2007.04.10 Tuesday
核武装論
核武装論 西部邁
北朝鮮の核問題に腹立っている日本人は多いのではないか。
結果的には失敗だったらしいが、世界中に大きな衝撃を与えた。
そもそも「非核三原則」という物には疑問を感じていたのだが、この本で納得した次第である。
日本はアメリカによる「核の傘」に守られているという幻想。
いざというときに、日米同盟は役に立つのかどうか、大いに疑問である。
確かに現代の日本人は「核」に対する意識が乏しい、あるいは間違っているように思う。
「唯一の被爆国」と威張っているが、何の役に立つのだろうか。
前々から思っていることなのだが、広島の平和記念公園にある原爆慰霊碑。
「過ちは二度と繰り返しませぬから」というのは、おかしいのではないか。
原爆を落として何十万人もの一般国民を殺害したのは、敵国であり、反省するならそちらの方ではないのか。
ジュネーブ協定による「非戦闘員を大量殺戮する事なかれ」という文言からして、原爆を落としたほうの責任と反省はないのだろうか。
今から17年ほども前にアメリカのスミソニアン博物館で「原爆展示会場」が撤去された時、強い抗議をすべきではなかっただろうか。
政治とは駆け引きであり、理想論で上手くいくわけはない。
「核」は怖くて恐ろしいものだから、皆さん持つのを止めましょう、そう言って無くなるなら、何の苦労もない。
今の北朝鮮が、ほんの申し訳程度の核兵器で、大きな成果を上げているのを見ると、結局は「パワー外交」の勝利なんだと感じる。
(もちろん、だから日本も持て、とは思いませんが)
さて、著者は必ずしも「核を持て」と言っているわけではない。
「核武装について議論せよ」と言っているに過ぎないのです。
しかし、某大臣が「核」という言葉を出しただけで、魔女刈りのように追求するマスコミや文化人。
そしてそれを取り巻く環境、それは物事の本質とは、はっきりと乖離しているようにしか思えない。
日本人的な性質で、嫌われたくない、皆さんがおっしゃるなら、という日和見的な物がある。
平和だから良いんじゃないか、敢えて波風立てないようにしよう。
そんな日本人は平和や安全がタダであると勘違いしている。
現状では平和であるためのリスクを負う必要が、既に発生している。
核を持つことについての論議をすることは、悪いことではない。
本書のサブタイトルにもあるのだが
「当たり前の話をしようではないか」
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