2009.07.31 Friday
和民@お久しぶり
和民@お久しぶり
今日はお久しぶりに職場のメンバーが「反省会」をして下さるということで、場所は手短な「和民」です。
日曜日の5時45分あたりで、お店は空いています。
「どこにしましょうか?」と広い店内を見回しますが、帯に短したすきに長し。
このお店も、厳密な「禁煙席」というわけではなく、場所選びも難しいです。
とりあえず空いている一番角のボックス席で、料理を待ちます。
結局最後までそれほど混み合わなかったので、どこの席でも良かったんですけどね。
まずは生ビールで乾杯です。
しまったお通しを断るんでしたっけ。
最近は経済事情から必ずせこく「お通し」をお断りしているんですが、今日はつい忘れました。
料金もさながら、「有機野菜のお通し」と言う割には作り置きで美味しくないのがその理由なんですけどね。
まあ、そういうところに人間の小ささが出てしまいますが、かまわんでください。
久しぶりなので、つまみをバンバン頼んでしまいましょう。
といっても半分ぐらいは写真を取り忘れたり、食べかけだったりでしてお見苦しいです。
まずは、「茄子のお新香」
これはカラシで食べるのが定番ですね。
辛みが鼻にツーンと来るのが心地よいです。
ナンコツの唐揚げ。
手づかみでボリボリいけます。
こういうのは当たり外れがありません。
マグロのお刺身。
いわゆる普通のお刺身です。
下手に飾り付けていないのがよろしい。
最近のお造りは、飾りが大げさでアホらしくなるときがありますからね。
イカの丸焼き。
これは安心して注文できます。
最近お気に入りのひと品です。
結構イカ好きなんですね。
このあたりで飲み物は「ホッピー」に代えます。
今回はボトルは入れませんでしたが、もちろん「ナカ」のお代わりは定番ですね。
鉄鍋餃子。
小振りですがなかなか美味しいです。
このぐらいがちょうど良いのかもしれません。
食べかけで行儀の悪い、「出汁巻き玉子」
この和民では注文頻度の高いひと品です。
何と言っても安心できます。
さりとてあまり甘くないところがよろしい。
海老のフリッター。
これについてはあまりよく分かりません。
確か甘かったような気がします。
これなんだと思いますか?
もちろん串揚げですが、その具材です。
何と「ズッキーニ」でした。
まあ、ナスの固いやつだと思えばそんな感じですか。
これだけ食べて呑んで、お一人3千円ほどですから、静岡の飲み屋さんは苦戦するはずですね。
皆さんお疲れさまでした。
2009.07.30 Thursday
古典酒場7
古典酒場 7
「呑兵衛パラダイス新橋」
これもお馴染み「古典酒場」シリーズの第7弾です。
実は発売直後に購入したんですが、機会が無くてレビューは今日になりました。
もちろんこれを参考にして、前回は新橋にも参上しましたよ。
(といっても、本誌には出ていないお店でしたが)
不思議なことに今回は価格が少しだけお安くなっています。
ほんの少しだけ薄くなったせいなんでしょうか。
まあ、今回の特集が新橋と言うことで、ページ数も少ないんですが、これは仕方がないですね。
新橋というと割合に狭い場所ですから、乗せるお店にも限りがあります。
とはいえ相変わらずまだまだ知らないお店がたくさんあって目移りしますね。
もちろん高級なお店は少なく、サラリーマンが小遣い片手にふらっと入れる嬉しいお店ばかりです。
今回の特集では、「しめのめし」というのがやや外れかな。
これは私が料理をしないせいで、興味がないからなんですがね。
それにしてもお酒を飲んだ後で、お家で自分で料理をしてご飯を食べる方っているんでしょうか。
あ、そうかお家に優しい奥さんが待っていらっしゃるんですな。
それなら羨ましい。
お話替わって、最近ご飯が美味しいです。
その理由は、例の「お釜」です。
炊飯器でこうもお米の味が変わるとは、正直感動です。
科学の力を馬鹿にしちゃいけません。
これから秋に向かって、ますますメタボになりそうな予感がしてきました。
2009.07.29 Wednesday
秋本屋@野方
秋元屋@野方
さてさてただいまの時刻は5時わずかに過ぎという時間。
いよいよ本日のお目当て「秋元屋」さんに向かいましょう。
お店にはすっかり灯がともっていて、ビニールのカーテン越しに中がうかがえます。
割合に広いお店で、お客さんもボチボチと入っています。
さっそく中に入りましょうか。
向かって左側のカウンターに席を取って、注文を考えます。
「お飲物は?」
「三冷ホッピーお願いします」
このお店といえば、やはりスタートの飲み物は、「三冷ホッピー」ですね。
すぐに出てきましたこのジョッキを見てください。
綺麗なフローズングラスが、三冷ホッピーの出来の良さを物語っています。
きめの細かい泡が立ち、上の縁一杯まで注がれているのに少し余るぐらいの濃さです。
ぐうっと喉を通りすぎるホッピーのこの心地よさ。
それではつまみを注文しましょうか。
「レバ刺しお願いします」
「味は?」
「タレでお願いします」
(実は「タレ塩で」といったら、それは出来ないようでした)
そして「レバ刺しタレ」が出てきました。
どうです面白いでしょう。
甘辛の醤油ダレが掛かっています。
これも新鮮な感じで、もちろん初めていただきましたが、これはいけますね。
そして自慢の焼きトンです。
カシラとテッポウに、もう一つは思い出せません。
タレでいただきましたが、いい焼き具合でした。
さらには煮込み玉子入りもいただいちゃいました。
今日は食べ過ぎのきらいがありますが、まあ美味しいから仕方がないです。
壁に貼ってあるお酒のメニューに、なんと「磯自慢」を発見しました。
しかもお値段が確か480円という破格値です。
これは当然頼まなくてはいけませんね。
美味しいお酒と旨いつまみで大満足でした。
さすが噂通りのいいお店ですねえ。
何よりもお客さんの雰囲気が良くて、会話こそ交わしませんでしたが楽しく飲めました。
「じゃ私はそろそろ山岡さんで」
「え」
「鉄舟(てっしゅう)しますんで」
こんなこと考えてるから帰り道にトラブルがありました。
西武新宿線で新宿に戻り、そこから予定通り新宿駅で湘南新宿ライン下り線に乗ります。
あとは東海道線に乗り継いで帰るんですが、席に座ってついうとうとしました。
突然気が付いたのが小田原の駅。
駅のアナウンスがなにやら告げています。
まあ、東海道線の下りを乗り継いでゆくわけですから、終点に着いたら乗り換えればいいわけです。
この小田原はもちろん終点ではなく、乗り換えは熱海です。
ところがこの酔っぱらいは何を勘違いしたのか、ホームに降りちゃいました。
しかも席に傘まで忘れてしまう。
発車のベルと共に、汽車は出て行く私は残る。
いまだに何で降りたのかわけが分からないんですが、降りてしまったものは仕方がない。
泣く泣く次の列車を待ちますが、全く無駄に20分経ちました。
しかも接続が悪く乗り換えが1回増える始末とは。
ああ情けない。
2009.07.28 Tuesday
きさぶろうのやきとり@野方
きさぶろうのやきとり@野方
さて赤羽から埼京線に乗って新宿まで戻ります。
いよいよ本日のメインエベント、めざす地は「野方」です。
私自身たぶん初めてこの駅に向かうと思いますが、はたして酔っぱらいが無事に到着できるのか、胸に一抹の不安が横切ります。
当然のように、のっけからトラブルです。
JRの新宿駅には無事到着しましたが、「西武新宿駅」が遠い遠い。
雨の中を、地図を見ながら進みますが、迷ったのかそうでないのか、とにかく時間が掛かりました。
西武新宿駅から、めざす野方までは170円。
しっかりと各駅停車に乗って、無事到着しました。
まずは本日のメインである「秋元屋」さんをチェックします。
これもなんとか発見しました。
やはり駅から近いというのは有り難いものですね。
このお店の開店は午後5時ですからまだ30分ほどあります。
そこで、メインの前にもう一軒と、辺りを徘徊します。
すると赤い暖簾に赤チョウチンがともるこんなお店がありました。
「きさぶろうのやきとり」
野方の1軒目はこのお店にしましょう。
嬉しいことに
「6時までサービスでチューハイ300円が150円」
こんなセールまでやっています。
これはもう注文するしかないでしょう。
さっそくお店に入ります。
「いらっしゃいませ」
店長らしい男性と手伝いの女性という二人が迎えてくれます。
カウンターとテーブル席という、細長い造りです。
ただいまの時間帯はお客さんは私だけのようですね。
カウンターの端に座って注文を告げます。
「チューハイ(150円)とつくね(120円)を2本下さい」
「ありがとうございます」
すぐに出てきたのがこのチューハイです。
これで150円ですからまことに申し訳ない気分です。
とはいえここはつなぎですから、時間を気にしながらちびちびとやります。
メニューの中の、「浅漬けサラダ100円」というのが気になりました。
焼き物が出てくる前にこちらも試してみましょうか。
もちろん注文するとすぐに出てきました。
これがその浅漬けですが、何ともボリュームがありますね。
大根キュウリニンジンキャベツがあっさりと漬けられています。
これは良いつまみになります。
ただ、難点はというと量は半分でも良いかな。
サービスでしょうが、100円ですから少しでもいいんですよ。
少し経営面でも心配になりました。
待ちかねた「鶏つくね」が出てきました。
串が二本刺さっていて、ほろりと崩れる柔らかな出来です。
七味を振ってかぶりつくと、なかなかにジューシーです。
正直あまり期待していなかったんですが、これはいけますね。
調子が出てきて、チューハイをお代わりしました。
何しろ150円ですからタダみたいなもんで、もう二三杯は飲めますが、何しろあとにメインが控えています。
このお店、「鶏レバ刺し」というのもあったんですが、泣く泣く断念しました。
次はチャレンジしなくてはね。
あっという間に5時になってしまい少し慌てます。
まだ「浅漬け」は半分以上残っていますが、チューハイのみを飲み干してお勘定です。
「640円です」
ついに本日のメインエベントに突入です。
2009.07.27 Monday
まるよし@赤羽
まるよし@赤羽
さて本日の2軒目は、恵比寿から湘南新宿ラインに乗って、赤羽までやって来ました。
赤羽といえばいつもは「いこい」さんに寄らせてもらうんですが、今日は違います。
駅前のすぐに分かる場所にある「まるよし」さんを目指して進みます。
黄色と赤の看板は遠くからでもよく目立ちますね。
事前の調査によると午後2時半の開店だったんですが、ただいま2時20分で、もうのれんが掛かっています。
でもなにか落ち着かない様子なので、少し周辺を回って見ます。
お馴染みの「いこい」さん、相変わらずいい味出してます。
キャバレーや、風俗関係の呼び込みを受け流しながら、あたりを一周して元に戻ります。
では、中に入りましょうか。
「いらっしゃいませ」
中からおばちゃんたちがお迎えしてくれます。
おばちゃんは3人で、二人はかなりのご年輩で、どうも先輩格のようです。
お一人だけ若い方(といっても30代ぐらいでしょうか)がいらして、結構ベテランに使われているのが面白いです。
「チューハイ(350円)とレバ刺し(250円)お願いします」
「レバ差しは、ニンニク、ショウガ、ゴマ油?」
「ニンニクで」
まずはチューハイで乾杯です。
あっさりとして飲みやすいですね。
すぐにレバ刺しが出てきました。
ニンニク醤油でいただきます。
これが250円ですから、赤羽はいいなあ。
お店はまん中に焼き場を囲んでぐるりとU字形にカウンターが囲む構造です。
その中でおばちゃん3人があれこれと働いているんですが、仕事の区分はなされているようです。
そのうちの一人が若いお兄ちゃんを呼んで来てあれこれ頼んでいます。
どうも冷蔵ショーケースのアースの線が外れてしまったようですね。
それをお兄ちゃんに取り付けてもらっています。
なるほど「おばちゃんはメカに弱い」
なのに、もう一人のおばちゃんはお客が入っているにもかかわらず、壁の扇風機を分解し始めました。
こんな時に掃除をするモンなんでしょうかねえ。
それはいいけれど、外した残骸は流しに置いたままで、自分はやらない。
仕方なく若いおばちゃんが、ぶつぶつ文句を言いながら掃除しています。
まあなんやかんやで、連携はとれているんでしょうね。
ここではヤキトリ以外の料理は奥の調理場で行われ、そこから持ってくるだけです。
焼き鳥の注文が入って、もう一人のおばちゃんが専属で焼き始めました。
私もホッピー(350円)に、煮込み小(200円)を追加します。
煮込みはガツが主体で、ゴボウやコンニャクが入っています。
これも醤油味の、お酒に合うアテですね。
さて、先ほどのおばちゃんですが、扇風機の羽根を元に戻すのに、かなり苦労しています。
一度はめては、うまくいかずにまた外し。
もう一度逆に回しては確かめという具合です。
結局諦めてしまいましたが、大丈夫かねえ。
このお店、まだまだ昼下がりだというのになかなかの繁盛ぶりです。
従って、一番若いおばちゃんは大忙し。
だから扇風機なんか相手にしてるんじゃないってば。
どうも調子に乗ってペースが速くなりそうです。
ここでいったん小休止としましょうか。
「ごちそうさまです」
「1150円になります」
もう少し見物しても良かったんですが、ともかく中休みにしましょう。
2009.07.25 Saturday
たつや@恵比寿 2杯目
たつや@恵比寿
さて、ラーメンのあとはもちろん居酒屋探訪です。
今日は何と4軒を回る予定なんですが、最後まで体が持つかなあ。
小雨の煙る中をまずは山手線で恵比寿まで行きます。
恵比寿の駅からすぐのところにある、「たつや」さんが本日1軒目のお店です。
ここはすごいですよ。
なんと朝8時から深夜午前5時まで営業という、酒飲みには天国とも言えるお店なんです。
ただいま午後1時ですが、お店はさすがに半分ほどの入りです。
中央にある焼き場を囲んでぐるりと20席ほどのカウンターがあります。
奥にはテーブル席もあって、70ほどのおじいさん連中が4人、かなりの大声で盛り上がっていました。
その喧噪の中、一人静かにカウンターに座ります。
「ホッピー(450円)に、煮込み(450円)を下さい」
「はい」
店員のオジサンに注文を告げます。
ただいまの時間はこのオジサンと、若い女性の二人で切り盛りしているようです。
東京の居酒屋さんではかなり多いんですが、やはり中国系の方のようですね。
まずは冷凍庫から、キンキンに冷えたホッピーグラスを出してきます。
ここに傍らのアルミのやかんからショーチューを注ぎます。
この量はかなりアバウトな目分量です。
そこにこれも冷えたホッピーをぐうっと注いで出来上がりです。
渇いたのどに心地よくホッピーがしみこんでゆきます。
煮込みは、「煮込み豆腐」と書いてあるように、大きな豆腐が入っていますね。
内容は、白モツ、コンニャク、大根、ニンジン、ゴボウ、そして豆腐です。
野菜はみな角切りになっていて、これは食べやすいですね。
ネギがたっぷり掛けられていて、ボリューム満点です。
さっそく七味を振りかけていただきます。
味付けは薄い醤油味で、モツがもう少し多いといいなあ。
焼き台のオジサンは、なんと自分用のホッピーを持っています。
暇になると、お客さんと同じようにジョッキでホッピーを作って、焼き台の下に密かに隠しておくわけですね。
そして、そこにしゃがみ込むと、おもむろにそれを一杯ぐびりとやります。
まあ長い時間のお仕事ですから、こうでもしていないと保たないのかもしれませんね。
とはいえ、さすがに仕事ぶりは手慣れたものです。
焼き鳥をケースから出して、軽く塩をふって台に乗せる。
焼き上がったものをお皿に取りますが、そこにカラシを付けてくれます。
脇にある茶碗にゆるく溶いた洋カラシが作ってあり、割り箸が付いています。
それをちょんちょんとかき回して皿にカラシを付けます。
このあたりの手さばきは、なかなか見応えがありますね。
のどが渇いているので、すぐにホッピーが空いてしまいました。
しかし今日はまだまだ先が長いので、初店から飛ばすわけにもいきません。
1軒で2杯ぐらいに抑えてゆかないと危険なので、お代わりはお酒(370円)をお願いしました。
注文を受けたオジサンは、お酒を燗付け器で温めステンレスのちろりに入れてくれます。
豊富なメニューですが、その中でも一番の人気なのが、「厚揚げ(380円)」です。
注文を受けると台に厚揚げを乗せて、そこに2本の金串を刺します。
しばらくするとそのうちの1本を抜いて、上からプスプスと突き刺します。
これで味を染み込みやすくするんでしょうね。
さらにはこの金串を手の甲に当てて温度を見ています。
こうやって暖まり具合を見るんでしょうね。
オジサンはこれをこまめにやっていて、見ていても飽きません。
焼き終わった厚揚げは、食べやすく切られてお皿に盛り、上にネギを掛けて供されます。
見るからに美味しそうなので、どんどん注文が舞い込みます。
さて、あとからやって来た60過ぎのご夫婦がカウンターに座りました。
そのうちの「野村サッチー」似のご婦人が、オジサンに向かっての注文。
「ライター忘れちゃったから貸してよ」
するとオジサンはカウンターのどこかからビニール袋を取り出して、ごそごそやっています。
これはどうもお客さんの忘れたライターのようです。
そこから具合の良さそうな1本を取り出して
「これどうぞ」
なるほど手慣れていますね。
ここではホッピーは「金宮」の25度を使っています。
やかんの残りが少なくなると、紙パックの封を切ってそこに追加してゆきます。
これはオネエサンのお仕事で、これも板に付いていますね。
さて、そろそろお勘定をしましょうか。
「1270円です」
お釣りと一緒に「謝恩券」をくれました。
これは午後2時までにご精算のお客さん限定にいただけるもので、これで次回はホッピーなどが1杯無料サービスだそうです。
これはまた次に使えそうですね。
お店を出ますと、まだ雨がしとしと降っていました。
さあ次のお店だ。
2009.07.24 Friday
麺屋海神@新宿
麺屋海神@新宿
さていよいよ青春18切符の季節です。
今期最初の東京ツアーは、7月21日火曜日。
まずはお馴染みの東海道線熱海行きでめでたく出発しました。
静岡を出るときは曇りながらもまだ雨は降っておらず、とりあえず折り畳みの傘を準備しておきました。
久しぶりに乗るこの列車は、以前のように4番線のホームに戻っていました。
定刻通りに静岡駅を出発して、沼津に着くころにはやはり雨が降り出しました。
それが三島で本降りになり、終点熱海に着くころにはかなり激しくなっています。
雨の中で初めてのお店を探すのは辛いなあと思って、列車を乗り換えます。
ところが小田原になると、これがまだ降っていないんですね。
一安心しましたが、やはり横浜あたりから降り始めて、結局新宿では普通の降りでした。
新宿駅の新南口を降り、目指すお店を探します。
実は私この新宿駅は大の苦手なんです。
何しろ広い上に、出口がいっぱいあるのが困りものです。
変な出口で降りてしまうと、駅をぐるりと1周する羽目にもなりますから大変なんですね。
そこで地図をよく見ると、あ「東南口すぐ」と書いてあります。
仕方なく雨の中を戻り、もう一度駅に向かいます。
そして、「東南口」を降りると、呆気なくお店を発見しました。
これは本当に駅のすぐそばですね。
看板があるのですぐに分かりましたが、そこにラーメン屋さんがあるとは思えないほどの、狭い階段を上って二階にゆきます。
「いらっしゃいませ」
ただいま11時半、どうも私が初客のもようです。
雑居ビルの2階にあるお店は、カウンターとテーブル席の居酒屋さんのような感じの造りですね。
カウンターの端に座って、メニューを見ます。
正面の壁には「本日のアラ」と魚の名前が張り出してあります。
今日は鮭、穴子、イサキ、カンパチ、太刀魚と5種類の名前がありました。
ここ「麺屋海神」さんは、「あら炊き塩らーめん」の専門店なんです。
新鮮な魚のアラを丹念に炊きあげて贅沢なスープを作っているんですね。
それ以外にも、麺や具にもあれこれとうんちくがあります。
具は、タラのすり身に海老を練り込んだつみれと、細かく砕いたナンコツ入りの鶏つくねの二つのみです。
その上に飾られる薬味は、白髪ネギにミョウガ、針しょうがと大葉に糸唐辛子で、これもシンプルです。
この「あら炊き塩らーめん」が800円、「辛口」や「へしこ焼きおにぎり付き」もありましたが、やはりスタンダードなところにしておきます。
店員さんに注文を告げ、サービス券で「味玉」を付けてもらいます。
季節限定で「冷やしあさりらーめん1000円」というのもありましたが、これはまた次の機会にしましょう。
厨房では店員さんの賑やかな話し声が聞こえます。
お客は私一人ですから暇なんでしょうが、プライベートな話し声が聞こえてくるのは、あまり好きではありません。
さて、お待ちかねの「あら炊き塩らーめん」です。
白磁の丼に透明なスープ、実に綺麗なラーメンです。
サービスの味玉は半熟で、しっかり味が付いていました。
麺は私好みで細麺のストレートです。
これも意外に腰があります。
さて、まずはスープを一口いただきましょう。
うーん、すごい魚のダシです。
これがまた上品なんですね。
確かに魚好きにはたまらない味ですね。
変なことを考えましたが、これ酒の肴になります。
日本酒をいただいて、その合間にコイツのスープだけを飲む。
すると口の中が洗い流されて、また次のお酒が美味しく飲めるようになります。
これとぬる燗のお酒があれば、それこそ無尽蔵に飲み続けられそうな気がしますが、それは無理ですかね。
スープの味付けはたぶん塩だけでしょうが、旨いです。
鰹ダシとは全く違う、あっさりと奥深いスープが、最後まで美味しくいただけます。
具のつみれも、手間の掛かった上品なお味で、この物足りない感じがまたよろしい。
気が付くとすでに麺は完食していて、スープが残るのみでした。
これできればお持ち帰りしたいんですが、さすがにそれは無理でしょうね。
「あら炊き塩らーめん」まさにこのお店でしか味わえない絶品のラーメンでした。
魚介好きの方、これはお奨めです。
2009.07.23 Thursday
丸田そば本店@中田
丸田そば本店@中田
静岡市の中心部、カネボウ通り沿いにあるお蕎麦やさんです。
久しぶりの訪問になりますが、このお店お昼時はものすごい混雑なんです。
安くてボリュームのあるセットものが人気で、ラーメンまたはそばに小天丼などが着いたセットを注文するお客さんが多いようです。
そこで、今日はたまの祝日で混んでいないだろうとランチに向かったのが大正解。
お店はゆったりとしていて、のんびりと席を選べます。
まあ時間も11時20分ほどで、早い時間だからということもあります。
小上がりの座席に、4人掛けのテーブル席など40人ほどはゆったりと入れる広いお店です。
メニューの中からもちろん、「ラーメン(550円)」を注文します。
店員さんは皆さんベテランのおばちゃん方で、これは和みますね。
お客さんも地元の年輩の方が多いようです。
しばらくして出てきましたラーメンです。
これはオーソドックスな「そば屋のラーメン」ですね。
どうしても「清美そば」さんと比較してしまうんですが、こちらの方はラーメンらしいラーメンです。
具には大ぶりのチャーシューが1枚半で、食べ応えがあります。
薄い味付けのメンマにノリ、麺は細麺ですがほどよい歯ごたえがあります。
スープはあっさりとした醤油味で、多少薄味になっていますね。
清美さんのスープだと、ライスが欲しくなりますが、こちらは味の付いた天丼あたりがマッチすると思います。
ほどよい量とバランスで、この物足りないぐらいがちょうど良いんでしょうね。
なにか昔懐かしい味わいのシンプルなラーメンでした。
2009.07.22 Wednesday
つかもと食堂@焼津
つかもと食堂@焼津
今日はかねて噂のお店、「つかもと食堂」さんでの宴会です。
といっても場所は焼津ですから、それなりに時間が掛かります。
まずはJR東海道線を「西焼津」の駅で降ります。
地図を頼りにそこからてくてくと歩いてお店を目指しますが、これがなかなか遠いんですね。
おまけに地図も古いらしく、多少目印が変わっています。
そこを持ち前の「野生のカン」で突き進んでゆきますが、これで何度苦汁を飲んだことか。
駅から歩くこと20分ほど経ちましたが、なかなか目的地は発見できません。
それでも今回はカンが勝ったようです。
通りの角に、ようやくこんな看板を発見しました。
その角を左に回って、100メートル先を右折。
ついにお店を発見しました。
ついでだから、写真も色々撮っておきましょう。
約束の6時に5分遅刻してしまいましたが、もう皆さんちゃんと来ていて恐縮です。
まずはお通しで、厚揚げの煮物。
甘口の、家庭料理風に味付けされています。
次はもうこれで品切れと言うところを特別に出してくれた、「ホタルイカの沖漬け」
これがまた酒の肴には絶品です。
メンバーがそろって、まずは生ビールで乾杯です。
大皿に盛られたフライの盛り合わせ。
このポテトサラダがいい味ですねえ。
そこに掛けるのは、もちろんこんなソースです。
昔懐かしい甘辛のソースでした。
定番の枝豆も、きっちり茹でてあります。
これは「うすカツ」でさっぱりと食べやすいです。
いわばカツ丼の露払いでしょうか。
なぜか、単品でハンバーグです。
これも昔風で、レトロな雰囲気が感じられますね。
肉モヤシ炒め。
モヤシがシャキシャキで、お酒が進みます。
芋焼酎のボトルを入れて、皆さんでいただきます。
ロックの方が多いですが、私は水割りでいきました。
これはタコの唐揚げだったかな。
記憶もぼやけています。
ピリ辛ホルモン。
まだまだ食べる食べる。
ラーメンを箸休めに1杯。
キムチも自家製です。
さっぱりしたものもいきましょうか。
味噌も美味しいモロキュウです。
さあ、いよいよ本日のメインエベント、「特盛りカツ丼」です。
このボリュームですからとても一人では食べ切れませんが、今日は9人もいますから大丈夫でしょう。
本来は反則ですが、お店のご了承を得て、みんなでシェアしました。
これだけ食べましたから皆さんお腹一杯です。
ごちそうさまでした。
2009.07.21 Tuesday
賭ける魂
賭ける魂
植島啓司 著
植島啓司氏は1947年東京生まれ。
宗教人類学者で、東京大学卒、東京大学大学院人文科学研究科博士課程を修了した英才で、関西大学教授です。
そんな植島さんですが、大のギャンブル好きで30代からは競馬の解説者として大人気となりました。
何しろ大学教授が競馬の予想をするんですから、これは頼りになりそうだと大評判で、ファンも多かったとか。
(本文前書きより)
僕にとってギャンブルとはいったい何だったのか。
ここでその戦いの軌跡を振り返りながら考えてみたいと思う。
勝ったことも少なくないが、負けたこともそれ以上にたくさんある。
ただ、そこで学んだことは学校や社会で学んだことよりもはるかに大事なことばかりだった。
たとえば、「世の中では、確実なものは不確実だし、不確実なものは確実なのだ」ということもそのうちの一つ。
そうした知識の積み重ねをこれから一つずつ紹介していきたい。
本書では著者がギャンブルの意味と、必要性をじっくり解説してくれます。
何となく分かるような分からないような、興味深い内容になっていますね。
こんな本を読むと、眠っていた野生の血がムラムラとこみあげてきます。
ギャンブルについての考え方ですが、やはり勝とうとしてはいけないんですね。
お金を払って、少しばかりの優雅な時間を過ごす。
そして運が良ければお土産がもらえる。
そんなゆとりがある人にこそ、幸運は舞い込んでくるはずです。
2009.07.20 Monday
鹿島屋さんから
鹿島屋さんから
今日の飲み会は、お馴染みの鹿島屋さんからスタートです。
いつ行っても安心して飲めるお店がここ。
静岡市内でも5本の指に入る、老舗居酒屋さんですね。
約束の時間にお店に入りますと、もう友人たちは飲み始めていました。
遅れじとばかりに生ビールを取り寄せます。
お通しは山芋に鰻。
昔から「山の芋転じて鰻になる」というぐらいに近い親戚通しで、相性も抜群です。
本来お通しはきらいな方ですがこんなしゃれた一品なら大歓迎です。
テレビのご報告をあれこれとして、旅行の打ち合わせをします。
お店も混み合ってきて、さすがに繁盛しているようですね。
今日は場所が良かったのか、静かな席で雰囲気もよろしかったです。
居酒屋さんですからある程度の喧噪は当たり前ですが、やはり普通の会話が通るぐらいでないといけません。
暑いせいか、あっという間にビールが空いて、お決まりの「磯自慢」です。
もちろん夏真っ盛りでも、「ぬる燗」でお願いします。
お運びのオネエサンがいぶかっていましたが、こちとら気にしません。
つまみは「牛たたき」で、これはゴマだれでいただきます。
あ、もう写真を取り忘れてます。
反省して次のつまみは「つくね串」です。
これは初めて注文しました。
一口囓るとつくねがほろりと崩れます。
いつも品物の注文で悩むんですが、次回からはこれが強力な候補メンバーになりそうです。
お酒を何本か追加して、小一時間経過。
「サービスです」
鹿島屋自慢のお新香です。
これはいつ食べても美味しいですね。
今回はお豆さんまで特別参加してくれました。
まだまだいけると、お酒をもう1本だけ追加です。
美味しいのは申し分ないのですが、すぐに空いてしまうのが悔しいところですね。
1時間20分ほどで切り上げ、次はもちろんたこ八に向かいます。
今日も美味しいお酒をありがとうございました。
2009.07.18 Saturday
アタック25 その1 出場まで
2月中旬、予選通過のはがきが届き、3月1日から1年間の有効期限つき合格になりました。
それからはいつ掛かってくるのかと電話をひたすら待ち続ける日々です。
そしてある日。
5月某日
Tの授業に出かける寸前に、留守電が入っていたことに気が付きました。
着信は1時で、現在は3時40分。
実は私、普段は携帯って見ないんですね。
慌てて留守電を聞くと、収録決定の通知でした。
時間がないので、そのままTに向かい、そこから朝日テレビにかけ直しました。
担当はオーディションの時にもいた女性のようで、聞き覚えのある声でした。
そこで少しばかり説明を受けて、参加了承の意思表示をしました。
参加メンバーが決まり次第、書類が送られてくるとのことです。
さあ、いよいよ本番だなあと心が引き締まります。
スケジュールを見ると、前日がオフなので、大阪入りは前日にしようかとプランを練ります。
5月某日
今日から時間を取って、新聞の朝刊をじっくり読むことにします。
産経新聞を1時間かけて熟読する予定ですね。
何といっても時事と芸能に弱いからなあ。
と、勇ましく始めたのは良いんですが、何と2時間半もかかってしまいました。
まあ、分からないところはネットで調べながら進めてゆくので、どうしてもそうなります。
最初から不安を感じさせるスタートでした。
5月某日
番組から速達の郵便物が届きました。
中身は、正式な決定通知にテレビ局の地図、確認書を返送する封筒、パネルの取り方の解説でした。
そして提出の最終締め切りは6月19日必着ということでした。
さあ、いよいよ後1ヶ月ということになりました。
5月某日
大阪で前日に行く「なんばグランド花月」のチケットをネットで予約しました。
ところがカードの認証がうまく行かず、かなり苦労しました。
ネット社会も面倒になってきたもんですねえ。
まあ、詐欺にあうよりはましなんだろうかと、思い直すことにしました。
同時に、旅行の予約もしておきました。
6月某日
旅行社から切符が送られてきました。
6月某日
Sさんに当日関係の資料をいただきました。
実体験のお話もあれこれと聞かせていただき、かなり心の準備が出来ました。
こういう話は経験者でなくては分からないことだし、大変参考になります。
特に児玉さんの性格あれこれは、なるほどそうなのかと感心しきりでした。
6月某日
友人Y氏が応援に来てくれるという申し出で、大感激。
平日なのに申し訳ない気分で一杯です。
優勝して地中海に行けたら旅費を持つよと固く約束します。
今日の例会では、アタック25の模擬テストまでしてくれましたが、みんな酔っぱらっていてまるで練習にならないのは残念。
6月某日
テレビ局に個人情報を送ります。
職業の欄で奇抜な名前をとも思ったが、正直に書いておくことにします。
あと残る日は10日あまりになりました。
今日は新聞休刊日なので勉強も一息つきました。
そこで、図書館に行ってのお勉強を試みます。
去年の7月5日の新聞を確認しておこうという、本番対策です。
図書館の二階で去年の新聞縮刷版をじっくりと閲覧することにします。
まずは朝日新聞。
字が細かくてとても苦労しますね。
急にやる気が失せてゆきます。
ともかく朝夕刊を読破して、ついでに中日新聞も見ておきます。
気になる部分をメモに取りますが、果たしてここから出題されるのかな。
2009.07.17 Friday
支えられている
支えられているあなたが、誰かを支えている
この方の話題も一段落した時分なのですが、へそ曲がりな私はこんな記事に胸を打たれました。
ご存じのように辻井伸行さん(20歳)が先月7日、米国のバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝しました。
この明るいニュースは、またたくまに日本中に広がり、大いに人の心を和ませたのは言うまでもありません。
優勝インタビューでのコメントも、全く飾らず素直で良いものでした。
日本に帰ってきてからのことですが、芸能人のインタービューで心の曇ったレポーターが
「もし目が見えたなら何を見ますか?」
などとぶしつけな質問をして、これには腹が立ちました。
しかしそんな時にも、彼は優しく答えてくれて安心したことを覚えています。
その辻井さんの母親である、辻井いつ子さんが語る言葉に感動したので、ここに記しておきます。
−−:伸行さんとずっと、苦楽を共にしてきたわけですが、これまでの子育ての経験を通して変わりましたか
辻井:伸行を通して、クラシックがわかるようになりました。彼には感謝しています。子育てによって自分の人生を犠牲にしたとは思っていません。子育ては自分の肥やしになったと思っています。
「産経ニュース」より抜粋
人間とはお互いに支え、支え合って生きているのだと、しみじみと思いました。
2009.07.16 Thursday
江華園@唐瀬
江華園@唐瀬
今回も「旧静岡市内・未訪の店」シリーズです。
今日の静岡市内は30度を超す猛暑の中、相変わらずのママチャリでお店を目指します。
浅間山の正面の道を登って行き、城北公園を越え、静清バイパスをくぐり抜けて、なんとかお店にたどり着きました。
ただいまの時刻は11時30分、ちょうどお店の開店時刻です。
中華の丸鍋を使った案内板が面白いですね。
さっそく中に入りますと、まだご主人が仕込み作業の途中でした。
「よろしいですか?」
「はい、いらっしゃいませ」
7席ほどのカウンターに、4人掛けのテーブル席が3組という標準のお店ですね。
カウンターの端に座って、おもむろにメニューを見ます。
ラーメンが500円という良心的な価格です。
素直にラーメンを注文する予定でしたが、ふと目に止まった文字が。
「マーボーメン(750円)」
「ぴり辛or激辛」とも書いてあります。
これは珍しいのでこの際マーボーメンで行きましょう。
仕込みに区切りが付いてご主人がおしぼりとお冷やを出してくれます。
もう60は越えている感じですが、元気そうな手さばきでした。
「マーボーメンを辛口でお願いします」
「はい」
さっそく鍋を振るうご主人です。
それにしても今日は暑いです。
暑いときには辛いもの、昔から決まっていますね。
「おまちどうさまです」
さて、出てきました。
醤油味のラーメンに、麻婆豆腐の具がかかっています。
豆腐が三角形になっているところなど、ユニークですね。
まずはスープをいただきますが、これはかなり薄味になっています。
辛さはあまり感じませんでしたが、やはり熱いせいか食べ進んで行くと汗が噴き出してきます。
麺は細麺の縮れ麺で、これはよくあるタイプです。
具には椎茸やザーサイタマネギなどが入っていました。
挽肉ではなく豚肉の細切れが使われており、ボリュームもありました。
激辛には足りず、ごく普通の辛さでしたから、食べやすかったですね。
こうしてみるとまだまだ静岡には知らないお店が残っていますね。
訪ねる場所がだんだん遠くになるので、足が疲れますが、ぼちぼちと回ってみたいと思います。
「ごちそうさまでした」
食べ終わってお会計をします。
初めていただきましたが、一風変わったマーボーメン。
これはなかなかユニークですね。
2009.07.15 Wednesday
タイガース・ロール
こんなものをいただきました。
「阪神タイガース・応援ロール」
たっぷり12ロールも入っています。
製造元はというと、何と藤枝製紙さんです。
静岡県にも阪神ファンの会社があったんですね。
感謝感激雨霰です。
でも、せっかく応援して貰っているというのに、低迷を続ける我がタイガースです。
借金もたまりにたまってもはや12。
昨日の勝利で一つだけ減らしたものの、まだまだ返済には程遠い有様です。
去年の今頃と比べたら、まさに天地の差ですね。
真弓監督も目がうつろだし、選手にも覇気がない。
タイガースもこのところ数年は健闘していて、なかなか良い戦いをしていましたが、今年はついに正念場かもしれません。
下手をするとあの最下位横浜にも追いつかれかねない状態で、クライマックスシリーズなど遙かに遠いですからね。
それにしてもタイガースが弱いと、朝新聞を見る楽しみが半減します。
今年はスポーツ新聞は絶対に買わないだろうな。
秋になったらまた甲子園に行こうと、はかない夢を描いていましたが、こんな有様では行く気も失せました。
なんとかしてくれー。
2009.07.14 Tuesday
21年7月度例会
21年7月度例会
今回の主役は、放送後1週間ということで、やっぱりあの話題になりました。
特別ゲストのお二人がぜひとも見たいというので、Y氏がお家からビデオを持ってきてくれました。
ところがヘッドが悪いようで写りません。
そこでクリーニングテープまで買ってきてくれました。
わざわざこれだけのためにすいませんでした。
内容はというと、当然さんざんに突っ込まれてしまいましたが、喜んでいただけたようで良かったです。
今日のひと皿は、「豚の天ぷら」
やはり家庭で作るのとはひと味もふた味も違いますね。
例によってワインが何本も並びます。
中には変わったラベルのものもありました。
今日は飲み手が少ないせいか、割合にペースが遅いですね。
そして最後のシメはやっぱり美味しいラーメン。
かと思ったら、つけ麺までいただいてしまったようです。
しかしこの記憶が全く無いのはどうしてなんでしょうか?
来月の恒例、「東京ラーメンツアー」をお知らせして、終了でした。
8月10日月曜日です。
参加者は日にちをお間違えなく。
2009.07.13 Monday
人間力を磨く
人間力を磨く
実務能力よりも人間力を求める企業は多いと思います。
仕事が出来る人間というのは、もちろん業種にもよりますが、人間関係を作ることが上手な人が多いと思います。
こういう稼業をしていると色々な生徒と出会うわけですが、中には変わった方もいらっしゃいます。
もちろん勉強は出来るようになって欲しいんですが、はたしてそれだけで良いのかというと、決してそうではないと思います。
聞いている態度などもひと様々で、中には首を傾げたくなる方もいます。
最近気になるのは帽子をかぶったままの生徒が多いこと。
私の若いころは、室内では帽子を取ることが常識でした。
しかしここ数年は帽子をかぶったままの生徒が必ずいる状態です。
これも体の一部と考えているんでしょうかね。
でもそれについて注意することはありません。
そうか、若いのに何か頭を隠す理由があるんだろうと、密かに同情してもおります。
まあ、私はいい年ですから仕方がないですが、それでも隠さずに頑張っていますがねえ。
疲れたのかぐっすり寝てしまう生徒もよく見かけます。
でもこれは全くかまいません。
こちらが一生懸命喋っているのに、ちゃんと聞いていろよ、と怒ることも全くありません。
さすがにいびきをかく生徒には、咳払いぐらいをお見舞いしますが、それ以外はほとんどノープロブレムです。
(疲れているんだなあ、可哀想に)
(私のつまらない授業よりも、睡眠を大事にしなさいね)
そのうち子守歌でも習おうかと思っているぐらいですから。
何人生徒を寝かせたかで、講師の実力が決まるとしたら、私はトップレベルでしょうか。
冗談はさておき、学生時代はよく寝ていたのでその罪滅ぼしの意味もあります。
その一番酷かったのが「ロシア語」でした。
何しろ、当時でもロシア語なんか受ける生徒はほんのわずかです。
それなのになぜこの科目を受けたのか、というのはまたの機会に譲ることとしておきます。
その、四五人ばかりの生徒の中で、一番前の席、教壇の真ん前で授業を受けていました。
なぜか意欲だけは満々だったわけですね。
しかし、情けないことに体力と気力が付いてゆかない。
その授業が午後一番という最も眠い時間帯だったことも災いして、始まるやいなやすぐに白河夜船でした。
先生からすればこれはとんだ災難ですね。
一番前で、始まったとたんにこっくりこっくりやっているわけですから、これは目に付きます。
でもお優しい先生はついに一度も怒ることはありませんでした。
常に優しく私を教え諭してくださったわけで、私も良い休養をとれました。
一時期はやった、「睡眠学習法」とも言うんでしょうか、眠っている間に聞いたロシア語はずんずん脳に吸収されていって、いつの間にかロシア語が得意になってしまいました。
その影響でいまだに、「カランダーシュ」とか「クニーガ」なんて単語が思い出されます。
そんな優しい先生でしたが、試験だけは厳しかったですね。
願わくは私の講義もその極みまでいけたらと思っていますが、まだまだ未熟者です。
人間力を磨く。
どこかに良いテキストはないかなあ。
2009.07.11 Saturday
18切符の季節
18切符の季節
いよいよ今年も、夏の青春18切符の季節になりました。
毎年、どのお店に行こうかとあれこれ予定を立てて楽しんでおります。
今年は不況のせいで仕事が少なく、(涙)
おかげで旅行の日程もゆっくりたてられます。
悔しいからその分多く楽しんでやろうかとも思っています。
このほとんどが一人旅ですが、グループ旅も良いものです。
何と言っても、行き帰りの時間が楽しいですからね。
さて、恒例?のメンバー募集をいたします。
東京日帰り飲み倒れ食い倒れツアー、共演者大募集です。
都合の付く方で、一緒に行ってみようと思う方はぜひご連絡下さい。
ツアー予定日は
7月21日、27日、31日
8月26日、31日
9月7日、9日
あたりを予定していますので、コメントあるいは直接メールでお願いします。
もちろん口頭でもよろしいですよ。
目的のお店はご相談の上で決めたいと思います。
2009.07.10 Friday
負けるのは美しく
負けるのは美しく
児玉清 著
急な人生の転機に、就職活動の一環として、成り行きで受けた東宝映画のニューフェイス試験。
そこになんと遅刻して行き、断られましたが不思議にも試験を受けることが出来ました。
しかし持参するべき水着を忘れてしまい、やむなくパンツ姿で面接を受けた児玉青年でした。
それが何の巡り合わせなのか、無事に合格してしまうことから、児玉さんの役者人生がスタートしました。
しかし生来の天邪鬼が顔を出して、なかなか売れないままが続きます。
とにかくその当時飛ぶ鳥落とす勢いの大監督、天下の黒澤明監督にたてをついてしまっては、新人の運命も決まってしまいます。
売れない大部屋俳優のまま十年が過ぎ、このまま日陰暮らしでで終わるのかと諦め掛けていたころに転機が訪れます。
当時は異端児扱いされていた、振興のテレビ番組に呼ばれて出演。
これが始まりとなって、売れ出してきます。
それからのご活躍は、皆さんご存じの通りですね。
当時の懐かしい思い出や、大スターだった三船敏郎さんをはじめとする数々の名優との思い出も語ってくれます。
映画界とはこういうもなのなんだと、裏側が分かる気がしますね。
されにはご夫人との運命の出会いと結婚について。
そしてわずか36歳という若さで世を去った最愛の娘について。
私生活を淡々と語ってくれます。
恥ずかしながら、私、児玉さんのことはほとんど知りませんでした。
この本を読んで、なるほどあの気品と風格には深い人生が裏打ちされているんだなあと思い当たりました。
そしてこれでますます児玉さんが好きになりました。
皆さんもぜひ読んでみてください。
2009.07.09 Thursday
たこ八@ご報告
たこ八@ご報告
今日は仕事お休みの水曜日、久しぶりに夕食前のお酒をいただきます。
まずは今月初めてとなる「ナカミヤ」さんです。
最近は、月いちペースでローテーションが定着した感がありますね。
「こんばんは」
5時40分頃の口開けに入店しましたが、先客は無し。
バイトの女性が一人でお留守番です。
どうやらご主人は忘れ物を調達しに出ているとのこと。
「みましたよ」
「お恥ずかしい」
ホッピーを今日は氷無しで頼みます。
すうっと飲みたいときは、薄め(といっても標準ですが)に作っておくのがよろしい。
普段は濃いめに作って、ナカをお代わりするのが好きなんで、氷を入れて貰います。
氷を入れるホッピーは邪道だという方もおられますが、まあこれは人それぞれです。
ご主人が戻られるまで、期待の刺し参盛りはお預けです。
写真は先月のものです。
ご主人も戻られて、ご報告をします。
他にお客さんも入ってきて、忙しくなりました。
私はというと、お酒のお代わりに「下町ハイボール」をいただいて、今日は終了です。
ここでウォーミングアップは終了。
お会計をしてたこ八に向かいましょうか。
さて、たこ八に入ると、珍しいことに端席に杉チャンがいました。
「やあ、お久しぶり」
半年ぶりぐらいかなあ、相変わらず仕事が忙しいんですね。
奥の方からは
「おーい、待ってたぞ」
この大声はやっぱり 、Oチャンでした。
となりにはジンちゃんも待機しています。
実はメールで、「今日たこ八に行くからね」
と、連絡されていたのでした。
危ないので、席は杉チャンの隣にしますが、相変わらずうるさいなあ。
ところが杉チャンはこの後で用事があるそうで、早くもお帰りです。
仕方なくグラスを持って、席を移動します。
今日は団体客が無い分だけゆったりとしています。
たこ八は6時あたりが鬼門でして、サラリーマンの団体が入ると、かなり混み合います。
Oチャンとジンちゃんに、クイズのご報告と、裏話をあれこれお話します。
ジンちゃんがお祝いのお酒を出してくれました。
この「持ち込みあり」というのも、たこ八の太っ腹なところです。
もちろん持ち込み料など、はなっから取る気はありません。
でも、常連さんでないとダメですので、ご注意下さい。
ちなみに、私はいっさいしたことはありませんが、鮎を持ってきて「焼いてくれ」という方もおられます。
これは先月のもので、6月最後の空豆です。
焼き空豆も乙なものですね。
今日は軽く2杯で切り上げます。
皆さん応援ありがとうございました。
2009.07.08 Wednesday
ぬくぬく屋
ぬくぬく亭@十三
さて、せっかく大阪に来たからには「お好み焼き」でも食べておこうかいな、というわけでお店を探します。
ただいまの時間は9時40分ほど。
どうもガイドがない初めての街は、なかなか分かりにくいです。
飲食街をあれこれ見て回りますが、これといって良さそうなお店が見つかりません。
そこでようやくたどり着いたお店が、「がんこ・総本店」です。
ここなら安心かと、お店に入ります。
ところが
「オーダーストップは10時ですがよろしいでしょうか」
あと15分ではくつろげませんね。
残念ながら断念して別のお店を探します。
結局決めたお店がここ、「ぬくぬく屋」さんです。
「大阪居酒屋風鉄板焼」「お好み焼・たこ焼・鉄板焼き」
「居酒屋風」というのが、微妙に気になります。
営業時間は朝方までなので、安心して入れますね。
まずは「鰹のたたき」で、中生ビールをいただきます。
このたたきは、揚げたガーリックチップが掛けられていて、なかなかいい感じでした。
続いては「どて煮」です。
やはり大阪に来ると一品はこれを食べたくなります。
相変わらず甘いんですが、このぐらいの甘さならまだなんとかなります。
お酒のアテには、いいもんですね。
お好み焼きは色々とバリエーションがありましたが「イカ入り」でお願いしました。
テーブルには鉄板が敷いてありますが、作るのは調理場でして、出来上がりを鉄板に置いてくれます。
これを大阪風に大きな金属のコテで切り分けていただきます。
茶色いソースに、お約束のマヨネーズが綺麗な模様を作っています。
(写真は、一欠け食べてしまったあとです)
ふわふわした焼き上がりで、さすが大阪名物、美味しいです。
焼き加減と、ソースの塩梅がまことによろしいです。
お酒のお代わりは「角ハイボール」を2杯もいただいちゃいました。
久々に食べるお好み焼きでしたが、酒のつまみにもなっていいもんですねえ。
ごちそうさまでした。
2009.07.07 Tuesday
寒天とゼラチン
寒天とゼラチン
突然ですが、寒天とゼラチンの違い、分かりますか?
あらためて聞かれると、違うことは分かるんですがはたしてどう違うのかを正確に言える方は少ないんじゃないんでしょうか。
若い方に聞いたら
「寒天?知ーらない」
そういえば最近見かけないような気もします。
昔は乾物屋さんに置いてあったんですが、今はそのお店自体が絶滅していますからね。
さて、まずは寒天です。
その主成分は「食物繊維」です。
日本では、テングサを原料として作られます。
熱せられるとジェル化して流動性を持ちますが、冷やすことによってゲル化します。
人間はその消化酵素を持たないので、分解することが出来ずカロリーはゼロです。
現在では、テングサ由来のもの以外にでんぷんを加工して作られた寒天もあるようです。
次にゼラチンです。
こちらの主成分は「コラーゲン」です。
日本料理でお目に掛かる「煮こごり」などもこれですね。
市販されているゼラチンは、牛や豚の皮や骨などから作られているそうです。
もともとタンパク質は長い分子構造を持ちますが、コラーゲンの分子はそれが適度のまとまりを持っているため、ゲル化しやすくなっています。
「にかわ」として利用されているものもあります。
こちらは人間でもその消化酵素がありますので分解できます。
ちなみによく言われる、「パイナップルはゼリーにならない」という理由は、パイナップルの持つ酵素プロテアーゼによってゼラチンが分解されてしまうため、固まりにくくなることによります。
ということは、「パイナップルの寒天」はオーケーなんですね。
私の大好きな豚足にもたっぷりとコラーゲンが入っています。
はたしてこれを煮詰めたらゼリーが出来るのかというのは、まだ試しておりません。
2009.07.06 Monday
伊駄天@静岡店
伊駄天静岡店
期待のお店がいよいよ静岡にオープンしました。
本来なら開店すぐにも行きたいところだったんですが、それはそれで時間の都合が付かず、1週間遅れでの入店になりました。
そろそろ慌ただしさも消えて、落ち着いてきた頃合いだと期待がふくらみます。
場所は静岡市の中心街御幸町で、広い通り沿いにありますから、交通の便もよろしいですね。
今日は混み合う時間を少し外して、平日の1時20分ほどにお店に行きました。
真新しい暖簾が鮮やかです。
さっそく中に入ります。
入り口右手の券売機でまずは食券を求めます。
お店は細長い造りで右手に調理場、そしてL字形にそれを囲むカウンターです。
席は12席ほどでしょうか、少し狭い感じもしますがお客さんの回転はなかなかいいです。
半分ほどの入りで、いちばん奥の席に座ります。
途中で店員の女性に食券を渡して上がりを待ちます。
「細麺と、平打ち麺がありますが」
「細麺で」
お冷やはセルフサービスで、お箸はエコを反映したのか割り箸ではありませんでした。
「前から失礼します」
それほど時間も掛からずに注文の「醤油ラーメン(700円)」が出てきました。
ステンレスのお盆に乗った、すり鉢形の丼です。
スープが少ないからいいのですが、直接丼を手渡されるのはお年寄りには どうかなと思いました。
うっかり手を滑らしたりしたら大変ですから、ここはやはり面倒でもカウンターに置いて欲しい気がします。
熱々のスープに具はチャーシューが1枚、穂先メンマ、ノリ、水菜という出で立ちです。
自信があるんでしょうか、胡椒などの調味料は置いてないようです。
私は少しアクセントが欲しかったですが、素直に味わいます。
まず、麺が秀逸ですね。
しっかりと歯ごたえのある中細麺。
一般的には堅めですが、存在感があり麺を食べたんだという気にさせてくれます。
普段、「中華そば」系統の腰の弱い麺を食べ慣れている方には衝撃かもしれません。
これはいいなあ。
スープは当然魚介系がしっかり利いていて、これも素晴らしい出来でした。
メニューも色々とあるので、次の楽しみも増えましたね。
今後の活躍を期待します。
2009.07.05 Sunday
アタック25 本日放映
いよいよ本日、「アタック25」の放送日です。
ところで私はというと、お仕事の都合で放送を見ることが出来ません。
仕方なく録画をしております。
それを見るまで、どんな編集なのか分からず、不安で一杯です。(笑)
タイトルの
「泣いてしまう男?」
これ、誰が付けるんでしょうか?
ごらんいただいた方で、コメントをいただけます場合は、こちらにお願いいたします。
返事はこまめにいたしますので、どうぞご遠慮なくお願いします。
ただしネットの性質上、名前や住所などの情報に関する記述はお避け下さい。
2009.07.04 Saturday
鳥が犠牲にしたもの
鳥が犠牲にしたもの
大空高く飛ぶ鳥たち。
もしも大空を自由に飛べたなら、というのは人類にとっての大きな夢です。
この、空を飛びたいという欲望は昔から 尽きることはなく、古くはギリシャ神話のイカロスから 、初めて飛行機を飛ばしたライト兄弟まで、空中散歩に挑戦した例は数え切れません。
幸いにして現在では航空機が発達していますから、人間はなんとか空を飛ぶことが出来るようになりました。
でも純粋に人力だけで飛べるかというと、「鳥人間コンテスト」でもお分かりのように、難しいものがありますね。
まあ、簡単に人間に翼を付けただけでは空を飛ぶことは出来ません。
人間には空を飛べない様々な要因があるからです。
まずは翼がないということ。
また例え翼があったとしても、それを動かす力が不足しています。
いえいえ、そんなものはたいした障害ではありません。
実はその一番の理由は、「重いから」なのです。
忘れやすいことですが、鳥たちは非常に軽いんですね。
雀さんなんかは、ヤキトリの串1本にも満たない重さですし、感覚的には大きな鳥に分類されるカラスでも体重は500グラムほどで、非常に軽い生き物です。
同じぐらいの大きさの猫でも、5キロぐらいあるものもいますからね。
空を飛ぶと言うことは、当然その体を支えるだけの浮力を作らなくては行けません。
しかし自分自身の体重に相当する浮力を得るには、ヒトは重すぎるんです。
これは体の構造からして違うことからも明らかです。
トリの骨を見ても、中空でまことに軽い骨だということが分かります。
とっくに空を飛べなくなったニワトリでさえも、その体を受け継いでいます。
鳥たちは、それ以外にも様々なものを犠牲にして、飛ぶ能力を身につけたことになります。
はたから見るとのんびりと飛行を楽しんでいるように見えますが、その裏側には色々なものが隠されているんですね。
私たちは、とかく光の当たる面だけを見がちです。
羨ましいなあ、あんなことが出来ていいなあ、そう思います。
でも、その奥に隠されたマイナスの部分に目を当てることも、時には必要だと思いませんか。
大切なものを捨てることが出来なければ、新しい道が開けないこともあります。
考えてみますと、人間は長い年月を掛けて、今のような文明社会を作りあげてきました。
その行程では様々な取捨選択があったはずです。
現代のような高度な文明社会は、多くの犠牲の上に成り立っているのかもしれませんね。
何か今日は説教くさくなってすいません。(反省)
2009.07.03 Friday
弥七@中津
弥七@中津
以前は日本橋小網町にあったお店が、何と大阪にまで大移転。
さらには大阪でもブレークして大繁盛するお店になりました。
じつはこのお店を初めて知ったのは、東京時代で小野員裕さんのラーメン本「魂のラーメン」でした。
それが2002年のことで、その後には大阪店が2005年の「dancyu」にも登場しました。
さて、梅田の駅で降り、そこから徒歩で目的のお店に向かいます。
このお店は駅から離れているので、初めてでもあり探すのに手間取るだろうと、早めに行ったのです。
そして、お店に着いたのは何と9時半で、もちろんお店は閉まっています。
あらかじめ調査したところによりますと、開店は11時ですがかなりの行列が出来るということでした。
本日は他にメインの行事予定があって、どうしても遅れるわけにはいきません。
そこでこんなに早く着いてしまったというわけです。
しかしそれにしても早すぎますから、すこし暇つぶしをすることにしましょう。
大都会大阪とは言え、この辺りはまだ昔懐かしい喫茶店がごろごろしています。
そこで傍らのお店に入って時間をつぶすことにしました。
10時前とはいえ、もう蒸し暑いので、クーラーが利いた喫茶店が嬉しいですねえ。
よく冷えたおしぼりで顔を拭き、美味しいコーヒーをいただきました。
お店のご主人は60代ほどで、お客さんも皆さん 6、70代のご隠居さんばかりです。
中には吸入の酸素を片手に引きずったお方もいらっしゃいました。
そこですることもなく、新聞を読みます。
さて、時間は10時35分。
そろそろ良いだろうと、喫茶店を出てすぐそばのお店に向かいます。
ところがお店に着いてビックリ、何ともう行列が始まっています。
しかも25分前というのに、すでに10人も並んでいるではありませんか。
これは大誤算です。
こんなことなら途中で様子を見ておけば良かった。
そんな反省をしても時すでに遅し、泣く泣く列の最後に並びます。
これでは1回目のメンバーには選ばれませんね。
(ああこれはまいったなあ)
ひょっとしたら、待ち合わせの時間にさえも遅れてしまうかもしれません。
それにしても皮肉なもので、私たちの後ろにはもう誰も来ません。
次々とお客さんが詰めかけるなら仕方がないが、たまたま遅れたというのは悔しいですね。
あるいはもう10分早ければ先頭に立てたのかもしれないと思うと、後悔の念がわいてきます。
気を揉んでいると、何とお店が開いて若い店員さんが出てきました。
どうやら予定を前倒しで開店してくれるようです。
これは助かりました。
ゆっくりと列が進んで行き、お店に入ります。
まずは入り口右手の券売機で食券を購入します。
ここでも、塩ラーメン(750円)に醤油ラーメン(700円)を選びました。
お店は奥に4人掛けのテーブルが2脚、カウンターに4席で、意外に狭い造りですね。
そのテーブルに二人組がそれぞれ座っているので、スタートメンバーは8人です。
従って、11人目の私たちはセカンドメンバーとなって後ろで待機します。
人気のお店のようで、壁には有名人やそうでもない方など沢山の色紙が飾ってありました。
店員さんの活気が良くて、てきぱきと作業をしています。
無理に付けた活気はつまらないですが、こういう自然ににじみ出てくる雰囲気は極上のアプリティーフになりますね。
前のカウンターに座っている女性はどうやら注文のメニューと違っていたようで、店員さんがしきりに謝っていました。
ミスは誰にでもあるもの、その後が大切です。
お客さんは評判の「つけ麺」を注文している方がほとんどでした。
一度茹でた麺を水で締めるので時間が掛かります。
さらに、「シメのスープ割り」が意外に時間を掛けて作るせいか、なかなか席が空きません。
こういうときに後ろで待つ気分は、じりじりして辛いですねえ。
それにしてもテーブル席に座っている若いサラリーマン風の男性ペア二組、もっと早く喰わんかいい。
4人全員がつけ麺で、サイドメニューを頼んで、スープ割りを待っていますから、必要以上に時間が掛かります。
それでも待つこと15分、なんとか席が空いてテーブルに向かいます。
すかさず出てくるお冷やにはかすかにレモンの香りがします。
こういうさりげない心遣いも、待っている客には嬉しいものですね。
さて、ラーメンが出てきました。
まずは「醤油ラーメン」です。
大ぶりのチャーシューが1枚に、半分の味玉が乗っています。
白髪ネギの上に飾った糸唐辛子が、絶妙のアクセントになっています。
スープを一口いただくと、これはまた濃厚な鶏白湯スープですね。
これは旨いです。
ここまで濃厚なスープはなかなか見かけませんね。
麺は細麺で、スープの絡みもほどよいです。
味はそれほど濃くはないので、最後まで飽きずに食べられますね。
薬味にはタマネギのみじん切りが入っていてこれもいい箸休めになります。
こちらは相方の「塩ラーメン」これはまたクリーミーです。
真っ白なスープはミルクか牛乳が入っているんでしょうか、これも濃厚です。
塩ラーメンというとあっさりしたものを想像しがちですが、これはまったく違う塩ラーメンですね。
なるほど大行列のわけが分かりました。
後ろで立って待っているお客さんの冷たい視線を感じながら、思わずスープまで飲み干す勢いで完食です。
いやあ美味しかったです。
味良しサービス良し、これは人気が出て当然ですね。
2009.07.02 Thursday
マクドと吉牛
マクドと吉牛
私事ですが、日ごろ朝食を外食することは、めったにありません。
日本人なら朝は温かいご飯におみそ汁が定番。
それに漬け物か焼き海苔でもあれば御の字です。
納豆なんか付いていた日にゃ、お祝いでもしないといけません。
まあ、パン食の時もあるんですがそれはさらりと流してください。
わざわざ出かけていって朝食を食べるということは、面倒でもありますし、独身時代ならともかく、家庭持ちにはあまり無い出来事なんです。
ところが最近その朝の外食が続きました。
まずは先日の大阪行きで、朝食をいただきました。
これが「吉牛」です。
牛丼並盛り(380円)にみそ汁(50円)を付けて、430円也。
久しぶりに食べる吉野家の牛丼でした。
これが思いの外美味しくてビックリ。
たまにはラーメンよりも牛丼が良いかなあ。
そして本日、実は健康診断のため昨晩から食事抜きです。
朝一番で検診を済ませ、9時半という半端な時間になりました。
今さら何か作ってもらうには気が引けますし、カップ麺では情けない。
そこで出かけたのが「マクドナルド」です。
おあつらえ向きに、こういう機会がないと絶対に食べないであろうメニューが一つありました。
それは最近出てきた「メガ・マックホットドッグ」です。
コイツが気になっていたので、ぜひ一度食べてやろうと、お店に飛び込みました。
都合の良いことに、ただいまセール中でお安くなっているといいますから、これはチャンスです。
お店に入って、さっそく注文します。
「マックホットドッグ・メガ」に「ハッシュドポテト」「Sサイズのコーラ」で390円でした。
トレイに乗せて出てきましたが、あれ、意外に小さいんですね。
包み紙を開けてみますと、どうも「メガ」という割には、たいしたメガではないような気もします。
マスタードとケチャップが両脇に掛かっていて、味はアバウトです。
食べきれなかったらどうしようかなどと、無駄な心配をしていましたが、まったく問題なく完食しました。
まあ、朝食ですからこんなモンで十分なんでしょうが、ランチには物足りないでしょうね。
いまは割引セールですから納得ですが、これが500円以上になると間違いなく「吉野家」に軍配が上がりますね。
久しぶりに上がったマクドの2階は、喫煙室が完全にガラスで仕切られていたのにビックリしました。
この時間帯は食事よりも、コーヒーをちびちびやりながらパソコンを叩いたり、本を読んだりして暇つぶしをしている方がほとんどでした。
何となく場違いなオジサンは3分でホットドッグを平らげ、そそくさと立ち去ってゆくのでした。
2009.07.01 Wednesday
女悪魔の任務
女悪魔の任務
ピアズ・アンソニイ 著
お馴染み「魔法の国ザンス」シリーズの最新作でこれが19作目になります。
もちろん第1作の「カメレオンの呪文」からすべて読んでいますが、相変わらずの面白さで、さすがはアンソニイです。
もちろんこのシリーズすべての翻訳者である、山田順子さんの力による部分も多いんですね。
何と言ってもこのシリーズのメインは、「しゃれ」なんです。
それも英語のしゃれですね。
当然ながら英語が不得手の私などは、どこがしゃれなのか分からない部分もあります。
たとえば、こんな怪物が登場します。
がっしりとした柱だが何とヒゲが生えています。
その柱のそばを通り過ぎようとすると、柱がいきなり大きな猫に変身。
巨大猫が飛びかかってきます。
それに対抗する女悪魔は、冷たい水の柱に変身します。
巨大猫は、その水柱に突っ込み、すさまじい悲鳴を上げると、元の柱に戻ります。
「あれは何だ」
「猫(キャット)か(オア)柱(ピラー)さ」
「キャタピラーとも言う」
「またあれがネコに変わる前に、ここを通り過ぎよう」
「まったくもって妙ちくりんだ」
こんなよく分からないだじゃれが、バンバン出てきます。
未熟者の私には、どこが面白いのか分かりませんけれども、見栄張って笑うことにします。
さて、今回のあらすじです。
たぶん分からないでしょうが、写してみましょうか。
ヴェレーノと結婚し、ラヴラヴの毎日を送る女悪魔のメトリア。
だがいくらサインを送っても、コウノトリはやってこない。
どうしても赤ちゃんが欲しいメトリアが魔法使いハンフリーに尋ねると、鳥の王シムルグの任務を果たすべしと告げられた。
そしてシムルグからは、ロク鳥のロクサーヌの裁判のため、判事、陪審員など総勢30人を召喚せよと命じられる。かくてメトリアはザンスを駆けめぐり、マンダニアにまで行くことに・・・。
まあ皆さん面白いですからだまされたと思ってぜひ読んでみてください。
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