2008.05.31 Saturday
ゲーム理論で読み解く現代日本
ゲーム理論で読み解く現代日本
鈴木正仁 著
ゲームの理論には色々と面白い問題があります。
その中の一つ「抑止問題」をご紹介しましょう。
簡単に言いますと、現在を取るのか、未来を取るのかという問題です。
いまA氏は3万円のお気に入りの新しいカバンを持っているとします。
B氏はそれが欲しくてたまらない。
ある日ついにB氏は、こらえきれなくなって鞄を盗んだとします。
気づいたA氏は、警察に訴えてこれを取り戻すかどうか決断しなければなりません。
というのも、専門職につくA氏は、時給1万円の高給取りだからなのです。
警察に訴えるとその日の仕事を休まざるをえず、都合8万円の高収入をフイにすることになります。
A氏が自己利益のみに敏感な合理主義者であれば、当然8万円の高収入の方を取ります。
被害額の少ない3万円の鞄の方を、あきらめることになります。
忙しくて、その程度のものには構っていられないということですね。
あるいはA氏とて馬鹿ではないから、警察に訴えるぞとB氏に脅しをかけてとりあえず取り戻そうとするかもしれません。
しかしA氏が純粋な合理主義者であると知るB氏は、シラを切ってこれを相手にしないので、そこで一件落着となります。
さて、そうすると次からはどうなるのか。
A氏はB氏に足元を見られて、彼からなら8万円未満のものは、何でも盗み放題ということになってしまうのですね。
何しろ合理的な彼は、絶対に訴えることはないのですから。
次に、A氏が合理主義者でなく、不正なことをされれば怒り狂う感情的な人間だとします。
彼は1日の収入どころか、たとえ裁判沙汰になって、1週間分の収入をフイにしても後悔しない性格なのです。
そのことをB氏が知っているとしたら、今度は初めから鞄に手を出すことはしないでしょう。
感情的な非合理主義者を相手にしては、それは無謀と言うことになります。
この事例で合理主義者には解決不可能で、感情的な非合理主義者にはそれが可能となるのは何故か。
それは「怒り」という感情を持ち、それによって一貫して将来の「報復」という行動にコミットしているからです。
さらにはその性格が相手や周囲に知られていて、それが彼らに搾取を思いとどまらせるからです。
途中で収入のほうが惜しいという誘惑が働いても、それに耐え抜くことが出来ます。
そのことによって、結局は問題の解決が出来るのですね。
少しぐらいの損害だから、面倒だから、といって被害を放っておくということは、将来に大きな禍根を残すことになるのかも知れません。
単純な損得勘定だけでは解決しない問題というものも、たくさん存在するのですね。
以前、大勢の乗客がいる電車の中で暴力を受けていたのに、誰も止めず、女性が大怪我をするという事件がありました。
この犯人などは、おそらくおとなしい乗客たちの足元を見ていたことでしょう。
社会における正義と、自己に降りかかる危険性。
合理主義者なら、自分が怪我をしないように、知らんぷりをするのが一番です。
しかしその積み重ねが、やがて社会全体に広がって行き、自分自身にも降りかかってゆくのです。
日本人は、出来るだけもめ事を起こさないで解決しようとする性質があります。
しかし現代社会ではもう、行動しないと解決しない段階に来ているのではないでしょうか。
2008.05.30 Friday
たこ八@オカアサンの涙
たこ八@オカアサンの涙
水曜日のたこ八。
例によって9時過ぎにお店に入る。
「こんばんは」
この時間は程良い混み具合で、右手にはサラリーマンの3人連れ、左手角には年輩のオバサン二人組だ。
奥のトイレ前が空いているので、そちらに進むが、オカアサンの返事がない。
何かかがみ込んで仕事の最中らしく、そのまま奥に進む。
上着を壁にかけている時にようやくこちらに気づいた。
「あ、いらっしゃい」
「今日はジンちゃんは来ないし、町屋庵さんは帰っちゃったよ」
さっそく瓶ビールを出してくれる。
月曜日と違って今日は静かに飲めそうだ。
一人飲みの良いところは、黙っていられること。
アルコールが作ってくれる清純な世界を旅するには、心のしじまが一番の友人になってくれる。
幸いに今日のお客さんは、たしなみのある方ばかりで心地よい。
ぼんやりと幽玄の旅をすることにしようか。
「生姜食べるかい」
「ああ、うれしいなあ、少しだけいただきます」
味噌を付けて、口に運ぶ葉生姜の爽快さが、来たるべき夏を予感させる。
焼き物も一通り出て、オカアサンも手持ち無沙汰な様子だ。
しかし何となく元気のない感じがする。
「今日はお葬式に行って来てね」
聞けばここ「たこ八」の常連さんで、私も何度かお会いしたことのある方だ。
初めてたこ八に来たのは十代の頃だというから、年季が入っている。
「まだ60なのにねえ」
詳しくは分からないが、これも過労死の一つなんだろうか。
「30時間もたっていたんだって」
痴呆症の母親を看病しながらの二人暮らしで、発見が遅れたようだ。
「新聞も入れたままで、電気も付けっぱなしでおかしいと」
近所の方が尋ねてきて分かったんだという。
母親の隣で冷たくなっていて
「寂しいもんだねえ」
妻も子供もなく、最期を見取る人もいなかった生涯を終えたことになる。
「そういえば、仲間と撮った写真に、その人だけいなかったことがあってね」
それは単なる偶然だったのか。
「何故写らなかったんだろうかね」
「不思議ですね」
残された母親は、離れて暮らす姉二人が引き取るのだそうだ。
家建物は処分して、後に残るものは何も無くなるのだという。
「悲しいねえ」
「悲しいですね」
今日はいつもより深くお酒が染みこんでゆく。
2008.05.29 Thursday
天下一@新伝馬
天下一@新伝馬
旧静岡市未踏の店を尋ねるシリーズの新店です。
場所は静岡市葵区新伝馬といいますから、かなり町外れになります。
新伝馬から伊呂波町へ続く広い通りに繋がる、道路沿いにお店を見つけました。
自宅から自転車を飛ばしてここまで来ましたが、けっこうかかりました。
もうこのあたりが限界かなあ(笑)。
さて、中に入りますと。
「いらっしゃいませ」
平日の12時半という時間ですが、先客はなく、貸し切り状態です。
広いカウンターの奥から2番目に座り、ラーメン(500円)を注文します。
中年のご主人がお冷やを出してくれます。
メニューを見ますと、割合安めの価格設定ですね。
ランチセットで700円程度のものもあり、これもお手頃ですね。
暇つぶしにテレビを見ながら、出来上がりを待ちます。
「おまちどうさま」
程なくカウンター越しにラーメンが出てきました。
いわゆる普通の中華やさんとは違っていて、コクのありそうなスープですね。
コショーを振ってまずはスープをいただきます。
けっこう脂が浮いています。
味も程良いしょっぱさで、特徴があります。
麺は中細麺のストレートで、するするとした感じです。
具には、厚めのチャーシュー1枚にメンマ、そしてワカメです。
このチャーシューは厚く、味がよく浸みていて食べ応えがありました。
全体としてはスープが良いなと感じました。
スープだけ何回か飲んでみましたが、良く出来ています。
コクがあって、ダシがしっかり出ています。
「ごちそうさま」
残念なことに、まだまだ景気回復には遠い現状ですね。
これから燃料や仕入れ価格も高騰するし、経営も大変でしょうね。
景気の回復はまだかなあ。
2008.05.28 Wednesday
たこ八@大暴走
たこ八@OKちゃん大暴走
さて、今週は早仕舞で6時半過ぎに「たこ八」到着です。
月曜日のこの時間、混んでいるかなあと暖簾を覗くと、あれ空いている。
何とこの時間帯だというのに、先客は二人だけ。
「よ、お久しぶり」
何とその二人は、OKちゃんにSGちゃん。
珍しいもんで、おそらく今年初めてじゃないだろうかね。
これは運が良いような悪いような(笑)。
他に客はおらず、二人の隣に座ります。
まずはキリンで乾杯。
うん、今日のビールはいつもになく冷え冷えで、喉越しの1杯が美味いこと美味いこと。
いつもながら、OKちゃんのテンションが高い。
オカアサンも笑いっぱなしで、呆れるやら怒るやら。
あれ、これ褒めていないなあ。
OKちゃんの口の悪いのは、ここたこ八では有名なので、常連さんはもうあきらめていて、問題ないのですが、新客さんは違う。
それなのに顔なじみと同じ調子で悪態を付くから、周囲はひやびくものだ。
まあ心根の悪いヤツではないんですが、口が悪い。
だれかれ構わず捕まえては、ワンフレーズの
「こいつは馬鹿だねー」
を連発している。
後から来た老年の二人連れは、毒気を抜かれて大人しく飲んでいます。
次には常連の一人客が、これは静かに奥の席に行きます。
そして、コロちゃんをはじめ4人が入店して、あっという間に満員になってしまいました。
SGちゃんは仕事が忙しくて、飲みに来る暇もないとか。
「忙しいうちが花だよ」
と慰めにもならない声をかけておきます。
あれこれと話題が出るのですが、盛り上がりかけたところに、OKちゃんがしゃしゃり出てくる。
そのせいか今日はお客さんの回転が速い。
皆さん1時間ぐらいで、そそくさと帰ってしまいます。
まあ、お店にとってはこれで良いのかも知れませんね。
おや、コロちゃんもお帰りだそうです。
相変わらず良く飲み、よく食べて、串も山盛り。
これは「たこ八」一番の上客ですね。
お母さんの出してくれた葉生姜なんか、ものの10分で完売しましたから。
ここでようやくジンちゃんが到着。
「遅いじゃない」
人が遅く来る時は早く帰って、早く来た時には遅く来るんだから。
なんてタイミングの悪いヤツなんでしょうかね。
いろいろと積もる話もあるんですが、間にOKちゃんがいてはそれは叶わぬ夢。
相も変わらず暴走を続けています。
SGちゃんも呆れて帰り、ビール4本目に突入したOKちゃん。
「そうだ町屋庵を呼ぼう」
携帯を取りだして、町屋庵さんを呼び出します。
町屋庵さんは電話には出たものの、まだ仕事中で、とても出ては来られないという。
私も無理矢理電話に出されるが、うるさくて、さっぱり分かりませんでした。
(町屋庵さん、ご迷惑おかけしました)
私もそろそろ定量を過ぎたので、これを機に失礼しますか。
「ジンちゃんまた会おうね」
早く帰って、キムタクでも見るか。
2008.05.27 Tuesday
静岡人の性格とは
静岡人の性格とは
この間友人と話していた話題に、静岡人の性格というものがありました。
その結論を一口に言いいますと、新しもの好きで、飽きっぽい、ということになります。
新しくお店がオープンすると、当初は大人気になります。
それでほくほくしていると、一通りのご来店が済んだあたりから客足が遠ざかる。
一度行くと気が済むんでしょうか、二回目の足取りがなかなか重い。
ここを乗り切れれば長続きするが、それがなかなか難しいようです。
話題になっていたお店が、ふと気になって行くと、いつの間にか閉店している。
そんなことがよくあります。
静岡で行列が出来るのは、宝くじ売り場と、パチンコ屋だけだという説もあります。
実際に静岡人は行列が大嫌いです。
これは見栄を気にする、静岡気質もあるんでしょうね。
東京あたりで行列に並んでいても、まず顔見知りに出会うことはありません。
しかし静岡は狭い。
並んで待っていればまず、どこかで見た顔だと、何人かがこちらを見ます。
それがどうも恥ずかしいんですね。
これは老舗のお店に多いんですが、常連が威張りすぎるということがあります。
貸し切りならばそれも良いんですが、他にお客さんもいますから困ってしまう。
ご主人と仲のいいのは、悪くはありませんが、表に出さない方がよろしい。
本当の老舗店というものは、限りなく新参者に優しい店でもあります。
良い点もあります。
静岡人は割り込みをしません。
順番はしっかり守ります。
他人を押しのけてでも、という意識はほとんど無い。
嬉しい反面、覇気がないという短所でもあります。
でも、そんな静岡人を、けっこう気に入っています。
2008.05.26 Monday
回答です
前回の回答
問い 1から1億までの数字の中で、3の倍数か、3の付く数字になる確率はいくらか。
答え 71.3% になります。
こうなってきますと、アホの方が本流になってきますね。
ちなみに、1から千まででは、51%
1から1万まででは、56%になります。
話は変わりますが、「プロ野球 セ・パ交流戦」にちなんで、テンプレートを替えてみました。
期間限定ですので、終了次第、元に戻す予定です。
今年は欲張りません。
なんとか五割で乗り切ってくれれば大満足ですね。
とは言うものの、先日のソフトバンク戦では九回ツーアウトからの大逆転。
こんなに強くて良いのかなあ!
2008.05.24 Saturday
アホになる確率
アホになる確率
最近大人気のお笑い芸人で、「世界のナベアツ」さんというお方がおります。
持ちネタの、「3の倍数と、3が付く数字」の時だけ、アホになるという芸で、売れまくっているようです。
上手く考えたもので、この条件を満たす数字はけっこう多いのですね。
さて、ここからが数学的な問題になります。
まず、
問題1
1から10までの数字を適当に選んだ場合、「アホになる」確率はどれくらいでしょうか?
答え
全体は、10通り
条件に合う場合は、3、6、9、の3つだけなので、確率は 30% になります。
十人十色とよく言いますが、10人いればアホも3人いる計算になります。
問題2
1から100までの数字ではどうなるでしょうか?
これがけっこう難しい計算になります。
数えた方が早いぐらいですね。
結果だけ示しますと 45%でした。
人はたくさん集まるほどアホが増える傾向にあるようです。
例えば、クラスの人数が40人だとします。
この場合、その中にいるアホの割合は、なんと52%になります。
さて、問題です。
1から1億までの数字ではどれぐらいの確率になるのでしょうか?
日本の人口くらいになりますとまたまたアホが増えてくるようです。
回答は後日。
2008.05.23 Friday
たこ八にて
今日は水曜日。
仕事を終え、毎度お馴染みたこ八に向かいます。
今週の月曜日は、雨がひどくてご無沙汰しているので、水曜日は欠席出来ませんね。
引き戸を開けて覗くと、おや、一杯ですね。
入り口付近は、7人ほどの若者の団体客がずらっと占領していて、オカアサンは慌ただしく準備をしている。
忙しいせいかちっともこちらに気づいてくれない。
常連さんもいないので、どうしようかと思案投げ首の私。
仕方なく待つこと20秒ほどして。
「おや、いらっしゃい」
ようやく気づいてくれたが、さて座る場所はどうしようか。
「奥が空いてるよ」
一番奥の角、混み合ってきた時の専用席に転がり込んだ。
隣にはサラリーマンの二人連れが座っていて、少しばかり詰めてもらう。
「ジンちゃんがよろしくって言ってたよ」
「もう顔も忘れたなあ」
「Mちゃんが、金曜日に来たよ」
「まだ生きてたのかい」
「Yさんが、今度合おうって」
「偉くなると、愛想も良くなるねえ」
いかんいかん、今日は初めからお怒りモードだ。
「人に優しく、自分に厳しく」
あわてて自らに言い聞かせる。
お馴染みのキリン一番搾りで一人乾杯。
うーん、いつもに増してこの苦みが、人生の機微を感じさせるなあ。
オカアサンが焼いてくれた「鮪の付け焼き」に舌鼓を打つ。
「こんばんわ」
おや、S先輩がやってきた。
どうも足取りがおぼつかないようだが、尋ねると
「今日は3時から飲んでるんだ」
お子さん関係で、一仕事を済ませ、一息ついたところだという。
「ご苦労様でした」
ねぎらいながら、合わせて乾杯する。
さて、どうもオカアサンの機嫌が悪い。
その理由ははっきりしていて、売り上げが伸びないのだ。
大体たこ八はサービスが良すぎるきらいがある。
高いお通しはもちろん無いし、紙パックの烏龍茶は無料で飲み放題。
静岡割りのお茶も、梅割りの梅干しだって、料金は取らないのがきまりです。
そこが良心的なんですが、それを知らないお客もいるから困ります。
かく言う私も、売り上げに協力しない、下客なんですが、目安として1時間に千円以上はと心がけています。
ここで隣の二人組がおあいそ。
「千二百円です」
これではオカアサンの顔が渋くなるのも無理はない。
若者7人組も、お酒は飲まないは、おでんは食べないはで、ただうるさく喋っているだけ。
たぶんどこかでしこたま呑んできたのだろうが、喫茶店代わりにされてはお店はたまりませんね。
「こんちは」
おや珍しい、SGさんだ。
最近見かけないと思ったら、お酒を飲む気がしなかったんだという。
なんでもお酒を飲むのは、今日が今月初めてだという。
どうりで世界も平和だったわけだ。
何時も通りにガガーっと凄い勢いで飲んで、あっさり帰っていった。
「こんにちは、久しぶり」
遅れて、シンチャンがやってきた。
いつもながらのすさまじい食べっぷりで、ようやくオカアサンが愁眉を開く。
この辺りで時間は1時間半の経過。
そろそろおいとまの時間ですね。
「月曜は早めに来るよ」
言い残してたこ八を後にしました。
2008.05.22 Thursday
転職出来ない
転職出来ない
テレビのCMを見ていて、たまに首をかしげることがあります。
まあどうでも良いことですが、果たして私がおかしいのか、世間がおかしいのか。
最近気になるコマーシャルは、電車が走っていて、「転職出来ない」と歌うものですね。
コマーシャルの提供者は「○○コー」という会社で、恥ずかしながらよく知らないが、派遣業者なんだろうか。
列車が敷かれたレールの上を走るのは当たり前のことで、他の道を走ることは出来なくて当たり前だ。
万が一電車が転職して他の道を走ったら、これは大惨事になる。
会社としても、しっかりレールの上を走って欲しいし、転職などしてもらっては大いに困る。
派遣業者についてはよく知らないが、派遣業者の社員(と言うのか?)になれば転職出来るのか。
派遣される会社が違っていても、同じ「派遣社員」という職業ではないんだろうかな。
いや待てよ、よくある求人情報業者なのかもしれない。
ネットで検索してみましたが同じような名前があれこれとあって、結局分かりませんでした。
そうすると現在職業に就いている人に、転職を勧める会社なんでしょうかね。
しかし、どう見ても列車に転職を勧めるのは無理な話に思える。
「もっといい仕事を」
「もっと稼げる仕事を」
「もっと楽な仕事を」
人間の欲望は果てしなく、きりがないが、現在の仕事に生き甲斐を探すというのもまた、一つの選択なんじゃないのだろうか。
「転職出来ない」のは決して悪いことではないと、私はそう思います。
(このセリフ、「世界の○○」みたいになりました)
「敷かれたレールを走るだけ」
良いじゃないですか。
一つの仕事をやり遂げると言うことは、立派なことだと思います。
しかしCMのうたい文句にこうして使われるということは、転職が良いことなのだという世情なんですかねえ。
それについては未だに疑問に思っています。
よく、隣の庭は広く見えると言うけれど、それはそれで苦労があるんですよ。
2008.05.21 Wednesday
近代将棋
「近代将棋」誌 休刊
将棋に興味のない方にとっては、どうでもよいことなんでしょうが、ある月刊誌が休刊することになりました。
その名は「近代将棋」といいます。
私は将棋のファンで、少年時代から長く本誌を購読してきていました。
合計して20年ほどは定期購読していたと思います。
それが最近3年ほどは購読をやめていました。
大趣味の将棋でしたが、自分自身があまり指さなくなってきていて、興味が失せてしまったのです。
将棋ファンの私すら購読をやめてしまうぐらいの、衰退期ですので、読者もかなり少なくなっていたのでしょう。
ついに今月をもって休刊となってしまいました。
まあ、私の影響などもちろん関係ないのですが、寂しいですね。
これで将棋専門誌は、将棋連盟発行の「将棋世界」だけとなってしまいました。
応援のためにもたまには購読しなければと思います。
しかし、NHKの「将棋の時間」もビデオに撮ったまま、何本もたまっているし、将棋も指さないままです。
さて、最近「テレビ静岡」で「ハチワンダイバー」という将棋をテーマにしたドラマが始まりました。
興味本位で見てみるとこれがなかなか面白い。
分かりやすいように、将棋専門の分野はかなり誇張されています。
かなり現実を歪曲した造りなのですが、それがまた良い雰囲気を出しています。
内容はと言うと、「真剣師」の物語です。
いわゆる「賭け将棋」の世界で、私自身は体験したことがありません。
麻雀と違って、将棋は賭けなくても面白いというか、賭けないのが当たり前ですからね。
将棋が衰退した原因は、なんと言ってもテレビゲームでしょう。
将棋は相手がいないと出来ませんが、テレビゲームは一人でも出来るからです。
将棋というのは意外と残酷なゲームで、勝ち負けでトラブルになりやすいんです。
他人との交流を苦手とする現代人には、テレビゲームの方があっているんでしょうね。
でも、そこを克服してゆくと真の人間関係が生まれてくるんですが、現代の子供はそれが出来なくなっています。
将棋の基本は「相手を敬う」事だと言った将棋棋士がおります。
勝つことの嬉しさと、負けることの悔しさ、そしてそれを越えてゆくこと。
人生には色々な体験が必要です。
そういえば、我が母校の将棋部、最近頑張っているかなあ。
写真は「近代将棋」創刊号(復刻版)です。
昭和25年の創刊でした
2008.05.20 Tuesday
杏花苑@小黒
杏花苑@小黒
静岡市内未食店を尋ねるシリーズ、最新店です。
この店、恥ずかしながら初めて入りました。
以前からお店のあるのは知っていて、そばを何度も通ったことがありますが、なかなか入る機会がありませんでした。
仮にも「静岡ラーメン」と名乗っているのですから、少なくとも旧静岡市内のラーメンについては、全店食べて見ようというのが、この企画ですね。
さて、月曜の正午を少しばかり過ぎた時間、お店にたどり着きました。
お店に入りますと、7人ほどが掛けられるカウンターには、3人が並び、向かいのテーブル席にも一組が座っています。
さっそくカウンターの左端の席に座ることにします。
ちょうどお店が混み出してきたかげんでしょうか、店員さんは忙しそうに働いています。
「いらっしゃいませ」
オバサンがお冷やを出してくれます。
ちょうど私の席のすぐ左に冷水器があって、そこで汲むのですが、そのあと水を汲むたびに、頭の上方に気配を感じて、居心地が悪いです。
「ラーメン(500円)お願いします」
「はい、ラーメン一丁」
お昼時とあって、次々とお客さんが入ってきます。
注文も、麻婆豆腐、焼肉小ライス、杏花麺(野菜アンカケ麺)など、様々です。
ここはランチメニューがないようで、あれこれ作るのは大変ですね。
さて、待つことしばし、ラーメンの登場です。
いわゆる普通の中華やさんのラーメンですね。
スープはアブラ少な目のあっさり醤油味。
具は、大ぶりのチャーシュー1枚で、これは結構食べ応えがあり、作りもしっかりしていて気に入りました。
さらには、ナルトにメンマが入っています。
このメンマは少しショッパイかな。
麺は細麺のストレートで、スルスル食べられます。
取り立てて特徴はないものの、毎日でも食べられそうなラーメンですね。
あっさりと完食して、お店を後にしました。
最近では、小麦など原料費も上がり、燃料代もバカにならないといいます。
その中でも小規模の飲食業者は、さらに大変だと思いますが、頑張って下さいね。
2008.05.19 Monday
群衆の中のロビンソン
群衆の中のロビンソン
江戸川乱歩 著
本を手に取る時、一番先に目に止まるのはその題名です。
小説やエッセイを書く時に、その表題が決まれば、半分以上は完成したものだ、と言う人もいるぐらいに大切なものです。
私の場合でも、よい題名が思い浮かんだ時は、上手く書けるような気がします。
それほどに題名の与える印象というのは、強いものなんでしょうね。
さて、この本ですが、良いタイトルだと思いませんか?
「群衆の中のロビンソン」
一見しただけで、どんな話なのか手に取ってみたくなります。
著者の江戸川乱歩さんは、言わずと知れた探偵小説家。
少年探偵団や、怪人20面相でもお馴染みです。
乱歩の作品は結構読んでいて、その話は尽きないのですが、それは置いて。
本書は乱歩のエッセイ集です。
「群衆の中のロビンソン」はその中の一話で、なんと昭和10年の作品です。
この中のロビンソンはもちろん、ロビンソン・クルーソーであって、孤独を象徴した人物です。
イギリスの、アーサー・マッケンの自伝小説に「ヒル・オヴ・ドリームズ」というものがあります。
それは一年ほどのあいだ、ロンドンの下宿屋でロビンソン・クルーソーの生活をした記録だそうです。
一年の間を、下宿の一室での読書と、瞑想と、それから毎日の物言わぬ散歩とで過ごす。
友達はむろん無く、一年の間にたった一度、行きずりの淫売婦から声を掛けられた時に短い返事をしただけ。
それが他人との交渉の唯一のものだと言います。
その話を取り上げた乱歩は、自分自身を
「都会の群衆にまぎれこんだ、一人のロビンソン・クルーソー」
だと言っています。
思えば乱歩は、現代人の孤独を、かの時代に予言していたのかも知れませんね。
2008.05.17 Saturday
ストレス解消
最近のストレス解消は、もっぱら「100円ショップ」です。
今更ながら、女性がなぜショッピング好きなのかが、段々分かってきました。
物を買うという行為は、人間本来の欲望である所有欲を満たしてくれるわけで、実によろしい。
今日は何となくむしゃくしゃしていて、気分が優れない。
そんな時は100均に直行。
あれこれと迷った挙げ句、えーい全部買っちゃえ。
かごに一杯詰め込んでも、千円札でお釣りが来ます。
どうせ些細ながらくたばかりなんですが、袋一杯になった戦利品を持って帰るのは、気持ちの良いことです。
こんなところに狩猟民族の血がたぎるんでしょうか。
中には結構な掘り出し物もあったりして、これもまた嬉しくなります。
昨日は、
(どうもマウスの調子が悪いなあ)
と思っていたら神の思し召しなのか、100均の特設コーナーに「光学マウス」が埋まっていました。
こんなの初めて見ました。
しかもたった1個だけ、奥にあったんです。
さっそく掘り出してレジに向かいます。
家に帰り、接続してみると、当然ながらうまく作動してくれて大助かり。
中には買ったものの、封を切ることもなくそのままゴミ箱行きといったケースもありますが、それはそれでいいものです。
私の場合ハズレは食料品に多いようです。
珍しそうなものがあるとつい買っちゃうんですから、無駄も多いわけですね。
安い物にはそれだけの理由があって、ちゃんと賞味期限が短い。
極端なものになると、買ったその月には食べ切らなくれはいけなかったりします。
こんなのは間違いなく廃棄処分に向かいますね。
最近では商品も段々と進化してきて、ただ単に安いだけでは売れなくなりました。
そのために、色々な工夫を凝らしたものが多く出てきて、これも面白い。
してみると私も完全にオバサン化してしまったようです。
いや、これはオバサンが悪いという意味ではありませんので、悪しからず。
2008.05.16 Friday
光が見えない
光が見えない
ようやく光通信に参入することを決めました。
まあ、もっぱら趣味でパソコンを使っているので、ADSLで十分なんですが。
たまたま来たセールスマンが、「タイガースファン」だったので、つい乗ってしまったわけです。
なんたって、我がタイガースは快進撃の真っ最中。
それをおだてられると弱いのは、何とも仕方がない。
「まあご祝儀と思って、入りますか」
今まで頑なにセールスを拒んできたのは、一体なんだろうかという感じで、契約してしまいました。
その工事予定日が昨日。
午後1時から始まって、2時間ほどだと言うので、その間はパソコンも使わず、待機していました。
お昼過ぎにまず来たのは、インターネット接続のサポート役の業者。
あれこれとインストールをして、後は工事が完了した頃にまた来ますということで帰っていった。
しかし、肝心の工事業者が来ない。
遅れること1時間半、ようやく工事が始まった。
てきぱきとやっているので、のんびり見ていたら、いつの間にかいなくなっている。
3時半を過ぎ、こちらはもう出かける時間だ。
ようやく作業車が帰ってきて、どうしたのか尋ねると
「配線が不十分のようで、確認中」
とのこと。
結局時間切れで後を託して、家を後にする。
仕事を終えて、午後8時の帰宅だ。
サポートの業者は、ご丁寧に車で待っていた。
さっそく事務所に上げて、配線の方はと見ると、あれ、中止になっている。
「すいませんね、配線ミスだそうです」
がっかりして帰っていった。
メモもないし未だに連絡はない。
果たして光が開通するのはいつになる事やら。
2008.05.15 Thursday
すがい@ランチ
すがい@常盤町
「すがい」と言えば、言わずと知れた高級鶏料理店です。
午後6時からの営業では、ブランド物の高級地鶏(すがい鶏)を美味しく食べさせてくれる。
さすがに足繁く通うには敷居が高いが、たまには贅沢して、ここの焼き鳥を堪能したいものです。
さて、お昼時は休んでいるお店が多いこの飲食街ですが、たまにはランチ営業のお店もあります。
ここ「すがい」でも、以前「しばらく」と言う名前で、ランチ時のみ旨いラーメンを食べさせていました。
静岡には珍しい博多ラーメンで、なかなか本格的な逸品でした。
しかし都合により、いつのまにか休業していたものの、復活して今度は別のラーメンを出し始めたと聞きます。
そこでランチ時に駆けつけると、時間は11時30分。
まだお店は開いておりません。
あたりをブラブラして暇つぶしをしていると、ご主人が白いちょうちんを手に、外に出てきました。
ようやく開店のようです。
「開いてますか」
「はいどうぞ」
さっそくお店の中に入ります。
通路は細長く、お店も狭いので、足元に注意しながら進むと、おや、ワンちゃんが歩いています。
たぶんご主人にペットなんでしょうが、人なつこくて、あちこちをウロウロしています。
入り口すぐの左手には小上がりの座席がありますが、一人客なので奥のカウンターに行き、端席に座ります。
5人ほどの席で、一番奥には同業者らしき方が座っていて、ご主人となにやら雑談をしています。
さてメニューはと見ますと、これは
「本鮪丼(味噌汁付き)500円」に3つのランチセット850円のみです。
本当はラーメンだけをいただこうと思っていたのですが、一番客でもあり、セットにしました。
ラーメンと「本鮪丼」のセット(Aセット)です。
他には、チャーシュー丼とのセットもありました。
「ラーメンです」
まずはカウンター越しにラーメンが差し出されました。
これは以前のトンコツとは違って、醤油味が加わった、トンコツ醤油のスープですね。
コショウを振って、スープからいただきます。
これはじっくり煮込んだスープの味が、なかなかに印象的です。
濃厚で、脂っ気も多く、手間を掛けているなあと感じさせます。
具には、薄切りの叉焼が3枚に、メンマ、キクラゲ、ノリ、ナルトと賑やかで嬉しいです。
それに合わせる麺は中細のストレートで、噛みごたえのある腰の強い麺です。
「鮪丼です」
差し出された鮪丼は、小ぶりの丼ですが、大盛りのご飯に刻み海苔を散らして、鮪のぶつ切りがドカンと乗っています。
お店の中が暗いので、はっきりとは分かりませんが、中トロに近い部分や、剥き身も混ぜられています。
端には練りワサビが付いていて、これを混ぜながら醤油を掛けていただきます。
いや、ランチ時には申し分ない上等の鮪ですね。
量もかなり多く、かなりの食べ応えがあります。
鮪が新鮮で、脂の乗りもよいので、サクサクと食べられますね。
ラーメンに鮪、意外なようですが、これはこれでけっこう美味しく食べられます。
しかし、さすがに完食するとお腹はパンパンになってしまいました。
お店は相変わらず若いサラリーマン連中に大人気のようで、お客さんも増えてきました。
「ごちそうさま」
お勘定をすると、サービスカードをくれました。
10回で1杯が無料というサービスですが、お腹が苦しいので、挑戦の機会は限られますね。
苦しいお腹を抱えながらお店を後にするのでした。
2008.05.14 Wednesday
労働無き富
労働無き富
曾野綾子さんのエッセイに、こんな話が出ていました。
ガンジーが残した言葉の中で、幾つかの忌むべき物を挙げていたのですが、その中で「労働無き富」という文字が頭に残りました。
「額に汗して働く」
良い言葉だと思いますが、現在では時代遅れなんでしょうか。
最近の風潮は、はなはだ安易に流れておりまして、いわゆる
「楽して、大金の入る仕事がいい」
そんな考え方をする若者が多いようです。
そりゃあ銀行強盗ぐらいでしょう。
とうっかり言うと、冗談ではなく、実際に犯罪まで犯してしまうんだから、恐ろしいもんです。
健全な富というの物は、それに相当する労働に対して受け取るべきだというのが、ガンジーの考え方なんですね。
私のつたないブログにも、毎日のようにトラックバックが付きます。
中には「何もしないで月収ウン十万の秘密」
とか、怪しい儲け話が書いてあります。
こんなんで本気にして、引っかかるアホがいるのかいな、といつも思うんですが、そのアホのおかげで成り立つ商売もあるわけでして、困ってしまいます。
最近の若者が、辛抱や苦労を毛嫌いするのは、それに慣れていないからだという説があります。
少年少女時代から、過剰に守られて育ってきたので、苦しさや辛さに耐えられない。
これは少子化の影響も大いにあると思われます。
可愛い一人っ子を、両親に加えて4人の爺婆がちやほやと甘やかせ放題。
少しでも危険が近づくと、大慌てで追い払いにかかる。
その結果がもろに現れて、苦労に耐えたり、辛抱したりという動作をしないで、すぐに逃げてしまう。
結局仕事は長続きせず、いわゆるフリーター止まり。
まあ、フリーターでも働く気持ちがあるうちは良いのかもしれませんが。
「身を粉にして働く」
などはもはや死語になってしまいました。
軽重にかかわらず、きちんとした労働をして、それ相応の富を得る。
ささやかな報酬であっても、それは清々しいものでになります。
「儲けた者勝ち」
と言った方がいらっしゃいましたが、果たして本当に勝ったんでしょうか。
人生に必要なのは、愛と、勇気と、サム・マネー。
僅かばかりのお金で十分です。
2008.05.13 Tuesday
なんでやねん
長野での聖火リレー
見えたのは警戒のガードだけ。
どうにもこうにも成果が見えませんでした。
オリンピックの懸念
中国人
「チベット」の支配が問題です。
日本人
「チケット」の手配が問題です。
「あたかも」で例文を作れ。
冷蔵庫にたぶんバターがあたかもしれない。
インサイダー取引
人に隠れて、影で清涼飲料水を売買すること。
目からウロコが取れる。
おまえの目には何枚ウロコが入ってるんだ。
目で魚飼ってんじゃないのか?
2008.05.12 Monday
5月度例会
毎度おなじみ5月度の例会です。
今回は記事を大幅に手抜きして、写真のみ並べてみました。
こういうのが楽で良いなあ(笑)
まずは神秘な光をたたえる、「煮込み」
かなり食べ尽くした後の物です。
具沢山の野菜サラダで、食べ切れません。
シメにはビビンバ風の特製混ぜご飯。
珍しく日本酒です
私には少し甘口すぎました。
もちろんワインもあります。
どうもごちそうさま。
2008.05.10 Saturday
辰金@東草深
辰金@東草深
この店、ひと昔もふた昔も前にはよく行ったものですが、ここ10年ほどはご無沙汰しています。
自宅からは歩いて行ける距離で、今回も徒歩で向かいました。
それというのも噂の「おふくろの味定食」というヤツを食べたかったからです。
最近は色々なテレビ番組にも出て、結構有名になりつつあるとか。
まあ、地元民としては嬉しい限りですね。
この店のある長谷通りも、昔からの商店が次々と閉鎖されてゆきます。
そのあとが空き地になり、駐車場や住宅に様変わりしてゆくのは、時代の流れなのでしょうか。
飲食店も少なくなっていますが、その中で頑張っているのは、この「辰金」さんや「山惣」さんです。
お店の前は車2台ほどが入れる駐車場になっています。
「こんにちは」
ちょうど正午過ぎの混み合い時とあって、店内はほぼ満席です。
幸いにカウンターが空いていたのでそこに座ります。
隣には20代ぐらいのお兄ちゃんが、雑誌を読みながら、定食をつついています。
3人の注文は、「うな重の上(2000円)」、「ソースカツ丼(900円)」そして私の「おふくろの味定食(850円)」でした。
カウンターの向かい側が厨房で、5人ほどが忙しく働いています。
おや、若旦那(といっても、もういい年のオヤジですが)が相変わらずてきぱきと働いていますね。
忙しい盛りなのでご挨拶は遠慮しておきましょうか。
お客が出ていったと思ったら、また次が来るといった感じで、超満員の大盛況です。
次の客は席が無く、入り口で待っています。
この辰金さんにはたくさんのメニューがありますが、その中でも「おふくろの味定食」の人気は高く、三分の一ほどの人がこれを頼んでいました。
「うな重の特上って、どう違うの?」
「それは中にもう一切れ入っているの」
お客さんとの会話も、面白いですね。
さて、「うな重の上」がようやく出てきました。
次は「ソースカツ丼」で、肉はロースを選びました。
お肉は厚く、かなりボリュームがあります。
続いて出てきました「おふくろの味定食」ですが、これはまた量が多いです。
ご飯とお味噌汁、漬物に加えて、おかずの小鉢が5品も付いています。
いずれも量が充分あって、合わせると大変な量になってしまいます。
その5品はというと
まず、カツオのタタキを乗せた野菜サラダで、ポン酢が掛けられています。
次は、厚揚げと大根の煮物で、大根は中までしっかり味が染みこんでいます。
3つ目は、ナスとピーマンの味噌炒めで、これも軽めの味付けです。
そして、ヒジキと油揚げの煮物は、おふくろの味定番の一品ですね。
最後に控えしは、ポテトサラダで、懐かしの魚肉ソーセージが見え隠れしています。
この5品が、小鉢いや中鉢に十分な量が盛られているので、見るだけで圧倒されます。
それに比べるとご飯の盛りは少ないのですが、それで充分になってしまいます。
味付けはいずれも薄口で、これなら「お酒のつまみ」としていただきたいような気がします。
この「ご飯抜き」で晩酌をすれば、十分なつまみになって、満腹になりそうですね。
しかし、やはり量が多すぎます。
苦労しながらようやく食べきりました。
大盛りのサービスは嬉しいんだけれど、やっぱり適量で良いんではないかと思います。
帰りがけに後ろの席の老夫婦が食べていた後を見ますと、半分以上が全て残されたままでした。
(もったいないなあ)
量を減らした「ハーフ版」を100円引きぐらいで出せばいいのにと余計なお節介です。
さて、相変わらず大混雑の店内ですが、隣のお兄ちゃんはとっくに食べ終えたというのに、今だ読書に熱中しています。
すでに器は下げられて、お茶もお代わりを数回しています。
細かいことは言いたくないんですが、お昼時の混雑時分は、やはり常識の程度で、席を譲り合うことは必要ですね。
食べ終わって小休止し、依然と読書中のお兄ちゃんを後目に、お店を後にするのでした
2008.05.09 Friday
なんじゃもんじゃ
なんじゃもんじゃ
近くの公園に「なんじゃもんじゃ」の白い花が満開です。
静岡市内でもこれほどたくさんの花が咲いている場所は少ないのではないでしょうか。
なんじゃもんじゃ
といっても馴染みのない方もおられるかもしれませんので、少々ご説明をさせていただきます。
正式名称は「ひとつばたご」といいます。
それが何故「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになったかといいますと、設置されている看板には「水戸黄門」様のお話が書かれています。
ご存じ黄門様が、珍しい木を見つけて、村人に
「この木はなんという木じゃ?」
と聞いたところ村人は、聞き取れずに
「なんじゃもんじゃ?」
と聞き返したものを、その名前と勘違いした黄門様は
「そうか、なんじゃもんじゃであるか」
と納得したという話です。
そこからこの名前が付いたと言います。
まあここら辺は色々と伝承もありますし、おもしろ可笑しく伝えられていることなんでしょう。
白い綺麗な花が満開を過ぎて、はや散り始めています。
傍らではご老人の方々がお花見をしていて、カラオケまで歌っているという、のどかな風景です。
花を愛でる心がある者には、時間が平和に過ぎて行く。
気が付けばもう初夏ですね。
2008.05.08 Thursday
恵比寿の参ぼん@七間町
恵比寿の参ぼん@七間町
たまには家族揃って居酒屋に行こうと、連休中の街中に繰り出しました。
さすがにゴールデンウィークのまっただ中、通りも混み合っています。
最初は別のお店を目指したのですが、あいにく満員。
そこでこの「和み居酒屋 恵比寿の参ぼん」に転がり込みました。
「いらっしゃいませ」
お店にはいると正面右手が厨房で、7席ほどのカウンター。
その反対側には4人掛けのテーブル席が2つ並ぶおなじみの配置です。
あいにくテーブル席には先客が占めていて、迷っていますと。
「お二階へどうぞ」
そうか、2階もあったんですね。
「さっきお電話いただいた○○さんですか?」
「いや、違いますが」
不思議なことに、このセリフはこの後何回も聞かれました。
2階に上がると、そこには座卓が何席か並んでいる。
先客は一組で、老人の男女4人組だが、これがまた賑やかですね。
そういえば最近、どうも居酒屋が五月蠅すぎるように感じます。
まあ、居酒屋の過半数が「たこ八」通いなんで、比較してしまうのかもしれません。
すぐにビールと突き出しが出てきます。
料理をあれこれと目一杯頼みますが、混雑してきたのか、なかなか出てきません。
そうこうしているうちに、2階席もほぼ満席に近くなってきましたが、結構繁盛しているお店です。
やがて軌道に乗ってきて、続々と運ばれてきました。
その中では、「ぶりカマ塩焼き」が絶品でした。
大皿にドカンと盛られていて、そのボリュームにはびっくりです。
これは焼くのに時間がかかるわけだ。
当店名物の「温玉つくね」も美味しくいただきました。
お決まりの日本酒を頼んだのですが、ぬる燗の具合もよろしい。
「ごちそうさま」
満足してお店を後にしました。
2008.05.07 Wednesday
桃太郎侍
桃太郎侍
山手樹一郎 著
図書館に行ったら文庫本の新書が出ていたので、思わず手に取りました。
テレビでの「桃太郎侍」は高橋英樹のはまり役ですが、原作が山手先生だとは知りませんでした。
しかも長編時代小説全集の第1冊目というから、有名なんですね。
さて、本編の主人公は「右田新二郎」といいます。
年齢は25才、気はやさしくて力持ちという、根っからの善玉。
踊りの師匠で実は女スリという、粋なおねえさん板東小鈴。
彼女の災難を助けた時に
「桃から生まれた桃太郎」
と名乗ったがその名のおこりでした。
その桃太郎、実は讃州丸亀城主若木家の若殿である、若木新之助とは双子の兄弟。
訳あって、親から離れ一介の浪人として育った桃太郎。
育ての乳母の死を機に、ぶらりと市中に現れて悪人退治。
さらには貧乏長屋の居候として転がり込み、子供相手に無料の寺子屋をはじめる。
しかしいつの間にか、そのお家騒動に巻き込まれゆきます。
そしてこの桃太郎、強いの強くないのといったらまあ、凄いものです。
山手先生の時代小説は、善玉悪玉がはっきりしているので、安心して没頭出来ます。
読み始めたら止まらない面白さで、分厚い文庫もあっという間に読みきりでした。
実は、「遠山の金さん」もこの文庫に入っていて、こちらも読んでしまいました。
やはり日本人は時代小説ですねえ。
2008.05.06 Tuesday
Z@二回目の訪問で
Z
今回は都合により店名を伏せておきます。
例によっておなじみの「鹿島屋」で一杯やった後の帰り。
友人が「モツ鍋」を食べたいというので、2号店に誘われました。
あまり乗り気がしなかったわけは、以前尋ねた時の接客が悪かった記憶があるためです。
「モツ鍋」が看板で、若い者向けのメニューが受けたのか、なかなか繁盛しているようです。
いつの間にか2号店まで誕生していました。
ところで前回の訪問は半年ほど前でした。
入り口で指示どうりボタンを押して待っていたが、誰も出てこない。
声を掛けるとようやく中から、若い店員が出てきました。
開口一番
「予約はされていますか?」
「いえ、していません」
「満席なので、予約でない方は入れません」
何とも無愛想な応接だった。
これがこの店のシステムだというのならそれでいい。
お客を断るということは、かなり勇気の要る事なのだと言うことを、この店員は理解しているのだろうか。
その時は素面だったので、静かにお帰りしました。
さて、結構アルコールの入っている今回はどうでしょうか。
2階にある新店に行きます。
入り口をくぐって受付に進み
「3人ですが」
そう告げると、開口一番
「下の店で言われて来ましたか?」
どうやら下の1号店で満席になると、2階に回されるようだ。
「いや、ここに最初に来たんですが」
「しばらくお待ち下さい」
ほんとによく待たせる店だ。
幸いにも今回は空席があったようで、座敷に案内される。
店内はそれほど混んでいるようには見えなかった。
料理は看板のモツ鍋を選び、「磯自慢」で乾杯する。
モツ鍋はけっこう美味しくて、満足しました。
追加で取った馬刺もいけるし、お値段も良心的なもので満足しました。
そうしてみるとことさらに、接客の不備が目に付きます。
中に入ればいいお店なんだけれどなぁ。
2008.05.05 Monday
生きていること
生きていること
喜びは光
全ての物を照らし、輝かせる
怒りは火
正しくコントロールしないと、自らを滅ぼす
哀しみは雨
止まない雨はなく、やがて命の芽吹きがある
楽しみは風
吹かれているだけで、気持ちが良い
すべての感情は、生きているあかし
2008.05.03 Saturday
硫化水素
硫化水素
このところ悪い意味で有名になってしまった「硫化水素」です。
調べてみるとこれが結構毒性の強いガスで、驚きました。
硫化水素と言えば、「卵の腐ったような匂い」として有名ですが、分かりますでしょうか。
この匂いはゆで卵の黄身の匂いと言った方が良いかもしれません。
これは卵の黄身のタンパク質に含まれる硫黄原子が反応して生じるものです。
こちらの方はほんの少しですから全く問題はありません。
では何故このような自殺が大流行してしまったのかというと、「死生観の欠如」じゃないかと思います。
現代の若者たちは「リセット」文化なんでしょうか。
「嫌になっても辛抱する」、と言うのが従来の考え方なんですが、彼らは「嫌になったらリセットする」のが当たり前。
いとも簡単に人生のリセットボタンを押してしまうんですね。
テレビゲームならそれも良いんですが、生命という物はそんなに軽くはないわけでして、心が痛みます。
今日のニュースでは警察もようやく重たい腰を上げて、ネット上での規制や削除を求める通達を出しました。
今回の流行については、生化学に無知な、生半可の知識を持った人物が関連しているように思います。
私自身は書き込みの実物を見たことがないし、探してみようとも思いませんので、ここからは推察です。
なんでも、「簡単に楽に死ねる」というのが大流行のきっかけだそうですが、とんでもない。
大体、「楽に死んだ」人間が、書き込み出来るはずがない。
死んでもいないし、それを見てもいない人間が、勝手に想像しているだけです。
自分は自殺など出来ないので、他人を煽って様子見をしているような感じがします。
ところで、一般に「毒ガス」による死は、「高濃度」でない限り、かなり苦しむと言われています。
実験室のような環境で、高濃度の薬品を使い、発生させた場合であれば、これはあり得ます。
しかし、家庭の浴槽で、しかも濃度の薄い溶液を混ぜますから、じんわりと発生することになります。
だから、ジワジワと苦しくなってきて、天国に行くのも、鈍行列車で行くことになります。
敢えて書きますと、死に顔も酷く、とても見られたものではないといいます。
おまけに、同居人や同じ建物の他人まで巻き添えにしてしまう。
まさに迷惑千万です。
「毒ガス発生中、開けるな」
誰が考えたのか、間抜けな文句の限りです。
死んだ後まで、他人に迷惑を掛ける「硫化水素自殺」
その危険性については、きちんと教えて行かなくてはいけません。
最近は危険な物から子供を遠ざけるという対応が多くなりました。
怪我をするといけないからナイフを持たせない使わせない、という教育です。
しかし、怪我をして初めてその危険性がわかると言うこともあります。
はれ物に触るように、曖昧にぼかして伝え続けたから、ますます興味を持つ者が増えたという事はないのでしょうか。
どのように危なくて、どのように悲惨なのかをしっかりと報道しないと、興味本位の哀れな犠牲者が、ますます増えてゆくような気がしてなりません。
この安全性と危険性については、正確に伝えることが必要です。
それについては、入浴剤の成分などにも、きちんとした表示が必要になるでしょう。
場合によっては市販の硫化物については、一部使用禁止の処置を取ることが必要になるのかもしれません。
業者にとっては頭の痛いことですが、現状を見ればいた仕方のないところでしょう。
人殺しの道具にまで使われるのでは、硫化水素も浮かばれません。
2008.05.02 Friday
清見そば@やっぱりこれ
清見そば@やっぱりこれ
今日のランチは久しぶりに「清見そば本店」に決めた。
最近おしかりの言葉が多いのだが、いわく
「ラーメン放浪記」とは名ばかりで、居酒屋部門の方が多いんじゃないか。
アホな話ばかり書いとらんで、ちゃんとラーメン屋巡りをしろ。
そんな声がちらほらと聞こえてきました。
でも、言い訳がましいですが、静岡市内で未訪問の店は、もはや遠方の店ばかりなんです。
老骨に鞭打って自転車を飛ばすのもまた一興ですが、最近はパワーも下降気味だしなあ。
かといってよほどのことがなければ同じ店の記事も書きたくない。
決してラーメンを食べていないわけではないんですが、記事にならない場合が続いていました。
(そういえば、清見そばのラーメン、まだ写真を撮っていなかったな)
そんなわけで今回は毎度おなじみの清見そば本店です。
お昼時は凄い混雑なので、少しばかり早めに到着しました。
11時40分の店内は3分ほどの入りで、ゆっくり座れます。
客層はご近所の方や、ネクタイを締めたサラリーマンが多い感じです。
さて、今回の注文ですが、やっぱりこれですね。
「ラーメン(450円)と小ごはん(100円)下さい」
「ラーメン小ご飯ねーー」
お冷やを出してくれたオネエサンが、良く通る声で調理場に告げます。
いつ来てもこのオネエサンは、てきぱきとしていて良いですねえ。
「いらしゃいませ」
「ありがとうございました」
明るい声が飛び交って実に気分がいいです。
こういう接客は昔ながらでもあり、見ていても気分がいいものです。
ラーメンの味の半分ぐらいはこの雰囲気が作っているんでしょうね。
さっそく「小ごはん」に「漬物」と「お茶」がトリオで登場しました。
いつもながら出てくるのが早いです。
そして、ラーメンも3分かからない具合で出てきます。
さっそく胡椒をぱらりと振り掛けていただいます。
どうですかこの細麺、そしてこのスープ。
相変わらずの出で立ちに敬意を表しながらも、スルスルといただきます。
ここのラーメンにはご飯が似合いますね。
ラーメンとご飯を交互にいただき、合いの手にお漬物をつまみます。
このスープの味がご飯にもぴったりなんですね。
さすがにお蕎麦やさんらしく、動物系の脂っ気はありません。
ホントしみじみ旨いなあ。
出てくるのも早いしお客さんの食べるのも早いので、この店の回転は実にスムーズです。
後から後から駆けつけるお客さんが、ドンドンとさばけてゆきます。
「ごちそうさま」
いやあ何時食べてもここのラーメンは美味しい。
まさに
「美味い、早い、安い」を地でいっていますね。
2008.05.01 Thursday
たこ八@謎の漢詩
昨夜のたこ八。
暖簾をくぐって中に入ると、おや珍しい美人人妻のRちゃんが一人で飲んでます。
さっそくお隣に鎮座させていただきます。
「今さっきジンちゃんが帰ったとこだよ」
相変わらず素早い男だ。
お久しぶりのご歓談にお酒もはずみます。
隣に座っているカップルは、なんと新婚3日目だとか。
大先輩のRちゃんは、一生懸命に夫婦生活のレクチャーをしている。
それは良いけど、結構生々しいもんですな。
私、私は黙って聞いてます。
早帰りのジンちゃんも、あれこれと心構えを指導していたとのことだが、これは教師が悪いね。
さて、たこ八の壁に不思議な物が。
なにやら漢字が並んでいる。
作者は、「川知庵」という人物らしいが、どこかで聞いたような名前だ。
気になる方はぜひ現物を調査していただきたい。
「これお土産に持ってって」
オカアサンがアルミホイルと箱を差し出す。
お土産をホイルに包んでしっかり持って帰りました。
そのお土産とは、これです。
なんだか懐かしい味だなあ。
ごちそうさまでした。
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