2006.12.31 Sunday
静岡ラーメン2006年
「静岡ラーメン」で検索された方、ごくろうさまでした。
お探しのブログは、たぶんこちらです。
訪問の証にコメントを入れていただければ、助かります。
コメント送信での認証入力は「英数字小文字」ですので、くれぐれもお気を付け下さい。
今年も色々ありましたが、無事過ごせることができました。
ブログもおかげさまでここまで継続できました。
今後ともよろしくお願いいたします。
新年は3日まで更新はお休みさせていただきますので、ご了承下さい。
では皆さん、良いお年を。
2006.12.30 Saturday
西口やきとん@浅草橋
西口やきとん@浅草橋
なんで「西口」だけで通るのかは不明なのだが、こんなおおざっぱな店が浅草橋にある。
JRの浅草橋駅を降りる。
「西口」だからすぐ前にあるのかと思っていたら、いやいやけっこう離れておりました。
4時半の開店と言うから、もう少し時間があるようだ。
店の中では、忙しそうに仕込みの真っ最中。
時間を潰して、4時35分に店へと突入する。
人気の店だから客は多いのかと思っていたが、意に反して一番乗り。
これではどうして良いのか判らないので、とまどっていると、店の方が
「どこでも良いですよ」
本来は「立ち飲み」の店なのだが、客一人でぼけっと立っているのもわびしいので、奥の座り席に行く。
小さなテーブルと向かい合わせにパイプの椅子が二つという、隅の席に腰掛ける。
この店は入り口付近がメインの立ち飲み、奥がテーブル席となっている。
やはり一人客が多いようで、テーブルも2人掛けが多い。
荷物を置く場所もないので、テーブルの下に片付けながら、名物の「レモンハイボール」280円。
つまみは「塩煮込み」150円、「レバ刺し」2本200円に決定。
入店からしばらくは私一人だけ。
目の前には「本日レバ刺しあります」の短冊が下がっている。
何となく緊張しながら、辺りを観察しつつ、小ぶりのジョッキを傾ける。
もう少し厨房が見える場所に座れば良かったのだが、あいにくこの位置からはほとんど見えない。
「塩煮込み」は煮込みというより野菜の煮物だ。
大根に人参がメインで、申し訳程度にスジ肉が入っている。
味はほんの軽い塩味で、煮込み方も浅い。
最もこれは開店一番だったせいかもしれないが。
「レバ刺し」は絶品。
串に刺したレバーで、注文すれば焼いてもくれるそうだ。
これが皿にドンと乗せられていて、横にあるのはニンニクの効いた味噌だれ。
この、味噌だれで食べるスタイルは始めて体験した。
「郷には入れば郷に従え」で、やっぱりお店お勧めのスタイルが一番だ。
レバーも新鮮で、味噌だれとこんなに合うとは思わなかった。
「レモンハイ」をお代わりして、次のつまみは「タンチャーシュー」150円だ。
これは醤油味で煮込んだタンを薄くスライスしたものが5枚。
味は塩っぱめだが柔らかい、つまみには十分な一皿だ。
ここで日本酒にする。
「ぬる燗でお願いします」というと
やおらコップをテーブルに置き、まずは魔法瓶から、あらかじめ温めてある燗酒を注いだ。
次いで。傍らの一升瓶の蓋を開けると、そこからコップに注ぎ足したのだ。
これを混ぜて「ぬる燗」完成。
うーん、なんだかなあ。
最後のつまみは「ガツ醤油」
串に刺した豚ガツを醤油で付け焼きしたもので、非常に香ばしい。
卓上の一味唐辛子を振り掛けてかぶりつく。
時間が経ち、お客も増えてきたようで、入り口周辺の立ち飲みコーナーでは賑やかに会話が交わされている。
しかし、私のいる座り飲みコーナーには自分一人という不人気さ。
やはりこの酒場の雰囲気は、立ち飲みで味わうのが一番なのだろうか。
2006.12.28 Thursday
風とエントロピー
風とエントロピー
今朝は風が強かった。
散歩の途中でも、時々強く吹き、木々がざわざわと揺れていた。
銀杏の木は既に葉をうち捨てて、寒々とした梢を震わせている。
その風というのは、なぜ吹くのかというと、熱の移動なんですね。
学生の頃習った物理の法則で「エントロピー増大の法則」というものがありました。
「エントロピー」とは「ランダムさ」のことで、整頓された状態が最小、無秩序な状態が最大になります。
すべての物質は放っておくとバラバラになりたがる。
整頓されたものは、自然にバラバラになって行く、というのがこの法則です。
きちんと片付けた机の上が、いつの間にか乱雑になって行くのは、自然な原理なのですね。
さて、これを風に当てはめると、どうなるのか。
地球は太陽から熱エネルギーを得ている。
地球に降り注ぐ「エネルギー=熱」は、赤道付近で最大、極で最小となるので、赤道付近は全体よりも高温になる。
その熱がエントロピー増大の法則に従って、均一になろうと、移動する。
その手段の一つが「風」なんですね。
風は通常高気圧「冷たい=重い」から低気圧「暖かい=軽い」へと吹く。
これによって空気が混合し、熱が平均化するのです。
自然界というものは、まことに公平にできているんですが、人間界ですとこれはまた別。
どうしてもお金は一カ所に集まりやすい傾向にあるんですなあ。
2006.12.27 Wednesday
なんでんかんでん@歌舞伎町
なんでんかんでん@新宿
あの「なんでんかんでん」が新宿にやってきたというので、さっそく突撃してきました。
以前から本店は行ってみたかったのですが、営業が夜間だけのため、どうしても日程的にいけなくて、やきもきしていた店です。
ところが調子に乗って、新宿に店を出したというじゃありませんか。
これは早めに行かなくてはと思い、今回2杯目に尋ねてみました。
場所は新宿歌舞伎町、ドンキホーテの裏の辺りです。
「ホットペッパー」で調べると、クーポンが付いていたので、これも忘れずに持ってゆく。
クーポンで「ミニ水餃子」が付いてくるのです。
さて、3時頃という空いている時間を狙って店に入る。
と、入り口すぐ前に自動券売機があるのだ。
これは頂けない造りだ。
前の客が品物選びに悩んでいる間、次の客はじっと待っていなければならないのだから。
いくらスペースの都合とはいえ、工夫が必要だと思う。
さて。注文は基本のラーメン(700円)とする。
首都圏だからだろうか、やや高めの値段だと思うが、これが東京感覚か。
麺の堅さが選べるようだが、ここは何も言わずに標準で行きます。
さて、麺が出てきた。
皿に乗せられたスタイルで、白くどろっとしたスープが特徴だ。
トンコツそのものだが、臭みはそれほど感じられない。
麺は細麺のストレート。
具は薄く柔らかなチャーシュー1枚にメンマとキクラゲの千切り、青ネギがどっさりと乗っている。
アクセントには名物のノリ。
ここには店の名前がカルシウムで白くプリントされている。
なんでも特許を出願しているそうで、「カルシウムが豊富」と宣伝しているが、これぐらいではどうかなあ。
お勧めなので、卓上に置いてあるすり胡麻をたっぷり掛けていただく。
スープの味は割と薄味だ。
麺は博多風の、取り立てて良いとも言えない普通の感じの細麺だ。
見ていると替え玉(150円)を頼んでいる客がけっこういたが、麺の量はやや少な目なのだ。
好みはあると思うが、あまり旨さが出ていないスープで、どうも拍子抜けした。
「紅しょうが」や「カラシ高菜」を入れてみたが、これも代わり映えしなかった。
店主は「ラーメンロック」なるものまで始めて、色々と多角経営に励んでいるようだが、ホントに大丈夫なのかな。
2006.12.26 Tuesday
屋台屋@上馬
屋台屋@上馬
渋谷から東急田園都市線に乗り、駒沢大学前で降りる。
本日の一杯目はここ世田谷区上馬にある「屋台屋」だ。
駅から歩くこと五分、上馬交差点のすぐ近くにお店を発見。
店に入ると先客は男性一人のみ。
時間は12時ちょうどというのに、割合と空いているので、少し拍子抜けする。
カウンターの一番端に座り、メニューを眺める。
店員は思いの外無愛想で、積極的に注文を聞きに来るわけでもない。
この店で一番安いのは「トンミン」(420円)
これはスープと麺だけのもので、何ともシンプルな麺だ。
これに色々と組み合わせた「セット麺」が3種類あり、看板商品になっているようだ。
「ランチタイムは105円引き」とあるのにも誘われたが、ここはかねて予定の「とりそば」(683円)を注文する。
厨房には女性ばかり3人。
しきりに会話しているのだが、聞き慣れない言葉が次々とでてくる。
どうも中国の方のようだ。
こちらは何となく期待できそうな予感がする。
手持ち無沙汰なので辺りを見渡すと「お冷やはセルフサービス」の掲示。
さっそく入り口横のサーバーに行き、自らお冷やを運搬する。
さて、「とりそば」が出てきた。
気品のある透明なスープだ。
非常に綺麗で、僅かばかりの脂が浮かんでいるだけの澄んだスープ。
そこにたゆとうのは、綺麗に透き通った細い縮れ麺。
するするっと喉越しも良く、胃袋に収まってゆく。
上置きの具は鶏のチャーシューが4枚。
これは煮た鶏肉を形取ったもので、味付けは薄い塩味のみ。
ほろほろと崩れ落ちる柔らかさだ。
そして白髪ネギがどっさりと乗せられている。
ここの特徴は、なんと言ってもあっさりすっきりとした鶏だしのつゆだ。
丸ごと使用された南部地鶏の爽やかなダシが利いていて、実に美味しいスープだ。
これなら「トンミン」もけっこういけるんじゃないだろうか。
麺の余韻を楽しんでいると、入り口からどやどやと常連らしい労務者風の男性が5,6人入ってきた。
席に着くなり
「ビール2,3本抜いてー」
うーん元気ですねえ。
スープを全部飲み干してしまいたい気がするが、ここはまだ1軒目、この辺で退散するとしましょう。
2006.12.25 Monday
赤垣屋@丸の内
赤垣屋
東京駅丸の内口を出て、懐かしい赤レンガ造りの駅舎を左手に見ながら、丸の内方面へと歩く。
左手線路の下には「はとバス」の店舗があり、一番、二番などと番号が振られている。
(店がたくさんあって、景気が良いんだな)と思っていたが、ふと気付いた。
そうか、ここはバスの乗り場(待合い場所)なんだ。
なるほど大都会は違うんだなあと、感心しながら5分も歩いただろうか。
目当ての「東京ビルTOKIA」に到着した。
まずは1階の真っ赤な店「ヴィロン」でお土産のフランス菓子を注文する。
後で受け取りに来ますと言って、名前と携帯の番号を告げ、預かってもらう。
そして地下へと進み、いよいよ「赤垣屋」へ突入だ。
地下1階のテナントは割合高級な店が揃っている。
まだ出来て1年ばかりという、こんな近代的なビルに、「立ち飲みや」があるなんて本当だろうかと心配していたが、ちゃんとありました。
なんでも大阪が本店だそうで、店の正面には「なにわの立ち飲み訓」がしっかりと張り出されている。
開けっ放しの入り口を真ん中から店に入る。
第一印象は、やっぱり立ち飲みだよ(当たり前か)。
メニューはかなり多く、しかも安い。
「立ち飲み訓」の最初には
「まず、飲み物を決める」とあるので、ここは日本酒(300円)をぬる燗でお願いする。
友人は冷用酒(330円)でまずは乾杯。
さて、つまみだが、作り置きである物がほとんどなのだ。
カウンター前に小鉢の置き場所がある。
奥の調理場で作られたつまみは、みな小鉢に盛られており、一つ一つラップをかけてある。
注文があるとこれを取り、ラップをはがしてタレや調味液を入れて完成だ。
奥にはおでんの鍋もある。
おでんはここから小皿に移して出される。
また、フライや串揚げは、専用のフライヤーがあって、そこで注文ごとに揚げるようだ。
店員の一人、太めのお兄ちゃんは、わき目もふらずに黙々と仕込みの作業をしている。
一玉のキャベツを切り分け、皿に乗せて、これもやっぱりラップで全体を覆う。
最初のつまみは、お勧めという文字が目に付いた「さけ白子ポン酢合え」(350円)にしようか。
友人は「枝豆」(150円)に、「板わさ」をチョイスする。
この「板わさ」だが、普通の蒲鉾ではなく、黒はんぺんに似た青魚の蒲鉾だ。
コンパクトに盛りつけられていて、何となくしゃれている。
「白子」は小鉢のラップを取り、ポン酢をかけて完成という、こじんまりとした品。
白子は小さく切られており、ちまちまやるのは何となく侘びしい感じだ。
タラとは違って、ねっとり感に欠けるのが残念だ。
続いてのつまみは「生レバ刺し」
なんとこちらも初めから切り分けて小鉢に盛られ、更にはゴマ油と刻みネギまで掛けてあるのだ。
味付けに塩をパラパラと振り掛けていただく。
まあそれなりの味でした。
さて、ぬる燗は2本目に入る。
やはりこの店の看板商品、「串揚げ」をやっつけてみようか。
「紅しょうが」「牛」(100円)に、「たこ焼き」(150円)の3本を注文する。
まず「紅しょうが」で笑っちゃいました。
ごく普通の紅しょうがの厚切りのヤツ(でないと串に刺さらない)が2枚、平たく串に刺してある。
そこにコロモを付けてそのまんま揚げただけだ。
「二度漬け厳禁」のソースにくぐらせていただく。
うーん、その味はと言うと、思いっきり紅しょうがです。
続いての「たこ焼き」
これはですね、普通のたこ焼きがあります、そうちゃんと焼いてあるものですね。
それにわざわざコロモを着せて、油で揚げる意味がどこにあるんだあ(怒)。
「牛肉」は棒状の物が一片、なんの感動もなく串から抜けました。
ここで、ずっと気になっていた「名物どて焼き」(二本で250円)を行ってみます。
これはですね、串に刺さったスジ肉に甘めの白味噌だれを掛けたものです。
この味噌だれがまた、とんでもなく甘い、ホントに甘い。
これは大失敗か、それとも大阪方の大勝利なのか。
続いて頼んだ「どて煮」(煮込みですな)もまた甘い一品だ。
牛肉らしき物が存在感無くグタグタに煮込んである。
味付けは赤味噌だが、これもかなり甘い。
大阪人はこんなに甘いモンが好きなのかいな。
口直しに、瓶ビール大(480円)を追加。
これはけっこう安い。
これで始めれば良かったとちょっぴり後悔する。
さっぱり目の物も欲しくなり、先ほどの「山盛りキャベツ」(100円)、友人は「湯豆腐」を選択する。
「湯豆腐」と言っても、皿に温めた豆腐が乗っているだけのものだ。
キャベツは先ほど店員がこつこつとラップをかけていたヤツだ。
最初は串揚げのソースを漬けて食べていたが、よく見ると目の前に「キャベツのタレ」があるじゃないか。
このタレがまた実にいい感じで、これが一番旨かった。
しかしつまみで最大のヒットがキャベツとは、なんか泣けるなあ。
そうこうするうちに一時間半。
立ち飲み続きで足が疲れた。
ぼちぼちお愛想にしますか。
2006.12.24 Sunday
心苑@葵区
心苑@静岡市葵区
今日は両替町の「心苑」で忘年会。
まずは生ビールで乾杯だ。
料理は「豚耳」「牛スジ」「大根切り干し入り玉子焼き」を手初めに注文。
「空心菜の炒め」は食材が切れていたので、急遽「ホウレン草の炒め」に変更する。
ビールの後はお馴染み「燗を付けた紹興酒」をロックにして、いただく。
こうするとなかなかソフトな飲み心地になるのだ。
メンバーも全員揃い、追加でお馴染み「シジミの醤油漬け」、更には「ピータン豆腐」もいってみる。
そして、やっぱりシメは「坦々麺」で決めよう。
2人で一人前ということにして、全員が小鉢に取り分けていただく。
ついでに炒飯も一人前取り、それは取り皿に一口づつを分配する。
赤いスープに挽肉と青菜が乗る、お馴染みの坦々麺だ。
いつもながら、ここの坦々麺は独特の味わいだ。
坦々麺の割りには胡麻の風味は少ないが、そこは本場の調理人、元祖中華の気品がある。
ピリ辛だが、辛さはそれほど強くない。
ここら辺は日本人の好みに合わせたのかもしれない。
麺は細麺の縮れ麺で、するするっと口に入っていく。
挽肉の味付けが程良く、いかにも本格中華という風格がある。
値段はちょっと高めだが、一杯飲んだ後のシメとして。
街中では珍しい、のんびりくつろげる店として、重宝する店である。
2006.12.23 Saturday
丸健水産@赤羽
丸健水産
埼京線を赤羽駅で降り、本日の2杯目「丸健水産」を目指す。
毎度の事ながら、地図が読めない中年。
二件目に予定している「まるます屋」はすぐに見つけたが、近くにあるはずの「丸健水産」が見つからない。
うろうろと辺りを2回りほどした後、ようやく発見した。
商店街の端にある店で、横にある本店では、おでん種を販売している。
隣は何と「占い師」の店で、店の張り紙には「西洋占星術」「東洋占星術」などなどと書かれている。
何でもござれということなのだろうが、まあいいかげんだ。
向かいの店は中華材料と鮮魚の店。
ちょうど「ハタハタ」が入荷したてで並んでいた。
お目当ての丸健水産正面には、大鍋がデンと座っていて、おでんが満杯に並んでいる。
正面右横はカウンターになっていて、背広姿の老サラリーマンが一人、侘びしそうにカップ酒を飲んでいる。
他には労務者風の若者が3人ほど。
道路に出してあるテーブルで、これもカップ酒をちびちびやっている。
さっそく注文しようと、おでん鍋にいるオバチャンに声をかけるが
「ごめんなさい、今、種を入れ替えしたばかりなんで、皆さんに待ってもらっているの」
つれない返事が返ってきた。
そうかそれでみんな手持ち無沙汰にしているのか。
仕方なく10分ほどのその辺りを散歩して時間を潰す。
さて、そろそろ頃も良し、再び店前に出向く。
店前のメンバーは替わっていないようだ。
どうやらカウンターの老人が一番だったらしく、すでにおでんを前にしていた。
カウンターで旨そうにおでんをパク付きながら、酒を飲んでいる。
今は次のお兄ちゃん達の番で、色々と注文を聞きながら、赤いバンダナが似合う店の兄さんがあれこれと取り分けている。
ステンレスの大きなトングで、煮込み具合を見ながらネタをつまみ、皿に放り込んでゆく。
串に刺さった物はそれを引き抜いて盛り、仕上げにおつゆをたっぷりと入れる。
最後に、傍らの容器からカラシをへらで取り、皿の端に一ヘラ付けて完成だ。
具を見ながらの暗算で
「1260円です」などとお勘定をしている。
ここはキャッシュオンデリバリーの明朗会計なのだ。
ようやく自分たちの番が来たので、意を決して注文を告げる。
「えー、はんぺん」
「すいませんこれは予約なので、入れておきます」
「10分ぐらい掛かりますが、いいですか」
「はい、お願いします」
そうか、はんぺんは長く煮込むのは御法度なので、注文ごとに入れていくのか。
「チューハイ」
「ハイリキと、缶チューハイがあります」
「ハイリキ」を選択。
おでんはロールキャベツ190円とツミレ130円、チューハイ250円と合わせて、お会計は570円だ。
お釣りを受け取り、缶チューハイとおでんのお皿を持って、テーブル席に向かう。
お兄ちゃん達に会釈をして、テーブルの端に皿を置き、缶のプルタブを開ける。
店には張り紙がいくつかあり、立ち飲みの注意点が書いてある。
「タバコを吸う方は、テーブル席に行って下さい」
ここでも禁煙権が大きく物をいうようだ。
「酔っぱらいお断り、店主」
これは何かトラブルでもあったのか。
さて、おでんをつまみに、チューハイを飲む。
まずロールキャベツだが、かなり大きい。
中の具は野菜と挽肉を合わせたもので、さすがに肉の量は半分ほどだが、十分に食べ応えがある。
ツミレは青魚のすり身を丸めたもので、つなぎがいいのか、実にソフトな仕上がりとなっている。
ダンゴ状に丸めたもの3個がワンセットで、串に刺して煮込まれる。
当然今の状態は串から外したもので、カラシを付けてかぶりつくと、これがけっこう利くなあ。
やはり冬場はおでんが一番ですなあ。
となりのお兄ちゃん達も、酒を相手に山盛り2皿のおでんをパク付いている。
「ハンペンの方どうぞー」
呼ばれたので、皿を片手に鍋に向かう。
「100円です」
これも即金でのお支払いだ。
はんぺんは静岡おでんの黒はんぺんとは違い、白い東京はんぺんだ。
もともと正方形の物を半分に切った三角形になっている。
山芋が利いているのか、ふわふわで滑らかな舌触りだ。
出汁が適度に浸みているのがいい。
さすがにこの具だけは、煮込みすぎてはいけないと思った。
おでんの合間に、皿に口を付けて、だし汁を飲む。
これがまた良い出汁で、旨いことこの上ない。
味付けはそれほど濃くなく、さっぱりとしている。
この、出汁(つゆ)が飲めるというのが、東京おでんの良いところだ。
さて、ちょうど缶も空になった。
次の店はどこにしようか。
2006.12.22 Friday
懲りずに東京へ
水曜日は今週二回目の東京旅行。
スタートからハプニングがあった。
例によって熱海行きの鈍行列車に乗る。
草薙駅でボックスの向こう側に座った男性、何か見覚えある。
しばらくちらちらと様子を窺うが、いまいち確信が持てない。
やきもきしながら、10分ほどもしただろうか、やっぱり尋ねてみる。
「やっぱり××さんでしたか」
いやあ、偶然とは恐ろしいものだ。
おかげで三島までの道中が楽しいものになった。
同じ列車に乗るだけでもまずあり得ないのに、同じ席に座るとは、本当に不思議だ。
さて、東京では変わったことに何度か遭遇した。
感じたのは、「歩きタバコ」の人間が多いこと。
加えるのでなく片手に持って歩いているのが多い。
全く迷惑なことだ。
次は、わめきながら歩いている人間がけっこういること。
他の人は、みなオレとは関係ないよ、という感じで無視して通り過ぎてゆく。
私もそれに習って、無視しましたが、怪しい人間が多いのだろうか。
また、自分勝手な奴が多い。
渋谷のセンター街で、堂々と車を止めて荷下ろししている奴がいた。
当然後続の車は通せんぼで、渋滞する。
頭に来たタクシーの運ちゃんが突然、ホーンを目一杯鳴らし続けた。
1分以上は鳴らしていただろうか。
更には車から降りて、怒鳴りつける。
どうやら警察も駆けつけたようだ。
慌てて作業を終えたが、何か日本とは思えない情景でしたね。
今では珍しくないのだろうが、電車で正面に座った女性、バッグから馬鹿でかい鏡を取り出した。
それを前に据えながら、揺れる電車の中で、必死にカーラーを使っていた。
週刊誌ぐらいはある鏡で、こんなのを何時も持ち歩いているんだなあ。
今回はお土産に買おうと予定していた物も、あて外れが連続。
まずは表参道エキチカの「マムールエス」で評判のエクレアとマカロンを購入する予定が、中止。
理由は、「日持ちしません」。
マカロンは大丈夫だと思っていたが、駄目なのね。
しかも、驚くほど小さい。
あ、これ私がケチなんじゃないですよって、やっぱりケチだな。
まあ、デビューは大人気だったけど、お客もいなかったし、こんなもんだろうね。
次に、新宿サザンテラスの「クリスピー・クリーム・ドーナッツ」を目指したが、オイオイ何という行列だろうか。
午後4時前なのに、二百人ぐらいはいるよ。
ラーメン食べるなら並んでもいいけど、スイーツでは勘弁してね。
結局、懐かしのパン屋さんで、「シベリア」を買ってきました。
これがまた下町のパン屋さんで、いい味出しているんだなあ。
2006.12.21 Thursday
香蘭
香蘭@曲金
定休日を間違えてしまい、前回無念のリタイアとなった因縁の「香蘭」
今回リベンジを果たすべく、祈りを込めて自転車のペダルを漕ぐのであった。
カネボウ通りを進んで行くと、ありました「香蘭」
この店も静岡のラーメン界では老舗に区分される名店だ。
有名なのは夏場の「冷やし中華」だが、あいにく今は真冬。
そこで友人お勧めの「レタス麺」を求めて、店に飛び込む。
12時40分の開店直後とはいえ、先客は二組いた。
一人客の年輩サラリーマンと、60過ぎのオバアチャン5人組だ。
たぶんご近所の仲間なんだろう、店中央の丸テーブルを占領して、会話に余念がない。
さて、店に入ったはいいが,何の応答もない。
どうも注文受けのおねえさんが忙しくて、こちらに向く暇がないようだ。
仕方なく奥まで入っていって、勝手に椅子席に着く。
お冷やとおしぼりが出される。
注文はもちろん「レタス麺」(850円)だ。
ちなみに普通のラーメンは550円になっている。
オバアチャングループは元気が良く、瓶ビールを頼んで乾杯している。
どうも注文が多いらしく、別客(私ですね)のオーダーを優先させてくれているようだ。
ここら辺は臨機応変でなかなか嬉しい。
そんなわけで、意外と早く「レタス麺」が出来上がってきた。
スープは塩味で、驚くほど透き通った綺麗なものだ。
さっぱりしてはいるが十分に出汁が出ていて、美味しいスープである。
これに中太、平打ちのコシのある中華麺が泳ぐ。
具はその名の通り、レタスと豚肉を炒めたものがどっさりと乗っている。
味付けに豆板醤を使っていて、ピリ辛どころか、かなり辛口だ。
これがけっこうシャキシャキとしていて新鮮なのだ。
口に入れると牡蠣油でも使っているのか、なかなかに味付けがいい。
一見ラーメンとレタスはミスマッチだが、こうなると実に良く合っているんですね。
一気呵成に麺をかき込むと、お腹はふくれるは、辛さに汗が滲んでくるわで、まあ大変なことになりました。
「レタス麺」ちょっと値段は張りますが、試しておきたい一品でした。
2006.12.19 Tuesday
ナイルレストラン@銀座
ナイルレストラン
山手線有楽町駅を出て、本日のランチは銀座の「ナイルレストラン」です。
地図を頼りに、晴海通りを下ってゆきます。
途中で確認のため、交番に寄って尋ねると、青年のお巡りさんがとても丁寧に教えてくれた。
なんかつまらないことでお手を患わせたと、恐縮する。
いや、都会のお巡りさんは田舎者に優しいのです。
大通りの角を右折すると直ぐに目的地を発見。
通り蔵で分かり易いが、以外と小さな店だ。
入り口のドアを開けると
「イラッシャイマセ」
出迎えてくれたインド人。
これがうわさのナイルさんだ。
狭い店内は4人掛けと2人掛けのテーブル席が雑然と並んでいる。
4人掛けの席の一つに、手で案内された。
「ムルギ・ランチ、でいいですね」
おお、これが噂に聞いていた、押し付けメニューだ。
「はい、ムルギーランチ(1400円)二つ」
「ビールはいいですか」
インドビールが気になったが 、まだ先は長い、やんわりとお断りする。
まだ早い時間のせいか、半分ほどの入りだ。
客のほとんどは「ムルギーランチ」を頼んでいる、というか頼まされている。
観察した限りでは、ムルギーを断って、メニューを開いたのはたったの一人だけ。
その大多数が注文する「ムルギーランチ」が出てきた。
とにかくこの店は早いのだ。
ボーイらしきインド人(のようだが、違うかもしれない)がステンレスの皿に盛られたランチを持ってくる。
中身はというと、片側には黄色も鮮やかなギーライス。
その横にはマッシュポテトらしきものと、煮込んだキャベツなどの野菜。
そして良く煮込まれた鶏もも肉。
これにスパイシーなカレーがたっぷり掛かっている。
テーブルに置くやいなや、もも肉を取り上げたナイルさんは、ナイフとフォークを上手く使って、もも肉の骨を外す。
よほど柔らかく煮込まれているのだろう、するっと骨が外れ、別の皿に返す。
さっそくカレーをよく混ぜて、スプーンで放り込む。
これは何とも絶妙なスパイスだ。
それほど辛いわけではなく、しかしじわっとした香りが奥から沸いてくる。
なんと言っても日本に初めて本場の「インド料理」を紹介した店なのだから。
ここ銀座に店を構えて60年。
すっかり馴染みになったというか、老舗なのだから。
一般に言われる「カレー」とはかなり異なっていて、何というかカレーらしくないのだ。
薄味で、さらっとしている。
もも肉もぱさつかず、量もたっぷりあってランチには十分だ。
混ぜながら食べてゆくと、5分ほどで食べ終わってしまった。
お冷やを飲んで一息つく。
ナイルさんは次々に入ってくるお客をてきぱきと捌いてゆく。
大人数の客は2階に入れてゆくようだ。
とにかくこの店は回転が速い。
何しろ注文が早いし、出てくるのも早い。
食べるのもまた早いので、帰るにも早いのだ。
お客の一人が
「ビーフカレーがあるけど、インドで牛食べてもいいのかい」
とからかって言うと、ナイルさん本気になって
「インド広いですよ、色んな人間いますよ、牛食べても問題ないね」
「じゃ、日本人みなチョンマゲしてますか、芸者さんばかりですか」
もうむちゃくちゃなこと言っています。
まあ、気に入ったのでお土産に、缶入りの「ギ」ーと、レトルトの「キーマカレー」を買っちゃいました。
しかしこれがまた重いんだよなあ。
2006.12.18 Monday
一杯目
一杯目
アサヒ本生アクアブルー 500ml缶
天気予報は曇り一時雨。
悩んだが、荷物になるのでカサは持たないことにした。
黒金町の駐輪場に自転車を置き、改札に向かう。
割合暖かな朝だが、東京はどうだろうか。
改札前で友人と待ち合わせ、熱海行き普通列車に乗り込む。
いよいよ東京ツアーがスタートしたのだ。
座席は昔ながらの4人掛けボックスシート。
日曜なので空いていて、4人掛けを二人で占領する。
片側のシートは空いているのだが、目の前には中年オヤジ二人組がどでんとのさばっているので、結局熱海まで誰も前に座ろうとしなかった。
途中でパラパラと小雨が舞い落ちる時もあったが、熱海まで何とか曇り空で持ちこたえている。
熱海で東京行きに乗り換える。
階段を下りて、向かい側のホームに向かう。
こんどの列車は単シートの新型車両だ。
さっそくキオスク(ニューデイズ)で缶ビールとつまみを購入。
出発を合図にプルタブを開ける。
「プシュー」という情けない音と共に本日の1杯目がスタートした。
昼間というか、まだ9時40分だから朝だ。
朝からお酒が飲める幸せを噛みしめながら喉を潤す。
しかし、このシートでは酒は飲みにくい。
何せ、缶を置く場所がない。
したがってつまみを取る時は、缶を膝に挟んでガサゴソやるわけだが、これがなかなかスムーズに行かない。
友人はついに「チーズ蒲鉾」をころりと転がしてしまうのだった。
最初の1杯は、30分も掛からずに空いてしまった。
後はのんびりと到着を待つだけだが、戸塚の駅直前で、電車が急停止する。
緊張する車内に、アナウンスが響く
「ただいま、線路に帽子を落とされたお客様が、線路に降りましたので、急停止いたしました」
横に座っている、幼稚園ぐらいの子どもが、心配そうに
「おかあさん、大丈夫なの」と聞いている。
しかし困った。
車内は満員になっているので、席を立つことはできない。
それ以前にトイレが付いていない。
一杯の缶ビールがジワジワと効いてきた。
こんな時に限って、事故で遅れるなんて。
しかし天は見放さなかった。
幸いにして事故にはならなかったようだ。
5分ほども待っただろうか、電車は動き出し、戸塚の駅に着いた。
それから新橋までの時間は、かなり長かったが、どうやら時間どうりに到着した。
途中でスピードアップして、遅れを取り戻したようだが、こういうのだったら大歓迎だ。
新橋駅の公衆トイレに駆け込んだのは、言うまでもないことだ。
2006.12.16 Saturday
明日は東京行き
明日は東京へ行って来ます。
表参道あたりを探索する予定です。
旅行のお話は月曜日にゆっくりといたしますので、よろしく。
2006.12.15 Friday
吉野家
吉野家
茂木信太郎著
「吉野家の牛丼」を初めて食べたのはいつのことだっただろうか。
たぶん学生時代、目黒の吉野家だったと思う。
その牛丼を食べた時、つくづく
(東京の奴らはこんな美味しいものを、いつも食べているんだ)と、うらやましい気がしたものだった。
値段は200円ぐらいだったか、記憶にないが、普通のランチに比べて、安くはなかった。
それからしばらくして「会社更生法」の適用を受け、再建に向けて苦しい日々が始まる。
見事に再建を果たし、さらに店舗は増える。
順風満帆な未来だとと思いきや、突然の「BSE騒動」で牛肉の輸入停止。
これからの吉野家はどうなってゆくのか、興味のあるところである。
この本には色々と知らなかったことが書いてあって、興味深い。
まず、なぜ吉野家が「アメリカ産牛肉」にこだわるのか。
私も「米国が駄目なら、オーストラリアや中国にすればいいじゃないのか」と思っていたのだが、
なるほどそう言うわけだったのかと、目から鱗が落ちた。
また、急上昇していた時の吉野家の失敗。
商売の基本である「味」「品質」「サービス」の重要さが、よく分かった。
「吉野家」は食券スタイルを採用していないが、その奥には省力化よりもサービスを取った企業の姿勢が良く現れている。
これは初めて知った事なのだが、お客からのクレームに対する対応は、非常にしっかりとしている。
単なる苦情処理ではなく、きちんと対応をしているのが素晴らしいことだ。
店内のビデオを検証して、クレームが起こった状況をチェックしているとは知らなかった。
たかが牛丼一杯。
その影に様々な努力が隠されている。
この本を読んで、ちょっとだけ「吉野家」を応援したくなってきた。
2006.12.14 Thursday
ミノタウロスの迷宮
ミノタウロスの迷宮
神話だから不思議はないのかもしれないが、奇々怪々な話と言えば、ミノタウロスのお話だ。
その始まりは遠い昔。
フェニキア王の娘エウロペに懸想した大神ゼウスは雄牛に変身してエウロぺに近づき、クレタ島へと拉致する。
そして二人の間には、ミノスとラダマンテュスが生まれた。
その後エウロぺはクレタ王アステリオスの後妻となり、息子ミノスは王権の争いに巻き込まれる。
神の子である証拠として、ミノスは海神ポセイドンに祈り、美しい雄牛を願った。
ポセイドンが使わした美しい雄牛こそが「ミノスの牛」だ。
これが決め手となり、ミノスはクレタ王の座に着く。
しかし、ポセイドンとの約束を破って、雄牛を生け贄にすることを惜しんだミノスに、ポセイドンは怒った。
ミノスの后パシバエに魔力を掛け、雄牛に恋焦がれさせたのだ。
まあ王妃がいくら熱を上げても、相手は雄牛、パシバエなど相手にしなかった。
しかしここで、もの凄いことをするんですね。
パシバエは王宮お抱えの工匠ダイダロスに命じて、精巧な「牝牛の張り子」を作らせた。
そして自らの身体をその中に忍ばせるのだった。
本物そっくりの牝牛を見た「ミノスの牛」は欲情し、ついに目的は達せられたのだ。
やがてパシバエは身ごもり、子どもを産み落とす。
その子の頭は雄牛、身体は人間、鋭く曲がった二本の角を持ち、赤い目を持っていた。
恐るべき呪われた半人半牛の怪物、ミノタウロスの好物は、「人肉」だった。
そのミノタウロスは、工匠ダイダロスが作った迷宮ラビュリンスの奥に住んでいる。
後世、アテナイの英雄として名高いセテウスにより、ミノタウロスは退治される。
これも英雄伝説として名高いものだ。
2006.12.13 Wednesday
おでんの丸かじり
おでんの丸かじり
東海林さだお著
お馴染み「丸かじりシリーズ」の一冊。
このシリーズも何と24冊目なんですね。
図書館に置いてあるとついつい手に取ってしまう。
同じ本を何回か読んでも、そのたびに面白いのは作者の力量のせいでしょうか。
さていよいよというかついにというか、その中に、我が「静岡おでん」が登場している。
初出は2004年ごろなので、「静岡おでん」のメジャーデビュー直ぐという時期なのだろうか。
さすがに食通の東海林さんも、静岡おでんを「何とも不思議なおでん」と呼んでいる。
テレビの特集で見た感想を述べているのだが
静岡おでんの特徴として、氏はこう書いている。
1. すべての種に串が刺してある。
2. 青海苔をかけて食べる。
3. ダシ粉をかけて食べる。
これが特徴だと言っていますが、ここら辺は静岡人の感覚と違いますね。
また、静岡おでんはことごとく串に刺す、といって感心しています。
曰く、糸コンニャク、曰く、コンブ。
これが串に刺してあるのは「ヘンテコだ」となんくせつけています。
確かに串には刺しにくいものですがねえ。
さらにさらに、ようやく出てきました「黒はんぺん」
やはりこれについても「はんぺんは白いもんだろーが」
とツッコミを入れているのですね。
今まではおでんを、関東関西の二極に分類していた東海林さんですが、これからは中間に「静岡おでん」を入れなくてはならない、とも書いています。
なかなかにインパクトが強かったのでしょうか。
最後に、静岡の人は「おでんの屋台食い」「おでんのチビ太食い」が好きなんだ、とまとめているのですが、なかなか当たっているなあ。
2006.12.12 Tuesday
イルミネーションの弊害
イルミネーションの弊害
なんせ年末である。
気が付けば今年も秒読み状態。
昨夜、たこ八からの帰り道。
気が付いたのは、最近自宅にイルミネーションを付けている家が多いということだ。
けっこう豪華なものもあり、夜の街通りをきらびやかに飾っている。
だいたいが豪勢なお宅で、それをかたわらに見ながら
(電気代掛かるんだろうなあ)
とうらやんでいる。
最も現在の電飾はLEDがメインなので、豆電球に比べると消費電力はかなり少なくなっている。
かなり昔のオイルショック時代には、「節電」という言葉が大もてだったが、隔世の感がする。
東京では表参道はじめ、豪華な電飾で通りを飾る事が盛んであり、全国的な風潮なんだろう。
静岡市でも、青葉通りあたりは年々飾りが美しくなっている。
なるほど、きらびやかで良いですよ。
でもどうしても
「なんだかなあ」という言葉が出てしまうんですね。
2006.12.11 Monday
今年を表す漢字
恒例の「今年を表す漢字」が明日発表される。
大方の予想では「育」で決まりだそうだが、大胆にも私の予想を発表する。
それはやっぱり「球」ですね。
ハンカチ王子も話題になったし、60億の松坂もいる。
WBCでは世界制覇もした。
忘れていけないのは、悠仁内親王もお生まれになりました。
そう考えるとやっぱり一番は「玉」じゃなかった「球」ですな。
2006.12.10 Sunday
リサイクルコイン
先日の話。
「新台入替」の看板につられて、久しぶりにG会館へ。
まあ当然のごとく負けましたね。
最近のパチンコ台は、カードを買う手間が無くてもすむようになっている。
台に座って、左手上の機械にお札を入れればすぐに遊べる。
ボタンを押すと500円ずつ玉が出てくるので、好きなだけ(といっても限度はありますが)遊べるのだ。
しかしこのシステムは、現金投資という概念が希薄になるので、ついバカバカ使ってしまうのだ。
まさにお店の思うつぼ、なすがままですな。
その日も、1万円札を突っ込んだのが運の尽き、気が付けば残りはたったの500円。
ここでグッと我慢して、勝負を諦めた。
別のボタンを押すと、出口から大きめのコインが出てくる。
それを専用の機械に入れると、未遊技分の現金が返金されるのだ。
取りあえず500円だけでも回収しようと言うみみっちい考えだが、けりを付ける意味もある。
そのコインを持って機械に入れようとした時に、手がすべってコインが転がった。
コロコロ転がってゆくのを追いかけるのは、かなり恥ずかしいものだが、ようやく拾い上げて再挑戦。
ところが、
機械の表示は無情にも「使用中止」
通り掛けた店員に文句を言うと、店長らしき年輩の男が出てきた。
機械を開けて、何かガサゴソやっている。
プリントした紙切れを見せて、言うには
「データーがない」
「だから何なんだよ」
そのまま店の奥に引っ込んで、出てこない。
10分ほども待たされただろうか、ようやく出てきて、また言う
「データーがないんですね」
「いい加減にしろ、たった500円でなんぼ待たされるんじゃ」
さすがにキレましたね。
事務所に怒鳴り込みました。
その中には親分らしき老人がデンと座って、資料を見ている。
コインの番号を調べているらしい。
「20日前の日付になっているね」
「そんな馬鹿な、たった今使ったばっかりだ」
またなんだかを調べているだけで、らちが明かない。
だいたい、コインが出てくるのは残金がある場合だけなので、少なくともこのコインは500円以上の価値があるのだ。
その最低金額の500円を返してもらうのに、何でこんなに待たされるんだ。
ひとしきり説明したら、相手もはたと理屈に気付いたようで、あっさりと500円を返してくれた。
それにしても、謝罪の言葉は全くなし。
「お待たせしてすみませんでした」のひと言さえもないというのはね。
とてもサービス業とは言えません。
たぶん、落下したショックでデーターが消えたんだろうかと思いますが、そんなんで壊れるようなチャチなものなんだろうかね。
2006.12.09 Saturday
王女メディア
王女メディア
ギリシャ神話には多くの女性が出てくるが、その中で最も恐ろしい女性は「メディア」に間違いない。
コルキス王アイエテスの娘として生まれたメディア。
不幸は愛の女神エロスの黄金の矢が彼女の心を貫いたことに始まる。
英雄イアソンに惚れてしまったメディアは、父の目を盗んでイアソンの手助けをする。
コルキスの至宝「黄金の羊毛」を返還せよと迫るイアソンにアイエステ王は無理難題を仕掛ける。
しかし王女メディアは魔力でイアソンを助け、二つの難題は見事に達成されたのだった。
まさか難行を達成できるとは思っていなかったアイエステはイアソンを急襲せよと命ずる。
ここでも危機を察知したメディアがイアソンを助けるのだ。
素早く黄金の羊毛を奪い取ったイアソンは、アルゴ号でコルキスを脱出する。
その船には、メディアとその弟も乗り込んでいたのだ。
怒りに狂ったアイエステ王は、大艦隊を差し向けて追撃する。
迫り来る大艦隊が間近に迫り、もうこれまでと思った時、メディアは信じられない行動に出るのだ。
彼女は弟を惨殺し、その遺体をバラバラに切り刻んで、海に捨てたのだった。
驚いたコルキス艦隊は、王の世継ぎの亡骸を慌てて収容する。
その隙をついてアルゴ号は逃走に成功するのだった。
難行を達成して無事故郷イオルコスに帰り着いた英雄イアソン。
そこでもメディアはイアソンを助ける。
謀略でイアソンをイオルコスの王位につけ、二人の子どもをもうけるのだった。
しかし幸福は長くは続かない。
王位を追われたイアソンはコリントスへと逃れてゆく。
そこで歓待されたイアソンは、王の娘と結婚し、コリントスの王になることを申し出された。
夫イアソンの裏切りを感じたメディアは、魔術を用いて花嫁と王を焼き殺すのだった。
怒りを抑えきれないメディアは、愛しいわが子をも手に掛けてしまう。
コリントスを脱出したメディアは、有翼の馬車に乗ってアテナイへ渡り、そこでアイゲウス王と結婚したのだった。
絶望したイアソンは自害したとも伝えられている。
いわゆる「マスメディア」の語源は、この「王女メディア」にも由来しているという説がある。
まことにメディアとは恐ろしいものであります。
2006.12.08 Friday
珍珍@葵区北安東
珍珍@北安東
友人の紹介で北安東の中華料理店を尋ねることにした。
「天城」を左手に見ながら、しばらく自転車を走らせると、右手に小さく「中華珍珍」の赤い店舗が見えた。
通り沿いにあり、「駐車所あります」の張り紙も見える。
それとなく入り口を見ると、開店は11時。
脇に自転車を止め、引き戸を開ける。
「いらっしゃいませ」
カウンターが主体のこじんまりとした造りで、メニューは調理場の後ろ、客から見て正面に大きく書かれている。
どうやら一番客のようだ。
カウンターの中央に座る。
お冷やと、丸めた紙おしぼりが出される。
店主は割と若めの男性で、仕込みに一生懸命のようだ。
メニューにはなんと「ラーメン」400円とある。
今時400円のラーメンは珍しい。
そこでつい気を許して、「大盛りラーメン」500円を頼んでしまったのが間違いだった。
作業を見ていると、どうも麺の量が多いようだ。
湯切りもけっこう苦労している。
「お待ちどうさまです」
カウンター越しに出された丼は、平たく大きなものだ。
さっそく胡椒を振り掛けて箸を割る。
胡椒に普通と粗挽きの2種類を揃えているのは好感が持てる。
大盛りラーメンは、軽めのだしの醤油ラーメン。
けっこう具が充実しているのが嬉しい。
厚めのチャーシューがなんと3枚も入っている。
更には角張ったメンマ。
これがなかなかに個性的だ。
細く裂いたメンマもあるがここのは分厚い角切り。
さすがに拍子木とは言えないが、マッチ箱に匹敵するほどの大きさだ。
そう言えばメニューにも「メンマラーメン」というのがあった。
けっこう自信を持っている一品なのかもしれない。
申し訳にナルトが一枚に、どっさりと刻みネギという概容だ。
麺は細麺のストレートで、ごく普通のものだが、いかんせん量が多い。
普通「大盛り」といえば1.5玉だが、これは十分に2玉ある、それともデフォルトで大盛りなのか。
麺を大量に食べ、合間に具をいただく。
やはりメンマが良い。
柔らかく煮込まれており、味付けもやや甘口だがしつこくない。
これだけで、つまみとしていただいてみたい気がする。
チャーシューも肉厚で、しっかりとした歯応えだ。
スープは薄めのさっぱりとした醤油味で、脂っ気はない。
しかしながら、量が多い。
最近は胃袋も小さくなったが、それにしても食えなくなったものだ。
我が身を励ましながら、黙々と完食を達成したが、いやはや一見の店で大盛りはいかんとつくづく思い知らされました。
500円で満腹になりたい方、この店はお勧めですよ。
2006.12.07 Thursday
朝焼け
早朝の事である。
例によって薄明るい中を、近くの神社まで散歩に行く。
冷え込みは割と緩やかで、頬をなでる風もいつもより柔らかである。
一本道を途中で振り返ると、そこには鮮やかな朝焼け。
東の空から南の天空にかけて、鮮やかなオレンジ色に染まっていた。
思わず足を止めて見入ってしまった。
こんな綺麗な朝焼けを見たのは、久しぶりのことである。
きっと天気は下り坂なのだろう。
それから数分して神社に着き、石段を登る。
上から見る朝焼けはどんなものだろうかと期待していたが、すでに消えていた。
ほんのささやかな自然のショウだったのだ。
2006.12.06 Wednesday
インディアン@蒲田
京浜東北線で、神奈川から東京に入る。
川崎を越え、都内初めての駅が蒲田、いわば東京の入り口です。
JR蒲田駅でのテーマ音楽は「蒲田行進曲」 懐かしい響きだ。
通り過ぎる街角の風景にも、場末の情緒が感じられる。
アメ横ほどの賑わいはないが、終戦直後の風情を感じさせる街並です。
余談ですが、銀座に「ニューキャッスル」というカレー店があります。
そこでのメニューに「カレーライス 蒲田」とありますが、分かるかな?
都心部から見ると、「大森」の次の駅が「蒲田」になるので
「大盛りを越した、特別大盛り」なんだそうです。
驚いていると、更にその上を行く「つん蒲」なんてのもあります。
さて、蒲田から東急線が2本出ていて、一つは多摩川線。
昔は目黒と蒲田を結ぶので、そのまま「目蒲線」でしたが、現在は「目黒線」と分けられています。(学生時代はお世話になりました)
もう一つが「池上線」そう西島三重子さんのヒット曲でおなじみですね。
昔は黄緑色のボディで、ひなびた電車でしたが、現在はステンレスのピカピカ。
3両編成のワンマンカーに替わっています。
久々なんで、一駅だけですが、乗ってみましょう。
次は「蓮沼」
この駅前すぐの所に、お目当ての店「インディアン」があります。
入り口からして凄い。
何たって「蒲田名物」ですからね。
ここのメニューは「支那そば」600円と「カレー」950円のみ。
あとはチャーシューの追加とセットでがあります。
「支那そばと半カレー」1000円が有名で、今回はお勧めのこれを注文しました。
店内は変わった作りで、正面に2席のカウンター、4人掛けのテーブルが4組。
厨房が正面にあるので、店主は常に客を見ながら仕事をする。
配膳役の女性と二人だけで、主人は厨房を出ず、黙々と調理をする。
正面の壁には、様々な雑誌に紹介された物が貼られている。
「最高級カレーライス」の横には、こんな文字が。
「当店より美味しいカレーがありましたら、教えてください。勉強させていただきます」
なんという自信なのか。更には使用しているお米の、銘柄と生産者名も張り出してある。
そんな店内には、ご主人のオーラ(らしきもの)が満ちていて、何か緊張するなあ。
見ていると専用の容器で、器を温めているようだ。
さすがに手抜かりはない。
まずはラーメン登場。
「美しい!」
私はこれ以上澄んだスープを見たことがない。
透明にかすかな黄金色をした、その佇まいは気品に満ちている。
表面に浮かぶ葱油がアクセントになる。
塩味のスープを一口。
非常にすっきりとした味わいだ。
上置きは、メンマにほうれん草、かなり大ぶりのチャーシューが一枚。
これは脂身が多いが柔らかく、存在感がある。
傍らの箸筒には、割り箸ではなく、屋久杉で出来た塗り箸、これも珍しい。
麺はやや細のストレート麺で、つるつるとのど越しが良い。
食べ進んでゆくと、意外とスープに力があることに気付く。
単にあっさりしただけではない。魚介系のダシが利いているのだ。
半分ほど平らげた時、ふと店主の視線を感じた。
「見られている」
どうもこちらを観察しているようなのだ。彼はおもむろに皿を準備しはじめた。
暫しして、半カレーが供された。
なるほど、この店では客の食べ具合を見計らって、次の品が出されるのか。
冷めずに出来たてを食べて欲しい、とのメッセージが込められた一品。
この「最高級」カレーライスも、なかなかに個性的だ。
紡錘形にまとめられた、粒の立ったライス。そこに掛けられたカレーは、何と真っ黒。
具は十分に煮込まれた、牛肉とおぼしき存在が二片。他は分からない。
匙で一すくい口に入れる。口中に爽やかな苦みが広がる。
これはドミグラスソースのようだ。
甘口にすれば、上等なハヤシライスになりそう。
しかしこれはカレーなのだ。
何とも不思議なカレーで、これもここしかないだろう。
辛さもけっこうあり、美味しいのだが、なんと言ってもカレーの合間に飲むスープが旨い。
なるほど、さすがにここの看板メニュー、伊達ではない。
カレーの味と、それを洗い流すラーメンのスープ。そのコンビネーションは秀逸だ。
初めは量が多いかと思っていたが、あっという間に完食してしまった。
この店の歴史は古く、先代は武田金蔵さんという方で、この味を完成した。
85年に、引退されたが、味に惚れ込んだ今のご主人、長岡氏が後を引き継いだとか。
「元祖武田流カレーライス」というのがその名残です。
それからでももう20年、気合いも入っているし、良い店です。
さて、帰り道蒲田の駅へと向かう途中、もう一軒「インディアン」という店がありました。
全く同じ店構えで、値段も能書きも一緒でしたが、支店なのかもしれません。
(以前訪問した時のものです)
2006.12.04 Monday
いたまがあたい
昨夜は「たこ八」の忘年会。
午後5時からのスタートで、「樽よし」という店に集合。
貸し切りの店内は、多すぎるほどの料理責め。
酒類も高級酒が勢揃いで、つい飲み過ぎてしまった。
それから2軒行ったのは覚えているが、さすがに日付を越える事なしに轟沈。
というわけで、飲み過ぎの報いは、二日酔いだよ。
もう一生、酒は飲まないぞと、堅く心に誓うのでありました。
皆さんお酒の飲み過ぎには注意いたしましょう。
2006.12.03 Sunday
ピグマリオン効果
ピグマリオン効果
人間は他人からの影響を受けやすい。
よく「褒めて育てる」というが、環境によって大きく変化する場合がある。
「やればできるんだよ」と温かい目で育てられた子供は、いつしか目標を達成できるようになってゆく。
教師の期待によって生徒の成績が大きく向上する事は有名で、この法則を「ピグマリオン効果」という。
なんでも1960年代にアメリカの心理学者、ロバート・ローゼンタールによって実験され、定説になっているのだとか。
ちなみに、相手の女性を自分の好み道理のタイプに無理矢理変えてしまう、我が儘な男も「ピグマリオン」というそうだ。
この「ピグマリオン」とは、ギリシャ神話に登場する、キュプロス島の王である。
彼は女嫌いで、現実の女性に対する幻滅から、生涯独身を通す決意をしていた。
彼は自ら象牙の女性像を彫り、それに対して倒錯した愛情をいだくことになる。
そして、その象を実際の恋人として飾り付け、一緒に暮らしたのだった。
彼は祭壇に向かい必死に祈りを捧げる。
「どうか、あの象牙の乙女のような、清らかな妻をお授け下さい」
彼の祈りは天に通じ、彫像は命を得る。
ピグマリオン(正確にはピュグマリオン)は彼女をガラテアと名付け、結婚して末永く幸せに暮らした。
人間祈り続ければ、必ずかなうものなのです。
2006.12.02 Saturday
丸源ラーメン
丸源商店
静岡市葵区長沼にあるチェーン店。
通称「丸源ラーメン」だが、レシートには「丸源商店」と書いてあった。
今回、実は曲金の「香蘭」で「レタス麺」をいただくつもりだったのだが、なんと勉強不足でして「木曜定休日」。
がっくりと肩を下ろしつつも、国道一号方面に下り、ここ丸源ラーメンを目指した。
「ラーメン100円引き」のクーポンを持っていたのを思い出したわけなのだが、最近こんな展開が多いようだ。
さて、時間は11時40分ほど。
店に向かう国道は、女子高生が大挙して歩いていた。
ちょうど昼休みなのだろうか、グループで歩道を独占して歩いているので、邪魔なことこの上ない。
遠慮がちにかき分けながら店に向かう。
その内の幾グループかは店に入っていく。
けっこう常連の客なのかもしれない。
開店から間もない店内は、まだ客はまばら。
一人客なので、カウンターの一番端に案内される。
見ていると、一人客はある程度間隔を空けた席に案内されていて、なかなか接客がよい。
「ギョウザがサービス期間で100円引きです」
今回はご遠慮しておきます。
メニューにある「坦々麺」にも食指が動いたが、やはり注文は予定の新作「丸源肉そば」682円だ。
店員はみな若いし、活気がある。
最近のチェーン店はきちんとしている。
こんなところにも繁盛店の秘密があるのだろう。
さて、「丸源肉そば」が到着した。
丼に皿を敷いて出されるが、これはあまり意味がない。
「熱いですからお気を付け下さい」
確かに熱い。
ラーメン評価の重要ポイントである「熱々」を難なくクリアーした。
卓上にある「丸源特製胡椒」をさじで振り掛けるが、さじは使いにくいなあ。
「肉そば」はビジュアルな面もちだ。
背脂たっぷりのトンコツスープに、具は豚バラ肉の薄切りがメイン。
そこにオニオンスライスを敷き、紅葉おろしを添える。
ほんのりと薫るこの香りは、なんと柚胡椒だ。
ノリが飾られ、更には彩りに青菜が乗っている。
なかなかに美しい面もちで佇んでいるのだ。
麺は細麺。濃厚なスープがしっかりとからみつく。
紅葉おろしが脂分を中和して、割とさっぱりいただけるのが新鮮だ。
一気呵成にスープまでぺろりと平らげてしまった。
いやいやチェーン店といえども、侮りがたいものです。
2006.12.01 Friday
12月だよ
今日から12月。
ホントに12月なのか、不思議なくらいの暖かさだ。
しかし間違いなく冬になった。
遅まきながら冬支度をせねば。
今年は久しぶりに「冬の東京巡り」をしてみようかと思う。
何とか年末に2、3日の時間を空けて、居酒屋巡りをしてみるつもりだ。
もちろん「青春18切符」をご利用である。
しかし、とうてい5回分全部は使い切れない。
仕方なく残りを金券ショップで買い取ってもらうのだが、これだと初めからショップで購入するのと大差ないか、割高になる。
まあ元々安いのだから、文句を言うのは筋違いなのだがね。
金券ショップは、買い切りだと使い勝手がよいのだが、余分に使って残り分を返却するシステムだと、返却に行くのが面倒だ。
年内に3回分を使い、2回余ってしまうので、もう一回行くかは迷うところだが、どうしようか。
誰かシェアしてくれる人がいればいいのだが、探してみるか(笑)
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