2006.07.31 Monday
東京へ その1
8時8分静岡駅発、熱海行きの鈍行列車 に乗り込む。
9両編成の列車がホームに着いたのは8時2分。
ここで後より3両を切り離すため、しばらく停止するのだ。
夏休みに入ったとはいえ、まあまあの混み具合で、立ち客も多い。
まずは順調に着席出来たので一安心。
清水駅を過ぎるとようやく空いてきた。
8時21分興津駅で特急電車の待ち合わせ。
9時には原駅に着く。
ふと見ると何か白いホコリのようなものが動いている。
床の近くをぐるぐると回っているのだが、止まっては動くという不規則な行動をしている。
あれは虫なのか、単なるホコリなのか?
面白いので観察していが、いつの間にかいなくなってしまった。
9時35分終点の熱海に着く。
乗り換え列車は階段を下って左折した先、4番線の普通列車だ。
静岡寄りに進むと、四人掛けのボックス席があったので、窓側に席を取る。
天候は曇りで、歩き廻るには最適な条件。東京も曇りだそうで安心。
運良く新型の車両に当たったようだ。
座席はきれいで清潔感があり、車内は空いている。
快適な旅の予感がしたが、この後すぐに大きな不幸が襲ってくるとは。
なるほど禍福は糾える縄のごとしか。
熱海駅を発車した電車は、順調に東京へと進む。
2006.07.30 Sunday
第9問
なぞなぞ
(今回は難問です)
先日東京に行って気が付いたんですが
JR山手線の駅の中に
「アルファベット二文字」の駅があります。
何という駅でしょうか?
先週の答え
「青」=「ブルー」が3つ(スリー)で
「ブルース・リー」 でした。
2006.07.28 Friday
東京へ
今日は一日東京です。
ラーメンは「有明」を予定。
居酒屋は赤羽を回ってみたいと思っています。
「いこい」は3回目になるのですが、廻ります。
天気予報は曇りだそうで、良かった!
2006.07.27 Thursday
喜楽@神明町
喜楽
葵区神明町にあるこじんまりとした中華料理店。
11時半開店からしばらくしての入店。
先客はサラリーマン風の三人が、カウンターを三等分して座っている。
一人客なのでカウンターが良いのだが、無理に割ってはいるのも何なので四人掛けのテーブル席に着く。
隣のテーブルは中年男女の三人連れ。
ちょうどタイミングが悪かったのか、店員が誰も見えない。
仕方なく、しばらく佇んでいるとようやく、奥からオバチャンがお冷やを持ってきてくれた。
ランチメニューもあるのだがシンプルに
「ラーメン」500円を注文する。
何気なく壁を見ると、驚いた。
開店午前11時20分、午後1時45分閉店、日曜休業 とあるのだ。
ということは昼だけの営業なのか?疑問は残るが、これはまたの機会にしておこう。
待つほどもなくラーメンが出てきた。
やや薄めの色のスープは、夏だというのにかなり熱い。
脂っ気がない、あっさりとしたスープだが、ダシは十分出ている。
麺は珍しい中太ストレートで、歯応え良くのど越しも良い。
これは普通の中華屋さんとちょい違う点だ。
具は歯応えの嬉しい、煮豚でないチャーシュー一枚とメンマにワカメ。
麺とスープのバランスが良く、するするっと完食してしまった。
ご主人は忙しいようで、調理場にこもりきり。
一度も見かけることが出来なかったが、かなりの腕利きと見た。
これは裏を返しにいくべき店か。
2006.07.26 Wednesday
オシムの言葉
現在のベストセラー本である。
話題の「サッカー日本代表監督」イビツァ・オシム氏
彼の述べた言葉を中心に展開する一代記だ。
作者の木村元彦氏は強運の持ち主と言えよう。
昨年の待つに出版された本書は、もちろん話題になっており、よく売れていたが、代表監督就任で大ブレーク。
ベストセラーとして、第一位を独走している。
ちなみにこの本を講入したのは昨年です(笑)
オシム氏は言葉を選ぶ。
それは彼の歩んできた人生がそうさせるのか。
祖国における実績と名声。
日本にやってきてからも弱体のジェフ千葉を立て直した手腕。
木村氏はその裏面を非常に鋭く描いている。
取材も十分であり、ドキュメントとしてもりっぱな出来だと思う。
戦争、民族の争い、怒り、悲しみ、単一民族国家である日本では想像すらも出来ない歴史の流れを、家族と共に歩んできたオシム氏。
この本を読んでいると、何となく彼ならいけるんじゃないだろうかという気分になってくる。
もっともジーコが就任したときも、そんな感じだったかな。
サッカーについては素人ファンなので、何も言えませんね。
2006.07.25 Tuesday
知恵比べ
ここ二日ほど雨降りで中断していた、朝の散歩に出る。
道路の真ん中にゴミ袋が転がっていた。
今日は週に二回のゴミ出しの日。
それにしても、と思っていたら別の場所に破れたゴミ袋を発見。
黒いものがしきりにつついている。
カラスだ。
中から食い物を引きずり出したようで、くわえながら飛んでいった。
ゴミ袋の中身は歩道に散乱したままである。
あたりを見ると、他にも二三羽が様子を窺っている。
威嚇するかのように鳴き声を上げるものもある。
最近このあたりにもカラスが増えたようだ。
それにしても防衛策を講じない住民は、どう感じているのか。
今は午前6時、ゴミの収集車が来るのは9時ごろなのに。
人通りの少ない早朝にゴミ出しするのは、カラスに餌をやっているのと同じ
ではないのか。
良くあるように、ネットをかぶせるとかする防御策も全くされていない。
ゴミを出したら後は知らん、では情けない。
幸いに我が町内ではキチンとされているので、カラスは来ないが
気を付けなくてはいけないと思った。
2006.07.24 Monday
麺屋武藏@新宿店
新宿の「麺屋武蔵」に行って来ました。
今回は、初めから目指した店ではなく、急遽の訪問です。
新宿駅から西口を出て、青梅街道越え 小滝橋通りを進む。
しばらくを右折して直ぐ。う−んやっぱり行列だ。
午後2時という、比較的空いてそうな時間でしたが、とんでもない。
店の前から外に続く行列は、横の駐車スぺ−スに続き、折れ曲がるように並んでいます。
誘導用のポ−ルが、プラスチックの鎖で繋がれていて、お客を仕切っています。
さすがに行列の名店、準備に抜かりはない。行列も長くなりすぎるとご近所の迷惑ですからね。
行列は15人ほどで、すかさず最後尾に着く。
10分ほどで暖簾の真ん前に到達。
意外とスム−ズな流れ、と思ったのは大間違いで、この店は更に店内にも行列が続くのです。
店内はカウンタ−のみの18席。その後ろにずらりと10人ほどが一列に待っている。
黒を基調とする落ち着いた雰囲気で、ここそこに東映映画の古いポスタ−が貼られている。
珍しいなと思ってみると、分かりました
「宮本武蔵」シリ−ズなんですね。
分かり易いインテリアです。
店員は6名で、赤のTシャツに茶のバンダナがお洒落。
掛け声もはっきりしていて気持ちがいいね。
注文は行列途中の券売機で購入するシステム。
今回は「味玉ら-めん」800円です。
受付時に、「こってり」か「あっさり」を聞いてくれ、「麺堅め」なんてのも良いようだ。
ところで、気になるお客は、3才くらいの幼児を連れた夫婦者。
夫は外国人です。
カウンタ−だけの行列店に子供は不向きで、大人だけ来ればいいと思う。
案の定子供は泣き出すし、抱きかかえながら、麺を一口ずつ食べさせるのは大変でしょう。
ついでにお洒落なカップルも要注意。
誰がはじめたのか知らないが、レンゲに麺を乗せちょこちょこと食べるのは怪しからん!
スパゲッティ-じゃないんだから、箸でワシワシ食え。
麺が伸びるわ。
隣の男、ス−プすすって待ってないで注意しろよ。
(つい興奮しすぎて失礼しました)
と、怒っている間に席が空いた。
通されて、コップにお冷やが出される。
ハプニングはこの後すぐ。店員の様子がおかしい。
どうもオ−ダ−のミスがあったようだ。
「味玉ら-めん、あっさりですか」
「違う、こってりだよ」
どうも、あっさりとこってりを取り違えたようだ。
さあどうする武蔵。
その時店長、少しも慌てず
「そこへ置いて、作り直し」
さすがに有名店。客の前で誤魔化しはしない。
もったいないけど処分です。
さて、行列に30分、席について5分でラ−メン登場です。
ス−プを一口。これは魚系と言うより魚そのものの味です。
ラ−メンと言うよりも日本そばに近い味だね。
テ−ブルを見るとおきまりの胡椒が置いてない。
なるほど蕎麦に胡椒入れるやつはいないか。
味は荻窪の「丸信」に似た感じですが、多分関係は無いでしょうね。
麺は太めのストレ−トで、濃いめのス−プに負けない存在感がある。
具はメンマとノリ、大きなチャ−シュ−と煮卵。
これは半熟の中身が美味しい。
チャ−シュ−は箸で崩れる柔らかさだが、私はほどほどが好みです。
脇には「辛いです」と注意書きの入った、ぺ−スト状の唐辛子の入れ物。
割といけますが、使う人は皆無。それほど完成されたス−プというわけか。
実は、袋麺の「麺屋武蔵」も何度か食したんですが、実物と比べるとやはりス−プが違う。
(当たり前か)
店主は特製の出汁を作るために、サンマ干しと羅臼昆布を特注してるそうだけど、なるほどなるほど。
やっぱりラ−メンはス−プが命ですね。
(以前訪問したときの話です)
2006.07.23 Sunday
第8問
第8問
今回はシンプルです。
何と読むのでしょうか?
「青青青」
ヒント:人名です。
前回の答え
普段は一段重ねのお重ですが、お正月だと言うことで大奮発。
三段重ねで持っていったのです。
銀行に「三段重」を持ってきてはいけません。
2006.07.22 Saturday
オールスター第1戦
プロ野球オールスター戦、第1戦が行われた。
パリーグのベンチを見ていたら「ピッコロ大魔王」がいるじゃないか。
思わず笑っちゃいましたね。
あれでヘルメットかぶれるのかなと思っていたら、やっぱりメイク落としてました。
新庄のパフォーマンスも例によって面白かったし久しぶりに「見せる野球」を堪能しました。
藤川も最後にみせてくれたし、打つ方はぱっとしなかったが、現在のタイガースをはっきり表しているね。
プロ野球人気も下がる一方だが、頑張って欲しいなあ。
雨で中断の高校野球も再開になった。
今年はシード落ちでテンションの低い我が母校も、頑張っているようだ。
ほどほどに期待した方が良いのはサッカー日本代表と同じか。
2006.07.21 Friday
レバ刺し
今日は東京旅行の予定だったが、大雨のため自粛。
あちこちと徒歩で歩き回るのが目的だけに、さすがに雨は辛い。
しかし「青春18切符」5回使い切れるかなあ。
仕方ないので、本通りの「ナガシマ」へ行ってつまみを仕入れてきた。
たまに「レバ刺し」を喰いたくなる。
かつてはちょっと大きな肉屋ではおいてあったものだが、
例の「O−157」騒動で店先からばったりと姿を消した。
さらに、BSE騒動が追い打ちを掛ける。
近くで取り扱っている店はここだけになってしまい、泣く泣く買いに出かける。
居酒屋ではけっこう出しているのに、寂しい限りだ。
かつての「助六」みたいに「豚生レバー」まで喰いたいとは言わないが
気軽に食べたい物だ。
2006.07.20 Thursday
丸福餃子用宗店
以前尋ねたときの写真。
画像を乗せるのがなかなか大変で、ようやく成功しました。
看板商品はやっぱり餃子。
お値段も安く、量も十分でした。もちろんお味の方も。
色んな餃子が楽しめる「ミックス」は735円
肉、抹茶、ウコン、エビの4種類揃い踏み。
ラーメンはシンプルな味であっさりとしています。
ランチのセットは500円からと格安。
2006.07.19 Wednesday
りっぱな犬になる方法
「りっぱな犬になる方法」
きたやまようこ著
もしも、ある日いきなり犬になってしまったらどうするか。
作者によると、それはよくある事だそうです。
そんな人のために、犬が教えてくれた、
ちゃんとした犬になる方法が書かれている本です。
見開きに一つずつ。「あ」から「わ」まで、それぞれの音で始まる
四十四の大切な方法が親切に書かれてあります。
右ページにはわかりやすく書かれた解説。
左にはシンプルでかわいい絵という構成です。
一見、子供向けの絵本ですが、実は大人に向けた
鋭いメッセージがちりばめられています。
例えば「みみ」の項には
「どんなかたちの耳も、りっぱな犬になるのには かんけいない」。
「ろうけん」のところには
「りっぱな犬も 年をとるが 年をとった犬が りっぱな犬とはかぎらない」
と書かれています。
十数年前に某誌に出した書評である。
4年ほど前には文庫本も出て、時々読んでいる。
「いい本ありますか」と聞かれると、この本を薦めることにしている。
2006.07.18 Tuesday
担担@上島
担担@上島
市街地の道路沿いにある中華飯店。
休日の昼下がりに入店すると、先客は三組だった。
座敷席もあり、家族連れなどが多いのだろうか。
当方はテーブル席で「タンタンメン」740円を選択。
メニューには「ワンタン」「タンメン」もあり、昔ながらの中華料理屋であることを示している。
お冷やと共に、大きく「担担」と書かれた紙おしぼりが出される。
後方の席ではご年輩のグループがご歓談中。
地元の人なんだろうが、賑やかに笑っている。
良くある食堂の風景だ。地元の方に親しまれているという証拠か。
店内は若い男女の二人が切り盛りしている。
女性が注文と配膳を受け持ち、厨房の男性に告げる。
若夫婦なんだろうか、てきぱきとしていて気持ちが良い。
さしたる時間もなく、「担担麺」が出された。
担担麺というのも千差万別だが、ここも変わった作りだ。
挽肉とザーサイにピリ辛味を付けた炒めが、あんかけになって麺を覆う。
普通「タンタンメン」というと、胡麻の風味が利いて、ラー油が真っ赤に浮いたスープに挽肉と青梗菜が定番だが、世の中広いなあ。
胡麻なんかかけらも入っていないし、まったく分かりません。
ところでこのアンがけっこう熱い。
麺は細麺のストレートで、良く絡んでのど越しも良い。
レンゲで掬いながら具をいただくが、具もたっぷりで満足。
食べ進むと汗がどっと出てくるのは、意外と辛みが利いているせいなのだろうか。
「ごちそうさま」
店を出るといつの間にかポツポツと雨が降ってきた。
汗をかいた体には優しい天候かな。
しばらく濡れて帰ろう。
2006.07.17 Monday
ひとりガサゴソ飲む夜は
「一人ガサゴソ飲む夜は」
椎名誠さんのエッセイ集です。
題名通りに、世界各地を股に掛けて飲み歩いた日記。
椎名さんは本当に色んな所へ行き、様々なものを食べまくっているねえ。
実にうらやましいというか、いやはや尊敬いたします。
その中に「カンちがいの店」というのがある。
著者は手打ち蕎麦を売り物にしている店は、いささか用心しているそうだ。
量が少ない、汁もちょびっとで、ごわごわしてる。
熱い、汁たっぷりの駅そばがしみじみ懐かしいと言っている。
旨い寿司屋で、親父が自慢してるのは気に入らない。
旨いのは親父の腕ではなくて、サカナの質がいいせいだ。
一度で良いからこんなセリフを言ってみたいが、
そんな高級店行くことは、たぶん無いだろうな。
世界は広いもので、色々な蒸留酒がある。
その中で一番キツい酒はというと、何と中南米の蒸留酒で八十数度だそうだ。
六十度以上の酒は「危険物」扱いになるそうで、それを運ぶにはガソリンと同じ扱いをするそうだ。
トラックで運ぶときには、積み荷に「danger」と表示がいるとか。
なお、日本一は与那国島の泡盛「どなん」で、アルコール度数は60度だという。
2006.07.16 Sunday
第7問
なぞなぞ
今年のお正月のことです。
銀行勤めのA子さんは、晴れ着姿でご出勤。
自慢の「おせち料理」をお重に詰めて出かけました。
ところが、荷物検査の守衛さんに、
「これは持ち込み禁止です」と言われてしまいました。
それは何でしょうか?
ヒント 食べられません。
前回の答え
「ハ」−「モ」=「カ」
2006.07.15 Saturday
桃太郎秘話
日本昔話「桃太郎」にはけっこう深い裏面がある。
まず、「桃」だが、これには邪気を払うという言い伝えがある。
中国の村では、出入り口に桃の木を植えて、邪悪避けのまじないにしたとか。
そう言えば「西遊記」で孫悟空が食べた不老長寿の聖菓も桃の一種だったような気がする。
聖なるもの「桃」が悪なるもの「鬼」を退治するのは理の当然なのであります。
次に桃太郎の家来である、犬、猿、雉、ですがこれにも意味があります。
俗に言う「鬼門」の方角は「東北」を表します。
これを十二支で表すと「丑寅」(うしとら)の方角になります。
その正反対の方角が「西南」で「未申」(ひつじさる)の方角。
未は馴染みがないし、弱そうだからというので、隣の干支である酉と戌を相棒にしたのが真相だとか。
ちなみに「鬼」の角は牛の角で、着物は虎の毛皮というのも同じ理由です。
丑と寅を合わせて、悪いものの代表となった次第。
昔話作る人も、色々と考えているんですね。
2006.07.14 Friday
水の神秘
水の神秘
地球は「水の惑星」として有名です。
水はどこにでもあるありふれた物質なんですが、実はかなり特殊なものなんですね。
もしも地球に水が存在しなかったら、全ての生物は生まれてこなかったかもしれません。
水というのは化学式「H2O」からも分かるように、酸素原子と二つの水素原子が結合したものです。
原子間の結合は「共有結合」といいます。
水素と酸素がお互いに一つの電子を出して、共有することによって結びつくのです。
ところが、酸素原子の方が圧倒的に引き寄せる力が強い。
よって共有すべき、マイナスの電荷を帯びた2つの電子は、酸素原子の方に引き寄せられる事になります。
結果的に一つの水分子の中で、酸素がマイナス、水素がプラスという状態になります。
これを「極性分子」といいます。
普通の分子とどう違うかというと、プラスとマイナスが引きつけ合う、静電気力が働きます。
一つの分子のマイナスを帯びた酸素と、別の分子のプラスを帯びた水素が引きつけ合います。
これを「水素結合」といいますが、これによって液体の水は巨大な分子となっているのです。
水の分子量は18、たったの18です。
空気の主成分である窒素は28、酸素は32、アルゴンは40といずれも水より大きい値です。
同じ極性分子であるアンモニア(分子量17)は常温で気体ですが、水の沸点は100度。
これはいかに水素結合が強いかを示しています。
水素結合の強さにより、水の比熱は異常に大きい値を示します。
つまり水は「暖まりにくく、冷めにくい」のです。
地球上に大量の水が存在することによって、地球の温度は余り変化しないように調整されているのですね。
これには蒸発熱や凝固熱の大きさもかかわっています。
温められた水は、蒸発熱を奪って水蒸気となり上空に移動して雲となる。
冷やされた水は、凝固熱を発して氷となる。
いずれも熱の出入りを行って、極端な温度変化を防いでいる事になります。
そう言えば、水は固体になると体積が増えます。
これも珍しい性質で、通常の物質は固体では結晶になるので、液体よりもぎっしり詰まった形態を取ります。
ところが、水は液体の方がぎっしりと詰まっているのですね。
水素結合の方が、分子間力よりも強力だということです。
これも大切な性質なのです。なぜかというと、もしも氷の方が重かったら、氷はみな海の底に沈んでしまいますね。
海底の生物は、みな死に絶えてしまうというわけです。
水というものは、本当に不思議な物体だと思いますね。
2006.07.13 Thursday
ろばた@流通センター通り
流通センター通りに面した居酒屋である。
週末土曜日の7時半というゴールデンタイム。
友人と三人で入店する。
靴を脱ぎ、正面の4人掛け座卓席に向かう。
友人はマスターと顔なじみなようで、いきなりの暖かいお迎え。
「注文は紙に書いてね」
団体客あり宴会ありで、大忙しの真っ最中だ。
まずはおきまりの「取りあえず生」でカンパイ。
突き出しが三人で三種類、これがけっこういい。
中でも肉じゃがは量もたっぷりで、味も好みです。
「レバ刺し」は残念ながら本日は無し。
「昨日が仕入れで、残ってたら出すんだけどね」
なんかがっかりしたのか良かったのか。
隣の席では、20から40代ぐらいのオバサン(失礼お姉さん)のグループが大盛り上がり中。
チューハイや生ビール片手に、まあ喧しいこと。
こちらの会話も霞んでしまう。
騒がしい客が一組いると、どうしてもつられて大声になり、
かくして店全体が、うわーんという喧噪囂々の状態になるのだ。
飲み物を日本酒に換え、各自各様に飲み進めてゆく。
それにしてもなかなか次が出てこない。
まあ、この混雑では仕方がないか、繁盛店だなあ。
これじゃ紙に書いた意味がないぞと、笑いながら待つ三人。
結局催促の連続で何とかつまみをゲット。
つまみはどれも美味しかったけど、やっぱり空いてるときに行くべきかなあ。
2006.07.12 Wednesday
横浜屋@竜南店
横浜屋@竜南店
静岡市内には同じ横浜屋が三店舗ある。
本店は草薙の駅前店らしいが、これはまだ未確認だ。
ここ竜南店は刑務所のすぐ近くにあり、開店して2年ほどになる。
11時半過ぎの店内はゆったりと空いている。
意外と広い店のカウンターに座る。おっとお冷やはセルフサービスだ。
店主は中年の恰幅の良いオジサン。
アルバイトらしい女性と二人で切り盛りしている。
メニューはシンプルで、「ラーメン」が600円。
他には塩・味噌が700円、ネギラーメン、チャーシュー麺 800円となっている。
麺の中盛り100円、大盛り200円。
確か「西脇店」では一杯500円だったが、店によって違うのか、値上げしたのか。
入ってくる客はさすがに、若いブルーカラー風の人が多い。
肉体労働者は、こってりラーメンでスタミナ付けなくちゃねえ。
「味噌ラーメン」の大盛りにライスをたのんだ若者、頼もしいねえ。
さて、麺は太麺で 4、5玉がビニールの袋に入っている。
これをいくつか取り出して、寸胴に入れて蓋をする。
途中で何回か蓋を開けて、茹で加減を確認するのが面白い。
丼にスープを入れるときにも、まず表面の油を少々掬い、均等に分ける。
続いてスープを注ぎ分けていくのだが、けっこう気配りしながら入れて行くのがいい。
麺の湯切りも片手笊の上で調子を取るようにして、スムーズに分けていく。
きちんとした仕事ぶりを見ていると、これは期待が持てそうだ。
「おまちどうさま」
カウンター越しに出されたラーメンは、コッテリとしたトンコツしょうゆ。
具は薄く大きくスライスしたチャーシューが2枚に、茹でた青菜と大ぶりの海苔が2枚。
この薄切りチャーシューにはこだわりがあるようで、注文の度にスライサーで切っている。
麺はもちろん太麺。このこってりしたスープには太麺が一番だ。
「ごちそうさま」
これからの暑い夏を乗り切るには、やっぱりコッテリ系ですか。
2006.07.11 Tuesday
公害消滅
先日近所のS神社で、七夕祭りも過ぎて片付け前の笹飾りを見た。
何とか幼稚園の園児たちが書いたものを色々見てゆく。
「パン屋さんになれますように」
などと可愛い願い事が並ぶ。
メインの大笹には神社で書いたと思われる達筆が下げてある。
「商売繁盛」「家内安全」「無病息災」
まあ良くある願い事だ。
中の一枚に目が釘付けになった。
「公害消滅」
なんだこれは。
神に祈るんじゃなくて、人間がやるべき事だろう。
書かれているのがプラスチックの短冊なのも、情けないぞ。
まさか終わった後で燃やして、自分自身が大気汚染の元になるんじゃないのか。
神頼みも良いけれど、やるべき事はやらなきゃねえ。
2006.07.10 Monday
静岡ラーメン
静岡ラーメンといえば、やはり「第2美濃屋」
静岡の中華を代表する老舗として有名だ。
最近はトンコツ、ダブルスープなど、様々なスタイルのラーメンが流行しているが、やはり昔ながらの懐かしい味わいは外せない。
ごく普通の市井の中華食堂。
出されるラーメンも、ごく普通のラーメンであるが、しみじみ旨い一品だ。
尋ねてみると、大正時代から「美濃屋」さんは営業していたのである。
その歴史は間違いなく静岡で一番なんではないだろうか。
昨日はシメに「ワンタン」をいただいた。
そう言えばこの店以外で「ワンタン」を食べたことがない。
かつて中華料理店のメニューといえば、ラーメン、タンメン、ワンタン。
この三つは間違いなく乗っていたはずだ。
今、タンメンは消え、ワンタンも無くなりつつあるのは、非常に寂しいことだ。
東京では「タンメン」を一枚看板にしている店も結構あるが、さすがに静岡には見かけない。
今度「タンメン」探しの旅に出るか。
2006.07.09 Sunday
第6問
楽器にまつわる方程式の問題です。
「は」から「も」を引いたら何になるでしょうか?
ヒント 懐かしい楽器です。
前回の答え 「落語家」になりました。
芸名を「柳家金悟楼」といいます。
(古い話で、難しかったようです。すいません)
2006.07.08 Saturday
下町酒場巡礼
最近は「居酒屋ブーム」だそうだ。
いわゆるグルメとは一線を画す、安くて旨い「居酒屋」を紹介したのが本書だ。
1998年に出版されたものが、手頃な文庫本となって再登場した。
さっそくこの本を手に居酒屋巡りとなった。
東京は下町を中心にした居酒屋は、いずれも安くて雰囲気の良い店ばかりだ。
そして残念ながら、廃業された店がちらほらと見られる。
廃業の理由は高齢化というのが多いようだ。
高齢の夫婦とか、おばあちゃん一人でやっている店など、地元に密着した店が多いせいでもある。
そんなわけで、早く尋ねていかないと永遠に行けなくなりそうな勢いなのだが、
制覇したのは、「丸好酒場」「河本」「大はし」「秋田屋」「埼玉屋」「うちだ」「遠太」「斉藤酒場」「山田屋」「まるます家」「大坪屋」
数えてみると意外と多いが、まだまだ半分にも足りない数だ。
にっくき事に、本書には続編も出ているのだから、安心は出来ない。
これからもせっせと「巡礼」に励むことにしよう。
2006.07.07 Friday
男・女
♂・♀・※・×・∞
男・女・誕生・死亡・そして無限
昔のテレビ番組「ベン・ケーシー」で
オープニングにやっていた物だ。
今考えると、何の意味だったのだろうか、思い出せない。
この記号はどんな意味なのかという話だが
ギリシャ神話に由来すると いうのが定説だそうだ。
「♂」は 戦の神である「アレス」の矢を表し
「♀」は 美の女神である「アフロディーテ」の手鏡を表すのだそうな。
生と死については分からないが、「∞」は蛇が自信の尾に噛みついて輪になった形から出来ている。
そう言えば「ケーシー高峯」さん、元気かなあ。
2006.07.06 Thursday
酒場での十夜
「酒場での十夜」
著者 T・Sアーサー
アーサーはアメリカの作家で1809年生まれ。
この小説は禁酒小説で、「酒の害」を強く訴えた物だ。
したがって酒飲みの私には、実に耳の痛い話なのだが、読破してしまった。
西部の小さな田舎町に、粉挽きを生業としていた善良な男が、僅かな元手を頼りに酒場を開く。
その酒場が10年間にもたらしたものは、数多くの悲惨な人生。
酒に溺れ、怠惰になり生活も家族すらも失ってゆく。
全ての人物が果てしなく不幸になって行き、死の絶望へと突き進んでいくのだ。
作者は大時代的な言い回しで文章を進めていくが、なるほどと思わせる訳文で、日本語としての無理がない。
作者と共に訳者のすばらしさにも触れておきたい。
それにしても酒という物は何と罪深い物なのだろうか。
だから禁酒するのかというと、そうでもないのが、凡人たるゆえんでしょうね。
2006.07.05 Wednesday
日本昔話「桃太郎」
「桃太郎」
むかーし、昔の事じゃった。
おじいさんとおばあさんがおってな、
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行った。
おばあさんが洗濯をしておると、何と川のうえーの方から
「どんぶらこっこ、すっこっこ」
と大きなスイカが流れて来おったんじゃ。
おばあさんは手を伸ばしてスイカをつかみかけたが、
しばらく考えて、やっぱり止めた。
「今日はいい天気じゃのう」
再び洗濯をしておると、何と川のうえーの方から
「どんぶらこっこ、すっこっこ」
とこんどは大きなミカンが流れて来おったんじゃ。
おばあさんはまた手を伸ばして、ミカンをつかみかけたが、
しばらく考えて、やっぱり止めた。
「本当にいい天気じゃのう」
気を取り直して、再び洗濯をしておると、何と川のうえーの方から
「どんぶらこっこ、すっこっこ」
と、こんどは大きなバナナが流れて来おったんじゃ。
おばあさんは、バナナを見つけると、川の上流に向かって
こう叫んだんじゃ。
「桃だろう!」
2006.07.04 Tuesday
愛の川柳 7月3日
お題「願い・願う」
「ベッカムが 立てず敗れた イン・ポ戦」
(解説)
願いむなしく「ポルトガル」に敗れた「イングランド」
テレビに向かって
「立て!」
「立つんだベッカム!」
と、叫んだのは 私だけでしょうか?
2006.07.03 Monday
世界の七不思議
誰が決めたのかは知らないが、「世界の七不思議」というのがある。
バビロンの空中庭園
オリンピアのゼウス神像
エフェソスのアルテミス神殿
ハリカルナッソスの霊廟
ロドス島のコロッサス
ファロス島の灯台
エジプトのピラミッド
現存しているのはピラミッドだけなのだが,その他の6つ
実際にはどんなものだったのか,ぜひとも見てみたい物だ。
そう言えば[×××の七不思議]なんてのもあったなあ。
2006.07.02 Sunday
第5問
五人兄弟です。
長男は子供の時からの力持ちで有名です。
次男は本ばかり読んでいて、皆から尊敬されています。
三男はあまり知られていません。
四男は桜が大好きな遊び人ですが、賢人なのかもしれません。
では、五男の職業は何でしょうか?
(ちょっと古い人物です)
前回の答え 負け犬の「オーボエ」でした。
2006.07.01 Saturday
助六の思い出
今でこそ「たこ八」に入り浸っているが、その前10年ほどは
「いかずちおでん街」の「助六」さんに通い詰めていた。
ここの歴史も古い。
屋台時代からのつきあいで、親父に連れられて来たのが始まりだ。
名物は「焼トン」で、タレ焼きのカシラは絶品でした。
さらには、曜日限定の「豚生レバー」
豚の生肉って、店で出しても良かったんだろうか。
刻んだレバーををニンニクと生姜で食べるんですが、こりこりとした歯応えで、ここでしか食べられない味でした。
「トンソク」も旨かった。
注文を受けると、おもむろに一本取り出して、真ん中から包丁を入れる。
これを炭で丁寧にあぶり、ニンニク醤油のタレで味付け。
カリッとした皮と、ゼラチン質の肉がたまらない美味しさだった。
そう言えば「トンソク喰いの名人」がいて、コイツが喰うと皿にはピカピカの小さな骨しか残らなかった。
彼は今どうしているのだろうか。
「コブクロ」も旨かった。
注文を受けると、冷蔵庫から固まりを取り出して、包丁でススッと切り分ける。
串に刺して焼き上げ、ニンニクダレに漬けて一焙り。
香ばしいにおいがあたりにたちこめる。
そう言えば、焼き物は全て「備長炭」だったから贅沢だ。
炭を割るカキーンという澄んだ音が懐かしい。
新鮮な肉の入る水曜日は、目当ての客で一杯。
常連は「水曜会」と称した物だった。
飲み物は絶対「ホッピー」で、焼酎は「天晴」
もうこんな店は出ないだろうなあ。
- ブログのお引っ越し (05/31)
- 弁慶@紺屋町 (05/30)
- ナカミヤ@さらばレバ刺し (05/29)
- レバ刺し禁止令 (05/28)
- らあめん花月嵐@中華そば竹食堂 (05/27)
- 豚龍@下島
⇒ 電気がま (11/30) - 豚龍@下島
⇒ いし (11/30) - 平成元年のベストテン その2
⇒ 電気がま (10/24) - 平成元年のベストテン その2
⇒ shake-jp (10/23) - 高揚@東中野
⇒ 電気がま (03/31) - 高揚@東中野
⇒ 原口 (03/31) - 天神屋には行かないぞ
⇒ 電気がま (08/10) - 天神屋には行かないぞ
⇒ ママ (08/09) - 三勝そば@川合
⇒ 電気がま (05/20) - 三勝そば@川合
⇒ 電気がま (05/20)
- ルミネtheよしもと@久しぶりで
⇒ https://www.newsbreak.com/news/3264401580966-chang-s-beach-maui-s-hidden-gem-featured-in-maui-now-gu (12/21) - 三好屋平和店@平和
⇒ 瀬名川通信 (03/05) - 駒形石ヶ谷@駒形通
⇒ 瀬名川通信 (01/17) - くさデカに第二美濃屋さんが登場
⇒ 瀬名川通信 (01/14) - みんみん@ワンタンメン
⇒ 瀬名川通信 (11/20) - 天下一@新伝馬
⇒ 瀬名川通信 (10/05) - 自転車はルールを守って
⇒ ごはんとさっかーとぐだぐだと (05/29) - 久松@瀬名川
⇒ 瀬名川通信 (03/07) - 紀尾井@宮ヶ崎町
⇒ 瀬名川通信 (02/01) - 清見そば本店@満員でも
⇒ Fat-Diary (01/18)
- May 2015 (27)
- April 2015 (27)
- March 2015 (26)
- February 2015 (24)
- January 2015 (25)
- December 2014 (27)
- November 2014 (26)
- October 2014 (27)
- September 2014 (27)
- August 2014 (31)
- July 2014 (28)
- June 2014 (26)
- May 2014 (27)
- April 2014 (26)
- March 2014 (26)
- February 2014 (23)
- January 2014 (26)
- December 2013 (27)
- November 2013 (28)
- October 2013 (27)
- September 2013 (27)
- August 2013 (28)
- July 2013 (27)
- June 2013 (24)
- May 2013 (27)
- April 2013 (27)
- March 2013 (26)
- February 2013 (24)
- January 2013 (24)
- December 2012 (27)
- November 2012 (26)
- October 2012 (27)
- September 2012 (25)
- August 2012 (27)
- July 2012 (26)
- June 2012 (26)
- May 2012 (29)
- April 2012 (25)
- March 2012 (27)
- February 2012 (23)
- January 2012 (24)
- December 2011 (27)
- November 2011 (26)
- October 2011 (26)
- September 2011 (26)
- August 2011 (27)
- July 2011 (26)
- June 2011 (26)
- May 2011 (27)
- April 2011 (26)
- March 2011 (14)
- February 2011 (24)
- January 2011 (24)
- December 2010 (27)
- November 2010 (26)
- October 2010 (27)
- September 2010 (26)
- August 2010 (26)
- July 2010 (27)
- June 2010 (26)
- May 2010 (26)
- April 2010 (26)
- March 2010 (27)
- February 2010 (24)
- January 2010 (24)
- December 2009 (27)
- November 2009 (25)
- October 2009 (27)
- September 2009 (26)
- August 2009 (25)
- July 2009 (28)
- June 2009 (22)
- May 2009 (20)
- April 2009 (26)
- March 2009 (26)
- February 2009 (21)
- January 2009 (25)
- December 2008 (26)
- November 2008 (25)
- October 2008 (28)
- September 2008 (26)
- August 2008 (24)
- July 2008 (27)
- June 2008 (25)
- May 2008 (27)
- April 2008 (26)
- March 2008 (23)
- February 2008 (23)
- January 2008 (23)
- December 2007 (23)
- November 2007 (24)
- October 2007 (27)
- September 2007 (21)
- August 2007 (24)
- July 2007 (24)
- June 2007 (25)
- May 2007 (24)
- April 2007 (27)
- March 2007 (27)
- February 2007 (28)
- January 2007 (28)
- December 2006 (27)
- November 2006 (29)
- October 2006 (30)
- September 2006 (29)
- August 2006 (28)
- July 2006 (30)
- June 2006 (29)
- May 2006 (30)
- April 2006 (25)
- March 2006 (11)
- December 2005 (1)
- November 2005 (3)
- October 2005 (3)
- September 2005 (6)
- August 2005 (4)
- July 2005 (4)
- June 2005 (4)
- May 2005 (5)
- April 2005 (4)
- March 2005 (5)
- February 2005 (4)
- January 2005 (2)
- December 2004 (4)
- November 2004 (5)
- August 2004 (1)