2007.08.20 Monday
哀愁の鯨ベーコン
哀愁の鯨ベーコン
昨夜は自宅での晩酌。
良いアテはないかと近所のスーパーに行きますと、おや珍しい。
お刺身売り場の片隅に目玉商品で「鯨ベーコン」が置いてありました。
悩んだのではありますが、懐かしさにかまけて、購入しました。
お値段はというと、パックは一人前ですが、ほんのひとかけらで398円。
ご丁寧に二重包装されていて、まるで宝物ですね。
思えばこの「鯨肉」、日本人には馴染みの深いものです。
昔々の学校給食創始期には、もちろんハンバーグとか若鶏の唐揚げなどのしゃれたメニューはなく、質素なものでした。
その中で、群を抜いて人気の一品といったら、「鯨の竜田揚げ」です。
当時は現在と違い、肉そのものが貴重な時代でしたから、人気も頷けます。
「唐揚げ」や「フライ」でなく「竜田揚げ」というのが大きなポイントでしてたね。
そのせいか今だに「竜田揚げ」イコール「鯨」という方程式は燦然と輝いております。
竜田揚げ以外でも、鯨肉は庶民に親しまれていて、よく食べられていたものでした。
そういえば「鯨ステーキ」なんていうのもありましたが、今では牛ステーキよりも高級品です。
世界的な情勢により、鯨は全面禁漁になってしまい、貴重品に様変わりしました。
それでも20年ぐらい前までは、「鯨ベーコン」をつまみに一杯というのは良くありました。
考えてみると鯨を食べるのは、渋谷の「くじら屋」以来かも知れません。
3年ぶりのご対面とは、寂しいかぎりですね。
さて、買ってきた「くじらベーコン」を開けてみますと、まあ分かってはいたんですが、少ないことおびただしい。
さっそくお皿に移して、酢醤油にカラシでいただきます。
昔懐かしいというか定番の、食紅で赤く縁取ってあります。
茶色の肉の部分と、白い脂身の部分がありますが、やはり脂身が一番。
この弾力のあるゼラチン質は噛み応えがあります。
噛みしめるとじんわりと口中に広がるくじらの脂。
いやあ昔懐かしいこの味です。
これはお酒が進みますね。
わびしいことに、ほんの二箸三箸で無くなってしまいましたが、忘れていた昭和を思い出しました。
哀愁漂う「鯨ベーコン」、また食べたいなあ。
追記 今週は集中講義のため更新が遅れます。
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