2008.01.31 Thursday
傘泥棒
傘泥棒
時は先週の月曜日に戻る。
あいにくの小雨が振っていたが、傘が必要なほどではない。
愛用の自転車には傘差し用のプラスチックの部品が付けてある。
これは100円ショップで求めた「傘差し」で、けっこう使っている人も多いようです。
そこにおんぼろの傘を差しておいて、もし雨がひどくなったらこれを使おうという算段だ。
(えー、傘差し運転は交通違反ですから、やってはいけませんよ)
そして案の定、たこ八を出た時に小雨が降っていた。
道路に止めておいた自転車を見ると、何と差しておいた傘が無い。
何者かに盗まれたのだ。
思えば今まで数年間ほど、ずっと傘は差してあった。
今回のように雨が降っている日でも、盗まれたことなど一度もなかったので、すっかり油断していたのだった。
仕方なく濡れたまんま家路に帰った。
使い古した傘だが、こんな時には有ると無いとでは大違いだ。
(それにしても腹が立つことこの上ない)
そして今週の月曜日。
またしても同じように雨模様で、今度は新しい傘を差して出かけた。
同じ場所に止めて、同じぐらいの雨が降ってきて、同じぐらいの時間に店を出た。
そして自転車を見ると、
何と、また傘を盗まれた。
同じ人間とは限らないのかも知れないが、専門で傘を狙っている輩でもいるんでしょうか。
いかに100円ショップの傘だとはいえ、連続で盗まれたのは悲しい。
それにしても世知辛い世の中ですね。
静岡人のモラルも低下したものだとつくづく感じました。
これを教訓に、新しくホルダーを付けて針金で縛っておくことにしました。
テロ対策のために、旅客機の警備が繁雑になるのと同じで、世の中が荒れてゆくと色々なコストがかさむことになりますね。
2008.01.30 Wednesday
たこ八@サプライズの続き
たこ八@サプライズの続き
小雨の中の月曜日、今日も足繁くたこ八に通う。
暖簾越しに中をうかがうと今日も満員のご盛況だ。
「こんばんは」
引き戸を開けて挨拶すると
「おう」
手を挙げている男がいる。
一番右端の席に、同級生のU氏がいた。
久しぶりに積もる話でもしたいところだが、あいにく席は満員。
同業者とのご来店らしいので、間に割り込むのも気が引けるところだ。
左側にはジンちゃんに、珍しくベテラン看護婦のKさんもいらしている。
かろうじて一番左の奥に空席があったので、そこに入れてもらう。
「Kさんお久しぶりですね」
「最近はご無沙汰してるの」
「あまり顔を見せないと、忘れられちゃうよ」
さて、先週の水曜日に早く帰ってしまい、「竹脇無我」さんと会えなかったジンちゃん。
悔しがらせてやろうと、その話をする。
「先週竹脇無我さんが来たんだよ」
「あ、知ってるよ」
「会えなくて残念だったねえ」
あれ、全然悔しそうじゃない。
ジンちゃんがオカアサンに目配せして、写真をプリントした紙を出す。
そこには何と、無我さんとオカアサンのツーショット、さらにはジンちゃんと肩を組んだ写真まであるではないか。
「な、何だこれ」
ジンちゃんが得意そうに鼻を動かして語るには。
静岡で公演のあった無我さんたちの劇団、水曜日に続いて何と翌日の木曜日にも「たこ八」に来たんだという。
そこに居合わせたのがジンちゃん。
水曜日にはあまり喋らなかった無我さんも、2回目の木曜日にはすっかり打ち解けて、冗談まで飛び出すほどだったという。
ここで訂正を一つ
前回のブログで「追っかけのオバサン」などと失礼なことを書いてしまいましたが、あの女性二人は劇団の俳優さんでした。
この場を借りて、お詫びと訂正をさせていただきます。
その日の無我さんはかなり機嫌が良かったらしく、他の団員が帰ってしまったのに一人残って飲んでいたそうだ。
さすがのジンちゃんも付き合いきれずにお先に失礼したとか。
それならそうと連絡してくれれば良かったのに、何と友達甲斐のないヤツだ。
それにしてもツーショットの写真は羨ましい限りだなあ。
何でも、2年ほど前にも団員さんが「たこ八」に来たことがあり、そこから無我さんを連れて来ることになったとか。
「おでん街の他の店も行ったけれど、ここが一番落ち付くって」
なるほどそれで二晩連続となったわけか。
無我さんは静岡市での公演を終えて、今週は浜松公演。
何年先かは分からないが、次の公演には絶対に会いに行きたいもんです。
サプライズ つもりのこちらが サプライズ
写真を追加しました
2008.01.29 Tuesday
坊ちゃん@大谷
坊ちゃん@大谷
この店を知ったのはかれこれ5年ほども昔だっただろうか。
当時の同僚Oさんが、「静大生御用達の店」として教えてくれた。
ご丁寧に地図まで書いてくれたのですが、壁に貼ったままで、はや5年。
まあ言い訳するわけではないんですが、この店火曜定休なんです。
スケジュール的に火曜日のお昼の時間に外食することが多くて、行きはぐれたまま今日に至るわけです。
さて、今年のテーマは「静岡市未踏の店」を無くすこと。
当然「タウンページ」にも載っているこの店は外せません。
今日は幸いに月曜日の昼前。
愛用の自転車を飛ばして、11時半の開店すぐにお店に着きました。
入り口のガラス引き戸を開けてお店に入ります。
開店すぐというのにけっこう混んでいます。
入り口右手に調理場とそれを囲むカウンター、左手に4人掛けのテーブル席が3つほど並んでいます。
カウンターには8席ほどありますが、先客は3人いてちょうど一つずつ空けて座っています。
そこで私もその空いた場所に座って待ちます。
後で気が付いたのですが、お冷やはセルフサービスでした。
あとから入ってきたお客さんが自然にお冷やを取りに行ったので、なるほどこの店は常連客の店だなと思いました。
私のような一見の客は当然知るよしもなく、じっとお冷やを待っていたのでした。
黙っていても、調理に忙しいご主人は注文を聞いてくれそうもないので、自分から
「ラーメン(400円)お願いします」
と声をかけます。
お店は年輩のご夫婦でやられているようです。
ちょうど開店すぐだったので、慌ただしく手を休める間もありません。
「おまちどうさま」
カウンター右端の若者に定食が運ばれますが、ご飯の盛りがスゴイです。
たぶん大盛りなんでしょうが、まさにてんこ盛りですね。
ラーメンを待っているうちにもお客さんがどんどん入ってきます。
しかし調理に時間が掛かるので、なかなか追いつかない状態です。
お客さんはほとんどが若い男性で、たぶん静大生やその関係者なんでしょう。
一グループだけ女性もいましたが、学生さんかな。
「唐揚げ定食とラーメン」
オイオイそんなに食べるのかい。
驚くような注文をする猛者もいました。
「ラーメンです」
20分ほど掛かりましたが、カウンターの向こうからラーメンが出てきました。
第一印象は、デカいチャーシューです。
けっこう厚く切られていて、食べ応えも十分の美味しいチャーシューです。
これが2枚も乗っていて400円ですから信じられませんね。
スープは熱く、量もたっぷりしています。
先ほどの定食に付けた若者は、スープ代わりにするんでしょうかね。
この値段だからと馬鹿にしてはいけません。
出汁もきちんと取ってありますし、麺もしっかりと上がっています。
スープはさっぱりとした醤油味で、具は先ほどの大きいチャーシューが2枚に、メンマ。
箸置きを見ますと割り箸ではなく、プラスティックの箸が置いてあります。
これはエコロジー的にも良いことですね。
おもむろに胡椒を掛けて食べ進めますが、これはけっこうボリュームもありますね。
何と言っても分厚いチャーシューが魅力です。
今時たったの400円で、この大きなチャーシューが2枚ですから、すごい企業努力です。
チャーシューを囓りながら麺を食べると、実に旨いですね。
このラーメン1杯でほぼ満腹になりました。
さすがに学生の味方、素晴らしいお店ですね。
安い値段で頑張っていらっしゃる、庶民の店。
何時までも続けていただきたいものだと思いました。
2008.01.28 Monday
カニチャーハンの店@両替町
カニチャーハンの店@両替町
昨年末に新しく出来た、全国チェーンのお店です。
場所は静岡市葵区両替町の真ん中あたりで、まさに繁華街のど真ん中ですね。
本格派のパラパラチャーハンが味わえるということで、評判も良いようです。
そこで何回か足を運んだのですが、運の悪いことに尋ねた曜日が水曜日。
この日は定休日になっていて、残念ながら出直しを計ることになりました。
さて、11時30分の開店ということで、開店ちょうどに駆けつけました。
明るいオープンキッチンの店内です。
まずは自動券売機で食券を買います。
主力は「カニチャーハン・プラス・カニ味噌汁」で、580円
チャーハンに6種類ほどのバリエーションがあります。
どれも基本のセットに、いくらかずつ割り増しで、餃子付き、○○付きなどが選べるものです。
実はカニが苦手なので、同じ580円のパーコーチャーハン・プラス・カニ味噌汁を選びました。
これに友人からいただいた「ギョーザサービス券」を添えて店員に渡します。
お店はすべてカウンターという造りで、中央の調理場を囲んでいます。
その一番右端に座って、料理の出来上がって行くのを見ます。
中央に体格の良い料理人がいて、彼がすべてを作ってゆくようです。
このときは私ともう一人の、合わせて二人分を作っていました。
まずは中華鍋にたっぷりの油を入れて、鍋に馴染ませ、余分な油は返しておきます。
あらかじめジャーから人数分のご飯を出しておき、溶いておいた玉子と共に鍋に投入します。
ここからはすさまじい手捌きです。
強熱と共に、中華鍋をあおるあおるあおる。
これはお見事です。
なかなかに熟練した鍋捌きと言えるでしょう。
ご飯つぶの一つ一つがパラパラになって、宙に舞っています。
仕上げに塩と味の素をさじでざっと混ぜ入れて味付けをします。
一昔前の中華やさんに習って、多めの味の素を使っていますね。
出来上がった「玉子チャーハン」を厚手のお皿によそいます。
チーフの役目はこれでお終い。
この上に色々な具をトッピングして完成です。
お皿を渡された担当の女性が、私の皿に具を乗せてゆきます。
「パイコーチャーハンです」
正面からチャーハンが渡されます。
さっそくいただくことにしましょう。
期待通りにチャーハンはパラパラで、美味しいチャーハンですね。
具の「パーコー」は、予想と違って、豚肉の甘辛煮に近い物でした。
単純な唐揚げでも良かったのに、味が濃すぎるようにも思いますが、何しろ他には具らしき物がありませんからね。
八角が利いている味付けで、これは好みが分かれそうですね。
続いてサービスの餃子が出てきました。
これは平凡。
まあ3個だけのサービスですから、文句は言えません。
さて、お店に苦言をいいます。
一つは「お冷や」
まず、出てくるのが遅い。
食券を渡して5分後に出てきました。
初客だったので、準備が遅かったのかも知れませんから、これは目をつぶりましょう。
欲を言えば、今日のように寒い日は暖かいお茶が良いなあ。
もう一つは「カニ味噌汁」
チャーハンの前に出てきましたが、ぬるいんです。
専用の担当者が入れてるんですが、よそう前は汁と身が別になっています。
飾りにあまり食べるところのないカニ身が入っているんですが、こちらだけ茶碗に入れて積み上げてある。
そこに保温ジャーから味噌汁を入れて出すんですが、当然ぬるめになってしまう。
ちょっとしたことですが、寒い冬には特に気を遣って欲しいものです。
チャーハンに関しては素晴らしい物がありますが、トータルで考えるときびしいところがありますね。
2008.01.26 Saturday
透明な氷
透明な氷
いよいよというか、やっぱり寒波がやって来ました。
暖かだった静岡でも、遂に氷点下の気温を観測するようになりました。
近年は氷が張ることもなく、本当に暖かかったのですが、さすがに昨日は氷を見ることが出来ました。
毎朝の散歩で行く、近所の神社のお池に、僅かではありますが氷が張っていました。
思えば昔は寒かったもので、駿府城のお堀にも厚い氷が張ったものです。
下まで降りていって、氷の上に乗って遊んだりしたのは、遠い昔のことでした。
さて、氷やさんで商っている氷柱は綺麗な透明の氷です。
ところが家庭で作る氷は白い氷になってしまいます。
物を冷やすという機能だけから考えると、どういう事はないんですが、グラスに入れて使う時には気になりますね。
ではどうして氷が白くなるのかについて考えてみましょう。
この氷が白くなる原因は、水中に溶けている空気が、氷結に伴って分離してくるからなのです。
でも、天然の氷は透明ですね。
これは池や湖などの水が表面から凍ってくることによります。
したがって下の部分は水に触れているので、分離された空気はここから逃げてゆきます。
だからけっこう厚くなっても、透明な氷が出来ることになります。
家庭にある冷蔵庫で作った氷は、その出来方が違います。
もっとも今では自動製氷器になっていて、作るところが目に見えない物も多いですが、原理は同じです。
まず専用の容器に水を入れ、製氷室で冷却します。
このときに水は冷気によって冷やされますので、上部も含めて周囲から氷結します。
まず、周り全体が固まってしまうのですね。
と言うことは残った部分の水に溶けていた空気が濃縮されることになります。
最終的にはこの部分も凍るので、その時に溶けていた逃げ場のない空気が気泡となって出てきます。
これが白濁の原因になるのですね。
冷蔵庫の氷をよく見ると、周囲が透明で中央部が白くなっていることが分かります。
ちなみに、気体の溶解度は低温ほど高くなります。
よってあらかじめ水を煮沸しておいて、空気を追い出すと共に、密閉するなどして空気を入れないようにしたもので氷を作れば、家庭の冷蔵庫でもかなり透明になる(はず)です。
では、業務用の透明な氷はどうしているのかというと、この空気を逃がしてやれば良いんですね。
つまり水を四角の容器に入れて、その周囲から冷却してゆきます。
上をオープンにしておいて、周囲から凍らせるわけです。そうすると次第に氷が増えて行き、中央の部分が残ります。
この部分はかなり空気の溶けている量が多いことになります。
そこでこの水をくみ出して、先に述べた「空気の少ない水」を入れる事も行われてそうです。
たかが氷と言えども、様々な知恵が凝縮されているんですね。
2008.01.25 Friday
たこ八@サプライズゲスト2
たこ八@サプライズゲスト 続編
それは突然に起こった。
「こんばんは」
お店の引き戸を開けて入ってきたのは4人のお客。
まずは60過ぎのオバチャン2人連れ。
空いていた一番奥に席を取る。
さて続いての入店は男性二人連れで、私とそのオバチャンたちの間に座った。
私から見て右後ろ側に入り口があり、私の後ろを通って入ってきたので、その顔は分からない。
しかし、何か場の雰囲気が変わったのを感じた。
見ると常連の皆が、何か顔を見合わせている。
意を決してオカアサンが尋ねた。
「竹脇無我さんですか?」
「無我さんですよね」
隣の中年男性が答えた。
「ええ、そうです」
雰囲気からしてどうやら、マネージャーさんのようだ。
先に入ってきたおばちゃん二人組は、追っかけのファンなんだろうか、ちらちら見ながらおとなしくしている。
何と私の一つ置いて隣りにあの、竹脇無我さんがいらっしゃるのだ。
マネージャーの注文は「ビール」
それを二つのコップに注いで、飲み始めた。
無我さんは「むぎコーン」を見て、なにやら不思議そうにしている。
「これはショーチューなんですよ」
お節介に説明すると
「ほう、面白いねえ」
一つ手にとって開けようとするが、上手く開かない。
そこで見かねたマネージャー(たぶん)が、代わってふたを開ける。
「どうやって飲みますか」
「ロックで」
「静岡のお茶割りも美味しいですよ」
マネージャーさんが
「この人はロックしか飲まないんです」
氷を入れたグラスに注ぎ、ゆっくりと飲み始めた。
飲みかけのビールはマネージャーさんがそのまま受け取っていた。
店内のみんなが無我さんの一挙一動に注目しているのが分かる。
たまらず私もちらちらと盗み見する。
服装もお洒落だし、何よりグラスを傾ける仕草がカッコいい。
(これは渋いなあ)
思わず見とれてしまった。
こんな時、並の店だとあれこれ詮索するのが常だが、さすがにたこ八の常連は大人ですね。
皆さん緊張しながらも、普段通りに会話をしながら飲んでいる。
オカアサンも、聞かれない限り、無理に話を振ったりしないのがたこ八流儀だ。
いやあ、ほんの10分遅かったために、こんなハプニングに出会うとは。
無我さんは、たこ八名物の静岡おでんを美味しそうに頬張っています。
見かけと同じで、無口な方のようです。
それにしてもRチャンは見とれすぎですね。
まあ私が嫉妬しても勝てるわけないのですが、ホントに男前だなあ。
追加分のショーチューも飲み干してしまい、そろそろ本当の定量になりそうだ。
「ごちそうさま」
なごりは惜しいが、一足先に帰ることにします。
入り口で振り返ると、無我さんも笑顔で会釈してくれました。
2008.01.24 Thursday
たこ八@サプライズゲスト
たこ八@サプライズゲスト
昨夜のたこ八。
何時も通りに午後7時半過ぎの入店。
今日は空いていて、先客は3人だけ。
おや、Kチャンがいる。
さっそく隣りに席を取った。
昨年暮れに入院してから、ずいぶんご無沙汰していたが、もう元気になったらしい。
「退院祝いに飲みに来た」
今日は珍しく「角瓶」の水割りで飲んでいる。
「記念にボトル入れました」
実はたこ八では、常連さんだけにボトルキープのサービスがある。
但し棚が狭いので、あくまでも常連さんだけですからね。
それにしてもスゴイ回復力だ。
さすがに今日はがぶ飲みは慎んでいるようだが、この様子では完全回復も間近か。
まずは目出度し目出度しとお祝いを述べておく。
おや、美人人妻のRチャンが颯爽と登場。
Kチャンと私の間に座ったのは、両手に男性を従えようと言う魂胆なのか。
こちらは相変わらず体調不良で「せいせいしない」とのことだが、まあお酒が飲めるのは幸せですね。
途端に二人連れのお客が相次いで入店し、お店はほぼ満席になる。
「なんだか福の神が連れてきたみたいだね」
(それは私の事だよね)
私の隣に座った若いカップルは、お酒を飲まずおでんとフライを、烏龍茶でいただいている。
聞けば初めてではないらしく、食べ方もちゃんと心得ているようだ。
Kチャンのご一行が帰り、S先輩とシンチャンが入ってきた。
「Sさん、最近は早いですね」
「近頃見る映画が無くてね」
Sさんはサービスデイの水曜日を利用して、映画鑑賞がお決まりだが、最近はそうでもないようだ。
いつの間にか奥のお客さんが帰り、お店の中は常連の4人だけになってしまった。
私の方も定量の3杯を終えてそろそろお帰りの時刻だが、話が弾んでしまい、今日は追加でもう1杯行きますか。
新しい「むぎコーン」を取り、グラスに注ぐ。
今思えば、その時に何時も通りの酒量で帰れば、何もなかったのだ。
しかしたった1杯を追加したために、この後思いがけないサプライズが私を待ち受けていたのだった。
それは突然に起こった。
「こんばんは」
お店の引き戸を開けて入ってきたのは4人連れの客。
続く
2008.01.23 Wednesday
昔のタウンページ
昔のタウンページ
美味しいラーメン店を探す時にどうするのか。
最近ではインターネットをはじめとして、様々なメディアが発達しているから、便利になりました。
しかしそれ以前は、けっこう苦労したものです。
静岡におけるその草分けは「ぐるぐるまっぷ」辺りではないかと思います。
別冊で「ラーメン特集」などがあり、参考にさせていただいたことがあります。
それでも本に紹介されるのはごく一部ですから物足りないことになります。
そこで、当時の私は電話帳(というか、タウンページですね)を利用していたのです。
先日机の引き出しを整理していたら、こんな物が出てきました。
分かりづらいですが、今から15年ぐらい前のタウンページ「ラーメン店」の部分のコピーです。
昔はこれで調べていって、番地を頼りに一つ一つ尋ねたもんです。
久しぶりに見ると、けっこう消されてはいますが、まだ残っているお店も多い。
もちろん閉店されているお店もありますが、それは行ってみないと分かりません。
やはり「旧静岡市」辺りの店は一通り回ってみたいと思います。
そうだ、今年のテーマは原点に返る。
未踏の店をコツコツと尋ねて見ることにしましょう。
2008.01.22 Tuesday
鹿島屋で牛なべ
鹿島屋で牛なべ
昨夜の飲み会はお馴染みの「鹿島屋」
それにしても寒い。
寒いばかりか、雨まで降ってきて、体を冷やしてくれます。
凍えた手をもみながらお店の中に入ります。
この悪天候の中、けっこうな賑わいですね。
さっそく生ビールで乾杯。
いくら寒くても、やっぱり最初は生ビールになるんですね。
お通しは魚介類の入った野菜の煮浸し。
さすがに老舗はこんなところにも手を抜いていません。
ところで今日のメインは鍋にしましょうか。
そこで、メニューを見ますと面白いことにこの店では「寄せ鍋」系統の物はやっていないんですね。
「カキ鍋なら作れるよ」
と言ってくださいましたが、あいにく私の苦手です。
そこで、「牛なべ」を奮発することになりました。
この「牛なべ」というのはここ鹿島屋の表看板ですからね。
不思議なことに、私は初めて食べるんです。
これだけ長い間通っていて、今まで一度もなかったというのも不思議と言えば不思議です。
さっそく運ばれた牛なべですが、ほれぼれするぐらいの良い肉ですね。
こんろに火を付けて、グツグツと煮ていきます。
煮えばなを溶き卵に付けていただくと、上等な脂の輪が口の中に広がって行きます。
昔は牛なべなんて高級品で、お目出度い時しか食べられない物でしたが、今では何時でも食べられるのですね。
味付けはそれほど濃くなくて、上品な味です。
ザクもどっさり入っていて、こちらも良いつまみになります。
そこでお酒は、冷酒の「磯自慢」をぬる燗にしてもらいます。
いつもながら美味しいお酒で満足満足。
お銚子のお代わりを3回もしてしまいました。
追加のつまみは「白子ポン酢」を人数分。
さらっととろける白子は、冬の宝物ですね。
今日は「イワシの団子汁」が無くて残念でしたが、復活させてもらいたいものです。
「サービスです」
最後に出てくるのはお馴染みのお新香。
おまけに空豆も出してくれましたが、これって皮をむいて食べるのか、そのままなのか。
まあ人好きずきですからね。
適度に酔っ払ったところで、そろそろ次のお店に行きましょうか。
2008.01.21 Monday
カルキとは
カルキとは
先日友人とお話しをしていて、ふと気が付いたことがありました。
彼は「料理がカルキ臭い」と言っていたのですが、その「カルキ」についてのお話しです。
カルキって何だろう、と聞かれるとけっこう知らない方が多いんじゃないでしょうか。
カルキの正式名称は「さらし粉」といいます。
これは「水酸化カルシウム」(消石灰)に塩素を吸収させたものです。
ドイツ語では「カルシウム」のことを「カルキ」と言い、「塩素」は「クロール」ですから、この二つを化合させたものとして、「クロールカルキ」と呼びます。
これを省略して「カルキ」と言うようになったのです。
本来「カルキ」は「カルシウム」のことなので、その点ではおかしい気がしますね。
この「さらし粉」が水に溶けますと次亜塩素酸が生じて、殺菌漂白作用を持つことになります。
塩素は物を酸化する働きがあり、それによって殺菌や漂白に使われてきました。
昔は(今でも多いですが)プールの消毒用に、固形化した「カルキ」を投入していたので、ここから有名になったのですね。
彼の言う「カルキ臭い」とは、この次亜塩素酸の持つ特有の匂いを指します。
家庭用にも「次亜塩素酸」の漂白剤は多く、いわゆる「ハイター」が代表です。
但し困ったことがあって、それは使用法を間違えると「塩素ガス」を発生させるという点です。
容器を見ると「混ぜるな危険」と書いてあるものがありますが、まさにこれです。
次亜塩素酸は酸性の物質と混ぜると「塩素ガス」を発生します。
そして、お風呂や便所の洗浄剤カビ取り剤などには酸性の物もあります。
塩素ガスは「毒ガス」としても有名なガスですから、非常に危険です。
くれぐれも、台所や浴場などで、漂白剤を使用する時は注意してください。
但し最近では塩素を使わない、過酸化水素系の漂白剤が多くなっているようです。
薬品の注意書きには気を付けたいものです。
2008.01.19 Saturday
中国飲茶館@新川
中国飲茶館@新川
実はこの店は「幻の店」だったんです。
まあ大層なことを言っていますが、お店に入るのにはけっこう苦労しました。
初めてこの店の名前を聞いたのは、いつだったかずいぶん昔のような気がします。
それから何回も近くを探したのですが、不思議なことに発見できなかったのです。
今回ようやくその理由が分かりました。
というのは、このお店「月火のお昼」はお休みということなんです。
今まで数回探したのがすべてこのお休みの日だったらしい。
通りに面していて、場所柄は良いんですが、看板もなく分かり難い入り口です。
隣接したお店があって、その店の一部だと思って通り過ぎたのでした。
今回はきちんと営業時間に行き、何とか見つけることが出来ました。
入り口にはこんな立て看板が置いてあります。
これがないとかなり分かりづらいです。
ドアを開けて中に入りますと、おやけっこう洒落た造りですね。
二人掛けと四人掛けの席があちこちに並んでいて、かなり広いお店です。
窓際の二人掛けテーブル席に座ります。
正午過ぎ辺りというのに、お客さんは誰もいません。
ご主人は若い方で、のんびりと客待ちしていました。
奥さんでしょうか、若い女性がウーロン茶を運んできてくれます。
これが本格的なもので、白磁のポットにたっぷり入っています。
さっそくいただきますが、入れ立ての熱さで香りもよろしいですね。
出されたメニューを見ますと、ランチメニューだけでしたが、夜は別メニューでしょうか。
850円辺りが最低価格で、すべてセットになっています。
特徴は「鶏唐揚げ」のセットが多いこと。
これには後で理由を確信することになります。
その中から、唯一の麺類「じゃんじゃんめんと鶏唐揚げセット(950円)」を注文しました。
プラス100円で「ライス付き」もありましたが、何となくやめておきました。
実はこれが後になって利いてくるのです。
店の壁にはいかにも中華風なポスターが貼ってあり、雰囲気もよろしい。
さて、まず先に出てきたのは、スープですね。
味は普通の中華味で胡椒が入っています。
具はライスヌードルと豚コマで、中華風の「フォー」ですか。
それから間を置いて、メインの「ジャンジャン麺」が出てきました。
これは盛岡名物「ジャジャメン」によく似ています。
暖かい「中華麺」に甘辛の肉みそをかけた汁なしの麺です。
具は貝割れにレタス、細切りの人参で、麺は中太の平打ち麺でした。
これを良く掻き混ぜていただきます。
肉みそは挽肉がたっぷり入っていて、けっこう甘口です。
続いて出てきた「鶏唐揚げ」がびっくりするほどのボリュームでした。
お皿に大きな唐揚げが3個も乗っています。
これだけで丼1杯のご飯が十分に食べられるぐらいですね。
当然一口や二口では到底食べ切れません。
ケンタッキーのフライドチキンぐらいの大きさがドカンと乗っています。
どうやらこれがこの店の看板料理のようですね。
パラパラとお客さんが入ってきますが、どれも中年のサラリーマンです。
全員に「鶏唐揚げ」が運ばれていましたから、やはり人気なんでしょうね。
ジャンジャン麺はごく普通のボリュームでしたが、唐揚げにやられました。
お腹一杯になって、満足ですね。
広い店内ですから、のんびりとランチを楽しむにはいいお店なのかも知れません。
2008.01.18 Friday
たこ八@千客万来
たこ八@珍客万来
今週は月曜が休日で、私としては休養日。
したがって今日水曜日が初めてのたこ八になる。
例によって午後7時半過ぎに入店します。
わあ、今日も満員ですね。
見たところ常連さんもいないし、どうしようかなと思いながら、入り口の戸を引く。
あれ、すぐ前にいるのはS先輩じゃないですか。
これはめっけものと、ご挨拶する。
「そこ丸イスに座りなよ」
ちょうどカウンターの角にある場所には、予備の丸イスがあって混雑時には出番がやってくるのだ。
そこで、角に放ってある丸イスを引きずり出して入れてもらった。
左手にはグループ客が固まっていて、詰めれば座れるのだが、まあ空くまで待ちましょう。
「いつもと違って、早いですね」
「今日は集まりがあってね」
しばらく飲んでいると、ジンちゃんがやって来た。
右隣のグループが気を利かせてお会計。
「どうもすいませんね」
互いに詰め合って座るのが、居酒屋の良いところだ。
後を追うように左側のグループもお帰りになり、店は急に静かになった。
そこへシンチャンがやってきたが、今日はどうも様子が違う。
珍しく、夕飯を食べてからやってきたようで、おでんがはずまない。
それでも「レモンサワー」のノンアルコールで酒場の雰囲気を楽しんでいる。
しかし、お酒も飲まないで、良く場が持つものだ。
お酒を飲まない常連は、後にも先にもシンチャンただ一人だろうね。
そこへ入ってきたのが、うら若き女性の一人客。
「こんばんわ、お久しぶり」
「あれっ、オスミちゃんじゃないか」
「珍しいね、どうしたの、元気かい」
2年ぶりぐらいで来店したのは、推定年齢20代のオスミちゃん。
さっそく隣り席に座る。
再開を祝して、ビールで乾杯。
あれこれと身の上話で盛り上がる。
今日の傑作は何と言っても、S先輩の下ネタ話。
もう還暦に近いというのにますます元気なSさんは、酔っ払って寝床に入ったある夜。
久々に眠っている奥さんのお尻を撫でたんだそうな。
「いやあ久しぶりに触ったんで、感触を忘れていてね」
「撫でていて、けっこう可愛いもんだと思ったんだ」
「でも、意外と小ちゃくなっていて、女房も苦労したんだなあと、思わず涙が出てきた」
「そうそう、奥さん苦労が絶えないからねえ」
「大事にしなきゃダメだよ」
そしたら気が付いた奥さんが、寝返りを打って
「あんた、そこは膝小僧だよ」
全員大爆笑。
ああ平和な夫婦だなあ。
2008.01.17 Thursday
さぶちゃん@常盤町
さぶちゃん@常盤町
景気の下降が問題になっている。
飲食業はその影響を一番先に受けるといわれ、経営者は頭を抱えているようだ。
石油の値上げに端を発して、ビールも原材料も値上げと来ては、苦しいことこの上ない。
最近の街中を見ても、人通りはとても回復基調とは言えないだろう。
個人経営のラーメン店などその際たるもので、きびしい現状をどう見ているのだろうか。
さて、今回の夜のラーメンは常盤町の「さぶちゃん」にしてみました。
ここを尋ねるのも本当にお久しぶりです。
静岡市の中心部からは少しばかり離れているので、なかなかたどり着かないんですね。
繁華街からほんの少し通りを外れた場所だというのに、人通りは少ないです。
ぽつんとともる明かりと赤い看板に誘われて、午後9時過ぎのお店に入ります。
「いらっしゃいませ」
中年の女性がお冷やを出してくれます。
おや、何と先客はいません。
奥の小上がりでは、白い調理服姿のご主人が寝ていたようで、むっくりと起きあがりました。
体調が悪いのか、暇をもてあましていたのか。
後者だとしたら寂しいかぎりですね。
「ラーメン(450円)お願いします」
どうやら夫婦者のようで、この店も個人経営で細々とやっているのでしょうか。
昔は若い方が作っていたと思いましたが、経営が変わったのか、時間帯なのか。
ご主人がラーメンを作る手つきはしっかりしていて期待が持てそうです。
「おまちどうさまです」
カウンター越しに丼が渡されます。
スープが熱々です。
冬の寒い中、この熱さ加減は何よりのご馳走ですね。
スープはあっさりとした醤油味で、昔ながらの支那そばです。
麺は中華料理店では珍しい細麺のストレート。
この麺は、腰もしっかりしていて良いですね。
具は薄めのチャーシュー1枚にメンマ。
まあ450円という値段ですし、これで充分です。
それにしても、最近夜に行ったラーメン屋さんはみなお客が少ない。
他人事とはいえ、寂しいです。
繁盛店なら値上げも出来ますが、零細企業はそうも行かない。
何とか頑張っていただきたいものです。
一気呵成に食べきってしまいました。
「ごちそうさま」
結局他のお客さんは無く、ご主人はまた横になるのでしょうか。
2008.01.16 Wednesday
仮想世界で暮らす法
仮想世界で暮らす法
内山幸樹 著
このブログもパソコンで作成しているわけなんですが、パソコン画面の向こう側の「仮想世界」についての本です。
総務省の情報通信白書によると、2006年の日本におけるインターネット人口は約九千万人で、人口普及率は70%に迫る勢いだ。
この調査を開始した97年の段階では約1千万人9.2%と言うから、この10年ほどでの急増ぶりはすざましいものだと言えます。
領域を拡大した仮想世界と現実世界の周辺部は重なり合って、区別が付けにくくなってきている。
本書では、そうした仮想世界と現実世界の現在と未来を分かり易く説明してくれている。
「週刊現代」紙に06年9月から07年7月まで掲載されたものをベースとしたもので、読みやすい。
インターネットに対する知識は、大して持っていないのでたまにはこんな本で勉強しないといけませんね。
人間何と言っても欲には弱いもので、「小学生が月100万稼ぐ」という釣り言葉にはつい釣られてしまう。
幸いにして現在はもう難しくなっているそうなのだが、いろんな商売はあるものですね。
だが、最終的に人件費の安い中国あたりに独占されてしまったといいます。
安い賃金を武器に中国業者が市場を席巻するというのは、現実世界と変わらぬ進行で、思わず納得してしまいました。
Web2.0の時代を生き抜くというのも、あれこれと大変なんだなあ。
2008.01.14 Monday
情報の数学 再入門
目からウロコ
「情報の数学 再入門」
本多庸悟 著
職業柄良く本を読みます。
読んでいるとときどき(なんか違うな)と思う時があります。
文学書などでは別に問題ないのですが、科学書ではまた違う。
明らかに著者の勘違いや、間違いである場合が結構あるのです。
で、そんな時にどうするのかというと、お節介な私はよく問い合わせをします。
昔は葉書や封書で送っていたのですが、最近はもっぱらメールです。
その本の出版社に、メールで
「これこれという本のこの場所は間違っていますよ」と連絡するわけですね。
そうすると出版社から著者に連絡が行き、返事が返ってくる。
しかし、中には全くのなしのつぶてというものも、良くあります。
そして、肝心の著者からの回答ですが、はっきり言っていいかげんなものが多いです。
まあ、自分は高名な大学教授ですから、シロウトの言い分なんかは気にしない。
元々真剣に取り合おうという気がないのでしょうか。
それでもしつこく追求すると、まず投げ出してしまいます。
間違いというものは誰でもあるものだし、きちんと訂正すればよいわけなんですが、プライドが高いんでしょうか。
この本にも大きな間違いがありました。
本書の184ページに「例題5−4」として取り上げたものです
「3個のリンゴがあり、それを、A、B、Cの3人に好きなように分け与えるとします。どのような分け与え方がもっとも起こりそうなものでしょうか。」
著者は場合の数を数えて、「確率」を出していますが、ここに間違いがあります。
解説によると、3個を3人に分配する場合の数は総計で10.
一人に1個ずつの場合が1で、確率10分の1というとんでもない間違いをしています。
さらには1人だけに3個、という確率を10分の3で示しているのです。
確率的に3倍ということになります。
そして結論では
「みんなに平等にものが行き渡るということは、もっとも起こりにくいことだ」
こう言っています。
正確には、この確率は9分の2です。
また、「一人だけに3個」となる確率は、9分の1で半分になります。
正しくは2分の一の確率であるものを、逆に3倍としている。
こんな初歩的な間違いをしていて、指摘してあげても誤魔化すばかり。
訂正もしないというのは、科学者として恥ずかしい限りです。
どうやら本多先生の目にはウロコが付いたままのようですね。
2008.01.12 Saturday
ふる里@昭和通り
ふる里@常盤町
静岡市葵区は昭和通り沿いにあるラーメン店。
夜遅くまで営業している店としても有名だが、機会が無くお久しぶりの訪問になりました。
水曜日の午後9時という時間帯だが、お店は静かでsづ。
入り口の引き戸を開けて中にはいると、何と先客は無し。
カウンターに腰掛けてテレビを見ていたご主人が、おもむろに厨房に入った。
店はけっこう広くて、右手にテーブル席、左手正面が厨房と囲むカウンターという、お馴染みの造りになっている。
そのカウンター左の手頃な場所に席を取ります。
さっそくお冷やとおしぼりが出される。
「ラーメン(550円)お願いします」
店員は夫婦者らしき中年の男女2名。
会話を交わしながら準備を始める。
それにしても日が悪いのか、景気が悪いのか。
この時間帯は暇なのかも知れないが、お客がいないのは寂しいことですね。
メニューはけっこう豊富だが、「豚骨ラーメン(700円)」というのが気になる。
最近は安易に「豚骨ラーメン」をメニューに出すお店が多い。
しかしこの豚骨ラーメンを本格的に作るには、かなりの手間と費用が掛かるはず。
それを簡単に作るには業務用のスープでも使うのだろうか。
注文するお客も悪いのだが、それで商売する方もどうなのだろうかと思う。
すべての店がそうであるとは言いたくないが、やはりスープは一つで勝負して欲しい。
と、考えを巡らしているうちにラーメンが出てきた。
これはスタンダードな醤油ラーメンですね。
麺は細麺の縮れ麺で、お馴染みの中華味スープ。
具はチャーシュー1枚に、メンマとモヤシが入っている。
メンマの味付けが甘口で、柔らかく優しい感じです。
1杯飲んだ後のシメのラーメンとしては、良い水準だと思います。
カウンターに「ニンニク」と書かれた瓶が置いてあり、「ガーリックチップ」が入っている。
「お好みでどうぞ」とご主人が進めてくれたので、迷わず投入する。
これがけっこう良い。
香ばしくて食欲を増進する。
まあ明日のこともあって、セーブしておきますが、気に入りました。
「ごちそうさま」
結局一人きりのままで、お店を後にしました。
やっぱり景気は後退局面に来ているのだろうかねえ。
分かりづらいですが、ユニークなトイレでした。
2008.01.11 Friday
2008年たこ八初め
たこ八初め
今年の「たこ八初め」は1月7日。
天候の悪い中を顔見せに出かけました。
珍しく空いていて、それはいいのだけれども、常連さんは姿を見せない。
お一人元気なお客さんがいて、賑やかだったので、そこそこにおとなしく退散しました。
さて、2回目となる今日は、さすがに大入りです。
暖簾越しに中をうかがうと、ちょうど良い具合に、ジンちゃんの姿が見えた。
おや、お隣には美人人妻のRチャンもいる。
さっそく詰めてもらって、その間に入る。
ご両人とも、今年初めてのたこ八だそうで、まずは新年のご挨拶から行きますか。
Rチャンは暮れから風邪が治らなくて、せいせいしないという。
おや目が真っ赤ですね。
お体を大切にと、取りあえず声をかけておく。
相変わらずの食欲で、細身の体に似合わず、おでんをパクついている。
「オカアサン、じゃが芋取って」
おでんのじゃがいもは下に埋まっていて、シロウトが探すのは難しい。
そこで、オカアサンに取ってもらうのが定番である。
それがなかなか見つからず、すくい上げたのが大根だった。
「あ、それで良いから取って」
オカアサンが無理な体勢からすくい上げた大根は、ちょろっと箸をかすめて落下し見事に分解。
名人でもたまには筆を誤る時があります。
「これはサービスだよ」
と、串を付けないで提供される。
苦労しながら、良く煮えたじゃが芋が見つかり、Rチャンに渡される。
「私、おでんは若め(あまり煮えていないもの)が好きなの」
いやいや奥さん、このじゃが芋なんか、お肌がピチピチですぜ。
そこで若めの「しのだ巻き」を
「はい、モコミチ一丁」
と渡してあげたら、意外と喜んでいました。
ジンちゃんが「たこ八家族」の最新版を作ってきたという。
これはたこ八名物になっている、常連さんの写真をまとめたものだ。
A4版の中には100人ほどの写真が所狭しと並べられている。
その中には例の「あさひテレビ」での写真も入れてくれたという。
「何で写真取ってくれなかったんだよ」
ジンちゃんは、山口キャスターとのツーショットを逃したことを、まだ悔やんでいるのだ。
「フリップ持って、アップになったから良いじゃないか」
嬉しそうに自慢するのは、少し減量したとか。
そういえば暮れには、ベルトがキツくてあまり飲めないとこぼしていたが、すっきりしてきた。
「どうして減らしたの?」
「食べる量を減らしただけ」
年末に奥さんのマリちゃんが体調を崩して、その看病で大変だったとこぼす。
「まあ、結果としては大正解か」
減量と言っても以前の体重に戻っただけだから、目出度いとは言えないか。
「そういえば町屋庵さん、最近見かけないねえ」
「またさすらいの旅に出たのかしら」
「思えば憎めないヤツだったなあ」
あれやこれやで、「たこ八」の夜は更けてゆきます。
2008.01.10 Thursday
アンナム@伝馬町
アンナム
静岡市には珍しい「ベトナム料理」のお店である。
平成19年の年も暮れ、今年の忘年会はベトナム料理で締めることになりました。
午後6時にお店に着き、予約した旨を告げます。
ベトナムの民族衣装に身を包んだ美しいお嬢さんが席に案内してくれます。
4人掛けのテーブル席で、コートはきちんと掛けてくれます。
口開けにスパークリングワインを1本頼み、4人で分けます。
小さめのフルートグラスにサーブしてくれますが、注ぎ方になれていないようで、泡が立ちすぎてしまいました。
まずは乾杯で、会がスタートします。
まず出てきたのは「ゴイ・クオン」(海老の生春巻き)
ピーナッツソースでいただきますが、やはり本場物は一味違いますね。
飾りの人参細工が綺麗に作ってあって、こういう心配りが嬉しいですね。
「青パパイヤのサラダ」など色々と楽しみましたが、悲しいことに記憶がないです。
この辺りでドリンクは「ビール」や「日本酒」に替えて、いただきます。
食事のシメは「フォー・ボー」
小ぶりの器に乗っていて、この足りないぐらいがちょうど良いですね。
薬味の唐辛子を、「辛いから注意しなさいね」と他人には言っていながら、自分が入れすぎました。
のどに引っかかって、咳が止まらないとはお粗末でした。
お冷やをもらって何とか流し込みましたが、注意注意。
デザートが出て、蓮の実のお茶で終了。
初めは物足りないと思っていても、コースの最後にはみな満腹でした。
味付けの方は日本人向きにソフトにしてあり食べやすくなっています。
私個人としてはもう少しエスニックさを強めにしてもよろしいかと思いますが、嫌いな人もいますので、ちょうど良い具合でしょうか。
接客もよろしいですし、パーティーなどにも適したお店だと思います。
お店にはつぎつぎとお客さんが押し寄せて、ほぼ満員の入りでした。
良く繁盛しているお店なんですね。
ただ、一つだけ難点を言いますと、私のような飲んべえにはお酒のメニューが少ないです。
ホットペッパーには「2000円で飲み放題」と書いてあったのですが、電話で予約をすると
「飲み放題は10人以上から」と言うことでした。
こういう点はしっかりと書いておかなければいけません。
忘年会の幹事は、お会計が楽なので「飲み放題」に目がいってしまうんですね。
2008.01.09 Wednesday
デビットラーメン@東静岡
デビットラーメン@東静岡
あの「デビット伊東」氏のプロデュースするお店である。
浜松の「べんがら横丁」で味をしめたか、遂に静岡まで進出してきた。
場所は東静岡の駅から数分、以前「偏軒」があった場所になる。
昨年の開店当初は行列が目立ち、落ちついてからと思っているうちに、はや半年たってしまった。
今回意を決して駆けつけたのは午前11時半。
開店が11時というから、そろそろ混み合う頃かと思って、店に入る。
何と先客はたった一人だった。
向かって右手がテーブル席、左手に厨房とそれを囲むカウンター席となっている。
先客はその一番左端にぽつんと座っていた。
一つ空けてその右に座ってメニューを見る。
店員は若い女性二人のみ。
一人が厨房で、もう一人が接客をしているようだ。
すぐに冷茶が出てきたので、注文を告げる。
「豚骨ラーメン(680円)」
「豚骨醤油ラーメンですね」
醤油ラーメンは同じ値段で、コッテリの豚骨と、あっさりの鶏ガラの2種類がある。
全般的に値段の設定は高め。
カウンターに置いてあるクリスタルの「ペッパーミル」がしゃれている。
待つほどもなくラーメンが出てくる。
小ぶりな丸いどんぶりで、「デビット」と可愛く書いてある。
スープは確かに濃厚だ。
豚骨をじっくりと煮出してある、コッテリとしたスープで、旨味が濃縮されている。
麺はやや細めのストレートで、噛みごたえも良好。
焦がしたネギ油が入っていて、この風味も良い。
面白いのは煎り胡麻がトッピングされていることか。
これもアクセントになって、味に変化を付けている。
具は柔らかなチャーシューが2枚に青ネギのみ。
何となく物足りない感じは否めない。
壁の貼り紙には
「1月10日はデビットの日」
と書いてある。
1月10日だから、イトウと言うダジャレかいな。
割引で、味玉150円が110円、ぶた飯300円も110円になるようだ。
しまったもう少し後にすれば良かったか。
食べ終わる頃には、お客さんも増えてきて、やはり繁盛しているんだなあと感じました。
2008.01.08 Tuesday
コーダ・クミからお年玉
コーダ・クミからお年玉
昨年の暮れからパチンコの調子が良い。
まあ、良いと言っても儲かっているわけではなく、トントンペースなのですがね。
好調の理由は単純で、お店を替えたから。
何と言っても「パチスロ」を卒業したのが大きい。
これで負け分が大幅に減った。
そんなに負け続けているのに、なぜ通うのかというと、好きな台があったからで、それについては前に書いたので省略します。
何たって、自宅で遊ぶのが一番カタイですからね。
とは言うものの、新台も打ってみたいし、お店にも行きます。
そこで新しく「パーラーM」へ行き始めた。
ここでの「1円パチンコ」がけっこう遊べる。
同じ1円でも、お店によってかなり形態が違う。
具体的に言いますと、クギの開け方が大違い。
ガチガチの店では、いくら「1円パチンコ」と言っても、確実に負けます。
今通っている店では、台による差はありますが、なかなか頑張っているので、トントンの収支ぐらいにはなります。
ただ、交換率が悪いことが難点ですが、これはみな同じようなものです。
さて、今年は3戦して2勝1敗。
貯玉にしてあるので、勝ちも負けも無し。
しかししかし、今日は久しぶりに大勝利しました。
たまたま座った「コーダ・クミ」の台で大爆発。
600円分ぐらいで初当たりして、突確2回を含む13連チャンでした。
久々に11箱積み上げました。
とはいえ「1円パチンコ」なので、交換しても福沢さんに届かないのは悲しいですが。
嬉しいお年玉になりました。
これを機会に、來未ちゃんのファンになろうかな。
そういえば「紅白歌合戦」を見ていて、浜崎あゆみ体調悪いのかなと思っていたら、耳が悪かったのか。
2008.01.07 Monday
横綱の決意
(これはフィクションです)
2008年1月1日の朝、横綱「モーニング・ブルー・ドラゴン」は決意した。
(初場所にすべてを賭ける)
思えば長い苦難の道のりであった。
何気ない思いつきでやった、しかも頼まれて渋々出たサッカー遊び。
それがまさかこんな事態を招くとは思わなかった。
おかげで精神状態まで悪くなってしまい、去年は散々な年になった。
しかし今年は違う。
稽古も順調だし、体も回復した。
今の状態は全盛期よりも良いぐらいの出来だ。
あまりに良すぎて、手加減しないと相手に怪我をさせてしまうぐらいなのだ。
しかし問題は精神力。
長い休場のブランクは大きい。
そんな時に頼りになるのは、親方、ではなく神様か。
(よし、苦しい時の神頼みだ)
思い立って、近くの神社にこっそりと参拝に出かけた。
「パン、パン」
周囲が驚くような大きな音で柏手(かしわで)を打ち、お賽銭をあげる。
(えーい、大奮発だ)
懐から出した百万円の札束を、思い切って2束放り投げた。
驚く周囲を横目に、颯爽と相撲部屋に帰ってゆく。
さっそく親方に報告をする。
「今年の初場所に、全身全霊を賭けて挑みます」
「そうか、頑張れよ」
「強い横綱を見せつけるためには、千秋楽に横綱同士の全勝対決でいきたいです」
「お前の調子なら、それも夢じゃないな」
「そして憎っくき ホワイト・ホー を倒して全勝優勝で完全復活です」
「うーん」
「そのために、さっき神社にお参りしてきました」
「なに!お前がか」
「もうこれで万全です」
帰ろうとする横綱を親方が止めた。
「残念だが、お前に全勝優勝は出来ない」
「えっ、どうしてですか」
「全勝はおろか、1敗、2敗での優勝も無理だ」
「そんな馬鹿な、ワシは絶好調です」
「さっき神社に行ったのが敗因だ」
「そ、その理由は」
「お前は既に参拝している」
2008.01.05 Saturday
世界一のカラオケ
「世界一のカラオケ」
「バンドやろうぜ」
懐かしい友からの電話だった。
大学を卒業してからもう20年が過ぎている。
その学生時代に、気の合う仲間同士で組んでいたロックバンドがあった。
当時活動していたバンド仲間で結成した「ロック研」のOB会があるんだという。
「そこで昔のグループが演奏するんだ」
いくら何でもぶっつけ本番というわけには行かず、久しぶりに集まって練習しようというお誘いだった。
5人のメンバーのうち、都合の付いた4人が参加して、新横浜のスタジオで練習が始まった。
リーダーのOは、今だにギターの練習をしていると言い、昔に衰えないギター捌きだ。
しかしそれ以外はほとんどがシロウトの状態で、とても昔の面影はない。
その中でも一番ひどかったのが、私の担当するボーカルだった。
何しろ曲は忘れているし、声は出ない。
そしてリズムにも乗りきれないという、最悪の状態だった。
OB会では、時間の都合で各グループ2曲だけの演奏になる。
相談の結果、曲目が決まった。
一曲目はフリーの名曲「ウィッシング・ウェル」
ギターが引っぱるアップテンポの曲で、これはそこそこ様になってきた。
二曲目はOの提案で「サムデイ・サムタイム」
実は我がグループ唯一のオリジナル曲で、作詞作曲はこの私。
ところが作った本人が忘れていて、進行すらおぼつかない状態になっている。
それでも辛抱強く、スタジオの予約時間ギリギリまで練習を続けた。
「後は個人の練習次第だな」
「すまん、何せブランクが長いからなあ」
私以外の都内在住メンバーは、もう一度集まって練習をするのだという。
足を引っぱらないように駆けつけたいが、私の住む静岡からはさすがに遠い。
「本番頑張ろうぜ」
最終の新幹線で新横浜を後にした。
本番まではあと1ヶ月、それまでに何とかしなくては。
それから数日、自分ながらに練習をしたが、なかなか上手く歌えない。
(まあオリジナルだし、そこそこ歌えればいいか)
そんな諦めかけの気分が持ち上がってきたある日。
突然彼から速達が届いた。
中を開けてみると、メッセージと共に1個のカセットテープが入っていた。
それは2回目の練習の最後に、カラオケを録音したものだった。
練習に参加できない私のために、わざわざカセットを持ち込んで取ってくれたのだ。
その中にはメンバー全員の気持ちが込められていた。
ドラムもベースも、そしてリードギターも昔と変わらないリズムを刻んでいる。
「サムデイ・サムタイム」20年前に作った、たった一つのグループオリジナル曲。
もしかしたらこれは世界一のカラオケなのかもしれない。
(頑張らなくては)
胸の中に心地よいプレッシャーが沸き上がってきた。
2008.01.04 Friday
今年もよろしく
遅ればせながら、皆様がた
明けましておめでとうございます
今年の初詣は元日に浅間神社へ。
相変わらずの人出で、かき分けながら参拝する。
気になるのはゴミの多いこと。
この神社には、元からゴミ箱がない。
平時であれば汚すような不心得者はいないのだが、お正月は心の貧しい人々がたくさん駆けつけてくるので、そのまき散らすゴミでかなり散らかっている。
出店で色々な食べ物を売っているので、その食べ殻や空き缶などが多いようだ。
参拝を済ませて、浅間通りを歩く。
友人K夫婦に二回も出くわす。
こいつは春から縁起が・・・良くもないか。
この商店街も空き地が目立つようになってしまった。
最近は地方都市の空洞化が問題になっているようだが、静岡とてもその例外ではない。
活性化というと月並みだが、何か考えなくてはいけないのだろう。
さて、「初ラーメン」ですが
何も面白くなく平凡になってしまいました。
家庭で作った市販のラーメンです。
今年はいつもの年にも増して、平凡なお正月になりました。
今年もよろしくお願いいたします。
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