2008.04.30 Wednesday
ナカミヤ@常盤町
ナカミヤ@常盤町
さる筋の情報で、「煮込み専門店」が新規開店したことを知った。
もちろん「煮込み大好き」の私ですから、これを見逃すわけはありません。
本日の2軒目は、これを目指して見ようかと、常盤町方面に歩き出しました。
ところで、今日は日曜日なんですが、果たしてやっているのかなあ。
場所もあまりはっきりと分からず、休業日も知らないというのに、無謀にも突き進む酔っぱらいです。
繁華街から昭和通りを越えて、とぼとぼと歩いてゆきます。
街中もこの辺りになりますと、人通りも少なくなって、お店も少ない住宅街です。
ほのかに見えるのは「時歩」の看板。
それを越えてこの辺にと、見回しますと。
あった。
ちょうど通りの角のところに、白く輝くちょうちんはカタカナで「ナカミヤ」と大書してあります。
さらにはのれんにも同じ店名、その横には嬉しい「煮こみ」の三文字が躍ります。
さっそく中に入ることにしましょう。
「いらっしゃいませ」
30代ぐらいの男性が一人で営業されているようです。
さっそくカウンターに席を取ります。
先客はなく、カウンターとテーブル席のが並ぶ広めの店内は、貸し切り状態です。
まず手始めの飲み物は、「チューハイ」にしましょうか。
おもむろにメニューを見ますが、値段の設定は幾分安めで、嬉しいですねえ。
お通しに出されたのは、レバーペーストを載せたフランスパン。
なかなか今風で、こいつは洒落ていますねえ。
うっかりひと囓りしてしまった物を、あわてて写しておきます。
さてお目当てのアテですが、煮込み以外にも色々と取りそろえてあるようです。
それでもやっぱり「煮込み」に目がとまりますね。
「しょうゆ」「味噌」など味付けで分類してありますが、それぞれモツの部位が違うようです。
その中から、「醤油」と「味噌」をいただくことにします。
まず「しょうゆ」は普通のシロの煮込みですね。
おなじみ定番の煮込みで、文句なしの美味しさです。
「みそ」はトンソクの煮込みですね。
コラーゲンたっぷりで、今では若い女性にも人気なんだとか。
調子に乗って、「コブクロ」もいただいちゃいましょう。
こりこりとした歯応えが楽しいですね。
ここで飲み物はやっぱり「ホッピー」です。
欲を言うとグラスがもう少し大きいと良いんですが、まあがまんがまん。
何たって「電気がまん」と言うぐらいですから(笑)。
ホッピーが四分の一ぐらいしか入らないので、結構濃いめのホッピーになります。
そこで少し飲んではホッピーを注ぎ足して、調整します。
なかなかお目にかかれないホルモンに囲まれて、今日は嬉しい限りです。
「ここはホルモン王国やー」
彦麻呂でなくとも叫び出したい気分ですね。
飲んでいるうちに、お客さんもちらほらと入ってきました。
お店の雰囲気もアットホーム的でよろしい。
ショーチュー(ナカ)をお代わりして、ホッピーを使い切りましょう。
煮込みはまだ何種類もあるので、全品制覇に向けて、こりゃ何回も通わなくちゃいけませんね。
「ごちそうさま」
あれ、肝心な定休日を聞くのを忘れてしまった。
気分良く白いちょうちんを後にしました。
2008.04.29 Tuesday
燃料電池
久々に感心した話をご紹介します。
「化学」で、水の電気分解についてお話しした時のことです。
講義のあとで、一人の学生からこんな質問がありました。
化学実験の時間に水の電気分解の実験を行い、無事に成功した。
その後で、電極を電源から外して、こちらを豆電球につないだという。
ここでご存じない方のために補足しておきますが、「水の電気分解」は薄い硫酸水溶液に電流を流して行います。
すると電気のエネルギーによって、水(H2O)が、水素(H2)と酸素(O2)に分解されます。
これが電極を覆うガラス管の中にたまってゆく。
彼はこの実験の途中で、まず電源を外した。
次に電源ではなく、水素と酸素の方に豆電球を繋いだのです。
「そうしたら豆電球が光りました」
その解説をして欲しいというので、それは逆起電力が生じたせいだと話しました。
「これは燃料電池と同じ原理でしょうか」
「まさしくその通り」
簡単に言うと電気分解の逆の反応が起こって、逆向きに電流が流れた事になる。
実はこれが燃料電池のシステムそのものなのですね。
「でもなんでそういう実験をしたの?」
「自分の予想が正しいか確かめたかったからです」
教師志望の彼は「教育実習」で学校に出向き、化学の実験の助手をしたときに考えたという。
「それを生徒に話したんですが、少し自信が無くて」
「いや、間違いなく、あなたの考察は正しいですよ」
「でも、良くそれを考えついたもんだ、素晴らしい」
恥ずかしそうに照れている彼を、目一杯褒めてしまいました。
科学という学問は、結果を予想して、実験によって確かめる、くり返しで進歩してきたものです。
今世の中に欠けているのは、実践する心なんだと思います。
頭でっかちの理屈だけで判断してはいけません。
こういう人が教師になってくれたら、日本の未来も明るいものだと思うんですがねえ。
2008.04.28 Monday
びいだま@紺屋町
びいだま@紺屋町
サブタイトルが「昭和の居酒屋」ということで、店内は昔懐かしい看板があれこれと飾ってあります。
昭和懐古と言うんでしょうか、平成の世になってはや20年。
もはや「昭和は遠くなりにけり」という時代になったのかもしれません。
今日はその「昭和の居酒屋・びいだま」さんにおじゃましました。
時間は5時半で、まだ明るいですがこちらはすっかり酒飲みモードです。
見るからに昭和を意識した店内に入ります。
ん、お店の人は気が付いていない様子です。
「すいません」
2回ほど声を掛けてようやくこちらを向いてくれました。
資料には4時の開店とありますが、ただいまの時点で先客はゼロ。
たぶん私たちが初口でしょうね。
入り口から右手が厨房で、そこに面してカウンター席がずうっと並びます。
細長いうなぎの寝床のような造りなんですね。
奥にはグループ用のテーブルもあるようですが、二人組はカウンターに席を取ります。
まずは意表を付いて「黒ビール」の小瓶で乾杯。
サッポロの黒は久しぶりに見ましたが、良いデザインですね。
クーポンがあったので、サービスで「昭和ハイボール」というヤツを出してもらいます。
お通しは酢クラゲの和え物です。
そう言えば今月のホットペッパーから居酒屋の「お通し」の値段がきちんと書いてあります。
それで感じたのですが、静岡の「お通し価格」は、のき並べてお高い。
また、ほとんどのお店で「お通し代」を取っているんですね。
たかがお通しと言っても、様々です。
「福助」さんのように、何品か出してくれて、お気に入りを選べれば満足なんですが、勝手に好みでもない物を出されて、結構なお値段を付けられるのは辛いなあ。
あ、今日は幸いに好みでしたから、全然オーケーです。
さて、つまみを決めあぐねていると、正面のメニューが目に止まりました。
「レバ刺しお願いします」
「タレはニンニク、生姜、ゴマ油、どれにしますか」
「(もちろん)ニンニクで」
カウンター越しに「レバ刺し」が出てきました。
さっそく一切れいただきます。
いつもながらのねっとりとしたレバーの味が口中に広がります。
これに当店特製の「昭和ハイボール」が合います。
本当に久しぶりの「ハイボール」ですが、たまには良いもんですね。
さて、ハイボールもやっつけて、次はやっぱりお酒にしましょうか。
メニューに同じ値段で2種類の銘柄があったので、店員に聞きます。
この二つで、甘口なのはどれ?
奥に聞きに行って
「○○です」
「じゃそれをぬる燗で」
「これは冷酒ですが」
なんでも燗酒にするのはもう少しお値段の安い酒らしい。
(それならそれを書いておけばいいのに)
近頃は良い酒は冷やで飲むものと決めつけているお店が多い。
「燗を付けてくれ」と言うと、
(酒の飲み方を知らないヤツだ)
と、小馬鹿にして、能書きを垂れる輩も拝見する事がある。
自分の酒をどう飲もうが客の勝手だろうと思うのだが、私が変なのかなあ。
まあ安い方で良いので、それをお決まりのぬる燗でお願いする。
1合入りの、これも昭和風なガラス瓶ごと、燗付けしてくれて出された。
次のつまみは、これも定番の「煮込み」ですね。
酒のアテには、「レバ刺し」と「煮込み」さえあれば、他には何も要りません。
残念なことに「たこ八」さんにはこれが無いのね。
調理場には3人入っていて、あれこれと磨いたり仕込みをしたりと忙しい様子だ。
お運びさんは中年の男性一人で、暇そうに隅で突っ立っている。
酒類はすべてこの人がサーブするようだ。
そして気になるのは、料理が全てカウンター越しに渡されること。
「おまちどうさま」
座っている頭の上あたりにお皿が出される。
こちらは酒を飲む手を止めて、受け取らざるを得ない。
お運びさんがいるのだから、後ろから出すべきだろうに、敢えて前から渡すのか。
忙しい時なら仕方がないが、お客は私たちだけなんですね。
細かいことだが、受け取る時に粗相があったらどう対処するんだろうか。
お酒をお代わりして、あたりはもうすっかり暮れてきた。
さて、そろそろ次の店に行くとしましょう。
2008.04.26 Saturday
物も言い様で
物も言いよで
ラジオで流れていたのですが、新幹線が遅れた時の話。
長らく待たされた乗客に、車内アナウンスが響く。
「列車の遅れが2時間未満の場合は、特急券の払い戻しは出来ません」
これに乗客が怒った。
規則だから仕方がないのだが、言い方が悪い。
「列車の遅れが2時間以上の場合は、特急券を払い戻しいたします」
普通にこれで良い。
ことさらに「出来ない」を強調するから角が立つ。
それでなくても待たされてイライラしているから、しゃくに障るのだ。
この例にとどまらず、日本語は同じ内容でもいろんな言い方がある。
穏やかな言い方もあればぶっきらぼうなのもあり、無神経な場合も多い。
そこにたまたま気分の悪い相手が絡むと、トラブルが起きてしまう。
電車の中で、大股広げて余裕座りのアンチャン。
こいつに席を詰めてもらうことにしても、言い様がある。
「すいません、もう少しだけ詰めて頂けますか」
「どうも申し訳ありません」
これならまあ、どうにかしてくれるだろう。
それを
「何をデカい面して、威ばっとんじゃい!」
「ぼさーっとしとらんで、早よ詰めんかい、このボケっ」
これでは喧嘩を売っているのと同じになる。
肩が触れた触れないで言い合いになるのも、そんな一言から始まる場合が多いようだ。
考えてみると、このネットでの書き込みも、同じ物があることに気が付きました。
本人に悪気が無くても、見方によって解釈が変わってくることがあります。
不特定多数が見る可能性のあるものだからして、注意しなくてはいけないですね。
少なくとも他人やお店の悪口は書かないぐらいのマナーは必要なんだろうとおもいます。
そう言う私も時々悪口を書きますが、それは本人に言ったことを書きます。
直接本人に言うのが筋であって、言えないからネットで書くというのは、マナー違反でしょう。
もちろん個人名を書いたりするのは、言語道断ですね。
「悪かったら消去します」
「消去したからこれで終わり」
これでは書かれたほうはたまらない。
最近の学生たちに流行している「ブロフ」でのトラブルというのも、ここら辺にあるのかもしれません。
殴った方はとうに忘れていても、殴られた方は一生覚えている。
そんなことは結構ありそうです。
2008.04.25 Friday
エレベーターのマナー
エレベーターのマナー
時々思うのですが、エレベーターの正しい乗り方ってどうなんでしょうか。
例えばこんなケースがあります。
15人乗りぐらいの普通のエレベーターに、5、6人が乗っています。
ドアが閉まろうとする寸前に、外の誰かがボタンを押してドアを開けます。
そこへ駆け込んでくるサラリーマン。
「どうもすいません」
その人が急いでいるのは分かりますが、そのおかげで別の急用者が待たされたのかもしれません。
ある時は、全員乗ったのに入り口の男がずっと「開」のボタンを押したまま待っている。
しばらく待たせて、同僚らしい一人が当然のように乗り込んでくる。
また、エレベーターの中で大声で人の悪口を言うバカ。
かつて、火を付けたタバコを持ったまま乗っている、大馬鹿者を見たことがあります。
不満は限りないのですが、マナーとしてどこまでが許されるのか、難しいところですね。
私としては、ドアが閉まり掛けたらもう乗る意志がないということにします。
知った顔を見かけてもボタンは押さない。
駆け込み乗車は厳禁です。
これは安全面からも、注意したいものですね。
到着するまで待っていた人は乗せるが、後から駆けつけた人は遠慮する。
一つ乗り過ごしても良いような、「心のゆとり」を持ちたいものだと思います。
それから、満員のエレベーターの中で丁寧に挨拶されると、気恥ずかしいものがあります。
これはトイレの中でもそうですね。
用足しの最中に、あれこれ話し掛けられたりすると、対応に苦慮してしまいます。
本来は黙礼ぐらいでよろしいのかと思いますが、世の中丁寧な人がいまして、困ってしまいますね。
ドライな世の中ですが、無視しても角が立つし、べた付いても煩がられる。
適度な人間関係というものが大切ですね。
2008.04.24 Thursday
TOKIO古典酒場 沿線酒場編
TOKIO 古典酒場 沿線酒場編
このシリーズも、はや4冊目になりました。
もちろん全部購入して参考にさせていただいております。
難点はと言うと、静岡では書店に並ぶことが(たぶん)無いだろうということ。
ではどうしてその発売日が分かるかというと、インターネットですね。
お取り寄せもインターネットで行い、自宅すぐそばのコンビニに配送してもらいます。
これが書店よりも近いのだから、かえって便利で嬉しい限りです。
さて、本書だが、4作目にもなると、ネタ切れの感が強くなってきたように思えます。
メインテーマが「沿線酒場ぶらり酒」
今回は京成、世田谷線の周辺にある居酒屋を特集していますが、粒が小さい感じは否めません。
それと、毎度感じるのは、お店の紹介のデータ。
この本では「置いてあるお酒」について、やけに詳しく書いてあります。
ところが肝心のつまみに関してはほんの一言というケースも多いんです。
これをせめて半々ぐらいにしてもらうとありがたいですね。
どんなお酒があるかより、どんなアテがあるか、の方の興味が大きいんですね。
とはいえ気になるお店もけっこうあり、次回の東京行きでは大いに参考にさせていただきたいと思います。
考えてみると静岡の居酒屋よりも東京の居酒屋さんの方が多く行っている気がしてきました。
この原因はと言うと、やはり静岡のお店は一人では入りにくいところが多いことです。
そして、実はここが肝心なのですが、全般的に静岡の方が値段が高いです。
瓶ビール1本の値段からして、はっきり東京の価格が安くなっています。
また私にも経験がありますが、初見の店でべらぼうな値段を吹っかけられる事も結構あるんですね。
これはそのお店のシステムで、色々とあるんでしょうが、不明瞭な物も多いので困ります。
例えば瓶ビール2本と煮込み1杯で3千円、などは可愛い口。
申し訳程度のお通しを勝手に出して、これだけで軽く7百円という店もあります。
お客の方もそれを知っているので、安心な大手のチェーン店が繁盛するのじゃないだろうかな。
赤羽の「いこい」のように、単純に酒を安く飲ませる店って、意外に少ないんですね。
静岡の居酒屋さん頑張って欲しいなあ。
2008.04.23 Wednesday
正義は一つか
正義は一つか
「善悪論」というやつは大嫌いだ。
だいたい物事を、善か悪かと分けてしまうこと自体に、無理がある。
わかりやすいと言うことは、良いことだが、それにも限度がある。
なるほど正義と言うものは分かりやすい。
しかしだからといって、全てをこれで決めてしまうのには無理がある。
人が100人いれば、そこには100の正義があり、更にその何倍かの悪が存在する。
心というナイフで物事を切り裂くには、余りにも人間は幼い存在だ。
単純な正義論を振りかざす者は、自らがその刃に傷つく事を恐れているように感じる。
防御のためにかざしたその刃で、何を傷つけようと言うのだろうか。
昨日、注目の光市殺人事件、差し戻しの再審で、「死刑判決」が出された。
率直な感想を言うと、安心した。
弁護団は「死刑廃止」という正義のために弁護している。
これはこれで、正しい側面がある。
しかし全てがそれに従うとは言えない。
果たして正義のために真実を曲げることが許されることなのか。
(もちろん真実ではないと認めることはないだろうが)
公判での弁論を見るに、正義のむなしさをつくづく感じたものだ。
その弁護団に翻弄された公判だったが、ひとまず結論は出された。
それにしても残されたご主人は、非常に強い人だとあらためて思った。
愛する者への思いは深く、また一途であるが、それには悲しい結末しか待っていない。
なんでもないような幸せ。
それを突然奪われた悲しみは、もはや癒せることはない。
最近、不平不満の多い自分に、少しばかり反省した。
2008.04.22 Tuesday
たこ八@酒屋の娘
さて、毎度おなじみ月曜日のたこ八です。
いつもの時刻にのれんをかき上げて、お店に入りますと、先客は2名のみ。
「今日は暖かかかったねえ」
おしぼりを出してくれるオカアサンにそう言うと
「おかげで、客足はさっぱりよ」
まあ、陽気とは関係ないようにも思いますが。
例によってビールを一杯グイッと流し込む。
(うん、仕事の後の一杯はウマいなあ)
陽気が暖かいので、よく冷えたビールがこれまた美味しいんですね。
「これどう?」
オカアサンが何ものかを揚げていて、そのまま差し出す。
「え、これは!」
なんと、「酒屋の娘」じゃないですか。
「これも頂き物なんだけど、少しお裾分け」
「うわー、これ食べるのは10年ぶりぐらいだなあ」
何とも珍しいものに出会ったものだ。
正式な名前は、「こしあぶら」
毎年この時期にしか味わえない、貴重な山菜というか木の芽ですね。
私自身も、どんな木なのか知らないぐらいで、まさに珍味です。
さっそくお塩をぱらっと振り掛けていただきます。
うーんこのほろ苦さがたまりませんねえ。
まさかこれが食べられるとは思いませんでした。
いやあ実に美味い。
オカアサンに大感謝です。
さて、隣のお客さんの話が面白いので、思わず聞き返してしまいました。
若いサラリーマンの二人連れで、何回めかのご来店。
もの凄い体験をしてきたという。
「東名を走行中に、後輪がパンクして」
もの凄い音がして突然タイヤがパンク。
当然ハンドルを取られる。
「必死でしがみつきました」
「これが急カーブとか、トンネルの中だったら、駄目でしたね」
なんとか無事路肩に止めることが出来た。
「タイヤがバラバラで、中のワイヤーがごそっと飛び出てました」
後輪だったからまだ良かった、前輪なら間違いなくあの世行きだ。
「車を止めて、会社に連絡したらこう言うんですよ」
「自分でタイヤを交換して帰って来いって」
なんとまた恐ろしい会社なんだろうね。
さすがに高速道路上で、素人がそんな作業を出来るわけもなく、JAFを呼んだのだという。
「1時間待ちましたが、その間怖くてたまりませんでした」
そうそう、二次災害と言うこともありますから。
「ホントに無事で良かったですね」
ビール2本ほどで帰っていったが、世の中色んなことがあるものですね。
2008.04.21 Monday
またも勝つ
Be the Best For the Fans
最高をめざせ!そしてファンのために!
ずーっと書きたかったけれど、自粛していました。
でも、もう我慢出来ない。
やっぱり我慢にも限界が、と言うことで、我がタイガースの話題です。
昨日の東京ヤクルト戦にも勝利して、これで開幕からの連続勝ち越し記録もまた更新しました。
最後は球児が三者連続の三振劇という、千両役者ぶり。
正直言って、出来すぎです。
開幕前は、せめて3位に入ってプレーオフに食い込めばよいと、ホントに謙虚に思っていました。
しかし、しかし、何とも素晴らしい開幕ダッシュじゃないですか。
勝つは勝つはで、貯金をシマクリ千代子。
これは夢かと疑っては頬をつねり、顔はアザだらけになってしまいました。
でもまだ長いシーズン。
このさきひと山もふた山もあるでしょう。
これからも浮かれずに応援を続けたいと思います。
頑張れタイガース
響け六甲下ろし
2008.04.19 Saturday
静岡新聞はエライ
昨日4月18日付の静岡新聞朝刊、第一面を見て驚いた。
尊敬する将棋棋士九段の広津久雄さんが亡くなられた事についての「大自在」というコラムである。
その中の一行にこう書いてあった。
つい「指し方程度は知っています」と口を滑らせたところ、にこにこ顔で将棋盤を持ち出し、素人相手に「打ってみよう」と言われたときの驚きは忘れもしない。分け隔てのない人だった。穏やかだが、豪放磊落(らいらく)でもあった
自然に見えて、明らかな間違いがある。
通ぶって言うんではないが、どこが間違いか分かるでしょうか。
実は、「打つ」のは囲碁のことであって
将棋は「指す」と言います。
素人ではそこら辺の使い分けは曖昧で、間違えたとしても仕方がない。
しかし大棋士である広津先生がそう言うことは絶対に無い事です。
そこでお節介にも新聞社に指摘のメールを送りました。
昔なら電話や葉書で送るのですが、便利になったものですね。
(しかしまあ、なんとお節介な読者でしょうか)
それを送信したのが8時39分です。
そして返事が来たのが、なんと9時24分。
お詫びの上訂正する旨が、丁寧に書かれていました。
誤りをあらためるにやぶさかでない、しかも迅速。
マスコミとはこういうものであるべきだと、感心しましたね。
それと共にウェブ上の記事も訂正されていました。
比較していただければよく分かると思います。
話は替わりますが、イージス艦の事故も、その後の速やかな対応が望まれました。
それを隠そう、誤魔化そうとするからおかしくなる。
防衛省にも、見習っていただきたい対応です。
過ちて改めざる、是を過ちと謂う。
論語の一節を思い出しました。
2008.04.18 Friday
松屋で牛丼
松屋で牛丼
もう遠い昔ですが、私の学生時代、牛丼は高級品でした。
何たって「牛」ですから。
当時、(そんなに昔かい)庶民の肉と言えば、鶏か豚に決まっていました。
ところにより鯨が加わり、静岡では「イルカ」なんてのも食べていた時代ですね。
牛肉が安くなって、輸入物が出回ってからは、普通に食べられるようになりましたが、とにかく高かったのですね。
その学生時代に、間違って懐具合が暖かい時
(今日は奮発して喰うか!)
と駆け込んだのが、「吉野家」でした。
当時の値段をはっきりと覚えていませんが、250円ぐらいでしたかね。
間違いなくラーメンよりは高いお値段でした。
それが企業努力によってどんどん安くなっていきました。
しかし好事魔多し。
狂牛病(今はBSEですね)によって輸入がストップしてしまい、大打撃。
ピンチヒッターの豚丼にその地位を明け渡して休業するも、苦節数年してようやく復活。
今では値段こそ変わったものの、主役に返り咲きました。
そんなわけでたまに無性に食べたくなります。
今日は食事の時間も短いので、早い安いうまいの「牛丼」をいただくことにしましょう。
さて、静岡の街中には「吉野家」と「松屋」の2店舗がありますが、どちらにしようかな。
お値段は、「吉野家」が380円、「松屋」が350円と、大差ありません。
味のほうは断然昔からなじみの「吉野家」ですが、本日は近いほうの「松屋」にしました。
多少安くて、サービスで「お味噌汁」も付いているのがうれしいですね。
お店の引き戸を開けて、券売機に向かいます。
まずは「牛丼並」の食券を購入します。
午後6時半の店内はほどほどに混んでいて、その間に座ります。
なるべく隣り合いたくない人情からか、見事に一つ置きの並びになっています。
私の右手には中年のサラリーマン風が「牛丼大盛り卵つき」を掻きこんでいます。
お冷を持ってきた若いおねえさんに食券を渡します。
さすがに早いです。
3分も経たないぐらいに、牛丼とお味噌汁が出てきました。
「おまちどうさま、牛丼並みでよろしかったでしょうか」
(そう聞かれてもなあ)
この言葉遣い、マニュアル通りなんだろうが、もう少し何とかならないのかなあ。
紅生姜をふた盛りほど取って、さっそくいただきます。
牛丼の味付けは昔ながらの甘塩っぱい味で、美味しいですね。
お味噌汁の方はサービスですから、文句は言えません。
牛丼の肉も、昔とは部位が違うようで、多少脂身が多い感じがします。
これはこれで悪くはありません。
しかし、隣のオジサンはしきりに玉子をかき回しています。
(そんなに力を入れなくたって良いのに)
牛丼の残りが少なくなったところに、かき回した卵を入れて食べています。
それはいいんだけど、途中で小休止して、なにやら携帯をいじっている。
(全部食べてからやりなさい)
誰もがささっと入ってきて、そそくさと食べて、すっと出てゆく。
そうだ、昔から牛丼屋はこんな感じだった。
他の飲食店にないスピード感が、牛丼屋の特徴なんですね。
2008.04.17 Thursday
生兵法は
生兵法は怪我の元
自転車のスポークが1本折れた。
駐輪していた時に、故意か偶然か倒れていたことがあり、その時に壊れたものだろう。
そのままにしてもおかれないので、取りあえず折れたものだけ外す。
まあ1本ぐらい無くても良いだろうと考えたのは、素人の浅はかさで、段々に車軸がぶれてきた。
走行時に音がするようになって、みるとだいぶ軸がずれている様子だ。
こんな時には自転車屋に持っていって修理してもらうのが、賢い選択だが。
たまたまジャンボエンチョーに行った時、目に止まったものがあった。
それがこれ
「ニップルまわし スポークレンチ」
こんな工具があるんですね。
よせばいいのに購入してしまった。
これで調整して間に合わせようと言う、セコい考えです。
(まあちょっと調整すればしばらく持つんじゃないか)
甘く考えて、まず1本を回してみた。
(あれっ)
かえってひどくなる。
そこで、反省して元に戻せばいいのだが、まだ楽観している。
逆側の1本を回す。
(おやっ)
更にひどくなった。
またまた見当を付けた1本を回す。
今度は完全に動かなくなった。
そこで大事なことに気づいた。
(どこを回したのか印を付けていない)
はっきり言ってこれはパズルですね。
この時点ですでに収拾がつかなくなっている。
やればやるほど深みにはまってゆくのだ。
かつて、新品の工具は3分で破壊兵器に変わってしまった。
更に悪いことには、無理に回したら別のスポークが折れてしまった。
もう修理に持って行くどころではなく、完全に壊れてしまったのです。
我ながら感心するほどの馬鹿さかげんで、思わず天を仰ぐのでした。
結局車輪ごと交換する羽目になるのですが、この工具二度と使うことはないでしょう。
まさに、生兵法は怪我の元ですね。
2008.04.16 Wednesday
たこ八でタラの芽
たこ八@タラの芽
毎度おなじみのたこ八です。
仕事終わりの午後9時過ぎにたこ八に辿り着きました。
私の顔を見るや、オカアサンが
「ジンちゃんがよろしくって言ってたよ」
「最近早いなあ」
今日は珍しく空いていて、Kちゃんと友人の二人組だけ。
「真ん中に座りなよ」
いつものクセでつい端へ行きたがる私に、優しくオカアサンが勧めてくれる。
例によって瓶ビールをチビチビとやっていると
「こんばんわ」
珍しく作業着姿のS先輩がやってきた。
オカアサンが
「あれ、今日は作業着だね」
「え、今日は月曜日だよ」
会話が噛み合わない。
どうも、「さぎょうぎ」と「かようび」を聞き間違えたようだ。
「明日は大変なんだ」
なんでもお嬢さんの彼がご挨拶に来るとか。
「どんな格好して迎えようかな」
「そりゃ紋付き袴に決まってるよ」
「そんなの持ってないって」
「花見行列で使ったヤツを借りてくりゃ良いだろう」
今年も大御所花見行列に参加した先輩。
さすがに落馬はしなかったようですが、足が痛かったとこぼす。
「道路がでこぼこなので、草鞋で歩くと痛くてたまらん」
「年寄りなんだから我慢しなさい」
後輩なのにいいかげんなことを言う私。
オカアサンが、なにやら天ぷらを揚げてくれる。
「はい、どうぞ」
差し出してくれるのはなんと「タラの芽」じゃないですか。
「これどうしたの?」
どうやら知り合いが持ってきてくれたという。
今年はじめていただくタラの芽は、大きくてほろ苦い味わい。
自然の中に感じる生命の息吹が、じんわりと春の訪れを告げてくれます。
「おいしいねえ」
思わず3つもいただいてしまいました。
お礼に「たこ八メモ」を4枚進呈しました。
なんのことはない、磁石シートにたこ八の写真をプリントしたものですね。
あちこちにたこ八があって、面白いものです。
春満開のたこ八でした。
2008.04.15 Tuesday
○○だもの
○○だもの
○の中に適当な言葉を入れてください。
「にんげん」
にんげんだもの
おまえは、相田みつを かい!
にんげんだもの
ぶろぐのねたが
なくたって
いいじゃないか
にんげんだもの
しゃしんだけで
ごまかしても
いいじゃないか
「愛」
一番好きな言葉です。
ちなみに、次に好きな言葉は「只」です。
「愛だもの」
あいだもの
似たような名前の女優さんがいたような気がするなあ。
「く」
「くだもの」
グレープフルーツが大好きです。
ちなみにレモンが酸っぱいのは、クエン酸のためで
ビタミンCの味ではありません。
「け」
「けだもの!」
彼女に言われてみたいような
みたくないような。
2008.04.14 Monday
4月度例会
昨日は4月度の例会。
仕事を終えて直ぐに駆けつけるが、20分ほどの遅れで、はや大盛況。
遅れを取り戻そうと、ガブガブ飲んでいたら、久しぶりに飲み過ぎました。
そんなわけで本日の更新は画像だけです。
すいません。
まずは本日のワイン。
たぶんチリ産です。
これは社長おみやげのクッキー。
ふむふむ、って当然読めません。
けっこう美味しいクッキーでした。
2008.04.12 Saturday
花城@石田
花城@石田
「創菜屋 花城」 という名前でも分かるように、ラーメン専門店ではないようです。
「花城」といえば精肉店としてはその名を轟かしており、メインは肉料理なのかもしれませんね。
金曜日の11時半に、お店の引き戸をくぐって、中に入ります。
入り口すぐの右手がカウンターで、奥が厨房になっています。
更に奥には入れ込みの席があるようだが、残念なことにここからは見えません。
10人ほどのカウンターに先客は3人。
上手く間を空けて座っているので、ちょうど右端から2番目に座ってメニューをみます。
接客はベテランらしいお姉さんで、ちょうど私から見て正面の要理場に若い料理人が鍋を振るっています。
一番左にいるお客は、麺類を食べ終えた様子だが、他の二人は出を待っている状態です。
意外と接客が悪く、席に着いてから5分も待たせて、ようやくおしぼりが出されました。
お冷やはセルフサービスになっていて、カウンターにコップと水差しが置いてあります。
オーダーはかねて決めていた「坦々麺」を注文します。
すると意外な言葉が返ってきました。
「チケットはお持ちでしょうか」
ん、何故私が「50円引き」のクーポン券を持っているとわかるのだろうか?
実は「はなまるナビ」に50円引きクーポンがあったので、切り取って持っていたのです。
用意のそれを渡すと、あれ、なにやら期待外れの表情です。
別のクーポンを期待していたんでしょうか?
この謎は最後まで解けませんでした。
このお店は夜間は居酒屋になるようで、というかそれがメインで、地酒や焼酎の瓶がずらりと並んでいます。
壁にも「磯自慢」「魔王」などの見慣れた名前が、達筆で書かれています。
それにしても料理の手際はあまり良くないですね。
先客二人の注文も、なかなか出てきません。
ナスを油通ししていたと思うや、今度はチャーハンを作っています。
大量に作ったのを、5,6皿ほどに分けています。
「トリプルの方」
左の先客は、半ラーメン、半チャーハン、ギョウザのトリプルセットのようです。
まず、半チャーハンが出てきました。
しかし残ったお皿はどこに出すんだろうか。
しばらく置いたままなので、不思議に思いました。
まとめて作るにしても、多すぎるんじゃないかなあ。
カウンターにもお客さんが入ってきます。
どうも馴染み客が多いようで、地元で愛されるお店なんでしょうね。
注文は「日替わり松花堂弁当(800円)」が多く、人気のようです。
右手の先客にこれが運ばれてきましたが、なかなか豪華で値打ちものですね。
今度はこれがいいなあ。
私の「花城特製タンタン麺(800円)」が出てきました。
まずスープをいただきます。
しっかりとしたスープに、ゴマの風味もよろしい。
辛さはあまり辛くなくて、万人向けのマイルドさです。
具にはたっぷりの挽肉にモヤシなどの野菜があります。
気に入ったのは麺ですね。
細麺のストレートで、いい感じの腰があります。
このタイプの腰は喉越しが良く、食べ応えがありますね。
スープと挽肉の方に期待していたのですが、良い意味で裏切られました。
とは言うもののスープも全て飲み干してしまいました。
「ごちそうさま」
中年のサラリーマン風が多い客層のようです。
今度は居酒屋の時間帯にお邪魔しましょうか。
2008.04.11 Friday
吉そう@呉服町
七輪ホルモン 焼酎家 吉そう@ホルモン三昧
かねてから気になっていた店で、今回初めての探訪になります。
静岡市は葵区呉服町の街中にあるお店です。
洒落た外見のお店に入りますと、1階はカウンターだけになっています。
10人ほど座れるカウンターはほぼ満員で、ちょうど空いていた二席に友人と座ります。
左手の端には若い女性が一人で飲んでいますが、食べているのはお茶漬けのようで、これは面白い取り合わせですね。
右手の奥には若い三人連れの男性、すぐ右にはこれも若い男女の二人連れ。
店員も若い男性と手伝いの女性で、場違いな中年二人組は私らだけ。
看板の七輪ホルモンのイメージとはちがう、若い人向けのお店なんですね。
ドリンクは生ビールと日本酒をお願いします。
「お通しです」
まずはドカンと大盛りのキャベツが出てきました。
上にはタレが掛かっていて、これをそのまま手掴みでいただきます。
これはダイナミックでいいなあ。
メニューはどれも500円均一のようですが、分かりやすくてよろしい。
当然のごとくレバ刺しを選ぶと、友人は焼き物で何が良いかと聞いてくる。
ここは通ぶって、オッパイにテッポウをお勧めしました。
日本酒「つう」は「辛口」のタイプを頼みましたが、これは辛口過ぎて少し失敗しました。
やはり燗酒は適度の甘さが欲しいですね。
さて、すぐに出てきました「レバ刺し」ですが、サイコロ状に切ってあるのが面白いですね。
味付けは塩とオリーブオイルのようですが、この食べ方も変わっています。
一口食べると、新鮮なレバーの味わいが広がってきます。
これも今時の食べ方なんでしょうか。
レバ刺しがこんなにお洒落になるなんて、長生きはしてみるもんです。
後ろから火の熾った七輪が出てきました。
この店ではそれぞれが個別の七輪で焼き上げるシステムですね。
先ほどから気になっていたのが排気ダクトで、天井から銀色の蛇腹の管が下がっています。
これがちょうど七輪の上に位置していて、かなりの勢いで煙を吸っていきます。
これなら匂いも気にならないし、便利ですね。
しかしこれがぶるぶると震えているのは、近未来的な面白さがあります。
ホルモンの味付けは塩で、タレの選択はできないようですが、素材の新鮮さに自信があるからでしょうね。
あれ、よく見るとテッポウとは違うような気が?
「テッポウを頼んだんですが」
「すいません、すぐ出します」
ラッキーにも一品サービスになりました。
こんな間違いなら何度していただいても大歓迎です。
さっそく焼いていただきますが、どれもジューシーで美味しいですね。
今度は少し甘口にと、お酒をお代わりして、次の一品はもちろん「煮込み」です。
この煮込みが気に入りました。
甘口の汁沢山ですが、この出汁が美味しくて、薄味でそのまま飲めるんですね。
コテコテの煮込みも良いですが、こういうあっさりタイプも悪くない。
やはり今どきそのものの煮込みでしょうか。
隣のカップルは「マシュマロ」というヤツを食べています。
「やわらかーい」
これは肺臓ですね。
マシュマロという命名は少し無理があるんじゃないかな。
「フワ」という名前がありますからそれがよろしいかとも思います。
本日2軒目なので、このくらいでおいとますることにします。
迷った時の隠し球にと、こっそり場所をメモしておくことにします。
実にお洒落なホルモン専門店でした。
2008.04.10 Thursday
年年歳歳
散りゆく桜花を見ると、毎年同じ思いに駆られる。
年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず。
来る年ごとに咲く花の姿は、常に同じようだが、それを眺める人々の姿はそのたびに変わっている。
桜の花はまた来年も同じ姿を見せてくれるのだろうが、果たして人間の方はというと、これがまた心許ない。
人間も年を取ってくると、あちこちにガタがくる。
まあ病気の話で盛り上がるようになったらもう立派な老人ですが。
その点 桜は立派でして、老木といえども毎年その時期になると、立派な花を咲かせる。
かえって老木の方が風情があって見栄えもするんですね。
これが人間になると、いい年をして出しゃばるなと言うことになります。
出しゃばりなのか元気なのか、その境目はやっぱり人徳と言うことでしょうか。
桜が羨ましいですね。
さて、この漢詩ですが、劉廷芝の「白頭を悲しむ翁に代わる」ですね。
最後はこうまとめています。
此翁白頭眞可憐
伊昔紅顔美少年
(これ昔は紅顔の美少年)
2008.04.09 Wednesday
麻雀放浪記
麻雀放浪記
阿佐田哲也 著
先日図書館の新着本コーナーを見ていたら、こんなものが置いてありました。
懐かしくてつい手に取ってみましたが、文庫本も色々なものが出るようになりましたね。
さて、ご存じない方も多いと思いますので、蛇足ながら解説すると、著者の阿佐田哲也氏は、直木賞作家の「色川武大」という別名でも有名な小説家です。
しかしデビュー作はこの「麻雀放浪記」なんですね。
最初は週刊大衆に連載されて評判を取り、その後双葉新書から出版されたシリーズです。
私も大好きでして、出版当時は新本が出るたびに本屋さんに駆け込んで、求めたものです。
当時の麻雀ブームを先導した伝説の名著といわれ、主人公の「坊や哲」は、麻雀仲間のヒーローでした。
麻雀以外のギャンブルにも詳しく触れられていて、当時の学生さんはこんなもので勉強したんですね。
「チンチロリン」なんて言うのも、この本で知った次第です。
ちなみにペンネームの「阿佐田哲也」は、「朝だ、徹夜だ」のもじりだそうです。
今回何十年ぶりかで読み返してみましたが、独特のビカレスクロマンを感じさせる文体ですね。
すぐに1冊読み切ってしまい、今は2冊目に入りました。
さすがに日本を代表するギャンブル小説です。
氏の没後はや20年が過ぎてしまいました。
そういえば麻雀も、やらなくなって何年経つのかなあ。
ちなみにこのブログのタイトルも、この「麻雀放浪記」にちなんで付けたものです。
もちろん足元にも及びませんが、尊敬する大先輩です。
かつてを思い出させる、懐かしい本でした。
2008.04.08 Tuesday
躍飛(YAKUTO)@呉服町
躍飛(YAKUTO)@呉服町
本日のランチは新規開店の店「躍飛」に出かけてみました。
市役所の裏通りを進んで行くと、お店の前には暇そうなあんちゃんがブラブラしています。
自転車を止めてお店に向かおうとすると、あわてて中に入りました。
「いらっしゃいませ」
どうやら店員さんだったようです。
時間は1時過ぎで、ちょうど暇になってきた時間帯なんでしょう。
奥に細長いお店で、その一番奥の座敷席に座ります。
それにしてもこの読み方、ふりがながなければまず読めませんね。
客商売なのに何故分かり難い名前にするのか、不思議だなあ。
お店の前にはメニューが出してありますが、テーブルにはなく、ビニールカバーの下に「ランチメニュー」だけが書いてあります。
どれもセットになっていて880円というのが多いようです。
何も言わないところを見ると、ランチはこれ限定なんでしょうか。
そのあたりは最初に言っててくれるとありがたいんですが、まだサービスは発展途上という感じです。
ランチメニューの中から、私は「海鮮麺セット」相方は「黒酢酢豚セット」(共に880円)を注文しました。
最初に出される冷えたジャスミン茶が美味しくて、この選択はよろしいですね。
店員さんは中国人らしく、期待感がふくらみます。
まず「黒酢酢豚セット」が出てきました。
酢豚にライスとスープ、点心と半分の春巻きにピータン混じりのお豆腐が付いています。
酢豚を少し分けていただきましたが、小さめに切られた酢豚の味付けはかなり甘いです。
日本人向けにしたのかもしれませんが、甘すぎます。
野菜の炒め具合もイマイチかなあ。
続いて出てきた「海鮮麺セット」は、麺に小ライスが付いて、点心に春巻きなどは同じものです。
卓上にコショーがないのが寂しいですね。
麺は細麺の縮れ麺で、海鮮のあんかけが乗っています。
海老、イカ、ホタテなどの海鮮に、キクラゲ、タケノコ、白菜、ニンジンといった野菜がたっぷりと入っています。
味付けは塩味で、あっさりとしています。
アンカケなので最後まで熱々で食べられます。
さて、全体としては可も無し不可も無しという印象で、特に目立つ特徴はありませんでした。
四川料理店という看板なので、期待していたんですが、ランチに関しては普通の内容でした。
2008.04.07 Monday
ライラの冒険
ライラの冒険 黄金の羅針盤
ちょっとピークを外しましたが、話題作を見てきました。
もっと早く行きたかったんですが、公開から1ヶ月も経ってからの鑑賞です。
なんと言っても、ファンタジー映画最大の総制作費250億円という超大作ですから、
これはぜひとも見ておかなくてはいけませんね。
平日の午前10時40分ということで、字幕版ということもあり、館内はかなり空いています。
のんびりと座席にもたれかけて、上映を待ちます。
春休みなのに学生さんや子供の姿はほとんど無くて、もちろん親子連れもいませんでした。
割りと大人向けの映画なんでしょうか。
さて、息つく間もなく見終わりましたが、素晴らしい内容でした。
最近の映画は進歩しましたが、これはCG無くしては作れない映画ですね。
何しろ、準主役である「ダイモン」が実物ではできない動きですし、「クマ」だってそうです。
凄いところはどれも実物そのもので、迫力は満点です。
「ロードオブザリング」の時も驚きましたが、今回はそれ以上ですね。
全体のテンポも速く、飽きさせない展開は監督の力量を見せます。
悲しい場面があまり無いのも、見やすくてよろしい。
思わず笑っちゃったのは、「酒に溺れるクマ」
これには考えさせられました。
お酒は人間ばかりでなく、「クマ」まで駄目にしてしまうんですね。
映画の中のクマは、ライラの温かい心によって、見事自分を取り戻すことができました。
それを喜んでいる私はというと、まだまだお酒の誘惑から逃れ切れていないようです。
酒飲みのクマは愛嬌があるけれど、酒飲みのオトナはむさ苦しいだけだからねえ。
科学的なようで非科学的であり、まあそこがファンタジーたる所以でしょうか。
こういう映画は何回も見てみたいと思いますね。
2008.04.05 Saturday
自転車と歩道
少し前の新聞の投書にこんなものがありました。
投稿者は71歳の女性で、「歩道の段差」についての苦情です。
彼女は電動補助式の自転車を愛用している。
そこで車道の端を通行しているのだが、狭い道なので車を避けて乗り入れようと歩道に向きを変えた。
ところが歩道との間には段差があって、転倒してしまったというのです。
歩道と車道との間にある段差は、自転車の通行に不便なので、改善して欲しい旨を、以前にもこの新聞に投稿していたと、彼女は嘆く。
それなのにいっこうに改善されなかったために今回の不幸が起きてしまった、という訴えを綴った投書でした。
かいつまんで話すとこんな内容になります。
事故は幸いに軽度の怪我で済んだそうだが、ご不幸についてはお悔やみ申し上げたい。
さて、この投書には二つの疑問点があると思うのだがどうでしょうか。
まず、道路についてのクレームは新聞社にではなく、直接それを管理する市役所あたりに持っていくべきではないかと思います。
しかもそれが市民の安全に関わる重大なことであれば、なおさらのことでしょう。
どうしても必要であれば、町内の署名を集めて、陳情するなども有効な手段でしょうか。
ところで、以前は歩道を自転車が通行するのは当然でしたが、今では事情が変わってきました。
余りにも自転車が横暴になりすぎて、歩道から閉め出すところも多くなっているようなのです。
市内では「自転車通行禁止」という看板の立った歩道もよく見かけます。
そんな状態では、自転車がたやすく歩道に入れるような工事は、なかなか進まないのかもしれません。
二つ目は、この電動補助自転車というもの、結構危ないものです。
なるほど便利ではありますが、ちゃんと制御できないと、手に余ることになります。
それでなくても判断力の低下しているお年寄りには、注意が必要な乗り物です。
お年寄りといっては失礼かもしれませんが、彼女の場合操作に問題はなかったのでしょうか。
自転車とはいえ、結構なスピードが出るものですから、運転は難しいものがあります。
こう書きますとお年寄りを差別しているように聞こえますが、お年寄りの自転車運転は実に危ない場合があります。
便利になったことが新たな危険を呼ぶ、ということは文明社会では注意すべき事項でしょう。
私も自転車をよく使います。
そして、歩道の段差にも苦労しながら走っています。
そしてこれが苦痛になってきたら潔く引退しようかと、勝手に思っています。
2008.04.04 Friday
嘘つき
嘘つき。
やさしい嘘十話
本当は、嘘なんてつきたくない。だけど・・・。
誰かを大切に思うあまりに、ついてしまった嘘。
そんな ”やさしさ”から零れ落ちてしまった「嘘」が10人の作家たちによって、小さな物語になりました。
ビターで切ない、だけど心があったかくなる十話。
「WEB ダ・ウィンチ」に連載された「書き下ろし短編アンソロジー」全10回を1冊にまとめたものです。
たまにはこんな本も読むんですよ。
しかし作家はみな若いですねえ。
中でも一番若いのは華恵(はなえ)さんなんて、1991年生まれですから、うちの娘よりも若い。
当たり前のことですが皆文章が上手くて、勉強になります。
そして、どのお話しも面白くてなかなかに読ませる。
ひとかどの恋愛小説とは違っていて、微妙な心理のすれ違いを、あっさりと描いているところが良いですね。
さて、子供のつく嘘は分かりやすくてよろしいが、大人になるとこれが複雑になってきます。
嘘が上手く付けるようになると、もう一人前の大人。
でも本当の大人になると、嘘はつかないものです。
そして、達人はといいますと、どれが嘘だか全く分からない。
虚実まぜこぜになった人生を送っている名人がおりますが、そこまで上達しなくても良いと思うのは私だけですかね。
2008.04.03 Thursday
江戸しぐさ
江戸しぐさ
公共広告機構のテレビコマーシャルで紹介された、「江戸しぐさ」
調べてみるとなかなか面白いもので、現代社会に通ずるものがけっこうあります。
見つくろってご紹介いたしますので、どうぞ。
「傘かしげ」
雨の日に狭い道で人とすれ違う時、相手に水滴がかからないように、お互いの傘を外側に傾ける。
「こぶし腰浮かせ」
渡し舟で、先客たちが拳を突いて、体を少しずつ移動し、後から来た客のために、空席を作る。
「うかつ謝り」
人混みで足を踏まれた時、踏んだ側が謝るだけでなく、踏まれた側もうかつであったことを詫びて、相手を気遣う。
「肩引き」
狭い道ですれ違うとき、肩を引き合って胸と胸を合わせる格好で通り過ぎるしぐさ。
これらの元は「商人(あきんど)しぐさ」と呼ばれ、見知らぬ者同士が行き交う大都市での人間関係を円滑なものにするための、生活の知恵として生まれたそうです。
これが江戸っ子の言う「粋(いき)」というヤツでして、そんな心遣いのできない無礼者は「野暮」だと言われたもんです。
相手に対する思いやりや、周囲の人間に対する気配り、現代人が忘れているものですが、大切にしたいですね。
2008.04.02 Wednesday
江南@常盤町
江南@常盤町
夜間営業のみの中華料理店で、遅くまで営業しているお店です。
2次会として夜10時過ぎに入店しました。
お店はビルの地下にあり、そこへ団体で繰り込みます。
先客はおらず、中華の丸テーブル席に皆で座ります。
メニューを見ますと、意外に安い料金なので安心しました。
飲み物は、「カメ出し紹興酒(400円)」にしましたが、これで400円なら文句はないでしょう。
つまみの豚耳はもうほとんど残っていません。
おこげのアンカケは食欲をそそるジュッという音が良いです。
見て楽しみ、耳で喜び、舌で味わうというトリプルファンタジーですね。
私は紹興酒2杯で満腹でしたが、大食漢の強者たちはシメにラーメンをやっつけていました。
というわけで、今回に限り味わっていません。
あちらの方のような若い男女(ご夫婦かな)お二人だけの営業でした。
以上今日は写真だけのラーメンレポです。
2008.04.01 Tuesday
日本ペンクラブ 名スピーチ集
日本ペンクラブ 名スピーチ集
日本ペンクラブ編
ペンクラブの「PEN」の称号は、
Pがポエト(詩人)とプレイライト(劇作家)を、
Eがエディター(編集者)とエッセイスト(評論家)を、
そしてNがノベリスト(小説家)をそれぞれ表し、
全体としてペン、すなわち表現の手段を暗示しているということです。
本書はその日本ペンクラブの例会でなされたスピーチを集めたものです。
さすがに素晴らしいスピーチが並んでいます。
この何十分の一でも、才能があったらとつくづく思いますね。
その中の一つ、上智大学名誉教授のドイツ生まれ アルフォンス・デーケン氏のスピーチを紹介します。
お題は「ユーモアについて」です。
このユーモアという言葉の語源はもともとがラテン語で「液体」を表す、「フモール」でした。
これは人体の中の液体つまり体液の意味でしょうか。
中世の医学者たちは、人体に含まれる体液を一括して、フモーレス(フモールの複数形)と称し、これこそが人間を動かしているのだと考えたのです。
フモーレスは生命の源泉の本質であり、その流れが人体に活力を与え、創造的な力になって生命を満たし、補っているのだと判断したのです。
ユーモアの効用を広く世に伝えた例として、米国のノーマン・カズンズ氏が書いた自身の闘病体験記があります。
「笑いと治癒力」というその著書では、こう書いています。
彼は膠原病にかかって入院したのですが、その原因は自身のネガティブな感情だと確信しました。
愛と希望と信頼の気持ちをつねに続けること,良く笑うことを試み病気を完治しました。
その中でも笑いはやっかいな痛みを和らげるのに大きな効果があったそうです。
病室でコメディー映画を見たり、看護婦にユーモアの本を朗読してもらったりすると、効果はてきめんでした。
10分間腹を抱えて笑うと、少なくとも2時間は痛みを感じないで眠れたといいます。
科学的なデータからも、笑いが呼吸作用を増進し、血液の浄化を助けることが分かっています。
ユーモアは、心と心のふれあいから生まれます。
相手に対する愛と思いやりが、ユーモアの原点です。
私たちが、相手に対してして思いやりや愛を示したいなら、出発点は相手が何を期待するか、何を希望するかを考えることです。
私たちは思いやりに満ちたユーモアによって、なごやかな雰囲気を作ることができると思います。
皆さん、お笑いは大切なことなんですよ。
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