2009.10.31 Saturday
欲という
欲という 悪魔が耳を またつまむ。
人間だれにでも欲というものがあります。
これがありすぎるとギスギスした人生を送ることになりますが、なさ過ぎるのも枯れてしまって面白くない。
聖人君子の極みに達すれば、そんなもの全く気にならないんですがそこは凡人。
抑えているようでたまにむくむくと欲望のタネが芽生えてきます。
最近世間を騒がせている話題と言えば、「34歳の女」ですな。
真相はやがて見えてくるんでしょうが、いやはやもの凄いことになりそうです。
何しろ彼女に現金を渡した男性が、4人も亡くなっているといいますから尋常ではない。
その死因が、練炭による一酸化炭素中毒、火災による焼死といずれも関連性がありますから、素人目にも怪しく感じられます。
お酒に混ぜた睡眠薬で眠らせたところに、締め切った場所で多量の練炭を焚く。
まあよくも思いついたものですな。
直接手を掛けるわけではないので罪悪感が少ないのかもしれませんが、れっきとした殺人です。
それにしても今どき珍しい「練炭」ですからなぜ足がつかなかったのか、そこが不思議でもあります。
事件の裏には現代のストレス社会では、いつ誰が自殺しても不思議では無いという潮流があったんでしょうか。
ただ遺書もないのに現場の状況から自殺になってしまうというのも、おかしい気がしますね。
「料理が得意です。優しい人と出会いたい」
独身で、交際や結婚を真剣に考えていた被害者は、女の言葉にコロリと騙されていたのか、彼女には大金が動いていたといいます。
これって一昔前は加害者が男性で、被害者はか弱い女性というのがお決まりでしたが、時代は変わるものです。
それにしても現代では「草食系男子」が多いといわれますが、どうしてそんなにも男性が弱くなったのか、私には分かりません。
さて、ネット社会になって、見ず知らずの相手に対しても様々な接点が出てきました。
その中で、ネットを飛び交う情報には不確実なものが多いということを、あらためて意識しなくてはならないと感じました。
匿名の情報や、意見には不確かなものがかなり含まれています。
その中から取捨選択して歩いて行かなくてはいけないんですね。
現実と電脳世界の狭間で、遭難しないようにどちらに舵を取るのかがこれからの課題になりそうです。
2009.10.30 Friday
古典酒場8
古典酒場8
またもや出ました「古典酒場」の最新号です。
今回の特集は「日本酒酒場」で、東京都内の日本酒の美味しい居酒屋さんを紹介してくれます。
さすがに東京は居酒屋さんのメッカで、まだ知らなかった居酒屋さんもたくさんありますね。
実はこの本の編集局が主催で、お酒飲みが集まってわいわいと騒ぐ催しがあります。
それを「古典酒場ほろ酔いトーク」といいまして、かれこれ4回実施されていました。
その第5回目が来る11月1日日曜日に東京の市ヶ谷で開催されるんですが、それに私も参加する予定です。
なんといっても、一日に3回連続しておこなうんですから凄いですね。
第1回が正午から2時間で、これは女子会だそうです。
第2回は3時から5時までで、これは初心者向け。
私は初心者なのでこの会に参加します。
第3回が6時から8時までで、こちらは上級者向けです。
内容はといいますと
「初心者向けと上級者向けのお店、それぞれの楽しみ方を呑み歩きながらビデオで紹介するという趣向を更に進化させました」
酒飲み話を、「ホッピー飲み放題」でお聞きするという趣向です。
はたして生きて帰れるや否や、そのレポートにご期待下さい。
追記
キャンセルがあって、まだ若干名の参加が可能だそうです。
ご都合のよろしい方はお急ぎ下さい。
2009.10.29 Thursday
岳陽楼@両替町
岳陽楼@両替町
今日のランチは新店にやって来ました。
最近出来たお店で、「岳陽楼」といいます。
看板は「静岡初の中国湖南料理」といいますが、かつて何軒かあったような気がするのは私だけでしょうか。
まあそれはともかく、お店は両替町通りから1本入った小さな通り沿いで、割と見つけにくい場所です。
入り口の前にはランチメニューが飾ってあります。
日替わりランチが2種類。
他にもいろいろありますね。
お店はビルの地階にあって、狭い螺旋階段を下ってお店にたどり着きます。
「いらっしゃいませ」
お店は左手に調理場とそれを囲むカウンター。
正面はテーブル席になっています。
お客さんはちらほらと入っていますが、一人なのでカウンターの端席に座ります。
店員さんは若い女性で、調理人も若い男性が二人いました。
いずれもあちらの方のようで、会話は中国語でした。
カウンター前にあるランチメニューを見ます。
あの日替わりランチは780円なんですね。
ただ、写真やサンプルがないと、分かりにくいかもしれません。
なお、単品の「ラーメン」というのは無かったように記憶しています。
ラーメンをメインで食べたいので、一番格安な「ラーメン定食(580円)」を注文しましたが、はたしてどんなセットなんでしょうか。
これも写真か簡単な説明が欲しいところですね。
気になるのは「豚骨ラーメン定食(680円)」です。
これは「本格派中国湖南料理」にはふさわしくないような気がしますが、どうかなあ。
調理は手際よく、すんなりと「ラーメン定食」が出てきました。
ラーメンにご飯と小皿に「ナスの天ぷら」が二枚、モヤシのピリ辛味付けがおまけでした。
ラーメンは、あっさりとしたスープで美味しいです。
具にはチャーシュー1枚にメンマ、茹でたモヤシが乗ります。
麺は細麺のストレートで適度に歯応えもあり、茹でかげんは上々でしたる
ただモヤシは水洗いが不十分で、薬品臭が残る出来だったのが残念です。
麺のボリュームは十分あって、ライスと合わせればお昼ご飯には十分でしょう。
難点を言えば、おかずが寂しいので、ピリ辛モヤシの代わりにザーサイか漬け物を付けてくれたらご飯が食べやすいんですが。
全体に薄味なので、スープをおかずにご飯というのも食べにくい感じがしました。
とはいえライスまで完食して満腹になりました。
繁華街のランチでこの値段ならじゅうぶんだと思います。
次はメインの「湖南料理」をディナータイムに試してみたいと思います。
ちなみに、店名の「岳陽楼」ですが、その由来は
宋の范仲奄(はんちゅうえん)の名文「岳陽楼記(がくようろうのき)」から出た言葉ですね。
その中の名文がこれ
先天下之憂而憂
後天下之楽而楽
民衆が心配するより先に心配し、民衆が楽しんだ後に楽しむ、ということです。
種明かしをいたしますと、箸入れの紙の裏にこの漢文が書いてありました。
そんなうんちくをさりげなく相方に教えてあげるために、皆さんお友達をお誘いになってはいかがでしょうか。
2009.10.28 Wednesday
谷川浩司九段
谷川浩司九段
将棋棋士の谷川浩司九段がこんなことを話していらっしゃいました。
本当に強い棋士とは、研究者であって、勝負師であって、さらに芸術家でないとダメだ。
この三つがうまくミックスしてバランスが取れていないと、本当に強い棋士にはなれない。
トップ棋士であるから、当然様々な局面を研究していなくてはいけないし、その奥も深いものがあります。
しかしただ研究をしているだけでは、勝負に勝つことは出来ないというのも当然の理ですね。
相手があって初めての勝負なので、研究された手筋ではなく敢えて未知の分野に踏み込んでゆく勇気もまた試されるのだといいます。
しかしそれで勝てるのかというとまたこれが違うんです。
目先の勝ちにこだわるばかりに、つい大局を見失ってしまうと極みに立つことは出来ない。
利害関係、勝敗を越えた境地にまで達して行かないと、その地位を保ってゆくことは出来ないのだそうです。
将棋棋士というのはもちろん職業ですから、勝敗が直接収入に関わってきます。
プロ棋界に君臨する大名人であったとしても、成績が悪くなればどんどんクラスが落ちて行きます。
いったんクラスが落ちてしまうと、それを再び這い上がるのは至難の業になります。
ですから、勝負には絶対に勝たなくてはいけない。
しかし最後のところになって勝ちが見えてきた時に、手を誤る棋士が多いのも事実です。
歴史的な大逆転勝利、番狂わせというのも勝負事には良くある話です。
その大事な場面になって、勝負を楽しめるのかどうかというのが大きく響いてきます。
勝負でなく芸術として楽しめるかどうかというものが、最後の決め手になります。
よく「下駄を履くまで分からない」といいますが、まさに勝負は最後が肝心ですね。
最近の将棋界は若手が伸び悩んでいるようですが、早く「羽生世代」を追い越すような新人が出てきて欲しいと思います。
もちろん谷川九段も応援していますよ。
2009.10.27 Tuesday
どらやきの丸かじり
どら焼きの丸かじり
東海林さだお 著
丸かじりシリーズついに30冊目です。
またまた図書館で見つけてしまいました。
2009年の6月30日発行ですから、今度は間違いなく最新刊ですね。
相変わらずの文体でサクサクと読めます。
でも、さすがにネタも尽きかけて来たようで、途中から話の展開が読めてしまう回も出てきます。
まあその辺りは長年の愛読者ですからそうなってしまうんでしょうがね。
まず最初の回が、「にょろるワンタン」
実は私ワンタン大好きです。
しかし最近は「第二美濃屋」さん以外でこれを食べたことはありません。
メニューに「ワンタン」の書いてないお店も多くなりました。
食べるお客さんも少ないのかな。
学生時代、飲んだ帰りに小腹が空いた時など、商店街の途中にある中華屋さんで、「シメのワンタン」を食べたのが懐かしいです。
そうだ、「ラーメン放浪記」もそろそろネタが尽きかけたし、次は「ワンタン放浪記」もいいかな。
ワンタンならカロリー低そうだから、メタボ対策にもいいか。
中には食べ物とあまり関係のない回も入っています。
それが「カレセンブーム異聞」です。
なんでもこのところ「カレセン」がブームだそうです。
(これが書かれたのは2008年です)
カレセンのカレは「枯れる」でセンは「専科」、全訳すると「枯れたオジサン専科」ということらしいです。
その解釈はといいますと
「ほどよく油っ気が抜けている」
「一人の時間を持てあまさない」
「さりげなく物知り」
「ペットは犬よりネコが好き」
「路地裏が似合う」
「ビールは缶より瓶」
「人生を逆算したことがある」
「金や女を深追いしない」
などなどだそうです。
有名人で「カレセン」に該当する方の名前が挙げられています。
藤村俊二、児玉清、市村正親、蟹江敬三さんなどが代表といいますから、渋いですね。
でも一年経過した現在ではほとんど忘れ去られている感じです。
このあたりもカレセンらしくていいのかな。
ちなみにこの「カレセン」度、結構私に当てはまっているので、私も枯れたオジサンを目指したいと思います。
2009.10.26 Monday
ラーメン八ちゃん@東新田
ラーメン八ちゃん@東新田
最近ラーメン激戦区に変身しつつある東新田地区ですが、今日はその中でも古株のお店にやってきました。
お馴染み静岡市内の未食店を訪ねるシリーズです。
実は最近愛車のママチャリが故障しまして、古いやつを整備したところなので遠出は少し不安なんです。
5年ほど乗っていた自転車ですが、突然後輪が空回りしてしまい、乗れなくなりました。
フリーホイールの具合が悪くなったんでしょうが、これは素人には無理と決断して乗り換えました。
修理に出すという手もありますが、元々安い品物なので修理代の方が高くつきそうです。
それはともかく、無事に安倍川橋を渡って東新田に着きました。
通りの右側に見える朱色の看板、これが「ラーメン八ちゃん」です。
さっそく中に入りましょう。
入り口正面が調理場で、そこに向かってカウンターが7席ほどあります。
さらにはテーブル席が広がっていて、意外に広いお店だと思いました。
ご主人は年輩の方で女性が一人、たぶんご夫婦で経営されていると思います。
ただいま12時5分過ぎぐらいというゴールデンタイムですが、先客はサラリーマン風の男性がお一人だけでした。
コップに冷たい麦茶とおしぼりを出してくれます。
「ラーメン(500円)」お願いします。
ご主人が鍋に火を入れ麺を茹で始めます。
チャーシューはそのたびごとに切り出しているようで、これは好感が持てますね。
待つほどもなくほんの3分ほどでラーメンが出来上がりました。
「おまちどうさまです」
カウンター越しに出てきたラーメンは、なかなか特徴があります。
まずは丼が平たい「反丼」で、最近は珍しいですね。
見映えは良いんですが、レンゲがないのでスープが飲みにくいです。
500円にしては具が多く乗っています。
まずは、大ぶりなチャーシューで、これは美味しかったです。
ナルトにゆで卵が半分、茹でたモヤシに、ワカメそしてノリです。
メンマが乗っていないのが寂しいですが、これは贅沢と言うものでしょう。
スープはやや濃いめで、これはごく普通です。
麺は中太の黄色い縮れ麺で、茹でかげんはぴったりでした。
でも、返す返すもスープが飲みにくい。
これならレンゲをもらえば良かったか。
そう思ってとなりのサラリーマンさんをちらっと見ると、あれそこにはレンゲが付いています。
ただし、この丼には全く合わない民芸調の木のサジでした。
このレンゲは嫌いなんですね。
涙をこらえて丼から直接スープをいただきました。
となりのサラリーマンさんの食べていたラーメンは、お会計が700円でしたから「チャーシュー麺」だったのかもしれません。
高いラーメンにだけレンゲが付くのかな。
あっさりと食べ終えて、お店を後にします。
「ありがとうございました」
結局他にお客さんは入らず、広い駐車場も空っぽのままでした。
こういうお店ですと、近くに大型店が出てきては苦しいでしょうね。
どうぞ長く頑張っていただきたいと思いました。
2009.10.24 Saturday
わかりやすい方が
わかりやすい方がいいけれど 人生は分かりにくい
人生って何だろうと考え追い求めるものではなく、そのままに歩むことが人生。
あまり好きでない言葉に、「自分探しの旅」というやつがあります。
まあ、二十歳ぐらいの若者なら、そんなに文句はありません。
でも、いい年をした大人にこう真顔で言われると、思わず引いてしまいます。
そんなもん探して何になるのか。
たぶん見つからないだろうけれども、見つけたらどうするんだろうかと、不思議な気持ちになりますね。
逆に、見つけてしまうとその先の人生がつまらなくなってしまうということは無いのでしょうか。
見えないからこそ価値があるのであって、見えてしまえばそれはがらくたに変わってしまうのかもしれません。
人生とは恋人のようなものであって、ミステリアスな部分があるからこそ愛おしい。
いくら追いかけてもたどり着けない夜空の星と言っては大げさでしょうが、人間未来は分からなくても過去は分かります。
40年も50年も歩き続けていれば、そろそろ見えてくるものがあるはずです。
それは言葉に出来なくてもかまわないわけでして、もちろん確かめなくてもよろしい。
何も分かるものがすべて正しいとは限りませんし、分かろうとするのが良いとも限らない。
探すんではなく、確認するというのが当てはまっているような気がしますが、さてどうでしょうか。
僕の前に道はない、とおっしゃったのは高村光太郎さんですが、見えないようでいて本人には見えているんだと思います。
遠くかすかに見える光に導かれて、旅を続けてゆくのもまた一つの人生なんでしょう。
ちなみに「たびびと」は旅をする人
「たびにん」は、博徒、香具師など、渡り歩く人の意だそうです。
そういえば「人生旅の途中」という歌がありましたが、なかなか良い歌ですね。
2009.10.23 Friday
電気がまは最高
電気がまは最高
と言いましても、私ではなく正真正銘の「電気釜」のお話です。
話は遡りますが、8月のとある日。
我が家にやってきたのが、この「電気釜」いや「電気炊飯器」です。
大げさではなく、その日から我が家の食卓が変わりました。
それまでは恥ずかしながら「電気釜」なんかと、小馬鹿にしておりました。
家電製品の売り場で探すのも、割安で長持ちすればいいと思っていました。
ご飯を炊くのに、どんなメーカーのどんな商品でも、そう大差があるはずはない。
そう思っていましたから、もちろんこんな凄い商品があるとは全く知りませんでした。
この「電気炊飯器」ですがご存じのように、「パネルクイズ・アタック25」のトップ賞としていただいたものです。
実は「電気炊飯器」か「電子レンジ」かを後で選べるようになっていました。
電子レンジに手が伸びかけたんですが、ちょうど我が家の「電気釜」さんの調子が悪い時でした。
その時は
(何で電気釜がこんなに高いんだろう?)
そう思っていましたから、賞品でなければ絶対に購入することのない商品ですね。
何しろ通常の販売価格では6万円以上もしますから、常識的には高すぎます。
はがきの「電気炊飯器」をチェックして投函し、しばらくしてその時がやってきました。
まずはその正式名称ですが、なかなかいかめしい説明があります。
正式名称は「ダブル真空圧力IH」といい、このダブルが凄いんですね。
当然のことに、内釜だってそんじょそこらのものとは全然違います。
「一品削り出し厚釜 謹製大発熱鍛造5mm 強磁性ボロン&銀&ダイヤモンドチタン」
ガンダム顔負けの単語がずらりと並んでいます。
そんな内釜はキラキラ光っていて、とても炊飯器とは思えません。
保温機能(最大保温時間): ダブル真空美白保温40時間
あれこれと秘密がありますが詳しくはこちらをご参照下さい。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0905/kaden009.htm
さっそく試しにご飯を炊いてみました。
一口ほうばって、驚きました。
我が家のお米はごく普通の安いお米です。
それが実に旨いご飯に大変身しているんですね。
これはまさに感動ものです。
なんでもお米を炊く前に、器内を減圧してお米の中に水分を吸収させてから炊くんだということなんです。
感動の秘密をメーカーの東芝さんにお聞きしました。
(以下は記事よりの抜粋です)
「初めチョロチョロ中パッパ」、おいしいごはんを炊きあげるコツとしておなじみの言葉だが、これまでの炊飯器では、「初めチョロチョロ」の過程において、軽く熱を加えつつ米の内部に水を浸透させていた。
ただこの方法では、水の浸透という点である一定レベルでの壁があったそうだ。米の表面部分はしっかりと水が浸透するが、表面に水が浸透すると、“膜”のようなものが米の表面にでき、中心まで水がなかなか届かないというのだ。
おいしいごはんを炊くには、この壁を破り、中心部分まで均等に水を吸収させる必要がある。そこで出てきたのが「真空」というキーワードだった。
真空にすれば、米内部の空気が外に追い出され、そこに水が浸透する。長時間、ぬるま湯に米を浸していても、水分を吸収しているのは外側だけ。真空を使うことにより、はじめて、米の芯まで均等に水を浸透させられる、という理論だ。
理論はともかく実際に旨いんだから仕方がない。
毎日美味しいご飯が食べられる幸せ、皆さんにも味わって欲しいです。
同じ電気がまでも、中には凄いやつもいるという、電気がまによる電気がまの賛歌でした。
2009.10.22 Thursday
200パーセント大丈夫
200パーセント大丈夫
たまに耳にすることがあります。
「それで大丈夫なんですか?」
「大丈夫、100パーセント間違いない」
「いや、120パーセントどころか200パーセント大丈夫だ」
こんな言葉に限って信用できないものがほとんどです。
大体、不安があるから大丈夫なのかと聞かれるわけで、その時点で100パーセントに達していないことは明白です。
自分が絶対の確信を持っていれば、そこにパーセントなどという言葉が出てくるはずもなく、不安だからこその上乗せになります。
論理学的には、自身に矛盾を含む命題は正しいと言えないことになりますから、「200パーセント」というあり得ない数字が出てきた時点で、この言葉は嘘だということになってしまいますね。
したがって自分で、これは正しくないと言っているようなものです。
ある説に依りますと、100パーセントを超える分はマイナスになるそうです。
つまり「120パーセント大丈夫」というのは「20パーセントぐらいは不安がある」という心理的な上乗せを表しているんだとか。
そうすると、「200パーセント勝利します」というのは「絶対勝てません」と同じ意味になります。
というか、あり得ないことを確率にする時点で胡散臭いことが見えてしまいます。
つまり、自身の発言に根拠がないという印でもあるからです。
まあ重箱の隅を突っついてゆくと、いろんな矛盾が耳に障るんですが、もう一つだけどうでもいいことを書きます。
「それ以上でもなければ、以下でもない」
という表現を良く耳にしますが、国語的にはどうあれ数学的には大間違いです。
たとえば、「1以上でもなければ、1以下でもない数」という物はありません。
もちろん「1」でもないことになります。
これは「空集合」を示しますから、「何も存在しない」ということを示すことになります。
とはいうものの、慣用句ですし、広く用いられている言葉ではありますので、論理学的な意味で押し切るつもりはございません。
国語的には強調する言葉なんでしょうが、耳にするたびに違和感を感じるのは私だけでしょうかね。
おまけの一句
オシドリも永と別れに みな涙
日本人の亭主の鑑です。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
2009.10.21 Wednesday
東京通本
東京通本
ミーツ・リージョナル別冊。
このシリーズ、気になってつい買ってしまうんですね。
まさに上手い企画が売り物の東京シリーズです。
今回は「ターミナルの向こう、ゴキゲンなとなり街」ということで、マイナーな街を特集しています。
野方、十条、小岩、鐘ヶ淵、立石。
こう続けば、どんなねらいなのかが何となく分かってくるかと思います。
普段はなかなか知ることの出来ない、地元の情報が興味深く並べられています。
これはまさに、東京アドベンチャーですね。
面白そうなお店が満載なので、次回の東京訪問では探し回ってみようかと思います。
それにしても東京は広いもんです。
色々なお店があって、考えられないような商売が成り立っている。
この本にも出ていらっしゃいますが、歌舞伎町に「東郷建」さんのお店があるのを知りました。
その名も「BAR・東郷建」ってそのままじゃないですか。
ここの名物が、フランス産の砂糖大根で作ったという焼酎「パリ野郎」です。
開店が午後9時というのがネックで、これは泊まりがけでないと行けません。
現役の打ちに一度は尋ねてみたいお店ですが、敷居は高いですね。
2009.10.20 Tuesday
再見@馬淵
再見@馬淵
さてたこ八さんを出て、いよいよ本日のメインイベントです。
といってもラーメンを食べるだけなんですがね。
ところが、このお店だけは、行くのに少しばかり勇気がいります。
いくら図々しい私でも、たった一人でしかもシラフだとしたら絶対に行く気にはなりません。
そのお店の名は「再見」といいます。
このお店の伝説を述べたら、両手両足指折り数えてもまだ足りないほどという、ものすごいお店ですね。
私もそのいくつかは知っていますが恐ろしくて言葉に出せません。
したがって、かなりアルコールが入った状態でないと踏み込む勇気が出ないんです。
今日は2軒も回ってしこたま飲んできましたから、もう鬼に金棒です。
国道を越えて進み、あまりひと気のない馬淵の通りを行きます。
目の前にほんのりと浮かぶ、小さな看板を見つけました。
それでも少しとまどっていると、偶然一人のお客さんがお店に入ってゆきます。
これ幸いと、その後に続いてお店に入りました。
お店は入り口右手に調理場、それに面して細長いカウンターというシンプルで狭い作りです。
他にお客さんはおらず、先客はカウンターの右端、私は左の端に席を取ります。
私の目の前の座敷は普通の居間のようで、脱ぎ散らかした衣服が雑然と散らかっていました。
昔は娘さんがいらしたんですが、今は年輩のご主人がお一人でやっていらっしゃるようですね。
40代ぐらいの男性の先客が、「和風ラーメン(1100円)」を注文したので、私もそれに便乗します。
それにしても他にお客さんがいらして良かった。
このご主人と二人っきりでしたら息が詰まりそうなところでした。
お客の男性もこのお店は久しぶりらしく、あれこれ懐かしそうにお話をしています。
もちろん私はそれに口を挟まず、せいぜい相槌を打つぐらいにとどめておきます。
それにしてもこの親父さんは良く喋りますね。
喋りながらも品物の方は順調に出来上がってゆき、「和風ラーメン」が出てきました。
まあこれは見事なできばえですね。
こんな和風の具が乗ったラーメンは他では食べられないでしょう。
それぐらいにユニークな具がどっさりと乗せてあります。
薄い記憶をたどってみますと、まずは蓮根が目に付きます。
蓮根が乗ったラーメンって、見たことありますかねえ。
チャーシューにメンマは定番ですが、さらに面白いのはコンニャクが入っていることです。
これも珍しいでしょうね。
写真で見えるのは、三つ葉に糸唐辛子、それに菊の花かな。
それ以外に何が入っていたかは記憶にありません。
スープはややぬるめですが、和風でさっぱりしたしょうゆ味です。
メンは細麺の縮れ麺で茹でかげんも悪くないです。
さっそく食べ始めますが、まさに「味の宝石箱」ですね。
ラーメンとは思えない様々な具が、まるで幕の内弁当を食べているように色々と入ってきます。
このラーメンには発見する楽しみがありますね。
食べ終わってからもご主人のお話はさらに続きます。
これがなかなか面白くて、ついつい帰りそびれてしまいました。
お酒でも飲みながら話を聞けば、いつまでも聞いていたい感じです。
途中でトイレをお借りしましたが、裏手のドアを開けたところにあって、その前には飼い犬が暇そうに留守番をしていました。
このあたりはごく普通の民家の一角ですね。
このお店は和風ラーメンの1100円が最も安い値段です。
それ以外に、餃子や焼きめしなども書いてありますが、これまたいいお値段です。
ショーチューのボトルも棚に沢山飾ってあり、お酒の飲めるお店としても使えそうですが、私には恐ろしくて出来ません。
「どうもごちそうさまです」
ご主人も昔に比べてだいぶ柔らかくなったようですから、これならまた来ても大丈夫でしょうか。
久しぶりの再見で美味しいラーメンに大満足でした。
追加
先日たこ八でこのお話をしたところ、さっそくRチャンとOチャンが行って来たという報告がありました。
お二人で、ラーメン2杯、ビール(中瓶)2本にチャーハン1皿で5800円だったそうです。
2009.10.19 Monday
たこ八@アケビで一杯
たこ八@アケビで一杯
さて本日の2軒目はもちろんたこ八さんです。
今日は大丈夫かな。
お店を覗くと、相変わらずの満員ですが、無理を言っていちばん奥に滑り込みました。
今日はこちらでビールをいただくことになりました。
隣のお客さんはかなり酔っていて、ご機嫌ですねえ。
聞けば久しぶりのたこ八なんだそうで、しきりに懐かしがっていました。
最近お久しぶりというお客さんが良く入ってきます。
大体が遠くに行っていたというわけではなく、病気や体調不良で来られなかったといいます。
お年を召された方が多く、
(今日は調子が良いから久しぶりにたこ八でも行ってみようか)
そんな思いでくり出されたんでしょう。
そんな方ですから久しぶりに飲むお酒で、酔っぱらってしまう方が多いんですね。
健康で末永くお酒を楽しめますことをお祈りします。
オジサンに私のおしぼりを分捕られてしまいましたが、こんなモンでよろしかったらいつでも差し上げます。
今日は常連さんもいなく、一人静かにお酒を楽しみます。
お客の引きが早く、しばらくすると半分ほどの人数になりました。
するとオカアサンがこんな物を見せてくれます。
「これ、中身だけ食べてみて」
差し出されたのはこれです。
これは懐かしいアケビですね。
子供の頃に食べたような記憶がありますが、物心ついてからはどうでしょうか。
さっそく中の実をいただきます。
ほんのりと甘いんですが、いかんせん種が多すぎですね。
あまり食べられるところがありませんが、実は種よりも本体が大事なんですね。
食べ終わった後の皮をお母さんにお返しします。
するとこんな風になって帰ってきました。
これが「アケビの天ぷら」です。
ほろ苦くて、独特の風味があります。
初めていただきましたが、これはなかなか美味しいですね。
不勉強で、皮に値打ちがあるとは知りませんでした。
珍しい一品に感謝しながらお酒をいただきますが、結局今日は顔なじみの方も来ないようで、いよいよ最後の目的地に行きましょう。
今日のメインは、幻のラーメン店です。
はたしてやっているのかな。
2009.10.17 Saturday
ナカミヤ@毎度お馴染み
ナカミヤ@毎度お馴染み
週のまん中水曜日です。
今日は気になっていた「千の蔵」小鹿店を探しに行ってみました。
と言うのも、静岡では珍しい「朝ラー」を始めたんだというのでそのチェックです。
と、勢い込んで出発しましたが、途中で今どき珍しい「方向音痴」ぶりを発揮してしまい、全く逆の方向に進んで行くという愚行。
気がついたら1時間も経っていました。
これだから車では無理なんですね。
なんとかお店を見つけましたが、開いているようには見えませんでした。
念願の「朝ラー」はもう止めてしまったのか?
それとも今日は定休日なのか?
看板に書いて置いてくれれば分かるんですが、何も掲示がないので分かりませんでした。
残念ですが引き返すしかないようです。
もう少し早く来ておけば良かったのかな。
そして夜は久しぶりの「ナカミヤ」さんを尋ねることにしました。
というのも最近は3回連続で振られていますから、今日は早めに突撃しようと目論んだわけですね。
最近大繁盛の「ナカミヤ」さんですが、さすがに6時前なら大丈夫と見ます。
お店に着き、そっと中をうかがうと、大丈夫でした。
安心して中に入ります。
「いらっしゃいませ」
カウンターの端に席を取り、ホッピーを氷無しでいただきます。
突き出しの「レバーペースト」が相変わらず美味しいです。
つまみは当然毎度お馴染みの「刺し盛り」です。
今日はなんだか盛りが多いように感じますが、久しぶりなのでサービスしてくれたのかな。
一切れお箸で取り上げて口に運びます。
うーん、相変わらず美味しいですねえ。
やはり月に一度はこれを食べないとね。
ご主人に、「古典酒場・ほろ酔いとーく」に参加するお話をしたら。
「お客さんの女性で、もう2回も出られた方がいらっしゃいますよ」
「ええっ、それは凄いなあ」
意外なところにファンがいらっしゃいました。
今度お会いしたらぜひお話をお伺いしたいものです。
ホッピーを空けて、追加は「下町ハイボール」です。
それにしても刺し盛りが多すぎて、食べきれない具合でした。
今日は最後に変わったお店に行こうと考えているんですが、お腹が持つのか心配になりました。
お店にはだんだんとお客さんが入ってきて、賑わってきました。
頃は良し。
30分あまりの滞在でお店を後にし、「たこ八」さんに向かいます。
2009.10.16 Friday
伊駄天@藤枝本店
伊駄天@藤枝本店
さて、遊喜智さんを出て、お祭りの屋台を冷やかしながら藤枝の町中を歩いてゆきます。
ゴリさんが携帯を取り出すと、なにやら電話をかけている様子です。
これは次に向かうお店かな。
しばらく歩いて、「伊駄天」さんに到着しました。
せっかく藤枝まで来たんだから、シメの1杯はやっぱりここ伊駄天でいただくことにしましょう。
とはいっても時間が時間ですからラストオーダーぎりぎりで、そう長居は出来ません。
まずは入り口の券売機で食券を購入します。
当然ビールでスタートです。
おつまみにはチャーシュー盛り合わせ。
このチャーシューが旨いんだなあ。
穂先メンマも柔らかく、絶好調です。
食べかけですが、餃子もまたジューシーで美味しいですね。
まだまだビールを行きたいところですが、そこは我慢の一手です。
辛口のラーメンをいただきました。
これでお店も終了とのこと。
まさにシメの1杯ですね。
これがまた満腹のお腹にすんなりと入ってしまいますから不思議です。
やはり伊駄天のラーメンは別腹ですね。
すっかり満足してお店を後にします。
伊駄天の皆さんお騒がせしました。
無事藤枝の駅まで送っていただき、今日は終了です。
ところがどうしたことか、電車が動きません。
何でも人身事故があったということで、その影響が残っているもようです。
こうなると酔っぱらいには辛いです。
うっかりすると寝てしまいそうで参りました。
時間が分かっていれば待つのは苦でないんですが、いつ動くか分からないと困りますね。
居眠りをしてしまい乗り過ごしたりすると目も当てられませんから、必死で起きていました。
待つこと30分、なんとか動き出した電車で無事帰宅できましたとさ。
めでたしめでたし。
2009.10.15 Thursday
遊喜智@藤枝
遊喜智@藤枝
今日は地元藤枝の粋人、ゴリさんと一緒に「反省会」の開催です。
健闘むなしく、クライマックスシリーズにも出られなかった我がタイガースの09年度を総括しようと意気込んで出かけました。
まずは藤枝駅で下車しますが、今日はお祭りで辺りが賑やかです。
音楽に誘われて駅前の大通りを進んで行きますと、子供や若い方がそろって踊りを踊っています。
これは賑やかでいいですねえ。
どこの祭りでもそうですが、若い方が参加して行くと盛り上がりますし一体感も生じて、見ていて気持ちが良いです。
しばらく見とれていましたが、時間が来たので待ち合わせの場所に向かいます。
ほどなくしてゴリさんが登場、今日のお店に案内してくれます。
藤枝は最近居酒屋さんの活気が良く、皆さん頑張っていらっしゃるようです。
今日のお店は「遊喜智」さん。
名古屋コーチン料理のお店です。
ここがそのお店です。
表は古風なたたずまいで、これは期待感がふくらみますね。
ちょうど目の前にお客さんが入って行きます。
それに続いて入りますが、まずは履き物を脱いで下駄箱に入れます。
思ったよりもお客さんが少なく、うまくカウンターの端席に座ることが出来ました。
ここだと調理の全体が見渡せて、退屈しません。
まずは生ビールで乾杯です。
きめ細かい泡が美しいですし、喉ごしもさわやかです。
最初のつまみは、生ハム。
お皿に敷かれた大根スライスやルッコラをお供にしていただきますが、さすがは名古屋コーチン、旨いです。
またたくまにビールが空き、私は「磯自慢」を1杯だけいただきます。
日本酒のお供は「アンキモ」ですね。
この盛り付けも綺麗なこと、お酒が進みます。
ゴリさんのボトルをちょうだいして、私はお湯割りでいただきます。
次は卵焼き。
単純なようですがこういう料理にこそ腕前がしっかりと現れます。
焼いているところを見ていると、これは美味しいなと確信できました。
焼きたての熱々をお口に運びますが、柔らかくほんのりと薄味で旨いこと。
これは常連のゴリさんも初めてだという「トウモロコシ焼き」です。
トウモロコシの実を削って中に白身の練り物を詰めて焼いてあります。
一風変わった外観に食感、こんな変化球にもご主人の思いが込められている気持ちがします。
最後のシメにはやっぱり焼き鳥で、皮焼きをいただきました。
あっさりと塩味でうまみがじんわりと滲んできます。
どれもみな洗練されたおつまみばかりで、退屈しませんね。
藤枝の夜を堪能して、お店を後にしました。
町中には屋台が繰り出していてまだまだお祭りの真っ最中でした。
2009.10.14 Wednesday
清水港マグロまつり
清水港マグロまつり
11日の日曜日、清水港開講110周年のイベント「清水港マグロまつり」に出かけてきました。
JRで清水駅に着きますと、ちょうどオープニングセレモニーの真っ最中でした。
普段は寂しいぐらいの駅前広場ですが、今日は人で一杯です。
その中をまずはお目当ての「清水港クルーズ」の整理券をもらいにゆきます。
無料で約1時間のクルーズが楽しめるといいますから、嬉しいですね。
整理券があとわずかしかなく、危うく乗り遅れるところでした。
番号が147ですから、(たぶん)定員は150人ではないかと想像できます。
私たちの前にいたグループが、全員乗船できずに次の回のものに変更したため、なんとか間にあったようです。
さっそく乗船場所に行き、まだまだ時間はありますが手早く乗ってしまいます。
この船は「ベイプロムナード号」といい、定員は250名ほどですから、人数は余裕を持たせてあります。
9時半になっていよいよ出発です。
船はゆっくりと航海してゆきますが、いやあ清水港は広いんですねえ。
初めて知りましたが、なるほど大したもので勉強になりました。
途中港のまん中にこんな船が止められています。
さびでぼろぼろですが、これって使っているんでしょうか、不思議です。
デッキを子供たちが珍しそうに走り回っているんで、冷や冷やしますが、事故もなく無事航海を終えて帰ってきました。
なかなか出来ない体験をさせていただいて、とてもよかったです。
清水の駅前に戻り、お店を見て回りますが、ものすごい行列と人波です。
今回は二つの「無料コーナー」があってそこに群がっているんですね。
それは「マグロ汁」と「お刺身試食」で、いずれも毎回1000人という大判振るまいですから行列もかくのごとしです。
見ていると家族連れにお年寄りが多いですね。
若い方はほとんど見かけませんでした。
私は人混みが嫌いなので当然行列はパスです。
まだお昼には早いんですが、売り切れてしまわないうちにと、面白そうなものを購入しました。
これはマグロの頭の身を煮てほぐしたものです。
汁とゴマに葱が掛かっていますが、ハーフで300円になります。
あっさりしていて、サクサク食べられます。
次は名物らしい「静岡ちらし」です。
酢飯にあられに切ったマグロやしめ鯖などが散らしてあります。
これがなかなか美味しかったですね。
それにしても狭いところに詰め込んだ感じで、落ち着きませんがそれがイベントでしょうね。
帰りに反対側の商店街を歩いてみましたが、こちらは閑古鳥が鳴いていました。
街全体が賑わってくれれば良いんですが、なかなか難しいんでしょうね。
2009.10.13 Tuesday
たこ八@ワールドワイド
たこ八@ワールドワイド
今日は仕事休みの金曜日、夕暮れの街角を横目にして目指す「たこ八」に向かいます。
ただいまの時間は6時20分。
時間帯からして混み合っているのは当然ですが、まずは暖簾越しに中を覗きます。
あれ、やっぱり満員です。
こんな時に知った顔ぶれがいれば良いんですが、残念なことに今日は見かけません。
仕方ないので、「ナカミヤ」さんを覗いてみることにしましょうか。
そこから通りを越えて約1分、ナカミヤさんはすぐ近くです。
すると目の前を歩いてゆく一組のカップル。
何となくいやな予感がしました。
二人は話しながら、そのまますうっとナカミヤさんに入ってゆきます。
窓越しに中を見ると今日もナカミヤさんは大繁盛のようで、カウンターには空きが二つ三つ。
せっかく空いていたそこにお二人はすっぽり入ってしまいました。
一人客でテーブルというのも寂しいものですから、ここは潔く撤退しましょうか。
実はここのところ3回連続でナカミヤさんに振られています。
次は早めか遅めでないとダメかな。
仕方なく時間をつぶして、もと来た道を引き返します。
そこで再びたこ八さんを覗きますが、やっぱり満員のようですね。
オカアサンにご挨拶だけして、もう一回り時間つぶしてきますと、お店をあとにします。
すると
「○○さん、ちょっと、入れるよ」
お客さんに頼んで席を詰めていただきました。
なんだか申し訳ないなあ。
そのあとで尋ねてきたお客さんに、何人かお断りを言っていましたから、何か悪い感じですがここはありがたく座らせていただきました。
いつものように瓶ビールで乾杯です。
しばらくして、何人目かのお客さんがのれんをかき上げます。
「こんばんは」
これは2週間ぶりの町屋庵さんですね。
あたりを見てとまどっていましたが、ちょうどお二人がお帰りのコールで、無事座れることが出来ました。
相変わらず、上着をレジ袋に詰め込んで、アリバイ工作には余念がない男です。
さて、今日のお客さんに珍しいカップルがいらっしゃいました。
日本人の女性とアメリカ人の男性が、仲良くコップ酒を飲んでいます。
それとなくお話を伺うとビバリーヒルズに住んでいて、一年に数回日本に来るんだそうです。
その時にはここ「たこ八」に寄るのが定番らしく、もう何回目かのご来店です。
スリムなご主人は大の日本食好みで、あちらでも奥さんの作る日本食を食べていらっしゃるそうです。
面白いのは家庭菜園を作っていて、日本の野菜もいくつか栽培して、それを食べているんですね。
そこで話題になったのが、「シシトウ」です。
「シシトウにはどうして辛いのと辛くないのがあるんですか?」
「そう、見かけでは分からないですね、人間と同じ」
「見た目可愛くても食べてみたら大違いだ」
腹黒い男に限って、なかなか綺麗な言葉を使います。
しかし答えになっていないですな。
何でも植えたシシトウが、どれもみなめちゃくちゃ辛いんだそうです。
それこそ切っただけで目にツンと来るほどとか。
同じものでも植えた場所や気候で品質が変わるんでしょうか。
これは不思議なことですね。
シシトウ以外には「茗荷」も植えていて、これは食べられるまでに3年ほど掛かったと言いますから、本格的な農園ですね。
話題は弾み、そばとうどんがでてきました。
「うどんはなんとか出来ますが、そばは難しいですね」
こんな台詞を聞いて黙っていられなくなったのが、「藤枝の蕎麦天狗」ご存じ町屋庵さんです。
それからはうんちくが出ること出ること。
挙げ句の果てには、鞄から上質の蕎麦粉を取り出して解説まで始めるしまつです。
この男本当に仕事の帰りなんだろうかねえ。
おかげで彼女はなんとか蕎麦打ちの秘訣を会得できたもようでした。
ご主人は日本酒の大ファンで、銘柄も沢山ご存じでビックリしました。
夫婦そろって、冷や酒をコップでグイグイやっつけています。
こちらの方がよっぽど日本人らしいです。
アメリカに帰る時には、日本米を何10キロに味噌などの調味料、果ては静岡名産の桜エビにシラスまで、しっかりお土産に持ってゆくと言いますから、日本びいきも頭が下がります。
「美味しい日本酒ならやっぱり磯自慢は外せないよ」
「じゃあ、明日買ってみますね」
「お店ならそこのヴィノス山崎さんでね」
場所まで教えておきましたから、間違いないでしょう。
今度会う時にはそのご感想を楽しみにしておきます。
2009.10.12 Monday
カムイ外伝
カムイ外伝
話題の映画を見てきました。
実は、SBSラジオで招待券が当たったんですね。
たまに応募するとこんな幸運もあります。
「カムイ外伝」何という懐かしい名前でしょうか。
少年時代から青年時代にかけて、マンガ雑誌でよく読んだものです。
作者の白土三平さんは、今でも元気にご活躍されているということで、漫画以外の書籍も出されています。
当時の代表作といえば、やはり大長編の「カムイ伝」でしょう。
新刊が発売されるたびに、待ちわびて本屋さんまで買いに行ったのも、懐かしい思い出です。
当然全巻を持っていて、何度も読み返しました。
読み出すときりがない面白さでしたね。
さて、本作の「カムイ外伝」はこのカムイ伝にないエピソードを集めたもので、主役は「抜け忍」のカムイです。
忍者の仲間から抜けたために、その命をひたすら狙われる定めとなり、追っ手と対決を繰り返してゆく孤独な抜け忍カムイ。
彼の必殺技である「変移抜刀霞切り」や「飯綱落とし」なんていう懐かしいフレーズも随所に飛び出します。
これは力道山の空手チョップを引き継ぐ、正統派の必殺技でした。
ところで、見終わっての感想ですが、原作にかなり忠実な作りになっています。
原作でのいろいろなエピソードをしっかりとちりばめて、息をもつかせない展開は、画面から目を離せません。
特撮も随所に使ってあり、アクションも見せます。
ただ、さすがに(それはないだろう)というような場面もあって、これも善し悪しでしょうか。
ほとんどモンスターで、人間業とは思えない動きはかえって現実味を殺いでしまいますから。
主役の松山ケンイチは好演です。
感情を殺した台詞は、好印象を持たせ、カムイという難しい役をしっかりこなしています。
脇役も、小雪さんをはじめとして、いい感じですが、佐藤浩市と土屋アンナが物足りない役のように思いました。
最後にですが、見終わった時の感情は、何かやり切れない思いだけが残りました。
結局カムイ以外はみんな死んでゆくんですね。
原作がその繰り返しですから、この展開は仕方がないんですが、映画では何か希望が見えるようなエンディングを期待したかったです。
映画全編を通して続く殺戮のシーンは、やはりスッキリしないものがあります。
アクションは好きですが、私は人が死なない映画のほうが好みですね。
2009.10.10 Saturday
リスペクト
リスぺクト
最近わけの分からないカタカナ文字が跳梁跋扈していると思いませんか。
日本人なら日本語を使えばいいのに、あえてあやふやな意味の外国語を使う。
ここは一言もの申さずにはいられません。
中でも気になるのが、「リスペクト」です。
芸能関係で使われ出したようですが、よく耳にしますね。
学生時代に覚えた意味では、「尊敬する」「敬意をもつ」とか言うような意味でしたか。
普通に
「○○さんを尊敬しています」
それで良いんだと思いますが
なぜか
「○○さんをリスペクトしています」
これでは全く軽い。
日本語で伝わるものを、わざわざ分かりにくい英語で言い換えると言うことは、表現を曖昧にしているとしか思えませんが、それは相手に対して失礼なことなんですね。
うがった味方をすると、実は尊敬など全然してはいないという意味にも取ることが出来ます。
日本語では堅苦しいから英語で言おうというのは、仲間内だけに通用するものではないかなとも思います。
「尊敬なんかしてはいないけど、リスペクトぐらいやってやる」
込められているのはそんな意味なんでしょうか。
実際の英語ですと、文章のつながりや文脈から正しい意味を受け取ることが出来ますが、日本語の中に組み込まれた単語では、それが出来ません。
それを良いことに自分の都合のいいように考えて使うというのも、また狡猾な考え方に思えます。
話変わって、他にもきらいな言葉は、「リベンジ」です。
「雪辱戦」という意味で、松阪選手が使ったのがはじめのように思いますが、今ではかなり人口に膾炙しています。
これも、私の覚えた「復讐」という意味とは少し異なるんですね。
今日は所々に読みにくい漢字を配しておりますが、こういう時にパソコンは頼りになります。
これが手書きだったら、絶対に使いません、というか書けませんから。
「乖離する」という言葉も使いたかったんですが、これは止めておきました。
今のところスポーツ関係で主に使われているので、これはこれで限定した意味なら流行語として認められるんでしょうか、気になります。
「次は雪辱しますよ」の方が美しい表現、いや当たり前の言い回しだと思いますが、どうなのかなあ。
こんな細かい言葉にいちいち腹を立てているようでは、まだまだ修行が足りませんね。
2009.10.09 Friday
かっぽうぎ@昭和町
かっぽうぎ@昭和町
チェーン店の居酒屋さんです。
以前から気になってたのですが機会が無く、今回初めての訪問になりました。
場所は昭和町といっても江川通り沿いで、新しいビルの1階にあります。
お店の前には独特のロゴで「今日も一日おつかれさま」
コンセプトは家庭の味と言うことでしょうか。
さっそくお店に入ります。
「おかえりなさい」
笑顔のオバチャンが迎えてくれます。
お店は割合に広く、中央が8人掛け程度の大テーブルで数列並び、周りにも4人掛けのテーブルがずらりと並んでいます。
これは軽く50人ほどは入れる広さですね。
オバチャンが席に案内してくれます。
先客はすべてサラリーマンのグループです。
そろってネクタイを締めているのが不思議なほどですが、サラリーマンに人気なんでしょうか。
あとから一人客も入ってきてこちらは角のカウンターで一人飲んでいらっしゃいました。
まずはお目当ての「生ビール(390円)」を注文します。
お通し(300円)は野菜の煮物でした。
ビールのジョッキは中ジョッキと言うよりも小ジョッキに近いかな。
まあ390円ですから、これはこれで仕方ないでしょうが、せめて星の上まで注いで欲しかったなあ。
最初のつまみは「牛すじ豆腐(380円)」です。
これが大正解でした。
牛すじを甘辛い味付けで煮込んでありますが、お江戸の風味でいけます。
北千住の「大はし」の煮込み豆腐を思い出させる、良い出来でした。
これはお酒が進むなあ。
次に出てきたのが、お造り3点盛り(780円)」。
こちらは少しがっかりでした。
確かに見映えは良いですが、もう少しボリュームが欲しいところです。
どうしても鹿島屋さんと比較してしまう私が悪いんでしょうか。
さらに出てきたのが、「明太子卵焼き(380円)」。
こちらは逆に凄いボリュームです。
このお店では、メニューを研究する必要がありますね。
焼き加減も申し分なく、お奨めできる一品でした。
お酒のお代わりは、「ウコンハイ(350円)」です。
ほんのりとウコンの香りがします。
たまにこんなのを飲むと体に優しいような錯覚に陥りますが、なあに飲み過ぎなきゃ良いわけでして、いかに酒飲みが独善的であるか分かります。
しかし、このウコン割りは薄いなあ。
さらに頼んだのは、「ニラ玉キャベツ(480円)」です。
想像していたのとは全く違う容姿が現れました。
これはキャベツを千切りにしたものの上にニラ玉を乗せて蒸し焼きにした物のようです。
そこにケチャップとマヨネーズを掛けてあります。
言うなれば、広島風お好み焼きを模した感じかな。
表面をはがしてみると、中はこんな具合になっていました。
キャベツが程良く蒸されて柔らかいです。
これは面白いですね。
三杯目は「天満ハイボール(320円)」という物を頼んでみました。
なにやら大阪で有名なハイボールだそうですが、変わった味付けで、これも薄いかな。
友人はショーチューをロックで頼んだんですが、ワンショットで380円のそれはグラスにも半分ほどで、わびしいことこの上なし。
全般的にこのお店は、単価は安いけれどもお酒の盛りが寂しいように思います。
とはいえ、普通の居酒屋さんと比べて高いわけでもありませんが。
もう1品頼んだのが「いかの味噌バター焼き(580円)」ですが、食べかけで失礼しました。
これもしっかりとした味で美味しかったです。
全般的につまみは合格だと思います。
今日は頼みすぎましたが、一人に二品ぐらいで十分楽しめます。
気になるのはやっぱりお酒ですか。
周りを見ていると、ほとんどのお客さんがショーチューのボトルを入れて飲んでいました。
皆さんアルコールが割高だと言うことが分かっているんでしょう。
といっても私のような酒主体飲みでなければ、良いお店だと思います。
二人で2時間ほど楽しんで、お会計も一人3千円弱とお手頃でした。
次はボトルを入れてみようかな。
2009.10.08 Thursday
佐賀のがばいばあちゃん
佐賀のがばいばあちゃん
島田洋七 著
ご存じ、元BアンドBの島田洋七さんが書かれたベストセラーです。
テレビ化もされて、大ヒットでした。
泉ピン子さんの「がばいばあちゃん」はなかなか味があって良かったです。
そんなベストセラーですが、今頃になって初めて読みました。
内容はといいますと、洋七少年の物語なわけですが、これがまた波瀾万丈です。
何しろスタートからして、幼い小学生が知らないうちに広島から佐賀の田舎にまで預けられるんですから、すさまじいです。
そこで出会ったのが、「がばいばあちゃん」で、洋七少年の貧乏暮らしが始まるわけなんですね。
全体を通して、貧困にめげない明るさというものが統一されています。
悲しさや苦しさというものを笑い飛ばしてしまう。
そんなパワーが随所に感じられます。
まあ、他人の貧乏話しというのは聞いていて楽しいもんですが、悲惨になってしまっては困ります。
一緒に笑い飛ばせるような話が人の心を打ちます。
この本の中にも数々のエピソードがありますが、ばあちゃんも、少年もひたすらに明るいしバイタリティがあります。
思えば戦後の復興期はみんな生きることに一生懸命だったような気がします。
私の子供時代には、まだまだ「貧乏な人」というものが存在しました。
今は貧乏人の代表とも言える、ホームレス関係の方も、結構良いもの食べてたりしますから。
文章も読みやすく、一読をお奨めします。
なお、文庫本ではこの続編も出されていて、これは青年になった洋七さんの物語ですが、こちらも面白いですよ。
読書の秋、長雨に負けず、台風にもめげず、本を読みましょう。
2009.10.07 Wednesday
10月度例会
10月度例会
諸般事情あって、7月以来ご無沙汰していましたがお久しぶりの例会です。
今月は長政祭りがあるので1週早い開催になりました。
例によって料理が多いんで、小食の私は持てあまし気味になります。
写真を忘れましたが、最初に出た「おでん」がボリューム満点でずっしりお腹に来ました。
まずはよく冷えた白ワインで乾杯します。
社長はいないのにワインだけは遅刻しないで、優等生ですね。
美濃屋さんご自慢の餃子です。
相変わらずいい味出してますねえ。
昔ながらの懐かしい味でした。
食べかけで失礼ですが、酢豚も懐かしい味です。
ワインが進んで、こちらは赤を空けます。
いつもよりもお酒の割り当てが多いのは嬉しいですが、明日が心配です。
後半になると炭水化物系が登場します。
ここの焼きそばはあっさりしていてなにげに美味しいなあ。
ただ、もう限界に近くなりました。
それでもガンガン食べている方もいて、圧倒されます。
最後のシメにはチャーハン。
この1杯(もちろんミニ盛り)をこなすのに30分も掛かりました。
無事終了して帰路につきますが、家でまた飲み直してしまいました。
どうも最近は飲み過ぎの気があります。
2009.10.06 Tuesday
来来亭@東新田
来来亭@東新田
今日もまたまた東新田まで出かけてきました。
同じ静岡市内でも、安倍川を一本越えますと別世界が広がってきます。
この方面にはまだまだ未訪問のお店が多いんで、あと何回か通う羽目になりそうです。
とはいえ相変わらずのママチャリですから、時間と運動量が掛かりますね。
今回は気力が充実していたようで、何と22分で到着しましたからたいしたものです。
まずは黄色く目立つ看板が出迎えてくれます。
この「来来亭」はチェーン店で、静岡県内に5店舗、静岡市内には2店舗があります。
本社は滋賀県で、近畿中部地方で勢力を伸ばしつつある、元気なお店です。
京都風醤油味の鶏がらスープに、背脂をふんだんに浮かせているのが特徴といいますが、さてどんなもんでしょうか。
広い駐車場で、車も何台か停まっていますが、その割にお店に人影が薄いんです。
勝手に駐車場だけ使っている人が多いんでしょうかと、気に掛かりました。
「いらっしゃいませ」
お店に入ろうとドアに近づいたら、女性の店員さんが引き戸を開けてくれました。
これは自動ドアではないんですね。
何か照れくさい気分です。
お店の中は正面に広い調理場とそれを囲むカウンター、反対側にはテーブル席もあります。
かなり広い造りで、40人ぐらいは軽く入れそうです。
ただいま先客は4人ほどで、いずれもカウンターに座っています。
私はその間に入れさせていただきました。
すぐに店員さんがお冷やを持ってきてくれます。
「葱ラーメン」が気になっていますが、初回なので様子見に「ラーメン(650円)」をコールしました。
「麺の堅さは?」
などと聞いてくれるのは親切ですが、デフォルトが分からないので、これは答えようがないですね。
メニュー表に「お昼のサービスでライス無料」とあったのに気が付き。
「すいません、ライス付けてください」
図々しくも追加してしまいました。
こういうサービスは注文の時に聞いてくれるお店もあるんですが、ここは違うようです。
それにしても張り紙に「情熱は抜けません!」とあるとおり、お店の中は活気があります。
最近チェーン店に行くことが多くなりましたが、どれもしっかりしていて、教育がキチンとされているんで気持ちが良いですね。
活気のあるお店というのは、味の方も美味しく感じられます。
まあ、もちろんうるさいほどにはならないで欲しいものですがね。
すぐにラーメンが出てきました。
これはまた背脂がぎっしりと乗っていて、ボリュームがあります。
具には、薄いけれども大きなチャーシューが2、3枚にメンマも入ってます。
麺は細麺のストレートで、思ったよりも腰があって美味しいですね。
でも、やっぱりこの麺の決め手はスープでしょう。
良いダシが出ていて、なかなかのモンです。
ただ、私には少ししょっぱい感じでしたが、それを補うに余りあるのが「ライス」でした。
サービスタイムのライスが大当たり。
このスープに組み合わせると、ご飯が進むこと進むこと。
備え付けの「梅干し」を使わなくても、わしわしと食べられてしまいます。
たっぷりめの葱も美味しいですねえ。
ご飯の炊き加減も程良くて、ぴったりのラーメンライスですね。
最初は全部食べられるか不安でしたが、無事完食しました。
最近のチェーン店は当たりが多くて嬉しいです。
美味しいラーメンに満足して、お会計に回りますが、その時見かけた光景を一つ。
お客さんの一人が、ラーメンと一緒に注文された炒飯を半分ほど残されたんですね。
そこでお勘定をすると、店長さんらしき人があれこれ尋ねていました。
通りすがりでしたからはっきりとは聞き取れませんでしたが、味に不具合があったのかを聞いていたんだろうと思います。
こういう向上心がお店を伸ばすことになるのは、疑いないと思います。
「ごちそうさまでした」
さよなら東新田、また来ますよ。
2009.10.05 Monday
徳久利屋@念願のレバ刺し
徳久利屋@車町
今日はお久しぶりに、「徳久利屋」さんに出かけてきました。
ただいま午後6時過ぎですが、お店の開店は4時ぐらいだそうで、静岡ではめずらしい早い時間になっています。
お店に入りますと、まずはおしぼりを持ってきてくれます。
まずは瓶ビール(600円)で乾杯です。
ビールは最近お気に入りのキリンにしました。
お店は2階もありますが現在は1階だけで、まん中の調理場を囲むカウンターと入れ込みの座卓が二組ほどあります。
先客は5名ほどで、私はカウンターの角に座りました。
ちょうど角のあたりにおでんの鍋があって、静岡スタイルで好きなものを取って食べます。
お通しには衣かつぎが出てきました。
ご主人は一生懸命に炒め物の最中です。
これもつまみの一つなんでしょうね。
ところが、排気の調整が悪いのか、ガスの警報機が盛んに警戒音を発しています。
はじめは何だろうかと辺りを見回しましたが、これは直した方がいいでしょうね。
このお店は中年のご夫婦二人で切り盛りしていて、どちらも手さばきが良くて気持ちが良いです。
ただ、難点を一つだけ申しますと、ご主人にお酒を勧めるお客さんが多い。
暖簾を仕舞った後なら別によろしいですが、まだまだ営業時間は長いはずです。
少しはご主人の健康面も考えてあげたいと思いますが、いかがなんでしょうか。
実は家のすぐ近くのお寿司やさんのご主人が先日他界いたしました。
このお店も営業中にガブガブお酒を飲んでいらしたんで、心配していたんですが、やはり体を壊してそれっきりになりました。
お客さんは途中で帰りますが、ご主人は居続けですから、どうしても体に無理が来ますね。
さて、今日のつまみは念願の「レバ刺し」です。
このお店に来た時には必ず注文するんですが、過去に3回連続で外れていました。
今回も不安だったんですが、嬉しいことに今日は入荷があったようです。
牛レバーは薄く切られていて、良い食感です。
これをニンニクとアサツキでいただきましたが、これは利くなあ。
ビールが程なく空いて、お代わりはレモンハイ(350円)にしました。
ショーチューを市販のチューハイの元で割ります。
氷を注文のたびごとに割ってくれるのが、これまた嬉しいサービスですね。
おでんが人気のようで、「フワ」「ウインナー」「白ハンペン」などあまり見かけない具もいろいろあって目移りします。
こちらもいただきたいところですが、次の「たこ八」さんが待っているので今日はこれだけにしておきます。
「お勘定をお願いします」
ご主人が計算して
「1800円です」
1時間あまりの滞在でお店を後にします。
2009.10.03 Saturday
すみれ@ららぽーと磐田
すみれ@磐田
今日は今年6月にオープンした「ららぽーと磐田」に行って来ました。
というのも、あの「すみれ」がテナントに入っていると聞き、それを食べにいこうと思い立ったわけです。
節約のため東名ではなく下道を行きましたが、バイパスが無料なのでこれを利用して思ったよりもスムーズな車の流れでした。
平日とあって車も少なく、広い駐車場も楽々使えました。
さっそく1階のイートインスペースに進みます。
ここは何軒かの飲食店があって、ここで商品をもらい、周りにあるテーブルで食べるというシステムです。
11時半の室内は空席が多く、のんびりとして良い雰囲気です。
まずは席を確保して、お目当ての「すみれ」に向かいます。
注文を告げ料金を前払いしますと、こんなポケットベルを渡されます。
出来上がったら知らせるから、座って待っていなさいと言うことですか。
お冷やはセルフサービスで、紙コップに給水器からお水を注ぎます。
待つこと7分ほどで、ブザーがぶるぶると震えました。
振動でかなり動くので、これは目でもはっきりと分かりますね。
さっそくこれを持ってお店に向かいます。
ラーメンはまとめて作るようで、私の前にも5人ほどが並んでいました。
次々と丼が出てきて、順番に渡されます。
まずは、「味噌ラーメン」です。
相変わらずいい感じのラーメンですね。
上には熱々のラードが掛けられていて、かなり熱いです。
具には角切りのチャーシューにメンマ、タマネギと挽肉の炒めが少し使ってありました。
お店のテーブルにあった七味唐辛子を掛けていただきます。
スープは濃厚な味噌味で、これがまたラーメンにぴったりです。
この味は他ではなかなか出せないんでしょうね。
麺は腰の強い中太の縮れ麺です。
この麺もスープに合いますね。
熱いけれど旨い。
ただ、以前新横浜で食べた時はものすごく熱かった記憶がありましたが、少し手加減してくれたんでしょうか。
もちろんあんまり熱すぎると火傷してしまいますから、このぐらいで程良いんでしょうがね。
こちらは相方の注文した「醤油ラーメン」です。
こちらの具は、チャーシュー1枚にモヤシとメンマ、そしてかまぼこが入っています。
こちらのスープも良いですけれど、私はやはり「味噌ラーメン」に軍配を上げたいですね。
珍しくスープまで飲み干してしまいました。
健康面で残すことにしているんですが、たまには良いかな。
「すみれ」の「味噌ラーメン」この味はなかなか癖になりそうですね。
ららぽーと磐田の他のお店もあれこれ見て回りました。
こんな熊さんもいましたが、コイツなら怖くないです。
プリンターがスキャナも付いての処分価格で、激安特価でした。
思わず購入してしまいましたが、わざわざ磐田まで来て買うような品物だったのかは、今後の課題ですね。
久々の衝動買いでした。
2009.10.02 Friday
満堂江@〆のラーメン
満堂紅@両替町
静岡市街には沢山の中華料理店があります。
老舗から新規開店のお店まで様々ですが、長く続けられているお店は意外に少ないのも事実です。
先日おじゃました「珍龍」さんなどは老舗の代表格ですが、こういうお店はあまりありません。
新しいお店がどんどん開店してゆくのは嬉しいんですが、なかなか定着できないと言うのが商売の難しいところなんでしょうか。
早ければ1年、大体は話題になったあたりで消えてゆきます。
このところの景気の低迷もあって、経営もなかなか大変なんでしょうね。
その裏には新しいもの好きで、飽きっぽいという静岡人気質というのもあるんでしょうか。
本日おじゃまするこの「満堂紅」さんはその中でも健闘されているお店だと思います。
何と言ってもお値段が安めというのが嬉しいですね。
ま、単純に私がケチなだけなんですけどね。
鹿島屋さんから、たこ八さん経由で、こちらに来ました。
たこ八さんは毎度のことなので省略です。
まずは紹興酒で乾杯です。
小瓶のものですが、この方が注ぎやすいですし、きりがいいです。
最初のおつまみは餃子。
これは中華の定番ですね。
普通に美味しいです。
なぜか麻婆豆腐を単品で。
それほど辛くはありません。
欲を言えばもう少し冒険して欲しいところですが、日本人に合わせたのか穏やかな味です。
そしてコイツは中華らしく、ハチノスの炒めもの。
このくらいの小盆がつまみとしては適当で良いです。
こういう本格的なものを少しずついただきたいですね。
ここで止めておけばいいんですが、やはりシメにはラーメンです。
これがシンプルで何とも中華しています。
飲んだ後にはこんなラーメンも良いかな。
どうもごちそうさまでした。
2009.10.01 Thursday
鹿島屋@秋の味覚
鹿島屋@秋の予感
博多旅行の反省会をと、鹿島屋さんに集合しました。
開店の5時少し前に入ってしまいますが、相変わらずのご繁昌で、帰るころにはすっかり満員でした。
というのもこの料理ですから、やはり人気があるんですね。
席についてまずは生ビールで乾杯です。
渇いた喉にはやっぱりビールが一番ですねえ。
「とりビー」(とりあえずビール)
なんて未熟なことを言う酒飲みモドキもいますが、冗談じゃない。
お酒の口開けを任せられるのはこのビールしかありません。
ガニュメデスの壺から溢れる歓喜の一滴。
この一杯の喉越しは何ものにも替えられませんね。
つまみはすっかり秋の彩りです。
まずは鹿島屋といえばこの一品といわれる、ご存じ表看板の「鰹刺身」
鹿島屋に来てこれを頼まない客はないというほどの名物です。
(と言いながら久しぶりだったりもしますが)
いつもながらの分厚い切り身がよろしいですねえ。
適度に脂がのっていて、食べ応えがあります。
こちらは今が旬の「秋刀魚お造り」
何と言っても秋には秋刀魚ですね。
シンプルな塩焼きも良いですが、刺身で食べるのもまた一興。
こちらはじゅうぶんに脂がのっています。
そして秋のメインといえばお待ちかね「松茸の土瓶蒸し」です。
土瓶が熱々で、思いっきり火傷しそうになりました。
スダチを軽く搾っていただきますが、良いダシが出ていてこれはもう日本酒でしょう。
松茸の香りもほんのりとしていて、すっかり気分は秋の夜長です。
そこでお代わりに日本酒を注文しますが、残念なことに今日は「磯自慢」が切れているということで、普通の燗酒にしました。
秋の味覚を肴にお酒が進みます。
ここ鹿島屋さんも改装して、なぜかカウンターが無くなったのが寂しいですね。
グループは良いんですが、一人でのお客さんは混み合ってくると肩身が狭くなりますからね。
追加のつまみは、定番の「ハンペンフライ」
ハンペンが大きくてボリューム満点。
ハンペンはフライに限るという結論になりました。
続いては新顔のつまみで「おろし奴」
大根おろしが掛けられています。ぴりりと辛い夏向きの奴ですね。
そして最近お気に入りの「つくね串」です。
まん中に入っているプチトマトも、意外に美味しいんですね。
やはりいつ来ても安心して過ごせるお店、鹿島屋さんです。
季節の味をじゅうぶん楽しませていただきました。
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