2007.02.17 Saturday
ミルクワンタン 2
ミルクワンタン2
さて驚いたことに、すぐに出てきたのが、ニラの小口切りを散らした薄い色のスープ。
これは小さな椀に入ってレンゲを添えてあります。
同時に出されたのは小皿に乗せた口取り。
これは、コンニャクを平たく切り醤油味で煮込んだものだ。
それにもう一皿は、キュウリの浅漬け。
お酒はというと、アルミの急須に入れて出てきました。
これを自分でガラスのコップに注いで飲むという寸法だ。
この辺は割と合理的で、熱燗でも火傷の心配はない。
さて、ちょっとばかり胃の調子が心配なので、ポケットからかねて用意の胃腸薬を取り出す。
これを素早く飲み干そうとした時、若い3代目と目が合った。
すかさず、コップに入れた水を差し出されたのには、恐縮した。
この気配りと粋、さすがに老舗ではある。
二杯目の酒を頼むと、今度はハタハタを焙った物が一匹。
量もタイミングも絶妙である。
すっかり気分が良くなってしまい、〆にお目当ての「ミルクワンタン」を頼む。
この「ミルクワンタン」だが、スープはまさしく牛乳そのものだ。
ちらっと見た感じで言うと、鶏モツの煮込みを牛乳に入れ、ワンタンを加え、刻んだニラを散らした物だ。
具は、鶏のモツとじゃがいもなどの野菜類。
これはかなり大きめに切ってある。
しかしこのスープが絶妙の味だ。
とにかくこれに類した物を今まで食したことがない。
牛乳とワンタンの世にも不思議な組み合わせ。
分からない。
とにかく美味い事だけは間違いないが、この味を説明するのは、私には無理のようだ。
さすがに満腹を通り越してしまい、全部空にはできなかったが、ほとんどを飲み干してしまったのだ。
お勘定を頼むと、ぴったり二千円だったが、これもアバウトで良いと思った。
最後にデザートとして一切れのオレンジが差し出されたのには、もう感動を通り越して、畏怖の念さえ感じたほどである。
(平成4年9月の日記より)
その後何回か訪問しましたが、その度に満足させてくれます。
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