2004.11.23 Tuesday
とろろラーメン「遊里郷」
今日は小春日和の休日、散歩がてら丸子に行って来ました。
国道一号線を渡り、大鈩を登っていくと、さすがに涼しさを通り越して、肌寒い山道。
今年は暖冬のせいで、山肌は紅葉もなく、もみじが一二本赤くなっているのが目立つ。
モリアオガエルで有名な誓願寺を過ぎ、暫し行く。
正午前に着いた「遊里郷」は、休日なのに空いていて、
奥座敷にお年寄りのグループがいるだけ。
窓際のテーブル席に腰掛け、「とろろラーメン」700円+「おにぎりセット」200円を頼む。
この店は「ふるさと活性化事業」の一環として作られたそうです。
それで、地元特産品の「自然薯」を使ったとろろ定食850円や、「地鶏唐揚げ」が人気。
しかし、日本広しといえども、とろろを「とろろ汁」の形で入れたラーメンは、他には無いでしょう。
ここでハプニング発生。なんとお店の方が、私の知り合いで、しかも妻の同級生であることが判明。
しかも、静岡新聞の記事を見てくれていて
「こんな田舎には来ないでしょうねって、話していたんですよ」とのこと。
いや、恐縮です。世の中狭いなあ。
張り紙があり「11月28日をもちまして、リニューアルのため来春まで閉店します」
えーっ、危なかった。来週来てたら大無駄足だった。これも巡り合わせなのかなあ。
さて、ラーメンですが、和風のあっさりとしたスープに、とろろ汁が掛かる。
中央にウズラの生たまごと刻み海苔。他には一切なしのシンプルな一品です。
麺はウェーブのある細麺で、とろろを絡めてズルズルッといただく。
単調なんですが、滋味のあるラーメンです。
「とろろラーメン」と言うと、なにか下手物風に見えますが、意外と合います。
「おにぎりセット」は、赤米と、もち米を混ぜた赤いご飯。
小さめのおむすびにゴマをあしらい、海苔で巻いたものが2個。
小鉢には牛すじの煮込み。このコンニャクは手作りですね、よく浸みてます。
漬け物は千切りにした沢庵で、けっこうスッパイ。
なるほど、地場産品を生かした、特色のある組み合わせになっているんですね。
帰り道の途中で買った「手造りコンニャク」150円をお土産に、丸子路を後にしました。
2004.11.22 Monday
サブちゃんに怒られた
さて、ご存じ「たこ八ラ−メン同好会」
3月のラ−メンツア−は、ズバリ東京遠征です。
川、浅 両名は 名前も恥ずかしい「青春18切符」を携え、
鈍行列車で、東京へと向かいました。
中央線に乗り換え お茶の水で下車、目指すは神田神保町。
楽器店が多い通りで、直ぐにふらふらと入りたがる浅ちゃんを
その度に叱りつけながら、目指すお店へ。
大通りを、一つ外れた細い路地。並ぶ行列その先に、赤いのれんの店
それが、「さぶちゃん」です。
(余談ですが、向かいの店が「まっちゃん」でした)
昭和41年オ−プンの老舗で、「半チャンラ−メン」元祖として
知られています。11時半開店で、現在12時12分。
行列は全て中年男性で我々の前に9人。
最後尾に付くも、進まないんですね。常連と見える人は傍らの新聞を
広げながら、時間を潰している。時々、女性が列と店を見回しながら
通るが、気恥ずかしいのか、列には加わらない。
なぜ行列が進まないのかは、後ほど判明する。とにかく狭い店だ。
カウンタ−7席のみ。全てを取り仕切るのが、白髪頭のさぶちゃん。
洗い物や補助をするおばさんと、2人での切り盛りだ。
30分待って、ようやく店に入る。
さて、ようやく席に着いた私に、大事件が起こるのです。
テ−ブルの上には、前客の食べ終えた、ラ−メン丼と皿にコップ。
さり気なく、おばちゃんを見ると、投げ掛けるような視線。
思わず、片づけに手を出しましたね、ワタシ。その途端に
「仕舞いになっちゃうんだよ」
いきなり、さぶちゃんの大声が響く。
慌てて、出した手を引っ込めましたね。
「あのね、あんたが手を出すでしょ、ワタシの手とぶつかる」
「でね、ガラスが割れて、ここのス−プに入る」
「これでお終い。店閉めなきゃならないの」
「だから、中途半端に、手出すんじゃないの」
蕩々と、怒られましたね。もう冷や汗だくだく。
しかし何で、はるばる東京まできて、しかも行列までして
大声で叱られなきゃならないの。 トホホ。
紆余曲折の末、出てきました「半チャンラ−メン」600円。
細めの麺が浮かぶ、和風がかった醤油味。
うまい!ス−プがいい。
さっぱりとしてコクがあり、昆布とカツブシのダシが生きている。
流行の豚骨ス−プとは全く異なる、純東京ラ−メンだ。
具は、メンマとチャ−シュ−1枚のみ。シンプルさが良い。
さらに、チャ−ハンも、さり気なく作られているが、
濃いめの醤油味で、細切れのチャ−シュ−が嬉しい。
これで今時600円。驚きの安さだ。
お客は全員、ラ−メンの求道者と化し、無言で啜っている。
食べ終えた容器は、しっかりと重ねて、店を出る。
ありがとう!さぶちゃん。
2004.11.15 Monday
ラーメン花月−3
前回までのあらすじ (しつこいね)
「ニンニクげんこつ」を武器に、世界制覇をもくろむ
ラ−メン花月。迎え撃つわが「たこ八」軍団だが、先鋒
「A」「K」は、玉砕。続く「O」「S」も序盤の優勢を持ち堪えられず
敗退寸前。絶体絶命のOソロに、天の救いが!
「俺のに チャ−シュ−が入ってない」
起死回生の、一発が飛び出したのだ。
「これ、お女中 ちと こちらへ」
「お客様、何でございましょうか」
「つかぬ事を伺うが、みどもの連れがおかしな事を 申してな」
「おかしな事とは」
「なに大したことではない。もそっと近う寄れ」
「はい」
「ほれ、このみそラ−メン、確かに大きなチャ−シュ−が2枚入っておる」
「は」
「しかるにじゃ、此方の丼にはノリが大盛り。」
「どっかんノリの、トッピングにございます」
「分かっておるわ。じゃがのう、これ、この通り 肝心のチャ−シュ−が
い、一枚も見当たらぬのじゃ」
「ま、まことにございますか」
青ざめる店員。かさに掛かって攻め込む悪代官。
「まさか ラ−メンの命 チャ−シュ−を忘れるとは。天下の
ラ−メン花月ともあろう者が、そんな事をするはずがない」
「ええ」
「お主の勘違いじゃ、もちっと良く探せと、先ほどから諭しておる」
「しかし、いっこうに見つからんのじゃ」
「さようで」
「探し疲れて、麺が伸び伸び。え−気色悪いわ」
「し、しばらくお待ち下さい」
慌てて、調理場に駆け込む女店員。ふんぞり返る悪代官。
その時 仲裁に出てきた店長は、高島弟そっくりの好青年。
「お客様、申し訳ございません」
悪代官が、黙って突き出す袖の中に、
「これをお納め下さい」
と、おずおず差し出す 山吹色の物が3つ。
「おおっ、こ これは」
「お詫びのチャ−シュ−でございます」
「い、一枚多いぞ。しかもメンマが大盛り」
「今後とも、花月をよろしく」
「う−ん、お主も悪よのう」
「は、は、は、は 」
と言うわけで、一件落着でした。
暇な方は、一度行ってみてね。
2004.11.15 Monday
ラーメン花月−2
前回までのあらすじ
「ニンニクげんこつ」を武器に、世界制覇をもくろむ
ラ−メン花月。その野望を粉砕すべく、わが「たこ八」
軍団は 「A」「K」 両隊員を派遣したが、あえなく玉砕。
この最強部隊を退けるとは、恐るべしラ−メン花月。
善後策を、練る「たこ八」軍に、とんでもない助っ人が!
と言うわけで、今日もたこ八で飲んでいますと、ラ−メンには
(それ以外でも)うるさい あの人が
「ニンニクげんこつみそラ−メン」 と突然つぶやき始めました。
その人こそ、「たこ八」の ハン・ソロ こと「O」隊員です。
今夜はカレ−南蛮をキャンセルして、ぜひとも対決すると、頼もしい
一言。早速お供に 「チュ−バッカ S」 を連れて、現場に向かいました。
前回の失敗を教訓に、早速の「サ−ビス券」攻撃で先制。
「K」はどっかん卵、Oはノリ、Sはキャベツで、三位一体のコンビネ−ション
だ。おお ソロは、例によって おね−ちゃんに下品ビ−ムを放っているぞ。
挙げ句の果てには、生ビ−ル(小)3連打攻撃だ。
一気に王者「ラ−メン花月」を追いつめたが、敵もさるもの、サルモネラ菌は
気を付けてね、ニンニクげんこつみそラ−メン登場だ。
あれほど威勢が良かった ハン沖が、黙り込んでしまった。
なんと、丼一杯にノリが縁取ってある。箸を付ける場所が見当たらない。
ノックアウト寸前の ソロ、このまま海の藻屑と散るのか。
頑張れ!ソロ隊員!
奇跡はそのとき起こった、丼を探るソロ隊員が、恐るべき事実を
発見したのだ。
「俺のに チャ−シュ−が入ってない」
これは、致命的なミス。一気に攻勢に出る、「たこ八」軍、勝利は
目前か!
と期待を持ちつつ、次回に続く。
2004.11.15 Monday
ラーメン花月−1
ラ−メン花月
お元気ですか?
昨日、A川さんと行って来た 「ラ−メン花月」の報告を一つ。
キャッチフレ−ズが「にんにくげんこつラ−メン」
ちなみに「げんこつ」とは、豚の足の骨のことです。
その名の通り、こくのある、背脂がどっさりと浮かんだス−プでした。
場所は、清閑町で 国道1号沿い。これもラ−メンの有名店「豚豚」の向かいと言
う、
何とも大胆不敵な出店。これは自信の現れか。
出向いたのは午後7時半で、店内はかなりの混みようでした。
入り口横の券売機で、「ニンニクげんこつラ−メン」 620円を押す。
すかさず店員に「カウンタ−ですか、テ−ブルですか」 と聞かれるのは
開店直後というのを割り引いても、感じがいいと思う。
席に着くと、お冷やとサ−ビス券が出された。10枚綴りで、100円の
トッピング (卵、ワカメ、ニンニクなど) がサ−ビスになるものだ。
まず水がうまいのに感心する。何となく味にも期待が持てそうだ。
パンフレットには、全国チェ−ン店と書かれている。200店ほど出していて、
専門誌で、何度か見たことがある。静岡市では2店目の急成長店だ。
待つほどに、ラ−メン登場。
丼を皿に載せた、背脂タイプに独特のスタイル。丼の縁にも背脂がどっさり
と 付いている。具は2枚のチャ−シュ−、メンマ、ノリ、卵半分。
何はともあれ、胡椒を掛ける。
おや、A川さんそれ、掛けすぎじゃないですか。
さすが、ペッパ−フリ−クは凄いね。 30回は振ってました。
麺は太めのストレ−トで、歯ごたえあり。こってりしたス−プに
合っている。
ス−プを一口。 こくのある、いい味だ。かすかにニンニクの風味がする。
あまりくどくないのが良い。最近静岡市内に増えてきた「背脂タイプ」
その中でも、上位に入るだろう。
チェ−ン店は、開店後しばらくすると味が落ちる事が多いが、
この店は、そうならないことを祈りたい。
なお、営業は深夜12時までだそうです。
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