2008.09.30 Tuesday
魚三酒場@門前仲町
魚三酒場@門前仲町
そんな物があるのかないのか、「酒場通」の中では知らないものは無いというぐらい有名な酒場、それがこの「魚三酒場」です。
この店の開店は午後4時。
開店前から行列が並び、以後ずうっと大賑わいが続くといいます。
今日の1軒目はここ門前仲町にある、「魚三酒場」に出かけました。
さて、開店と同時に入ろうと目論み、午後4時に地下鉄の駅を降りたのですが、道を1本間違えたようです。
あれこれと探しているうちに何とかたどり着いたのが4時5分過ぎです。
すでにお店は開いていて、1階はと見ると、何と超満員ではないですか。
(これはしまった、出遅れたか)
お店の方に、慌てて尋ねます。
「スイマセン3人ですが」
「2階か3階」
脇の階段を上って、上に行きます。
なんと2階も満員なんです。
諦めて3階に上がると、これもかなりの混みようですが、良かった何とか空きがありました。
3階は入れ込みのテーブル席で、8人ほどが座れる座卓が7、8席ほど雑然と並んでいます。
「6時までですが、よろしいですか?」
「はい」
「こちらご相席お願いします」
入り口すぐ前のテーブルに案内されました。
相席のグループは50代ぐらいのスーツ姿のサラリーマン4人組です。
まずいことに全員がタバコをスパスパやっていて、その副流煙がエアコン真下のこちら側にどっと流れ込んできます。
これはついていないなあ。
最初のドリンクは、「生ビール大(640円)」を注文しました。
生ビールは大と小があって、中間はありません。
ここいらへんが不思議なところなんですが、お店の方針なんでしょうね。
メニューは実に豊富です。
まずは生ものからというルールがあるそうなので、お刺身関係をまとめて注文します。
それにしてもみなかなりの安価になっています。
まさか量が少ないんじゃないかと辺りを見回しますと、続々と出てくるお皿にはどれもお刺身が大盛りです。
つまみの注文は一グループごとに伝票に書き込んで渡すシステムになっています。
なるほどこんなに混み合っていますから、間違えないように記録しておくんですね。
さて、生ビール大が登場しました。
見ての通りででっかいです。
これは本物の大ジョッキですね。
最近この大きさの大ジョッキはあまり見かけませんが、久々に懐かしい物を見ました。
今どき中生で600円取る店はざらにありますから、かなりのコストパフォーマンスです。
隣のサラリーマンに、名物「特大魚三刺盛(4000円)」がやって来ました。
なるほどうわさにたがわない大盛りです。
大きなお皿に何十種類ものお刺身が、これでもかと盛られています。
5、6人前だとはいいますが、それにしてももの凄いサービスですね。
驚いているうちに私たちにも続々とつまみが出てきました。
第一弾は、シメサバ、鯛刺身、秋刀魚刺身、ぬた、です。
お値段はどれも400円程度ですから、驚くほどの安さです。
大ジョッキもすぐに空けて、日本酒をいただきます。
これがまた凄いんですが、5合徳利で登場しました。
何と確実に5合入っています。
ずっしりと重い5合徳利は1400円ですから、1合当たり280円、なんとも良心的な価格です。
これもまた懐かしいどっしりとしたガラスのコップでいただきます。
続いてのつまみは、ウニ、アワビ刺し、煮魚、冷や奴、サザエ壺焼きです。
お店のお客さんはほとんどが常連さんのようで、皆さん賑やかに飲んでいます。
小さな子供連れのご夫婦もいて、微笑ましいのですが、健康的にはどうかな。
追加のつまみは、新しく伝票をもらって、そこに書き込んで渡します。
さすがに店員さんの愛想は素っ気ないですが、お忙しいから仕方がないですね。
追加のつまみは、中トロ刺身、ホタテ串焼き、つぶ貝串焼き、白魚刺身です。
3人が思い思いに頼んだので、すっかり満腹になりました。
いやあ、居酒屋でこんなに食べたのは久しぶりです。
そして最後のシメには、これしか無いという逸品をいただきます。
それがこれ、「ぶりつゆ」です。
簡単に言いますと、ぶりのアラで取ったお吸い物ですね。
日本酒で渇いた喉にこれが入ると、美味いのなんの。
これがあったらまだ2、3本は行けそうな気がします。
しかし今夜はまだまだ先があります。
あ、この「ぶりつゆ」ですが、お値段はというと、何と100円ですよ。
このお店の最安価格は、「あら煮」の50円なんですが、それに次ぐ激安商品ですね。
自分のところで魚を捌くんで、アラは只みたいなもんなんでしょうが、それにしても気っぷがいいサービスです。
こういう心意気が飲んべえには嬉しいんですね。
そんなわけで、結構酔いも回ってきました。
お勘定をしますと、これだけ飲んで食べて一人頭3000円少々でした。
いやあ素晴らしい酒場でした。
ありがとう、魚三酒場。
2008.09.29 Monday
歌舞伎座で観劇
歌舞伎座で観劇
さて、本日の目的地はここ銀座にある歌舞伎座です。
築地から徒歩で進みますが、相変わらず今日も暑い日差しが照りつけます。
実は前売りを手配したのですが、残念ながら売り切れで、手に入りませんでした。
そこで運が良ければ「一幕見」ができるんではないかと、立ち寄ってみたのです。
時刻は12時10分過ぎほど、歌舞伎座の前には切符を求める長い行列が並んでいます。
何とその中の半分ほどは外人さんです。
きっと日本文化を学ぼうとしてここに来たんでしょうね。
日本人でもなかなか歌舞伎を見に足を運ぶ人がいない昨今、外人に負けるなとばかりに列に着きます。
幸いにして何とか間に合いました。
演目は「ひらかな盛衰記 逆櫓」です。
幕見のお代金は何と900円で、意外に安いことを知りました。
さっそく階段を上って、3階の席へと向かいます。
一幕見といっても席はちゃんとあって、座っての観劇ができます。
期待のうちに幕が上がり、いよいよ歌舞伎の始まりです。
さすがに3階席は舞台から遠く、かなり小さく見えます。
しかも静かな場面が続くので、演者の声は聞き取れないほどです。
マイクなどは一切使っていないようで、さすがは伝統芸能ですが、聞くほうとしては辛い物がありますね。
観客はみな静かに見入っていますが、時々「播磨屋!」などと掛け声が飛びます。
これも風情で良いのですが、あまり近くから叫ばれると、素人者の私たちはどっきりします。
1時間ほどで幕が下り、もう終わりかと席を立ちかけますが、親切なお客さんが、まだ続くことを教えてくれました。
慌てて座り直し、再開を待ちます。
この後半部分は動きが激しくなって、実に見応えがありました。
これは途中で帰らなくて良かった。
とんぼを切ったり、大立ち回りがあったりで、場面も変わるし人も変わるので、目が離せません。
結論から言うと、これは予習が必要だなと、つくづく感じました。
イヤホンによる解説を、ぜひともお勧めします。
結局2時間半ほどの観劇になりました。
いやあ伝統という物は、さすがに素晴らしいものですね。
2008.09.27 Saturday
狂師の群れ・デバラとお子様ランチ
狂師の群れ・デバラとお子様ランチ
金森文孝 著
日本文学館 定価1050円
友人が本を出版されたので、ご紹介いたします。
著者は私の小学校時代からの親友で、今でも親しく交際させていただいております。
さっそく購入させていただき、読んでびっくり。
高校生時代の懐かしい思い出があれこれと書かれておりました。
思えば昔の高校教師は色々と個性のある方が多かったように思います。
そんな高校教師の生態を、おもしろ可笑しく、しかしほろっとさせる文体で綴ってくれます。
さすが、「夏木静子」さんも推奨する文才ですね。
(実は彼と親しい方なんです)
これを読んで久しぶりに、懐かしい高校時代を回想しました。
友人だからお勧めするのではありませんが、いや、やっぱり多少はそういう気持ちがありますが、ぜひご一読いただきたいと思います。
なお、文中に私が実名で登場しています。
どんな役回りかは読んでのお楽しみ。
極秘情報、只今「静岡谷島屋本店」 「丸善書店新静岡センター店」 において、平積みにて販売中だそうです。
それ以外の書店ではお取り寄せになります。
貧乏作家を助けるためにも、一家に一冊のお買い求めを!
よろしくお願いします。
2008.09.26 Friday
高はし@築地
高はし@築地
さて、時間はさかのぼりますが、先週末は東京に出かけてきました。
早朝の新幹線で行きましたので、こんな時にしか行けないところと思って、久々に築地まで足を伸ばしました。
さすがに土曜日とあって、けっこう観光客で混み合っています。
これは、砕いた氷が出てくる場所で、分かり難いですが、なかなか迫力があります。
行列しているお店が沢山あって、どの店に入ろうか迷ったんですが、結局「高はし」さんに並ぶこととしました。
現在10時10分ほどですが、お店の前に行列は12、3人ほど。
面白いことに、お寿司屋さんなどの前に並んでいるお客さんはほとんどが観光客です。
中には外人さんも多くて、観光地かと見間違うほどですね。
ところが、列はなかなか進みません。
ちらちらと中を見ますと、ほとんどのお客さんがお酒を飲んでいるんです。
中にはお食事ではなく、煮魚をつまみに一杯という地元のお馴染みさんらしい方もいました。
私たちのすぐ前のカップルは、並ぶのに飽きてきたらしく、二人でいちゃついていまして、よっぽど水でもぶっかけてやろうかと思いました。
しかしホントに列が動かないので、馬鹿ップルの気持ちも分からないでもないかな。
並んでいると、若旦那が出てきて
「スイマセンお一人様だけ先にお入れします」
ここの名物はお刺身に穴子、そしてサンマに煮魚焼き魚。
何しろ築地でも一番の新鮮な魚が揃っているそうです。
お一人さんは地元の常連らしく、あっという間に食べて出てきました。
待つこと45分、ようやく私たちの番になって、お店に入ります。
お店はL字形のカウンターのみで、このあたりのお店はみな縦に長い造りですね。
「ご注文をお願いします」
係の女性が聞いてくれますので「お刺身盛り合わせ定食(1300円)」を選びました。
友人はメバルの煮付け定食(2300円)ですが、ここの煮魚や焼き魚は、注文を受けてから調理に入りますから、時間がかかります。
お酒のみに待たされた腹いせに、こちらもビールをたのんじゃいました。
定食は、料理に煮物とお新香、ご飯にお味噌汁が付きます。
何でも定食にできて、200円増しですから、良心的ですね。
煮物は「里芋と切り干し大根」でした。
味付けは薄めで、アテとしては物足りないかな。
お新香はキュウリですね。
メインのお刺身盛り合わせは、マグロにハマチ、ホタテ貝柱です。
ツマとして、青のりに大根と大葉があしらってありました。
ビールを飲みながら、お刺身をいただきます。
さすがに築地で、美味しいですが、このあたりのお刺身なら静岡でも何とかなりそうに思えますね。
意外だったのは「ご飯」の美味しさ。
これはうまい飯だなあ。
こんなところに手を抜かないのが、さすがは築地と思い知りました。
友人の煮魚は大きくて、これなら2000円は当たり前という感じがします。
味付けは割合に薄味で、江戸前だから濃い味と思っていた意表を突きました。
ところで、「秋刀魚塩焼き」がありましたが、これ1匹いくらだと思いますか?
何と二千円なんですね。
お客さんで注文している方がいて、出てくるのを見ると、とんでもなく大きな秋刀魚でした。
気になったのが、秋刀魚の説明に「18入」と書いてあるものです。
聞くは一時の恥とばかりに、オネエサンにうかがいますと、奥の若旦那に向かって。
「18入りのお尋ねでーす」
奥から出てきた若旦那が、よくぞ聞いてくれましたとばかりに、解説をしてくれます。
「普通の秋刀魚は一箱に24匹入っています」
「しかしこの秋刀魚は、18匹しか入らないんです」
「それぐらいに大きな秋刀魚で、うちぐらいしか仕入れられない品物なんです」
「ですから焼くのにも時間がかかりますし、中まで火を通すので焦げ目も付きますが、絶品の美味しさです」
聞いているお客さん一同、納得して頷きます。
(これは2時間ぐらいは練習してるな)
この講釈を聞かせていただいただけでも、お代の半分は帰ってきた気持ちがします。
お昼時にかかったせいでしょうか、あまりお酒を召し上がる方はいません。
と言うか私たちだけですね。
そのためにお客さんの回転は速くなっています。
時間によって客層も変わるんでしょうね。
並んでいるお客さんのためにも、早めにおあいそすることにしました。
「ごちそうさま」
まだまだ長い行列のお店を後にするのでした。
2008.09.25 Thursday
猛虎熱闘苦悩の引き分け試合
猛虎熱闘苦悩の引き分け試合
いやあ、行って参りました阪神甲子園球場。
結果はと言うとご存じの通り、延長12回でのドロー。
初めて応援に行った甲子園だというのに、滅多にない引き分け試合とは、果たして運が良いのか悪いのか。
さて、お馴染みの阪神電車に乗って、甲子園球場にたどり着きます。
電車に乗っているのはほとんどが阪神の応援に行くファンで、様々な応援衣装が目を楽しませてくれます。
まだ試合開始の1時間半前、それでもけっこうな人の流れです。
応援するならライトスタンド、応援団が頑張っています。
まだ試合開始まで30分、観客の着ているユニフォームも色々です。
日も暮れかかってきて、もうすぐ試合開始です。
タイガースの先発は意表を付いて中二日での下柳投手、岡田監督勝負に出たか。
下チャンは絶好調で、ノーヒットに押さえています。
しかしどうしたタイガース、さほど調子が良いとは思えない相手のピッチャーにヒットが出ません。
フォアボールは選んで、満塁のチャンスを作るも、あと1本が出ない、イライラする展開。
そんな中で、下チャンが意地のヒットですが、これもあとが続きません。
そして運命の6回表、相手はようやく初ヒット。
バントで送って、二死二塁となり、こちらから見て凡フライかと思った当たりがセンター前のタイムリーになってしまいました。
赤星が猛然と突っ込むも、残念な一点を先制されました。
しかし下チャン気を取り直して、何とか後続を押さえます。
重苦しい雰囲気が場を覆う六回裏、先頭打者鳥谷の一発が、こちらライトスタンドに飛び込んできます。
たちまちの同点で、またまた盛り上がりますが、何とタイガースのヒットはこれでお終いになるとは。
この時点では全く想像も出来ませんでした。
七回表は二番手アッチソンがピンチを凌いで、いよいよラッキーセブンです。
阪神七回の裏の攻撃、ジェット風船の雨です。
現場で見るとこいつは凄いものです。
またも三者凡退の次は、守ればピンチの連続、攻めればノーヒットという情けなさです。
それでもウィリアムスに続いて、九回には藤川までつぎ込む岡田監督。
そして運命の十回表は、何と二軍から帰ってきたばかりの久保田が登場しました。
周りの観客からはざわめきが聞こえてきます。
この久保田が一生懸命頑張りました。
三インニングスを何とか無失点で切り抜け、味方の反撃を待ちますが、どうしても打てない我がタイガースです。
力投する久保田と、守備では藤本のファインプレーが窮地を救い、平野もまたナイスキャッチをしてくれました。
終わってみれば一対一のドローゲーム。
一斉に帰る観客で、もの凄い混雑ですが、まあ負けなくて良かった。
梅田の駅に着いたのは11時過ぎでした。
しかし凄い試合を見ました。
あとの凝り10数ゲーム、頑張れタイガース。
2008.09.23 Tuesday
非常事態
非常事態です。
とんでもないことになってしまいました。
もう黙っているわけにはいきません。
今日は甲子園まで、泊まりがけで応援に行ってまいります。
したがって今日明日の更新は出来ませんので、ご了承下さい。
なお、アクセスが集中していて、繋がりにくい状態になっています。
コメントの掲載などにご迷惑をかけておりますが、もうしばらくご辛抱下さい。
2008.09.23 Tuesday
貧乏人の逆襲
貧乏人の逆襲!
松本哉 著
副題に「タダで生きる方法」と書いてあります。
著者の、松本 哉(はじめ) さんは1974年東京生まれ。
高円寺にあるリサイクルショップ「素人の乱」5号店の店主でもあります。
何しろ経歴が凄い。
本の後付に書いてある紹介文を見ますと
法政大学では野宿同好会に。
中国で三千メートルの岩山に下駄で登る。
厳冬の北海道に原チャリで行く。
東北1周ママチャリレースで3位に。
96年「法政の貧乏くささを守る会」結成。
学食が20円値上げしたことに抗議して、貧乏学生がみこしをかついで学食突入。
01年卒業と共に「貧乏人大反乱集団」結成。
07年杉並区議選出馬、1061票を獲得する。
などなど、じつにバイタリティーにあふれた人物であります。
私など、遠い昔の貧乏学生生活を思い出しますが、これほどの元気さはなかったなあ。
内容はといいますと、かなり際どい物が多く、法律違反すれすれいや、はっきり法律に違反している物も数多いです。
松本氏も1回逮捕され、有罪判決まで受けています。
そのあたりは、やりすぎな気持ちもしますが、本人はいたって陽気です。
何しろ騒ぐのが大好きで、デモが趣味みたいなものですから、仕方ないですね。
世の中に不平不満の多い方、これを読んで発散する方法を研究してはいかがでしょうか。
それにしても変わった人物です。
これでニッポン大丈夫なのかと、心配にはなりますがね。
2008.09.22 Monday
ナカミヤ再び
ナカミヤ再び
このブログをご覧の方々なら、過去のいきさつはご承知でしょうが、またまた行きましたよ、「ナカミヤ」さんです。
行くたびに振られている、因縁の「刺し三盛り」を今度こそは許すまじと、不倶戴天の決意を持ってお店に向かいました。
「こんにちは」
平日午後6時半過ぎのナカミヤさんは先客が1名という、のんびりした雰囲気です。
それでも私たちが飲んでいる間に、続々とお客さんが入ってきて、最近は繁盛しているんだなあと感じました。
カウンターの端に席を取り、例によって
「ホッピー、グラス大きいので」
今回は気を利かせてくれて、何とビールのジョッキで出てきました。
これぐらいでないとホッピーには辛いからなあ。
そしてそして、満を持しての注文です。
「マスター、例の物あるよね?」
「はいもちろん」
振られ続けた「刺し三盛り」がようやく手に入りました。
興奮しすぎて、一切れ食べてしまいましたが、こんな感じです。
レバー、タン、ハツ、の3種類がひと皿に盛られています。
「レバーはゴマ油、タンとハツはこの醤油で召し上がってください」
それには針生姜がそえられています。
さっそくいただきますが、さすがに新鮮で、期待を裏切らない旨さですね。
これなら毎週来なくちゃいけなくなりそうです。
ナカをお代わりして、すっかり美味しくいただきました。
何のかんので、このところ毎月おじゃましていますが、当分続きそうですねえ。
お店も繁盛してきたようですし、嬉しいことです。
ご主人頑張ってくださいね。
2008.09.20 Saturday
美濃屋@曲金
美濃屋@曲金店
このお店も「静岡市未食の店を尋ねる」シリーズの一巻です。
美濃屋さんといえば静岡では有名な中華料理店で、支店が沢山あります。
その一つがここ、曲金の美濃屋さんです。
カネボウ通りから少し入った場所にあって、お店の前が駐車場となっています。
平日のお昼時にお店に入りますと、割合に広い店内にはお客さんは6、7人ほどで ゆったりとしています。
カウンターが混み合っているので、申し訳ないですが空いている4人掛けのテーブル席に座ります。
メニューはかなり多くて色々と目移りしますが、ここは雑誌に出ていた「ワンタンメン(700円)」を注文します。
昨年末に出版されたこの雑誌では、650円と書いてあったんですが、諸物価上昇のおり、値上げされたもようです。
お客さんはほとんどがサラリーマンで、ネクタイを締めているのはお昼休みなんでしょうね。
ランチタイムの定食も日替わりであれこれ出しています。
「チャーシューメンです」
これは出てくるのが早いですね。
熱々のチャーシューメンがまたたくまに出てきました。
コショーを振り掛けて、まずはスープを一口いただきます。
これは美濃屋さん伝統のあっさりとしたスープですね。
麺は細麺のストレートで、意外と腰があるのは、他のお店と違うんでしょうか。
この麺はなかなか良い出来です。
具には、2枚のチャーシューとメンマにノリ、そしてワンタンがのっています。
このワンタンは、かなり中身が大きいです。
なかなか食べ応えがあって、こういうワンタンは大歓迎ですね。
こんなのがごろごろ入っているのは、思わず笑っちゃうぐらい嬉しいものです。
あ、もちろん恥ずかしいから声には出しませんよ。
サクサクと食べ終わってしまいましたが、久しぶりのワンタンメンは心地よくお腹に入っていったのでした。
2008.09.19 Friday
そうめんかぼちゃ
そうめんかぼちゃ
さて、9月度の例会です。
今回も先月の反省を含めて、議論伯仲、賑やかに進みました。
相変わらずのワインは、オーストラリア産だそうです。
日本酒も1本出てきました。
さて、本日の話題は変わった物が出てきました。
それはこんな物です。
「これなんだか知ってる?」
「はて、何ですかねえ」
どうも「そうめんかぼちゃ」という物らしいんですが、誰も知りません。
私も、話に聞いたことはありますが、実物を目にするのは初めてです。
せっかくですから調理していただくことになりました。
皮をむいて茹でると、中の実が崩れて素麺のようになります。
黄色く綺麗な色の素麺ですね。
これをめんつゆに漬けていただきます。
意外と、と言っては失礼ですが、美味しかったですね。
カボチャだから栄養価も高そうだし、面白いつまみになりました。
それにしても不思議な植物があるもんですねえ。
さて、今日は友人の出版記念です。
それについてはまた後日お伝えすることにして、あれこれお祝いが届いているとか。
そこでなんと、お祝いのケーキのお裾分けに預かりました。
これはベストセラー間違いなしですね。
出版おめでとうございます。
2008.09.18 Thursday
伊勢籐@神楽坂
伊勢籐@神楽坂
神楽坂の伊勢籐さんといえば、居酒屋通の間ではかなり有名なお店です。
しかしこのお店、ちょっとどころか、かなり変わっているんです。
どう変わっているのかは、あとでのお楽しみとして、まずはお店を発見することから始めます。
JR中央線を飯田橋で下車、神楽坂方面へと向かいます。
ここは昔からの町並みを残した、風情のある通りですね。
名前の通りに坂があり、けっこう勾配があって歩くのに苦労します。
狭い露地がくねくねと繋がっていて、車が通れないほどの細い道に野良猫が日向ぼっこをしていたりします。
ここは広い東京の中でも、一番野良猫が似合う街ですね。
頼りにしている地図が割りとアバウトなので、お店を探すのには苦労します。
通りの中央に毘沙門天を奉った、善国寺さんがあります。
道にある案内図を頼りに、あたりを散策します。
どうやらこのあたりではないかと見当を付けて、細い露地を進んで行きますと、古風な民家が見えてきました。
よく見ると、消えかかった文字で「伊勢籐」と書いてあります。
どうやらここが本日の目的地、居酒屋「伊勢籐」さんのようです。
お店の前で、開店時刻の5時を待ちます。
こういうお店の場合、中が覗けないのでどうしたらよいのか迷うんですが、まあ待っていても仕方がありませんので、5時を回ったところでお店に入ることにします。
古風な縄のれんをくぐって、中に向かいます。
「こんにちは」
「いらっしゃいませ」
お店の中はけっこう広くなっています。
中央には囲炉裏が切ってあって、そこを囲むL字形のカウンター席が5席ほど。
あとは座敷席が4人掛けで4、5席ぐらいでしょうか。
「ご予約のお客様でしょうか?」
「いえ、違いますが」
「ではお好きなところにお座り下さい」
カウンター右端の席に友人と並んで座ります。
ちょうどご主人の正面に当たり、目の前の桟敷に作務衣を着た若いご主人が正座して迎えてくれます。
すると立て続けにお客さんが入ってきて、いつの間しかカウンターの5席は満員になってしまいました。
皆さん一人客で、一番左の方が年輩の女性。
次が60がらみの男性、そして私たちのすぐ左に20代の女性といった面々です。
「お燗でよろしいでしょうか?」
ここ伊勢籐ではお酒は日本酒しかありません。
しかも1品種だけです。
銘柄は「白鷹」で1合525円という庶民価格です。
これを常温で飲むか、燗を付けて飲むかの違いです。
「ぬる燗にしてください」
図々しくもここはきちんとお願いしておきます。
囲炉裏には炭がくべてあって、その中に錫製の壺が埋めてあります。
お酒を入れた徳利をそこに浸けては、しばらくすると取り出して、燗の具合を調べています。
それがまたしつこいぐらいに几帳面に塩梅してくれますので、見ているだけで嬉しくなりますね。
おつまみは黙っていても出てきます。
ここでは日替わりの1汁4菜(1575円)がお決まりになっているんですね。
小鉢に入った気の利いたつまみが、ひと皿ずつ頃合いを見計らって出てきます。
今日はまず最初に、「ちりめんじゃこの和え物」が出てきました。
お店の中はほの暗く、冷房などは一切ありません。
写真を撮ったんですが、フラッシュをたくのがはばかられるので、ほとんど写りませんでした。
つまみが足りない時はそれ以外にもたのむことができます。
年輩の女性は「うるめいわし」をいただいておりました。
続いて2品目のつまみが出てきました。
「キュウリの塩もみ」で、カツオの酒盗のような物がそえてありました。
「お酒のお代わりを、お願いします」
「はい」
お酒に続いて3、4品目の小皿も出てきました。
皆さんお互いに会話もせず、ただ黙々とお酒をたしなんでいます。
のんびりとくつろいではいますが、そのそこにピンと張りつめた感覚があります。
「作務衣だと暑い時は大変でしょう」
「ええ、でもTシャツだと汗びっしょりになっちゃうんで、こちらの方が良いんですよ」
「なるほどね」
お客さんの間に和やかな雰囲気が広がります。
2本目のお銚子が空く頃を見計らって、お味噌汁が出てきます。
具は豆腐で、これは下町風の白みそでしょうか。
お酒だけですとどうしても水ものが欲しくなりますから、いいおつまみですね。
昭和の雰囲気を堪能した古典居酒屋でした。
「日本酒道」という物があったとしたら、ここはいい修行場になりますよ。
2008.09.17 Wednesday
こひなた@新橋
こひなた@新橋
さて、昼下がりのひと飲みはと、ここ新橋にやってきました。
さすがはサラリーマンの街新橋、真っ昼間から堂々とお酒を飲めるお店が並んでいます。
昼から営業の居酒屋さんは、ニュー新橋ビルの地下に何軒かあって、前回はそちらを訪問したのですが、今日は趣向を変えて駅の反対側に出てみました。
駅のすぐ前にある、その名も新橋駅前ビル、こちらの2号館にもぐり込みます。
ほの暗い地下街に進んで行きます。
時刻は二時半、昼間だというのに人通りは少ないし、開いているお店もまだ少ないようです。
更に進んで行くと、その一画に目指すお店「こひなた」がありました。
ここはカウンターだけの立ち飲みです。
横に長い造りで、縄のれんが下がる入り口は二ヶ所あります。
右側の入り口から入りますと。
「いらっしゃいませ」
店員のおばあちゃんが迎えてくれます。
「何になさいますか」
「ホッピー(350円)を下さい」
まずは空のお皿が目の前に置かれます。
見回しますと、他のお客さん達の前にも、一人に一つづつお皿が置いてあって、その中には小銭が入っています。
この店は「キャッシュオンデリバリー」で、このお皿がお釣りを入れる皿なんですね。
さっそくお財布から千円札を取り出して、そのお皿に置きます。
ホッピーと氷を入れたグラスでショーチューが出てきました。
「鯨刺し(300円)お願いします。
このお店はほとんどのつまみが200円で、貼り紙にも「つまみ全品200円」と書いてありますが、この鯨刺しはちょっぴり高価なんですね。
でも立ち飲みの居酒屋で鯨刺しとは、意外な組み合わせですね。
壁には「店主が南氷洋で捕ってきた鯨」と書いてありました。
「はい、鯨です」
オバチャンは手慣れた手つきでお皿からお札を取り、お釣りをそこに入れてくれます。
先客は4人でいずれもご年輩の方です。
皆さん顔見知りなのか、あれこれと世間話に花が咲きます。
私の席のちょうど真上にテレビがあって、残念ながらうまく見えないので、首をかしげながらそちらを見ます。
のんびりと時間がたって行きます。
ここでグラスが空き、ナカ(ショーチュー)のお代わりをします。
「すいません、ナカ(180円)お代わり」
「氷を追加しましょうか?」
「ええ、お願いします」
「煮こごり下さい」
「すいません、今日はないんです」
静岡ではあまり見かけないつまみなので、密かに期待していたんですが、みごとに振られました。
「それじゃ、煮込みをお願いします」
「すいません、それもないんですよ」
思わず苦笑いしました。
オバチャンも気の毒がって。壁のホワイトボードに書いてあるものなら間違いないと、勧めてくれました。
「じゃ、ポテトサラダ(200円)を」
小銭が不足したので500円玉を追加でお皿に入れておきます。
このポテトサラダも懐かしい味ですね。
今は早い時間帯なので空いていますが、夜には飲んべえたちで大賑わいなんでしょうね。
2杯目のホッピーも空き、ソロソロおいとましましょうか。
前払いなので、お帰りの合図は、お皿の小銭を回収するだけです。
タイミング良く
「ありがとうございました」
オバチャンが送ってくれます。
さあ次に目指すのは、伝説の居酒屋です。
2008.09.16 Tuesday
北島商店@日暮里
北島商店
北京オリンピックも無事終了しました。
今回大活躍した日本選手といえば、やっぱり男子平泳ぎで2種目2大会連続金メダルを獲得した、北島康介選手ですね。
前評判も高かったし、その期待にしっかり応えての金メダル。
まさに凄いとしか言いようがありません。
さて、今回の東京土産は、その北島選手の実家である「北島商店」に出かけました。
JR山手線で西日暮里に向かい、そこから徒歩で目的地に向かいます。
途中、自動販売機に因縁を付けているホームレス関係のお方を目撃しました。
さすがは東京、いろんな人がいます。
遠回りをして障害物を通過、西日暮里1丁目に到着しました。
目指す北島商店は何と行列ができています。
ただいまの時間は午後1時で、日差しもけっこうきつい物があります。
日よけに帽子を取り出して、行列の最後尾に並びます。
するとその後からどんどんとお客さんが押し寄せてきて、更に長い行列になりました。
私の後に並んだ方は地元の人らしくて
「何で今日はこんなに人が多いんだ?」
「この間は日曜だったのにすぐ買えたぞ」
そんな会話をしていましたが、これは運、いや巡り合わせが悪いのかな。
実はこのお店の道路を隔てた反対側にも、北島というお店があって、一族でかなり栄えているようです。
店先には、お祝いにいくつかの大きな花束が飾ってあります。
これは森光子さんからですね。
さすがにお肉を買う人はほとんど無くて、皆さん「メンチカツ」や「メンチカツサンド(580円)」を大量に購入しています。
お店のショーケースの上には、なんと金メダルが置いてありました。
まあどう考えてもレプリカだと思いますが、一瞬びっくりしますね。
北島選手のおかげでお店は大繁盛。
凄い孝行息子ですね。
10数分で私の番になって、無事購入することができました。
メンチカツは1枚140円で、具にはタマネギが多く入っていました。
メンチカツサンドはこれにソースを掛けてパンに挟んだものです。
家に帰ってからじっくりといただきましたが、なかなか美味しかったですね。
さすが、金メダルの味だぁ。
2008.09.15 Monday
一寸亭@谷中
一寸亭@谷中
さてお馴染みの東京遠征、今回は春に振られたリベンジをしてきました。
JR山手線を日暮里の駅で降ります。
この駅も工事中で、ぐるりと遠回りをしてしまいましたが、何とか谷中方面に出ることができました。
この道は二回目だというのに、相変わらず地図に弱い私です。
坂道を上ったり下ったりしながら、お目当てのお店にたどり着きました。
ただいまの時刻は11時50分ですが、あれまだ開店していません。
たしか11時半開店だったはずですが、12時だったかな。
仕方なくしばらくそのあたりを散策します。
やがて12時になり、お店に引き返しますが、依然として閉まったままです。
そこを通り掛かったのが中年サラリーマン3人組です。
お店の前を通り過ぎると、反対側に向かいましたが、何とそこには白い大きなのれんが掛かっています。
その文字はと見ると、「一寸亭」と書いてあります。
そう、実はこちらが店舗だったんですね。
私が待っていたお店は旧店舗で、現在はこちらでの営業なんですね。
それならすぐに入れば良かったのに、間抜けにも遅れてしまったわけです。
慌ててサラリーマンのあとに続いて入店しますが、参った、満席です。
と、思いきや、1席だけカウンターが空いていましたので、そこに座ることができました。
いやぁ危ないところでした、その後もお客さんが詰めかけてきて、繁盛しているお店なんですね。
入り口から右側に調理場と、それを囲むカウンターに7席。
左側には座敷があって4人掛けのテーブルが並んでいます。
客層は地元のお客さんが100%でしょうか。
近所のご老人方や、サラリーマンに若い労働者、そして子供を連れた家族もいます。
幼稚園児ぐらいの子供が一人前に
「ラーメンに餃子とチャーハン」
なんて騒いでいるのは微笑ましいものです。
さて、私の注文は「モヤシソバ(750円)」です。
ここ「一寸亭(ちょっとてい)」といえば昔からこのモヤシソバが有名で、東京ではけっこうよくあるメニューなんです。
厨房には清潔な白い調理着を着た職人さんが3名、キビキビと仕事をこなしています。
丁寧な仕事ぶりで、一品一品に時間がかかります。
それを見ながら(これは何を作っているんだろうか?)と推理するのもまた面白いものです。
先ほど作っていたのが「冷やしラーメン」、そしてカウンター右の先客に「タンメン」、更に「中華丼」と出てきました。
すると次が私の番です。
「モヤシソバ、おまちどうさまです」
太めの平打ち縮れ麺にたっぷりのモヤシあんかけが乗っています。
これをふうふういいながら食べますが、本当に熱いです。
昔風の醤油味で、変わらない懐かしさを感じます。
そういえば、30年ぐらい前の東京のモヤシソバはこんなスタイルが多かったなあ。
具はモヤシ以外には小間切れの豚肉がちらほらと入っているだけで、これは潔いですね。
何しろあんかけの餡が熱いので食べるのに時間がかかりますが、皆さんのんびりと食事を楽しんでおられるようです。
地域の皆さんに親しまれているお店なんだと、つくづく感じました。
それにしても久々に食べました、モヤシソバ。
どうもごちそうさま。
2008.09.13 Saturday
すんぷ夢広場
すんぷ夢広場
静岡市としては久々にできた、大型娯楽施設の「すんぷ夢広場」ですが、残念なことに今月15日をもって閉場ということにになりました。
まあこうなってから出かけるのもなんですが、一度は行ってみようと言うことで、車を飛ばします。
久能街道を静岡方面から進んで、合図の信号を右折します。
この信号は、この施設のためだけに作ったようなもので、あたりには建物も見当たりません。
けっこうお金がかかっているんですね。
暑いところを警備員の方がお二人、車の案内をしています。
そこからは一本道で、久能山に向かってまっしぐら。
すぐに目指す「すんぷ夢広場」に着きました。
係員が誘導してくれますので、空いた駐車場に車を停めます。
施設の前にある場所は満車で、2百台ぐらいは入っているようです。
私たちの後ろからは、騒音をたてるバイクの4人組がボコボコと走ってきました。
ナンバーからすると豊橋から来た中年集団のようですが、良くここを見つけたものですね。
どうでも良いけど、もう少し静かに走れないもんでしょうか。
さて、門をくぐって、入場料のかからない部分を探索します。
昔の駿府城城下町をイメージした造りで、お店が建ち並んでいますが、それほど興味を引く物はありませんでした。
「足湯」の設備があったので、そこでしばらくリラックスします。
城下町の一角には「静岡おでん」の「山ちゃん」が出ていました。
この飲食街も、もう少し色々な目玉商店が集まれば、面白かったんでしょうか。
やはり集客力に難点があったようです。
もともと静岡人は飽きっぽいので、あれこれとイベントを打たないと、継続させてゆくのは難しいですね。
それにしてもまだ夏は終わっていない、けっこうな暑さです。
所々に霧のシャワーが出ていて、涼を演出していますが、とても追いつきません。
これは温泉に入らないと間が持たないなあ。
一通り見物しましたが、無料ゾーンには面白そうな場所はありませんでした。
まあケチな私たちが悪いんですけどね。
短期間での撤退とは、今ひとつコンセプトが時勢に合っていなかったんでしょうか。
閉場は残念ですが、景気もなかなか回復しませんし、やむを得ないのかな。
2008.09.12 Friday
福助@人宿町
福助
今日の飲み会は人宿町の「福助」です。
このお店も静岡では老舗の居酒屋で、安心して飲むことができます。
なんと言っても客層が良いので、うるさいと言うことがないんで嬉しいんですね。
まあたまには外れもありますが、いつ言っても騒がしい(賑やかとは別の意味です)お店は、ご遠慮したいところです。
さて、6時過ぎのお店は空いていて、4人掛けのテーブル席に着きます。
まずはお決まりの生ビールで乾杯。
突き出しはいつもの通りに5品ほどの小鉢を出してくれます。
この中からお好きな物をどうぞというわけです。
今日は、「生しらす」「衣かつぎ」「茹で落花生」「酢の物」などですが、私はもちろん「生しらす」をいただきました。
こういうシステム、なぜ他のお店ではやらないんだろうなあ。
料金を取るんですから、お客の好みに合わない物は、出すべきではないと思いますが、どうなんでしょうか。
さて、つまみには以前いただいて美味しかった「特製もつ鍋」を2人前お願いします。
このモツが新鮮で、なかなかの物なんです。
それまでのつなぎにと、「イカ刺し」「サンマ刺身」などもお願いしました。
このお刺身も綺麗に盛りつけてあって、食べるのが勿体ないくらいですね。
やはり日本料理は見た目が大事です。
お酒のお代わりに、珍しい物をと「生わさびサワー」をたのんでみました。
これは何と生わさびの摺り下ろしを入れたショーチュー割りです。
ぴりりと辛くて、お酒が進みます。
しかし同じ生わさびでも、家庭で摺り下ろすと、サッパリ辛くないのに、さすがに職人さんが下ろした物は違います。
ほんの少しでもぴりりと来る辛さで、まるで別物ですね。
さてお待ちかねの「特製モツ鍋」です。
別皿のニンニクスライスと刻み唐辛子を全部入れてしまいますが、大丈夫かな。
グツグツと煮えてきました。
この、暑い時期に食べる鍋料理というのも乙なもので、暑気払いには良いものですね。
ぷりぷりとした新鮮なモツがたまりません。
今回は写真がない、というか無くなってしまったわけでして、それが残念です。
食べ終えたあとは、蒸し麺を入れてシメにします。
この麺がユニークで、歯応えもあって、独特の味でした。
「夏の終わりのモツ鍋」、これはウインクに歌ってもらいたいなあ。
2008.09.11 Thursday
のっけ家@豊田
のっけ家@豊田店
まぐろの卸問屋直営の寿司丼専門店。
鮮度抜群の魚介類を丼丼(どんどん)お口へかき込んで!
こんなキャッチフレーズの、丼専門店です。
紺屋町にもあるのですが、今回は郊外にあるお店でランチをいただきました。
場所は某パチンコやさんのお隣で、大通り沿いの分かりやすいお店です。
お昼時ですが、割合に空いていてのんびりと座れました。
たくさんのメニューがあって目移りしますが、私は「あなご丼」相方は「ねぎとろ温泉玉子丼」を注文しました。
「お味噌汁50円ですが、お付けしますか?」
「じゃ、お願いします」
メニューの中にはフライもありますが、さすがにここは海鮮丼がいいでしょうね。
早いかと思いきや、意外に時間が掛かって、丼が出てきました。
まあ(丼なんだから直ぐできるんだろう)と思うのはこちらの勝手で、実際に作るには色々と手間が掛かるんでしょうね。
まずは「あなご丼」です。
ご飯は「すし飯」になっています。
ここらへんは、好みはあるかと思いますが、私は嬉しいですね。
丼は小さめですが、私には十分な量のご飯が入っています。
そこに刻み海苔を散らして焼き穴子をはみ出すようにドカンと載せてあります。
甘ダレが掛かっていて、これを崩しながらいただきます。
わさびはパックに入った物が沢山置いてあって、それを自分で追加するようです。
普段はあまり穴子ばかり食べることはないので、飽きるかと思いましたが、さすがにすし飯の力は大きく、最後まで美味しくいただけました。
お味噌汁も、50円とは思えない出来で、良かったです。
ネギとろ丼は専用のお醤油をかけるそうで、この気配りは嬉しいですね。
お寿司を腹一杯食べたい、という時はこの丼が強い味方になりそうです。
でも、だんだんに欲が出てきて、あれもこれも食べたい、という時には迷うなあ。
まあ、そんな時には「握り鮨」を食べれば良いんですけれどね。
お刺身を盛った定食などもあるようですが、フライとこの定食は普通の白ご飯ですので御注意下さい。
たまには食べたい海鮮どんぶりでした。
2008.09.09 Tuesday
水没のご報告
携帯が水没しました。
入れてあるデーターは全て消滅。
機種変更でかなりの出費になりました。
トホホ
そこで皆さんにお願いがあります。
このブログを読んでおられる方で、私のアドレスを登録されている方は、ぜひメールを送ってください。
これで登録の手間が省けますので、よろしくお願いいたします。
その時に電話番号を入れてくださいますと、更に嬉しいです。
但し、出られませんので、電話はかけないようにしてください。
昨日撮った写メが全部駄目になりましたので、更新がしばらく遅れるかも知れません。
2008.09.09 Tuesday
あなたとは違うんです
あなたとは違うんです
「私は自分自身は客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです」
福田康夫首相が9月1日夜に辞任を表明した記者会見の、最後に述べたこんな言葉がネットで話題になっています。
賛否両論があるようですが、私は良いんじゃないかと思います。
これ、今年の流行語大賞に推薦したいですね。
福田さんも、今までストレスがたまっていたんだなあと、つくづく思いました。
これで最後なんだから、言いたいこと言っちゃえ。
私は総理大臣で、タレントじゃないんだと、言外に滲ませた凄みが伝わってきます。
たまたまこの記者会見は、生放送で見ていたんですが、思わず笑っちゃいました。
どうも日本の記者さんは、総理大臣も映画俳優も、面白くなくちゃいけないもんだと考えているようで、質問にも工夫がない。
政策を批判されるんならまだしも、青二才に自分の姿勢をとやかく言われたんでは、温厚な福田さんも怒りますわな。
たまにはこういう発言も人間らしくてよろしいと思います。
選挙で盛り上がる自民党を後目に、野党の皆さんは元気がない。
民主党はともかく、社民党さんは何とかならないもんかねえ。
コメントに品がないし、内容もない。
相手にケチを付けようと言う気持ちだけが前面に出てしまって、論理性に欠けることおびただしい。
こんなんでは支持者は減ってゆくばかりですよ。
だいたい野党の皆さんは、散々福田内閣を批判していたんだから
「よく辞めた、悪いヤツだが潔いからホメてやる」
ぐらいの度量の広さを示す党首はいないものでしょうか。
誰かが言っていましたが、辞めろと言って批判し、辞めたら途端に無責任だと批判する。
こんなんじゃいつまでたっても政権交代は夢のまた夢ですね。
選挙も近いことになりそうだし、これから慌ただしくなってゆきますね。
明日は最後の青春18切符で東京巡りのため、ブログはお休みです。
2008.09.08 Monday
うなぎの科学
ウナギの科学
小澤貴和・林 征一 /編
夏バテ回復といえば、やっぱりウナギでしょう。
最近は輸入ものが減り、国産のウナギが多くなってきたようですが、偽装問題だけは気を付けていただきたいものですね。
ところで、私たちはこのウナギについて、けっこう知らないことが多いんですね。
そこでたまにはお勉強も良いんじゃないかと、こんな本を読んでみました。
まず驚いたのは、生のウナギの肉は魚の中でもっとも硬いんだそうです。
天然ゴムと同じ堅さだと言いますから、これは噛み切れませんね。
味もなく、匂いもせず、色も悪くて噛み切れない。
当然「刺身」なんかでは食べられません。
それが、調理をすることによって、大変身します。
まず、白焼きにすることによって、柔らかくなり、蒲焼きによって甘みと旨味そして香ばしさが生まれるんですね。
ウナギの肉が硬いのは、繊維タンパクであるコラーゲンが多いからです。
このコラーゲンは、動物の全タンパク質のうちでは最も多いもので、皮膚や軟骨、腱などに含まれています。
非常に硬いのですが、加熱すると水溶性ゼラチンに変性して、軟らかい肉に変身するのです。
更には「たれ」を付けて焼くことによって、味と匂いが加わり、美味しさが増すということです。
蒲焼きという調理法はとても理にかなった、優れたものだということが分かります。
さて、ウナギは海で産卵します。
成長したウナギは海に出て、日本ですと2千キロほど離れた産卵場に向かいます。
実は、このあたりの詳しい研究はまだなされていないのだそうです。
そこで産卵を終えた親ウナギは、その一生を終えます。
卵からかえった幼生は、そこで成長し、やがて故郷の川に帰るために旅立つのです。
ではなぜそんな面倒なことをするのかというと、ちゃんと理由があるんですね。
それはウナギ目幼生の食生活にあります。
ウナギ目幼生は、動物プランクトンが排泄したカスや、生物が死んで分解した遺物や溶存する有機物、更には尾虫類という生物が脱ぎ捨てた抜け殻などを餌としているんです。
これらは栄養的にはかなり劣るので、通常の生物は食べません。
しかし海水中には多量に存在するので、このメリットが補って余りあるんですね。
これによって、ウナギ目幼生は他の種族との競合を避けているわけです。
しかし餌の栄養価が低いので、成長は遅く、6ヶ月あまり(ヨーロッパウナギでは1年)掛かるといいます。
成長したウナギは、また日本列島へと戻ってきて、最終的には我々のお腹にと収まってゆくのですが、それにしても長い旅ですね。
皆さんウナギを食べる時は大自然の恵みに感謝しましょうね。
2008.09.06 Saturday
魔王ジョロキア
魔王ジョロキア
なんと言っても「新・世界一辛いトウガラシ」です。
新聞や雑誌テレビにもあれこれと取り上げられていて、ここは一度味わってみなければと、さっそく購入しました。
「すっぱい悪夢の夏」
と副題があって、ハーブとレモンでウマすっぱ辛イイ!
そんなそそる文句が書いてありました。
これまでは、辛さ一番といえば「ハバネロ」でした。
自慢じゃないですが、これぐらいはなんとかいけます。
といっても、一度に食べれば地獄絵図が待っていますから、チビチビと行っての話ですがね。
まあ夏でもありますし、刺激的な辛さも新陳代謝を活発にするから良いもんです。
さっそく開けてみますと、こんな感じでした。
形は「ハバネロ」によく似ていて、ポテトを整形したものですね。
大きさも同じぐらいで、太めの指輪といった感じでしょうか。
さっそく一つ取って、口に放り込みます。
まあ、いくら辛いと行っても気を失うぐらいじゃないだろうと、甘く見ていました。
もぐもぐと噛みますが、たいしたことはない。
しかしここで見くびってはいけないと、多少長めに噛んで様子を見ます。
すると、き、きました。
ずーんと突き抜ける辛さが襲ってきたのです。
これは辛さの質が違います。
辛いんではなく、痛いという感じです。
でも、こんな小さなお菓子たった一個です。
なんとか飲み込んでしまいましたが、まあ大丈夫でした。
続けて一つ、もう一つ。
ここらへんで効いてきました。
やはり、痛い辛さです。
これは1回に5個までが限度です。
同じシリーズの「ハバネロ」とは格段に違います。
これ一袋で2、3ヶ月は十分持ちそうです。
辛いのに興味がある方、今回も凄いですよ。
ぜひお試し下さい。
2008.09.05 Friday
ナンプレ WIDEMAX
ナンプレWIDE MAX
またこんな雑誌を買ってしまいました。
どうも一つの物にのめり込む習性があって、直る気配はないもようです。
前回は3ヶ月前で、この雑誌を初めて見て、即座に購入しました。
以来3ヶ月、暇さえあればパズルをやっている状態で、まあ良く飽きないものだね。
これが適度に難しくて、ツボにはまっているんですね。
「ナンプレ」とはお馴染みの、1から9までの数字を入れてゆくパズルで、「数独」とも呼ばれています。
私がやるのはこれを組み合わせた「複合ナンプレ」です。
あれこれと数字の組み合わせを考えながら、解いてゆきますが、まあ時間が掛かります。
薄い雑誌で、お値段は490円ですが、3ヶ月掛かっても全部は やり切れません。
オマケとして全問に懸賞が付いています。
解いたあとで、指定された数字を書いて送ると商品が当たるんですね。
これもけっこう楽しみですが、まだ当たったことはありません。
いずれにせよまた年末まで、パズル三昧の日々です。
これでまた本を読む時間が少なくなってしまうなあ。
2008.09.04 Thursday
すき家で牛丼
すき家で牛丼
「牛丼」というもの、たまに食べたくなる時があります。
(そういえば最近牛丼を食べてないなあ)
思い付いたのが運の尽き。
そういえば家の近くに、新しく「すき家」ができたんだったと思いだし、さっそく出かけてきました。
時刻は11時半ですが、けっこう混み合っているので驚きました。
街のど真ん中ならいざ知らず、こんな住宅街でも混むんですね。
見渡すとサラリーマン風は少なく、ご年輩の方がけっこういらっしゃいました。
こういうところが繁華街と違うところですね。
メニューが多くて目移りしますが、やはり「牛丼(350円)」をお願いします。
しかし吉野家以上にメニューが多いです。
すぐあとに来たご年輩の方は、店員さん相手にあれこれと悩んでいましたが、無理もありません。
丼ものかカレーというところは共通していますが、上に掛ける物の種類が多いですね。
これなら毎日来ても飽きないかな。
待つほどもなく牛丼が出てきました。
七味と、紅生姜ならぬピンク生姜を乗せて食べます。
最近は小食なのでこのぐらいで十分ですね。
今度は野菜サラダとお味噌汁のセット(100円)を付けても良いな。
食べているといきなりどやどやと団体のお客が入ってきました。
子供連れのお母さん集団で、店員に
「14、5人だけどいい?」
まさかお断りしますという店員はいません。
奥の方のテーブル席の辺り一帯を占拠して、賑やかに座ります。
子供は幼稚園児ぐらいでしょうか。
じつにわいわいがやがやと賑やかです。
これから正午を迎える混雑時だというのに、大変なことですね。
食べるのにも時間が掛かるし、その後も長いんだろうなと、多少心配になりますが、これも客商売の辛さでしょうか。
ところで、今はテレビでも大きく宣伝中の「キン肉マンまつり」で、サービス券をくれました。
スクラッチは外れましたが、次回は290円(だからニク券)でいただけます。
これはもう一回行くべきかな。
2008.09.03 Wednesday
ニューカヤバ2
ニューカヤバ2
その貴重品というのはこれです。
なんと「お酒の自動販売機」なんですね。
中央の受け口にコップを入れて、100円玉を投入すると、ジョボジョボッとアルコールが出てきます。
そしていろんな種類(あ、酒類かな)のものがあります。
これはショーチューの「さつま白波」です。
他のショーチューに、泡盛の販売機もありました。
ウイスキーの自動販売機もあります。
このレトロな感じは必見ものですね。
全国で何台が現存してるんでしょうか。
コップに受けると、百円でこれぐらいの分量になります。
ここに備え付けの氷や水を入れていただきます。
「さつま白波」はお湯割りで飲んでいる方が多かったようです。
こちらは日本酒の自動販売機です。
ご親切なことに、「ひや酒」と「かん酒」が選べるんですね。
こんな機械に囲まれて飲むのは実に楽しいもんです。
いくらでもお酒が出てくる、(まあ、お金さえ入れればですが)夢の販売機です。
お店はだんだんにお客さんが入ってきました。
「こちらいいですか?」
中年のサラリーマン二人連れが、私のテーブルにやって来ました。
手慣れたもので、ビールにつまみを二品、そしてお湯割りで白波をいただいています。
私も2品目のつまみは、まぐろぶつ(300円)を取ってきました。
ウイスキーの水割りと共にいただきます。
ようやく焼き鳥を焼くお客さんが出てきたので、しばし見学します。
手捌きも慣れたものですね。
相席のサラリーマンさんは、常連のようで、回ってきたご主人と世間話をしています。
趣味の釣りの話題で盛り上がっています。
最近は前の川でも魚が捕れるようになったそうです。
忘れてしまって詳しくは書けませんが、たしかハゼは食べられて、イサキはだめだという話を大爆笑で披露されていました。
酒場の和気藹々とした雰囲気は何よりのご馳走ですね。
お客さんも三々五々集まって、だいぶ賑やかになってきました。
自動販売機は100円を3回、3種類の比べ飲みでした。
この自動販売機が面白くて、つい飲み過ぎてしまいそうなので、今日はこのあたりで失礼しましょう。
立ち飲みなので誰に挨拶するわけでもなく、のんびりと席を立ちます。
もちろん使い終わったお皿にコップは、自分で返却口に返して行きます。
いやあ、ユニークな酒場でした。
2008.09.02 Tuesday
ニューカヤバ@茅場町
ニューカヤバ@茅場町
さて、本日のメインイベントはというと、これが面白いところなんです。
まずは、新宿3丁目でメトロに乗り、茅場町の駅に着きます。
そこから歩いて数分、霊岸橋のたもとにこの店はあります。
まず入り口からして、変わっています。
目印の赤ちょうちんを見つけて、近づいてみると、これはガレージです。
ごていねいに、乗用車が2台停められています。
お客さんはこの間をすり抜けて、入り口に向かうことになります。
駐車場の奥に縄のれんが掛かった入り口が見えます。
そこをくぐり抜けると、かなり広いお店がありました。
ここは全席立ち飲みのお店「ニュー・カヤバ」なんです。
「こんにちは」
午後5時の開店で、今は15分過ぎですが、なんと一番乗りになってしまいました。
初めて入るお店で一番乗りは、勝手が分からないので、少し不安になります。
特に「立ち飲み」のお店は、色々と隠れた暗黙のルールがあったりして、いちいち聞くのもはばかられるんですね。
そう思っても、まあ仕方がないですから、まずはカウンターに向かいます。
お店の造りは、正面左手が販売所で、冷蔵ケースにビールが冷やしてあります。
テーブルの上には、小鉢に盛られたつまみがずらりと並んでいて、これから適当なものを取るスタイルのようです。
中央には大きめの丸テーブルが一列に並んでいて、立ち飲みですからもちろん椅子はありません。
「ビールは自分で出すんですか?」
30代後半ぐらいの、精悍な体をしたご主人が一人、開店直後の支度をしています。
「あ、キリンか、サッポロかありますが」
「じゃ、サッポロを」
ご主人が栓を抜いてくれ、上にコップをかぶせて差し出します。
なるほどこれなら片手で持ち運べますね。
「520円です」
定番の「キャッシュオンデリバリー」です。
つまみは何にしようかなと、テーブルの上を見ますと、美味しそうなたこブツを発見。
「これ一つ」
「300円です」
獲物を両手にして意気揚々と席に向かいます。
ちょうど正面一番奥の窓際が荷物置き場になっているようで、そこに荷物を置いて、前のテーブルに着きます。
窓から外の川が覗かれます。
目の前を流れているのは、隅田川の支流の亀島川。
この川もだいぶ浄化が進んだようで、悪臭などはせず、ゆったりと流れています。
広い店内を一人で独占して、川の流れを見ながら乾杯です。
店の左手奥にあるのは、名物の焼き鳥の「焼き台」
この店では焼き鳥は焼き上げまでのセルフサービスです。
選り取りみどり1本100円の生の焼き鳥を購入してきて、それを自己責任で焼くんですね。
ちゃんとタレも脇に置いてあります。
いい年したオッさん達が、嬉しそうに焼き鳥を焼いているのは、微笑ましいものですね。
さてさて、実はこのお店には非常に珍しい販売機があるんです。
東京広しといえども、たぶんここだけにしか無いという珍品です。
で、それは何かと言いますと。
後半に続く
2008.09.01 Monday
日本再生酒場 い志井@新宿
日本再生酒場 もつやき処 い志井
末広亭を出て、真っ正面になにやら怪しい酒場があります。
大きく掲げられた看板には「日本再生酒場」という、何ともレトロな文字が輝きます。
ここは開店が3時という、飲んべえの天国なんですね。
「いらっしゃいませ」
店員さんの声に誘われて、ふらふらっと中に引き寄せられたのも、致し方のないことです。
とはいえここは「立ち飲み」ですから椅子はなく、カウンターの空いている場所に向かいます。
正面中央に焼き場、奥に調理場があって、それをコの字形にカウンターが囲みます。
コの字の角のあたりに向かいますと、店員さんがボール紙に書かれたメニューを差し出します。
立ち飲みには珍しく、サービスがよいですが、もちろんそれには理由があるわけです。
さて、お店はほぼ7分の入りです。
まだ日の高い時間にこの繁盛ですから、さすがは新宿ですね。
「お飲物は?」
「生、お願いします」
さっそく出てきました生ビールですが、ジョッキがキンキンに冷えています。
うーん、この冷え冷えのビールが喉に浸み渡ります。
フローズンビールのような状態で、実に旨いです。
お店の中は、昭和30年代のイメージで、懐かしい「キンチョール」の看板などが飾ってあります。
おつまみは「レバテキ」をたのみました。
キャベツの一夜漬けが小皿に出てきました。
メニューに「お通しキャベツ(315円)」としっかり書いてありますから、これなんでしょうね。
これは考え方の違いですから仕方ないですが、立ち飲みでお通し料を取るのは、不満なところです。
だって、お通しは席料ですね。
立ち飲みなのに席料を取るのはなんだかなあ?
しかも、好きでもないこのキャベツで315円とは、辛いなあ。
客層は若いお客さんがほとんどです。
中年以上のお客さんは私一人だけかも知れませんね。
隣にいるのは20代の女性二人連れで、美味しそうにビールを飲んで、焼き鳥を囓っています。
「レバテキです」
これは固まりにしたレバーを焼いて、表面をこんがりさせたところで、これを刺身に引き、胡麻油と刻んだ葱をかけたものです。
周りだけが焼かれていて、中は生のままですから、ほとんどレバ刺しと同じですね。
一口ほうばると、口の中でレバーがとろけます。
なるほどこういうお洒落な食べ方もあるんですね。
値段の設定は標準的な立ち飲み屋の感覚で言いますと、ややお高い設定です。
それでも繁盛しているのはこの洒落た雰囲気と、場所でしょうか。
店員が元気良すぎて、どうも落ちつきませんが、これで回転を良くしてるのかな。
飲み物のお代わりは、「チューハイ」でいきます。
つまみも頼もうかと思いましたが、まだキャベツもあるしなあ。
せめてお新香にして欲しいんですが、それははかない夢です。
入店からまだ30分ですが、次があるので、今日はここまで。
「お勘定お願いします」
伝票を奥に渡してくれます。
「1560円です」
ちょい飲みにしては、良い値段ですが、大都会ですからねえ。
明るいうちに次を目指すことにしました。
- ブログのお引っ越し (05/31)
- 弁慶@紺屋町 (05/30)
- ナカミヤ@さらばレバ刺し (05/29)
- レバ刺し禁止令 (05/28)
- らあめん花月嵐@中華そば竹食堂 (05/27)
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⇒ 電気がま (11/30) - 豚龍@下島
⇒ いし (11/30) - 平成元年のベストテン その2
⇒ 電気がま (10/24) - 平成元年のベストテン その2
⇒ shake-jp (10/23) - 高揚@東中野
⇒ 電気がま (03/31) - 高揚@東中野
⇒ 原口 (03/31) - 天神屋には行かないぞ
⇒ 電気がま (08/10) - 天神屋には行かないぞ
⇒ ママ (08/09) - 三勝そば@川合
⇒ 電気がま (05/20) - 三勝そば@川合
⇒ 電気がま (05/20)
- ルミネtheよしもと@久しぶりで
⇒ https://www.newsbreak.com/news/3264401580966-chang-s-beach-maui-s-hidden-gem-featured-in-maui-now-gu (12/21) - 三好屋平和店@平和
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