ生物にとって、一番大切なことは軽いと言うことです。
世界最小のハチドリはなんと2グラムしかないそうです。
それと比べてヘリコプターは遙かに大きな質量を持っています。
空中で静止するためにはもちろんその重さを支えなくてはいけません。
自重が大きければ大きいほどその力も大きくなります。
揚力を持たないヘリコプターには、ローターによる推進力しか支えるすべがありません。
悪いことに支える手がかりは目に見えない空気ですから、風が不安定な場所では非常に難しい操縦能力が求められます。
今回の墜落事故について、まだ原因の操作が終了していませんが、機体の故障や不備を原因にするのではなく、本質的な安全性を問題にすべきだと思います。
便利であるからといって、本来の用途以外に無理して使うというのはやはり考え物でしょう。
以上、ヘリコプター嫌いの私がお伝えしました。
なお、今回の内容には一部独善的なものがありますので、ご注意下さい。
2010.08.05 Thursday
図南大鵬
図南大鵬(となんたいほう)
「荘子」内篇の一番最初に出ているものです。
大相撲名古屋場所はご存じの通り、横綱白鵬が全勝優勝で駆け抜けました。
自身の連勝記録も、あの「大鵬」さんを抜いてどこまで伸ばすのかという勢いでした。
大相撲の大横綱が同じ「鵬」を付けているというのも何かの因縁でしょうか。
天皇陛下もこれに感激して特別に書簡を送られたといいますから、素晴らしいものです。
大相撲の歴史に深く名を刻む、二羽の「鵬」
今回はその「鵬」のウンチクです。
「荘子内篇」の第一、「逍遙遊篇」にありますのはこんな文です。
北冥に魚あり、其の名を鯤(こん)と為す。
鯤の大きさ、其の幾千里なるかを知らざるなり。
化して鳥と為る。
其の名を鵬と為す。
鵬の背は、其の幾千里なるかを知らざるなり。
怒りて飛ぶに、其の翼は垂天の雲の若し。
是の鳥や、海運(うご)けば、則ち将に南冥に徒(うつ)らんとす。
南冥とは天地なり。
斉諧とは、怪を志(しる)す者なり。
諧の言に曰く
「鵬の南冥に徒るや、水に撃つこと三千里、扶謡を搏ちて上る者九万里、去りて六月を以て息(いと)う者なり。
いやはやワープロから漢字を出すのに一苦労です。
この後も続きますが、省略しますので悪しからず。
本来はこの後の方がメインですが、それはまたの機会にします。
「鵬」とは伝説の怪鳥でして、何とも巨大な生物ですね。
元々はこれも巨大な魚だそうですが、こちらはあまり有名ではありません。
それが変化して、「数千里」という大きさの鳥になります。
まあ中国の「千里」ですから、日本の一里(約4キロメートル)とは違いますが、巨大であることには間違いないです。
その巨大な「鵬」が大空を飛んでゆくのですから、見応えがありそうです。
しかしそれを地面のすぐ近くで見ている小さな鳥には、そんな高さを想像することは出来ません。
なんでそんなに高くまで飛び上がる必要があるのだと、いぶかるばかりです。
小鳥には鵬の気持ちが分かるわけはないのです。
空の青さは、物理的に言いますと「光の散乱」ですが、荘子は「積み重なり」であると考えます。
空そのものに青い色が付いているわけではなく、空が積み重なっているために青く見えるのだと。
これは一面では真実です。
すると天高く飛び上がっている鵬から地上を見下ろした時にも青く見えるのです。
これは「鵬」でなければ分からないし、経験すら出来ません。
同じ水であっても、たらいに張った水では杯を浮かべるのがやっとですが、琵琶湖でしたら遊覧船を浮かべても余裕があります。
一見同じように見えても、その能力には大きな差がある。
本質は同じであっても、現実は異なるものです。
「大鵬」さんのしこ名を付けた方は、横綱を越えた大横綱という期待を込めてその名を付け、見事に大成しました。
「白鵬」関も見事にその名を踏襲して精進努力していますから、大記録を塗り替える日も近いかもしれませんね。
思えば、「龍」も「鵬」もみな大陸からやって来た巨大な怪物ですから、やっぱり日本人にはかなわないんでしょうかね。
2010.08.04 Wednesday
ラーメン280円@県立大学
ラーメン280円@県立大学
今週は、静岡県立大学でのお仕事です。
夏休みだから空いていると思っていたら、駐車場が満員でびっくり。
まだ授業をやっている講座が多いんですね。
危うく一番遠い場所になるところでしたが、なんとか停められました。
この大学は高低差が大きいので、駐車場からの往復もかなり時間がかかります。
今日は午前中に土砂降りの雨が降ったので、運悪くその時間に外を歩いていたらびしょ濡れです。
もちろん私は普段の心がけが良いので、そんなことはありませんが、傘を持たずに来たのが裏目になるところでした。
学食が開いているはずなので今日のランチはそこでいただきます。
そういえば毎年これが恒例になっていますね。
食堂は二カ所ありますが、今日は下の食堂に行きます。
お昼時ですからほぼ満員の状態ですが、それでも十分に座れる場所がありました。
メニューをながめますが、結局相も変わらずの「ラーメン(280円)」を選んでしまいます。
トレイを持って、食堂のオバチャンに注文を告げます。
奥では調理人がすぐに作り始めます。
待っていると次の女子学生さんが「ラーメンセット(400円)」を注文です。
これは以前食べたことがありますが、ラーメンに半カレーのセットです。
若い子は食欲があっていいなあ。
料理のオジサンはやはり二杯同時に作り始めました。
作業の都合ですからべつにどうでも良いんですが、先に注文したがわとしては少し損した気分です。
別段味が変わるというわけでもありませんが、細かいことが気になるのもこの暑さのせいですね。
麺は冷凍のものらしく、すぐに茹で上がります。
正面から丼が手渡され、それをトレイに乗せてお会計の場所に進みます。
コショーはここにしかありませんので、手早く掛けておきます。
レジで代金をお支払いして、そのまま席を探します。
もちろんお冷やはセルフサービスです。
それではいただきます。
そのラーメンですが、具は薄いチャーシューが一枚に、メンマ、カマボコ、ワカメが入っています。
少し奮発してチャーシュー麺にすれば、かなり豪華になります。
麺は腰の柔らかなストレート麺で、これがあっさりとしたスープに浮かんでいます。
スープも業務用でしょうが、学食ですから当然でしょうね。
それでも普通のお店で食べるラーメンの半額程度ですから、コストパフォーマンスはかなり高いですね。
いや、そういえば某チェーン店ではただいまセール期間で牛丼が1杯250円だったか。
なんて牛丼は安くなってしまったんでしょうか。
とはいえ、十分満足できる出来のラーメンでした。
たまにはこういう素朴な味も良いものですね。
するするっと食べ終えてしまい、食器を下げに行きます。
全てセルフサービスですから、最後まで面倒を見なくてはね。
どうもごちそうさまでした。
2010.08.03 Tuesday
暑中お見舞い
暑中見舞い
あいかわらず暑い毎日ですねえ。
そこで暑さを吹っ飛ばすような、爆笑小話を4編お届けします。
これを読んで、暑さを笑い飛ばしてください。
かたつむり
「子供がだね、冬眠中のカタツムリを探してきたんだ」
「へえ、そんなもの良く見つけてみたもんだ」
「外は寒くて可哀想だと」
「でもそりゃあ仕方がないね」
「暖めてあげようと、こたつに入れておいた」
「余計なお世話かもしれないがね」
「そうしたら、すっかり忘れてしまって」
「おやおや」
「次の日に気が付いたらすっかりミイラになって大騒ぎだ」
「やっぱり、こたつ無理 だな」
カニ
私は蟹が大の苦手です。
したがって蟹の足だけならともかく、自然の状態の蟹はめったに見ません。
でも蟹が好きな方は多いようでして、丸ごと茹でた毛蟹を見事に解体して食べています。
その蟹をさばくには色々と手順があるようでして、お腹の側をまず外すんだそうです。
この部分を、専門用語(?)では、「蟹のふんどし」というんだと教えてもらいました。
ところで、蟹がふんどしをしているというのもおかしいものですから、これは別の名前の方が良いでしょう。
場所や形態からいって、「おむつ」というのがよろしいかと思います。
なぜかといいますと、やっぱり、
かにおむつ、ですな。
ボランチ
「おーい、人数が足りないからサッカーのメンバーに入ってくれ」
「なんだよ今日は見てるだけのはずだぜ」
「いや、急に一人足りなくなったんだ」
「そういわれても運動苦手だしなあ」
「頼む、助けると思ってやってくれ」
「まあそこまで言われるなら、私も鬼じゃないし」
「良かった、助かるよ」
「ところでポジションはどこ?」
「ボランチでどうだい」
「なるほどこれがホンマの、ボランティアや」
唐揚げはいくつ?
「鶏の唐揚げは、沢山あったほうが美味しいな」
「そりゃそうだろう」
「二個や三個じゃ寂しいだけだ」
「まあ五、六個あればいいけどね」
「おれだったら10個ではまだまだ足りない」
「それだけありゃぁ十分だよ」
「実は唐揚げには一番美味しい数があるんだね」
「なんだって、じゃあいくつあれば良いんだい」
「11、12、13、いやもう一つあれば最高」
「・・・」
「14、ジューシーが一番だね」
なに、笑えずに寒くなったって。
そうそれが一番です。
2010.08.02 Monday
あかつきや@つけ麺
あかつきや@つけ麺
半額クーポンでの2軒目は、おなじみの「あかつき屋」さんです。
たこ八さんの帰り、もうすぐ午後9時という時間ですが、たまにはシメでラーメンでもいただきましょうか。
ぶらぶらとお店の前に着きましたが、なんと前には男女の二人連れが順番を待っています。
平日の夜でも並んでいるのかと驚きましたが、お店は特に混んでいるわけではなく、たまたま自販機の前に待ちがあったようで安心しました。
その後ろについて順番を待ちますが、この二人あれこれ悩んでいる様子でして、かなり待たせますね。
私がせっかちなせいですが、どうもこの自販機の後ろで待つというのは、良いものではありません。
たかだか2、3分の待ち時間ですが、ずいぶん長く感じました。
自分が待たせている場面を想像すれば、我慢できるはずですが、人間とは勝手なものですね。
さて、券売機で「半額クーポン」の掲示があるのか探しましたが、分かりません。
こういう時はもちろん店員さんに尋ねるのが本当です。
「このクーポンはどうすれば良いんでしょうか?」
「しばらくお待ち下さい」
どうもこの若い店員さんは素っ気ないですね。
お店が混んでいるせいなんでしょうか、待たせたまま向こうへ行ってしまいました。
仕方なく、ぼんやりとお店のまん中で立ちつくします。
夜間でもこの入りですから、繁盛しているお店です。
ご主人は相変わらず厳しい目であれこれ指示を出していました。
しばらくして同じ店員に券売機まで案内され、なにやら操作をすると「半額クーポン専用」のボタンが付きました。
そこで券売機にお金を入れて食券を購入します。
なるほど面倒くさいんですね。
この手間と引き替えに、定価780円のところ半額の390円です。
「麺は大盛りに出来ますが」
「いえ、普通でけっこうです」
「あっさりとこってり、どちらにしますか?」
「こってりで」
テーブル席に案内されて、お冷やが出てきます。
お店は若いお客さんばかりですね。
それはいいんですが、ラーメン屋さんとは思えないぐらいに賑やかです。
カウンターに並んでいるグループ客がお仲間らしく、あれこれと自分の丼を回し合って食べ比べているんですね。
夜のお店というのはこんなもんでしょうか。
さて、あかつき屋さん自慢の「つけ麺」が出てきました。
さっそくいただくことにしましょう。
つるつるの麺はこの付け汁にぴったりですね。
太すぎることもなく、スープの絡みも良いです。
付け汁の中には刻んだチャーシューが沈んでいて、これを探すのも楽しみのうちです。
私は普段つけ麺はめったに食べないんですが、これはデフォルトですから「つけ麺」をいただきましたが、いやいやつけ麺もいいもんです。
特に暑い夏場は、あっさりめで食べやすいですからぴったりですね。
「こってり」ではくどいかとも思いましたが、全くそういうことはなく最後まで美味しくいただけました。
量も私には十分で、大盛りにしなくて良かったです。
あかつき屋さん独特の煮干しのダシがしっかり利いた美味しいつけ麺でした。
カウンターはまだ騒がしいようですが、私はサクサクと食べて、そそくさとお店を後にしました。
美味しいつけ麺、ごちそうさまでした。
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