2007.08.27 Monday
ハーモニカ少年の孤独
ハーモニカ少年の孤独
ハーモニカというと、子供のころ小学校あたりで吹いた思い出があります。
かつては授業でハーモニカをやっていた時代もありましたが、今はリコーダーが主体でしょうか。
ブルースハープというヤツもあって、かなり古くは「ボブ・ディラン」も使っていました。
ロックでも良いし、虎舞竜がいい感じで使っていたのを思い出します。
この哀愁を帯びた音色は、人々の心に深くしみ入るのですね。
さて、このハーモニカですが、どのような仕組みで音が出るのかというと、けっこうユニークなんです。
口から吐き出された息が仕切られた箱の中を通り、横の口から出ます。
その時に金属の板を振動させて、これが音を出すわけです。
この音を出すシステムはハーモニカだけのものなのですね。
普通の弦楽器は、張られた弦を振動させて音が出ます。
弦は両端が固定されていますが、ハーモニカの板は片端だけです。
弦の長さと、線密度及び張力によって、出る音の高さ(振動数)が決まります。
これが同じ振動数だけなら良いのですが、通常の振動では、それ以外の振動数の音波も発生します。
これを高調波成分と言います。
基本の振動数に比べて、2倍3倍という整数倍の振動数の音が同時に発生しているのです。
例えばC(ハ長調のド)は264ヘルツで、この倍音は528ヘルツになります。
これが1オクターブ高い「ド」の音になるわけです。
通常の弦楽器では、両端が固定されているため、この高調波成分は基本振動数の整数倍になります。
これですと全く違和感はなく、かえって深みのある音として耳に聞こえます。
しかし「ハーモニカ」の振動ですと、そうはなりません。
詳しい解説は省きますが、整数倍ではなく、割り切れない倍数の音波が発生するのです。
そのためハーモニカは、自分以外の楽器と重なると「音が濁る」ことになります。
ハーモニカ同士ならば良いのですが、他の弦楽器などとは「ハーモニー」が乱れるのですね。
そういえば昔のバンドでハーモニカのソロを入れたことがありますが、上手くマッチしなかった。
それでオカリナに替えたら、なかなか良い感じだったことを思い出しました。
野原で少年が、一人寂しくハーモニカを吹いているのは、こんな理由があったんです。
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