2011.02.08 Tuesday
光の干渉
光の干渉
先日自転車を走らせていた時の出来事です。
信号機で停止して、視線をちらりと投げかけた看板が虹色に輝いていました。
110204_1203~0001 posted by (C)電気がま
良く街角で見かける案内標識で、地上からは大分高いところに掲げてあります。
写真に撮ってみましたが、携帯ではあまりよく分かりませんね。
110204_1204~0001 posted by (C)電気がま
その看板が太陽の光を反射して、虹色にきらめいていました。
この現象は、光の干渉によるものです。
光は波としての性質を持っていて、そのために特有の現象が見られます。
そのひとつが、干渉です。
同様の現象は身近なところでもよく観察されます。
たとえば、CD(コンパクトディスク)にもこの虹色の模様が観察できます。
110206_0752~0001 posted by (C)電気がま
あるいは水たまりや道路に少量の油が漏れている時の模様もそうですし、シャボン玉に見られる模様も同じ原理です。
ではどうしてこのような現象が起こるのかということを説明します。
まず、太陽光線はさまざまな波長の光から構成されていることを思い出してください。
赤青黄色緑などというさまざまな色の光が混合されていて、それが無色に見えるわけです。
プリズムなどで光を分散させると綺麗に分かれて見えます。
次に、波の干渉現象です。
これは二つの波が重なった場合、山と山、谷と谷が重なれば強くなり(明るく見える)、山と谷が重なれば弱くなる(暗くなる)という性質です。
私が見た看板からは同じ場所から二つの光が出ていることになります。
一つは看板の表面で反射した光。
もう一つは表面の塗装膜を通過して、看板の本体によって反射された光です。
この二つの光が重なって見えるわけですが、反射した光はその分長い道のりを進んできますから、波の形がずれてきます。
それによって光の干渉がおこるわけです。
光の色によって、波長(一つの波の長さと考えればいいです)は違います。
赤い光は波長が長く、紫の光は波長が短くなります。
場所によってこの波のずれる程度が変わってくるわけです。
たまたま赤い光が重なって強くなった場所は赤く見え、少し離れると黄色の光の波が重なってこちらは黄色く見えます。
そんな具合で強く重なる色は順次ずれていきますから、ここに綺麗な虹色のグラデーションが出来上がるというわけです。
たかが看板とはいえ、綺麗なもので見ていても飽きません。
自然現象というのは面白いものですね。
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