2005.06.28 Tuesday
街の灯り 1
街の灯り
「街の灯り」というものを見たことが、今までに何回かある。
その中でも特に僕の記憶に残るのが屋久島の明かりだ。
かれこれ30年ほど前の夏、学生だった僕は、
友人と2人で九州旅行に出かけた。
その最南端が、故郷を遠く離れた屋久島だった。
夕刻に到着した僕たちは、ユースホステルに荷物を下ろし、
翌日の計画を立てた。
島の特産は「屋久杉」だ。
ホステルの人に尋ねると、この島はすり鉢を伏せた形で、
中央はかなりの高さになる。
その中央部に古代よりそびえ立つ巨大な屋久杉、それが1番の見ものだという。
ただし、結構距離があるので、途中の「小杉谷山荘」で1泊して、
翌日の登頂を目指すのが普通の生き方だそうだ。
それでは、朝早く出かければ、登れますかと尋ねると、
頂上は無理だが「大王杉」ぐらいまでは行けるだろうとのこと。
お金もなくもう1泊する費用を省きたかったぼくたちが、
日帰りのコースを選択したのは、当然だった。
翌日は6時に起床。少しでも時間を短縮しようと500円を奮発して、
貸し自転車を頼み、昼食の包みを手に出発した。
軽快な旅立ちだった。とにかく車というものがいない。
塗装された1本道を、スイスイとこぎ進んでいく。
空気がさわやかだ。 しかし、ここは屋久島。なんのことはない、
舗装されているのは、島を1周する道だけ。
中央へ向かう登山道は石ころだらけで、こう配もきつい。
自転車で上り坂をこぎ上がるのは、かなりの重労働だ。
それでも1時間近く、自転車を使っていたが、
歩いた方が楽じゃないかと、2人の意見が一致した。
都会と違い、放置自転車を盗む者はいないだろう。
道のわきに2台の自転車を寝かせ、2人してまた歩き続けた。
運動部の彼の足に、ぼくは多少遅れ気味になっていた。
すたすたと歩く彼を時々呼び止めながら、小休止。
「急がないと、上まで行けないぞ」
と文句を繰り返されながらも、黙々と登り続ける。
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