2007.04.19 Thursday
下戸の遺伝子
下戸の遺伝子
お酒の飲める人を「上戸」または「左党」
飲めない人を「下戸」または「右党」と呼びます。
これは大工さんが右手にげんのうを持ち、左手には「ノミ」を持つからだとか。
左手は「ノミ手」つまり「飲み手」なのですね。
ところで「お酒の飲めない人」というのは存在します。
若い頃は(何でお酒が飲めないんだろう)といぶかったものだが、体質的に飲めない人がいるのです。
自分がけっこういける口なので、「飲めないのは修行が足りないせいだ」などと思っていたが、大間違い。
お酒に弱い人は、いくら修行しても強くはなれません。
この「下戸」というのは、日本人(正確にはモンゴロイド)に特有の体質なのだという。
いわゆる「お酒に酔う」というのは、エチルアルコールによって生成された「アセトアルデヒド」の中毒症状だ。
有名な、有機化合物の酸化反応で、アルコール、アルデヒド、カルボン酸と順に酸化されていく。
飲酒されたエチルアルコールは、肝臓で酸化されて、アセトアルデヒドになる。
アルデヒドは還元性を持つので、体に対して毒性がある。
そこでそれを速やかに酸化して、カルボン酸である酢酸に変えなくてはいけない。
これを担当するのが「アルデヒド脱水素酵素」(ALDH)なのだが、ここに問題がある。
この酵素の一つALDH2の中には2種類あるのだ。
これをG型とL型として表すと、G型は能力抜群だが、L型はめちゃくちゃ弱いのだ。
アメリカ人など、モンゴロイド以外の人種は、ほとんどがG型である。
したがって、本質的に酒に弱いという人はいない。
しかし日本人を始めとするモンゴロイドは、L型を持つ者がいる。
遺伝子は両親から一つづつ受け継ぐので、合わせて二つ持っている事になる。
分析では、両方ともG型というのが56%、G型とL型であるのが36%、共にL型が4%だという。
この点だけから言うと、日本人の中で36%は「余りお酒に強くない」のだが、これは決して「飲めない」というわけではない。
いわゆる「習慣性」によってかなり飲めるようになるそうだ。
しかし4%は「全くお酒が飲めない」ということになる。
この遺伝子型の人は、ごく少量のアルコールでも中毒症状になるので、非常に危険だ。
初めから分解能力がないので、いくら修行しても酒飲みにはなれない体質なのです。
俗に「酒飲みは遺伝する」と言いますが、これは真実なのですね。
皆さん、他人に飲酒を強要してはいけませんよ。
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